JP4078157B2 - 複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法 - Google Patents

複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4078157B2
JP4078157B2 JP2002261533A JP2002261533A JP4078157B2 JP 4078157 B2 JP4078157 B2 JP 4078157B2 JP 2002261533 A JP2002261533 A JP 2002261533A JP 2002261533 A JP2002261533 A JP 2002261533A JP 4078157 B2 JP4078157 B2 JP 4078157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electrode
pressure
plzt film
function device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002261533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004101283A (ja
Inventor
典夫 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002261533A priority Critical patent/JP4078157B2/ja
Priority to US10/647,412 priority patent/US20040037016A1/en
Priority to CN03154999.3A priority patent/CN1270225C/zh
Publication of JP2004101283A publication Critical patent/JP2004101283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4078157B2 publication Critical patent/JP4078157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温度及び圧力を同時又は別々に検出する技術に関し、特に、各種プリンタや複写機、LBP等の記録メディア判別或いはパソコン、PDA、携帯電話に代表される情報機器のタッチパネルを始めとして、食品用ロボット、医療用ロボット、各種産業用ロボット、或いは各種セキュリティシステム等で凹凸、摩擦、圧力や温度を単独又はこれらを組み合わせた触覚情報を検出することが可能な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の触覚デバイスは、多くが圧力情報を電気信号に変換するものであり、その代表的なデバイスとしては、感圧導電性エラストマーなどを用いた容量検知や電気抵抗変化を検出するものである。例えば、特開平5−81977号公報には、感圧導電性エラストマーの一方には電極を設け、他方に接触用凸部を有する接触子を配置して、該接触子に圧力が印加されると感圧導電性エラストマーの電気抵抗が変化することを利用した触覚センサが提案されている。
【0003】
また、特開平5−215625号公報においては、コンデンサの原理を利用し、電極間にエラストマーを配置し、圧力によりエラストマーが変形することによる容量変化を検出する触覚センサが提案されている。特開平9−203671号公報には、圧電体を用いた温度及び3軸方向の圧力を検出する触覚センサが提案されている。
【0004】
さらに、特開平5−216568号公報には、温度と圧力を同時に取り扱うことのできる触覚入出力装置が記載されている。これは、圧力センサ、圧力アクチュエータ及び温度センサを針状形状とし、これらを1組にしたものを1素子として高密度に配列して、コンピュータとのインタフェースとして用いるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−81977号公報及び特開平5−215625号公報に開示された発明では、触覚センサは1方向の圧力を検知することはできるが、3次元方向の圧力を検出することができない。また、特開平9−203671号公報に開示された発明においては、垂直方向と水平方向の圧力検知は可能であるが、垂直方向と水平方向の圧電物性を同じにするための、具体的な方法の開示はない。デバイスの製造において、垂直方向と水平方向の圧力検出感度のばらつきを低減するため異なる材料を同一基板上に形成する場合には、製造プロセスが複雑になってしまうという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、垂直方向と水平方向の圧力検出感度のばらつきを低減することを可能とするとともに、製造プロセスを簡略化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明の第1の態様は、基板と、前記基板上に形成されたチタン酸ジルコン酸ランタン鉛からなるPLZT膜と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して垂直方向に対向するように配置され、前記垂直方向に印加された圧力を検出する第1の電極対と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して水平方向に対向するように配置され、前記水平方向に印加された圧力を検出する第2の電極対とを有する複合機能装置であって、前記PLZT膜は、(111)結晶面が前記基板の面に平行に配向していることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の態様は、基板と、前記基板上に形成され、(111)結晶面が前記基板の面に平行に配向したチタン酸ジルコン酸ランタン鉛からなるPLZT膜と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して垂直方向に対向するように配置され、前記垂直方向に印加された圧力を検出する第1の電極対と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して水平方向に対向するように配置され、前記水平方向に印加された圧力を検出する第2の電極対とを有する複合機能装置の製造方法において、前記PLZT膜を構成する金属元素を含有する物質と酸素元素を含有する物質とを交互に基板に到達させてPLZT膜を形成することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
先ず、本発明の第1の実施形態に係る複合機能装置の構成を図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る複合機能装置の概略構成を示した図である。
1は、基板であり、シリコン、ガラス、金属、プラスチックなどの材料である。ただし、金属、半導体など電気伝導性のある材料の場合には、基板1と接する電極3,5及び金属酸化物材料2と基板1との間に絶縁体を設けることが望ましい。また、この図では電極3,5は、それぞれ分離しているが、電極対のどちらか一方の電極が共通になっていてもかまわない。
【0011】
また、B部分であるが、図1では記載してないが、電極3,5をパターニングする際に、この部分にも電極を残しても問題はない。ただし、B部分では残した電極材料と電極4と電気的に分離されている必要がある。2は、強誘電性あるいは焦電性を示す金属酸化物材料である。本発明では、金属酸化物材料として強誘電性示す材料であるチタン酸ジルコン酸ランタン鉛を用いる
【0012】
上記金属酸化物材料の厚さや大きさは、用途により任意に設定すればよい。例えば、モバイル用情報機器への搭載を想定した場合、ある物体が0.4から1.0kg/cm2程度の圧力で接触し、かつ室温から±20℃程度の温度を測定するような場合には、金属酸化物材料の厚さは、0.1μmから1.0mm程度であればよい。3,4,5はそれぞれ金属酸化物材料2の厚さ方向の圧力、水平方向の圧力及び温度を測定するための電極である。この電極材料は、導電性材料であって、基板1、金属酸化物材料2に形成でき、かつ実用的な密着強度が得られるものであれば何でもよい。
【0013】
図1において、金属酸化物材料をチタン酸ジルコン酸ランタン鉛(以下、PLZTと称す)のような強誘電体とした場合電極3と金属酸化物材料PLZT2が積層された部分(以下、部分Aと称す)は、PLZT2の垂直方向の圧電物性を利用することにより、PLZT2に垂直方向に印加された圧力を検知することが出来る。また、電極4でPLZT2がはさまれた分(以下、部分Bと称す)は、PLZT2の水平方向の圧電物性を利用することにより、PLZT2膜の面内方向に印加された圧力を検知することが可能である。電極5とPLZT2が積層された部分(以下、部分Cと称す)は、部分Aと同じ構成であるが、この部分はPLZT2の有する焦電性を利用することにより温度を検知することが出来る。この部分Cで温度を高感度に検出するために、この部分には温度の吸収体を電極5の上に形成してもよく、また特定の波長だけを検出するための波長フィルタを設けてもよい。
【0014】
次に、本実施形態に係る複合機能装置の製造方法について図8の一部(図8(a)から(e)又は(f)まで)を用いて説明する。
基板1に2μmの厚さの絶縁体である熱酸化膜(酸化シリコン)を有するシリコンウエハーを用いた。(図8では、シリコンと酸化シリコンを分離して記述していない)まず、下電極30としてPt/Ti(Pt:500nm、Ti:8nm厚さ)をPFスパッタ法で形成(図8(a))し、次いで金属酸化物として(Pb、La)(Zr、Ti)O3(以下、PLZT2と略す)をRFスパッタ法で形成した(図8(b))。本実施形態では、Pb/La=95/5atomic%、Zr/Ti=30/70atomic%となるように組成制御し、膜厚は4μmとした。次にレジスト(例えば、AZ4620など)を用いて、PLZT2をフッ酸と硝酸の混合水溶液で図8(c)のようにパターニングする。PLZT2のエッチングによる深さは500nmとした。酸素プラズマでレジストを除去してから、上電極40を形成する(図8(d))。上電極40は、下電極30と同じ材料を用い、膜厚も同じとした。次いで、上電極40をパターニングし、レジストを除去することにより図1に示す本実施形態の複合機能装置の1素子を製造することができる(図8(e))。また、上電極40、PLZT2(金属酸化膜)及び下電極30を順次パターニングすることにより、図8(f)に示した構造にしてもよいことは言うまでもない。
尚、図1では下電極が分離された構成となっているが、これと同じ構成とするには図8の(a)の製造工程により形成された下電極をパターニングする工程を追加すればよい。
【0015】
一般に、強誘電体の場合には、圧電物性は結晶方位により変化し、その差は数倍程度になることが良く見られる。このことは、強誘電体の結晶配向性によっては垂直方向と水平方向では圧力の検出感度が異なることを意味する。紙や布などの表面の微妙な凹凸感覚を検出するためには、垂直、水平方向の検出感度が同じ方が望ましいしたがって、本発明では、強誘電体であるPLZTを、垂直方向と水平方向の圧電物性が均一になるように製造する。
【0016】
この場合には、図8(b)に示す製造工程を以下のように行う。PLZTを構成する金属(Pb,La,Zr,Tiの4金属元素)を独立の蒸発源から蒸発させる。例えば、RFスパッタ法であれば、各構成金属を含むターゲット(例えば、金属、金属酸化物、有機金属化合物及びハロゲン化金属など)と、酸素、オゾン、酸化窒素等の酸素元素を含有する物質を供給する酸素供給源を同一成膜装置内に設置し、それらを独立に動作させる。
【0017】
成膜は、基板に対して酸素元素を含有する物質(酸素成分)と金属元素を含有する物質(金属成分)を交互に到達させることにより、基板上に堆積させていく。PLZTの場合には、Pb,La,Zr,Tiの組成比が所望の値(例えば、Pb/La=95/5atomic%、Zr/Ti=30/70atomic%)になるように制御する。この制御方法には制限はない。例えば、各ターゲットと基板の間にスリットとシャッターを設け、このスリットの幅により組成を制御でき、シャッターの開閉により交互堆積ができる。このようにして、PLZTを成膜することにより、基板に対して垂直方向に111結晶面が成長することになる。これは、PLZTの分極方向が基板に対して45度傾斜していることに対応し、このことにより垂直、水平のどちらの方向からの圧力に対しても、ほぼ同じ圧電物性を示すことができる。
【0018】
このような成膜方法は、RFスパッタ法に限定されるものではなく、MOCVD法であれば各原料ガスを独立に供給すればよい。一般にMOCVD法の場合には、原料に有機金属化合物を使用するので金属成分と有機成分の分離が課題になる。このためには、本実施形態では各原料ガスを成膜容器に入れる際に原料ガスをイオン化したり、加熱することにより分解し、また、このように処理した原料ガスの金属成分を必要に応じて電極により加速して、基板に到達する金属成分を活性化させる。
【0019】
このようなイオン化、加熱、加速による活性化を行うことにより、金属成分は主として正の電荷をもった物質が基板に到達することになる。この結果、分解により発生した有機物成分の混入も少なくなり、また、活性化条件(例えば、加速の電圧)により運動エネルギーを制御された金属成分は結晶成長に必要な適正エネルギーを有するため、得られる金属酸化物材料は成膜温度も低くなり、また結晶性/配向性も制御できる。また、酸素に関しても加熱、イオン化やプラズマ化することにより活性化して、得られる金属酸化物の成膜温度を低温化し、結晶性/配向性を制御する。
【0020】
このようにして製造された素子を単独、1次元、2次元あるいは3次元的に配列することにより、温度、圧力という触覚情報を検出する。ここでは、図2に示したように2次元に配列する場合について述べる。尚、6は、図1のAの部位に相当し、7は、図1のBの部位に相当し、8は、図1のCの部位に相当する。
【0021】
2次元に配列した多数の素子10のある部分11に何らかの物体が接触し、その後、矢印で示したようないろいろな方向に概物体が移動する場合、各素子の出力を順次読み取ることにより、接触面積、移動方向と温度、圧力情報を検出できる。すなわち、図9に示したように、各素子をm×n個を配列した複合機能装置からの出力(ステップS91)はアドレスコントローラを経て(ステップS92)、入力制御回路で増幅やノイズ処理などの処理を行った後(ステップS93)、メモリ/信号処理回路で圧縮など必要な信号処理を行って保存される(ステップS94)。保存されたデータは、不図示のコンピュータなどでさらに各種処理をしたり、インターネットなどの通信手段やフレキシブルディスクなどのメモリ媒体を用いて、他のコンピュータに転送することができる。
【0022】
図2において素子サイズ9は、用途により決定すればよい。例えば、人間の指紋を圧力で検出する場合には、圧力を検出する部分の幅は概ね50μm程度であればよい。また、接触する材料の表面状態を調べるような場合には、素子サイズ9は0.1μmから10mm程度であればよい。
【0023】
<第2の実施形態>
図3に本発明の第2の実施形態に係る複合機能装置の構成を示した図である。
本実施形態では、金属酸化物2は、弾性体12に電極を介して取り付けられている。この弾性体は、電極3,4,5または基板1と同じ材料でもよく、異なる材料でも良い。弾性体12が電極3,5と同じ材料の場合には、対向するどちらか1方の電極(3,5)を厚くすればよい。基板1と同じ材料の場合には、宙空構造を形成する際に必要な厚さだけ除去しないでおけばよい。この弾性体は、各部分の機械的強度を改善するとともに、垂直方向の圧力に対しては振動板として作用して検出感度の改善、温度検出部分では、熱の蓄積を防止する放熱板としての機能を有する。このような用途に適する材料であれば、弾性体には絶縁体、半導体、単結晶、他結晶、非晶質などの制限はなく、有機材料、無機材料の制限もない。
【0024】
図3(a)では、温度及び圧力を検知する部分がすべて宙空構造の弾性体に取り付けられているが、必ずしもすべての部分を宙空構造にする必要はなく任意の部分に宙空構造を形成することができる。たとえば、図3(b)のように水平方向の圧力検知部分Bは、機械的強度を考えた場合には宙空構造にしなくてもよい。用途によりどちらかを選択すればよい。
【0025】
垂直方向の圧力を検知する部分の電極(両側電極厚さの和)と金属酸化物積層体全体の厚さと弾性体の厚さの比は、一般には電極/積層体=0.5程度以上であれば良く、両側の電極の厚さは必ずしも同じである必要はない。小さな圧力を検知する場合には宙空構造の方が同じ圧力でも変位量が0大きくなるために検出感度が良くなる。温度を検知する部分は、素子内に熱が蓄積されやすいので、宙空構造として検出部分の熱容量を少なくすることにより高速測定が可能になる。
【0026】
図8に第1の実施形態に係る複合機能装置の製造方法を示した。第2の実施形態に係る複合機能装置の製造方法は、図8(e)までは前述した方法と基本的には同じであるが、ここでは、図8(b)の金属酸化物2をMOCVD法で製造した。図10に本実施形態で使用する原料ガスの活性化の原理を示した。
【0027】
19は真空容器であり不図示の真空排気装置で内部を減圧状態に保ってある。21は基板ホルダーであり、必要により不図示の回路により、回転、加熱することができる。16は、金属酸化物2を構成する金属原料材料容器である。17は、16から流れ出た原料ガスが流れるパイプである。原料ガスの活性化は、以下のようにして行う。18はヒータであり、17を流れてくる原料ガスを熱分解させる役割を持つ。この18は、ヒータだけでなく、例えば、プラズマ源、あるいはイオン化源でもよく、この場合には、加速電極20と原料ガスパイプ17の先端部の間にプラズマ源やイオン化源を設置する。20は加速電極であり、基板に対して正の電位になるようにした。22は電源である。
【0028】
図10では、原料容器16は1種類しか示していないが、通常は、この容器を金属成分にあわせて複数個用いる。このような場合には、各金属成分に最適な活性化を行うためには、加速電圧を独立に制御できることが望ましいため、基板ホルダーをアース電位とする。もちろん、すべてを逆電位にして用いても良いことは言うまでもない。各金属成分は、単独成分とすることが望ましいが、金属酸化物2によっては、構成金属が多くなることも珍しくない。このときには、結晶構造を考えて、同じ結晶サイトに位置するものや、原料ガスの熱分解温度が類似しているものなどを混合しても良い。
【0029】
原料ガスは、通常、ビスジピヴァロイルメタナート鉛、テトラt−ブトキシジルコニウム、テトライソプロポキシチタン、ランタンのシクロペンタジエニル錯体などの有機金属化合物を用いるが、これ以外の材料でも良いことは言うまでもない。このような原料を不図示の装置から16に導入したアルゴンなどのキャリアガスを用いて真空容器内に導入する。この際に、例えば、ヒータ18により、原料ガスを熱分解させ、さらに分解により生成した金属を含む化学種を加速電圧20で加速する。このことにより、熱分解で生成した金属を含む正の電荷を有する化学種は運動エネルギーを付与されて基板に到達することができる。
【0030】
本実施形態では、Pb,Zr,Ti,Laという金属成分をすべて独立の原料容器16に入れ、20の加速電圧、18の加熱温度をすべて独立に制御した。加速電圧は、通常、0−10kV程度、18の加熱温度は、通常、100−1000℃である。また、酸素源は、酸素ボンベからの酸素ガスを図10の17に導入し、ヒータ18により500℃に加熱したが、オゾン、チッ化酸素等でもよい。酸素源材料は、加熱だけでなく、プラズマ化、イオン化しても良い。成膜は、例えば酸素源は連続して、Pb、La、Zr、Ti原料ガスを周期的に不図示の電磁弁で真空容器に導入して行う。この際に、金属成分の導入時間により、金属酸化物の組成を制御して、基板ホルダー21に取り付けた基板には、結晶構造を有する金属酸化物材料が形成される。この構造は、PLZT2の場合には(111)結晶面が基板に平行になるように成長したものに相当する。
【0031】
図8(e)以降の工程であるが、図8(e)の工程で使用したレジストを剥離し、金属酸化物2をパターニングするためのレジストを塗布した後、ドライエッチングで上電極40、金属酸化物2及び下電極30を順次パターニングした(図8(f))。パターニング条件は、上電極40及び下電極30はArプラズマによるドライエッチングでPLZT2はフッ酸と硝酸の混合水溶液を用いたウエットエッチングで行った。
【0032】
このときに使用したレジストを除去した後、シリコン基板1のエッチングを行った(図8(g))。このときのマスクとしては窒化シリコン膜をLPCVDで形成し、レジスト(AZ1500)でパターニングしてから、CF4プラズマでエッチングした。その後、水酸化カリウム水溶液でシリコン基板1を除去した。マスクパターンにより、デバイス構造は、図3(A)または(B)のどちらかを選択すればよい。このようにして、作製した素子を例えば、図2に示すようにm×nのマトリックス上に配列することにより、本実施形態に係る複合機能装置を製造した。デバイス表面には、磨耗などに対する耐久性を改善するために、保護膜を形成してもよい。
【0033】
以上のような複合機能装置を用いて、図9に示したようにアドレスコントローラ、入力制御回路、メモリ/信号処理回路で測定系を構成する。この状態で複合機能装置に、紙、布、皮、プラスチック、金属、あるいはこれらの加工品などの物体を押し付けたりこすったりすることにより、接触した物体の表面状態を調べることが出来る。もちろん、タッチパネルや手書き入力装置として使うことも可能である。また、温度検出部分では、物体が接触しない場合には、その周辺の温度を計測する温度計としても使用可能である。さらに、温度検出部分のみを2次元温度センサとして、接触させた物体の温度分布を測定することもできる。
【0034】
<第3の実施形態>
図4は、本発明の第3の実施形態に係る複合機能装置の構成を示した図である。
13は映像情報を表示するための表示デバイスである。このデバイスには、銀塩写真やポスターをはじめとする各種静止画、CRT、有機EL、無機EL、各種液晶デバイスなど動画表示をするものなど何を用いてもよい。また、断面形状は図4に示した平面状である必要はなく、半球状など曲面を有していてもよい。
【0035】
14は、温度、圧力情報を検出する複合機能センサ部である。14の断面構造としては、図1あるいは図3に示したものやこれらの変形構造のどれであってもかまわない。例えば、13の映像ディスプレイが液晶カラーディスプレイの場合、代表的な1画素サイズは330μm×330μmである。基板1はガラスなどの透明材料であり、電極はITOやZnOなどの透明電極、金属酸化物は透明な強誘電体を用いる
【0036】
複合機能センサ部は、映像ディスプレイの映像表示面に積層され、映像表示面では、複合機能センサ部を用いて検出された情報に基づく映像表示がなされる。
【0037】
電極はスパッタ法など通常の薄膜形成方法で製造し、これを所望のパターンにパターニングする。例えば、金属酸化物を3部分に分割し、13の1画素サイズにあわせて、3分割し、温度、圧力検知部分の大きさを各部分110μm×330μmとした。各部分は、垂直方向及び水平方向の圧力及び温度を検知する。もちろん、用途により温度、圧力の検知部分は、これ以外のサイズに分割しても良いこと言うまでもない。
【0038】
このような構成にすることにより、例えば、温度検知部分により人物が近づくとその体温を検知して、映像ディスプレイ-のスイッチを入れたり、映像ディスプレイに表示された物体と同じ物を温度、圧力検知部分に接触させることにより、その物体の表面情報を検知することが出来る。
【0039】
以下、上記各実施形態について具体的に説明する。なお、第2及び第3の実施形態については金属酸化物2を3部分に分割した場合について記述するが、例えば2又は4部分に分割しても良いことは言うまでもない。また、デバイス製造方法についても、以下に説明する手段に限定されることはなく、デバイスを構成する材料にあわせて選択すればよい。
【0040】
図1に本発明の第1の実施形態における1素子の断面構造原理図を示した。この図において、1はシリコンウエハー(基板)であり、ここでは100面を切り出したものを用いた。2は金属酸化物で、(Pb、La)(Zr、Ti)O3(以下、PLZTと略す)を用いた。本実施形態では、Pb/La=95/5atomic%、Zr/Ti=30/705atomic%になるように組成を調整した。
【0041】
製造方法については、図8(a)から(e)に示した。まず、シリコンウエハーの表面を熱酸化して酸化シリコン膜を形成した後、チタン及び白金の積層電極をRFスパッタ法でそれぞれ15nm、150nm形成した。その後、電極3及び5の部分のみを残すように、通常の半導体加工技術によりパターニングした。
【0042】
ついで、MOCVD法でPLZT膜を3μm形成した。各金属成分の原料ガスは、ビスジピヴァロイルメタナート鉛、テトラt−ブトキシジルコニウム、テトライソプロポキシチタン、ランタンのシクロペンタジエニル錯体を用いた。図10の原料容器は4個準備し、それぞれに上記有機金属を個別に充填した。
【0043】
Ti、Zr成分に対しては、18として300℃に加熱したヒータを用いた。Pb,La成分に対しては、18は400℃に設定した。加速電圧は、Pb,La成分に対しては、2kV、Zi,Ti成分に関しては、3kVとした。原料容器16内に導入したアルゴンガスの流量を制御して金属組成の制御を行った。基板温度を600℃とし、毎分10回転で回転させながら、金属酸化膜(PLZT膜)2を成膜した。このようにして作成した金属酸化膜(PLZT膜)2は、X線回折により111結晶面が基板に垂直に成長(111配向膜)していることが確認された。一方、すべての金属成分に対して加速電圧を印加しなかった場合には、001結晶面が基板に垂直に成長(001配向膜)していた。
【0044】
次いで、111配向膜の電極4を形成する部分をフッ硝酸を用いた湿式エッチングにより、2.5μmの深さになるようにエッチングした。その後、前記チタンと白金から成る上電極をRFスパッタ法で全面に形成し、上電極をパターニングすることにより各電極3、4、5を分離させる。そして、各電極3,4,5を不図示の配線を用いて図9のようにアドレスコントローラ、入力制御回路及びメモリ/演算回路と接続して、本実施形態に係る複合機能装置を製造した。素子全体の表面に絶縁性の保護膜を形成してもかまわないことは言うまでもない。なお、本実施形態においては、3つの部分の大きさは、幅が50μm、長さが300μmであり、この素子を300個を1次元に配列した。したがって、製造された複合機能装置のセンサ部分は、45mmの幅になる。
【0045】
このセンサ部に図5、図6に示したようなシリコンウエハーをエッチングして幅a=300μm、高さ5μm、間隔b=1mm、θ=45度の直線パターンを形成したものを圧力0.9kg/cm2の圧力で接触させた。このとき、図5のB点(パターンのエッジ部)が、本実施形態の複合機能装置の左端の素子の垂直方向の圧力検知部と一致するようにして、センサを50μm/秒の速度で図5の矢印の方向に移動させた。このとき左端の素子の垂直方向の圧力検知部分(圧力検出素子)からの出力は、図7に示したように変化し、直線パターンが垂直方向の圧力を検出する部分に接触している面積に比例した出力が得られていることが確認された。一方、水平方向の圧力検出部分からの出力電圧は、垂直方向の圧力検出部分の約80%であったが、その相対出力は図7と同じ傾向を示した。また、シリコンパターンの押し圧を0.1kg/cm2まで小さくしても、垂直、水平方向ともに信号の検出が可能であった。
【0046】
比較のために、001配向膜についても111配向膜と同じ方法でデバイスを作成し、同様の実験を行った。垂直方向、水平方向ともに相対出力は図7と同じであるが、水平方向からの出力電圧は、垂直方向の約1/3であり、シリコンのパターンの押し圧を0.3kg/cm2以下とすると、水平方向の圧力検出ができなくなった。
【0047】
以上のように、PLZTの配向性を制御することにより、圧力の検出限界を補正できることも確認できた。
【0053】
図4に本発明の第3の実施形態に係る複合機能センサの断面構成図を示した。13は、映像情報を表示するための表示デバイスであり、14は温度、圧力情報を同時に検出できる複合機能センサ部であり、この部分の1素子の断面構造原理図を図3に示した。13は液晶あるいは有機ELなどの有機材料を用いた映像表示デバイス、通常のCRTなど映像情報を表示できるディスプレイであれば何でもかまわない。形状も図4のような断面形状が矩形方である必要はなく、積層してあればよい。本実施形態では、映像情報の表示には1画素が330μm×330μmの液晶カラーディスプレイを用いた。画面サイズは12インチである。
【0054】
図3において、1は感光性ガラス、2は金属酸化物(Pb、La)(Zr、Ti)O3を用いた。本実施形態では、Pb/La=95/5atomic%、Zr/Ti=30/70atomic%になるように組成を調整した。12は1と同じ感光性ガラスである。また、電極材料3、4,5は、いずれも酸化亜鉛にガリウムを3%添加した材料を用い、RFスパッタ法で150nmの厚さに形成した。
【0055】
次いで、前記金属酸化物2を、電子ビーム蒸着で独立に各金属成分を蒸発させながら、プラズマ処理した酸素ガスを同時に基板1に吹き付けながら成膜した。金属成分の組成制御は、電子ビームを照射する時間を変化させることにより行った。膜厚は10μmとした。その後、イオンミリングで金属酸化物および下電極を100μm×300μmの大きさになるようにパターニングした。
【0056】
さらに、水平方向の圧力を検出する部分には、イオンミリングで深さ5μmの溝を形成した。この溝は図3では幅方向の中に形成してあるが、長さ方向に形成しても良い。本実施形態では、幅方向に金属酸化物の縁から15μmの位置に2ヶ所溝を形成し、溝の大きさは、10μm×250μmとした。次に、PFスパッタ法でガリウムをドーピングした酸化亜鉛膜を上電極として全面に形成し、上電極、金属酸化膜2及び下電極を順次パターニングすることにより、垂直方向の圧力、水平方向の圧力及び温度を検出する部分を夫々形成した。
【0057】
最後に、温度、圧力を検知部分の基板1の裏側を湿式エッチングで除去して、宙空構造を形成した。この際、感光性ガラスの1部を弾性体として使用するために電極3、5が剥き出しにならないようにした。図3に示した圧力、温度を検出するためのセンサ部とこれらからの信号を処理する不図示のIC回路とは、電極3,4,5と同じガリウム添加の酸化亜鉛を用いた配線により、映像ディスプレイの映像表示部と重ならない部分で接続した。また、図4において液晶カラーディスプレイ13と温度、圧力を検知する複合機能センサ部14は、接着剤で13の各素子が重なるように接着した。
【0058】
このようにして製造した本実施形態の温度圧力検知部分10に、絵画作成に使う絵筆で線を描くと各部分での検出信号を処理することにより筆に加える圧力と動きに応じて、筆圧と線幅、及び筆の移動方向が検出できた。筆圧の強い部分は、摩擦による熱の発生も大きいために、垂直方向の圧力と温度の検出出力を組み合わせることにより、より微妙な筆圧変化が検出できる。そして、この情報を映像ディスプレイ13上で表示させることもできる。
【0059】
以上、説明したような本発明の実施形態に係る複合機能装置を用いることにより、温度と垂直方向および水平方向の圧力を同時に検出することができるようになった。このことにより、各種の凹凸パターン、紙などの表面状態、情報機器への入力デバイスなど、異なる分野の幅広い用途に使用可能な複合機能装置を提供することが可能となった。
【0060】
また、本発明の実施形態に係る複合機能装置は、温度及び圧力のどちらに対しても応答する強誘電体であるPLZTを用い、これに電極対を設けることで各部分において必要とする情報を取り扱うことを可能とするものである。さらに、温度、垂直方向及び水平方向の圧力を検出するための検出素子を同一層に構成することによって、それぞれの検出素子を別の材料で検出する場合に比べるとデバイス製造のプロセスを簡略化することができる。
【0061】
さらに、強誘電体或いは焦電体の結晶配向性を制御してデバイスを製造することにより異なる方向からの圧力に対する感度のばらつきも低減することもできる。また、強誘電体或いは焦電体は、一般的に可視光に対しては透明に近いため、温度、圧力という触覚情報と映像情報を重ね合わせて取り扱うことも可能となる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、基板と、前記基板上に形成されたチタン酸ジルコン酸ランタン鉛からなるPLZT膜と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して垂直方向に対向するように配置され、前記垂直方向に印加された圧力を検出する第1の電極対と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して水平方向に対向するように配置され、前記水平方向に印加された圧力を検出する第2の電極対とを有する複合機能装置であって、前記PLZT膜は、結晶面が前記基板の面に平行に配向しているように構成したので、垂直方向と水平方向の圧力検出感度のばらつきを低減できるとともに、各電極対間のPLZTを同一材料で形成したことにより製造プロセスを簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る複合機能装置の構成を示した図である。
【図2】検出素子群が2次元に配列された構成された複合機能センサ部を示した図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る複合機能装置の構成を示した図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態に係る複合機能センサの構成を示した図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る複合機能装置の特性を検証するためのウエハーパターンを示した平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る複合機能装置の特性を検証するためのウエハーパターンを示した断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る複合機能装置の圧力検知部(圧力検出素子)の特性を示した図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る複合機能装置の製造方法の流れを示した図である。
【図9】温度及び圧力情報の検出処理の流れを示した図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る金属酸化膜を生成する際に使用する原料ガスの活性化の原理を示した図である。
【符号の説明】
1 基板
2 金属酸化膜、PLZT膜
3、4、5 電極、電極対
6 A部位
7 B部位
8 C部位
9 素子サイズ
12 弾性体
13 表示デバイス
11、14 複合機能センサ部
16 金属原料材料容器
17 パイプ
18 ヒータ
19 真空容器
20 加速電極
21 基板ホルダー
22 電源
30 下電極
40 上電極

Claims (10)

  1. 基板と、前記基板上に形成されたチタン酸ジルコン酸ランタン鉛からなるPLZT膜と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して垂直方向に対向するように配置され、前記垂直方向に印加された圧力を検出する第1の電極対と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して水平方向に対向するように配置され、前記水平方向に印加された圧力を検出する第2の電極対とを有する複合機能装置であって、前記PLZT膜は、(111)結晶面が前記基板の面に平行に配向していることを特徴とする複合機能装置。
  2. 前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して垂直方向に対向するように配置され、温度を検出する第3の電極対を有していることを特徴とする請求項 1 記載の複合機能装置。
  3. 各電極対の少なくとも1対が宙空構造に取り付けられた弾性体の上に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合機能装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の複合機能装置を1素子として、この素子を1次元または2次元に並べたことを特徴とする複合機能センサ
  5. 請求項4に記載の複合機能センサが映像情報を表示する表示装置の上に積層されていることを特徴とする複合機能センサ
  6. 各電極対が透明電極であることを特徴とする請求項5に記載の複合機能センサ
  7. 基板と、前記基板上に形成され、(111)結晶面が前記基板の面に平行に配向したチタン酸ジルコン酸ランタン鉛からなるPLZT膜と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して垂直方向に対向するように配置され、前記垂直方向に印加された圧力を検出する第1の電極対と、前記PLZT膜を介して、前記基板の面に対して水平方向に対向するように配置され、前記水平方向に印加された圧力を検出する第2の電極対とを有する複合機能装置の製造方法において、前記PLZT膜を構成する金属元素を含有する物質と酸素元素を含有する物質とを交互に基板に到達させてPLZT膜を形成することを特徴とする複合機能装置の製造方法。
  8. 前記金属元素を含有する物質が、金属、金属酸化物、有機金属化合物及びハロゲン化金属の群から選ばれた物質であり、前記酸素元素を含有する物質が、酸素、オゾン及び酸化窒素から選ばれた物質であることを特徴とする請求項に記載の複合機能装置の製造方法。
  9. 前記金属元素を含有する物質を供給する装置には、加熱装置、イオン化装置、プラズマ化装置及び荷電物質を加速するための加速電極の少なくとも1種類が取り付けられており、これらにより前記金属元素を含有する物質からなるガスを分解及び/又は加速しながら前記基板に到達させることを特徴とする請求項に記載の複合機能装置の製造方法。
  10. 前記酸素元素を含有する物質を供給する装置には、加熱装置、イオン化装置及びプラズマ発生装置の少なくとも1装置が取り付けられており、これらにより酸素元素を含有する物質からなるガスを活性化しながら前記基板に到達させることを特徴とする請求項に記載の複合機能装置の製造方法。
JP2002261533A 2002-08-26 2002-09-06 複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4078157B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002261533A JP4078157B2 (ja) 2002-09-06 2002-09-06 複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法
US10/647,412 US20040037016A1 (en) 2002-08-26 2003-08-25 Complex functional device and method of manufacturing the same, and haptic information system and information input apparatus comprising that complex functional device
CN03154999.3A CN1270225C (zh) 2002-08-26 2003-08-26 信息输入输出装置和信息输入输出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002261533A JP4078157B2 (ja) 2002-09-06 2002-09-06 複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004101283A JP2004101283A (ja) 2004-04-02
JP4078157B2 true JP4078157B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=32261879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002261533A Expired - Fee Related JP4078157B2 (ja) 2002-08-26 2002-09-06 複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4078157B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110793692A (zh) * 2019-10-22 2020-02-14 苏州微比特自动化有限公司 一种摩擦力检测设备

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6352107B2 (ja) * 2014-08-22 2018-07-04 太陽誘電株式会社 電子機器
LU93084B1 (en) * 2016-05-24 2017-12-22 Luxembourg Inst Science & Tech List Transparent piezoelectric device and method for manufacturing the same
WO2018168143A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 ヤマハ株式会社 生体振動センサー、生体振動検出システム、生体振動検出方法及び振動検出素子
WO2018168145A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 ヤマハ株式会社 生体振動センサー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110793692A (zh) * 2019-10-22 2020-02-14 苏州微比特自动化有限公司 一种摩擦力检测设备
CN110793692B (zh) * 2019-10-22 2021-06-22 苏州微比特自动化有限公司 一种摩擦力检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004101283A (ja) 2004-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2893423B1 (en) Printed piezoelectric pressure sensing foil
US20040037016A1 (en) Complex functional device and method of manufacturing the same, and haptic information system and information input apparatus comprising that complex functional device
US8120587B2 (en) Touch panel using nano-wire
JP6286553B2 (ja) 非導電性ミラーを有する不透明な白色コーティング
JP5580155B2 (ja) タッチパネル入力装置の製造方法
JP6303012B2 (ja) 電子装置のための不透明なカラー積層体
US20040263483A1 (en) Sensing device
TWI652603B (zh) 觸控感應元件以及包含其的顯示裝置
JP2004085304A (ja) 複合機能デバイス及び触覚情報システム
KR100980447B1 (ko) 압전 기판을 이용한 투명 터치 패널 및 그 제조 방법
JP2006243812A (ja) タッチパネル並びにタッチパネル付き表示入力装置
KR20100008704A (ko) 나노와이어를 이용한 비접촉식 터치패널
JP6879826B2 (ja) タッチセンサ
US8416174B2 (en) Display apparatus
CN109196452A (zh) 触摸传感器
JP2009259003A (ja) タッチパネルおよびその製造方法
JP4078157B2 (ja) 複合機能装置、複合機能センサ及び複合機能装置の製造方法
CN108121443B (zh) 触敏元件以及包括该触敏元件的显示装置
Hua et al. A highly transparent haptic device with an extremely low driving voltage based on piezoelectric PZT films on glass
US10444883B2 (en) Touch screen display including topological insulators
KR20070051031A (ko) 다층전극을 갖는 전자종이 디스플레이 장치 및 그 제조방법
US20190148038A1 (en) Topological insulator tubes applied to signal transmission systems
WO2024097363A1 (en) Piezoelectric film with conductive electrodes deposited using atmospheric pressure plasma coating

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140208

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees