JP4066611B2 - Discharge lamp lighting device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ回路により放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の放電灯点灯装置のブロック構成を図15に示す。従来の放電灯点灯装置においては、商用電源ACは整流回路1に接続され、整流回路1の整流出力は直流電源回路2によって、任意の直流出力に変換される。インバータ回路3は、インバータ制御回路4からの信号によって任意の周波数で発振動作を行い、直流電源回路2の直流出力を交流に変換して負荷回路5に出力する。
【0003】
負荷回路5は、インダクタンスL1とコンデンサC1との直列共振回路、コンデンサC1に並列に接続されたトランスT1の1次巻線N1とコンデンサC2との直列回路、トランスT1の2次巻線N2と放電灯Laとの並列回路、およびトランスT1の3次巻線N3から構成される。インバータ回路3の交流出力を供給された負荷回路5は、インダクタンスL1とコンデンサC1との共振作用でコンデンサC1の両端に高電圧が発生することによって、トランスT1の1次巻線N1から2次巻線N2に誘起された高電圧が放電灯Laに印加されて、放電灯Laは点灯始動する。
【0004】
放電灯Laが点灯した後、インバータ制御回路4がインバ−タ回路3の発振動作を所定の発振周波数に制御することによって、任意の放電灯出力を得ることができる。
【0005】
コンデンサC2は、放電灯Laが点灯中の直流カット用コンデンサであり、トランスT1の3次巻線N3は、放電灯Laの出力異常の判定動作を行うために検出した放電灯Laのランプ電圧を検出信号Vlaとして放電灯異常検出部6に出力する。
【0006】
放電灯異常検出部6は、検出信号Vlaによって放電灯Laの正常・異常判定を行い、その判定結果をインバータ制御回路4に出力し、インバータ制御回路4はその判定結果に基づいてインバータ回路3の発振動作を制御する。
【0007】
本従来例の無負荷時(放電灯La立ち消え時)、および放電灯La点灯時(全光時、調光時)の各共振カーブを図16に示し、周波数−放電灯La両端に発生するランプ電圧の関係をグラフで表している。
【0008】
放電灯Laが正常時、および異常時(寿命末期時)の共振状態の変化を、図16を用いて説明する。放電灯Laのインピーダンスは、ランプ電流に応じて変化するため、全光時には共振カーブ100、調光時には共振カーブ101のようになる(全光時:ランプ電流大、ランプインピーダンス小、ランプ電圧小、調光時:ランプ電流小、ランプインピーダンス大、ランプ電圧大)。
【0009】
放電灯Laが正常に点灯した場合、インバータ制御回路4は、放電灯出力が所定値となるようにインバータ回路3の発振周波数を制御する。例えば、全光時には発振周波数が周波数f1になるように発振動作を動作点Aに移行させ、調光時には発振周波数が周波数f2になるように発振動作を動作点Bに移行させる。
【0010】
放電灯Laの寿命末期時には、フィラメントに塗布されたエミッタが消耗し、放電灯Laは片方向のみに電流が流れる整流作用を行う異常放電となる。以下、この現象をエミレスと呼ぶ。このとき共振系は崩れ、放電灯Laのランプ電圧は正常放電時に比べて異常上昇する。そして、エミレスが進行すると、放電灯Laのインピーダンスは増加する方向に変化するため、徐々に無負荷時(放電灯La立ち消え時)の共振カーブ102に近くなり、最終的には両フィラメントに塗布されたエミッタが完全に消耗し、放電できなくなると、無負荷時の共振カーブ102のようになる。
【0011】
また、放電灯Laが点灯動作しているときに、放電灯Laの内封ガス抜け(スローリーク)等の異常が生じて、放電灯Laが立ち消えした場合にも、同様に共振カーブは無負荷時の共振カーブ102に急変する。
【0012】
図16において、全光点灯時に放電灯異常となると発振動作は動作点Aから動作点Cに移行してランプ電圧は上昇し、調光点灯時に放電灯異常となると発振動作は動作点Bから動作点Dに移行してランプ電圧は上昇する。
【0013】
次に、図17に放電灯Laの寿命末期等の放電灯異常を検出する従来の放電灯異常検出部6の回路構成を示す。放電灯異常検出部6は、抵抗R1,R2の直列回路と、抵抗R1,R2の接続中点に一端を接続したコンデンサC3とダイオードD2との直列回路と、コンデンサC3を介して抵抗R2に並列に接続されたダイオードD1と、コンデンサC3とダイオードD2との直列回路の他端に接続したコンデンサC4、抵抗R3と、コンデンサC4の両端電圧である検出電圧Vaを非反転入力端子に入力し、反転入力端子にしきい値電圧Vr1を出力する直流電圧源E1を接続したコンパレータCP1とから構成される。
【0014】
放電灯異常検出部6の動作について説明する。トランスT1の3次巻線N3から得られる検出信号Vlaは抵抗R1,R2で分圧され、コンデンサC3で直流成分をカットされ、ダイオードD1,D2で整流され、コンデンサC4で平滑されて、直流の検出電圧VaとしてコンパレータCP1の非反転入力端子に入力される。なお、抵抗R3はコンデンサC4の放電用抵抗である。コンパレータCP1は、反転入力端子に接続した直流電圧源E1が出力するしきい値電圧Vr1と検出電圧Vaとを比較する。そして、しきい値電圧Vr1のほうが大きい場合にはLレベル信号をインバータ制御回路4に出力し、検出電圧Vaのほうが大きい場合にはHレベル信号をインバータ制御回路4に出力する。
【0015】
ここで、放電灯Laが正常に点灯している場合には、異常時に比べてランプ電圧は低く、検出信号Vlaの電圧レベルも低い。その結果、検出電圧Vaも低く、検出電圧Va<しきい値電圧Vr1となり、コンパレータCP1はLレベルの信号をインバータ制御回路4に出力する。そして、インバータ制御回路4は、Lレベルの信号を入力されている間、任意の放電灯出力を得るようにインバ−タ回路3の発振動作を所定の発振周波数に制御する。
【0016】
放電灯異常によって放電灯Laのランプ電圧が上昇すると、それに比して検出信号Vlaの電圧レベルも上昇する。その結果、検出電圧Vaも上昇し、検出電圧Va>しきい値電圧Vr1となった場合、コンパレータCP1はHレベルの信号をインバータ制御回路4に出力する。そして、インバータ制御回路4は、Hレベルの信号を入力されると放電灯異常と判定し、インバータ回路3の発振動作を保護動作に移行させる。なお、ここで保護動作とは、発振動作を停止させる、発振動作を間欠的に行う、発振周波数をかなり高くして微弱共振作用を行うなどのうち、いずれかの動作のことを言う。
【0017】
そして、本従来例においては、放電灯Laのランプ電圧が、図16に示す放電灯異常時しきい値電圧Vr10以上になると、インバータ制御回路4が放電灯異常と判定するように、直流電圧源E1のしきい値電圧Vr1の値、および放電灯異常検出部6の各部品の定数を設定することによって、放電灯Laの正常・異常判定を行う構成となっていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、放電灯Laは温度特性を有し、一般的に周囲温度が25℃から35℃程度で放電灯Laのランプ電圧が最も高くなり、周囲温度の低下および上昇によってランプ電圧は低下方向に移行する。そのため、検出電圧Vaも図18に示す変化を生じる。図18は、従来例のランプ周囲温度に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示すグラフである。この場合、放電灯異常判定の基準となるしきい値電圧Vr1は約5Vで一定であるのに対して、検出電圧Vaは、周囲温度の変化によって大きく変化する。そのため、検出電圧Vaが最も高くなる時には、検出電圧Vaとしきい値電圧Vr1との電圧差が小さくなり、放電灯Laは正常であるのにも関わらず、異常であると誤検出してしまうという恐れがある。
【0019】
また、検出電圧Vaが低くなる時には、しきい値電圧Vr1との電圧差が大きくなりすぎて放電灯Laの出力が正常から異常へ移行した場合における検出精度が低下し、保護動作に移行できずに、放電灯点灯装置の構成回路部品に過大な電気ストレスおよび熱ストレスが生じる恐れがある。
【0020】
さらに、放電灯点灯装置の構成回路部品のばらつきによる放電灯Laの出力のばらつき、および放電灯La自体のばらつき(内封ガスの圧力、成分のばらつき等)によってもランプ電圧は大きく変化してしまうため、検出電圧Vaも同様に変化する。例えば図18に示すように、出力が高めの場合には検出電圧Va1のように変化し、出力が低めの場合には検出電圧Va2のように変化して、前記問題はさらに深刻になる。
【0021】
さらに、放電灯Laの出力を広範囲に制御する構成の放電灯点灯装置においても同様の問題を生じる。図19は、放電灯Laに流れるランプ電流に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示すグラフである。この場合、放電灯異常判定の基準となるしきい値電圧Vr1は、約5Vで一定あるのに対して、検出電圧Vaは、ランプ電流の変化によって大きく変化する。そのため、検出電圧Vaが高くなる時(ランプ電流低下時)には、検出電圧Vaとしきい値電圧Vr1との差が小さくなり、また検出電圧Vaが低くなる時(ランプ電流上昇時)には、検出電圧Vaとしきい値電圧Vr1との差が大きくなるため、前記と同様の問題を生じる。
【0022】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、正常な放電灯を誤検出することなく、確実に放電灯の出力の異常を検出することのできる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、直流電源の直流出力を高周波出力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に接続されるインダクタおよびコンデンサからなる共振回路と、前記共振回路にて生成される高周波電力によって点灯する放電灯と、前記放電灯の出力異常を検出する放電灯異常検出部と、前記共振回路もしくは前記放電灯の出力に基づく電圧から一定電圧を差し引いて遅延させた補正電圧を前記放電灯異常検出部に出力するフィードバック制御部とを設け、前記放電灯異常検出部は、前記放電灯の出力に基づく検出電圧から前記補正電圧を減算する補正としきい値電圧に前記補正電圧を加算する補正の少なくとも一方を行うことによって前記補正後における前記放電灯の正常時の検出電圧としきい値電圧の電圧差を一定とする一方、前記放電灯の出力が急激に異常上昇したときに前記補正後における検出電圧としきい値電圧の少なくとも一方が遅延して変動し検出電圧がしきい値電圧を超えることによって前記放電灯の出力異常を検出することを特徴とする。
【0024】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放電灯異常検出部は、前記放電灯の出力に基づく電圧を分圧して前記検出電圧を生成する分圧抵抗を有し、前記フィードバック制御部からの前記補正電圧を前記分圧抵抗の接続中点に出力することによって前記検出電圧から当該補正電圧を減算することを特徴とする。
【0025】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記放電灯異常検出部は、前記検出電圧を非反転入力端子に入力し前記しきい値電圧を反転入力端子に入力して前記電圧差を求めるコンパレータを有し、前記フィードバック制御部からの前記補正電圧を前記コンパレータの前記反転入力端子に接続することによって前記しきい値電圧に当該補正電圧を加算することを特徴とする。
【0026】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記放電灯異常検出部は、前記放電灯の出力に基づく電圧を分圧して前記検出電圧を生成する分圧抵抗と、前記検出電圧を非反転入力端子に入力し前記しきい値電圧を反転入力端子に入力して前記電圧差を求めるコンパレータとを有し、前記フィードバック制御部からの前記補正電圧を前記分圧抵抗の接続中点に出力することによって前記検出電圧から当該補正電圧を減算するとともに、前記補正電圧を前記コンパレータの前記反転入力端子に接続することによって前記しきい値電圧に当該補正電圧を加算することを特徴とする。
【0027】
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの発明において、前記放電灯の調光信号に対応して前記インバータ回路の高周波出力の周波数を可変制御することによって、前記放電灯の点灯出力を可変とすることを特徴とする。
【0028】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記フィードバック制御部が、前記調光信号に対応して前記インバータ回路の高周波出力の周波数を可変制御することによって、前記放電灯の点灯出力を可変とすることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
(実施形態1)
図1に本実施形態の放電灯点灯装置のブロック構成を示す。本放電灯点灯装置の基本構成は従来例に示した図15と略同じであるが、フィードバック制御部7を設けた点が異なる。なお、図15と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0031】
トランスT1の3次巻線N3は、放電灯Laの出力異常の判定動作を行うために検出した放電灯Laのランプ電圧を検出信号Vlaとして放電灯異常検出部6に出力するとともに、フィードバック信号Vfbとしてフィードバック制御部7に出力し、フィードバック制御部7は、放電灯異常検出部6にて検出信号Vlaに応じて生成される検出電圧Vaの補正を行う。
【0032】
図2に本実施形態の放電灯異常検出部6およびフィードバック制御部7の回路構成を示す。放電灯異常検出部6の基本構成は従来例に示した図17と略同じである。なお、図17と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0033】
フィードバック制御部7は、抵抗R4,R5の直列回路と、抵抗R4,R5の接続中点に一端を接続したコンデンサC5とダイオードD4との直列回路と、コンデンサC5を介して抵抗R5に並列に接続されたダイオードD3と、コンデンサC5とダイオードD4との直列回路の他端に接続したコンデンサC6、抵抗R6と、コンデンサC6の両端電圧である検出電圧Vbを反転入力端子に入力し、非反転入力端子に直流電圧Vr2を出力する直流電圧源E2を接続したオペアンプOP1と、オペアンプOP1の反転入力端子と出力との間に接続したコンデンサC7と、オペアンプOP1の出力に接続したダイオードD5および抵抗R7とから構成される。
【0034】
次にフィードバック制御部7の動作について説明する。トランスT1の3次巻線N3から得られる信号は、検出信号Vlaとして放電灯異常検出部6に入力されるとともに、フィードバック制御部7にフィードバック信号Vfbとしても入力される。フィードバック信号Vfbは抵抗R4,R5で分圧され、コンデンサC5で直流成分をカットされ、ダイオードD3,D4で整流され、コンデンサC6で平滑されて、直流の検出電圧VbとしてオペアンプOP1の反転入力端子に入力される。なお、抵抗R6はコンデンサC6の放電用抵抗である。オペアンプOP1は、検出電圧Vbと直流電圧Vr2との差分を増幅した補正電圧Vcを出力する。この補正電圧Vcが放電灯異常検出部6の抵抗R2の両端電圧よりも低くなるように、フィードバック制御部7の各部品の定数を設定してある。コンデンサC7は、オペアンプOP1の、検出電圧Vbの変化に対する補正電圧Vcの変化追随性を遅らせるために設けている。
【0035】
オペアンプOP1が出力する補正電圧Vcは、ダイオードD5と抵抗R7とを介して放電灯異常検出部6の抵抗R1,R2の接続中点に接続される。ここで、フィードバック信号Vfbの変化に応じて補正電圧Vcは変化し、補正電圧Vcの変化に応じて、検出信号Vlaから検出電圧Vaを生成するための抵抗R1,R2,R7による分圧比(検出電圧Va生成分圧比)も変化する。具体的に、ランプ周囲温度の変化によりランプ電圧が減少傾向に移行した場合、および増加傾向に移行した場合の各信号の増減は、
ランプ電圧:減少 → 検出信号Vla,フィードバック信号Vfb:減少 → 補正電圧Vc:増加 → 検出電圧Va生成分圧比:大
ランプ電圧:増加 → 検出信号Vla,フィードバック信号Vfb:増加 →補正電圧Vc:減少 → 検出電圧Va生成分圧比:小
のようになる。
【0036】
すなわち、ランプ電圧が減少傾向に移行した場合には、検出電圧Va生成分圧比が大きくなり、また、ランプ電圧が増加傾向に移行した場合には、検出電圧Va生成分圧比が小さくなることによって、検出信号Vlaが変動しても検出電圧Vaは略同じ値に保たれるように補正される構成となっている。
【0037】
したがって、図3に示すように、ランプ周囲温度が変化した場合にでも、検出電圧Vaとしきい値電圧Vr1との差が略一定に保たれるため、誤検出や、検出感度の低下といった問題は回避される。
【0038】
また、放電灯Laの出力のばらつき、および放電灯La自体のばらつきによる検出電圧Vaの変化(図3に出力が高めの場合の検出電圧Va1と出力が低めの場合の検出電圧Va2とを示す)も前記同様に補正されるため、誤検出や検出感度の低下の回避に対してさらによい方向に働く。
【0039】
なお、放電灯Laの異常によって、放電灯Laの出力が急激に異常上昇した場合には、フィードバック制御部7の遅延要素であるコンデンサC7によって検出電圧Vaに対する補正作用は遅れるので、放電灯異常検出部6のコンパレータCP1の出力はLレベルからHレベルに反転して、問題なく放電灯Laの異常を判定することができる。
【0040】
このように、本実施形態においては放電灯Laの出力異常を検出する放電灯異常検出部6と、フィードバック信号Vfbをフィードバックして放電灯Laの異常判定を行うための検出電圧Vaのレベルを補正するフィードバック制御部7とを設けたので、放電灯Laの周囲温度変化や放電灯点灯装置の構成回路部品のばらつきによる放電灯出力のばらつき、および放電灯La自体のばらつきによる負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯Laを異常であると誤検出せずに、確実に放電灯Laの出力異常を検出することのできる放電灯点灯装置を提供することができる。
【0041】
(実施形態2)
図4に本実施形態の放電灯点灯装置のブロック構成を示す。本放電灯点灯装置の基本構成は実施形態1に示した図1と略同じであるが、フィードバック制御部7に入力されるフィードバック信号VfbはコンデンサC2に発生する電圧から得ており、フィードバック制御部7は、放電灯異常検出部6にて検出信号Vlaに応じて生成される検出電圧Vaと比較するしきい値電圧Vr1の補正を行う点が異なる。なお、図1と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0042】
図5に本実施形態の放電灯異常検出部6およびフィードバック制御部7の回路構成を示す。放電灯異常検出部6の基本構成は実施形態1に示した図2と略同じであるが、コンパレータCP1の反転入力端子には、定電圧Vcc(例えば各制御回路の駆動用電源の電圧値)を抵抗R8,R9で分圧したしきい値電圧Vr1が入力される点が異なる。また、フィードバック制御部7の基本構成は実施形態1に示した図2と略同じであるが、オペアンプOP1が出力する補正電圧Vcが、ダイオードD5と抵抗R7とを介して放電灯異常検出部6の抵抗R8,R9の接続中点に接続される点が異なる。なお、図2と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0043】
まず、補正電圧Vcが放電灯異常検出部6の抵抗R9の両端電圧よりも低くなるように、フィードバック制御部7の各部品の定数を設定してある。
【0044】
コンデンサC6の両端電圧である検出電圧Vbは、コンデンサC2から得られるフィードバック信号Vfbを、分圧し、直流成分をカットして、さらに整流、平滑して生成されており、つまりはコンデンサC2に発生する共振電圧の変化によって検出電圧Vbの値が変化することになる。コンデンサC2に発生する共振電圧は放電灯Laのランプインピーダンスの変化によって変動し、ランプインピーダンス小(つまりはランプ電流大、ランプ電圧小)の時は、コンデンサC2に発生する共振電圧は大となり、ランプインピーダンス大(つまりはランプ電流小、ランプ電圧大)の時は、コンデンサC2に発生する共振電圧は小となる。
【0045】
本実施形態においては、フィードバック信号Vfbの変化に応じて補正電圧Vcも変化し、補正電圧Vcの変化に応じて、定電圧Vccからしきい値電圧Vr1を生成するための抵抗R7,R8,R9による分圧比(しきい値電圧Vr1生成分圧比)も変化する。具体的には、ランプ周囲温度の変化によりランプ電圧が減少傾向に移行した場合、および増加傾向に移行した場合の各信号の増減は、
ランプ電圧:減少 → 検出信号Vla:減少,フィードバック信号Vfb:増加 → 補正電圧Vc:減少 → しきい値電圧Vr1:減少
ランプ電圧:増加 → 検出信号Vla:増加,フィードバック信号Vfb:減少 → 補正電圧Vc:増加 → しきい値電圧Vr1:増加
のようになる。
【0046】
したがって、ランプ電圧が減少傾向に移行した場合には、しきい値電圧Vr1も減少し、また、ランプ電圧が増加傾向に移行した場合には、しきい値電圧Vr1も増加することによって、検出信号Vlaが変動してもしきい値電圧Vr1も同じ傾向に変動するように補正される構成となっている。
【0047】
そして、図6に示すように、ランプ周囲温度が変化した場合にでも、検出電圧Vaとしきい値電圧Vr1との差が略一定に保たれるため、誤検出や、検出感度の低下といった問題は回避される。
【0048】
また、放電灯Laの出力のばらつき、および放電灯La自体のばらつきによる検出電圧Vaの変化時(図6に出力が高めの場合の検出電圧Va1と出力が低めの場合の検出電圧Va2を示す)には、しきい値電圧Vr1は検出電圧Va1に対応するしきい値電圧Vr11、または検出電圧Va2に対応するVr12に補正されるため、誤検出や検出感度の低下の回避に対してさらによい方向に働く。
【0049】
なお、放電灯Laの異常によって、放電灯Laの出力が急激に異常上昇した場合には、フィードバック制御部7の遅延要素であるコンデンサC7によってしきい値電圧Vr1に対する補正作用は遅れるので、放電灯異常検出部6のコンパレータCP1の出力はLレベルからHレベルに反転して、問題なく放電灯Laの異常を判定することができる。
【0050】
このように、本実施形態においては放電灯Laの出力異常を検出する放電灯異常検出部6と、フィードバック信号Vfbをフィードバックして放電灯Laの異常判定を行うためのしきい値電圧Vr1のレベルを補正するフィードバック制御部7とを設けたので、放電灯Laの周囲温度変化や放電灯点灯装置の構成回路部品のばらつきによる放電灯出力のばらつき、および放電灯La自体のばらつきによる負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯Laを異常であると誤検出せずに、確実に放電灯Laの出力異常を検出することのできる放電灯点灯装置を提供することができる。
【0051】
(実施形態3)
図7に本実施形態の放電灯点灯装置のブロック構成を示す。本放電灯点灯装置の基本構成は実施形態2に示した図4と略同じであるが、調光信号生成回路8を設けた点が異なる。なお、図4と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0052】
調光信号生成回路8は、外部からの調光信号(例えば矩形波のデューティ信号)を、直流の調光信号Vdm(デューティ比に応じた直流レベル信号)に変換し、調光信号Vdmはインバータ制御回路4およびフィードバック制御部7に出力される。
【0053】
インバータ制御回路4は、調光信号Vdmの信号レベルに対応してインバータ回路3の発振周波数を変化させることによって、放電灯出力の制御を任意に行うことができる構成となっている。本実施形態においては、調光信号Vdmの信号レベルが大きい時は、インバータ回路3の発振周波数を低くしてランプ電流を多くし、調光信号Vdmの信号レベルが小さい時は、インバータ回路3の発振周波数を高くしてランプ電流を少なくすることによって任意のランプ電流値に制御できるものである。
【0054】
また、調光信号Vdm、およびコンデンサC2から得られるフィードバック信号Vfbはフィードバック制御部7に入力され、フィードバック制御部7は、放電灯異常検出部6にて検出信号Vlaに応じて生成される検出電圧Vaの補正を行うものである。
【0055】
図8に本実施形態の放電灯異常検出部6およびフィードバック制御部7の回路構成を示す。放電灯異常検出部6の基本構成は実施形態1に示した図2と同一構成である。また、フィードバック制御部7の基本構成は実施形態1に示した図2と略同じであるが、オペアンプOP1の非反転入力端子に調光信号Vdm(調光電圧Vdm´)が入力される点が異なる。なお、図2と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0056】
オペアンプOP1は、調光信号Vdmの電圧である調光電圧Vdm´と検出電圧Vbとの差分が増幅された補正電圧Vcを出力し、補正電圧Vcが放電灯異常検出部6の抵抗R2の両端電圧よりも低くなるように、フィードバック制御部7の各部品の定数を設定してある。
【0057】
そして、調光電圧Vdm´を大→小に変化させると、ランプ電流が大→小となるようにインバータ制御回路4はインバータ回路3の発振周波数を高くする。このとき、調光電圧Vdm´と検出電圧Vbとの差分が増幅された補正電圧Vcが大→小となるようにフィードバック制御部7の各部品の定数が設定されておれば、検出信号Vlaから検出電圧Vaを生成するための抵抗R1,R2,R7による分圧比(検出電圧Va生成分圧比)も小さくなる。
【0058】
逆に、調光電圧Vdm´を小→大に変化させると、ランプ電流が小→大となるようにインバータ制御回路4はインバータ回路3の発振周波数を低くする。このとき、調光電圧Vdm´と検出電圧Vbとの差分が増幅された補正電圧Vcが小→大となるようにフィードバック制御部7の各部品の定数が設定されておれば、検出信号Vlaから検出電圧Vaを生成するための抵抗R1,R2,R7による分圧比(検出電圧Va生成分圧比)も大きくなる。
【0059】
したがって本実施形態では、放電灯Laの出力を任意に制御することによって検出信号Vlaが変動しても、検出電圧Vaは略同じ値に保たれるように補正される。そして、図9に示すように、ランプ電流が変化した場合にでも、検出電圧Vaとしきい値電圧Vr1との差が略一定に保たれるため、誤検出や、検出感度の低下といった問題は回避される。
【0060】
また、放電灯Laの出力異常を検出する放電灯異常検出部6と、フィードバック信号Vfb、および調光信号Vdmに応じて、放電灯Laの異常判定を行うための検出電圧Vaのレベルを補正するフィードバック制御部7とを設けたので、任意に放電灯出力を制御した場合の負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯Laを異常であると誤検出せずに、確実に放電灯Laの出力異常を検出することのできる放電灯点灯装置を提供することができる。
【0061】
なお、本実施形態においては、検出電圧Vaの補正を行う構成となっているが、実施形態2のようにしきい値電圧Vr1の補正を行う構成としても同様の効果がある。
【0062】
(実施形態4)
図10に本実施形態の放電灯点灯装置のブロック構成を示す。本放電灯点灯装置の基本構成は実施形態3に示した図7と略同じであるが、インバータ制御回路4には調光信号Vdmは入力されず、インバータ制御回路4からフィードバック制御部7へ発振周波数を変更するための電流Ioscが流れる経路が設けられた点が異なる。なお、図7と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0063】
インバータ制御回路4は内部発振器(図示なし)を備え、内部発振器は、周波数設定電流値によりコンデンサの充放電電流量を設定し、任意の源発振周波数信号を生成して、インバータ回路3の発振周波数を設定する構成であり、周波数設定電流値が大きければ発振周波数が高くなり、周波数設定電流値が小さければ発振周波数が低くなる。電流Ioscが流れる経路は、周波数設定電流を分流させるものであり、電流Ioscが大きくなれば周波数設定電流は小さくなり、電流Ioscが小さくなれば周波数設定電流は大きくなる構成となっている。
【0064】
図11に本実施形態の放電灯異常検出部6およびフィードバック制御部7の回路構成を示す。放電灯異常検出部6の基本構成は実施形態3に示した図8と同一構成である。また、フィードバック制御部7の基本構成は実施形態3に示した図8と略同じであるが、オペアンプOP1の出力は、ダイオードD5,抵抗R7を介して放電灯異常検出部6の抵抗R1,R2の接続中点に接続されるとともに、ダイオードD5,抵抗R10を介してインバータ制御回路4の電流Iosc出力に接続された点が異なる。なお、図8と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0065】
オペアンプOP1が出力する補正電圧Vcの大小関係は、調光信号Vdmとフィードバック信号Vfbとにより設定され、本実施形態では、フィードバック制御部7が検出電圧Vaの補正を行うとともにインバータ回路3の発振周波数制御を行う構成となっている。
【0066】
補正電圧Vcの大小によって、電流Iosc、周波数設定電流の大小、および発振周波数の高低の関係は、
補正電圧Vc:大 → 電流Iosc:小 → 周波数設定電流:大 → 発振周波数:高
補正電圧Vc:小 → 電流Iosc:大 → 周波数設定電流:小 → 発振周波数:低
となる。
【0067】
したがって、本実施形態においては、フィードバック制御部7が出力する補正電圧Vcによって、検出電圧Vaは略同じ値に保たれるように補正されるとともに、インバータ回路3の発振周波数制御も行うことができるため、インバータ制御回路4には発振周波数制御回路が不要となり、部品点数の削減、回路構成の簡素化を図ることができる。
【0068】
また、放電灯Laの出力異常を検出する放電灯異常検出部6と、フィードバック信号Vfb、および調光信号Vdmに応じて、放電灯Laの異常判定を行うための検出電圧Vaのレベルを補正し、且つインバータ回路3の発振周波数制御を行うフィードバック制御部7とを設けたので、任意に放電灯出力を制御した場合の負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯Laを異常であると誤検出せずに、確実に放電灯Laの出力異常を検出することのできる放電灯点灯装置を提供することができる。
【0069】
なお、本実施形態においては、検出電圧Vaの補正を行う構成となっているが、実施形態2のようにしきい値電圧Vr1の補正を行う構成としても同様の効果がある。
【0070】
(実施形態5)
図12に本実施形態の放電灯点灯装置のブロック構成を示す。本放電灯点灯装置の基本構成は実施形態4に示した図10と略同じであるが、コンデンサC2にから得られるフィードバック信号Vfb1,Vfb2が各々フィードバック制御部7に入力される構成となっており、フィードバック制御部7は、放電灯異常検出部6にて検出信号Vlaに応じて生成される検出電圧Vaの補正を行うとともにインバータ回路3の発振周波数制御を行う。なお、図10と同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
【0071】
図13に本実施形態の放電灯異常検出部6およびフィードバック制御部7の回路構成を示す。放電灯異常検出部6の基本構成は実施形態2に示した図5と同一構成である。また、フィードバック制御部7の基本構成は、実施形態2に示した図5と実施形態4に示した図11との構成を組み合せた構成となっており、各々の構成については同一の符号を付して説明は省略する。(但し、図13の抵抗R11〜R14、コンデンサC8〜C10、ダイオードD6〜D8、オペアンプOP2、検出電圧Vb2、補正電圧Vc2は、図5の抵抗R4〜R7、コンデンサC5〜C7、ダイオードD3〜D5、オペアンプOP1、検出電圧Vb、補正電圧Vcに対応し、図13の検出電圧Vb1、補正電圧Vc1は、図11の検出電圧Vb、補正電圧Vcに対応する。)
本実施形態においては放電灯Laの出力異常を検出する放電灯異常検出部6と、フィードバック信号Vfb1,Vfb2、および調光信号Vdmに応じて、放電灯Laの異常判定を行うための検出電圧Vaのレベル、およびしきい値電圧Vr1のレベルを補正し、且つインバータ回路3の発振周波数制御を行うフィードバック制御部7とを設けたので、放電灯Laの周囲温度変化や放電灯点灯装置の構成回路部品のばらつきによる放電灯出力のばらつき、放電灯La自体のばらつきによる負荷変動の影響、および任意に放電灯出力を制御した場合の負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯Laを異常であると誤検出せずに、確実に放電灯Laの出力異常を検出することができ、且つインバータ制御回路4には発振周波数制御回路が不要となるので、部品点数の削減、回路構成の簡素化を図ることができる放電灯点灯装置を提供することができる。
【0072】
(実施形態6)
本発明の放電灯点灯装置を用いた照明器具の概念図を示す。この照明器具は、家庭用の天井直付形照明器具であり、本体シャーシ10、透光カバー11、反射盤12、放電灯点灯装置13、放電灯Laとから構成される。
【0073】
本体シャーシ10は、円形の浅皿状をなし、天井に取り付ける手段を備えてあるとともに、透光カバー11を装着するための機構を有している。反射盤12は、極力浅く形成されるとともに、放電灯Laの発光による透光カバー11の面の輝度がなるべく均一になるように反射する形状に形成されている。放電灯点灯装置13は、実施形態1〜5いずれか記載の回路構成であり、本体シャーシ10と反射板12との間に形成される空間内に配設されている。透光カバー11は、本体シャーシ10の下面に配設されて放電灯Laおよび反射板12を包囲している。
【0074】
本照明器具の放電灯点灯装置13は、実施形態1〜5いずれか記載の放電灯点灯装置を用いているので、実施形態1乃至5いずれかと同様の効果を奏することができる。
【0075】
特に、本実施形態のように放電灯Laが本体シャーシ10および透光カバー11によって包囲される構成の場合は、放電灯Laの点灯時に発生する熱によって放電灯Laの周囲温度は大きく変化するため、本発明の効果が更に発揮される。
【0076】
【発明の効果】
請求項1の発明は、直流電源の直流出力を高周波出力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に接続されるインダクタおよびコンデンサからなる共振回路と、前記共振回路にて生成される高周波電力によって点灯する放電灯と、前記放電灯の出力異常を検出する放電灯異常検出部と、前記共振回路もしくは前記放電灯の出力に基づく電圧から一定電圧を差し引いて遅延させた補正電圧を前記放電灯異常検出部に出力するフィードバック制御部とを設け、前記放電灯異常検出部は、前記放電灯の出力に基づく検出電圧から前記補正電圧を減算する補正としきい値電圧に前記補正電圧を加算する補正の少なくとも一方を行うことによって前記補正後における前記放電灯の正常時の検出電圧としきい値電圧の電圧差を一定とする一方、前記放電灯の出力が急激に異常上昇したときに前記補正後における検出電圧としきい値電圧の少なくとも一方が遅延して変動し検出電圧がしきい値電圧を超えることによって前記放電灯の出力異常を検出するので、放電灯の周囲温度変化や放電灯点灯装置の構成回路部品のばらつきによる放電灯出力のばらつき、および放電灯自体のばらつきによる負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯を異常であると誤検出せずに、確実に放電灯の出力異常を検出することができるという効果がある。
【0077】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放電灯異常検出部は、前記放電灯の出力に基づく電圧を分圧して前記検出電圧を生成する分圧抵抗を有し、前記フィードバック制御部からの前記補正電圧を前記分圧抵抗の接続中点に出力することによって前記検出電圧から当該補正電圧を減算するので、請求項1と同様の効果を奏する。
【0078】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記放電灯異常検出部は、前記検出電圧を非反転入力端子に入力し前記しきい値電圧を反転入力端子に入力して前記電圧差を求めるコンパレータを有し、前記フィードバック制御部からの前記補正電圧を前記コンパレータの前記反転入力端子に接続することによって前記しきい値電圧に当該補正電圧を加算するので、請求項1と同様の効果を奏する。
【0079】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記放電灯異常検出部は、前記放電灯の出力に基づく電圧を分圧して前記検出電圧を生成する分圧抵抗と、前記検出電圧を非反転入力端子に入力し前記しきい値電圧を反転入力端子に入力して前記電圧差を求めるコンパレータとを有し、前記フィードバック制御部からの前記補正電圧を前記分圧抵抗の接続中点に出力することによって前記検出電圧から当該補正電圧を減算するとともに、前記補正電圧を前記コンパレータの前記反転入力端子に接続することによって前記しきい値電圧に当該補正電圧を加算するので、請求項1と同様の効果を更に高めることができる。
【0080】
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの発明において、前記放電灯の調光信号に対応して前記インバータ回路の高周波出力の周波数を可変制御することによって、前記放電灯の点灯出力を可変とするので、放電灯の周囲温度変化や放電灯点灯装置の構成回路部品のばらつきによる放電灯出力のばらつき、放電灯自体のばらつき、および任意に放電灯出力を制御したことによる負荷変動の影響に関係することなく、正常な放電灯を異常であると誤検出せずに、確実に放電灯の出力異常を検出することができるという効果がある。
【0081】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記フィードバック制御部が、前記調光信号に対応して前記インバータ回路の高周波出力の周波数を可変制御することによって、前記放電灯の点灯出力を可変とするので、インバータ制御回路には発振周波数制御回路が不要となり、部品点数の削減、回路構成の簡素化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の放電灯異常検出部およびフィードバック制御部の回路構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1のランプ周囲温度に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2のブロック構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2の放電灯異常検出部およびフィードバック制御部の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2のランプ周囲温度に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示す図である。
【図7】本発明の実施形態3のブロック構成を示す図である。
【図8】本発明の実施形態3の放電灯異常検出部およびフィードバック制御部の回路構成を示す図である。
【図9】本発明の実施形態3のランプ電流に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示す図である。
【図10】本発明の実施形態4のブロック構成を示す図である。
【図11】本発明の実施形態4の放電灯異常検出部およびフィードバック制御部の回路構成を示す図である。
【図12】本発明の実施形態5のブロック構成を示す図である。
【図13】本発明の実施形態5の放電灯異常検出部およびフィードバック制御部の回路構成を示す図である。
【図14】本発明の実施形態6の概念示す図である。
【図15】従来例のブロック構成を示す図である。
【図16】従来例の周波数−放電灯La両端に発生するランプ電圧の関係を示す図である。
【図17】従来例の放電灯異常検出部の回路構成を示す図である。
【図18】従来例のランプ周囲温度に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示す図である。
【図19】従来例のランプ電流に対する検出電圧Vaおよびしきい値電圧Vr1の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 整流回路
2 直流電源回路
3 インバータ回路
4 インバータ制御回路
5 負荷回路
6 放電灯異常検出部
7 フィードバック制御部
La 放電灯[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a discharge lamp lighting device for lighting a discharge lamp by an inverter circuit.
[0002]
[Prior art]
A block configuration of a conventional discharge lamp lighting device is shown in FIG. In the conventional discharge lamp lighting device, the commercial power supply AC is connected to the
[0003]
The
[0004]
After the discharge lamp La is turned on, the
[0005]
Capacitor C2 is a DC cut capacitor during which discharge lamp La is lit, and tertiary winding N3 of transformer T1 uses the lamp voltage of discharge lamp La detected in order to perform an output abnormality determination operation of discharge lamp La. The detection signal Vla is output to the discharge lamp
[0006]
The discharge lamp
[0007]
Resonance curves of the conventional example when there is no load (when the discharge lamp La is extinguished) and when the discharge lamp La is lit (when all light is dimmed) are shown in FIG. 16, and the lamp generated at both ends of the frequency-discharge lamp La. The relationship of voltage is represented by a graph.
[0008]
The change of the resonance state when the discharge lamp La is normal and abnormal (at the end of life) will be described with reference to FIG. Since the impedance of the discharge lamp La changes in accordance with the lamp current, the
[0009]
When the discharge lamp La is normally lit, the
[0010]
At the end of the life of the discharge lamp La, the emitter applied to the filament is consumed, and the discharge lamp La becomes an abnormal discharge that performs a rectifying action in which current flows only in one direction. Hereinafter, this phenomenon is called Emiles. At this time, the resonance system collapses, and the lamp voltage of the discharge lamp La rises abnormally compared to that during normal discharge. As Emile progresses, the impedance of the discharge lamp La changes in an increasing direction, so that it gradually approaches the
[0011]
In addition, when the discharge lamp La is in a lighting operation, even when an abnormality such as the outflow of gas (slow leak) in the discharge lamp La occurs and the discharge lamp La disappears, the resonance curve is similarly unloaded. The
[0012]
In FIG. 16, when the discharge lamp becomes abnormal when all the lights are lit, the oscillation operation shifts from the operating point A to the operating point C and the lamp voltage increases. When the discharge lamp becomes abnormal when the dimming is lit, the oscillation operation starts from the operating point B. At point D, the lamp voltage rises.
[0013]
Next, FIG. 17 shows a circuit configuration of a conventional discharge
[0014]
The operation of the discharge lamp
[0015]
Here, when the discharge lamp La is normally lit, the lamp voltage is lower than that at the time of abnormality, and the voltage level of the detection signal Vla is also lower. As a result, the detection voltage Va is also low, the detection voltage Va <the threshold voltage Vr1, and the comparator CP1 outputs an L level signal to the
[0016]
When the lamp voltage of the discharge lamp La rises due to the discharge lamp abnormality, the voltage level of the detection signal Vla also rises as compared with it. As a result, the detection voltage Va also increases, and when the detection voltage Va> the threshold voltage Vr1, the comparator CP1 outputs an H level signal to the
[0017]
In this conventional example, when the lamp voltage of the discharge lamp La becomes equal to or higher than the discharge lamp abnormality threshold voltage Vr10 shown in FIG. 16, the
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, the discharge lamp La has temperature characteristics. Generally, the lamp voltage of the discharge lamp La becomes the highest when the ambient temperature is about 25 ° C. to 35 ° C., and the lamp voltage shifts in the decreasing direction due to the decrease and increase of the ambient temperature. To do. Therefore, the detection voltage Va also changes as shown in FIG. FIG. 18 is a graph showing changes in the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 with respect to the lamp ambient temperature in the conventional example. In this case, the threshold voltage Vr1 serving as a reference for determining whether or not the discharge lamp is abnormal is constant at about 5 V, whereas the detection voltage Va varies greatly with changes in the ambient temperature. Therefore, when the detection voltage Va becomes the highest, the voltage difference between the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 becomes small, and the discharge lamp La is normal, but it is erroneously detected as abnormal. There is a fear.
[0019]
Further, when the detection voltage Va becomes low, the voltage difference with the threshold voltage Vr1 becomes too large, and the detection accuracy when the output of the discharge lamp La shifts from normal to abnormal is lowered, and the protection operation cannot be shifted. In addition, excessive electrical stress and thermal stress may occur in the circuit components of the discharge lamp lighting device.
[0020]
Furthermore, the lamp voltage also changes greatly due to variations in the output of the discharge lamp La due to variations in the constituent circuit components of the discharge lamp lighting device and variations in the discharge lamp La itself (internal gas pressure, component variations, etc.). Therefore, the detection voltage Va changes similarly. For example, as shown in FIG. 18, when the output is high, it changes like the detection voltage Va1, and when the output is low, it changes like the detection voltage Va2, and the problem becomes more serious.
[0021]
Further, the same problem occurs in the discharge lamp lighting device configured to control the output of the discharge lamp La over a wide range. FIG. 19 is a graph showing changes in the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 with respect to the lamp current flowing through the discharge lamp La. In this case, the threshold voltage Vr1 serving as a reference for determining whether or not the discharge lamp is abnormal is constant at about 5V, while the detection voltage Va varies greatly with a change in lamp current. Therefore, when the detection voltage Va increases (when the lamp current decreases), the difference between the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 decreases, and when the detection voltage Va decreases (when the lamp current increases), Since the difference between the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 increases, the same problem as described above occurs.
[0022]
The present invention has been made in view of the above-described reasons, and an object of the present invention is to provide a discharge lamp lighting device that can reliably detect an abnormality in the output of a discharge lamp without erroneously detecting a normal discharge lamp. There is to do.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0024]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the discharge lamp abnormality detection unit outputs the output of the discharge lamp. A voltage dividing resistor for dividing the voltage based on the voltage to generate the detection voltage The feedback control unit The correction voltage is output from the detection voltage to the midpoint of connection of the voltage dividing resistor. It is characterized by doing.
[0025]
The invention of
[0026]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the discharge lamp abnormality detection unit includes: A voltage dividing resistor that divides a voltage based on the output of the discharge lamp to generate the detection voltage; and the voltage difference obtained by inputting the detection voltage to a non-inverting input terminal and the threshold voltage to an inverting input terminal. And a comparator for The feedback control unit The correction voltage is subtracted from the detected voltage by outputting the correction voltage from the voltage dividing resistor to the connection midpoint, and the threshold is set by connecting the correction voltage to the inverting input terminal of the comparator. Add the correction voltage to the value voltage It is characterized by doing.
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fourth aspects, the discharge output of the discharge lamp is variably controlled by variably controlling the frequency of the high-frequency output of the inverter circuit in response to the dimming signal of the discharge lamp. Is variable.
[0028]
According to a sixth aspect of the present invention, in the fifth aspect of the invention, the feedback control unit variably controls the frequency of the high-frequency output of the inverter circuit in response to the dimming signal, whereby the lighting output of the discharge lamp is controlled. It is characterized by being variable.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0030]
(Embodiment 1)
FIG. 1 shows a block configuration of the discharge lamp lighting device of the present embodiment. The basic configuration of the discharge lamp lighting device is substantially the same as that of the conventional example shown in FIG. 15 except that a
[0031]
The tertiary winding N3 of the transformer T1 outputs the lamp voltage of the discharge lamp La detected for performing the output abnormality determination operation of the discharge lamp La to the discharge
[0032]
FIG. 2 shows circuit configurations of the discharge lamp
[0033]
The
[0034]
Next, the operation of the
[0035]
The correction voltage Vc output from the operational amplifier OP1 is connected to the connection midpoint of the resistors R1 and R2 of the discharge
Lamp voltage: decrease → detection signal Vla, feedback signal Vfb: decrease → correction voltage Vc: increase → detection voltage Va generation voltage division ratio: large
Lamp voltage: increase → detection signal Vla, feedback signal Vfb: increase → correction voltage Vc: decrease → detection voltage Va generation voltage dividing ratio: small
become that way.
[0036]
That is, when the ramp voltage shifts to a decreasing trend, the detection voltage Va generation voltage division ratio increases, and when the lamp voltage shifts to an increase trend, the detection voltage Va generation voltage division ratio decreases. Even if the detection signal Vla fluctuates, the detection voltage Va is corrected so as to be maintained at substantially the same value.
[0037]
Therefore, as shown in FIG. 3, even when the ambient temperature of the lamp changes, the difference between the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 is kept substantially constant. Avoided.
[0038]
Also, changes in the detection voltage Va due to variations in the output of the discharge lamp La and variations in the discharge lamp La itself (FIG. 3 shows the detection voltage Va1 when the output is high and the detection voltage Va2 when the output is low). Is corrected in the same manner as described above, and thus works in a better direction for avoiding erroneous detection and lowering of detection sensitivity.
[0039]
If the output of the discharge lamp La suddenly rises due to the abnormality of the discharge lamp La, the correction action on the detection voltage Va is delayed by the capacitor C7 which is a delay element of the
[0040]
As described above, in the present embodiment, the discharge lamp
[0041]
(Embodiment 2)
FIG. 4 shows a block configuration of the discharge lamp lighting device of the present embodiment. Although the basic configuration of the discharge lamp lighting device is substantially the same as that of FIG. 1 shown in the first embodiment, the feedback signal Vfb input to the
[0042]
FIG. 5 shows a circuit configuration of the discharge lamp
[0043]
First, the constants of the components of the
[0044]
The detection voltage Vb, which is the voltage across the capacitor C6, is generated by dividing the feedback signal Vfb obtained from the capacitor C2, cutting the DC component, further rectifying and smoothing, that is, generated in the capacitor C2. The value of the detection voltage Vb changes due to the change of the resonance voltage. The resonance voltage generated in the capacitor C2 fluctuates due to the change in the lamp impedance of the discharge lamp La. When the lamp impedance is small (that is, the lamp current is large and the lamp voltage is small), the resonance voltage generated in the capacitor C2 is large. When the impedance is large (that is, the lamp current is small and the lamp voltage is large), the resonance voltage generated in the capacitor C2 is small.
[0045]
In the present embodiment, the correction voltage Vc also changes according to the change of the feedback signal Vfb, and the resistors R7, R8, R9 for generating the threshold voltage Vr1 from the constant voltage Vcc according to the change of the correction voltage Vc. The voltage dividing ratio (threshold voltage Vr1 generation voltage dividing ratio) due to the above also changes. Specifically, when the lamp voltage shifts to a decreasing trend due to a change in the lamp ambient temperature, and each signal increases or decreases when it shifts to an increasing trend,
Lamp voltage: Decrease → Detection signal Vla: Decrease, Feedback signal Vfb: Increase → Correction voltage Vc: Decrease → Threshold voltage Vr1: Decrease
Lamp voltage: Increase → Detection signal Vla: Increase, Feedback signal Vfb: Decrease → Correction voltage Vc: Increase → Threshold voltage Vr1: Increase
become that way.
[0046]
Therefore, when the lamp voltage shifts to a decreasing trend, the threshold voltage Vr1 also decreases. When the lamp voltage shifts to an increasing trend, the threshold voltage Vr1 also increases, thereby detecting the detection signal. Even if Vla fluctuates, the threshold voltage Vr1 is corrected so as to fluctuate in the same tendency.
[0047]
As shown in FIG. 6, even when the lamp ambient temperature changes, the difference between the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 is kept substantially constant. Avoided.
[0048]
Further, when the detection voltage Va changes due to variations in the output of the discharge lamp La and variations in the discharge lamp La itself (FIG. 6 shows the detection voltage Va1 when the output is high and the detection voltage Va2 when the output is low). Since the threshold voltage Vr1 is corrected to the threshold voltage Vr11 corresponding to the detection voltage Va1 or Vr12 corresponding to the detection voltage Va2, it is better for avoiding false detection and lowering of detection sensitivity. To work.
[0049]
When the output of the discharge lamp La suddenly rises abnormally due to the abnormality of the discharge lamp La, the correction action on the threshold voltage Vr1 is delayed by the capacitor C7 which is a delay element of the
[0050]
As described above, in this embodiment, the discharge lamp
[0051]
(Embodiment 3)
FIG. 7 shows a block configuration of the discharge lamp lighting device of the present embodiment. The basic configuration of the discharge lamp lighting device is substantially the same as that of FIG. 4 shown in the second embodiment, except that a dimming signal generation circuit 8 is provided. In addition, about the same structure as FIG. 4, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
[0052]
The dimming signal generation circuit 8 converts an external dimming signal (for example, a rectangular wave duty signal) into a DC dimming signal Vdm (a DC level signal corresponding to the duty ratio), and the dimming signal Vdm is an inverter. It is output to the
[0053]
The
[0054]
The dimming signal Vdm and the feedback signal Vfb obtained from the capacitor C2 are input to the
[0055]
FIG. 8 shows circuit configurations of the discharge lamp
[0056]
The operational amplifier OP1 outputs a correction voltage Vc obtained by amplifying the difference between the dimming voltage Vdm ′, which is the voltage of the dimming signal Vdm, and the detection voltage Vb, and the correction voltage Vc is applied to both ends of the resistor R2 of the discharge lamp
[0057]
When the dimming voltage Vdm ′ is changed from large to small, the
[0058]
On the contrary, when the dimming voltage Vdm ′ is changed from small to large, the
[0059]
Therefore, in this embodiment, even if the detection signal Vla fluctuates by arbitrarily controlling the output of the discharge lamp La, the detection voltage Va is corrected so as to be maintained at substantially the same value. As shown in FIG. 9, since the difference between the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 is kept substantially constant even when the lamp current changes, problems such as erroneous detection and a decrease in detection sensitivity are avoided. Is done.
[0060]
Further, the level of the detection voltage Va for determining the abnormality of the discharge lamp La is corrected according to the discharge lamp
[0061]
In the present embodiment, the detection voltage Va is corrected. However, the same effect can be obtained when the threshold voltage Vr1 is corrected as in the second embodiment.
[0062]
(Embodiment 4)
FIG. 10 shows a block configuration of the discharge lamp lighting device of the present embodiment. Although the basic configuration of the discharge lamp lighting device is substantially the same as that of FIG. 7 shown in the third embodiment, the dimming signal Vdm is not input to the
[0063]
The
[0064]
FIG. 11 shows a circuit configuration of the discharge lamp
[0065]
The magnitude relationship of the correction voltage Vc output from the operational amplifier OP1 is set by the dimming signal Vdm and the feedback signal Vfb. In this embodiment, the
[0066]
Depending on the magnitude of the correction voltage Vc, the relationship between the current Iosc, the frequency setting current magnitude, and the oscillation frequency level is:
Correction voltage Vc: Large → Current Iosc: Small → Frequency setting current: Large → Oscillation frequency: High
Correction voltage Vc: Small → Current Iosc: Large → Frequency setting current: Small → Oscillation frequency: Low
It becomes.
[0067]
Therefore, in the present embodiment, the detection voltage Va is corrected so as to be maintained at substantially the same value by the correction voltage Vc output from the
[0068]
Further, the level of the detection voltage Va for determining the abnormality of the discharge lamp La is corrected according to the discharge lamp
[0069]
In the present embodiment, the detection voltage Va is corrected. However, the same effect can be obtained when the threshold voltage Vr1 is corrected as in the second embodiment.
[0070]
(Embodiment 5)
FIG. 12 shows a block configuration of the discharge lamp lighting device of the present embodiment. Although the basic configuration of the discharge lamp lighting device is substantially the same as that of FIG. 10 shown in the fourth embodiment, feedback signals Vfb1 and Vfb2 obtained from the capacitor C2 are respectively input to the
[0071]
FIG. 13 shows circuit configurations of the discharge lamp
In the present embodiment, the discharge lamp
[0072]
(Embodiment 6)
The conceptual diagram of the lighting fixture using the discharge lamp lighting device of this invention is shown. This lighting fixture is a ceiling-mounted lighting fixture for home use, and includes a
[0073]
The
[0074]
Since the discharge
[0075]
In particular, when the discharge lamp La is surrounded by the
[0076]
【The invention's effect】
The invention according to
[0077]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the discharge lamp abnormality detection unit outputs the output of the discharge lamp. A voltage dividing resistor for dividing the voltage based on the voltage to generate the detection voltage The feedback control unit The correction voltage is output from the detection voltage to the midpoint of connection of the voltage dividing resistor. Therefore, the same effect as in the first aspect can be obtained.
[0078]
The invention of
[0079]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the discharge lamp abnormality detection unit includes: A voltage dividing resistor that divides a voltage based on the output of the discharge lamp to generate the detection voltage; and the voltage difference obtained by inputting the detection voltage to a non-inverting input terminal and the threshold voltage to an inverting input terminal. And a comparator for The feedback control unit The correction voltage is subtracted from the detected voltage by outputting the correction voltage from the voltage dividing resistor to the connection midpoint, and the threshold is set by connecting the correction voltage to the inverting input terminal of the comparator. Add the correction voltage to the value voltage Therefore, the same effect as in the first aspect can be further enhanced.
[0080]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fourth aspects, the discharge output of the discharge lamp is variably controlled by variably controlling the frequency of the high-frequency output of the inverter circuit in response to the dimming signal of the discharge lamp. Therefore, the variation in discharge lamp output due to changes in the ambient temperature of the discharge lamp and variations in the circuit components of the discharge lamp lighting device, the variation in the discharge lamp itself, and the load fluctuation caused by arbitrarily controlling the discharge lamp output There is an effect that the discharge lamp output abnormality can be reliably detected without erroneously detecting that the normal discharge lamp is abnormal regardless of the influence.
[0081]
According to a sixth aspect of the present invention, in the fifth aspect of the invention, the feedback control unit variably controls the frequency of the high-frequency output of the inverter circuit in response to the dimming signal, whereby the lighting output of the discharge lamp is controlled. Since it is variable, there is no need for an oscillation frequency control circuit in the inverter control circuit, and there is an effect that the number of parts can be reduced and the circuit configuration can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a block configuration according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a circuit configuration of a discharge lamp abnormality detection unit and a feedback control unit according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing changes in a detection voltage Va and a threshold voltage Vr1 with respect to a lamp ambient temperature according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a block configuration according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating a circuit configuration of a discharge lamp abnormality detection unit and a feedback control unit according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing changes in detection voltage Va and threshold voltage Vr1 with respect to lamp ambient temperature according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing a block configuration according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram illustrating a circuit configuration of a discharge lamp abnormality detection unit and a feedback control unit according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing changes in the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 with respect to the lamp current according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating a block configuration according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating a circuit configuration of a discharge lamp abnormality detection unit and a feedback control unit according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a diagram illustrating a block configuration according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a diagram illustrating a circuit configuration of a discharge lamp abnormality detection unit and a feedback control unit according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a conceptual diagram of
FIG. 15 is a diagram showing a block configuration of a conventional example.
FIG. 16 is a diagram showing a relationship between a frequency of a conventional example and a lamp voltage generated at both ends of the discharge lamp La.
FIG. 17 is a diagram showing a circuit configuration of a conventional discharge lamp abnormality detection unit.
FIG. 18 is a diagram showing changes in the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 with respect to the lamp ambient temperature in the conventional example.
FIG. 19 is a diagram showing changes in the detection voltage Va and the threshold voltage Vr1 with respect to the lamp current in the conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Rectifier circuit
2 DC power circuit
3 Inverter circuit
4 Inverter control circuit
5 Load circuit
6 Discharge lamp abnormality detector
7 Feedback control unit
La discharge lamp
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