JP4065277B2 - マルチメディア放送/マルチキャストサービスシステムでヘッダー復元動作を再開する方法 - Google Patents

マルチメディア放送/マルチキャストサービスシステムでヘッダー復元動作を再開する方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチメディア放送/マルチキャストサービス(Multimedia Broadcast/
Multicast Service:以下、“MBMS”とする)を提供する移動通信システムに関して、特に、圧縮されたヘッダーを有するMBMSサービスのパケットデータを受信してヘッダー復元動作を遂行する方法に関するものである。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)は、GSM(Global System for Mobile communication)とGPRS(General Packet Radio Services)通信標準を基にする。しかしながら、このUMTSは、TDMA(Time Division MultIPle Access)を使用するGSMとは異なって、広帯域(Wideband)CDMA技術を使用し、移動電話やコンピュータ使用者のある全世界のどこでもパケット基盤のテキスト、デジタル化した音声やビデオ、及びマルチメディアデータを2Mbps以上の高速で伝送することができる一貫したサービスを提供する。UMTSは、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)のようなパケットプロトコルを使用するパケット交換システムと呼ばれる仮想接続の交換方式を使用する。このUMTSは、ネットワーク内の他のいずれの端部でも常に接続が可能である。
一般に、無線伝送資源は限定されているため、高速のデータを様々な端末に個別的に伝送することは非効率的である。例えば、一つの端末に64kbpsのビデオストリミングサービスを提供するためには、上記の端末に専用チャンネルを構成した後に、64kbpsのデータを伝送することができる無線資源を使用すべきである。もし、このような端末がn個であると、無線伝送資源の要求量もn倍に増加するようになる。
その代案として、もし、複数の端末が同一のサービスを受信しようとすると、共通チャンネルを通じて同一のサービスを提供することが可能である。この場合、一つのセル内に位置しており、同一のサービスを受信しようとする端末の数と関係なく、共通チャンネルで同一の無線資源を利用してサービスを提供することができるため、無線資源の効率的な使用が可能になる。このような観点から開発されたMBMSは、UMTS通信システムにおいて、同一のデータを多様な端末に効率的に伝送するために開発されたものである。MBMSサービスは、特に、無線伝送資源の要求量が大きな多重メディア伝送に有利である。MBMSは、高速の多重メディアサービスだけでなく多様な用途で使用することもできるため、MBMSサービスに関連したアプリケーションに関する多くの研究が進んでいる。
マルチメディアサービスをパケットに基づいて提供するとき、一番一般的にRTP(Realtime Transport Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)、及びIP(Internet Protocol)方式が使用される。これらプロトコル組合を利用する場合に、一つのパケットに付加されるヘッダーのサイズが60バイトを上回るため、無線伝送資源の消耗を減少させるためにヘッダーを圧縮する必要性がある。MBMSサービスにおいて、ヘッダー圧縮用としてROHC(Robust Header Compression)という方式を使用する。端末側及びシステムにおいて、ヘッダーの圧縮及び解除は、PDCP(Packet Data Control Protocol)と呼ばれる階層のプロトコルを担当するPDCPエンティティー(Entity)によって遂行される。システム側で、このPDCPエンティティーは複数のセルを管理する無線ネットワーク制御器(Radio Network Controller:以下、“RNC”とする) 内に備えられる。
上述したように、MBMSの場合に、同一の MBMSを受信しようとする端末が複数のセルに位置可能になることにより、MBMSデータはすべてのセルに伝達されるべきである。システムでは、上記のセルのそれぞれのための別途のPDCPエンティティーを構成し、或いは幾つかのセルに対して共有されるPDCPエンティティーを構成するようになる。もし、端末が相互に異なるPDCPエンティティーを使用するセル間を移動するに従って、MBMSデータを伝送するPDCPエンティティーが変更されると、端末もMBMSデータを受信するための新たなPDCPエンティティーを構成すべきである。
端末がPDCPエンティティーを新たに構成するということは、ヘッダー復元器とヘッダー復元コンテキストを新たに構成することを意味する。このようなヘッダーの復元のために、必要なすべてのヘッダー情報を獲得しなければならない。しかしながら、上記の新たなPDCPエンティティーのヘッダー復元作業のためにシステムからすべてのヘッダー情報を受信するまで待機することは、非常に非効率的である。したがって、端末がセルの間を移動することによって、新たなセルのためのPDCPエンティティーを構成する場合に、初期化過程なしに迅速にヘッダー復元を再開するための技術が要求された。
したがって、上述したように動作される従来技術の問題点を解決するためのもので、本発明の目的は、MBMSシステムでセル間を移動するにしたがって、PDCPエンティティーのヘッダー復元器を新たに構成する場合に、既存のPDCPエンティティーのコンテキストを再使用する方法を提供することにある。
本発明の目的は、MBMSシステムで端末がチャンネルタイプを変更するにしたがって、PDCPエンティティーのヘッダー復元器を新たに構成する場合に、既存のPDCPエンティティーのコンテキストを再使用する方法を提供することにある。
本発明の目的は、MBMSシステムで新たなセルと無線ベアラを再設定する以前に使用した既存のPDCPエンティティーのコンテキストのうち、再使用が可能な部分を再使用することによって、新たに構成されたPDCPエンティティーによって初期化過程を経ることなくてもヘッダーの復元を迅速に再開する方法を提供することにある。
本発明の目的は、MBMSシステムで新たなPDCPエンティティーを構成するための端末の動作を最小化するために予め設定された構成情報を使用して複数のセルに実質的に同一のヘッダー圧縮器を構成する方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、MBMSシステムで予め定められた規則にしたがって、ヘッダーの圧縮コンテキストにコンテキスト識別子を与えて新たなPDCPエンティティーを構成するための端末の動作を最小化する方法を提供することにある。
本発明の目的は、MBMSサービスを受信している端末が、無線ベアラの再設定過程に伴うヘッダー復元器の初期化を効率的に進行することによって、無線資源の効率的の使用と端末に対するサービス受信の連続性を保障する方法を提供することにある。
本発明の望ましい実施形態は、マルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)を提供する通信システムで端末がヘッダー復元動作を再開するための方法であって、前記MBMSを受信する前記端末が以前セルから新たなセルに移動する段階と、前記以前セルで使用される以前ヘッダー復元コンテキスト情報をコピーして貯蔵する段階と、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報を更新するために、前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダー復元のためのダイナミックパート初期化及び更新(IR-DYN)パケットが受信されるまで待機する段階と、前記IR-DYNパケットが受信されると、前記IR-DYNパケットを用いて前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報を更新して新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階と、前記新たなヘッダー復元コンテキストを用いて前記新たなセルから受信される前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダー復元を遂行する段階と、を含むことを特徴とする。
本発明の他の実施形態は、マルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)を提供する通信システムで端末がヘッダー復元動作を再開するための方法であって、前記MBMSサービスを提供するために、予め設定された構成情報によって実質的に同一の複数のヘッダー圧縮器とヘッダー圧縮コンテキストを複数のセルに備える段階と、 前記MBMSを受信する前記端末が、前記複数のセルのうちの以前セルから新たなセルに移動する段階と、前記新たなセルから伝送される圧縮したヘッダーを有するパケットデータを復元するための新たなヘッダー復元器を構成する段階と、コンテキスト識別子、スタティックパート、ダイナミックパート、及びオペレーティングパラメータで構成される、前記以前セルで使用された以前ヘッダー復元コンテキスト情報をコピーして貯蔵する段階と、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報の前記オペレーティングパラメータを予め定められる値に設定する段階と、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報を更新するために、前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダー復元のためのダイナミックパート初期化及び更新(IR-DYN)パケットが受信されるまで待機する段階と、前記IR-DYNパケットが受信されると、前記IR-DYNパケットを用いて前記以前ヘッダー復元コンテキストのダイナミックパートを更新して新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階と、前記新たなヘッダー復元コンテキストを用いて前記新たなセルから受信される前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダーを復元する段階と、を遂行することを特徴とする。
本発明は、無線ベアラが新たに設定されつつ新たなPDCPエンティティーを構成する端末が、以前PDCPエンティティーで使用したコンテキスト情報を新たなPDCPエンティティーに伝達する。そのため、新たなPDCPエンティティーは、オペレーティングパラメータの設定/CIDの訂正/ダイナミックパートの更新を通じて以前PDCPエンティティーで使用したコンテキスト情報を新たなPDCPエンティティーに使用されるように調整することにより、初期化過程を必要としないようになる。したがって、本発明は、新たなPDCPエンティティーの構成の際にもヘッダー復元動作を迅速に再開することができる効果がある。
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
下記の説明において、本発明に関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合に、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義されたものであって、これら用語は、使用者、運用者の意図又は慣例などによって異なるようになる。したがって、用語は、明細書全般にかけた内容に基づいて定義されるべきである。
本発明は、マルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、相互に異なるヘッダー復元器及びヘッダー復元コンテキストを備えるセル間を移動する端末が新たなセルのための新たなヘッダー復元器及びヘッダー復元コンテキストを構成する。その後、本発明は、以前ヘッダー復元コンテキストを利用して新たなヘッダー復元コンテキストを更新することによって、新たなセルにおけるヘッダー復元動作をより迅速に再開することができる方法を提示する。
まず、本発明に適用されるMBMSサービスについて説明すれば、次のようである。
図1は、MBMSのための移動通信システムの簡略化した構成図である。ここでは、第3世代非同期移動通信方式の標準である3GPP(3rd Generation Project Partnership)システムにMBMSを適用した構成例を示す。
図1を参照すると、端末(Uuser Equipment:以下、“UE”とする)161、162、163、171、172は、MBMSを受信するための端末装置或いは加入者を意味し、第1及び第2のセル160、170は端末にMBMS関連データを伝送する基地局装置を意味する。図1に示すように、第1のセル160と端末161、162、163との間には、MBMSを提供するための一つの無線チャンネルのみが構成される。RNC140は、複数のセルを制御するための無線ネットワーク制御器である。このRNC140は、マルチメディアデータを特定セルに選別的に伝送し、MBMSを提供するために設定されている無線チャンネルを制御する。
SGSN(Serving GPRS Supporting Node)130は、それぞれの加入者のMBMS関連サービスを制御する。代表的に、SGSN130は、各加入者のサービス課金関連データを管理する役割とマルチメディアデータを特定RNCに選別的に伝送する役割を果たす。運送ネットワーク(Transit Network)120は、BM-SC(Broadcast/Multicast Service Center)110とSGSN130との間の通信路を提供し、GGSN(Gateway GPRS Support Node)と外部ネットワークを含んで構成される。BM-SC110は、MBMSデータのソースであって、各サービス別にデータのスケジューリングを担当する。
MBMSデータストリームは、運送ネットワーク120、SGSN130、RNC140、第1及び第2のセル160、170を経て端末161、162、163、171、172に伝達される。図示していないが、一つのMBMSサービスについて、複数のSGSNと各SGSNに複数のRNCが存在することができる。SGSNはRNCにデータを選別的に伝送し、RNCはセルにデータを選別的に伝送する。このために、SGSN及びRNCはデータストリームを伝達するべきリストを貯蔵する。すなわち、SGSNはRNCのリストを、RNCはセルのリストをそれぞれ貯蔵し、以後にRNC及びセルに選別的にMBMSデータの伝送を遂行する。
図2は、端末とRNCとの間にデータとシグナリングメッセージの通信のための使用者インタフェースの階層的構造を示す図である。ここで、使用者インタフェースの階層的構造は、端末とRNCとの間に制御信号を交換するために使用される制御平面(Control Plane)と、実際データを伝送するために使用される使用者平面(User Plane)とに区分して示す。
図2を参照すると、制御平面シグナリング200は、RRC(Radio Resource Control)エンティティー204、RLC(Radio Link Control)エンティティー210、MAC(Media Access Control)エンティティー212、及びPHY(Physical)エンティティー214を経て処理される。なお、使用者平面情報202は、PDCP(Packet Data Control Protocol)エンティティー206、BMC(Broadcast/Multicast Control)エンティティー208、RLCエンティティー210、MACエンティティー212、及びPHYエンティティー214を経て処理される。通常に、PYHエンティティー214は各セルに位置し、MACエンティティー212からRRCエンティティー204までにはRNCに位置する。
PHYエンティティー214は、無線伝送(Radio Transfer)技術を用いた情報伝送サービスを提供する。このPHYエンティティー214は、OSI(Open Systems Interconnection)モデルの第1の階層に該当する。PHYエンティティー214とMACエンティティー212は、それらの間の伝送チャンネル(Transport Channels)によって接続される。伝送チャンネルは、特定データが物理階層で処理される方式に基づいて定義される。
MACエンティティー212は論理チャンネルを通じてRLCエンティティー210に接続される。MACエンティティー212は、論理チャンネルを通じてRLCエンティティー210から伝達されたデータを、所定の伝送チャンネルを通じて物理階層に伝送し、PHYエンティティー214から伝送チャンネルを通じて伝達されたデータを所定の論理チャンネルを通じてRLCエンティティー210に伝送する。また、MACエンティティー212は、論理チャンネルや伝送チャンネルを通じて伝達されたデータに付加情報を挿入し、或いは挿入された付加情報を解釈して適切な動作を行い、ランダムアクセス動作を制御する。
RLCエンティティー210は、論理チャンネルの設定及び解除を担当する。RLCエンティティー210は、3つの動作モード、すなわちAM(Acknowledged Mode)、UM(Unacknowledged Mode)、TM(Transparent Mode)のうち、一つのモードで動作可能であって、各動作モードごとに相互に異なる機能を提供する。一般に、RLCエンティティー210は、上位階層のサービスデータユニット(Service Data Unit:以下、“SDU”とする)を所定のサイズを有するユニットに分割し、あるいはその分割されたユニットを組み立てる機能を遂行する。なお、RLCエンティティー210は、ARQ(Automatic Repeat reQuest)を通じる誤り訂正機能を遂行する。
PDCPエンティティー206は、使用者平面情報202でRLCエンティティー210の上位に位置する。PDCPエンティティー206は、IPパケット形態で伝送されたデータヘッダーを圧縮又は復元し、RNCが端末の移動を変更する場合に損失を与えることなくデータを伝達する。PDCPエンティティー206は、通常のサービスの場合に、無損失(lossless)SRNS再割当て(relocation)支援機能とヘッダー圧縮機能をする。しかしながら、MBMSの場合には、放送/マルチキャスティングの特性上、無損失SRNS(Serving RNS)再割当てを支援する必要がない。ここで、SRNS再割当てとは、SRNCでなく他のRNCが制御するセルに移動した端末が、他のRNCを新たなSRNCに再設定する過程を意味する。BMCエンティティー208は、RLCエンティティー210の上位に位置し、特定セルで不特定多数の端末に同一のデータを伝送する放送サービスを支援する。
特定サービスに対する呼が設定される場合に、RNCはこのサービスを提供するためのPDCP/RLC/MAC/PHY階層のプロトコル処理を遂行するエンティティーを構成する。ここで、特定サービスを提供するために構成されたプロトコルエンティティーの集合を“無線ベアラ(Radio Bearer:RB)”と称する。エンティティーは、それぞれハードウェア素子、又はソフトウェア実行ブロック、又はハードウェアとソフトウェアの結合などで構成される。ここで、プロトコルエンティティーの構成とは、ハードウェア又はソフトウェアブロックに特定サービスに対する呼を処理するのに必要な動作パラメータを提供して動作可能な状態とすることを意味する。プロトコルエンティティー間のアクセス位置は、“SAP(Service Access Point)”と呼ばれる。例えば、PDCPエンティティーとRLCエンティティーとの間の接点は、“RLC SAP”と呼ばれる。PDCPエンティティーからRLCエンティティーに伝達される使用者データのRLC-DATA-REQのようなプリミティブ(Primitive)は、RLC SAPを通じて伝達される。
RRCエンティティー204は、UTRANと端末との間の無線資源の割り当てと解除を遂行する。RRCエンティティー204は、RRC接続モードの端末に割り当てられている無線資源と端末の移動性を管理する。さらに、RRCエンティティー204は、端末に伝送すべきコアネットワーク信号を該当する端末に伝達する役割をする。
端末がネットワークに接続してサービスの提供を受けるために、端末とネットワークノード(RNC及びSGSNなど)との間に該当サービスを提供するために必要な情報の集合であるコンテキスト(Context)が生成される。コンテキストとしては、代表的にUEコンテキストとMM(Mobility Management)コンテキストがある。例えば、端末がMBMSサービスを受信しようとする場合に、MBMSテキストはネットワークノードのために提供される。MBMSは、同一の情報を多数の端末が同時に受信するため、MBMSサービスコンテキストは、端末ごとに個別的に生成されず、MBMSサービス別に、或いはサービス内の一つのセッション別に生成される。特に、同一のヘッダー圧縮/復元コンテキストは、ヘッダーの圧縮及び復元を遂行するPDCPエンティティーのためにRNCと端末との間に提供される。ヘッダー圧縮/復元コンテキストは、該当MBMSに関連したパケットデータの圧縮されない全体ヘッダー情報を含み、パケットデータが伝送あるいは受信される度に更新される。
以下、PDCPエンティティーによって遂行されるヘッダー圧縮動作、特に、ヘッダー圧縮方式の一種であって、MBMSで使用されるROHC(Robust Header Compression)の動作について、簡略に説明する。
MBMSデータは、主にRTP/UDP/IPパケットの形態となる。RTP/UDP/IPヘッダーは、プロトコルバージョン、ヘッダー長さ、サービスタイプ、全体長さ、パケット識別子、有効時間(Time to Live:TTL)、プロトコル識別子、CRC(Cyclic Redundancy Check)としてのヘッダーチェックサム、根源地及び目的地のIPアドレス、UDPポート番号などの多くの情報フィールドを含み、おおよそ60バイト程度のサイズを有するが、これは無線チャンネルを通じて伝送するのに非常に大きなサイズである。
RTP/UDP/IPヘッダーには一定の傾向性(tendency)が存在する。したがって、一定の傾向性を用いてヘッダーのサイズを減少することが可能で、このために使用される技術を“ヘッダー圧縮”と呼ばれる。
例えば、RTP/UDP/IPヘッダーのうち、IPアドレスとUDPポート番号はMBMSが提供される間に常に一定である。IPアドレスとUDPポート番号は、MBMS伝送が始まる時点のみに数回伝送し、以後には伝送しない。このようなヘッダーフィールドを“スタティックヘッダーフィールド”と称し、このスタティックヘッダーフィールドはMBMSサービスに関連したコンテキストのスタティックパートに貯蔵される。また、RTPのSN(Serial Number)フィールドのような一部フィールドは、パケットごとに一つずつ増加するなど、パケットごとに変更されうる。このようなヘッダーフィールドは、“ダイナミックヘッダーフィールド”と呼ばれる。このダイナミックヘッダーフィールドは変更される度に受信側に伝送され、この伝送された値がコンテキストのダイナミックパートに貯蔵される。
RNCのPDCPエンティティーのヘッダー圧縮器は、ヘッダー圧縮コンテキストに基づいてコアネットワークから受信したパケットデータのヘッダーを圧縮し、パケットストリーム別にヘッダー復元コンテキストを更新する。パケットストリーム(packet stream)とは、同一のスタティックヘッダーフィールドを有するパケットの集合として定義される。例えば、一つのMBMSサービスの一つのメディアコンポーネントは、一つのパケットストリームとして定義される。一つのヘッダー圧縮器は、複数のパケットストリームを圧縮することもできる。この場合に、複数のコンテキストが使用される。このとき、コンテキストはコンテキスト識別子(Context Identification:CID)によって識別される。要約すると、ヘッダー圧縮/復元コンテキストは、コンテキスト識別子、スタティックパート、及びダイナミックパートを含む。
コンテキストは、ヘッダー圧縮及び復元のためのオペレーティングパラメータを更に含む。オペレーティングパラメータは、特定パケットストリームに対するヘッダー圧縮及び復元動作を実行するために管理すべき付加的な情報を含む。このオペレーティングパラメータについては、下記により詳細に説明する。
MBMSの一つのパケットストリームに対して第1のパケットデータを受信すると、ヘッダー圧縮器は、パケットデータのヘッダーフィールドを利用してMBMSコンテキストのスタティックパートとダイナミックパートを初期化する。また、ヘッダー圧縮器は、パケットストリームに使用するCIDを決定し、CID、スタティックパート、及びダイナミックパートに係る情報をすべて有している初期化及び更新パケット(Initialization and Refresh packet:以下、“IRパケット”とする)を、端末側PDCPエンティティーのヘッダー復元器に反復的に伝送する。ヘッダー復元器は、IRパケットを受信し、ヘッダー復元のためのヘッダー復元器のコンテキストを初期化する。すなわち、ヘッダー復元器は、IRパケットに含まれるスタティックパートとダイナミックパートの情報をコンテキストにオーバーラッピングする。
ヘッダー復元器がコンテキストを初期化するのに十分なIRパケットを伝送した後に、ヘッダー圧縮器は、圧縮されたヘッダーを有するパケットデータを伝送し始める。このとき、ROHC方式が使用される場合に、圧縮されたヘッダーのパケットデータは、“ROHCパケット”と呼ばれる。ヘッダー圧縮は、スタティックヘッダーフィールドは省略し、ダイナミックヘッダーフィールドはその値が変わるときのみに伝送する方式で遂行される。ヘッダー復元器は、受信したパケットにコンテキストのスタティックパートから読み出されたスタティックヘッダーフィールドを追加し、受信したパケットのダイナミックヘッダーフィールド値を復元した後に、この復元されたヘッダーフィールド値でコンテキストを更新する。すなわち、ヘッダー圧縮器とヘッダー復元器は、共にコンテキストに基づいて動作する。このコンテキストは、上記のように同一に更新されるべきである。
ヘッダー圧縮器とヘッダー復元器との間にコンテキストが不一致すると、ヘッダー復元器はヘッダーの復元を間違えてデータの歪みが発生する。コンテキストの不一致は、主にダイナミックパートで発生する。このようなコンテキストの不一致を防止するために、ROHCはスタティックパートとダイナミックパートのすべての情報を含むIRパケットと、ダイナミックパートの情報のみを含むIR-DYN(Initialization & Refresh Dynamic)パケットを周期的に伝送する。IR/IR-DYNパケットの周期について、RFC(Request For Communication)3095に記述されたROHC規格に特定していないが、IRパケットの周期的伝送の周期よりはIR-DYNパケットの周期的伝送周期が一層短縮されることが一般的である。
上記のIR/IR-DYNパケットの初期化によるヘッダー圧縮器とヘッダー復元器との間にコンテキスト同期化が達成されると、ヘッダー圧縮器は、コンテキストを用いて圧縮されたヘッダーを有するパケット(例えば、ROHCパケット)を伝送する。そして、ヘッダー復元器は、ヘッダー圧縮に使用されたことと同一のコンテキストを用いて前記圧縮されたヘッダーを正常的に復元するようになる。上述したように、ヘッダー圧縮及び復元のためのコンテキストのダイナミックパートとスタティックパートは、IR/IR-DYNパケットによって周期的に同期化される。
端末が以前セルから新たなセルに移動するときに、新たなセルが以前セルとは異なるPDCPエンティティーを使用していると、端末は新たなセルのPDCPエンティティーと通信できる新たなPDCPエンティティーを構成する。なお、端末が通信途中である理由でチャンネルタイプを変更しようとする場合に、新たなPDCPエンティティーを構成する。このように、新たに構成されたPDCPエンティティーが既存のMBMSサービスを継続して遂行可能にするためには、初期化手続きが必要である。
初期化手続きは、ヘッダー圧縮器が伝送したIRパケットをヘッダー復元器が受信する過程を意味する。しかしながら、IRパケットの周期は、IR-DYNパケットの周期に比べて相当に大きな値に設定される場合が多いため、新たなセルに移動する端末は長い時間を待機してからIRパケットを受信するようになる。この場合に、IRパケットが受信される以前まで端末のヘッダー復元動作は中断される。
コンテキストに含まれる情報は、前述したように、CID、スタティックパート、及びダイナミックパートである。そのうち、スタティックパートは、同一のパケットストリームに対して同一の値を有するフィールド値なので、以前セルのために使用されたコンテキストのスタティックパートを新たなセルのコンテキストのためにその通り使用することが可能である。したがって、本発明の望ましい実施形態では、新たなセルのためのコンテキストのダイナミックパートを更新するために、IRパケットでなくIR-DYNパケットが使用される。IR-DYNは、IRパケットに比べてより頻繁に伝送されるため、端末は、IRパケットに比べて比較的短時間に新たなセルのためのコンテキストの構成が完了可能である。
図3は、本発明の望ましい実施形態によるMBMS通信システムで、MBMSサービスを受信する端末のセル間の移動を説明する図である。ここで、第1のRNC310-1は第1のセル335―2と第3のセル335―1で構成され、第2のRNC310-2は第2のセル335-3と第4のセル335-4で構成され、端末340は第1のセル335-2で特定のMBMSを受信し、その後に第2のセル335-3に移動してMBMSを継続して受信する。
図3を参照すると、MBMSが提供されるネットワークは、コアネットワーク(Core Network:以下、“CN”とする)305と、第1及び第2のRNC310-1、310-2と、複数のセル335-1、335-2、335-3、335-4とから構成される。第1及び第2のRNC310-1、310-2は、CN305から伝送されたデータを無線チャンネルで伝送するのに適合した形態に変換した後に、各セルに伝送する。このために、第1及び第2のRNC310-1、310-2は、それぞれPDCPエンティティー315-1、315-2と、RLCエンティティー320-1、320-2と、MACエンティティー325-1、325-2、325-3、325-4とを含む。
RLCエンティティー320-1、320-2は、上位階層から伝達されたデータを無線チャンネルを通じて伝送するのに適合したサイズに分割し、データにシーケンス番号(Sequence Number)を挿入する。各RNCで一つのMBMSを支援するRLCエンティティー320-1、320-2は、多数のセルによって共有され、或いは各セル別に構成されることができる。本実施形態では、RLCエンティティー320-1、320-2が複数のセルによって共有される。MACエンティティー325-1、325-2、325-3、325-4は、一つの無線チャンネル上に存在する多数のサービスを識別するための識別子をパケットデータのMAC階層ヘッダーに挿入する。MACエンティティー325-1、325-2、325-3、325-4は、セル別にそれぞれ構成される。
PDCPエンティティー315-1、315-2は、コアネットワーク305から受信したパケットデータのヘッダーを所定の圧縮方式によって圧縮し、この圧縮されたパケットデータを該当RLCエンティティー320-1、320-2に伝達する。このために、PDCPエンティティー315-1、315-2は、それぞれヘッダー圧縮器345、350と、ヘッダー圧縮に必要な情報が貯蔵されるヘッダー圧縮コンテキスト345-1、345-2、350-1、350-2とを含む。
ヘッダー圧縮器345、350は、MBMSサービス別に圧縮されたヘッダーを有するパケットを伝送し、ヘッダー復元器355、360は、ヘッダー復元コンテキスト355-1、355-2、365-1、365-2を利用して圧縮されたヘッダーを復元する。コンテキスト345-1、345-2、350-1、350-2、355-1、355-2、365-1、365-2のダイナミックパートとスタティックパートは、IR/IR-DYNパケットによって周期的に同期化する。
各ヘッダー圧縮器345又は350で処理される複数のパケットストリームに対するコンテキストは、それぞれCIDによって区分される。図3において、ヘッダー圧縮コンテキスト345-1、345-2、350-1、350-2に割り当てられたCIDは、n、n+1、m、m+1として示す。
第1のRNC310-1の下位に位置した第1及び第3のセル335-2、335-1は、PDCPエンティティー315-1を共有する。また、第2のRNC310-2の下位に位置した第2及び第4のセル335-3、335-4は、PDCPエンティティー315-2を共有する。下記に、第1のセル335-2で特定MBMSを受信する端末340が、第1のセル335-2から第2のセル335-3に移動してサービスの受信を再開する動作について説明する。
第1のセル335-2でMBMSを受信するために、端末340は、第1のセル335-2から伝送されるMBMSを処理可能なPHYエンティティーと、MACエンティティーと、RLCエンティティーと、PDCPエンティティーとを有する。第1のセル335-2において、端末340のヘッダー復元器360は、ヘッダー復元コンテキスト360-1、360-2を用いて、圧縮されたヘッダーを有するパケットデータを復元する。このヘッダー復元コンテキスト360-1、360-2は、ヘッダー圧縮器345のヘッダー圧縮コンテキスト345-1、345-2と同期する。
端末340が第2のセル335-3に移動すると、端末340は第2のセル335-3から伝送されるMBMSデータを処理するための新たなPHY/MAC/RLC/PDCPエンティティーを構成する。これは、第2のセル335-3が、第1のセル335-2と相互に異なるPDCPエンティティーを使用するためである。したがって、端末340は、第2のセル335-3で周期的に放送されるシステム情報を獲得して上記のエンティティーを構成する。特に、ヘッダー圧縮器350によって圧縮されたヘッダーを有するパケットデータを復元するために、端末340は、ヘッダー復元器355とヘッダー復元コンテキスト355-1、355-2を構成し、ヘッダー復元器355とヘッダー復元コンテキスト355-1、355-2によってMBMSサービスを再開する。
図4は、本発明の望ましい実施形態によりセル間を移動する端末がMBMSを再開する過程を示すフローチャートである。
図4を参照すると、端末は、ヘッダー圧縮の再設定が必要であると判断されると、新たなPDCPエンティティーを構成する(ステップ405)。ここで、端末は、ヘッダー圧縮の再設定を多様な原因に基づいて判断することができる。その代表的な例として、端末が、異なるPDCPエンティティーを検出することによって、当該端末の新たなセルへの移動を検出する場合、又は、端末が、MBMSサービスのチャンネルタイプ変更を検出する場合に、新たなPDCPエンティティーが構成される。チャンネルタイプの変更について、以下に説明する。
順方向伝送出力がMBMSを提供するのに過度に使用されることができる。特に、少数の端末のみが特定のMBMSを受信しようとする場合は、MBMSサービスが共通チャンネルを通じて提供され、それにより、無線伝送資源の効率が低下するようになる。その理由で、3GPPでMBMSサービスを提供するときに、一つのセル内でMBMSサービスを受信しようとする端末の数を考慮する。
より詳しく説明すると、一つのセル内で特定MBMSサービスを受信する端末の数が一定の基準以下であるときに、MBMSは端末別に設定された専用チャンネルを通じて提供される。一つのセル内で、特定のMBMSを受信しようとする端末の数が一定の基準以上であるときには、MBMSは共通チャンネルを通じて端末に提供される。したがって、一つのセル内で特定MBMSサービスを受信する端末の数が変化するにしたがって、チャンネルタイプは、専用チャンネルから共通チャンネルに、或いは共通チャンネルから専用チャンネルに変更可能である。また、端末が異なるチャンネルタイプを使用してサービスが提供される新たなセルに移動すると、端末のチャンネルタイプは変更される。
チャンネルタイプの変更とは、PDCP/RLC/MAC/PHYエンティティーのような無線ベアラを構成するすべてのプロトコルエンティティーを新たに構成することを意味する。
端末は、以前PDCPエンティティーのヘッダー復元器で使用するコンテキストの情報をスナップショット(snapshot)する(ステップ410)。以前PDCPエンティティーは、新たなPDCPエンティティーのヘッダー復元器とコンテキストが構成された以後に廃棄される。
端末は、ヘッダー復元器を含む新たなPDCPエンティティーを構成し、このPDCPエンティティーに以前コンテキスト情報を提供する(ステップ415)。端末は、以前コンテキスト情報のオペレーティングパラメータを適切な値に設定する(ステップ420)。このステップ420について、以下に図7を参照してより詳細に説明する。
端末は、下位のRLC階層を通じて新たなセルのPDCPエンティティーからのパケットデータを受信する(ステップ425)。パケットデータがPDCPエンティティーによって処理されるため、上記のパケットデータは、PDCPヘッダーとPDCPペイロードとを含むPDCP PDU(Packet Datagram Unit)と呼ばれる。端末は、受信したパケットデータがCIDとヘッダー圧縮に必要なダイナミックパートを含むIR-DYNパケットであるかどうかを確認する(ステップ430)。受信されたパケットデータがIR-DYNパケットであると、ステップ440に進む。そうでないと、ステップ435に進む。
新たなセルとの通信のためのヘッダー復元コンテキストがまだ構成されていないため、端末は、ヘッダー復元動作が再開できないと判断し、受信されたパケットデータを以後に復元するために貯蔵する(ステップ435)。その後、ステップ425に戻る。このとき、端末は、受信されたパケットデータが不必要であると判断される場合に、そのデータを廃棄することができる。受信及び貯蔵(或いは廃棄)動作は、IR-DYNパケットが受信されるまで反復される。ステップ430で、端末は、新たなセルからIR-DYNパケットが受信されるまでヘッダー復元動作を中断(suspend)したまま待機する。
端末は、IR-DYNパケットを用いて以前コンテキスト情報のCIDを訂正する(ステップ440)。その理由は、同一のMBMSに対して、以前セルのヘッダー圧縮コンテキストで使用するCIDと新たなセルのCIDが相互に異なる可能性があるためである。 CIDの訂正については、図5及び図6を参照して後述する。
端末は、IR-DYNパケットを用いて新たなコンテキストを構成するために、以前コンテキスト情報のダイナミックパートを更新する(ステップ445)。 端末は、新たなPDCPエンティティーと新たなコンテキストを用いてヘッダー復元動作を始める(ステップ450)。このとき、まだ復元されないヘッダーの貯蔵されているパケットデータが存在すると、端末は、この貯蔵されたパケットデータのヘッダーを新たなコンテキストによって復元するようになる。
以下、以前コンテキスト情報を更新して新たなコンテキストを生成する動作をより詳細に説明する。
上述したように、一つのMBMSは複数のメディアを含み、各メディアは少なくとも一つ以上のパケットストリームで構成される。このようなマルチメディアサービスを無線ネットワークを通じて提供する方式は、大きく3つに区分できる。
第1に、複数のメディアストリーム別に複数のPDCPエンティティーを設定し、各PDCPエンティティーがRTPストリームとRTCP(Real-time Transport Control Protocol)ストリームを共に処理する方式である。ここで、RTPは音声又はビデオのような実質的なメディアを伝送するためのプロトコルで、RTCPはRTPストリームごとに一つずつ使用される補助プロトコルである。
第2に、複数のメディアストリームに対して一つのPDCPエンティティーを設定し、PDCPエンティティーは、RTPストリームとRTCPストリームを共に処理する方式である。
第3に、複数のメディアストリーム別に複数のPDCPエンティティーを設定し、各PDCPエンティティーがRTPストリームのみを処理する方式である。
例えば、一つのMBMSが音声メディアとビデオメディアで構成されると、第1の方式により、RNCは、音声メディアとビデオメディアに対してP1とP2の別途のPDCPエンティティーを構成する。ここで、音声メディアストリームに係るRTCPストリームはP1を通じて提供され、ビデオストリームに係るRTCPストリームはP2を通じて提供される。
第2の方式により、RNCは一つのPDCPエンティティーを構成し、このPDCPエンティティーを通じて、音声メディアストリームと、この音声メディアに係るRTCPストリームと、ビデオメディアストリームと、このビデオメディアに係るRTCPストリームとを提供する。
第3の方式により、RNCは、音声メディアとビデオメディアに対してP1とP2の別途のPDCPエンティティーを構成する。ここで、音声メディアストリームはP1を通じて提供し、ビデオメディアストリームはP2を通じて提供する。
ヘッダー圧縮と復元はストリーム別に遂行されるため、上記した3つの方式は、一つのPDCPエンティティーに存在するコンテキストの数に関連する。すなわち、第1の方式で、一つのPDCPエンティティーがRTPストリームとRTCPストリームに対する2つのコンテキストを必要とする。第2の方式で、一つのPDCPエンティティーが2つのRTPストリームと2つのRTCPストリームに対する4つのコンテキストを必要とする。第3の方式で、一つのPDCPエンティティーが一つのRTPストリームに対する一つのコンテキストを必要とする。
第3の方式のように、PDCPエンティティーが一つのコンテキストのみを含む場合に、CID訂正は一番容易である。このとき、新たなPDCPエンティティーは、ただ以前コンテキスト情報のCIDを、新たなセルの無線ベアラを通じて受信したIR-DYNパケットのCIDに代替すればよい。しかしながら、第1及び第2の方式のように、一つのPDCPエンティティーが少なくとも2つ以上のコンテキストを備える場合に、CID訂正はより複雑に遂行される。
図5は、本発明の望ましい実施形態により、一つのPDCPエンティティーがRTPメディアストリームとRTCPストリームを処理する場合に、CID訂正動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、図4に示したステップ430及びステップ440をより詳しく示す。
この実施形態において、新たなPDCPエンティティーは、特定MBMSサービスxのメディアm1を圧縮するために構成され、RTP及びRTCPストリームの復元に使用されるコンテキストを備える。したがって、新たなPDCPエンティティーは、以前PDCPエンティティーの2つのコンテキスト情報を受信し、この受信されたコンテキストをRTPストリームに対するコンテキストとRTCPストリームに対する コンテキストとに区分する。
図5を参照すると、端末は新たなセルからIR-DYNパケットを受信する(ステップ505)。IR-DYNパケットは、CIDと、プロファイルと、ダイナミックパートとを含む。プロファイルは、CIDによって識別されるコンテキストにいずれのヘッダー圧縮方式が適用されたかを示す。その例として、プロファイル0は、ヘッダー圧縮がコンテキストに適用されないことを示す。また、プロファイル1はRTP/UDP/IPヘッダー圧縮が、プロファイル2はUDP/IPヘッダー圧縮が、適用されることを示す。
端末は、プロファイルの値によってIR-DYNパケットがRTPに関連したか、或いはRTCPに関連したかを判断する。RTPストリームは、プロファイル1で圧縮されるため、プロファイル1を有するIR-DYNパケットの内容は、RTP用のコンテキストに適用される。なお、RTCPパケットは圧縮が適用されないとか、UDP/IP圧縮方式で圧縮されるとかするため、プロファイル0又は2を有するIR-DYNパケットの内容は、RTCP用コンテキストに適用される。
端末は、IR-DYNパケットのプロファイルを検査する(ステップ510)。その結果、プロファイル値が0又は2であると、IR-DYNパケットがRTCPストリームであると判断し、ステップ520に進む。一方、プロファイル値が1であると、IR-DYNパケットがRTPストリームであると判断し、ステップ515に進む。端末は、提供されたコンテキストのうち、RTP用コンテキストのCID(Decompression_CID_old_x_m1_RTP)をIR-DYNパケットのCID(CID_received)に訂正する(ステップ515)。そして、図4に示したように、RTP用コンテキストのダイナミックパートをIR-DYNパケットによって更新する。端末は、提供されたコンテキストのうち、RTCP用コンテキストのCID(Decompression_CID_old_x_m1_RTCP)をIR-DYNパケットのCID(CID_received)に訂正する(ステップ520)。そして、図4に示したように、RTCP用コンテキストのダイナミックパートをIR-DYNパケットによって更新する。
下記に、図5に示す動作を具体的な例として詳細に説明する。
セルy1は、2つのメディアm1とm2で構成されたMBMSサービスxを提供し、これら2つのメディアに対するRTCPパケットは断続的に発生する。RTPメディアストリームとRTCPメディアストリームで構成されるm1メディアのヘッダーは、PDCPエンティティーP1を通じて圧縮される。ここで、RTPメディアストリームのためのヘッダー圧縮コンテキスト1のCIDは1に設定され、RTCPメディアストリームのためのヘッダー圧縮コンテキスト2のCIDは2に設定される。また、プロファイル1はヘッダー圧縮コンテキスト1に適用され、プロファイル2はヘッダー圧縮コンテキスト2に適用される。
セルy1内の端末は、MBMSサービスxを受信するためにP1’とのPDCPエンティティーを含む。PDCPエンティティーP1’は、RTPメディアストリームとRTCPメディアストリームを復元するために、第1及び第2のヘッダー復元コンテキストを備える。ここで、第1及び第2のヘッダー復元コンテキストのプロファイル値は、それぞれ1、2である。
端末は、新たなセルy2に移動することにより、端末は新たなPDCPエンティティーP2’を構成する。したがって、端末は、PDCPエンティティーP1’で使用した第1及び第2のヘッダー復元コンテキストを新たなPDCPエンティティーP2’に伝達する。新たなDPCPエンティティーP2’は、第1のヘッダー復元コンテキストをRTPメディアストリームのためのコンテキストとして認知し、第2のヘッダー復元コンテキストをRTCPメディアストリームのためのコンテキストとして認知する。
例えば、新たなPDCPエンティティーP2’が5のCIDを有するIR-DYNパケット[5]を受信すると、端末は、IR-DYNパケットのプロファイルを検査する。また、IR-DYNパケット[5]のプロファイルが1であると、第1のヘッダー復元コンテキストのCIDは5に訂正され、第1のヘッダー復元コンテキストのダイナミックパートはIR-DYNパケット[5]に基づいて更新する。
セルy2で、第1のヘッダー復元コンテキストは、5のCIDを有するパケットのヘッダーを復元するのに使用される。例えば、端末は、10のCIDを有するIR-DYNパケット[10]を受信し、このIR-DYNパケット[10]のプロファイルが2であると、端末は、第2のヘッダー復元コンテキストのCIDを10に設定し、第2のヘッダー復元コンテキストのダイナミックパートはIR-DYNパケット[10]に基づいて更新する。セルy2で、第2のヘッダー復元コンテキストは、10のCIDを有するパケットのヘッダーを復元するのに使用される。
以上に、一つのPDCPエンティティーが一つのメディアストリームを処理する第1の方式による動作を説明した。しかしながら、一つのPDCPエンティティーがそれぞれ複数のストリームで構成される複数のメディアを処理する場合に、第2の方式のように、プロファイル情報のみではそれぞれのストリームを区分できない。
例えば、端末は、PDCPエンティティーP1’に関連して、メディアm1に対するRTP用コンテキスト(CID=x)と、メディアm2に対するRTP用コンテキスト(CID=y)と、メディアm1に対するRTCP用コンテキスト(CID=w)と、メディアm2に対するRTCP用コンテキスト(CID=z)とを含むことができる。新たなPDCPエンティティーP2’を構成した後に、端末は、コンテキストをPDCPエンティティーP2’に提供し、このコンテキストのCIDを更新するためにIR-DYNパケットの受信を待機する。
もし、端末は、IR-DYNパケット[CID=a,プロファイル=0又は2]、IR-DYNパケット[CID=b,プロファイル=0又は2]、IR-DYNパケット[CID=c,プロファイル=1]、又はIR-DYNパケット[CID=d,プロファイル=1]が受信されると、端末は、cとdがRTP用コンテキストのCIDであることと、aとbがRTCP用コンテキストのCIDであることを認知する。しかしながら、端末は、CIDcとdがメディアm1とm2のうちいずれのメディアに対するRTP用コンテキストに対応するか認知できない。同様に、端末は、CIDaとbがメディアm1とm2のうちいずれのメディアに対するRTCP用コンテキストに対応するか認知できない。
IR-DYNパケットは、RTPペイロードをコーディングするために使用されたコードを示すペイロードタイプ(payload type:以下、“PT”とする)のフィールドを有する。例えば、PT3はGSM音声コーディングを、PT12はQ-CELP(Qualcomm Code Excited Linear Predication)音声コーディングを、PT34はH.263ビデオコーディングを、それぞれ意味する。RTPプロトコルのヘッダー復元のために使用されるコンテキストはPT値を有するため、端末は、受信されたIR-DYNパケットのPT値をコンテキストのPT値と比較する。それにより、端末は、このコンテキストがIR-DYNパケットに対応するかどうかを確認する。
例えば、メディアm1のRTP用コンテキストに含まれているPT値がeで、メディアm2のRTP用コンテキストに含まれているPT値がfであるときに、PT値がeのIR-DYNパケットのCIDがメディアm1のRTP用コンテキストのCIDとなり、PT値がfのIR-DYNパケットのCIDがメディアm2のRTP用コンテキストのCIDとなる。
図6は、本発明の望ましい実施形態により一つのPDCPエンティティーが2つのメディアストリームと2つのRTCPストリームを処理する場合に、PDCPエンティティーによってヘッダー復元コンテキストのCIDが訂正される過程を示すフローチャートである。
ここで、端末は、新たなPDCPエンティティーに対して、RTPメディアストリームに対するコンテキストとRTCPストリームに対するコンテキストとを含む。新たなPDCPエンティティーは、メディアm1、m2を処理し、各メディアm1、m2に対してRTP及びRTCPストリームに対するコンテキストが存在する。したがって、新たなPDCPエンティティーは、以前PDCPエンティティーの4つのコンテキストに関する情報を受信する。新たなPDCPエンティティーは、RTP用コンテキストのPTをPT_RTP_m1として貯蔵し、RTP用コンテキストのPTをPT_RTP_m2として貯蔵する。
図6を参照すると、端末は、所定のCIDを有するIR-DYNパケットを受信する(ステップ605)。IR-DYNパケットは、CIDと、プロファイルと、ダイナミックパートとを含む。IR-DYNパケットがRTPに関するものであると、ダイナミックパートにはPT値が含まれる。
端末は、IR-DYNパケットのプロファイルを検査する(ステップ610)。プロファイル値が0又は2であると、IR-DYNパケットがRTCPメディアストリームに関連したものと判断し、ステップ630に進む。一方、プロファイル値が1であると、IR-DYNパケットがRTPストリームに関連したものと判断し、ステップ615に進む。
端末は、IR-DYNパケットのPT(PT_received)を検査する(ステップ615)。もし、IR-DYNパケットのPT(PT_received)が、メディアm1のRTP用コンテキストのPT(PT_RTP_m1)と同一であると、ステップ625に進む。もし、そうでないと、ステップ620に進む。端末は、メディアm2のRTP用コンテキストのCID(CID_RTP_m2)をIR-DYNパケットのCID(CID_received)に訂正する(ステップ620)。その後、端末は、メディアm2に対するRTP用コンテキストのダイナミックパートをIR-DYNパケットのダイナミックパートを用いて更新し、この更新されたコンテキストでヘッダー復元動作を再開する。
端末は、メディアm1のRTP用コンテキストのCID(CID_RTP_m1)をIR-DYNパケットのCID(CID_received)に訂正する(ステップ625)。以後、端末は、メディアm1に対するRTP用コンテキストのダイナミックパートをIR-DYNパケットのダイナミックパートを用いて更新し、この更新されたコンテキストでヘッダー復元動作を再開する。
PDCPエンティティーは、IR-DYNパケットのCID(CID_reveived)を適切なコンテキストに対応させる(ステップ630)。RTCPストリームに対するIR-DYNパケットにはPTが含まれないため、RTCPストリームを適切なメディアストリームと対応させることはより複雑になる。
端末は、IR-DYNパケットのプロファイルが0又は2であるかを確認する。もし、IR-DYNパケットのプロファイルが0であると、ヘッダー圧縮が適用されないことを意味する。したがって、端末は、RTCPストリームを確実に区別可能なUDPポート番号を用いて、IR-DYNパケットがいずれのRTCPストリームと対応するかどうかを判断する。
IR-DYNパケットのプロファイルが2であると、ヘッダー圧縮がUDP/IPヘッダーに適用されることを意味する。そのため、IR-DYNパケットのみではRTCPストリームとCIDを対応させることができない。したがって、端末は、IRパケットを受信するまで、RTCPストリームに対するCID訂正を保留する。IRパケットが受信されると、端末は、IRパケットに含まれたUDPポート番号に基づいてCIDの訂正を遂行する。すなわち、端末は、IRパケットに含まれたUDPポート番号と同一のUDPポート番号を有するRTCPストリームに対するコンテキストを探し、RTCPストリームに対するコンテキストのCIDをIRパケットのCIDとして設定する。
図7は、本発明の望ましい実施形態によりオペレーティングパラメータを設定する過程を示すフローチャートである。
図7を参照すると、端末は、以前PDCPエンティティーからの以前コンテキスト情報のオペレーティングパラメータを新たなPDCPエンティティーに提供する(ステップ705)。このオペレーティングパラメータは、D_MODE、D_STATE、D_TRANS、及びRTPタイムスタンプの復元に必要なパラメータを含む。D_MODEはヘッダー復元器の現在モードを、D_STATEはコンテキストの現在状態を、D_TRANSはヘッダー復元器のモードが変更中であるかどうかを、それぞれ示す。ここで、RTPタイムスタンプの復元に必要なパラメータはスタティック値を有するため、以前PDCPエンティティーで使用したパラメータ値はその通り再使用する。
以前コンテキストのD_MODEが“U”でないと、端末は、以前コンテキスト情報のD_MODEを“U”に設定する(ステップ710)。このようにD_MODEは、ヘッダー復元器の現在モードを示す値であって、一方向モード(unidirectional mode)を意味する“U”と、双方向低信頼性モード(Optimistic mode)を意味する“O”と、双方向高信頼性モード(Reliable mode)を意味する“R”とを含む。
端末は、以前コンテキスト情報のD_STATEを“STATIC CONTEXT”に設定する(ステップ715)。D_STATEは、コンテキストの現在状態を示すパラメータであって、“NO CONTEXT”、“STATIC CONTEXT”、“FULL CONTEXT”を含む。“NO CONTEXT”は、コンテキストが存在せず、端末がIRパケットを受信する前にはヘッダー復元動作が遂行できない状態を意味する。“STATIC CONTEXT”は、コンテキストのスタティックパートのみが存在し、IR-DYNパケットなどを受信してダイナミックパートを更新することによって、ヘッダー復元動作が実行可能な状態を意味する。“FULL CONTEXT”は、すべてのコンテキスト情報が存在し、ヘッダー復元動作をすぐに実行可能な状態を意味する。本発明の望ましい実施形態において、ヘッダー復元器は、IR-DYNパケットを受信した後にヘッダー復元動作を再開するため、D_STATEは“STATIC CONTEXT”に設定する。
端末は、以前コンテキスト情報のD_TRANSをDONEに設定する(ステップ720)。 D_TRANSは、ヘッダー復元器のモードが変更中であるかどうかを示すパラメータである。もし、ヘッダー復元器のモードが変更中であると、D_TRANSは“PENDING”に設定される。一方、ヘッダー復元器のモードが変更中でないと、D_TRANSは“DONE”に設定される。新たに構成されたPDCP エンティティーは、常に一方向モードで動作するため、D_TRANSは“DONE”に設定される。
上述したように本実施形態では、端末が、以前PDCPエンティティーで使用したコンテキストを用いて新たなPDCPエンティティーを設定する方法を提示した。後述する本発明の他の実施形態では、新たなPDCPエンティティーを設定する端末の動作を最小化するために、RNCは、MBMSサービスのためのPDCPエンティティーを設定することにおいて、予め設定された構成情報(pre-configuration)を利用する。すなわち、特定MBMSサービスを提供する複数のRNCは、予め設定された同一の構成情報を用いてPDCPエンティティーとヘッダー圧縮器の構成を同一に維持する。それにより、複数のRNCでは実質的に同一のPDCPエンティティーを使用するようになる。つまり、一つのMBMSサービスを提供するセルは、実質的に同一のPDCPエンティティーに基づいて生成されたデータを伝送するようになる。
MBMSのサービスが始まると、MBMSを提供する複数のRNCは、MBMSサービスに対して予め設定された構成情報を用いてPDCPエンティティーをそれぞれ構成する。したがって、複数のRNCは、実質的に同一のPDCPエンティティー、ヘッダー圧縮器、及びヘッダー圧縮コンテキストを有する。MBMSサービスが複数のメディアストリームで構成される場合に、複数のメディアストリームに対するヘッダー圧縮コンテキストは複数のRNCでそれぞれ同一のCIDを有する。
図8は、本発明の他の実施形態により、予め設定されたPDCP構成情報の一例を示す図である。ここで、PDCP構成情報は、RNCでPDCPエンティティーを構成するのに利用される一方、対応するPDCPエンティティーを構成可能に提供される。
図8を参照すると、PDCP PDUヘッダー802は、PDCPヘッダーの存在有無を示す。PDCPヘッダーは、ヘッダー圧縮動作で必須的でないため、省略可能である。ヘッダー圧縮情報804は、CID含み情報(CID inclusion info)806と、最大CID(MAX_CID)808と、逆復元度(Reverse Decompression Depth)810とを含む。CID含み情報806は、CID値がROHCパケットに含まれるか、或いはPDCPヘッダーに含まれるかを示す。図8において、CIDはROHCパケットに含まれることを示す。最大CID(MAX_CID)808は、ヘッダー圧縮器/復元器に使用されるCIDの最大値を示す。ここで、CIDの最大値は15である。逆復元度810は、ヘッダーの復元に失敗したパケットの貯蔵容量を示すパラメータである。図8では、逆復元度810を“0”であると仮定し、これはヘッダーの復元に失敗したパケットがすぐに廃棄されることを意味する。
複数のRNCを備える実質的に同一のヘッダー圧縮コンテキストを区別するために、RNCは、下記のように予め定められた手順に従ってヘッダー圧縮コンテキストにCIDを割り当てる。ここでは、一つのヘッダー圧縮器/復元器がn個のメディアに対するヘッダー圧縮と復元を遂行することを示す。
− CID0は、一番低いUDPポート番号を使用するRTPメディアのストリームに割り当てられる。
− CID1は、CID0を有するRTPメディアのRTCPストリームに割り当てられる。
− CID2は、2番目に低いUDPポート番号を使用するRTPメディアのストリー
ムに割り当てられる。
− CID3は、CID2を有するRTPメディアのRTCPストリームに割り当てられる。
− CID(x-1)*2は、x番目に低いUDPポート番号を使用するRTPメディアのストリームに割り当てられる。
− CID(x-1)*2-1は、CID(x-1)*2を有するRTPメディアのRTCPストリームに割り当てられる。
このようなシステムは、特定PDCPエンティティーによって圧縮/復元されるメディアストリームと、該当メディアのRTCPストリームに対して使用されるCIDを予め定める。したがって、端末は、新たなPDCPエンティティーを設定してもCIDを訂正することなく、以前CIDを用いてヘッダーの復元を再開することができる。
要約すると、本実施形態では、特定MBMSに対するヘッダー圧縮と復元を担当するPDCPエンティティーとヘッダー圧縮器/復元器の構成を予め決定しておくことで、移動性やチャンネルタイプの変更によって新たなPDCPエンティティーとヘッダー復元器を構成するための端末の動作を簡略化する。
図9は、本発明の他実施形態により、セル間を移動する端末がMBMSを再開する過程を示すフローチャートである。
図9を参照すると、以前PDCPエンティティーを通じて特定MBMSサービスの提供を受けている端末は、ヘッダー圧縮の再設定が必要であると判断して新たなPDCPエンティティーを構成する(ステップ905)。ここで、端末は、ヘッダー圧縮の再設定を下記の様々な原因に基づいて判断可能である。その例として、端末が、異なるPDCPエンティティーを備える新たなセルを検出することによって、当該端末の新たなセルへの移動を検出する場合、又は、端末が、MBMSサービスのチャンネルタイプ変更を検出する場合に、新たなPDCPエンティティーが構成される。端末は、以前PDCPエンティティーのヘッダー復元器で使用したコンテキスト情報を貯蔵する(ステップ910)。以後、以前PDCPエンティティーとヘッダー復元器は便利な時点に廃棄される。
端末は、新たなPDCPエンティティーを構成し、新たなPDCPエンティティーとヘッダー復元器に貯蔵された以前コンテキスト情報(decompression_context_x_old)を提供する(ステップ915)。 図7に示したように、端末は、以前コンテキスト情報(decompression_context_x_old)のオペレーティングパラメータを適切な値に設定する(ステップ920)。
端末は、下位のRLC階層を通じて新たなセルのPDCPエンティティーからパケットデータを受信する(ステップ925)。 パケットデータは、端末のRLC階層から端末のPDCP階層に伝達されるPDCP PDUである。端末は、PDCP PDUがIR-DYNパケットであるかどうかを確認する(ステップ930)。その結果、PDCP PDUがIR-DYNパケットであると、ステップ945に進む。もし、PDCP PDUがIR-DYNパケットでないと、ステップ935に進む。端末は、PDCP PDUを貯蔵した後に、ステップ925に進む(ステップ935)。すなわち、IR-DYNパケットを受信する以前まで受信されたPDCP PDUは、復元のために貯蔵される。このとき、端末は、不必要であると判断されると、受信されたPDCP PDUを廃棄することができる。
端末は、IR-DYNパケットを用いて以前コンテキスト情報(decompression_context_x_old)のダイナミックパートを更新し、それにより、新たなコンテキスト(decompression_context_x_new)を構成する(ステップ945)。このとき、端末は、以前コンテキスト情報のCIDを訂正する必要はない。これは、以前セルで使用されるヘッダー圧縮コンテキストのCIDが、新たなセルで使用されるヘッダー圧縮コンテキストのCIDと同一なためである。端末は、新たなPDCPエンティティーと新たなコンテキスト(decompression_context_x_new)を用いてヘッダー復元動作を始める(ステップ950) 。このとき、端末は、復元のために貯蔵されたPDCP PDUを有すると、この貯蔵されたPDCP PDUが新たなコンテキストによって復元される。
上述したように、予め決定されたPDCPエンティティーとヘッダー圧縮器/復元器の構成情報を使用すると、PDCPエンティティーを再設定することなく、端末が、セル間を移動し、チャンネルタイプを変更しつつ、以前PDCPエンティティーをその通り使用することもできる。図10は、本発明の他の実施形態により、端末が以前PDCPエンティティーを再使用する場合の動作を示す図である。
図10を参照すると、PDCPエンティティーを通じてMBMSが提供される端末は、他のPDCPエンティティーを備えるセルに移動し、或いは端末のチャンネルタイプを変更することにより、ヘッダー圧縮の再設定が必要であると判断する(ステップ1005)。端末は、図7に示したように、PDCPエンティティーが使用したコンテキストのオペレーティングパラメータを適切な値に設定する(ステップ1020)。すなわち、D_MODEは“U”に、D_STATEは“STATIC CONTEXT”に、D_TRANSは“DONE”に、それぞれ設定する。
端末は、下位階層を通じて新たなセルからPDCP PDUを受信する(ステップ1025)。 端末は、PDCP PDUがIR-DYNパケットであるかどうかを確認する(ステップ1030)。もし、PDCP PDUがIR-DYNパケットであると、ステップ1045を遂行する。もし、PDCP PDUがIR-DYNパケットでないと、ステップ1035に進む。端末は、PDCP PDUを貯蔵し、或いは廃棄してから、ステップ1025に戻る(ステップ1035)。
PDCPエンティティーは、IR-DYNパケットを用いてコンテキストのダイナミックパートを更新する(ステップ1045)。以上のように、オペレーティングパラメータが再設定され、ダイナミックパートが更新されると、端末は、更新されたコンテキストを用いてヘッダーの復元動作を始める(ステップ1050)。
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲を外れない限りで様々な変形が可能であることはもちろんである。したがって、本発明の範囲は、本発明の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲だけでなく、特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
MBMSのための移動通信システムの簡略化した構成を示す図である。 本発明の望ましい実施形態により、端末とRNCとの間にデータとシグナリングメッセージの通信のためのインタフェースの階層的構造を示す図である。 MBMS通信システムで、MBMSサービスを受信する端末のセル間移動を説明するための図である。 本発明の望ましい実施形態により、セルの間を移動する端末がMBMSサービスを再開する動作を示すフローチャートである。 本発明の望ましい実施形態により、コンテキスト識別子を更新する動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の望ましい実施形態により、コンテキスト識別子を更新する動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の望ましい実施形態により、オペレーティングパラメータを設定する動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態により、予め設定されたPDCP構成情報の例を示す図である。 本発明の他の実施形態により、セル間を移動する端末がMBMSサービスを再開する動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態により、端末がPDCPエンティティーを再使用する場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
110・・・BM-SC、120・・・運送ネットワーク、130・・・SGSN、140・・・RNC、161、162、163、171、172・・・端末、160・・・第1のセル、170・・・第2のセル、200・・・制御平面シグナリング、202・・・使用者平面情報、204・・・RRCエンティティー、206・・・PDCPエンティティー、208・・・BMCエンティティー、210・・・RLCエンティティー、212・・・MACエンティティー、214・・・PHYエンティティー。






Claims (14)

  1. マルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)を提供する通信システムで端末がヘッダー復元動作を再開するための方法であって、
    前記MBMSを受信する前記端末が、当該端末の以前セルから新たなセルへの移動を検出する段階と、
    前記端末が、前記以前セルで使用される以前ヘッダー復元コンテキスト情報をコピーして貯蔵する段階と、
    前記端末が、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報を更新するために、前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダー復元のためのダイナミックパート初期化及び更新(IR−DYN)パケットが受信されるまで待機する段階と、
    前記端末が、前記IR−DYNパケットが受信されると、前記IR−DYNパケットを用いて前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報を更新して新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階と、
    前記端末が、前記新たなヘッダー復元コンテキストを用いて前記新たなセルから受信される前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダー復元を遂行する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記端末が、前記IR−DYNパケットが受信される前に、前記IR−DYNパケットでなく前記MBMSのためのパケットデータが受信されると、前記受信されたパケットデータを前記新たなヘッダー復元コンテキストが生成された後にヘッダーを復元するように貯蔵する段階を更に含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記端末新たなセルへの移動を検出する段階は、前記新たなセルが前記以前セルとは異なるヘッダー復元器及びヘッダー圧縮コンテキストを使用することを確認し、前記新たなセルで使用するためのヘッダー復元器及び前記新たなヘッダー圧縮コンテキストを構成するように決定すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階は、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報のコンテキスト識別子を前記IR−DYNパケットに含まれたコンテキスト識別子に訂正すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階は、前記IR−DYNパケットに含まれたプロファイル情報によって前記IR−DYNパケットが前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報に対応するかどうかを判断し、もし対応すると、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報のコンテキスト識別子を前記IR−DYNパケットに含まれたコンテキスト識別子に訂正すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階は、前記IR−DYNパケットに含まれたプロファイル情報とペイロードタイプによって前記IR−DYNパケットが前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報に対応するかどうかを判断し、もし、対応すると、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報のコンテキスト識別子を前記IR−DYNパケットに含まれたコンテキスト識別子に訂正すること
    を特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 前記新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階は、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報のダイナミックパートを前記IR−DYN パケットに含まれたダイナミックヘッダーフィールドに代替すること
    を特徴とする請求項4記載の方法。
  8. 前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報のオペレーティングパラメータの値を予め定められた値に設定する段階を更に含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記オペレーティングパラメータの値を設定する段階は、
    前記オペレーティングパラメータのうち、前記新たなヘッダー復元器の動作モードを示すパラメータを一方向モードを示す値に設定し、
    前記新たなヘッダー復元コンテキストの状態を示すパラメータを前記ダイナミックパートの更新が必要であることを示す値に設定し、
    前記新たなヘッダー復元器のモード変更可否を示すパラメータをモード変更中でないことを示す値に設定すること
    を特徴とする請求項8記載の方法。
  10. マルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)を提供する通信システムで端末がヘッダー復元動作を再開するための方法であって、
    前記MBMSサービスを提供するために、予め設定された構成情報によって同一の複数のヘッダー圧縮器とヘッダー圧縮コンテキストを複数のセルに備える段階と、
    前記MBMSを受信する前記端末が、当該端末の前記複数のセルのうちの以前セルから新たなセルへの移動を検出する段階と、
    前記端末が、前記新たなセルから伝送される圧縮したヘッダーを有するパケットデータを復元するための新たなヘッダー復元器を構成する段階と、
    前記端末が、コンテキスト識別子、スタティックパート、ダイナミックパート、及びオペレーティングパラメータで構成される、前記以前セルで使用された以前ヘッダー復元コンテキスト情報をコピーして貯蔵する段階と、
    前記端末が、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報の前記オペレーティングパラメータを予め定められる値に設定する段階と、
    前記端末が、前記以前ヘッダー復元コンテキスト情報を更新するために、前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダー復元のためのダイナミックパート初期化及び更新(IR−DYN)パケットが受信されるまで待機する段階と、
    前記端末が、前記IR−DYNパケットが受信されると、前記IR−DYNパケットを用いて前記以前ヘッダー復元コンテキストのダイナミックパートを更新して新たなヘッダー復元コンテキストを生成する段階と、
    前記端末が、前記新たなヘッダー復元コンテキストを用いて前記新たなセルから受信される前記MBMSサービスのためのパケットデータのヘッダーを復元する段階と、
    を遂行することを特徴とする方法。
  11. 前記端末が、前記IR−DYNパケットが受信される以前に前記IR−DYNパケットでなく前記MBMSサービスのための他のパケットデータが受信されると、前記受信されたパケットデータを前記新たなヘッダー復元コンテキストが生成した以後にヘッダーが復元されるように貯蔵する段階を更に含むこと
    を特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記オペレーティングパラメータの値を設定する段階は、
    前記オペレーティングパラメータのうち、前記新たなヘッダー復元器の動作モードを示すパラメータを一方向モードを示す値に設定し、
    前記新たなヘッダー復元コンテキストの状態を示すパラメータを前記ダイナミックパートの更新が必要であることを示す値に設定し、
    前記新たなヘッダー復元器のモード変更可否を示すパラメータをモード変更中でないことを示す値に設定すること
    を特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 前記予め設定された構成情報は、
    前記コンテキスト識別子を含むパケットのフォーマットを示す情報が含まれたコンテキスト識別子情報と、
    前記コンテキスト識別子の最大値を示す最大コンテキスト識別子と、
    ヘッダーの復元に失敗したパケットの貯蔵容量を示す逆復元度と、
    を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. ヘッダー圧縮器とヘッダー圧縮コンテキストを複数のセルに備える段階は、
    前記MBMSサービスに含まれる複数の実時間伝送プロトコル(RTP)ストリーム及びRTP制御プロトコル(RTCP)ストリームに対して、x番目の使用者データプロトコル(UDP)ポート番号を使用するRTPメディアストリームの一つのヘッダー圧縮コンテキストに対してCID(x−1)*2を割り当て、CID(x−1)*2を有するRTPメディアに対応するRTCPストリームのヘッダー圧縮コンテキストに対してCID(x−1)*2−1を割り当てること
    を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
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