JP4087922B2 - Adhesive tape - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粘着テープに関し、より詳しくは特に自動車等の塗装の際に使用されるマスキング用粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種物品の塗装工程におけるマスキング作業に粘着テープが使用されている。上記のようなマスキング作業に使用される粘着テープ、所謂マスキング用粘着テープとしては、例えば、和紙等の多孔性基材の片面に粘着剤層を形成したものが知られている。
【0003】
マスキング作業に使用される粘着テープはその用途上、幅の広いマスキング領域が必要とされる場合には、複数枚の粘着テープを重ね貼りし、継ぎ合わせることがある。この場合、先に被着体に貼り付けた粘着テープ背面の一部分に別の粘着テープを重ね貼りすることになる。この時、粘着テープの重ね貼り領域からの塗料の浸入等の不具合を防止するためには、粘着テープの重ね貼り領域における密着性が要求され、具体的には、先に被着体に貼り付けられた粘着テープの背面と重ね貼りされる粘着テープの粘着剤層との接着力(以下、自背面接着力という。)が高いことが必要となる。
【0004】
一方、粘着テープはロール状に巻回した状態で提供されることが多く、粘着テープは巻回体から必要量を巻き戻して使用される。この時、巻回体からの巻き戻しをスムーズに行うことを目的として、通常粘着テープ背面には剥離処理が行われている。マスキング用粘着テープにおいても、粘着テープ背面に剥離処理を行うことがあるが、この場合、前述の自背面接着力が低下し、粘着テープの重ね貼り領域から塗料が浸入し、十分なマスキング機能を達成することができないという問題があった。
【0005】
粘着テープにおける、前述の問題点を改良するために、長鎖アルキルエチレン尿素やN−メチロール化高級脂肪酸アマイドを反応性重合体と共に剥離性処理剤として用いる技術が特開昭52−6385号及び特開昭52−14635号に記載されている。かかる剥離性処理剤を粘着テープ背面に処理した粘着テープは、巻回体からの適度な巻き戻し性と自背面接着力を有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、マスキング用粘着テープに要求される機能が高度化してきており、例えば自動車ボディーの塗装工程のように粘着テープが被着体に貼り付けられた状態で80℃程度の高温度雰囲気下に曝される場合、従来のマスキング用粘着テープでは、その重ね貼り領域において粘着テープの浮きや剥離が生じ、塗装工程にトラブルが発生することがあった。さらに、塗装作業終了後に粘着テープを剥がす際、被着体表面から粘着テープをスムーズに剥離することができず、粘着剤層が凝集破壊を起こし、被着体表面に粘着剤を残した状態(所謂、糊残り)で剥離することがあった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、例えば、マスキング用粘着テープの様に、複数枚の粘着テープが一方の粘着テープ背面に重ね貼りして使用される際、粘着テープを重ね貼りした状態で高温度雰囲気下に曝された場合においても、重ね貼り領域において粘着テープの浮きや剥離が発生しない粘着テープを提供すること。また、粘着テープが被着体に貼り付けられた状態で高温度雰囲気下に曝された後、粘着テープを剥離する際、粘着剤層が凝集破壊を起こすことなく、粘着テープを被着体表面からスムーズに剥離することができる粘着テープを提供すること。さらには、粘着テープ巻回体からの巻き戻しをスムーズに行うことができる粘着テープを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の問題点を解決するために、粘着テープを構成する背面処理層と粘着剤層について鋭意研究した結果、長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有する背面処理層と、粘着剤層を構成する粘着剤の主成分として、官能性単量体を必須成分として含有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの単量体混合物を乳化重合させた共重合体を使用し粘着テープを作製することによって上記問題点の解決を図ることができることを見い出し本発明に至ったものである。
【0009】
即ち本発明は、基材の片面に背面処理層と他面に粘着剤層を形成させた粘着テープであって、前記背面処理層は、長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有すると共に、前記粘着剤層を構成する粘着剤の主成分が、アルキル基の炭素数が平均4〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとこれと共重合可能な官能性単量体とを含む単量体混合物を乳化重合により共重合させた共重合体であることを特徴とする(請求項1)。
また、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な官能性単量体が、その分子内に、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基あるいはイソシアネート基の中から選択される少なくとも1種の官能基を有する単量体から構成される粘着テープ(請求項2)に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の粘着テープは、基材と、該基材の片面に形成された粘着剤層および基材の粘着剤層形成面と反対面に形成された背面処理層とを含むものである。
【0011】
本発明に使用される基材としては、従来から粘着テープの基材として使用されきたものを適宜選択して使用することができ、特に限定されるものではない。例えば、和紙、クレープ紙、クラフト紙などの繊維状物質からなる紙、スフモスリン、綿布、合成繊維織布などからなる布、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどからなるプラスチックフィルムなどが挙げられる。中でも、マスキング用の粘着テープに使用される基材としては、作業時において必要量を手で簡単に切れる点、塗料を吹き付けた際に、粘着テープ背面に付着した塗料が塗装面に滴れ落ちることなく背面にて保持されているという点からは、多孔性基材であることが好ましい。かかる多孔性基材としては、上記の繊維状物質からなる紙材、特に叩解された木材パルプ、あるいはこれに一種以上の合成短繊維を混抄してなる多孔性薄葉紙材が好ましく、中でも和紙が強度、伸び等に優れる点で好ましい。前記合成短繊維としては、例えばポリビニルアルコール(ビニロン)、ポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。
基材の厚みは、通常10〜150μm、好ましくは25〜100μmである。基材には、下塗り処理、目止め処理、コロナ処理などの公知の処理を行ったものを使用することができる。
【0012】
上記基材の片面に粘着剤層が形成されている。本発明において粘着剤層を構成する粘着剤の主成分は、アルキル基の炭素数が平均4〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとこれと共重合可能な官能性単量体とを含む単量体混合物を乳化重合により共重合させた共重合体であることが必要である。ここで、主成分というのは、上記共重合体の他に、必要に応じて、粘着付与剤、架橋剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、染料、老化防止剤などの各種添加剤を含んでいてもよいことを意味するものである。
【0013】
上記のアルキル基の炭素数が平均4〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ラウリルなどが挙げられ、これら(メタ)アクリル酸アルキルエステルの中から一種または二種以上が用いられる。これら(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、単量体混合物中、50重量%以上、好ましくは70〜99重量%、さらに好ましくは90〜99重量%の割合で用いられることが望ましい。50重量%未満では、良好な自背面接着力を得ることができなくなることがある。
【0014】
本発明において、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共に、共重合体の必須成分として使用される官能性単量体とは、その分子内にカルボキシル基、水酸基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、あるいはイソシアネート基などの官能基を有する共重合性単量体のことをいう。これら官能性単量体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、グリセリンジメタクリレート、(メタ)アクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチルグリシジル、(メタ)アクリル酸アミノエチル、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどが挙げられる。さらに連鎖移動剤末端のメルカプト基などを官能基として共重合体中に導入することもできる。これら官能性単量体の中でも共重合反応の反応性の観点からカルボキシル基含有単量体が好ましく、特にアクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
【0015】
官能性単量体は、単量体混合物中、1〜10重量%、好ましくは1〜4重量%の割合で用いられることが望ましい。1重量%未満では良好な自背面接着力を得ることができない場合があり、10重量%を超えると、粘着テープを巻回体としたときの巻き戻し力が大きくなる傾向がある。
【0016】
本発明において、粘着剤の主成分として使用される共重合体は、前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと官能性単量体のほかに、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピルなどのアルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどのアルキル基の炭素数が13〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、トリエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなどの多官能単量体、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、(メタ)アクリロイルモルホリン、シクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマレイミド、(メタ)アクリルアミドなどの他の単量体を共重合体の構成成分として必要に応じて使用してもよい。
【0017】
粘着剤の主成分として使用される共重合体は、前述の単量体混合物を乳化重合法により共重合させることが必要である。本発明においては、乳化重合法によって得られた共重合体を主成分とする粘着剤と、後述する長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有する背面処理層と組み合わせて粘着テープを作製することにより、高温度雰囲気下に曝された場合における自背面接着力の低下と、粘着テープを被着体から剥離する際の、粘着剤層の凝集破壊を防止することが可能となる。
上記単量体混合物を乳化重合させた共重合体の未架橋部分の重量平均分子量は、高温度雰囲気下に曝された場合における自背面接着力の維持と粘着剤層の凝集破壊防止の両立という点からは、通常400,000〜3,000,000、好ましくは500,000〜2,000,000が望ましい。
【0018】
乳化重合法としては重合条件など特に限定されるものではなく、一般的な一括重合法、連続滴下重合法、分割滴下重合法などにより、通常、重合温度30〜80℃の範囲内で重合を行うことができる。
【0019】
乳化重合に使用される重合開始剤としては、特に限定されるものではないが、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)などのアゾ系化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物、過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムなどのレドックス系開始剤などが挙げられる。
【0020】
乳化重合に使用される乳化剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのアニオン系乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどのノニオン系乳化剤などが挙げられる。乳化剤は1種または2種以上を併用して使用することができる
【0021】
粘着剤層は、乳化重合により得られた上記共重合体に必要に応じて、粘着付与剤、架橋剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、染料、老化防止剤などの各種添加剤を配合したものを例えば、グラビアコータなどの自体既知の方法にて基材に塗布し、加熱乾燥させることにより形成される。また、表面に剥離処理を行った剥離紙に粘着剤を塗布し加熱乾燥させた後、基材に転写することにより粘着剤層を形成することもできる。粘着剤層の厚さは、特に限定されるものではないが、通常5〜50μm、好ましくは10〜45μmである。
【0022】
本発明の粘着テープは、基材の粘着剤層形成面と反対面に背面処理層が形成されている。本発明において前記背面処理層には、下記式(1)で表される長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有していることが必要である。
【0023】
【化1】

Figure 0004087922
【0024】
上記式(1)においてRで表されるアルキル基は炭素原子数が10〜30、好ましくは14〜26であり、その構造は直鎖状でも分岐状でもよい。長鎖アルキルエチレン尿素としては、例えばテトラデシルエチレン尿素、ヘプタデシルエチレン尿素、オクタデシルエチレン尿素などが挙げられる。中でも、自背面接着力と適度な粘着テープ巻き戻し性の両立という観点からは、オクタデシルエチレン尿素が好ましい。
【0025】
背面処理層は、その組成が前記長鎖アルキルエチレン尿素のみから構成されていてもよいし、あるいはアクリル系、ウレタン系、ポリエステル系などの樹脂やエチレン−酢酸ビニル共重合体などの他の添加剤成分との混合物として構成されていてもよい。また、粘着テープの基材が、クラフト紙、クレープ紙、和紙などの繊維状物質からなる紙材である場合には、バックサイズ剤に長鎖アルキルエチレン尿素を配合した混合物にて背面処理層を構成することができる。かかる構成により、紙材の強度、伸び、表面平滑性の改善と自背面接着力および巻き戻し性の付与を同時に行うことができる。前記バックサイズ剤としては、特に限定されるものではないが、例えば酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)系樹脂などが挙げられ、これらバックサイズ剤として一般的な材料を適宜選択して使用することができる。バックサイズ剤に長鎖アルキルエチレン尿素を配合する場合、バックサイズ剤100重量部に対し長鎖アルキルエチレン尿素の配合量を0.5〜30重量部、好ましくは1〜25重量部とすることが望ましい。長鎖アルキルエチレン尿素の配合量が0.5重量部未満では良好な粘着テープ巻き戻し性を得ることができない場合があり、30重量部を超えると、長鎖アルキルエチレン尿素が粘着剤層へ移行し、粘着特性を低下させる場合がある。
【0026】
背面処理層は、長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有している組成物を酢酸エチル、トルエン、ヘキサン、ヘプタンなどの適当な溶媒に希釈、または水分散体とし、かかる組成物を、例えばグラビアコータなどの自体既知の方法にて、基材の粘着剤層形成面と反対面に塗布し、加熱乾燥させることにより形成される。また、背面処理層の塗布量は、特に限定されるものではないが、通常0.5〜20g/m2 、好ましくは1〜15g/m2 である。
【0027】
本発明の粘着テープは、通常、基材の片面に背面処理層と他面に粘着剤層を形成させた粘着テープを、例えば紙管やプラスチック管などの巻心に巻回した状態で提供される。
【0028】
なお、本発明の粘着テープはマスキング用途に限られず、例えば事務用や包装用などの各種用途に使用することができ、これらの用途目的に用いたときでも上記と同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0029】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。なお、以下において部とあるのはすべて重量部を意味するものである。
【0030】
実施例1
温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、アクリル酸2−エチルヘキシル97部、アクリル酸3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1部を水100部で乳化したものを滴下しながら、重合温度70℃の条件下で3時間かけて乳化重合処理し、さらに70℃で2時間熟成させた後、室温まで冷却し10%のアンモニア水で中和して共重合体エマルションを得た。この共重合体エマルションの固形分100部に対して、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、よく混合することにより、粘着剤を調整した。
坪量30g/m2 の和紙の片面に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、日本合成ゴム株式会社製)を塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が10g/m2 の目止め層を形成させた後、目止め層の表面にオクタデシルエチレン尿素(商品名:オクテックスEM、保土谷化学工業株式会社製)を塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が1g/m2 の背面処理層を形成させた。
粘着剤を、目止め層および背面処理層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて本発明の粘着テープを作製した。
【0031】
実施例2
基材として坪量30g/m2 の和紙を使用し、その片面に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、日本合成ゴム株式会社製)100部に対し、オクタデシルエチレン尿素(商品名:オクテックスEM、保土谷化学工業株式会社製)を5部(固形分換算)配合した組成物を塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が10g/m2 の背面処理層を形成させた以外は実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
【0032】
実施例3
温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、アクリル酸ブチル98部、アクリル酸2部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1部を水100部で乳化したものを滴下しながら、重合温度70℃の条件下で3時間かけて乳化重合処理し、さらに70℃で2時間熟成させた後、室温まで冷却し10%のアンモニア水で中和して共重合体エマルションを得た。この共重合体エマルションの固形分100部に対して、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、よく混合することにより、粘着剤を調整した。
粘着剤を、実施例1と同様の条件にて目止め層および背面処理層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて本発明の粘着テープを作製した。
【0033】
実施例4
基材として、実施例2と同様の条件にて背面処理層を形成させた和紙を使用した以外は実施例3と同様にして粘着テープを作製した。
【0034】
実施例5
温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、アクリル酸2−エチルヘキシル94部、アクリル酸エチル5部、アクリル酸1部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1部を水100部で乳化したものを滴下しながら、重合温度70℃の条件下で3時間かけて乳化重合処理し、さらに70℃で2時間熟成させた後、室温まで冷却し10%のアンモニア水で中和して共重合体エマルションを得た。この共重合体エマルションの固形分100部に対して、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、よく混合することにより、粘着剤を調整した。
粘着剤を、実施例1と同様の条件にて目止め層および背面処理層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて本発明の粘着テープを作製した。
【0035】
実施例6
基材として坪量30g/m2 の和紙を使用し、その片面に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、日本合成ゴム株式会社製)100部に対し、オクタデシルエチレン尿素(商品名:オクテックスEM、保土谷化学工業株式会社製)を10部(固形分換算)配合した組成物を塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が10g/m2の背面処理層を形成させた以外は実施例5と同様にして粘着テープを作製した。
【0036】
比較例1
基材として坪量30g/m2 の和紙を使用し、その片面に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、日本合成ゴム株式会社製)のみを塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が10g/m2 の目止め層を形成させた以外は実施例1と同様にして粘着テープを作製した。
【0037】
比較例2
温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、アクリル酸2−エチルヘキシル90部、アクリル酸ブチル10部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1部を水100部で乳化したものを滴下しながら、重合温度70℃の条件下で3時間かけて乳化重合処理し、さらに70℃で2時間熟成させた後、室温まで冷却し10%のアンモニア水で中和して共重合体エマルションを得た。
この共重合体エマルションを、実施例1と同様の条件にて目止め層および背面処理層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて粘着テープを作製した。
【0038】
比較例3
温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた反応器に、アクリル酸2−エチルヘキシル97部、アクリル酸3部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.2部、酢酸エチル230部を仕込み、60℃で8時間重合し粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液の固形分100部に対して、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、よく混合することにより、粘着剤を調整した。
粘着剤を、実施例1と同様の条件にて目止め層および背面処理層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて本発明の粘着テープを作製した。
【0039】
以上の実施例1〜6および比較例1〜3で得られた粘着テープについて、以下の方法により、高温下での自背面接着力、耐熱性および粘着テープ巻き戻し力試験を行った。これらの結果は、表1に示されるとおりであった。
【0040】
<自背面接着力>
ステンレス板に粘着テープ(幅18mm)を貼り付け、その粘着テープの背面(背面処理層表面)に同種の粘着テープ(幅18mm)の粘着剤層を重ね合わせ、2kgのローラで1往復させて圧着し、室温(23℃)にて15分間放置する。その後80℃の条件下にてさらに15分間放置し、引き続き80℃の雰囲気中で、剥離角度180°、剥離速度300mm/minにて重ね合わせた側の粘着テープを、もう一方の粘着テープ背面から剥離させたときの剥離力を引張試験機により測定し、これを自背面接着力とした。
【0041】
<耐熱性>
粘着テープをメラミン塗装板に貼り付け、その上からラッカー塗料を吹き付けて100℃の熱風オーブンに1時間投入して乾燥させた。熱風オーブンから取り出した後、直ちに粘着テープをメラミン塗装板から剥離し、メラミン塗装板上の糊残りの状態を目視にて以下の段階に判定した。
○:糊残りがない。
△:糊残りが部分的にある。
×:全面に糊残りがある。
【0042】
<巻き戻し力>
幅18mm、長さ20mの粘着テープを紙管に巻き取り、前記巻回体の粘着テープ巻き戻し力をJIS Z0237に準じ、巻き戻し試験機を使用し、巻き戻し速度30m /min にて測定した。
【0043】
【表1】
Figure 0004087922
【0044】
表1からも明らかなように、実施例の粘着テープは、高温度雰囲気下に曝された場合においても高い自背面接着力を維持し、被着体から粘着テープを剥がす場合にも粘着剤層が凝集破壊して糊残りを発生させることもない。さらに、粘着テープを巻回体とした場合においても、粘着テープの巻き戻し力が適当なレベルとなっており、巻回体からの粘着テープの巻き戻しをスムーズに行うことができる。
一方、比較例1の粘着テープは、背面処理層に長鎖アルキルエチレン尿素を含有していないため、粘着テープの巻き戻し力が高すぎるという問題がある。また、比較例2の粘着テープは、粘着剤の主成分となる共重合体に官能性単量体が含有していないため、自背面接着力が低く、粘着剤層が凝集破壊を発生するという問題がある。さらに比較例3の粘着テープは、粘着剤の主成分となる共重合体が乳化重合により調整されていないため、粘着剤層が凝集破壊を発生するという問題がある。
【0045】
【発明の効果】
本発明の粘着テープは上記の如き構成を有することにより以下の効果を有する。
(1)粘着テープを重ね貼りした状態で高温度雰囲気下に曝した場合においても、重ね貼り領域において粘着テープの浮きや剥離が発生することがない。
(2)粘着テープが被着体に貼り付けられた状態で高温度雰囲気下に曝された後、粘着テープを被着体から剥離する場合において、粘着剤層が凝集破壊を起こし、糊残りを発生することがない。
(3)粘着テープを巻回体とした場合において、粘着テープを巻回体から巻き戻す際の巻き戻し性をスムーズにすることができる。
従って、本発明の粘着テープは、例えば自動車ボディーの塗装工程において使用されるマスキング用粘着テープの様に粘着テープ同士を重ね貼りして使用する場合に、重ね貼りされた状態で乾燥工程等の高温度雰囲気下へ投入されても、重ね貼り領域において剥がれや浮きが発生することがなく、塗料の乾燥工程中に、重ね貼り領域から未乾燥の塗料が浸入して塗装不良を引き起こすことがなくなり、マスキング機能の信頼性を向上させることができるようになる。
また、乾燥工程終了後に粘着テープを剥離する場合においても、被着体表面に粘着剤を残すことなく、粘着テープをスムーズに剥離することができるので塗装工程におけるマスキング作業の作業効率を向上させることができる。
さらに本発明の粘着テープ巻回体は適度な巻き戻し性を有しているので、粘着テープを巻回体から巻き戻して被着体へ貼り付けるときの作業性に優れており、作業性を向上させることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pressure-sensitive adhesive tape, and more particularly to a masking pressure-sensitive adhesive tape used for painting automobiles and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, adhesive tape has been used for masking work in the painting process of various articles. As a pressure-sensitive adhesive tape used for the masking operation as described above, a so-called masking pressure-sensitive adhesive tape, for example, one in which a pressure-sensitive adhesive layer is formed on one surface of a porous substrate such as Japanese paper is known.
[0003]
When the adhesive tape used for the masking operation requires a wide masking area for its use, a plurality of adhesive tapes may be overlapped and joined together. In this case, another adhesive tape is overlaid on a part of the back surface of the adhesive tape previously attached to the adherend. At this time, in order to prevent problems such as the intrusion of paint from the adhesive tape overlapping area, adhesion in the adhesive tape overlapping area is required. Specifically, the adhesive tape is first applied to the adherend. It is necessary that the adhesive strength between the back surface of the pressure-sensitive adhesive tape and the pressure-sensitive adhesive layer of the pressure-sensitive adhesive tape to be overlaid (hereinafter referred to as self-back surface adhesive strength) is high.
[0004]
On the other hand, the adhesive tape is often provided in a state of being wound in a roll shape, and the adhesive tape is used by unwinding a necessary amount from the wound body. At this time, for the purpose of smoothly rewinding from the wound body, a peeling process is usually performed on the back surface of the adhesive tape. Even in the masking adhesive tape, the back side of the adhesive tape may be peeled off. In this case, the adhesive strength of the self-back surface decreases, and the paint penetrates from the adhesive tape overlapping area, thus providing sufficient masking function. There was a problem that could not be achieved.
[0005]
In order to improve the above-mentioned problems in the pressure-sensitive adhesive tape, a technique using a long-chain alkylethylene urea or N-methylolated higher fatty acid amide together with a reactive polymer as a release treatment agent is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 52-6385. No. 52-14635. The pressure-sensitive adhesive tape obtained by treating such a peelable treatment agent on the back surface of the pressure-sensitive adhesive tape has an appropriate rewinding property and a self-back surface adhesive force from the wound body.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in recent years, the functions required of masking adhesive tapes have become more sophisticated. For example, in a high temperature atmosphere of about 80 ° C. with the adhesive tape attached to an adherend as in the car body painting process. In the conventional masking pressure-sensitive adhesive tape, the pressure-sensitive adhesive tape floats or peels off in the overlapped region, and troubles may occur in the coating process. Furthermore, when the adhesive tape is peeled off after completion of the painting operation, the adhesive tape cannot be smoothly peeled off from the adherend surface, the adhesive layer causes cohesive failure, and the adhesive remains on the adherend surface ( There was a case of peeling due to so-called adhesive residue.
[0007]
The present invention has been made in view of the above problems, and the object of the present invention is, for example, a plurality of pressure-sensitive adhesive tapes which are used by being laminated on the back of one pressure-sensitive adhesive tape like a masking pressure-sensitive adhesive tape. At the time, even when the adhesive tape is overlaid and exposed to a high temperature atmosphere, an adhesive tape in which the adhesive tape does not float or peel off in the overlaid region is provided. In addition, when the adhesive tape is peeled off after being exposed to a high temperature atmosphere with the adhesive tape attached to the adherend, the adhesive tape does not cause cohesive failure of the adhesive tape. To provide an adhesive tape that can be smoothly peeled off. Furthermore, it is providing the adhesive tape which can perform the rewinding from an adhesive tape winding body smoothly.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have intensively studied the back treatment layer and the pressure-sensitive adhesive layer constituting the adhesive tape. As a result, the back treatment layer containing a long-chain alkylethylene urea as an essential component, Adhesive tape using a copolymer obtained by emulsion polymerization of a monomer mixture with (meth) acrylic acid alkyl ester containing a functional monomer as an essential component as the main component of the adhesive constituting the agent layer The present inventors have found that the above problems can be solved by manufacturing the present invention, and have reached the present invention.
[0009]
That is, the present invention is an adhesive tape in which a back treatment layer and an adhesive layer are formed on one side of a substrate, the back treatment layer containing a long-chain alkylethylene urea as an essential component, The main component of the pressure-sensitive adhesive constituting the pressure-sensitive adhesive layer is a single amount containing a (meth) acrylic acid alkyl ester having an average alkyl group of 4 to 12 carbon atoms and a functional monomer copolymerizable therewith. It is a copolymer obtained by copolymerizing a body mixture by emulsion polymerization (claim 1).
Further, the functional monomer copolymerizable with the (meth) acrylic acid alkyl ester has at least one selected from a carboxyl group, a hydroxyl group, an epoxy group, an amino group, a mercapto group, or an isocyanate group in the molecule. The present invention relates to a pressure-sensitive adhesive tape comprising a monomer having a kind of functional group (Claim 2).
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention includes a base material, a pressure-sensitive adhesive layer formed on one surface of the base material, and a back treatment layer formed on the surface opposite to the pressure-sensitive adhesive layer forming surface of the base material.
[0011]
As a base material used for this invention, what was conventionally used as a base material of an adhesive tape can be selected suitably, and is not specifically limited. For example, paper made of fibrous substances such as Japanese paper, crepe paper, craft paper, cloth made of sfumothrin, cotton cloth, synthetic fiber woven cloth, etc., plastic film made of polyester, polypropylene, polyethylene, polyvinyl chloride, etc. can be mentioned. Above all, as the base material used for the adhesive tape for masking, the required amount can be easily cut by hand at the time of work, and when the paint is sprayed, the paint adhering to the back of the adhesive tape drops on the painted surface. A porous substrate is preferable from the viewpoint of being held on the back without any problems. As such a porous substrate, a paper material composed of the above-mentioned fibrous substance, particularly a beaten wood pulp, or a porous thin paper material obtained by mixing one or more synthetic short fibers with this, is preferred. From the viewpoint of excellent elongation and the like. Examples of the synthetic short fibers include polyvinyl alcohol (vinylon), polyamide (nylon), polyester, polyethylene, polypropylene, polyurethane, polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride, and polyacrylonitrile.
The thickness of a base material is 10-150 micrometers normally, Preferably it is 25-100 micrometers. As the substrate, those subjected to known treatments such as undercoating treatment, sealing treatment, corona treatment and the like can be used.
[0012]
An adhesive layer is formed on one side of the substrate. In the present invention, the main component of the pressure-sensitive adhesive constituting the pressure-sensitive adhesive layer is a (meth) acrylic acid alkyl ester having an average alkyl group of 4 to 12 carbon atoms and a functional monomer copolymerizable therewith. It is necessary to be a copolymer obtained by copolymerizing a monomer mixture containing the emulsion by emulsion polymerization. Here, the main component refers to various additives such as a tackifier, a crosslinking agent, a plasticizer, a softening agent, a filler, a pigment, a dye, and an anti-aging agent in addition to the above-described copolymer. It may mean that it may contain.
[0013]
Examples of the (meth) acrylic acid alkyl ester having an average of 4 to 12 carbon atoms in the alkyl group include butyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, isononyl (meth) acrylate, (meth ) Isooctyl acrylate, lauryl (meth) acrylate, and the like, and one or more of these (meth) acrylic acid alkyl esters are used. These (meth) acrylic acid alkyl esters are desirably used in a proportion of 50% by weight or more, preferably 70 to 99% by weight, more preferably 90 to 99% by weight in the monomer mixture. If it is less than 50% by weight, it may not be possible to obtain a good self-back adhesion.
[0014]
In the present invention, the functional monomer used as an essential component of the copolymer together with the (meth) acrylic acid alkyl ester is a carboxyl group, a hydroxyl group, an epoxy group, an amino group, a mercapto group in the molecule, or It refers to a copolymerizable monomer having a functional group such as an isocyanate group. Examples of these functional monomers include acrylic acid, methacrylic acid, itaconic acid, maleic anhydride, crotonic acid, maleic acid, fumaric acid, hydroxyalkyl (meth) acrylate, glycerin dimethacrylate, and glycidyl (meth) acrylate. , Methyl glycidyl methacrylate, aminoethyl (meth) acrylate, 2-methacryloyloxyethyl isocyanate, and the like. Furthermore, a mercapto group at the end of the chain transfer agent can be introduced into the copolymer as a functional group. Among these functional monomers, carboxyl group-containing monomers are preferable from the viewpoint of the reactivity of the copolymerization reaction, and acrylic acid and methacrylic acid are particularly preferable.
[0015]
It is desirable that the functional monomer is used in a proportion of 1 to 10% by weight, preferably 1 to 4% by weight in the monomer mixture. If it is less than 1% by weight, good self-back adhesive force may not be obtained, and if it exceeds 10% by weight, the rewinding force when the pressure-sensitive adhesive tape is used tends to increase.
[0016]
In the present invention, the copolymer used as the main component of the pressure-sensitive adhesive is an alkyl such as methyl methacrylate, ethyl acrylate, or isopropyl acrylate, in addition to the (meth) acrylic acid alkyl ester and the functional monomer. (Meth) acrylic acid alkyl ester having 1 to 3 carbon atoms, tridecyl methacrylate, and (meth) acrylic acid alkyl ester having 13 to 18 carbon atoms such as stearyl (meth) acrylate, triethylene glycol Multifunctional monomers such as diacrylate, ethylene glycol dimethacrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, vinyl acetate, styrene, (meth) acrylonitrile, N-vinylpyrrolidone, (meth) acryloylmorpholine, cyclohexylmaleimide, isopropylmaleimide (Meth) may be optionally used as a component of other monomers the copolymers of acrylamide.
[0017]
The copolymer used as the main component of the pressure-sensitive adhesive is required to copolymerize the above monomer mixture by an emulsion polymerization method. In the present invention, a pressure-sensitive adhesive tape is prepared by combining a pressure-sensitive adhesive mainly comprising a copolymer obtained by an emulsion polymerization method with a back treatment layer containing a long-chain alkylethylene urea as an essential component described later. It is possible to prevent the adhesive strength of the back surface from being lowered when exposed to a high temperature atmosphere and the cohesive failure of the pressure-sensitive adhesive layer when the pressure-sensitive adhesive tape is peeled off from the adherend.
The weight average molecular weight of the uncrosslinked portion of the copolymer obtained by emulsion polymerization of the monomer mixture is to maintain both self-back adhesion and prevent cohesive failure of the pressure-sensitive adhesive layer when exposed to a high temperature atmosphere. From the viewpoint, it is usually 400,000 to 3,000,000, preferably 500,000 to 2,000,000.
[0018]
The emulsion polymerization method is not particularly limited such as polymerization conditions, and the polymerization is usually performed within a polymerization temperature range of 30 to 80 ° C. by a general batch polymerization method, continuous dropping polymerization method, divided dropping polymerization method or the like. be able to.
[0019]
The polymerization initiator used in the emulsion polymerization is not particularly limited. For example, 2,2′-azobisisobutyronitrile, 2,2′-azobis (2-amidinopropane) dihydrochloride, 2 , 2'-azobis (N, N'-dimethyleneisobutylamidine) and other azo compounds, potassium persulfate, persulfates such as ammonium persulfate, organic peroxides such as benzoyl peroxide and t-butyl hydroperoxide And redox initiators such as persulfate and sodium hydrogen sulfite.
[0020]
  The emulsifier used in the emulsion polymerization is not particularly limited. For example, sodium lauryl sulfate, ammonium lauryl sulfate, sodium dodecylbenzenesulfonate, sodium polyoxyethylene alkyl ether sulfate, sodium polyoxyethylene alkyl phenyl ether sulfate, etc. Nonionic emulsifiers such as polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene alkyl phenyl ether. The emulsifier can be used alone or in combination of two or more..
[0021]
The pressure-sensitive adhesive layer contains various additives such as a tackifier, a cross-linking agent, a plasticizer, a softener, a filler, a pigment, a dye, and an anti-aging agent as necessary for the copolymer obtained by emulsion polymerization. For example, the blended material is formed by applying to a substrate by a method known per se such as a gravure coater and drying by heating. Alternatively, the pressure-sensitive adhesive layer can be formed by applying a pressure-sensitive adhesive to the release paper whose surface has been subjected to a release treatment, heating and drying, and then transferring it to a substrate. Although the thickness of an adhesive layer is not specifically limited, Usually, 5-50 micrometers, Preferably it is 10-45 micrometers.
[0022]
In the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention, a back treatment layer is formed on the surface opposite to the pressure-sensitive adhesive layer forming surface of the substrate. In the present invention, the back treatment layer needs to contain a long-chain alkylethylene urea represented by the following formula (1) as an essential component.
[0023]
[Chemical 1]
Figure 0004087922
[0024]
The alkyl group represented by R in the above formula (1) has 10 to 30 carbon atoms, preferably 14 to 26 carbon atoms, and the structure may be linear or branched. Examples of the long-chain alkyl ethylene urea include tetradecyl ethylene urea, heptadecyl ethylene urea, octadecyl ethylene urea, and the like. Of these, octadecylethyleneurea is preferable from the viewpoint of achieving both self-back surface adhesive strength and appropriate pressure-sensitive adhesive tape rewinding property.
[0025]
The back treatment layer may be composed only of the long-chain alkyl ethylene urea, or other additives such as acrylic, urethane and polyester resins and ethylene-vinyl acetate copolymers. It may be configured as a mixture with components. In addition, when the base material of the adhesive tape is a paper material made of fibrous materials such as kraft paper, crepe paper, Japanese paper, etc., the back treatment layer is formed with a mixture in which a long-chain alkylethylene urea is blended with a backsize agent. Can be configured. With this configuration, it is possible to simultaneously improve the strength, elongation, and surface smoothness of the paper material, and to impart self-back adhesion and unwinding properties. The back sizing agent is not particularly limited, and examples thereof include vinyl acetate resins, acrylic resins, styrene-butadiene rubber (SBR) resins, and the like. It can be appropriately selected and used. When long-chain alkyl ethylene urea is blended in the back size agent, the blend amount of the long chain alkyl ethylene urea is 0.5 to 30 parts by weight, preferably 1 to 25 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the back size agent. desirable. If the blending amount of the long chain alkyl ethylene urea is less than 0.5 parts by weight, good adhesive tape rewinding properties may not be obtained. If the blending amount exceeds 30 parts by weight, the long chain alkyl ethylene urea migrates to the adhesive layer. In some cases, the adhesive properties may be reduced.
[0026]
The back treatment layer is prepared by diluting a composition containing a long-chain alkylethylene urea as an essential component in a suitable solvent such as ethyl acetate, toluene, hexane, heptane or the like, and making such a composition, for example, a gravure It is formed by applying to a surface opposite to the pressure-sensitive adhesive layer-forming surface of the substrate by a method known per se such as a coater and drying by heating. Moreover, the coating amount of the back surface treatment layer is not particularly limited, but is usually 0.5 to 20 g / m.2, Preferably 1 to 15 g / m2It is.
[0027]
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is usually provided in a state in which a pressure-sensitive adhesive tape in which a back surface treatment layer is formed on one side of a substrate and a pressure-sensitive adhesive layer on the other side is wound around a core such as a paper tube or a plastic tube. The
[0028]
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is not limited to masking applications, and can be used for various applications such as office use and packaging. Needless to say, the same effects as described above can be obtained even when used for these purposes. Yes.
[0029]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated more concretely, this invention is not limited only to an Example. In the following description, “parts” means all parts by weight.
[0030]
Example 1
A reactor equipped with a thermometer, a stirrer, a nitrogen inlet tube and a reflux condenser was charged with 50 parts of water and 0.2 part of potassium persulfate, and was purged with nitrogen for 1 hour while stirring. Here, 97 parts of 2-ethylhexyl acrylate, 3 parts of acrylic acid, 2 parts of sodium lauryl sulfate, and 1 part of polyoxyethylene lauryl ether were added dropwise with 100 parts of water, while dropping at a polymerization temperature of 70 ° C. After emulsion polymerization for 3 hours and aging at 70 ° C. for 2 hours, the mixture was cooled to room temperature and neutralized with 10% aqueous ammonia to obtain a copolymer emulsion. The pressure-sensitive adhesive was adjusted by adding 0.1 part of the epoxy crosslinking agent to 100 parts of the solid content of the copolymer emulsion and mixing well.
Basis weight 30g / m2Acrylic back sizing agent (trade name: AE318, manufactured by Nippon Synthetic Rubber Co., Ltd.) is applied to one side of Japanese paper, dried at 130 ° C. for 3 minutes, and the coating amount is 10 g / m.2After forming the sealing layer, octadecylethyleneurea (trade name: Octex EM, manufactured by Hodogaya Chemical Co., Ltd.) is applied to the surface of the sealing layer and dried at 130 ° C. for 3 minutes. 1g / m2The back treatment layer was formed.
The pressure-sensitive adhesive is applied to the opposite side of the Japanese paper on which the sealing layer and the back surface treatment layer are formed, and dried at 130 ° C. for 3 minutes in a hot air dryer to form a pressure-sensitive adhesive layer having a thickness of 20 μm. An adhesive tape of the invention was produced.
[0031]
Example 2
Basis weight 30g / m as base material2Japanese paper is used, and on one side, octadecylethylene urea (trade name: Octex EM, Hodogaya Chemical Co., Ltd.) is used for 100 parts of an acrylic backsizing agent (trade name: AE318, manufactured by Nippon Synthetic Rubber Co., Ltd.). 5 parts (in terms of solid content) is applied and dried at 130 ° C. for 3 minutes, and the coating amount is 10 g / m.2An adhesive tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that the back treatment layer was formed.
[0032]
Example 3
A reactor equipped with a thermometer, a stirrer, a nitrogen inlet tube and a reflux condenser was charged with 50 parts of water and 0.2 part of potassium persulfate, and was purged with nitrogen for 1 hour while stirring. While dropwise adding 98 parts of butyl acrylate, 2 parts of acrylic acid, 2 parts of sodium lauryl sulfate, and 1 part of polyoxyethylene lauryl ether with 100 parts of water, 3 hours at a polymerization temperature of 70 ° C. The emulsion was subjected to emulsion polymerization treatment, and further aged at 70 ° C. for 2 hours, then cooled to room temperature and neutralized with 10% aqueous ammonia to obtain a copolymer emulsion. The pressure-sensitive adhesive was adjusted by adding 0.1 part of the epoxy crosslinking agent to 100 parts of the solid content of the copolymer emulsion and mixing well.
The pressure-sensitive adhesive was applied to the opposite side of the Japanese paper on which the sealing layer and the back surface treatment layer were formed under the same conditions as in Example 1 and dried at 130 ° C. for 3 minutes in a hot air dryer, and the thickness was 20 μm. The pressure-sensitive adhesive layer was formed to produce the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0033]
Example 4
A pressure-sensitive adhesive tape was produced in the same manner as in Example 3 except that Japanese paper having a back treatment layer formed under the same conditions as in Example 2 was used as the substrate.
[0034]
Example 5
A reactor equipped with a thermometer, a stirrer, a nitrogen inlet tube and a reflux condenser was charged with 50 parts of water and 0.2 part of potassium persulfate, and was purged with nitrogen for 1 hour while stirring. Here, 94 parts of 2-ethylhexyl acrylate, 5 parts of ethyl acrylate, 1 part of acrylic acid, 2 parts of sodium lauryl sulfate and 1 part of polyoxyethylene lauryl ether were added dropwise with 100 parts of water while the polymerization temperature was dropped. The emulsion polymerization treatment was carried out at 70 ° C. for 3 hours, and the mixture was further aged at 70 ° C. for 2 hours, then cooled to room temperature and neutralized with 10% aqueous ammonia to obtain a copolymer emulsion. The pressure-sensitive adhesive was adjusted by adding 0.1 part of the epoxy crosslinking agent to 100 parts of the solid content of the copolymer emulsion and mixing well.
The pressure-sensitive adhesive was applied to the opposite side of the Japanese paper on which the sealing layer and the back surface treatment layer were formed under the same conditions as in Example 1 and dried at 130 ° C. for 3 minutes in a hot air dryer, and the thickness was 20 μm. The pressure-sensitive adhesive layer was formed to produce the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0035]
Example 6
Basis weight 30g / m as base material2Japanese paper is used, and on one side, octadecylethylene urea (trade name: Octex EM, Hodogaya Chemical Co., Ltd.) is used for 100 parts of an acrylic backsizing agent (trade name: AE318, manufactured by Nippon Synthetic Rubber Co., Ltd.). A composition containing 10 parts (in terms of solid content) was applied and dried at 130 ° C. for 3 minutes to form a back treatment layer having a coating amount of 10 g / m 2. A tape was prepared.
[0036]
Comparative Example 1
Basis weight 30g / m as base material2Japanese paper is used, and only one acrylic backsizing agent (trade name: AE318, manufactured by Nippon Synthetic Rubber Co., Ltd.) is applied to one side of the paper and dried at 130 ° C. for 3 minutes. The applied amount is 10 g / m.2An adhesive tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that the sealing layer was formed.
[0037]
Comparative Example 2
A reactor equipped with a thermometer, a stirrer, a nitrogen inlet tube and a reflux condenser was charged with 50 parts of water and 0.2 part of potassium persulfate, and was purged with nitrogen for 1 hour while stirring. Here, 90 parts of 2-ethylhexyl acrylate, 10 parts of butyl acrylate, 2 parts of sodium lauryl sulfate, and 1 part of polyoxyethylene lauryl ether were added dropwise with 100 parts of water, while the polymerization temperature was 70 ° C. The emulsion was then subjected to emulsion polymerization treatment for 3 hours and further aged at 70 ° C. for 2 hours, then cooled to room temperature and neutralized with 10% aqueous ammonia to obtain a copolymer emulsion.
This copolymer emulsion was applied to the opposite side of the Japanese paper on which the sealing layer and the back surface treatment layer were formed under the same conditions as in Example 1, and dried in a hot air dryer at 130 ° C. for 3 minutes, A pressure-sensitive adhesive layer having a thickness of 20 μm was formed to produce a pressure-sensitive adhesive tape.
[0038]
Comparative Example 3
In a reactor equipped with a thermometer, a stirrer, a nitrogen inlet tube and a reflux condenser, 97 parts of 2-ethylhexyl acrylate, 3 parts of acrylic acid, 0.2 part of 2,2′-azobisisobutyronitrile, acetic acid 230 parts of ethyl was charged and polymerized at 60 ° C. for 8 hours to obtain an adhesive solution. The pressure-sensitive adhesive was adjusted by adding 0.1 part of the epoxy crosslinking agent to 100 parts of the solid content of the pressure-sensitive adhesive solution and mixing well.
The pressure-sensitive adhesive was applied to the opposite side of the Japanese paper on which the sealing layer and the back surface treatment layer were formed under the same conditions as in Example 1 and dried at 130 ° C. for 3 minutes in a hot air dryer, and the thickness was 20 μm. The pressure-sensitive adhesive layer was formed to produce the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention.
[0039]
About the adhesive tape obtained by the above Examples 1-6 and Comparative Examples 1-3, the self-back surface adhesive force in high temperature, heat resistance, and the adhesive tape rewind force test were done with the following method. These results were as shown in Table 1.
[0040]
<Self-rear adhesive strength>
Adhesive tape (18 mm wide) is attached to a stainless steel plate, and the adhesive layer of the same type of adhesive tape (18 mm wide) is placed on the back of the adhesive tape (the surface of the backside treatment layer) and reciprocated once with a 2 kg roller. And left at room temperature (23 ° C.) for 15 minutes. After that, it was allowed to stand for 15 minutes under the condition of 80 ° C., and then in the atmosphere of 80 ° C., the adhesive tape on the side overlapped at a peeling angle of 180 ° and a peeling speed of 300 mm / min was removed from the other adhesive tape back side. The peel strength when peeled was measured with a tensile tester, and this was taken as the self-back surface adhesive strength.
[0041]
<Heat resistance>
Adhesive tape was applied to the melamine-coated plate, lacquer paint was sprayed from above, and it was put into a hot air oven at 100 ° C. for 1 hour and dried. After taking out from the hot air oven, the adhesive tape was immediately peeled off from the melamine-coated plate, and the state of the adhesive residue on the melamine-coated plate was visually determined in the following stages.
○: There is no adhesive residue.
Δ: Partial adhesive residue
X: There is adhesive residue on the entire surface.
[0042]
<Rewind force>
An adhesive tape having a width of 18 mm and a length of 20 m was wound around a paper tube, and the adhesive tape rewinding force of the wound body was measured at a rewinding speed of 30 m / min using a rewinding tester according to JIS Z0237. .
[0043]
[Table 1]
Figure 0004087922
[0044]
As is clear from Table 1, the pressure-sensitive adhesive tapes of the examples maintain high self-back adhesion even when exposed to a high temperature atmosphere, and even when the pressure-sensitive adhesive tape is peeled off from the adherend, Does not cause cohesive failure and generation of adhesive residue. Furthermore, even when the adhesive tape is a wound body, the unwinding force of the adhesive tape is at an appropriate level, and the adhesive tape can be smoothly rewound from the wound body.
On the other hand, the pressure-sensitive adhesive tape of Comparative Example 1 has a problem that the rewinding force of the pressure-sensitive adhesive tape is too high because the back treatment layer does not contain long-chain alkylethylene urea. Moreover, since the adhesive tape of the comparative example 2 does not contain a functional monomer in the copolymer that is the main component of the adhesive, the adhesive strength on the back surface is low, and the adhesive layer generates cohesive failure. There's a problem. Furthermore, the pressure-sensitive adhesive tape of Comparative Example 3 has a problem that the pressure-sensitive adhesive layer causes cohesive failure because the copolymer that is the main component of the pressure-sensitive adhesive is not adjusted by emulsion polymerization.
[0045]
【The invention's effect】
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention has the following effects by having the above-described configuration.
(1) Even when it is exposed to a high temperature atmosphere in a state where the adhesive tape is repeatedly laminated, the adhesive tape does not float or peel off in the overlapping region.
(2) When the adhesive tape is peeled off from the adherend after being exposed to a high temperature atmosphere with the adhesive tape attached to the adherend, the adhesive layer causes cohesive failure, and the adhesive residue is removed. It does not occur.
(3) When the pressure-sensitive adhesive tape is used as a wound body, the rewinding property when the pressure-sensitive adhesive tape is rewound from the wound body can be made smooth.
Accordingly, the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention, for example, when used by overlapping the adhesive tapes like the masking pressure-sensitive adhesive tape used in the painting process of an automobile body, is used in a state where the adhesive tape is overlapped. Even if it is put in a temperature atmosphere, peeling and floating do not occur in the overlapped area, and during the paint drying process, undried paint will not enter from the overlapped area and cause poor coating, The reliability of the masking function can be improved.
In addition, even when the adhesive tape is peeled off after the drying process, the pressure-sensitive adhesive tape can be peeled smoothly without leaving an adhesive on the surface of the adherend, so the work efficiency of the masking operation in the painting process is improved. Can do.
Furthermore, since the pressure-sensitive adhesive tape wound body of the present invention has an appropriate rewinding property, it is excellent in workability when the adhesive tape is rewound from the wound body and attached to the adherend, and workability is improved. Can be improved.

Claims (2)

基材の片面に背面処理層と他面に粘着剤層を形成させた粘着テープであって、前記背面処理層は、長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有すると共に、前記粘着剤層を構成する粘着剤が、アルキル基の炭素数が平均4〜12個であるアクリル酸アルキルエステル90〜99重量%及び(メタ)アクリル酸1〜重量%を含む単量体混合物を、乳化剤がラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルからなる群から選ばれる1種又は2種以上である乳化重合により共重合させた共重合体であることを特徴とする、重ね貼りしてマスキングをするマスキング用粘着テープ。A pressure-sensitive adhesive tape in which a back treatment layer is formed on one side of a substrate and an adhesive layer is formed on the other side, and the back treatment layer contains a long-chain alkylethylene urea as an essential component and constitutes the pressure-sensitive adhesive layer The pressure sensitive adhesive is a monomer mixture containing 90 to 99% by weight of alkyl acrylate ester having an average alkyl group of 4 to 12 carbon atoms and 1 to 4 % by weight of (meth) acrylic acid, and the emulsifier is lauryl sulfate. 1 or 2 selected from the group consisting of sodium, ammonium lauryl sulfate, sodium dodecylbenzene sulfonate, sodium polyoxyethylene alkyl ether sulfate, sodium polyoxyethylene alkyl phenyl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene alkyl phenyl ether Copolymerized by emulsion polymerization that is more than seed A masking pressure-sensitive adhesive tape which is overlaid and masked, characterized by being a copolymer. 自動車ボディー塗装でのマスキング用である請求項1記載の粘着テープ。  The pressure-sensitive adhesive tape according to claim 1, which is used for masking in automobile body painting.
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