JP4086760B2 - 液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法 - Google Patents

液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4086760B2
JP4086760B2 JP2003374646A JP2003374646A JP4086760B2 JP 4086760 B2 JP4086760 B2 JP 4086760B2 JP 2003374646 A JP2003374646 A JP 2003374646A JP 2003374646 A JP2003374646 A JP 2003374646A JP 4086760 B2 JP4086760 B2 JP 4086760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
packing
fluid
liquid chromatography
discharge pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003374646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004233335A (ja
Inventor
信夫 福本
Original Assignee
株式会社京都クロマト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社京都クロマト filed Critical 株式会社京都クロマト
Priority to JP2003374646A priority Critical patent/JP4086760B2/ja
Publication of JP2004233335A publication Critical patent/JP2004233335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4086760B2 publication Critical patent/JP4086760B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/50Conditioning of the sorbent material or stationary liquid
    • G01N30/56Packing methods or coating methods
    • G01N2030/562Packing methods or coating methods packing

Landscapes

  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Description

本発明は、液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物を除去する装置及び方法に関する。
従来から、例えば薬品の原液から目的とする薬品化合物を分取したり、光学異性体から左形と右形の化合物を分取するのに、カラムクロマトを用いた液体クロマトグラフィーが使用されている(例えば下記特許文献1)。液体クロマトグラフィーは、中空シリンダー内に充填物として例えばシリカゲルを圧入して充填し、上下の開放部を固定フランジで塞ぎ、内部に原液を供給して目的物を分取する。カラム内部の充填物は、一般的に1MPa〜10MPaの範囲の圧力で押し固められているため、容易に除去できなかった。このため、従来の液体クロマトグラフィーは、充填物を除去する際には、油圧装置を用いて押し抜く方法や送液ポンプで押出す方法が主として採用されていた。
しかし、これらの方法で充填物を押し抜いても、充填物が分散したりして、その取り扱いが容易ではなかった。さらに、充填物を充填したり充填し直す際は、カラムを充填物製品のメーカーや専門業者に送り、作業をしてもらわなければならず、コストが高く不便であるという問題があった。
特開平6−201672号公報
本発明は、前記従来の問題を解決するため、液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物の除去が効率よく合理的にできる除去装置及び方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の液体クロマトグラフィーの充填物除去装置は、液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物を除去する機能を備えた充填物除去装置であって、
前記カラムの下部で、かつ、前記カラム筒の径方向に沿って前記カラムの側部に、前記カラムの外部から流体を供給するための流体供給パイプと前記流体を前記充填物とともに外部に排出する排出パイプとを設け、
充填物除去動作に先だって、前記カラムの下部フランジ部を、前記流体供給パイプおよび前記排出パイプの取付位置より下方に移動させる機能を備えたことを特徴とする。
本発明の液体クロマトグラフィーの充填物除去方法は、液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物を除去する方法であって、
充填物除去動作に先だって、前記カラムの下部フランジ部を、前記カラムの下部で、かつ、前記カラム筒の径方向に沿って前記カラムの側部に設けられた、前記カラムの外部から流体を供給するための流体供給パイプと前記流体を前記充填物とともに外部に排出する排出パイプの取付位置より下方に移動させ、
前記流体供給パイプから流体を供給し、
前記排出パイプから前記供給した流体を前記カラム内の前記充填物とともに外部に排出することを特徴とする。
以上説明したとおり、本発明は、液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物の除去が効率よく合理的にできる除去装置及び方法を提供できる。すなわち押し固められている充填物を除去するに際し、水などの流体を用いて、ほとんどを密閉系で作業でき、充填物の飛散もなく、環境汚染することなく充填物の除去作業ができる。また、充填物は外部に漏れ出すことはなく、除去作業も容易であることから、液体クロマトグラフィーの使用者が自らカラム充填物を除去することが可能である。
液体クロマトグラフィーのカラムは、通常上下端はフランジ部によって密閉されている。本発明の充填物除去装置は、前記下部のフランジ部を外してアダプター部を取り付け、密閉固定する。ここでいう密閉とは、充填物の除去に使用する流体がもれない程度の密閉をいう。前記アダプター部の何れかの部分には、外部から流体を供給し上方に向かって噴射する流体供給パイプと、前記供給した流体を前記充填物とともに外部に排出する排出パイプを備えている。これにより、硬く押し固められている充填物を、水などの流体を用いて崩しながら外部に取り出すことができる。
別な方法としては、通常密閉されている下部フランジ部を下に下げたときに形成される空間部であって、カラムの下部に、外部から流体を供給するための流体供給パイプと前記流体を前記充填物とともに外部に排出する排出パイプを設ける。これにより、硬く押し固められている充填物を、圧力をかけた水などの流体を用いて崩しながら外部に取り出すことができる。もちろん密閉系で充填物の除去ができる。
前記方法及び装置においては、排出パイプの直径が供給パイプの直径より大きいことが好ましい。このようにすると、高圧をかけなくても水などの流体を供給して充填物を除去できる。
前記カラムの下部の流体供給パイプと排出パイプには、それぞれさらにバルブを備えたことが好ましい。このようにすると、洗浄するとき以外の通常の運転時にはバルブを閉めておくことにより、高圧状態を保持できる。
また、排出パイプの先に容器を置き、充填物を沈降させ上澄液を廃棄することが好ましい。このようにすると、充填物と水などの流体とを効率よく分離でき、充填物のみを廃棄できる。上澄液が水の場合はそのまま廃棄でき、溶剤を含んでいる場合は、溶剤処理ラインに流すことができる。また、充填物はシリカゲルや珪藻土の場合が多いので、土に埋めて廃棄処理できる。
以下図面を用いてさらに説明する。
図1は本発明の一実施例における液体クロマトグラフィーの充填物除去装置の部分断面図である。液体クロマトグラフィーのカラム1内には、充填物2が充填されている。カラム1の下部に取り付けてあるフランジ(図2の23)を取り外し、代わりにアダプター部3を取り付ける。取り付けるには、例えばボルトで締めて密閉し固定(図示せず)してもよいし、台座11に取り付けられている油圧装置10のシリンダー12をアップして圧力をかけたままの状態に保持してもよい。
次に、アダプター部3の右斜め下の方向から内部に向かって設けられている流体供給パイプ4(内側直径:10mm)にホース13を接続し、ここから、例えば水道水を供給し、上方に向かって噴射させる。これにより、硬く押し固められている充填物2が水流により崩され、水流とともに排出パイプ5(内側直径:20mm)から外部に排出する。排出パイプ5に接続したパイプ6を通じて容器7に受け、静置しておくと沈殿物8と上澄液9に分離するので、これらを別々に廃棄する。供給水の好ましい圧力は2×105〜1×106Pa(約2〜10kg/cm2)程度である。供給水の好ましい水量は、カラムの大きさにもよるが、0.1L/分〜10L/分(Lはリットル)程度である。
前記装置を用いて、外径216.3mm、内径200mm、高さ1mのカラム1内に、平均直径約20μmのシリカゲルを充填し、5MPaの圧力で充填されている充填物の除去作業を行った。その結果、供給水として水道水を用いて充填物を効率よく除去できた。ほとんどを密閉系で作業できるので、充填物の飛散もなく、環境汚染することなく充填物の除去作業ができた。また、充填物は外部に漏れ出すことはなく、除去作業も容易であることから、液体クロマトグラフィーの使用者が自らカラム充填物を除去することが可能であった。
なお、図2は本発明の一実施例における液体クロマトグラフィーの使用状態を示す部分断面図である。液体クロマトグラフィーのカラム1内には、充填物2が充填され、上部のフランジ21の原液注入パイプ22から原液を供給し、充填物層2を通過させ、下部のフランジ23の取り出しパイプ24から目的とする物質を分取する。フランジ21,23を取り付けるには、例えばボルトで締めて密閉し固定(図示せず)してもよいし、下部のフランジ23については、台座11に取り付けられている油圧装置10のシリンダー12をアップして圧力をかけたままの状態に保持してもよい。
図3は、通常密閉されている下部フランジ部を下に下げたときに形成される空間部であって、かつカラムの下部に、外部から流体を供給するための流体供給パイプ31(内側直径:20mm)とこの流体を充填物とともに外部に排出する排出パイプ33(内側直径:20mm)を設けた例である。これにより、密閉系でカラム内に充填した充填物の除去を効率よく合理的に行える。さらに、流体供給パイプ31にはバルブ32と、排出パイプ33にはバルブ34を設けることにより、通常の運転時にはバルブ32,34を閉めておくことにより、高圧状態を保持できる。
本発明の一実施例における液体クロマトグラフィーの充填物除去装置の部分断面図である。 本発明の一実施例における液体クロマトグラフィーの使用状態を示す部分断面図である。 本発明の別の実施例における液体クロマトグラフィーの充填物除去装置の部分断面図である。
符号の説明
1 カラム
2 充填層
3 アダプター部
4 流体供給パイプ
5 排出パイプ
6 接続パイプ
7 容器
8 沈殿物
9 上澄液
10 油圧装置
11 台座
12 シリンダー
13 ホース
21 上部フランジ
22 原液注入パイプ
23 下部のフランジ
24 取り出しパイプ
31 流体供給パイプ
32,34 バルブ
33 排出パイプ

Claims (4)

  1. 液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物を除去する機能を備えた充填物除去装置であって、
    前記カラムの下部で、かつ、前記カラム筒の径方向に沿って前記カラムの側部に、前記カラムの外部から流体を供給するための流体供給パイプと前記流体を前記充填物とともに外部に排出する排出パイプとを設け、
    充填物除去動作に先だって、前記カラムの下部フランジ部を、前記流体供給パイプおよび前記排出パイプの取付位置より下方に移動させる機能を備えたことを特徴とする液体クロマトグラフィーの充填物除去装置。
  2. 前記カラムの下部の流体供給パイプと排出パイプには、それぞれさらにバルブを備えた請求項に記載の液体クロマトグラフィーの充填物除去装置。
  3. 液体クロマトグラフィーのカラム内に充填した充填物を除去する方法であって、
    充填物除去動作に先だって、前記カラムの下部フランジ部を、前記カラムの下部で、かつ、前記カラム筒の径方向に沿って前記カラムの側部に設けられた、前記カラムの外部から流体を供給するための流体供給パイプと前記流体を前記充填物とともに外部に排出する排出パイプの取付位置より下方に移動させ、
    前記流体供給パイプから流体を供給し、
    前記排出パイプから前記供給した流体を前記カラム内の前記充填物とともに外部に排出することを特徴とする液体クロマトグラフィーの充填物除去方法。
  4. 前記排出パイプの先に容器を置き、前記充填物を沈降させ、上澄液を廃棄する請求項に記載の液体クロマトグラフィーの充填物除去方法。
JP2003374646A 2003-01-09 2003-11-04 液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法 Expired - Fee Related JP4086760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003374646A JP4086760B2 (ja) 2003-01-09 2003-11-04 液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003003664 2003-01-09
JP2003374646A JP4086760B2 (ja) 2003-01-09 2003-11-04 液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004233335A JP2004233335A (ja) 2004-08-19
JP4086760B2 true JP4086760B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=32964657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003374646A Expired - Fee Related JP4086760B2 (ja) 2003-01-09 2003-11-04 液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4086760B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4826499B2 (ja) * 2006-11-14 2011-11-30 株式会社三菱化学アナリテック 試料カラムからの充填物取出し装置
JP5023775B2 (ja) * 2007-04-05 2012-09-12 栗田工業株式会社 クロマト充填層の抜出方法
EP2282202B1 (en) * 2008-05-23 2012-09-12 Mitsubishi Chemical Analytech Co., Ltd. Filler takeout apparatus for sample column
CA3027199A1 (en) * 2016-06-10 2017-12-14 Repligen Corporation Chromatography column packing medium recovery
CN112060496B (zh) * 2020-08-14 2022-07-05 苏州呈润电子有限公司 一种注料均匀型注塑热流道系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004233335A (ja) 2004-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140041873A1 (en) Method and Apparatus for Local Supply of a Treatment Fluid to a Well Portion
JP4086760B2 (ja) 液体クロマトグラフィーの充填物除去装置及び除去方法
BR9810091A (pt) Sistema de reforço de anel de capa
NO341598B1 (no) Forbedrede brønnvæsker og fremgangsmåte for bruk i underjordiske formasjoner.
NO345327B1 (no) Kabeloperert avlessingsbeholder og framgangsmåte for avlessing av materiale i en brønn
WO1998028519B1 (en) Method of oil/gas well stimulation
CA2005605A1 (en) Dual wall well development tool
CA2503565A1 (en) Drilling mud filtration device
US7389818B2 (en) Method and device by a displacement tool
CN107841926A (zh) 一种水泥混凝土路面接缝修补用的填料装置
TWI624412B (zh) 內袋複合容器及分配裝置
CA2136797A1 (en) Method and system for removing fines from a crude oil tank
US4206929A (en) Blow out preventer
US4276945A (en) Mud return line connector apparatus
EP3080600A1 (en) Piston and process column
WO2015118609A1 (ja) 可動栓式カラム及びその使用方法
US20190017339A1 (en) Gravitational Displacement Apparatus for treating Sustained Casing Annulus Pressure and Surface Casing Vent Flow
CN1550425A (zh) 用户可再装的具有真空致动活塞的液体分配容器
NO20022582L (no) Anordning for å redusere utskilling av flyktige organiske forbindelser fraolje under fylling av tanker
JP5585170B2 (ja) クロマトグラフィカラム
US20060157237A1 (en) Well and method for regenerating a well
AU681632B2 (en) Forming threaded holes
CN206319856U (zh) 油层套管灌浆装置
EP2326789B1 (en) Apparatus for use in top filling of tubulars and associated methods
CN105587284A (zh) 抽油机井井口防喷装置及开启井口作业时的防喷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees