JP4083778B2 - 超伝導フィルタ - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態による超伝導フィルタについて図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による超伝導フィルタの構造を示す概略図、図2は、超伝導フィルタの伝送線路構造を示す斜視図、図3は、共振器位置調整機構を設けた超伝導フィルタの構造を示す上面図、図4は、誘電体のブリッジングによる信号結合調整を示す概略図である。
1/2波長型ヘアピン型共振器10及び入出力フィーダ用基板12の誘電体基板20としては、例えば、MgO単結晶基板が用いられる。このとき、ヘアピン型パターン22またはフィーダラインパターン24と、グランドプレーン18とが形成されるMgO単結晶基板の面は(100)面となっている。
導体板14は、例えば、インバー合金にNi下地のAuメッキまたはAgメッキを3μmの厚さで施したものである。
金属製容器16の底部には、1/2波長型ヘアピン型共振器10と入出力フィーダ用基板12との配列が接着された導体板14が固定される。金属製容器16の側面には同軸コネクタ28が取り付けられる。同軸コネクタ28のピン30は、入出力フィーダ用基板12の電極26にはんだ、導体ペースト等により固定される。
信号結合度調整用ネジ32は、必要に応じて上蓋34に取り付けられる。信号結合度調整用ネジ32の端部は、1/2波長型ヘアピン型共振器10と入出力フィーダ用基板12との配列の上方の空間で上下移動することができる。これにより、各1/2波長型ヘアピン型共振器10間及び1/2波長型ヘアピン型共振器10と入出力フィーダ用基板12との間の信号の結合度を調整することができる。信号結合度調整用ネジ32としては、金属製や樹脂製のものを用いることができる。また、複数の信号結合度調整ネジを上蓋34に取り付けてもよい。
本実施形態による超伝導フィルタでは、信号結合調整ネジ32による信号結合度の調整だけでなく、以下に述べる各種方法によって信号結合度の調整を行うことができる。
図3に示すように、1/2波長型ヘアピン型共振器10間や1/2波長型ヘアピン型共振器10と入出力フィーダ用基板12間に誘電体29を配置する、すなわち、ブリッジングすることにより、各1/2波長型ヘアピン型共振器10間及び1/2波長型ヘアピン型共振器10と入出力フィーダ用基板12との間の信号の結合度を調整することが可能である。図3の点線楕円内は、1/2波長型ヘアピン型共振器10間に誘電体29をブリッジングした状態の断面図を示している。この目的には、酸化マグネシウム、酸化チタン、ランタンアルミネート、サファイア、アルミナ、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、石英ガラス、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PE(ポリエチレン)、PI(ポリイミド)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)等の誘電体を用いることができる。
1/2波長型ヘアピン型共振器10を導体板14上に固定せず、図5に示すように、1/2波長型ヘアピン型共振器10に共振器位置調整機構36を設けることにより、各1/2波長型ヘアピン型共振器10間の信号結合度を調整することができる。
本発明の第2実施形態による超伝導フィルタについて図6を用いて説明する。図6は、本実施形態による超伝導フィルタの伝送線路構造を示す斜視図である。なお、第1実施形態による超伝導フィルタと同一の構成要素については同一の符号を付与し説明を省略或いは簡略にする。
本発明の上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
(付記1) 内部に電気伝導性の載置面を有し、電磁波を遮蔽する容器と、誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の入力フィーダ用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記接地層が前記載置面に接触するように前記載置面上に配置された入力フィーダ用基板と、誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の出力フィーダ用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記接地層が前記載置面に接触するように前記載置面上に配置された出力フィーダ用基板と、誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の共振器用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記入力フィーダ用基板と前記出力フィーダ用基板との間の前記載置面上に、前記接地層が前記載置面に接触するように配置された複数の共振器用基板とを有することを特徴とする超伝導フィルタ。
12…入出力フィーダ用基板
14…導体板
16…金属製容器
18…グランドプレーン
20…誘電体基板
22…ヘアピン型パターン
24…フィーダラインパターン
26…電極
28…同軸コネクタ
29…誘電体
30…ピン
31…誘電体位置調整機構
32…信号結合度調整用ネジ
33…シャフト
34…上蓋
35…酸化物高温超伝導体
36…共振器位置調整機構
37…シャフト
38…1/2波長型共振器
40…導体薄片シート
42…ラインパターン
44…グランドプレーン
46…誘電体基板
48…導体板
50…スライド用ガイド
Claims (5)
- 内部に電気伝導性の載置面を有し、電磁波を遮蔽する容器と、
誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の入力フィーダ用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記接地層が前記載置面に接触するように前記載置面上に配置された入力フィーダ用基板と、
誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の出力フィーダ用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記接地層が前記載置面に接触するように前記載置面上に配置された出力フィーダ用基板と、
別々に形成された誘電体基板と、前記誘電体基板のそれぞれの一面に形成された酸化物高温超伝導体の多段共振器用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記入力フィーダ用基板と前記出力フィーダ用基板との間の前記載置面上に、前記接地層が前記載置面に接触するように配置され、別々に形成された前記誘電体基板のうちの隣接する基板間の少なくとも一対の基板間に橋渡しされた誘電体又は酸化物高温超伝導体により、その基板間の信号の結合が調整される複数の共振器用基板と
を有することを特徴とする超伝導フィルタ。 - 内部に電気伝導性の載置面を有し、電磁波を遮蔽する容器と、
誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の入力フィーダ用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記接地層が前記載置面に接触するように前記載置面上に配置された入力フィーダ用基板と、
誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体の出力フィーダ用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記接地層が前記載置面に接触するように前記載置面上に配置された出力フィーダ用基板と、
別々に形成された誘電体基板と、前記誘電体基板のそれぞれの一面に形成された酸化物高温超伝導体の多段共振器用回路パターンと、前記誘電体基板の他面に形成された接地層とを有し、前記入力フィーダ用基板と前記出力フィーダ用基板との間の前記載置面上に、前記接地層が前記載置面に接触するように配置され、別々に形成された前記誘電体基板のうちの隣接する基板間の少なくとも一対の基板間に橋渡しされた誘電体又は酸化物高温超伝導体により、その基板間の信号の結合が調整される複数の共振器用基板と、
一面に接地面を有した誘電体基板の他面が、前記入力フィーダ用回路パターンと、前記出力フィーダ用回路パターンと、前記多段共振器用回路パターンとに接触するように、前記入力フィーダ用基板と、前記出力フィーダ用基板と、前記共振器用基板の誘電体基板の一面上にそれぞれ配置された複数の回路カバー用基板と
を有することを特徴とする超伝導フィルタ。 - 請求項1又は2記載の超伝導フィルタにおいて、
板状体を前記容器の底面に配置し、前記板状体の一面を前記載置面とした
ことを特徴とする超伝導フィルタ。 - 請求項3記載の超伝導フィルタにおいて、
前記板状体は、誘電体基板と、前記誘電体基板の一面に形成された酸化物高温超伝導体膜とを有し、前記誘電体基板の前記一面を前記載置面とした
ことを特徴とする超伝導フィルタ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超伝導フィルタにおいて、
前記共振器用基板を、前記載置面上で、前記共振器用基板の配置方向に対して略垂直に移動し、前記共振器用基板間の相対的位置関係を変化する位置調整機構を更に有する
ことを特徴とする超伝導フィルタ。
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