JP4083459B2 - Door lock control device - Google Patents
Door lock control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4083459B2 JP4083459B2 JP2002109976A JP2002109976A JP4083459B2 JP 4083459 B2 JP4083459 B2 JP 4083459B2 JP 2002109976 A JP2002109976 A JP 2002109976A JP 2002109976 A JP2002109976 A JP 2002109976A JP 4083459 B2 JP4083459 B2 JP 4083459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- lock
- door
- panel
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、車両のドア、例えばスライドドア用に好適なドアロック制御装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
車両ドアは一般に、ドアパネルと、このドアパネルとは別部材からなり、後に該ドアパネルに固定されるモジュラーパネルとを備えており、車両ドアの外面から操作可能なアウトサイドハンドルは、ドアパネルに支持されている。一方、モジュラーパネルには、ドアロック装置を制御するロックコントローラが支持されていて、アウトサイドハンドルの動きは、このロックコントローラのロック解除レバーに伝達され、ロック解除レバーがドアロック装置のロックを解除する。
【0003】
このような基本構成を有するドアロック制御装置は従来、アウトサイドハンドルとロック解除レバーとを柔軟なコントロールケーブルを介して結合していたため、アウトサイドハンドルとロックコントローラを車両ドアに組み付ける際の作業性が悪かった。さらに、コントロールケーブルは単品コストが高く、しかも、インナケーブルに対するアウタケーブル(ケーシング)の遊動長の調節作業が困難という問題がある。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、ドアロック制御装置についての以上の問題意識に基づき、組付作業性に優れ、部品コストが低く、しかも面倒な調節作業を必要としないドアロック制御装置を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】
本発明のドアロック制御装置は、ドアパネルと、このドアパネルとは別部材からなり、該ドアパネルに固定されるモジュラーパネルとを有する車両ドア;ドアパネルに回動可能に支持された、上記車両ドアの外面から操作可能なアウトサイドハンドル;ドアパネル内に回動可能に支持され、上記アウトサイドハンドルの動きを受けて回動する蹴飛ばしレバー;及びモジュラーパネル側に回動可能に支持され、回動によって車両ドアのロック装置のロックを解除させるロック解除レバー;を有し、ドアパネルとモジュラーパネルを組み付けた状態で、蹴飛ばしレバーとロック解除レバーが互いの回動軌跡上に離間して位置され、アウトサイドハンドルの動きによって蹴飛ばしレバーが回動されたとき、該蹴飛ばしレバーがロック解除レバーに当接してロック装置のロック解除方向に回動させることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図示実施形態は、図1に示すワンボックスカーXのスライドドア10に本発明を適用した実施形態である。スライドドア10は、図2、図3及び図4に示すように、アウタパネル11aとインナパネル11bからなるドアパネル11及びモジュラーパネル12を有している。アウタパネル11aには取付用凹部11a1が形成されており、この取付用凹部11a1には車外側が開放された箱状のハンドルケース13が嵌合固着されている。ハンドルケース13の裏面に設けられた前後一対の軸受13a、13aは、取付用凹部11a1に穿設された前後一対の貫通孔11a2、11a2を通ってアウタパネル11aとモジュラーパネル12の間に突出している。ハンドルケース13内面の底部と上部の間には上下方向を向く軸13bが設けられており、この軸13bにアウトサイドハンドル14が枢着されている。
【0007】
アウトサイドハンドル14は、図6及び図10に示すように、常時は前方を向く指掛腕14bと車内側を向く連動腕14cとを有している。この連動腕14cは、ハンドルケース13と取付用凹部11a1とに穿設された貫通孔13c、11a3を通ってアウタパネル11aとモジュラーパネル12の間に突出している。ハンドルケース13の前後の軸受13a、13aには前後方向を向くドアパネル支持ロッド15の後端部と中間部の2箇所が、その軸線回りに回転自在として支持されている。ドアパネル支持ロッド15の前端部はインナパネル11bの前端部に固着された軸受用ボス16に回転自在に支持されている。ドアパネル支持ロッド15には、車外側に向かって長方形の受片15aが突設されている。図2及び図3に示すように、この受片15aは斜め下方に向かって傾斜しており、受片15aの上面には常に連動腕14cの下端が接触している。
【0008】
ドアパネル支持ロッド15の前端近傍には正面視略円弧状をなす蹴飛ばしレバー17の基部が固着されている。この蹴飛ばしレバー17は、ドアパネル支持ロッド15と一体となってドアパネル支持ロッド15の軸線回りに回転するものである。
【0009】
モジュラーパネル12は、図4に示すように、その車外側の面にワイヤ式ウィンドレギュレータ20を支持し、車内側の面にロックコントローラ30を支持している。モジュラーパネル12は、上下に分割され中間部でオーバラップする上サブモジュラーパネル12aと下サブモジュラーパネル12bとから構成されており、上サブモジュラーパネル12aの車外側の面の上方には、ワイヤガイド部材(プーリ)21が回転自在に支持されており、下サブモジュラーパネル12bの車外側の面の下方にはワイヤガイド部材22が固定されている。
【0010】
上下のサブモジュラーパネル12a、12bは、全体の上下長さを調節した後、図4、図5に示すようにオーバラップ部分12cで溶接固定され、この溶接固定部分12cに、正逆巻取駆動ユニット23が支持されている。正逆巻取駆動ユニット23は、周知のように、内蔵モータを正逆に回転駆動することにより、巻取ドラムに巻回された駆動ワイヤ24を一方で巻き取り、他方で繰り出すもので、該ユニット23から上下に引き出された一対の駆動ワイヤ24はそれぞれ、ワイヤガイド部材21、22を経て、ガラスブラケット25に固定されている。ガラスブラケット25は、窓ガラス26の下端に固定されており、窓ガラス26は、ガイドサッシュ(図示せず)によって昇降方向を規制されている。従って、正逆巻取駆動ユニット23を正逆に駆動すると、窓ガラス26が昇降運動する。
【0011】
ロックコントローラ30は、モジュラーパネル12の車内側の面に固定されるベースプレート31を有している。ベースプレート31は、メインプレート31aと、このメインプレート31a上に固定されるサブプレート31bとに分割されている。このベースプレート31上には、いずれも車両幅方向に向くインサイドハンドル直結軸(以下直結軸)32、ロックレバー軸33及びチャイルドレバー軸34の3本の軸が支持されている。
【0012】
ベースプレート31に回動自在に支持された直結軸32の車内側の端部には、インサイドハンドル32aが直結されている。また車外側の端部には、非円形断面部32bが形成されており、この非円形断面部32bに、メインプレート31aとサブプレート31bの間に位置する内側原動アーム35が固定されている。従って直結軸32(インサイドハンドル32a)と内側原動アーム35は常に等しい回動をする。この直結軸32には同軸に、ロック解除レバー36、ロック装置直結レバー37及びクローザキャンセルレバー38が相対回動可能に支持されており、さらに、非円形断面部32bに、該直結軸32と一体に回転するクローザキャンセル入力レバー39が固定されている。サブプレート31bと内側原動アーム35とにはトーションばね32cの両端が掛止されており、直結軸32はこのトーションばね32cにより、図6ないし図10の反時計方向に回動付勢されている。
【0013】
ロック解除レバー36は、図7ないし図10に明らかなように、蹴飛ばしレバー17に接触せずに対向する(回動軌跡上に位置する)入力アーム36a、チャイルドプルーフ連動アーム36b、及びロックレバー用連動切替溝36cを有し、引張ばね36eにより図の反時計方向に回動付勢されている。チャイルドプルーフ連動アーム36bには、径方向のスライド溝36dが形成されていて、このスライド溝36dに、スライド駒40がスライド可能に挿入されている。このスライド駒40には、内側原動アーム35がロック解除方向に回動するとき、該アームと係合可能なピン部40aが設けられている。
【0014】
チャイルドレバー軸34には、チャイルドプルーフレバー41が回動可能に支持されている。このチャイルドプルーフレバー41は、その一方の腕41aにチャイルドプルーフ操作がされると、図9の反時計方向に回動してチャイルドプルーフオン位置になる。チャイルドプルーフレバー41の他方の腕41bには、長溝41cが形成されており、この長溝41cに、スライド駒40のピン部40aが移動自在に嵌まっている。スライド駒40は、チャイルドプルーフレバー41がチャイルドプルーフオン位置に移動されると、内側原動アーム35との非係合位置に移動し、チャイルドプルーフレバー41がチャイルドプルーフオフ位置(レギュラー位置)に移動すると、内側原動アーム35との係合位置に移動する。従って、スライド駒40が内側原動アーム35との係合位置にあるとき、内側原動アーム35(直結軸32)がロック解除方向に回動すると、ロック解除レバー36がともに同方向に回動し、スライド駒40が内側原動アーム35との非係合位置にあるとき、内側原動アーム35がロック解除レバー36に対して空振りする。
【0015】
ロック装置直結レバー37には、その先端部に、ドアロック装置18(図2)と連動する連動ワイヤ43の接続部37aが形成されている。また、その中間部には、径方向のスライド溝37bが形成されていて、このスライド溝37bにスライド駒44がスライド可能に支持されている。スライド駒44のピン部44aは、同時に、ロック解除レバー36のロックレバー用連動切替溝36c内に嵌まっている。ロックレバー用連動切替溝36cは、直結軸32を中心とする周方向の空振り溝36c1と、径方向の連動溝36c2と、両溝に共通の径方向の常時連動壁36c3とを有し、スライド駒44が空振り溝36c1内に位置していると、ロック解除レバー36のロック解除方向の動きがロック装置直結レバー37に伝達されない。一方、スライド駒44が連動溝36c2内に位置していると、ロック解除レバー36の回転がロック装置直結レバー37に伝達され、連動ワイヤ43を介してドアロック装置18のロックが解除される。本発明はドアロック装置18の具体的構成は問わない。
【0016】
ロックレバー軸33には、ロックレバー45が枢着されている。このロックレバー45は、ドアノブ(図示せず)の操作に基づき、ロック装置直結レバー37のスライド溝37b内のスライド駒44の位置を制御する作用を有する。ロックレバー45は、ドアノブに連動するドアノブ連動ロッド48の接続アーム(接続部)45aと、略径方向の長溝45bとを有し、この長溝45bに、スライド駒44のピン部44aが嵌まっている。ロックレバー45は、ドアノブにより回動されてロック位置(図9)に位置すると、長溝45bを介してスライド駒44をロック解除レバー36の空振り溝36c1に移動させる。スライド駒44が空振り溝36c1内に位置すると、ロック解除レバー36をロック解除方向に回動させてもロック装置直結レバー37は回動せず、したがってドアロック装置18のロックは解除されない。一方、ドアノブによってロックレバー45を図9の位置から反時計方向に回動させてロック解除位置に位置させると(図8)、スライド駒44が連動溝36c2内に移動し、その結果、ロック解除レバー36の回動がロック装置直結レバー37に伝達され、連動ワイヤ43を介してドアロック装置18のロックが解除される。
【0017】
ロックレバー45には、さらに、キーレスアクチュエータ46との連動腕45cが設けられている。キーレスアクチュエータ46は、モータ46aによって軸46bを中心に揺動運動する駆動アーム46cを有しており、モジュラーパネル12上に固定されている。すなわち、モータ46aの回転軸46fの回転は、ギヤ列46gを介して駆動アーム46cに伝達される。駆動アーム46cの先端部には放射方向の長穴46dが形成されており、この長穴46dに、連動腕45cの先端のピン突起45dが嵌まっている。スライド駒44(ピン部44a)は、ロックレバー45の位置を問わず、常時は長溝45bの図6、図8、図9の右端に位置しており、従ってキーレスアクチュエータ46の駆動アーム46cが軸46bを中心に反時計方向に回動すると、長溝45bの端部がスライド駒44を押す結果、ロック解除レバー36が回動してもロック装置直結レバー37が回動しないので、ロック解除不可能な状態となる。キーレスアクチュエータ46のモータ46aの制御は、無線によって行われる。
【0018】
直結軸32の先端部に設けられているクローザキャンセルレバー38とクローザキャンセル入力レバー39は、モジュラーパネル12に設けられるオートクローザ(図示せず)のキャンセル機構を構成する。オートクローザは、スライドドア10が半ドア状態のとき、モータ駆動力で自動的にフルロック状態にする装置として知られており、異物が挟まって半ドア状態のときに動作すると破損が生じるおそれがある。このオートクローザ機能をキャンセルするときには、インサイドハンドル32aをロック解除方向に回動すると、直結軸32に結合されているクローザキャンセル入力レバー39が同方向に回動し、その先端部がクローザキャンセルレバー38の切り起こし連動片38aを介してクローザキャンセルレバー38を同方向に回動させる。クローザキャンセルレバー38は、連動バー47(図6、図9)を介してオートクローザに連動していて、連動バー47が引かれると、一度働き出したオートクローザ機能がキャンセルされる。
【0019】
上記構成の本スライドドア10は、次のように組み立てられる。まず、ハンドルケース13とアウトサイドハンドル14を組み付けて一体とし、スライドドア10のドアパネル11(アウタパネル11a)の取付用凹部11a1に、一体になったハンドルケース13とアウトサイドハンドル14を固定し、前後の軸受13aと連動腕14cをアウタパネル11aとモジュラーパネル12の間に突出させる。次に、蹴飛ばしレバー17が固着されたドアパネル支持ロッド15を、前後の軸受13aに回転自在に係合させるとともに、ドアパネル支持ロッド15の前端部を軸受用ボス16に回転自在に係合させる。
【0020】
一方、以上の作業とは別に、ドアパネル11に結合する前のモジュラーパネル12に、ワイヤ式ウィンドレギュレータ20とロックコントローラ30を組み付ける。その後、モジュラーパネル12をドアパネル11に正しい位置関係で結合すると、蹴飛ばしレバー17とロック解除レバー36の入力アーム36aとが離間した状態で対向する(互いの回動軌跡上に位置する)。このように、ドアパネル11側のアウトサイドハンドル14によって回動される蹴飛ばしレバー17と、モジュラーパネル12側に支持されるロックコントローラ30のロック解除レバー36とは、何ら機械的に結合する必要がない。
【0021】
その後、ワイヤ式ウィンドレギュレータ20のガラスブラケット25に窓ガラス26を固定する。また、ロックコントローラ30上に支持されているチャイルドプルーフレバー41を、チャイルドプルーフ操作部材に接続し、ロック装置直結レバー37の連動ワイヤ43をドアロック装置18に接続し、ロックレバー45のドアノブ連動ロッド48をドアノブに接続する。
【0022】
以上のように組み立てられたドアロック制御装置は、次のように動作する。
[車外からのロック解除動作]
チャイルドプルーフレバー41はチャイルドプルーフオフ位置、ロックレバー45はロック解除可能位置にあるとする。
指掛腕14bに指を掛けてアウトサイドハンドル14をロック解除方向に回動させると、連動腕14cが受片15aの上面を下向きに押圧しながら軸13b回りに回動し、受片15aを介してドアパネル支持ロッド15にその回動が伝達される。ドアパネル支持ロッド15がその軸線回りに回転すると、蹴飛ばしレバー17も一体に回転し、常時はロック解除レバー36の入力アーム36aから離間している蹴飛ばしレバー17の先端部は、やがて入力アーム36aと当接し、引張ばね36eの力に抗してロック解除レバー36をロック解除方向に回動させる。すると、ロックレバー用連動切替溝36cの連動溝36c2に嵌まっているスライド駒44がロック装置直結レバー37を同方向に回動させ、ロック装置直結レバー37の回動が連動ワイヤ43を介してドアロック装置18に伝達される結果、ロックが解除される。このロック解除レバー36の回動の際、スライド溝36dに嵌まっているスライド駒40はチャイルドプルーフレバー41の長溝41c内を移動し、チャイルドプルーフレバー41に影響を与えない。
【0023】
[車内からのロック解除動作]
トーションばね32cの力に抗してインサイドハンドル32aにより直結軸32をロック解除方向に回動させる。すると、内側原動アーム35がスライド駒40のピン部40aを押し、ロック解除レバー36をロック解除方向に回動させる。よって車外からのロック解除動作と同様にロックが解除される。
【0024】
[チャイルドプルーフ動作]
腕41aを介してチャイルドプルーフレバー41をチャイルドプルーフオン位置(図9鎖線)に移動させると、スライド駒40がロック解除レバー36のスライド溝36d内を移動して内側原動アーム35との非係合位置に移動する。よって、この状態でインサイドハンドル32aにより直結軸32を回動させても、ロック解除レバー36は回転しない。つまり、車内側からロックの解除はできない。一方、アウトサイドハンドル14を操作した場合は、スライド駒40の位置に拘わらず、ロック解除レバー36はロック解除方向に回動するので、ロック解除ができる。
【0025】
[ドアノブによるロック時の動作]
ドアノブによりドアノブ連動ロッド48を押して、ロックレバー45をロック解除不可能位置(図9実線)に移動させると、長溝45bに嵌まっているスライド駒44がロックレバー用連動切替溝36cの空振り溝36c1及びロックレバー45の長溝45b内を相対移動する。よって、ロック解除レバー36を回動させても、ロック解除レバー36の回動はロック装置直結レバー37に伝達されず、ドアロック装置18のロックは解除されない。このとき、ロックレバー45に影響は与えない。これは、アウトサイドハンドル14を操作してロック解除レバー36を回転させてもインサイドハンドル32aを操作してロック解除レバー36を回転させても同じである。
【0026】
[キーレス操作]
無線アクチュエータによりキーレスアクチュエータ46のモータ46aに駆動信号を与えると、駆動アーム46cが軸46bを中心に反時計方向に回動する。すると常時は長溝45bの図8の右端部がスライド駒44を押し、その結果、ロック解除レバー36が回動してもロック装置直結レバー37が回動しないのでロック解除不可能な状態となる。
【0027】
以上のように、本実施形態のドアロック制御装置は、アウトサイドハンドル14の動きがドアパネル支持ロッド15を介して蹴飛ばしレバー17に伝達される。以上のアウトサイドハンドル14、ドアパネル支持ロッド15及び蹴飛ばしレバー17は、ドアパネル11に後に固定されるモジュラーパネル12に支持されているロックコントローラ30とは無関係に、ドアパネル11側に支持された部材である。そして、この蹴飛ばしレバー17の回転は、常時はこの蹴飛ばしレバー17とは離間しているロックコントローラ30のロック解除レバー36の入力アーム36aに伝達されるから、ロックコントローラ30とアウトサイドハンドル14を常時連動したリンク機構で結合する必要がない。よって、組付作業性に優れるドアロック制御装置を得ることができる。さらに、ドアパネル支持ロッド15や蹴飛ばしレバー17は、コントロールケーブルに比べて部品コストが低く、しかもコントロールケーブルのようにドアパネル11への組み付け時に面倒な調節を行う必要がないという利点がある。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、アウトサイドハンドルとその操作力を伝達する蹴飛ばしレバーはドアパネル側に取り付けられ、一方、ロック装置側のロック解除レバーは蹴飛ばしレバーから離間させてモジュラーパネル側に取り付けられ、この蹴飛ばしレバーとロック解除レバーとを常時連動したリンク機構で結合する必要がないので、組付作業性に優れるドアロック制御装置を得ることができる。さらに、蹴飛ばしレバーによる操作力伝達機構は、コントロールケーブルに比べて部品コストが低く、しかもコントロールケーブルのようにドアパネルへの組み付け時に面倒な調節を行う必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアロック制御装置を有するワンボックスカーの側面図である。
【図2】図1のII‐II線に沿う断面図である。
【図3】ハンドルケース、アウトサイドハンドル、ドアパネル支持ロッド、蹴飛ばしレバー、及びロック解除レバーの関係を示す拡大斜視図である。
【図4】スライドドアのドアパネル、モジュラーパネル及び該モジュラーパネルの表裏に設けられるワイヤ式ウィンドレギュレータとロックコントローラの分解斜視図である。
【図5】同モジュラーパネルの側面図である。
【図6】本実施形態のドアロック制御装置を要部の分解斜視図である。
【図7】同組立状態の斜視図である。
【図8】同一つの動作状態を示す側面図である。
【図9】同別の動作状態を示す側面図である。
【図10】同さらに別の動作状態を示す側面図である。
【符号の説明】
X ワンボックスカー
10 スライドドア
11 ドアパネル
11a アウタパネル
11a1 取付用凹部
11a2 貫通孔
11a3 貫通孔
11b インナパネル
12 モジュラーパネル
13 ハンドルケース
13a 軸受
13b 軸
14 アウトサイドハンドル
14b 指掛腕
14c 連動腕
15 ドアパネル支持ロッド
15a 受片
16 軸受用ボス
17 蹴飛ばしレバー
18 ドアロック装置
20 ワイヤ式ウィンドレギュレータ
21 22 ワイヤガイド部材
23 正逆巻取駆動ユニット
24 駆動ワイヤ
25 ガラスブラケット
26 窓ガラス
30 ロックコントローラ
31 ベースプレート
32 インサイドハンドル直結軸
32a インサイドハンドル
32b 非円形断面部
32c トーションばね
33 ロックレバー軸
34 チャイルドレバー軸
35 内側原動アーム
36 ロック解除レバー
36a 入力アーム
36b チャイルドプルーフ連動アーム
36c ロックレバー用連動切替溝
36c1 空振り溝
36c2 連動溝
36d スライド溝
37 ロック装置直結レバー
37a 接続部
37b スライド溝
38 クローザキャンセルレバー
39 クローザキャンセル入力レバー
40 スライド駒
40a ピン部
41 チャイルドプルーフレバー
41a 41b 腕
41c 長溝
42 チャイルドバー
43 連動ワイヤ
44 スライド駒
44a ピン部
45 ロックレバー
45a 接続アーム
45b 長溝
45c 連動腕
45d ピン突起
46 キーレスアクチュエータ
46a モータ
46b 軸
46c 駆動アーム
47 連動バー
48 ドアノブ連動ロッド[0001]
【Technical field】
The present invention relates to a door lock control device suitable for a vehicle door, for example, a sliding door.
[0002]
[Prior art and its problems]
A vehicle door is generally provided with a door panel and a modular panel that is formed separately from the door panel and is fixed to the door panel. An outside handle that can be operated from the outer surface of the vehicle door is supported by the door panel. Yes. On the other hand, the modular panel supports a lock controller that controls the door lock device. The movement of the outside handle is transmitted to the lock release lever of this lock controller, and the lock release lever unlocks the door lock device. To do.
[0003]
The door lock control device having such a basic configuration conventionally connects the outside handle and the lock release lever via a flexible control cable, so that the workability when the outside handle and the lock controller are assembled to the vehicle door is improved. Was bad. Furthermore, the control cable has a problem that the cost of a single product is high and it is difficult to adjust the floating length of the outer cable (casing) with respect to the inner cable.
[0004]
OBJECT OF THE INVENTION
An object of the present invention is to obtain a door lock control device that is excellent in assembling workability, has low parts cost, and does not require troublesome adjustment work, based on the above problem awareness of the door lock control device.
[0005]
Summary of the Invention
Door lock control device of the present invention, the door panel and this made from a different member from the door panel, the vehicle door and a modular panel that is fixed to the door panel; pivotally supported on the door panel, the vehicle door operable outside handle from the outer surface; is rotatably supported within the door panel, kicking lever is rotated by receiving a movement of the outside handle; is turnably supported and modular panel side, by the rotation unlocking lever for unlocking the locking device of a vehicle door; have a, in a state assembled with the door panel and the modular panel, kicking lever and the unlocking lever are spaced apart on each other's rotation path, outside When the kicking lever is rotated by the movement of the handle, the kicking lever hits the unlocking lever. It is characterized by pivoting in the unlocking direction of the locking device in.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The illustrated embodiment is an embodiment in which the present invention is applied to the sliding
[0007]
As shown in FIGS. 6 and 10, the
[0008]
In the vicinity of the front end of the door
[0009]
As shown in FIG. 4, the
[0010]
The upper and
[0011]
The
[0012]
An
[0013]
As shown in FIGS. 7 to 10, the
[0014]
A child
[0015]
The locking device
[0016]
A
[0017]
The
[0018]
The closer cancel
[0019]
The
[0020]
On the other hand, apart from the above work, the wire
[0021]
Thereafter, the
[0022]
The door lock control device assembled as described above operates as follows.
[Unlocking operation from outside the vehicle]
It is assumed that the child
When the
[0023]
[Unlock operation from inside the car]
The
[0024]
[Child proof operation]
When the child
[0025]
[Operation when locked by door knob]
When the
[0026]
[Keyless operation]
When a drive signal is given to the
[0027]
As described above, in the door lock control device of this embodiment, the movement of the
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, the outside handle and the kicking lever that transmits the operating force are attached to the door panel side, while the lock release lever on the locking device side is attached to the modular panel side away from the kicking lever. since the lever and the lock release lever and there is no need to join in at all times linked to the link mechanism, it is possible to obtain the door lock control device which is excellent in assembling workability. Furthermore, the operating force transmission mechanism using the kicking lever has an advantage that the parts cost is lower than that of the control cable, and there is no need to perform troublesome adjustment when assembling to the door panel unlike the control cable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a one-box car having a door lock control device according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing a relationship among a handle case, an outside handle, a door panel support rod, a kicking lever, and a lock releasing lever.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a door panel of a sliding door, a modular panel, and a wire type window regulator and a lock controller provided on the front and back of the modular panel.
FIG. 5 is a side view of the modular panel.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a main part of the door lock control device of the present embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of the assembled state.
FIG. 8 is a side view showing the same operation state.
FIG. 9 is a side view showing another operation state.
FIG. 10 is a side view showing still another operation state.
[Explanation of symbols]
X one
Claims (1)
上記ドアパネルに回動可能に支持された、上記車両ドアの外面から操作可能なアウトサイドハンドル;
上記ドアパネル内に回動可能に支持され、上記アウトサイドハンドルの動きを受けて回動する蹴飛ばしレバー;及び
上記モジュラーパネル側に回動可能に支持され、回動によって車両ドアのロック装置のロックを解除させるロック解除レバー;
を有し、
上記ドアパネルとモジュラーパネルを組み付けた状態で、上記蹴飛ばしレバーと上記ロック解除レバーが互いの回動軌跡上に離間して位置され、上記アウトサイドハンドルの動きによって蹴飛ばしレバーが回動されたとき、該蹴飛ばしレバーがロック解除レバーに当接して上記ロック装置のロック解除方向に回動させることを特徴とするドアロック制御装置。A vehicle door having a door panel and a modular panel made of a separate member and fixed to the door panel;
Pivotally supported on the door panel, out operable from the outer surface of the vehicle door outside handle;
Is rotatably supported within the door panel, kicking lever is rotated by receiving a movement of the outside handle; and
A lock release lever that is pivotally supported on the modular panel side and that unlocks the lock device of the vehicle door by the rotation ;
I have a,
With the door panel and the modular panel assembled, the kicking lever and the unlocking lever are spaced apart from each other on the rotation trajectory, and when the kicking lever is rotated by the movement of the outside handle, A door lock control device characterized in that a kicking lever abuts on a lock release lever and rotates in a lock release direction of the lock device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002109976A JP4083459B2 (en) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | Door lock control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002109976A JP4083459B2 (en) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | Door lock control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003301644A JP2003301644A (en) | 2003-10-24 |
JP4083459B2 true JP4083459B2 (en) | 2008-04-30 |
Family
ID=29393248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002109976A Expired - Fee Related JP4083459B2 (en) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | Door lock control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4083459B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114251031B (en) * | 2020-09-24 | 2022-11-11 | 比亚迪股份有限公司 | Door handle assembly and vehicle with same |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002109976A patent/JP4083459B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003301644A (en) | 2003-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6161970B2 (en) | Vehicle door opening and closing device | |
JP4755528B2 (en) | Remote control device for vehicle door latch | |
US7568741B2 (en) | Door lock system | |
JP4695554B2 (en) | Door opener | |
JP3525105B2 (en) | Safety device for vehicle door latch device with power closing mechanism | |
JP6518011B2 (en) | Door latch system | |
JP4150655B2 (en) | Door opener | |
JP5884766B2 (en) | Vehicle door lock device | |
JP4072115B2 (en) | Door opener | |
JP4555871B2 (en) | Door lock device | |
JP6299017B2 (en) | Vehicle door operating device | |
JP2006152619A (en) | Door opening/closing equipment | |
JP4083459B2 (en) | Door lock control device | |
JP6657517B2 (en) | Vehicle door opening and closing device | |
GB2453017A (en) | Vehicle door latch with double locking | |
JP5310473B2 (en) | Double lock type vehicle door lock device | |
JP2002129812A (en) | Door device for vehicle | |
JP4104893B2 (en) | Door lock control device | |
KR100851144B1 (en) | Door locking apparatus with centralized control | |
JP4177015B2 (en) | Door lock device | |
JP2008007990A (en) | Vehicular door opening/closing device | |
JP6232616B2 (en) | Vehicle door operating device | |
JP4248525B2 (en) | Vehicle storage device | |
JP3364566B2 (en) | Relay mechanism for sliding doors for vehicles | |
JP4094888B2 (en) | Remote control device for vehicle lock |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |