JP4078330B2 - アクティブ除振装置およびアクティブ除振方法 - Google Patents

アクティブ除振装置およびアクティブ除振方法 Download PDF

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本発明は、アクティブ除振装置およびアクティブ除振方法に関するものである。より具体的には、大型にして軽量、もしくは薄型の除振テーブルの垂直・水平3次元方向のアクティブ制御に関し、さらに除振台に搭載物が載置された場合の影響を考慮したアクティブ除振装置およびアクティブ除振方法に関する。
従来、光学計測機器や超精密加工機械などの機械装置では、環境振動によって測定誤差や加工精度の低下を来すことから、これらを嫌振機械と称して振動絶縁あるいは除振という方法が講じられてきた。
その方法はパッシブ除振とアクティブ除振に大別される。
パッシブ除振は重量の重い除振テーブルを支持バネとダンパによって基礎面から支持して、地盤から伝達される振動を台上で低減する方法である。この方法は簡単で安価に構成できるが、除振効果は除振テーブルの質量と支持バネのバネ定数で定まる固有振動数の1.5倍を超えないと生じないので、低い振動数での除振に限界があり、また制振性能を高めると除振性能が低下する。そのため、制振性能を低くすると除振テーブル上に置かれた機械で発生する振動には対応できない。つまり、除振性能と制振性能は両立しない。アクティブ除振はこの問題を解決するために最近登場した方法である。
アクティブ除振は、パッシブ除振におけるダンパを、電磁式リニアモータや空気圧アクチュエータのような外部からのエネルギー投入によって駆動するアクチュエータに置き換え、振動センサによって地盤と除振テーブルの振動を計測し、その信号をコントローラに導いて制御信号を作り、この信号を基にアクチュエータを制御する方式である(特許文献1参照)。除振性能と制振性能の両方を矛盾なく高めることができるので、除振テーブル上で機器が運動するような半導体製造装置などに盛んに導入されるようになってきた。
さらに、最近ではナノテクノロジやバイオテクノロジに代表される超微細技術が要求される医療・工業分野などで、環境振動や他の機器で発生する振動が要求精度や性能に障害を与えることから、アクティブ除振は不可欠な基盤技術になっている。
特許第2673321号公報
しかし、これまでのアクティブ除振法では、除振性能を高めるために、かつ除振テーブル自体が弾性振動を起こさないようにするために、その重量を増大させて剛性を高めてきた。このような除振テーブルの重量増は除振のために大きなエネルギーの消費を来すことになり、更なる除振装置の大型化に対する大きな障害になろうとしている。
一方において、市場では広い面積を有する除振装置の要請も高まってきている。例えば、液晶テレビの大型化の要求がますます高まっているが、大型液晶テレビ製造プロセスには面積の広いアクティブ除振装置が不可欠である。
また、システムとして繋がった複数の嫌振機器や、数種類の嫌振機器を一括してアクティブ除振装置に搭載するという要請もある。
このように、今後除振テーブルの大型化が予想される中で、除振テーブルを重くして剛性を高めるには限界がある。したがって、除振テーブルの思い切った軽量化とそれに伴う弾性モードの制御が必要となる。このように除振テーブルを大型化・軽量化すると、除振対象周波数範囲内に曲げや捩れの弾性振動モードが現れてしまう。
また、弾性振動モードを有する除振テーブルに搭載物を載置すると、この搭載物の影響を受け易くなり、特に搭載物の振動による除振性能の低下が懸念される。さらに、搭載物によって相対的に発生する運動や振動が除振性能の低下を招くおそれがある。このように、搭載物に対する除振性能のロバスト性が問題となる。
したがって、本発明は、これまで困難視されていた比較的低周波の除振対象周波数域におけるテーブルの弾性振動モードの制御に加えて、除振性能に影響を及ぼす搭載物の挙動をも考慮したアクティブ除振装置およびアクティブ除振方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の除振装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる除振装置は、搭載物が載置されるとともに、除振対象周波数範囲内で弾性振動モードを有するテーブルと、該テーブルを駆動する複数のアクチュエータと、前記テーブルの状態量を測定するテーブル用センサと、該テーブル用センサの出力を用いるとともに、前記テーブルの前記弾性振動モードを考慮した状態方程式に基づいて、各前記アクチュエータを制御する制御部と、を備えたアクティブ除振装置において、前記搭載物の状態量を測定する搭載物用センサを備え、前記制御部は、前記搭載物用センサの出力を用いるとともに、前記搭載物の除振対象周波数範囲内の弾性振動モードを考慮した前記状態方程式に基づいて、前記各アクチュエータを制御することを特徴とする。
テーブルの弾性振動モードを考慮した状態方程式に基づいてアクチュエータを制御するので、例えば大型化・軽量化されたテーブルのように、テーブルが弾性振動する場合であっても除振が可能となる。
さらに、搭載物用センサの出力を用いてアクチュエータを制御することとしたので、搭載物によってテーブルの除振性能が低下させられることがない。
なお、「テーブルの状態量」および「搭載物の状態量」とは、例えば、テーブルおよび搭載物の変位、速度、加速度等である。
本発明は、半導体製造装置、大型液晶テレビ製造装置等の嫌振機器の除振に利用でき、また、システムとして繋がった複数の嫌振機器や数種類の嫌振機器の一括除振装置としても利用できる。さらに、将来的には、軽量化が特別に求められる宇宙ステーションで使用する除振装置にも利用できる。
また、本発明のアクティブ除振装置によれば、前記搭載物は、除振対象周波数範囲内で弾性振動モードを有し、前記制御部は、前記テーブルの前記弾性振動モードの最高次数に対応した質点数に質量が離散化された集中定数系モデルと、前記搭載物の前記弾性振動モードの最高次数に対応した質点数に質量が離散化された集中定数系モデルと、を考慮した状態方程式に基づいて各前記アクチュエータを制御することを特徴とする。
分布定数系とされた弾性体であるテーブルを、弾性振動モードの最高次数に対応した質点数に質量を離散化して、集中定数系モデルとすることにより、状態方程式に基づいてフィードバック制御することができる。したがって、たとえ柔軟なテーブルであっても、弾性振動モードが抑制され、恰も剛体テーブルのように挙動させることができる。
さらに、弾性振動モードを有する搭載物に対しても振動特性を考慮に入れた集中定数系モデルを用い、状態フィードバック系に組み込むこととしたので、搭載物の弾性振動をも考慮した除振が可能となる。また、状態フィードバック系に組み込むことによって、たとえ搭載物に変動が生じ、あるいは集中定数系モデルに誤差が生じたとしても、それらの影響を受け難いシステムを構築することができる。つまり除振性能のロバスト性の高いアクティブ除振装置を提供できる。
なお、「集中定数系モデル」の作成については、例えば、本出願人の一人が考案した低次元化物理モデル作成法(背戸一登、光田慎冶、「不可観測・不可制御性の活用による弾性構造物の低次元化物理モデル作成法と振動制御法」、日本機械学会論文集C編,57巻542号,3393〜3399頁,1991年)を用いると好適である。この方法の特徴は、有限要素解析法や実験モード解析法によって振動モード形と固有振動数さえ分かれば、任意の指定した場所で集中定数系モデルが作成できることである。
さらに、この特徴を有効に活用し、アクチュエータの配置場所で低次元化され集中定数系モデルを作成してもよい。このような集中定数系モデルを用いれば、最適制御理論の1つであるLQ(Linear Quadratic)制御理論が適用できる。これにより、最適状態フィードバック制御系が構成される。
また、本発明のアクティブ除振装置によれば、前記テーブルが設置される床の状態量を測定する床用センサを備え、前記制御部は、該床用センサの出力を用いたフィードフォワード制御によって各前記アクチュエータを制御することを特徴とする。
フィードバック制御に加え、床用センサによって得られる外乱をフィードフォワードすることにより2自由度制御系を構成する。これにより、外乱を積極的に除去することができる。
なお、「床の状態量」とは、例えば、床の変位、速度、加速度等である。
また、本発明のアクティブ除振装置によれば、前記制御部は、ローパスフィルタを備えていることを特徴とする。
除振対象となる弾性振動モードのみを考慮し、この弾性振動モード外の高次モードがスピルオーバーを引き起こしたり、除振対象周波数範囲外にてフィードフォワード制御が悪影響を与える可能性がある。これを回避するために、ローパスフィルタが設けられている。
また、本発明によるアクティブ除振方法によれば、搭載物が載置されるとともに、除振対象周波数範囲内で弾性振動モードを有するテーブルと、該テーブルを駆動する複数のアクチュエータと、を備え、前記テーブルの状態量を測定するテーブル用センサと、該テーブル用センサの出力を用いるとともに、前記テーブルの前記弾性振動モードを考慮した状態方程式に基づいて、各前記アクチュエータを制御するアクティブ除振方法において、前記搭載物の状態量を測定する搭載物用センサの出力を用いるとともに、該搭載物の除振対象周波数範囲内の弾性振動モードを考慮した前記状態方程式に基づいて、前記各アクチュエータを制御することを特徴とする。
除振対象周波数範囲内におけるテーブルの弾性振動モードの制御だけでなく、除振性能に影響を及ぼす搭載物の挙動をも考慮した除振が可能となる。
以下に、本発明のアクティブ除振装置およびアクティブ除振方法にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1には、アクティブ除振装置1の側面図が示されている。
アクティブ除振装置1は、搭載物2が載置される除振テーブル3と、この除振テーブル3を床5上に支持する脚部7と、各センサの出力が入力されるとともに各アクチュエータに対して制御信号を出力する制御部9とを備えている。
除振テーブル3は、平面視矩形状とされた金属製の平板とされており、その面積に比べて厚さを薄くした大型・軽量化されたものとなっている。つまり、30Hz好ましくは20Hz以下とされた除振対象周波数以下の範囲で弾性モードを有する形状となっている。
搭載物2は、半導体製造装置、大型液晶テレビ製造装置等の嫌振機械とされており、除振対象周波数以下の範囲で弾性モードを有する。この搭載物2には、振動検出に用いられる搭載物用加速度センサ10が設けられている。
脚部7は、除振テーブル3の四隅にそれぞれ配置されている。各脚部7には、アクチュエータ装置11と、複数の加速度センサ13,14,15とが設けられている。
アクチュエータ装置11は、垂直、水平X軸および水平Y軸の三軸方向に独立して制御力を発生できる空気圧アクチュエータ11a,11bを備えている。
加速度センサとしては、除振テーブル3の各軸方向における振動検出に用いられるテーブル用加速度センサ13,14と、床5の振動を検出する床用加速度センサ15とが設けられている。
脚部7の上部には、取付プレート17が設けられており、この取付プレート17を介して除振テーブル3の三軸方向に制御力が伝えられるようになっている。
制御部9は、搭載物2に設けられた搭載物用加速度センサ10および脚部7に設けられた各加速度センサ13,14,15からの出力信号に基づいて得た制御信号を、各アクチュエータ装置11に出力する。このように、制御部9は、搭載物用加速度センサ10およびテーブル用加速度センサ13,14からフィードバック信号を得て、かつ、床用加速度センサ15からフィードフォワード信号を得るようになっている。
この制御部9は、各加速度センサ13,14,15からの出力信号が入力されるA/D変換器20と、このA/D変換器20からの出力信号を用いて制御信号を演算するDSP(Digital Signal Processor)22と、このDSP22からの制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換器24と、このD/A変換器24の出力を増幅するアンプ26とを備えている。
DSP22は、その内部に設けられた状態推定器から各軸方向の変位と速度信号を推定して、制御信号を演算する。制御信号の演算は、除振テーブル3だけでなく搭載物2の弾性振動モードを考慮した状態方程式に基づいて行われる。この状態方程式は、具体的には、後述するように、除振テーブル3の除振対象周波数範囲内における弾性振動モードの最高次数と同数の質点数に質量が離散化された集中定数系モデル、及び、搭載物2の除振対象周波数範囲内における弾性振動モードの最高次数と同数の質点数に質量が離散化された集中定数系モデルを考慮したものとなっている。つまり、DSP22には、除振テーブル3および搭載物2の弾性振動モードを予め解析して作成された制御モデルが記述されたプログラムが格納されている。
次に、制御系設計において最も重要な制御モデル作成法と制御系設計のアルゴリズムについて、具体的に説明する。
まず、除振テーブル3の振動特性を実験モード解析によって得る。この実験モード解析によって、除振対象周波数範囲内における弾性振動モードの最高次数を決定する。本実施形態における以下の説明では、鉛直方向に5次、水平方向に3次の弾性振動モードが得られたものとする。
鉛直方向において弾性振動モードを考慮するために、「低次元化物理モデル作成法」を適用して、制御対象について弾性振動を表す物理モデルを作成する。低次元化物理モデルは、制御対象とする弾性振動モードの最高次数と等しい数の質点を配置し、それぞれの質点をバネ及びダンパにより結合したものである。制御対象におけるモデリング点(質点)は、可制御・可観測性に基づきアクチュエータ装置11上に4点、また5次モードの最大振幅点である中央の1点に配置する。
これらのモデリング点で各モードの成分を読み取り仮のモード行列を作成する。例えば、j次モードの5つのモデリング点で最大振幅を1とするモード成分φij(iはモデリング点番号、jはモード番号)をモード毎に読み取って次式のような仮のモード行列Φ’を作成する。
Figure 0004078330
仮のモード行列Φ’は、分布定数系の固有モード成分を行列の要素としているので、この仮のモード行列Φ’から対角化した質量行列Mを導くことができない。そこで、集中定数系の条件を満足させるために誤差関数εを定義し、これを零にするように修正ベクトルδΦを導入し、誤差関数εの修正を行う。誤差関数εを零とするような修正ベクトルは次式で求められる。
Figure 0004078330
上記のような仮のモード行列Φ’の修正手続きを経て、修正モード行列Φを得る。
この修正モード行列Φを用いて、以下の質量行列Mと剛性行列Kを得る。なお、Ωは各モードの固有振動数を対角要素とする周波数行列である。
M=(ΦΦ−1 ・・・・・(2)
K=(Φ−1ΩΦ−1 ・・・・・(3)
ここで、
Figure 0004078330
このようにして質量行列Mと剛性行列Kが求まれば、鉛直方向の運動方程式が次式ように求まる。ここで、Zは鉛直方向の状態ベクトルである。本実施形態では5行×5列の行列であるから、5質点系集中定数系モデルとなる。
MZ+KZ=0 ・・・・・(5)
水平方向についても同様に、実験モード解析によって得られた弾性振動モードの最高次数に等しい質点数の集中定数系モデルを作成する。
ただし、水平方向については、本実施形態のような平板とされた除振テーブル3では鉛直方向とは異なり柔軟振動が非常に高周波域にあるため、除振対象とする低周波域には剛体モードしか存在しない場合が多い。そのような場合は、剛体とみなして計算を行う。
搭載物2についても同様に、実験モード解析によって得られた弾性振動モードの最高次数に等しい質点数の集中定数系モデルを作成する。
上述のように求めた各モデルから制御対象(除振対象)を状態変数表示する。
鉛直方向の状態方程式および出力方程式は、次式となる。
=A+B ・・・・・(6)
=C ・・・・・(7)
ここで、Xは状態ベクトル、uは制御量ベクトルであり、A,Bは制御対象の係数行列である。
水平方向の状態方程式および出力方程式についても同様に、添字hを用いて以下のようにあらわす。
=A+B ・・・・・(8)
=C ・・・・・(9)
ここで、Xは状態ベクトル、uは制御量ベクトルであり、A,Bは制御対象の係数行列である。
搭載物2の状態方程式および出力方程式についても同様に、添字aを用いて以下のようにあらわす。
=A+B ・・・・・(10)
=C ・・・・・(11)
ここで、Xは状態ベクトル、uは制御量ベクトルであり、A,Bは制御対象の係数行列である。
さらに、積極的な外乱消去のため、床5からの地動外乱の絶縁を目的としたフィードフォワード制御(以下「FF制御」という。)を適用する。しかし、FF制御だけでは、モデル化誤差を含んでいる制御対象が変化した場合の誤差に対してその補正能力を持たないため、状態フィードバック制御(以下「FB制御」という。)の最適制御であるLQ(Linear Quadratic)理論にFF制御を併用した外乱相殺型2自由度制御系を採用する。
この外乱相殺型2自由度制御系のブロック線図を図2に示す。同図において、Wは外乱、HはFFゲイン、KはFBゲインである。
また、本実施形態ではモデル化を行う際に除振対象となる弾性振動モードのみを考慮しており、除振対象となる弾性振動モード外の無視した高次モードがスピルオーバーを引き起こしたり、除振対象周波数範囲外にてFF制御が悪化影響を与える可能性がある。これを回避するために、ローパスフィルタを設ける。
図2において、添字fはローパスフィルタの行列とベクトルを表し、添字cは除振対象である除振テーブル3の行列とベクトルを表す。
除振対象とフィルタの状態方程式を包含した拡張系の3次元状態方程式は次の通りである。
=AX+Bu ・・・・・(12)
ここで、X={Xvf,X,Xhf,X,Xva,X} ・・・・・(13)
図2のフィードバックゲインK={K,K}は、次のように求める。
まず、次のリカッチ方程式から解Pを求める。
PA+AP−PBR−1P+Q=0 ・・・・・(14)
そして、次式のように定まる。
K={K,K}=R−1P ・・・・・(15)
ここで、Kはフィルタにかかるフィードバックゲインベクトル、Kは制御対象にかかるフィードバックゲインベクトルであり、Q,Rは状態ベクトルと制御量に掛かる重み行列である。
また、Hは制御対象モデルの逆伝達関数を使って外乱を相殺するように決定する。そのためには制御対象モデルが正確に分かっていなければ良い結果は得られないが、本実施形態ではモデルを正確に求めることができるので、外乱相殺フィードフォワード制御の効果が最大限発揮できる。また、フィードフォワード制御系の設計は各質点単位で行えるので、場所によって外乱相殺の程度を調整することもできる。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、除振テーブル3について低次元化した集中定数系モデルを作成して、状態フィードバックによる振動制御を行うこととしたので、たとえ柔軟な除振テーブル3であっても、弾性振動モードが抑制され、恰も剛体テーブルのように挙動させることができる。
さらに、搭載物2に対しても振動特性を考慮に入れた集中定数系モデルを用い、状態フィードバック系に組み込むこととしたので、搭載物2の弾性振動をも考慮した除振が可能となる。また、状態フィードバック系に組み込むことによって、たとえ搭載物2に変動が生じ、あるいは集中定数系モデルに誤差が生じたとしても、それらの影響を受け難いシステムを構築することができる。つまり除振性能のロバスト性の高いアクティブ除振装置を提供できる。
なお、本実施形態において、アクチュエータ装置11を4台用いることとしたが、除振テーブル3が長大化するような場合は6台、8台といったようにその台数を増やしても良い。この場合も、アクチュエータ装置11を含めた振動モード解析を行って制御モデルが作成される。
以下に、本発明のアクティブ除振装置の実施例について説明する。
図3には、本実施例に用いた模型除振装置の外観と制御系構成の概念図が示されている。
制御対象となる除振テーブル3の寸法は600×320×2mmのアルミ板とされている。除振テーブル3は、その四隅にアクチュエータとしてボイスコイルモータ30が設置されており、これにより支持されている。
ボイスコイルモータ30と並列に支持バネ32が配置されている。また、水平方向には8ヶ所のリニアガイド34と4ヶ所の電磁アクチュエータ36が設けられている。
各アクチュエータ30,36と除振テーブル3とはピアノ線38により支持され、それぞれ独立して三次元的な動きが可能となっている。
また、状態量観測のため、鉛直方向にはボイスコイルモータ30の位置に4ヶ所、テーブル中央に1ヶ所、水平方向にもX,Y方向合わせて計3ヶ所にレーザ変位センサ38を配置しており、絶対固定面に対する変位を測定することができる。また、図10のように付加物(搭載物)50を載置するときは、この付加物の先端の水平方向変位を測定するレーザ変位センサを配置する。なお、レーザ変位センサの代わりに加速度センサなどの振動検出器を用いても良い。
各センサからの信号はA/D変換器を通してコントローラに送られ、コントローラで演算された制御信号がD/A変換器および信号増幅器を介して各アクチュエータに送られる。このようにして状態フィードバック制御系を構成する。
一方、床5の地動外乱は除振テーブル3の設置面の振動をレーザ変位センサ40で検出し、コントローラ42に送られる。コントローラ42ではこのセンサ信号を元に地動外乱を相殺するフィードフォワード制御系を構成し、フィードフォワード信号として各アクチュエータに送る。
以上のように、コントローラ42では、フィードバック制御とフィードフォワード制御を組み合わせた2自由度制御系が構成されている。
次に、本実施例における制御モデル作成法と制御系設計のアルゴリズムについて具体的に説明する。
この除振テーブル3の振動特性について、実験モード解析によって得られた結果を、鉛直方向について図4、水平方向について図5に示す。鉛直方向は、1次モードがバウンシングモード、2次モードがピッチングモード、3次モードがローリングモード、4次モードが1次のねじれモード、5次モードが1次の曲げモードに相当し、弾性テーブルの剛体モードと弾性モードが複合していることが分かる。
一方、水平方向は1次モードがX方向のスライディングモード、2次モードがY方向のスライディングモード、3次モードがヨーイングモードとなり剛体モードで構成されている。
以上のように、本実施例では、鉛直5次モードと水平3次モードを制御対象モードとしている。
そして、式(1)のように仮のモード行列Φ’を作成した後、仮のモード行列の修正手続きを経て、修正モード行列Φを得て、質量行列Mと剛性行列Kを得る(式(2)及び式(3)参照)。
質量行列Mと剛性行列Kを用いて、鉛直方向の運動方程式を式(5)のように求める。本実施例では5行、5列の行列であるから、5質点系集中定数系モデルが図6のように作成される。同図では質点1から4に各アクチュエータ11が取り付けられたモデルとなっている。
水平方向においては、鉛直方向とは異なり柔軟振動が非常に高周波域にあるため制御対象とする低周波域には剛体モードしか存在しない。したがって、本実施例では剛体とみなす。このときにおける水平方向のモデルの概念図と各パラメータを図7に示す。
上記のようにして作成した各モデルの妥当性を検証するために、シミュレーションの結果と実測との周波数応答の比較を行った。
図8は、質点1を垂直加振した時の質点1のZ方向の周波数応答、図9はX方向に加振した時のX方向の周波数応答を示す。太い実線が実測値、細い破線がシミュレーション値である。各応答は、実測・シミュレーション共に良く一致しており、作成したモデルの精度が高いことが分かる。
求めた各モデルより制御対象を状態変数表示する。使用するアクチュエータの駆動係数、逆起電力、インダクタンス、抵抗を考慮して、式(6),(7)を求める。
式(6)で用いられている係数行列A,Bおよび各ベクトルは、以下のように表すことができる。
Figure 0004078330
ここで、Iは単位行列、Oは零行列、A13,A31,A33はアクチュエータとテーブル間の影響し合う係数行列を示す。また、Lvi,I,uは、それぞれ、i番目のアクチュエータのインダクタンス、制御電流、制御量である。
同様に、水平方向の状態方程式は式(8),(9)のように表される。この時の各ベクトルと係数行列は以下のように表せる。
Figure 0004078330
搭載物としては、実際に除振テーブル3に搭載されるものとして光学顕微鏡など低周波域に振動モードをもつ柔軟体が多いことを考慮し、除振テーブル3の除振範囲である0Hz〜20Hzまでの低周波域において弾性モードを持つものを採用する。本実施例では、除振テーブル3上に搭載物に見立てた平板50を設置した。平板の寸法は250×50×1mmのアルミ板であり、質量は81.5gである。この平板50を除振テーブル3の中央部分に固定した。固定時における外観を図10に示す。
図11に、付加物である平板の実験モード解析による結果を示す。
同図から、除振対象周波数範囲内に1次曲げモードを持っていることが分かる。搭載物は、X方向にのみ自由度をもつものとして、X方向について低次元化物理モデル作成法を用い、除振テーブル3の水平方向モデルを拡張して2質点系の集中物理モデルを作成した。付加物を搭載した時のモデルの概念図と各パラメータを図12に示す。
本実施例において、付加物はX方向に1自由度を持っている。水平方向における状態変数表示である式(8),(9)を拡張した形で、式(10),(11)のように表すことができる。
ここで、各ベクトルと行列は以下のように表せる。
Figure 0004078330
この式(23)は、式(20)に新たに状態変数 ,xが加わったものとなっている。これは付加物のX方向の振動速度と変位を表す変数であり、これらの変数を制御系設計に組み入れることにより、付加物の振動が考慮されたことになる。本実施例ではX方向のみ考慮したが、同様にして、Y,Z方向も考慮できる。
本実施例においても、上述した本実施形態と同様に、地動外乱の絶縁を目的としたフィードフォワード制御(以下「FF制御」という。)が適用されている。
そして、LQ理論にFF制御を併用した外乱相殺型2自由度制御系となっている(図2参照)。
また、本実施例においても、上述した実施形態と同様に、ローパスフィルタを採用しており、そのカットオフ周波数は30Hz、フィルタの減衰率ξ=0.7と設定した。
制御対象とフィルタの状態方程式(A,B,C)を包含した拡張系の3次元状態方程式は、式(12),(13)のように表される。
ここで、係数行列A,B,Cは次のように表される。
Figure 0004078330
そして、フィードバックゲインK={K,K}を、式(14),(15)を用いて求める。
上述の制御モデル及び制御系を用いて、本実施例の効果を調べる制御実験を行った。実験方法は地動外乱を想定して、振動試験装置よりsweep加振を行う場合と、実際の微振動を想定して0〜20Hzのランダムノイズの入力を採用した場合である。
図13〜15はsweep加振時の振動伝達率の周波数応答特性を示す。
図13及び図14には、本実施例の比較例として、付加物が載置されていない状態で、付加物による影響を考慮しない状態方程式(式(6)〜(9))を用いたものが示されている。
図15には、本実施例の比較例として、付加物が載置されている状態で、付加物による影響を考慮しない状態方程式(式(6)〜(9))を用いたものが示されている。
縦軸が振動伝達率をゲインdB値で示してある。0dBが除振テーブルに加わる外乱変位(もしくは加速度)に対するテーブル変位(もしくは加速度)の比が1であるので、除振効果は1以下で現れることになり、dB値が小さいほど除振効果が大きいことを示している。
図13は垂直方向の除振効果を示しており、太い実線が非制御、細い破線が状態FB制御のみ、細い実線がFF制御を加えた2自由度制御時である。非制御時に20Hzの範囲に5つの振動モードが含まれていたが、状態FB制御によって10Hz付近に1つのピークのみが現れており、あたかも1自由度振動系の振動特性を呈している。これは、本来フレキシブルなテーブルでありながら状態FB制御によって剛体テーブルになったことを示している。しかし、状態FB制御では振動制御ができても振動伝達率を下げることはできない。FF制御を加えることによってそれが可能となる。
このように、2つの制御を組み合わせることにより、振動伝達率を−20〜−10dB程度低下されており、更なる低減も可能である。
図14は、水平方向に関する除振効果を示しており、鉛直方向と同じような除振効果が得られている。
図15は、付加物の振動が除振性能を悪化させている例である。付加物の固有振動数は12Hzにあったが(図11参照)、この振動の影響を考慮していないので、12Hz付近で振動伝達率が増加し、除振性能を著しく悪化させている。
ランダムノイズに対する時刻暦応答の比較例を図16、図17に示す。
図16は、図13と同様の2自由度制御を用いており、鉛直加振時の質点1(図6参照)で測定された応答である。図17についても、図14と同様の2自由度制御を用いてX方向加振時のX方向で測定された応答である。各図において、各々上段が地動外乱入力、中段が非制御時、下段が状態FB制御とFF制御の組み合わせ時の時刻暦応答である。それぞれ、FB制御とFF制御との組み合わせによってテーブルに伝達される振動が1/10以下に低減されている。
このように、図13及び図14,図16及び図17のように、付加物が載置されていない状態では、2自由度制御を用いることにより良好な除振効果を得ることができる。しかし、図15のように、付加物が載置されている状態では、付加物の影響によって所望の除振効果を発揮できない。
次に、本実施例の実験結果を示す。
付加物の振動を取り込んだ状態FB制御系は式(10),(11)を用いて設計している。このFB制御によって付加物の振動は良く制御されているので、FF制御によって更なる振動伝達率の低減が行われている。
この結果を時刻暦応答によって見たものが図18である。非制御時には付加物の振動の影響で外乱入力よりも除振テーブルの振動の方が増加しているが、2自由度制御によって付加物の振動の影響は取り除かれている。
図19には、ランダムノイズに対する時刻暦応答が示されている。同図からも、2自由度制御によって付加物の影響が取り除かれていることがわかる。
図15との対比の下で、図18及び図19からわかるように、付加物自体をモデルに組み込むことによって、除振テーブルだけでなく付加物も制振することができる。
次に、付加物自体に外乱として直接入力が入った場合を想定して付加物に1mmの変位を与えて離した時の時刻暦応答を図20に示す。同図において、上から非制御、除振テーブルのみ制御、付加物を考慮した制御の時刻暦応答が示されている。同図から、付加物を考慮した時では速やかに振動が収束していることが分かる。
このように、付加物自体に直接入力が入るといった除振装置だけでは対応できないイレギュラーな状態においても制御性能を保証することができる事を確認した。
本発明の実施形態に係る除振装置を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る2自由度制御のブロック線図である。 本発明の実施例に係る除振装置を示した斜視図である。 除振テーブルの鉛直方向の振動モード形を示した図である。 除振テーブルの水平方向の振動モード形を示した図である。 鉛直方向の5質点集中定数系モデルを示した図である。 鉛直方向のモデルを示した図である。 鉛直方向の5質点集中定数系モデルによるシミュレーションと実測による周波数応答を示した図である。 水平x軸方向のモデルによるシミュレーションと実測による周波数応答を示した図である。 除振テーブル上に付加物を載置した状態を示した斜視図である。 付加物の振動モード形を示した図である。 付加物を含む除振テーブルの水平方向モデルを示した図である。 比較例の鉛直方向における周波数応答を示した図である。 比較例の水平方向における周波数応答を示した図である。 比較例において付加物を載置した際の水平方向における周波数応答を示した図である。 比較例の鉛直方向における時刻歴応答を示した図である。 比較例の水平方向における時刻歴応答を示した図である。 付加物の振動を考慮した本実施例による周波数応答を示した図である。 付加物の振動を考慮した時刻歴応答を示した図である。 付加物に外乱が加わった際の時刻歴応答を示した図である。
符号の説明
1 除振装置
3 除振テーブル
5 床
9 制御部
10 搭載物用加速度センサ
11 アクチュエータ装置
13,14 テーブル用加速度センサ
15 床用加速度センサ

Claims (5)

  1. 搭載物が載置されるとともに、除振対象周波数範囲内で弾性振動モードを有するテーブルと、
    該テーブルを駆動する複数のアクチュエータと、
    前記テーブルの状態量を測定するテーブル用センサと、
    該テーブル用センサの出力を用いるとともに、前記テーブルの前記弾性振動モードを考慮した状態方程式に基づいて、各前記アクチュエータを制御する制御部と、
    を備えたアクティブ除振装置において、
    前記搭載物の状態量を測定する搭載物用センサを備え、
    前記制御部は、前記搭載物用センサの出力を用いるとともに、前記搭載物の除振対象周波数範囲内の弾性振動モードを考慮した前記状態方程式に基づいて、各前記アクチュエータを制御することを特徴とするアクチィブ除振装置。
  2. 前記搭載物は、除振対象周波数範囲内で弾性振動モードを有し、
    前記制御部は、前記テーブルの前記弾性振動モードの最高次数に対応した質点数に質量が離散化された集中定数系モデルと、前記搭載物の前記弾性振動モードの最高次数に対応した質点数に質量が離散化された集中定数系モデルと、を考慮した状態方程式に基づいて各前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1記載のアクティブ除振装置。
  3. 前記テーブルが設置される床の状態量を測定する床用センサを備え、
    前記制御部は、該床用センサの出力を用いたフィードフォワード制御によって各前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のアクティブ除振装置。
  4. 前記制御部は、ローパスフィルタを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアクティブ除振装置。
  5. 搭載物が載置されるとともに、除振対象周波数範囲内で弾性振動モードを有するテーブルと、
    該テーブルを駆動する複数のアクチュエータと、を備え、
    前記テーブルの状態量を測定するテーブル用センサと、
    該テーブル用センサの出力を用いるとともに、前記テーブルの前記弾性振動モードを考慮した状態方程式に基づいて、各前記アクチュエータを制御するアクティブ除振方法において、
    前記搭載物の状態量を測定する搭載物用センサの出力を用いるとともに、該搭載物の除振対象周波数範囲内の弾性振動モードを考慮した前記状態方程式に基づいて、前記各アクチュエータを制御することを特徴とするアクティブ除振方法。
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