JP4080476B2 - 犬保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、犬の動きを制止可能な犬保持装置に係り、更に詳細には、例えば、超小型犬(例えば、チワワ、ポメラニアン、及びトイプードル)、小型犬(例えば、マルチーズ、シーズ、ヨークシャーテリア、及びミニチュアダックスフンド)、及び中型犬(例えば、柴犬、ブルドッグ、及びビーグル)のシャンプー、乾燥、ヘアブロー、カット、又はブラッシングのような手入れ、歯研き(歯の手入れ)、衣服(例えば、セーター)の着用、更にはしつけにも使用可能な犬保持装置に関する。
従来、犬に例えば、シャンプー、ヘアブロー、カット、又はブラッシングのような手入れを行う場合、犬が動き回るため、一方の手で犬の動きを制止しながら、他方の手で手入れを行う必要があり、手入れがしずらかった。
そこで、毛の乾燥に使用するものとして、例えば、特許文献1には、手入れを行う人が両手を自由に使い、シャンプー後の犬の毛を乾燥することが可能な乾燥機が開示されている。
この乾燥機は、テーブルに固定する保持具と、その保持具に着脱自在に取付けられる伸縮自在なスタンドと、そのスタンドの頂部に首振り自在に取付けられるドライヤーとを備えるものである。
登録実用新案3091166号公報(図1、図2)
しかしながら、手入れを行う人が両手を使うことができたとしても、犬の動きを完全に制止することは難しく、乾燥に時間を要する。また、ドライヤーの動きには制限があるため、例えば、犬の腹部、足のつけね部分、及び首下部分の毛の乾燥がしずらく、やはり作業性が悪い。
特に、気性の烈しい犬は、例えば、耳及び尻尾を扱うと噛みつくことがあり、手入れをしずらい。
更に、この装置は、毛の乾燥のみに使用するものであり、例えば、シャンプー、カット、及びブラッシングのような、他の手入れ全般に適用することができない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、犬の動きを容易に制止でき、例えば、シャンプー、乾燥、ヘアブロー、カット、又はブラッシングのような手入れ、歯研き(歯の手入れ)、衣服(例えば、セーター)の着用、更にはしつけにも使用可能な犬保持装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る犬保持装置は、犬の前足及び後ろ足をそれぞれ載せる前足載置部及び後ろ足載置部を有する載置台と、
前記前足載置部に設けられ、4つ足を使って立った状態の前記犬の首部を支持し固定する首用支持部材と、
前記後ろ足載置部に設けられ、4つ足を使って立った状態の前記犬の後ろ足の腹部側つけね部を支持し固定する胴用支持部材とを有する。
ここで、犬保持装置の使用対象は犬であり、例えば、超小型犬、小型犬、及び中型犬の使用に適する。超小型犬とは、例えば、チワワ、ポメラニアン、及びトイプードルであり、小型犬とは、例えば、マルチーズ、シーズ、ヨークシャーテリア、及びミニチュアダックスフンドであり、中型犬とは、例えば、柴犬、ブルドッグ、及びビーグルである。
なお、超小型犬から中型犬までの全ての犬に、同様の大きさの犬保持装置を適用することは難しいため、必要に応じて略相似形状の犬保持装置、例えば、超小型犬用の犬保持装置、小型犬用の犬保持装置、及び中型犬用の犬保持装置のように、3種類程度の大きさの犬保持装置を製造することが好ましい。
本発明の犬保持装置は、犬を載置する載置台と、犬の首部を支持し固定する首用支持部材と、犬の後ろ足の腹部側つけね部を支持し固定する胴用支持部材とを有するので、犬の動きを容易に制止でき、例えば、シャンプー、乾燥、ヘアブロー、カット、又はブラッシングのような手入れ、歯研き(歯の手入れ)、衣服(例えば、セーター)の着用、更にはしつけにも使用可能である。
ここで、載置台の前足載置部と後ろ足載置部が、伸縮可能に連結される伸縮機構を備えている場合は、前足載置部と後ろ足載置部との相対位置を、犬の体長に応じて容易に調整できる。また、首用支持部材及び胴用支持部材が、高さ調整可能な機構を備えている場合は、各高さ位置を、4つ足を使って立った状態の犬の高さ位置に応じて容易に調整できる。
首用支持部材が、首用支持柱と、犬の首部下側を支持する首用受け部と、首用受け部に犬の首部を固定する首用バンド部材とを備えているので、簡単な構成で犬の首部を固定できる。また、胴用支持部材が、胴用支持柱と、犬の後ろ足の腹部側つけね部を支持する胴用受け部と、胴用受け部に犬の胴部を固定する胴用バンド部材とを備えているので、簡単な構成で犬の胴部を固定できる。このように、簡単な構成で犬の動きを制止できる。
そして、首用受け部を首用支持柱に角度調整可能に設ける場合は、首用支持柱に対する首用受け部の角度調整をすることで、例えば、犬の制止状態を自然な状態に維持できる。また、首用バンド部材及び胴用バンド部材が、それぞれ取付け及び取外し可能な構成となっている場合は、使い勝手が良く、例えば、老人及び女性でも容易に使用できる。
載置台の下部に、載置台を所定の高さに支持する脚部が、取付け及び取外し可能又は折り畳み可能に設けられている場合は、例えば、載置台の高さを、犬の手入れを行い易い高さ位置に容易に調整できる。
更に、載置台の下部に、この載置台を移動可能にするストッパー付きの車輪が設けられている場合は、載置台の移動を容易にできる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る犬保持装置の使用状態を示す斜視図、図2(A)は同犬保持装置の伸縮機構の側面図、(B)は(A)のa−a矢視断面図、図3は同犬保持装置の変形例に係る伸縮機構の斜視図、図4(A)、(B)はそれぞれ同犬保持装置の長さ調整手段の平面図、側面図、図5(A)〜(C)はそれぞれ同犬保持装置の胴用支持部材の正面図、側面図、高さ調整機構の説明図、図6(A)、(B)はそれぞれ同犬保持装置の首用支持部材の角度調整手段の部分拡大側面図、部分拡大正面図、図7(A)〜(C)はそれぞれ同犬保持装置の胴用バンド部材の正面図、平面図、側断面図、図8は同犬保持装置の変形例に係る胴用バンド部材の正面図、図9は同犬保持装置の変形例に係る載置台の正面図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る犬保持装置10は、犬11の前足12及び後ろ足13をそれぞれ載せる前足載置部14及び後ろ足載置部15を有する載置台16と、前足載置部14に設けられ、4つ足を使って立った状態の犬11の首部17を支持し固定する首用支持部材18と、後ろ足載置部15に設けられ、4つ足を使って立った状態の犬11の後ろ足13の腹部側つけね部19を支持し固定する胴用支持部材20とを有する。なお、犬保持装置10は、例えば、チワワ、ポメラニアン、及びトイプードルのような超小型犬、マルチーズ、シーズ、ヨークシャーテリア、及びミニチュアダックスフンドのような小型犬、更に柴犬、ブルドッグ、及びビーグルのような中型犬の使用に適している。なお、載置台16の前足載置部14側を前側、後ろ足載置部15側を後側として、以下、詳しく説明する。
図1に示すように、載置台16の前足載置部14は、平面視して矩形状で、幅広の溝型形状となったものであり、例えば、載置台16の長手方向の長さL1が30cm以上50cm以下程度、幅Wが30cm以上50cm以下程度のものである。また、後ろ足載置部15も、平面視して矩形状で、幅広の溝型形状となったものであり、例えば、載置台16の長手方向の長さL2が30cm以上50cm以下程度、幅Wが前足載置部14と実質的に同一になったものである。
なお、前足載置部14と後ろ足載置部15は、同じ材質、例えば、金属、木材、又はプラスチックで構成されており、各上面に、例えば、ゴム、布、又はビニールを貼り付けることも可能である。
図1、図2(A)、(B)に示すように、後ろ足載置部15の一方側(前側)には、幅広の溝型形状となっており、前足載置部14内に装入(摺動)可能な連結部(スライド部)21が設けられている。前足載置部14の側壁端部22には貫通孔23が設けられ、連結部21の側壁24には、前足載置部14の貫通孔23の高さに対応した位置で、載置台16の長手方向に渡って長孔25が設けられている。この長孔25には、連結部21の側壁24の内側からボルト26が差し込まれ、このボルト26を前足載置部14の貫通孔23から突出させ、この突出部分にちょうナット27を取付けることで、前足載置部14と後ろ足載置部15との相対位置を固定できる。
なお、この前足載置部14の貫通孔23及び連結部21の長孔25は、載置台16の片側のみに設けるのではなく、両側に設けることも可能である。これにより、より安定した固定が可能になる。
上記した連結部21、長孔25、ボルト26、及びちょうナット27によって、伸縮機構が構成されている。
以上のような伸縮機構を設けることで、前足載置部14と後ろ足載置部15とは伸縮可能に連結され、前足載置部14と後ろ足載置部15との相対位置を調整できる。
なお、図2(A)に示すように、前足載置部14の貫通孔23と連結部21の長孔25は、前足載置部14の後端部と連結部21の前端部との最小ラップ代がD(例えば、1cm以上5cm程度)となるように、それぞれ形成されている。また、図2(B)に示すように、前足載置部14の下端部は、リップ状となって連結部21の長手方向下端面を支持しているので、前足載置部14内からの連結部21の外れを無くすことができる。
これにより、載置台16の全長を、犬11の体長方向に伸縮できる。なお、伸縮長さは、超小型犬及び小型犬の場合で、例えば、30cm以上60cm以下程度の範囲内、また中型犬の場合で、例えば、60cm以上120cm以下程度の範囲内とすることが好ましい。
また、伸縮機構には、更に図3、図4(A)、(B)に示す長さ調整手段28を加えることも可能である。
この長さ調整手段28は、前足載置部14aの上板29に回転可能に設けられたピニオン部30と、連結部21aの上板31に設けられ、ピニオン部30と噛み合うラック部32とを有する。
ピニオン部30の軸心には回転軸33が設けられ、この回転軸33の上端部を、前足載置部14aの上板29の幅方向中央部に形成された貫通孔34から突出させ、ハンドル35に取付けている。なお、回転軸33の途中、即ち上板29の上方位置には、ストッパー部材36が設けられ、ピニオン部30が前足載置部14aの上板29に対して上下動しないようになっている。
一方、ラック部32は、連結部21aの上板31に、連結部21aの幅方向中央部であって、連結部21aの長手方向に渡って形成された長孔37の内側壁38に設けられている。
このように構成することで、ハンドル35を時計回りに回すことにより、ピニオン部30をラック部32の前側(図4(A)では左側)へ相対的に移動させ、載置台16aの全長を現状より長くできる。また、ハンドル35を反時計回りに回すことにより、ピニオン部30をラック部32の後側(図4(A)では右側)へ相対的に移動させ、載置台16aの全長を現状より短くできる。
これにより、例えば、老人及び女性でも、載置台16aの長さ調整を容易にできる。
図1に示すように、前足載置部14には首用支持部材18が設けられ、首用支持部材18は、前足載置部14上に立設された断面円形の首用支持柱39を有している。また、後ろ足載置部15には胴用支持部材20が設けられ、胴用支持部材20は、後ろ足載置部15上に立設された断面円形の胴用支持柱40を有している。なお、首用支持柱39と胴用支持柱40とは、上部以外が略同様の構成となっているため、胴用支持柱40について説明する。
図5(A)〜(C)に示すように、胴用支持柱40は、実質的に円筒状となった外筒柱41と、この外筒柱41内を昇降可能な断面円形の昇降柱42とを有し、その高さが例えば、10cm以上30cm以下の範囲内で調整可能になっている。なお、外筒柱41及び昇降柱42は、例えば、金属、木材、又はプラスチックで構成されている。
この外筒柱41の下部は、下方へ向かって徐々に縮径しており、この部分を後ろ足載置部15の上板43に形成された穴43aに差し込んで立設している。なお、後ろ足載置部の上板に雌ねじ部を、外筒柱の下部に雄ねじ部を構成し、ねじ込み固定することも、また、折り畳み可能に構成することも可能である。
外筒柱41の両側上部には、昇降柱42の高さ位置を調整するために逆L字状となって、その下側が下方へ向けて徐々に外側へ角度αだけ(例えば、10度以上40度以下程度)開いたストッパー部44がそれぞれ設けられている。このストッパー部44は、その高さ方向中央部に回動軸45が設けられ、この回動軸45の両端部が、外筒柱41に取付けられた対となる固定部46に取付けられている。また、ストッパー部44の上端部は、外筒柱41に設けられた貫通孔47を突き抜け、昇降柱42の両側に高さ方向に渡って設けられた多数の凹部48内に装入可能になっている。一方、ストッパー部44の下方は、操作レバー49となっており、外筒柱41と操作レバー49との間には、逆U字状となった金属で構成される弾性体50が取付けられている。これにより、自由状態では、ストッパー部44の上端部が、昇降柱42の凹部48内に入り込んだ状態を維持する。
上記したストッパー部44、回動軸45、固定部46、貫通孔47、多数の凹部48、及び弾性体50が高さ調整可能な機構を構成している。
このように、上記した胴用支持柱40と、この胴用支持柱40と略同様の構成となった首用支持柱39とは、それぞれ高さ調整可能な機構を備えているため、使用にあっては、人が2つの操作レバー49を挟み込むように押圧し、ストッパー部44を回動軸45を中心として回動させ、昇降柱42の凹部48からストッパー部44の上端部を外し、昇降柱42を目的とする高さ位置に昇降させる。そして、その位置を決定した後、操作レバー49の押圧を止めて自由状態にすることで、弾性体50が元の状態に戻ろうとし、ストッパー部44が回動軸45を中心として回動して、その上端部が昇降柱42の凹部48内に嵌め込まれる。これにより、常時は、外筒柱41と昇降柱42との相対位置が固定される。
胴用支持柱40の昇降柱42の上端部には、犬11の後ろ足13の腹部側つけね部19を支持する胴用受け部51が設けられている。
この胴用受け部51は、犬の種類や犬の体型によって胴径が変わるので、例えば、曲げ易い金属であるアルミニウム、アルミニウム合金又はこれに類する金属で構成されており、その形状が正面視して円弧状(楕円弧状も含む)となっている。なお、胴用受け部を金属で構成する場合は、その表面を、例えば、布又は柔軟性を有するプラスチックで覆うことが好ましい。また、胴用受け部自体を、例えば、曲げ易いプラスチック又はゴムで構成することも可能である。
この胴用受け部51の上端の高さ位置は、実質的に犬11の胴部52の上下方向中央位置になることが好ましく、胴用受け部51の底部分には、オス犬の尿道部分を配置可能な溝部53が設けられている。
このように、胴用受け部51は、胴用支持柱40の上部に固定状態で取付けられているが、図1、図6(A)、(B)に示すように、首用支持柱39の昇降柱54の上端部に設けられ、犬11の首部17の下側を支持する首用受け部55は、首用支持柱39に軸受部55aを介して角度調整可能に設けられている。なお、首用受け部55は、胴用受け部51と同一の材質で構成され、その上端の高さ位置は、実質的に犬11の首部17の半分位の位置になっている。
軸受部55aは、首用支持柱39の昇降柱54の上端部に設けられる正面視して凹字状となった固定部56と、首用受け部55の基端部に設けられた正面視して逆凸字状となった回動部57とを有しており、固定部56の凹部内に回動部57が配置されている。なお、側面視して固定部56と回動部57との重なり合う部分には、ボルト58が嵌め込まれ、そのボルト58の先部に取付けられるちょうナット59で、角度位置を固定可能な構成となっている。
図1、図5(A)、(B)に示すように、胴用受け部51には、胴用受け部51に犬11の胴部52を固定する胴用バンド部材60が設けられている。
図7(A)〜(C)に示すように、胴用バンド部材60は、2本のバンド61、62を有し、それぞれのバンド61、62の一方側端部が、胴用受け部51の上端部に取付けられている。なお、各バンド61、62は、例えば、硬質のゴム又はビニール素材で構成されている。また、その幅は、例えば、ブラシをかける部分を多くするため幅狭(例えば、3mm以上10mm以下程度)にすることが好ましい。
一方のバンド61は、断面楕円形となっており、その上部には、バンド61の長手方向に渡って所定のピッチで複数の位置決め溝63が形成されている。この位置決め溝63は、正面視して上部に切欠きが形成された円形状となっている。また、他方のバンド62は帯状となっており、その端部には、バンド61を装入可能なリング64と、このリング64の両側部を回動中心とする操作部65とが取付けられている。
このように構成することで、胴用バンド部材60を犬11に取付ける場合は、まず、バンド61の端部をバンド62のリング64内に挿通し、次に操作部65を位置決め溝63に向けて回動させて、操作部65の断面円形となった固定部65aを位置決め溝63内に嵌め込む。このとき、固定部65aの直径は、位置決め溝63の最大内径よりも小さく、しかも切欠き部分よりも大きいため、位置決め溝63内に入った固定部65aが、位置決め溝63内から外れることを防止できる。
また、胴用バンド部材60を犬11から取り外す場合は、操作部65の固定部65aを位置決め溝63内から外す方向に回動させて外した後、バンド61の端部をバンド62のリング64内から引き抜く。
また、図8に示すように、変形例である胴用バンド部材66を、胴用受け部51に設けることも可能である。
この胴用バンド部材66は、2本のバンド67、68を有し、それぞれのバンド67、68の一方側端部が、胴用受け部51の上端部に取付けられる。なお、各バンド67、68も、例えば、硬質のゴム又はビニール素材で構成されている。一方のバンド67は、断面楕円形となっている。また、他方のバンド68は帯状となっており、その端部に、バンド67を装入可能な溝型の固定部69と、この固定部69に設けられたクリップ部材70とを有している。
クリップ部材70は、固定部69内にその基部が回動自在に取付けられた押圧部71及び操作部72を有している。操作部72は、押圧部71の背部を押圧することで押圧部71を撓ませ、押圧部71の先側に多数設けられた突起73をバンド67に押し付けるための爪部74を備える従来公知のものである。なお、この弾性押圧効果を十分に発揮させるため、押圧部71と操作部72との間には、弾性金属板75が配置されている。
また、固定部69をバンド68に取付けるための取付け部76の上部にも突起77が設けられ、固定後のバンド68に対するバンド67の移動を防止している。
前記した各胴用バンド部材60、66と、これと略同様の構成となった首用バンド部材78とは、操作性が良好であるので、例えば、老人及び女性でも、犬11への取付け及び取外しを容易にできる。
また、各胴用バンド部材60、66と首用バンド部材78とは、前記したように、その長さを容易に変えることができるので、様々な体型(例えば、肥満犬)の犬にも対応できる。
なお、胴用バンド部材を2本の帯状バンドで構成し、その両端部の当接部分に面状ファスナーを取付けることも、また、従来公知のベルトに取付けられた長さ調整手段を取付けることも可能である。更に、胴用バンド部材を1本の帯状バンドで構成し、その一端部を各受け部の一方側に取付け、バンドの他端部にフックを取付け、このフックを各受け部の他方側に取付け及び取外し可能な構成とすることも可能である。
図1に示すように、載置台16の四隅下部には、載置台16を所定の高さ、例えば、10cm以上50cm以下、好ましくは10cm以上30cm以下に支持する脚部79が設けられている。
この各脚部79は、載置台16に差し込むことができ、取付け及び取外し可能な構成となっているが、図9に示すように、脚部80を載置台16の中央部に向かって折り畳み可能な構成とすることも可能である。
ここで、脚部80には、ストッパー付きの車輪81を取付けることも可能である。なお、図9に二点鎖線で示すように、載置台16の下部に直接、載置台16を移動可能にするストッパー付きの車輪81を設けてもよい。
続いて、本実施の形態に係る犬保持装置10の使用方法について、図1を参照しながら説明する。
まず、伸縮機構のちょうナット27を緩め、犬11の体長に応じて、前足載置部14と後ろ足載置部15との相対位置を調整する。そして、載置台16の全長を決定した後、ちょうナット27を締めて、その位置を固定する。なお、図3に示す長さ調整手段28が設けられた載置台16aを使用する場合は、ハンドル35を回して載置台16aの全長を調整し、ちょうナット27を締めて固定する。
そして、載置台16の高さ位置を、作業し易い位置に調整するため、必要に応じて脚部79を載置台16の四隅下部に取付ける。なお、載置台16を移動させることが予め分かっている場合には、載置台16に車輪81を取付けておくことが好ましい。
次に、犬11を載置台16上に載置した後、胴用支持柱40の胴用受け部51の高さ位置を、4つ足を使って立った犬11の後ろ足13がやっと載置台16上につく位で、しかも、犬11の腹に負担がかからない程度の位置に調整する。そして、胴用バンド部材60を使用して、犬11の胴部52を胴用受け部51上に固定する。
また、首用支持柱39についても、4つ足を使って立った犬11の首部17の高さ位置に応じて、その高さ位置を調整する。なお、首用受け部55については、犬11の首部17の角度が自然体になるように、即ち、犬11に首輪を装着して散歩させる状態になるように、首用支持柱39に対して首用受け部55の角度調整を行う。そして、首用バンド部材78を使用して、犬11の首部17を首用受け部55上に固定する。
なお、首用支持柱39及び胴用支持柱40の高さ調整は、犬11の首部17及び胴部52を固定した後、それぞれ行うこともできる。
このように、犬11を載置台16に載せ、その動きを制止させることで、例えば、シャンプー、乾燥、ヘアブロー、カット、ブラッシング、耳の掃除、目の回り、又は散歩帰りの足の洗浄のような手入れや、歯研き(歯の手入れ)を、両手で容易に行うことができる。特に、シャンプーの際には、犬11が逃げ回ることを防止でき、徐々に水にならすこともできる。
犬の手入れを行う者は、両手を自由に使えるため、手入れ作業がし易くなる。
また、気性の烈しい犬は、例えば、耳、尻尾を扱うと噛みつく恐れがあったが、手入れを行う者は両手を使えるため、片手で犬をあやしながら手入れできる。ここで、犬11を繰り返し犬保持装置10に固定することで、犬11はおとなしくなり、しつけにもなる。
なお、手入れ及びしつけの際は、作業中必要に応じて、首用支持柱39及び胴用支持柱40の高さ調整と、首用支持柱39に対する首用受け部55の角度調整を行う。
そして、犬11の手入れが終了した後は、必要に応じて、犬11への衣服の着用を行うこともできる。これにより、犬11へ衣服を着用させるための作業、例えば犬11の前足12への衣服の袖通し、及び袖通し後の衣服のボタンの取付けも容易になる。
犬11の手入れが終了した後は、首用バンド部材78及び胴用バンド部材60をそれぞれ取外し、載置台16上から犬11を降ろす。
このように、犬保持装置10を使用することで、犬11のいたる所を、手を添えて愛情を注ぎながら手入れができ、また頻繁に美容室に行く必要もなくなる。例えば、シャンプーを月に2回行っていたのを、1回は自分で簡単にできるようになるので経済的である。また、耳につけるリボンも、自分で容易に付けることができる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の犬保持装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、前足載置部及び後ろ足載置部を有する載置台を、犬の体長方向に伸縮可能な構成とした場合について説明したが、載置台に伸縮機構を設けなくてもよい。なお、この場合、例えば、各犬の大きさに対応した広さ(載置面積)を有する載置台を、予め複数種類用意し、また考えられる最も大きな犬の大きさに対応した広さを有する載置台のみを用意して、この載置台に首用支持部材及び胴用支持部材を設けることが可能である。
そして、前記実施の形態においては、首用支持部材及び胴用支持部材を、高さ調整可能な構成とした場合について説明したが、首用支持部材及び胴用支持部材のいずれか一方又は双方を、予め設定した高さに固定することも可能である。なお、この場合、例えば、複数の高さ位置に設定された支持部材を、載置台にそれぞれ付け替えることで、その高さ調整を行うことが可能である。
なお、載置台の前足及び後ろ足載置部の長さ及び幅、載置台の全長、首用及び胴用支持柱の高さ、胴用バンド部材の幅、及び載置台を支持する脚部の高さは、前記実施の形態に記載された数値に限定されるものではなく、犬の種類及び大きさに応じて種々変更することも、勿論可能である。
本発明の一実施の形態に係る犬保持装置の使用状態を示す斜視図である。 (A)は同犬保持装置の伸縮機構の側面図、(B)は(A)のa−a矢視断面図である。 同犬保持装置の変形例に係る伸縮機構の斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ同犬保持装置の長さ調整手段の平面図、側面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ同犬保持装置の胴用支持部材の正面図、側面図、高さ調整機構の説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同犬保持装置の首用支持部材の角度調整手段の部分拡大側面図、部分拡大正面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ同犬保持装置の胴用バンド部材の正面図、平面図、側断面図である。 同犬保持装置の変形例に係る胴用バンド部材の正面図である。 同犬保持装置の変形例に係る載置台の正面図である。
符号の説明
10:犬保持装置、11:犬、12:前足、13:後ろ足、14、14a:前足載置部、15:後ろ足載置部、16、16a:載置台、17:首部、18:首用支持部材、19:腹部側つけね部、20:胴用支持部材、21、21a:連結部、22:側壁端部、23:貫通孔、24:側壁、25:長孔、26:ボルト、27:ちょうナット、28:長さ調整手段、29:上板、30:ピニオン部、31:上板、32:ラック部、33:回転軸、34:貫通孔、35:ハンドル、36:ストッパー部材、37:長孔、38:内側壁、39:首用支持柱、40:胴用支持柱、41:外筒柱、42:昇降柱、43:上板、43a:穴、44:ストッパー部、45:回動軸、46:固定部、47:貫通孔、48:凹部、49:操作レバー、50:弾性体、51:胴用受け部、52:胴部、53:溝部、54:昇降柱、55:首用受け部、55a:軸受部、56:固定部、57:回動部、58:ボルト、59:ちょうナット、60:胴用バンド部材、61、62:バンド、63:位置決め溝、64:リング、65:操作部、65a:固定部、66:胴用バンド部材、67、68:バンド、69:固定部、70:クリップ部材、71:押圧部、72:操作部、73:突起、74:爪部、75:弾性金属板、76:取付け部、77:突起、78:首用バンド部材、79、80:脚部、81:車輪

Claims (6)

  1. 犬の前足及び後ろ足をそれぞれ載せる前足載置部及び後ろ足載置部を有する載置台と、
    前記前足載置部に設けられ、4つ足を使って立った状態の前記犬の首部を支持し固定する首用支持部材と、
    前記後ろ足載置部に設けられ、4つ足を使って立った状態の前記犬の後ろ足の腹部側つけね部を支持し固定する胴用支持部材とを有することを特徴とする犬保持装置。
  2. 請求項1記載の犬保持装置において、前記載置台は前記前足載置部と前記後ろ足載置部を伸縮可能に連結する伸縮機構を備え、前記首用支持部材及び前記胴用支持部材は高さ調整可能な機構を備えることを特徴とする犬保持装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の犬保持装置において、前記首用支持部材は、前記前足載置部上に立設された首用支持柱と、該首用支持柱の上端部に設けられ前記犬の首部下側を支持する首用受け部と、該首用受け部に設けられ該首用受け部に前記犬の首部を固定する首用バンド部材とを備え、前記胴用支持部材は、前記後ろ足載置部上に立設された胴用支持柱と、該胴用支持柱の上端部に設けられ前記犬の後ろ足の腹部側つけね部を支持する胴用受け部と、該胴用受け部に設けられ該胴用受け部に前記犬の胴部を固定する胴用バンド部材とを備えることを特徴とする犬保持装置。
  4. 請求項3記載の犬保持装置において、前記首用受け部は前記首用支持柱に角度調整可能に設けられ、前記首用バンド部材及び前記胴用バンド部材はそれぞれ前記犬の首部及び胴部に取付け及び取外し可能な構成となっていることを特徴とする犬保持装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の犬保持装置において、前記載置台の下部には、該載置台を所定の高さに支持する脚部が、取付け及び取外し可能又は折り畳み可能に設けられていることを特徴とする犬保持装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の犬保持装置において、前記載置台の下部には、該載置台を移動可能にするストッパー付きの車輪が設けられていることを特徴とする犬保持装置。
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