JP4078377B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真を利用して画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリといった画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、該装置を使用する環境の温湿度条件やプロセスステーションの使用度合いにより画像濃度が変動する。画像形成装置では、この変動を補正するために、画像濃度の制御を行う。例えば、感光体上又は中間転写体(以下「ITB」と称す)や静電吸着搬送ベルト(以下ETBと称す)上に各色の濃度パッチ画像を形成し、これを本発明の構成要素たる検知手段としての濃度検知センサで読み取って、各種の高圧条件やレーザーパワーといったプロセス形成条件にフィードバックする事によって各色の最大濃度やハーフトーン階調特性を合わせる手段が用いられている。ここで、各色の最大濃度を一定に保つ画像濃度制御はDmax制御、ハーフトーンの階調特性を画像信号に対してリニアに保つ画像濃度制御はDhalf制御と称する。Dmax制御は、各色のカラーバランスを一定に保つことと同時に、トナーの載りすぎによる色重ねした文字の飛び散りや、定着不良を防止する意味も大きい。Dmax制御を行う画像形成装置として下記特許文献1の画像形成装置が知られている。
一般的に濃度検知センサは、濃度パッチを光源で照射し、反射光強度を受光センサで検知する。その反射光強度の信号はA/D変換された後、本発明の構成要素たる検知パターン形成手段及び画像形成条件を制御する手段としてのCPUで処理され、プロセス形成条件にフィードバックされる。具体的にDmax制御は、画像形成条件を変えて形成した複数の濃度パッチを光学センサで検知し、その結果から所望の最大濃度を得られる条件を計算し、画像形成条件を変更する。
濃度検知センサの方式は反射光の乱反射成分を検知する方式と反射光の正反射成分を検知する方式の2つの方式に大別される。まず、乱反射成分を検知する方式について詳述する。乱反射成分とは、色として感じる反射の成分であり、その反射光量は濃度パッチの色材の量、すなわちトナー量の増加に応じて増大する特徴がある。
図12は、従来の画像形成装置において適用される、乱反射光量とトナー量との関係のグラフである。また、その反射光は濃度パッチから全方向にまんべんなく拡散することもその特徴である。乱反射成分を検知するタイプの濃度センサは、後述する正反射成分の影響を除くために、照射角と受光角が異なるよう構成される。
しかしながら、この乱反射を検知する濃度センサで黒トナーの濃度を検知した場合、黒トナーが光を吸収するため黒トナーからの反射光を検知することができない。そこで、この場合、例えば濃度パッチの下地の部分に有彩色のものを用い、下地の反射光量が黒トナーにより隠される量を測定することにより、黒トナーの濃度を検知するという方法も考案されている。
ところで、複数の感光体を持つインライン方式の画像形成方式を用いる場合、濃度センサの数の低減を図るため感光体上での濃度パッチ形成・検知を行わず、ETB上やITB上に濃度パッチを形成し、1つの濃度センサで全色の濃度を検知することが考えられる。ここで、ETBやITBは、紙搬送力やITB上での画像安定性を確保するために抵抗値の調整を行う必要があり、そのためカーボンブラックが分散され、ETBやITBは黒色や濃い灰色となることが多い。したがって、ETBやITB上で黒トナーの濃度を検知する場合、濃度パッチからも下地からも光が反射されず、乱反射を検知するタイプの濃度センサでは黒トナーの検知ができない。そこで、後述する正反射光を検知するタイプの濃度センサを用いる必要がある。
図13は、正反射光量とトナー量との関係を示すグラフである。以下、反射光の正反射成分を検知する方式について詳述する。正反射光を検知するタイプのセンサでは、下地面(ETBまたはITB面)の法線に対して照射角と対称となる方向に反射される光を検知する。この反射光量は、下地(ETBまたはITB)の材質固有の屈折率と表面状態により決まる反射率に依存し、光沢として感じる。下地の上に濃度パッチが形成された場合、トナーがある部分では下地が隠され反射光が無くなる。したがって、濃度パッチのトナー量と正反射光量の関係は図13に示すように、トナー量の増加につれて反射光量は小さくなる。
正反射光を検知するタイプの濃度センサは、トナーからの反射光ではなく、下地からの反射光を主として検知するため、トナー、下地の色によらず濃度検知を行うことができ、乱反射光を検知するタイプの濃度センサよりも有利である。また、一般的に正反射成分の反射光量は乱反射成分の反射光量よりも大きく、濃度センサの検知精度に関しても正反射光を検知するタイプの濃度センサの方が有利であるので、感光体上で濃度検知を行う場合にも正反射光を検知するタイプの濃度センサを用いるのが望ましい。
しかしながら、正反射光を検知するタイプの濃度センサで有彩色のトナーを検知した場合には問題が生じる。有彩色トナーの濃度パッチに光を照射した場合、トナー量の増加に応じて乱反射光が増加し、その反射光は全方向にまんべんなく拡散されることは前述した。したがって、濃度センサで検知される光は正反射成分と乱反射成分の和になる。
図14は、正反射光を検知するタイプの濃度センサで有彩色のトナーを検知したときのトナー量と反射光量の関係を示す。つまり、トナー量と反射光量の関係は正反射の特性である細実線と乱反射の特性である破線の和になり、太実線のような負性特性を示す。従って、正反射光と乱反射光の両方の特性を生かすため、図3に示す光学センサのように1つの発光素子301からの照射光を正反射光用(302)と乱反射光用(303)の2つの受光素子を用いて検出し、それをもって濃度検知を行う手法が一般に行われている。
ところで、下地からの反射光を主として検知する正反射光検知タイプの濃度センサでは、使用度合いによって下地の表面状態が変動した場合、反射光量も変動してしまう。そこで、濃度パッチの反射光量を下地の反射光量で規格化した後、濃度情報に変換するなどの補正(以下「下地補正」と称する)を行うのが有効である。ここで、下地補正のための下地反射光量の測定は、ETBまたはITBの材質むらや経時変化を考慮して、なるべく濃度パッチを作成するのと同じタイミング、同じ位置で行うことが望ましい。従って、下地反射光量を測定する方法として図15で示すように濃度パッチの濃度と下地反射光量を交互に測定する方法や、図16で示すように濃度パッチの濃度を連続して測定した後にITBまたはETB1周分の下地反射光量を測定する方法がとられている。
特開2001−005235号公報
しかしながら、画像濃度制御において下地反射光量の測定を濃度パッチ測定と同時に行う場合、測定全体に時間がかかるという問題点がある。例えば、図15に示す方法の場合、濃度パッチの測定間隔と下地反射光量の測定間隔とが同間隔であるとすると、処理全体では濃度パッチの測定だけを行う場合の倍の時間がかかることになる。また、図16に示す方法の場合でも、濃度パッチの測定だけを行う場合よりITBまたはETBの1周分多くの時間がかかることになる。
そこで、本発明の目的は、濃度調整動作に要する時間を短くしつつ最適な画像制御を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、露光されることにより潜像が形成される像担持体、前記像担持体を所定の極性に帯電する帯電手段、及び前記像担持体上に形成された潜像を可視化する現像手段を含むプロセス手段と、前記潜像が可視像化された画像を保持する無端ベルトとを有する画像形成装置において、前記無端ベルト上に濃度調整用の第1のパターン画像を形成して行う画像濃度制御動作と画像書き出し位置調整用の第2のパターン画像を形成して行う画像書き出し位置調整動作を制御する制御手段と、前記第1のパターン画像及び前記無端ベルト単体の光反射量を検出する第1の検出手段と、前記第1のパターン画像が形成される位置とは異なる位置に形成される前記第2のパターン画像を検出する第2の検出手段とを有し、前記制御手段は、画像書き出し位置調整動作では、前記画像書き出し位置調整用の第2のパターン画像を形成して前記画像書き出し位置調整動作を行っている間に、前記第1の検出手段にて前記無端ベルト単体の光反射量を読取り、かつ前記読取った前記無端ベルト単体の光反射量の検出結果は使わずに前記第2の検出手段の検出結果に基づいて前記画像書き出し位置調整を行うように制御し、前記画像濃度制御動作では、前記濃度調整用の第1のパターン画像を形成し、前記第1の検出手段よる検出結果を、前記画像書き出し位置調整動作時に前記読取った前記無端ベルト単体の光反射量の検出結果で補正した値に基づき画像濃度を制御することを特徴とする。
本願発明によれば、下地の反射光量レベルの検出を画像書き出し位置調整タイミングに同期して実行することで、濃度調整動作に要する時間を短くしつつ最適な画像制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。本実施の形態に係る画像形成装置は電子写真方式とする。
画像形成装置1は、大別して、画像形成部(4つのステーションa、b、c、dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙部、中間転写ユニット、搬送部、定着ユニット、操作部及び図2に示す制御ユニットの各ユニットから構成される。
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a,11b,11c,11dがその中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a,12b,12c,12d、スキャナー13a,13b,13c,13d、及び現像装置14a,14b,14c,14dがそれぞれ配置されている。ローラ帯電器12a〜12dは、それぞれ感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでスキャナー13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下「トナー」とも称す)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像は中間転写ベルト(以下「ITB」という)30に転写される。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
次に、給紙部は、記録材Pを収納する部分と、記録材Pを搬送するためのローラ、記録材Pの通過を検知するためのセンサ、記録材Pの有無を検知するためのセンサ、及び記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)から構成される。同図において、符号21a,21b,21c,21dはカセットを示し、符号27は手差しトレイを示し、28はデッキを示し、これらは記録材Pを収納する。符号22a,22b,22c,22dは、カセット21a〜21dから記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。ピックアップローラ22a〜22dでは、複数枚の記録材Pが送り出されることがあるが、BCローラ23a,23b,23c,23dによって確実に一枚だけ分離される。BCローラ23a〜23dによって一枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25まで搬送される。また、手差しトレイ27に収納された記録材Pは、BCローラ29によって一枚ずつ分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。また、デッキ28に収納された記録材Pは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚ずつ確実に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。さらに記録材Pはレジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
次いで、中間転写ユニットについて詳細に説明する。同図において、符号30はITBであり、その材料には、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPVdF(ポリフッ化ビニリデン)等が用いられる。
ITB30は、ITB30に駆動を伝達する駆動ローラ32と、ばね(不図示)の付勢によってITB30に適度な張力を与えるテンションローラ33と、中間転写ベルトを挟んでを二次転写領域を形成する従動ローラ34とによって支持されている。駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(材質はウレタン又はクロロプレンである)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dとITB30が対向する位置の、ITB30の裏には、トナー像をITB30に転写するための高圧が印加されている一次転写ローラ35a〜35dがそれぞれ配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、ITB30とのニップによって二次転写領域を形成する。二次転写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧している。また、二次転写領域の下流であって、テンションローラ33に対向する位置にはITB30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、前記クリーニング装置50は、クリーナーブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)および廃トナーを収納する廃トナーボックス52を備えている。定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーター等の熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラに加圧されるローラ41b(このローラにも熱源を備える場合もある)と、上記ローラ対から排出されてきた記録材Pを搬送する内排紙ローラ44とを備えている。
記録材Pがレジストローラ25まで搬送されたときには、レジストローラ25よりも上流のローラの回転駆動を止めて一旦停止させ、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてレジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動が再開される。その後、記録材Pは後述の二次転写領域へ送り出される。二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着された記録材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパー73によって、搬送先が切り替えられる。切り替えフラッパー73がフェイスアップ排紙側にある場合は、記録材Pは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。一方、切り替えフラッパー73がフェイスダウン排紙側にある場合は、記録材Pは反転ローラ72a、72b、72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。また、記録材Pの両面に画像を形成する場合は、フェイスダウン排紙トレイ3方向へ記録材Pが搬送され、記録材Pの後端が反転位置Rに到達したらシートの搬送を一旦停止し、両面ローラ74a〜74dの方向へ反転ローラの回転方向を逆転して再び記録材Pを搬送する。その後、カセット21a〜21dから記録材Pを搬送する場合と同様に、記録材Pを画像形成部へ搬送する。なお、記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リトライセンサ64a,64b,64c,64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、及び両面再給紙センサ71等がある。また、記録材Pを収納するカセット21a〜21dには、記録材Pの有無を検知するカセット紙ありなしセンサ63a,63b,63c,63dが配置され、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知する手差しトレイ紙ありなしセンサ76が配置され、デッキ28にはデッキ28内の記録材Pの有無を検知するデッキ紙ありなしセンサ75が配置されている。
操作部4は、画像形成装置1の上面に配置されており、記録材Pの収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択、及びタブ紙束の指定等が可能である。
図2は、図1の画像形成装置の処理を制御する制御ユニットと、上述の画像形成部、給紙部、中間転写ユニット、搬送部及び定着ユニットを備える画像形成ユニットとの関係を示す図である。
制御ユニット201は、CPU202(制御手段)と、一時データを格納するRAM203と、画像形成装置を動作させるためのソフトウェアおよび固定データを格納するROM204と、画像形成装置全体の動作を制御する主制御手段205と、画像形成装置内のセンサからのアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換手段206と、濃度パッチなどのテストパターンを発生させるテストパターン発生手段207とを備えている。画像形成ユニット210(プロセス手段)は、前述の画像形成部、給紙部、中間転写ユニット、搬送部及び定着ユニットを備えている画像形成手段211と、画像形成手段211の各ユニットの状態を監視する各種センサ212とを備えている。画像形成ユニット210は、主制御手段205の指示により制御ユニット201から送られた画像データもしくは濃度パッチなどのテストパターンに応じて画像を形成する。また、センサ212が検知したデータは随時、画像形成ユニット210から制御ユニット201へ送られる。
次に画像形成装置の動作の説明をする。一例として、カセット21aから記録材Pを搬送する場合を説明する。
制御ユニット201から画像形成ユニット210へ画像形成動作開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ23によって転写材P(記録紙P)が引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由して、レジストローラ25まで搬送される。その時レジストローラ25は停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部よりITB30上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域においてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスによりITB30の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された転写ローラ35dによって一次転写領域においてITB30に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域まで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写される事になる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像がITB30上において一次転写される。その後記録材Pが二次転写領域に進入、ITB30に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧が印加される。そして前述したプロセスによりITB30上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後記録材Pは定着ローラニップ部まで案内される。そしてローラ対41a,41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。その後、切り替えフラッパーの切り替え方向に応じて、フェイスアップ排紙トレイ2またはフェイスダウントレイ3に排出される。
本実施の形態においては、図1に示されるITB30として周長896mm、厚さ100μmのPVdFの樹脂フィルムを用いている。
図3は本実施の形態に係る画像形成装置に適用される検知手段としての光学センサの構造図であり、図4は、本実施の形態に係る画像形成装置における光学センサの配置図である。
本実施の形態においては、光学センサ401は図4に示すようにITB30の奥行き方向の中央に設置される。光学センサ401は、LEDなどの発光素子301と、フォトダイオードなどの受光素子とからなる。受光素子は正反射光を受光するための素子Vop302と乱反射光を受光するための素子Vos303とから構成される。受光素子Vop202は発光素子301からの照射光のうち、ITB30上で照射光と同じ角度で反射された反射光を検知する位置に設けられている。また、受光素子Vos303は発光素子301からの照射光のうち、ITB30上の濃度パッチにより乱反射された反射光を、偏光フィルタを通して検知する位置に設けられている。
以下に本発明で行う画像濃度制御の例としてDmax制御について詳しく説明する。
図5は、画像の最大濃度を所定の濃度に合わせるために行うDmax制御の制御フローチャートである。
本実施の形態においてDmax制御は画像形成を500回行う毎に行う構成とする。
(ステップS501での処理)
まず、図2のCPU202は、テストパターン発生手段207から発生させたパッチの画像データを露光装置13dに送り、露光装置13dにより後述する帯電バイアスVpY1で帯電されている感光ドラム11dを露光して、感光ドラム11d上に濃度パッチPY1の潜像を形成する。この潜像を現像器14dによって、後述する現像バイアスVdY1で現像する。
ここで、帯電バイアスVpと現像バイアスVdは画像形成装置のROM204に格納されている図6,7に示すテーブルを使って決定される。
図6は画像形成装置内に配置された水分センサが検知した空気中の水分量[g/m3]と帯電バイアスVpとの関係を示すテーブルである。該テーブルは感光ドラムの各色に対応してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類存在する。例えば、水分センサから得られた現在の水分量が15.0g/m3であった場合、それに対応するイエローの帯電バイアスをVpY3とする。その後、VpY3を中心にして水分量が減る方向のテーブルに沿ってVpY2,VpY1を得る。また逆にVpY3を中心にして水分量が増える方向のテーブルに沿ってVpY4,VpY5を得る。このようにして、Dmax制御で使用するイエローの帯電バイアスVpYn(nは1〜5)が得られる。同様にして、マゼンタ、シアン、ブラックについてのVpMn、VpCn、VpKn(nは1〜5)が得られる。
図7は画像形成装置内に配置された水分センサが検知した空気中の水分量[g/m3]と、現像バイアスVdとの関係を示すテーブルであり、帯電バイアスと同様の方法で、このテーブルからDmax制御で使用するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックについての現像バイアスVdMn、VdCn、VdKn(nは1〜5)が得られる。
このようにして感光ドラム11d上に形成された濃度パッチPY1は、電源から転写ローラ35dに転写バイアスを印加することによりITB30上に転写される。そしてイエローに続き、マゼンタ、シアン、ブラックについても同様に濃度パッチの形成を行い、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの濃度パッチPY1、PM1、PC1、PK1をITB上の長手方向に一直線に形成する。
図8は、濃度パッチの大きさを示す図である。
本実施の形態では各濃度パッチの大きさを図8に示すように主走査方向に20.3mm、副走査方向に16.24mmとする。次に、同じパッチの画像データを用いて、帯電バイアスVpY1をVpY2に変え、現像バイアスVdY1をVdY2に変えて同様にしてイエローの濃度パッチPY2をITB30上に形成する。さらに同様に、マゼンタ、シアン、ブラックについても帯電バイアスと現像バイアスを変化させて、濃度パッチPM2、PC2、PK2をITB30上に形成する。この処理を帯電バイアスVpYn、VpMn、VpCn、VpKnと現像バイアスVdMn、VdCn、VdKnについてnを1から5まで計5回繰り返して行い、最終的には図8に示すようにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの濃度パッチPYn、PMn、PCn、PKn(nは1〜5)がITB上の長手方向に一直線に5組形成されることになる。
(ステップS502での処理)
ついで、光学センサ401(第1の検出手段)で、これらの濃度パッチPYn、PMn、PCn、PKn(nは1〜5)の濃度を測定する。図3に示したように、濃度は受光素子Vopが検出する乱反射光成分と受光素子Vosが検出する正反射光成分とに分けて検出される。ここで、光学センサ401は、ITB30上の濃度パッチが光学センサの検出範囲を通過する間にサンプリング間隔15msで計8点の濃度を検出する。
(ステップS503での処理)
そして、CPU202は、8点のうち、最大値と最小値を除いた6点を平均化したものを、光学センサ401の検出結果としてA/D変換手段206によりA/D変換して画像形成装置内のRAM203に取り込む。
(ステップS504での処理)
その後、CPU202は、光学センサ401の検出結果の中からパッチ濃度検出によるもの以外の影響を除去するため、暗電流補正を行う。これは、光学センサ401の発光素子301を光らせない状態での受光素子302,303の出力を測定し、その結果を濃度パッチの測定結果から減算することにより、測定結果の中のパッチ濃度検出によるもの以外の影響を除去するものである。暗電流補正を行った後の検出結果は乱反射光成分測定結果Sig.PYn、Sig.PMn、Sig.PCn、Sig.PKnと、正反射光成分測定結果Sig.SYn、Sig.SMn、Sig.SCn、Sig.SKn(nは1〜5)としてRAM203に書き込まれる。濃度測定後、濃度パッチはITB30のクリーナ51によってクリーニング除去される。
(ステップS505での処理)
次に、CPU202は、ステップS504の処理で求めた乱反射光成分測定結果と、正反射光成分測定結果から正反射成分の算出を行う。算出式は、
Sig.R=Sig.P−k×Sig.S
で表され、ここでkは正反射成分検出係数である。係数kは光学センサの特性や取り付け位置により異なり、係数kは各色トナーの濃度パッチの測定を行った場合にSig.Rが0となるように求める。本実施の形態においては、kY=0.254、kM=0.241、kC=0.23、kK=0とした。k=0の場合は、光学センサの乱反射光成分測定結果は無視し、正反射光成分測定結果のみを画像パッチの濃度検出に用いるということである。
(ステップS506での処理)
次に、CPU202は、濃度パッチを形成しないでITB30単体の正反射成分を測定し、その結果をSig.RBとする。そして、CPU202は、ステップS505で求めたSig.Rを前記Sig.RBを用いて正規化することにより、下地の表面状態による影響を排除する(下地補正)。正規化のための算出式は、
Sig.R'=A×Sig.R/Sig.RB
で表され、ここでAは正規化の定数である。本実施の形態では、画像濃度を10Bitで制御するため16進数で3FF=1023を定数Aとして使用する。
(ステップS507での処理)
ステップS506で得られたSig.R'であるが、例えば黒の濃度パッチを測定した場合、乱反射光成分測定結果Sig.PK≒0であるため、Sig.R'≒0となる。つまり濃度パッチの濃度が濃いほどSig.R'の値は小さくなる。そこで、CPU202は、図9に示すような変換テーブルを用いて、Sig.R'が画像濃度と比例関係になるように変換を行い、変換結果であるSig.Dを得る。
(ステップS508での処理)
以上のようにして各色毎にSig.D1〜5が得られる。帯電バイアスVpと現像バイアスVdの設定により、画像濃度が薄い順に濃度パッチが形成されたとしたときの、イエローに関する濃度値Sig.DY1〜5は図10のようになる。制御目標濃度(Dmax値)Diを得るために必要な帯電バイアスDvpは、Diを挟むパッチ濃度Sig.DY2、Sig.DY3と、これに対応する帯電バイアスDvpY2、DvpY3が作る座標上の2点(Sig.DY2、DvpY2)、(Sig.DY3、DvYp3)間の直線補間によって求めることができる。すなわち、
DvpY={(DvpY3−DvpY2)/(Sig.DY3−Sig.DY2)}×(Di−Sig.DY3)+DvpY3
である。同様に、現像バイアスDvdに関しても、
DvdY={(DvdY3−DvdY2)/(Sig.DY3−Sig.DY2)}×(Di−Sig.DY3)+DvdY3
として目標電圧が得られる。以下、マゼンタ、シアン、ブラックに関する目標帯電バイアスと現像バイアスも同様にしてCPU202により算出される。算出された値はRAMに書き込まれ、以後の画像形成にはこれらの帯電バイアス、現像バイアスを用いる。
本実施の形態においては、ステップS506で使用するITB30の反射量Sig.RBは画像書き出し位置調整(以下「オートレジスト補正」と称す)動作を行っている間に測定することとする。オートレジスト補正はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各ステーションの画像書き出しタイミングずれや、画像の傾きを調整するための処理である。オートレジスト補正ではITB30上の手前と奥両端に図11のようなトナー像を作成する。それを光学センサ401とは別の、図4で示すようなITB30の両端に配置した光学センサ402、403(第2の検出手段であり、光学センサ402,403はともに受光素子aと発光素子bにより構成される)を使って読み取ることで、各ステーションの位置ずれの補正を行っている。オートレジスト補正用で使用するのはITB30の両端だけであるため、光学センサ401がITB30の反射量を測定する妨げにならない。従って、オートレジスト補正処理を開始すると同時に、光学センサ401はITB30の反射量の測定を開始する。光学センサ401はサンプリング間隔15msでITB30の1周にわたって反射量の測定を行い、1周の光反射量の平均値をSig.RBとしてRAM203に記憶する。
本実施の形態においては、オートレジスト補正を画像形成装置の電源投入時、および画像形成を300回行う毎に行う構成とする。従って、Dmax制御の実行頻度500回毎に比べて高頻度で、定期的にITB30の下地の反射量Sig.RBが更新されるため、Sig.RBはITB30の経時変化を反映した値となっている。
上述したように、本実施の形態によれば、濃度パッチの濃度測定とは別に、ITB30の反射量Sig.RBが、画像形成装置の電源投入時、及び画像形成を300回行う毎に行われる画像書き出し位置調整(オートレジスト補正)動作を行っている間に測定されるので、濃度パッチの濃度測定の後に別途ITBの下地の反射量を求める必要がなく、Dmax制御における画像形成装置のダウンタイム、即ち濃度調整動作に要する時間をできるだけ短くしつつ最適な画像制御(特に画像濃度制御)を行うことができる。従って、本発明では、下地補正に必要な下地反射光量の測定時間を確保しつつ、かつ画像濃度制御全体にかかる時間を少なくすることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、ITB30の反射量Sig.RBを測定するタイミングの点で上述した第1の実施の形態と異なる。
以下、プロセス装置が画像形成を行っていない任意のタイミングで、CPU202が、ITB30の反射量Sig.RBを測定する例について述べる。ここで、画像形成装置の構成及びDmax制御の詳細については上述した第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態においては、周長896mmのITB30を1周するのに約7sかかるため、7s以上画像形成を行わない(即ち、光学センサ401がITB30の反射量を測定する妨げにならない)時間があれば、その間にITB30の反射量Sig.RBを測定することが可能である。
画像形成装置の主制御手段205は、画像形成装置の状態を監視し、可能であればSig.RBの測定を開始する。本実施の形態では以下に示すいずれかの測定タイミングにおいてSig.RBの測定を行うこととする。
(測定タイミング1)
画像形成開始前であって定着ローラ41aの温度が低い場合、特に定着ローラ41aの温度が定着可能な温度に達するまで7s以上かかると予測される場合には、定着ローラ41aの加熱を行いつつSig.RBの測定を行うことが可能である。
(測定タイミング2)
PC等から送信されたデータに基づいて連続して画像形成を行っている場合であって、データの送信や圧縮したデータの展開に時間がかかり、画像形成の間隔が7s以上かかると予測される場合には、画像形成の合間でSig.RBの測定を行うことが可能である。
(測定タイミング3)
本実施の形態の画像形成装置において記録材Pの両面に画像形成を行う場合、上記第1の実施の形態で説明したように、1面目に画像形成された記録材Pは両面ローラ74a〜74dの間を搬送された後、再度二次転写ローラ36の位置を通って2面目の画像形成が行われる。
両面の画像形成を一定の生産性で行うためには、給紙カセット21a〜21dから搬送される記録材Pに1面目の画像を形成する動作と、両面ローラ74a〜74dの間を搬送された記録材Pに2面目の画像を形成する動作とを交互に行うことが望ましい。しかしながら、連続する画像形成の途中で記録材の大きさが切り替わるような場合、給紙カセット21a〜21dからの記録材Pと両面ローラ74a〜74dを通ってきた記録材Pとを交互に画像形成することが困難になる。よって、連続する両面画像形成の途中で記録材の大きさが切り替わる場合には、ある大きさで画像形成中の記録材すべての画像形成が両面分終了した後に、次の大きさの記録材への画像形成を開始しなければならない。このような場合には、1面目と2面目の画像形成を交互に行っている場合よりも画像形成の間隔が大きくなるため、この間を利用してSig.RBの測定を行うことが可能である。
(測定タイミング4)
本実施の形態の画像形成装置では、どのような種類の記録材Pにおいても最適な定着時間を得るために、記録材Pの種類に応じて感光ドラム11a〜11dの回転速度や、ITBと静電吸着搬送ベルト(ETB)の搬送速度を変化させている。よって、連続する画像形成の途中で記録材Pの種類が切り替わる場合には、画像形成済みの記録材Pがすべて画像形成装置外に排出された後に画像形成装置の速度を切り替え、その後に次の種類の記録材Pへの画像形成を開始しなければならない。このような場合には、画像形成装置の速度を切り替えている間は画像形成を行うことは出来ないため、この時間が7s以上かかる場合にはSig.RBの測定を行うことが可能である。
(測定タイミング5)
本実施の形態においては、基本的には、4色で画像形成を行う場合には感光ドラム11a〜11dに電圧が印加されており、黒1色で画像形成を行う場合には感光ドラム11aにのみ電圧が印加されている。従って、4色画像の画像形成の次に黒単色の画像形成を行う場合や、逆に黒単色の画像形成の次に4色画像の画像形成には、画像形成に不必要な感光ドラムに対する電圧を解除し、画像形成に必要な感光ドラムに対する電圧を印加する必要がある。このように、画像形成の途中で感光ドラムへの電圧の印加/解除を切り替える場合であって、その切り替え時間が7s以上かかる場合にはSig.RBの測定を行うことが可能である。
(測定タイミング6)
画像形成終了後に画像形成装置内部の温度が高い場合には、続けて画像形成を行うと画像形成装置内部の温度が高くなりすぎるため、一定時間は冷却ファンを回して冷却する必要がある。そこで、画像形成装置内部の温度が、画像形成可能な温度に下がるまで7s以上かかると予測される場合には、冷却ファンを回しつつSig.RBの測定を行うことが可能である。
(測定タイミング7)
画像形成装置の排紙部にフィニッシャやソータといった後処理装置が接続されている場合には、画像形成を行った記録材Pに対して後処理装置が綴じ処理、穴あけ処理、製本処理等の後処理を行うことが可能である。この場合、後処理装置の処理が7s以上かかると予測される場合には、後処理装置の動作と平行して画像形成装置本体側ではSig.RBの測定を行うことが可能である。
以上のようなタイミングでSig.RBの測定が行われる。Sig.RBの測定は、上述した第1の実施の形態と同様に、光学センサ401がサンプリング間隔15msでITB30の1周にわたって反射量の測定を行い、1周の光反射量の平均値をSig.RBとしてRAM203に記憶する。Dmax制御の実行時には、このようにして得られたSig.RBを使用することにより、別途ITB30の下地の反射量を求める必要がないため、Dmax制御における画像形成装置のダウンタイム、即ち濃度調整動作に要する時間を減少させることが可能となる。
上述したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態とは、異なるタイミングでITB30の反射量Sig.RBを測定するものの、濃度パッチの濃度測定の後に別途ITBの下地の反射量を求める必要がないため、Dmax制御における画像形成装置のダウンタイムをできるだけ短くしつつ最適な画像制御(特に画像濃度制御)を行うことができる。従って、本発明では、下地補正に必要な下地反射光量の測定時間を確保しつつ、かつ画像濃度制御全体にかかる時間を少なくすることができる。
上記第1,2の実施の形態においては、画像形成装置の画像形成条件を調整する手段としてDmax制御について述べたが、ハーフトーンの階調特性を画像信号に対してリニアに保つ画像濃度制御であるDhalf制御においても、ITBもしくはETB上に形成した濃度パッチの測定結果について下地補正を行う場合に、上記第1,2の実施の形態と同様に、別の画像調整処理時に測定した下地の反射量を使用することにより画像形成装置のダウンタイムを減少させることが可能である。
本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
この場合、上記プログラムは、不図示の該プログラムを記録した記録媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−ROM、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の断面図である。 図1の画像形成装置の処理を制御する制御ユニットと、上述の画像形成部、給紙部、中間転写ユニット、搬送部及び定着ユニットを備える画像形成ユニットとの関係を示す図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置に適用される検知手段としての光学センサの構造図である。 本実施の形態に係る画像形成装置における光学センサの配置図である。 画像の最大濃度を所定の濃度に合わせるために行うDmax制御の制御フローチャートである。 画像形成装置内に配置された水分センサが検知した空気中の水分量[g/m3]と帯電バイアスVpとの関係を示すテーブルを表す図である。 画像形成装置内に配置された水分センサが検知した空気中の水分量[g/m3]と、現像バイアスVdとの関係を示すテーブルを表す図である。 濃度パッチの大きさを示す図である。 濃度変換テーブルを示す図である。 画像濃度と目標電圧との関係を示す図である。 作成されるトナー像の例を示す図である。 従来の画像形成装置において適用される、乱反射光量とトナー量との関係を示す図である。 正反射光量とトナー量との関係を示す図である。 図14は、正反射光を検知するタイプの濃度センサで有彩色のトナーを検知したときのトナー量と反射光量の関係を示す図である。 濃度パッチの濃度と下地反射光量を交互に測定する方法を模式的に示した図である。 濃度パッチの濃度を連続して測定した後に中間転写体又は静電吸着搬送ベルトの1周分の下地反射光量を測定する方法を模式的に示した図である。
符号の説明
11a〜11d 感光ドラム
12a〜12d ローラ帯電器
13a〜13d スキャナー
14a〜14d 現像装置
30 中間転写ベルト(ITB)
201 制御ユニット
202 CPU
203 RAM
204 ROM
205 主制御手段
206 A/D変換手段
207 テストパターン発生手段
210 画像形成ユニット
211 画像形成手段
212 センサ

Claims (1)

  1. 露光されることにより潜像が形成される像担持体、前記像担持体を所定の極性に帯電する帯電手段、及び前記像担持体上に形成された潜像を可視化する現像手段を含むプロセス手段と、前記潜像が可視像化された画像を保持する無端ベルトとを有する画像形成装置において、
    前記無端ベルト上に濃度調整用の第1のパターン画像を形成して行う画像濃度制御動作と画像書き出し位置調整用の第2のパターン画像を形成して行う画像書き出し位置調整動作を制御する制御手段と、
    前記第1のパターン画像及び前記無端ベルト単体の光反射量を検出する第1の検出手段と、
    前記第1のパターン画像が形成される位置とは異なる位置に形成される前記第2のパターン画像を検出する第2の検出手段とを有し、
    前記制御手段は、画像書き出し位置調整動作では、前記画像書き出し位置調整用の第2のパターン画像を形成して前記画像書き出し位置調整動作を行っている間に、前記第1の検出手段にて前記無端ベルト単体の光反射量を読取り、かつ前記読取った前記無端ベルト単体の光反射量の検出結果は使わずに前記第2の検出手段の検出結果に基づいて前記画像書き出し位置調整を行うように制御し、
    前記画像濃度制御動作では、前記濃度調整用の第1のパターン画像を形成し、前記第1の検出手段よる検出結果を、前記画像書き出し位置調整動作時に前記読取った前記無端ベルト単体の光反射量の検出結果で補正した値に基づき画像濃度を制御することを特徴とする画像形成装置。
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