JP4089592B2 - 電子鍵盤楽器用スピーカボックス - Google Patents
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この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、演奏者および観客の双方に対して同時に良好な特性の楽音を放音できる電子鍵盤楽器用スピーカボックスを提供することを目的としている。
請求項1記載の電子鍵盤楽器用スピーカボックスにあっては、電子鍵盤楽器の鍵の配列方向に沿う複数の側面を有する略柱状の筐体(30)と、前記複数の側面のうち前記電子鍵盤楽器の前方に面する第1の側面(30FL)に設けられ、一の高音用スピーカ(31FL)と一の低音用スピーカ(32FL)とを少なくとも有する第1のスピーカユニットと、前記複数の側面のうち前記電子鍵盤楽器の後方に面する第2の側面(30B)に設けられ、前記第1のスピーカユニットの高音用スピーカに対して相互に背面を対向させるように設けられた一の高音用スピーカ(31BR)と、前記第1のスピーカユニットの低音用スピーカに対して相互に背面を対向させるように設けられた一の低音用スピーカ(32BR)とを少なくとも有する第2のスピーカユニットとを有し、前記第1および第2のスピーカユニットの各スピーカの開口面は斜下方に向かって傾斜し、前記第1のスピーカユニットの垂直面に対する傾斜角度(θF)は前記第2のスピーカユニットの垂直面に対する傾斜角度(θB)よりも大きいことを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の電子鍵盤楽器用スピーカボックスにおいて、前記第1および第2のスピーカユニットの双方から楽音を発音する第1の動作モード、または前記第2のスピーカユニットを消音状態にしつつ前記第1のスピーカユニットから楽音を発音する第2の動作モードのうち一方を選択する動作モード選択手段(106,108)をさらに有することを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項2記載の電子鍵盤楽器用スピーカボックスにおいて、前記第1のスピーカユニット内の何れかのスピーカに供給する音声信号のフィルタリングを行う第1のネットワーク回路(102FL,104FL)と、前記第2のスピーカユニット内の何れかのスピーカに供給する音声信号のフィルタリングを行う第2のネットワーク回路(102BR,104BR)とをさらに有し、前記動作モード選択手段は、前記第1の動作モードにおいては前記第1および第2のネットワーク回路に前記音声信号を供給するとともに、前記第2の動作モードにおいては前記第2のネットワーク回路に対する前記音声信号の供給を遮断しつつ前記第1のネットワーク回路に前記音声信号を供給するものであることを特徴とする。
次に、本発明の一実施例の電子鍵盤楽器の構成を図1,図2を参照し説明する。
図において10は電子鍵盤楽器のフレームであり、正面方向から見て長方形、側面方向から見て五角形の枠状に形成されている。
20は鍵盤部であり、フレーム10の上部全体に配設されている。そして、鍵盤部20は、上鍵盤部と下鍵盤部とからなり、それらの長手方向に沿って各々複数の鍵が配列されている。22は鍵盤部20の蓋部であり、開閉自在になっている。鍵盤部20の下方には、鍵盤部20が配設される平板状の棚板14が設けられ、その下面には、断面台形の四角柱状に形成された電子回路・スピーカ部30が装着される。
まず、同図(a)において、電子回路・スピーカ部30は側面形状が台形状であり、電子回路・スピーカ部30の上面および底面は平行な平板状に構成されている。電子回路・スピーカ部30の正面および背面は、それぞれ垂直面に対して内側に向かって傾斜しており、正面傾斜角θFは「20°」、背面傾斜角θBは「10°」に設定されている。
本実施例の特徴の一つとして、このように、正面、背面において傾斜角が異なることが挙げられる。まず、背面傾斜角θBは、電子鍵盤楽器を一般的なコンサートホールの舞台上に配置したとき、背面用スピーカが観客に対向するような角度に設定されている。一方、正面用スピーカは、棚板14の下方に配置されているから、正面用スピーカを演奏者の顔方向に直接的に対向させることは困難である。そこで、本実施例では、背面傾斜角θBよりも正面傾斜角θFを大きくすることにより、正面用スピーカからの放射音を床に反射させ、演奏者に反射音が到達し易くしているのである。
次に、本実施例による実測結果を図4〜6を参照し説明する。
まず、図4は、電子鍵盤楽器を無響音室に配置し、電子鍵盤楽器から1mの距離に測定用マイクを設置し、電子鍵盤楽器を水平方向に「0°」、「45°」、「90°」、「135°」または「180°」だけ回転させ、周波数をスイープさせつつ均一なレベルの正弦波信号を正面、背面双方のスピーカユニットに供給したときの周波数特性を示す。ここで、「0°」は電子鍵盤楽器の正面側、「180°」は背面側であることを示す。図4によれば、「0°」および「180°」においてほぼ等しい周波数特性が得られていることが解る。ここで、「0°」および「180°」における特性上の若干の相違は、主として正面および背面傾斜角θF,θBの相違に起因する。また、「45°」、「90°」および「135°」の回転角度においては、スピーカの干渉等により若干のノッチが現れているが、全周に渡ってほぼフラットな特性が確保されていることが解る。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記各実施例においては、一のスピーカユニットは1個のツイータと2個のウーハとから構成されたが、各スピーカユニットを構成するスピーカの種類および数はこれに限られるものではない。例えば、ツイータおよびウーハに加えて中音用のスコーカを追加してもよい。
Claims (3)
- 電子鍵盤楽器の鍵の配列方向に沿う複数の側面を有する略柱状の筐体と、
前記複数の側面のうち前記電子鍵盤楽器の前方に面する第1の側面に設けられ、一の高音用スピーカと一の低音用スピーカとを少なくとも有する第1のスピーカユニットと、
前記複数の側面のうち前記電子鍵盤楽器の後方に面する第2の側面に設けられ、前記第1のスピーカユニットの高音用スピーカに対して相互に背面を対向させるように設けられた一の高音用スピーカと、前記第1のスピーカユニットの低音用スピーカに対して相互に背面を対向させるように設けられた一の低音用スピーカとを少なくとも有する第2のスピーカユニットと
を有し、前記第1および第2のスピーカユニットの各スピーカの開口面は斜下方に向かって傾斜し、前記第1のスピーカユニットの垂直面に対する傾斜角度は前記第2のスピーカユニットの垂直面に対する傾斜角度よりも大きいことを特徴とする電子鍵盤楽器用スピーカボックス。 - 前記第1および第2のスピーカユニットの双方から楽音を発音する第1の動作モード、または前記第2のスピーカユニットを消音状態にしつつ前記第1のスピーカユニットから楽音を発音する第2の動作モードのうち一方を選択する動作モード選択手段
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器用スピーカボックス。 - 前記第1のスピーカユニット内の何れかのスピーカに供給する音声信号のフィルタリングを行う第1のネットワーク回路と、
前記第2のスピーカユニット内の何れかのスピーカに供給する音声信号のフィルタリングを行う第2のネットワーク回路と
をさらに有し、前記動作モード選択手段は、前記第1の動作モードにおいては前記第1および第2のネットワーク回路に前記音声信号を供給するとともに、前記第2の動作モードにおいては前記第2のネットワーク回路に対する前記音声信号の供給を遮断しつつ前記第1のネットワーク回路に前記音声信号を供給するものである
ことを特徴とする請求項2記載の電子鍵盤楽器用スピーカボックス。
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