JP4089708B2 - 出力方法及び出力装置 - Google Patents

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本発明は、欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力方法、及び該出力方法を適用した出力装置に関し、特にストリーミングデータ等の出力データに基づく出力開始を速やかに行い、かつ欠損箇所を補償することが可能な出力方法及び出力装置に関する。
映画、テレビジョン放送、コンサート等の様々な映像データをストリーミング配信する映像配信システムが普及している(例えば特許文献1参照)。
また最近の映像配信システムは、有線によるネットワークだけでなく、無線によるネットワーク、例えば携帯電話を受信側の装置として用いる形態にまで発展しつつあり、更に配信する映像データの多チャンネル化も推進されている。
このような映像配信システムは、配信される映像データが受信側の装置に到達するまでに様々なノイズにより映像データの一部が欠損することがある。特に映像データを無線により携帯電話へ送信する場合には、電磁ノイズによる影響だけでなく、建造物等の障害物による影響も大きいため、有線のネットワークを介しての送信以上に欠損に対する対策が必要となる。
そこで映像データの欠損を補償する方法として組織符号型の欠損補償符号方式が採用されている。欠損補償符号方式では、本来の映像データ(オリジナルデータ)を所定長のブロック単位に分割し、ブロック単位に分割したデータに欠損補償データを付加することで欠損箇所を補償可能とする欠損補償符号化を行い、欠損補償符号化を行ったデータをパケット単位に分割して送信側の装置から配信し、受信側の装置では、受信したデータからブロック単位のデータを生成し、ブロック単位のデータに基づいて欠損を補償する欠損補償復号を行う。
組織符号型の欠損補償符号方式では、例えばx,y,zという3つのデータで示されるオリジナルデータを送信側の装置から配信する場合に、データx,y,zに対して排他的論理和の関係にあるデータw(=x XOR y XOR z)を欠損補償データとして付加した上で配信する。これにより例えば受信側の装置が受信したデータがx,y,wのみであっても、データwは、データx,y,zと排他的論理和の関係にあるので、受信することができたデータx,y,wからデータxを求めることができ、オリジナルデータx,y,zを補償することができる。
図6は、欠損補償符号化を行ったデータの一例を概念的に示す説明図である。1、2、…、10、…、20、…等の数字を付したデータは、所定のデータ長に区切られたオリジナルデータである映像データを示しており、R1、R2、…等の符号を付したデータは、欠損補償データを示している。また図6に示すデータは、1、2、…、10、R1、11、…、20、R2、21、…の順に転送される。図6に示す例では、オリジナルの10個の映像データに対して1個の欠損補償データを付加することで、第1ブロック、第2ブロック、…等のブロックを形成した形態を示している。図6に示す欠損補償符号化を行った映像データを携帯電話等の受信側の装置が受信する場合において、携帯電話が受信する映像データの伝送速度が128Kbpsで、1つのブロックのブロックサイズが160Kbyteであるとすると、1つのブロックを構成する映像データの受信に要する時間は10秒となる。なおブロックを単位として欠損補償を行うので、1つのブロックのブロックサイズを大きくしてそのブロックに含まれる欠損補償データを増やせば、パケット欠損を補償する能力を高められる。
特開2004−80169号公報
しかしながら欠損補償符号化の単位となるブロックサイズが大きい程、欠損補償符号化された映像データの受信を開始してから、受信した映像データに基づいて映像の出力を開始するまでの時間が長くなるという問題がある。欠損補償符号化された映像データを受信する場合、1つのブロックの受信を完了後、受信したブロックに含まれる欠損補償符号化データに基づく欠損補償処理を行った上で、映像データに基づく映像を出力することになるからである。例えば図6を用いて説明した様に、1つのブロックを構成するデータの受信に10秒を要するとすると、データの受信を開始してから映像が出力されるまで10秒以上を要することになる。特に多チャンネル化が進み、出力させる映像を次々と切り替える、所謂ザッピングを行う場合、データの受信を開始してから出力されるまでの時間は、視聴者に対してストレスを与えることになる。
なお欠損補償符号を付加しない映像データを送信する様にした場合、受信側の装置は、1つのブロックを構成するデータの受信を待つ必要が無いので、映像データの受信を開始してから速やかに映像データに基づく映像を出力することができるが、欠損箇所が補償されないため映像に乱れが発生し易く、映像品質が低下するという問題が発生する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、映像データ等の出力データに欠損補償データが付加された配信データを受信し出力する出力装置において、出力開始時には、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行い、次いで欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行うことにより、映像品質等の出力品質の低下を防止すると共に、速やかな出力が可能な出力方法、及び該出力方法を適用した出力装置の提供を目的とする。
第1発明に係る出力方法は、欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置を用いた出力方法において、前記出力装置は、操作を受け付ける操作手段を備えており、出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行い、次いで、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行うことを特徴とする。
第2発明に係る出力方法は、欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置を用いた出力方法において、前記出力データは、映像データ及び/又は音声データに係るストリーミングデータであり、前記出力装置は、出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づき、映像データに係る動画である映像の出力及び/又は音声データに係る音声の出力を行い、次いで、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づき、映像データに係る動画である映像の出力及び/又は音声データに係る音声の出力を行うことを特徴とする。
第3発明に係る出力装置は、欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置において、操作を受け付ける操作手段と、出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う第1手段と、該第1手段による出力後、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う第2手段とを備えることを特徴とする。
第4発明に係る出力装置は、欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置において、出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う第1手段と、該第1手段による出力後、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う第2手段とを備え、前記出力データは、映像データ及び/又は音声データに係るストリーミングデータであり、前記第1手段及び第2手段の出力は、映像データに係る動画である映像及び/又は音声データに係る音声の出力であることを特徴とする。
第5発明に係る出力装置は、第発明又は第4発明において、前記第1手段による出力を開始後の時間を計時する計時手段を更に備え、前記第2手段は、前記計時手段が計時している時間が所定時間に達した場合に、出力を開始する構成にしてあることを特徴とする。
第6発明に係る出力装置は、第発明乃至第5発明のいずれかにおいて、複数チャンネルの配信データを受信する様に構成してあり、出力に係る配信データを選択する選択手段を更に備え、前記第1手段は、前記選択手段が選択した配信データに係る出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う構成にしてあることを特徴とする。
本発明では、出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行うことにより、欠損補償データが付加された一つのブロック分のデータの受信を待たずとも出力が開始されるので、配信データの受信を開始してから出力を行うまでの時間を短縮することが可能である。
また本発明では、所定の操作を受け付け後、配信データに基づく出力の開始から所定時間経過後等の所定の条件を満足した場合に、欠損補償処理を行った上で出力を行うので、映像品質等の出力品質の低下を防止することが可能である。
本発明に係る出力方法及び出力装置は、映像データ、音声データ等の出力データにブロック単位で欠損箇所を補償する欠損補償データを付加した配信データを生成し、生成した配信データをストリーミングデータとして配信する送信側の装置に対応する受信側の装置であり、配信されている配信データの受信並びに受信した配信データに係る出力データに基づく映像及び音声の出力を行う出力装置に適用する。そして出力装置は、出力開始時の出力として、配信データに含まれている出力データに基づく出力を行い、所定の操作を受け付け後、配信データに基づく出力の開始から所定時間経過後等の所定の条件を満足した場合に、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う。
この様に構成される本発明は、出力開始時には、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行うことにより、欠損補償データが付加された一つのブロック分のデータの受信を待たずとも出力が開始されるので、配信データの受信を開始してから出力を行うまでの時間を短縮することが可能である等、優れた効果を奏する。
また本発明は、所定の条件を満足後、欠損補償処理を行った上で映像及び音声を出力するので、映像の乱れ等の出力異常が発生し難く、映像品質等の出力品質の低下を防止することが可能である等、優れた効果を奏する。
なお本発明において、欠陥補償処理を行わずに出力していた状態から、欠陥補償処理を行うように切り替えた直後、欠陥補償処理に伴う遅延により、一時的に同じ映像が再出力される可能性があるが、出力を継続する場合、切り替え直後の一時的な映像の再出力は、視聴者に対して大きなストレスを与えることはなく大きな問題とはならない。
さらに本発明は、複数チャンネルの配信データを受信し、受信した複数チャンネルの配信データの中から出力させる配信データを選択する場合、特に出力に係るチャンネルを次々と切り替える、所謂ザッピングを行う場合、配信データを選択してから映像及び音声を出力されるまでの時間が短いので、視聴者に対してストレスを与えることがないという優れた効果を奏する。なお出力の開始時には、欠陥補償処理が行われないので、例えば映像の乱れが発生する虞があるが、ザッピング時における多少の映像の乱れは、視聴者に対して大きなストレスを与えることはなく大した問題とはならない。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の出力方法を適用した映像配信システムの一例を概念的に示す説明図である。図1中1は、無線通信により受信する映像データ及び音声データに基づく映像及び音声を出力する携帯電話等の出力装置である。出力装置1が受信する映像データ及び音声データは、サーバコンピュータ等の生成装置2にて欠損補償符号化された配信データとして生成され、無線基地局を介してストリーミング配信される。なおストリーミング配信される配信データには、チャンネルが割り当てられており、出力装置1は、複数チャンネルの中から選択した一のチャンネルの配信データに係る映像データ及び音声データに基づく映像及び音声を出力する。但し、夫々のチャンネルの配信データは、一の生成装置2にて生成され配信されても、また複数の生成装置2にて夫々生成され配信されても良い。
図2は、本発明の出力方法を適用した映像配信システムの構成例を示すブロック図である。携帯電話を用いた出力装置1は、各種通信処理、音声入出力処理、画像表示処理等の各種処理を制御するCPU(Central Processing Unit) 等の制御手段101と、コンピュータプログラム及びデータ等の各種情報を記録するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記録手段102とを備えている。
また出力装置1は、電話通信、ストリーミング配信される配信データの受信等の通信を行うアンテナ及び通信制御回路等の通信手段103と、通信手段103が受信した複数チャンネルの配信データの中から出力させるチャンネルに係る配信データを選択する選択手段104とを備えている。なお当実施の形態では、電話通信及び配信データの受信で、通信手段103を共有する形態を示しているが、夫々の通信毎に通信手段103を設ける様にしても良い。
さらに出力装置1は、受信した欠損補償符号化された配信データを一時的に記録するキャッシュメモリを有し、キャッシュメモリに記録した配信データに対して欠損を補償する処理を実行する集積回路等の欠損補償復号手段105と、配信データが映像データ及び音声データの原データをMPEG(Motion Picture Expert Group) 等の符号化形式にて圧縮符号化されたデータである場合に、伸長復号して映像データ及び音声データの原データを生成する集積回路等の伸長復号手段106とを備えている。なお欠損補償復号手段105及び伸長復号手段106として集積回路を実装するのではなく、記録手段102に記録したコンピュータプログラムを実行することにより、欠損を補償する処理を実行する様にしても良い。
さらに出力装置1は、マイク及び音声処理回路等の音声入力手段107と、スピーカ及び音声処理回路等の音声出力手段108と、英数字及び各種命令等のキー入力を受け付ける押釦等の操作手段109と、キー入力された情報及び送受信する情報等の各種情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示手段110と、時計及びタイマ回路等の計時手段111とを備えている。なお操作手段109としては、配信データに基づく映像及び音声の視聴の開始及びチャンネルの選択を行う選択釦109a、欠損の補償処理を開始させる欠損補償処理開始釦109b等の押釦が配設されている。
生成装置2は、装置全体を制御するCPU等の制御手段21と、配信する映像データ及び音声データの原データを記録するハードディスク等の記録手段22と、記録手段22に記録されている映像データ及び音声データの原データをMPEG等の符号化形式にて圧縮符号化する圧縮符号化手段23と、圧縮符号化手段23により圧縮符号化された映像データ及び音声データ(出力データ)をブロック単位に分割して欠損を補償する欠損補償データを付加した配信データを生成する欠損補償符号化手段24と、基地局を介して配信データを配信する通信手段25とを備えている。なお本発明の出力方法を、コンサート、市街地等の撮像対象を撮像しライブ配信する映像配信システムに適用する場合、記録手段22に映像データ及び音声データを予め記録しておくのではなく、カメラ等の撮像手段を用いた撮像により映像データ及び音声データを生成し、生成した映像データ及び音声データを圧縮符号化及び欠損補償符号化して配信データを生成する様にしても良い。また予め圧縮符号化した映像データ及び音声データを記録手段22に記録する様にしても良く、その場合、圧縮符号化手段23は不要となる。また生成装置2から出力装置1へ配信データを配信する速度が十分に高い場合、圧縮符号化せずに映像データ及び音声データの原データを配信する様にしても良い。
次に生成装置2から配信される配信データについて説明する。図3は、本発明の出力方法を適用した映像配信システムにて用いられる生成装置2から配信される配信データの一例を概念的に示す説明図である。図3中、1、2、…、10、…、20、…等の数字を付したデータは、所定のデータ長に区切られた出力データである映像データ及び音声データを示しており、R1、R2、…等の符号を付したデータは、欠損補償符号化手段24にて付加された欠損補償データを示している。そして図3に示すデータは、1、2、…、10、R1、11、…、20、R2、21、…の順に配信される。欠損補償データは、所定のデータ長に区切られた所定個のデータに対して排他的論理和の関係にあるデータであり、所定個のデータに欠損補償データを付加することにより、第1ブロック、第2ブロック、…として示す欠損の補償処理の単位となるブロックを構成する。図3に示す例では、所定のデータ長に区切られた10個の映像データ及び音声データに対して1個の欠損補償データを付加することで1つのブロックを構成している。
また欠損補償データを付加する欠損補償符号化により生成された配信データは、ブロックよりデータ長が小さい送信単位であるパケット単位で生成装置2から配信される。なお各パケットには、配信データのチャンネルを示す符号がヘッダ情報として示されている。
次に本発明の出力方法を適用した映像配信システムに用いられる各種装置の処理について説明する。図4は、本発明の出力装置1の出力処理を示すフローチャートである。出力装置1から出力される映像及び音声を視聴する視聴者は、出力装置1を操作して、配信データを受信し、映像及び音声を出力させる操作を行い、更に視聴するチャンネルを選択する。出力装置1は、制御手段101の制御により、選択釦109aから視聴の開始及びチャンネルの選択を行う操作を受け付け(ステップS1)、通信手段103にて配信データを受信し(ステップS2)、受信した配信データの中から選択されたチャンネルの配信データを、選択手段104にて選択し(ステップS3)、選択された配信データを欠損補償復号手段105が有するキャッシュメモリに記録する(ステップS4)。ステップS3におけるチャンネルの選択は、配信データの受信開始時又はチャンネルの切替時に行われる。
そして出力装置1は、制御手段101の制御により、記録した配信データに含まれる出力データである映像データ及び音声データを抽出し(ステップS5)、抽出した映像データ及び音声データに基づいて、表示手段110及び音声出力手段108から映像及び音声の出力を開始する(ステップS6)。なお抽出した出力データである映像データ及び音声データが、圧縮符号化されたデータである場合、伸長復号手段106にて伸長復号した上で映像及び音声を出力する。本発明の出力装置1は、ステップS5〜S6に示す様に、選択された配信データの出力開始時の処理として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う。
ステップS5〜S6にて示した処理により、映像及び音声の出力を開始した出力装置1は、計時手段111にて、出力を開始してからの時間を計時しており、計時手段111が計時している出力開始後の時間が所定時間に達した場合、計時手段111は欠損補償処理を開始させる割込命令を発生させる。また計時手段111が計時している出力開始後の時間が所定時間に達していない場合であっても欠損補償処理開始釦109bから欠損補償処理を開始させる操作を受け付けたとき、欠損補償処理開始釦109bは欠損補償処理を開始させる割込命令を発生させる。
出力装置1は、制御手段101にて、欠損補償処理を開始させる割込命令の発生の有無を検出し続けており(ステップS7)、割込命令の発生を検出した場合(ステップS7:YES)、欠損補償復号手段105により、キャッシュメモリに記録した配信データに含まれる欠損補償データに基づいて、出力データである映像データ及び音声データの欠損補償処理を行い(ステップS8)、欠損補償処理を行った映像データ及び音声データに基づいて、表示手段110及び音声出力手段108から映像及び音声の出力を開始する(ステップS9)。ステップS8〜S9にて欠損補償処理を行った映像データ及び音声データに基づく映像及び音声の出力を開始する時、ステップS5〜S6の欠損補償処理を行わない映像及び音声の出力は停止される。また欠損補償処理を行った出力データである映像データ及び音声データが、圧縮符号化されたデータである場合、伸長復号手段106にて伸長復号した上で映像及び音声を出力する。本発明の出力装置1は、ステップS7〜S9に示す様に、配信データに含まれる出力データに基づく出力を開始後、欠損補償処理を開始させる割込命令の発生を検出した場合、欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う。
なお図4を用いて説明した出力処理中に、再度チャンネルの操作を受け付けた場合、受け付けた操作に基づいて、出力処理を再スタートする割込命令を発生させ、ステップS1に戻り、以降の処理を繰り返す。即ち出力に係るチャンネルを次々と切り替える、所謂ザッピングと呼ばれる操作を受け付けた場合、チャンネルが切り替えられる都度、ステップS1からの処理を繰り返すことになる。
図5は、本発明の出力装置1が受信した配信データの一例を概念的に示す説明図である。図5中、1、2、…、10、…、20、…等の数字を付したデータは、所定のデータ長に区切られた出力データである映像データ及び音声データを示しており、R1、R2、…等の符号を付したデータは、欠損補償データを示している。そして出力装置1は、図5に示すデータを、1、2、…、10、R1、11、…、20、R2、21、…の順に受信する。欠損補償データは、所定のデータ長に区切られた所定個のデータに対して排他的論理和の関係にあるデータであり、所定個のデータに欠損補償データを付加することにより、第1ブロック、第2ブロック、…として示す欠損の補償処理の単位となるブロックを構成する。出力装置1は、出力データ及び欠損補償データにて構成される配信データを受信し記録すると、ステップS5〜S6の処理により、第1ブロックを形成する全てのデータを受信していなくとも、図5に1、2、…として示す出力データを抽出し、抽出した出力データに基づく出力を開始する。ステップS5〜S6の処理による出力を開始する時点において、R1として示す欠損補償データを受信しておらず、第1ブロックを形成する全てのデータを受信していない場合であっても、1、2、…として示す出力データを受信していれば、出力装置1は、欠損の補償処理を行うことはできないが、出力データに基づく出力を開始することができる。
また欠損補償処理を開始する時点において、出力装置1が、第3ブロックに属する22として示される出力データまで配信データを受信し記録している場合、ステップS8〜S9の処理により、先ず第2ブロックに属する11〜20の数字を付した出力データ及びR2の符号を付した欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を開始する。従ってこの時点で、第2ブロックに属する11〜20の数字を付した出力データに基づく出力処理を開始している場合、同じ映像及び音声が出力されることになるが、一時的なものであり、これにより視聴者が大きなストレスを感じることはないと考えられる。なお欠損補償処理を開始する時点において、出力装置1が、第1ブロックに属する2として示される出力データまで配信データを受信し記録している場合、R1の符号を付した欠損補償データを受信するまで、ステップS5〜S6の処理により出力を開始する。
前記実施の形態では、映像データ及び音声データをストリーミング配信するシステムに適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、映像データ又は音声データを配信するシステムに適用する等、様々な形態に展開することが可能である。
また前記実施の形態では、携帯電話を出力装置として用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、携帯電話以外の通信装置であっても良く、また有線のネットワークを介して映像データ及び音声データを配信する等、様々な形態に展開することが可能である。
本発明の出力方法を適用した映像配信システムの一例を概念的に示す説明図である。 本発明の出力方法を適用した映像配信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の出力方法を適用した映像配信システムにて用いられる生成装置から配信される配信データの一例を概念的に示す説明図である。 本発明の出力装置の出力処理を示すフローチャートである。 本発明の出力装置が受信した配信データの一例を概念的に示す説明図である。 欠損補償符号化を行ったデータの一例を概念的に示す説明図である。
符号の説明
1 出力装置
104 選択手段
105 欠損補償復号手段
108 音声出力手段
109 操作手段
109a 選択釦
109b 欠損補償処理開始釦
110 表示手段
111 計時手段
2 生成装置
24 欠損補償符号化手段

Claims (6)

  1. 欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置を用いた出力方法において、
    前記出力装置は、
    操作を受け付ける操作手段を備えており、
    出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行い、
    次いで、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う
    ことを特徴とする出力方法。
  2. 欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置を用いた出力方法において、
    前記出力データは、映像データ及び/又は音声データに係るストリーミングデータであり、
    前記出力装置は、
    出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づき、映像データに係る動画である映像の出力及び/又は音声データに係る音声の出力を行い、
    次いで、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づき、映像データに係る動画である映像の出力及び/又は音声データに係る音声の出力を行う
    ことを特徴とする出力方法。
  3. 欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置において、
    操作を受け付ける操作手段と、
    出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う第1手段と、
    該第1手段による出力後、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う第2手段と
    を備えることを特徴とする出力装置。
  4. 欠損箇所を補償する欠損補償データが出力データに付加された配信データを受信し、受信した配信データに係る出力データに基づく出力を行う出力装置において、
    出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う第1手段と、
    該第1手段による出力後、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて、欠損補償データに基づく欠損補償処理を行った出力データに基づく出力を行う第2手段と
    を備え、
    前記出力データは、映像データ及び/又は音声データに係るストリーミングデータであり、
    前記第1手段及び第2手段の出力は、映像データに係る動画である映像及び/又は音声データに係る音声の出力である
    ことを特徴とする出力装置。
  5. 前記第1手段による出力を開始後の時間を計時する計時手段を更に備え、
    前記第2手段は、前記計時手段が計時している時間が所定時間に達した場合に、出力を開始する構成にしてある
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の出力装置。
  6. 複数チャンネルの配信データを受信する様に構成してあり、
    出力に係る配信データを選択する選択手段を更に備え、
    前記第1手段は、前記選択手段が選択した配信データに係る出力開始時の出力として、配信データに含まれる出力データに基づく出力を行う構成にしてある
    ことを特徴とする請求項乃至請求項5のいずれかに記載の出力装置。
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