JP4085302B2

JP4085302B2 - Door lock device

Info

Publication number: JP4085302B2
Application number: JP2002007967A
Authority: JP
Inventors: 早川　　茂; 明村松; 文男青木; 寛市原
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd; Aisin Corp
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 2002-01-16
Filing date: 2002-01-16
Publication date: 2008-05-14
Anticipated expiration: 2022-01-16
Also published as: JP2003214007A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアロック装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のドアロック装置としては、特開平７−９７８８１号公報で示されるものが知られている。従来の技術のドアロック装置は、車両ドアに配設され車両ドアの車両ボデーへのロック状態及びアンロック状態を切り替えるロッキングレバーを備えるロッキング機構と、このロッキング機構を被覆するカバーと、車両ドアに配設されるキー操作部材と、カバーに形成された開口部を介してキー操作部材とロッキングレバーを連係するリンクからなるものである。そして、キー操作部材をキーにより操作することにより、リンクが移動し、その結果、ロッキングレバーが作動する。これにより、ロッキングレバーに連係されたキーレバーが作動し、車両ドアの車両ボデーへのロック状態及びアンロック状態を切り替えるものである。
【０００３】
このドアロック装置は、不当な解錠（ロック状態からアンロック状態への切替）を防止するために、ロッキング機構をカバーにて被覆する構成となっている。しかしながら、ロッキングレバーに連係されるリンクは被覆されていないため、リンクへの接触は可能であった。よって不当な工具等によりリンクを直接的に移動させることが可能であり、その結果、ロッキングレバーを作動させることが可能であった。この点は、車両の盗難防止性の観点から問題であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両の盗難防止性の向上を技術的課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明において講じた技術的手段は、車両ドアに配設され、前記車両ドアの車両ボデーへのロック状態及びアンロック状態を切り替えるロッキングレバーを備えるロッキング機構と、該ロッキング機構を被覆するカバーと、前記車両ドアに配設され、キーシリンダに対するキー操作により作動する作動部を備えるキー操作部材と、一端が前記作動部と連係し、他端が前記カバーに形成された開口部を介して前記ロッキングレバーに連係されるケーブルとを備えると共に、前記開口部を閉塞するように前記カバーに固定された第１プロテクタと、前記作動部の回動範囲を被覆するように配置された第２プロテクタとを備え、前記ケーブルが、前記作動部とロッキングレバーとに連係するインナケーブルと、このインナケーブルを被覆するケーシングとで構成され、前記ケーシングの一方の端部が前記第１プロテクタに配設され、他方の端部が前記第２プロテクタに配設されている構成としたことである。
【０００６】
この構成では、キー操作部材とロッキングレバーとをケーブルで連係している。ここでケーブルはフレキシブルに変形可能であるため、不当な工具の接触により、ケーブルを移動させてロッキングレバーを作動させることは困難である。よって車両の盗難防止性は向上する。また、第１プロテクタが開口部を保護するため、不当な工具のカバー内への侵入を防ぐことができる。よってロッキング機構に直接的に接触、操作することが困難となる。ケーブルの一端が連係される第２プロテクタが作動部を被覆する構成となっているため、不当な工具等による作動部の操作が抑えられる。
【０００７】
好ましくは、前記第１プロテクタが、前記カバーに形成された係合孔に係止される第１係止部を備える、と良い。
【０００８】
この構成では、第１プロテクタの第１係止部がカバーの係合孔に係止されることにより、第１プロテクタはカバーへ固定される。つまり、固定するための別部材を設ける必要が無く、部品点数は少ないものとなる。
【０００９】
好ましくは、前記第２プロテクタが、前記キー操作部材のベースに係止される第２係止部を備える、と良い。
【００１０】
この構成では、第２プロテクタの第２係止部がキー操作部材のベースに係止されることにより、第２プロテクタはキー操作部材へ固定される。つまり、固定するための別部材を設ける必要が無く、部品点数は少ないものとなる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
図１に示す様に、本実施の形態であるドアロック装置１０は、ドア１の車両後ろ側（図１示左側）に配設されている。まずドアロック装置１０のラッチ機構（図示無し）について説明する。ラッチ機構は大まかに見てラッチ（図示無し）とポール（図示無し）からなる。そしてラッチが車体ボデーに配設されたストライカ（図示無し）と係脱することによりドア１は車両ボデー６に対して開閉する。つまり、ドア１の車両ボデー６に対しての開作動は、ラッチがトーションスプリング等の付勢手段により回動し、ストライカへの係合が外れることにより行われる。ポールは、ラッチのこの回動を規制するためのものであり、つまり、ポールのラッチへの規制が外れることによりラッチは回作動可能となる。ここで、ポールは図２示リフトレバー２１が軸支されている軸２２に、一体回動可能に軸支されるものである。軸２２はベース３０に回動可能に固定されており、ポールは、ベース３０よりも図２の紙面鉛直奥行側に配設されている。そしてリフトレバー２１が軸２２を中心として図２示反時計回り方向へ回動することにより、ポールも連動して回動する。この回動によりポールはラッチへの規制が外れる構成となっている。
【００１６】
次にドアロック装置１０のロッキング機構２０について説明する。図２に示す様に、ロッキング機構２０はオープンレバー２３、リンク２４、リフトレバー２１、ロッキングレバー２５（ロッキングレバー）を備えている。
【００１７】
オープンレバー２３は、その長手方向のほぼ中央に位置するピン２６によりベース３０に対して回動可能に固定されている。オープンレバー２３はスプリング２８により図２示時計回り方向へ付勢されている。またオープンレバー２３には、その図２示左側に位置する操作端部２３ａにロッド３２の一端が連係されている。ロッド３２の他端（図示無し）はアウトサイドドアハンドル３（図１示）と連係されている。よって、アウトサイドドアハンドル３の操作により、ロッド３２を介してオープンレバー２３が回動する。また操作端部２３ａのピン２６を挟んで反対側に位置する操作端部（図示無し）は、ロッド若しくはケーブルを介してインサイドドアハンドル２（図１示）に連係する。よってインサイドドアハンドル２の操作によってもオープンレバー２３が回動する。また、オープンレバー２３の操作端部２３ａには、リンク２４が配設されている。
【００１８】
リンク２４には、連結孔２４ａ、係合部２４ｂ、連結長孔２４ｃが形成されている。連結孔２４ａはリンク２４に形成された略８字状の孔であり、オープンレバー２３に形成された係止爪部２３ｂと係合する。そして、リンク２４は係止爪部２３ｂを中心として、回動可能となっている。また、リンク２４の図２示下側端には、リンク２４の長手方向に沿って延びる連結長孔２４ｃが形成されている。連結長孔２４ｃにはロッキングレバー２５の係合ピン２５ａが挿通されている。リンク２４の長手方向のほぼ中央には、係合部２４ｂが形成されている。係合部２４ｂの図２示下側近傍には、リフトレバー２１の係合爪２１ａが配設されている。
【００１９】
ロッキングレバー２５は図２示左右方向が長手方向となっており、その長手方向のほぼ中央において、ピン２７にてベース３０に固定されている。ロッキングレバー２５は、ピン２７を中心としてベース３０に対して回動可能となっている。ロッキングレバー２５の図２示左側に位置する操作端部２５ｃには連結長孔２５ｂが形成されている。連結長孔２５ｂには、ケーブル４０（ケーブル）のインナケーブル４１のケーブルエンド４１ａが係合している。また、図２及び図５乃至図６に示す様に、ケーブル４０のインナケーブル４１はドア１に配設されたキー操作部材４（キー操作部材）にも連係されている。よって、キー操作部材４の操作により、ケーブル４０を介して、ロッキングレバー２５はピン２７を中心として回動する。尚、ケーブル４０の詳細については後述する。またロッキングレバー２５は、操作端部２５ｃのピン２７を挟んで反対側に位置する操作端部２５ｄには、ロッド（図示無し）及びケーブル（図示無し）を介してロックノブ５（図１示）に連係されている。更には、操作端部２５ｄに形成された連結孔２５ｅには、アクチュエータ３３（図３示）の操作アーム３４（図３示）が挿通される。よってロックノブ５及びアクチュエータ３３の操作によってもロッキングレバー２５は回動する。尚、ここでキー操作部材４についての説明する。キー操作部材４は、キー（図示無し）が挿入されるキーシリンダ４ａ（キーシリンダ）と、キー操作により作動する作動部４ｂ（作動部）を備えている。図６に示す様に作動部４ｂには、インナケーブル４１の一端である端部４１ｂが連係されている。そして、作動部４ｂはキー操作により、キーシリンダ４ａと結合している部分を中心として所定の角度分だけ回動可能となっている。
【００２０】
ここで、ロッキング機構２０の作動について説明する。図２に示す状態は、ドア１が車両ボデー６に対して開作動可能なアンロック状態を示す。この状態において、オープンレバー２３が図２示反時計回り方向へ作動すると、リンク２４が図２示下方向へ移動する。そしてリンク２４の係合部２４ｂが係合爪２１ａと係合し、リフトレバー２１が、軸２２を中心として図２示反時計回り方向へ回動する。よってドア１が車両ボデー６に対して開作動する。次にアンロック状態から、ロッキングレバー２５がピン２７を中心として所定の角度分だけ図２示時計回り方向へ回動した状態を想定する。この状態はドア１が車両ボデー６に対して開作動不可能なロック状態である。アンロック状態からロック状態へは、ロッキングレバー２５の回動により、係合ピン２５ａ、連結長孔２４ｃを介してリンク２４が連動する。つまりリンク２４は係止爪部２３ｂを中心として、図２示反時計回り方向へ所定角度分だけ回動する。その結果、係合部２４ｂは図２示す右方向へ移動し、リフトレバー２１の係合爪２１ａに対して、図２示右方向にオフセットして位置する。よって、ロック状態では、オープンレバー２３の作動によって、リンク２４が図２示下方向へ移動したとしても、係合部２４ｂは係合爪２１ａと係合しない。従ってリフトレバー２１が作動せず、ドア１は車両ボデー６に対して開作動不可能となっている。つまり、ロッキング機構２０のロッキングレバー２５はドア１の車両ボデー６に対するロック状態とアンロック状態を切り替えるものである。
【００２１】
ロッキング機構２０はベース３０の図２示紙面鉛直手前側に配設されるものであるが、これらのロッキング機構２０は、カバー３１（カバー）により覆われる構造となっている。カバー３１はロッキング機構２０に対して、ドア１外部からの不当な工具の侵入を防ぐものであり、車両の盗難防止等のために配設されるものである。図３に示す様に、カバー３１の図３示左側は、中段部３１ａが形成されている。また、カバー３１の図３示右側は、アクチュエータ３３付近で図３示上方向に立設する構造となっている。また、中段部３１ａ付近には、開口部３１ｂ（開口部）が形成されている。この開口部３１ｂを介して、ロッキングレバー２５の連結長孔２５ｂと、インナケーブル４１のケーブルエンド４１ａが連係している。また、開口部３１ｂは、ロッキングレバー２５の回動によっても、インナケーブル４１とロッキングレバー２５との連係に障害の無い程度の大きさとなっている。
【００２２】
ケーブル４０は大まかに見て、インナケーブル４１とケーシング４２からなる。インナケーブル４１は金属製で、そして既に説明した様に、インナケーブル４１の一端である端部４１ｂ（図２示上側端）は、キー操作部材４の作動部４ｂに連係されている。更に他端（図２示下側端）には、前述のケーブルエンド４１ａが配設されている。
【００２３】
インナケーブル４１にはケーシング４２が被覆されている。ケーシング４２は樹脂製の多層構造で、ケーシング４２内をインナケーブル４１は摺動可能となっている。またケーシング４２の両端には樹脂製のケーシングキャップ４２ａが固定されている。そして、ケーシング４２の図２示下側端のケーシングキャップ４２ａ部分には、プロテクタ４３（第１プロテクタ）が、図２示上側端のケーシングキャップ４２ａ部分には、プロテクタ４４（第２プロテクタ）がそれぞれ配設されている。図２乃至図４に示す様に、プロテクタ４３は、表面部４３ａと側面部４３ｂからなる。表面部４３ａは略矩形状をしたものである。側面部４３ｂは表面部４３ａの全周から、表面部４３ａの垂直方向（図３示下方向）に延在して形成されている。そしてプロテクタ４３の図２示下側の側面部４３ｂには、掛代部４３ｃが形成されている。更に、プロテクタ４３の図２示上側の側面部４３ｂには、係止爪部４３ｄ（第１係止部）が形成されている。そして、掛代部４３ｃをカバー３１の開口部３１ｂの縁に掛けた後、係止爪部４３ｂをカバー３１に形成された係合孔３１ｃ（図４示）と係合させることで、プロテクタ４３はカバー３１に配設される。つまり、係止爪部４３ｂがカバー３１に係止される構造で、簡易に、プロテクタ４３をカバー３１に固定可能となっている。そして、図３に示す様に、プロテクタ４３をカバー３１に固定した場合は、側面部４３ｂの縁（図３示下側の縁）がカバー３１と接触する構造となっている。つまり、プロテクタ４３が開口部３１ｂを保護することにより、針金等の不当工具が、開口部３１ｂを介してロッキング機構２０の付近に侵入するのを防ぐ。よって車両の盗難防止性はより向上したものとなっている。
【００２４】
図２及び図５乃至図６に示す様に、プロテクタ４４は、表面部４４ａと側面部４４ｂからなり、全体としてキー操作部材４の作動部４ｂを被覆する構造となっている。表面部４４ａは、作動部４ｂの回動範囲を含む形状となっている。側面部４４ｂは表面部４４ａの全周から表面部４４ａに対して垂直方向（図６示右方向）に延在して形成されている。そして側面部４４ｂには、３つの係止爪部４４ｃ（第２係止部）が形成されている。係止爪部４４ｃは、キー操作部材４のベース４ｃと係合可能となっている。つまり、図６に示す様に、係止爪部４４ｃが、ベース４ｃに係止されることにより、プロテクタ４４は簡易にキー操作部材４に固定可能となっている。そして、図６に示す様に、プロテクタ４４がキー操作部材４に配設された場合は、側面部４４ｂの縁は、ベース４ｃと接触する構造となっている。つまり、プロテクタ４４は、針金等の不当な工具が、作動部４ｂ付近に侵入するのを防ぐ。よって、車両の盗難防止性はより向上したものとなっている。
【００２５】
尚、ケーブル４０及びプロテクタ４３、４４の構造は、以上説明した構造に限られるものではない。例えば、プロテクタ４３、４４は、ケーシングキャップ４２ａと一体成形されたものでも良いし、直接ケーシング４２に固定されるものであっても良い。
【００２６】
次に、本実施の形態のドアロック装置１０の作動について説明する。図２のアンロック状態において、キーにより、キー操作部材４を操作すると、作動部４ｂが図５示上側の位置（ＵＮＬＯＣＫの位置）へ回動する。その結果、インナケーブル４１を介してロッキングレバー２５がピン２７を中心として、図２示時計回り方向へ回動する。よってドア１はアンロック状態となる。しかしながら、ロック状態において、不当な工具が、外部よりケーブル４０付近に侵入した場合を想定する。この場合、ケーブル４０はフレキシブルに変形可能であり、更にインナケーブル４１はケーシング４２により被覆されている。よって、不当な工具がケーブル４０と接触しても、ロッキングレバー２３が作動し、ロック状態からアンロック状態へ切り替わる可能性は極めて低い。よって盗難防止性は高いものとなっている。更に、車両が衝突によりドア１が変形した場合であっても、ケーブル４０はフレキシブルに変形可能であるため、ロッキング機能を確保することが可能である。つまり、キー操作部材４とロッキング機構２０と作動の連係を確保することが可能である。
【００２７】
【発明の効果】
請求項１の発明によれば、キー操作部材とロッキングレバーとをケーブルで連係しているため、不当な工具がケーブルを操作することにより、車両ドアをアンロック状態とすることは困難である。よって車両の盗難防止性は向上する。
【００２８】
請求項２の発明によれば、第１プロテクタが開口部を保護するため、不当な工具のカバー内への侵入を防ぐことができる。よって車両の盗難防止性は更に向上する。
【００２９】
請求項３の発明によれば、簡易な構成により、第１プロテクタをカバーへ固定することができる。
【００３０】
請求項４の発明によれば、作動部が、第２プロテクタにより被覆されるため、不当な工具等による作動部の操作が抑えられる。よって車両の盗難防止性はより向上する。
【００３１】
請求項５の発明によれば、簡易な構成により、第２プロテクタをキー操作部材へ固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るドアロック装置をドアに配設した状態を示した図である。
【図２】本発明に係るドアロック装置を示した図である。
【図３】本発明に係るドアロック装置のロッキング機構部分の図２におけるＡ−Ａ断面図である。
【図４】本発明に係るドアロック装置のロッキング機構部分の図２におけるＢ−Ｂ断面図である。
【図５】本発明に係るドアロック装置のキー操作部材とケーブルの連係部分を示した図である。
【図６】本発明に係るドアロック装置の図６におけるＣ−Ｃ断面図である。
【符号の説明】
１ドア（車両ドア）
４キー操作部材
４ａキーシリンダ
４ｂ作動部
６車両ボデー
２０ロッキング機構
２５ロッキングレバー
３１カバー
３１ｂ開口部
４３プロテクタ（第１プロテクタ）
４３ｄ係止爪部（第１係止部）
４４プロテクタ（第２プロテクタ）
４４ｃ係止爪部（第２係止部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle door lock device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of door lock device, what is shown by Unexamined-Japanese-Patent No. 7-97881 is known. A door lock device according to the prior art is provided with a locking mechanism that is disposed on a vehicle door and includes a locking lever that switches between a locked state and an unlocked state of the vehicle door with respect to the vehicle body, a cover that covers the locking mechanism, and a vehicle door. The key operation member is provided and a link that links the key operation member and the locking lever through an opening formed in the cover. Then, the link is moved by operating the key operation member with the key, and as a result, the locking lever is operated. As a result, the key lever linked to the locking lever is operated to switch between the locked state and unlocked state of the vehicle door to the vehicle body.
[0003]
This door lock device is configured to cover a locking mechanism with a cover in order to prevent unauthorized unlocking (switching from a locked state to an unlocked state). However, since the link linked to the locking lever is not covered, contact with the link was possible. Therefore, the link can be directly moved by an inappropriate tool or the like, and as a result, the locking lever can be operated. This point was a problem from the viewpoint of vehicle antitheft.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to improve the antitheft property of a vehicle.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the technical means taken in the present invention includes a locking mechanism provided on a vehicle door, the locking mechanism including a locking lever that switches between a locked state and an unlocked state of the vehicle door to the vehicle body, a cover covering the locking mechanism is disposed on the vehicle door, formed a key operation member Ru provided with a hydraulic unit operated by the key operation to the key cylinder, one end is associated with the actuating portion, the other end the cover A cable linked to the locking lever through the opened opening, and a first protector fixed to the cover so as to close the opening, and a rotation range of the operating unit is covered. A second protector disposed on the inner cable, and the cable is connected to the actuating portion and the locking lever. Is constituted by a casing which covers the cable, the one end of the casing is disposed on the first protector is that the other end has a structure which is disposed on the second protector.
[0006]
In this configuration, the key operation member and the locking lever are linked by a cable. Here, since the cable can be deformed flexibly, it is difficult to operate the locking lever by moving the cable due to an inappropriate tool contact. Therefore, the antitheft property of the vehicle is improved. Further, since the first protector protects the opening, it is possible to prevent an unauthorized tool from entering the cover. Therefore, it becomes difficult to directly contact and operate the locking mechanism. Since the 2nd protector with which the end of a cable is linked | coupled becomes a structure which covers an action | operation part, operation of the action | operation part by an unjust tool etc. is suppressed.
[0007]
Preferably, the first protector includes a first locking portion that is locked to an engagement hole formed in the cover .
[0008]
In this configuration , the first protector is fixed to the cover by the first locking portion of the first protector being locked in the engagement hole of the cover. That is, it is not necessary to provide another member for fixing, and the number of parts is small.
[0009]
Preferably, the second protector includes a second locking portion that is locked to a base of the key operation member .
[0010]
In this configuration , the second protector is fixed to the key operating member by locking the second locking portion of the second protector to the base of the key operating member. That is, it is not necessary to provide another member for fixing, and the number of parts is small.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1, the door lock device 10 according to the present embodiment is disposed on the vehicle rear side (the left side in FIG. 1) of the door 1. First, a latch mechanism (not shown) of the door lock device 10 will be described. The latch mechanism roughly includes a latch (not shown) and a pole (not shown). The door 1 opens and closes with respect to the vehicle body 6 by engaging and disengaging the latch with a striker (not shown) disposed on the vehicle body. That is, the opening operation of the door 1 with respect to the vehicle body 6 is performed when the latch is rotated by an urging means such as a torsion spring and the engagement with the striker is released. The pole is for restricting the rotation of the latch, that is, the latch can be operated by turning off the restriction of the pole to the latch. Here, the pole is pivotally supported by a shaft 22 on which the lift lever 21 shown in FIG. The shaft 22 is fixed to the base 30 so as to be rotatable, and the pole is disposed on the vertical depth side in FIG. The lift lever 21 rotates about the shaft 22 in the counterclockwise direction shown in FIG. By this rotation, the pole is configured not to be restricted by the latch.
[0016]
Next, the locking mechanism 20 of the door lock device 10 will be described. As shown in FIG. 2, the locking mechanism 20 includes an open lever 23, a link 24, a lift lever 21, and a locking lever 25 (locking lever).
[0017]
The open lever 23 is fixed to the base 30 so as to be rotatable by a pin 26 located substantially in the center in the longitudinal direction. The open lever 23 is biased clockwise by a spring 28 as shown in FIG. Further, one end of a rod 32 is linked to the open lever 23 at an operation end 23a located on the left side in FIG. The other end (not shown) of the rod 32 is linked to the outside door handle 3 (shown in FIG. 1). Therefore, the open lever 23 is rotated via the rod 32 by the operation of the outside door handle 3. Further, an operation end (not shown) located on the opposite side across the pin 26 of the operation end 23a is linked to the inside door handle 2 (shown in FIG. 1) via a rod or a cable. Therefore, the open lever 23 is also rotated by the operation of the inside door handle 2. A link 24 is disposed at the operation end 23 a of the open lever 23.
[0018]
The link 24 is formed with a connecting hole 24a, an engaging portion 24b, and a connecting long hole 24c. The connecting hole 24 a is a substantially 8-shaped hole formed in the link 24 and engages with a locking claw portion 23 b formed in the open lever 23. The link 24 is rotatable around the locking claw 23b. Further, a connecting long hole 24c extending along the longitudinal direction of the link 24 is formed at the lower end of the link 24 shown in FIG. The engaging pin 25a of the locking lever 25 is inserted through the connecting long hole 24c. An engaging portion 24b is formed at the approximate center of the link 24 in the longitudinal direction. An engaging claw 21a of the lift lever 21 is disposed near the lower side of the engaging portion 24b in FIG.
[0019]
The locking lever 25 has a longitudinal direction in the left-right direction shown in FIG. 2 and is fixed to the base 30 by a pin 27 at substantially the center in the longitudinal direction. The locking lever 25 is rotatable with respect to the base 30 around the pin 27. A long connecting hole 25b is formed in the operation end 25c located on the left side of the locking lever 25 in FIG. The cable end 41a of the inner cable 41 of the cable 40 (cable) is engaged with the connection long hole 25b. As shown in FIGS. 2 and 5 to 6, the inner cable 41 of the cable 40 is also linked to a key operation member 4 (key operation member) disposed on the door 1. Therefore, the locking lever 25 rotates around the pin 27 via the cable 40 by the operation of the key operation member 4. Details of the cable 40 will be described later. The locking lever 25 is connected to the lock knob 5 (shown in FIG. 1) via a rod (not shown) and a cable (not shown) on the operation end 25d positioned on the opposite side of the pin 27 of the operation end 25c. It is linked. Furthermore, the operating arm 34 (shown in FIG. 3) of the actuator 33 (shown in FIG. 3) is inserted into the connecting hole 25e formed in the operating end 25d. Therefore, the locking lever 25 is also rotated by the operation of the lock knob 5 and the actuator 33. Here, the key operation member 4 will be described. The key operation member 4 includes a key cylinder 4a (key cylinder) into which a key (not shown) is inserted, and an operation unit 4b (operation unit) that operates by key operation. As shown in FIG. 6, an end portion 41b, which is one end of the inner cable 41, is linked to the operating portion 4b. The actuating portion 4b can be rotated by a predetermined angle around a portion coupled to the key cylinder 4a by a key operation.
[0020]
Here, the operation of the locking mechanism 20 will be described. The state shown in FIG. 2 shows an unlocked state in which the door 1 can be opened with respect to the vehicle body 6. In this state, when the open lever 23 operates in the counterclockwise direction shown in FIG. 2, the link 24 moves downward in FIG. Then, the engaging portion 24b of the link 24 engages with the engaging claw 21a, and the lift lever 21 rotates about the shaft 22 in the counterclockwise direction shown in FIG. Therefore, the door 1 is opened with respect to the vehicle body 6. Next, it is assumed that the locking lever 25 is rotated in the clockwise direction shown in FIG. This state is a locked state in which the door 1 cannot be opened with respect to the vehicle body 6. From the unlocked state to the locked state, the link 24 is interlocked via the engaging pin 25 a and the connecting long hole 24 c by the rotation of the locking lever 25. That is, the link 24 rotates by a predetermined angle in the counterclockwise direction shown in FIG. 2 around the locking claw 23b. As a result, the engaging portion 24b moves in the right direction shown in FIG. 2, and is offset with respect to the engaging claw 21a of the lift lever 21 in the right direction shown in FIG. Therefore, in the locked state, even if the link 24 moves downward in FIG. 2 by the operation of the open lever 23, the engaging portion 24b does not engage with the engaging claw 21a. Therefore, the lift lever 21 does not operate, and the door 1 cannot be opened with respect to the vehicle body 6. That is, the locking lever 25 of the locking mechanism 20 switches between the locked state and the unlocked state of the door 1 with respect to the vehicle body 6.
[0021]
The locking mechanism 20 is disposed on the front side of the base 30 in FIG. 2, and the locking mechanism 20 is covered with a cover 31 (cover). The cover 31 prevents unauthorized tools from entering the locking mechanism 20 from the outside of the door 1 and is disposed to prevent the vehicle from being stolen. As shown in FIG. 3, a middle step 31a is formed on the left side of the cover 31 in FIG. Further, the right side of the cover 31 in FIG. 3 has a structure in which the cover 31 is erected in the upper direction in FIG. An opening 31b (opening) is formed in the vicinity of the middle step 31a. The connecting long hole 25b of the locking lever 25 and the cable end 41a of the inner cable 41 are linked via the opening 31b. Further, the opening 31 b has such a size that there is no obstacle to the linkage between the inner cable 41 and the locking lever 25 even when the locking lever 25 rotates.
[0022]
The cable 40 is roughly composed of an inner cable 41 and a casing 42. The inner cable 41 is made of metal, and as described above, the end portion 41b (the upper end in FIG. 2) which is one end of the inner cable 41 is linked to the operating portion 4b of the key operation member 4. Further, the above-described cable end 41a is disposed at the other end (the lower end in FIG. 2).
[0023]
The inner cable 41 is covered with a casing 42. The casing 42 has a multilayer structure made of resin, and the inner cable 41 is slidable in the casing 42. Resin casing caps 42 a are fixed to both ends of the casing 42. A protector 43 (first protector) is provided at the casing cap 42a portion at the lower end of the casing 42 in FIG. 2, and a protector 44 (second protector) is provided at the casing cap 42a portion at the upper end of FIG. It is arranged. As shown in FIGS. 2 to 4, the protector 43 includes a surface portion 43a and a side surface portion 43b. The surface portion 43a has a substantially rectangular shape. The side surface portion 43b is formed to extend from the entire circumference of the surface portion 43a in the direction perpendicular to the surface portion 43a (the lower direction in FIG. 3). A hooking portion 43c is formed on the side surface portion 43b of the protector 43 on the lower side in FIG. Further, a locking claw portion 43d (first locking portion) is formed on the side surface portion 43b of the protector 43 shown in FIG. Then, after the hooking portion 43 c is hung on the edge of the opening 31 b of the cover 31, the locking claw portion 43 b is engaged with an engagement hole 31 c (shown in FIG. 4) formed in the cover 31, thereby Is disposed on the cover 31. That is, the protector 43 can be easily fixed to the cover 31 with a structure in which the locking claw portion 43 b is locked to the cover 31. As shown in FIG. 3, when the protector 43 is fixed to the cover 31, the edge of the side surface 43 b (the lower edge in FIG. 3) is in contact with the cover 31. That is, the protector 43 protects the opening 31b, thereby preventing an inappropriate tool such as a wire from entering the vicinity of the locking mechanism 20 through the opening 31b. Therefore, the anti-theft property of the vehicle is further improved.
[0024]
As shown in FIGS. 2 and 5 to 6, the protector 44 includes a surface portion 44 a and a side surface portion 44 b, and has a structure that covers the operating portion 4 b of the key operation member 4 as a whole. The surface portion 44a has a shape including the rotation range of the operating portion 4b. The side surface portion 44b is formed to extend from the entire circumference of the surface portion 44a in a direction perpendicular to the surface portion 44a (right direction in FIG. 6). And the three latching claw parts 44c (2nd latching | locking part) are formed in the side part 44b. The locking claw portion 44 c can be engaged with the base 4 c of the key operation member 4. That is, as shown in FIG. 6, the protector 44 can be easily fixed to the key operation member 4 by the locking claw portion 44c being locked to the base 4c. As shown in FIG. 6, when the protector 44 is disposed on the key operation member 4, the edge of the side surface portion 44b is in contact with the base 4c. That is, the protector 44 prevents an inappropriate tool such as a wire from entering the vicinity of the operating portion 4b. Therefore, the antitheft property of the vehicle has been further improved.
[0025]
The structure of the cable 40 and the protectors 43 and 44 is not limited to the structure described above. For example, the protectors 43 and 44 may be integrally formed with the casing cap 42 a or may be directly fixed to the casing 42.
[0026]
Next, the operation of the door lock device 10 of the present embodiment will be described. When the key operating member 4 is operated by a key in the unlocked state of FIG. 2, the operating portion 4b rotates to the upper position (UNLOCK position) shown in FIG. As a result, the locking lever 25 rotates about the pin 27 in the clockwise direction shown in FIG. Therefore, the door 1 is unlocked. However, it is assumed that an unauthorized tool enters the vicinity of the cable 40 from the outside in the locked state. In this case, the cable 40 can be flexibly deformed, and the inner cable 41 is covered with a casing 42. Therefore, even if an unauthorized tool comes into contact with the cable 40, the locking lever 23 is activated, and the possibility of switching from the locked state to the unlocked state is extremely low. Therefore, the anti-theft property is high. Furthermore, even when the door 1 is deformed due to the collision of the vehicle, the cable 40 can be deformed flexibly, so that a locking function can be ensured. That is, it is possible to ensure the linkage between the operation of the key operation member 4 and the locking mechanism 20.
[0027]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the key operation member and the locking lever are linked by the cable, it is difficult for the vehicle door to be unlocked by an unauthorized tool operating the cable. Therefore, the antitheft property of the vehicle is improved.
[0028]
According to invention of Claim 2, since a 1st protector protects an opening part, the penetration | invasion into the cover of an unauthorized tool can be prevented. Therefore, the antitheft property of the vehicle is further improved.
[0029]
According to invention of Claim 3, a 1st protector can be fixed to a cover by simple structure.
[0030]
According to invention of Claim 4, since an action | operation part is coat | covered with a 2nd protector, operation of the action | operation part by an unjust tool etc. is suppressed. Therefore, the antitheft property of the vehicle is further improved.
[0031]
According to invention of Claim 5, a 2nd protector can be fixed to a key operation member by simple structure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a state in which a door lock device according to the present invention is disposed on a door.
FIG. 2 is a view showing a door lock device according to the present invention.
3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 2 of the locking mechanism portion of the door lock device according to the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2 of the locking mechanism portion of the door lock device according to the present invention.
FIG. 5 is a view showing a link portion between a key operation member and a cable of the door lock device according to the present invention.
6 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 6 of the door lock device according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Door (vehicle door)
4 Key operation member 4a Key cylinder 4b Actuator 6 Vehicle body 20 Locking mechanism 25 Locking lever 31 Cover 31b Opening 43 Protector (first protector)
43d Locking claw part (first locking part)
44 protector (second protector)
44c Locking claw part (second locking part)

Claims

A locking mechanism provided on a vehicle door, the locking mechanism including a locking lever that switches between a locked state and an unlocked state of the vehicle door to a vehicle body;
A cover covering the locking mechanism;
Disposed in the vehicle door, the key operating member Ru provided with a hydraulic unit operated by the key operation to the key cylinder,
A cable having one end linked to the operating portion and the other end linked to the locking lever via an opening formed in the cover ;
A first protector fixed to the cover so as to close the opening, and a second protector disposed so as to cover the rotation range of the operating part;
The cable includes an inner cable linked to the operating portion and the locking lever, and a casing that covers the inner cable. One end of the casing is disposed in the first protector, and the other end. A door lock device characterized in that a portion is disposed on the second protector .

2. The door lock device according to claim 1, wherein the first protector includes a first locking portion that is locked to an engagement hole formed in the cover .

The second protector, characterized in that it comprises a second securing portion secured to the base of the key operating member, the door lock device according to claim 1 or 2.