JP4077263B2 - 的中投票券決定方法及び的中投票券決定プログラム - Google Patents

的中投票券決定方法及び的中投票券決定プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、的中投票券決定方法及び的中投票券決定プログラムに関し、特にコンピュータを用いた競馬の的中投票券決定方法及び的中投票券決定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から競馬においては、投票の対象は馬となっている。投票者は1レース毎に馬の競走結果を予想し、それに対して投票を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年において、競馬人気が下降傾向にあり、それに伴って競馬による収益も減少傾向にあるという問題がある。収益増加のためには新たなレースを開催するという対策が考えられるが、新たなレースの開催は、レース数の増加に伴うコストの増大によって、見合った利益を得られない。
【0004】
一方、競馬人気の高揚のためには、新たな趣向によるレースの増設が待望されるが、そのレースの応じたシステム構築には多大なコストがかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、既存のシステムを利用することによりコストの増大を抑えつつ、競馬における投票の対象を騎手としたレースの開催を可能とする的中投票券決定方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータを用いて競馬の的中投票券を決定する的中投票券決定方法であって、前記コンピュータが、複数のレース結果情報から騎手毎の総合成績を計算する騎手総合成績計算段階と、前記騎手総合成績計算段階において計算された騎手毎の総合成績に基づいて的中投票券を決定する的中投票券決定段階とを有することを特徴とする。
【0007】
このような的中投票券決定方法では、複数のレースにおける騎手の総合成績により的中投票券が決定されるため、騎手を対象とした仮想的なレースの開催が可能となる。また、仮想的なレースは従来から行われている通常のレースに基づいているため、既存のシステムを流用することにより構築することができ、システム構築にかかるコストを低く抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は本発明による的中投票券決定システムの一例の構成図を示す。図1の的中投票券決定システム1では、競馬運営組織30におけるレース情報管理システム31と、競馬場40における場内売場システム41及び順位入力端末42と、場外売場システム50と、キャッシュレス投票システム60と、総合センタ20における的中投票券決定装置10とがそれぞれネットワーク70a、70b、70c、70dによって接続されている。
【0010】
競馬運営組織30は、競馬の運営を行っている組織であり、例えばレースの企画、レースの出走馬及び騎手等を決定する。レース情報管理システム31は、競馬運営組織30における競走馬や出走場の管理を行うと共に、競馬運営組織により決定されたレース情報を管理する。
【0011】
競馬場40は、投票券の販売や払い戻しをする場所であると共に、実際にレースが開催される場所であり、場内売場システム41と審判室43に順位入力端末42を有する。審判室43は、レースの結果を決定する場所である。なお、レースの最終結果については、反則、違法行為の有無等を判断するため、審判室からの順位に基づいて検量室で確定される。
【0012】
順位入力端末42は審判室43において入力されたレースの最終結果を的中投票券決定装置10に送信する。場内売場システム41は、競馬場40における投票券の販売や払い戻しに係る処理を実行する。
【0013】
場外売場システム50は、競馬場40以外で投票券の販売等を行う場外売場における処理を実行する。キャッシュレス投票システム60は、インターネットや電話等からの投票に基づく処理を実行する。従って場外売場システム50及びキャッシュレス投票システム60は、的中投票券決定装置10に対し投票情報を提供する。
【0014】
総合センタ20は、レース情報管理システム31、場内売場システム41、順位入力端末42、場外売場システム50及びキャッシュレス投票システム60から通知された各種情報を管理する場所である。
【0015】
的中投票券決定装置10は、レース結果に基づいて的中投票券を決定する等、後述する処理を実行する。なお、投票券とは一般に馬券、的中投票券とは一般に当たり馬券といわれるものに相当する。
【0016】
次に、的中投票券決定装置10の詳細について説明する。図2は、本発明による的中投票券決定装置の一実施例のハードウェア構成図である。図2の的中投票券決定装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、記憶媒体101と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、演算処理装置104と、インタフェース装置105とを有するように構成される。
【0017】
インタフェース装置105は例えばモデム、ルータ等で構成され、ネットワークに接続するために用いられる。
【0018】
的中投票券決定装置が利用する的中投票券決定プログラムは、CD―ROM等の記憶媒体101によって提供される。的中投票券決定プログラムを記録した記憶媒体101は、ドライブ装置100にセットされ、的中投票券決定プログラムが記憶媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。
【0019】
補助記憶装置102は、インストールされた的中投票券決定プログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。例えば補助記憶装置102は、的中投票券決定プログラムの処理に必要な、後述する各種テーブルを格納している。
【0020】
メモリ装置103は、的中投票券決定装置10の起動時等、的中投票券決定プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102から的中投票券決定プログラムを読み出して格納する。演算処理装置104は、メモリ装置103に格納された的中投票券決定プログラムに従って的中投票券決定装置10に係る機能を実行する。
【0021】
次に的中投票券決定装置10の機能構成例について説明する。図3は本発明による的中投票券決定装置の一実施例の機能構成図を示す。図3において、的中投票券決定装置10は、的中投票券決定手段11と、レース情報受信手段12と、ポイントDB13と、出走情報DB14と、騎手成績DB15と、投票情報受付手段16と、票数合算DB17と、加入者情報DB18とを有する。
【0022】
レース情報受信手段12は、レース情報管理システム31から送信されるレースの情報、即ちレースの出走馬、騎手等の情報を受信し、受信したレース情報に基づいて出走情報DB14の作成、騎手成績DB15の初期化を行う。
【0023】
ポイントDB13は、レースの順位とそれに対応する得点を管理するものである。出走情報DB14は、レース毎の出走馬と騎手等の情報を管理する。的中投票券決定手段11は、順位入力端末42から受信したレースの順位情報とポイントDB13に基づいて、騎手に得点を割り当て、それを騎手成績DB15に格納すると共に、的中投票券を決定し、その結果を場内売場システム41、場外売場システム50及びキャッシュレス投票システム60に通知する。
【0024】
投票情報受付手段16は、場内売場システム41、場外売場システム50及びキャッシュレス投票システム60から受信した投票情報を票数合算DB17と加入者情報DB18に登録する。票数合算DB17は、場内売場システム41、場外売場システム50及びキャッシュレス投票システム60から送信される投票情報を管理するものであり、加入者情報DB18は、キャッシュレス投票システム60を利用可能な投票者の個人情報等が予め登録されているものである。
【0025】
次に本実施例におけるレースについて説明する。本実施例のレースにおいては、投票の対象は馬ではなく、特定の複数のレースにおける騎手の順位を総合した総合成績を対象とする。但し、改めて新たなレースを開催する訳ではなく、現在既に行われている、複数のレースに跨って同じ騎手が参加するイベントを対象とする。即ち、既存のレースを利用して新たなレースを設けるという点で仮想的なレースといえ、以下の説明においては上記のルールに基づく複数のレースから構成されるイベントを仮想シリーズレースと呼び、そのうちの一つのレースを仮想単位レースと呼ぶ。
【0026】
以下、図3の的中投票券決定装置の処理手順について説明していく。
【0027】
図4は、レース情報受信処理の一実施例のフローチャートを示す図である。図4のステップS10において、的中投票券決定装置10のレース情報受信手段12は、レース情報管理システム31から通常のレースのレース情報を受信する。このレース情報には、レースに参加する馬、騎手、開催日、開催場、レース番号等のレースに関する情報が含まれる。
【0028】
ステップS10からステップS20に進み、レース情報受信手段12は、ステップS10で受信したレース情報に基づいて出走情報DB14に出走情報を登録する。
【0029】
図5は、出走情報DBを構成する出走情報テーブルの一例の構成図を示す。図5の出走情報テーブル140は、馬の枠番、馬番、馬の名前である馬名及びその馬に乗る騎手の名前である騎手名等の項目を有し、任意の一レースの情報を管理するものである。また、出走情報テーブル140は、レースを一意に特定する情報として、図中においては「第2回阪神1日目10R(レース)」で示されるレースの識別情報と関連付けられて保存される。出走情報テーブル140においては、馬番1の馬名は「AA」であり、その騎手名は「騎手A」、馬番2の馬名は「BB」であり、その騎手名は「騎手B」であることが分かる。また、枠番1には、馬番1と2の馬、即ち「AA」と「BB」が属し、枠番2には馬番3及び4、枠番3には馬番5及び6、枠番4には馬番7及び8の馬がそれぞれ属している。なお、出走情報テーブル140は、通常の馬を投票の対象とするレースに対するシステムが利用しているものをそのまま利用すれば良い。
【0030】
ステップS20に続いてステップS30に進み、レース情報受信手段12は、受信したレース情報が仮想シリーズレースにおける初戦(最初のレース)であるか否かを判断する。レース情報が仮想シリーズレースにおける2回目以降のレースのものである場合、又はそもそも仮想シリーズレースの対象レースのものではない場合は、レース情報受信手段12は処理を終了する。
【0031】
受信したレース情報が、仮想シリーズレースにおいて初戦のものである場合は、ステップS30に続いてステップS40に進む。ステップS40において、レース情報受信手段12は騎手成績DB15を初期化し、処理を終了する。
【0032】
図6は、騎手成績情報DBを構成する騎手成績テーブルの一例の構成図を示す図である。図6の騎手成績テーブル150は、騎手の枠番、馬における馬番に相当する騎手の騎手番、騎手の名前である騎手名、その騎手がこれまでのレースで獲得したポイント(得点)の総和である合計ポイントをデータ項目として有しており、騎手を対象とした出走表としての機能と、騎手の成績を管理する成績表としての機能を担う。即ち、ステップS40において騎手を対象とした出走表が生成されることになる。
【0033】
騎手成績テーブル150においては、騎手番1の騎手名は「騎手C」であり、以下騎手番順に「騎手B」、「騎手A」、「騎手F」、「騎手H」、「騎手D」、「騎手E」、「騎手G」であることが分かる。また、枠番1には騎手番1と2の騎手、即ち「騎手C」と「騎手B」が属し、騎手番2には「騎手A」と「騎手F」が、騎手番3には「騎手H」と「騎手D」が、騎手番4には「騎手E」と「騎手G」がそれぞれ属している。なお、各騎手の合計ポイントについては、まだレースが開始されていないため、この段階では全て0ポイントとなっている。
【0034】
上述したように、騎手の出走表が確定すると、この仮想シリーズレースの開催が出走表と共にインターネットや競馬新聞等のメディアを通じて公表され、投票の受付が場内売場システム41や場外売場システム50及びキャッシュレス投票システム60において開始される。
【0035】
次に、的中投票券決定装置10における投票受付処理について説明する。図7は、投票受付処理の一実施例のフローチャートを示す。
【0036】
図7のステップS100において、的中投票券決定装置10の投票情報受付手段16は、場外売場システム50又はキャッシュレス投票システム60により投票された投票情報を受信する。この投票とは、いわゆる馬券を買うという行為である。仮想シリーズレースにおいては投票者は騎手の総合成績に対する投票を行うことになる。但し、投票情報は、単にレースを特定するための識別情報と、枠番や騎手番等、投票する対象を特定するための情報のみから構成されるため、通常のレースの場合と変わりはない。なお、キャッシュレス投票システム60は、後述する加入者情報DB18に加入者として予め登録されている投票者が、電話やインターネット等の通信手段により投票を行うための手段である。
【0037】
ステップS100に続いてステップS110に進み、投票情報受付手段16は、投票の受付が締め切りがどうかを判断する。投票の受付の締め切りは、例えば初戦のレースにおける各騎手の騎乗馬が決定されるまでとすれば良い。受付が締め切られている場合には投票情報受付手段16は処理を終了し、締め切られていない場合はステップS120に進む。
【0038】
ステップS120おいて投票情報受付手段16は、投票がキャッシュレス投票システム60から送信されたものか否かを判断する。投票がキャッシュレス投票システム60から送信されたものでない場合は、ステップS140に進む。投票がキャッシュレス投票システムから送信されたものである場合は、ステップS130に進む。
【0039】
ステップS130において、投票情報受付手段16は受信した投票情報を加入者情報DB18に登録し、ステップS140に進む。加入者情報DB18は、キャッシュレス投票システム60により投票可能な投票者の個人情報等が予め登録されているものでる。従って本ステップにおいては、加入者における投票情報、即ち馬券の購入情報が更新されることになる。
【0040】
ステップS140において、投票情報受付手段16は受信した投票情報を票数合算DB17に登録する。票数合算DB17は、票数等の投票状況を管理するものである。
【0041】
仮想シリーズレースにおいては投票の対象が騎手となっているが、上述したように投票情報は、騎手や馬の区別が無い情報となっているため加入者情報DB18に登録する情報や、票数合算DB17に登録する情報についても通常のレースで利用されているものと何ら変わりは無い。従って、加入者情報DB18及び票数合算DB17については通常のレース用のものをそのまま利用すれば良い。なお、票数合算DB17及び加入者情報DB18については一般に通常のレースにおいて利用されているものであるため詳述はしない
ステップS140に続いてステップS150に進み、投票情報受付手段16は、レースが開催される競馬場40の場内売場システム41に票数合算DB17に蓄積されている投票情報を送信する。場内売場システム41は、受信した投票情報と場内売場システム41において投票された投票情報とを合算し、更にオッズを計算して的中投票券決定装置10に送信する。
【0042】
ステップS150に続いてステップS160に進み、投票情報受付手段16は場内売場システム41において合算された投票情報及びオッズを受信する。
【0043】
ステップS160に続いてステップS170に進み、投票情報受付手段16は受信した投票情報及びオッズを票数合算DB17に登録する。
【0044】
上記の処理によって、投票者からの投票情報が票数合算DB17に登録されたことになり、的中投票券決定装置10としてのレース開催前の処理は完了したことになる。
【0045】
次に、実際にレースが開催され、そのレース結果を受信した際と仮想シリーズレースの的中投票券を決定する際の的中投票券決定装置10の処理について説明する。
【0046】
図8は、レース結果受信処理及び的中投票券決定処理の一実施例のフローチャートを示す。図8のステップS200において、的中投票券決定装置10の的中投票券決定手段11は、競馬場40の審判室43において入力されたレース結果としての順位電文を順位入力端末42から受信する。
【0047】
図9は、順位電文の一例の構成図を示す。図9の順位電文400は、レース終了後に順位入力端末42から的中投票券決定装置10に送信されるものであり、その形式は、「開催日/場」を先頭に、図中は「R」で記述されるレース番号、後述するイベントフラグ、及び着順に馬番が続く。なお、図9の順位電文400は通常のレースの順位電文にイベントフラグを追加すれば良い。
【0048】
イベントフラグは、レースが仮想シリーズレースの対象、即ち仮想単位レースであるか否かを示すフラグであり、この項目が空の場合は、仮想単位レースではないことを示す。「S」の場合は仮想単位レースであることを示し、「E」の場合は仮想シリーズレースの最終戦であることを示す。
【0049】
なお、イベントフラグの追加が出来ない場合は、仮想シリーズレースの対象となるレースを順位電文400と同様に「開催日/場」及び「R(レース番号)」により特定するリストを、的中投票券決定手段10において予め管理しておけば良い。この場合、以降に続くイベントフラグにより判断する処理を、そのリストとの対比により代替することができ、順位電文400のイベントフラグの追加は不要となる。
【0050】
ステップS200に続いてステップS210に進み、的中投票券決定手段11は、通常のレースの確定後処理、即ち配当や払い戻しの処理を実行する。図8においては、ここまでの処理は通常のレースで行われている処理であり、以降のステップが仮想シリーズレース用の新たな処理となる。
【0051】
ステップS210に続いてステップS220に進み、的中投票券決定手段11は、順位電文400のイベントフラグを確認して仮想シリーズレースの対象レースかどうかを判断する。対象レースでない場合、即ちイベントフラグが空の場合はステップS200に進み、レース結果の受信待ちとなる。対象レースの場合、即ちイベントフラグが「S」又は「E」の場合はステップS230に進む。
【0052】
ステップS230において的中投票券決定手段11は、順位電文400より取り出した「開催日/場」及び「R(レース番号)」をキーとして図5の出走表情報テーブル140を呼び出す。
【0053】
ステップS230に続いてステップS240に進み、的中投票券決定手段11は、騎手の順位に応じて騎手に得点を加算する。騎手の順位は、出走情報テーブル140と、順位電文400とを参照することにより求めることができる。即ち、順位電文400より1着である馬番4の馬に騎乗していたのは出走情報テーブル140より「騎手D」であり、2着である馬番2の馬に騎乗していたのは、騎手Bであることが分かる。同様にして求めた騎手の順位を示したのが図10である。図10は、騎手の順位を示す図であり、3位以降は、騎手E、騎手A,騎手G、騎手H、騎手C、騎手Fと続いている。
【0054】
また、各騎手のポイントはポイントDB13で管理されているポイントテーブルによって求めることができる。図11は、ポイントDBを構成するポイントテーブルの一例の構成図を示す図である。図11のポイントテーブル130より、着順に20、15、10、9、8、7、6、5のポイントが与えられることになる。
【0055】
上述した騎手の順位とポイントテーブル130より、各騎手のポイントが確定する。図12は、騎手にポイントを追加した騎手成績テーブルの一例の構成図を示す。騎手成績テーブル151より、7着である騎手Cには6ポイント、2着である騎手Bには15ポイント、4着である騎手Aには9ポイントが新たに加算されており、その他の騎手についても順位に応じたポイントが加算されている。2回目以降の仮想単位レースについても、現在のポイントに新たなポイントが加算されていく。
【0056】
図8のステップS240からステップS250に進み、的中投票券決定手段11は、現在処理対象としているレースが仮想シリーズレースの最終レースかどうかを、順位電文400のイベントフラグが「E」か否かを確認することで行う。最終レースでない場合、即ちイベントフラグが「E」でない場合は、ステップS200に進み、新たなレースの結果待ちとなる。最終レースである場合、即ちイベントフラグが「E」である場合はステップS260に進む。
【0057】
ステップS260において的中投票券決定手段11は、図12の騎手成績テーブル151を参照し、合計ポイントの多い順に騎手の最終成績を確定すると共に、的中投票券を確定し、処理を終了する。騎手成績テーブル151に基づく的中投票券を示したのが図13である。図13は、的中投票券を示す図であり、騎手番により表示されている。図13より例えば単勝については「6」、枠連については「2−6」、馬連については「2−6」が的中投票券となっている。以降は通常のレースと同様に的中投票券に対しオッズに従って払い戻しを行えばよい。
【0058】
上述したように、本実施例においては、通常のレースにおけるシステムに対する簡単な変更により、騎手を投票の対象とした新たなレースを開催することができる。また、現実のレースを利用して新たなレースを開催しているため、レースの増設に伴うコストが発生することも無い。更に、従来のシステムに対しる小規模な修正で実現することが可能なため、システム構築のための費用を安く抑えることができる。
【0059】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0060】
なお、以上の説明に関して更に以下のを開示する。
(付記1) コンピュータを用いて、競馬の的中投票券を決定する的中投票券決定方法であって、
前記コンピュータが、複数のレースのレース結果情報から騎手毎の総合成績を計算する騎手総合成績計算段階と、
前記騎手総合成績計算段階において計算された騎手毎の総合成績に基づいて的中投票券を決定する的中投票券決定段階と
を有することを特徴とする的中投票券決定方法。
(付記2) 前記レース結果情報は、少なくとも騎手の順位を含むことを特徴とする付記1記載の的中投票券決定方法。
(付記3) 前記総合成績は、順位毎に割り当てられた得点によって計算することを特徴とする付記1又は2記載の的中投票券決定方法。
(付記4) 前記的中投票券決定段階は、前記総合成績の順位に基づいて的中投票券を決定することを特徴とする付記1乃至3いずれか一項記載の的中投票券決定方法。
(付記5) コンピュータに、
複数のレースのレース結果情報から騎手毎の総合成績を計算する騎手総合成績計算手順と、
前記騎手総合成績計算手順において計算された騎手毎の総合成績に基づいて的中投票券を決定する的中投票券決定手順と
を実行させるための的中投票券決定プログラム。
(付記6) コンピュータに、
複数のレースのレース結果情報から騎手毎の総合成績を計算する騎手総合成績計算手順と、
前記騎手総合成績計算手順において計算された騎手毎の総合成績に基づいて的中投票券を決定する的中投票券決定手順と
を実行させるための的中投票券決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記7) 競馬の的中投票券を決定する的中投票券決定装置であって、
複数のレースのレース結果情報から騎手毎の総合成績を計算する騎手総合成績計算手段と、
前記騎手総合成績計算手段において計算された騎手毎の総合成績に基づいて的中投票券を決定する的中投票券決定手段と
を有することを特徴とする的中投票券決定装置。
【0061】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、複数のレースにおける騎手の総合成績により的中投票券が決定されるため、騎手を対象とした仮想的なレースの開催が可能となる。また、仮想的なレースは従来から行われている通常のレースに基づいているため、既存のシステムを流用することにより構築することができ、システム構築にかかるコストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による的中投票券決定システムの一例の構成図である。
【図2】本発明による的中投票券決定装置の一実施例のハードウェア構成図である。
【図3】本発明による的中投票券決定装置の一実施例の機能構成図である。
【図4】レース情報受信処理の一実施例のフローチャートである。
【図5】出走情報DBを構成する出走情報テーブルの一例の構成図である。
【図6】騎手成績DBを構成する騎手成績テーブルの一例の構成図である。
【図7】投票受付処理の一実施例のフローチャートである。
【図8】レース結果受信処理及び的中投票券決定処理の一実施例のフローチャートである。
【図9】順位電文の一例の構成図である。
【図10】騎手の順位を示す図である。
【図11】ポイントDBを構成するポイントテーブルの一例の構成図である。
【図12】騎手にポイントを追加した騎手成績テーブルの一例の構成図である。
【図13】的中投票券を示す図である。
【符号の説明】
1 的中投票券決定システム
10 的中投票券決定装置
11 的中投票券決定手段
12 レース情報受信手段
13 ポイントDB
14 出走情報DB
15 騎手成績DB
16 投票情報受付手段
17 票数合算DB
18 加入者情報DB
20 総合センタ
30 競馬運営組織
31 レース情報管理システム
40 競馬場
41 場内売場システム
42 順位入力端末
43 審判室
50 場外売場システム
60 キャッシュレス投票システム
70a、70b、70c ネットワーク
100 ドライブ装置
101 記憶媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 演算処理装置
105 インタフェース装置
B バス

Claims (5)

  1. コンピュータを用いて競馬に関する的中投票券を決定する的中投票券決定方法であって、
    前記コンピュータが、複数のレースから構成されるイベントについて騎手を投票対象とした投票券の投票情報の受信に応じ、該投票情報を記憶手段に記録する投票情報受信段階と、
    前記コンピュータが、レースごとに競馬のレース結果情報を受信し、前記レース結果情報に基づいて特定される騎手の順位と記憶手段に記録されている各順位に対応する得点とに基づいて騎手ごとに付与される得点を示す騎手成績情報を記憶手段に記録する得点記録段階と、
    前記コンピュータが、前記複数のレースについて記憶手段に記録された前記騎手成績情報に基づいて、前記投票情報に係る投票券の中から前記イベントにおける的中投票券を決定する的中投票券決定段階とを有することを特徴とする的中投票券決定方法。
  2. 前記的中投票券決定段階は、複数のレース結果の得点の総和に基づいて前記的中投票券を決定することを特徴とする請求項1記載の的中投票券決定方法。
  3. 前記的中投票券決定段階は、記憶手段に記録された枠番と騎手との関連付け情報に基づいて枠番に基づく的中投票券をも決定することを特徴とする請求項1又は2記載の的中投票券決定方法。
  4. 前記投票情報は騎手ごとの識別情報及び騎手を対象とした枠の識別情報の少なくともいずれか一方を含み、
    前記得点記録段階は、馬番に基づく順位を示す前記レース結果情報を受信し、記憶手段に記録されている馬番と騎手の識別情報との関連情報に基づいて騎手の順位を特定することを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の的中投票券決定方法。
  5. コンピュータに、
    複数の競馬のレースから構成されるイベントについて騎手を投票対象とした投票券の投票情報の受信に応じ、該投票情報を記憶手段に記録する投票情報受信手順と、
    レースごとに競馬のレース結果情報を受信し、前記レース結果情報に基づいて特定される騎手の順位と記憶手段に記録されている各順位に対応する得点とに基づいて騎手ごとに付与される得点を示す騎手成績情報を記憶手段に記録する得点記録手順と、
    前記複数のレースについて記憶手段に記録された前記騎手成績情報に基づいて、前記投票情報に係る投票券の中から前記イベントにおける的中投票券を決定する的中投票券決定手順とを実行させるための的中投票券決定プログラム。
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