JP4087241B2

JP4087241B2 - Method for applying antistatic agent and cover tape

Info

Publication number: JP4087241B2
Application number: JP2002364674A
Authority: JP
Inventors: 正徳日向野; 正智石井
Original assignee: Denki Kagaku Kogyo KK
Current assignee: Denka Co Ltd
Priority date: 2002-12-17
Filing date: 2002-12-17
Publication date: 2008-05-21
Anticipated expiration: 2022-12-17
Also published as: JP2004195310A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電防止剤の塗布方法、それを用いてなるフィルム、フィルムを用いたカバーテープに関する。
【０００２】
【従来の技術】
半導体、ＩＣ部品、電子部品などの包装に用いられるカバーテープは、包装される製品に対する埃付着や、静電気破壊、静電付着による実装トラブルを回避するために、帯電防止処理がなされていることが多い。
特許文献１には帯電防止層をシーラント面のみに形成し静電破壊等を防止したカバーテープが記載されている。金属酸化物微粒子を両表面に塗布する方法が特許文献２、特許文献３に記載されている。帯電防止剤を両表面にコーティングする方法が特許文献４、特許文献５、特許文献６に記載されている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平２−２８２０７０号
【特許文献２】
特開平７−２５１８６０号
【特許文献３】
特開平１１−１１５０８８号
【特許文献４】
特開平７−１７２４６３号
【特許文献５】
特開２００１−１７１７２７号
【特許文献６】
特開２００１−１７９８７０号
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、帯電防止剤を均一に塗布する方法および、帯電防止剤が均一に塗布されたフィルム、カバーテープを提供するものである。
【０００５】
【問題を解決するための手段】
本発明は、塗布する表面の帯電圧を＋３ＫＶ以下−１ＫＶ以上とし、帯電防止剤もしくはその溶液を霧状で塗布することを特徴とする、帯電防止剤を表面に塗布したフィルムの製造方法である。また本発明は基材層とシーラント層及び少なくともその片面に帯電防止剤層を有し、帯電防止剤層の表面抵抗率が１０^８Ω／□以上１０^１１Ω／□以下であり、その対数値の最大値と最小値の差が１．５以下であるフィルムである。また本発明は塗布する表面の帯電圧を＋３ＫＶ以下−１ＫＶ以上とし、帯電防止剤もしくはその溶液を霧状で塗布した、基材層とシーラント層及び少なくともその片面に帯電防止剤層を有し、帯電防止剤層の表面抵抗率が１０^８Ω／□以上１０^１１Ω／□以下であり、その対数値の最大値と最小値の差で１．５以下であるフィルムである。フィルムはカバーテープに好適に使用することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
（フィルム）フィルムは熱可塑性樹脂からなるものが好ましい。当然のこととして、熱可塑性樹脂以外の成分で、熱可塑性樹脂とともに使われる、安定剤、充填材その他の添加剤を含有していてもよい。１以上の熱可塑性樹脂を用いることができる。フィルムは単層でも複層でもよい。フィルムの組成、構成はその用途により適宜変えることができる。基材層とシーラント層を有するフィルムはカバーテープに好適に用いることができる。
【０００７】
帯電防止剤もしくはその溶液を塗布するフィルムの表面の帯電圧は＋３ＫＶ以下−１ＫＶ以上、好ましくは＋１ＫＶ以下−０．１ＫＶ以上でなければならない。霧状の微粒子となった帯電防止剤もしくはその溶液を均一に表面に付着させるためである。帯電圧を下げるには例えば市販の除電装置を用いることができる。除電装置としては、大気をイオン化し、これを吹き付けるタイプや導電性繊維等と接触させ除電する機構のものがあるが、表面の帯電圧を制御する目的から前者の大気をイオン化し吹き付けるタイプのものが好適である。
表面はコロナ放電処理することができる。ＪＩＳＫ−６７６８によるヌレ性で４００μＮ／ｃｍ以上に処理するのが好ましい。霧状の微粒子となった帯電防止剤はマイナス側に帯電しているため、塗布するフィルムの表面の帯電圧がマイナス側に大きいと、帯電防止剤の微粒子を反発し、均一に塗布出来なくなる。フィルム表面にも帯電圧の不均一さがあり、これを所定の範囲内に制御することで、均一に塗布することができる。その結果帯電防止剤を塗布した表面の表面抵抗率のバラツキを低減することができる。フィルムをカバーテープに用いる場合、表面抵抗率が１０^８Ω／□から１０^１１Ω／□であり、その対数値の最大値と最小値の差で１．５以下であるものが好ましい。帯電防止剤の微粒子がマイナス側に帯電しているため、フィルムの表面の帯電圧の上限は更に大きくても良い。しかしあまり大きくすると、作業中に静電気として放電するため好ましくない。
【０００８】
基材層とは熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルムである。例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド等がある。基材層とシーラント層の間には他の層を設けることができる。フィルムおよびそれを用いたカバーテープに耐切れ性を持たせるために延伸または未延伸の樹脂層を積層させることができる。カバーテープにおいてヒートシール時のクッション性を付与する目的で、中間層を設けることもできる。中間層は複層とすることができる。中間層としてはオレフィン系樹脂が好適に用いられる。オレフィン系樹脂とはオレフィンを主成分とした単独重合体あるいは共重合体である。例えば、低密度ポリエチレン、エチレン−１ブテン共重合体やＣ６直鎖状低密度ポリエチレンなどのエチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリレート共重合体等のエチレンと極性基を有するモノマーの共重合体等がある。オレフィン系樹脂と、後述するシーラント層に使われるスチレン系樹脂をブレンドすることもできる。またオレフィン系樹脂同士でブレンドした中間層を構成させることもできるが、複層とする場合、シーラント層との層間接着力に配慮し、層毎にオレフィン系樹脂とスチレン系樹脂の配合比を変える事が好ましい。例えば、シーラント層に接する中間層は、スチレン系樹脂の配合比を７０％オレフィン系樹脂の配合比を３０％とし、二軸延伸フィルムに接する中間層はスチレン系樹脂の配合比を１０％オレフィン系樹脂の配合比を９０％にするというように。
これら基材層は、シングルまたはタンデムの押出コートや、押出ラミネート法により製造することができる。押出コートや押出ラミネートに際して、層間接着強度を十分なものとするためにいわゆるアンカーコート剤やオゾン処理、コロナ処理を用いることもできる。
【０００９】
シーラント層にはヒートシール性を有する樹脂を用いることができる。オレフィン系樹脂とスチレン系樹脂が好適に用いられる。オレフィン系樹脂とは中間層に用いられるものと同じ定義のものである。スチレン系樹脂とスチレンを主成分として単独重合体あるいは共重合体である。例えばポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体及びこれの水素添加物、スチレン−イソプレン共重合体及びこれの水素添加物、エチレン主鎖にスチレン側鎖がグラフト重合したエチレン−スチレングラフト重合物、スチレン−無水マレイン酸共重合体等のスチレンと極性基を有するモノマーの共重合体等が挙げられる。カバーテープで蓋をした電子部品包装容器において、透明なカバーテープは内容物をみることができる利点がある。透明なカバーテープを得るにはシーラント層が透明でなければならない。オレフィン系樹脂とスチレン系樹脂を用いたシーラント層は、屈折率の異なる樹脂系のブレンド物であるため、透明性を上げるにはその厚みを薄く、３０μｍ以下とすることが好ましい。３０μｍを越えると目的であるＪＩＳＫ−７１０８によるところのヘイズが４０％を越えてしまい、内容物の確認が容易でなくなるため好ましくない。
【００１０】
帯電防止剤は霧状にして塗布される。帯電防止剤の粘度が高くそのままでは霧状にできない場合は、溶媒で希釈した帯電防止剤の溶液を用いてもよい。帯電防止剤としては水溶性のものが好ましい。そのような帯電防止剤の水溶液を霧状にして塗布するのが好ましい。水溶性の帯電防止剤としては、例えばカチオン系界面活性剤タイプ、アニオン系界面活性剤タイプ、両性イオン系界面活性剤タイプ、非イオン系界面活性剤タイプまた高分子量鎖に上記親水基を結合したような高分子量の帯電防止剤等を好適に用いることができる。中でも、アニオン系界面活性剤タイプや両性イオン系界面活性剤タイプが好ましい。帯電防止剤あるいはその溶液は霧状にして塗布される。霧状にして塗布する方法には特に限定されないが、例えば溶液とともに圧搾空気を吹き出すことにより霧状になる機構を利用した市販のノズルを好適に用いることができる。帯電防止剤あるいはその溶液の塗布量はその種類により異なる。１平方メートル当たり帯電防止剤の純分として０．０１〜１．０ｇの範囲を目安として、フィルムの用途により適宜調整することができる。フィルムをカバーテープに用いる場合その表面抵抗率は１０^８Ω／□以上１０^１１Ω／□以下であることが好ましく、帯電防止剤もその範囲となるように塗布量を調整するとよい。前述の塗布量は目安であり、帯電防止剤の種類によってはそれより少なかったり、多かったりすることもある。ただし、ヒートシール層の面に帯電防止剤を塗布する場合、その塗布量が多くなるとヒートシールしたときの剥離強度が低くなることがある。
【００１１】
【実施例】
本発明の実施例および比較例を以下に示す。
（実施例１）
基材層として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム（１２μｍ）、中間層として低密度ポリエチレン９０％、エチレン−１プロピレン共重合体１０％からなる混合物を第１押出機より押し出し、次いで第２押出機よりシーラント層として、スチレン−ブタジエンブロック共重合樹脂（スチレン比８０％）３０％、スチレン−ブタジエンエラストマー（スチレン比２０％）、耐衝撃性ポリスチレン（東洋スチレン社製）１０％、直鎖状低密度ポリエチレン（住友化学社製ＣＷ）３０％のブレンド物を押出した。中間層、シーラント層の厚みはそれぞれ３０μｍ、１５μｍであった。このフィルムに、アニオン系界面活性剤タイプである直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩を９倍量の水で希釈し、フィルムの表面をコロナ放電処理で４２０μＮ／ｃｍにヌレ性を改良した。キーエンス社製除電器ＳＪを２段階に並べ、帯電圧が＋１〜−１ＫＶに入るように除電した後、シーラント層面と基材層面同時に帯電防止剤液をノズルに供給するとともに、圧搾空気をノズルの出口に吹付けて帯電防止剤液を霧状にして塗布を行った。
【００１２】
（実施例２）
シーラント層の厚みを６μｍとした以外は実施例と同様に実施した。
【００１３】
（実験例１）
シーラント層の厚みを３０μｍとした以外は実施例と同様に実施した。
【００１４】
（実施例３）
シーラント層の耐衝撃性ポリスチレンの配合量を２％とし、スチレン比２０％のスチレン−ブタジエンブロック共重合樹脂の配合量を３８％とした以外は実施例と同様に実施した。
【００１５】
（実施例４）
帯電圧が＋３〜＋２ＫＶに入るよう除電すること以外は実施例１と同様に実施した。
【００１６】
得られたフィルムは、フィルムの幅方向３箇所（左、中央、右）から１０ｍ置きに２００ｍまで、１０×１０ｃｍ四方の表面抵抗率測定用の試験片を切り取った。試験片は、２３℃５０％環境にて状態調整を２４時間行い、同環境内で三菱化学社製ハイレスタＵＰを使用して、印加電圧５００Ｖ、測定時間６０秒にて表面抵抗率の測定を行った。得られた測定結果からそれぞれ対数値を求め、その最大値と最小値の差を算出した。
【００１７】
同様にして得た試験片を用いてヘイズの測定を行ったところ２８であった。
剥離強度は、同様に左、中央、右から１０ｍ毎に３０ｃｍ×２１ｍｍ幅にてサンプリングし、システメーション社製ＳＴ−６０により、コテ幅０．５ｍｍ×２ヶ、コテ長さ３２ｍｍ、圧力０．２１ＭＰａ、シール時間０．４秒にて、デンカクリアレンシートからなるエンボステープに対して１５０℃シールにて実施した。
【００１８】
（比較例１）
実施例１と同じ方法にて、除電処理を行わず、帯電圧が−３０〜−２０ＫＶのサンプルを作成した。
【００１９】
（比較例２）
シーラント層側の帯電圧が−２ＫＶとなるように除電器を調整した以外は実施例１と同様に実施した。
【００２０】
（比較例３）
シーラント層の厚みを３３μにしたこと以外は実施例１と同様に実施した。
【００２１】
【表１】

【００２２】
【表２】

【００２３】
【発明の効果】
本発明によるフィルム、およびそれを用いたカバーテープは表面抵抗率のムラが少ない。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for applying an antistatic agent, a film using the same, and a cover tape using the film.
[0002]
[Prior art]
Cover tapes used for packaging semiconductors, IC parts, electronic parts, etc. must be antistatic treated to avoid dust adhesion, electrostatic breakdown, and mounting troubles due to electrostatic adhesion on the packaged products. Many.
Patent Document 1 describes a cover tape in which an antistatic layer is formed only on a sealant surface to prevent electrostatic breakdown or the like. Patent Documents 2 and 3 describe a method of applying metal oxide fine particles to both surfaces. Methods for coating both surfaces with an antistatic agent are described in Patent Document 4, Patent Document 5, and Patent Document 6.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2-282070 [Patent Document 2]
JP-A-7-251860 [Patent Document 3]
JP-A-11-115088 [Patent Document 4]
JP-A-7-172463 [Patent Document 5]
JP 2001-171727 [Patent Document 6]
JP 2001-179870 A
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a method for uniformly applying an antistatic agent, and a film and a cover tape on which the antistatic agent is uniformly applied.
[0005]
[Means for solving problems]
The present invention, a charged voltage applied to the surface and +3 K V below -1KV above, a method of manufacturing an antistatic agent or the solution, characterized in that applied in mist was applied to the antistatic agent to the surface film It is. Further, the present invention has a base material layer, a sealant layer, and an antistatic agent layer on at least one surface thereof, and the antistatic agent layer has a surface resistivity of 10 ⁸ Ω / □ or more and 10 ¹¹ Ω / □ or less, and its logarithmic value. The difference between the maximum value and the minimum value is 1.5 or less. The present invention is a charged voltage of the surface to be coated with +3 K V below -1KV above, antistatic agents or the solution was applied with a mist, have a substrate layer and the sealant layer and at least an antistatic agent layer on one side thereof The surface resistivity of the antistatic agent layer is 10 ⁸ Ω / □ or more and 10 ¹¹ Ω / □ or less, and the difference between the maximum value and the minimum value of the logarithmic value is 1.5 or less. The film can be suitably used for a cover tape.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Film) The film is preferably made of a thermoplastic resin. As a matter of course, it may contain a stabilizer, a filler and other additives that are used together with the thermoplastic resin in components other than the thermoplastic resin. One or more thermoplastic resins can be used. The film may be a single layer or multiple layers. The composition and configuration of the film can be appropriately changed depending on the application. A film having a base material layer and a sealant layer can be suitably used for a cover tape.
[0007]
Antistatic agent or the charged voltage on the surface of the film of coating the solution is +3 K V below -1KV above, must preferably + 1 KV following -0.1KV more. This is because the antistatic agent or its solution in the form of atomized fine particles is uniformly attached to the surface. In order to lower the charged voltage, for example, a commercially available static eliminator can be used. There are two types of static eliminators: one that ionizes the atmosphere and blows it, and one that discharges it by contacting with conductive fibers, etc., but one that ionizes and blows the former atmosphere for the purpose of controlling the surface voltage. Is preferred.
The surface can be corona discharge treated. It is preferable to treat it to 400 μN / cm or more due to the wettability according to JIS K-6768. Since the antistatic agent that has become atomized fine particles is charged on the negative side, if the charged voltage on the surface of the film to be applied is large on the negative side, the antistatic agent particles are repelled and cannot be applied uniformly. There is also a non-uniformity of the charged voltage on the film surface, and it can be applied uniformly by controlling this within a predetermined range. As a result, it is possible to reduce variations in the surface resistivity of the surface to which the antistatic agent is applied. When the film is used as a cover tape, the surface resistivity is preferably 10 ⁸ Ω / □ to 10 ¹¹ Ω / □, and the difference between the maximum and minimum logarithmic values is preferably 1.5 or less. Since the fine particles of the antistatic agent are negatively charged, the upper limit of the charged voltage on the surface of the film may be further increased. However, if it is too large, it is not preferable because it is discharged as static electricity during work.
[0008]
A base material layer is a biaxially stretched film of a thermoplastic resin. For example, there are polyester, polypropylene, polyamide and the like. Another layer can be provided between the base material layer and the sealant layer. A stretched or unstretched resin layer can be laminated to give the film and a cover tape using the film with cut resistance. An intermediate layer may be provided for the purpose of providing cushioning properties at the time of heat sealing in the cover tape. The intermediate layer can be a multilayer. As the intermediate layer, an olefin resin is preferably used. The olefin resin is a homopolymer or copolymer mainly composed of olefin. For example, low density polyethylene, ethylene-α olefin copolymer such as ethylene-1 butene copolymer and C6 linear low density polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-ethyl acrylate copolymer, ethylene-acrylate Examples of such a copolymer include a copolymer of ethylene and a monomer having a polar group. It is also possible to blend an olefin resin and a styrene resin used for a sealant layer described later. In addition, an intermediate layer blended with olefinic resins can be formed, but in the case of multiple layers, the mixing ratio of the olefinic resin and the styrene resin is changed for each layer in consideration of the interlayer adhesion with the sealant layer. Things are preferable. For example, the intermediate layer in contact with the sealant layer has a blending ratio of styrene resin of 70%, the blending ratio of olefin resin is 30%, and the intermediate layer in contact with the biaxially stretched film has a blending ratio of styrene resin of 10% olefin. So that the compounding ratio of the resin is 90%.
These substrate layers can be produced by single or tandem extrusion coating or extrusion lamination. In the case of extrusion coating or extrusion lamination, a so-called anchor coating agent, ozone treatment, or corona treatment can be used in order to obtain sufficient interlayer adhesion strength.
[0009]
A resin having heat sealability can be used for the sealant layer. Olefin resins and styrene resins are preferably used. The olefin resin has the same definition as that used for the intermediate layer. A styrene resin and styrene as main components are a homopolymer or a copolymer. For example, polystyrene, high-impact polystyrene, styrene-butadiene copolymer and hydrogenated product thereof, styrene-isoprene copolymer and hydrogenated product thereof, ethylene-styrene graft polymerization in which styrene side chain is graft polymerized to ethylene main chain And a copolymer of styrene and a monomer having a polar group, such as a styrene-maleic anhydride copolymer. In an electronic component packaging container covered with a cover tape, a transparent cover tape has an advantage that the contents can be seen. To obtain a transparent cover tape, the sealant layer must be transparent. Since the sealant layer using the olefin resin and the styrene resin is a resin-based blend having different refractive indexes, it is preferable to reduce the thickness to 30 μm or less in order to increase transparency. If it exceeds 30 μm, the haze according to JIS K-7108, which is the target, exceeds 40%, and it is not preferable because the contents cannot be easily confirmed.
[0010]
The antistatic agent is applied in the form of a mist. If the antistatic agent has a high viscosity and cannot be atomized as it is, a solution of the antistatic agent diluted with a solvent may be used. The antistatic agent is preferably water-soluble. It is preferable to apply such an aqueous solution of an antistatic agent in the form of a mist. Examples of the water-soluble antistatic agent include a cationic surfactant type, an anionic surfactant type, an amphoteric surfactant type, a nonionic surfactant type, and the above hydrophilic group bonded to a high molecular weight chain. Such a high molecular weight antistatic agent or the like can be suitably used. Among these, an anionic surfactant type and a zwitterionic surfactant type are preferable. The antistatic agent or its solution is applied in the form of a mist. Although it does not specifically limit to the method of apply | coating in mist form, For example, the commercially available nozzle using the mechanism which becomes mist form by blowing out compressed air with a solution can be used suitably. The coating amount of the antistatic agent or its solution varies depending on the type. The amount of the antistatic agent per square meter can be appropriately adjusted depending on the use of the film, with a range of 0.01 to 1.0 g as a standard. When the film is used as a cover tape, the surface resistivity is preferably 10 ⁸ Ω / □ or more and 10 ¹¹ Ω / □ or less, and the coating amount may be adjusted so that the antistatic agent is also in that range. The above-mentioned coating amount is a standard, and may be smaller or larger depending on the type of the antistatic agent. However, when an antistatic agent is applied to the surface of the heat seal layer, the peel strength when heat-sealed may be lowered when the amount of the antistatic agent increases.
[0011]
【Example】
Examples and Comparative Examples of the present invention are shown below.
Example 1
A biaxially stretched polyethylene terephthalate film (12 μm) as the base layer, a mixture of 90% low density polyethylene and 10% ethylene-1 propylene copolymer as the intermediate layer was extruded from the first extruder, and then the sealant from the second extruder. As layers, styrene-butadiene block copolymer resin (styrene ratio 80%) 30%, styrene-butadiene elastomer (styrene ratio 20%), impact-resistant polystyrene (manufactured by Toyo Styrene Co., Ltd.) 10%, linear low density polyethylene ( Sumitomo Chemical CW) 30% blend was extruded. The thicknesses of the intermediate layer and the sealant layer were 30 μm and 15 μm, respectively. To this film, a linear alkylbenzene sulfonate of an anionic surfactant type was diluted with 9 times the amount of water, and the surface of the film was improved to 420 μN / cm by corona discharge treatment. After removing the static eliminator SJ made by Keyence in two stages and removing the static electricity so that the charged voltage is in the range of +1 to −1 KV, the antistatic agent liquid is supplied to the nozzle simultaneously with the sealant layer surface and the base material layer surface, and the compressed air is supplied to the nozzle. It sprayed on the exit, and it apply | coated by making the antistatic agent liquid mist.
[0012]
(Example 2)
It implemented like the Example except the thickness of the sealant layer having been 6 micrometers.
[0013]
( Experimental example 1 )
It implemented like the Example except the thickness of the sealant layer having been 30 micrometers.
[0014]
(Example 3 )
The same procedure as in Example was performed except that the blending amount of the impact-resistant polystyrene in the sealant layer was 2% and the blending amount of the styrene-butadiene block copolymer resin having a styrene ratio of 20% was 38%.
[0015]
(Example 4 )
The same procedure as in Example 1 was performed except that the charge was removed so that the charged voltage was within +3 to +2 KV.
[0016]
The obtained film was cut out 10 × 10 cm square test pieces for measuring surface resistivity from 3 places in the width direction (left, center, right) to 200 m every 10 m. Test specimens were conditioned for 24 hours in an environment of 23 ° C. and 50%, and the surface resistivity was measured using a Hiresta UP manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation in the same environment at an applied voltage of 500 V and a measurement time of 60 seconds. It was. Logarithmic values were obtained from the obtained measurement results, and the difference between the maximum value and the minimum value was calculated.
[0017]
It was 28 when the haze was measured using the test piece obtained similarly.
The peel strength was similarly sampled at a width of 30 cm × 21 mm every 10 m from the left, center, and right, and with a ST-60 made by Systemation Co., Ltd., the iron width was 0.5 mm × 2 pieces, the iron length was 32 mm, and the pressure was 0. The sealing was performed at 150 ° C. with respect to an embossed tape made of a Denka clearene sheet at 21 MPa and a sealing time of 0.4 seconds.
[0018]
(Comparative Example 1)
In the same manner as in Example 1, a sample having a charged voltage of −30 to −20 KV was created without performing the charge removal process.
[0019]
(Comparative Example 2)
The same operation as in Example 1 was performed except that the static eliminator was adjusted so that the charged voltage on the sealant layer side was −2 KV.
[0020]
(Comparative Example 3)
The same operation as in Example 1 was performed except that the thickness of the sealant layer was 33 μm.
[0021]
[Table 1]

[0022]
[Table 2]

[0023]
【The invention's effect】
The film according to the present invention and the cover tape using the film have less uneven surface resistivity.

Claims

The charged voltage is applied to the surface and +3 K V below -1KV above, antistatic agents or the solution is characterized by applying in mist, the substrate layer and the sealant layer and at least an antistatic agent layer on one side thereof And a sealant layer is made of a blend of a styrene resin and an olefin resin, and the thickness of the sealant layer is 6 μm to 15 μm, and the haze is 30% or less .

The surface voltage to be applied is +3 KV or less and −1 KV or more, and the antistatic agent or a solution thereof is applied in the form of a mist, and has a base material layer and a sealant layer and at least one surface of the antistatic agent layer, The surface resistivity of the antistatic agent layer is 10 ⁸ Ω / □ or more and 10 ¹¹ Ω / □ or less, the difference between the maximum value and the minimum value of the logarithmic value is 1.5 or less , and the sealant layer is a styrene resin and olefin A film having a haze of 30% or less, which is made of a blend of a resin and the sealant layer has a thickness of 6 μm to 15 μm .

A cover tape using the film according to claim 2 .

The cover tape according to claim 3 having a haze of 30 % or less.