JP4071518B2 - Bullet ball machine - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示装置と、図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始動口と、図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制御を行う主制御装置と、主制御装置からの指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装置とを備え、主制御装置が、始動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて図柄変動に関する当否に関わる値を抽選し、抽選した当否に関わる値が当りの場合に、図柄表示装置の図柄によって遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する弾球遊技機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、遊技盤面に、図柄表示装置、該図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始動口及び遊技者に有利となる特別遊技状態を付与するための大入賞口装置とを有する弾球遊技機が広く知られている。このような従来の弾球遊技機のうち、所謂、第1種として区別される弾球遊技機は、図柄始動口への遊技球の入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制御を行う主制御装置と、主制御装置からの指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装置とを備え、主制御装置が、始動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて、図柄変動に関する当否に関わる大当り判定用乱数の値を抽選し、図柄の変動を行う権利及び抽選した当否に関わる値を順次保留個数記憶手段に保留する一方、図柄の変動開始が可能である場合、今回行う図柄の変動に関して、保留個数記憶手段に保留されている当否に関わる値の当落判定を行い、当落判定による判定結果が当りの場合に、図柄表示装置の図柄によって遊技者に当否を認識させると共に大入賞口装置を作動して遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する。
【０００３】
上記従来の第１種の弾球遊技機は、始動入賞時に各副制御装置（例えば、図柄表示装置を構成している液晶表示装置の制御を行う表示制御装置、音声制御を行う音声制御装置や装飾用発光体の点灯制御を行うランプ制御装置）に始動口に入賞したことを通知するために始動口入賞コマンドを送信している。一方、従来では、始動口入賞に応じて抽選する大当り判定用乱数の値の当落判定は、始動口入賞時には行わず、図柄の変動開始が可能である場合、今回行う図柄の変動開始に伴って、保留個数記憶手段に保留されている当否に関わる値の当落判定を行い、当落判定による判定結果に応じて各副制御装置にコマンド送信し、例えば表示等の演出を行っていた。
【０００４】
このように、従来の弾球遊技機は、始動口入賞時に、単に、始動口に入賞したことを通知する演出がなされるだけであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、始動口に入賞した時点で、その始動口入賞に対する当落判定の結果を副制御装置が判定することができる弾球遊技機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の弾球遊技機は、図柄表示装置と、前記図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始動口と、前記図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制御を行う主制御装置と、前記主制御装置からの指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装置とを備え、前記主制御装置が、前記始動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて前記図柄変動に関する当否に関わる値を抽選し、抽選した前記当否に関わる値を順次保留個数記憶手段に保留する一方、前記図柄の変動開始が可能である場合、今回行う図柄の変動に関して、前記保留個数記憶手段に保留されている前記当否に関わる値の当落判定を行い、前記当落判定による判定結果が当りの場合に、前記図柄表示装置の図柄によって遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利となる特別遊技状態を付与するものであって、上記課題を解決するために、前記主制御装置は、前記始動口入賞検出手段による始動入賞検出時に、当該始動入賞に起因する図柄変動に先立って、抽選した前記図柄変動に関する当否に関わる値の当落を前記当落判定の前に事前判定すると共に、前記始動口入賞検出手段の始動入賞検出による前記図柄始動口に入賞したことを表す始動口入賞情報及び前記事前判定による判定結果の別を前記事前判定の判定結果に応じた１つのコマンドデータで構成して前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記コマンドデータが前記始動口入賞情報を含み、かつ前記コマンドデータの前記事前判定による判定結果が当りでない場合、通常の始動入賞時の報知を行うように前記遊技報知装置を制御する一方、前記コマンドデータの前記事前判定による判定結果が当りである場合、通常の始動入賞時の報知とは異なる大当りの報知を行うように前記遊技報知装置を制御するように構成され、
前記図柄変動に関する当否に関わる値の中には当りである値が複数個設けてあり、前記事前判定は前記複数個設けられた当り数値のうちの一部の当り数値に対して当落の判定を行う一方、前記事前判定のタイミングよりも後のタイミングとなる前記図柄の変動開始時に行う当落判定は、前記複数個設けられた当り数値のうちの全ての当り数値に対して当落の判定を行う構成とすることにより、
前記抽選した前記当否に関わる値が、前記複数個設けられた当り数値であっても前記事前判定で当りと判定される一部の当り数値以外である場合では、前記事前判定では実際に当りか否かの区別ができない数値となることによって、前記事前判定で当りとならず、前記図柄の変動開始時に行う当落判定で当りとなる場合と、
前記抽選した前記当否に関わる値が、前記複数個設けられた当り数値であり、かつ前記事前判定で当りと判定される一部の当り数値である場合では、前記事前判定で当りとなり、かつ前記図柄の変動開始時に行う当落判定で当りとなる場合とで、
前記特別遊技状態となる場合の報知パターンを異ならせることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、実施形態では、弾球遊技機の一形態としてカード式パチンコ遊技機を用いて説明するが、本発明は、カード式パチンコ遊技機に限らず、例えば、パチンコ遊技機やメダル式のパチンコ遊技機であってもよく、図柄表示装置と、図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始動口と、図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制御を行う主制御装置と、主制御装置からの指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装置とを備え、主制御装置が、始動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて図柄変動に関する当否に関わる値を抽選し、抽選した当否に関わる値が当りの場合に、図柄表示装置の図柄によって遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する弾球遊技機であれば、すべて対象となる。
【００１３】
以下、実施形態の弾球遊技機について説明する。図１は、本発明の実施形態に係るカード式パチンコ遊技機の正面図である。図１に示すように、カード式パチンコ遊技機１は、パチンコ遊技機２とパチンコ遊技機２の正面左方に隣接して配置されるカードユニット３により構成されている。カードユニット３の中央には、金銭と同様の有価価値を有するプリペイドカードが縦方向に挿入されるカード挿入口４が配備されている。
【００１４】
パチンコ遊技機２の前面枠５には金枠６が設けられ、金枠６にはガラス扉７が開閉自在に設けられ、ガラス扉７を通して視認される遊技盤８が前面枠５の上部に装着されている。金枠６の前面下部には打球発射装置（後述）に供給する遊技球（パチンコ球）を貯留する上球受皿９が設けられ、前面枠５の下部には、上球受皿９の下方に該上球受皿９から溢れたパチンコ球を貯留する下球受皿１０が設けられ、下球受皿１０の右側部には打球発射装置の打球ハンドル１１が設けられている。なお、打球ハンドル１１には、従来と同様に、遊技者の打球ハンドル１１への接触を検出するためのタッチセンサが設けられている。上球受皿９の前面中央には球貸操作部１２が設けられ、球貸操作部１２には球貸し時に操作する貸玉スイッチ１３、カードの残高を表示するカード残高表示器１４及びカードの返却時に操作するカード返却スイッチ１５が設けられている。
【００１５】
図２は、図１のパチンコ遊技機２の遊技盤８の正面図である。遊技盤８の縁には外側ガイドレール１６及び内側ガイドレール１７が略円形に立設され、内側ガイドレール１７と外側ガイドレール１６の上部とによって囲まれた遊技領域１８が形成される。該遊技領域１８の中央には上部から下部に向かって順に、図柄表示ユニット１９、補助役物装置２０、役物ユニット２１、アウト口２２が配設されている。また、図柄表示ユニット１９の肩部の両側にはランプ付き風車２３，２３が配設され、これらの下方には普通図柄変動開始用の左ゲート２４及び右ゲート２５が配設され、左右ゲート２４，２５の下方にはそれぞれ左袖入賞口２６と右袖入賞口２７が配設されている。
【００１６】
図柄表示ユニット１９は、中央にカラー液晶表示装置により構成された特別図柄表示装置２８が組み付けられ、図柄表示ユニット１９の上部にはＬＥＤによるセグメント形式の表示器からなる普通図柄表示装置２９が配設されている。なお、特別図柄表示装置２８は、請求項１に記載されている図柄表示装置を構成している。補助役物装置２０の上部には、チャッカにより構成されると共に特別図柄表示装置２８における特別図柄の図柄変動の開始に関わる第１始動入賞口３０が設けられ、第１始動入賞口３０の直下となる補助役物装置２０の下部には、ソレノイド等の電磁手段により拡開作動される可変入賞口を有するチューリップ式の普通電動役物３１が設けられている。なお、普通電動役物３１の可変入賞口が特別図柄表示装置２８における特別図柄の図柄変動の開始に関わる第２始動入賞口３２に設定されている。
【００１７】
また、役物ユニット２１の中央には、開閉扉３３により開成される大入賞口３４が配備されている。大入賞口３４の内部の一部には、特別入賞領域である特定領域（図示せず）が設けられ、該特定領域には特定領域を開閉する特定領域扉（図示せず）が設けられている。また、大入賞口３４の両側となる役物ユニット２１の両側部には、左落し入賞口３５と右落し入賞口３６が配設されている。前記大入賞口３４は、特別図柄表示装置２８において特別図柄の変動停止が行われた結果が大当りとなった場合に、特別遊技状態（大当り遊技状態）となり、所定時間（例えば、２９．５秒間）にわたって開放される。但し、大入賞口３４は開放中に所定個数（例えば、１０個）の入賞があった場合、又は、所定時間経過した時点で閉鎖される。
【００１８】
また、大入賞口３４の開放中に前記特定領域を遊技球が通過した場合には継続条件が成立し、この回に開成されている大入賞口が閉鎖された後（この回のラウンドが終了した後）、新たに大入賞口３４が開放される（次の回のラウンドに移行する）。特定領域を遊技球が通過したことに基く大入賞口３４の連続開放動作（連続ラウンド数）は、上限回数が設けられており、例えば、最初の開放を含めて最高１５回（最高１５ラウンド）までとなっている。また、大当り遊技状態は、大入賞口３４の開放中に特定領域への遊技球の通過がなかった場合には、この回の大入賞口３４が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。また、大入賞口３４の連続開放動作が１５回目まで続いた場合には、１５回目の大入賞口３４が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。
【００１９】
また、普通図柄変動開始用の左右ゲート２４，２５を遊技球が通過すると、普通図柄表示装置２９において普通図柄の可変表示が行われ、普通図柄の変動停止が行われた結果が当り（所定の図柄）となった場合に、可変入賞口（第２始動入賞口３２）が拡開状態となる。なお、大入賞口３４への遊技球の入賞に対する賞品球の払出し数は、例えば、１５個に設定されている。また、前記大入賞口３４以外の入賞口への遊技球の入賞に対する賞品球の払出し数は、例えば、７個に設定されている。
【００２０】
また、前面枠５の上部には遊技状況に応じて点灯表示される枠飾りランプ３９（枠飾り左ランプ３９ａ，枠飾り中ランプ３９ｂ，枠飾り右ランプ３９ｃ）が配設されている。その他、遊技盤面には遊技状況に応じて点灯表示される（遊技に関係する情報を点灯表示する）各種ランプ、ＬＥＤ（例えば、左サイドランプ３７、右サイドランプ３８）が配設されている。
【００２１】
図３は、実施形態のカード式パチンコ遊技機に配備された制御系統の要部ブロック図である。主として遊技盤８に係る遊技制御を行う主制御手段を構成するメイン制御装置４０は、ワンチップマイクロコンピュータ４１と、データや信号の入出力を行うインタフェース４２等により構成されている。ワンチップマイクロコンピュータ４１は、その内部にＣＰＵ４３（以下、メインＣＰＵという），ＲＡＭ４４，ＲＯＭ４５を備えている。ワンチップマイクロコンピュータ４１は、インタフェース４２を介して各種制御装置、各種駆動装置及び各種スイッチ等に結ばれている。
【００２２】
すなわち、インタフェース４２には、前述の第１始動入賞口３０に対して設けられた始動口センサ４６ａ、普通電動役物３１の可変入賞口（第２始動入賞口）３２に対して設けられた始動口センサ４６ｂ、左右ゲート２４，２５への遊技球の通過を検出する普通図柄始動スイッチ４７およびその他入賞センサ類が接続されている。
【００２３】
また、インタフェース４２には中継回路４８が接続され、中継回路４８には各ソレノイド４９（大入賞口３４を開放動作するためのソレノイド及び特定領域に対して設けられた扉を開閉するためのソレノイド）、大入賞口３４へ入賞した遊技球を検出するカウントセンサ５０、大入賞口３４内に設けられた特定領域への遊技球の通過を検出する特定領域センサ５１が接続されている。
【００２４】
さらに、インタフェース４２には、枠飾りランプ３９、左サイドランプ３７、右サイドランプ３８等を含む遊技機に配備されている各種表示ランプやＬＥＤ（装飾用発光装置に相当）等を点灯制御するランプ制御装置５２、スピーカ（音声発生装置の一態様）より各種の効果音を拡声させるための音声制御を行う音声制御装置５３及びその他ソレノイド類（例えば、普通電動役物３１を拡開動作させるソレノイド）が接続されている。なお、ランプ制御装置５２は、メイン制御装置４０からのランプ制御用コマンドに応じて各種表示ランプやＬＥＤ（装飾用発光装置に相当）等を点灯制御する。また、音声制御装置５３は、メイン制御装置４０からの音声制御用コマンドに応じてスピーカから各種音声を発生させる。
【００２５】
また、インタフェース４２には払出制御装置５４及び表示制御装置５５が接続されている。表示制御装置５５は、メイン制御装置４０からの表示制御用コマンドに応じて特別図柄表示装置２８及び普通図柄表示装置２９を各々表示制御するものである。表示制御装置５５は、インタフェース４２を介してメイン制御装置４０と接続された入力回路、液晶表示制御用ＣＰＵ（以下、表示ＣＰＵという）と、画像データ及び前記ＣＰＵによる作業領域等を備えたＲＡＭと、各コマンドに対応した表示制御データ及びキャラクタや図柄が記憶されたＲＯＭなどを備えた制御回路及び出力回路を備えている。
【００２６】
表示制御装置５５は、メイン制御装置４０からストローブ信号が入力されると、前記表示ＣＰＵは前記信号により表示制御用コマンドを認識する。なお、前記表示制御用コマンドには、特別図柄用のものと普通図柄用のものとがある。特別図柄用の表示制御用コマンドの場合、表示ＣＰＵは該表示制御用コマンドに対応するデータエリアから表示制御データ及びキャラクタや図柄が前記ＲＯＭから読み出され、前記画像データを記憶するＲＡＭに格納される。前記格納された画像データは表示順がくるとＲＡＭから画像データが読み出され、液晶表示画面に表示される。表示ＣＰＵは、メイン制御装置４０から特別遊技に関する表示制御用コマンドが送られた場合、後述する特別遊技表示を行う。なお、請求項１に記載の副制御装置は、上述したランプ制御装置５２、音声制御装置５３及び表示制御装置５５が相当する。
【００２７】
払出制御装置５４は、賞球払出制御、球貸操作に応じた貸球払出制御、打球発射装置の動作停止／動作停止解除の制御を行うもので、内部に制御用ＣＰＵ（図示せず、以下、払出ＣＰＵという）、前記払出ＣＰＵによる作業領域や各賞球コマンドに対応した賞品球数等を保持記憶するための記憶エリアを備えたＲＡＭ及び制御データ及び賞球払出しや貸球払出しのための制御プログラム等が記憶されたＲＯＭなどを備えている。払出制御装置５４は、メイン制御装置４０から指令される賞球コマンドに従って賞球払出装置５６を駆動制御し、賞品球の払出制御を行う。
【００２８】
また、払出制御装置５４には球貸し操作に応じて貸球要求信号を払出制御装置５４に送るカードユニット３が接続されている。払出制御装置５４は、カードユニット３からの貸球要求信号に応じて貸球払出装置５７の貸球ソレノイドを駆動制御し、貸球の払出制御を行う。さらに、払出制御装置５４には、発射制御回路５８を介して遊技盤面に向けてパチンコ球を弾発するための打球発射装置５９が接続されており、打球発射装置５９の動作停止／動作停止解除を制御する。
【００２９】
賞球払出装置５６は、例えば、賞球モータＭ１を回転駆動することにより、回転球受体（例えば、スクリュー形式のもの）を回転し、回転球受体の球受部に受け入れたパチンコ球を回転球受体の回転により球送りして１球ずつ排出する公知のものである。また、賞球払出装置５６は、排出する賞球を実際に検出するために、当該賞球払出装置５６に設けられた前後２条の賞球用排出路にそれぞれ臨ませて配置した賞球センサ６０ａ，６０ｂ（図示せず、例えば、フォトセンサにより構成）を有している。該賞球センサ６０ａ，６０ｂの検出信号は、フォト分配回路６１によって２つに分配され、払出制御装置５４及びメイン制御装置４０の両方に入力される。
【００３０】
貸球払出装置５７は、例えば、貸球ソレノイドを励磁駆動することにより、装置ケースに設けられた球通路の途中を回動可能な貸球ストッパ（図示せず）で開閉して球を排出すると共に、払出遊技球の数を貸球センサで検出する公知のものである。該貸球センサの検出信号は払出制御装置５４に入力され、貸球として払い出した球数の確認に利用される。
【００３１】
以上のように構成された実施形態のパチンコ遊技機におけるメインＣＰＵが実行する処理について説明する。図４は、メインＣＰＵが実行する遊技処理のフローチャートである。なお、上記遊技処理は、４ｍｓ毎に入るリセット割込によって実行されるメイン処理に含まれる処理である。遊技処理は、ステップＳ０１のコマンド出力処理、ステップＳ０２のスイッチ入力処理、ステップＳ０３の乱数更新処理、ステップＳ０４の始動口センサ検出処理、ステップＳ０５の表示演出処理、ステップＳ０６の変動時間監視処理、ステップＳ０７の特別遊技実行処理、ステップＳ０８のその他の処理により構成されている。
【００３２】
メインＣＰＵは、ステップＳ０１のコマンド出力処理において、コマンドバッファ（本実施形態では、表示制御用コマンドバッファ、ランプ制御用コマンドバッファ、音声制御用コマンドバッファ、賞球コマンドバッファが設けられている。）にコマンドデータがセットされているか否かを判別し、コマンドデータがセットされている場合、当該コマンドデータを当該コマンドデータに対応する副制御装置（なお、本実施形態では、表示制御装置５５、ランプ制御装置５２、音声制御装置５３、払出制御装置５４のうちの何れか）に送信する。
【００３３】
メインＣＰＵは、ステップＳ０２のスイッチ入力処理において、各種センサ（本実施形態では、始動口センサ４６ａ，４６ｂ、普通図柄始動センサ４７、カウントセンサ５０、特定領域センサ５１、賞球センサ６０ａ，６０ｂ）の信号を入力し、入力した各センサの信号についてそれぞれ入賞検出信号（入賞あり）であれば、そのセンサに対応する入賞フラグに１をセットする。なお、この処理において、始動口センサ４６ａ，４６ｂの何れか一方に入賞検出があれば、始動口入賞フラグに１がセットされる。
【００３４】
メインＣＰＵは、ステップＳ０３の乱数更新処理において、遊技処理に用いる各乱数カウンタの値を更新する。なお、本実施形態では、大当り当否判定用カウンタＣ１（０〜６２９）、大当り図柄決定用カウンタＣ２（０〜１１）、左図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ３（０〜１１）、中図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ４（０〜１１）、右図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ５（０〜１１）、演出選択用カウンタＣ６（０〜４９）の６つが設けられている。また、各カウンタは、電源投入時には０とされ、当該乱数更新処理によって＋１ずつ更新アップされる。但し、各カウンタ毎に設定された上限値を超えた場合に０に戻される。
【００３５】
ステップＳ０４の始動口センサ検出処理については、図５のフローチャートを参照して説明する。図５は、メインＣＰＵが実行する始動口センサ検出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。メインＣＰＵは、始動口センサ検出処理を開始すると、始動口入賞フラグの値が１であるか否か、即ち、始動口入賞があるか否かを判別する（ステップＡ０１）。メインＣＰＵは、始動口入賞フラグの値が１でない場合には、始動口入賞なしと判別し、始動口センサ検出処理を終えて遊技処理にリターンする。
【００３６】
一方、ステップＡ０１にて、始動口入賞フラグの値が１である場合には、メインＣＰＵは、始動口入賞ありと判別し、ステップＡ０２に進み、始動口入賞フラグを０クリアし（ステップＡ０２）、始動入賞口への入賞記憶に関わる保留数が満タンか否かを判別する（ステップＡ０３）。本実施形態では、始動入賞口への入賞記憶に関わる保留数は最高４つまでとしてある。メインＣＰＵは、保留数カウンタの値が４以上であるか否かを判別し、保留数カウンタの値が４であれば、保留数が満タンであると判別し、この場合には、始動入賞口への入賞に起因する保留数の記憶は行わず、始動口センサ検出処理を終えて遊技処理にリターンする。
【００３７】
一方、ステップＡ０３にて、保留数カウンタの値が４以上でなければ、保留数が満タンでないと判別し、ステップＡ０４に進み、保留数カウンタの値を１つアップし（ステップＡ０４）、ステップＡ０５に進み、始動入賞口への入賞に起因する保留数の記憶を行う。なお、保留数カウンタは、始動入賞口への入賞記憶を行う毎に＋１するカウンタであり、その初期値は０であって、取り得る値の範囲は０乃至４である。
【００３８】
ステップＡ０５に進むと、メインＣＰＵは、大当り当否判定用カウンタと、大当り図柄決定用カウンタの現在値を取得し（ステップＡ０５）、取得した各カウンタ値を、保留数カウンタの値（この場合は、１〜４）に対応した所定の取得値記憶エリアに格納する（ステップＡ０６）。なお、ステップＡ０５の処理が大当り当否判定に関わる値の抽選に該当する。この実施形態では、大当り当否判定に関わる値は、０乃至６２９の６３０通りあり、このうち、「７」及び「３０７」の２つを当りに設定し、「７」及び「３０７」以外の数を外れに設定してある。
【００３９】
図６は、保留数入賞カウンタの値（１〜４）に対応して取得した各カウンタ値が格納される所定の取得値記憶エリアを示す図である。図６に示すように、保留数カウンタの値が１（始動入賞の記憶なし）である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（１）に格納される。同様にして、保留数カウンタの値が２である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（２）に格納され、保留数カウンタの値が３である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（３）に格納され、保留数カウンタの値が４である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（４）に格納される。
【００４０】
メインＣＰＵは、取得した各カウンタ値を所定の取得値記憶エリアに格納すると、ステップＡ０７に進み、抽選した大当り当否判定用カウンタの取得値を、図柄変動開始時に行う当落判定に先立って事前に当落を判定し、事前当落判定の結果の別に応じて、始動口入賞コマンドを決定する。
【００４１】
なお、事前に行う当落判定では、複数個設けられた当り（この実施形態では「７」、「３０７」の２つ）のうちの一部（この実施形態では、例えば、「７」）に対して行う。ステップＡ０７に進むと、メインＣＰＵは、今回のステップＡ０５の処理による大当り当否判定用カウンタの取得値が「７」であるか否かを判別する（ステップＡ０７）。
【００４２】
ステップＡ０７にて、大当り当否判定用カウンタの取得値が「７」である場合には、事前判定による当りの判定結果を含んだ始動口入賞コマンド「Ｃ２０１」（１６進数表示）をレジスタにセットし（ステップＡ０８）、ステップＡ１０に進む。一方、ステップＡ０７にて、大当り当否判定用カウンタの取得値が「７」でない場合には、事前判定による外れの判定結果を含んだ始動口入賞コマンド「Ｃ２００」（１６進数表示）をレジスタにセットし（ステップＡ０９）、ステップＡ１０に進む。
【００４３】
ステップＡ１０に進むと、メインＣＰＵは、レジスタにセットされている始動口入賞コマンドを副制御装置用バッファ（この実施形態では、始動口入賞情報及び事前判定による当落判定結果の別を送信する副制御装置の一態様を音声制御装置５３としているため音声制御用バッファとなる）にセットし（ステップＡ１０）、始動口センサ検出処理を終えて遊技処理にリターンする。なお、音声制御用バッファにセットされた始動口入賞コマンドは、ステップＳ０１のコマンド出力処理にて音声制御装置５３に送信される。
【００４４】
ここで、始動口入賞コマンドの構成について説明する。図７は、始動口入賞コマンドの構成を示す図である。始動口入賞コマンドは、請求項１に記載されている始動口入賞情報に相当するものであり、図７に示すように、事前判定による当落判定結果の別を含んだ１つのコマンドデータで構成されている。よって、始動入賞コマンドが副制御装置に送信されることによって、始動口入賞タイミングと同時的に当落判定（事前判定）の結果が送信されるので、始動口入賞タイミングを基に演出等を行うこともできる。なお、本実施形態での始動口入賞コマンドは、２バイトで構成されているが、コマンド構成は１バイトや２バイト以上でもよく、好ましくは始動口情報と当落判定（事前判定）の結果を同時にパラレル送信するのがよい。
【００４５】
始動口入賞コマンドの１バイト目は、コマンドの種別（始動口入賞だけでなく、例えば、リーチや大当り発生時のインターバルや大入賞口３４の開放中、特定領域に入賞時等）を表す部分であり、始動口入賞コマンドである場合は１６進数表示で「Ｃ２」に設定してある。また、始動口入賞コマンドの２バイト目は、前述の事前判定による当落判定結果の別を表す部分であり、事前判定による当落判定結果が当りの場合では１６進数表示で「０１」に設定してあり、事前判定による当落判定結果が外れの場合では１６進数表示で「００」に設定してある。また、始動口入賞コマンドの音声制御装置５３に対する送信順序は、先ず、１バイト目を送信し、次に２バイト目を送信する。
【００４６】
次に、ステップＳ０５の表示演出決定処理については、図８のフローチャートを参照して説明する。図８は、メインＣＰＵが実行する表示演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。メインＣＰＵは、表示演出決定処理を開始すると、まず、特別遊技実行中であるか否かを判別する（ステップＡ２０）。なお、特別遊技実行中であるか否かは、特別遊技実行フラグの値が１（特別遊技実行中）であるか否かにより判別する。特別遊技実行フラグは、「０」で特別遊技実行していない状態を表し、「１」で特別遊技実行中を表す。メインＣＰＵは、特別遊技実行中であると判別した場合は、新規に図柄変動を開始することは不可能であるので、表示演出決定処理を終えて遊技処理にリターンする。
【００４７】
メインＣＰＵは、ステップＡ２０にて、特別遊技実行中でないと判別した場合は、ステップＡ２１に進み、図柄変動開始可能か否かを判別する（ステップＡ２１）。なお、図柄変動開始可能であるか否かは、図柄変動フラグの値が０（図柄変動開始可能）であるか否かにより判別する。図柄変動フラグは、「０」で図柄変動中でない状態（内部処理的に変動中でなく変動開始可能の意味）を表し、「１」で図柄変動中、「２」で図柄停止表示中を表す。メインＣＰＵは、図柄変動中或いは図柄停止表示中であると判別した場合は、新規に図柄変動を開始することは不可能であるので、表示演出決定処理を終えて遊技処理にリターンする。
【００４８】
メインＣＰＵは、ステップＡ２１にて、図柄変動開始可能（図柄変動フラグ＝０）と判別した場合は、ステップＡ２２に進み、保留数があるか否かを判別する（ステップＡ２２）。即ち、保留数カウンタの値が０でない場合には、保留数があることになり、保留数カウンタの値が０である場合には、保留数がないことになる。メインＣＰＵは、保留数なしと判別した場合には、新規に図柄変動を開始することは不可能であるので、表示演出決定処理を終えて遊技処理にリターンする。
【００４９】
メインＣＰＵは、ステップＡ２２にて、保留数ありと判別した場合は、ステップＡ２３に進み、今回開始する図柄変動における外れ停止図柄を作成する（ステップＡ２３）。なお、外れ停止図柄の作成は、左図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ３（０〜１１）、中図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ４（０〜１１）、右図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ５（０〜１１）の現在値を読み出し、左図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ３（０〜１１）の値を左停止図柄とし、中図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ４（０〜１１）の値を中停止図柄とし、右図柄決定（外れ図柄決定）用カウンタＣ５（０〜１１）の値を右停止図柄とする。なお、各値が左図柄、中図柄、右図柄とも同じ場合は、右図柄の値を１つアップした値を右停止図柄とする。
【００５０】
メインＣＰＵは、ステップＡ２３にて外れ停止図柄を決定するとステップＡ２４に進み、取得値記憶エリア（１）に格納されている大当り当否判定用カウンタの取得値及び大当り図柄決定用カウンタの値を判定用エリアにセットし（ステップＡ２４）、取得値記憶エリア（２）〜取得値記憶エリア（４）の内容を取得値記憶エリア（１）〜取得値記憶エリア（３）に順次シフトし、取得値記憶エリア（４）をクリアして空き状態とする（ステップＡ２５）。次いで、メインＣＰＵは、今回の図柄変動に関わる大当り当否判定処理を行う（ステップＡ２６）。
【００５１】
図９は、メインＣＰＵが実行する大当り当否判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。メインＣＰＵは、大当り当否判定処理においては、判定用エリアにセットした大当り当否判定用の取得数値が大当りに属する値であるか否かを判別する（ステップＡ４０）。本実施形態では、判定用エリアにセットした大当り当否判定用の取得数値が、通常確率時（２／６３０）では、７又は３０７であるか否か、高確率（７／６３０）時では、７，５７，１０７，１５７，２０７，２５７，３０７、即ち、大当り数値であるかを否かを判別し、大当り数値であれば大当りフラグＦ１に１をセットする一方（ステップＡ４１）、大当り数値でなければ、外れとなり、大当りフラグＦ１に０をセットする（ステップＡ４２）。
【００５２】
メインＣＰＵは、大当り当否判定処理を終えると、大当りフラグの値が１（大当り）であるか否かを判別する（ステップＡ２７）。メインＣＰＵは、大当りフラグの値が１（大当り）であると判別した場合、大当り演出決定処理を行い（ステップＡ２８）、ステップＡ３０に進む一方、大当りフラグの値が１でないと判別した場合（外れと判別した場合）、外れ演出決定処理を行い（ステップＡ２９）、ステップＡ３０に進む。
【００５３】
図１０は、メインＣＰＵが実行する大当り演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャートであり、メインＣＰＵは、演出選択用カウンタＣ６（０〜４９）の現在値を読み出し（ステップＡ５０）、読み出した演出選択用カウンタＣ６（０〜４９）の値に基いて変動パターンを設定し（ステップＡ５１）、判定用エリアにセットした大当り図柄決定用カウンタの取得値に基いて、大当り停止図柄（例えば、左、中、右図柄が同一図柄）を設定し（ステップＡ５２）、大当り演出決定処理を終えて表示演出決定処理に戻る。なお、この実施形態では、大当り時に選択される変動パターンは、変動パターン３６〜変動パターン５０までの何れか１つが選ばれるものとする。
【００５４】
図１１は、メインＣＰＵが実行する外れ演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャートであり、メインＣＰＵは、演出選択用カウンタＣ６（０〜４９）の現在値を読み出し（ステップＡ６０）、読み出した演出選択用カウンタＣ６（０〜４９）の値に基いて変動パターンを設定し（ステップＡ６１）、ステップＡ２３の外れ停止図柄作成処理にて作成した左、中、右停止図柄を外れ停止図柄として設定し（ステップＡ６２）、外れ演出決定処理を終えて表示演出決定処理に戻る。なお、この実施形態では、外れ時に選択される変動パターンは、変動パターン１〜変動パターン３５までの何れか１つが選ばれるものとする。
【００５５】
ステップＡ３０に進むと、メインＣＰＵは、保留数カウンタの値を１つ減算し（ステップＡ３０）、図柄変動フラグに１（図柄変動中）をセットし（ステップＡ３１）、変動時間監視タイマに決定した変動パターンに対応する図柄停止までの時間をセットし（ステップＡ３２）、表示演出決定処理を終えて遊技処理にリターンする。以上のようにして表示演出決定処理において、メインＣＰＵが、大当り外れの別による変動パターンの決定と停止図柄の決定を行った結果、変動パターンのコマンドエリア、左停止図柄コマンドエリア、中停止図柄コマンドエリア、右停止図柄コマンドエリアにそれぞれ決定したコマンドがセットされたことになる。なお、これらのコマンドエリアにセットされた各表示制御用コマンドは、ステップＳ０１のコマンド出力処理において表示制御装置５５に送信される。
【００５６】
次に、ステップＳ０６の変動時間監視処理について説明する。図１２は、メインＣＰＵが実行する変動時間監視処理のサブルーチンを示すフローチャートである。メインＣＰＵは、変動時間監視処理を開始すると、まず、図柄変動フラグが１であるか否かを判別する（ステップＡ７０）。ステップＳ０５の表示演出決定処理にて変動パターンや停止図柄の決定が行われた場合、図柄変動フラグに１がセットされている。図柄変動フラグが１である場合、メインＣＰＵは、ステップＡ７１に進み、図柄停止タイミングであるか否かを判別する（ステップＡ７１）。メインＣＰＵは、図柄停止タイミングでないと判別した場合、変動時間監視タイマにセットされている値の減算処理を行い（ステップＡ７２）、変動時間監視処理を終えて遊技処理にリターンする。
【００５７】
次周期以降の変動時間監視処理では、変動時間監視タイマにセットした図柄停止までの時間が経過するまでの間、ステップＡ７０、ステップＳ７１及びステップＳ７２を繰り返し実行する。そして、変動時間監視タイマにセットした値が０となると、図柄停止までの時間が経過したことになり、メインＣＰＵは、図柄停止コマンドをセットし（ステップＡ７３）、停止表示時間をタイマにセットし（ステップＡ７４）、図柄変動フラグに２（図柄停止表示中）をセットし（ステップＡ７５）、変動時間監視処理を終えて遊技処理にリターンする。なお、セットされた図柄停止コマンドは、ステップＳ０１のコマンド出力処理において表示制御装置５５に送信される。
【００５８】
図柄変動フラグの値が２とされる結果、次周期の変動時間監視処理では、メインＣＰＵは、ステップＡ７０を偽と判別し、続くステップＡ７６の図柄変動フラグが２であるか否かの判別処理を真と判別し、表示完了であるか否かを判別する（ステップＡ７７）。メインＣＰＵは、変動時間監視タイマにセットした停止表示時間が経過するまでの間、ステップＡ７７を偽と判別し、ステップＳ７２に移行して変動時間監視タイマにセットされている値の減算処理を行い（ステップＡ７２）、変動時間監視処理を終えて遊技処理にリターンする。そして、変動時間監視タイマにセットした値が０となると、停止表示時間が経過したことになり（表示完了となり）、メインＣＰＵは、図柄変動フラグを０クリアし（ステップＡ７８）、変動時間監視処理を終えて遊技処理にリターンする。なお、図柄変動フラグが０である場合、メインＣＰＵは、ステップＡ７０を偽、ステップＡ７６を偽と判別するので、実質的な変動時間監視処理は行われない。
【００５９】
ステップＳ０７の特別遊技実行処理においては、最初、特別遊技実行フラグに１がセットされておらず（特別遊技実行フラグ＝０）、特別遊技実行フラグが０である状態では、大当りフラグに１がセットされているか否かを判別する。そして、大当りフラグに１がセットされていなければ、特別遊技実行処理を終えて遊技処理にリターンする。従って、大当りフラグに１がセットされていない場合は（表示演出決定処理にて外れと判定されて大当りフラグが０クリアされた場合）、実質的な特別遊技実行処理は行われない。一方、大当りフラグに１がセットされている場合は（表示演出決定処理にて当りと判定されて大当りフラグに１がセットされた場合）、図柄変動フラグが０であるか否かを判別する。そして、図柄変動フラグが０でなければ、特別遊技実行処理を終えて遊技処理にリターンする。従って、図柄変動フラグが０でない場合は、実質的な特別遊技実行処理は行われない。一方、変動時間監視処理にて表示完了時に図柄変動フラグが０クリアされると、メインＣＰＵは、特別遊技実行フラグに１をセットし、大当りフラグを０クリアし、特別遊技を開始する。特別遊技実行フラグに１がセットされている状態では、特別遊技に関する処理と特別遊技の終了条件成立か否かの判別処理とが行われ、特別遊技の終了条件が成立すると、特別遊技実行フラグを０クリアし、特別遊技実行処理の実行終了となる。
【００６０】
なお、表示制御装置５５は、変動パターンコマンドを受け取ると、左図柄、中図柄、右図柄の図柄変動を開始する。また、表示制御装置５５は、変動パターンの種別に対応して図柄変動のタイミング（変動速度の切換時期や図柄の揺れ変動開始時期等）を決定する。さらに、表示制御装置５５は、左図柄、中図柄、右図柄の停止図柄コマンドを受け取ると、これらに対応した左図柄、右図柄、中図柄の停止図柄を決定する。なお、表示制御装置５５に指令した停止図柄がリーチ図柄である場合には、リーチ発生となる。また、表示制御装置５５は、図柄停止コマンドを受け取ると、決定した左図柄、右図柄、中図柄で図柄停止する。外れの場合であれば外れ停止図柄が表示され、大当りであれば、大当り停止図柄が表示される。
【００６１】
次に、音声制御装置５３のコマンド受信処理について説明する。図１３は、音声制御装置５３のＣＰＵ（以下、音声制御ＣＰＵという）が実行するコマンド受信処理のフローチャートである。音声制御装置５３は、メイン制御装置４０から１バイトずつ送信される２バイトの音声制御用の指令コマンドを１バイトずつ受信する。
【００６２】
音声制御ＣＰＵは、コマンド受信処理を開始すると、メイン制御装置４０から送信された大きさ１バイトのコマンドを受信する（ステップＢ０１）。次いで、７ビット目が「１」であるか否かにより、１バイト目か否かを判別する（ステップＢ０２）。なお、受信したコマンドの７ビット目が「１」の場合は１バイト目、７ビット目が「０」の場合は２バイト目と判別する（図７参照）。
【００６３】
受信したコマンドが１バイト目であると判別した場合には、コマンドの種別が正しいか否かを判別する（ステップＢ０３）。音声制御用ＣＰＵは、ステップＢ０３にて、コマンドの種別が正しければ、１バイト目をＲＡＭに記憶し（ステップＢ０４）、受信済みフラグに１をセットし（ステップＢ０５）、コマンド受信処理を終える一方、コマンドの種別が正しくなければ、受信したコマンドを破棄し（ステップＢ０６）、受信済みフラグを０クリアし（ステップＢ０７）、コマンド受信処理を終える。
【００６４】
また、音声制御用ＣＰＵは、ステップＢ０２にて、受信したコマンドが１バイト目でないと判別した場合には、受信したコマンドは２バイト目となり、次いで、１バイト目を受信済みが否か、即ち、受信済みフラグが１か否かを判別する（ステップＢ０８）。ステップＢ０８にて、音声制御ＣＰＵは、１バイト目を受信済みでない場合、受信したコマンドを破棄し（ステップＢ０６）、受信済みフラグを０クリアし（ステップＢ０７）、コマンド受信処理を終える。一方、音声制御用ＣＰＵは、ステップＢ０８にて１バイト目を受信済みである場合、２バイト目のコマンドと登録されているコマンド内容と比較して分別可能かを判別する（ステップＢ０９）。
【００６５】
音声制御用ＣＰＵは、ステップＢ０９にて、受信した２バイト目のコマンドが分別可能でなければ、受信したコマンドを破棄し（ステップＢ０６）、受信済みフラグを０クリアし（ステップＢ０７）、コマンド受信処理を終える。一方、音声制御用ＣＰＵは、ステップＢ０９にて、受信した２バイト目のコマンドが分別可能であれば、正しいコマンドとしてコマンド記憶エリアに１バイト目に受信したコマンド及び２バイト目に受信したコマンドをセットし（ステップＢ１０）、コマンド受信処理を終える。先に述べたように、受信したコマンドが始動口入賞コマンドの場合は、１バイト目が１６進表示で「Ｃ２」であり、２バイト目が事前判定で外れならば１６進表示で「００」であり、２バイト目が事前判定で当りならば１６進表示で「０１」である。
【００６６】
次に、音声制御装置５３の始動口入賞コマンドを受信した場合に実行する発音処理について説明する。図１４は、音声制御ＣＰＵが実行する始動口入賞音発生処理のフローチャートである。音声制御ＣＰＵは、受信したコマンドの１バイト目が、即ち、コマンド種別が「Ｃ２」であるか否かを判別する（ステップＢ２０）。ステップＢ２０にて、コマンド種別が「Ｃ２」であれば、始動口入賞コマンドであり、音声制御ＣＰＵは、ステップＢ２０を真と判別してステップＢ２１に進む。一方、コマンド種別が「Ｃ２」でない場合、始動口入賞コマンドではないことになり、音声制御ＣＰＵは、ステップＢ２０を偽と判別して始動口入賞音発生処理を終える。
【００６７】
音声制御ＣＰＵは、コマンド種別が「Ｃ２」である場合、ステップＢ２１に進み、受信したコマンドの２バイト目が「０１」であるか否かを判別する（ステップＢ２１）。即ち、受信したコマンドの内容が、事前判定で当りであるか否かを判別する。ステップＢ２１にて、受信したコマンドの内容が、事前判定で当りでないと判定した場合、音声制御ＣＰＵは、通常の始動入賞音データをスピーカに対して出力し（ステップＢ２２）、始動口入賞音発生処理を終える。
【００６８】
一方、ステップＢ２１にて、受信したコマンドの内容が、受信したコマンドの２バイト目が「０１」であると判定した場合、即ち、事前判定で当りであると判定した場合、音声制御ＣＰＵは、大当り音をスピーカに対して出力し（ステップＢ２３）、始動口入賞音発生処理を終える。
【００６９】
以上の説明から明らかなように、始動口に入賞した時点で、その入賞に対する当り外れを事前に判定し、事前判定した当落判定の結果を音声制御装置５３（副制御装置）に送信するので、始動口に入賞した時点で、音声制御装置５３がその入賞に対する当落判定の結果を認識することができる。また、当落判定の結果が当りである場合には、音声制御装置５３がその始動口入賞に対する図柄変動の結果として特別図柄表示装置２８に特別図柄により大当り図柄が停止表示される前に、事前に当りを演出することができる。
【００７０】
なお、受信したコマンドの内容が、事前判定で当りであると判定した場合、乱数を抽選し、抽選した値が当りである場合に大当り音をスピーカに対して出力する一方、抽選した値がはずれである場合には通常の始動入賞音データをスピーカに対して出力する構成としてもよい。このようにすると、ある確率で、例えば、１／４の確率で大当り音をスピーカに対して出力させることになる。
【００７１】
また、本実施形態では、始動口入賞に応じて抽選した大当り当否判定用乱数が当りである場合（７又は３０７の場合）、当りうちの一部（７である場合）について事前に当りであることを始動入賞時に通常の始動入賞音とは異なる大当り音で遊技者に報知するようにしている。このように、始動入賞時に通常の始動入賞音が発生し、この後の図柄変動により大当りが特別図柄表示装置２８にて表出されるパターンと、始動入賞時に大当り音が発生し、この後の図柄変動により大当りが特別図柄表示装置２８にて表出されるパターンとの２つが存在するため、遊技者は、始動入賞時に大当り音が発生した場合に、非常にツキを感じることになる。
【００７２】
また、本実施形態では、事前判定にて当選した場合に始動口入賞時の１回のみ大当り音を発生させる構成としてあるが、始動口入賞時の１回のみに限らず、その始動口入賞に関わる保留により図柄変動が行われ、保留されている大当り当否判定用の取得値が実際に大当りと判定され、図柄変動により大当りが特別図柄表示装置２８にて表出されるまでの間、始動口入賞がある度、又は、始動口入賞に関係なく適時に、大当り音を発生させるようにしてもよい。
【００７３】
上述した実施形態では、副制御装置として音声制御装置５３を例として説明しているが、本発明は、副制御装置を音声制御装置に限らず、ランプ制御装置５２や表示制御装置５５に始動口入賞情報と事前判定による当落判定結果の別を送信し、応じて、ランプ制御装置５２が装飾用ランプの点灯表示態様で、表示制御装置５５が液晶表示画面上の表示態様で、遊技者に対して事前判定の当落を報知する構成としてもよい。
【００７４】
なお、本発明に直接関係しないが、実施形態では、始動入賞時の大当り当否判定用の取得値の事前判定と、保留数に関わる図柄変動時の大当り当否判定用の取得値の判定とで、大当り当否判定用の取得値に対する判定自体を別タイミングで２回行っているが、始動入賞時の大当り当否判定用の取得値の事前判定により当り外れを先に判定し（取得値が大当りに属する値であるか否か）、当り外れの判定結果を保留数に関わって記憶し、図柄変動時に事前判定時に行った当り外れの結果を用いるようにしてもよい。
【００７５】
【発明の効果】
請求項１に記載の構成によれば、主制御装置が、始動口入賞検出手段による始動入賞検出時に、当該始動入賞に起因する図柄変動に先立って、抽選した図柄変動に関する当否に関わる値の当落判定を事前判定すると共に、始動口入賞情報及び事前判定による当落判定結果の別を副制御装置に送信するので、始動口に入賞した時点で、副制御装置がその始動口入賞タイミングと共に当落判定の結果を認識することができる。よって、例えば、始動口入賞タイミングを基にした当り予告等が可能になる。
【００７６】
そして、副制御装置が、始動口入賞情報及び事前判定による判定結果の別に応じて遊技報知装置を制御するので、事前判定の結果が当りである場合には、副制御装置が、その始動口入賞に対する図柄変動の結果として図柄表示装置に図柄により当否が停止表示される前に、遊技報知装置を通じて事前に当りを演出することができる。
【００７７】
また、図柄変動に関する当否に関わる値の中に当りである値が複数個設けてあり、事前判定は、複数個設けられた当りのうちの一部に対して行うので、遊技者は、始動入賞時に当り演出が報知された場合に、非常にツキを感じることになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係るカード式パチンコ遊技機の正面図
【図２】図１のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図
【図３】実施形態のカード式パチンコ遊技機に配備された制御系統の要部ブロック図
【図４】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたメイン制御装置のメインＣＰＵが実行する遊技処理のフローチャート
【図５】同上のメインＣＰＵが実行する始動口センサ検出処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図６】実施形態における保留数入賞カウンタの値（１〜４）に対応して取得した各カウンタ値が格納される所定の取得値記憶エリアを示す図
【図７】実施形態における始動口入賞コマンドの構成を示す図
【図８】同上のメインＣＰＵが実行する表示演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図９】同上のメインＣＰＵが実行する大当り当否判定処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図１０】同上のメインＣＰＵが実行する大当り演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図１１】同上のメインＣＰＵが実行する外れ演出決定処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図１２】同上のメインＣＰＵが実行する変動時間監視処理のサブルーチンを示すフローチャート
【図１３】実施形態のパチンコ遊技機に配備された副制御装置の一態様としての音声制御装置のＣＰＵが実行するコマンド受信処理のフローチャート
【図１４】同上の音声制御装置のＣＰＵが実行する始動口入賞音発生処理のフローチャート
【符号の説明】
１ カード式パチンコ遊技機
２ パチンコ遊技機
３ カードユニット
４ カード挿入口
５ 前面枠
６ 金枠
７ ガラス扉
８ 遊技盤
９ 上球受皿
１０ 下球受皿
１１ 打球ハンドル
１２ 球貸操作部
１３ 貸玉スイッチ
１４ カード残高表示器
１５ カード返却スイッチ
１６ 外側ガイドレール
１７ 内側ガイドレール
１８ 遊技領域
１９ 図柄表示ユニット
２０ 補助役物装置
２１ 役物ユニット
２２ アウト口
２３ ランプ付き風車
２４ 左ゲート
２５ 右ゲート
２６ 左袖入賞口
２７ 右袖入賞口
２８ 特別図柄表示装置
２９ 普通図柄表示装置
３０ 第１始動入賞口
３１ 普通電動役物
３２ 第２始動入賞口
３３ 開閉扉
３４ 大入賞口
３５ 左落し入賞口
３６ 右落し入賞口
３７ 左サイドランプ
３８ 右サイドランプ
３９ 枠飾りランプ
４０ メイン制御装置
４１ ワンチップマイクロコンピュータ
４２ インタフェース
４３ ＣＰＵ
４４ ＲＡＭ
４５ ＲＯＭ
４６ 始動口センサ
４７ 普通図柄始動センサ
４８ 中継回路
４９ ソレノイド
５０ カウントセンサ
５１ 特定領域センサ
５２ ランプ制御装置
５３ 音声制御装置
５４ 払出制御装置
５５ 表示制御装置
５６ 賞球払出装置
５７ 貸球払出装置
５８ 発射制御回路
５９ 打球発射装置
６０ 賞球センサ
６１ フォト分配回路
Ｍ１ 賞球モータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a symbol display device, a symbol start port for changing the symbol displayed on the symbol display device, a start port winning detection means for detecting a winning at the symbol start port, and a main control of the entire game. A control device and a sub-control device that controls a game notification device that notifies a gaming state in accordance with a command from the main control device, the main control device changes the symbol according to the start winning detection by the start opening winning detection means A lottery game that draws a value related to whether or not the game is successful, and if the value related to whether or not the lottery is selected is a win, the player recognizes the win by the symbol on the symbol display device and gives a special game state advantageous to the player Related to the machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a bullet having a symbol display device, a symbol starting port for changing the symbol displayed on the symbol display device, and a special prize opening device for giving a special game state advantageous to the player on the game board surface. Ball game machines are widely known. Among such conventional ball game machines, the so-called type 1 ball game machine includes a start port winning detection means for detecting a game ball win at the symbol start port, and control of the entire game. And a sub-control device that controls the game notification device that notifies the gaming state in accordance with a command from the main control device, the main control device responding to the start winning detection by the start opening winning detection means The lottery determination random number value related to whether or not the symbol change is related to lottery, and the right to change the symbol and the value related to whether or not the lottery is sequentially held in the holding number storage means, while the symbol change can be started. In this case, regarding the change of the symbol to be performed this time, the winning determination of the value related to whether or not it is held in the holding number storage means is performed, and if the determination result by the winning determination is successful, Recognized And the special winning opening device is operated to give a special game state that is advantageous to the player.
[0003]
The above-mentioned conventional type 1 ball game machine has each sub-control device (for example, a display control device for controlling a liquid crystal display device constituting the symbol display device, a voice control device for voice control, A start opening prize command is transmitted to notify the start opening to a lamp control device that controls lighting of the decorative light emitter. On the other hand, conventionally, the winning determination of the value of the jackpot determination random number to be drawn in accordance with the starting opening prize is not performed at the starting opening winning, and if the change of the pattern can be started, Then, the winning determination of the value related to whether or not it is held in the holding number storage means is performed, and a command is transmitted to each sub-control device according to the determination result by the winning determination, and an effect such as display is performed.
[0004]
As described above, the conventional ball game machine simply produces an effect of notifying the start opening when winning the start opening.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a ball game machine in which a sub-control device can determine the result of a winning determination for a start opening when the start opening is won.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  The bullet ball game machine according to claim 1, wherein a symbol display device, a symbol start port for changing a symbol displayed on the symbol display device, and a start port winning detection for detecting a winning at the symbol start port Means, a main control device that controls the entire game, and a sub-control device that controls the game notification device that notifies the gaming state according to a command from the main control device, wherein the main control device In accordance with the detection of the start prize by the mouth winning detection means, the value related to the success / failure related to the symbol variation is lottery, and the lottery related values related to the success / failure are sequentially held in the holding number storage means, while the variation of the symbol can be started. In this case, with respect to the change of the symbol to be performed this time, the winning determination of the value related to the success / failure held in the holding number storage means is performed, and when the determination result by the winning determination is correct, the symbol of the symbol display device Accordingly, the main controller is configured to detect a start prize by the start opening prize detection means in order to solve the above-described problem, and to make the player recognize a hit and give a special game state that is advantageous to the player. At the time, prior to the symbol variation due to the start winning, the winning of the value related to whether or not the lottery regarding the symbol variation is pre-determined before the winning determination, and the start winning detection by the starting opening winning detection means The start opening prize information indicating that the design start opening has been won and the determination result by the prior determination are configured by one command data corresponding to the determination result of the prior determination and transmitted to the sub-control device, When the command data includes the start opening winning information and the determination result of the command data by the prior determination is not successful, the sub control device While controlling the game notification device to notify the time, if the determination result by the prior determination of the command data is a win, so as to perform a big hit notification different from the notification at the time of normal start winning Configured to control the game notification device,
  Among the values related to whether or not the symbol variation is relevant, a plurality of values that are hits are provided,In the pre-judgment, the winning judgment is made for some of the above-mentioned hit values.While making a prior judgmentThe winning determination performed at the start of the fluctuation of the symbol, which is later than the timing of, is determined as winning for all the winning numerical values among the plurality of winning numerical values provided.By configuring
In the case where the lottery value related to the success / failure is a plurality of winning numerical values other than a part of the winning numerical values determined as winning in the preliminary determination, the preliminary determination actually By becoming a numerical value that cannot be distinguished whether it is a hit or not,When not winning in the prior judgment but winning in the winning judgment performed at the start of the variation of the symbol,
In the case where the lottery value related to the success / failure is the hit value provided by the plurality, and a partial hit value determined to be a win in the prior determination,In the case of winning in the prior judgment and winning in the winning judgment performed at the start of fluctuation of the symbol,
The notification pattern for entering the special game state is different.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the embodiment, a card-type pachinko game machine will be described as one form of a ball game machine. However, the present invention is not limited to a card-type pachinko game machine, and for example, a pachinko game machine or a medal-type pachinko game machine. A symbol display device, a symbol start port for changing the symbol displayed on the symbol display device, a start port winning detection means for detecting a winning at the symbol start port, and control of the entire game And a sub-control device that controls the game notification device that notifies the gaming state in accordance with a command from the main control device, the main control device responding to the start winning detection by the start opening winning detection means If the value related to success / failure related to symbol fluctuation is drawn, and the value related to success / failure is determined to be winning, the special display state that makes the player recognize the winning by the symbol of the symbol display device and is advantageous to the player. If Azukasuru a pinball game machine, all the target.
[0013]
Hereinafter, the ball game machine of the embodiment will be described. FIG. 1 is a front view of a card-type pachinko gaming machine according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, a card-type pachinko gaming machine 1 includes a pachinko gaming machine 2 and a card unit 3 that is disposed adjacent to the left side of the front of the pachinko gaming machine 2. In the center of the card unit 3, a card insertion slot 4 into which a prepaid card having a valuable value similar to money is inserted in the vertical direction is arranged.
[0014]
A metal frame 6 is provided on the front frame 5 of the pachinko gaming machine 2, and a glass door 7 is provided on the metal frame 6 so that it can be opened and closed. A game board 8 that is visible through the glass door 7 is attached to the upper part of the front frame 5. Has been. An upper ball tray 9 for storing game balls (pachinko balls) to be supplied to a ball striking device (described later) is provided at the lower front portion of the metal frame 6, and the lower portion of the front frame 5 is below the upper ball tray 9. A lower ball receiving tray 10 for storing pachinko balls overflowing from the upper ball receiving tray 9 is provided, and a hitting handle 11 of a hitting ball launcher is provided on the right side of the lower ball receiving tray 10. The hitting handle 11 is provided with a touch sensor for detecting contact of the player with the hitting handle 11 as in the prior art. A ball lending operation unit 12 is provided at the front center of the upper ball receiving tray 9, and the ball lending operation unit 12 has a ball lending switch 13 operated at the time of lending, a card balance indicator 14 for displaying the balance of the card, and a return of the card. A card return switch 15 that is sometimes operated is provided.
[0015]
FIG. 2 is a front view of the game board 8 of the pachinko gaming machine 2 of FIG. An outer guide rail 16 and an inner guide rail 17 are provided in a substantially circular shape on the edge of the game board 8, and a game area 18 surrounded by the inner guide rail 17 and the upper portion of the outer guide rail 16 is formed. In the center of the game area 18, a symbol display unit 19, an auxiliary accessory device 20, an accessory unit 21, and an out port 22 are arranged in order from the top to the bottom. In addition, wind turbines 23 and 23 with lamps are disposed on both sides of the shoulder portion of the symbol display unit 19, and a left gate 24 and a right gate 25 for starting normal symbol variation are disposed below the wind turbines 23 and 23. , 25 are provided with a left sleeve winning opening 26 and a right sleeve winning opening 27, respectively.
[0016]
The symbol display unit 19 is assembled with a special symbol display device 28 composed of a color liquid crystal display device at the center, and an ordinary symbol display device 29 composed of a segment type display unit using LEDs is disposed on the symbol display unit 19. Has been. The special symbol display device 28 constitutes the symbol display device described in claim 1. At the top of the auxiliary accessory device 20, there is provided a first start winning port 30 which is constituted by chuckers and which is related to the start of the symbol change of the special symbol in the special symbol display device 28, and is directly below the first start winning port 30. A tulip-type ordinary electric accessory 31 having a variable prize opening that is expanded by electromagnetic means such as a solenoid is provided at the lower portion of the auxiliary accessory device 20. Note that the variable winning opening of the ordinary electric accessory 31 is set to the second starting winning opening 32 related to the start of the symbol change of the special symbol in the special symbol display device 28.
[0017]
In addition, in the center of the accessory unit 21, a special winning opening 34 opened by the opening / closing door 33 is provided. A special area (not shown) that is a special prize area is provided in a part of the inside of the big winning opening 34, and a specific area door (not shown) that opens and closes the specific area is provided in the specific area. Yes. Further, a left-down winning port 35 and a right-down winning port 36 are disposed on both sides of the accessory unit 21 on both sides of the big winning port 34. The special winning opening 34 is in a special gaming state (a big hit gaming state) when the result of the special symbol display stop on the special symbol display device 28 is a big hit, and a predetermined time (for example, 29.5 seconds). ). However, the special winning opening 34 is closed when a predetermined number (for example, 10) of winnings is received during opening or when a predetermined time has passed.
[0018]
In addition, if the game ball passes through the specific area while the special winning opening 34 is opened, the continuation condition is satisfied, and the special winning opening opened this time is closed (the round of this round ends). After that, the special winning opening 34 is newly opened (the next round is entered). The maximum number of consecutive opening operations (number of consecutive rounds) of the grand prize opening 34 based on the passing of a game ball through a specific area has a maximum number of times, for example, up to 15 times (up to 15 rounds) including the first opening. It is up to. In the big hit gaming state, when there is no passing of a game ball to a specific area while the big winning opening 34 is opened, the big hit gaming state ends when the big winning opening 34 is closed. When the continuous opening operation of the big winning opening 34 continues up to the fifteenth time, the big hit gaming state is ended when the fifteenth big winning opening 34 is closed.
[0019]
When the game balls pass through the right and left gates 24 and 25 for starting normal symbol variation, the normal symbol display unit 29 displays the variable variable of the normal symbol and hits the result of stopping the variation of the normal symbol (predetermined predetermined value). In the case of (design), the variable winning opening (second starting winning opening 32) is in an expanded state. It should be noted that the number of prize balls to be paid out for the winning of game balls to the big prize opening 34 is set to 15, for example. In addition, the number of prize balls to be paid out for winning a game ball to a winning opening other than the large winning opening 34 is set to seven, for example.
[0020]
In addition, a frame decoration lamp 39 (frame decoration left lamp 39a, frame decoration middle lamp 39b, and frame decoration right lamp 39c) that is lit and displayed in accordance with the game situation is disposed above the front frame 5. In addition, various lamps and LEDs (for example, the left side lamp 37 and the right side lamp 38) that are lit and displayed according to the game situation (lighting and displaying information related to the game) are disposed on the game board surface.
[0021]
FIG. 3 is a principal block diagram of a control system provided in the card-type pachinko gaming machine according to the embodiment. A main control device 40 constituting main control means for performing game control mainly related to the game board 8 includes a one-chip microcomputer 41, an interface 42 for inputting / outputting data and signals, and the like. The one-chip microcomputer 41 includes a CPU 43 (hereinafter referred to as a main CPU), a RAM 44 and a ROM 45 inside. The one-chip microcomputer 41 is connected to various control devices, various drive devices, various switches, and the like via an interface 42.
[0022]
That is, the interface 42 has a start opening sensor 46a provided for the first start winning opening 30 and a start provided for the variable winning opening (second start winning opening) 32 of the ordinary electric accessory 31. The mouth sensor 46b, the normal symbol start switch 47 for detecting the passing of the game ball to the left and right gates 24, 25, and other winning sensors are connected.
[0023]
Also, a relay circuit 48 is connected to the interface 42, and each solenoid 49 (a solenoid for opening the special winning opening 34 and a solenoid for opening and closing a door provided for a specific area) is connected to the relay circuit 48. A count sensor 50 for detecting a game ball that has won a prize winning opening 34 and a specific area sensor 51 for detecting the passage of the game ball to a specific area provided in the big prize opening 34 are connected.
[0024]
Furthermore, the interface 42 is a lamp that controls lighting of various display lamps and LEDs (corresponding to decorative light emitting devices) provided in the gaming machine including a frame decoration lamp 39, a left side lamp 37, a right side lamp 38, and the like. The control device 52, the sound control device 53 for performing sound control for amplifying various sound effects from the speaker (one aspect of the sound generating device), and other solenoids (for example, the solenoid for expanding the ordinary electric accessory 31) Is connected. The lamp control device 52 controls lighting of various display lamps, LEDs (corresponding to a decorative light emitting device), and the like in accordance with a lamp control command from the main control device 40. Further, the voice control device 53 generates various voices from the speaker in response to a voice control command from the main control device 40.
[0025]
In addition, a payout control device 54 and a display control device 55 are connected to the interface 42. The display control device 55 controls the display of the special symbol display device 28 and the normal symbol display device 29 in accordance with a display control command from the main control device 40. The display controller 55 includes an input circuit connected to the main controller 40 via the interface 42, a liquid crystal display control CPU (hereinafter referred to as a display CPU), a RAM including image data, a work area by the CPU, and the like. In addition, a control circuit and an output circuit including a display control data corresponding to each command, a ROM storing characters and symbols, and the like are provided.
[0026]
When the display controller 55 receives a strobe signal from the main controller 40, the display CPU recognizes a display control command based on the signal. The display control commands include special symbols and normal symbols. In the case of a display control command for special symbols, the display CPU reads display control data, characters and symbols from the data area corresponding to the display control command, and stores them in the RAM for storing the image data. The When the display order of the stored image data comes, the image data is read from the RAM and displayed on the liquid crystal display screen. When a display control command related to a special game is sent from the main control device 40, the display CPU performs a special game display described later. The sub-control device according to the first aspect corresponds to the lamp control device 52, the sound control device 53, and the display control device 55 described above.
[0027]
The payout control device 54 performs a prize ball payout control, a ball payout control in accordance with a ball lending operation, and a control for stopping / releasing the operation of the hitting ball launching device. A control CPU (not shown) , A payout CPU), a RAM having a storage area for holding and storing a work area by the payout CPU, a prize ball number corresponding to each prize ball command, and the like, and control data and prize ball payout and rental ball payout A ROM or the like in which a control program is stored is provided. The payout control device 54 drives and controls the prize ball payout device 56 in accordance with a prize ball command instructed from the main control device 40, and performs prize ball payout control.
[0028]
In addition, the payout control device 54 is connected to the card unit 3 that sends a ball rental request signal to the payout control device 54 in accordance with a ball lending operation. The payout control device 54 drives and controls the ball rental solenoid of the ball rental payout device 57 in accordance with the ball rental request signal from the card unit 3 to perform the ball payout control. Further, the payout control device 54 is connected to a hitting ball launching device 59 for projecting a pachinko ball toward the game board surface via the launching control circuit 58, and the operation of the hitting ball launching device 59 is stopped / released. Control.
[0029]
The prize ball payout device 56 rotates, for example, a spinning ball receiver (for example, a screw type) by rotationally driving a prize ball motor M1, and receives a pachinko ball received in the ball receiving portion of the rotating ball receiver. The ball is fed by the rotation of the rotating ball receiver and discharged one by one. In addition, the prize ball payout device 56 is arranged so as to face the two prize ball discharge paths in the front and rear provided in the prize ball payout device 56 in order to actually detect the prize balls to be discharged. 60a, 60b (not shown, for example, configured by a photosensor). The detection signals of the prize ball sensors 60a and 60b are distributed into two by the photo distribution circuit 61 and input to both the payout control device 54 and the main control device 40.
[0030]
The ball lending / dispensing device 57 opens and closes a ball lending stopper (not shown) that is rotatable in the middle of a ball path provided in the device case, for example, by exciting a ball lending solenoid and discharges the ball. At the same time, it is a known one that detects the number of payout game balls by a ball rental sensor. The detection signal of the ball rental sensor is input to the payout control device 54 and is used for confirming the number of balls paid out as a ball rental.
[0031]
Processing executed by the main CPU in the pachinko gaming machine according to the embodiment configured as described above will be described. FIG. 4 is a flowchart of game processing executed by the main CPU. The game process is a process included in the main process executed by a reset interrupt that enters every 4 ms. The game processing includes command output processing in step S01, switch input processing in step S02, random number update processing in step S03, start port sensor detection processing in step S04, display effect processing in step S05, variation time monitoring processing in step S06, step It consists of a special game execution process in S07 and other processes in step S08.
[0032]
In the command output process of step S01, the main CPU is provided with a command buffer (in this embodiment, a display control command buffer, a lamp control command buffer, an audio control command buffer, and a prize ball command buffer). It is determined whether or not command data is set. If command data is set, the command data is converted into a sub-control device corresponding to the command data (in this embodiment, the display control device 55 and the lamp control). Any one of the device 52, the voice control device 53, and the payout control device 54).
[0033]
In the switch input process of step S02, the main CPU performs various sensors (in this embodiment, the start opening sensors 46a and 46b, the normal symbol start sensor 47, the count sensor 50, the specific area sensor 51, and the prize ball sensors 60a and 60b). If a signal is input, and the signal of each sensor input is a winning detection signal (with winning), 1 is set in the winning flag corresponding to that sensor. In this process, if any one of the start opening sensors 46a and 46b has a winning detection, 1 is set to the start opening winning flag.
[0034]
The main CPU updates the value of each random number counter used for the game process in the random number update process of step S03. In the present embodiment, the jackpot winning / bad determining counter C1 (0 to 629), the jackpot symbol determining counter C2 (0 to 11), the left symbol determining (disconnecting symbol determining) counter C3 (0 to 11), and the middle symbol. There are six counters for determination (deletion symbol determination) C4 (0 to 11), right symbol determination (deletion symbol determination) counter C5 (0 to 11), and effect selection counter C6 (0 to 49). Each counter is set to 0 when the power is turned on, and is updated by +1 by the random number update process. However, when the upper limit value set for each counter is exceeded, it is reset to zero.
[0035]
The start port sensor detection process in step S04 will be described with reference to the flowchart of FIG. FIG. 5 is a flowchart showing a subroutine of start port sensor detection processing executed by the main CPU. When starting the start port sensor detection process, the main CPU determines whether or not the value of the start port winning flag is 1, that is, whether or not there is a starting port winning (step A01). If the value of the start opening prize flag is not 1, the main CPU determines that there is no start opening winning, ends the start opening sensor detection process, and returns to the game process.
[0036]
On the other hand, if the value of the start opening prize flag is 1 in step A01, the main CPU determines that there is a starting opening prize, proceeds to step A02, and clears the start opening prize flag to 0 (step A02). Then, it is determined whether or not the number of holds related to the winning memorization at the start winning opening is full (step A03). In the present embodiment, the maximum number of suspensions related to winning storage at the start winning opening is four. The main CPU determines whether or not the value of the hold number counter is 4 or more. If the value of the hold number counter is 4, the main CPU determines that the hold number is full. In this case, the start winning prize is determined. The number of holds due to winning in the mouth is not stored, and the start mouth sensor detection process is finished and the process returns to the game process.
[0037]
On the other hand, if the value of the hold number counter is not 4 or more in step A03, it is determined that the hold number is not full, and the process proceeds to step A04, where the value of the hold number counter is incremented by 1 (step A04). Proceeding to A05, the number of holds due to winning at the start winning opening is stored. The hold number counter is a counter that is incremented by 1 every time a winning prize is stored in the start winning opening. The initial value is 0, and the range of possible values is 0 to 4.
[0038]
Proceeding to step A05, the main CPU acquires the current value of the jackpot winning determination counter and the jackpot symbol determination counter (step A05), and the acquired counter value is set to the value of the holding number counter (in this case, (1) to 4) and stored in a predetermined acquired value storage area (step A06). In addition, the process of step A05 corresponds to the lottery of the value related to the big hit determination. In this embodiment, there are 630 values from 0 to 629 for determining whether or not the jackpot is successful. Of these, two numbers “7” and “307” are set as hits, and numbers other than “7” and “307” are set. Is set to off.
[0039]
FIG. 6 is a diagram illustrating a predetermined acquired value storage area in which each counter value acquired corresponding to the value (1 to 4) of the retained number winning counter is stored. As shown in FIG. 6, when the value of the hold number counter is 1 (no start prize is stored), each acquired counter value is stored in the acquired value storage area (1). Similarly, when the value of the hold number counter is 2, each acquired counter value is stored in the acquired value storage area (2), and when the value of the hold number counter is 3, each acquired value The counter value is stored in the acquired value storage area (3). When the value of the hold count counter is 4, each acquired counter value is stored in the acquired value storage area (4).
[0040]
When the main CPU stores each acquired counter value in a predetermined acquired value storage area, the main CPU proceeds to step A07, where the acquired value of the lottery jackpot determination counter is determined in advance prior to the winning determination performed at the start of symbol variation. The start opening prize command is determined according to the result of the prior winning determination.
[0041]
In addition, in the winning determination performed in advance, a part (two in this embodiment, “7”, “307”) provided for a plurality of hits (in this embodiment, “7” in this embodiment, for example) Do it. When proceeding to step A07, the main CPU determines whether or not the acquired value of the big hit determination counter by the process of step A05 is “7” (step A07).
[0042]
In step A07, if the acquired value of the big hit / fail judgment counter is “7”, the start opening prize command “C201” (hexadecimal number display) including the hit judgment result by the prior judgment is set in the register. (Step A08), the process proceeds to Step A10. On the other hand, if the acquired value of the big hit / fail judgment counter is not “7” in step A07, the start opening prize command “C200” (hexadecimal number display) including the judgment result of the pre-judgment is set in the register. (Step A09), the process proceeds to Step A10.
[0043]
When proceeding to step A10, the main CPU sends the start opening prize command set in the register to the sub-control device buffer (in this embodiment, the sub-control for sending the start opening winning information and the result of the winning determination by the preliminary determination). Since one mode of the device is the voice control device 53, it is set to a voice control buffer) (step A10), the start port sensor detection process is completed, and the process returns to the game process. The start opening prize command set in the voice control buffer is transmitted to the voice control device 53 in the command output process of step S01.
[0044]
Here, the configuration of the start opening prize command will be described. FIG. 7 is a diagram showing a configuration of the start opening prize command. The start opening winning command corresponds to the starting opening winning information described in claim 1 and is composed of one command data including the result of the winning determination by the prior determination as shown in FIG. ing. Therefore, since the start winning command is transmitted to the sub-control device, the result of the winning determination (preliminary determination) is transmitted at the same time as the starting opening winning timing. You can also. The start opening prize command in this embodiment is composed of 2 bytes, but the command structure may be 1 byte or 2 bytes or more, and preferably the start opening information and the result of the winning determination (preliminary determination) are simultaneously displayed. It is better to send in parallel.
[0045]
The first byte of the start opening prize command is a part that represents the type of command (not only the start opening winning, but, for example, the interval when a reach or a big hit occurs, the opening of the big winning opening 34, the winning in a specific area, etc.) Yes, in the case of a start opening prize command, it is set to “C2” in hexadecimal notation. Further, the second byte of the start opening command is a portion representing the result of the above-described prior determination, and when the determination result by prior determination is a win, it is set to “01” in hexadecimal notation. Yes, if the winning determination result by prior determination is out of the range, it is set to “00” in hexadecimal notation. In addition, as for the transmission order of the start opening winning command to the voice control device 53, first the first byte is transmitted, and then the second byte is transmitted.
[0046]
Next, the display effect determination process in step S05 will be described with reference to the flowchart in FIG. FIG. 8 is a flowchart showing a subroutine of display effect determination processing executed by the main CPU. When starting the display effect determination process, the main CPU first determines whether or not a special game is being executed (step A20). Whether or not the special game is being executed is determined by whether or not the value of the special game execution flag is 1 (special game is being executed). The special game execution flag is “0” indicating that no special game is being executed, and “1” is indicating that a special game is being executed. If it is determined that the special game is being executed, the main CPU cannot start a new symbol variation, and thus ends the display effect determination process and returns to the game process.
[0047]
If the main CPU determines in step A20 that the special game is not being executed, the main CPU proceeds to step A21 and determines whether or not the symbol variation can be started (step A21). Whether or not the symbol variation can be started is determined based on whether or not the value of the symbol variation flag is 0 (symbol variation can be started). The symbol variation flag is “0”, indicating that the symbol is not changing (meaning that the variation is not changing due to internal processing but can start changing), “1” indicating that the symbol is changing, and “2” indicating that the symbol is stopped. . If the main CPU determines that the symbol variation or symbol stop display is in progress, it is impossible to newly start the symbol variation, so the display effect determination process ends and the process returns to the game process.
[0048]
If the main CPU determines in step A21 that the symbol variation can be started (symbol variation flag = 0), the main CPU proceeds to step A22 and determines whether or not there is a pending number (step A22). That is, when the value of the hold number counter is not 0, there is a hold number, and when the value of the hold number counter is 0, there is no hold number. If the main CPU determines that there is no pending number, it is impossible to start a new symbol variation, so the display effect determination process ends and the process returns to the game process.
[0049]
If the main CPU determines in step A22 that there is a holding number, the main CPU proceeds to step A23 and creates a stop stop symbol in the symbol variation started this time (step A23). In addition, creation of a stop symbol is made by determining a left symbol determination (delay symbol determination) counter C3 (0 to 11), a middle symbol determination (delay symbol determination) counter C4 (0 to 11), a right symbol determination (delay symbol determination). ) Counter C5 (0 to 11) is read, the left symbol determination (out symbol determination) counter C3 (0 to 11) is set as the left stop symbol, and the middle symbol determination (out symbol determination) counter C4. The value of (0 to 11) is the middle stop symbol, and the value of the right symbol determination (disconnection symbol determination) counter C5 (0 to 11) is the right stop symbol. If each value is the same for the left symbol, middle symbol, and right symbol, the value obtained by increasing the value of the right symbol by one is set as the right stop symbol.
[0050]
When the main CPU determines the stop stop symbol in step A23, the main CPU proceeds to step A24 to determine the acquired value of the big hit determination counter and the value of the big hit symbol determination counter stored in the acquired value storage area (1). Set in the area (step A24), and sequentially shift the contents of the acquired value storage area (2) to the acquired value storage area (4) from the acquired value storage area (1) to the acquired value storage area (3) to store the acquired value The area (4) is cleared to be free (step A25). Next, the main CPU performs a jackpot determination process related to the current symbol variation (step A26).
[0051]
FIG. 9 is a flowchart showing a sub-routine for determining whether or not the jackpot is executed by the main CPU. In the big-hit / hit determination process, the main CPU determines whether or not the acquired value for the big-hit / hit determination set in the determination area is a value belonging to the big-hit (step A40). In the present embodiment, the acquisition value for determining whether or not the jackpot is set in the determination area is 7 or 307 at the normal probability (2/630), or 7 at the high probability (7/630). , 57, 107, 157, 207, 257, 307, that is, whether or not the value is a big hit value, if the big hit value, 1 is set in the big hit flag F1 (step A41), but the big hit value must be If it is not, the big hit flag F1 is set to 0 (step A42).
[0052]
The main CPU, after finishing the big hit determination process, determines whether or not the value of the big hit flag is 1 (big hit) (step A27). When the main CPU determines that the value of the big hit flag is 1 (big hit), the main CPU performs a big hit effect determination process (step A28), and proceeds to step A30, but determines that the value of the big hit flag is not 1 (departure) If it is discriminated), an off-stage effect determination process is performed (step A29), and the process proceeds to step A30.
[0053]
FIG. 10 is a flowchart showing a subroutine of the big hit effect determination process executed by the main CPU. The main CPU reads the current value of the effect selection counter C6 (0 to 49) (step A50), and reads the effect selection for reading. A variation pattern is set based on the value of the counter C6 (0 to 49) (step A51), and the big hit stop symbol (for example, left, middle, etc.) is set based on the acquired value of the big hit symbol determination counter set in the determination area. The right symbol is the same symbol) (step A52), the big hit effect determining process is finished, and the process returns to the display effect determining process. In this embodiment, it is assumed that any one of the variation pattern 36 to the variation pattern 50 is selected as the variation pattern selected at the time of the big hit.
[0054]
FIG. 11 is a flowchart showing a subroutine of the off-stage effect determination process executed by the main CPU. The main CPU reads the current value of the effect selection counter C6 (0 to 49) (step A60), and reads the selected effect selection. A variation pattern is set based on the value of the counter C6 (0 to 49) (step A61), and the left, middle and right stop symbols created in the detachment stop symbol creation process of step A23 are set as the detachment stop symbols (step A62), the disengagement effect determination process is finished and the process returns to the display effect determination process. In this embodiment, it is assumed that any one of the variation patterns 1 to 35 is selected as the variation pattern selected at the time of detachment.
[0055]
When proceeding to step A30, the main CPU decrements the value of the holding number counter by one (step A30), sets 1 (in the pattern variation) to the symbol variation flag (step A31), and determines the variation time monitoring timer. The time until the symbol stop corresponding to the variation pattern is set (step A32), the display effect determining process is finished, and the process returns to the game process. As described above, in the display effect determination process, as a result of the main CPU determining the variation pattern and determining the stop symbol according to the big hit / loss, the variation pattern command area, the left stop symbol command area, the middle stop symbol command The determined commands are set in the area and the right stop symbol command area. Each display control command set in these command areas is transmitted to the display control device 55 in the command output process of step S01.
[0056]
Next, the variation time monitoring process in step S06 will be described. FIG. 12 is a flowchart showing a subroutine of the change time monitoring process executed by the main CPU. When starting the variation time monitoring process, the main CPU first determines whether or not the symbol variation flag is 1 (step A70). When the change pattern or stop symbol is determined in the display effect determination process in step S05, 1 is set in the symbol change flag. When the symbol variation flag is 1, the main CPU proceeds to step A71 and determines whether or not it is a symbol stop timing (step A71). When determining that it is not the symbol stop timing, the main CPU performs a subtraction process for the value set in the variation time monitoring timer (step A72), ends the variation time monitoring process, and returns to the game process.
[0057]
In the variation time monitoring process after the next cycle, step A70, step S71 and step S72 are repeatedly executed until the time until the symbol stop set in the variation time monitoring timer elapses. When the value set in the fluctuation time monitoring timer becomes 0, it means that the time until symbol stop has elapsed, and the main CPU sets a symbol stop command (step A73) and sets the stop display time in the timer. (Step A74), the symbol variation flag is set to 2 (designated stop display) (Step A75), the variation time monitoring process is terminated, and the process returns to the game process. The set symbol stop command is transmitted to the display control device 55 in the command output process of step S01.
[0058]
As a result of the value of the symbol variation flag being 2, in the variation time monitoring processing of the next cycle, the main CPU determines that step A70 is false, and then determines whether or not the symbol variation flag is 2 in step A76. Is determined to be true, and it is determined whether or not the display is complete (step A77). The main CPU determines that step A77 is false until the stop display time set in the variable time monitoring timer elapses, and proceeds to step S72 to perform a subtraction process for the value set in the variable time monitoring timer. (Step A72), the variation time monitoring process is finished, and the process returns to the game process. When the value set in the variation time monitoring timer becomes zero, the stop display time has elapsed (display is complete), the main CPU clears the symbol variation flag to zero (step A78), and variation time monitoring processing Finish and return to game processing. When the symbol variation flag is 0, the main CPU determines that step A70 is false and step A76 is false, so that substantial variation time monitoring processing is not performed.
[0059]
In the special game execution process of step S07, when the special game execution flag is not set to 1 (special game execution flag = 0) and the special game execution flag is 0, 1 is set to the big hit flag. It is determined whether or not. If 1 is not set in the big hit flag, the special game execution process is finished and the process returns to the game process. Accordingly, when 1 is not set in the big hit flag (when it is determined that the big hit flag is cleared to 0 in the display effect determining process and the big hit flag is cleared to 0), the substantial special game execution process is not performed. On the other hand, if 1 is set in the big hit flag (when it is determined that the big win flag is set in the display effect determination process and 1 is set in the big win flag), it is determined whether or not the symbol variation flag is 0. If the symbol variation flag is not 0, the special game execution process ends and the process returns to the game process. Therefore, when the symbol variation flag is not 0, the substantial special game execution process is not performed. On the other hand, when the symbol variation flag is cleared to 0 when display is completed in the variation time monitoring process, the main CPU sets the special game execution flag to 1, clears the big hit flag to 0, and starts the special game. In a state where the special game execution flag is set to 1, a process related to the special game and a process for determining whether or not the special game end condition is satisfied are performed. When the special game end condition is satisfied, the special game execution flag is set. 0 is cleared, and the execution of the special game execution process ends.
[0060]
When the display control device 55 receives the variation pattern command, the display control device 55 starts symbol variation of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol. Further, the display control device 55 determines the timing of symbol variation (variation speed switching timing, symbol fluctuation variation start timing, etc.) corresponding to the type of variation pattern. Furthermore, when the display control device 55 receives a stop symbol command for the left symbol, middle symbol, and right symbol, the display control device 55 determines a stop symbol for the left symbol, right symbol, and middle symbol corresponding thereto. In addition, when the stop symbol commanded to the display control device 55 is a reach symbol, reach occurs. Further, when receiving the symbol stop command, the display control device 55 stops the symbol at the determined left symbol, right symbol, and middle symbol. If it is a detachment, a detachment stop symbol is displayed, and if it is a big hit, a big hit stop symbol is displayed.
[0061]
Next, command reception processing of the voice control device 53 will be described. FIG. 13 is a flowchart of command reception processing executed by the CPU of the voice control device 53 (hereinafter referred to as voice control CPU). The voice control device 53 receives a 2-byte voice control command command transmitted byte by byte from the main control device 40 byte by byte.
[0062]
When starting the command reception process, the voice control CPU receives a 1-byte command transmitted from the main control device 40 (step B01). Next, it is determined whether or not it is the first byte depending on whether or not the seventh bit is “1” (step B02). When the 7th bit of the received command is “1”, it is determined as the 1st byte, and when the 7th bit is “0”, it is determined as the 2nd byte (see FIG. 7).
[0063]
If it is determined that the received command is the first byte, it is determined whether or not the command type is correct (step B03). If the command type is correct in step B03, the voice control CPU stores the first byte in the RAM (step B04), sets the received flag to 1 (step B05), and finishes the command reception process. If the command type is not correct, the received command is discarded (step B06), the received flag is cleared to 0 (step B07), and the command reception process ends.
[0064]
If the voice control CPU determines in step B02 that the received command is not the first byte, the received command is the second byte, and then whether or not the first byte has been received, that is, Then, it is determined whether or not the received flag is 1 (step B08). In step B08, if the first byte has not been received, the voice control CPU discards the received command (step B06), clears the received flag to 0 (step B07), and ends the command reception process. On the other hand, if the first byte has been received in step B08, the voice control CPU determines whether the second byte command and the registered command content are distinguishable (step B09).
[0065]
If the received second byte command is not distinguishable in step B09, the voice control CPU discards the received command (step B06), clears the received flag to 0 (step B07), and receives the command. Finish the process. On the other hand, if the received second byte command can be distinguished in step B09, the voice control CPU determines that the command received in the command storage area as the correct command and the command received in the second byte are correct commands. Set (step B10), and the command reception process ends. As described above, when the received command is a start opening winning command, the first byte is “C2” in hexadecimal display, and when the second byte is out of the preliminary determination, “00” is displayed in hexadecimal. If the second byte is a hit in advance determination, it is “01” in hexadecimal display.
[0066]
Next, the sound generation process executed when the start opening prize command of the voice control device 53 is received will be described. FIG. 14 is a flowchart of start opening winning sound generation processing executed by the voice control CPU. The voice control CPU determines whether or not the first byte of the received command, that is, the command type is “C2” (step B20). If the command type is “C2” in step B20, it is a start opening winning command, and the voice control CPU determines that step B20 is true and proceeds to step B21. On the other hand, if the command type is not “C2”, it means that the command is not a start opening prize command, and the voice control CPU determines that step B20 is false and ends the start opening winning sound generation process.
[0067]
If the command type is “C2”, the voice control CPU proceeds to step B21 and determines whether or not the second byte of the received command is “01” (step B21). That is, it is determined whether or not the content of the received command is a hit in advance determination. If it is determined in step B21 that the content of the received command is not a hit in the preliminary determination, the voice control CPU outputs normal start winning sound data to the speaker (step B22), and a start opening winning sound is generated. Finish the process.
[0068]
On the other hand, if it is determined in step B21 that the content of the received command indicates that the second byte of the received command is “01”, that is, if it is determined that it is a win in the preliminary determination, the voice control CPU The big hit sound is output to the speaker (step B23), and the start opening winning sound generation processing is finished.
[0069]
As is clear from the above description, when winning at the starting opening, it is determined in advance whether or not the winning is hit, and the result of the pre-determined winning determination is transmitted to the voice control device 53 (sub-control device). When winning at the start opening, the voice control device 53 can recognize the result of the winning determination for the winning. Also, if the winning determination result is a win, the voice control device 53 will advance the special symbol display device 28 as a result of the symbol variation as a result of the start opening winnings before the jackpot symbol is stopped and displayed by the special symbol. You can produce a hit.
[0070]
In addition, when it is determined that the content of the received command is a win in the pre-determination, a random number is lottery, and when the lottery value is a win, a big hit sound is output to the speaker, while the lottery value is out of sync. In this case, the normal start winning sound data may be output to the speaker. In this way, a big hit sound is output to the speaker with a certain probability, for example, with a probability of 1/4.
[0071]
Further, in the present embodiment, when the jackpot winning random number for lottery selected in accordance with the start opening winning is a win (in the case of 7 or 307), a part of the win (in the case of 7) is a win in advance. This is notified to the player by a big hit sound different from the normal start winning sound at the time of starting winning. In this way, a normal start winning sound is generated at the time of starting winning, and a pattern in which the big hit is displayed on the special symbol display device 28 due to the subsequent symbol variation, and a big hit sound is generated at the time of starting winning, and the pattern after this Since there are two patterns, a jackpot is displayed on the special symbol display device 28 due to fluctuations, the player will feel very sticky when a jackpot sound is generated at the time of starting winning.
[0072]
Moreover, in this embodiment, when winning by a prior determination, it is set as the structure which generates a big hit sound only once at the time of a start opening | winning prize, However, not only once at the time of a starting opening | winning prize, The symbol change is performed by the related hold, and the acquired value for determining whether or not the jackpot is won is actually determined to be a big hit, and until the big hit is displayed on the special symbol display device 28 due to the symbol change, the start opening prize is received. A big hit sound may be generated every time or in a timely manner regardless of the start opening prize.
[0073]
In the above-described embodiment, the voice control device 53 is described as an example of the sub control device. However, the present invention is not limited to the voice control device, and the lamp control device 52 and the display control device 55 have a start port. The winning information and the result of the winning determination by the prior determination are transmitted, and accordingly, the lamp control device 52 is in the lighting display mode of the decorative lamp and the display control device 55 is in the display mode on the liquid crystal display screen to the player. Thus, a configuration for notifying the success of the preliminary determination may be adopted.
[0074]
Although not directly related to the present invention, in the embodiment, in the pre-determination of the acquisition value for the jackpot winning determination at the time of the start winning, and the determination of the acquisition value for the jackpot winning determination at the time of symbol variation related to the number of holds, Although the determination itself for the acquired value for determining whether or not the jackpot is won is performed twice at different timings, the pre-determination of the acquired value for determining whether or not the jackpot is won at the time of starting winning a prize is determined first (the acquired value belongs to the jackpot) It is also possible to store the determination result of the hit / rejection in relation to the number of holdings and use the result of the hit / rejection performed at the time of the prior determination at the time of symbol variation.
[0075]
【The invention's effect】
According to the configuration of the first aspect, when the main control device detects the start winning by the start opening winning detection means, the winning of the value related to the success or failure regarding the lottery of the symbol variation prior to the symbol variation due to the start winning is determined. In addition to pre-determining the determination, the start opening prize information and the result of winning determination by the pre-determination are transmitted to the sub-control device. The result can be recognized. Therefore, for example, a hit notice based on the start opening winning timing can be made.
[0076]
  AndThe sub-control unit uses the starting opening prize information and prior judgment.SizeSince the game notification device is controlled according to the fixed result,In advanceIf the result of the determination is a win, the sub-control device produces a win in advance through the game notification device before the symbol display device displays a success / failure indication as a result of the symbol variation for the start opening prize. can do.
[0077]
  AlsoThere are a number of values that are hits among the values related to whether or not the symbol changes.IsSince this is performed for a part of the winnings provided, the player feels a lot of stickiness when the winning effect is notified at the time of starting winning a prize.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a card-type pachinko gaming machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the game board of the pachinko machine shown in FIG.
FIG. 3 is a block diagram of a main part of a control system provided in the card-type pachinko gaming machine according to the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart of game processing executed by the main CPU of the main control device provided in the pachinko gaming machine according to the embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing a subroutine of start port sensor detection processing executed by the main CPU;
FIG. 6 is a diagram showing a predetermined acquired value storage area in which each counter value acquired corresponding to the value (1 to 4) of the holding number winning counter in the embodiment is stored;
FIG. 7 is a diagram showing a configuration of a start opening prize command in the embodiment.
FIG. 8 is a flowchart showing a display effect determining process subroutine executed by the main CPU;
FIG. 9 is a flowchart showing a sub-routine determination process subroutine executed by the main CPU;
FIG. 10 is a flowchart showing a subroutine of a jackpot presentation determination process executed by the main CPU;
FIG. 11 is a flowchart showing a subroutine of an off-stage effect determination process executed by the main CPU;
FIG. 12 is a flowchart showing a subroutine of variable time monitoring processing executed by the main CPU;
FIG. 13 is a flowchart of command reception processing executed by the CPU of the voice control device as one aspect of the sub-control device arranged in the pachinko gaming machine according to the embodiment.
FIG. 14 is a flowchart of start opening winning sound generation processing executed by the CPU of the voice control device according to the embodiment;
[Explanation of symbols]
1 card-type pachinko machine
2 Pachinko machines
3 Card unit
4 Card slot
5 Front frame
6 Gold frame
7 Glass door
8 Game board
9 Top ball tray
10 Lower ball tray
11 Hitting ball handle
12 ball rental operation department
13 Ball rental switch
14 Card balance indicator
15 Card return switch
16 Outer guide rail
17 Inner guide rail
18 Game area
19 Symbol display unit
20 Auxiliary accessory device
21 Property unit
22 Out mouth
23 Windmill with lamp
24 left gate
25 Right Gate
26 Left sleeve winning entrance
27 Right sleeve winning entrance
28 Special symbol display device
29 Normal symbol display device
30 First starting prize opening
31 Ordinary electric equipment
32 Second starting prize opening
33 Opening door
34 Grand Prize Winner
35 Left-down winning entrance
36 Right-down winning entrance
37 Left side lamp
38 Right side lamp
39 Frame decoration lamp
40 Main control unit
41 One-chip microcomputer
42 Interface
43 CPU
44 RAM
45 ROM
46 Start sensor
47 Normal symbol start sensor
48 Relay circuit
49 Solenoid
50 count sensor
51 Specific area sensor
52 Lamp control device
53 Voice control device
54 Dispensing control device
55 Display controller
56 prize ball dispensing device
57 Rental equipment
58 Launch control circuit
59 Hitting ball launcher
60 prize ball sensor
61 Photo distribution circuit
M1 prize ball motor

Claims (1)

図柄表示装置と、前記図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始動口と、前記図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、遊技全体の制御を行う主制御装置と、前記主制御装置からの指令に従い、遊技状態を報知する遊技報知装置の制御を行う副制御装置とを備え、前記主制御装置が、前記始動口入賞検出手段による始動入賞検出に応じて前記図柄変動に関する当否に関わる値を抽選し、抽選した前記当否に関わる値を順次保留個数記憶手段に保留する一方、前記図柄の変動開始が可能である場合、今回行う図柄の変動に関して、前記保留個数記憶手段に保留されている前記当否に関わる値の当落判定を行い、前記当落判定による判定結果が当りの場合に、前記図柄表示装置の図柄によって遊技者に当りを認識させると共に遊技者に有利となる特別遊技状態を付与する弾球遊技機において、
前記主制御装置は、前記始動口入賞検出手段による始動入賞検出時に、当該始動入賞に起因する図柄変動に先立って、抽選した前記図柄変動に関する当否に関わる値の当落を前記当落判定の前に事前判定すると共に、前記始動口入賞検出手段の始動入賞検出による前記図柄始動口に入賞したことを表す始動口入賞情報及び前記事前判定による判定結果の別を前記事前判定の判定結果に応じた１つのコマンドデータで構成して前記副制御装置に送信し、
前記副制御装置は、前記コマンドデータが前記始動口入賞情報を含み、かつ前記コマンドデータの前記事前判定による判定結果が当りでない場合、通常の始動入賞時の報知を行うように前記遊技報知装置を制御する一方、前記コマンドデータの前記事前判定による判定結果が当りである場合、通常の始動入賞時の報知とは異なる大当りの報知を行うように前記遊技報知装置を制御するように構成され、
前記図柄変動に関する当否に関わる値の中には当りである数値が複数個設けてあり、前記事前判定は前記複数個設けられた当り数値のうちの一部の当り数値に対して当落の判定を行う一方、前記事前判定のタイミングよりも後のタイミングとなる前記図柄の変動開始時に行う当落判定は、前記複数個設けられた当り数値のうちの全ての当り数値に対して当落の判定を行う構成とすることにより、
前記抽選した前記当否に関わる値が、前記複数個設けられた当り数値であっても前記事前判定で当りと判定される一部の当り数値以外である場合では、前記事前判定では実際に当りか否かの区別ができない数値となることによって、前記事前判定で当りとならず、前記図柄の変動開始時に行う当落判定で当りとなる場合と、
前記抽選した前記当否に関わる値が、前記複数個設けられた当り数値であり、かつ前記事前判定で当りと判定される一部の当り数値である場合では、前記事前判定で当りとなり、かつ前記図柄の変動開始時に行う当落判定で当りとなる場合とで、前記特別遊技状態となる場合の報知パターンを異ならせることを特徴とする弾球遊技機。A symbol display device, a symbol start port for changing the symbol displayed on the symbol display device, a start port winning detection means for detecting a winning at the symbol start port, and a main control device for controlling the entire game And a sub-control device that controls a game notification device that notifies a gaming state according to a command from the main control device, wherein the main control device responds to the start winning detection by the start opening winning detection means according to the start winning detection A lottery value related to symbol variation is drawn in a lottery, and the lottery value related to the success / failure is sequentially held in the holding number storage means. The winning judgment of the value related to the success / failure held in the storage means is performed, and when the judgment result by the winning judgment is winning, the player is made to recognize the winning by the symbol of the symbol display device. In a ball-shooting game machine to impart special game state it is advantageous to the player with,
The main control device, prior to the winning determination, prior to the winning determination, when the starting winning detection is detected by the starting opening winning detecting means, prior to the symbol variation due to the starting prize, In addition to the determination, the start opening prize information indicating that the symbol starting opening has been won by the start opening detection means of the start opening winning detection means and the determination result by the prior determination are in accordance with the determination result of the prior determination. Composed of one command data and sent to the sub-control device,
When the command data includes the start opening prize information and the determination result by the prior determination of the command data is not a hit, the sub control apparatus notifies the game notification apparatus so as to perform a normal start prize notification. On the other hand, when the determination result by the prior determination of the command data is a win, the game notification device is controlled to perform a big hit notification different from the notification at the time of normal start winning ,
The number value is hit is in the value related to spruce relating to the symbol variation is provided with a plurality is determined Toraku to the pre-determined part of the per figures of the numerical value per provided the plurality while performing the Toraku judgment performed at the beginning change of the symbol as a timing later than the timing of the pre-determination, the determination of Toraku for all per value of one of said plurality per provided numerical By having a configuration to do ,
In the case where the lottery value related to the success / failure is a plurality of winning numerical values other than a part of the winning numerical values determined as winning in the preliminary determination, the preliminary determination actually When it becomes a numerical value that cannot be distinguished whether it is a hit or not, it is not a hit in the prior judgment, but a win in the winning judgment performed at the start of fluctuation of the symbol ,
In the case where the lottery-related value related to the success / failure is the hit value provided in plural, and is a partial hit value determined to be a hit in the prior determination, it is a win in the prior determination, The bullet ball game machine is characterized in that the notification pattern in the special game state is made different depending on whether or not the winning determination is made at the start of the symbol variation.
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