JP4082298B2 - Optical disk device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光ディスクのレーベル面に画像を形成する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−Rや、DVD−Rなどの光ディスクが広く普及しているが、その記録面に記録されたデータの内容は、肉眼では判別できない。そこで、データが記録された光ディスクをその外観から容易に識別するために、ラベルプリンタによってレーベル面に画像を形成する構成が考えられた。この構成では、ラベルプリンタが別途必要となるだけでなく、光ディスクを光ディスク装置からラベルプリンタに入れ替える手間がかかって煩雑となる。このため、光ディスク装置それ自体に、印字ヘッド等を設けて、レーベル面に画像を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−265760号公報
【特許文献2】
特開平7−234635号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印字ヘッド等を設ける構成では、装置の複雑化を招いて、コストアップにつながってしまう。また、光ディスクに画像を形成するのに要する時間が長期化してしまうと、付加価値としての魅力もなくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装置のコストアップを防止するとともに、比較的時間を要することなく光ディスクに画像を形成することが可能な光ディスク装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る光ディスク装置は、回転させた光ディスクの記録面に、光ピックアップによるレーザ光を照射してデータの記録または再生をする光ディスク装置であって、記録面とは反対側のレーベル面に設けられた感熱層に、形成すべき画像の濃度を規定する画像データで変調した光を照射する照射手段と、前記照射手段を、前記光ディスクの半径方向に移動させる移動手段と、前記照射手段によって画像が形成されたときに、当該形成された画像についての画像形成情報を当該光ディスクの記録面に記録させる一方、前記照射手段によって次回画像を形成する前に、記憶された画像形成情報を読み出し、追加形成すべき画像の位置を読み出した画像形成情報に基づいて決定する制御手段とを具備することを特徴とする。この構成によれば、レーベル面側に設けられた照射手段によって、光ディスクを裏返しすることなく、データ記録または再生と同時に画像形成することができる。さらに、略平行光が感熱層に照射する場合、スポット径を一定とさせるためのフォーカス制御が不要となる。光ピックアップと照射手段とは、光ディスクの半径方向に連動して移動しても良いし、独立して移動しても良い。いずれにおいても、照射手段による照射光については、当該照射点での線速度に対して単位面積当たりの熱量が略一定となるように制御する制御手段を備えるのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る光ディスク装置100の構成を示すブロック図である。この光ディスク装置100は、光ディスク200の記録面にデータを追記可能とするとともに、レーベル面に画像を追加形成可能とするものである。
図1において、主制御部110は、各部を制御したり、各種のクロック信号を出力したりするものである。また、主制御部110は、その内部に周波数逓倍器や行カウンタ、列カウンタ(いずれも図示省略)を有する。データ記録または画像形成の対象となる光ディスク200は、その記録面が光ピックアップ120に対向するようにセットされるとともに、スピンドルモータ122によって回転させられる。回転検出器124は、スピンドルモータ122が1回転する期間に例えば8個のパルス信号を等間隔にて生成し、当該パルス信号を、光ディスク200の回転速度を示す検出信号FGとして出力する。スピンドル制御回路126は、検出信号FGで示される回転速度が主制御部110から指示された目標値に一致するように、スピンドルモータ122の回転をフィードバック制御する。なお、この光ディスク装置100は、角速度一定のCAV(Constant Angular Velocity)方式で、データ記録および画像形成をするものとする。
【0007】
ここで、説明の便宜上、光ディスク装置100にセットされる光ディスク200について説明する。図2は、光ディスク200の部分断面図である。この図に示されるように、光ディスク200は、記録面からみて、保護基板層201、記録層202、反射層203、保護層204、感熱層205および保護層206に大別される。このうち、感熱層205は、一定以上の強度を有する光が照射されると、熱によって変色する層であり、その表面は保護層206によって覆われている。光ディスク200の基材である保護基板層201の片面(図において上面)には、グルーブ(案内溝)202Gが、図3に示されるように、記憶面から見たとき、内周から外周に向かって時計回りで渦巻き状に形成されている。そして、保護基板層201におけるグルーブ202Gの形成面に記録層202が積層されている。このため、記録層202の断面形状も、グルーブ202Gの形状が反映されて凹凸状となっている。なお、グルーブ202Gは、細かくみると全周にわたって蛇行して形成されており、その蛇行状態からアドレス情報(時間情報)が読み取られる構成となっている。
【0008】
説明を再び図1に戻す。光ピックアップ120は、詳細については特に図示しないが、主に、駆動電流L1に応じた強度(単位面積当たりの熱量)のレーザ光を発振する半導体レーザと、当該レーザ光によるビームEを記録層202に集光させる対物レンズと、当該対物レンズを光ディスク200に対し接近または離反させる方向に操作するフォーカスアクチュエータと、ビームEの集光点がグルーブ202Gをトレースするように対物レンズを操作するトラッキングアクチュエータと、反射層203によって反射した戻り光の強度を検出する受光素子とを一体化したものである。光ピックアップ120は、ステッピングモータ128の回転軸に螺合し、ステッピングモータ128の回転は、主制御部110によって制御される。このため、光ピックアップ120は、主制御部110によって光ディスク200の径方向に送り制御される。また、受光素子によって検出された戻り光の強度を示す検出信号RFは、デコーダ132、パワー指示回路134およびピックアップ制御回路136にそれぞれ供給される。
【0009】
一方、インターフェイス(I/F)138は、図示しないホストコンピュータとの接続を図るものであり、当該ホストコンピュータから、データ記録用の記録記録データと、画像形成用の画像データとを、それぞれ入力する。バッファ140には、主制御部110による制御の下、入力された記録データが一時的に格納される一方、当該記録データが、アドレス情報により示される時間をさらに細分化した信号xATに同期して読み出される。本実施形態では、光ディスク200は角速度一定で回転するので、ビームEの半径位置によって線速度が異なるが、当該記録データは信号xATで同期して読み出され、アドレス情報は線速度に対して一定なので、記録データの読み出し量は一定の関係を保つことになる。
書込信号作成器142は、バッファ140から読み出された記録データを、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変調して、ブロック符号化するとともに、ブロック符号化したEFMデータをレーザドライバ130に供給して、レーザ光の照射レベルを指定する。詳細には、書込信号作成器142は、読み出された記録データを、アドレス情報により示される時間経過に同期した信号ATの1周期を1フレームとしてブロック符号化して、EFM変調を行うとともに、そのEFMデータの構成ビットを時系列に配列させたときのNRZ(Non Return Zero)信号が例えばHレベルであれば、レーザ光をライトレベルで照射させることを指示する一方、Lレベルであれば、レーザ光をサーボレベルで照射させることを指示する。ここで、ライトレベルとは、そのレベルのレーザ光を記録層202に照射したときに、当該記録層202が熱変色してピットが形成されるのに十分なレベルをいう。一方、サーボレベルとは、そのレベルのレーザ光を光ディスク200の記録層202に照射しても、記録層202が変色しない程度のレベルをいい、フォーカス制御やトラッキング制御を実行する場合に用いられる。なお、書込信号作成器142は、記録層202の昇温が追いつかない現象や余熱による間延び現象などによってピット形状が変形するのを防止するために、NRZ信号を時間軸方向に補正(ストラテジ)する場合もある。
【0010】
レーザドライバ130は、書込信号作成器142で指定された照射レベルに相当し、かつ、パワー指示回路134から供給された誤差信号がゼロとなるような駆動電流L1を生成して、光ピックアップ120の半導体レーザに供給する。パワー指示回路134は、検出信号RFで示される戻り光の強度と主制御部110から供給された目標強度との誤差を算出して、当該誤差信号をレーザドライバ130に供給する。なお、レーザ光の目標強度は、記録実験等により最適値が予め求められている。また、CAV方式である場合、光ディスク200の外側に向かうにつれて線速度が速くなるので、主制御部110は、ビームEの照射点が外側に向かうにつれて、ライトレベルの目標強度を高くするように補正する。したがって、光ディスク200に照射されるレーザ光の強度は、照射点における線速度に対して単位面積当たりの熱量が略一定となるように適切に制御される構成となっている。
【0011】
ピックアップ制御回路136は、検出信号RFから公知の技術を用いて、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号をそれぞれ生成するとともに、フォーカスエラー信号がゼロとなる方向にフォーカスアクチュエータを駆動し、トラッキングエラー信号がゼロとなる方向にトラッキングアクチュエータを駆動する。これにより、ビームEが記録層202に焦点を結ぶようにフォーカス制御され、また、ビームEの集光点がグルーブ202Gをトレースするようにトラッキング制御される。また、ピックアップ制御回路136は、データ記録時に、検出信号RFからグルーブ202Gの蛇行状態を読み取るとともに当該蛇行状態からアドレス情報を取得して主制御部110に供給する。なお、デコーダ132は、データの再生時において、書込信号作成器142とは逆の処理手順を踏むことによって、すなわち、検出信号RFをEFM復調することによって、再生データを得る。
【0012】
一方、照射ユニット170は、光ディスク200の感熱層205を熱変色させて画像を形成するためのものであり、詳細については特に図示はしないが、駆動電流L2に比例した強度のレーザ光を発振する半導体レーザと、当該レーザ光を略平行化させたビームFを感熱層205に照射する光学系とを備える。この平行光化されたビームFの直径は、本実施形態では例えば100μmとなるように設計されることが望ましい。実際には、完全な平行光を作り出すのは困難であるので、ビームFの直径は、50〜200μmであれば良いが、画質を考えると、80〜120μmが好ましい。
平行化されたビームFが照射されると、光ディスク200が波打って回転してもビームFにより照射された径は一定である。このため、照射ユニット170は、フォーカス制御のためのフォーカスアクチュエータなどが不要となるため、光ピックアップ120と比較して簡素化された構成となる。なお、フォーカスアクチュエータを設けて、フォーカスを制御する構成であっても良い。
この照射ユニット170は、ステッピングモータ178の回転軸に螺合し、当該ステッピングモータ178の回転は、主制御部110によって制御される。このため、照射ユニット170についても、光ピックアップ120と同様に、主制御部110によって光ディスク200の径方向に送り制御される。
【0013】
バッファ160には、主制御部110による制御の下、ホストコンピュータから供給され、形成すべき画像の濃度をドット毎に規定する画像データが一時的に格納される一方、当該画像データが光ディスク200の回転に同期して1ドット分ずつ順次読み出される。光ディスク200に画像を形成する場合、画像のドットは、図4に示されるように、光ディスク200の中心からの半径距離(r)と基準線から反時計回り方向になす角度(θ)とで表される極座標で規定される。ここで、基準線とは、極座標において角度(θ)の基準となるべき線であり、図3に示されるように、光ディスク200の中心からグルーブ202Gに記録されたアドレス情報の原点(00:00:00)を通過するように延長された仮想的直線である。なお、画像データは、光ディスク装置100への供給前にあっては、例えばビットマップ形式のように直交座標で規定されるので、ホストコンピュータは、直交座標で規定された画像データを極座標に変換して光ディスク装置100に供給する。また、図4においてドット列数nは、次に説明するように一定値であるが、ドット行数mは、形成すべき画像のサイズ等によって変動する。
【0014】
ここで、例えば1行分のドット列数nを「36000」として、ドット1列分の回転角度を0.01度としたときに、光ディスク200の回転速度を示す検出信号FGの逓倍率を4500倍に設定すると、その逓倍信号xFGの1周期は、光ディスク200が0.01度(=360/8/4500)だけ回転する期間に相当することになる。そこで、主制御部110は、図5に示されるように、光ディスク200の回転時に基準線が通過したときに、列カウンタのカウント結果を「1」にセットするとともに、列カウンタのカウント結果を逓倍信号xFGのパルスでアップカウントし、そのカウント結果が「36000」に達したときに当該カウント結果を「1」に再セットする一方、行カウンタのカウント結果を「1」だけインクリメントする構成とする。また、主制御部110は、ビームFが後述する画像形成の開始半径位置に移動したときに、行カウンタのカウント結果を「1」にセットする。このカウンタ構成によって、列カウンタのカウント結果は、ビームFの照射点が極座標において何列目に位置しているのかを示し、行カウンタのカウント結果は、画像形成の開始半径位置を1行目としたときに、ビームFの照射点が極座標において何行目に位置しているのかを示すことになる。
なお、本実施形態では、上述したように、ビームFの直径を100μmとしていることとの関係上、図4における1行分の間隔も100μmとする。
【0015】
描画信号作成器162は、バッファ160から読み出された画像データを用いて、照射ユニット170における半導体レーザのオン/オフ(点灯/非点灯)を指示する信号Dpを、次のように生成する。すなわち、描画信号作成器162は、図5に示されるように、光ディスク200が極座標の1列分(1ドット分)だけ回転する期間Tのうち、画像データで指定された濃度が高くなるにつれて、そのHレベルとなる期間が長くなるようにパルス幅変調した信号Dpを生成する。このため、描画信号作成器162は、1ドット分だけ回転する期間を知るために、主制御部110から逓倍信号xFGの供給を受ける。
パワー制御回路164は、照射ユニット170における半導体レーザに対し、次のような駆動電流L2を供給する。すなわち、パワー制御回路164は、信号DpがLレベルである場合には、駆動電流L2をゼロにする一方、信号DpがHレベルである場合には、感熱層205を変色させるのに十分な照射強度となるような駆動電流L2を、光ディスク200に対するビームFの照射点を考慮して供給する。なお、ここでいう考慮とは、ビームFの照射点が光ディスク200の外周側に位置するほど、駆動電流L2を大きくすることをいう。上述したように、CAV方式である場合、光ディスク200の外周に向かうにつれて、線速度が高くなるからである。したがって、本実施形態では、信号DpがHレベルである場合に、光ディスク200の単位面積当たりにおけるビームFの照射熱量は、半径位置によらずほぼ一定となり、このため、信号DpがHレベルのときに、感熱層205が変色する度合いも、半径位置によらずほぼ一定となる。
なお、ビームFの照射に対して感熱層205の昇温が追いつかない現象や余熱による間延び現象などによって変色部分の形状が変形するのを防止するために、描画信号作成器162は、信号Dpを、書込信号作成器142におけるストラテジと同様に補正しても良い。
【0016】
次に、光ディスク装置100の動作について、TAO(Track At Once)方式によるデータ記録を前提として説明する。したがって、光ディスク200には、記録データとともに、そのデータの記録開始位置および記録終了位置を示す管理情報も記録される。
図6は、光ディスク装置100におけるデータ記録および画像形成の動作を示すフローチャートである。まず、光ディスク200がセットされると、主制御部110は、スピンドル制御回路126に回転速度の目標値を供給する(ステップSa11)。これにより、スピンドルモータ122は回転を開始するとともに、当該目標値となるようにフィードバック制御される。続いて、主制御部110は、光ディスク200が回転している状態において、ピックアップ制御回路136に対し次のことを指示する。すなわち、主制御部110は、ピックアップ制御回路136に対し、フォーカスアクチュエータを駆動して対物レンズを上下させること、および、対物レンズを上下させた場合に、フォーカスエラー信号にゼロ点を含むS字状の波形(いわゆるSカーブ)が現れたか否かを判別させることを、それぞれ指示する(ステップSa12)。
【0017】
主制御部110は、当該波形が現れなかった場合、記録面が光ピックアップ120に対向するように光ディスク200がセットされておらず、すなわち、レーベル面が光ピックアップ120に対向するようにセットされている、と判断して当該光ディスクをイジェクトし(ステップSa23)、動作を終了させる。
一方、主制御部110は、当該波形が現れた場合、記録面が光ピックアップ120に対向するように光ディスク200がセットされていると判断する。このため、主制御部110は、ピックアップ制御回路136に対し当該波形がゼロ点となったときの位置に対物レンズを移動させるように指示する。フォーカスエラー信号におけるS字状波形のゼロ点では、ビームEが記録層202に焦点を結ぶからである。したがって、この指示以降、ピックアップ制御回路136によってフォーカス制御、および、この制御を前提とするトラッキング制御が開始される。
【0018】
さらに、主制御部110は、グルーブの蛇行状態からアドレス情報をピックアップ制御回路136が読み取ることができた否かを判別する(ステップSa13)。読み取ることができない場合、以下の処理を続行することができないので、主制御部110は、当該光ディスク200をイジェクトさせて(ステップSa23)、動作を終了させる。
一方、主制御部110は、アドレス情報を読み取ることができた場合、さらにメディア情報を読み取って、当該光ディスク200がレーベル面に感熱層205を備えたディスクであるか否かを判別する(ステップSa14)。ここで、メディア情報とは、アドレス情報と同様にして記録された情報であって、光ディスク200についての種類や、特性、感熱層205の有無など、ディスクの固有情報である。セットされた光ディスク200がレーベル面に感熱層205を備えていない場合、照射ユニット170によるビームFの照射は無意味であるので、主制御部110は、画像データの転送を禁止し、記録データのみを転送して、データの記録だけを実行する(ステップSa22)。当該光ディスク200がレーベル面に感熱層205を備えている場合、主制御部110は、記録面側の光ピックアップ120を、ビームEの照射点がアドレス情報の原点よりやや内側の地点となるように移動させ、当該地点からトラッキング制御を再開させる(ステップSa15)。そして、主制御部110は、アドレス情報の原点(00:00:00)を検出すると、すなわち基準線の通過を検出すると、列カウンタのカウント結果に「1」をセットする(ステップSa16)。これにより、光ディスク200の再セット時であっても、光ディスク200の極座標が絶対的に再現できる。
【0019】
次に、主制御部110は、最後に記録されたデータに関する管理情報をデコーダ132から読み取って、そのときに記録された記録終了位置と、記録されたデータに含まれる情報であって、レーベル面における画像形成の終了半径位置を示す画像形成情報とを取得し、前者の記録終了位置からデータを追記する際の記録開始位置を求め、後者の画像形成情報から画像を追加形成する際の開始半径位置を求める(ステップSa17)。
そして、主制御部110は、記録面側の光ピックアップ120を、ビームEの照射点が追記の記録開始位置となるように送り制御する一方、レーベル面側の照射ユニット170を、ビームFの照射点が開始半径位置となるように送り制御するとともに、この送りが完了したときに行カウンタのカウント結果に「1」をセットする(ステップSa18)。なお、セットされた光ディスク200がブランクディスクの場合には、管理情報が存在しないので、この場合には、主制御部110は、光ピックアップ120をデータ記録が可能な最内周位置に、照射ユニット170を画像形成が可能な最内周位置に、それぞれ送り制御する。
その後、主制御部110は、アドレス情報による時間経過に同期して(すなわち、ブロック符号化におけるフレームに同期して)、バッファ140から記録データを順次読み出して書込信号作成器142に転送する一方、行カウンタおよび列カウンタの各カウント結果で特定されるドットの画像データを、1行1列、1行2列、…、1行n列、2行1列、1行2列、…、2行n列、…、m行1列、m行2列、…、m行n列という順番でバッファ160から読み出して、描画信号作成器162に転送する(ステップSa19)。
また、主制御部110は、行カウンタのカウント結果を「1」だけインクリメントする毎に(すなわち、光ディスク200が1回転する毎に)、照射ユニット170が100μmだけ外側に移動するように、ステッピングモータ178を制御する。
【0020】
この転送により、書込信号作成器142は、読み出された記録データを、EFM変調するとともにブロック符号化してEFMデータとしてレーザドライバ130に供給し、レーザドライバ130は、EFMデータのNRZ信号から駆動電流L2を生成して光ピックアップ120に供給するので、光ディスク200の記録面には、データが記録されることとなる。
一方、描画信号作成器162は、読み出された画像データから信号Dpを生成し、パワー制御回路164は、信号DpがHレベルである場合に、ビームFの照射点が光ディスク200の外周側に位置するほど、駆動電流L2を大きくなるように補正して照射ユニット170に供給するので、光ディスクのレーベル面には、極座標で規定されたドットが順番に形成されることとなる。
【0021】
そして、主制御部110は、記録データおよび画像データの双方について、転送が完了したか否かを判別し(ステップSa20)、完了するまで、データ転送を継続する。双方のデータについて転送が完了したならば、すなわち、今回追記すべきデータのすべてをバッファ140から読み出し、かつ、m行n列までの画像データをバッファ160から読み出したならば、今回の記録に係る管理情報を記録するとともに、画像形成情報として、今回、画像を追加形成した際の終了半径位置の情報を、専用のファイルとして記録データに付加して記録する(ステップSa21)。この画像形成情報は、次回の画像形成時に、最後に記録されたデータの管理情報とともに読み出されることになる。
なお、画像形成情報としては、終了半径位置のほかに、開始半径位置、開始角度、終了角度、画像サイズ、条件(照射レベル、回転数)など情報を加えて、次回、これらの情報を用いて、画像を形成しても良い。
【0022】
次に、このTAO方式によって、光ディスク200にどのようにデータ記録および画像形成されるかについて説明する。図7は、光ディスク200の記録面において記録されたデータとレーベル面に形成された画像との関係を示す平面図である。この図では、記録面の領域R1にデータが記録されている一方、レーベル面の領域L1に「TITLE」の文字が画像として形成されていた場合に、記録面の領域R2にデータが追記され、レーベル面の領域L2に「ABC」の文字を画像として追加形成された状態を示している。領域R1に記録されたデータには、データの記録終了位置J1を示す管理情報、および、レーベル面に形成された画像の終了半径位置K1を示す画像形成情報が含まれるので、これらの情報からデータを追記する領域R2の記録開始位置および画像を追加形成する領域L2の開始半径位置がそれぞれ決定される。
なお、領域R2にデータが追記される一方、領域L2に「ABC」が画像として追加形成された場合に、領域R2に追記されたデータには、当該領域R2に記録されたデータの記録終了位置J2を示す情報が管理情報として、また、レーベル面に形成された画像の終了半径位置K2を示す情報が画像形成情報として記録されて、次回のデータ追記または画像の追加形成時に用いられることとなる。
【0023】
この実施形態によれば、レーベル面に画像を形成するための照射ユニット170は、光ピックアップ120とは独立に送り制御されるので、データ記録の動作を妨げずに、画像を迅速に形成することが可能となる。照射ユニット170が光ピックアップ120とは独立して送り制御される、ということは、データの再生時においても画像形成をすることが可能であることを意味する。さらに、照射ユニット170は、平行光を照射するのみであるので、フォーカスアクチュエータが不要であり、さらに、ステッピングモータ178によって送られるのみであるので、トラッキングアクチュエータも不要である。このため、照射ユニット170は、光ピックアップ120と比較して、その構成がきわめて簡略化される。
【0024】
次に、実施形態に係る光ディスク装置100の変形・応用について説明する。実施形態では、レーベル面に内周から外周に向かって画像を追加するように形成したが、これとは反対に、外周から内周に向かって画像を追加しても良い。また、図8に示されるように、画像の形成領域を放射状に分割させるとともに、当該分割領域に対し順番に画像を追加形成しても良い。このような分割領域に画像を追加する形成する場合には、最後に形成した領域に関する情報(例えば基準線に対する角度情報)を画像形成情報としてデータ記録する一方、画像を追加形成する場合には、当該画像形成情報を読み取って画像の未形成領域を検出する構成とすれば良い。
【0025】
ビームFは、感熱層205を変色させるために用いるので、コヒーレントである必要はない。このため、半導体レーザではなく、単なる発光ダイオードを用いても良い。
また、半導体レーザの出射光は拡散しているので、この出射光を平行光化するためには、コリメータレンズを半導体レーザの出射端の直近に配置する必要があるが、これは、製造上困難といえる。そこで、半導体レーザと同一の製造プロセスによって回折格子を形成することによって、その半導体レーザの出射光を平行光化させれば良い。
ビームFのスポット径を100μmとした場合に感熱層205を変色させるためには、照射ユニット170の半導体レーザとして大パワー型が要求される。このため、半導体レーザを適度に放熱させる構成が必要となる場合がある。この場合、図9に示されるように、光ディスク装置100のメイン基板181に大パワー型の半導体レーザ182を実装するとともに、当該半導体レーザ182の出射光を光ファイバー183によって照射ユニット170まで伝達する構成とすれば良い。このような構成を採用すれば、半導体レーザ182は、メイン基板181自体(あるいは別途設けられるフィン)によって放熱されるし、また、照射ユニット170自体のさらなる小型化・軽量化を図ることもできる。同様に、ファイバーレーザを用いても良い。
また、ビームFは、シングルビームに限られず、マルチビームとしても良い。マルチビームを、光ディスクの回転(周)方向に配列させれば、回転速度(線速度)を高めることができるし、半径方向に配列させれば、感熱層205をより多面積で変色させることが容易となる。さらに、複数のレーザにより発振させたレーザ光を合成して、シングルビーム化しても良い。
【0026】
実施形態では、光ピックアップ120と照射ユニット170とを互いに独立して送り制御する構成としたが、両者を連動させる構成としても良い。例えば、図10に示されるように、照射ユニット170を、径方向に配置させたレール184に対して摺動自在とするとともに、当該照射ユニット170と光ピックアップ120とをフレーム185で連結することによって、照射ユニット170が光ピックアップ120に同一方向に連動して送り制御される構成しても良い。
また、図11に示されるように、光ピックアップ120と照射ユニット170とを、U字状のパイプ186を貫通するワイヤ187によって接続する構成としても良い。この構成では、照射ユニット170が光ピックアップ120とは互いに反対方向に送り制御されることになる。図10に示した構成では、フレーム185の移動を妨げないように周辺部分を設計する必要があるが、図11に示した構成では、その必要がないので、設計の自由度を向上させることができる。
【0027】
上述した実施形態では、記録データをバッファ140に、画像データをバッファ160にそれぞれ独立した状態で格納するとともに、それぞれ独立して読み出す構成とした。ここで、CD(CD−R)では、ブロック符号化(EFMフレーム化)の際に、記録データにサブコード(データ)が付加されるので、このサブコードの一部として画像データを埋め込む構成としても良い。なお、サブコードは、P、Q、R、S、T、U、V、Wデータの8つに大別され、このうち、P、Qデータは、頭出しや索引等のために用いられるので、ここでは、R〜Wデータを画像データの埋め込み用として用いることにする。
【0028】
図12は、サブコードのR〜Wデータを画像データとして用いる場合の要部構成を示すブロック図であり、図1における領域180に置き換わる部分に相当している。この図において、バッファ191は、ホストコンピュータから供給された記録データと画像データを含むサブコードとを一時的に格納する。CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)処理部192は、バッファ191から記録データを信号xADに同期して読み出し、誤り訂正符号を付加するとともにインターリーブする。一方、サブコード処理部193は、サブコードのうち、P、Qデータを、アドレス情報により示される時間をさらに細分化した信号xADに同期して(すなわち、CIRC処理部192における誤り訂正符号の付加およびインターリーブに同期して)読み出す一方、画像データとしてのR〜Wデータを逓倍信号xFGに同期して(すなわち、光ディスク200の回転に同期して)読み出す。バッファ191の読出基準が異なる理由は、光ディスク200が角速度一定で回転する場合、画像データとしてのR〜Wデータについては、その回転に同期して転送されれば良いが、記録データおよびP、Qデータについては、ビームEの半径位置が外周に向かうにつれて線速度が高くなるので、アドレス情報で示される時間にて転送する必要があるからである。
図13は、この転送動作を示すタイミングチャートであり、サブコードのうち、P、Qデータは、信号xATに同期して転送されるが、R〜Wデータは、P、Qデータとは無関係に、光ディスク200の回転状態を示す逓倍信号xFGに同期して転送される状態を示している。なお、P、Qデータの転送間隔は、ビームEの半径位置が外周に向かうにつれて線速度が高くなるにつれて徐々に狭まるが、R〜Wデータの転送間隔は半径位置によらずに一定である。
エンコーダ194は、サブコードおよび記録データを予め定められたフォーマット(図示省略)にてブロック符号化し、EFMデータとして書込信号作成器142(図1参照)に供給する。画像データ分離部195は、EFMデータからサブコードを分離するとともに、当該サブコードから、さらにR〜Wデータを抽出し、画像データとして描画信号作成器162に供給する。
このような構成によって、画像データは、光ディスク装置100内においてサブコードに埋め込まれて転送されることとなる。
【0029】
実施形態では、変色部分の面積比率により階調を表現するために、画像データで指定された濃度に応じて信号Dpのパルス幅を規定する構成としたが、画像データで指定された濃度に応じて(ビームFの半径位置を考慮しつつ)駆動電流L2の大きさを調整する構成としても良いし、パルス幅および駆動電流L2の双方を調整する構成としても良い。
また、単に光ディスク200が1回転する毎に、ビームFの位置を半径方向に1行分だけ送る構成であると、送りの精度によっては、形成された画像にムラが生じる場合がある。そこで、ビームFを半径方向に微振動させながら画像を形成すると、ムラを目立たなくすることができると考えられる。また、光ディスク200について、レーベル面にも、記録面におけるグルーブ202Gと同様な案内溝を設けるとともに、ビームFが当該案内溝をトレースするように制御する構成としても良い。
実施形態では、ビームFのスポット径と極座標における1行分の距離とを一致させたが、ビームFのスポット径を1行分の距離を対して例えば半分に狭めて、1行分のドット列を形成するに際して、2周に分けて送り制御する構成としても良い。同様に、3周以上に分けて送り制御する構成としても良い。
【0030】
一方、実施形態では、角速度一定のCAV方式にてデータ記録および画像形成をするとしたが、線速度一定のCLV(Constant Linear Velocity)方式としても良い。ただし、ここでいうCLV方式とは、ビームEの照射点での線速度が一定であることをいう。したがって、図1、図9または図11の構成では、ビームFの照射点でみたときの線速度は一定とはならない点に留意する必要がある。これらの構成においてCLV方式とする場合には、パワー制御回路164が、ビームFの半径位置および光ディスク200の回転速度を考慮して駆動電流L2の大きさを決定するようにすれば良い。なお、ここでいう考慮とは、ビームFの照射点が光ディスク200の外周側に位置するほど、さらに、回転速度が高いほど、駆動電流L2を大きくして、単位面積当たりの熱量を略一定とすることをいう。
【0031】
実施形態においては、画像データがホストコンピュータから供給される構成としたが、次のように光ディスク自身から読み取る構成としても良い。すなわち、第1に、元の光ディスクの記録面には記録データに画像データを付加して記録する一方、レーベル面には当該画像データに基づく画像を形成した後に、第2に、当該元の光ディスクから記録データおよび画像データを読み取って、別の光ディスクの記録面に記録データおよび画像データを記録する一方、当該別の光ディスクのレーベル面には当該画像データに基づく画像を形成すれば、記録データのみならず、レーベル面に画像が形成された光ディスクを複製することができる。
実施形態において、照射ユニット170は、ビームFを照射するのみであったが、ビームスプリッタを別途設けて、出射光と戻り光とを分離する構成としても良い。この戻り光については、光ピックアップ120と同様にパワー制御に用いても良いし、光ディスク200に形成された画像のスキャニングに用いても良い。なお、スキャンした画像については、別の光ディスクにコピーしても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置のコストアップを防止するとともに、比較的時間を要することなく光ディスクに画像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成を示す図である。
【図2】 画像形成の対象となる光ディスクの構成を示す断面図である。
【図3】 光ディスクの基準線を示す図である。
【図4】 光ディスクの極座標を示す図である。
【図5】 光ディスク装置における各種動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 光ディスク装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 光ディスクの記録面およびレーベル面を示す図である。
【図8】 光ディスクの記録面およびレーベル面を示す図である。
【図9】 照射ユニットの変形例を示す図である。
【図10】 照射ユニットの変形例を示す図である。
【図11】 照射ユニットの変形例を示す図である。
【図12】 光ディスク装置の変形例に係る要部構成を示す図である。
【図13】 同構成において記録データと画像データとの転送を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100…光ディスク装置、110…主制御部、164…パワー制御回路(強度制御手段)、170…照射ユニット(照射手段)、178…ステッピングモータ(移動手段)、200…光ディスク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical disc apparatus that forms an image on a label surface of an optical disc, for example.
[0002]
[Prior art]
Optical disks such as CD-R and DVD-R are widely used, but the contents of data recorded on the recording surface cannot be discriminated with the naked eye. Therefore, in order to easily identify the optical disc on which data is recorded from the appearance, a configuration in which an image is formed on the label surface by a label printer has been considered. In this configuration, not only is a label printer required separately, but it is troublesome to replace the optical disk from the optical disk device to the label printer. For this reason, a technique has been proposed in which an optical disk apparatus itself is provided with a print head or the like to form an image on a label surface (see, for example,
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-265760
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-234635
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration in which the print head or the like is provided, the apparatus is complicated and the cost is increased. Further, if the time required to form an image on the optical disk is prolonged, it will not be attractive as an added value.
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to prevent an increase in the cost of the apparatus and to form an image on an optical disc without taking a relatively long time. To provide an optical disk device.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an optical disc apparatus according to the present invention is an optical disc apparatus that records or reproduces data by irradiating a recording surface of a rotated optical disc with a laser beam from an optical pickup. Is modulated with image data that defines the density of the image to be formed on the thermosensitive layer on the opposite label surface light Irradiating means for irradiating, and moving means for moving the irradiating means in the radial direction of the optical disc; When the image is formed by the irradiating means, the image forming information about the formed image is recorded on the recording surface of the optical disc, while the image stored before the next image is formed by the irradiating means. Control means for reading formation information and determining a position of an image to be additionally formed based on the read image formation information; It is characterized by comprising. According to this configuration, it is possible to form an image simultaneously with data recording or reproduction without turning the optical disc over by the irradiation means provided on the label surface side. Furthermore, substantially parallel light is applied to the heat-sensitive layer. If you want to Focus control for keeping the spot diameter constant is unnecessary. The optical pickup and the irradiating means may move in conjunction with the radial direction of the optical disk or may move independently. In any case, it is preferable to provide a control means for controlling the amount of heat per unit area with respect to the linear velocity at the irradiation point with respect to the light irradiated by the irradiation means.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of an
In FIG. 1, a main control unit 110 controls each unit and outputs various clock signals. The main control unit 110 includes a frequency multiplier, a row counter, and a column counter (all not shown). The
[0007]
Here, for convenience of explanation, the
[0008]
The description returns to FIG. 1 again. The
[0009]
On the other hand, the interface (I / F) 138 is for connection to a host computer (not shown), and inputs recording recording data for data recording and image data for image formation from the host computer. . The
The
[0010]
The
[0011]
The
[0012]
On the other hand, the
When the collimated beam F is irradiated, the diameter irradiated by the beam F is constant even if the
The
[0013]
The
[0014]
Here, for example, when the number of dot columns n for one row is “36000” and the rotation angle for one dot row is 0.01 degree, the multiplication factor of the detection signal FG indicating the rotation speed of the
In the present embodiment, as described above, the interval for one line in FIG. 4 is also set to 100 μm because the diameter of the beam F is set to 100 μm.
[0015]
The
The
In order to prevent the shape of the discolored portion from being deformed due to a phenomenon in which the temperature of the heat-
[0016]
Next, the operation of the
FIG. 6 is a flowchart showing data recording and image forming operations in the
[0017]
When the waveform does not appear, the main controller 110 is set so that the recording surface faces the
On the other hand, when the waveform appears, the main control unit 110 determines that the
[0018]
Further, the main control unit 110 determines whether or not the
On the other hand, when the address information can be read, the main control unit 110 further reads the media information to determine whether or not the
[0019]
Next, the main control unit 110 reads the management information related to the last recorded data from the
The main control unit 110 controls the
After that, the main control unit 110 sequentially reads out the recording data from the
Further, the main controller 110 increments the count result of the row counter by “1” (that is, every time the
[0020]
By this transfer, the
On the other hand, the
[0021]
Then, the main control unit 110 determines whether or not the transfer of both the recording data and the image data is completed (step Sa20), and continues the data transfer until the transfer is completed. If the transfer is completed for both data, that is, if all the data to be added this time is read out from the
As the image formation information, in addition to the end radius position, information such as a start radius position, a start angle, an end angle, an image size, conditions (irradiation level, rotation speed), and the like are used next time. An image may be formed.
[0022]
Next, how data is recorded and an image is formed on the
Note that, when data is additionally recorded in the region R2, while “ABC” is additionally formed as an image in the region L2, the data recorded in the region R2 includes the recording end position of the data recorded in the region R2. Information indicating J2 is recorded as management information, and information indicating the end radius position K2 of the image formed on the label surface is recorded as image formation information, which is used for the next data addition or additional image formation. .
[0023]
According to this embodiment, the
[0024]
Next, modifications and applications of the
[0025]
Since the beam F is used to change the color of the
In addition, since the emitted light of the semiconductor laser is diffused, in order to make this emitted light parallel, it is necessary to arrange a collimator lens in the immediate vicinity of the emitting end of the semiconductor laser, which is difficult to manufacture. It can be said. Therefore, it is only necessary to form the diffraction grating by the same manufacturing process as that of the semiconductor laser so that the emitted light of the semiconductor laser is collimated.
In order to change the color of the heat
Further, the beam F is not limited to a single beam, and may be a multi-beam. If the multi-beams are arranged in the rotation (circumferential) direction of the optical disk, the rotation speed (linear velocity) can be increased, and if the multi-beams are arranged in the radial direction, the
[0026]
In the embodiment, the
Further, as shown in FIG. 11, the
[0027]
In the above-described embodiment, the recording data is stored in the
[0028]
FIG. 12 is a block diagram showing the configuration of the main part when the R to W data of the subcode is used as the image data, and corresponds to a part that replaces the
FIG. 13 is a timing chart showing this transfer operation. Among the subcodes, P and Q data are transferred in synchronization with the signal xAT, but R to W data are independent of P and Q data. 2 shows a state in which the
The
With such a configuration, the image data is transferred by being embedded in the subcode in the
[0029]
In the embodiment, in order to express the gradation by the area ratio of the discolored portion, the pulse width of the signal Dp is defined according to the density specified by the image data. However, according to the density specified by the image data. The driving current L2 may be adjusted in magnitude (in consideration of the radial position of the beam F), or both the pulse width and the driving current L2 may be adjusted.
Further, if the configuration is such that the position of the beam F is sent by one line in the radial direction every time the
In the embodiment, the spot diameter of the beam F and the distance for one line in polar coordinates are made to coincide with each other. However, the spot diameter of the beam F is narrowed to, for example, half the distance for one line, and a dot row for one line. It is also possible to adopt a configuration in which the feed control is divided into two rounds when forming the. Similarly, the feed control may be divided into three or more rounds.
[0030]
On the other hand, in the embodiment, data recording and image formation are performed by the CAV method with a constant angular velocity, but a CLV (Constant Linear Velocity) method with a constant linear velocity may be used. However, the CLV system here means that the linear velocity at the irradiation point of the beam E is constant. Therefore, it should be noted that in the configuration of FIG. 1, FIG. 9, or FIG. 11, the linear velocity when viewed at the irradiation point of the beam F is not constant. In these configurations, when the CLV method is used, the
[0031]
In the embodiment, the image data is supplied from the host computer. However, the image data may be read from the optical disc itself as follows. That is, first, image data is added to the recording data on the recording surface of the original optical disk and recorded, while an image based on the image data is formed on the label surface, and then second, the original optical disk is recorded. If the recording data and the image data are read from the recording data and the recording data and the image data are recorded on the recording surface of another optical disc, while the image based on the image data is formed on the label surface of the other optical disc, only the recording data is recorded. Instead, it is possible to duplicate an optical disc having an image formed on the label surface.
In the embodiment, the
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to prevent an increase in the cost of the apparatus and to form an image on an optical disc without requiring a relatively long time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an optical disc apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration of an optical disc that is an object of image formation.
FIG. 3 is a diagram showing a reference line of an optical disc.
FIG. 4 is a diagram showing polar coordinates of an optical disc.
FIG. 5 is a timing chart for explaining various operations in the optical disc apparatus.
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the optical disc apparatus.
FIG. 7 is a diagram showing a recording surface and a label surface of an optical disc.
FIG. 8 is a diagram showing a recording surface and a label surface of an optical disc.
FIG. 9 is a view showing a modification of the irradiation unit.
FIG. 10 is a view showing a modification of the irradiation unit.
FIG. 11 is a view showing a modification of the irradiation unit.
FIG. 12 is a diagram illustrating a configuration of a main part according to a modified example of the optical disc device.
FIG. 13 is a timing chart showing transfer of recording data and image data in the same configuration.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
記録面とは反対側のレーベル面に設けられた感熱層に、形成すべき画像の濃度を規定する画像データで変調した光を照射する照射手段と、
前記照射手段を、前記光ディスクの半径方向に移動させる移動手段と、
前記照射手段によって画像が形成されたときに、当該形成された画像についての画像形成情報を当該光ディスクの記録面に記録させる一方、前記照射手段によって次回画像を形成する前に、記憶された画像形成情報を読み出し、追加形成すべき画像の位置を読み出した画像形成情報に基づいて決定する制御手段と
を具備することを特徴とする光ディスク装置。An optical disc apparatus for recording or reproducing data by irradiating a recording surface of a rotated optical disc with a laser beam by an optical pickup,
Irradiation means for irradiating light modulated by image data defining the density of an image to be formed on the thermosensitive layer provided on the label surface opposite to the recording surface;
Moving means for moving the irradiation means in the radial direction of the optical disc ;
When an image is formed by the irradiation unit, image formation information about the formed image is recorded on the recording surface of the optical disc, while the image formation stored before the next image is formed by the irradiation unit. An optical disc apparatus comprising: control means for reading information and determining a position of an image to be additionally formed based on the read image formation information .
前記照射手段による略平行光の強度を、当該照射点での線速度に対し略一定となるように制御する強度制御手段
を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。 The irradiation means irradiates substantially parallel light,
2. The optical disk apparatus according to claim 1, further comprising intensity control means for controlling the intensity of substantially parallel light by the irradiation means so as to be substantially constant with respect to the linear velocity at the irradiation point.
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