JP3832053B2 - Discharge lamp lighting device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電圧を高周波電圧に変換して放電ランプに供給し、放電ランプを高周波点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の放電灯点灯装置としては、直流電圧を高周波電圧に変換して放電ランプに供給し、放電ランプを高周波点灯させる高周波電源部を備えたものがあり、放電ランプの寿命末期時に放電ランプが異常点灯した場合や、高周波電源部の動作に異常が発生した場合に、放電ランプや高周波電源部の異常状態を検出して、高周波電源部の動作を停止、或いは、間欠的に停止させることにより、高周波電源部の構成素子が過電流や過電圧によって破損するのを防止したり、構成素子が異常発熱するのを防止する異常検出部を備えたものもあった。
【0003】
従来の放電灯点灯装置の回路図を図6に示す。本回路は、交流電源ACを整流・平滑して直流電圧VDCを発生するチョッパー部1aと、チョッパー部1aの直流電圧VDCを高周波電圧に変換して放電ランプLa1 ,La2 に供給するインバータ部1bと、インバータ部1bの発振を制御する発振制御部2と、放電ランプLa1 ,La2 の放電状態から放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を検出する異常検出回路3aと、異常検出回路3aの検出信号に基づいて発振制御部2にインバータ部1bの発振を停止させる異常判定回路3bとから構成されており、チョッパー部1a及びインバータ部1bから高周波電源部が構成される。
【0004】
インバータ部1bは、チョッパー部1aの直流出力端間に接続され発振制御部2の駆動信号a〜cによって高周波で交互にオン・オフされるスイッチング素子Q1 ,Q2 と、スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点に直流カット用のコンデンサC1 を介して一端が接続されたチョークコイルLと、チョークコイルLの他端に接続されたバランサT1 と、スイッチング素子Q2 の両端間にコンデンサC1 、チョークコイルL、バランサT1 からなる直列回路を介して電源側端子が接続された放電ランプLa1 ,La2 と、放電ランプLa1 ,La2 の非電源側端子間に夫々接続されたコンデンサC2 ,C3 とから構成されており、チョークコイルL及びコンデンサC2 ,C3 から共振回路が形成されている。ここで、スイッチング素子Q1 ,Q2 が高周波で交互にオン・オフすることによって、直流電圧VDCが高周波電圧に変換されて、放電ランプLa1 ,La2 に略正弦波状の高周波電力が供給される。尚、バランサT1 は一般に複数の放電ランプLa1 ,La2 を並列点灯させる場合に用いられ、放電ランプLa1 ,La2 の始動時に一方の放電ランプのみが点灯するのを防止し、且つ、2灯点灯時に放電ランプLa1 ,La2 に夫々流れるランプ電流の比率が所定の値になるようにしている。
【0005】
発振制御部2はハーフブリッジ型インバータ駆動用のドライバIC(例えば、インターナショナル・レクチファイア〔IR〕社製IR2155)21を用いて構成されている。ドライバIC21は内部に発振器を備えており、6,7番ピンに接続された抵抗R5 及びコンデンサC6 で決まる時定数によって、2,3,4番ピンから夫々出力される駆動信号a,b,cの周波数が決定される。そして、この駆動信号a〜cによって、スイッチング素子Q1 ,Q2 が所望のスイッチング周波数でオン・オフされる。尚、スイッチング素子Q1 ,Q2 のオン時間の比(すなわちデューティ比)はドライバIC21によって約50%に設定されており、スイッチング素子Q1 ,Q2 のゲート信号の遅れ(デッドタイム)も所定の値に決められている。
【0006】
異常検出回路3aは、放電ランプLa1 の電源側端子間にコンデンサC4 を介して接続された抵抗R1 ,R2 の直列回路と、コンデンサC4 及び抵抗R1 の接続点にカソードが接続されるとともに抵抗R2 及び放電ランプLa1 の接続点にアノードが接続されたダイオードD1 と、放電ランプLa2 の電源側端子間にコンデンサC5 を介して接続された抵抗R3 ,R4 の直列回路と、コンデンサC5 及び抵抗R3 の接続点にカソードが接続されるとともに抵抗R4 及び放電ランプLa2 の接続点にアノードが接続されたダイオードD2 と、アノードが抵抗R1 ,R2 の接続点に接続されたダイオードD3 と、アノードが抵抗R3 ,R4 の接続点に接続されるとともに、カソードがダイオードD3 のカソードに接続されたダイオードD4 とから構成され、ダイオードD3 ,D4 の接続点(出力端子e)から、放電ランプLa1 ,La2 のランプ電圧を分圧した電圧Ve が後述の異常判定回路3bに出力される。したがって、いずれか一方の放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期となって半波放電を開始すると、インバータ部1bの共振電圧が大きくなり、放電ランプLa1 ,La2 に加わるランプ電圧が正常点灯時に比べて大きくなるので、異常判定回路3bに出力される電圧Ve も大きくなる。
【0007】
異常判定回路3bは、異常検出回路3aの出力電圧Ve と基準電圧Vref の大小を比較するコンパレータCP1 と、コンパレータCP1 の出力のハイ・ローに応じてオン・オフされるトランジスタQ3 と、トランジスタQ3 のオン・オフに応じてオン・オフし、発振制御部2への動作電圧VCCの電圧供給を入切するトランジスタQ4 などから構成される。
【0008】
放電ランプLa1 ,La2 の正常点灯時は、異常検出回路3aの出力電圧Ve が基準電圧Vref よりも小さいので、コンパレータCP1 の出力がハイになり、トランジスタQ3 がオンして、トランジスタQ4 にベース電流が流れ、トランジスタQ4 がオンする。したがって、発振制御部2にトランジスタQ4 を介して動作電圧VCCが供給され、発振制御部2が所定のスイッチング周波数でスイッチング素子Q1 ,Q2 を交互にオン・オフさせ、放電ランプLa1 ,La2 に高周波電圧を供給する。
【0009】
一方、放電ランプLa1 ,La2 のいずれかが寿命末期になると、インバータ部1bの共振電圧が大きくなり、異常検出回路3aの出力電圧Ve が基準電圧Vref よりも大きくなるので、コンパレータCP1 の出力がローになり、トランジスタQ3 がオフして、トランジスタQ4 にベース電流が流れなくなり、トランジスタQ4 がオフする。したがって、発振制御部2にトランジスタQ4 を介して動作電圧VCCが供給されなくなり、発振制御部2の駆動信号a〜cが停止して、インバータ部1bの発振が停止する。
【0010】
ここで、正常点灯時における異常検出回路3aの出力をVe1、寿命末期時等の異常点灯時における異常検出回路3aの出力をVe2とすると、Ve1<Vref <Ve2の関係が成立するように基準電圧Vref を設定すれば、放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期時などの異常点灯時に、インバータ部1bの発振を停止させて、インバータ部1bを構成する構成素子の破壊や異常発熱を防止できる。
【0011】
ところで、上述の放電灯点灯装置において、放電ランプLa1 ,La2 の光出力を可変として、調光可能とした放電灯点灯装置も従来より提案されている。例えば、発振制御部2の抵抗R5 に可変抵抗器を用いることにより、抵抗R5 及びコンデンサC6 で決まる時定数が変化して、駆動信号a〜cの周波数が変化するので、スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチング周波数が変化する。スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチング周波数が変化すると、チョークコイルL及びコンデンサC2 ,C3 からなる共振回路のインピーダンスが変化するので、放電ランプLa1 ,La2 に供給される高周波電力が変化して、放電ランプLa1 ,La2 の光出力が変化し、放電ランプLa1 ,La2 を調光点灯させることができる。
【0012】
ここで、調光比と異常点灯時における異常検出回路3aの出力電圧Ve2との関係を図7(a)に示す。放電ランプLa1 ,La2 を調光点灯させた状態で、放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期になると、インバータ部1bの出力が全点灯時に比べて制限されているため、異常検出回路3aの出力電圧Ve が全点灯時に比べて小さくなる。而して、調光比がPよりも低い範囲では、異常点灯時における異常検出回路3aの出力電圧Ve2が基準電圧Vref よりも低くなり、異常判定回路3bのコンパレータCP1 の出力はハイのままとなるので、放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期等の異常状態であるにもかかわらず、異常判定回路3bが異常状態を検出できなくなる場合があった。しかしながら、この時のインバータ部1bの出力は全点灯時に比べて制限されているので、スイッチング素子Q1 ,Q2 にかかるストレスは素子が破壊するレベルにまで達していない。したがって、素子が破壊するほどのストレスがスイッチング素子Q1 ,Q2 にかかる調光比Rにおいて放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を確実に検出できるように、すなわち、この調光比Rよりも異常判定回路3bが検出不能となる調光比Pが低くなるように異常判定回路3bを設計すれば良いが、スイッチング素子Q1 ,Q2 以外の構成素子にかかるストレスを考慮すると、異常判定回路3bを上述のように設計すれば良いとはかぎらない。
【0013】
例えば、上述した図6の回路で一方の放電ランプLa1 ,La2 のみが寿命末期になると、放電ランプLa1 ,La2 に夫々発生するランプ電圧に電圧差が発生し、この電圧差がバランサT1 に印加されることになる。したがって、2灯の放電ランプLa1 ,La2 の内の1灯が寿命末期になると、インバータ部1bの出力が全点灯時に比べて調光点灯時は制限されていたとしても、バランサT1 に加わるストレスは、2灯が共に正常点灯し、各放電ランプに発生するランプ電圧に殆ど差がない場合と比べて大きくなる。ここで、調光比とバランサT1 の表面温度との関係を図7(b)に示す。
【0014】
図7(b)より、異常判定回路3bが検出不能となる調光比Pでは、異常点灯時のバランサT1 の表面温度t2 が正常点灯時の表面温度t1 に比べて高くなり、許容温度t0 を上回っている。このように、寿命末期の放電ランプLa1 ,La2 を調光点灯した場合、スイッチング素子Q1 ,Q2 に加わるストレスが、素子が破壊するほどのストレスに至らないような調光比であっても、回路構成によってはスイッチング素子Q1 ,Q2 以外のバランサやチョークコイルなどの構成素子に異常発熱等の不具合が発生するという問題があった。
【0015】
そこで、バランサやチョークコイル等の構成素子の異常発熱を防止するために、感温素子を用いてバランサやチョークコイル等の構成素子の表面温度を検出し、異常発熱が発生した場合にインバータ部1bの発振を停止させることにより、構成素子の異常発熱を防止する異常検出部も提案されていた。しかしながら、この場合、放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期等の異常が発生した時点から、感温素子が異常発熱を検出してインバータ部1bの発振を停止させるまでに、バランサやチョークコイル等の熱時定数だけ遅れ時間が発生することになる。
【0016】
このため、放電ランプLa1 ,La2 の放電状態を検出して異常発生時にインバータ部1bの発振を瞬時に停止させる上述のような異常判定部3aを感温素子による異常検出部と別個に設けない場合、寿命末期の放電ランプLa1 ,La2 を全点灯させた際に、上述の遅れ時間だけインバータ部1bが発振状態を継続して、スイッチング素子Q1 ,Q2 に過大なストレスが加わり、感温素子を用いた異常検出部がインバータ部1bの発振を停止させる前にスイッチング素子Q1 ,Q2 が破壊に到る可能性もあった。
【0017】
このような問題点を解決するために、調光点灯時においても、放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期等の異常状態を検出できるように、図8に示す放電灯点灯装置が提案されている(特開平2−144896号公報参照)。
本回路は、交流電源ACを整流する整流器DBと、整流器DBの整流出力を高周波電圧に変換して放電ランプLaに供給するインバータ部1bと、放電ランプLaの寿命末期等の異常状態を検出する異常検出部3と、調光信号Vsに応じた基準電圧を設定する基準設定部6と、基準設定部6によって設定された基準電圧と異常検出部3の検出出力とを比較する比較部7と、比較部7の出力によりインバータ部1bの発振を制御する発振制御部2’とで異常検出制御回路8を構成し、基準設定部6が調光信号Vsに応じて比較部7の基準電圧を設定することにより、いかなる調光状態においても放電ランプLaの異常状態を検出できる。
【0018】
この回路を上述した図6の回路に適用した回路を図9に示す。尚、図6の回路と共通する構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、チョッパー部1a、インバータ部1b、異常検出回路3aの構成は図6の回路と同様であるので、共通する部分の図示及び説明を省略する。図9の回路は、外部から入力された調光信号Vsに応じた電圧を出力する調光制御部2aと、調光制御部2aの出力に応じた周波数の駆動信号a〜cを出力する発振制御部2と、調光信号Vsに応じた基準電圧Vref を発生する基準設定部6と、異常検出回路3aの検出出力Ve と基準設定部6の基準電圧Vref との大小を比較することにより放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を検出して、発振制御部2の発振を停止させる異常判定回路3bとから構成される。
【0019】
発振制御部2は、スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチング周波数を決定するタイマIC(例えば日本電気製μPD5555)22及びフリップフロップIC23と、タイマIC22及びフリップフロップIC23によって決定されたスイッチング周波数の駆動信号a〜cを出力してスイッチング素子Q1 ,Q2 をオン・オフさせるドライバIC(例えばIR社製IR2111)21とから構成される。タイマIC22の出力端子(3番ピン)から出力される信号の周波数は、タイマIC22に接続された抵抗R6 ,R7 及びコンデンサC7 で決まる時定数と、コントロール端子(5番ピン)に入力された電圧によって決定される。タイマIC22の出力はフリップフロップIC23のクロック端子Cに入力されており、フリップフロップIC23はタイマIC22の周波数を1/2分周し、デューティ比が略50%のパルス信号をドライバIC21に出力する。
【0020】
調光制御部2aは、外部から入力された調光信号Vsをそのまま出力するバッファB1 と、バッファB1 の出力電圧に比例した電圧を出力するアンプA1 とから構成されており、アンプA1 の出力がタイマIC22のコントロール端子(5番ピン)に入力されている。したがって、調光信号Vsとして直流電圧を入力し、その電圧値を変化させることにより、調光制御部2aからタイマIC22のコントロール端子(5番ピン)に出力する電圧を変化させて、タイマIC22の出力信号の周波数を変化させることができる。タイマIC22の出力信号の周波数が変化すると、ドライバIC21から出力される駆動信号a〜cのスイッチング周波数が変化するので、インバータ部1bの共振回路のインピーダンスを変化させて、放電ランプLaを調光点灯させることができる。
【0021】
また、基準設定部6は調光制御部2aと同様の回路構成を有しており、調光信号Vsをそのまま出力するバッファB2 と、バッファB2 の出力電圧に比例した基準電圧Vref を発生するアンプA2 とから構成され、調光信号Vsに応じて異常判定回路3bに出力する基準電圧Vref を変化させている。
異常判定回路3bは、異常検出回路3aから入力された検出電圧Ve と基準設定部6から入力された基準電圧Vref との大小を比較するコンパレータCP1 と、コンパレータCP1 の出力のハイ・ローに応じてオン・オフするトランジスタQ3 とから構成される。ここで、検出電圧Ve が基準電圧Vref よりも大きくなると、コンパレータCP1 の出力がローになり、トランジスタQ3 がオフして、トランジスタQ4 にベース電流が流れなくなるので、トランジスタQ4 がオフする。したがって、ドライバIC21にトランジスタQ4 を介して動作電圧VCCが供給されなくなり、インバータ部1bに駆動信号a〜cが出力されなくなるので、インバータ部1bの発振が停止する。
【0022】
ここで、放電ランプLaの調光比と検出電圧Ve 及び基準電圧Vref との関係を図10に示す。上述のように放電ランプLaが寿命末期の場合、調光が深くなるにつれて、異常点灯時における異常検出回路3aの検出電圧Ve2が低下するので、調光が深くなるにつれて(すなわち、調光信号Vsが低下するにつれて)、基準設定部6の基準電圧Vref を低下させ、全ての調光範囲において異常点灯時の検出電圧Ve2よりも基準電圧Vref を低くすることにより、調光点灯時でも放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を確実に検出できるようにしていた。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の放電灯点灯装置では、図10に示すように、正常点灯時における異常検出回路3aの出力電圧Ve1の調光比に対する変化の割合が、異常点灯時における異常検出回路3aの出力電圧Ve2の変化の割合に比べて小さくなっている。つまり、調光が深くなるにつれて(調光比が低くなるにつれて)、正常点灯時における出力電圧Ve1と異常点灯時における出力電圧Ve2との差(Ve2−Ve1)が小さくなる。特に図6に示す回路のように、放電ランプLa1 ,La2 の両端電圧を検出する場合、調光が深くなるにつれて、放電ランプLa1 ,La2 の両端電圧が大きくなるため、図10に示すように両者の差(Ve2−Ve1)が更に小さくなる。
【0024】
この場合、低光束点灯時(調光が深い場合)における基準電圧Vref の設定が困難になるばかりでなく、検出感度を高めることによって、外来ノイズ等の影響により異常判定回路3bが誤動作しやすくなり、放電ランプLa1 ,La2 が正常であるにもかかわらず、異常検出回路3aや異常判定回路3bの誤動作によってインバータ部1bが発振を停止し、放電ランプLa1 ,La2 が消灯してしまうという問題もあった。
【0025】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、放電ランプの異常状態を誤動作なく確実に検出して、構成素子の破壊を防止した放電灯点灯装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、直流電圧を高周波電圧に変換して放電ランプに供給する高周波電源部と、外部から入力された制御信号に応じて高周波電源部の出力を変化させて放電ランプの調光比を変化させる発振制御部と、放電ランプの放電状態から放電ランプの異常状態を検出する第1の異常検出部と、第1の異常検出部が検出不能となる所定の調光比以下の範囲で放電ランプの異常によって特性が変化する高周波電源部の構成素子の特性変化から放電ランプの異常状態を検出する第2の異常検出部と、全点灯時から所定の調光比までの範囲では第1の異常検出部の検出信号を発振制御部に出力するとともに、所定の調光比以下の範囲では第2の異常検出部の検出信号を発振制御部に出力する切換制御部とを設け、発振制御部が切換制御部を介して入力された検出信号に応じて高周波電源部の出力を停止させており、請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記高周波電源部の停止状態が間欠的であるので、切換制御部が調光比に応じて第1及び第2の異常検出部を切り換えることによって、全ての調光範囲において放電ランプの異常状態を検出することができる。
【0027】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、第2の異常検出部が高周波電源部の構成素子の温度変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、構成素子の異常発熱から放電ランプの異常状態を確実に検出することができる。
請求項4の発明では、請求項1又は2の発明において、第2の異常検出部が高周波電源部の構成素子の電気量の変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、電圧、電流、電力などの電気量の変化から放電ランプの異常状態を確実に検出することができる。
【0028】
請求項5の発明では、請求項1又は2の発明において、放電ランプを複数設けるとともに、複数のランプに流れるランプ電流を均等にするバランサを設け、第2の異常検出部がバランサの特性変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、複数の放電ランプの内の1灯が異常状態となった場合にも、複数の放電ランプの電気量の差やバランサの異常発熱から、放電ランプの異常状態を確実に検出することができる。
【0029】
請求項6の発明では、請求項1又は2の発明において、高周波電源部が、放電ランプに共振電流を流す共振回路をコンデンサと共に構成するチョークコイルを備え、第2の異常検出部がチョークコイルの特性変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、放電ランプの異常時に共振電流が変化するのを検出することによって、放電ランプの異常状態を確実に検出することができる。
【0030】
請求項7の発明では、請求項1乃至6の発明において、所定の調光比を略50%としており、望ましい放電灯点灯装置を実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本発明の放電灯点灯装置の基本構成を図1に示す。本回路は、交流電源ACから得られた直流電圧を高周波電圧に変換して放電ランプLaに供給する高周波電源部1と、調光信号Vsに応じて高周波電源部1の発振状態を制御する発振制御部たる発振制御部2と、放電ランプLaの放電状態から放電ランプLaの異常状態を検出する第1の異常検出部3と、第1の異常検出部3が検出不能となる所定の調光比以下で放電ランプLaの異常時に特性が変化する高周波電源部1の構成素子の特性変化から放電ランプLaの異常を検出する第2の異常検出部4と、調光信号Vsより全点灯時から所定の調光比までの範囲では第1の異常検出部3の検出信号を発振制御部に出力するとともに、所定の調光比以下の範囲では第2の異常検出部4の検出信号を発振制御部2に出力する切換制御部たる異常検出切換制御部5とから構成される。
【0032】
第1の異常検出部3は、放電ランプLaのランプ電圧から放電ランプLaの放電状態を検出する第1の異常検出回路3aと、第1の異常検出回路3aの検出出力から放電ランプLaが異常状態か否かを判定して検出信号を出力する第1の異常判定回路3bとから構成され、第2の異常検出部4は、放電ランプLaの異常点灯時に特性が変化する高周波電源部1の構成素子の特性変化を検出する第2の異常検出回路4aと、第2の異常検出回路4aの検出出力から放電ランプLaが異常状態か否かを判定して検出信号を出力する第2の異常判定回路4bとから構成される。
【0033】
ここで、異常検出切換制御部5は、全点灯時から所定の調光比までの範囲では第1の異常検出部3の検出出力を発振制御部2に出力し、所定の調光比以下の範囲では第2の異常検出部4の検出出力を発振制御部2に出力している。そして、発振制御部2は、異常検出切換制御部5を介して第1又は第2の異常検出部3,4から放電ランプLaの異常を示す検出信号が入力されると、高周波電源部1の出力を停止させて、放電ランプLaを消灯させる。尚、発振制御部2は、放電ランプLaの異常を示す検出信号が入力された際に、高周波電源部1の出力を間欠的に停止させるようにしても良い。
【0034】
本回路の具体回路図を図2及び図3に示し、以下具体回路図を参照して各部の説明を行う。尚、本回路の基本構成は上述した図6又は図9の回路と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
高周波電源部1は、交流電源ACを整流する整流器DBと、整流器DBの整流出力を平滑して直流電圧VDCを発生するチョッパー部1aと、チョッパー部1aの直流電圧VDCを高周波電圧に変換して放電ランプLa1 ,La2 に供給するインバータ部1bとから構成される。
【0035】
インバータ部1bは、チョッパー部1aの直流出力端間に接続され発振制御部2の駆動信号a〜cによって高周波で交互にオン・オフされるスイッチング素子Q1 ,Q2 と、スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点に直流カット用のコンデンサC1 を介して一端が接続されたチョークコイルLと、チョークコイルLの他端に接続されたバランサT1 と、スイッチング素子Q2 の両端間にコンデンサC1 、チョークコイルL、バランサT1 からなる直列回路を介して電源側端子が接続された放電ランプLa1 ,La2 と、放電ランプLa1 ,La2 の非電源側端子間に夫々接続されたコンデンサC2 ,C3 とから構成されており、チョークコイルL及びコンデンサC2 ,C3 から共振回路が形成されている。ここで、スイッチング素子Q1 ,Q2 が高周波で交互にオン・オフすることによって、直流電圧VDCが高周波電圧に変換されて、放電ランプLa1 ,La2 に略正弦波状の高周波電力が供給される。尚、本実施形態ではインバータ部1bをハーフブリッジ構成としているが、インバータ部1bの構成をハーフブリッジ構成に限定する趣旨のものではなく、一石式インバータ回路を用いても良い。
【0036】
第1の異常検出回路3aは上述した図5の回路と同様の構成を有しており、放電ランプLa1 ,La2 のランプ電圧を検出して、検出電圧Veaを出力する。第1の異常判定回路3bは、第1の異常検出回路3aの検出電圧Veaと基準電圧Vref1とを比較するコンパレータCP1 から構成される。放電ランプLa1 ,La2 の正常時は、検出電圧Veaが基準電圧Vref1よりも小さく、コンパレータCP1 の出力はハイになる。一方、放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期等の異常状態になると、ランプ電圧が上昇し、検出電圧Veaも上昇するので、検出電圧Veaが基準電圧Vref1よりも大きくなり、コンパレータCP1 の出力はローになる。
【0037】
また、第2の異常検出回路4aは、例えば負特性を有するサーミスタからなる感温素子RT 及び抵抗R8 からなる直列回路と、抵抗R8 に並列接続されたコンデンサC8 とから構成され、感温素子RT と抵抗R8 との直列回路には電圧VCCが印加されている。第2の異常判定回路4bは、感温素子RT と抵抗R8 との接続点の電圧Vebと基準電圧Vref2とを比較するコンパレータCP2 からなり、電圧Vebが基準電圧Vref2よりも大きくなると、コンパレータCP2 の出力がローになる。例えば感温素子RT は、寿命末期の放電ランプLa1 ,La2 を調光点灯した場合に異常発熱するバランサT1 の近傍に配置されており、バランサT1 の異常発熱によって感温素子RT の周囲温度が上昇すると、感温素子RT の抵抗値が小さくなり、感温素子RT と抵抗R8 との接続点の電圧Vebが上昇する。ここで、放電ランプLa1 ,La2 の正常点灯時には、バランサT1 の異常発熱は発生せず、電圧Vebが基準電圧Vref2よりも小さいので、コンパレータCP2 の出力はハイになる。一方、放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期等の異常点灯時に、バランサT1 の異常発熱によって感温素子RT の周囲温度が所定のしきい値よりも高くなり、電圧Vebが基準電圧Vref2よりも大きくなると、コンパレータCP2 の出力がローになる。尚、放電ランプLa1 ,La2 の異常点灯時に、バランサT1 の表面温度が許容温度に達する時の電圧値Vebよりも、低い電圧値に基準電圧Vref2が設定されている。また、本実施形態では感温素子RT をバランサT1 の近傍に配置して、バランサT1 の異常発熱を検出しているが、感温素子RT をインバータ部1bのチョークコイルLの近傍に配置して、チョークコイルLの異常発熱を検出するようにしてもよい。
【0038】
異常検出切換制御部5は、所定の調光比Tに対応した基準電圧Vref3と調光信号Vsとを比較するコンパレータCP3 及びトランジスタQ5 〜Q8 を備えており、全点灯時から所定の調光比Tまでの範囲、すなわち、調光信号Vsが基準電圧Vref3よりも大きい範囲(Vs>Vref3)では、コンパレータCP3 の出力がハイになり、コンパレータCP1 の出力端にコレクタが接続されたトランジスタQ5 がオフして、コンパレータCP2 の出力端にコレクタが接続されたトランジスタQ7 がオンする。トランジスタQ7 がオンすると、トランジスタQ8 が強制的にオフされるので、コンパレータCP1 (即ち第1の異常判定回路3b)の出力によってトランジスタQ6 がオン・オフされて、トランジスタQ4 がオン・オフし、ドライバIC21への電源供給をオン・オフする。したがって、全点灯時から所定の調光比Tまでの範囲では、第1の異常判定回路3bの検出信号によってインバータ部1bの発振がオン・オフされる。
【0039】
一方、所定の調光比T以下の範囲、すなわち、調光信号Vsが基準電圧Vref3よりも小さい範囲では(Vs<Vref3)、コンパレータCP3 の出力がローになり、コンパレータCP1 の出力端にコレクタが接続されたトランジスタQ5 がオンして、コンパレータCP2 の出力端にコレクタが接続されたトランジスタQ7 がオフする。トランジスタQ5 がオンすると、トランジスタQ6 が強制的にオフされるので、コンパレータCP2 (即ち第2の異常判定回路4b)の出力によってトランジスタQ8 がオン・オフされて、トランジスタQ4 がオン・オフし、ドライバIC21への電源供給をオン・オフする。したがって、所定の調光比T以下の範囲では、第2の異常判定回路4bの検出信号によってインバータ部1bの発振がオン・オフされる。
【0040】
ここで、異常点灯時の検出電圧Veaが基準電圧Vref1よりも小さくなり第1の異常検出部3が異常点灯を検出できなくなる時の調光比をP、異常点灯時にスイッチング素子Q1 ,Q2 に素子が破壊に到るほどのストレスがかかる時の調光比をR、異常点灯時にバランサT1 の表面温度が許容温度に達する時の調光比をS、異常検出切換制御部5が第1及び第2の異常検出部3,4の検出信号を切り換える時の所定の調光比をTとすると、S<P<T<Rの関係が成立するように、各検出回路及び切換回路の基準電圧Vref1〜Vref3を設定すれば良い。尚、異常検出切換回路6が検出回路の出力を切り換える際の所定の調光比Tは略50%に設定するのが望ましい。
【0041】
そして、基準電圧Vref1〜Vref3を上述のように設定することにより、全点灯時から所定の調光比Tまでの範囲では、第1の異常検出部3が動作し、放電ランプLa1 ,La2 の放電状態から放電ランプLa1 ,La2 の異常を検出すると、インバータ部1bの発振を停止させて、スイッチング素子Q1 ,Q2 の破壊を防止する。一方、調光比が所定の調光比T以下で、且つ、調光比Sよりも高い範囲では、第2の異常検出部4が動作し、感温素子RT を用いてバランサT1 の表面温度の異常上昇を検出すると、インバータ部1bの発振を停止させて、バランサ等の構成素子の異常発熱を防止する。尚、異常点灯時にバランサT1 の表面温度が許容温度に達する時の調光比Sよりも調光比が低い範囲では、寿命末期の放電ランプLa1 ,La2 を点灯させても、スイッチング素子Q1 ,Q2 の破壊や、構成素子の表面温度の異常上昇は発生しないため、第1及び第2の異常検出部3,4が動作しなくても、実質的には問題ない。
このように、異常検出切換制御部5が、調光信号Vsと所定の基準値Vref3との大小に応じて、第1及び第2の異常検出部3,4を切り換えているので、寿命末期等の異常状態の放電ランプLa1 ,La2 を調光点灯した場合でも、放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を確実に検出でき、スイッチング素子Q1 ,Q2 の破損や、インバータ部1bの構成素子の異常発熱を防止できる。したがって、従来回路のように第1及び第2の異常検出部3,4の感度を高感度にする必要がないので、放電ランプLa1 ,La2 の正常点灯時に第1及び第2の異常検出部3,4が誤動作するのを防止できる。
【0042】
(実施形態2)
実施形態1では第2の異常検出回路4aをバランサT1 の表面温度を検出する感温素子RT から構成しているが、本実施形態では、第2の異常検出回路4aが、異常点灯時に2灯の放電灯La1 ,La2 に発生するランプ電圧の差から放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期を検出している。
【0043】
本実施形態の第2の異常検出回路4aを図4に示す。尚、第2の異常検出回路4a以外の回路構成は実施形態1と同様であるので、共通する部分の図示及び説明を省略する。
第2の異常検出回路4aは、バランサT1 に設けられた巻線n1 に発生する電圧を全波整流するダイオードブリッジDB1 と、ダイオードブリッジDB1 の直流出力端間に接続された抵抗R9 ,R10の直列回路と、抵抗R10に並列接続されたコンデンサC9 とから構成される。
【0044】
ここで、第2の異常検出回路4aは、バランサT1 に設けた二次巻線n1 を用いて、いずれか一方の放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期となった場合に発生する2灯の放電ランプLa1 ,La2 の電圧差を検出しており、この電圧をダイオードブリッジDB1 により全波整流し、さらにダイオードブリッジDB1 の整流電圧を抵抗R9 ,R10により分圧し、コンデンサC9 を用いて平滑する。そして、コンデンサC9 の両端電圧Vebを第2の異常判定回路4bに出力し、第2の異常判定回路4bで電圧Vebと基準電圧Vref2との大小を比較することにより、放電ランプLa1 ,La2 の調光点灯時においても、バランサT1 の特性変化から放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期等の異常状態を検出して、インバータ部1bの発振を瞬時に停止させることができる。
【0045】
ところで、いずれか一方の放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期となった場合は、放電ランプLa1 ,La2 の全調光範囲にわたって2灯の放電ランプLa1 ,La2 の電圧差が発生し、高光束時(調光比が高い場合)にも第2の異常検出回路4aで放電ランプLa1 ,La2 の異常を検出することができるので、高光束時に異常検出切換制御部5が第2の異常検出部4から第1の異常検出部3に切り換える必要はないが、2灯の放電ランプLa1 ,La2 が共に寿命末期となった場合は、2灯のランプ電圧が略等しくなり、第2の異常検出回路4aは2灯のランプ電圧の差から放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期を検出できなくなるため、高光束時に放電ランプLa1 ,La2 の異常を検出する第1の異常検出部3が必要となる。
【0046】
また、低光束時に異常検出切換制御部5が第1の異常検出部3から第2の異常検出部4に切り換えて、2灯の放電ランプLa1 ,La2 のランプ電圧の電圧差から放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期を検出する際に、2灯の放電ランプLa1 ,La2 が共に寿命末期となると、2灯の放電ランプLa1 ,La2 のランプ電圧に電圧差が発生せず、第2の異常検出部4が放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期を検出することができない。しかしながら、低光束時には、2灯の放電ランプLa1 ,La2 のランプ電圧の電圧差が小さいので、バランサT1 には過電圧が印加されず、バランサT1 が異常発熱することはなく、第2の異常検出部4が検出不能となっても問題はない。
【0047】
尚、本実施形態ではバランサT1 に発生する電圧を検出しているが、バランサT1 に流れる電流や、バランサT1 に流れる電流をバランサT1 に発生する電圧と掛け合わせて得られる電力を検出しても良い。
(実施形態3)
実施形態2の第2の異常検出回路4aでは、バランサT1 に設けた巻線n1 から2灯の放電ランプLa1 ,La2 に発生するランプ電圧の電圧差を検出し、この電圧差から放電ランプLa1 ,La2 の寿命末期等の異常状態を検出しているが、本実施形態では第2の異常検出回路4aが、インバータ部1bのチョークコイルLに発生する電圧を検出し、この電圧から放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を検出している。
【0048】
本実施形態の第2の異常検出回路4aを図5に示す。尚、第2の異常検出回路4a以外の回路構成は実施形態1と同様であるので、共通する部分の図示及び説明を省略する。
第2の異常検出回路4aは、チョークコイルLに設けられた二次巻線n2 に発生する電圧を全波整流するダイオードブリッジDB1 と、ダイオードブリッジDB1 の直流出力端間に接続された抵抗R9 ,R10の直列回路と、抵抗R10に並列接続されたコンデンサC9 とから構成される。
【0049】
ここで、チョークコイルLに設けた二次巻線n2 を用いて、インバータ部1bのチョークコイルLに発生する電圧を検出しており、この電圧をダイオードブリッジDB1 により全波整流し、さらにダイオードブリッジDB1 の整流電圧を抵抗R9 ,R10により分圧し、コンデンサC9 を用いて平滑する。そして、コンデンサC9 の両端電圧Vebを第2の異常判定回路4bに出力し、第2の異常判定回路4bで電圧Vebと基準電圧Vref2との大小を比較する。
【0050】
放電ランプLa1 ,La2 が寿命末期等の異常状態になった場合、インバータ部1bの共振電流が正常点灯時に比べて増加するため、チョークコイルLが異常発熱する可能性がある。この時、インバータ部1bの共振電流が増加すると、第2の異常検出回路4aの出力電圧Vebが増加して基準電圧Vref2を上回るので、出力電圧Vebが基準電圧Vref2を上回ったことから放電ランプLa1 ,La2 の異常状態を検出し、発振制御部2にインバータ部1bの発振を停止させて、チョークコイルLの異常発熱を防止する。
【0051】
尚、本実施形態では、第2の異常検出回路4aがチョークコイルLに発生する電圧を検出しているが、チョークコイルLに流れる電流、或いは、チョークコイルLで消費される電力を検出するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、直流電圧を高周波電圧に変換して放電ランプに供給する高周波電源部と、外部から入力された制御信号に応じて高周波電源部の出力を変化させて放電ランプの調光比を変化させる発振制御部と、放電ランプの放電状態から放電ランプの異常状態を検出する第1の異常検出部と、第1の異常検出部が検出不能となる所定の調光比以下の範囲で放電ランプの異常によって特性が変化する高周波電源部の構成素子の特性変化から放電ランプの異常状態を検出する第2の異常検出部と、全点灯時から所定の調光比までの範囲では第1の異常検出部の検出信号を発振制御部に出力するとともに、所定の調光比以下の範囲では第2の異常検出部の検出信号を発振制御部に出力する切換制御部とを設け、発振制御部が切換制御部を介して入力された検出信号に応じて高周波電源部の出力を停止させており、請求項2の発明は、上記高周波電源部の停止状態が間欠的であるので、切換制御部が調光比に応じて第1及び第2の異常検出部を切り換えることによって、全ての調光範囲において放電ランプの異常状態を検出することができ、構成素子の破壊を確実に防止することができるという効果がある。また、切換制御部が調光比に応じて第1及び第2の異常検出部を切り換えているので、第1及び第2の異常検出部の感度を高感度に設定する必要がなく、第1及び第2の異常検出部の誤動作を防止できるという効果もある。
【0053】
請求項3の発明は、第2の異常検出部が高周波電源部の構成素子の温度変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、構成素子の異常発熱から放電ランプの異常状態を確実に検出できるという効果がある。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、第2の異常検出部が高周波電源部の構成素子の電気量の変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、放電ランプが異常状態となったことによる電圧、電流、電力などの電気量の変化から放電ランプの異常状態を確実に検出できるという効果がある。
【0054】
請求項5の発明は、請求項1又は2の発明において、放電ランプを複数設けるとともに、複数のランプに流れるランプ電流を均等にするバランサを設け、第2の異常検出部がバランサの特性変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、複数の放電ランプの内の1灯が異常状態となった場合にも、複数の放電ランプの電気量の差やバランサの異常発熱から、放電ランプの異常状態を確実に検出できるという効果がある。
【0055】
請求項6の発明は、高周波電源部が、放電ランプに共振電流を流す共振回路をコンデンサと共に構成するチョークコイルを備え、第2の異常検出部がチョークコイルの特性変化から放電ランプの異常状態を検出しているので、放電ランプの異常時に共振電流が変化するのを検出することによって、放電ランプの異常状態を確実に検出できるという効果がある。
【0056】
請求項7の発明は、所定の調光比を略50%としており、望ましい放電灯点灯装置を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の放電灯点灯装置の基本構成を示す概略構成図である。
【図2】同上の具体回路図である。
【図3】同上の制御部を示す回路図である。
【図4】実施形態2の放電灯点灯装置の一部省略せる回路図である。
【図5】実施形態3の放電灯点灯装置の一部省略せる回路図である。
【図6】従来の放電灯点灯装置の回路図である。
【図7】(a)は同上の調光比と異常検出部の検出電圧との関係を示す図であり、(b)は同上の調光比とバランサ表面温度との関係を示す図である。
【図8】同上の別の放電灯点灯装置の回路図である。
【図9】同上の一部省略せる放電灯点灯装置の回路図である。
【図10】同上の調光比と検出電圧との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 高周波電源部
2 発振制御部
3 第1の異常検出回路
4 第2の異常検出回路
5 異常検出切換制御部
La 放電ランプ
Vs 調光信号[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a discharge lamp lighting device that converts a DC voltage into a high-frequency voltage and supplies the converted voltage to a discharge lamp to light the discharge lamp at a high frequency.
[0002]
[Prior art]
As this type of discharge lamp lighting device, there is one having a high-frequency power supply unit that converts a DC voltage into a high-frequency voltage and supplies it to the discharge lamp to light the discharge lamp at a high frequency. When abnormal lighting occurs or when an abnormality occurs in the operation of the high-frequency power supply unit, the abnormal state of the discharge lamp or the high-frequency power supply unit is detected and the operation of the high-frequency power supply unit is stopped or intermittently stopped. In some cases, the high-frequency power supply unit includes an abnormality detection unit that prevents the component elements from being damaged by overcurrent or overvoltage, or prevents the component elements from abnormally generating heat.
[0003]
A circuit diagram of a conventional discharge lamp lighting device is shown in FIG. This circuit rectifies and smoothes the AC power supply AC to generate a DC voltage V DC And the DC voltage V of the chopper 1a DC Is converted to a high frequency voltage to discharge lamp La 1 , La 2 An inverter unit 1b to be supplied to the inverter, an
[0004]
The inverter unit 1b is connected between the DC output terminals of the chopper unit 1a and is switched on and off alternately at high frequency by the drive signals a to c of the
[0005]
The
[0006]
The abnormality detection circuit 3a is a discharge lamp La. 1 Capacitor C between the power supply terminals Four Resistor R connected through 1 , R 2 Series circuit and capacitor C Four And resistance R 1 And the resistance R 2 And discharge lamp La 1 Diode D with anode connected to connection point of 1 And the discharge lamp La 2 Capacitor C between the power supply terminals Five Resistor R connected through Three , R Four Series circuit and capacitor C Five And resistance R Three And the resistance R Four And discharge lamp La 2 Diode D with anode connected to connection point of 2 And anode is resistance R 1 , R 2 D connected to the connection point of Three And anode is resistance R Three , R Four And the cathode is connected to the diode D. Three D connected to the cathode of Four And a diode D Three , D Four From the connection point (output terminal e) of the discharge lamp La 1 , La 2 Voltage V divided by the lamp voltage e Is output to an
[0007]
The
[0008]
Discharge lamp La 1 , La 2 During normal lighting, the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a e Is the reference voltage V ref Smaller than the comparator CP 1 Output goes high and transistor Q Three Turns on and transistor Q Four Base current flows through transistor Q Four Turns on. Therefore, the transistor Q is connected to the
[0009]
On the other hand, the discharge lamp La 1 , La 2 When any one of these reaches the end of its life, the resonance voltage of the inverter 1b increases, and the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a e Is the reference voltage V ref Comparator CP 1 Output goes low and transistor Q Three Turns off and transistor Q Four The base current no longer flows through transistor Q Four Turns off. Therefore, the transistor Q is connected to the
[0010]
Here, the output of the abnormality detection circuit 3a during normal lighting is expressed as V e1 The output of the abnormality detection circuit 3a at the time of abnormal lighting at the end of the service life is V e2 V e1 <V ref <V e2 So that the relationship of ref Is set, the discharge lamp La 1 , La 2 When abnormal lighting occurs, such as at the end of the life of the inverter, the oscillation of the inverter unit 1b can be stopped to prevent destruction of components constituting the inverter unit 1b and abnormal heat generation.
[0011]
By the way, in the above-mentioned discharge lamp lighting device, the discharge lamp La 1 , La 2 Conventionally, there has also been proposed a discharge lamp lighting device in which the light output is variable and dimmable. For example, the resistance R of the
[0012]
Here, the dimming ratio and the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a during abnormal lighting e2 FIG. 7 (a) shows the relationship. Discharge lamp La 1 , La 2 With the dimming light on, the discharge lamp La 1 , La 2 At the end of the life, the output of the inverter 1b is limited as compared to when it is fully lit, so the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a e Becomes smaller than when all lights are on. Thus, when the dimming ratio is lower than P, the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a during abnormal lighting is obtained. e2 Is the reference voltage V ref The comparator CP of the
[0013]
For example, one discharge lamp La in the circuit of FIG. 1 , La 2 When only the end of life is reached, the discharge lamp La 1 , La 2 A voltage difference is generated in each of the lamp voltages generated in each, and this voltage difference is 1 Will be applied. Therefore, the two discharge lamps La 1 , La 2 When one of the lamps reaches the end of their lifespan, the balancer T can be used even if the output of the inverter unit 1b is limited when the dimming is turned on compared to when it is fully lit. 1 The stress applied to is greater than when both lamps are normally lit and there is almost no difference in the lamp voltage generated in each discharge lamp. Here, dimming ratio and balancer T 1 FIG. 7 (b) shows the relationship with the surface temperature.
[0014]
From FIG. 7 (b), the balancer T at the time of abnormal lighting is obtained at the dimming ratio P at which the
[0015]
Therefore, in order to prevent abnormal heat generation of the component elements such as the balancer and the choke coil, the surface temperature of the component elements such as the balancer and the choke coil is detected using the temperature sensing element, and when the abnormal heat generation occurs, the inverter unit 1b An anomaly detection unit has also been proposed that prevents abnormal heat generation of the constituent elements by stopping the oscillation. However, in this case, the discharge lamp La 1 , La 2 A delay time is generated by a thermal time constant of a balancer, a choke coil, etc., from the time when an abnormality such as the end of life occurs, until the temperature sensing element detects abnormal heat generation and stops the oscillation of the inverter unit 1b. Become.
[0016]
For this reason, the discharge lamp La 1 , La 2 When the abnormality determination unit 3a as described above for detecting the discharge state of the inverter and instantaneously stopping the oscillation of the inverter unit 1b when an abnormality occurs is not provided separately from the abnormality detection unit using the temperature sensing element, the discharge lamp La at the end of life 1 , La 2 Is fully lit, the inverter unit 1b continues to oscillate for the delay time described above, and the switching element Q 1 , Q 2 Is applied to the switching element Q before the abnormality detection unit using the temperature sensing element stops the oscillation of the inverter unit 1b. 1 , Q 2 Could be destroyed.
[0017]
In order to solve such a problem, the discharge lamp La is also used during dimming lighting. 1 , La 2 A discharge lamp lighting device shown in FIG. 8 has been proposed so that an abnormal state such as the end of life can be detected (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-144896).
This circuit detects a rectifier DB that rectifies the AC power supply AC, an inverter unit 1b that converts the rectified output of the rectifier DB into a high-frequency voltage and supplies it to the discharge lamp La, and an abnormal state such as the end of life of the discharge lamp La. An
[0018]
FIG. 9 shows a circuit in which this circuit is applied to the circuit of FIG. 6 described above. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the component which is common in the circuit of FIG. 6, and the description is abbreviate | omitted. Further, the configuration of the chopper unit 1a, the inverter unit 1b, and the abnormality detection circuit 3a is the same as that of the circuit of FIG. The circuit of FIG. 9 oscillates a dimming control unit 2a that outputs a voltage according to a dimming signal Vs input from the outside, and a drive signal ac that has a frequency according to the output of the dimming control unit 2a.
[0019]
The
[0020]
The dimming control unit 2a outputs the dimming signal Vs input from the outside as it is. 1 And buffer B 1 Amplifier A that outputs a voltage proportional to the output voltage of 1 Amplifier A 1 Is input to the control terminal (5th pin) of the
[0021]
The
The
[0022]
Here, the dimming ratio of the discharge lamp La and the detection voltage V e And reference voltage V ref FIG. 10 shows the relationship. As described above, when the discharge lamp La is at the end of its life, as the dimming becomes deeper, the detection voltage V of the abnormality detection circuit 3a during abnormal lighting is obtained. e2 Therefore, as the dimming becomes deeper (that is, as the dimming signal Vs decreases), the reference voltage V of the
[0023]
[Problems to be solved by the invention]
In the discharge lamp lighting device configured as described above, as shown in FIG. 10, the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a during normal lighting is obtained. e1 The ratio of the change to the dimming ratio is the output voltage V of the abnormality detection circuit 3a during abnormal lighting. e2 Is smaller than the rate of change. That is, as the dimming becomes deeper (as the dimming ratio becomes lower), the output voltage V during normal lighting is obtained. e1 And output voltage V during abnormal lighting e2 Difference from (V e2 -V e1 ) Becomes smaller. In particular, as in the circuit shown in FIG. 1 , La 2 In the case of detecting the voltage between both ends of the discharge lamp La, 1 , La 2 As shown in FIG. 10, the difference between the two (V e2 -V e1 ) Becomes even smaller.
[0024]
In this case, the reference voltage V at the time of low luminous flux lighting (when dimming is deep) ref Not only becomes difficult to set, but also by increasing the detection sensitivity, the
[0025]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a discharge lamp lighting device that reliably detects an abnormal state of a discharge lamp without malfunction and prevents destruction of constituent elements. There is to do.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a high-frequency power supply unit that converts a DC voltage into a high-frequency voltage and supplies it to a discharge lamp, and an output of the high-frequency power supply unit according to a control signal input from the outside. The oscillation control unit that changes the dimming ratio of the discharge lamp by changing, the first abnormality detection unit that detects the abnormal state of the discharge lamp from the discharge state of the discharge lamp, and the first abnormality detection unit become undetectable. A second abnormality detection unit for detecting an abnormal state of the discharge lamp from a characteristic change of a constituent element of the high-frequency power supply unit whose characteristics change due to an abnormality of the discharge lamp within a range of a predetermined dimming ratio; In the range up to the dimming ratio, the detection signal of the first abnormality detection unit is output to the oscillation control unit, and in the range below the predetermined dimming ratio, the detection signal of the second abnormality detection unit is output to the oscillation control unit. Switching control unit The control unit stops the output of the high frequency power supply unit in response to the detection signal input via the switching control unit. In the invention of
[0027]
In the invention of
In the invention of
[0028]
According to the invention of
[0029]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the high frequency power supply unit includes a choke coil that forms a resonance circuit that causes a resonance current to flow through the discharge lamp together with a capacitor, and the second abnormality detection unit is a choke coil. Since the abnormal state of the discharge lamp is detected from the characteristic change, the abnormal state of the discharge lamp can be reliably detected by detecting the change of the resonance current when the discharge lamp is abnormal.
[0030]
In the invention of
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
The basic structure of the discharge lamp lighting device of the present invention is shown in FIG. This circuit converts a DC voltage obtained from an AC power supply AC into a high frequency voltage and supplies it to the discharge lamp La, and an oscillation for controlling the oscillation state of the high frequency
[0032]
The first
[0033]
Here, the abnormality detection
[0034]
Specific circuit diagrams of this circuit are shown in FIGS. 2 and 3, and each part will be described below with reference to the specific circuit diagrams. Since the basic configuration of this circuit is the same as that of the circuit of FIG. 6 or FIG. 9 described above, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The high-frequency
[0035]
The inverter unit 1b is connected between the DC output terminals of the chopper unit 1a and is switched on and off alternately at high frequency by the drive signals a to c of the
[0036]
The first abnormality detection circuit 3a has the same configuration as the circuit of FIG. 5 described above, and the discharge lamp La 1 , La 2 The lamp voltage is detected and the detection voltage V ea Is output. The first
[0037]
Further, the second abnormality detection circuit 4a is a temperature sensing element R made of, for example, a thermistor having a negative characteristic. T And resistance R 8 A series circuit consisting of 8 Capacitor C connected in parallel to 8 Temperature sensing element R T And resistance R 8 The series circuit with CC Is applied. The second
[0038]
The abnormality detection
[0039]
On the other hand, the range below the predetermined dimming ratio T, that is, the dimming signal Vs is the reference voltage V ref3 Smaller than (Vs <V ref3 ), Comparator CP Three Output goes low and comparator CP 1 Transistor Q whose collector is connected to the output terminal of Five Turns on and comparator CP 2 Transistor Q whose collector is connected to the output terminal of 7 Turns off. Transistor Q Five When turned on, transistor Q 6 Is forcibly turned off, so the comparator CP 2 (That is, the transistor Q is output by the output of the second
[0040]
Here, detection voltage V at abnormal lighting ea Is the reference voltage V ref1 P is the dimming ratio when the
[0041]
And the reference voltage V ref1 ~ V ref3 Is set as described above, the
In this way, the abnormality detection
[0042]
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the second abnormality detection circuit 4a is connected to the balancer T. 1 Temperature sensor R that detects the surface temperature of T However, in this embodiment, the second abnormality detection circuit 4a has two discharge lamps La at the time of abnormal lighting. 1 , La 2 Discharge lamp La from the difference in lamp voltage generated in 1 , La 2 The end of life is detected.
[0043]
The second abnormality detection circuit 4a of this embodiment is shown in FIG. Since the circuit configuration other than the second abnormality detection circuit 4a is the same as that of the first embodiment, illustration and description of common parts are omitted.
The second abnormality detection circuit 4a has a balancer T 1 Winding n provided on 1 Diode bridge DB that full-wave rectifies the voltage generated in 1 And diode bridge DB 1 Resistor R connected between the DC output terminals of 9 , R Ten Series circuit and resistor R Ten Capacitor C connected in parallel to 9 It consists of.
[0044]
Here, the second abnormality detection circuit 4a is connected to the balancer T. 1 Secondary winding n provided in 1 , One of the discharge lamps La 1 , La 2 Discharge lamp La generated when the end of life 1 , La 2 This voltage is detected by the diode bridge DB. 1 Full-wave rectification with a diode bridge DB 1 The rectified voltage of the resistor R 9 , R Ten The voltage is divided by the capacitor C 9 Use to smooth. And capacitor C 9 Voltage V across eb Is output to the second
[0045]
By the way, one of the discharge lamps La 1 , La 2 When the end of life is reached, the discharge lamp La 1 , La 2 Two discharge lamps La over the entire dimming range 1 , La 2 Is generated, and the discharge lamp La is detected by the second abnormality detection circuit 4a even when the luminous flux is high (when the dimming ratio is high). 1 , La 2 Therefore, it is not necessary for the abnormality detection
[0046]
In addition, the abnormality detection
[0047]
In this embodiment, the balancer T 1 The voltage generated on the balancer T 1 Current flowing through the balancer T 1 The current flowing through the balancer T 1 It is also possible to detect the electric power obtained by multiplying the voltage generated in.
(Embodiment 3)
In the second abnormality detection circuit 4a of the second embodiment, the balancer T 1 Winding n provided on 1 To 2 discharge lamps La 1 , La 2 Is detected, and the discharge lamp La is detected from the voltage difference. 1 , La 2 In this embodiment, the second abnormality detection circuit 4a detects the voltage generated in the choke coil L of the inverter unit 1b, and from this voltage, the discharge lamp La is detected. 1 , La 2 An abnormal condition is detected.
[0048]
The second abnormality detection circuit 4a of this embodiment is shown in FIG. Since the circuit configuration other than the second abnormality detection circuit 4a is the same as that of the first embodiment, illustration and description of common parts are omitted.
The second abnormality detection circuit 4a includes a secondary winding n provided in the choke coil L. 2 Diode bridge DB that full-wave rectifies the voltage generated in 1 And diode bridge DB 1 Resistor R connected between the DC output terminals of 9 , R Ten Series circuit and resistor R Ten Capacitor C connected in parallel to 9 It consists of.
[0049]
Here, the secondary winding n provided in the choke coil L 2 Is used to detect the voltage generated in the choke coil L of the inverter section 1b, and this voltage is detected by the diode bridge DB. 1 Full-wave rectification with a diode bridge DB 1 The rectified voltage of the resistor R 9 , R Ten The voltage is divided by the capacitor C 9 Use to smooth. And capacitor C 9 Voltage V across eb Is output to the second
[0050]
Discharge lamp La 1 , La 2 When an abnormal state such as the end of life occurs, the resonance current of the inverter 1b increases as compared with the normal lighting state, so that the choke coil L may generate abnormal heat. At this time, when the resonance current of the inverter unit 1b increases, the output voltage V of the second abnormality detection circuit 4a. eb Increases to the reference voltage V ref2 Output voltage V eb Is the reference voltage V ref2 Discharge lamp La 1 , La 2 , And the
[0051]
In the present embodiment, the second abnormality detection circuit 4a detects the voltage generated in the choke coil L. However, the current flowing through the choke coil L or the power consumed by the choke coil L is detected. It may be.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, the invention of
[0053]
In the invention of
According to a fourth aspect of the present invention, in the first or second aspect of the invention, the second abnormality detection unit detects an abnormal state of the discharge lamp from a change in the amount of electricity of the constituent elements of the high frequency power supply unit. There is an effect that the abnormal state of the discharge lamp can be reliably detected from the change in the amount of electricity such as voltage, current, and power due to the abnormal state.
[0054]
According to a fifth aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, a plurality of discharge lamps are provided, a balancer for equalizing lamp currents flowing through the plurality of lamps is provided, and the second abnormality detection unit is based on a change in the balancer characteristics. Since the abnormal state of the discharge lamp is detected, even if one of the plurality of discharge lamps becomes abnormal, the difference in the amount of electricity between the plurality of discharge lamps or abnormal heat generation of the balancer causes There is an effect that an abnormal state can be reliably detected.
[0055]
According to a sixth aspect of the present invention, the high frequency power supply unit includes a choke coil that configures a resonance circuit for supplying a resonance current to the discharge lamp together with a capacitor, and the second abnormality detection unit detects an abnormal state of the discharge lamp from a change in characteristics of the choke coil. Since the detection is performed, it is possible to reliably detect the abnormal state of the discharge lamp by detecting the change in the resonance current when the discharge lamp is abnormal.
[0056]
According to the seventh aspect of the invention, the predetermined dimming ratio is set to about 50%, and there is an effect that a desirable discharge lamp lighting device can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram illustrating a basic configuration of a discharge lamp lighting device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a specific circuit diagram of the above.
FIG. 3 is a circuit diagram showing a control unit of the above.
FIG. 4 is a circuit diagram in which a part of the discharge lamp lighting device of
FIG. 5 is a circuit diagram in which a part of the discharge lamp lighting device of
FIG. 6 is a circuit diagram of a conventional discharge lamp lighting device.
7A is a diagram showing the relationship between the dimming ratio and the detection voltage of the abnormality detection unit, and FIG. 7B is a diagram showing the relationship between the dimming ratio and the balancer surface temperature. .
FIG. 8 is a circuit diagram of another discharge lamp lighting device according to the above.
FIG. 9 is a circuit diagram of a discharge lamp lighting device that can be partially omitted.
FIG. 10 is a diagram showing the relationship between the dimming ratio and the detection voltage.
[Explanation of symbols]
1 High frequency power supply
2 Oscillation controller
3 First abnormality detection circuit
4 Second abnormality detection circuit
5 Abnormality detection switching control unit
La discharge lamp
Vs dimming signal
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