JP4070039B2 - 道路作業車のバンパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、路面に掻きほぐし,掘削,転圧,清掃等を施し、或いは路面に路盤材料の供給をする等の路面の加工作業をする道路作業車に関し、特に道路作業車のバンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路作業車は、その作業目的に対応した機能が重視されて設計されているために、作業目的に対応した機器類が当該作業を円滑に遂行するために配置されている。そのため、道路作業車には車体外面が前記機器類によって大幅に凹凸になっていることが多い。また、道路作業車は一般的に低速走行するものであるから、高速走行可能な乗用車や貨物車等のような速度に対する安全策は法令上からも厳しいものが求められていない。
【0003】
しかしながら、道路作業車による路面の加工作業は、作業車による作業中でも作業車の周囲で人が付随する作業をしている場合がある。この場合は、道路作業車の速度が低いことや作業上の必要性から、道路作業車の近くで作業することも多い。
【0004】
ところが、道路作業車は前記のように車体外面に凹凸が多いことや、前記機能重視の機器の配置の点から、運転席からの車体直前や直後等の見通しがよくないこともあって、作業中の人の姿勢によっては、その人の位置や状態を十分に確認できないおそれがある。このおそれをなくして死角を解消するために、この種の道路作業車は多くのミラー類を取付ける対策をとっていて、運転者と周囲で作業する人との双方の注意力によって安全性が確保されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業車近くで作業している人が万一不測の行動をとった場合、例えば発作的な体の痛みにより急にその場で身を屈めたり、路面の凹凸につまずいて転倒した場合には、低速走行中であっても作業車が瞬時に停止することは困難なことがあり、この瞬時の停止ができないときには車体や車輪に人が接する可能性がある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、前記の万一の不測の事態になっても、人が作業車に接触することを防止することにあり、また、この発明の目的は、車輪の向きが変化しても常に前記の接触防止を実現することにあり、また、この発明の目的は、前記接触の防止を、可及的に簡単な構造により実現することにあり、また、この発明の目的は、作業車の作業機能を低下させることなく前記接触の防止を実現することにあり、また、この発明の目的は、輸送のために作業車をトレーラートラックに積載するときの障害になることを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明は、車輪と、この車輪を回転可能に支持するステアリングナックルと、このステアリングナックルを操舵方向に旋回可能に支持し且つ車体側に取付けられるアクスルビームと、前記ステアリングナックルに設けられたナックルアームと、このナックルアームと車体側との間にあって当該ナックルアームに操舵力を入力する操舵力入力部材とを有し、前記操舵力入力部材から前記ステアリングナックルまでの、車輪に操舵力を伝達するための操舵力伝達系を構成してなる、路面の加工作業をする道路作業車において、前記操舵力伝達系に、ステーを介して、前記車輪の前側及び後側の少なくともいずれかに臨むバンパ本体を取付けて道路作業車のバンパ装置としている。
【0008】
バンパ本体は、人が道路作業車の車輪に接近することを防止する防護体である。このバンパ本体は、車体構造或いは車体と車輪の位置との関連に対応して、車輪の前側と後側のうち必要個所に設けるものとする。車輪の後側にバンパ本体を設ける理由は、道路作業車の種類によっては前進と後進とを繰り返しながら作業をする車両があり、車輪のトー変化が大きい状態で後進する場合に、車輪の後側が車体から外方に大きく出ることがあるからである。バンパ本体を操舵力伝達系に取付けるステーは、操舵力伝達系、すなわち操舵力入力部材,ナックルアーム,ステアリングナックル,或いはさらに左右のステアリングナックルの各ナックルアームを連結するタイロッドのいずれか1又は2以上に連結するものであり、したがって、車輪の操舵によるトー変化に対応してバンパ本体も移動して、車輪の移動方向において人が車輪に近づくことを防止することになる。
【0009】
前記操舵力入力部材としては、道路作業車用として慣用されているステアリング用シリンダがその一例であるが、他の駆動装置からの押し引きする力をステアリングナックルに伝達するリンクその他の部材を前記操舵力入力部材とすることもできる。
【0010】
なお、前記バンパ本体は、車輪の前側及び/又は後側のみならず、車輪よりも車幅方向内側にまで拡げたものであってもよい。この場合には人が車輪ばかりかサスペンションに接することも防止できる。
【0011】
また、本発明は、一端に前記バンパ本体を取付けた前記ステーを、前記車輪より車幅方向内側に配置するとともに、当該ステーを前記ステアリングナックルに取付けたものとしても良い。
【0012】
ステアリングナックルは、操舵時には車輪と一体に操向されるものであるから、これにステーを取付けておくことにより、バンパは常に車輪の進行方向に配置される。またステーは車輪よりも車幅方向内側に配置されるから、車輪が路側のギリギリを走行するときにもステーが縁石等に当たることがない。
【0013】
また、本発明は、前記バンパ本体を上部と下部とを別体になし、前記上部を前記ステーに取付け、前記下部を前記上部に昇降可能に取付けても良い。
【0014】
バンパ本体の下部を上部に対して昇降可能にする手段は、下部を旋回させて昇降させる手段や下部をスライドさせて昇降する手段のいずれも採用することができる。下部を上昇させると、道路作業車をトレーラートラック等に搭載して搬送する際や、路面の盛土部分等を通過する際に、パンパ本体の下部がトレーラートラックの荷台前端の凸部や前記盛土に当たることを回避できる。
【0015】
また、本発明は、前記バンパ本体は上部と下部とが別体をなし、前記上部に前記下部を車輪側に移動可能に取付け、前記上部と前記下部との間に、前記下部が車輪側に移動したことを検知する検知器を設けても良い。
【0016】
人がバンパ本体の下部に接触したときには、前記下部が車輪側に移動して検知器が作動するから、検知器に連結される警報装置が運転者や他の者に、人の前記接触を警報する。このため、直ちに道路作業車を停止することができる。また、前記検知器を道路作業車の制動装置に接続して、検知器の作動時には制動装置が自動的に作動するようにしておくこともできる。
【0017】
また、本発明は、前記構成に加えて、さらに、前記操舵力伝達系に、前記ステーと同一又はこれとは別のステーを介して、左右の車輪間における前記アクスルビームの前側又は後側に臨む内側バンパ本体を取付けても良い
【0018】
これによれば、車輪の前側及び/又は後側のバンパ本体とは別に左右の車輪間に配置される内側バンパを設けるから、この内側バンパにより、人が左右の車輪間に入り込んでアクスルビーム,ステアリングナックル等のサスペンションや車体に接するのを防止することができる。
【0019】
また、本発明は、車輪と、この車輪を回転可能に支持するステアリングナックルと、このステアリングナックルを操舵方向に旋回可能に支持し且つ車体側に取付けられるアクスルビームと、前記ステアリングナックルに設けられたナックルアームと、このナックルアームと車体側との間にあって当該ナックルアームに操舵力を入力する操舵力入力部材と、左右のナックル間を連結するタイロッドとを有し、前記操舵力入力部材から前記ステアリングナックルまでの、車輪に操舵力を伝達するための操舵力伝達系を構成してなる、路面の加工作業をする道路作業車において、前記操舵力伝達系に、ステーを介して、左右の車輪及びこれらの間の前側又は後側に臨むバンパ本体を取付けて道路作業車のバンパ装置としたものである。
【0020】
このバンパ本体は、左右の車輪及びこれらの間の前側又は後側に臨むものであるから、車輪の前側及び/又は後側のみならず、車幅全体を殆どカバーできるパンパである。これをステーによって操舵力伝達系の1又は2以上の部位に取付けて、操舵時に車輪のトー変化に伴って車幅方向に移動できるようになっている。ステーはステアリングナックルに取付ける手段と、中途をアクスルビームに水平方向に旋回できるように枢着し且つ端部を前記タイロッド又はナックルアームに連結する手段等がある。また、操舵力伝達系については前記説明と同一である。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は第1の実施形態を示しており、この実施形態に用いた道路作業車1は、路面を掻きほぐして掻きほぐした路盤材料を備付けのコンベヤにより他の車両に搭載するための道路作業車である。しかし、この発明は他に、路面の掘削,転圧,清掃の少なくともいずれかを施す作業車や、路面に路盤材料を供給する作業車等のように、路面に対する何らかの作業を施すための車両全般に適用されることは勿論である。
【0022】
この道路作業車1は、前輪たる操向輪2と、後輪たる駆動輪3と、車体に対して下降して路面を掻きほぐす掻きほぐし機4と、車体上の運転席5とを有して、前進しながら掻きほぐし機4により路面を掻きほぐし、明確に図示していないコンベヤを前方に延ばすことにより、掻きほぐした路盤材料を他の車両に搭載するようになっている公知のものである。
【0023】
操向輪2を車体に対して懸架する構造とその操向の構造は図2〜図4に示す通りである。すなわち、操向輪2は周知の通りタイヤ6とディスクホイール7からなり、このディスクホイール7においてハブ8にボルト止めしてある。ハブ8はステアリングナックル9に回転自在に支持されており、このステアリングナックル9は、車体に対して、車幅方向中央の後述のピン21まわりに揺動可能に支持されたアクスルビーム11の両端にキングピン12により操向可能に支持されている。
【0024】
前記ステアリングナックル9には一体にナックルアーム13が突設されていて、このナックルアーム13に、シリンダチューブの後端が車体側に支持されたステアリングシリンダ14のピストンロッド15が連結されて、このステアリングシリンダ14の伸縮により操向輪2が操向できるようになっている。左右のナックルアーム13間にはタイロッド16が架設されて、左右の操向輪2の操向を同期させている。
【0025】
前記ステアリングナックル9にはブラケット17が固定される。このブラケット17は、この実施形態ではステアリングナックル9の上面と前面と下面とを鋼板で囲み、上下の鋼板がボルトナットでステアリングナックル9に固定され、上下の鋼板に前面の鋼板がボルトナットで固定されているが、後述のようにバンパ本体からのステーをステアリングナックル9に固定できるブラケットであれば、他の構造のブラケットや、ステアリングナックル9への他の取付け手段のものであってもよいことは勿論である。なお、ブラケット17が操向輪2に干渉するものでないことは勿論であり、また操向時にステアリングシリンダ14,アクスルビーム11,タイロッド16等に干渉するものでないこともまた勿論である。
【0026】
図5〜図7は前記ブラケット17にバンパ本体19を取り付けた状態の図であり、バンパ本体19はステー18を介してブラケット17に支持されている。ステー18はその端部に溶接した金属板をブラケット17にボルト止めしてあり、またステー18とバンパ本体19との間は溶接その他の固着手段により固着されている。なお、バンパ本体19は後述のように路面で作業する人が操向輪2に接するのを防止するものであるから、ブラケット17,ステー18,バンパ本体19の各強度と、これらの接続強度は、バンパ本体19が人を押し退けることができる程度のものにしてある。
【0027】
ステー18は操向輪2の車幅方向内側を経由して延びており、その先端にバンパ本体19が前記のように固着されて、バンパ本体19は操向輪2の前面に配置されている。図5に示されるように、バンパ本体19の車幅方向外側位置は、操向輪2の車幅方向外側位置に殆ど一致している。このため、操向輪2の車幅方向外側にはステー18とバンパ本体19とが突出していないから、路側ギリギリの走行にも支障を生じないようにしてある。
【0028】
前記バンパ本体19は金属管により形成されているが、形鋼等により構成することもできるし、また図示のように操向輪2の前面のみならず、前面と併せて操向輪2の後面に配置することもできる。さらに、車体に対する操向輪2の配置や操向輪2付近の車体の形状に応じて、前記のような操向輪2の前面ではなく後面に配置してもよい。
【0029】
図5及び図6においては道路作業車の車体の一部が記号1aで示され、この部分がアクスルビーム11にピン21によって枢着されている。すなわち、アクスルビーム11は図6に示すように複数枚の鋼板により、車幅方向中央部において前後幅が大になっており、ここに車体の一部1aが上から挿入されてピン21により枢着されている。而して、アクスルビーム11は車体に対してピン21を中心に上下に揺動可能になって、路面の凹凸を吸収できるようになっている。なお、かかる車輪懸架機構はこれまで慣用されているものと同一である。
【0030】
而して、この実施形態によれば、操向輪2の前面にはバンパ本体19が存在するから、道路作業車による道路作業中に、路面において作業している人が万一操向輪2の直前で動くことができない状態になり、操向輪2がその人に近づくことがあっても、バンパ本体19がその人を押し退けるために、人は操向輪2に接することが防止される。しかも、バンパ本体19は操向輪2が操向によりトー変化しても常に操向輪2の前面にあって前記作用をする。
【0031】
なお、この実施形態では、ステー18をステアリングナックル9に取り付けるためにブラケット17をステアリングナックル9に固着しているため、ステアリングナックル9としては従来のものを使用して、これにブラケット17を固着すれば本発明を実施することができる。このため、本発明については、新たに製造する道路作業車1のみならず、すでに完成している道路作業車1に対してバンパ本体19を装着することが可能となる。
【0032】
図8〜図11は第2の実施形態を示す図であり、バンパ本体19が、ステー18に支持される上部19aとその下に枢着される下部19bとからなる。上部19aを支持するステー18は、基本的には第1の実施形態におけるものと同一であり、わずかに形状が相違する程度のものであって、ステアリングナックル9への取付け手段その他は同一である。
【0033】
この実施形態では、上部19aの下端に、左右をつなぐ横ブラケット22と、左右の各縦ブラケット23とが固着され、下部19bの上端より少し下の位置に左右をつなぐ横ブラケット24が固着され、また下部19bの上端の左右に各縦ブラケット25が固着されている。前記縦ブラケットケット23,25はピン27により左右において夫々枢着されて、上部19a対して下部19bを旋回可能に連結しており、また前記横ブラケット22に立設した小ブラケット26にはピン28が突設されて、このピン28と下部19bの横ブラケット24との間には引張ばね29が縮設されている。而して、この段階では、引張ばね29によって下部19bは上部19aに対して、前方又は後方に旋回可能になっている。
【0034】
また、前記横ブラケット22の裏面には、この横ブラケット22の下端に横架された補助ブラケット22aに、図11に示すようにプランジャスイッチ31が設けられ、且つ左右の縦ブラケット25の上端には横桟32が架設されて、下部19bの後方への旋回により前記プランジャスイッチ31の作動子31aを押圧するようになっている。しかし、横桟32と補助ブラケット22aとの間にはゴム質の材料又は金属ばねからなる弾性部材33が介在されている。この弾性部材33は、下部19bに後方に向けて所定の力が加えられるまでの間は、横桟32のピン27まわりの旋回を抑制するものである。これにより、下部19bに前方から軽い物体が当たったときには、横桟32の回動量が小さく抑制されて、前記プランジャスイッチ31はオンにはならないが、下部19bに前方から人が接触したときには弾性部材33が大きく撓み、前記プランジャスイッチ31の作動子31aが横桟32により押圧されてプランジャスイッチ31がオンになり、且つ横桟32は前記作動子31aを押圧した状態で前記補助ブラケット22aの下面又は前記プランジャスイッチ31の前記補助ブラケット22a下面から下側に突出する部分に当たり、その状態からさらにバンパ本体19の下部19bが操向輪側へ旋回することを停止させる。かくして、前記横桟32と、補助ブラケット22a又はプランジャスイッチ31の前記補助ブラケット22aから突出する部分とで、前記下部19bの操向輪側への移動のストッパを形成している。なお、横ブラケット22の裏面には別に補強ブラケット22bが固着されている。
【0035】
バンパ本体19は前記横桟32が前記弾性部材33に当たった状態で、上部19aに対して下部19bが後方である操向輪2側に少し屈折しており、これがバンパ本体19の通常の使用状態となって、引張ばね29の引張力によりこの状態が維持される。また、下部19bを引張ばね29の引張力に対抗して操向輪2から遠ざける方向に旋回させると、下部19bが上部19aの延長線にほぼ一致した段階で引張ばね29が最大に伸び、それ以後は引張ばね29の引張力により上部19aはさらに旋回して上昇し、バンパ本体19の不使用状態になる。
【0036】
この第2の実施形態では、道路作業車の前進中にバンパ本体19に人が接したときには、下部19bが操向輪側に旋回して前記の通りにプランジャスイッチ31がオンになる。このため、プランジャスイッチ31が警報装置に連結されていれば当該警報装置が警報を発するから、道路作業車の運転者は直ちに制動装置を作動させて道路作業車を停止させることができる。また、プランジャスイッチ31がオンになったときには道路作業車の制動装置が自動的に作動するようにしておくこともできる。
【0037】
プランジャスイッチ31がオンになった後には、バンパ本体19の下部19bが前記ストッパにより操向輪側へ移動しないから、仮に道路作業車が直ちに停止できなかった場合でも、バンパ本体19に接した人はバンパ本体19により押し退けられ、以て人が操向輪に接することが防止される。
【0038】
道路作業車の運送等のために道路作業車をトレーラートラックに搭載するとき、その他必要によって、バンパ本体19の下部19bを操向輪から遠ざける方向に旋回させ跳ね上げておけば、下部19bは下端が上を向く状態で上昇した位置にあってトレーラートラックの荷台等に当たるおそれがない。
【0039】
他の構成及び作用は第1実施形態と同一であるから、同一部位には第1実施形態と同一の記号を付して重複した説明を省略する。
図12,図13は第3の実施形態を示す図であり、この実施形態が図8〜図11の第2の実施形態と大きく相違するのは下部19bが上下にスライドするようになっている点である。
【0040】
すなわち、左右の縦ブラケット25にそれぞれ補助プレート25aを介して短管34が固着され、これらの間に、前記両実施形態と同じ引張ばね29が連結される横ブラケット24が固着されている。両短管34には、下部19bの一部をなす縦枠19cが軸方向にスライド可能に嵌入されている。
【0041】
縦枠19cの上端には脱落防止のスプリングピン35が設置されており、また、一方の短管34には図示しない孔が開設されるとともに、その孔の外側にナット36が溶接されていて、これにロックハンドル37が螺合される。ロックハンドル37は先端が螺杆となっていて前記ナット36に螺合され、その先端面が短管34内で前記縦枠19cに当たっており、これによって縦枠19cの位置をロックしている。
【0042】
而してロックハンドル37を緩めて縦枠19cを上にスライドさせることによりバンパ本体19の下部19bは上昇し、また縦枠19cを下にスライドさせることにより下部19bは下降する。上昇位置又は下降位置をロックするのがロックハンドル37である。よって、この実施形態では下部19bの昇降を前記スライドにより実行することができるし、またピン27を中心として前記第2実施形態と同様に旋回させることもできる。また、前記下部19bの高さを上昇位置と下降位置の2位置のみならず、これらの中間の高さ位置にして、路面の段差その他の状況に応じて下部19bが路面等に接触するのを防止することもできる。さらに、縦枠19cを短管34から外すときには、スプリングピン35を押して縦枠19c内に引っ込めることにより、縦枠19cを短管34から下方に抜き出すことができる。
【0043】
他の構成及び作用は図8〜図11の第2実施形態と同一であり、この第3実施形態を示した図12,図13は、第2実施形態の図10,図11に対応して表示してある。
【0044】
図14〜図16は第4の実施形態であり、前記第1〜3実施形態のいずれかと組み合わせて実施されるものであるが、第1〜3実施形態に相当するバンパ本体19は図示を省略してある。第1〜3実施形態のバンパ本体19が操向輪2の前側又は後側に配置されたのと異なり、ここに図示されるのは、左右の操向輪2の内側間、すなわちアクスルビーム11の前に内側バンパ本体41を装着した例である。
【0045】
左右のステアリングナックル9には図2〜図4に示したようにそれぞれブラケット17が固定され、この各ブラケット17の下部にステー42の後端が個別に固着されている。ステー42は両操向輪2の内側を前方に延び、各ステー42の先端には内側バンパ本体41が取付金具43を介して固着されている。
【0046】
取付金具43及び内側バンパ本体41はアクスルビーム11よりも下位にあり且つ内側バンパ本体41はそれぞれ車幅方向中央近くまでの長さを有していて、両内側バンパ本体41相互間が干渉せず、且つ各内側バンパ本体41とアクスルビーム11とが干渉しないようになっている。
【0047】
而して、この実施形態においては、道路作業車が直進状態にあるときには両内側バンパ本体41が両操向輪2間を封鎖して、人が左右の操向輪2間に入り込むのを防止しており(図14,図15)、また操舵によりトー変化した場合にも操向輪2の進む方向から人が操向輪2間に入り込むのを防止している(図16)。よって、操向輪2前側の図示しないバンパ本体と前記内側バンパ本体41とで、人が操向輪2やアクスルビーム11等に人が接することを防止している。なお、内側バンパ本体41は、前記のものと併せて又は前記のものに代えてアクスルビーム11の前後反対側に配置されてもよい。他の構成と作用は、第1実施形態と同一であり、当該第1実施形態と同一の部位には同一の記号を付して重複した説明を省略する。さらに、この実施形態では内側バンパ本体41をステー42に取り付けたが、第1〜第3の実施形態におけるステー18の強度が十分であれば、これに別のステーを取り付けて、そのステーを介して内側バンパ本体41を取り付けることも可能である。
【0048】
図17,図18は第5の実施形態であり、バンパ本体51を、左右の操向輪2の前面及びこれらの間の全幅をカバーするものとした。バンパ本体51を支持するステー52は、中途をアクスルビーム11に溶接されて当該アクスルビーム11に垂直なピン53により、このピン53まわりに水平方向に揺動可能に枢支されており、後端の長孔52aがナックルアーム13に立設されたピン54に係合している。また、ステー52の前端はバンパ本体51のブラケット55に形成された長孔55aに係合している。
【0049】
かくして、この実施形態においては、道路作業車の直進状態にあるときには図17に示すようにバンパ本体51が両操向輪2の前とこれらの間をカバーしており、操向輪2の操舵によるトー変化時にも、ステアリングナックル9の向きの変化に応じてステー52がピン53を中心に旋回してバンパ本体51が操向輪2の向く方向に移動して、人が操向輪2やアクスルビーム11に接することを防止している。なお、車体側に対する操向輪2の懸架機構及び操向輪2の操舵力伝達機構については前記第1実施形態と同一である。
【0050】
図19〜図21は第6の実施形態である。この実施形態は、車体側に対する操向輪2の懸架機構及び操向輪2の操舵力伝達機構については前記第1実施形態と同一であり、バンパ本体51及びこれを支持するステー52については図17,図18の第5実施形態と同一である。前記第5実施形態と相違するのは、ステー52の全体が直線状になっていて、後端の長孔52aがタイロッド16に立設されたピン56に係合している点である。この実施形態においても、道路作業車の直進時及び操舵時に操向輪2及びこれらの間の前側をバンパ本体51によってカバーすることができる。
【0051】
図22,図23は第7の実施形態を示す図である。図1〜図16に示した実施形態がステー18,42をステアリングナックル9に取付けるためにブラケット17を用いているに対して、この第7実施形態は、ステアリングナックル9自体にステー18,42を固着するためのものである。
【0052】
すなわち、ステアリングナックル9の上面と前後の面に肉盛りを形成し、その頂面を平面とし且つこれにボルト孔を形成することにより、ステーの取付け部58を形成したものである。かかる取付け部58の肉盛りは、予め鋳型の製造時に対応した形状を形成しておくことにより、ステアリングナックル9の鋳造時に一体成形することができる。その後に頂面を平滑にし且つボルト孔を加工すれば取付け部58を形成することができる。なお、このステアリングナックル9はバンパ本体19,内側バンパ本体41を取付けない車種にも予め使用しておけば、後にバンパ本体19や内側バンパ本体41を装着することもできる。
【0053】
以上の各実施形態は、道路作業車1の前輪を操向輪2とした場合について説明したが、後輪を操向輪2とした場合にも当該操向輪2に対してバンパ本体19,内側バンパ本体41,バンパ本体51を取付けることができることは勿論である。また、操向輪2を後輪とした場合の実施形態は、前記の各実施形態の説明における前後左右の説明を前後及び左右において逆にして解釈すればよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、バンパ本体により人が道路作業車の車輪に接近することを防止できる。しかも、車輪の操舵によるトー変化に対応してバンパ本体も移動して、車輪の移動方向において人が車輪に近づくことを防止することができる。
【0055】
また、本発明によれば、前記の効果に加えて、バンパ本体を支持しているステーが車輪よりも車幅方向内側に配置されるから、車輪が路側のギリギリを走行するときにもステーが縁石等に当たることがなく、したがって車輪が路側のギリギリを走行するのにステーが邪魔になることがない。
【0056】
また、本発明によれば、前記発明の前記効果に加えて、バンパ本体の下部を上部に対して上昇させることにより、道路作業車をトレーラートラック等に搭載して搬送する際や、路面の盛土部分等を通過する際に、パンパ本体の下部がトレーラートラックの荷台前端の凸部や前記盛土に当たることを回避できる。
【0057】
また、本発明によれば、前記発明の前記効果に加えて、人がバンパ本体の下部に接触したときには、前記下部が車輪側に移動して検知器が作動するから、検知器に連結される警報装置が運転者や他の者に、人の前記接触を警報することや、直ちに道路作業車を停止することができる。
【0058】
また、本発明によれば前記効果に加えて、内側バンパにより、人が左右の車輪間に入り込んでアクスルビーム,ステアリングナックル等のサスペンションや車体に接するのを防止することができる。
【0059】
発明によれば、バンパ本体が、左右の車輪及びこれらの間の前側又は後側に臨むものであるから、車輪の前側及び/又は後側のみならず、車幅全体を殆どカバーできる。しかも、操舵時には車輪のトー変化に伴ってバンパ本体も左右に移動するから、人が車輪やサスペンションに接することを常時防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示すもので、道路作業車の全体を示す側面図。
【図2】図1の操向輪の拡大正面図。
【図3】図2の要部平面図。
【図4】図2の側面図。
【図5】図1の操向輪前面にバンパ本体を配置した状態の正面図。
【図6】図5の操舵時の平面図。
【図7】図5の要部側面図。
【図8】第2の実施形態を示すバンパ本体の拡大正面図。
【図9】図8の側面図。
【図10】図8の要部拡大図。
【図11】図10のA−A線断面図。
【図12】第3の実施形態を示すバンパ本体の拡大正面図。
【図13】図12のB−B線断面図。
【図14】第4の実施形態を示す平面図。
【図15】図14の正面図。
【図16】図14の操舵時の平面図。
【図17】第5の実施形態を示す平面図。
【図18】図17の操舵時の平面図。
【図19】第6の実施形態を示す平面図。
【図20】図19の正面図。
【図21】図19の操舵時の平面図。
【図22】第7の実施形態を示す平面図。
【図23】図22の正面図。
【符号の説明】
1 道路作業車
2 操向輪
9 ステアリングナックル
11 アクスルビーム
13 ナックルアーム
14 ステアリング用シリンダ
16 タイロッド
17 ブラケット
18 ステー
19 バンパ本体
19a 上部
19b 下部
19c 縦枠
27 ピン
29 引張ばね
31 プランジャスイッチ
34 短管
35 ストッパピン
41 内側バンパ本体
42 ステー
51 バンパ本体
52 ステー
58 取付け部

Claims (6)

  1. 車輪と、この車輪を回転可能に支持するステアリングナックルと、このステアリングナックルを操舵方向に旋回可能に支持し且つ車体側に取付けられるアクスルビームと、前記ステアリングナックルに設けられたナックルアームと、このナックルアームと車体側との間にあって当該ナックルアームに操舵力を入力する操舵力入力部材とを有し、前記操舵力入力部材から前記ステアリングナックルまでの、車輪に操舵力を伝達するための操舵力伝達系を構成してなる、路面の加工作業をする道路作業車において、
    前記操舵力伝達系に、ステーを介して、前記車輪の外周に臨むバンパ本体を取付け、
    当該バンパ本体は、主に前記車輪の上方に位置する上部と、主に前記車輪の外周正面または背面側を覆う下部とからなり、前記上部を前記ステーに取付けると共に、前記下部を前記上部に対して前記車輪方向前後に旋回可能に連結し、
    且つ、前記上部と下部との連結部に、当該下部が前記車輪側に旋回移動したときに当該車輪に接触するのを防止するストッパを設けると共に、当該ストッパに前記下部と接する弾性部材を設けたことを特徴とする道路作業車のバンパ装置。
  2. 一端に前記バンパ本体を取付けた前記ステーを、前記車輪より車幅方向内側に配置するとともに、当該ステーを前記ステアリングナックルに取付けたことを特徴とする請求項1に記載の道路作業車のバンパ装置。
  3. 前記バンパ本体に、当該バンパ本体の下部が前記車輪側に接近したことを検知する検知器を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の道路作業車のバンパ装置。
  4. 前記バンパ本体の上部と下部との間に、当該上部に対する下部の位置を保持する引張りばねを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の道路作業車のバンパ装置。
  5. さらに、前記操舵力伝達系に、前記ステーと同一又はこれとは別のステーを介して、左右の車輪間における前記アクスルビームの前側又は後側に臨む内側バンパ本体を取付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の道路作業車のバンパ装置。
  6. 車輪と、この車輪を回転可能に支持するステアリングナックルと、このステアリングナックルを操舵方向に旋回可能に支持し且つ車体側に取付けられるアクスルビームと、前記ステアリングナックルに設けられたナックルアームと、このナックルアームと車体側との間にあって当該ナックルアームに操舵力を入力する操舵力入力部材と、左右のナックル間を連結するタイロッドとを有し、前記操舵力入力部材から前記ステアリングナックルまでの、車輪に操舵力を伝達するための操舵力伝達系を構成してなる、路面の加工作業をする道路作業車において、
    前記操舵力伝達系に、これより車体前方に突出すると共に前記車輪の操舵に追随して操舵方向に揺動する一対のステーを設けると共に、当該各ステーの先端間に、前記左右の車輪の前方及びこれらの間を覆うバンパ本体を架け渡すように軸支してなることを特徴とする道路作業車のバンパ装置。
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