JP4067496B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光ダイオードを備えた発光装置に関し、特に、波長が380nmより短い紫外線を透過する材料で形成された光源カバーで発光ダイオードの発光部とリード線の一部を覆うと共に、その光源カバーの開口部を、そのまま又はリード線が挿通されるリード線カバー若しくは引出し線が挿通される引出し線カバーの開口部と共に、真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして気密に封止することにより、外部の湿気や水その他の液体が光源カバー内に入り込むことがないようにした発光装置に関するものである。
従来の、この種の発光ダイオードとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、二酸化チタンの薄膜からなる光触媒を担持し、その光触媒反応によって脱臭、殺菌、防汚、水の浄化等が可能な発光ダイオードが記載されている。この発光ダイオードは、pn接合された光半導体の結晶体からなり、波長360〜400nmの紫外線を主に放射する1以上のLEDチップと、前記LEDチップを封止する透明なレンズと、前記レンズの外側表面に一体に被覆された透明なガラス材料からなるキャップと、前記キャップの表面に担持された光触媒とを具備する、ことを特徴としている。
また、従来の発光ダイオードとしては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、各種電子機器の数字や記号の表示に使用される発光ダイオードに関するものが記載されている。この発光ダイオードは、LEDチップと、このLEDチップに電流を供給するリード部と、前記LEDチップを封じ込めた封止部と、この封止部の内部に封入された不活性ガスとを具備しており、前記封止部は、前記LEDチップが発する光を外部に放射するキャップ部と、前記リード部を気密に保持しかつ前記キャップ部を封着した封着体とから成り、この封着体と前記キャップ部とで前記封止部の内部に密封された気密室を形成し、この気密室に前記LEDチップが封じ込められかつ前記不活性ガスが封入されるようにした、ことを特徴としている。
更に、従来の発光ダイオードとしては、例えば、特許文献3に記載されているようなものもある。特許文献3には、気密封止された容器内に半導体素子を収納した半導体装置に関するものが記載されている。この半導体装置は、気密封止された容器内に半導体素子を収納した半導体装置であって、前記容器内に、前記半導体素子の酸化を防止する半導体素子酸化防止材を収納してある、ことを特徴としている。
しかしながら、このような従来の発光ダイオード等においては、一端がLEDチップに接続された外部リードの他端が、ステムを貫通して外部に露出されているため、その外部リードの露出部に水や水分が付着し易い構成となっていた。その結果、外部リードの露出部に水や水分が付着すると、外部リードに錆が発生し、或いは両極間を短絡させて絶縁を破壊し、断線や発光不良を生じるおそれがあるという課題があった。特に、LEDチップから放射される電磁波が紫外線である場合には、放射される紫外線の影響によって外部リードに対する錆の進行が促進されたり、ステムの劣化が促進される等の課題もあった。
このような課題を詳しく説明すると、次の通りである。一般に、発光ダイオードは、少ない電力で明るく発光させることができ、発光効率が高くて寿命が長いと言う特徴があり、この点は紫外線を放射する発光ダイオード(以下「紫外線発光ダイオード」という。)の場合も同様である。更に、紫外線発光ダイオードも一般の発光ダイオードと同様に、湿気の高い場所、水分を多く含む汚れた場所、或いは水中等において使用する場合には、十分な防水性を有する構造として構成する必要がある。
また、ヒートシール加工が施される一般的な合成樹脂、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂は、紫外線によって影響を受け易い性質を有しており、紫外線が照射されると、その紫外線を吸収して劣化を生じ、組織が破壊されることになる。したがって、これらPEやPP等の紫外線に弱い合成樹脂は、紫外線の照射を受ける場所には使用することができなかった。
一方、紫外線に強く、紫外線の照射を受けても劣化を生じない合成樹脂として、紫外線透過性フッ素樹脂が知られている。この紫外線透過性フッ素樹脂は、一般的な合成樹脂のように紫外線を吸収するのではなく、紫外線を透過してしまうためにその紫外線による影響を受けることがなく、紫外線による劣化を生ずることがない。そのため、このような紫外線透過性フッ素樹脂であれば、紫外線の照射を受ける場所に用いる場合にも、その紫外線によって劣化を生ずることなく、使用に耐えうるものである。
ところが、紫外線透過性フッ素樹脂は、非常に加工性が悪く、これを用いて所定形状に成形することは極めて難しいという特徴がある。その一方、かかる紫外線透過性フッ素樹脂であっても、比較的厚さの薄いシート状、フィルム状或いはパイプ状の材料の場合には、ヒートシールによって比較的容易に接合できることが、本出願人によって確認された。
特開平9−8361号公報 特開平8−153896号公報 特開平5−343812号公報
解決しようとする問題点は、発光ダイオードを湿気の高い場所、水分を多く含む汚れた場所、或いは水中等において使用する場合には、発光ダイオードのリード線が露出している部分において、そのリード線に水や水分が付着して錆を生じたり、短絡を生じる原因になるという課題があった。特に、発光ダイオードが紫外線を放射するものである場合には、紫外線に弱い一般的な合成樹脂を用いることができないため、紫外線に強い紫外線透過性フッ素樹脂を材料として使用する必要があるが、紫外線透過性フッ素樹脂は加工性が非常に悪いという問題がある。
本出願の請求項1記載の発光装置は、少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光部と、その発光部に接続されたリード線と、を有する発光ダイオードを備えた発光装置において、電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ発光部とリード線の一部を覆う光源カバーを設け、その光源カバー内に発光部を収納した後、その光源カバーのリード線が引き出された開口部及びその他の開口部を、真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして発光部を気密に封止したことを最も主要な特徴とする。
本出願の請求項2記載の発光装置は、光源カバーは、一端又は両端が開かれた筒体からなり、その光源カバー内に発光部を収納した後、その光源カバーの一方又は両方の開口部をヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項3記載の発光装置は、光源カバーは、重ね合わされた2枚のシート部材又は2つに折り曲げられた1枚のシート部材からなり、その2枚のシート部材間又は1枚のシート部材で形成された2枚のシート片間に発光部を収納すると共にリード線を引き出した後、その2枚のシート部材の非接合部又は2枚のシート片の非接合部をヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項4記載の発光装置は、ヒートシールは、1筋のヒートシール部、略平行する方向に延在された2筋以上のヒートシール部、又は1筋若しくは2筋以上の第1のヒートシール部とその第1のヒートシール部と交差する方向に延在された1筋若しくは2筋以上の第2のヒートシール部との組み合わせのいずれかによって形成されていることを特徴とする。また、本出願の請求項記載の発光装置は、光源カバーのヒートシール部には、別の装置に取り付けるための取付孔を有する取付部を設けたことを特徴とする。
本出願の請求項記載の発光装置は、光源カバーのヒートシールは、光源カバーの内部に不活性ガスを流通しながら行うことを特徴とする。
本出願の請求項記載の発光装置は、少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光部と、その発光部に接続されたリード線と、を有する発光ダイオードを備えた発光装置において、電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ発光部とリード線の一部を覆う光源カバーと、電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つリード線が挿通されるリード線カバーと、を設け、光源カバー内に発光部を収納した後、その光源カバーのリード線が引き出された開口部及びその他の開口部並びにリード線カバーの開口部を、その光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして発光部を気密に封止したことを特徴とする。
本出願の請求項記載の発光装置は、光源カバーは、一端又は両端が開かれた筒体からなり、その光源カバー内に発光部を収納した後、その光源カバーの一方又は両方の開口部をヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項記載の発光装置は、光源カバーは、重ね合わされた2枚のシート部材又は2つに折り曲げられた1枚のシート部材からなり、その2枚のシート部材間又は1枚のシート部材で形成された2枚のシート片間に発光部を収納すると共にリード線を引き出した後、その2枚のシート部材の非接合部又は2枚のシート片の非接合部をヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項10記載の発光装置は、リード線カバーは、リード線が挿通される筒体からなり、そのリード線カバー内にリード線を挿通した状態でリード線カバーを光源カバーと共に又は個別に前記ヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項11記載の発光装置は、ヒートシールは、1筋のヒートシール部、略平行する方向に延在された2筋以上のヒートシール部、又は1筋若しくは2筋以上の第1のヒートシール部とその第1のヒートシール部と交差する方向に延在された1筋若しくは2筋以上の第2のヒートシール部との組み合わせのいずれかによって形成されていることを特徴とする。また、本出願の請求項12記載の発光装置は、光源カバーのヒートシール部には、別の装置に取り付けるための取付孔を有する取付部を設けたことを特徴とする。
本出願の請求項13記載の発光装置は、光源カバーのヒートシールは、光源カバーの内部に不活性ガスを流通しながら行うことを特徴とする。
本出願の請求項14記載の発光装置は、少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光部及びその発光部に接続されたリード線を有する複数個の発光ダイオードと、複数個の発光ダイオードが固定される配線基板と、を備えた発光装置において、電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ配線基板を覆う光源カバーと、電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ配線基板から引き出された引出し線が挿通される引出し線カバーと、を設け、光源カバー内に配線基板を収納した後、その光源カバーの引出し線が挿通された開口部及びその他の開口部並びに引出し線カバーの開口部を、その光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして複数個の発光ダイオードと共に配線基板を気密に封止したことを特徴とする。
本出願の請求項15記載の発光装置は、光源カバーは、一端又は両端が開かれた筒体からなり、その光源カバー内に配線基板を収納した後、その光源カバーの一方又は両方の開口部をヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項16記載の発光装置は、光源カバーは、重ね合わされた2枚のシート部材又は2つに折り曲げられた1枚のシート部材からなり、その2枚のシート部材間又は1枚のシート部材で形成された2枚のシート片間に複数個の発光ダイオードが固定された配線基板を収納した後、その2枚のシート部材の非接合部又は2枚のシート片の非接合部をヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項17記載の発光装置は、引出し線カバーは、引出し線が挿通される筒体からなり、その引出し線カバー内に引出し線を挿通した状態でその引出し線カバーを光源カバーと共に又は個別にヒートシールしたことを特徴とする。
本出願の請求項18記載の発光装置は、ヒートシールは、1筋のヒートシール部、略平行する方向に延在された2筋以上のヒートシール部、又は1筋若しくは2筋以上の第1のヒートシール部とその第1のヒートシール部と交差する方向に延在された1筋若しくは2筋以上の第2のヒートシール部との組み合わせのいずれかによって形成されていることを特徴とする。また、本出願の請求項19記載の発光装置は、光源カバーのヒートシール部には、別の装置に取り付けるための取付孔を有する取付部を設けたことを特徴とする。
本出願の請求項20記載の発光装置は、光源カバーのヒートシールは、光源カバーの内部に不活性ガスを流通しながら行うことを特徴とする。
本出願の請求項21記載の発光装置は、2枚のシート部材間又は2枚のシート片間には、配線基板の複数枚を収納して隣り合う配線基板間をそれぞれヒートシールし、複数枚の配線基板を個別に封止して各ヒートシール部において折り曲げ可能としたことを特徴とする。
本出願の発光装置によれば、光源カバーのリード線が引き出された開口部及びその他の開口部を、その光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空又は減圧しながらヒートシールして発光部を気密に封止する構成としたことにより、光源カバーの開口部から内部に水が浸入して発光部に水が付着するのを防止することができ、その水によるリード線の錆付き等を防ぎ、リード線が露出する部材の当該リード線の錆付きによる劣化等を防止することができる。
また、本出願の発光装置によれば、光源カバーのリード線が引き出された開口部及びその他の開口部並びにリード線カバーの開口部を、その光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空又は減圧しながらヒートシールして発光部を気密に封止する構成としたことにより、光源カバーの開口部及びリード線カバーの開口部から内部に水が浸入して発光部に水が付着するのを防止することができ、その水によるリード線の錆付き等を防ぎ、リード線が露出する部材の当該リード線の錆付きによる劣化等を防止することができる。
更に、本出願の発光装置によれば、光源カバーの引出し線が引き出された開口部及びその他の開口部並びに引出し線カバーの開口部を、その光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空又は減圧しながらヒートシールして複数個の発光ダイオードが固定された配線基板を気密に封止する構成としたことにより、光源カバーの開口部及び引出し線カバーの開口部から内部に水が浸入して各発光ダイオードに水が付着するのを防止することができ、その水の影響による各発光ダイオードの破損を防止することができる。
発光ダイオードやリード線等に水が付着するのを防止するという目的を、光源カバー及びリード線カバー又は引出し線カバーを用いた簡単な構造によって実現することができると共に、その光源カバー等が紫外線によっても材料の劣化を生ずることがなく、水中や水分の多い場所等においても高い防水性を確保し、耐久性の向上を図ることができるようにする。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図22は、本発明の発光装置の実施の形態を示すものである。即ち、図1A、B及びCは、本発明の発光装置の第1の実施例を示す分解斜視図、一部を断面した正面図及び側面図、図2A及びBは、図1の発光装置をバルブ装置に用いた使用状態を示す説明図及びその補助リングを示す斜視図である。図3は、本発明の発光装置の第2の実施例を示す説明図、図4は、図3の発光装置をシャワー装置に用いた使用状態を示す説明図、図5は、図4に示すシャワー装置の斜視図である。図6は、本発明の発光装置の第3の実施例を示す説明図、図7は、図6の発光装置をシャワー装置に用いた第1の使用状態を示す説明図、図8は、同じくトイレ装置に用いた第2の使用状態を示す説明図である。
図9は、本発明の発光装置の第4の実施例を示す説明図、図10は、図9の発光装置を配管に用いた第1の使用状態を示す説明図、図11は、同じくバルブ装置に用いた第2の使用状態を示す説明図、図12は、同じく靴に使用した使用状態を示す説明図である。図13A、B及びCは、本発明の発光装置の第5の実施例を示す正面図、側面図及び洗濯機に用いた説明図、図14は、同じく靴裏殺菌乾燥機に用いた説明図、図15は図14の靴裏殺菌乾燥機の使用状態を示す説明図である。図16は、本発明の発光装置の第6の実施例を示す説明図、図17は、図16の発光装置を配管に用いた第1の使用状態を示す説明図、図18は、同じくビンの内部殺菌に用いる第2の使用状態を示す説明図である。
図19A及びBは、本発明の発光装置の第7の実施例を示す正面図及び側面図、図20は、図19の発光装置をキャップ殺菌装置に用いた使用状態を示す説明図、図21は、同じくプール装置に用いた使用状態を示す説明図である。また、図22は、本発明の発光装置の第8の実施例を示す説明図である。
ここで、本発明に係る「発光ダイオード」とは、pn接合された半導体からなる波長180nm〜480nmの範囲内にある電磁波(紫外線と可視光線の一部を含む。)を放射するLEDチップと、このLEDチップに接続されたリード線とを有するものを言う、ものとする。したがって、「光」とは、一般的には可視光線を指すが、本願発明の場合には、可視光線に紫外線を含めた概念として用いるものとする。
図1A〜Cに示すように、本発明の第1の実施例として示す発光装置1は、予め設定された所定の波長を有する電磁波を放射する発光ダイオード2と、この発光ダイオード2の発光部3の全体と2本のリード線4a,4bの発光部3側を覆う光源カバー5と、2本のリード線4a,4bの大部分を覆う2本のリード線カバー6,6と、から構成されている。
発光ダイオード2は、pn接合された半導体の結晶体からなる電磁波(光)を放射するLEDチップ7と、一般にセラミックス材料により形成されるベース部材としてのステム8と、このステム8を貫通する2本の外部リードとしてのリード線4a,4bと、ステム8のLEDチップ7側を覆うキャップ9と、から構成されている。
LEDチップ7としては、波長が180nmから480nmまでの範囲内の電磁波を主に放射するものを用いる。波長180nm〜400nmの電磁波は殺菌作用を有する紫外線であり、また、波長400nm〜480nmの電磁波は人が視認することのできる可視光線の一部である。波長範囲が180nm〜400nm内の電磁波は、殺菌装置の殺菌源として使用することができる。また、波長範囲が400nm〜480nmの電磁波である可視光線の一部を本願発明の範囲内に含めた理由は、この範囲内の可視光線は、紫外線の波長と極めて近いものであることに加えて、波長250nm〜360nmの電磁波よりは殺菌時間は長くなるが、一部の菌やウイルスによっては1分〜10分の照射で殺菌可能であるからである。
すなわち、紫外線は、波長180nm〜400nmの範囲内では殺菌作用を有しており、特に、波長200nm〜360nmの範囲内では非常に強いエネルギを持っている。したがって、紫外線を放射するLEDチップ7を光源として用いることにより、細菌や微生物等の殺菌装置、或いは空気を浄化させる浄化装置等として使用することができる。
なお、LEDチップ7は、その半導体結晶体の種類、構造等によって放射される電磁波の波長を適宜に設定することができるため、使用目的に応じて放射される電磁波の波長を適宜に設定するようにする。また、キャップ9が紫外線を吸収する合成樹脂の場合には、吸収した紫外線によって合成樹脂に劣化が生じるため、キャップの材質としては、紫外線を吸収せずに当該紫外線を透過させる性質を有する材料、すなわち、紫外線透過性フッ素樹脂を使用することが好ましい。
ステム8は円盤状の部材からなり、その中央部には所定の間隔をあけて2つの挿通孔が設けられている。各挿通孔には2本のリード線4a,4bが挿通されていて、一面側にそれぞれの端部を突出させた状態で各リード線4a,4bがステム8に接着剤等の固着手段で固定されている。一方のリード線4aの先端に形成されたフレーム部4c上にLEDチップ7が実装されていて、このLEDチップ7と他方のリード線4bの先端がワイヤ11によって接続されている。そして、LEDチップ7を覆うように断面U字状のキャップ9が、接着剤等の固着手段によってステム8に装着されて固定されている。
このキャップ9とステム8とで気密室12が形成されている。気密室12には、LEDチップ7、2本のリード線4a,4b及びワイヤ11の酸化防止と、これらが発光する際に放出される熱を対流させて外部に効率よく放出させて温度上昇の防止を図る等を目的として、不活性ガスや窒素ガス等を封入する。不活性ガスとしては、例えば、アルゴンガスやヘリウムガス等を用いることができる。
キャップ9の材料としては、例えば、一般的なソーダ石灰ガラスや透明な合成樹脂を用いることができるが、紫外線を透過する石英ガラスや紫外線透過性フッ素樹脂等を用いることも好ましい。なお、接着剤としては、エポキシ系、シリコン系、ウレタン系等の適宜のものを使用できるが、紫外線に対する耐久力の高いものが好ましい。このLEDチップ7を作動させる電源は、一般の発光ダイオードの場合と同様であり、低い電圧で作動させることができる。そのため、一般の家庭用電源は勿論のこと、乾電池や充電式電池等を適宜に用いることができる。
また、上述したステム8とキャップ9に変えてモールドレンズを用い、モールドレンズの内部にLEDチップ7を埋没させる構造とすることもできる。このモールドレンズの材料としては、一般的には、エポキシ樹脂やアクリル系樹脂等の透明な合成樹脂材料が用いられるが、紫外線に対する耐久性を考慮すると、紫外線透過性フッ素樹脂を用いることが好ましい。また、モールドレンズは、LEDチップ7から放射される放射光に指向性を与えて外部に導くようにするため、凸レンズ形状に形成されている。その他、発光ダイオードとしては、各種の形状、構造のものを適用することができる。
光源カバー5は、一端が閉じられた円筒状の筒体からなり、その閉鎖側端部は、発光ダイオード2の発光部3に見合う形状、すなわち、この実施例では先頭球面状に形成されている。この光源カバー5の開口側から発光部3が挿入される。光源カバー5の長さは、発光部3の長さ(高さ)よりも十分に長くなるように形成し、その開口側は、後述するように1筋のヒートシール部15又は必要により2筋以上のヒートシール部15を設けて密封する。なお、光源カバー5は、両端が開口された円筒体を用いることもできる。この場合には、必要なタイミングで各開口側をヒートシールして接合するようにする。
リード線カバー6は、両端が開口された円筒状の筒体からなり、リード線4a,4bよりも若干短く形成する。2本のリード線カバー6には、それぞれリード線4a,4bが1本ずつ挿通される。そのため、リード線カバー6の直径は、光源カバー5の直径よりも十分に小さく形成する。
光源カバー5及びリード線カバー6の材料としては、紫外線を透過する材料であって、ヒートシールによる熱溶着の可能な紫外線透過性熱可塑性樹脂によって形成する。ここで、「紫外線を透過する材料」とは、紫外線を吸収することなく透過させて、その紫外線による影響を受けることがないか、若しくは紫外線による影響が極めて小さい材料をいうものとする。この紫外線を透過する材料であって、ヒートシールによる熱溶着性を有するものとして具体的には、例えば、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(PFA)や四フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合樹脂(FEP)等を挙げることができる。
PFAは、PTFE(四フッ化エチレン樹脂)に匹敵する特性を持ち、かつ複雑な形状であっても熱溶融成形ができるという特性を有している。このPFAは、例えば、半導体工業分野(ウエハーバスケットなど)、ライニング、電線被覆、フィルム等に用いられている。また、FEPは、PTFEに比べて若干耐熱性は劣るが、他の特性は同等であり、熱溶融成形も可能である。このFEPは、例えば、電線被覆、フィルム(変圧器の絶縁、栽培室、破裂板のカバー、お菓子の焼型)、ライニング等に用いられている。
なお、光源カバー5及びリード線カバー6の厚さ(肉厚)は、薄ければ薄いほど好ましい。PFA及びFEPの紫外線透過性は、その厚さに比例して変化し、薄いものほど紫外線の透過率が高くなるからである。また、接合部に加えられる圧力と熱の大小によっても異なるが、一般に、厚さが薄い程熱溶着が容易であって、ヒートシール性に優れているということができる。
次に、前記構成を有する発光装置1の製造方法について説明する。まず、図1Aに示すように、光源カバー5の穴の底部まで発光ダイオード2の発光部3を挿入すると共に、2本のリード線4a,4bに、それぞれリード線カバー6,6を根元部分まで差し込む。そして、光源カバー5の開口側の端部をリード線カバー6と共にヒートシールして、重なり合った二面が熱溶着されたヒートシール部15を設けて密封する。
このヒートシールと同時に、光源カバー5内の空気を、図示しないバキューム装置で吸引し、その内部を真空にするか又は適当な圧力となるまで減圧する。この光源カバー5内の空気は、できるだけ多量に吸引し、真空に近くなればなる程好ましい。このように、光源カバー5内の空気を吸引して真空にする理由は、ヒートシール後に光源カバー5内に空気が残っていると、その空気が発光ダイオード2の発光によって発生した熱で膨張し、その膨張によってヒートシール部15が破損するおそれがあるからである。このヒートシール部15が破損すると、光源カバー5やリード線カバー6を設けた意味が無くなり、発光ダイオード2のリード線4a,4bに水が付着することになり得る。
なお、ヒートシールの作業は、光源カバー5内の空気を抜いて真空若しくは減圧した後に行ってもよく、また、光源カバー5内を真空若しくは減圧しながら同時に行うようにしてもよい。更に、光源カバー5内に不活性ガスを注入した後若しくは不活性ガスを注入しながら光源カバー5の所定部位をヒートシールするようにしてもよい。
ヒートシール部15は、1箇所のみでもよいが、必要により2箇所或いは3箇所以上に設けてもよい。図1B及びCは、光源カバー5の開口側の3箇所にヒートシール部15,15a,15bを設けた実施例を示すものである。これらのヒートシール部15〜15bは、例えば、加熱した一対のローラによって所定の熱と圧力を加え、光源カバー5及びリード線カバー6の互いに重なり合った部分を加熱して接合することによって形成することができる。そして、1箇所のヒートシール部15の密着力で耐えられる強度を考慮して、必要に応じてヒートシール部15の数を増加させるようにする。
ヒートシール部15の強度は、その幅によっても異なるが、その数を増やすことによって増加させることができる。ヒートシール部15を複数箇所に設ける場合、隣り合うヒートシール部15間のピッチは、許される範囲内において適当に設定することができる。
図2は、前述した発光装置1の使用状態の第1の実施例を示すものである。この実施例は、液体の流路に連通されたサンプリングバルブ20に、2個の発光装置1を用いたもので、流路内を流れる液体をサンプリングして取り出すときに使用される。このサンプリングバルブ20は、弁ケース21と弁本体22と弁キャップ23と弁ロッド24とハンドル25と、弁ケース21に取り付けられた2本の枝管26a,26bと、各枝管26a,26bに取り付けられた2個の発光装置1,1と、外周面に光触媒27等を備えて構成されている。
弁ケース21は、両端に外フランジが設けられた筒状の部材からなり、その中央部に貫通された軸方向穴21aの一端をテーパ面で絞り込むことによって開閉口28が設けられている。弁ケース21の軸方向穴21aには弁本体22が摺動自在に挿通されていて、その挿通側の開口部が弁キャップ23によって閉じられている。弁キャップ23の中央穴には弁ロッド24が回転自在に保持されており、この弁ロッド24の内側に設けたネジ軸部24aが弁本体22の一端に開口されたネジ孔31に螺合されている。弁ロッド24の弁キャップ23から外側に突出された軸部には、この弁ロッド24を回転操作するためのリング状のハンドル25が袋ナット29からなる固着手段によって固定されている。
弁本体22は、軸方向の中途部に設けた大径部22aと、この大径部22aの一側に連続された弁頭部22bと、大径部22aの他側に連続された連結部22cを有しており、連結部22cの中心に軸方向へ伸びるネジ孔31が設けられている。連結部22cの外周面にはキー32が装着されていて、このキー32を弁キャップ23のキー溝33に係合させることにより弁本体22の回転が防止されている。符合34は、弁ケース21と弁キャップ23の間を液密にシールするOリングである。また、符号35は、弁ケース21と弁キャップ23の間を位置決めする位置決めピンである。弁キャップ23は弁ケース21に対して、締付金具36によって着脱可能に締付固定されている。
更に、弁本体22の大径部22aの外周面には周方向に連続する環状溝37aが設けられていて、その環状溝37aには摺動用のOリング38とシール部材39が装着されている。弁本体22の弁頭部22bの外周面には、先端側の第1の環状溝37bと大径部22a側の第2の環状溝37cが設けられている。先端側の第1の環状溝37bにはOリング41が装着されている。ハンドル25を回して弁本体22を軸方向へ進退移動させることにより、Oリング41が開閉口28に押し付けられてサンプリングバルブ20が閉じられ、又はOリング41が開閉口28から引き離されてサンプリングバルブ20が開かれる。
更に、弁本体22の弁頭部22bの第2の環状溝37cには光触媒リング27が装着されている。光触媒リング27は、C字形に形成された弾性を有するリング体の外周面に、光触媒による触媒作用を生じさせることができる光触媒の薄膜からなる光触媒層27aを設けたものである。この光触媒としては、例えば、二酸化チタン(TiO)を挙げることができる。この二酸化チタン(TiO)の薄膜からなる光触媒は、これに紫外線が照射されると、高い酸化触媒作用を生じて有機化合物等を分解させることができる。この光触媒の酸化触媒作用により、空気の脱臭や消臭等の浄化、微生物の殺菌や滅菌(抗菌)、水の浄化、タバコのヤニの汚染防止等を図ることができる。
また、弁ケース21にはパイプ状をなす2つの支管部42a,42bが設けられている。2つの支管部42a,42bは直径方向に対向するように配置されており、各支管部42a,42bの中央部を貫通する給排口である径方向穴21b,21cが軸方向穴21aに連通されている。各支管部42a,42bの先端にはネジ部が設けられていて、各ネジ部に装着されたナット部材43によって枝管26a,26bがそれぞれ着脱可能に取り付けられている。枝管26a,26bは、弁ケース21の穴内に充填された液体を外部から目で見ることができるようにするもので、紫外線を透過させる透明な材料(例えば、紫外線透過性フッ素樹脂)によって形成されている。
枝管26a,26bは、軸方向の一端に外向きのフランジ部が設けられた透明なパイプ状の部材からなり、他端の開口部に発光装置1が1個ずつ取り付けられている。各発光装置1は、紫外線を透過させる透明な材料(例えば、紫外線透過性フッ素樹脂)で形成された閉じ栓44によって保持されている。その閉じ栓44を開口部に装着することにより、各枝管26a,26bの先端部に発光装置1が着脱可能に取り付けられている。各枝管26a,26bの内周面には、光触媒リング27の光触媒層27aと同様の光触媒層を設けることが好ましい。符号45は、各枝管26a,26bの取付部をシールするOリングである。
このような構成を有するサンプリングバルブ20は、例えば、液体が流れる本配管47や、液体が貯留される図示しない液体タンク等に取り付けられて使用される。本配管47は、例えば、牛乳や果汁飲料その他の飲料、或いは培養液や反応液等の液状薬品その他の液体の製造工程、或いはそれらの液体を他工程へ輸送する等の目的のために使用される。そして、本配管47を流れる液体を定期的或いは任意的に取り出してサンプリングし、その液体の成分や特性の検査、或いは他の無関係な菌の混入等を検査するために、このサンプリングバルブ20が用いられる。
本配管47には、サンプリングバルブ20を取り付けるための取付部48が設けられている。取付部48は、本配管47の長手方向の中途部において側方へ突出するように設けられており、その先端には弁ケース21の外フランジと同様の外フランジが設けられている。両外フランジを当接させた状態で締付金具36の締付力により、サンプリングバルブ20が本配管47に固定される。
図3は、本発明の発光装置の第2の実施例を示すものである。この発光装置50は、図1に示した第1の実施例に係る発光装置1に、別の装置に取り付けるための取付部51を設けたものである。取付部51は、ヒートシール部とされていて、取付部51の全体がヒートシールされている。取付部51の略中央部には、固定ネジのネジ部が挿通される取付孔52が開口されており、この取付孔52を用いて発光装置50が別の装置に取り付けられるようになっている。
また、この実施例においては、3本のヒートシール部15,15a、15bからなる第1の溶着部53に加えて、4本のヒートシール部15,15a、15b,15cからなる第2の溶着部54を設けている。これら第1及び第2の溶着部53,54は、光源カバー5とリード線カバー6が共に重ね合わされて接合されていて、ヒートシールされて偏平となっているリード線カバー6の上に、更に光源カバー5がヒートシールされて偏平となっている。更に、2本のリード線カバー6には、2本のヒートシール部15,15aからなる第3の溶着部55が設けられている。このように複数箇所に溶着部を設けることにより、密封性をより高めて防水性を向上させることができる。
図4は、図3に示した発光装置50の使用状態の一実施例を示すもので、シャワー装置60に取り付けた説明図である。シャワー装置60は、図5に示すような構成を備えている。すなわち、シャワー装置60は、フレーム61と水道管62とシャワーカップ63とカバー64と殺菌装置65等を備えて構成されている。フレーム61は偏平な樋状をなしていて、このフレーム61内に水道管62が配設されている。水道管62には、接続具66を介してシャワー配管67が取り付けられており、このシャワー配管67の先端にシャワーカップ63が固定されている。シャワーカップ63は半球殻状をなしており、その開口部に円板状の多孔板68が取り付けられている。
フレーム61の先端部にはシャワーカップ63が挿入される開口部61aが設けられており、この開口部61aから多孔板68が露出されている。更に、フレーム61には立板61bが設けられていて、この立板61bの上端に固定されたヒンジ69によってカバー64が開閉自在に取り付けられている。カバー64は、フレーム61の先端部上面を開閉可能とされており、このカバー64内に、主たる殺菌装置65と、従たる殺菌装置としての発光装置50が取り付けられている。
主たる殺菌装置65は、紫外線を放射する棒状の紫外線ランプ65aと、この紫外線ランプ65aの両端を保持するソケット部65bと、紫外線ランプ65aを発光動作させる電気回路部等から構成されている。この殺菌装置65は、カバー64内の略全体を一度に紫外線照射できる大きさとされているため、その分だけ消費される電力は大きなものとなっている。一方、発光装置50は、シャワーカップ63の近傍のみを紫外線照射することを目的とするものである。
これは、シャワー装置60の使用頻度に応じて消費電力の異なる2つの殺菌装置を使い分けしようとするものである。すなわち、使用頻度の比較的多い朝昼晩の食事時には、主たる殺菌装置65を使用してシャワーカップ63及びシャワー配管67内の水の殺菌を行い、使用頻度の少ない夜間帯においては、消費電力の少ない発光装置50を使用することにより、消費電力の節約を図ることができる。そのため、この実施例のシャワーカップ63及びシャワー配管67は、外部に設置された殺菌装置によって水道水の殺菌が可能なように、紫外線を透過する材料、すなわち紫外線透過性フッ素樹脂を用いて製作する必要がある。
発光装置50は、カバー64の内面に固定されたブラケット61cにネジ止めされて固定されている。なお、前記第1及び第2の実施例では、光源カバーの材料として、当初から一端が閉じられているパイプ状のものを適用した例について説明したが、両端が共に開かれているパイプ状の部材を使用し、発光ダイオード2を挿入する前にパイプ材の一端をヒートシールして接合してもよく、また、発光ダイオード2の挿入後にパイプ材の両端をヒートシールして接合してもよい。
図6は、本発明の第3の実施例を示す発光装置70である。この発光装置70は、光源カバーの材料として前記紫外線透過性フッ素樹脂(PFA又はFEP)を使用した1枚のシート部材を用いて構成したものである。光源カバー71は、四角形をなす1枚のシート部材を2つに折り曲げることによって2枚のシート片を形成すると共に、その2枚のシート片間に発光ダイオード2を介在させた後、3辺の非接合部をヒートシールして接合することによって構成されている。
すなわち、2枚のシート片の折り曲げ部72aと平行をなす平行非接合部72bには縦溶着部73が設けられている。縦溶着部73は、互いに平行をなす3本のヒートシール部73a,73b,73cによって形成されているが、このヒートシール部は1本若しくは2本でもよく、また、4本以上であってもよい。また、2枚のシート片の折り曲げ部72aと垂直をなす両側の垂直非接合部72c,72dには、第1及び第2の横溶着部74,75が設けられている。第1及び第2の横溶着部74,75は、互いに平行をなす2本のヒートシール部74a,74b及び75a,75bによって形成されているが、このヒートシール部は1本でもよく、また、3本以上であってもよい。
更に、各横溶着部74,75の外側のヒートシール部74a,75aは、この発光装置70を別の装置に取り付けるための取付部として他のヒートシール部よりも幅広に形成されている。各取付部74a,75aには、それぞれ取付孔76が設けられている。そして、隣り合う発光ダイオード2間には、これを気密に仕切る中間ヒートシール部74cが設けられている。他の構成は、前記第1の実施例と同様である。
図7には、図6に示した発光装置70を、図4に示したシャワー装置60に使用した実施例を示している。発光装置70は、5個の発光ダイオード2を1列に並べることによって構成されている。シャワー装置60のカバー64の内面には一対のブラケット77,77が取り付けられている。この一対のブラケット77,77に両端を支持された発光装置70が、シャワー配管67に沿って配置されている。
図8には、図6に示した発光装置70をトイレ装置80に使用した実施例を示している。トイレ装置80は、便器81と水洗装置82と洗浄装置83とを備えて構成されている。便器81は、便器本体81aと、この便器本体81aの上部に回動可能に取り付けられた便座81b及び便座蓋81cとを有している。水洗装置82は、タンク本体82aと、このタンク本体82aの上面開口部に着脱自在に装着されるタンク蓋82bとを有している。タンク本体82aの前面には、手動によって操作される排水バルブの操作レバー82cが取り付けられている。タンク本体82aの底面には連結パイプ84の一端が接続されていて、連結パイプ84の他端は便器本体81aに連通されている。
洗浄装置83は、装置本体83aと洗浄ノズル83bと操作パネル83c等を有している。装置本体83aは、便器本体81aの後部上面に取り付けられていて、この装置本体83aから便器本体81aの凹部内に洗浄ノズル83bが出し入れ可能とされている。装置本体83aには配管具83dが取り付けられており、洗浄ノズル83bと連通されている。図8に示す符号85は水道管であり、この水道管85の先端に分岐具86が取り付けられている。分岐具86には、タンク本体82aに連通されたタンク配管87と、配管具83dに連通された洗浄用配管88とが接続されている。
このトイレ装置80には、洗浄ノズル83bを殺菌するためのノズル殺菌装置90と、タンク本体82a内に貯水された水を殺菌するためのタンク殺菌装置91と、操作パネル83c内の水道配管内の水や加熱配管内の湯を殺菌するための殺菌装置97と、が設けられている。ノズル殺菌装置90は、洗浄ノズル83bの線浄水が噴出される噴出口を主に殺菌対象とするもので、洗浄ノズル83bが後退動作して初期位置に戻ったときの噴出口に紫外線を照射できる位置に配設されている。このノズル殺菌装置90には、例えば、図3に示した発光装置50や図6に示した発光装置70等を用いることができる。なお、タンク殺菌装置91については、後で詳しく説明する。
洗浄ノズル83bの電源は、例えば、洗浄装置83の電気回路から取り込むことができる。図8に示す符号92はACアダプタであり、これには電源接続用のプラグ93aを有する電源用リード線93と、洗浄装置83の電気回路に接続される洗浄装置用のリード線94と、タンク殺菌装置91に接続される殺菌装置用のリード線95とが接続されている。そして、リード線95には、防水加工が施されたコネクタ96が取り付けられている。
このような構成を備えたトイレ装置80によれば、操作パネル83c内で殺菌されている配管が衛生的であり、且つ、洗浄ノズル83bがノズル殺菌装置90によって殺菌されるため、洗浄ノズル83bから噴射される水若しくは温水を衛生的に維持することができる。
図9は、本発明の第4の実施例を示す発光装置100である。この発光装置100は、フレキシブル配線基板102に多数の発光ダイオード103を実装して面状の発光部101を形成し、この発光部101を光源カバー104内に収納して構成したものである。フレキシブル配線基板102は、長方形の短冊状をなしていて、適当な強度及び柔軟性を有している。フレキシブル配線基板102の一面には所定形状に形成された配線パターンが設けられていて、他面に実装された多数の発光ダイオード103のリード線とそれぞれ接続されている。
更に、フレキシブル配線基板102の配線パターンには引出し線105の一端が接続されている。引出し線105には、パイプ状に形成された引出し線カバー106が被せられていて、引出し線カバー106が光源カバー104の一端から外部に突出され、更に引出し線カバー106を貫通して引出し線105が外部に導出されている。光源カバー104及び引出し線カバー106の材料は、前記実施例と同様であって、紫外線透過性フッ素樹脂(PFA又はFEP)が好適である。
また、図9に示した光源カバー104は、パイプ状の材料(筒体)を適当な長さで切断し、両端の開口部をそれぞれヒートシールして密封することによって構成されている。そのため、この実施例では、筒体両端の2箇所に開口された開口部にヒートシール部107及び108a,108bが形成されている。この際、引出し線カバー106が挿通される開口部では、前記実施例と同様に、引出し線カバー106の上から光源カバー104のヒートシールが行われるため、他端の開口部のヒートシール部106が1箇所であるのに対して2箇所に形成されていて、高度の気密性を確保するようになされている。
フレキシブル配線基板102に実装される発光ダイオード103としては、図1等に示した実施例の発光ダイオード2を用いることができることは勿論のこと、その他の周知の構造を有する各種の発光ダイオードを適用することができる。この第4の実施例においては、柔軟性を有し且つ可撓性に富んだフレキシブル配線基板102に多数の発光ダイオード103を実装し、これを光源カバー104に収納した後、内部を真空にするか又は適当な圧力となるまで減圧して密封することによって発光装置100を構成したため、例えば、次に述べるような状態で使用することができる。
図10は、図9に示した発光装置100の第1の使用例を示すものである。図10は、水や薬品、飲料等の液体が流通される配管装置110を示すものであり、流入管111と連結管112と流出管113等を備えている。流入管111は水平方向に延在されていて、その一端にL字状の第1の管継手114が接続されている。第1の管継手114の他端は上方に向けられており、その端部に連結管112が接続されている。連結管112の他端には第2の管継手115が接続され、横方向に向けられたその他端には流出管113の一端が接続されている。流出管113はL字状に形成されており、その他端が下向きに開口されている。符号116は、連結管112に介在された電磁開閉弁であり、この電磁開閉弁116の開閉動作によって連結管112が開閉される。
流入管111と連結管112と流出管113は、それぞれ紫外線透過性フッ素樹脂(PFA又はFEP)で形成されていて、いわゆる外照式の殺菌装置によって管の内部を流通する液体を管の外部から紫外線殺菌できるようになされている。すなわち、流入管111、連結管112又は流出管113の外面に、図9に示す発光装置100を巻き付けるようにして取り付けることにより、それらを殺菌装置として用いることができる。
発光装置100Aは、フレキシブル配線基板102に実装された多数の発光ダイオード103を内側に設定して連結管112に巻き付けたものであり、これにより、連結管112内を流動する液体に紫外線を照射して紫外線殺菌を行うことができる。また、発光装置100B,100Cは流出管113に巻き付けたものであり、発光装置100Bでは流出管113に入り込んだ液体の紫外線殺菌を行い、発光装置100Cでは流出管113から外部に流出する液体の紫外線殺菌を行うことができる。特に、管内を流れる液体が水の場合、配管の外周面には水が付着するため、その配管に巻き付ける発光装置100Cは防水性に優れたものである必要があるが、この実施例に係る発光装置100Cによれば、その要求に対して十分に対応することができる。
各発光装置100A〜100Cは、接着テープ117で巻き付けられて固着されている。この接着テープとしては、紫外線透過性フッ素樹脂製のフィルムに、同じく紫外線に対する抵抗力の多きな(劣化を生じ難い)性質を有する接着剤を塗布したものを用いることが好ましいが、一般的な接着テープを用いることもできる。また、接着テープに代えて、固定バンド等の取付具、針金や紐等の条体、粘着剤を塗布した布や紙、その他各種の固定手段を採用することができる。
図11は、図9に示した発光装置100を、図2に示したサンプリングバルブ20の変形実施例に係るサンプリングバルブ120に巻き付けるようにして取り付けた実施例を示すものである。サンプリングバルブ120の構成がサンプリングバルブ20と異なるところは弁ケース121のみであり、他の部分は同一であるため、同一部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
弁ケース121は紫外線透過性フッ素樹脂(PFA又はFEP)で形成されていて、支管部122が一体に設けられている。支管部122の先端に設けられた開口部には、サンプル取り出し用の開閉栓123が着脱可能に取り付けられている。他の構成は前記実施例と略同様である。
このような構成を有するサンプリングバルブ120の弁ケース121に第1の発光装置100Dが取り付けられ、支管部122に第2の発光装置100Eが取り付けられている。第1の発光装置100Dは弁ケース121の周方向に延在されていて、接着テープ124で巻き付けられて固定されている。また、第2の発光装置100Eは支管部122の軸方向に延在されていて、同じく接着テープ124で巻き付けられて固定されている。
図12は、図9に示した発光装置100を、靴130の内部を紫外線で殺菌することができる靴殺菌装置として適用した実施例を示すものである。発光装置100Fの長手方向の一端には整流器を有する電源回路部131が取り付けられており、その電源回路部131に設けた電源スイッチ132のオン・オフ操作によって発光部101からの紫外線の放射が制御される。靴130の内部の上下両面を殺菌する必要があるため、フレキシブル配線基板102には、その上下両面に適当な数の発光ダイオード103が取り付けられている。更に、電源回路部131には、家庭用電源等の電源に接続するためのソケット133が設けられている。他の構成は、前記実施例と同様である。なお、発光装置100は、前述した光触媒(TiO)の光触媒光源として用いることもできる。
この実施例によれば、発光装置100Fの発光部101を靴の中に挿入した後、電源回路部131の電源スイッチ132をオンとすることにより、多数の発光ダイオード103を点灯させて紫外線を放射して靴の内部を紫外線殺菌することができ、また、光触媒光源として用いて光触媒による殺菌等も行うことができる。
図13Aは、本発明に係る発光装置の第5の実施例を示すものである。この発光装置140は、比較的強度が大きく且つ撓み難い配線基板141に多数の発光ダイオード142を実装すると共に、1枚又は2枚のシート部材で光源カバー143を構成したものである。多数の発光ダイオード142は配線基板141の一面に配置されていて、その両面が1枚又は2枚のシート部材によって覆われている。
シート部材が1枚の場合には、これを2つに折り曲げて互いに重ね合わされる2枚のシート片を形成する。また、シート部材が2枚の場合には、その2枚をそのまま重ね合わせる。そして、これら2枚のシート部材間又は2枚のシート片間に、多数の発光ダイオード142が実装された配線基板141を挟み込み、互いに重ね合わされて未だ接合されていない3辺又は4辺の非接合部をヒートシールして接合するように構成されている。図13Aに示す実施例では、引出し線143と引出し線カバー144とが引き出された辺と、これに対向された辺を除く2辺が、それぞれ幅広のヒートシール部145とされている。そして、他の1辺が、二重又は三重にヒートシール部146a,146b,146cとされた溶着部146として構成されている。
更に、シート部材の四隅のヒートシール部145とヒートシール部146aが交差する部分には、この発光装置140を他の装置に取り付けるための取付孔147を有する取付部がそれぞれ設けられている。これらの取付孔147を用いて発光装置140は、例えば、図13Bに示すように、取付プレート148を介して他の電子機器に取り付けられて使用に供される。
図13B及び13Cは、そのような電子機器の一具体例として示す電気洗濯機150の殺菌装置として適用した実施例を示すものである。殺菌装置としての発光装置140は、図13Bに示すように、取付プレート148に固定され、取付プレート148を介して電気洗濯機150の外装ケース151に取り付けられている。この発光装置140は、電気洗濯機150の洗濯用回転ドラム152の外周面を紫外線によって殺菌することを目的とするものである。
取付プレート148には、発光装置140の取付部に対応した4個の支持突起148aが設けられている。この取付プレート148の4個の支持突起148aに対して各取付部を固定ネジ153による固着手段で締付固定することにより、発光装置140が外装ケース151に固定されている。この実施例によれば、回転ドラム152の外周面を紫外線によって殺菌することができるため、回転ドラム152の外周面を衛生的に保持し、その外周面に雑菌や細菌が繁殖するのを防止することができる。なお、図13Cの洗濯機の他、乾燥機付き洗濯機や食器洗い乾燥機にも同様に取り付けられ、これらにおいては、湿気がカビや臭いの発生原因になるのを防止することができる。
図14及び図15は、図13Aに示す発光装置140の他の使用例を示すものである。この実施例は、食品製造工場等で使用される長靴155の裏面や外面の殺菌、脱臭等に用いて好適な靴裏殺菌乾燥機(紫外線照射装置)に適用したものである。この靴裏殺菌乾燥機160は、発光装置140が収納されると共に上面に開口された収納ボックス161と、この収納ボックス161上に載置された長靴等の対象物の有無を検出する検出センサ162等を備えて構成されている。
収納ボックス161は、平面形状が長方形をなす偏平の筐体からなり、上面の開口部には格子状に形成された靴載置部163が設けられている。靴載置部163は、収納ボックス161の長手方向に掛け渡された複数の縦桟163aと、この縦桟163aと交差する方向に掛け渡された多数の横桟163bとからなり、各桟163a,163bの両端部がそれぞれ収納ボックス161に固定されている。更に、収納ボックス161の上面の長手方向の一方には、対象物が載置されているか否かを検出する検出センサ162が設けられており、この検出センサ162が対象物を検出しないときには、電源スイッチ164をオンしても発光装置140には電力が供給されないように構成されている。
この収納ボックス161内に前記発光装置140が、多数の発光ダイオード142を上に向けた状態で固定されている。図15に示す符号165は、発光装置140の配線基板141を下方から支える支持凸部である。また、発光装置140の引出し線143は、収納ボックス161の側面部を貫通して外部に導出されている。
この実施例の靴裏殺菌乾燥機160によれば、電源スイッチ164を単にオンしたのみでは発光装置140から紫外線が照射されることがなく、収納ボックス161の靴載置部163に長靴155等の対象物が置かれたときに紫外線が照射されるため、必要なときにのみ紫外線を照射して殺菌や脱臭、消臭等の機能を発揮させることができる。なお、収納ボックス161の内面や靴載置部163に前述した酸化チタン等の光触媒の触媒層を設定することにより、前記殺菌や脱臭等の効果を高めることができる。
図16は、本発明に係る発光装置の第6の実施例を示すものである。この発光装置170は、複数の配線基板171を横に並べて全体を横方向へ複数箇所で折り曲げ可能に構成したものである。光源カバー172は、縦方向に延在された複数のヒートシール部173によって横方向に仕切られており、これにより、配線基板171の数に対応した数の収納室が形成されている。各収納室には1個ずつ配線基板171が収納されていて、各ヒートシール部173によって幅方向に折り曲げ可能とされている。そして、光源カバー172の幅方向両端に位置するヒートシール部173には、この発光装置170を紐で縛ったり、ネジ止めしたりするのに便利なように取付孔174aを有する取付部174が4箇所に設けられている。他の構成は前記実施例と同様である。
この図16に示す実施例によれば、例えば、図17に示すように用いることができる。図17は、円筒状のパイプ材175に、発光ダイオード142う内側にして発光装置170を巻き付けた後、取付部174の取付孔174aに取付ネジ176を挿入して締付固定したものである。パイプ材175は紫外線透過性フッ素樹脂(PFA又はFEP)で形成されていて、内部に適当な液体が流れる構成とされている。この実施例によれば、耳部のような取付部174が設けられているため、発光装置170をパイプ材175や諸々の対象物に巻き付けて固定するのに極めて便利である。
図18は、図16に示す発光装置170の他の使用例を示すものである。この実施例は、発光装置170を、食品製造工場等で使用される広口ビンの内部の殺菌装置として使用するものである。発光装置180は、多数の発光ダイオード142が1列に実装された4枚の配線基板181を有し、それらの配線基板181が光源カバー182内に個別に密封されている。光源カバー182には、長手方向の両端をヒートシールした横ヒートシール部183と、略配線基板181の幅で長手方向にヒートシールした縦ヒートシール部184とが設けられている。
更に、光源カバー182には、取付孔185aの付いた取付部185が4箇所に設けられている。この光源カバー182を縦ヒートシール部184に沿って折り曲げて四角形の筒体とすることによって棒状の発光装置180が構成されている。他の構成は前記実施例と同様である。このような構成を備えた発光装置180を、図18に示すように、殺菌対象の一具体例を示す広口ビン187のビン口187aに挿入し、広口ビン187の内部で発光ダイオード142を発光させて紫外線を放射させることにより、その紫外線による殺菌力で広口ビン187内を殺菌処理することができる。なお、光源カバー182は、三角柱状に折り曲げ形成してもよく、また、5角形以上の多角柱状に形成してもよい。
図19A及びBは、本発明に係る発光装置の第7の実施例を示すものである。この発光装置190は、配線基板191としてロッド状の部材を使用すると共に、その配線基板191の対向する2面に多数の発光ダイオード142を実装したものである。隣り合う発光ダイオード142間の凹部には、紫外線透過性フッ素樹脂からなる枠座194が設けられている。この枠座194を設けた理由は、発光ダイオード142の先端をつなぐ面を略一定の高さとすることにより、光源カバー192内の空気を抜いて真空又は一定の圧力に減圧する際の密着性を高めてシール性を向上させることを目的としている。
配線基板191には、所定の回路形状をなす配線パターンが設けられていると共に、長手方向の一端に端子部195が設けられている。端子部195には、接続線196の一端に設けた発光側接続具196aが接続され、この発光側接続具196aの一部が光源カバー192の開口部と一緒にヒートシールされて4箇所のヒートシール部からなる溶着部197が形成されている。溶着部197には、接続線196の一部を被覆する引出し線カバー198が一体的にヒートシールされている。
接続線196の他端には電源側接続具196bが設けられていて、その電源側接続具196bにはACアダプタ199の接続具199aが着脱可能に装着される。ACアダプタ199は電源用プラグ199bを備えており、そのプラグ199bが工場等の交流電源に接続される。このプラグ199bを交流電源と接続することにより、ACアダプタ199及び接続線196を介して発光装置190が電源と接続され、多数の発光ダイオード142が点灯される。
このような構成を備えた発光装置190は、例えば、図18に示した実施例と同様にして実用に供される。特に、この実施例によれば、隣り合う発光ダイオード142間を枠座194で埋めて発光部の表面が略平面となるようにしたため、光源カバー192内の空気を抜き易くして、真空又は一定の圧力への減圧を容易にし、シール性を向上させることができる。なお、発光装置180及び発光装置190は、図8に示したトイレ装置80の水洗装置82の水中に沈めて使用するタンク殺菌装置91として用いることができる。
図20には、図13Aに示す発光装置140や図19に示す発光装置190等の発光装置の他の使用例を示している。この使用例は、ペットボトル等の容器の蓋体のための紫外線殺菌装置として発光装置200を適用したものである。図20において、発光装置200の構成は、前記発光装置140と略同様である。同図において符号206は、殺菌対象物としてのペットボトルの蓋体、207は、蓋体206が搬送される搬送レールである。搬送レール207は断面形状がコ字状をなす型材で構成されていて、その凹部内を自重や風力その他の押圧力によって蓋体206が搬送され、例えば、図20において下方から上方へと移動される。
この搬送レール207の凹部に対向するように2個の発光装置200が、縦一列に並べられて搬送レール207の上方に配置されている。2個の発光装置200は長手方向の両端部において、搬送レール207と略平行に配置された支持レール208の支持突起208aに、固定ネジ209からなる固着手段によってそれぞれ締付固定されている。発光装置200は、多数の発光ダイオード142が1列又は2列以上に配列されて実装された配線基板201と、この配線基板201を覆う光源カバー202と、配線基板201から引き出された引出し線の発光部側を覆う引出し線カバー203等を備えて構成されている。
このような構成を備えた紫外線照射装置によれば、搬送レール207で搬送されてくる蓋体206に対して紫外線を連続照射して効率よく紫外線殺菌を行うことができる。なお、殺菌対象物は、この実施例の蓋体202に限定されるものではなく、例えば、ペットボトル容器、その他各種の対象物に対して適用可能である。
図21には、前記発光装置140、発光装置190及び発光装置200の他の使用例を示している。この使用例は、プール装置210の水を殺菌するための紫外線殺菌装置として発光装置220を適用したものである。発光装置220の構成は、前記発光装置200等と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図21に示すように、プール装置210は、水が溜められるプール本体211と、プール本体211に設けられた給水口212及び排水口213と、その水を循環させるための循環装置214と、プール本体211内の水を殺菌消毒する発光装置220等を備えて構成されている。循環装置214は、給水口212と排水口213を連通する連通管215と、この連通管215内に配設されたポンプ装置216と、同じく連通管215内に配設されたろ過装置217等を備えている。この循環装置214の作動により、プール本体211内の水が循環されつつろ過されて衛生的な水に変換される。
また、発光装置220は、プール本体211の側面壁にタイルのように埋め込まれて使用に供されている。この発光装置220は、人が水泳等で使用しない時間帯にのみ作動して水を殺菌処理するものである。このように発光装置220を用いることにより、循環装置214の作動と協働して若しくは独自の作動により、プール本体211内の水を殺菌消毒して衛生的な水に変えることができる。このような使用形態は、この実施例の外にも、例えば、工場用水路、農業用水路、噴水、池等における水の殺菌等に適用することができる。なお、プール本体211や水路を光触媒作用のある材料で構成することにより、更に殺菌効率を高めることができる。
図22は、本発明に係る発光装置の第8の実施例を示すものである。この発光装置230は、発光部231の基部に防水性のコネクタ235を設けたものである。発光部の構成としては、例えば、図19に示す実施例と略同様の構成とすることができ、配線基板232が収納される光源カバー233の開口部にコネクタ235が取り付けられている。配線基板232に実装された多数の発光ダイオード142間の隙間には紫外線透過性フッ素樹脂が埋め込まれて枠座194が形成されており、この枠座194で表面の凹凸を無くして平にすることにより、紫外線透過性フッ素樹脂(PFA,FEP)で形成される光源カバー233の加工を容易にすることができる。
コネクタ235は、固定ブラケット236とネジ軸体237と袋ナット238と接続体239等を備えている。固定ブラケット236は配線基板232に固定されていて、この固定ブラケット236にネジ軸体237が固定されている。ネジ軸体237は、外周面にネジ部237aが設けられたリング状の部材からなり、その中央の孔に差込みピン240が挿通されている。差込みピン240は、ネジ軸体237に対して絶縁状態で支持されていると共に、第1のワイヤ241aによって配線基板232の電気回路に接続されている。また、ネジ軸体237は、第2のワイヤ241bによって同じく配線基板232の電気回路に接続されている。
接続体239は袋ナット238に装着されていて、袋ナット238のセンタ穴を貫通する小径部239aと、この小径部239aの軸方向の一端に連続して形成された大径部239bとからなっている。大径部239bの端面には、中央部に設けられた軸方向穴242と、この軸方向穴242の半径方向外側で周方向に連続する環状溝とが設けられている。環状溝にはO−リング243が装着されており、このO−リング243をネジ軸体237の端面に押圧して密着させることによってコネクタ235のシール性が確保される。
接続体239は絶縁材料で形成されていて、その軸方向穴242内には、差込みピン240の先端部と着脱自在に接続される端子片244が収納されている。この端子片244には、引出し線245の一方の線が接続される。一方、ネジ軸体237と袋ナット238は導電体で形成されていて、引出し線245の他方の線と電気的に接続されている。
このような構成を有する発光装置230によれば、コネクタ235を備えているため、取り付け・取り外しが容易であって、交換時の作業性に優れた発光装置を提供することができる。このような発光装置230を紫外線照射装置として用いることによっても、前記実施例と同様の効果を得ることができる。
前述した光源カバー、リード線カバー及び引出し線カバーの肉厚としては、紫外線透過性の観点から考えるとなるべく薄い方がよいが、強度の点を考えると厚い方がよく、その厚みの範囲としては0.05mm〜5.0mmの範囲内で適用することができ、好ましくは0.2mm〜1.2mm程度である。例えば、ランプカバー22の肉厚として0.5mmを適用すると、その紫外線透過率は石英ガラスの紫外線透過率の50%になる。また、その肉厚を0.2mmにすると、紫外線透過率は石英ガラスの透過率の75%になる。
前記実施例のように、光源カバー等を紫外線透過性フッ素樹脂で薄肉に形成することにより、紫外線の透過率を高くして多量の紫外線を透過させることができる。これにより、光源カバー、リード線カバー又は引出し線カバーの材質によって遮られる紫外線の量を少なくして、発光ダイオードから放射される紫外線を多量に且つ効率良く発光部から外部に放射させることができる。
なお、前記実施例では、配線基板に設けた配線パターンに多数の発光ダイオードを並列に接続することにより、1個の発光ダイオードに断線が生じた場合にも、他の発光ダイオードに通電させて紫外線放射を継続させることができる。また、図示しないが、例えば、配線基板の下部に冷却用のペルチェ素子を設け、その冷却作用で周囲の空気を対流させて発光ダイオードを冷却する構成とすることもできる。更に、配線基板に多数の穴を設け、その穴に空気を通過させて冷却作用を促進させる構成としても良い。
以上説明したが、本発明は上述した実施例に限定して使用されるものではなく、上述した貯水タンク内の殺菌は勿論のこと、例えば、地下又は地上建物上に設置された受水槽内の殺菌、ダクトの殺菌、清涼飲料水や果汁飲料或いは加工食品等の殺菌、これら飲料等の製造ラインに設置される洗浄装置、充填装置、冷却装置、医療機械、半導体製造機、クリーンルーム内の生産ラインで使用される製品や製品タンク内の殺菌装置、浴槽その他各種の装置、機械、器具の殺菌、滅菌等に使用される紫外線照射装置として用いて好適なものである。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
本発明の発光装置の第1の実施例を示すもので、同図Aは分解斜視図、同図Bは一部を断面した正面図、同図Cは側面図である。 図1に示す発光装置をバルブ装置に用いた使用状態の実施例を示すもので、同図Aはバルブ装置の断面図、同図Bは補助リングの斜視図である。 本発明の発光装置の第2の実施例を示すもので、一部を断面した正面図である。 図3に示す発光装置をシャワー装置に用いた使用状態の実施例を断面して示す説明図である。 図4に示すシャワー装置のカバーを開放した状態を示す斜視図である。 本発明の発光装置の第3の実施例を示す説明図である。 図6に示す発光装置をシャワー装置に用いた使用状態の第1の実施例を断面して示す説明図である。 図6に示す発光装置をトイレ装置に用いた使用状態の第2の実施例を示す説明図である。 本発明の発光装置の第4の実施例を示す説明図である。 図9に示す発光装置を配管に用いた使用状態の第1の実施例を示す説明図である。 図9に示す発光装置をバルブ装置に用いた使用状態の第2の実施例を示す説明図である。 図9に示す発光装置を靴の殺菌装置に用いた使用状態の第3の実施例を示す説明図である。 本発明の発光装置の第5の実施例を示すもので、同図Aは正面図、同図Bは取付プレートに取り付けた側面図、同図Cは同図Bの取付プレートが取り付けられる電気洗濯機を示す説明図である。 図13Aに示す発光装置を靴裏殺菌乾燥機に用いた第1の実施例を示す斜視図である。 図13Aに示す発光装置を靴裏殺菌乾燥機に用いた使用状態の実施例を示す説明図である。 本発明の発光装置の第6の実施例を示す説明図である。 図16に示す発光装置を配管に取り付けた使用状態の実施例を示す説明図である。 図16に示す発光装置をビン殺菌装置に用いた実施例を示す説明図である。 本発明の発光装置の第7の実施例を示すもので、同図Aは正面図、同図Bは一部を断面した説明図である。 図19に示す発光装置をキャップ殺菌装置に用いた第1の実施例を示す説明図である。 図19に示す発光装置をプール装置に用いた第2の実施例を示す説明図である。 本発明の発光装置の第8の実施例を断面して示す説明図である。
符号の説明
1,50,70,100,100A,100B,100C,100D,100E,100F,140,170,180,190,200,220,230‥発光装置、 2,103,142‥発光ダイオード、 3,231‥発光部、 4a,4b,94‥リード線、 5,71,104,172,182,192,202,233‥光源カバー、 6,106,144,198,203‥引出し線カバー、15,15a,15b,73a,73b,73c,74a,74b,74c,75a,75b,106,107a,107b,145,146a,146b,146c,173,183,184,193‥ヒートシール部、 20,120‥サンプリングバルブ、 27‥光触媒リング、 51,174,185‥取付部、 53,54,55,73,74,75,146,197‥溶着部、 60‥シャワー装置、 80‥トイレ装置、 90‥ノズル殺菌装置、 91‥タンク装置、 110‥配管装置、 141,171,181,191,201,232‥配線基板、 160‥靴裏殺菌乾燥機、 194‥枠座、 210‥プール装置

Claims (21)

  1. 少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光部と、前記発光部に接続されたリード線と、を有する発光ダイオードを備えた発光装置において、
    前記電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ前記発光部と前記リード線の一部を覆う光源カバーを設け、
    前記光源カバー内に前記発光部を収納した後、前記光源カバーの前記リード線が引き出された開口部及びその他の開口部を、当該光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして前記発光部を気密に封止したことを特徴とする発光装置。
  2. 前記光源カバーは、一端又は両端が開かれた筒体からなり、前記光源カバー内に前記発光部を収納した後、当該光源カバーの一方又は両方の開口部を前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記光源カバーは、重ね合わされた2枚のシート部材又は2つに折り曲げられた1枚のシート部材からなり、前記2枚のシート部材間又は1枚のシート部材で形成された2枚のシート片間に前記発光部を収納すると共に前記リード線を引き出した後、前記2枚のシート部材の非接合部又は2枚のシート片の非接合部を前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 前記ヒートシールは、1筋のヒートシール部、略平行する方向に延在された2筋以上のヒートシール部、又は1筋若しくは2筋以上の第1のヒートシール部と当該第1のヒートシール部と交差する方向に延在された1筋若しくは2筋以上の第2のヒートシール部との組み合わせのいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の発光装置。
  5. 前記光源カバーの前記ヒートシール部には、別の装置に取り付けるための取付孔を有する取付部を設けたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  6. 前記光源カバーの前記ヒートシールは、当該光源カバーの内部に不活性ガスを流通しながら行うことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  7. 少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光部と、前記発光部に接続されたリード線と、を有する発光ダイオードを備えた発光装置において、
    前記電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ前記発光部と前記リード線の一部を覆う光源カバーと、
    前記電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ前記リード線が挿通されるリード線カバーと、を設け、
    前記光源カバー内に前記発光部を収納した後、前記光源カバーの前記リード線が引き出された開口部及びその他の開口部並びに前記リード線カバーの開口部を、当該光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして前記発光部を気密に封止したことを特徴とする発光装置。
  8. 前記光源カバーは、一端又は両端が開かれた筒体からなり、前記光源カバー内に前記発光部を収納した後、当該光源カバーの一方又は両方の開口部を前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項記載の発光装置。
  9. 前記光源カバーは、重ね合わされた2枚のシート部材又は2つに折り曲げられた1枚のシート部材からなり、前記2枚のシート部材間又は1枚のシート部材で形成された2枚のシート片間に前記発光部を収納すると共に前記リード線を引き出した後、前記2枚のシート部材の非接合部又は2枚のシート片の非接合部を前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項記載の発光装置。
  10. 前記リード線カバーは、前記リード線が挿通される筒体からなり、前記リード線カバー内に前記リード線を挿通した状態で当該リード線カバーを前記光源カバーと共に又は個別に前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項記載の発光装置。
  11. 前記ヒートシールは、1筋のヒートシール部、略平行する方向に延在された2筋以上のヒートシール部、又は1筋若しくは2筋以上の第1のヒートシール部と当該第1のヒートシール部と交差する方向に延在された1筋若しくは2筋以上の第2のヒートシール部との組み合わせのいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項7、8、9又は10記載の発光装置。
  12. 前記光源カバーの前記ヒートシール部には、別の装置に取り付けるための取付孔を有する取付部を設けたことを特徴とする請求項7記載の発光装置。
  13. 前記光源カバーの前記ヒートシールは、当該光源カバーの内部に不活性ガスを流通しながら行うことを特徴とする請求項7記載の発光装置。
  14. 少なくとも波長が180nmから480nmまでの範囲内にある電磁波を放射する発光部及び当該発光部に接続されたリード線を有する複数個の発光ダイオードと、
    前記複数個の発光ダイオードが固定される配線基板と、を備えた発光装置において、
    前記電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ前記配線基板を覆う光源カバーと、
    前記電磁波のうちの少なくとも紫外線を透過する材料で形成され且つ前記配線基板から引き出された引出し線が挿通される引出し線カバーと、を設け、
    前記光源カバー内に前記配線基板を収納した後、前記光源カバーの前記引出し線が挿通された開口部及びその他の開口部並びに前記引出し線カバーの開口部を、当該光源カバー内を真空若しくは減圧した後又は真空若しくは減圧しながらヒートシールして前記複数個の発光ダイオードと共に前記配線基板を気密に封止したことを特徴とする発光装置。
  15. 前記光源カバーは、一端又は両端が開かれた筒体からなり、前記光源カバー内に前記配線基板を収納した後、当該光源カバーの一方又は両方の開口部を前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項14記載の発光装置。
  16. 前記光源カバーは、重ね合わされた2枚のシート部材又は2つに折り曲げられた1枚のシート部材からなり、前記2枚のシート部材間又は1枚のシート部材で形成された2枚のシート片間に前記複数個の発光ダイオードが固定された前記配線基板を収納した後、前記2枚のシート部材の非接合部又は2枚のシート片の非接合部を前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項14記載の発光装置。
  17. 前記引出し線カバーは、前記引出し線が挿通される筒体からなり、前記引出し線カバー内に前記引出し線を挿通した状態で当該引出し線カバーを前記光源カバーと共に又は個別に前記ヒートシールしたことを特徴とする請求項14記載の発光装置。
  18. 前記ヒートシールは、1筋のヒートシール部、略平行する方向に延在された2筋以上のヒートシール部、又は1筋若しくは2筋以上の第1のヒートシール部と当該第1のヒートシール部と交差する方向に延在された1筋若しくは2筋以上の第2のヒートシール部との組み合わせのいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項14、15、16又は17記載の発光装置。
  19. 前記光源カバーの前記ヒートシール部には、別の装置に取り付けるための取付孔を有する取付部を設けたことを特徴とする請求項14記載の発光装置。
  20. 前記光源カバーの前記ヒートシールは、当該光源カバーの内部に不活性ガスを流通しながら行うことを特徴とする請求項14記載の発光装置。
  21. 前記2枚のシート部材間又は前記2枚のシート片間には、前記配線基板の複数枚を収納して隣り合う配線基板間をそれぞれヒートシールし、複数枚の配線基板を個別に封止して各ヒートシール部において折り曲げ可能としたことを特徴とする請求項16記載の発光装置。
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