JP4081094B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4081094B2
JP4081094B2 JP2005041343A JP2005041343A JP4081094B2 JP 4081094 B2 JP4081094 B2 JP 4081094B2 JP 2005041343 A JP2005041343 A JP 2005041343A JP 2005041343 A JP2005041343 A JP 2005041343A JP 4081094 B2 JP4081094 B2 JP 4081094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring pattern
wiring
shielding film
film
transfer electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005041343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005322885A (ja
Inventor
裕一 広藤
いづみ 清水
利恵子 西尾
俊寛 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005041343A priority Critical patent/JP4081094B2/ja
Publication of JP2005322885A publication Critical patent/JP2005322885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4081094B2 publication Critical patent/JP4081094B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、複数の画素部からなる撮像部を有する半導体装置、特に、撮像部を高融点金属からなる遮光膜により覆った半導体装置の製造方法に関する。
複数の画素部を行列状に配列された撮像部を有する固体撮像装置等の半導体装置は、画素部内の光検出部(フォトダイオード)以外への光の入射によるノイズを抑制するために、一般的に電荷転送部などの表面を遮光膜により覆っている。遮光膜としては、タングステン(以下W)などの高融点金属膜を使用する場合がある
例えば、特許文献1には、クロックパルスを供給する給電配線が遮光膜を兼ねる構造の固体撮像装置を開示している。
図17は、従来技術における固体撮像装置の概略構成を示す平面図である。この固体撮像装置は、撮像部2、水平転送CCD5、アンプ6、第1転送電極線7、第2転送電極線8、第3転送電極線9、第4転送電極線10、ボンディングパッド11、遮光膜12、交差配線部53を備える。
撮像部2は、行列状に配列された複数のフォトダイオード3と、フォトダイオード3の列毎に設けられた複数の垂直転送CCD4とを含む。露光により各フォトダイオード3に蓄積された信号電荷は、一斉に全垂直転送CCD4に読み出される。各垂直転送CCD4は、信号電荷を水平転送CCD5に順次転送する。水平転送CCD5は各垂直転送CCD4から一行分の信号電荷が転送される毎に、その行内の各画素に対応する信号電荷をアンプ6に順次転送する。
垂直転送CCD4は、ポリシリコンにより形成された第1転送電極と第2転送電極とが部分的に重なって交互に形成されている。順に並ぶ4つの第1、第2、第1、第2転送電極には、例えば垂直方向の転送を駆動するための4相の転送クロック信号φ1〜φ4が印加される。転送クロック信号φ1〜φ4が印加される第1転送電極または第2転送電極をそれぞれ、第1転送電極線7、第2転送電極線8、第3転送電極線9、第4転送電極線10と呼ぶものとする。
撮像部2の上には遮光膜12が形成されている。この遮光膜12は、撮像部2の上を覆うようにWなどの高融点金属膜により形成される。
交差配線部53は、遮光膜12と同時に形成された配線用の高融点金属膜と、通常のアルミ配線とが交差する部分である。この交差配線53は、撮像部2の周辺の任意の場所に形成可能である。
図18は、交差配線部53およびその周辺を拡大した平面図である。また、図19は、図18中のZ−Z’断面を示す断面図である。これらの図において、遮光膜60は、遮光膜12と同時に配線用に形成され、複数のコンタクトホール59を通してアルミ配線55及び56と電気的に接続されている。遮光膜60の上には、シリコン酸化膜などの絶縁膜58を挟んで、他のアルミ配線57と交差している。
特許第2541470号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、遮光膜60として用いられるWは、下地のシリコン酸化膜との密着性が悪く、また製造工程内での熱処理時に下地のシリコン酸化膜と熱膨張率が異なるので、熱応力によりさらに密着性が低下するという問題がある。。
加えて、最近になってカメラの小型化等の要請により、固体撮像装置自体も薄くする必要性が生じている。このため、製造工程においてシリコンウェーハとしての強度が必要なくなった段階で、ウェーハの裏面を研削してチップを薄くする工程が必要となっている。この研削工程において、画素部への傷や研削飛沫の付着を防止する表面保護のために、粘着テープをウェーハ表面に貼り付け、研削後に粘着テープを除去することがある。このとき、上記のようにウェーハ表面の密着性の悪いWの遮光膜60が剥離してしまうことがあるという問題がある。
さらには、画素数の増加に伴い、動画再生のフレームレートと画質を確保するために画素混合等の技術が利用されているが、これを行うためには多相駆動が必要となる。これを実現するためには、1画素程度以下の配線幅の微細な配線が必要となるが、上記のように、密着性の悪いWの遮光膜60は、形成途中で、剥離してしまうという問題がある。
本発明は上記課題に鑑み、配線として用いられる遮光膜と下地と密着性を高めた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
発明の半導体装置の製造方法は、複数の画素部からなる撮像部と、撮像部を遮光する高融点金属からなる遮光膜と、撮像部の周辺において遮光膜を配線に用いた配線パターンとを有する半導体装置の製造方法であって、垂直転送電極及び水平転送電極の形成と同時に、垂直転送電極及び水平転送電極と同じ材料を用いて、前記配線パターンを形成すべき配線領域内に突起部を形成する非平坦部形成ステップと、前記撮像部上の遮光膜の形成と同時に、前記配線領域上に遮光膜を配線パターンとして形成する遮光膜形成ステップと、前記撮像部内の画素部上の開口部の形成と同じプロセスによって、前記配線パターンに開口部を形成する開口部形成ステップとを有する。
この構成によれば、新たな製造プロセスを追加することなく容易に非平坦部を製造することができ、製造コストを押し上げることなく実施することができる。
本発明の半導体装置によれば、遮光膜を配線として用いた配線パターンと下地との密着性を高めることができる。その結果、熱膨張率の差による熱応力に対して耐性を高めことができる。さらに、半導体装置の研削後に表面に貼り付けられた粘着テープの除去による遮光膜の剥離を防止することができる。これらの効果を活用して、広い面積の配線交差部の形成が可能となり、配線抵抗を低減できる。また、微細な配線パターンについても形成が可能となり、さまざまな駆動方法に対応できる撮像素子が実現できる。
また、本発明の半導体装置の製造方法によれば、新たな製造プロセスを追加することなく容易に非平坦部を製造することができ、製造コスト高を招かない。
図1は、本発明の実施の形態における固体撮像装置の概略構成を示す平面図である。この固体撮像装置は、撮像部2、水平転送CCD5、アンプ6、第1転送電極線7、第2転送電極線8、第3転送電極線9、第4転送電極線10、ボンディングパッド11、遮光膜12、交差配線部13を備える。同図は、図17と比較して交差配線部53の代わりに交差配線部13を有する点が異なっている。
交差配線部13は、撮像部2の周辺の任意の配線箇所に形成され、遮光膜12と同時に形成された配線用の高融点金属膜と、通常のアルミ配線とが交差する部分である。ここでいう、配線用の高融点金属膜は、遮光膜を配線として用いた配線パターンであり、例えば、タングステン、その合金、タングステンを主材料とする積層膜等により形成される。この配線パターンは、配線パターン中の平坦部の広がりを制限するために非平坦部を有している。この非平坦部により、配線パターンと下地との密着性を向上させている。
図1において、撮像部2は、行列状に配列された複数のフォトダイオード3と、フォトダイオード3の列毎に設けられた複数の垂直転送CCD4とを含む。露光により各フォトダイオード3に蓄積された信号電荷は、一斉に全垂直転送CCD4に読み出される。各垂直転送CCD4は、信号電荷を水平転送CCD5に順次転送する。水平転送CCD5は各垂直転送CCD4から一行分の信号電荷が転送される毎に、その行内の各画素に対応する信号電荷をアンプ6に順次転送する。
垂直転送CCD4は、ポリシリコンにより形成された第1転送電極と第2転送電極とが部分的に重なって交互に形成されている。順に並ぶ4つの第1、第2、第1、第2転送電極には、例えば垂直方向の転送を駆動するための4相の転送クロック信号φ1〜φ4が印加される。転送クロック信号φ1は、1つおきの第1転送電極に印加され、転送クロック信号φ2は、1つおきの第2転送電極に印加される。また転送クロック信号φ3は、他の1つおきの第1転送電極に印加され、転送クロック信号φ4は、他の1つおきの第2転送電極に印加される。第1、第2転送電極に、転送クロック信号φ1〜φ4を供給する配線を第1転送電極線7、第2転送電極線8、第3転送電極線9、第4転送電極線10と呼ぶものとする。
撮像部2の上には遮光膜12が形成されている。この遮光膜12は、撮像部2の上を覆うようにタングステンなどの高融点金属膜により形成される。
図2は、交差配線部13およびその周辺を拡大した平面図である。また、図3は、図2中のA−A’断面を示す断面図である。これらの図において、配線パターン20は、高融点金属膜からなる配線パターンであり、遮光膜12と同時に配線用に形成され、複数のコンタクトホール59を通してアルミ配線15及び16と電気的に接続されている。配線パターン20は、シリコン酸化膜などの絶縁膜18を挟んで、アルミ配線17と交差している。
配線パターン20は、非平坦部を有している。この非平坦部には、図2の平面図に示すような複数の開口部21と、図3の断面図に示すように複数の突起部22により段差とがある。これらにより、下地(シリコン酸化膜)との密着性を高め、耐熱応力、耐剥離性を向上させている。図2、図3では、便宜上4つの開口部21、図3では2つの突起部22をそれぞれ図示してあるが、例えば、配線パターン20の面積は数万平方μmオーダ、開口部21および突起部22の径は、数μmオーダでよい。また、微細配線においては、配線パターン20の面積は、数平方μmから数十平方μmオーダである。
図4は、交差配線部13における配線パターン20に設けられる開口部21および突起部22の具体例を示す図である。同図において、配線パターン20は、開口部23を有し、また、ポリシリコン25、26により形成された突起の上に金属薄膜として形成されることにより段差を有している。この例では、ポリシリコン25、26の突起は、撮像部2内に垂直転送電極または水平転送電極と同様の形状を有している。
図4と対比するため図5に、1画素部に相当する垂直転送電極の平面図を示す。図5において、ポリシリコン25は垂直転送路4の上に形成された第1転送電極と、第1転送電極線または第3転送電極線とを形成する。また、ポリシリコン26は垂直転送路4の上に形成された第2転送電極と、第2転送電極線または第4転送電極線とを形成する。これらは絶縁膜を挟んで遮光膜12の下に凸状に形成される。遮光膜12は、この凸状の突起物の上に金属薄膜として形成され、垂直転送CCD4および水平転送CCD5を遮光している。
これに対して、図4におけるポリシリコン25、26は、第1、第2転送電極、第1〜第4転送電極線として形成されるのではなく、その上に形成される配線パターン20に非平坦部を与えるために単に凸状の突起物として形成される。
図6は、図4中のA1−A1’断面を示す断面図である。同図のようにA1−A1’断面には、シリコン基板27の上に、ゲート絶縁膜28と、ポリシリコン25、26と、絶縁膜29、配線パターン20、絶縁層18が形成される。配線パターン20は、二層のポリシリコン25、26を覆う突起状の絶縁層29の表面に形成される。その結果、配線パターン20は、部分的に凸状の突起部を非平坦部として有することになる。A1−A1’断面における配線パターン20以下の層構成は、ポリシリコン25、26の突起間のシリコン基板にフォトダイオードが形成されていない点を除いて、図5におけるA2−A2’断面とほぼ同じである。
図7は、図4中のB1−B1’断面を示す断面図である。同図のようにB1−B1’断面には、シリコン基板27の上に、ゲート絶縁膜28と、ポリシリコン25、26と、絶縁膜29、配線パターン20、絶縁層18が形成される。配線パターン20は、二層のポリシリコン25、26を覆う突起状の絶縁層29の表面に形成される。配線パターン20は、絶縁層29を挟んで部分的に重なるポリシリコン25、26を覆う凹凸状の絶縁層29の表面に形成される。その結果、配線パターン20は、凹凸形状を非平坦部として有することになる。B1−B1’断面における配線パターン20以下の層構成は、図5におけるB2−B2’断面とほぼ同じである。
図8は、図4中のC1−C1’断面を示す断面図である。同図のようにC1−C1’断面には、シリコン基板27の上に、ゲート絶縁膜28と、ポリシリコン26と、絶縁膜29、配線パターン20、絶縁層18が形成される。配線パターン20は、ポリシリコン26を覆う突起状の絶縁層29の表面に形成される。配線パターン20は、絶縁増29を突起状の絶縁層29の表面に形成される。その結果、配線パターン20は、部分的に凸形状を非平坦部として有することになる。C1−C1’断面における配線パターン20以下の層構成は、図5におけるC2−C2’断面とほぼ同じである。
図9は、図4に示した配線パターンの製造方法を示すフローチャートである。図9では図4中のA1−A1’断面の形成過程を示している。その製造工程を以下の(1)〜(7)に説明する。
(1)図9(a)に示すように、シリコン基板27表面を熱酸化法等によりシリコン酸化膜32を形成し、酸化膜32上にシリコン窒化膜33をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により積層することによりゲート絶縁膜28を形成する。さらに絶縁膜28の上にポリシリコン層を形成し、レジストの塗布、露光および現像によりポリシリコン25を形成し、再度、熱酸化法等によりポリシリコン25の周囲に絶縁膜29を形成する。さらに、その上に、ポリシリコン26を同様に形成する。この時、ゲート絶縁膜28の表面のシリコン窒化膜33上はほとんど酸化されることが無いので、ポリシリコン25上にのみ酸化膜が形成される。
(2)図9(b)に示すように、ポリシリコン26上に、熱酸化法等によりシリコン酸化膜(絶縁膜)を形成し、ポリシリコン25および26の周囲に絶縁膜29を形成する。ポリシリコン25および26形成用マスクは、撮像部2と配線パターン20とで1つでよく、撮像部2内の第1、第2転送電極用のパターンと同じパターンを配線パターン20の領域に有していればよい。これにより、配線パターン20用の突起22を、第1、第2転送電極と同じプロセスで形成することができる。
(3)図9(c)に示すように、絶縁膜29形成後の全面にスパッタリング法によりタングステンを蒸着する。本例ではタングステンを蒸着しているが、チタンやコバルトなど次の遮光膜となる金属膜のCVDの種層(シード層)となる材料であれば、他の材料を使用することができる。このスパッタリングでは、放電によって生じたプラズマのなかのイオンを加速してW金属膜表面にぶつけることにより、下地との密着性を向上させている。
(4)図9(d)に示すように、タングステンシード層の上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりWを蒸着することにより金属膜を形成する。この金属膜は、タングステンの合金、タングステンを主材料とする積層膜としてもよい。これによりタングステン金属膜30が、遮光膜12および配線パターン20として形成される。勿論、CVD法を用いることなく、スパッタリング法だけで遮光膜を形成しても構わない。或は、シード層の替わりにシリコン膜をCVD法によって形成した後、タングステン等の高融点金属をスパッタリング法やCVD法により積層し、熱処理を施すことによってタングステンシリサイド等の合金としても構わない。
(5)図9(e)に示すように、W金属膜上6にフォトレジスト31を形成し、リソグラフィにより、W金属膜31を部分的に除去する。その際、フォトレジスト31のパターンは、撮像部2における開口部(つまりフォトダイオード上)と配線パターン20中の開口部とを除く部分に形成される。
(6)図9(f)に示すように、フォトレジスト31を除去する。このように撮像部12上の遮光膜および交差配線用の配線パターン20を同じプロセスにより同時に形成することができる。
(7)図9(g)に示すように、配線パターン20の上にシリコン酸化膜等の絶縁膜18を形成する。この絶縁膜18の上には、アルミ配線等が形成される。
この製造方法によれば、配線パターン20内に設けられる非平坦部は、段差、凹凸形状、開口部等として、垂直転送電極及び水平転送電極の形成と同じプロセス、および、遮光膜の形成と同じプロセスによって形成することができる。
以上説明してきたように、本実施の形態における半導体装置によれば、遮光膜12と同じプロセスで形成される金属膜を配線として用いた配線パターン20が非平坦部(突起部22や開口部23)を有するので、配線パターン20と下地のシリコン酸化膜との密着性を高めることができる。その結果、熱膨張率の違いによる熱応力に対して耐性を高めことができる。
さらに、半導体装置の研削後に表面に貼り付けられた粘着テープの除去による配線パターンの剥離を防止することができる。
粘着テープ除去による配線パターンの剥離防止は、非平坦部が配線パターン20中の平坦部の広がりを制限しているからである。つまり、平坦部が一定面積以上の広がりを持たないように、非平坦部を設けることにより、剥離を防止している。実験によれば、配線パターン中の平坦部が約1万μ平方m以上である場合、剥離しやすいことが分かっている。非平坦部は、撮像部2の突起部および開口部ほど密に形成しなくともよく、平坦部を一定面積以下に制限するように随所に設ければよい。
ただし、配線パターン20中の突起部および開口部を撮像部2の突起部および開口部と同じすれば、熱応力に対する耐性および粘着テープ除去に対する耐性をより一層向上させることができる。
続いて、上記実施形態における変形例について説明する。
(a)図10は、交差配線部13の配線パターン20における非平坦部の他の例を示す説明図である。同図における配線パターン20は、細長い突起部22と開口部21とを有している。図11は、図10中のX−X’断面図である。図11の突起部22は、図8と同様に、ポリシリコン25の周囲を覆う絶縁層29の凸形状を利用している。
(b)図12は、配線パターン20における非平坦部の他の例を示す説明図である。同図における配線パターン20は、点状の突起部22と開口部21とを有している。同図のように、突起部22は点状であってもよい。この突起部22の断面も図11と同様の構造として形成することができる。
(c)図13は、配線パターン20における非平坦部の他の例を示す説明図である。同図において配線パターン20は、細長いスリット状の開口部21を有している。このように、配線パターン20は非平坦部として開口部だけを有している場合であっても、密着性および耐剥離性を向上させることができる。
(d)図14は、配線パターン20における非平坦部の他の例を示す説明図である。この配線パターン20は、円形の開口部21を有している。開口部21の形状は矩形等でよく形状を問わない。
(e)図15は、配線パターン20における非平坦部のさらに他の例を示す説明図である。図16は、図15中のC−C'断面図である。図16において、シリコン基板27の上に、ゲート絶縁膜28を介し、配線パターン20に沿ってポリシリコン25のパターン層が形成されており、ポリシリコン25のパターン層には凹部35が設けられている。ここで形成されたポリシリコン25を下地層として、この上に絶縁膜29を介して配線パターン20が形成されており、配線パターン20の配線材料が凹部35に埋め込まれるように形成されている。
このように、配線パターン20は、非平坦部として配線パターン20の底面から一部凸形状に突出して基板側に埋め込まれる構造を有することで、密着性および耐剥離性をさらに向上させることができる。ここで、凹部35を配線材料で隙間なく埋めるため、凹部35の幅Whは配線パターン20を形成するパターン膜厚の2倍以下の幅にすることが好ましい。
本発明の半導体装置は、複数のフォトダイオードを有する固体撮像装置、カメラに適しており、例えば、イメージセンサー、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、ノートパソコンに備えられるカメラ、情報処理機器に接続されるカメラユニット等に適している。
本発明の実施の形態1における固体撮像装置の概略構成を示す平面図である。 交差配線部の平面図である。 交差配線部の断面図である。 交差配線部におけるタングステン配線下の凹凸形状の具体例を示す説明図である。 画素部の平面図である。 図4中のA1−A1’断面図である。 図4中のB1−B1’断面図である。 図4中のC1−C1’断面図である。 (a)〜(g)製造工程を示す図である。 交差配線部のタングステン配線下における凹凸形状の他の例を示す説明図である。 図10中のX−X’断面図である。 配線パターンにおける非平坦部を示す他の例を示す説明図である。 配線パターンにおける非平坦部を示す他の例を示す説明図である。 配線パターンにおける非平坦部を示す他の例を示す説明図である。 配線パターンにおける非平坦部のさらに他の例を示す説明図である。 図18中のC−C'断面図である。 従来技術における固体撮像装置の概略構成を示す平面図である。 従来技術における交差配線部の平面図である。 図16中のZ−Z’断面平面図である。
符号の説明
1 固体撮像装置
2 撮像部
3 フォトダイオード
4 垂直転送CCD
5 水平転送CCD
7〜10 第1〜第4転送電極線
11 ボンディングパッド
12 遮光膜
13 交差配線部13
15〜17 アルミ配線
18 絶縁膜
19 コンタクト
20 配線パターン
21、23 開口部
22 突起部
25、26 ポリシリコン
27 シリコン基板
28、29 絶縁膜
30 金属膜
31 フォトレジスト
35 凹部

Claims (1)

  1. 複数の画素部からなる撮像部と、撮像部を遮光する高融点金属からなる遮光膜と、撮像部の周辺において遮光膜を配線に用いた配線パターンとを有する半導体装置の製造方法であって、
    垂直転送電極及び水平転送電極の形成と同じプロセスによって、前記配線パターンを形成すべき配線領域内に突起部を形成する非平坦部形成ステップと、
    前記撮像部上の遮光膜の形成と同じプロセスによって、前記突起部が形成された配線領域上に遮光膜を配線パターンとして形成する遮光膜形成ステップと、
    前記撮像部内の画素部上の開口部の形成と同じプロセスによって、前記配線パターンに開口部を形成する開口部形成ステップと
    を有することを特徴とする製造方法。
JP2005041343A 2004-04-07 2005-02-17 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4081094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041343A JP4081094B2 (ja) 2004-04-07 2005-02-17 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113506 2004-04-07
JP2005041343A JP4081094B2 (ja) 2004-04-07 2005-02-17 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005322885A JP2005322885A (ja) 2005-11-17
JP4081094B2 true JP4081094B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=35469898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005041343A Expired - Fee Related JP4081094B2 (ja) 2004-04-07 2005-02-17 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4081094B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201899A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Nitto Denko Corp 固体撮像デバイス用表面保護粘着テープ及び固体撮像デバイスの実装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005322885A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9024405B2 (en) Solid-state image sensor
JP4944399B2 (ja) 固体撮像装置
JPH11274445A (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
JP2018207086A (ja) ダミー構造を備えるマイクロレンズ層を有する固体撮像素子
JP2018200958A (ja) 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法および電子機器
JP5774708B2 (ja) 半導体装置
JP5296406B2 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2007128979A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
US9496175B2 (en) Semiconductor device, method of manufacturing the same and camera
JP4081094B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007184311A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2009218374A (ja) 固体撮像装置
US6627929B2 (en) Solid state CCD image sensor having a light shielding layer
JP2002043558A (ja) 積層型固体撮像装置
JP4427829B2 (ja) 撮像装置
JP3394878B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP2006319133A (ja) カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子の製造方法、カラーフィルタ、固体撮像素子
JP2005311208A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法、電子情報機器
JP3022637B2 (ja) 固体撮像装置
JP4677260B2 (ja) 固体撮像素子の製造方法
JP4686864B2 (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
JP2007242897A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法
JPH0697410A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2006190790A (ja) カラーリニアイメージセンサ
JP2009170540A (ja) 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees