JP4084204B2 - 車両用空気調和装置の制御方法および車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置の制御方法および車両用空気調和装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートポンプ式冷凍サイクルを導入した車両用空気調和装置の制御方法および車両用空気調和装置の、空調能力向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球温暖化等の環境問題を解決する手段として、従来の内燃機関で走行する車両に代わる電気自動車やハイブリッド車の開発が進み、一部実用化されている。このような車両においては、電気自動車のように内燃機関が全くないか、あるいは、ハイブリッド車のように内燃機関を搭載していても内燃機関が間歇的にしか運転されない。そのため、このような車両の空気調和装置は、従来の車両用空気調和装置のように、コンプレッサの駆動源として内燃機関の出力の一部を使用したり、または、内燃機関の廃熱を利用したりして暖房運転を行えない、または行い難いという問題点を抱えている。
【0003】
このような背景から、冷媒を圧縮するコンプレッサの駆動源として電動モータ等を使用し、状態変化を繰り返しながら冷媒回路を循環する冷媒の流れ方向を切り換えることで車室内の空調を行うように構成したヒートポンプ式の車両用空気調和装置が提案されている。
【0004】
この種の車両用空気調和装置として図6に示すものが知られている。図6において、車両用空気調和装置1は、冷媒を圧縮するコンプレッサ23と、冷媒と熱媒体とを熱交換させる冷媒−熱媒体熱交換器24と、冷媒を断熱膨張させる絞り25、27と、冷媒と外気とを熱交換させる室外熱交換器26と、冷媒と外気または車室内の空気(内気)とを熱交換させる第一室内熱交換器28と、冷媒の気液分離を行うアキュムレータ29と、運転モードによって冷媒の流れを切り換える電磁弁37、38と、熱媒体と外気または内気とを熱交換させる第二室内熱交換器39と、熱媒体を供給する熱媒体供給手段40と、熱媒体を循環させるポンプ41とを主な構成要素としている。
【0005】
また、室内ユニット3には、内気または外気を第一室内熱交換器28および第二室内熱交換器39へ圧送する室内ブロワ2と、内気を室内ユニット3に導く内気導入口8と、外気を室内ユニット3に導く外気導入口9と、吹き出し口14、15、16と、第二室内熱交換器39を流過する空気の流量を調節する一対の空気ダンパー42、42とが備えられている。
【0006】
そして、熱媒体供給手段40の熱媒体流入側に、熱媒体の温度を検出する温度センサ51が備えられ、外気導入口9に外気の温度を検出する外気温度センサ52が備えられ、温度センサ51と外気温度センサ52との出力に基づき、室内ブロワ2の回転数を制御する制御部50が備えられている。
【0007】
上記の構成からなる車両用空気調和装置1によれば、図6に示すように、冷房運転が選択された時には、コンプレッサ23から吐出された冷媒が、実線矢印で示した経路を循環し、暖房運転が選択された時には、点線矢印で示した経路を循環してコンプレッサ23に戻る冷凍サイクル運転を行う。
【0008】
つまり、冷房運転時には、電磁弁37が開けられて電磁弁38が閉じられているので、コンプレッサ23から吐出された高圧高温の冷媒は、冷媒−熱媒体熱交換器24にて熱媒体と熱交換した後、室外熱交換器26に流入する。冷媒は、室外熱交換器26において、外気に熱を放出して凝縮し、絞り27に圧送される。絞り27にて断熱膨張された冷媒は、室内ユニット3内に配設された第一室内熱交換器28を流過する過程で、内気導入口8、又は外気導入口9から導入され室内ブロワ2により圧送される空気から熱を吸収して蒸発した後、アキュムレータ29を経てコンプレッサ23に戻る。
【0009】
暖房運転時には、電磁弁37が閉じられ、電磁弁38が開けられているので、コンプレッサ23から吐出された高圧高温の冷媒は、冷媒−熱媒体熱交換器24にて熱媒体と熱交換した後、絞り25に圧送される。絞り25にて断熱膨張した冷媒は、室外熱交換器26にて外気から熱を吸収して蒸発した後、電磁弁38を通ってアキュムレータ29に入り、気液分離してコンプレッサ23に戻る。
【0010】
また、熱媒体供給手段40から出た熱媒体は、冷媒−熱媒体熱交換器24にて高温の冷媒と熱交換して吸熱した後、室内ユニット3内に配設された第二室内熱交換器39に流入し、ここで第一室内熱交換器28を通過してきた空気と熱交換して放熱し、熱媒体供給手段40に戻る。熱媒体は、ポンプ41によって上記経路を強制循環される(例えば、特許文献1、2、3参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−216655号公報 (第7−8頁、第2図)
【特許文献2】
特許第3134705号公報 (第4頁、第2図)
【特許文献3】
特開平8−310227号公報 (第5頁、第5図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の車両用空気調和装置においては、暖房運転開始時に、熱媒体供給手段40から供給される熱媒体の温度が低く、冷凍サイクルの冷媒から得る熱量も小さいため、熱媒体の温度上昇が遅くなる。そこで、熱媒体の温度上昇の遅れを挽回し、始動時の暖房性能の立ち上がりを改善する対策が種々実施されている。
【0013】
例えば、特許文献1においては、暖房運転開始時に、熱媒体の温度が所定温度以下、かつ外気温度と熱媒体温度との温度差が所定値以下の時には室内ブロワ2を停止している。これにより、冷媒の温度立ち上がり早めて、冷媒から熱を受け取る熱媒体の温度立ち上がりの改善を図っている。
あるいは、熱媒体の温度が所定値以下、かつ外気温度と熱媒体温度との温度差が所定値以上の時には、室内ブロワ2の回転数を制御して送風量を低減して、同様に熱媒体の温度立ち上がりの改善を図っている。
【0014】
上記特許文献1の対策およびその他の公知技術(特許文献2、3)の対策のいずれにおいても、熱媒体の循環流量は制御されていない。そのため、熱媒体は、冷媒−熱媒体熱交換器24において温度の上昇していない冷媒と熱交換するため、熱媒体の温度の立ち上がりが遅れるという問題があった。
【0015】
また、冷房運転時に外気温度が高くなる等、車両用空気調和装置1にかかる熱負荷が増加すると、室外熱交換器26で放出される熱量が減少し、冷媒温度が高くなる。そして、熱媒体の流量は制御されておらず、一定であるので、冷媒−熱媒体熱交換器24を設けたことによる冷媒温度低下への寄与は少ない。
その結果、冷媒の温度が高いままとなり、冷房性能が低下する恐れがあるという問題点があった。
【0016】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、空気温度の調節性能を向上することができる車両用空気調和装置の制御方法および車両用空気調和装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用空気調和装置の制御方法および車両用空気調和装置では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項にかかる発明は、外気または内気に熱を放出する熱媒体が循環する熱媒体循環回路と、冷媒が状態変化を繰り返しながら循環し、ヒートポンプ式冷凍サイクルによる冷房運転および暖房運転を行う冷媒循環回路と、これら熱媒体循環回路及び冷媒循環回路間における前記冷媒と前記熱媒体との間で熱交換を行う冷媒−熱媒体熱交換器とを備えた車両用空気調和装置の制御方法において、前記冷媒−熱媒体熱交換器では、暖房運転時に、圧縮された前記冷媒から前記熱媒体に放熱され、暖房運転開始から、前記冷媒の温度が所定温度に達するまでの間、前記熱媒体の循環流量を、定常暖房運転時の循環流量よりも小さくすることを特徴とする。
【0020】
この発明にかかる車両用空気調和装置の制御方法によれば、暖房運転開始から冷媒温度が所定温度に達するまでの間、熱媒体と冷媒との熱交換が少なくなるため、冷媒温度の立ち上がりが早くなる。冷媒温度が所定温度に達した後は、冷媒温度が高くなっているので、熱媒体は冷媒によって加熱され、熱媒体温度の立ち上がりが早くなる。
【0021】
請求項にかかる発明は、請求項1記載の車両用空気著輪装置の制御方法において、暖房運転時の前記熱媒体の循環流量を、前記熱媒体の温度に対して比例するように調整することを特徴とする。
【0022】
この発明にかかる車両用空気調和装置の制御方法によれば、暖房運転時に、熱媒体の温度に比例して熱媒体の循環流量を調整するので、熱媒体により運ぶことのできる熱量が増加し、それに伴い車室内に流入する空気に放出する熱量を増加させることができる。
【0023】
請求項にかかる発明は、請求項1記載の車両用空気著輪装置の制御方法において、冷房運転時の前記熱媒体の循環流量を、前記冷媒の温度に対して比例するように調整することを特徴とする。
【0024】
この発明にかかる車両用空気調和装置の制御方法によれば、冷房運転時に、冷媒の温度に比例して熱媒体の循環流量を調整するので、冷媒から熱媒体へ移動する熱量を調整することができ、冷媒の温度上昇を押えることができる。
【0029】
請求項にかかる発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、外気または室内気と前記冷媒との間で熱交換する第一車内熱交換器と、前記冷媒を減圧する絞り機構と、外気と前記冷媒との間で熱交換する車外熱交換器と、車両の駆動機構を冷却する前記熱媒体と前記冷媒との間で熱交換する冷媒−熱媒体熱交換器と、外気または室内気と前記熱媒体との間で熱交換する第二車内熱交換器と、前記熱媒体を前記冷媒−熱媒体熱交換器と前記第二車内熱交換器との間で循環させるポンプと、運転モードに応じて冷媒流れ方向を選択切り換えする冷媒流れ方向切換手段とを備える車両用空気調和装置の制御方法であって、暖房運転開始時に、前記熱媒体の温度が第1所定温度以下の時には、前記ポンプの回転数を所定回転数以下に制御し、前記冷媒の温度が第2所定温度以上になったら、前記ポンプの回転数を前記所定回転数以上に戻すことを特徴とする。
【0030】
この発明にかかる車両用空気調和装置の制御方法によれば、暖房運転開始後、冷媒の温度が第2所定温度以上になったら熱媒体の循環流量を増加させるため、冷媒―熱媒体熱交換器において、冷媒から熱媒体へ移動する熱量を増加させることができる。そのため、熱媒体温度の立ち上がりを早くすることができる。
【0031】
請求項にかかる発明は、請求項4記載の車両用空気調和装置の制御方法において、暖房運転時に、前記熱媒体の温度に応じて前記ポンプの回転数を制御することを特徴とする。
【0032】
この発明にかかる車両用空気調和装置の制御方法によれば、暖房運転時に、熱媒体の温度に応じてポンプの回転数を制御し、熱媒体の循環流量を調節することができる。
例えば、熱媒体の温度が上昇すると熱媒体の循環流量を増加させることができ、熱媒体により運ぶことのできる熱量が増加し、それに伴い車室内に流入する空気に放出する熱量を増加させることができる。
【0033】
請求項にかかる発明は、請求項4記載の車両用空気調和装置の制御方法において、冷房運転時に、前記冷媒の温度が第3所定温度以上になったら、前記冷媒の温度に応じて前記ポンプの回転数を制御することを特徴とする。
【0034】
この発明にかかる車両用空気調和装置の制御方法によれば、冷房運転時に、冷媒の温度が第3所定温度以上になったら、冷媒の温度に応じて熱媒体の循環流量を調節することができる。
例えば、冷媒温度が第3所定温度を越えて上昇すると、冷媒温度に応じて熱媒体循環流量を増加させることができる。熱媒体循環流量が増加すると、冷媒から熱媒体へ移動する熱量が増加し、冷媒の温度上昇を押えることができる。
【0035】
請求項にかかる発明は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、外気または室内気と前記冷媒との間で熱交換する第一車内熱交換器と、前記冷媒を減圧する絞り機構と、外気と前記冷媒との間で熱交換する車外熱交換器と、車両の駆動機構を冷却する前記熱媒体と前記冷媒との間で熱交換する冷媒−熱媒体熱交換器と、外気または室内気と前記熱媒体との間で熱交換する第二車内熱交換器と、前記熱媒体を前記冷媒−熱媒体熱交換器と前記第二車内熱交換器との間で循環させるポンプと、運転モードに応じて冷媒流れ方向を選択切り換えする冷媒流れ方向切換手段とを備える車両用空気調和装置であって、前記冷媒−熱媒体熱交換器では、暖房運転時に、圧縮された前記冷媒から前記熱媒体に放熱され、前記冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段を備え、該冷媒温度検出手段に基づき、暖房運転開始から前記冷媒の温度が所定温度に達するまでの間、前記熱媒体の循環流量を、定常暖房運転時の循環流量よりも小さくするように、前記ポンプの回転数を制御する制御部を備えることを特徴とする。
【0036】
この発明にかかる車両用空気調和装置によれば、暖房運転開始から前記冷媒の温度が所定温度に達するまでの間冷媒温度検出手段により検出された熱媒体温度に基づいてポンプの回転数を制御して、熱媒体の循環流量を、定常暖房運転時の循環流量よりも小さくすることができる。
【0041】
請求項にかかる発明は、請求項7記載の車両用空気調和装置において、前記制御部は、冷房運転時に、前記冷媒温度検出手段の出力に基づき、前記冷媒の温度に対して比例するように前記ポンプの回転数を制御する制御部を備えることを特徴とする。
【0042】
この発明にかかる車両用空気調和装置によれば、冷房運転時に、冷媒温度検出手段により検出された冷媒温度に基づいてポンプの回転数を冷媒の温度に対して比例するように制御し、熱媒体の循環流量を調節することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の各実施形態について説明する。図1から図3は、この発明の第一の実施形態を示す図である。
図1において車両用空気調和装置101は、車室内に導入する空気の温度調節を行う室内ユニット103と、ヒートポンプ式冷凍サイクルによる冷房運転及び暖房運転を行う冷媒配管系統(冷媒循環回路)104と、暖房熱源を供給するための熱媒体配管系統(熱媒体循環回路)105とを主な構成要素としている。
【0044】
冷媒配管系統104は、冷媒を圧縮する電動コンプレッサ(コンプレッサ)123と、冷媒と熱媒体とを熱交換させる冷媒−熱媒体熱交換器124と、冷媒を減圧させる第1膨張弁(絞り機構)125、第2膨張弁(絞り機構)128と、冷媒と外気とを熱交換させる車外熱交換器126と、車外熱交換器126から流出した冷媒と電動コンプレッサ123に流入する冷媒とを熱交換させる内部熱交換器127と、冷媒と外気または冷媒と内気とを熱交換させる第一車内熱交換器(車内熱交換器)129と、冷媒の気液分離を行うアキュムレータ130と、運転モードによって冷媒の流れを切り換える電磁弁(冷媒流れ方向切換手段)131、132とを主な構成要素としている。
【0045】
熱媒体配管系統105は、熱媒体と外気または熱媒体と内気とを熱交換させる第二車内熱交換器(車内熱交換器)133と、熱媒体を供給する熱媒体供給手段140と、熱媒体を循環させる電動ポンプ(ポンプ)141とを主な構成要素としている。
【0046】
また、室内ユニット103には、内気または外気を第一車内熱交換器129および第二車内熱交換器133へ圧送する室内ブロワ102と、内気を室内ユニット103に導く内気導入口108と、外気を室内ユニット103に導く外気導入口109と、吹き出し口114、116、117とが備えられている。
【0047】
そして、冷媒−熱媒体熱交換器124の熱媒体流入側に、熱媒体の温度を検出する温度センサ(熱媒体温度検出手段)151が備えられ、電動コンプレッサ123の冷媒吐出口側に、冷媒の温度を検出する温度センサ(冷媒温度検出手段)152が備えられ、電動ポンプ141の運転時間を計測するタイマ153が備えられ、温度センサ151、152の出力と、タイマ153の出力とに基づき、電動ポンプ141の回転数を制御する制御部150が備えられている。
【0048】
上記の構成からなる車両用空気調和装置101の、暖房運転時における冷媒、熱媒体等の流れを始めに説明する。
冷媒は、図1の破線矢印で示すように、電動コンプレッサ123で圧縮され、冷媒−熱媒体熱交換器124に流入し、後述する熱媒体に放熱して、第2膨張弁125で減圧されて、車外熱交換器126に流入する。車外熱交換器126において、外気から熱を吸収して蒸発した冷媒は、内部熱交換器127を流通し、電磁弁132を経由して、アキュムレータ130に流入する。アキュムレータ130において気液分離された冷媒は、内部熱交換器127流通してコンプレッサ123に戻る。
【0049】
熱媒体は、図1の一点鎖線矢印で示すように、熱媒体供給手段140から流出して、冷媒−熱媒体熱交換器124に流入し、前述した電動コンプレッサ123で圧縮された冷媒から熱を吸収し、第二車内熱交換器133に流入する。第二車内熱交換器133において、熱媒体は、外気または内気に熱を放出し、電動ポンプ141により熱媒体供給手段140へと圧送される。
【0050】
また、外気導入口109から室内ユニット103に導入された外気、または内気導入口108から室内ユニット103に導入された内気は、室内ブロワ102により第一車内熱交換器129および第二車内熱交換器133へ圧送される。第一車内熱交換器129を流通した外気または内気は、第二車内熱交換器133において、前述した熱媒体から熱を吸収し、吹き出し口114、116、117から車室内に流入する。
【0051】
次に、本発明の特徴である車両用空気調和装置101の暖房運転開始時および暖房運転時の制御について説明する。
図1および図2に示すように、車両用空気調和装置101を搭載した車両の始動直後に暖房運転開始が指示されると、制御部150は、温度センサ151により検出された熱媒体の温度Thと、第1所定温度T1とを比較する(ステップS1)。熱媒体の温度Thが第1所定温度T1より高ければ、後述するステップS6の制御に移り、熱媒体の温度Thが第1所定温度T1以下であれば、制御部150は、電動ポンプ141の回転数Npを所定回転数N1以下に制御する(ステップS2)。そして、タイマ153のカウンタを0にリセット(t=0)して、電動ポンプ150の回転数Npを所定回転数N1以下に制御している時間のカウントを開始する(ステップS3)。
【0052】
その後、タイマ153のカウンタtと所定時間t1とを比較して(ステップS4)、カウンタtが所定時間t1より短ければステップS4を繰り返す。また、カウンタtが所定時間t1以上であれば、制御部150は、電動ポンプ141の回転数Npを所定回転数N1以上とする(ステップS5)。以後の電動ポンプ141の回転数Npは、制御部150が温度センサ151により検出された熱媒体の温度Thに比例して制御する(ステップS6)。
【0053】
次に、車両用空気調和装置101の冷房運転時における冷媒等の、流れを説明する。
冷媒は、図1の実線矢印で示すように、電動コンプッサ123で圧縮され、冷媒−熱媒体熱交換器124に流入し、後述する熱媒体と熱交換して電磁弁131を経由して車外熱交換器126に流入する。車外熱交換器126において外気に熱を放出した冷媒は、内部熱交換器127において後述するアキュムレータを通過した冷媒と熱交換し、第1膨張弁128で減圧されて、第一車内熱交換器129に流入する。第一車内熱交換器129において、後述する外気または内気から熱を吸収して蒸発した冷媒は、アキュムレータ130において気液分離され、内部熱交換器127に流入して、前述した車外熱交換器126から流出した冷媒と熱交換して、電動コンプレッサ123に戻る。
【0054】
また、外気導入口109から室内ユニット103に導入された外気、または内気導入口108から室内ユニット103に導入された内気は、室内ブロワ102により第一車内熱交換器129および第二車内熱交換器133へ圧送される。第一車内熱交換器129において、外気または内気は、前述した冷媒に熱を奪われ、第二車内熱交換器133を迂回して吹き出し口114、116、117から車室内に流入する。
熱媒体の流れは、暖房運転時と同じであるため、その説明を省略する。
【0055】
次に、本発明の特徴である車両用空気調和装置101の冷房運転時の制御について説明する。
図1および図3に示すように、まず冷房運転が開始されると、電動ポンプ141は所定の一定回転数で制御されている。その後、温度センサ152で検出された冷媒の温度Trと、第3所定温度T3とを比較し(ステップS11)、冷媒の温度Trが第3所定温度T3より低ければステップS11を繰り返す。また、冷媒の温度Trが第3所定温度T3以上であれば、制御部150が、電動ポンプ141の回転数Npを、冷媒の温度Trに比例させて制御する(ステップS12)。
【0056】
上記の構成によれば、車両用空気調和装置101は、暖房運転開始時において熱媒体温度Thが第1所定温度T1以下の時には、電動ポンプ回転数Npを定常運転時の電動ポンプ141の回転数である所定回転数N1以下とするので、冷媒−熱媒体熱交換器124における冷媒から熱媒体への熱移動量が減少して、冷媒温度の低下が抑えられる。
これにより、全ての過程における冷媒温度低下が抑えられ、車外熱交換器126においては、冷媒が気液二層状態であるので圧力低下も抑えられ、車外熱交換器126から電動コンプレッサ123に向かう気体冷媒の密度、つまり質量流量の減少も抑えられる。その結果、冷媒循環質量流量を確保することができ、電動コンプレッサ123で発生した熱を冷媒全体に行き渡らせ、暖房に適した温度まで上昇させるのに必要な時間、つまり冷媒温度の立ち上がり時間の遅れを防止することができる。
これは、冷媒から熱を受け取る熱媒体温度の立ち上がり時間の遅れ防止ともなり、車室内に早く暖かい空気を供給することができるようになり、空気温度の調節性能を向上することができる。
【0057】
暖房運転開始後、電動ポンプ回転数Npが所定回転数N1以下に下がってから所定時間t1経過後に、電動ポンプ回転数Npが所定回転数N1以上に上げて熱媒体の循環流量を増加させる。電動ポンプ回転数Npが所定回転数N1以下に下がってから所定時間t1経過しているため、冷媒の温度は熱媒体の温度より高くなっている。
これら熱媒体の循環流量が増加したこと、および冷媒の温度が熱媒体の温度より高くなったことにより、熱媒体は冷媒からより多くの熱を吸収することができるため、熱媒体温度の立ち上がりを早くすることができる。そのため、車室内に早く暖かい空気を供給することができるようになり、空気温度の調節性能を向上することができる。
【0058】
暖房運転時に、温度センサ151に検知された熱媒体温度Thに応じて電動ポンプ回転数Npを制御して、熱媒体の循環流量を調節することができるため、熱媒体温度Thが上昇すると熱媒体の循環流量を増加させることができる。これにより、熱媒体により運ぶことのできる熱量が増加し、それに伴い車室内に流入する空気に放出する熱量を増加させることができるため、空気温度の調節性能を向上させることができる。
【0059】
冷房運転時に、温度センサ152に検知される冷媒温度Trが第3所定温度T3以上になったら、冷媒温度Trに応じて熱媒体の循環流量を調節することができるため、冷媒温度Trが第3所定温度T3を越えて上昇すると、冷媒温度Trに応じて熱媒体循環流量を増加させることができる。熱媒体循環流量が増加するため、冷媒から熱媒体へ移動する熱量が増加し、冷媒の温度上昇を押え、冷房能力の低下を防ぐことができ、空気温度の調節性能を向上させることができる。
【0060】
図4から図5はこの発明の第二の実施形態を示す図である。全体の構成は、図1から図3に示すものと同様であり、同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図4において車両用空気調和装置201は、温度センサ151、152の出力とに基づき、電動ポンプ141の回転数を制御する制御部250が備えられている。
【0061】
上記の構成からなる車両用空気調和装置201の暖房運転時における冷媒、熱媒体等の流れは第一の実施例と同じであるため、その説明を省略する。
【0062】
次に、本発明の特徴である車両用空気調和装置201の暖房運転開始時および暖房運転時の制御について説明する。
図4および図5に示すように,車両用空気調和装置201を搭載した車両の始動直後に暖房運転開始が指示されると、制御部250は、温度センサ151により検出された熱媒体の温度Thと、第1所定温度T1とを比較する(ステップS1)。熱媒体の温度Thが第1所定温度T1より高ければ、後述するステップS6の制御に移り、熱媒体の温度Thが第1所定温度T1以下であれば、制御部250は、電動ポンプ141の回転数Npを所定回転数N1以下に制御する(ステップS2)。
【0063】
そして、温度センサ152で検出された冷媒の温度Trと、第2所定温度T2とを比較し(ステップS21)、冷媒の温度Trが第2所定温度T2より低ければ、ステップS21を繰り返す。また、冷媒の温度Trが第2所定温度T2以上であれば、制御部250は、電動ポンプ141の回転数Npを所定回転数N1以上とする(ステップS5)。以後の電動ポンプ141の回転数Npは、制御部150が、温度センサ151により検出された熱媒体の温度Thに比例して制御する(ステップS6)。
【0064】
上記の構成によれば、車両用空気調和装置201は、暖房運転開始後、冷媒温度Trが第2所定温度T2以上になったら熱媒体の循環流量を増加させるため、冷媒―熱媒体熱交換器124において、冷媒から熱媒体へ移動する熱量を増加させることができる。そのため、熱媒体温度の立ち上がりを早くすることができ、空気温度の調節性能を向上させることができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項に係る発明によれば、熱媒体の循環流量を調整することにより、冷媒温度の立ち上がりが早くなり、冷媒温度が所定温度に達した後は、熱媒体は冷媒によって加熱されるので、熱媒体温度の立ち上がりが早くなる。そのため、熱媒体を介して暖めた空気を車室内に送るのに時間がかかることがなく、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0067】
請求項に係る発明によれば、熱媒体の温度に比例して熱媒体の循環流量を調整し、熱媒体により運ぶことのできる熱量が増加するので、より暖かい空気を車室内に送ることができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0068】
請求項に係る発明によれば、冷媒の温度に比例して熱媒体の循環流量を調整し、冷媒から熱媒体へ移動する熱量を調整することができるので、冷媒の温度上昇が抑えられ、冷房能力の悪化を防ぐことができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0071】
請求項に係る発明によれば、冷媒の温度が第2所定温度以上になったら、ポンプの回転数を所定回転数以上に戻すことができるため、冷媒から熱媒体に移る熱量を増やすことができる。これにより、より暖かい空気を車室内に送ることができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0072】
請求項に係る発明によれば、暖房運転時に、熱媒体の温度に応じて前記ポンプの回転数を制御することができるため、より暖められた空気を車室内に送ることができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0073】
請求項に係る発明によれば、冷房運転時に、冷媒の温度が第3所定温度以上になったら、冷媒の温度に応じてポンプの回転数を制御することができるため、冷媒の温度上昇が抑えられ、冷房能力の悪化を防ぐことができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0074】
請求項に係る発明によれば、暖房運転開始から前記冷媒の温度が所定温度に達するまでの間冷媒温度検出手段の出力に基づき、ポンプの回転数を制御する制御部を備えているため、より暖められた空気を素早く車室内に送ることができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【0077】
請求項に係る発明によれば、冷房運転時に、冷媒温度検出手段の出力に基づき、冷媒の温度に対して比例するようにポンプの回転数を制御する制御部を備えているため、冷媒の温度上昇が抑えられ、冷房能力の悪化を防ぐことができ、空気温度の調節性能を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用空気調和装置の第一の実施形態を示す回路図である。
【図2】 本発明による車両用空気調和装置の第一の実施形態の制御方法を示すフローチャートである。
【図3】 本発明による車両用空気調和装置の第一の実施形態の制御方法を示すフローチャートである。
【図4】 本発明による車両用空気調和装置の第二の実施形態を示す回路図である。
【図5】 本発明による車両用空気調和装置の第二の実施形態の制御方法を示すフローチャートである。
【図6】 従来の車両用空気調和装置の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
101、201 車両用空気調和装置
104 冷媒配管系統(冷媒循環回路)
105 熱媒体配管系統(熱媒体循環回路)
123 電動コンプレッサ(コンプレッサ)
124 冷媒−熱媒体熱交換器
125 第1膨張弁(絞り機構)
126 車外熱交換器
128 第2膨張弁(絞り機構)
129 第一車内熱交換器(車内熱交換器)
131、132 電磁弁(冷媒流れ方向切換手段)
133 第二車内熱交換器(車内熱交換器)
141 電動ポンプ(ポンプ)
150、250 制御部
151 温度センサ(熱媒体温度検出手段)
152 温度センサ(冷媒温度検出手段)
153 タイマ
T1 第1所定温度
T2 第2所定温度
T3 第3所定温度
t1 所定時間
N1 所定回転数

Claims (8)

  1. 外気または内気に熱を放出する熱媒体が循環する熱媒体循環回路と、冷媒が状態変化を繰り返しながら循環し、ヒートポンプ式冷凍サイクルによる冷房運転および暖房運転を行う冷媒循環回路と、これら熱媒体循環回路及び冷媒循環回路間における前記冷媒と前記熱媒体との間で熱交換を行う冷媒−熱媒体熱交換器とを備えた車両用空気調和装置の制御方法において、
    前記冷媒−熱媒体熱交換器では、暖房運転時に、圧縮された前記冷媒から前記熱媒体に放熱され、
    暖房運転開始から、前記冷媒の温度が所定温度に達するまでの間、前記熱媒体の循環流量を、定常暖房運転時の循環流量よりも小さくすることを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
  2. 請求項1記載の車両用空気著輪装置の制御方法において、
    暖房運転時の前記熱媒体の循環流量を、前記熱媒体の温度に対して比例するように調整することを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
  3. 請求項1記載の車両用空気著輪装置の制御方法において、
    冷房運転時の前記熱媒体の循環流量を、前記冷媒の温度に対して比例するように調整することを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
  4. 冷媒を圧縮するコンプレッサと、外気または室内気と前記冷媒との間で熱交換する第一車内熱交換器と、前記冷媒を減圧する絞り機構と、外気と前記冷媒との間で熱交換する車外熱交換器と、車両の駆動機構を冷却する前記熱媒体と前記冷媒との間で熱交換する冷媒−熱媒体熱交換器と、外気または室内気と前記熱媒体との間で熱交換する第二車内熱交換器と、前記熱媒体を前記冷媒−熱媒体熱交換器と前記第二車内熱交換器との間で循環させるポンプと、運転モードに応じて冷媒流れ方向を選択切り換えする冷媒流れ方向切換手段とを備える車両用空気調和装置の制御方法であって、
    暖房運転開始時に、前記熱媒体の温度が第1所定温度以下の時には、前記ポンプの回転数を所定回転数以下に制御し、
    前記冷媒の温度が第2所定温度以上になったら、前記ポンプの回転数を前記所定回転数以上に戻すことを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
  5. 請求項4記載の車両用空気調和装置の制御方法において、
    暖房運転時に、前記熱媒体の温度に応じて前記ポンプの回転数を制御することを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
  6. 請求項4記載の車両用空気調和装置の制御方法において、
    冷房運転時に、前記冷媒の温度が第3所定温度以上になったら、前記冷媒の温度に応じて前記ポンプの回転数を制御することを特徴とする車両用空気調和装置の制御方法。
  7. 冷媒を圧縮するコンプレッサと、外気または室内気と前記冷媒との間で熱交換する第一車内熱交換器と、前記冷媒を減圧する絞り機構と、外気と前記冷媒との間で熱交換する車外熱交換器と、車両の駆動機構を冷却する前記熱媒体と前記冷媒との間で熱交換する冷媒−熱媒体熱交換器と、外気または室内気と前記熱媒体との間で熱交換する第二車内熱交換器と、前記熱媒体を前記冷媒−熱媒体熱交換器と前記第二車内熱交換器との間で循環させるポンプと、運転モードに応じて冷媒流れ方向を選択切り換えする冷媒流れ方向切換手段とを備える車両用空気調和装置であって、
    前記冷媒−熱媒体熱交換器では、暖房運転時に、圧縮された前記冷媒から前記熱媒体に放熱され、
    前記冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段を備え、該冷媒温度検出手段に基づき、暖房運転開始から前記冷媒の温度が所定温度に達するまでの間、前記熱媒体の循環流量を、定常暖房運転時の循環流量よりも小さくするように、前記ポンプの回転数を制御する制御部を備えることを特徴とする車両用空気調和装置。
  8. 請求項7記載の車両用空気調和装置において、
    前記制御部は、冷房運転時に、前記冷媒温度検出手段の出力に基づき、前記冷媒の温度に対して比例するように前記ポンプの回転数を制御する制御部を備えることを特徴とする車両用空気調和装置。
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