JP4066010B2 - Over-emulsifying / over-printing ink removal device - Google Patents

Over-emulsifying / over-printing ink removal device Download PDF

Info

Publication number
JP4066010B2
JP4066010B2 JP2002189215A JP2002189215A JP4066010B2 JP 4066010 B2 JP4066010 B2 JP 4066010B2 JP 2002189215 A JP2002189215 A JP 2002189215A JP 2002189215 A JP2002189215 A JP 2002189215A JP 4066010 B2 JP4066010 B2 JP 4066010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
doctor
ink
over
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002189215A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004025777A (en
Inventor
一辰 畑中
栄次 浅尾
信之 馬場
宏 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Techno Roll Co Ltd
Original Assignee
Techno Roll Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Techno Roll Co Ltd filed Critical Techno Roll Co Ltd
Priority to JP2002189215A priority Critical patent/JP4066010B2/en
Publication of JP2004025777A publication Critical patent/JP2004025777A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4066010B2 publication Critical patent/JP4066010B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷物に生じるインキの色彩斑(汚れ)を解消する印刷機の補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明者は、印刷ロールにコロガリ接触するドクターロールと、そのドクターロールの周面に線点接触するドクターブレードと、そのドクターブレードをドクターロールと共に、その軸芯を横断する方向に駆動する駆動手段を具備する印刷機清掃装置を開発し、特開平8−183168(特許第2727302号)、特開2000−255641(特許第3013312号)、特開平9−254362(特許第2896434号)および特開平10−225419(特許第2936413号)に開示している。本発明者は、又、版面の画線部の配置に応じてインキ供給量を部分的に変えて、インキを供給する分割インキ呼出ロールを開発し、特開平11−320840および特開2000−255038(特許第3136484号)に開示している。更に、本発明者は、版面の画線部の配置に応じたインキ消費量の差異に起因する印刷ロールの周面のインキ膜の厚さのバラツキを解消する揺動ロールを開発し、特開平4−94991(特許第2946234号)と特開2000−39856(特許第3013303号)に開示している。
【0003】
印刷物のインキの色彩斑(汚れ)は、版面へのインキ供給量や加湿水分供給量のバラツキによって生じることが多い。前記特開平11−320840等に開示した分割インキ呼出ロールや特開平4−94991等に開示した揺動ロールは、インキや水分の供給量のバラツキを解消する手段となるものであるが、印刷面のインキの色彩斑(汚れ)を完全に解消するには至っていない。尚、前記特開平8−183168等に開示したドクター付き清掃装置は、印刷工程終了時に印刷機に残存するインキを拭き取って印刷機を清掃する手段であり、そのドクターブレードによって印刷中のロール周面のインキ塗膜を均一にすることは出来ない。
【0004】
その原因を究明するため、色彩斑(汚れ)の発生した印刷物を具に見るに、印刷物の側縁部分、或いは、インキが全く消費されない版面側縁の外側とインキが消費される版面側縁の内側のように、インキが消費されない非画線部とインキが消費される画線部が印刷ロールの軸芯方向において左右隣合い、その隣合う非画線部面積と画線部面積との比率が大きく変わる部分に色彩斑(汚れ)が見られる。又、印刷工程を具に見るに、印刷ロールの軸芯方向において左右隣合う非画線部面積と画線部面積との比率が大きく変わる部分では、それらのインキや水分の消費量の差異によってロール周面のインキ膜の厚みにバラツキが発生し、その消費量に比してインキの過剰供給となる非画線部に該当する部分では、インキ膜が厚くなったインキ溜がロール間に生じ、そこでインキが混練され過ぎて過乳化(エマルジョン化)状態になる。特に、加湿装置を具備する印刷機では版面から逆転移した過剰水分とインキが混練されて過乳化現象が起き易い。その過乳化によってインキの粘度や濃度が局部的に低下し、それが印刷物の色彩(明度、彩度、色相)斑(汚れ)を惹起することが判明した。
【0005】
その色彩斑(汚れ)は、分割インキ呼出ロールや揺動ロールによって完全には解消されず、過乳化現象の発生時やインキの過剰供給時(出し過ぎ)には、印刷ロールを洗い直したり、ロール巻きした紙で過乳化・過剰インキを拭き取って、汚れのないフレッシュなインキを供給し直すことになる。しかし、印刷を中断してのインキの拭き取りによる時間的ロスによって印刷効率が低下し、又、印刷再開後の立ち上がりが安定するまでには多量の印刷ロスが生じ、印刷物の歩溜りが低下してコスト高になり、その印刷ロスの処分(廃棄)に困ることにもなる。
【0006】
そこで本発明者等は、インキの過剰供給(出し過ぎ)や過乳化現象が発生した初期段階において、印刷を中断することなく過乳化・過剰インキを除去する過乳化・過剰印刷インキ除去装置を創作し、特願2002−079999をもって特許出願している。
【0007】
その特願2002−079999に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置(以下、先願装置と言う。)は、印刷物の色彩斑(汚れ)を解消するために印刷機に搭載される補助装置であり、インク壺からインクを転送して版胴に至るインク転送経路を形成している何れかの転送ロールにコロガリ接触するドクターロールと、そのドクターロールの周面に線点接触するドクターブレードと、そのドクターブレードの刃先をドクターロールの軸芯に平行になる平行方向とドクターロールの軸芯を横断する横断方向との2方向に駆動するドクター駆動手段を具備し、ドクターブレードの刃先の寸法(幅)がドクターロールの周面の軸芯における寸法(幅)よりも短くなっている。
【0008】
この先願装置を印刷機に適用すると、印刷作業中に発生したインキの過乳化現象の初期段階において、過乳化現象の発生箇所へとドクターブレードを移動して位置決めし、そのドクターブレードをドクターロールの軸芯の横断方向に移動し、転送ロールに付着している過乳化・過剰インキをドクターロールを介してドクターブレードによって拭き取ることが出来るので、印刷を中断する必要がなく、色彩斑(汚れ)のない印刷物を効率的に得ることが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この先願装置では、ドクターロール(12)を印刷機本体の転送ロール(35)にコロガリ接触させ、そのドクターロールよりも幅の短いドクターブレード(13)をドクターロールの軸芯に平行に移動させて使用するものであり、その適用する印刷機本体の転送ロールの幅に応じて幅の異なる数種類のドクターロールを用意しなければならず、その印刷機本体への取り付けに際しては、ドクターロールの軸受けを印刷機本体のフレームに取り付けなければならなくなる。しかし、幅の異なる数種類のドクターロールを用意するときは、その在庫量が増えてコスト高になり、又、印刷機によってはフレームにドクターロールの軸受を取り付けることの出来るスペースがない場合もある。又、先願装置のドクターロールの周面のインキ塗膜は、印刷に使用されることがなく、印刷終了時に拭き取り除去されるインキのロス分であり、版面の非画線部と画線部の配置からして過乳化・過剰インキが発生しない場合には全くインキのロスになる。同様に、そのドクターロールの幅を印刷機の転送ロールの幅と同じにするときは、転送ロールの過乳化・過剰インキの発生しない箇所からもインキを拭き取ることになるので、インキのロス分が多くなる。
【0010】
【発明の目的】
そこで本発明は、幅の異なる既存の何れの印刷機にも簡便に適用することが出来、その適用によってインキのロス分の増加を招くことのない過乳化・過剰印刷インキ除去装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置は、ドクターロール12とそのドクターロールの周面に接触するドクターブレード13を搭載した主キャリア20と、そのドクターロールの軸芯15に平行に主キャリア20を導くガイドレール22とによって構成され、ドクターロール12とドクターブレード13がドクターロールの軸芯を横断する方向に移動可能に主キャリア20に搭載されており、ガイドレール22の有効長さWが、ドクターロール12の幅Lと、ドクターブレード13の幅Hと、ドクターロールの軸芯15に平行な方向における主キャリア20の幅Nの各幅H・L・Nの2倍以上であることを第1の特徴とする。
【0012】
本発明に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、主キヤリア20に、ドクターロール12とドクターブレード13を搭載した副キャリア27が、ドクターロールの軸芯を横断する方向に移動可能に搭載されている点にある。
【0013】
本発明に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置の第3の特徴は、上記第1および第2の何れかの特徴に加えて、ガイドレール22の長さ方向に主キャリア20を駆動する主駆動手段21と、ドクターロールの軸芯を横断する方向に副キャリア27を駆動する副駆動手段を具備する点にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
主キヤリア20のガイドレール22の上での移動、ドクターロール12とドクターブレード13の主キャリア20からの軸芯15の横断方向への移動、および、副キャリア27の軸芯15の横断方向への移動は、手動、即ち、手による操作によるものであってもよいし、又、エアーシリンダー25やスクリューボルト21、ロッドレスシリンダー、リニアモーター、巻掛け伝動装置、電磁弁(ソルノイド)等による自動操作によるものであってもよい。主キャリア20に搭載した副キャリア27の軸芯15の横断方向への移動は、主キャリア20と副キャリア27の間に設けたガイドレール26A・26Bに沿った直線運動や曲線運動によるものであってもよいし、又、主キャリア20と副キャリア27を連結する揺動アーム(図示せず)の揺動(回転)運動によるものであってもよい。
【0015】
図1〜図3は、自動操作される過乳化・過剰印刷インキ除去装置を図示するものである。ドクターロール12とドクターブレード13は、主キャリア20に搭載された副キャリア27に搭載されており、副キャリア27と一体になって軸芯15の横断方向に往復駆動されるようになっている。25は、主キャリア20と副キャリア27を連結しているエアーシリンダーである。主キャリア20と副キャリア27には、対応して嵌合するガイドレール26A・26Bが設けられており、エアーシリンダー25が作動するとき、ドクターロール12とドクターブレード13が副キャリア27と一体になって軸芯15の横断方向に往復移動する。主キャリア20の上側には1対のアーム19・19が、軸芯15の長さ方向に一定の間隔(M)をおいて突設されている。それらのアーム19・19には、貫通孔18と螺子孔23が前後2箇所に開けられており、軸芯15に平行に並べられたガイドレール22とスクリューボルト21は、それぞれガイドレール22は貫通孔18に嵌合し、スクリューボルト21は螺子孔23に螺合し、それぞれそれらの孔(13と23)を貫通している。このため、スクリューボルト21が回転すると、主キャリア20は、ガイドレール22に導かれて軸芯15の長さ方向に往復駆動される。
【0016】
過乳化・過剰印刷インキ除去装置は、ドクターロール12を転送ロール35に向かい合わせにして印刷機に設置され、転送ロール35の周面に過乳化・過剰インキが発生したとき、その発生箇所へと主キャリア20が移動し、その発生箇所において転送ロール35に向けてドクターロール12が副キャリア27と一体になって主キャリア20から押し出されて転送ロール35に接触し、その転送ロール35に接触回転(伴回り駆動)して過乳化・過剰インキを転送ロール35から拭き取り、その拭き取られて転写された過乳化・過剰インキはドクターブレード13でドクターロール12から掻き取られてインキ受皿39へと除去される。尚、ドクターロール12の回転駆動は、その接触する転送ロール35による接触回転(伴回り駆動)のほか、主キャリア20に搭載されるモーター等によって積極的な回転駆動によるものであってもよい。
【0017】
インキの過乳化は、版面に生じた過剰水分の版胴11からインク転送経路への逆転移や、版面での部分的インキ消費量の差異に起因する転送ロール周面のインキ膜の厚さのバラツキに起因して発生する。このため、インキ過乳化・過剰印刷インキ除去装置は、インク壺から版胴に至るインク転送経路において版胴11に近い位置にある転送ロールに適用するとよい。図3は、加湿ロール16を具備するオフセット印刷機を図示し、インキ壺を構成するファンテンロール29から、第1転送ロール31、呼出しロール30、第2転送ロール32、第3転送ロール33、第4転送ロール34、第5転送ロール35A・B、第6転送ロール36A・B、第7転送ロール37A1・A2・B1・B2を経て版胴11へとインキが供給され、ブランケット胴38を経て印刷物へと印捺される。この印刷機では、その第5転送ロール35に過乳化・過剰印刷インキ除去装置が適用されている。39は、過乳化・過剰インキを受け取るインキ受皿である。
【0018】
通常、第4転送ロール34は練りロール、第5転送ロール35は移しロール、第7転送ロール37はインキフォームロールと称されている。過乳化・過剰印刷インキ除去装置が作動し始めると、そのドクターロール12の接する第5転送ロール35のインキ膜に、始動に伴う脈動によって瞬時凸凹が発生し易い。そのような凸凹は瞬時にして拭き消されるが、その凸凹による印刷斑を回避するため、版面に直接触れない版面11から2番目の第6転送ロール36か、図3に示すように、3番目の第5転送ロール(移しロール)35に過乳化・過剰印刷インキ除去装置を適用するとよい。
【0019】
インキ転送経路がインク壺から版胴に至る過程で分岐する印刷機では、版胴の回転方向において版面(11)に最初に触れるインキ転送経路(35A・36A・37A1)を構成する転送ロール35Aに過乳化・過剰印刷インキ除去装置を適用するとよい。何故なら、ブランケット胴38に転写後の版面(11)に付着している余剰インキや水分は、他のインキ転送経路(35B・36B・37B2)よりも、その最初に触れるインキ転送経路(35A・36A・37A1)に逆転移し、その最初に触れるインキ転送経路(35A・36A・37A1)において過乳化現象が起き易く、その最初に触れるインキ転送経路(35A・36A・37A1)に過乳化・過剰印刷インキ除去装置を適用すれば、他のインキ転送経路(35B・36B・37B2)での過乳化現象が抑えられる。又、過乳化・過剰印刷インキ除去装置の始動時に、そのドクターロール12の接する転送ロール35のインキ膜に瞬時凸凹が発生しても、そのインキ膜の凸凹が版胴の回転方向において版面(11)に最後に触れるインキ転送経路(35B・36B・37B2)に発生したのてなければ、格別支障を来たさない等の理由によるものである。
【0020】
図3に図示するように、加湿ロール16を具備するオフセット印刷機では、その加湿ロール16にも過乳化・過剰印刷インキ除去装置を適用することが出来る。ドクター駆動手段を自動操作する過乳化・過剰印刷インキ除去装置には、転送ロール35のインキ膜に発生した過乳化・過剰インキやインキ溜を検出する光学センサーが適宜付設される。
【0021】
ドクターロール12には、ドクターブレード(金属ブレード)による摩耗を考慮して、周面がゴムその他のエラストマーで構成されている転送ロール35に比して周面硬度が硬く、耐摩耗性に優れた鋼ロール、クロムメッキロール、セラミック被覆ロール等を使用するとよい。インキの過乳化は、全くインキが消費されない版面側縁の外側に隣合う転送ロール35の両端部に発生し易いので、主キヤリア20は、その両端部の合計少なくとも2箇所に、広幅の印刷機では両端部2箇所と中央部1箇所との合計少なくとも3箇所に配置するとよく、そうすることによって、過乳化現象を検出してから、その発生箇所へと移動させる主キヤリア20の移動距離と移動時間が短縮化され、過乳化・過剰印刷インキを瞬時に除去することが出来、色彩斑(汚れ)のない印刷物を効率的に得ることが出来る。そのように、印刷機では両端部2箇所、或いは、中央部1箇所を含む合計3箇所に主キヤリア20を配置する場合、ガイドレール22の有効長さWを転送ロール35の幅と同じにし、ドクターロール12の幅Lと、ドクターブレード13の幅Hと、主キャリア20の幅Nは、ガイドレール22の有効長さWの4分の1以下にするとよい。具体的に言えば、ドクターロール12とドクターブレード13と主キャリア20の幅(H・L・N)は、20〜40cm程度であってもよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明(請求項1)の過乳化・過剰印刷インキ除去装置は、必要に応じてガイドレール22を切断し、ガイドレール22の有効長さWを印刷機の転送ロールの幅に合わせ、ドクターロール12を転送ロールにコロガリ接触させて印刷機に取り付けられる。そのドクターロール12の幅Lをガイドレール22の有効長さWの半分以下としたので、多くの場合、ドクターロール12の幅Lが転送ロールの幅Wよりも短くなり、ドクターロール12が転送ロールの一部分にしかコロガリ接触しないことになる。しかし、ドクターロール12とドクターブレード13が、主キャリア20に搭載され、ガイドレール22に導かれて転送ロールに対して平行移動するので、ドクターロール12は、転送ロールの全周面にコロガリ接触し、転送ロールの何れの箇所にインキの過乳化や過剰インキが発生しても、その過乳化・過剰印刷インキは、ドクターロール12を介してドクターブレード13に掻き取り除去される。従って、過乳化・過剰印刷インキ除去装置を印刷機に取り付ける際に、転送ロールの幅に合わせてガイドレール22を切断しても何らの不都合も生じない。
【0023】
却って、ドクターロール12の幅Lを転送ロールの幅(W)よりも狭くし、ドクターロール12を過乳化現象の発生時にだけ転送ロールにコロガリ接触させることにしたので、ドクターロール12の幅Lが転送ロールの幅(W)と同じで、ドクターロール12が転送ロールに常時コロガリ接触する先願装置(特願2002−079999)に比して、ドクターロール12に転写されてロス分となるインキの量も少なく、経済的である。
【0024】
更に、本発明(請求項1)では、ガイドレール22を転送ロールの幅に合わせて切断して取り付け、ドクターロール12とドクターブレード13を、主キャリア20に搭載し、移動させて使用することにしたので、印刷機への取り付けは、ただガイドレール22を印刷機に固定するだけで済み、ドクターロール12の軸受を印刷機に取り付ける必要がなく、その結果、過乳化・過剰印刷インキ除去装置を印刷機に取り付け易くなる。そして、ドクターロール12やドクターブレード13や主キャリア20の幅L・H・Nの異なる何種類もの過乳化・過剰印刷インキ除去装置を用意する必要もなくなり、1種類の過乳化・過剰印刷インキ除去装置で幅の異なる種々の印刷機に対処することが出来、過乳化・過剰印刷インキ除去装置の製作コストが安くつき、在庫負担も少なくなって過乳化・過剰印刷インキ除去装置を経済的に提供することが出来る。本発明の過乳化・過剰印刷インキ除去装置は、このようにガイドレール22を転送ロールの幅に合わせて適宜切断して印刷機に取り付けられるものであり、ガイドレール22の「有効長さW」とは、印刷機本体の転送ロール35の幅(W)に合わせて切断し、過乳化・過剰印刷インキ除去装置を印刷機に取り付けて使用する上で必要とされるガイドレール22の必要な長さを意味し、印刷機に取り付けられた状態では、ガイドレール22の「有効長さW」は、その取り付けられた印刷機の転送ロール35の幅(W)と同じになる。
【0025】
本発明(請求項2)では、ドクターロール12とドクターブレード13を副キャリア27に搭載して主キャリア20から転送ロールへと移動させることにしたので、ドクターロール12とドクターブレード13の接触具合を逐一調節する必要がなく、過乳化・過剰印刷インキ除去装置の性能がアップする。
【0026】
本発明(請求項3)では、ドクターロール12とドクターブレード13を、主キャリア20と副キャリア27に搭載して過乳化現象の発生箇所へと自動的に移動させることにしたので、印刷ロスが低減し、印刷効率がアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置の斜視図である。
【図2】本発明に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置の副キャリアの斜視図である。
【図3】本発明に係る過乳化・過剰印刷インキ除去装置を搭載した印刷機の側面図である。
【符号の説明】
11 版胴
12 ドクターロール
13 ドクターブレード
15 ドクターロールの軸芯
16 加湿ロール
18 貫通孔
19 アーム
20 主キャリア
21 主駆動手段(スクリューボルト)
22 ガイドレール
23 螺子孔
25 副駆動手段(エアーシリンダー)
26 ガイドレール
27 副キャリア
29 ファンテンロール
30 呼出しロール
31 第1転送ロール
32 第2転送ロール
33 第3転送ロール
34 第4転送ロール(練りロール)
35 第5転送ロール(移しロール)
36 第6転送ロール
37 第7転送ロール(インキフォームロール)
38 ブランケット胴
39 インキ受皿
H ドクターブレードの幅
L ドクターロールの幅
M アーム間隔
N 主キャリアの幅
W ガイドレールの有効長さ(転送ロールの幅)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an auxiliary device for a printing machine that eliminates ink color spots (stains) generated on printed matter.
[0002]
[Prior art]
The present inventor includes a doctor roll that contacts the printing roll, a doctor blade that makes line contact with the peripheral surface of the doctor roll, and a driving means that drives the doctor blade together with the doctor roll in a direction crossing the axis. Are developed, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-183168 (Japanese Patent No. 2727302), Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-255541 (Japanese Patent No. 3013312), Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-254362 (Japanese Patent No. 2896434), and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2896434. -225419 (Japanese Patent No. 2,936,413). The present inventor has also developed a split ink calling roll for supplying ink by partially changing the ink supply amount in accordance with the arrangement of the image area on the printing plate, as disclosed in JP-A-11-320840 and JP-A-2000-255038. (Patent No. 3136484). Furthermore, the present inventor has developed a swing roll that eliminates the variation in the thickness of the ink film on the peripheral surface of the printing roll due to the difference in the ink consumption according to the arrangement of the image area on the printing plate. 4-94991 (Japanese Patent No. 2946234) and JP-A-2000-39856 (Japanese Patent No. 3013303).
[0003]
Color spots (stains) in ink on printed matter often occur due to variations in the amount of ink supplied to the plate surface and the amount of humidified water supplied. The divided ink calling roll disclosed in JP-A-11-320840 and the swing roll disclosed in JP-A-4-94991 serve as means for eliminating variations in the supply amount of ink and moisture. The color spots (stains) of the inks have not been completely eliminated. The doctor-equipped cleaning device disclosed in JP-A-8-183168 is means for wiping off ink remaining in the printing machine at the end of the printing process and cleaning the printing machine, and the roll peripheral surface during printing by the doctor blade. The ink coating cannot be made uniform.
[0004]
In order to investigate the cause, when looking at the printed matter with color spots (stains), the side edge part of the printed matter or the outside of the printing plate side edge where no ink is consumed and the printing plate side edge where ink is consumed Like the inside, the non-image area where ink is not consumed and the image area where ink is consumed are adjacent to each other in the axial direction of the printing roll, and the ratio between the non-image area and the area area adjacent to each other. Color spots (dirt) can be seen in the areas where changes greatly. Also, when looking at the printing process, in the portion where the ratio of the non-image area and the image area that are adjacent to each other in the axial direction of the printing roll changes greatly, the difference in consumption of ink and moisture The thickness of the ink film on the roll peripheral surface varies, and the ink reservoir with thick ink film is generated between the rolls at the part corresponding to the non-image area where the ink is excessively supplied compared to the amount consumed. Therefore, the ink is excessively kneaded and becomes over-emulsified (emulsified). In particular, in a printing press equipped with a humidifying device, excess water and ink reversely transferred from the plate surface are kneaded and an over-emulsification phenomenon easily occurs. It has been found that the excessive emulsification locally reduces the viscosity and concentration of the ink, which causes color (brightness, saturation, hue) spots (stains) on the printed matter.
[0005]
The color spots (stains) are not completely eliminated by the divided ink calling roll or the swinging roll, and when the over-emulsification phenomenon occurs or when the ink is excessively supplied (too much discharge), the printing roll is washed again, or the roll Wipe over-emulsified and excess ink with rolled paper and supply fresh ink with no stains. However, the printing efficiency decreases due to the time loss due to ink wiping off after printing is interrupted, and a large amount of printing loss occurs until the start-up after printing resumes and the yield of printed materials decreases. The cost increases, and the disposal (discarding) of the printing loss becomes troublesome.
[0006]
Therefore, the present inventors have created an over-emulsification / over-printing ink removal device that removes over-emulsification / excess ink without interrupting printing at the initial stage when excessive ink supply (too much discharge) or over-emulsification occurs. The patent application was filed with Japanese Patent Application No. 2002-079999.
[0007]
The over-emulsification / excess printing ink removal device (hereinafter referred to as the prior application device) according to Japanese Patent Application No. 2002-079999 is an auxiliary device mounted on a printing press in order to eliminate color spots (dirt) in printed matter. , A doctor roll that contacts the transfer roll that forms an ink transfer path from the ink fountain to the plate cylinder, a doctor blade that makes a line point contact with the peripheral surface of the doctor roll, and The doctor blade is equipped with doctor drive means for driving the blade edge of the doctor blade in two directions, a parallel direction parallel to the axis of the doctor roll and a transverse direction crossing the axis of the doctor roll. Is shorter than the dimension (width) in the axial center of the peripheral surface of the doctor roll.
[0008]
When this prior application device is applied to a printing machine, the doctor blade is moved and positioned to the location where the over-emulsification phenomenon occurs in the initial stage of the ink over-emulsification phenomenon that occurs during the printing operation, and the doctor blade is placed on the doctor roll. The over-emulsified and excess ink that moves in the transverse direction of the shaft core and adheres to the transfer roll can be wiped off by the doctor blade via the doctor roll, so there is no need to interrupt printing and color spots (stains) The printed matter can be obtained efficiently.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In this prior application device, the doctor roll (12) is brought into contact with the transfer roll (35) of the printing press main body, and the doctor blade (13) having a shorter width than the doctor roll is moved parallel to the axis of the doctor roll. Depending on the width of the transfer roll of the printer body to be applied, several types of doctor rolls with different widths must be prepared, and when attaching to the printer body, the doctor roll bearing must be installed. It must be attached to the frame of the printer body. However, when several types of doctor rolls having different widths are prepared, the amount of the stock rolls increases, resulting in an increase in cost. Depending on the printing press, there may be no space for mounting the doctor roll bearings on the frame. In addition, the ink coating on the peripheral surface of the doctor roll of the prior application device is the amount of ink lost that is not used for printing and wiped off at the end of printing. In the case where no excessive emulsification and excessive ink are generated due to the arrangement of the ink, there is no ink loss. Similarly, when the width of the doctor roll is the same as the width of the transfer roll of the printing press, the ink is wiped off from the area where the transfer roll is not excessively emulsified and excessive ink is generated, so the ink loss is reduced. Become more.
[0010]
OBJECT OF THE INVENTION
Accordingly, the present invention provides an over-emulsification / over-printing ink removing device that can be easily applied to any existing printing press having a different width and does not cause an increase in ink loss due to the application. With the goal.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus according to the present invention includes a main carrier 20 on which a doctor roll 12 and a doctor blade 13 in contact with the peripheral surface of the doctor roll are mounted, and a main carrier parallel to the axis 15 of the doctor roll. The doctor roll 12 and the doctor blade 13 are mounted on the main carrier 20 so as to be movable in a direction crossing the axis of the doctor roll, and the effective length W of the guide rail 22 is The width L of the doctor roll 12, the width H of the doctor blade 13, and the width N of the main carrier 20 in the direction parallel to the axis 15 of the doctor roll are at least twice the widths H, L, and N. First feature.
[0012]
The second feature of the over-emulsifying / overprinting ink removing device according to the present invention is that, in addition to the first feature, a sub carrier 27 having a doctor roll 12 and a doctor blade 13 mounted on the main carrier 20 is provided with a doctor roll. It is in the point which is mounted so that movement in the direction which crosses the axis of this is possible.
[0013]
A third feature of the over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus according to the present invention is that a main drive for driving the main carrier 20 in the length direction of the guide rail 22 in addition to any of the first and second features. Means 21 and sub driving means for driving the sub carrier 27 in a direction crossing the axis of the doctor roll are provided.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The movement of the main carrier 20 on the guide rail 22, the movement of the doctor roll 12 and the doctor blade 13 in the transverse direction of the axis 15 from the main carrier 20, and the transverse direction of the axis 15 of the auxiliary carrier 27. The movement may be manual, that is, manually operated, or automatically operated by an air cylinder 25, screw bolt 21, rodless cylinder, linear motor, winding power transmission device, solenoid valve (solonoid), or the like. It may be due to. The movement of the sub-carrier 27 mounted on the main carrier 20 in the transverse direction of the axis 15 is due to linear or curved movement along the guide rails 26A and 26B provided between the main carrier 20 and the sub-carrier 27. Alternatively, it may be based on a swinging (rotating) motion of a swinging arm (not shown) connecting the main carrier 20 and the subcarrier 27.
[0015]
1 to 3 illustrate an over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus that is automatically operated. The doctor roll 12 and the doctor blade 13 are mounted on a subcarrier 27 mounted on the main carrier 20, and are reciprocally driven in the transverse direction of the shaft core 15 together with the subcarrier 27. An air cylinder 25 connects the main carrier 20 and the subcarrier 27. The main carrier 20 and the sub-carrier 27 are provided with guide rails 26A and 26B that are fitted to each other, and when the air cylinder 25 is operated, the doctor roll 12 and the doctor blade 13 are integrated with the sub-carrier 27. And reciprocate in the transverse direction of the shaft core 15. On the upper side of the main carrier 20, a pair of arms 19, 19 are projected in the length direction of the shaft core 15 at a constant interval (M). The arms 19 and 19 are provided with through holes 18 and screw holes 23 at two positions in the front and rear, and guide rails 22 and screw bolts 21 arranged in parallel to the shaft core 15 pass through the guide rails 22 respectively. The screw bolts 21 are fitted into the holes 18 and screwed into the screw holes 23, respectively, and penetrate the holes (13 and 23), respectively. For this reason, when the screw bolt 21 rotates, the main carrier 20 is guided to the guide rail 22 and reciprocated in the length direction of the shaft core 15.
[0016]
The over-emulsifying / excess printing ink removing device is installed in the printing machine with the doctor roll 12 facing the transfer roll 35. The main carrier 20 moves, and the doctor roll 12 is pushed together with the sub-carrier 27 from the main carrier 20 and contacts the transfer roll 35 toward the transfer roll 35 at the position where the main carrier 20 is generated. The over-emulsified / excess ink is wiped off from the transfer roll 35 by the accompanying drive, and the over-emulsified / excess ink transferred by wiping off is scraped off from the doctor roll 12 by the doctor blade 13 to the ink tray 39. Removed. The rotation of the doctor roll 12 may be driven by positive rotation by a motor or the like mounted on the main carrier 20 in addition to contact rotation (accompaniment driving) by the transfer roll 35 that is in contact therewith.
[0017]
The excessive emulsification of the ink is caused by the reverse transfer of excess moisture generated on the plate surface from the plate cylinder 11 to the ink transfer path, or the thickness of the ink film on the peripheral surface of the transfer roll due to the difference in the partial ink consumption on the plate surface. Occurs due to variation. For this reason, the ink overemulsification / overprinting ink removing device is preferably applied to a transfer roll located at a position close to the plate cylinder 11 in an ink transfer path from the ink fountain to the plate cylinder. FIG. 3 shows an offset printing machine having a humidifying roll 16, and includes a first transfer roll 31, a call roll 30, a second transfer roll 32, a third transfer roll 33, a first transfer roll 31, a fountain roll 29 constituting an ink fountain. Ink is supplied to the plate cylinder 11 through the four transfer rolls 34, the fifth transfer rolls 35A and B, the sixth transfer rolls 36A and B, and the seventh transfer rolls 37A1, A2, B1, and B2, and the printed matter through the blanket cylinder 38. Is printed on. In this printing machine, the fifth emulsifying / excess printing ink removing device is applied to the fifth transfer roll 35. Reference numeral 39 denotes an ink tray that receives over-emulsification / excess ink.
[0018]
Usually, the fourth transfer roll 34 is called a kneading roll, the fifth transfer roll 35 is called a transfer roll, and the seventh transfer roll 37 is called an ink foam roll. When the over-emulsification / excess printing ink removing apparatus starts to operate, instantaneous unevenness is likely to occur in the ink film of the fifth transfer roll 35 in contact with the doctor roll 12 due to the pulsation accompanying the start-up. Such irregularities are wiped off instantaneously, but in order to avoid printing spots due to the irregularities, the second sixth transfer roll 36 from the plate surface 11 that does not directly touch the plate surface, or the third transfer roller 36 as shown in FIG. It is advisable to apply an over-emulsification / over-printing ink removing device to the fifth transfer roll (transfer roll) 35.
[0019]
In a printing machine where the ink transfer path branches in the process from the ink fountain to the plate cylinder, the transfer roll 35A constituting the ink transfer path (35A, 36A, 37A1) that first touches the plate surface (11) in the direction of rotation of the plate cylinder. An over-emulsifying / over-printing ink removing device may be applied. This is because surplus ink and water adhering to the plate surface (11) after transfer to the blanket cylinder 38 is more in contact with the ink transfer path (35A, 35B, 37B2) than the other ink transfer paths (35B, 36B, 37B2). 36A / 37A1) reversely transfer to the first ink transfer path (35A / 36A / 37A1) that is first touched, and an excessive emulsification phenomenon is likely to occur. If the ink removing device is applied, the over-emulsification phenomenon in other ink transfer paths (35B, 36B, 37B2) can be suppressed. Further, even when the ink film of the transfer roll 35 in contact with the doctor roll 12 is instantaneously uneven at the time of starting the over-emulsification / excess printing ink removing apparatus, the unevenness of the ink film remains in the plate surface (11 If the ink transfer path (35B, 36B, 37B2) that touches the last is not generated, there is no particular problem.
[0020]
As shown in FIG. 3, in the offset printing machine provided with the humidifying roll 16, the over-emulsifying / excess printing ink removing device can be applied to the humidifying roll 16. The over-emulsification / excess printing ink removing apparatus that automatically operates the doctor driving means is appropriately provided with an optical sensor for detecting over-emulsification / excess ink and ink reservoir generated in the ink film of the transfer roll 35.
[0021]
In consideration of the abrasion caused by the doctor blade (metal blade), the doctor roll 12 has a harder peripheral surface than the transfer roll 35 having a peripheral surface made of rubber or other elastomer, and has excellent wear resistance. A steel roll, a chrome plating roll, a ceramic coating roll or the like may be used. Since over-emulsification of ink is likely to occur at both ends of the transfer roll 35 adjacent to the outside of the printing plate side edge where no ink is consumed, the main carrier 20 has a wide printing machine at a total of at least two of the both ends. Then, it is good to arrange | position at a total of at least 3 places of both ends 2 places and 1 center part, and, by doing so, after detecting a hyperemulsification phenomenon, the movement distance and movement of the main carrier 20 moved to the generation | occurrence | production location The time is shortened, and the excessive emulsification / excess printing ink can be instantaneously removed, and a printed matter free from color spots (stains) can be obtained efficiently. As described above, in the printing machine, when the main carrier 20 is arranged at a total of three locations including two ends or one central portion, the effective length W of the guide rail 22 is made equal to the width of the transfer roll 35, The width L of the doctor roll 12, the width H of the doctor blade 13, and the width N of the main carrier 20 are preferably set to a quarter or less of the effective length W of the guide rail 22. Specifically, the width (H, L, N) of the doctor roll 12, the doctor blade 13, and the main carrier 20 may be about 20 to 40 cm.
[0022]
【The invention's effect】
The over-emulsification / excess printing ink removing apparatus of the present invention (Claim 1) cuts the guide rail 22 as necessary, matches the effective length W of the guide rail 22 with the width of the transfer roll of the printing press, and a doctor roll. 12 is attached to the printing press in contact with the transfer roll. Since the width L of the doctor roll 12 is less than half of the effective length W of the guide rail 22, in many cases, the width L of the doctor roll 12 is shorter than the width W of the transfer roll, and the doctor roll 12 becomes the transfer roll. It will contact only a part of the surface. However, since the doctor roll 12 and the doctor blade 13 are mounted on the main carrier 20 and are guided by the guide rails 22 to move in parallel with the transfer roll, the doctor roll 12 contacts the entire circumference of the transfer roll. Even if the ink is over-emulsified or excessive ink is generated in any part of the transfer roll, the over-emulsified / excess printing ink is scraped and removed by the doctor blade 13 via the doctor roll 12. Therefore, when the over-emulsifying / over-printing ink removing device is attached to the printing press, no inconvenience occurs even if the guide rail 22 is cut in accordance with the width of the transfer roll.
[0023]
On the contrary, the width L of the doctor roll 12 is made narrower than the width (W) of the transfer roll, and the doctor roll 12 is brought into contact with the transfer roll only when the over-emulsification phenomenon occurs. Compared with the prior application device (Japanese Patent Application No. 2002-079999) having the same width (W) as the transfer roll, the doctor roll 12 is always in contact with the transfer roll (Japanese Patent Application No. 2002-079999). The amount is small and economical.
[0024]
Furthermore, in the present invention (Claim 1), the guide rail 22 is cut and attached in accordance with the width of the transfer roll, and the doctor roll 12 and the doctor blade 13 are mounted on the main carrier 20 and moved for use. Therefore, it is only necessary to fix the guide rail 22 to the printing machine, and it is not necessary to attach the bearing of the doctor roll 12 to the printing machine. As a result, an over-emulsifying / over-printing ink removing device can be installed. It becomes easy to attach to the printing press. In addition, it is not necessary to prepare various types of over-emulsification / excess printing ink removing devices having different widths L, H, N of the doctor roll 12, the doctor blade 13 and the main carrier 20, and one type of over-emulsification / excess printing ink removal. The machine can handle various printing machines with different widths, the production cost of the over-emulsification / over-printing ink removal device is low, the stock burden is reduced, and the over-emulsification / over-printing ink removal device is economically provided. I can do it. The over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus of the present invention is such that the guide rail 22 is appropriately cut in accordance with the width of the transfer roll and attached to the printing press. The “effective length W” of the guide rail 22 is as follows. Is the required length of the guide rail 22 that is required to cut and fit the width (W) of the transfer roll 35 of the main body of the printing machine and attach the over-emulsification / over-printing ink removing device to the printing machine. In the state where it is attached to the printing press, the “effective length W” of the guide rail 22 is the same as the width (W) of the transfer roll 35 of the attached printing press.
[0025]
In the present invention (Claim 2), since the doctor roll 12 and the doctor blade 13 are mounted on the subcarrier 27 and moved from the main carrier 20 to the transfer roll, the contact condition between the doctor roll 12 and the doctor blade 13 is changed. There is no need to make adjustments one by one, and the performance of the over-emulsifying / over-printing ink removing device is improved.
[0026]
In the present invention (Claim 3), since the doctor roll 12 and the doctor blade 13 are mounted on the main carrier 20 and the sub carrier 27 and automatically moved to the location where the hyperemulsification phenomenon occurs, the printing loss is reduced. Reduces printing efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a sub-carrier of the over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a side view of a printing machine equipped with the over-emulsification / excess printing ink removing apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Plate cylinder 12 Doctor roll 13 Doctor blade 15 Shaft core 16 Humidification roll 18 Through-hole 19 Arm 20 Main carrier 21 Main drive means (screw bolt)
22 Guide rail 23 Screw hole 25 Sub drive means (air cylinder)
26 Guide rail 27 Sub carrier 29 Fan ten roll 30 Call roll 31 First transfer roll 32 Second transfer roll 33 Third transfer roll 34 Fourth transfer roll (kneading roll)
35 Fifth transfer roll (transfer roll)
36 6th transfer roll 37 7th transfer roll (ink foam roll)
38 Blanket cylinder 39 Ink tray H Doctor blade width L Doctor roll width M Arm spacing N Main carrier width W Effective length of guide rail (transfer roll width)

Claims (3)

インク壺から版胴に至るインク転送経路において版胴に近い位置にある転送ロールに向かい合わせにして印刷機に設置され、ドクターロール(12)とそのドクターロールの周面に接触するドクターブレード(13)を搭載した主キャリア(20)と、そのドクターロールの軸芯(15)に平行に主キャリア(20)を導くガイドレール(22)とによって構成され、ドクターロール(12)とドクターブレード(13)がドクターロールの軸芯を横断する方向に移動可能に主キャリア(20)に搭載されており、ガイドレール(22)の有効長さ(W)が、ドクターロール(12)の幅(L)と、ドクターブレード(13)の幅(H)と、ドクターロールの軸芯(15)に平行な方向における主キャリア(20)の幅(N)の各幅(H・L・N)の2倍以上であり、転送ロールの周面がエラストマーで構成されており、ドクターブレードが金属ブレードであり、ドクターロールが鋼ロール、クロムメッキロール、セラミック被覆ロールの何れかであり、ドクターロールの周面硬度が転送ロールの周面硬度に比して硬い
過乳化・過剰印刷インキ除去装置。
In the ink transfer path from the ink fountain to the plate cylinder , the doctor roll (12) and the doctor blade (13) which is installed in the printing machine facing the transfer roll located near the plate cylinder and is in contact with the peripheral surface of the doctor roll. ) And a guide rail (22) for guiding the main carrier (20) in parallel to the axis (15) of the doctor roll, the doctor roll (12) and the doctor blade (13). ) Is mounted on the main carrier (20) so as to be movable in the direction crossing the axis of the doctor roll, and the effective length (W) of the guide rail (22) is the width (L) of the doctor roll (12). And the width (H) of the doctor blade (13) and the width (N) of the main carrier (20) in the direction parallel to the axis (15) of the doctor roll. Der least twice N) is, is constituted by the peripheral surface of the transfer roll elastomer, a doctor blade is a metal blade, either the doctor roll is a steel roll, chrome plated roll, the ceramic coating roll, A hyper-emulsification / excess printing ink removing device in which the peripheral surface hardness of the doctor roll is harder than the peripheral surface hardness of the transfer roll .
主キヤリア(20)に、ドクターロール(12)とドクターブレード(13)を搭載した副キャリア(27)がドクターロールの軸芯を横断する方向に移動可能に搭載されている前掲請求項1に記載の過乳化・過剰印刷インキ除去装置。  The subcarrier (27) carrying the doctor roll (12) and the doctor blade (13) is mounted on the main carrier (20) so as to be movable in a direction crossing the axis of the doctor roll. Over-emulsification and excess printing ink removal equipment. ガイドレール(22)の長さ方向に主キャリア(20)を駆動する主駆動手段(21)と、ドクターロールの軸芯を横断する方向に副キャリア(27)を駆動する副駆動手段を具備する前掲請求項1と請求項2に記載の過乳化・過剰印刷インキ除去装置。  A main driving means (21) for driving the main carrier (20) in the length direction of the guide rail (22) and a sub driving means for driving the sub carrier (27) in a direction crossing the axis of the doctor roll are provided. The over-emulsifying / over-printing ink removing apparatus according to claim 1 or 2.
JP2002189215A 2002-06-28 2002-06-28 Over-emulsifying / over-printing ink removal device Expired - Fee Related JP4066010B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002189215A JP4066010B2 (en) 2002-06-28 2002-06-28 Over-emulsifying / over-printing ink removal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002189215A JP4066010B2 (en) 2002-06-28 2002-06-28 Over-emulsifying / over-printing ink removal device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004025777A JP2004025777A (en) 2004-01-29
JP4066010B2 true JP4066010B2 (en) 2008-03-26

Family

ID=31183699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002189215A Expired - Fee Related JP4066010B2 (en) 2002-06-28 2002-06-28 Over-emulsifying / over-printing ink removal device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4066010B2 (en)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034643A1 (en) * 2007-09-14 2009-03-19 Baldwin-Japan Ltd. Excess printing ink eliminating device, method therefor, and cleaning fabric used therein
US8185996B2 (en) 2009-03-13 2012-05-29 Palo Alto Research Center Incorporated System and method of solid ink removal for substrate re-use
CN105381922A (en) * 2015-11-30 2016-03-09 芜湖恒美电热器具有限公司 Automatic gluing device for positive temperature coefficient (PTC) radiating tubes
DE102017219709A1 (en) * 2016-11-28 2018-05-30 Heidelberger Druckmaschinen Ag press
DE102017222345A1 (en) * 2017-01-13 2018-07-19 Heidelberger Druckmaschinen Ag Doctor blade device of a printing machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004025777A (en) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4163923B2 (en) Intaglio printing machine
US20050028696A1 (en) Printing systems and methods using keyless inking and continuous dampening
JP4066010B2 (en) Over-emulsifying / over-printing ink removal device
JP4652517B2 (en) Dampening device for lithographic printing machine and lithographic printing machine having this dampening device
JP2834729B2 (en) Method and apparatus for cleaning components of a printing unit of an offset printing press
JPH1044377A (en) Inking unit for printer
JPH05229101A (en) Inking device
JP2005145071A (en) Method and device for moving doctor blade
JP2009202472A (en) Roller device for printing machine, printing machine, and washing method for printing machine
JP3692446B2 (en) Over-emulsifying / over-printing ink removal device
US6571710B1 (en) Keyless inker for a printing press
US4048919A (en) Water fountain control wiper unit for offset printing machines
JP4949726B2 (en) Printing machine and ink supply method for printing machine
JP5058070B2 (en) Water supply device for sheet-fed offset printing press
JPH10329299A (en) Printer
JP5069523B2 (en) Water supply equipment for offset printing machine
JP2005041175A (en) Rotary gravure printing machine
JP3564265B2 (en) Flexographic printing machine
US6837161B2 (en) Ink removal method for printing press
JP2575422Y2 (en) Split type roller device
JP2008074095A (en) Excessive printing ink removing apparatus, its method, and cleaning fabric to be used for it
JP2004155183A (en) Lithographic printing machine
JPH11198338A (en) Method and apparatus for driving form-dampening roller
KR0151676B1 (en) Ink knife for wire printing
JPH10272764A (en) Doctor for impression cylinder in rotary press

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4066010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140118

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees