JP4081732B2 - Vane type compressor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はベーン型圧縮機に関し、特に起動時のいわゆる液圧縮(オイル圧縮)による騒音の発生を防ぐことができるベーン型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベーン型圧縮機として、圧縮機の運転を停止したとき、吐出室の冷媒ガスを吸入室へ逃がし、吐出室と吸入室との圧力を等しくする圧力制御バルブを備えたものがある(特開平7−189971号公報)。
【0003】
圧力制御バルブは、吐出室と吸入室とを連通させるガス通路の途中に設けられている。圧力制御バルブは、ボール状の弁体と、この弁体を閉弁方向へ押す圧縮ばねとで構成されている。
【0004】
圧縮機の運転中、弁体が弁座に密着し、ガス通路は遮断されている。すなわち、吐出室の冷媒ガスはガス通路を通じて吸入室へ逃げない。
【0005】
これに対し、圧縮機が停止し、吐出室の圧力が低下すると、弁体が弁座から離れ、ガス通路を通じて吐出室の冷媒ガスが吸入室へ逃げる。
【0006】
その結果、潤滑油を圧送する力(吐出室の圧力)が低下するため、ベ−ン溝の奥部に入り込む潤滑油の量が抑制され、再起動時の液圧縮による騒音が低減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、圧縮ばねのばね力が大きいと、圧力制御バルブが閉じにくくなり、起動時の吐出性能が低下し、反対に、圧縮ばねのばね力が小さいと、停止時に圧力制御バルブが開きにくくなり、確実に液圧縮を回避することができなくなる。
【0008】
このように従来のベーン型圧縮機では、構造上、起動時の吐出性能を低下させずに確実に液圧縮を回避することが困難であった。
【0009】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は起動時の吐出性能を低下させずに確実に液圧縮を回避することができるベーン型圧縮機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため請求項1の発明のベーン型圧縮機は、カムリング内に回転可能に収容されたロータと、前記ロータの外周面に設けられた複数のベーン溝と、前記ベーン溝に摺動可能に収容されたベーンと、前記カムリングの一方に固定された第1サイド部材と、前記カムリングの他方に固定された第2サイド部材と、前記ロータの回転方向に相前後する前記ベーン間に形成される圧縮室と、前記圧縮室から吐出された冷媒ガスが収容される高圧室と、前記高圧室の圧力を利用して前記ベ−ン溝の奥部に潤滑油を供給する潤滑油供給機構と、前記高圧室と連通し、前記圧縮室の圧力に応じて開閉動作する吐出弁が収容される弁収容室とを備えているベーン型圧縮機において、前記弁収容室と前記圧縮室とを連通させる所定断面積の通路を備えていることを特徴とする。
【0011】
圧縮機の運転を停止したとき、圧縮機内部の圧力がバランスする過程で潤滑油がベ−ン溝の奥部に入り込もうとするが、弁収容室と圧縮室とを連通させる所定断面積の通路を通じて、吐出室の冷媒ガスを圧縮室へ逃がすことによってベ−ン溝の奥部及び低圧室の圧力が迅速に上昇し、圧縮機内部の圧力が早くバランスするので、ベ−ン溝の奥部に入り込む潤滑油の量は抑制される。その結果、次に圧縮機の運転を再開したときの液圧縮による騒音を低減することができる。
【0012】
請求項2の発明のベーン型圧縮機は、請求項1の発明のベーン型圧縮機において、前記通路が前記カムリングの一端面に形成された溝であることを特徴とする。
【0013】
前述のようにカムリングの一端面に形成された溝で通路を構成するようにしたので、通路の加工が容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1はこの発明の一実施形態に係るベーン型圧縮機の縦断面図、図2は図1のII−II線に沿う矢視図、図3はカムリングのフロント側端面を示す図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図5はカムリングの斜視図である。
【0016】
このベーン型圧縮機は、カムリング1と、カムリング1の一方に固定されたフロントサイド部材(第1サイド部材)25と、カムリング1の他方に固定されたリヤサイド部材(第2サイド部材)20と、カムリング1内に回転可能に収容されたロータ2と、ロータ2の駆動軸7とを備えている。駆動軸7は軸受8,9によって回転可能に支持されている。
【0017】
フロントサイド部材25は、カムリング1のフロント側端面1cに固定されるフロントサイドブロック3と、フロントサイドブロック3を包囲した状態で、カムリング1のフロント側端面に固定されるフロントヘッド5とで構成されている。
【0018】
フロントヘッド5には、冷媒ガスの吐出口(図示せず)が設けられている。この吐出口を通じて吐出室(高圧室)10の冷媒ガスが図示しないコンデンサ側へ送り出される。吐出室10は、フロントヘッド5の内壁面と、フロントサイドブロック3のフロント側端面と、カムリング1のフロント側端面1cとで形成される。吐出室10には後述する圧縮室12aから吐出された高圧の冷媒ガスが流入し、吐出室10の底部には冷媒ガスから分離された潤滑油が溜まる。
【0019】
フロントサイドブロック3には、吐出室10と後述する弁収容室1aとを連通させる吐出通路3aが設けられている。
【0020】
リヤサイド部材20は、カムリング1のリヤ側端面にOリング22を介して固定されるリヤヘッド6だけで構成されている。リヤヘッド6には冷媒ガスの吸入口6aが形成され、吸入口6aは吸入室11に連通している。
【0021】
カムリング1の内周面とロータ2の外周面との間には、図2に示すように、上下2つの圧縮空間12が形成されている。ロータ2の外周面にはほぼ半径方向へ複数のベーン溝13が設けられ、これらのベーン溝13内にはそれぞれベーン14が摺動可能に挿入されている。圧縮空間12はベーン14によって仕切られて複数の圧縮室12aが形成され、各圧縮室12aの容積はロ−タ2の回転によって変化する。
【0022】
カムリング1のフロント側端面1cには、後述する吐出弁19を収容する弁収容室1aが設けられている(図1中には一方の弁収容室1aだけが見えている)。弁収容室1aと圧縮空間12とは吐出ポート16を介して連通する(図1には片方の吐出ポート16だけが見えている)。
【0023】
弁収容室1aには図5に示すようにほぼ円筒状(断面C字状)の吐出弁19とほぼ円筒状(断面C字状)の弁押え32とが収容されている。弁押え32は吐出弁19によって包囲されるように収容される(図2参照)。弁押え32及びバルブホルダ31の一端部(周方向一端部)はボルト33で固定されている。ボルト33はOリング31を介してカムリング1のねじ孔1bに螺着される。ボルト33を螺着する前に、弁押え32及び吐出弁19の貫通孔32a,19aとねじ孔1bとを対向させておくと、ボルト33をねじ孔1bに螺着したとき、ボルト33の先端部が弁押え32及び吐出弁19の貫通孔32a,19aを通り、弁収容室1a内に突き出す(図1、図2参照)。吐出弁19は圧縮室12aの圧力に応じて開閉動作し、吐出ポート16を開閉する。弁押え32は吐出弁19の開弁量を規制する。
【0024】
また、カムリング1のフロント側端面1cには、弁収容室1aと圧縮室12とを連通させる溝(通路)40が設けられている。溝40の断面積(所定断面積)は例えば0,05〜0,5mm2 である。溝40と吐出ポート16とはロ−タの中心軸に沿ってほぼ並ぶ位置関係にある。厳密にいうと、溝40、吐出ポート16のカウンタボア50(吐出ポート16の開口縁の周囲のザグリ穴)の始端部50aよりもロ−タ回転方向後側に位置している(図5参照)。
【0025】
カムリング1のリヤ側端面には、吸入室11から圧縮室12aへ低圧の冷媒ガスを送り込ませる図示しない吸入ポートが設けられている。
【0026】
フロントサイドブロック3のリヤ側端面及びリヤヘッド3のフロント側端面には、吸入開始から圧縮終了までの間、ベ−ン溝13の奥部(背圧室)13aと連通する背圧溝35,36が、それぞれ設けられている。背圧溝35,36は周方向に沿って設けられた2つの円弧状の溝である。背圧溝35,36には吐出室10の圧力を利用して吐出室10の底部の潤滑油が供給され、ロ−タ2の回転により背圧室13aが背圧溝35,36と連通したときに背圧溝35,36から背圧室13aへ潤滑油が供給される。
【0027】
図6は起動用開閉弁を示す拡大断面図である。
【0028】
フロントサイドブロック3には、吐出室10とフロント側の背圧溝35とを連通させる連通路41が設けられている。連通路41には、吐出室10の圧力が所定値に達しないときは開き、所定値に達したときは閉じる起動用開閉弁42が、設けられている。この起動用開閉弁42は、弁座41aから離れた開弁位置と弁座41aに着座した閉弁位置との間で移動するボール弁体42a、ボール弁体42aを開位置側へ付勢する巻きばね42bと、ボール弁体42aを開弁位置に保持するピン42cとを備えている。
【0029】
次に、このベーン型圧縮機の動作を説明する。
【0030】
図示しないエンジンの回転動力が駆動軸7に伝わるとロータ2が回転する。図示しないエバポレータの出口から流出した冷媒ガスは吸入口6aから吸入室11に入り、吸入室11から吸入ポートを通じて圧縮空間12に吸入される。
【0031】
圧縮空間12a内はロ−タ回転方向へ相前後するベーン14によって仕切られて5つの圧縮室12aが形成されているが、各圧縮室12aの容積はロータ2の回転にともなって変化するので、ベーン14間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮され、圧縮された冷媒ガスは吐出ポート16を通じて弁収容室1aへ流れる。弁収容室1aの冷媒ガスは吐出通路3aを通じて吐出室10へ流れ、吐出口からコンデンサ側へ吐出される。また、吐出室10に流入した冷媒ガスはオイル分離され、潤滑油が吐出室10の底部に溜まる。
【0032】
圧縮機の起動時、ロータ2が回転し始め、吐出室10の圧力が所定値に達するまでは、起動用開閉弁42のボール弁体42aは巻ばね42bの付勢力により図6の開弁位置に保持され、連通路41は開放されている。したがって、吸入開始位置付近から圧縮終了位置までの領域にある背圧室13aには連通路41及び背圧溝35を通じて吐出室10の冷媒ガス送り込まれ、ベ−ン14がベ−ン溝13から飛び出し易くなる。
【0033】
圧縮機の起動後、吐出室10の圧力が所定値に達して定常運転状態になると、ボール弁体42aは巻ばね42bの付勢力に抗して閉弁方向へ移動し、弁座41aに着座し、連通路41は遮断される。
【0034】
また、圧縮機の運転を停止したとき、圧縮機内部の圧力がバランスする過程で潤滑油が背圧室13aに入り込む。しかし、カムリング1のフロント側端面1cには前述のように溝40が設けられているので、吐出室10の冷媒ガスが溝40を通じて圧縮室12aへ逃げるため、フロントサイドブロック3とロ−タ2との隙間から背圧室13aに冷媒ガスが流入し、背圧室13aの圧力が速やかに上昇する。その結果、起動用開閉弁42が短時間で開弁し、各室10,11,13aの圧力が早くバランスする。このように運転を停止から起動用開閉弁42が開くまでの時間が短く、圧力がバランスする過程で背圧室13aに入り込む潤滑油の量が少ないので、圧縮機の運転を再開したときの液圧縮による騒音を低減することができる。
【0035】
なお、圧縮機の運転時、弁収容室1aの高圧冷媒ガスが溝40を通じて圧縮室12aへ逃げるが、前述のように溝40の通路断面積は小さく、且つ、運転中は圧縮室12aのガスは圧縮過程にあり弁収容室1aとの平均的な圧力差は小さく、溝40を通じて逃げる冷媒ガスの量はわずかであり、吐出性能に大きな影響を及ぼさない。
【0036】
この実施形態によれば、前述のように圧縮機の運転を停止したとき、カムリング1のフロント側端面1cに形成した所定通路断面積の溝40を通じて吐出室10の冷媒ガスを圧縮室12aへ逃がして背圧室13aの圧力を速やかに上昇させ、起動用開閉弁42が開くまでの時間を短くし、圧縮機内部の圧力がバランスする過程で背圧室13aに入り込む潤滑油の量を少なくしたので、吐出性能を低下させずに確実に再起動時の液圧縮を回避することができる。
【0037】
また、弁収容室1aと圧縮室12aとを連通させる通路として溝40を設けるようにしたので、通路の加工が容易であり、製造コストを低減できる。
【0038】
なお、弁収容室1aから圧縮室12aへ冷媒ガスを漏らす方法として通路を採用せず、シート面に対する吐出弁19のシ−ト性を調節する方法(例えばシート面の粗さ等を調節する)もあるが、弁収容室1aと圧縮室12aとを連通させる通路として溝40を設けるこの実施形態の方が漏れ量の制御の点で優れる。
【0039】
また、この実施形態のベーン型圧縮機は起動用開閉弁42を備えているが、本願発明は起動用開閉弁42を備えていないベーン型圧縮機にも適用可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明のベーン型圧縮機によれば、起動時の吐出性能を低下させずに確実に液圧縮を回避することを、簡単な構成で実現できる。
【0041】
請求項2の発明のベーン型圧縮機によれば、通路の加工が容易であり、製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係るベーン型圧縮機の縦断面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う矢視図である。
【図3】図3はカムリングのフロント側端面を示す図である。
【図4】図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図5はカムリングの斜視図である。
【図6】図6は起動用開閉弁を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 カムリング
1a 弁収容室
1c カムリングのフロント側端面
2 ロータ
3 フロントサイドブロック
5 フロントヘッド
6 リヤヘッド
10 吐出室
12a 圧縮室
13 ベ−ン溝
13a 背圧室
14 ベ−ン
19 吐出弁
20 リヤサイド部材
25 フロントサイド部材
40 溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vane type compressor, and more particularly to a vane type compressor that can prevent the generation of noise due to so-called liquid compression (oil compression) at the time of startup.
[0002]
[Prior art]
Some conventional vane compressors are equipped with a pressure control valve that allows the refrigerant gas in the discharge chamber to escape to the suction chamber when the operation of the compressor is stopped (equal pressure between the discharge chamber and the suction chamber). (Kaihei 7-189971).
[0003]
The pressure control valve is provided in the middle of the gas passage that connects the discharge chamber and the suction chamber. The pressure control valve includes a ball-shaped valve body and a compression spring that pushes the valve body in the valve closing direction.
[0004]
During operation of the compressor, the valve body is in close contact with the valve seat, and the gas passage is blocked. That is, the refrigerant gas in the discharge chamber does not escape to the suction chamber through the gas passage.
[0005]
On the other hand, when the compressor stops and the pressure in the discharge chamber decreases, the valve body is separated from the valve seat, and the refrigerant gas in the discharge chamber escapes to the suction chamber through the gas passage.
[0006]
As a result, the force for pumping the lubricating oil (pressure in the discharge chamber) decreases, so that the amount of lubricating oil that enters the inner part of the vane groove is suppressed, and noise due to liquid compression at the time of restart is reduced.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the spring force of the compression spring is large, the pressure control valve is difficult to close, and the discharge performance at the time of start-up is reduced. Conversely, if the spring force of the compression spring is small, the pressure control valve is difficult to open at the time of stop, Liquid compression cannot be avoided reliably.
[0008]
As described above, in the conventional vane type compressor, it is difficult to reliably avoid the liquid compression without deteriorating the discharge performance at the start-up.
[0009]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a vane compressor that can reliably avoid liquid compression without deteriorating discharge performance at the time of startup.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a vane type compressor according to a first aspect of the present invention includes a rotor rotatably accommodated in a cam ring, a plurality of vane grooves provided on an outer peripheral surface of the rotor, and the vane grooves. Between the vane accommodated in a slidable manner, a first side member fixed to one of the cam rings, a second side member fixed to the other of the cam rings, and the vanes that follow each other in the rotational direction of the rotor A compression chamber formed in the pressure chamber, a high-pressure chamber in which the refrigerant gas discharged from the compression chamber is accommodated, and a lubricating oil that supplies lubricating oil to the interior of the vane groove using the pressure of the high-pressure chamber In the vane type compressor, comprising: a supply mechanism; and a valve accommodating chamber that communicates with the high pressure chamber and accommodates a discharge valve that opens and closes according to the pressure of the compression chamber. With a predetermined cross-sectional area Characterized in that it comprises a.
[0011]
When the operation of the compressor is stopped, the lubricating oil tries to enter the inner part of the vane groove in the process of balancing the pressure inside the compressor, but the passage having a predetermined cross-sectional area that connects the valve storage chamber and the compression chamber The pressure in the vane groove and the pressure in the low pressure chamber rises rapidly by allowing the refrigerant gas in the discharge chamber to escape to the compression chamber, and the pressure inside the compressor quickly balances. The amount of lubricating oil that enters is suppressed. As a result, it is possible to reduce noise due to liquid compression when the operation of the compressor is restarted next time.
[0012]
A vane type compressor according to a second aspect of the present invention is the vane type compressor according to the first aspect of the present invention, wherein the passage is a groove formed in one end face of the cam ring.
[0013]
As described above, since the passage is constituted by the groove formed on the one end surface of the cam ring, the processing of the passage is easy.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0015]
1 is a longitudinal sectional view of a vane compressor according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a view taken along the line II-II in FIG. 1, and FIG. 3 is a view showing a front side end face of the cam ring. Is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. 3, and FIG. 5 is a perspective view of the cam ring.
[0016]
The vane compressor includes a
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown in FIG. 2, two upper and
[0022]
A
[0023]
As shown in FIG. 5, the
[0024]
Further, a groove (passage) 40 is provided on the
[0025]
A suction port (not shown) through which low-pressure refrigerant gas is fed from the
[0026]
Back
[0027]
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing the start valve.
[0028]
The
[0029]
Next, the operation of this vane type compressor will be described.
[0030]
When the rotational power of an engine (not shown) is transmitted to the
[0031]
The
[0032]
When the compressor is activated, the
[0033]
When the pressure in the
[0034]
Further, when the operation of the compressor is stopped, the lubricating oil enters the
[0035]
During the operation of the compressor, the high-pressure refrigerant gas in the
[0036]
According to this embodiment, when the operation of the compressor is stopped as described above, the refrigerant gas in the
[0037]
Further, since the
[0038]
As a method for leaking refrigerant gas from the
[0039]
Although the vane type compressor of this embodiment is provided with the starting on-off
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the vane type compressor of the first aspect of the present invention, it is possible to reliably avoid the liquid compression without deteriorating the discharge performance at the start-up.
[0041]
According to the vane type compressor of the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a vane compressor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a view showing a front side end face of the cam ring.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a perspective view of a cam ring.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing an activation on-off valve.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記弁収容室と前記圧縮室とを連通させる所定断面積の通路を備えていることを特徴とするベーン型圧縮機。A rotor rotatably accommodated in the cam ring, a plurality of vane grooves provided on the outer peripheral surface of the rotor, a vane slidably accommodated in the vane groove, and a first fixed to one of the cam rings 1 side member, 2nd side member fixed to the other of the said cam ring, the compression chamber formed between the said vanes mutually followed in the rotation direction of the said rotor, and the refrigerant gas discharged from the said compression chamber accommodates A high-pressure chamber, a lubricating oil supply mechanism that supplies lubricating oil to the interior of the vane groove using the pressure of the high-pressure chamber, and communicates with the high-pressure chamber, depending on the pressure of the compression chamber In a vane type compressor having a valve storage chamber in which a discharge valve that opens and closes is stored,
A vane-type compressor comprising a passage having a predetermined cross-sectional area that allows the valve storage chamber and the compression chamber to communicate with each other.
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