JP4072774B2 - 二元機能サービスカップリング - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒を冷媒供給源から、通常、冷凍システムに取付けられて、これに接続するチャージポートを通して、冷凍システムへ導くのに使用するサービスカップリングに関する。このサービスカップリングは、また、冷凍システムから冷媒を排出するのにも使用される。
クロロフロオロカーボン(CFCs)及びハイドロクロロフロオロカーボン(HCFCs)等の従来の冷媒は、大気中のオゾンの減少を引き起こすため、厳格に規制されている。既存のCFCs及びHCFCsに代る新たな環境に優しい冷媒の調査により、R134a等のハイドロフルオロカーボン(HFCs)の導入に至った。しかしながら、HFCsは、依然として、比較的高い地球温暖化可能性(GWP)、及び、二酸化炭素及びアンモニア等の天然冷媒との比較における高い使用コストを示す。これらの懸念は、HFCs以外の冷媒を使用する代替冷凍システムの調査の必要性を増大させてきた。自動車用空調産業は、既に、冷媒として二酸化炭素を使用する冷凍システムの開発を通じて、HFCsの置換の試みにとりかかり始めている。
冷媒を冷媒供給源から、冷凍システムの入口すなわち「チャージ」ポートを介して、冷凍システムへ導くのに使用されるサービスカップリング、すなわち、アダプタは、従来技術において周知である。1つの公知のサービスカップリングは、冷凍システムのチャージポートに「迅速結合」できる1つ又はそれ以上の機構を使用する。一旦、結合されると、サービスカップリングのサービスバルブは、チャージポートのポートバルブに係合し、これを作動させて、チャージポートとサービスカップリングとの間の冷媒流路を開く。サービスバルブは、一般的に、サービスカップリングにねじ結合可能な回転ノブによって、ポートバルブに係合するように移動される。
自動車用R134a空調システムのサービスに使用されるような従来のサービスカップリングは、一般的に、約100psi(6.9bar)までの圧力で機能するように設計される。しかしながら、冷媒として二酸化炭素を使用する冷凍システムは、一般的なR134a冷凍システムよりもかなり高い圧力、すなわち、100psi(6.9bar)より高い圧力で作動する。
これらの比較的高い圧力によって、従来のサービスカップリングは、二酸化炭素を使用する冷凍システムに、これを使用するのを一般的に不可能にするいくつかの制限を受ける。1つの制限は、比較的高い冷媒圧力が非常に高い荷重をサービスバルブにかけ、これにより、ノブを回転させるのに極端に大きなトルクを必要とすることである。
もう1つの制限は、サービスカップリングの「迅速結合」機構は、離脱前にサービスカップリングとチャージポートとの間に閉じ込められた加圧された冷媒によって、事実上、作動不可能とされることである。この閉じ込められた圧力は、また、サービスカップリングのチャージポートからの望ましくない激しい離脱を引起す。
更にもう1つの制限は、冷凍システムの排出中に従来のサービスカップリングを通る冷媒の流量が比較的大きいことである。冷媒として二酸化炭素を使用する冷凍システムにおいて、比較的大きい排出流量によって、シールの急激な減圧、すなわち、シールに閉じ込められたガス冷媒の望ましくない急速な膨張が生じることがある。比較的大きい排出流量は、また、チャージポート又はサービスカップリングで「ドライアイス」の生成を引起し、これは、サービスバルブ及びポートバルブの再シールを阻害して、冷媒の漏れを許すことになる。
このため、二酸化炭素を使用するような比較的高圧の冷凍システムをチャージ及び排出するために改良されたサービスカップリングが要求されている。
軸方向に変位可能なポートバルブを含むチャージポートを有する冷凍システムに冷媒供給源を接続するためのサービスカップリングが提供される。このサービスカップリングは、軸に沿って調整端部から出口端部へ延びる中央通路と、この中央通路と冷媒源との間を連通させる両端部の間に配置された横方向ポートを有する本体部分を含んでいる。中央通路には、軸方向に移動可能なバルブハウジングが配置されている。バルブハウジングは、横方向ポートと出口端部と間に配置された第1端部から調整端部の近くに配置された第2端部へ延びている。バルブハウジングは、これを通して第1端部から第2端部へ延びる少なくとも1つの圧力バランス通路を含み、サービスバルブがバルブハウジング内に気密的に係合されている。バルブハウジングを調整端部へ向う後方位置から出口端部ヘ向う前方位置へ移動させるためのアクチュエータが設けられている。前方位置へ向うバルブハウジングの軸方向の移動は、サービスバルブを押圧し、ポートバルブをチャージポートのシール係合から解放し、サービスバルブをバルブハウジングのシール係合から解放して、冷媒流路を開く。また、バルブハウジングの前方位置への軸方向の移動は、バルブハウジングの第2端部と本体部分との間に隙間を生じさせる。この隙間は、バルブハウジングを通して延びる少なくとも1つの通路によって冷媒流路に接続されて、バルブハウジングの両端部の圧力がほぼバランスされる。バルブハウジングの両側の圧力バランスの結果、中央通路の中でバルブハウジングを移動させるのに、最小限の力のみが必要となる。
本発明のもう1つの実施形態では、サービスカップリングには、離脱前にサービスカップリングとチャージポートとの間に閉じ込められた加圧された冷媒を通気するための少なくとも1つのブリード通路が設けられている。バルブハウジングの前方位置への移動は、ブリード通路をシールするのに対して、バルブハウジングの後方位置への移動は、流路を閉じて、チャージポートとサービスカップリングとの間に閉じ込められた残りの冷媒がブリード通路を通して開放されるようにする。
本発明の更にもう1つの実施形態では、横方向ポートには、サービスカップリングを冷媒供給/排出システムに接続するためのカップリング部材が設けられている。このカップリング部材は、チェックバルブ、すなわち、横方向ポートを通る第1方向の冷媒の流れを制限し、横方向ポートを通る第1方向とは反対の第2方向の冷媒の流れをほぼ制限することなく許容するように構成されたリストリクタを含んでいる。
本発明のもう1つの実施形態では、チャージポートは、プッシュ−タイプのバルブ又はスクリュ−タイプのバルブのいずれかを含むことができる。バルブ本体は、追加的な機能性を有するシャフトであり、バルブハウジングは、そのバルブの固定配置された本体部分と協働する安全スリーブを備えている。このサービスカップリングは、操作上、いずれかのタイプのバルブと同様の方法で作動する。
利点の中で、本発明のサービスカップリングの新規な設計は、最小限の力で比較的高圧システムのチャージポートとサービスカップリングとの間で冷媒流路を開くことができるようにする。もう1つの利点は、サービスバルブ及びポートバルブが閉じた後、チャージポートとサービスカップリングとの間に閉じ込められた冷媒が自動的に通気され、チャージポートからのサービスカップリングの簡単かつ激しくない離脱を可能にすることである。更にもう1つの利点は、冷凍システムから排出される冷媒の流量がチェックバルブによって容易に制御されて、急激な減圧の発生、すなわち、ドライアイスの生成が最小限になることである。
本発明の様々な追加の特徴及び利点は、添付の図面を参照して読んだとき、以下の好ましい実施形態の詳細な説明から、当業者に明らかになるであろう。
図1を参照して、チャージポート22に取付けられるサービスカップリング20が設けられており、これは、チャージポート22が接続された冷凍システムに導入される冷媒の入口として機能する。一体に結合されたとき、サービスカップリング20とチャージポート22とは共通の縦軸A−Aを呈する。
チャージポート22は、一般的なタイプとすることができ、それ自体及びその中に本発明の一部を形成していない。しかしながら、チャージポート22のより良い理解は、サービスカップリング20の作動の説明を補助するであろう。
チャージポート22は、これを貫通して入口端部28から出口端部30へ延びる中央通路26を有する本体24を含んでいる。図5に示されるように、中央通路26は、それぞれバルブコア40に設けられた縮径された円筒状バルブシート32と、高分子シール要素36を係合するための内側ねじ34と、外側ねじ38とを含んでいる。
引続き図5を参照して、バルブコア40は、ポートバルブ44がその中に摺動可能に配置されるコア本体42を含んでいる。ポートバルブ44の第1端部46は、コア本体42を越えて外側へ延び、ポートバルブ44の第2端部48は、シール部材50に連結されている。圧縮スプリング52は、ポートバルブ44の環状リップ54とコア本体42の径方向肩部56との間に延びて、ポートバルブ44を入口端部28へ向って弾性的に付勢して、シール部材50をコア本体42に気密的に係合させている。ポートバルブ44の出口端部30(図5で見て左)へ向う移動は、シール部材50をコア本体42から離間させ、これにより、(図2に示されるように)バルブコア40が開いて、チャージポート22を通る冷媒の流れを許容する。
図1を参照して、サービスカップリング20は、調整端部60から出口端部62へ延びる本体部分58を含んでいる。中央通路64は、調整端部60から出口端部62へ延びて、本体部分58の調整端部60と出口端部62との間に形成された横方向供給ホースポート66に接続されている。本体部分58には、調整端部60に隣接して、ねじ部68が外側に配置されている。回転可能なノブ70は、調整端部60に配置され、ねじ部68に係合される内側ねじ部72及び調整端部60を越えて軸方向に延びる拡大された把持部74を含んでいる。
本体部分58の中央通路64には、調整端部60の付近の第1内径部76と、出口端部62の付近の第2内径部78と、横方向ポート66に整合する拡径された環状溝80とが設けられている。中央通路64内には、第1内径部76の内側に緊密であるが摺動可能に受入れられる寸法とされたバルブハウジング82が配置されている。バルブハウジング82は、軸A−Aに共通の中心軸を有する略円筒状の本体84と、軸A−Aにそって本体84から外側に突出する調整ポスト86とを含んでいる。本体84は、内部に肩部90を内側へ延ばした内側キャビティ88及び内側ねじ部92を含んでいる。複数の流通穴94が軸A−Aに対してほぼ直角に本体84を貫通するように配置されて、キャビティ88を横切っている。また、本体84は、本体84の一端部から他端部へ延びる少なくとも1つのバランス通路96(図1乃至3に破線で示される)を含んでいる。通路96は、複数の流通穴94の間に配置されて、通路96と流通穴94とが交差しないようになっている。
バルブハウジング82は、ノブ70に連結されて、ノブ70が本体部分58にねじ込まれ、また、緩められることによって、これと一体に移動する。好ましい実施形態においては、調整ポスト86の一部は、本体部分58の穴98及びノブ70の軸方向に整合された穴100を貫通して延びている。一対のワッシャ102がノブ70の両側の調整ポスト86上に配置されている。回転中にワッシャ102及びノブ70が調整ポスト86から脱落しないように、サービスカップリング20の組立中、調整ポスト86の先端部104は、スエージ加工すなわち変形される。ワッシャ102は、ノブ70に対して摺動して、ノブ70が調整ポスト86に対して回転可能としている。
ノブ70の回転及びねじ部68とねじ部72との相互の係合による軸方向移動により、バルブハウジング82は、(1)ノブ70が所定の第1方向に回転したとき、調整端部60(図1〜3において右)に向って後方位置へ軸方向に移動し、(2)ノブ70が反対方向に回転したとき、出口端部62に向って前方位置へ移動する。バルブハウジング82の調整端部60へ向う過度の後退は、バルブハウジング82が本体部分58の第1内径76と穴98との間に形成された肩部106に当接することによって防止される。
チャージポート22及びバルブハウジング82の外径により、本体部分58は、サービスカップリング20の組立を容易にするため、追加的に2つ又はそれ以上の部分に分割してもよい。図1〜3に示されるように、本体部分58は、好ましくは、第1内径76を含む第1部分108と、第2内径78を含む第2部分110とに分割される。第2部分110は、組立中に、第1部分108の外側ねじ部114がねじ込まれる内側ねじ部112を含んでいる。図1〜3に示される実施形態においては、バルブハウジング82の外径が第2内径78よりも大きいので、バルブハウジング82は、第2部分110を第1部分108に結合する前に、第1部分108に組み付けられる。しかしながら、本発明の他の実施形態(図示せず)では、バルブハウジング82は、本体部分58を単一部材として製造できるようにするため、第2内径78よりも小さい外径とすることもできる。
バルブハウジング82のキャビティ88の中には、シール部材116及び圧縮スプリング等の弾性圧縮部材120によってシール部材116に対して付勢されたサービスバルブ118が挿入されている。シール部材116は、好ましくは、EPDMゴム又はPTFE等の高分子材料で製造され、内側に向けられた肩部90を押圧している。シール部材116は、好ましくは、図1〜3に示されるように、平坦な環状のガスケットであり、あるいは、O−リングとすることができる。サービスバルブ118は、そこから延びてシール部材116に気密的に係合して、サービスカップリング20を通る冷媒の流れを阻止する略円錐状のシート122を含んでいる。弾性圧縮部材120の一端部は、シート122の肩部124を押圧し、他端部は、キャビティ88の内壁を押圧する。
また、バルブリテーナ128がキャビティ88に受入れられて、バルブハウジング82のキャビティ88内に、シール部材116、サービスバルブ118及び弾性圧縮部材120を保持する。バルブリテーナ128は、好ましくは、サービスバルブ118が貫通して延びる案内部分130及びキャビティ88の内側ねじ部92に係合する外側ねじ部134を有する円筒状ベース部分132を含んでいる。案内部分130は、サービスバルブ118を支持するのに充分な幅を有し、更に、図2に示されるように、冷媒の通路ができるように充分に狭い幅を有する略長方形である。バルブリテーナ128のベース部分132は、シール部材116を押圧して、シール部材116を肩部90に当接させて保持している。
図6及び7を参照すると、バルブハウジング82の他の実施形態が詳細に示されている。この実施形態では、サービスバルブ118、シール部材116及びバルブリテーナ128は、バルブコアアセンブリ138を備えている。バルブコアアセンブリ138は、チャージポート22において上述されたバルブコア40とほぼ同様にすることができるが、これ限定される必要はない。したがって、他のバルブコアアセンブリの設計、例えば一般にタイヤステムにみられるようなものを本発明に使用することも可能である。個々の部品116、118及び128の代わりに、バルブコアアセンブリ138を使用することは、1つ又はそれ以上の製造工程を省略し、また、消耗又は損傷したシールの交換を簡単にする点で有利である。
再度図1を参照して、穴98の内壁に配置された第1内周溝142に、環状シール要素140が配置されて、バルブハウジング82が出口端部62に向って前進位置へ移動されたとき、冷媒の漏れを実質的に防止している。同様に、調整端部60側及び横方向ポート66の出口端部側の本体部分58に、一対の環状シール要素144が設けられている。シール要素144は、バルブハウジング82を押圧して、本体部分58とバルブハウジング82との間の冷媒の流通を実質的に阻止している。シール要素140及び144は、従来技術において公知のように、一般的なゴムのO−リング又はPTFEのスプリング付勢された「U−カップ」とすることができる。
本体部分58、より具体的には、第2部分110は、好ましくは、O−リング等の環状シール部材150を保持する内向きの肩部148を含んでいる。シール部材150は、チャージポート22がサービスカップリング20に受入れられたとき、チャージポート22に気密的に係合して、チャージポート22とサービスカップリング20との間の冷媒の漏れをシールする。シール部材150は、肩部148及び第1内径76の外向きの溝154の中に受入れられたスナップリング152によって、通路64の中でほぼ軸方向の移動が制限されている。
図3を参照して、横方向ポート66には、好ましくは、サービスカップリング20を冷媒供給源(図示せず)に接続するためのカップリング部材156が設けられている。好ましい実施形態では、カップリング部材156の外側端部158は、サービスホース又は一般的な冷媒供給/排出システムから冷媒を移送するための他の導管の管継手161を取付ける雌カップリング160に適合するように形成されている。図2及び3に示されたカップリング部材156の設計は、本発明の範囲を限定することを意図せず、一般的なねじ付雌アダプタ等の他の構造を含む。
カップリング部材156の中には、サービスカップリング20を通してチャージポート22から流出する冷媒の流量を調整するチェックバルブ、すなわち、リストリクタ162が配置されている。図4を参照して、リストリクタ162は、所望の冷媒流量に対応する所定の直径を有する軸方向の細いダクト166を含んでいる。リストリクタ162には、カップリング部材156の内表面170と協働して、冷媒を自由に流す複数の流通溝172(図4に最もよく示される)を形成する複数の径方向のフィン168が設けられている。カップリング部材156のテーパ表面176と雌カップリング160の肩部178との間に形成された空隙174(図3に最もよく示される)は、リストリクタ162の制限された軸方向移動を可能としている。図2に示されるように、冷媒供給/排出システムからサービスカップリング20に冷媒が流入するとき、リストリクタ162は、テーパ表面176に押付けられて、流通溝172を通して、ほぼ制限されない冷媒の流れを許容する。あるいは、チャージポート22からサービスカップリング20に冷媒が流入するとき、リストリクタ162は、肩部178に押付けられ、これにより、細いダクト166を通して冷媒の流れを制限する。
再度図1を参照して、サービスカップリング20は、好ましくは、本体部分58の出口端部62に隣接する壁部に形成された径方向穴182の中に配置された複数のディテントボール180によって、チャージポート22に接続される。環状のロックスリーブ184が出口端部62に隣接する本体部分58を取囲んで、この上を軸方向に摺動可能となっている。ロックスリーブ184には、円錐カム表面188を有する内向きのフランジ186が設けられ、円錐カム表面188は、そこから出口端部62へ向って外側へ広がっている。圧縮スプリング又は同様物等の弾性部材190は、ロックスリーブ184を出口端部62へ向って付勢している。本体部分58の外方へ向けられたフランジ194と協働する肩部192がフランジ186から径方向外側へ延びて、弾性部材190が内部に配置される室196を形成し、ロックスリーブ184を出口端部62へ向って弾性的に付勢する。
フランジ194に隣接する本体部分58の領域には、好ましくは、保持リング200が配置される内向きの環状溝198が設けられている。保持リング200は、フランジ194及びロックスリーブ184上の肩部202の両方に当接し、図1に示されるように、本体部分58からロックスリーブ184が外れるのを防止する。あるいは、保持リング200と組合せて、第2保持リング204が出口端部62の付近の溝206に設けられるようにすることもでき、これが本体部分58からロックスリーブ184が外れるのを防止するように機能する。
サービスカップリング20には、好ましくは、インタロックスリーブ208が設けられて、冷媒流路が開いたとき、サービスカップリング20のチャージポート22からの意図しない離脱を防止する。図1〜3を参照して、インタロックスリーブ208は、本体部分58の外径212よりも僅かに大きい内径210を有する略円筒状の部材である。インタロックスリーブ208には、カップリング部材156の直径よりも僅かに大きい幅を有する溝214が設けられている。インタロックスリーブ208の第1端部216は、ロックスリーブ184に係合し、また、インタロックスリーブ208の第2端部218は、ノブ70に係合する。図2を参照して、ノブ70がサービスバルブ118及びポートバルブ44を開く位置へ回転されたとき、インタロックスリーブ208は、ロックスリーブ184に当接して、ロックスリーブ184がチャージポート22を解放する位置へ後退するのを防止する。一方、図3に示されるように、ノブ70がサービスバルブ118及びポートバルブ44を閉じる位置へ回転されたとき、インタロックスリーブ208は、ロックスリーブ184がチャージポート22を解放する位置へ本体部分58上を摺動することができる。
操作において、サービスカップリング20がチャージポート22から離脱されたとき、図2に示されるように、ロックスリーブ184は、その非後退位置、すなわち、前方位置となり、弾性部材190の付勢力によってその位置に保持される。サービスカップリング20は、図3に示されるように、後退したロックスリーブ184によってチャージポート20に係合することができ、これによって、サービスカップリング20がチャージポート22に係合したとき、ディテントボール180が外側へ移動できるようになる。
サービスカップリング20がチャージポート22に係合したとき、チャージポート22の入口端部28は、サービスカップリング20の出口端部62内に入って、シール部材150に気密的に係合する。チャージポート22の調整端部60へ向う更なる軸方向の移動によって、ディテントボール180は、チャージポート22の溝222に径方向に一致するまでチャージポート22の肩部220に乗り上げる。ディテントボール180は、弾性部材190の付勢及びディテントボール180を径方向内側へ押圧する円錐カム表面188の働きに応答して、出口端部62へ向うロックスリーブ184の付勢によって、径方向内側へ押圧される。ディテントボール180は、チャージポートの入口端部28から最も離された肩部220の一側に係合して、サービスカップリング20をチャージポート22に締結する。
図1に示されるように、サービスカップリング20とチャージポート22とがこのように結合されることによって、結合された部品を通る冷媒の流れが無いことに注目すべきである。このように、チャージポート22の中で、シール部材50は、コア本体42と気密的に係合され、また、サービスカップリング20の中で、サービスバルブ118は、シール部材116と気密的に係合される。
サービスバルブ118及びポートバルブ44が開く前に、サービスカップリング20は、冷媒供給/排出システムに取付けられたサービスホース又は他の導管を通して加圧される。横方向ポート66の両側のシール部材144は、本体部分58とバルブハウジング82との間を冷媒が通過するのを阻止する。これにより、サービスカップリング20を開くノブ70の回転を妨げるバルブアセンブリ82の軸方向に作用する圧力が存在しない。
サービスカップリング20及びチャージポート22を開弁して、横方向ポート66を通して冷媒を流通させるため、ノブ70は、所定の第1方向に回転されて、図2に示される位置へ軸方向に移動される。このようなノブ70の回転は、ハウジング82がシール部材140、144に接触することによるその回転に対する摩擦抵抗の結果、バルブハウジングの実質的な回転を生じさせない。バルブハウジング82の図1の位置から図2の位置への軸方向の移動は、サービスバルブ118をポートバルブ44に直接、係合させる。
一旦、サービスバルブ118がポートバルブ44に接触すると、ポートバルブ44に作用する冷凍システムの圧力によって、バルブ118、44の更なる軸方向の移動に抵抗が存在する。しかしながら、この抵抗は、ポートバルブ44の比較的小さい直径によって、一般的に取るに足らないものである。図2を参照して、バルブ118及び44が開き始めると、チャージポート22とバルブハウジング82との間に形成された第1キャビティ224は、加圧された冷媒で急速に満たされる。殆ど同時に、通路96は、バルブハウジング82と肩部106との間に形成された第2キャビティすなわち空隙226を同じ圧力に到達できるようにする。バルブハウジング82の両側の圧力がほぼバランスされる結果、最小限の軸力(一般的に、合成された圧縮バルブスプリングの付勢力)のみがノブ70に作用する。これにより、受けるトルクの大きさは、全てノブ70の回転に必要なものである。所定の第1方向へのノブ70の完全な回転によって、サービスバルブ118及びポートバルブ44が完全後退、すなわち、「開弁」位置へ作動される。
サービスバルブ118及びポートバルブ44の両方に付与される付勢力によって、サービスバルブ118が全「開」位置へ作動されない可能性がある。サービスバルブ118が完全に作動されるのを確実にするため、バルブハウジング82を超えて外側へ延びるサービスバルブ118の部分を貫通するダウエルピン228を設けてもよい。サービスカップリング20へのチャージポート22の挿入中に、チャージポート22の入口端部28は、ダウエルピン228に係合して、サービスバルブ118を図2に示される全「開」位置へ作動させる。
サービスカップリング20をチャージポート22から離脱するため、ノブ70を回転させ、ロックスリーブ184を図3に示される位置へ手動で後退させることが単純に必要である。この後退は、ロックスリーブ184の肩部188をディテントボール180との係合から解除し、これにより、ディテントボール180を拡径された円筒状壁部182に整合して、ディテントボール180が径方向外側へ移動して、これらをチャージポート22の肩部220から離脱できるようにする。しかしながら、第1キャビティ224に閉じ込められた冷媒の圧力によって、ロックスリーブ184の手動による後退は、不可能ではないが困難とされる。この閉じ込められた冷媒は、チャージポート22に軸方向の力を付与し、これは、ディテントボール180を介してロックスリーブ184へ方向が変えられる。このため、サービスカップリング20を離脱する前に、第1キャビティ224に閉じ込められた圧力を通気する必要がある。
第1キャビティ224の圧力を減少させるため、第1キャビティ224とサービスカップリング20の外部との間に圧力ブリード通路230が設けられている。本発明の好ましい実施形態では、圧力ブリード通路230は、図2及び3に示されるように、通路96と調整ポスト86の外部表面との間に延びている。バルブハウジング82が出口端部62へ向って前方位置へ移動されたとき、圧力ブリード通路230は、図2に示されるように、縦方向の通路96を補助して第1キャビティ224を第2キャビティ226に接続する。バルブハウジング82が調整端部60に向って後方位置へ移動されたとき、圧力ブリード通路230は、図3に示すように、シール部材142を超えて延びて、第1キャビティ224の圧力が大気に通気されるようにする。従来のサービスカップリングの特性であるような冷媒の周囲環境へ放出は、非常に小さい。他の実施形態においては、図8に示されるように、圧力ブリード通路230´又は230´´が調整ポスト86を貫通して設けられ、バルブハウジング82が後方位置へ移動されたとき、第2キャビティ226の圧力が大気に通気されるようになっている。
これとは別に、又は、図1及び8に示されたブリード通路構造と組合せて、図6及び7に示されるように、少なくとも1つのブリード通路232が本体部分58を直接貫通するように設けられて、第1キャビティ224の圧力を大気に通気するようにしてもよい。この実施形態では、バルブハウジング82が前方位置へ移動したとき、バルブハウジング82に対するシールを行うために、圧力ブリード通路232の下流の本体部分58には追加のシール部材234が必要である。図7に示されるように、バルブハウジング82が調整端部60に向って後方位置に後退されたとき、シール部材234は、バルブハウジング82から離間して、第1キャビティ224に閉じ込められた圧力をブリード通路232を通して開放する。
図8を参照すると、本発明のもう1つの他の実施形態が詳細に示されている。この実施形態では、サービスカップリング20には、サービスカップリング20をチャージポート22に締結するために、後退可能なロックスリーブ184の代りに回転可能なナット236が設けられている。ナット236には、チャージポート22の外側ねじ表面240に係合する内側ねじ表面238が設けられている。ナット236は、また、本体部分58の内向き溝242に係合するアンカー部分241を含んでいる。アンカー部分241は、ナット236が本体部分58に対して回転できるが、軸方向の移動を阻止するようにする。チャージポート22の不用意な離脱を防止するため、インタロックスリーブ208には、インタロックスリーブ208がノブ70の回転によって前方へ移動されたとき、ナット236の外側スプライン表面(図示せず)に係合する内側スプライン表面を設けることができる。
図9を参照すると、本発明の他の実施形態が詳細に示されている。この実施形態では、サービスカップリング20は、チャージポート22の不用意な離脱を防止するためのインタロックスリーブ208を含んでいない。代りに、バルブハウジング82が出口端部62へ向って移動されたとき、径方向外側へ延びる径方向に移動可能なピン244が本体部分58に設けられて、ロックスリーブ184がチャージポート22を離脱する位置に摺動するのを防止している。図9に示されるように、ピン244の内側端部246には、面取りされた頭部248が設けられている。冷媒の放出は、ピン244と本体部分58との間のO−リング等の少なくとも1つのシール部材250の使用によって、実質的に防止される。バルブハウジング82には、バルブハウジング82が出口端部62へ向って前方位置に移動されたとき、頭部248に係合する面取りされた端部252が設けられている。この係合は、単独又はサービスバルブ118及びポートバルブ44の開弁によってバルブハウジング82と本体部分58との間に存在する冷媒の圧力と組合わさって、ピン244を本体部分58から突出する位置まで外側に移動させる。突出位置のピン244は、バルブ118及び44が開弁したとき、ロックスリーブ184に係合して、ロックスリーブ184の不用意の後退を防止する。一旦、バルブハウジング82が調整端部60へ向う後方位置に移動されて、バルブ188が閉弁されると、ロックスリーブ184は、ピン244を本体部分58に押し込んで、後退することができる。
本発明の更に他の実施形態として、二元機能サービスカップリング20´が図10乃至14に示されている。上述の実施形態では、雄チャージポート22´は、プッシュ−ピンタイプのバルブ44を含んでいる。しかしながら、以下に説明するように、ある状況下においては、スクリュ−タイプのバルブを組入れることが望ましい。また、上述の実施形態において、「バルブアセンブリ」は、ノブ70の直接的な連結によって軸方向に移動されるバルブハウジング82からなる。ハウジング82は、ダウエルピン228を有するばね付勢されたバルブ118を含み、これは、雄サービスポート本体によって押し開かれ、次いで、雄サービスポートバルブを押し開く。
以下に説明する実施形態は、「バルブアセンブリ」がノブの直接結合によって軸方向に移動されるシャフトからなるものとは異なる。ばね付勢された安全スリーブが、シャフトと連動してバルブ機能を実行する。雄サービスポートバルブがシャフトによって押し開かれ、同時に、安全スリーブが雄サービスポートの端部に接触したとき、安全スリーブが開かれる。通常のアクチュエータはノブである。この実施形態のより詳細な説明は、添付図面に基づき、具体的な要素の符号に従ってなされる。
スクリュ−タイプバルブ302は、ポート22´の内周面と、このバルブ302の外周面との間で噛合うねじ部303、304を利用して、このバルブをチャージポート22´内に保持する。ねじ部303、304は、第1方向(例えば左)にねじが形成されているのに対して、シャフトに関連するねじ部は、反対方向(例えば右)にねじが形成されている。また、保持リング305は、バルブ302が、リング305に係合するねじ部304の端部面取り部を有するポート22´から、ねじが緩められ続けたとき、バルブ302のポート22´からの不用意な離脱を防止するように設けられている。
バルブ302の内周面306及びシャフト350の先端部分356の外周面307は、「六角」、「へクスローブ」又はその他の適当なデザインの六角ドライブ要素に適合している。この六角ドライブが係合したとき、非円形の雄及び雌要素306、307は、ねじ部303、304としてのポート22´に対してバルブ302が回転して、バルブ302がポート22´の中で軸A−Aに沿って縦方向に移動できるようにする。カップリング20´は、チャージポート22´に含まれるのがプッシュ−ピンタイプバルブ44であれ、スクリュ−タイプバルブ302であれ、同様に作動するように設計されている。これにより、サービス技術者は、システムに含まれるチャージポートバルブのタイプが何であるかを知り、又は、注意する必要がない。説明のため、図面のチャージポート22´には、両方のタイプのバルブ部分が示されているが、実際問題として、これらのバルブのいずれかがチャージポートに一般的に含まれている。上述の要素部材は、現実的な範囲でカップリング20´に含まれ、また、特記された場合を除いて、上述のものと同じ目的を有している。
図10、10A及び10Bに最もよく見られるように、サービスカップリング20´は、調整端部60から出口端部62へ延びて、適当な位置に固定的に保持された本体部分58´を含んでいる。もう一度述べると、本体部分58´について、これは、2つの部分108´及び110を含み、部分110は、本質的に上述のものと同一である。しかしながら、部分108´は、多くの相違点を有している。先ず、これは、断面形状が幾分「J」状で、径方向外側部を有し、内径76によって形成された内側表面と外径212によって形成された外側表面との間に形成された縦方向に延びる脚部308である。脚部308は、少なくとも1つの外側表面から内側表面へこれを貫通して延びる流通穴94を含み、流通穴94の両側の内側表面には径方向の溝310が配置され、これらの溝310は、環状のシール要素A、Bを受入れるようになっている。エラストマーのO−リングが図示されているが、特にCO2の適用について急激な減圧を解消するために、上述のPTFEのばね付勢された「U−カップ」等の他のタイプのシールを必要としてもよい。ウェブ312は、脚部308を両方の溝から縦方向に間隔をもった端部で終わる短い径方向内側脚部314に連結している。3次元的に、要素308及び314は、略円筒状で、要素314が要素308の径方向内側になり、これらの間にウェブ312が配置されている。これにより、2つの脚部308、314及びウェブ312は、キャビティ318を形成している。通気穴320は、ウェブ312に隣接して図示された断面の脚部308を貫通して延びて、キャビティ318の中で終わっている。スプリング等の弾性部材322は、キャビティ318の中に保持されて、一端がウェブ312に係合し、他端がキャビティ318の外側へ縦方向に延びている。
バルブハウジングとして作動する安全スリーブ324は、脚部314の端部に隣接して配置されて、キャビティ318の外側の脚部308の内側表面に、面して接触している。径方向外側表面326は、シール要素A及びBに係合している。安全スリーブ324は、第1端部328と第2端部330との間に形成され、1つ又はそれ以上のブリード穴332が2つの端部328、330の間で安全スリーブ324を縦方向に貫通して延びている。第2端部330は、本体部分の脚部314の端部316に選択的に接触し、かつ、スプリング322に常時接触して、以下に説明するように、閉弁位置及びチャージポート22´へ向って付勢されている。安全スリーブ324は、また、外側表面から延びて内側径方向表面336で終わる1つ又はそれ以上の流通穴334を含んでいる。流通穴334は、ブリード穴332と交差しない。安全スリーブ324は、第1端部328に隣接して、薄い先端部分338を有している。先端部分338と流通穴334との間には、角度が付けられた面取り部340及び縦方向に平坦に延びる頂部342を含む移行区間が配置されている。好ましくは、頂部342は、内径表面336よりも小さい内径を含んでいる。安全スリーブ324の端部330が本体部分の脚部314の端部に接触したとき、シール要素Dと係合する面取り部340及び頂部342の間の選択的な相互作用がシャフト350の後方への移動を制限する。
第2端部330に隣接するスリーブ324の内径表面及び端部316に隣接する脚部314は、シール要素C及びFをそれぞれ保持する溝343を含んでいる。シール要素C及びFは、安全スリーブ324と脚部314との間の境界点の両側に配置されて、安全スリーブ324が脚部314に係合してブリード穴332を除いてキャビティ318をシールしたとき、キャビティ318への流体の流れの一部を阻止する。シール要素の更なる特徴は、サービスカップリング20´の機能的な位置と組み合わせて以下に説明する。
縦方向に延びるシャフト350は、サービスバルブ118として作動するが、更に追加の機能を含んでいる。これは、安全スリーブ324の圧力バランス通路332の径方向内側に形成された内側通路内に受入れられる。シャフト350は、第1端部352と第2端部354との間に延びている。六角要素307は、第1端部352に隣接するシャフト350の外側表面に配置され、以下に更に詳細に説明するように、これが、このタイプのバルブを含むとき、対応するねじ付バルブ302の補足的な六角要素306に嵌合して、チャージポート22´を開閉する。プッシュ−ピンタイプのバルブが使用されるとき、第1端部352がそのバルブに係合して、以下に更に詳細に説明するように、バルブを開閉する。
シャフト350は、六角要素307に隣接する角度が付けられた面取り部358及び頂部360によって形成される移行区間を含む外径を有する第1端部352に隣接する先端部分356を含んでいる。頂部360は、先端部分356の直径よりも大きい外径及び縦方向に延びる平坦部分を有している。溝362は、移行区間に隣接して配置され、溝の壁部の1つを形成する頂部360に隣接する肩部364でほぼ直角にはっきりと角付けられている。シール部材Dは、肩部364に当接して配置されている。一般的に、シール部材Dは、肩部364に接着されている。しかしながら、溝タイプの構造を使用することもできる。頂部342と360とのそれぞれの相対的な直径は、安全スリーブ324の移行区間及びシャフト350のそれぞれの相対的な縦方向の位置と同様であり、その結果、以下に詳細に説明するように、シール部材Dが面取り部340に対して選択的に係合する。シャフト350は、ねじ部370、372を使用して、ウェブ312に隣接するバルブ本体部分108´の脚部にねじ係合し、これらのねじ部370、372は、ねじ部303、304と反対にねじが形成されて、シャフト350のバルブボディ58´に対する縦方向の移動を許容している。
図10Bに最もよく見られるように、シャフト350の中の嵌合穴内に配置された1つ又はそれ以上の周方向に間隔をもって外側へ延びるドライブピン374がねじ部370、372とシャフト350の端部354との間に配置されている。ドライブピン374は、回転可能なノブ70´の中に配置されたドライブスロット376に係合するようになっている。シャフトの端部354から延びてドライブピン374の間に配置されたシャフトスリーブ378は、シャフト350にピン結合、あるいは、締結されており、また、前壁382にほぼ直角にはっきりと角付けられた前部溝380と、前部溝380の後壁を形成するかなりの角度が付けられた傾斜部384と、傾斜部384に隣接して縦方向に平坦に延びる頂部386と、頂部の他の縦方向端部に隣接して傾斜部384よりも浅い角度を有し、溝の反対側の端部ではっきりと角付けられ、ほぼ直角の壁部392を有する後部溝で終わる肩部388とを含んでいる。シャフト350は、シャフトスリーブ378の使用に依存するよりも、むしろ、直接的に図示された要素を含むことができる。
ノブ70´は、保持リングを受入れられる単純な保持リング溝394を含み、以下に詳細に説明するように、このノブ70´が結合位置と解放位置との間で縦方向に移動することにより、保持リング396が前部溝380と後部溝390との間で移動するようになっている。シャフトスリーブ378は、トルクを制御する保持リング396の寸法に柔軟性をもたせるために、図示の実施形態に含まれているが、必要としなくてもよい。ノブ70´の内径表面392は、シール部材G及びHを保持する縦方向に配置された2つの溝393を含んでいる。シール部材G及びHは、本体部分58´の脚部308の外側表面に選択的に係合し、通気穴320がこれらの間に配置されたとき、直径212によって形成される液密的なシールを提供する。ノブ70´の縦方向内側端部398は、最適な面取り部400を含み、ノブ70´がその完全に後退された方向にあるとき、通気穴320は、外部の大気に開放される。
図10は、ノブ70´が完全に後退された離脱位置にある2元機能サービスカップリング20´を示している。シールA乃至Dは、ノブ70の位置にかかわらず、加圧された供給ホースポート66からの漏れを防止するように働く。チャージポート22´への取付け前に、カップリング20´は、サービス機器に取付けられる供給ホース450を通して加圧されることが多い。流通穴94の両側にあるシールA及びBは、同じ直径でシールして、安全スリーブ324と本体部分58´との間の漏れを防止する。シールC及びDは、シャフト350と安全スリーブ324との間の漏れを防止する。このシール構造の結果、安全スリーブ324の圧力がほぼバランスされて、弾性部材322の付勢力のみが安全スリーブを閉位置にあるシールDに当接させて保持するために作用する。このような配置がノブ70´を回転させるのに必要な回転力を最小限にする。図10又は11の位置では、他の4つのシールE乃至Hは、加圧されていない。
図10において、ノブ70´は、順次、シャフト350に固定的に連結されたシャフトスリーブ378の後部溝390に配置されたノブ保持リング396と共に完全に後退されている。シャフト350に保持されたドライブピン374及びこれを介する全ての手段は、ノブ70´の対応するドライブスロット376から離脱される。これにより、ノブ70は、自由に回転させることができる。
通気穴320は、覆われず、ノブ70´がサービス用の図示の位置へ移動されたとき、閉じ込められた圧力を逃すことができるようにしている。解放スリーブ184は、既に上述したように、後退されて、雄チャージポート22´との結合及び離脱を行うことができるようにしている。
図11は、安全スリーブ324の機能を示している。図において、ノブ70´は、その離脱位置から前進されているが、バルブは、引続き図10のように閉じている。チャージポート22´は、カップリング20´に接続されていない。通気穴320は、閉じられ、ノブ70´の内周面の溝393に受入れられたシール要素GとHの間でシールされている。保持リング396は、前部溝380に配置され、保持ピン374は、ドライブスロット376内に受入れられている。
望ましくない圧力の解放は、まだ行われていない。これは、チャージポート22´に締結されないとき、安全スリーブ324がスプリング322によって閉位置へばね付勢されて、常にその閉位置に保持されるからである。
図12において、カップリング20´は、チャージポート22´に接続されて示されている。この接続中に、適用可能ならば六角要素306、307が係合されて、シャフト350の時計方向の回転の結果、バルブ302が安全スリーブ324の端部328へ向って縦方向に移動する。プッシュ−ピンバルブ44の場合、シャフト350の先端部は、シャフト350が充分に前進してバルブ44に係合し、これを図の左へ移動させたとき、バルブ44の端部454に係合する面取り部452を含んでいる。図において、不充分な前進は、結果として、相互の係合を生じることになる。
ノブ70´は、保持リング396が浅く傾斜された肩部388に乗り上げて、溝390の外へ、頂部386を超えて、前部溝380へ入るまで、最小限の力で縦方向前方に押圧される。この動作中、ドライブピン374は、ノブ70´のドライブスロット376に係合して、シャフト350と本体部分58´との間のねじ部370、372の係合によって、ノブの時計方向の回転がシャフト350を回転及び前進させる。さらに、図11に関して説明したようにノブ70´の押圧によって前部通気穴320がシールされる。
図13は、結合及び開弁位置にあるカップリング20´を示している。インタロックスリーブ208は、既に上述したように、ロックスリーブ184と連動して機能する。図12と比較すると、ノブ70´が時計方向に回転されることによって、シャフト350が閉ざされたチャージポート22´へ向かって前進する。カップリング20´がスクリュ−タイプのバルブ320に取付けられている場合、シャフト350から径方向外側へ延びて面取り部358に隣接する1つ又はそれ以上のクロスピン456がポート22´の端部28に係合するまで、スクリュは、トルクがかけられないで約3回転緩められる。なぜなら、対応するシャフトのねじ部370、372が右方向であるとき、ねじ部303は、左方向であり、バルブ302は、シャフト350が前進するとき、後退し、その結果、六角ドライブの係合が増大される。
一方、カップリング20´がプッシュ−ピンタイプのバルブ44に取付けられた場合、シャフト350の面取り部452は、バルブ44の端部454を開位置へ移動させる。この過程は、次のように動作する。ノブ70´が図12に示される位置から図13に示される位置へ時計方向に回転されることにより、安全スリーブ324が最初にそのシャフト350と共に、端部328がポート22の端部28に接触して、シャフト350の面取り部452がバルブ44の端部454に係合するまで移動する。この点で、シャフト350の左方への前進が継続されることにより、安全スリーブ324がその閉位置から弾性部材322の力に抗して開位置へ移動し、シールDの安全スリーブ324上のシールを解除させ、ほぼ同時に、シャフト350がポート22´のバルブを押し開く。これが圧力をキャビティ458内へ開放する。キャビティ458内の圧力は、安全バルブ324の圧力バランス穴332を自由に通ることができ、これにより、キャビティ318は、迅速にほぼ同じ圧力(限定されたシャフト350の端部354の小さい面積を除いて)に到達する。端部28は、ブリード穴332を遮断しない。クロスピン456は、端部28に選択的に係合して、シャフト350の移動を制限する。このバランスされた圧力は、ノブ70´を回転させるのに最小限の力のみが要求されることを意味する。
開弁動作において、シールEは、本体部分58´と雄チャージポート22´との間の漏れを防止する。シールFは、本体部分58´とシャフト350との間の漏れを防止する。シールG及びHは、本体部分58´の外径212とノブ70´との間の漏れを防止する。シールG及びHは、ブリード穴320の両側に配置されて、圧力をバランスさせて、ノブ70´の移動に要求される力を最小限にする。シールA乃至Dは、全ての側から加圧されるが、必要なシール機能を実行しない。
サービスを行った後、ノブ70´は、反時計方向に回転されて、バルブを閉じる。スクリュタイプのバルブに取付けられている場合、シャフト350は、スクリュバルブが適当に着座されるまで、ノブと共に回転する。ノブ70´の更なる回転は、次のように、所定のトルク値をスクリュにかける。ノブ70´の結合構造は、シャフト350を貫通するドライブピン374に係合する少なくとも2つの歯を有する「鋸刃」の形をしている。ノブ70´が反時計方向に回転されることにより、ピン374は、カム作用により、鋸刃によって形成される傾斜面に乗り上げる。これは、ピン374をノブ70´との係合から強制的に解除するのに役立つ。この動作に抵抗するのは、シャフトスリーブ378の前部溝380に保持された保持リング396である。所定のトルク値において、保持リング396は、傾斜384の比較的急な角度を上り、頂部386を超えるように強制され、そして、肩部388を下って後部溝390へ移動する。これは、ノブ70´をシャフト350に対して後方へ移動させて、再び通気穴320を開放できるようにする。ノブ70´は、自由に回転することができる。
チャージポート22´がプッシュ−ピンバルブ44を含む場合、シャフト350は、シャフト350の溝362に保持されたシール部材Dと安全スリーブ324の面取り部340との係合のために、安全スリーブ324が本体58´に接触するまで後退する。更なるノブ70´の回転は、ねじ付タイプのバルブについて上述したように、ノブをシャフトから解放する。
キャビティ458と318との間を接続するブリード穴332は、ノブ70´が通気穴320を閉じていないとき、チャージポート22´とサービスカップリング20´との間に閉じ込められた圧力を開放できるようにする。
図14には、図10乃至13に示されるものに対して、通気穴320´がシャフト350の内部に配置されているカップリング20´の他の実施形態が示されている。通気穴シール460は、ノブ70´が後退位置へ移動したとき、シャフト350´から摺動して外れ、圧力を大気に開放できるようにする。
本発明の特定の好ましい実施形態が説明されているが、本発明は、図示され、ここに説明されたものに限定されず、これらは、本発明を実行する最良の形態を示しているに過ぎないと考えられる。当業者は、本発明の教示の中で修正及び変更を実現することができ、このような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義される本発明の思想及び範囲内のものである。
冷凍システムのチャージポートに取付けられた本発明の好ましい実施形態に従ったサービスカップリングの縦断面図である。 サービスバルブ及びポートバルブの作動に追従する開弁位置における部品の相対位置を示す図1と同様の縦断面図である。 サービスカップリングのチャージポートからの離脱中の閉弁位置における部品の相対位置を示す図1と同様の縦断面図である。 図3における4−4線に沿ったカップリング部材の断面図である。 図1乃至3のチャージポートの拡大された部分断面図である。 サービスバルブ及びポートバルブが開弁位置にあるチャージポートに取付けられたサービスカップリングを示す本発明の他の実施形態の縦断面図である。 サービスバルブ及びポートバルブが閉弁位置にある図6のサービスカップリングの縦断面図である。 サービスバルブ及びポートバルブが開弁位置にあるチャージポートに取付けられたサービスカップリングを示す本発明のもう一つの他の実施形態の縦断面図である。 サービスカップリングをチャージポートから離脱中におけるロックスリーブ、ピン及びバルブハウジングの相対位置を示す本発明の更にもう一つの他の実施形態の拡大縦断面図である。 プッシュ−タイプ又はスクリュ−タイプのチャージポートのいずれにも使用できる離脱状態の2元機能サービスカップリングの一実施形態を示す図である。 図10のサービスカップリングの部分拡大図である。 図10のサービスカップリングの部分拡大図である チャージポートに結合されることなく、ノブが係合状態にある図10の実施形態を示す図である。 サービスカップリングがチャージポートに結合した図10の実施形態を示す図である。 サービスカップリングがチャージポートに結合し、ノブが係合状態にあり、流体の流通を許容している図10の実施形態を示す図である。 2元機能サービスカップリングの他の実施形態を示す図である。

Claims (29)

  1. 軸方向に変位可能なポートバルブ(44)を含むチャージポート(22)を有する流体システムに流体供給源を接続するためのサービスカップリング(20)であって、
    (a)調整端部(60)から出口端部(62)へ軸方向に沿って延びる本体部分(58)を備え、該本体部分(58)は、中央通路(64)と、前記調整端部(60)と前記出口端部(62)との間に配置されて前記中央通路(64)と前記流体供給源との間を接続する横方向ポート(66)とを含み、
    (b)前記中央通路(64)内に受入れられて軸方向に移動可能なバルブハウジング(82)を備え、該バルブハウジング(82)は、前記横方向ポート(66)に接続して流路を形成する流体流通開口と、縦方向に貫通して前記調整端部(60)と前記出口端部(62)との間で延びる少なくとも1つの圧力バランス通路(96)とを含み、
    (c)前記バルブハウジング(82)の前記調整端部(60)へ向う後方位置から前記出口端部(62)へ向う前方位置への移動を可能にするためのアクチュエータ(70)を備え、該アクチュエータ(70)が軸方向に移動することによって、前記チャージポート(22)内で前記ポートバルブ(44)のシール係合が解除して流路が開き、流路が開くことによって、前記少なくとも1つの圧力バランス通路(96)が前記バルブハウジング(82)の両端部の圧力をほぼバランスさせることを特徴とするサービスカップリング。
  2. 前記チャージポート(22)は、プッシュ−ピンタイプのバルブ(44)及びスクリュ−タイプのバルブ(302)の一方を備え、これらのバルブの一方のみが前記ポートの開閉に必要であることを特徴とする請求項1に記載のサービスカップリング。
  3. 前記バルブハウジング(82)の前記ポートバルブ(44)に隣接する側に第1キャビティ(224)が配置され、前記バルブハウジング(82)の反対側に隣接して第2キャビティ(226)が配置され、前記圧力バランス通路(96)は、前記第1キャビティ(224)と前記第2キャビティ(226)との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のサービスカップリング。
  4. 前記本体部分(58)は、前記第2キャビティ(226)を含み、該第2キャビティ(226)は、第1脚部(308)の径方向内側に配置された第2脚部(314)によって一部が形成され、前記バルブハウジング(82)の反対側が前記第1脚部(314)に選択的に接触することを特徴とする請求項3に記載のサービスカップリング。
  5. 前記第2キャビティ(226)の中に弾性部材(322)が受入れられ、該弾性部材(322)は、前記バルブハウジング(82)を前記出口端部(62)へ向って付勢することを特徴とする請求項4に記載のサービスカップリング。
  6. 前記バルブハウジング(82)は、内部通路(324)を含み、前記アクチュエータ(70)が前記内部通路(324)の中に受入れられていることを特徴とする請求項5に記載のサービスカップリング。
  7. 前記バルブハウジング(82)の内部通路(324)は、前記圧力バランス通路(96)の径方向内側にあることを特徴とする請求項6に記載のサービスカップリング。
  8. 閉弁位置において、前記アクチュエータ(70)の表面は、前記バルブハウジング(82)の対応する表面に対してシールされて流路を閉じ、また、開弁位置において、前記アクチュエータ(70)は、前記バルブハウジング(82)に対して変位されて、前記ポートバルブ(44)に係合して流路を開くことを特徴とする請求項6に記載のサービスカップリング。
  9. 前記アクチュエータ(70)が前記ポートバルブ(44)に係合する開弁位置に移動することにより、前記チャージポート(22)の一端部が前記バルブハウジング(82)に選択的に係合し、その結果、前記アクチュエータ(70)が前記バルブハウジング(82)及び前記チャージポート(22)の両方に対して選択的に移動することを特徴とする請求項8に記載のサービスカップリング。
  10. 前記アクチュエータ(70)の表面と前記バルブハウジング(82)の対応する表面との間にシール要素(144)が配置されていることを特徴とする請求項8に記載のサービスカップリング。
  11. 前記アクチュエータ(70)の表面及び前記バルブハウジング(82)の対応する表面の少なくとも一方は、面取り部を含んでいることを特徴とする請求項10に記載のサービスカップリング。
  12. 前記アクチュエータ(70)の第2表面と前記バルブハウジング(82)の第2表面との間に第2シール要素(144)が配置され、該第2シール要素(144)は、前記アクチュエータ70と前記バルブハウジング(82)との間の流体の流通を阻止することを特徴とする請求項10に記載のサービスカップリング。
  13. 前記アクチュエータ(70)の表面は、前記第2脚部(314)に対向していることを特徴とする請求項4に記載のサービスカップリング。
  14. 前記アクチュエータ(70)と前記第2脚部(314)との間にシールが配置されて、前記アクチュエータ(70)と前記本体部分(58)との間の流体の流れを阻止することを特徴とする請求項13に記載のサービスカップリング。
  15. 前記アクチュエータ(70)は、前記チャージポート(22)に向い、また、チャージポート(22)から離れる縦方向に移動するシャフト(350)であり、該シャフト(350)は、選択的に前記ポートバルブ(44)に係合して、これを閉弁位置と開弁位置との間で移動させる先端部分(356)を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のサービスカップリング。
  16. 前記先端部分(356)は、嵌合するポートバルブの対応する外形に相互に係合する非円形の外形を有し、前記シャフト(350)の回転の結果、バルブが前記チャージポート(22)に対して回転することを特徴とする請求項15に記載のサービスカップリング。
  17. 前記ポートバルブ(44)は、前記チャージポート(22)にねじ係合することを特徴とする請求項16に記載のサービスカップリング。
  18. 前記先端部分(356)は、前記ポートバルブ(44)に関連するプッシュピンに選択的に係合することを特徴とする請求項15に記載のサービスカップリング。
  19. 更に、離脱前に当該サービスカップリング(20)と前記チャージポート(22)との間に閉じ込められた流体を通気するための少なくとも1つのブリード通路(230)を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のサービスカップリング。
  20. 前記横方向ポート(66)は、当該サービスカップリング(20)を通る第1方向の流体の流れを制限し、かつ、前記第1方向と反対の第2方向の流体の流れをほぼ制限せずに許容するリストリクタ(162)を有するカップリング部材を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のサービスカップリング。
  21. 流体供給源を流体システムに接続するためのサービスカップリングであって、
    (a)軸方向に変位可能なポートバルブ(44)を含むチャージポート(22)を備え、前記バルブ(44)は、プッシュ−ピンタイプ又はスクリュ−タイプのいずれかであり、
    (b)調整端部(60)から出口端部(62)へ軸方向に沿って延びる本体部分(58)を備え、該本体部分(58)は、中央通路(64)と、前記調整端部(60)と前記出口端部(62)との間に配置されて前記中央通路(64)と前記流体供給源との間を接続する横方向ポート(66)とを含み、
    (c)前記中央通路(64)に受入れられて軸方向に移動可能な安全スリーブ(324)を備え、該安全スリーブ(324)は、前記横方向ポート(66)に接続して流路を形成する流体流通開口と、縦方向両端部の間を貫通して延びる少なくとも1つの圧力バランス通路(96)と、当該安全スリーブ(324)の前記ポートバルブ(44)側に隣接して配置された第1キャビティ(224)と、当該安全スリーブ(324)の反対側に隣接して配置された第2キャビティ(226)とを含み、前記圧力バランス通路(96)は、前記第1キャビティ(224)と前記第2キャビティ(226)との間に配置され、
    (d)前記安全スリーブ(324)の前記調整端部(60)へ向う後方位置から前記出口端部(62)へ向う前方位置への移動を可能にするためのアクチュエータ(70)を備え、該アクチュエータ(70)が軸方向に移動することによって、前記チャージポート(22)内で前記ポートバルブ(44)のシール係合が解除して流路が開き、流路が開くことによって、前記少なくとも1つの圧力バランス通路(96)が前記安全スリーブ(324)の両端部の圧力をほぼバランスさせることを特徴とするサービスカップリング。
  22. 前記アクチュエータ(70)は、前記ポートバルブ(44)に向い、また、ポートバルブ(44)から離れる縦方向に移動するシャフト(350)であり、該シャフト(350)は、選択的に前記ポートバルブ(44)に係合して、これを閉弁位置と開弁位置との間で移動させる先端部分(356)を含んでいることを特徴とする請求項21に記載のサービスカップリング。
  23. 前記先端部分(356)は、スクリュ−タイプのポートバルブの対応する外形に相互に係合する非円形の外形を有し、前記先端部分(356)は、更に、プッシュ−ピンタイプのポートバルブに関連するプッシュピンに相互に係合することを特徴とする請求項22に記載のサービスカップリング。
  24. 流体供給源を流体システムに接続するためのサービスカップリングであって、
    (a)調整端部(68)から出口端部(62)へ軸方向に沿って延びる本体部分(58)を備え、該本体部分(58)は、中央通路(64)と、前記調整端部(60)と前記出口端部(62)との間に配置されて前記中央通路(64)と前記流体供給源との間を接続する横方向ポート(66)とを含み、
    (b)前記中央通路(64)に受入れられて軸方向に移動可能な安全スリーブ(324)を備え、該安全スリーブ(324)は、前記横方向ポート(66)に接続して流路を形成する流体流通開口と、内部通路(324)と、縦方向両端部の間を貫通して延びる少なくとも1つの圧力バランス通路(328)とを含み、
    (c)前記安全スリーブ(324)の前記調整端部(68)へ向う後方位置から前記出口端部(62)へ向う前方位置への前記安全スリーブ(324)の移動を選択的行うために前記内部通路の中で移動可能なシャフト(350)を備え、前記シャフト(350)の軸方向の移動によって、ポートバルブ(44)チャージポート(22)とのシール係合から解放して流路を開き、該流路が開いたとき、前記少なくとも1つの圧力バランス通路(328)が前記安全スリーブ(324)の両端部の圧力をほぼバランスさせ、前記シャフト(350)は、第1特定タイプのポートバルブの対応する外形に相互に係合する非円形の外形を有する先端部分(356)を含み、該先端部分(356)は、更に、第2特定タイプのポートバルブに関連するプッシュピンに相互に係合するようになっていることを特徴とするサービスカップリング。
  25. 前記本体部分(58)は、2つの脚部(308、314)の間に形成されたキャビティ(318)を含み、前記安全スリーブ(324)の端部は、前記ポートバルブ(44)が閉弁されたとき、前記本体部分(58)の脚部の1つに選択的に接触することを特徴とする請求項24に記載のサービスカップリング。
  26. 前記キャビティ(318)内に弾性部材(322)が受入れられて、前記安全スリーブ(324)を前記本体部分(58)から離れる方向に軸方向に付勢することを特徴とする請求項25に記載のサービスカップリング。
  27. 前記シャフト(350)は、該シャフト(350)が前記本体部分(58)に対して移動するように、前記本体部分(58)にねじ係合していることを特徴とする請求項26に記載のサービスカップリング。
  28. 前記シャフト(350)が前記チャージポート(22)へ向って移動することにより、前記安全スリーブ(324)は、前記弾性部材(322)によって、前記キャビティ(318)から離れる方向に付勢されていることを特徴とする請求項27に記載のサービスカップリング。
  29. 前記チャージポート(22)の一端部は、前記シャフト(350)が前記ポートバルブ(44)に係合する開弁位置へ向って移動することにより、前記安全バルブ(324)に選択的に係合し、その結果、前記シャフト(350)は、前記本体部分(58)、前記安全スリーブ(324)及び前記チャージポート(22)に対して、選択的に同時に移動することを特徴とする請求項28に記載のサービスカップリング。
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