JP4066237B2 - 光学素子用成形金型の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学素子用成形金型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、微細な回折構造のある光学素子の製造用の成形金型を3次元電子ビーム描画方法で製造する工程において、基材にレジスト溶液を塗布しレジスト膜を形成する際にスピンコート法を用いていた。このスピンコート法により基材にレジスト溶液を塗布するときは、図6のように、凸状部51を有する基材50を高速で回転させながらレジスト溶液52を基材表面に滴下することで、基材表面にレジスト溶液の膜53を形成する。
【0003】
ところが、スピンコート法では、レジスト溶液を基材50の端50aから遠心力で振り切るようにして塗布するので、レジスト溶液が無駄になり使用量が多くなってしまう。また、レジスト溶液を再利用するための回収設備が必要になる。更に、レジスト溶液が遠心力で凸状部51の表面の全面に均一に行き渡るようにするために基材50の外周に平坦部分であるつば部54が必要となるが、かかるつば部54はレンズ等の光学素子を製造するには本来不要であり、無駄な部分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、基材にレジスト膜を形成する際に塗布するレジスト溶液が少量で済み、しかも基材の外周におけるつば部等の無駄な部分を省略することのできる光学素子用成形金型の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明で使用可能な塗布方法は、レジスト溶液を微粒子化して被塗布材の表面に付着させるステップと、前記被塗布材を熱処理することで前記被塗布材の表面上のレジスト膜をレベリングするステップと、を含むことを特徴とする。
【0006】
この塗布方法によれば、微粒子化したレジスト溶液を被塗布材の表面に付着させるので、スピンコート法によらずにレジスト溶液を塗布でき、スピンコート法のように多量のレジスト溶液が必要ではなく、少量で済む。また、被塗布材の外周におけるつば部等の無駄な部分を省略することができる。また、熱処理によるレベリングで微粒子からなるレジスト膜を均一な膜厚にできる。このようにして、スピンコート法によらずに均一な膜厚のレジスト膜の形成が可能となるとともに、レジスト溶液の効率的使用及び被塗布材の形状の簡略化が可能になり、製造コストの低減を図ることができる。
【0007】
上記塗布方法で、前記レジスト溶液の微粒子化を噴霧法により行うことで、レジスト溶液を微粒子化できる。また、前記レジスト溶液の前記被塗布材への付着をインクジェット法により行うことで微粒子化したレジスト溶液を被塗布材の表面に付着させることができる。
【0008】
また、前記熱処理の温度を前記レジスト材料のガラス転移温度以上とすることが好ましい。これにより、微粒子で形成されたレジスト膜において微粒子を結合させ粒界を消滅させることができ、均一な厚さのレジスト膜を容易に得ることができる。なお、前記熱処理では、レジスト溶液中に残留している溶剤成分を蒸発させることもできる。
【0009】
また、本発明で使用可能な塗布装置は、レジスト溶液を微粒子化して被塗布材の表面に付着させるレジスト微粒子化手段と、前記被塗布材の表面上のレジスト膜をレベリングするために前記被塗布材を熱処理するための熱処理手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
この塗布装置によれば、上述の塗布方法を実行することができる。また、前記レジスト微粒子化手段がスプレーノズルまたはインクヘッドを備えることが好ましい。
【0011】
また、上記塗布装置は、前記レジスト微粒子化手段からの前記レジスト溶液の塗布量を制御するための制御手段と、前記レジスト溶液の微粒子を前記被塗布材の表面に向けているときに前記レジスト微粒子化手段及び前記被塗布材の少なくとも一方を移動させるための移動手段と、を更に具備することが好ましい。塗布量の制御及びスプレーノズルまたはインクヘッド等のレジスト微粒子化手段と被塗布材との相対位置を制御することにより、被塗布材上にレジスト溶液の微粒子を均一に付着させることができる。
【0012】
本発明による光学素子用成形金型の製造方法は、基材上に光学素子用の非球面形状を形成するステップと、レジスト溶液を微粒子化して前記基材の表面に付着させるステップと、前記基材を熱処理することで前記基材の表面上のレジスト膜をレベリングするステップと、前記光学素子用の回折輪帯構造を形成するために前記基材上に形成されたレジスト膜に対してパターンの描画を行うステップと、前記レジスト膜について現像処理を行うステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
この光学素子用成形金型の製造方法によれば、微粒子化したレジスト溶液を基材の表面に付着させるので、スピンコート法によらずにレジスト溶液を塗布でき、スピンコート法のように多量のレジスト溶液が必要ではなく、少量で済む。また、基材の外周におけるつば部等の無駄な部分を省略することができる。また、熱処理によるレベリングで微粒子からなるレジスト膜を均一な膜厚にできる。このようにして、スピンコート法によらずに均一な膜厚のレジスト膜の形成が可能となるとともに、レジスト溶液の効率的使用及び基材の形状の簡略化が可能になり、光学素子用成形金型の製造コストの低減を図ることができる。また、前記パターンの描画は電子ビーム描画により行うことができる。
【0014】
上記製造方法において、前記レジスト溶液の微粒子化を噴霧法により行うことで、レジスト溶液を微粒子化できる。また、前記レジスト溶液の前記基材への付着をインクジェット法により行うことで微粒子化したレジスト溶液を基材の表面に付着させることができる。
【0015】
また、前記熱処理の温度を前記レジスト材料のガラス転移温度以上とすることが好ましい。これにより、微粒子で形成されたレジスト膜において微粒子を結合させ粒界を消滅させることができ、均一な厚さのレジスト膜を容易に得ることができる。なお、前記熱処理では、レジスト溶液中に残留した溶剤成分を蒸発させることもできる。
【0016】
また、本発明による光学素子用成形金型の製造方法によれば、微細な回折輪帯構造を有する非球面形状の対物レンズ等の光学素子を製造することができる。
【0017】
なお、上述の噴霧法(スプレー法)とは、液体を噴出させることで霧化する公知の方法である。また、上述のインクジェット法とは、プリンタ等の画像形成装置に適用され、インクヘッドから小滴の液体(インク)を記録紙に向けて吐出させる公知の方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による基材に対する塗布工程及びレベリング工程(a),(b),(c)を説明するための工程図である。
【0019】
図1(a)に示す基材10は、光学素子用成形金型の製造のために、その凸状面11が対物レンズ等の光学素子の光学面に相当する非球面形状に形成されており、レジスト溶液が微粒子状に塗布される被塗布材である。かかる凸状面11の非球面形状は例えばSPDT加工により行うことができる。
【0020】
図1(b)のように、レジストを有機溶媒に溶かしたレジスト溶液を噴霧させて霧化した微粒子12を凸状面11に付着させる。かかるレジスト溶液の噴霧は公知のスプレー装置を用いスプレーノズルから凸状面11にスプレーすることで行うことができる。これにより、レジスト溶液の微粒子12からなるレジスト膜を凸状面11に形成する。また、レジスト溶液の微粒子12は、1滴当たりの液量として0.1乃至20plの範囲内であることが好ましい。かかる液量の制御はスプレーノズルのノズル径の調整等で行うことができる。なお、図1(b)において基材10上に付着したレジスト溶液の微粒子12は、誇張して大きく描かれている(図2及び図4においても同じ)。
【0021】
そして、レジスト溶液の微粒子12からなるレジスト膜を凸状面11に形成した基材10を熱処理炉内に導入し、所定の温度で熱処理を行う。この場合、熱処理温度は、使用したレジストのガラス転移温度以上の温度とする。例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル)をレジストに用いた場合、そのガラス転移温度は105〜110℃であるが、熱処理温度を例えば170〜180℃とすることが好ましい。
【0022】
上述の熱処理により、基材10の凸状面11上のレジスト溶液の微粒子12同士が結合してそれらの粒界が消滅するようにしてレベリングが行われる結果、基材10の凸状面11上で膜厚が均一のレジスト膜13を得ることができる。
【0023】
なお、この熱処理によりレジスト溶液の微粒子12からなるレジスト膜から残留有機溶媒成分を蒸発させることができるので、上記熱処理は、従来のスピンコート法による塗布後に行っていたベーキング処理を兼用することができるが、この場合、上記熱処理の目的であるレジスト膜厚の均一化のためには、温度条件はほぼ同じでよいが、熱処理時間が残留有機溶媒成分の除去を目的とした従来のベーキング処理よりも長めに設定することが好ましい。
【0024】
以上のように、本実施の形態による塗布方法によれば、微粒子化したレジスト溶液を基材10の凸状面11に付着させてから熱処理でレベリングを行うので、スピンコート法によらずにレジスト膜を均一な膜厚に形成できる。そして、スピンコート法のように多量のレジスト溶液が必要ではなく、少量で済むので、効率的にレジスト溶液を使用できる。このため、スピンコート法のように遠心力で振り切ったレジスト溶液を回収し再利用するための回収設備は特に必要でない。更に、従来のスピンコート法で必要とした図6のような基材の外周におけるつば部等の無駄な部分を省略することができるので、基材の形状の簡略化が可能になる。このようにして、レジスト塗布に関する製造コストを低減することができる。
【0025】
次に、図2,図3により、インクジェット法を用いてレジスト溶液を微粒子にして基材に付着させる例について説明する。図2は図1(a)の基材にインクヘッドからレジスト溶液の微粒子を付着させる様子を示す図であり、図3は図2のインクヘッドを概略的に示す斜視図である。
【0026】
インクヘッド6は、図3に示すように、ノズル面7に多数のノズル1aが形成されており、各ノズル1aが一列に並んで配置されてノズル列6a、6b、6cを構成している。インクヘッド6は駆動制御部9(図2)により制御駆動され所定のタイミングで各ノズル1aからレジスト溶液を小滴状にして吐出するようになっている。
【0027】
上述のインクヘッド6の各ノズル1aにおける吐出(噴射)方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)などの公知の方式を具体例として挙げることができるが、いずれの吐出方式を用いてもよい。
【0028】
図2に示すように、上述のインクヘッド6を、そのノズル面7が基材10の凸状面11に対向するようにして基材10の上方に配置し、インクヘッド6を駆動制御部9で制御し駆動して各ノズル1aからレジスト溶液の小滴8を基材10の凸状面11に吐出する。これにより、図1(b)と同様にレジスト溶液の微粒子12からなるレジスト膜を凸状面11に形成することができる。
【0029】
また、レジスト溶液の小滴8の液量は、上述と同様に、1滴当たり0.1乃至20plの範囲内であることが好ましいが、かかる液量の制御はノズル1aのノズル径を調整することで行うことができ、また、例えば電気−機械変換方式によるインクヘッドの場合はインクヘッド駆動電圧を変えることで行うことができる。
【0030】
次に、上述の塗布方法を実行できる塗布装置について図4により説明する。図4は塗布装置の概略的構成を示す図である。
【0031】
図4の塗布装置は、レジスト溶液を霧化して噴霧するためのスプレーノズル等からなるレジスト噴霧部21と、レジスト噴霧部21からのレジスト溶液の噴霧量を制御するレジスト噴霧量制御部22と、図1(a)に示す基材10を載置しXY平面上で移動させるためのステージ23と、ステージ23を駆動するためのステージ駆動部24と、ステージ駆動部24を制御するためのステージ駆動制御部25と、基材10を熱処理するための熱処理炉29を制御するための加熱制御部26と、種々の制御情報を記憶し読み出し可能なメモリ27と、上記各制御部22,25,26及びメモリ27の全体を制御する制御部(CPU)28と、を備える。レジスト噴霧部21から噴霧するレジスト溶液の微粒子の液量は、上記範囲内にノズル径等の調整により制御できる。
【0032】
図4の塗布装置の動作について説明する。基材10の凸状面11に対しレジスト噴霧部21からレジスト溶液の微粒子14を噴霧する。このとき、レジスト噴霧量制御部22でレジスト溶液の噴霧量を制御するとともに、ステージ駆動制御部25によりステージ23を制御することでステージ23上の基材10をXY平面上に移動させながらレジスト溶液を噴霧することにより、基材10の凸状面11上にレジスト溶液の微粒子14を均一に付着させることができる。次に、基材10は加熱制御部26により所定の温度とされた熱処理炉29内で所定の時間、熱処理される。これにより、均一な膜厚のレジスト膜13を基材10の凸状面11上に形成できる。
【0033】
なお、図4の塗布装置において、上述のようなインクジェット法を適用してもよく、この場合、図4において、レジスト噴霧部21の代わりに図2,図3のインクヘッド6を配置し、レジスト噴霧量制御部22の代わりに図2のインクヘッド駆動制御部9でレジスト溶液の吐出量を制御するように構成できる。
【0034】
また、レジスト噴霧部21またはインクヘッド6と基材10との相対位置の移動のためにレジスト噴霧部21またはインクヘッド6を移動させるようにしてもよく、また、両方を移動させてもよい。
【0035】
次に、図1の塗布工程を含む光学素子成形金型の製造工程について図5のフローチャートにより説明する。図5では、回折構造のための回折輪帯パターンを有する光学素子を成形するための光学素子成形用金型を、母型の形状から電鋳により転写し形成する例を説明する。
【0036】
まず、母型の素材をSPDT加工機にセットして、光学素子の光学面に相当する非球面形状を形成する(S01)。続いて、非球面形状を形成した母型の素材をSPDT加工機より取り外し、かかる素材の非球面上に図1(b)または図2のようにしてレジスト溶液を塗布し微粒子からなるレジスト膜を形成する(S02)。その後、熱処理によるベーキングでレベリングを行い膜厚の均一なレジスト膜としてから(S03)、回折輪帯パターンの電子ビーム描画を行う(S04)。更に、露光処理を行い(S05)、次に、レジスト現像処理を行い(S06)、輪帯パターン形状を得る。ここで、電子ビーム描画とは、電子ビーム照射手段にて電子ビームを照射することで載置台上に載置された曲面を有する基材上に所定のパターンを描画するものである。電子ビームの制御は電子レンズの電流値を調整して前記電子ビームの焦点位置を可変制御したり、前記載置台を移動制御することにより実現できる。
【0037】
その後、エッチング処理を行って(S07)、輪帯パターンを母型の素材に彫り込み、母型を得る。かかる母型に電鋳処理を施してから脱型し、裏打ち部材と組み合わせることで(S08)、光学素子成形用金型を得る。
【0038】
以上のようにして、回折輪帯パターンを有する光学素子を成形するための光学素子用成形金型を製造できるが、この製造工程におけるレジスト塗布に関する製造コストを上述のように低減することができるので、光学素子用成形金型の製造コストを低減でき、ひいては微細な回折輪帯パターンを有する光学素子の製造コストの低減に寄与できる。
【0039】
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、本発明で使用可能な塗布方法を本実施の形態では、光学素子用成形金型の製造に適用したが、光学素子以外の微細構造を有するものを成形するための成形金型に適用でき、また、成形用金型以外の微細構造を有する基材を製造するために適用してもよいことは勿論である。また、被塗布材としてビーム描画を行うための基材以外のものであってもよいことは勿論である。
【0040】
また、図3のインクヘッド6のノズル列6a〜6cは3列以上にしてもよく、また、1列または2列にしてもよい。また、各ノズル列のノズル1aの数も必要に応じて変えることができることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、スピンコート法によらずに基材に均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ、その塗布するレジスト溶液が少量で済みしかも基材の外周におけるつば部等の無駄な部分を省略することができ、コストを低減できる光学素子用成形金型の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による基材に対する塗布工程及びレベリング工程を説明するための工程図であり、図1(a)は非球面に形成された凸状部を有する基材の側面図、図1(b)は噴霧法で凸状部に微粒子からなるレジスト膜を形成した状態を示す基材の側面図、図1(c)は熱処理によるレベリングでレジスト膜を均一な膜厚にした状態を示す基材の側面図である。
【図2】図1(b)の変形例を示すインクジェット法による微粒子からなるレジスト膜を形成する様子を示す基材の側面図である。
【図3】図2のインクヘッドの斜視図である。
【図4】本実施の形態による塗布装置の概略的構成を示す図である。
【図5】図1の塗布工程を含む光学素子成形金型の製造工程を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来のスピンコート法によるレジスト膜の塗布工程を示す図である。
【符号の説明】
10 基材(被塗布材)
11 凸状面
12 レジスト溶液の微粒子
13 レジスト膜
6 インクヘッド
8 小滴
1a ノズル
21 レジスト噴霧部
23 ステージ
29 熱処理炉
Claims (5)
- 基材上に光学素子用の非球面形状を形成するステップと、
レジスト溶液を微粒子化して前記基材の表面に付着させるステップと、
前記基材を熱処理することで前記基材の表面上のレジスト膜をレベリングするステップと、
前記光学素子用の回折輪帯構造を形成するために前記基材上に形成されたレジスト膜に対してパターンの描画を行うステップと、
前記レジスト膜について現像処理を行うステップと、を含むことを特徴とする光学素子用成形金型の製造方法。 - 前記レジスト溶液の微粒子化を噴霧法により行うことを特徴とする請求項1に記載の光学素子用成形金型の製造方法。
- 前記レジスト溶液の前記基材への付着をインクジェット法により行うことを特徴とする請求項1に記載の光学素子用成形金型の製造方法。
- 前記熱処理の温度を前記レジスト材料のガラス転移温度以上とすることを特徴とする請求項1,2または3に記載の光学素子用成形金型の製造方法。
- 前記描画は電子ビーム描画であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学素子用成形金型の製造方法。
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