JP4077708B2 - 曲面体への液状体付着方法 - Google Patents

曲面体への液状体付着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4077708B2
JP4077708B2 JP2002300436A JP2002300436A JP4077708B2 JP 4077708 B2 JP4077708 B2 JP 4077708B2 JP 2002300436 A JP2002300436 A JP 2002300436A JP 2002300436 A JP2002300436 A JP 2002300436A JP 4077708 B2 JP4077708 B2 JP 4077708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
adhesive
liquid material
liquid
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002300436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004136140A (ja
Inventor
隆 赤岩
Original Assignee
ブリヂストンフローテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブリヂストンフローテック株式会社 filed Critical ブリヂストンフローテック株式会社
Priority to JP2002300436A priority Critical patent/JP4077708B2/ja
Publication of JP2004136140A publication Critical patent/JP2004136140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4077708B2 publication Critical patent/JP4077708B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホース、チューブ、管等の曲面体に対し、接着剤、塗料等の液状体を均一な厚みになるように供給することができる液状体付着方法に関するものであり、特に、ホースに接着剤を塗布する工程に好適な、曲面体への液状体付着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホースの製造に際しては、ホース内管と補強層、補強層と外被等との接着のため、一般的に接着剤を塗布する工程が必要とされる。例えば、図3に示すような接着剤の塗布手段にあっては、ホース内管の周囲に予め補強層を形成したホース中間体10をクロスヘッド11に送り、クロスヘッド11内において、接着剤押出機12から流路13を経て送られる接着剤により、ホース中間体10の外周面が被覆されて接着剤層が形成される(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−239859号公報 (第4頁、図3−4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の接着剤の付着方法は、ホース中間体10の外径と、所望の接着剤層の膜厚に合わせたクロスヘッド11を個々に用意しなければならず、経済性の点で問題がある。また、接着剤層の膜厚を変える場合は、同じ外径のホース中間体10であったとしても、そのホース中間体10を別のクロスヘッド11に送らなければならず、生産性の点でも問題がある。
【0005】
そこで本発明は、ホースの外径や接着剤の膜厚を変化させた場合であっても、直ちに適用することができ、しかも、ホースに限らず様々な曲面体に対し、接着剤に限らず様々な液状体を均一に付着させることができる曲面体への液状体付着方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、曲面体に対する液状体の供給手段と、曲面体に付着した液状体の厚みの計測手段と、計測手段に連動して液状体の供給量を増減させる調整手段と、を備え、曲面体がホースで液状体が接着剤であり、供給手段がホース内管に補強層を巻き付けるガイド部の前部に接着剤を落として供給すると共に、計測手段がホースの周囲に付着した接着剤の膜厚を計測し、ホースを引きながらホース内管に補強層を連続的に巻き付けた際に、膜厚が均一になるように、調整手段が接着剤の供給量を調整する曲面体への液状体付着方法に係るものである。
【0007】
そして好ましくは、計測手段から照射されるレーザー光線とホース内管との距離を所望の膜厚と一致させておき、レーザー光線が反射された場合には計測手段がONとなり、調整手段によって接着剤が供給されないようにする曲面体への液状体付着方法に係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の液状体付着方法は曲面体に適用するものである。ここで曲面体とは、外表面が曲面で形成されており、上から液状体を付着させると下に流れてしまいそのままでは厚みを均一に保つことが困難な表面を有するものをいう。即ち、断面が円形、楕円形、扇形、∩字形等のホース、チューブ、管、ロープ、電線等が該当する。
【0009】
また、本発明の方法で付着させる液状体は、上から曲面体に付着させると下に流れてしまいそのままでは厚みを均一に保つことが困難な流動性を有するものをいう。即ち、様々な粘度の接着剤、塗料、被覆材等が該当する。
【0010】
そして、本発明の液状体付着方法は、曲面体に対する液状体の供給手段と、曲面体に付着した液状体の厚みの計測手段と、計測手段に連動して液状体の供給量を増減させる調整手段とからなる。即ち、供給手段によって曲面体に付着した液状体の厚みを計測手段によって確認し、その結果に応じて調整手段によって液状体の供給量を増減させることで、曲面体に対し液状体を均一な厚みで付着させるものである。
【0011】
従って、例えば計測手段の設定値を変更するだけで、供給手段、計測手段及び調整手段を取り替えたりすることなく、様々な形状、外径、材質等を有する曲面体に対して、様々な種類、粘度等の液状体を、所望の厚みで均一に付着させることができる。
【0012】
なお、液状体の供給手段としては、例えばタンクに液状体を貯蔵しておき、タンクにエアを送り、ホース先端に設けたノズルを通して供給する手段等が考えられる。また、液状体の厚みの計測手段としては、例えば曲面体の周辺にレーザーセンサーを配置し、曲面体とレーザー光線との距離を液状体の所望の厚みと一致させ、照射されたレーザー光線が液状体で反射されるか否かによって、液状体の厚みが適正であるか否かを計測する手段等が考えられる。更に、液状体の供給量を増減させる調整手段としては、液状体を貯蔵したタンクとノズルとの間のホースに自動バルブを設置して液状体の流量を調整する手段等が考えられる。
【0013】
このように、本発明の曲面体への液状体付着方法は、曲面体がホースで液状体が接着剤である、ホースの製造に際しての接着剤塗布工程において好適に使用される。即ち、供給手段がホース内管に補強層を巻き付けるガイド部の前部に液状体(接着剤)を落として供給すると共に、計測手段が曲面体(ホース)の周囲に付着した液状体の膜厚を計測し、曲面体を引きながらホース内管に補強層を連続的に巻き付けた際に、膜厚が均一になるように、調整手段が液状体の供給量を調整するものである。また、本発明の曲面体への液状体付着方法は、計測手段から照射されるレーザー光線とホース内管との距離を所望の膜厚と一致させておき、レーザー光線が反射された場合には計測手段がONとなり、調整手段によって液状体(接着剤)が供給されないようにすることが好ましい。
【0014】
ホースの製造に際しては、ホース内管と補強層、補強層と外被等との接着のため、一般的に接着剤を塗布する工程が必要とされるが、上記した本発明の曲面体への液状体付着方法によれば、ホースの外径や接着剤の膜厚の変化に柔軟に対応でき、経済性、生産性に優れたものとなる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の曲面体への液状体付着方法における最良の実施の形態を図面をもって説明する。図1は、本発明の液状体付着方法の一例を示す概念図である。図1に示す実施例は、曲面体1がホースで液状体2が接着剤である、ホースの製造に際しての接着剤塗布工程に使用したものである。
【0016】
即ち、ホースの製造に際しては、ホース内管と補強層、補強層と外被等との接着のため、一般的に接着剤を塗布する工程が必要とされる。例えば、図1に示す工程では、ホース内管1Aを引きながら面板7を回転させると、ボビン8に巻かれたワイヤの補強層1Bが引き出され、ホース内管1Aにスパイラル状に巻き付けられる。
【0017】
その際、エアによって貯蔵タンク3Aから圧送された液状体2(接着剤)をノズル3Cから吐出させると、液状体2(接着剤)自体の粘度によって、ガイド6の前部で玉状になる。そして、吐出量が多過ぎると玉状の液状体2(接着剤)が大きくなり過ぎて下に流れ落ちてしまう。一方、吐出量が少な過ぎると接着不良を起こして不適合品を発生させてしまう。
【0018】
そこで、図2に示すように、曲面体1を構成するホース内管1Aの上方に取り付けた、反射型のレーザーセンサーからなる計測手段4によって不具合を回避する。即ち、計測手段4から照射されるレーザー光線とホース内管1Aとの距離を所望の膜厚tと一致させておく。そして、レーザー光線が反射された場合には計測手段4がONとなり、ホース3Bに設置した自動バルブの調整手段5を閉じることで、貯蔵タンク3Aからノズル3Cに液状体2(接着剤)が送られないようにする。
【0019】
この点に関し更に詳述すると、計測手段4で照射されたレーザー光線が玉状の液状体2(接着剤)に当たり、反射光が発生した場合には、調整手段5の自動バルブが閉じて供給手段3を停止させ、液状体2(接着剤)の玉が大きくならないようにする。逆に、反射光が発生しない限り、調整手段5の自動バルブは開いたままとなり、液状体2(接着剤)が曲面体1(ホース)に付着し続けることとなるのである。
【0020】
従って、計測手段4により曲面体1(ホース)の周囲に付着した液状体2(接着剤)の膜厚tが常に計測され、調整手段5が液状体2(接着剤)の供給量を調整するので、接着剤を付着させつつホース内管1Aに補強層1Bを連続的に巻き付ける接着剤塗布工程において、液状体2(接着剤)の膜厚tが常に均一になるのである。
【0021】
【発明の効果】
本発明の曲面体への液状体付着方法は、曲面体に対する液状体の供給手段と、曲面体に付着した液状体の厚みの計測手段と、計測手段に連動して液状体の供給量を増減させる調整手段とからなるので、例えば計測手段の設定値を変更するだけで、供給手段、計測手段及び調整手段を取り替えたりすることなく、様々な形状、外径、材質等を有する曲面体に対して、様々な種類、粘度等の液状体を、所望の厚みで均一に付着させることができる。
【0022】
特に、曲面体がホースで液状体が接着剤であり、供給手段がホース内管に補強層を巻き付けるガイド部に液状体を供給すると共に、計測手段が曲面体の周囲に付着した液状体の膜厚を計測し、曲面体を引きながらホース内管に補強層を連続的に巻き付けた際に、膜厚が均一になるように、調整手段が液状体の供給量を調整するようにすれば、ホースの外径や接着剤の膜厚の変化に柔軟に対応でき、経済性、生産性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の曲面体への液状体付着方法を、ホースの製造に際しての接着剤塗布工程に使用した例を示す概念図である。
【図2】図2は、図1に示す曲面体への液状体付着方法において、曲面体に付着した液状体の厚みの計測手段を示す概念図である。
【図3】図3は、ホースの製造に際しての、接着剤塗布方法の従来例を示す概念図である。
【符号の説明】
1‥曲面体
1A‥ホース内管
1B‥補強層
2‥液状体
3‥供給手段
3A‥貯蔵タンク
3B‥ホース
3C‥ノズル
4‥計測手段
5‥調整手段
6‥ガイド
7‥面板
8‥ボビン
10‥ホース中間体
11‥クロスヘッド
12‥接着剤押出機
13‥流路
t‥膜厚

Claims (2)

  1. 曲面体(1)に対する液状体(2)の供給手段(3)と、曲面体(1)に付着した液状体(2)の厚みの計測手段(4)と、計測手段(4)に連動して液状体(2)の供給量を増減させる調整手段(5)と、を備え、
    曲面体(1)がホースで液状体(2)が接着剤であり、供給手段(3)がホース内管(1A)に補強層(1B)を巻き付けるガイド(6)部の前部に接着剤を落として供給すると共に、計測手段(4)がホースの周囲に付着した接着剤の膜厚(t)を計測し、ホースを引きながらホース内管(1A)に補強層(1B)を連続的に巻き付けた際に、膜厚(t)が均一になるように、調整手段(5)が接着剤の供給量を調整することを特徴とする曲面体への液状体付着方法。
  2. 計測手段(4)から照射されるレーザー光線とホース内管(1A)との距離を所望の膜厚(t)と一致させておき、レーザー光線が反射された場合には計測手段(4)がONとなり、調整手段(5)によって接着剤が供給されないようにすることを特徴とする請求項1に記載の曲面体への液状体付着方法。
JP2002300436A 2002-10-15 2002-10-15 曲面体への液状体付着方法 Expired - Lifetime JP4077708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002300436A JP4077708B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 曲面体への液状体付着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002300436A JP4077708B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 曲面体への液状体付着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004136140A JP2004136140A (ja) 2004-05-13
JP4077708B2 true JP4077708B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=32449132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002300436A Expired - Lifetime JP4077708B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 曲面体への液状体付着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4077708B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004136140A (ja) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3863029B2 (ja) 肩部を有する容器内面への粉体塗装装置並びに粉体塗装方法
CN103084289B (zh) 容积式分配器和用于分配离散量的液体的方法
US4970985A (en) Apparatus for tailing reduction in hot-melt dispensing of droplet patterns
US10029411B2 (en) Glue delivery system
CA1323159C (en) Apparatus for forming plastics coated tube
WO2002100196A1 (fr) Applicateur de corps fluide
US6863225B2 (en) Device and method for applying adhesive to materials such as strands
JP2022518907A (ja) 空気入りタイヤの内面に対する密封剤の貼付方法及びシステム
JP4077708B2 (ja) 曲面体への液状体付着方法
US6676998B2 (en) Apparatus for continuous coating of wire
JPH10513403A (ja) パイプの内面をコーティングするための装置
US8162644B2 (en) Die for extrusion forming head
JP5378358B2 (ja) 関節連結式ノズル及びこのノズルを用いて粘弾性材料のストリップを付着させる方法
US6932870B2 (en) System and process for dispensing an adhesive onto a core during the formation of rolled products
KR100665650B1 (ko) 강도가 보강된 합성수지관, 합성수지관 강도보강장치 및강도보강방법
JP2016091950A (ja) 線状材被覆方法及び線状材被覆装置
US7270711B2 (en) Nozzle for use in rotational casting apparatus
CN110191791B (zh) 涂覆管件的内表面的方法及具有涂层的管件
JP2016182535A (ja) 吐出ノズル
KR200399490Y1 (ko) 강도가 보강된 합성수지관 및 합성수지관 강도보강장치
CN110833966B (zh) 点胶针头和生产方法、以及具有其的点胶机
CN219377731U (zh) 一种点胶头
JPH09187709A (ja) 塗布剤供給方法及び装置
JPS59216667A (ja) パイプ内壁のライニング方法
EP1732702B1 (en) Nozzle for use in rotational casting apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050930

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4077708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term