JP4064561B2 - Product life cycle planning support apparatus and method, and medium apparatus recording program - Google Patents

Product life cycle planning support apparatus and method, and medium apparatus recording program Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の材料調達から製造、製造された製品の使用そして使用済みとなったその製品の廃棄処分に至る製品ライフサイクル全体における環境負荷が従来製品よりも低減された製品および製品ライフサイクルプロセスを設計するための製品ライフサイクル計画支援装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業や経済の発達に伴って増大する一方の排出ガスの影響による温室効果により、地球の温暖化が懸念されるようになり、また、廃棄処分された膨大なゴミの投棄による自然破壊や有害物質による環境汚染などと云った様々な問題から、産業界においては地球に対する環境負荷の軽減が重要な課題となっている。
【0003】
製造業において環境負荷を考える場合、製品の材料調達から製造、そして、製造された製品の出荷までの範囲に照準を当てるのでは不十分であり、リサイクルを含めて処分段階までを範疇に入れて考える必要がある他、例えば、製品が家電品や自動車といった運用過程でエネルギ消費を伴うものの場合には、ユーザに渡った製品の使用過程での消費エネルギにも配慮する必要がある。
【0004】
そこで、製品の材料調達から用済みとなったその製品の処分に至る製品ライフサイクル全体における環境負荷が従来製品よりも確実に低減されるように、ライフサイクルプロセスを重要視した設計支援技術が今後、ますます重要となる。
【0005】
翻って従来の設計支援技術を考えてみると、従来においては、ECP(Environmental Conscious Products))およびECPのライフサイクルプロセスを設計する場合には、以下の不都合がある。
(1)従来の設計支援技術では、それぞれの対象製品に最も重要な環境関連の設計課題・コンセプトが不明なまま設計者の個人的な考え方を頼りに具体的な構造設計に着手することから、総合的・全体的見地からは環境負荷低減に対してあまり効果的でない設計解に辿り着く心配が避けられない。
【0006】
すなわち、環境に関する設計課題(省エネルギー、リサイクル性向上など)は、どれも満たされて都合の悪いものではない。しかし、一般に環境関連のすべての設計課題に対し最適値を与える設計解は存在しない。したがって現実的には、まず総合的な見地から対象製品において最も重要な課題に的を絞った効果的な環境調和型製品のコンセプトが必要である。
【0007】
しかし、従来の設計支援技術では、それぞれの対象製品に最も重要な環境関連の設計課題・コンセプトが不明なまま設計者の個人的な考え方を頼りに具体的な構造設計に着手していたため、総合的・全体的見地からは環境負荷低減に対してあまり効果的でない設計解に辿り着くことがあった。
(2)環境に関するコンセプトが明確でないため、対象製品においては使用しなくてもよいような環境評価装置を使用してしまったり、評価結果の重要度は低いような評価装置に多くの時間を費やしたりなどして、設計効率が低下することもあった。
(3)複数の設計代替案を作成した後の意思決定に際しても、環境関連のどの設計課題がどの程度重要なのか明確でないため、先と同様に環境負荷低減にあまり効果的でない設計解に決定してしまうことがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の設計支援技術を考えてみると、ECPおよびECPのライフサイクルプロセスを設計する場合には、
(1)それぞれの対象製品に最も重要な環境関連の設計課題・コンセプトが不明なまま設計者の個人的な考え方を頼りに具体的な構造設計に着手していたため、総合的・全体的見地からは環境負荷低減に対してあまり効果的でない設計解にたどり着く心配が避けられなかった。
(2)環境に関するコンセプトが明確でないため、対象製品においては使用しなくてもよいような環境評価装置を使用してしまったり、評価結果の重要度は低いような評価装置に多くの時間を費やしたりなどして、設計効率が低下することもあった。
(3)複数の設計代替案を作成した後の意思決定に際しても、環境関連のどの設計課題がどの程度重要なのか明確でないため、先と同様に環境負荷低減にあまり効果的でない設計解に決定してしまうことがある。
と云った問題があった。
【0009】
従って、製品の材料調達から用済みとなったその製品の処分に至る製品ライフサイクル全体における環境負荷が従来製品よりも確実に低減されるように、新製品開発できるようにするための確かな、信頼性の高い設計支援技術の開発が嘱望される。
【0010】
そこで、この発明の目的とするところは、製品の材料調達から廃棄処分に至る製品ライフサイクル全体における環境負荷が従来製品よりも低減された環境調和型製品(ECP:Environmental Conscious Products)およびそのライフサイクルプロセスに関するコンセプト作成と実際の設計を支援することができるようにした製品ライフサイクル計画支援装置方法および方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、次のように構成する。
【0012】
すなわち、設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、過去の製品開発にて得た環境調和型設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、製品ライフサイクルプロセスの中の環境課題および製品寿命時に考慮すベき課題の中から選んだ課題に対して付与された重要度をもとに、対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段と、この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段とを備える。
【0013】
このような構成の本装置は、第1の支援手段において、製品ライフサイクルプロセスの中の環境課題および製品寿命時に考慮すベき課題の中から選んだ課題に対して付与された重要度をもとに、対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、環境品質機能展開データベースから検索して取得し(必要あればこれを設計者に提示し)、第2の支援手段は、この取得された設計指針を実現する環境調和型設計ノウハウを製品設計ノウハウデータベースから検索して設計者に提示する。これにより、対象製品に最も相応しい環境調和型製品コンセプトの作成を支援することができるようになる。
【0014】
ここで、環境品質機能展開データベースは、環境調和型「設計指針」の「環境課題」・「ライフサイクルプロセス」・「製品寿命時に考慮すべき課題」と、 「環境課題」に対する効果の情報に関する情報を保持したものであって、設計指針として、例えば、“リサイクルできない希少材料の最小使用”、“リサイクル可能材料の最大使用”、“リサイクル材料の最大使用”、“材料生産のエネルギー消費最小化”、“危険物質の使用最小化”、“材料使用量の最小化”、“材料種類の最小化”、“代替不可能な材料の最小使用”、“材料色数の最小化”と云った項目が、また、「環境課題」としては“省資源”、“省エネルギー”、“廃棄物低減”、“有害物質低減”、“地球環境影響低減”、また、「ライフサイクルプロセス」としては“材料調達”、“製造”、“流通”、“使用”、“廃棄処分”、また、「製品寿命時に考慮すべき課題」としては“アップグレード”、 “メンテナンス”、“部品リユース”、“マテリアルリサイクル”と云ったような情報がデータベース化されている。また、環境調和型製品設計ノウハウデータベースは、本システムを使用して製品開発するユーザ側での過去に蓄積した各種設計事例を図やテキストで纏めたデータベースであり、過去の設計ノウハウを製品開発時に参照したり、利用できるようにするデータベースである。
【0015】
従って、第1の支援手段では、製品ライフサイクルプロセスの中の環境課題および製品寿命時に考慮すベき課題の中から選んだ課題に対して付与された重要度をもとに、対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、環境品質機能展開データベースから検索して取得し、第2の支援手段では、この取得された設計指針を実現する環境調和型設計ノウハウを製品設計ノウハウデータベースから検索して設計者に提示するようにしたことにより、対象製品に最も相応しい環境調和型製品コンセプトの作成を支援することができるようになる。
【0016】
更には本発明は、前記第2の支援手段にて得た設計指針を反映させた製品設計をする設計手段と、この設計結果を評価する評価手段と、評価結果を代替案と比較して意思決定の支援情報を得る意思決定支援手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
このような構成の本装置は、第1の支援手段において、製品ライフサイクルプロセスの各段階における環境課題および製品寿命時に考慮すベき課題の中から選んだ課題に対して付与された重要度をもとに、対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、環境品質機能展開データベースから検索して設計者に提示し、第2の支援手段は、この取得された設計指針を実現する環境調和型設計ノウハウを製品設計ノウハウデータベースから検索して設計者に提示し、開発対象製品に最も相応しい環境調和型製品コンセプトの作成を支援する。そして、設計手段により前記第2の支援手段にて得た設計指針を反映させた製品設計を実施し、評価手段によりこの設計結果を評価し、意思決定支援手段によりこの評価手段による評価結果を代替案と比較して意思決定の支援情報を得ることで、環境問題を重視した製品の最適設計を容易に実施できるようになる。
【0018】
本発明によれば、対象製品に最も適したECPコンセプトの作成を支援するライフサイクル計画支援が実施でき、且つ、ライフサイクル計画支援を最も妥当な設計段階で使用することができる。また、ライフサイクル計画支援によって得られた「設計課題に対する重要度」を利用した意思決定支援ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。本発明は、製品ライフサイクル全体における環境負荷の小さなECPおよびそのライフサイクルプロセスのコンセプト(両者を併せて設計コンセプトと呼ぶ)作成と実際の製品設計を支援するための方法および装置を提供するもので、以下、図面を参照して詳細を説明する。
【0020】
図1は、本発明のライフサイクル計画支援装置のシステム概念図である。本発明システムは、図1に示すように、製品性能やコスト関連の設計課題を最適バランスで実現するための品質機能展開(QFD:Quality Function Deployment)手法で明確化された、技術的実現手段に関する情報(要求技術展開情報)を得る品質機能展開装置10(以下、QFD装置と呼ぶ)と、設計プロセスにおける企画段階と概念設計段階で利用する支援装置であるライフサイクル計画支援装置(LCP:Life Cycle Planning、以下、LCP装置と呼ぶ)20を主体に構成されている。
【0021】
LCP装置20は、設計プロセスにおける企画段階と概念設計段階で利用する設計支援装置であるが、この種の支援装置は従来においては存在しなかったものである。本LCP装置20は、対象製品の特性を考慮して「最も着眼すべき環境側面課題とそれに対する重要度(=環境戦略)」を算出し、その重要度に基づいた環境調和型製品および製品ライフサイクルプロセスのコンセプトの作成を支援する。
【0022】
その際に、製品性能やコスト関連の設計課題を最適バランスで実現するための品質機能展開(QFD)手法で明確化された、技術的実現手段に関する情報(要求技術展開情報)と整合性を取ることが可能であり、これにより環境調和性だけでなく、性能的にも、また、コスト的にも最適な製品を設計することができる。
【0023】
そして、本LCP装置を用いることで、設計初期段階で環境に関わる複数の設計課題を総合的・全体的見地からバランスして考えることができる。
【0024】
すなわち、QFD装置10は、技術的課題に対してQFD手法により処理して設計課題を最適バランスで実現するものであって、例えば、製品性能や製品コスト関連の技術的課題を、品質機能展開手法により処理して最適設計仕様を得るものであり、ユーザの要求や感想など(いわゆる、顧客の声)に基づいた設計課題をQFD手法により最適バランスで実現する要求品質展開と、製品に適用しようとしている各種設計規格条件と云った設計課題をQFD手法により最適バランスで実現する機能特性展開とを実施し、これらをどのように反映させるかを決めた第1のQFDマトリックスと、事業戦略立案(製品戦略や技術戦略)に基づいた設計課題をQFD手法により最適バランスで実現する要求技術展開を実施し、この要求技術展開と前記機能展開とをどのように反映させるかを決めた第2のQFDマトリックスを得るものである。
【0025】
また、LCP装置20は、製品環境情報データベースや環境QFDデータベースおよびECP設計ノウハウデータベースを持ち、また、環境課題に対する重要度を決定する支援を行う機能要素と、EOL課題に対する重要度を決定する支援を行う機能要素とを有して環境戦略を決定し、その環境戦略をもとにECP設計指針展開を行い、更にECP設計ノウハウ展開を実施してQFD装置10の要求展開情報から最終的な設計コンセプトを得る。
【0026】
ここでは、製品ライフサイクルの各段階と各環境課題を行と列に有するマトリクスを用いて着眼領域を決定し、既存製品の環境情報を上記マトリクスに埋め込んで比較することによって、着眼領域に重要度を割り付ける。
【0027】
このようにして、対象製品の特性を考慮して「最も着眼すべき設計課題とそれに対する重要度(=環境戦略)」を算出し、その重要度に基づいた環境調和型製品および製品ライフサイクルプロセスのコンセプトの作成を支援する。
【0028】
尚、製品環境情報データベースは既存製品の設計評価情報や材料構成情報をデータベース化したものであり、格納情報としては、例えば“資源消費量”、“エネルギー消費量”、“オゾン層破壊度”、“材料構成情報”などがある。
【0029】
環境QFDデータベース(環境品質機能展開データベース)は、「設計指針」と「環境課題」に関する情報を保持したものであって、設計指針として、例えば、“リサイクルできない希少材料の最小使用”、“リサイクル可能材料の最大使用”、“リサイクル材料の最大使用”、“材料生産のエネルギー消費最小化”、“危険物質の使用最小化”、“材料使用量の最小化”、“材料種類の最小化”、“代替不可能な材料の最小使用”、“材料色数の最小化”と云った項目が、また、「環境課題」としては“省資源”、“省エネルギー”、“廃棄物低減”、“有害物質低減”、“地球環境影響低減”、“材料調達”、“製造”、“流通”、 “使用”、“廃棄処分”、“アップグレード”、“メンテナンス”、“部品リユース”、“マテリアルリサイクル”と云ったような情報がデータベース化されている。
【0030】
また、ECP設計ノウハウデータベース(環境調和型製品設計ノウハウデータベース)は、本システムを使用して製品開発するユーザ側での過去に蓄積した各種設計事例を図やテキストで纏めたデータベースであり、過去の設計ノウハウを製品開発時に参照したり、利用できるようにするデータベースである。
<環境重視設計用設計支援装置の構成例>
図2は環境重視設計の場合での本発明における設計支援装置の構成例である。図2に示すように、本システムはデータベース、設計支援ツールの各機能要素からなり、データベースとして製品環境情報を収めた製品環境情報データベース装置100、設計支援ツールとしてライフサイクル計画支援装置20、CAD装置や材料選択支援装置等の展開支援装置30、LCA装置やEOL(End OfLife)評価装置等の評価支援装置40、意思決定を支援する意思決定支援装置50がある。
【0031】
これら設計支援ツールはライフサイクル計画支援、展開支援、評価支援、意思決定支援に製品環境情報データベース装置100のデータベースを参照したり、データベースに結果を反映させたりすることができる。
【0032】
そして、設計プロセスとして、ライフサイクル支援装置20を用いて問題提起・提案事項を生成し(S1)、これらの生成した問題提起・提案事項をCAD装置や材料選択支援装置等の評価支援装置40にて展開処理し(S2)、これをLCA装置やEOL評価装置等の評価支援装置40にて評価し(S3)、評価結果が許容範囲にあるか否かを判断し(S4)、許容範囲外であればその内容に応じてステップS1,S2のうちの対応の処理に戻り、要素や条件を調整してからその処理を実行し、再び評価支援装置40にて評価し(S3)、評価結果が許容範囲にあるか否かを判断する(S4)。
【0033】
ステップS4での判断の結果、評価結果が許容範囲にあるか否かを再び判断し(S4)、許容範囲内であれば意思決定を支援する意思決定支援装置50にて代替案との比較をして、今回の製品設計を採用するか否かを決定する(S6)。そして、決定結果が否であれば、ステップS1,S2の処理に戻り、要素や条件を調整してその処理を実行し、再び評価支援装置40にて評価し(S3)、評価結果が許容範囲にあるか否かを判断する(S4)。
【0034】
ステップS4での判断の結果、評価結果が許容範囲にあれば終了し、今回の製品設計を採用する。
【0035】
このように設計者の問題解決サイクルに沿って設計支援装置を使用することで、設計が効率的に、且つ本来の目的である対象製品に最も適した方法で優れた環境調和性を実現した製品を設計することができる。
【0036】
各種の評価・分析を実施する装置(評価装置)は、評価対象(製品および製品ライフサイクルプロセス)のモデルが作成されて、初めて使用可能となる。従来は、設計者が評価対象となる製品モデルを個々の設計者の能力に頼って直接考案し、それをCAD装置上で構造モデルとして作成して使用していた。
【0037】
この段階で設計者は、意識するしないにかかわりなく、製品ライフサイクルプロセスの一部を決定していたことになる。なぜなら、製品ライフサイクルプロセスは製品の構造や使用材料に大きく依存するからである。
【0038】
従って、設計プロセスの最初の段階でLCP装置20により設計コンセプトを決定し、その後、支援装置30系統のCAD装置によって具体的な構造モデルを作成することがライフサイクルを通して環境負荷を効果的に減らすために、非常に重要となる。その上で、種評価装置40系統の各種評価装置によって設計対象を評価・改良していくことが望ましい。
【0039】
この流れは、設計者の“問題提起”→“提案”→“展開”→“評価”→“決定”という問題解決サイクルに適合しており、設計効率の点からも非常に妥当な支援手順である。
【0040】
また、設計初期段階で環境調和型製品の明確な設計コンセプトが作成されているので、それ以降の設計プロセスで複数の設計者による共同設計作業を実施しても、明確な設計コンセプトに基づいて作業することができ、設計思想が統一された製品を設計することができる。
【0041】
以上から、設計プロセスにおける各設計支援装置の使用順序を図2のように規定することができ、これが最も合理的である。
【0042】
[環境重視の製品設計の設計支援例]
次に、環境重視の製品設計の設計支援例を具体的に説明する(図2)。
【0043】
[ステップ(S1)] LCP装置20を用いて、設計者が環境調和型製品のコンセプトを決定する。この際、LCP装置は製品環境情報データベースに蓄えられている既存製品の設計評価情報や材料構成情報なども利用する。
【0044】
[ステップ(S2)] 支援装置30系統のCAD装置によって構造モデルの作成を行う。この際、材料選択支援装置を用いて、有害物質や環境関連物質を極力使用しない材料を選択する。
【0045】
[ステップ(S3)] LCA装置、EOL評価装置、を用いて、設計解の評価を行う。
【0046】
[ステップ(S4)] ステップ(S3)の個別装置による評価結果がすべて許容されれば次のプロセスヘ進む。許容できなければステップ(S2)に戻る。
【0047】
[ステップ(S5)] 意思決定支援装置50によって、設計代替案との比較評価を行う。このとき、LCP装置20から出力される設計課題に対する重要度を使用して、比較結果を意思決定し易いかたちに加工して用いる。
【0048】
[ステップ(S6)] ステップ(S5)の結果を用いて採用する設計解を決定する。許容できる解がなければステップ(S2)あるいはステップ(S1)に戻る。
(変形例)
次に、本発明の別の実施例として設計支援装置を説明する。
【0049】
ここで説明する設計支援装置は、以下の各種設計支援装置から構成されているものとする。すなわち、
・問題提起・提案支援装置: LCP装置20、QFD装置10
・展開支援装置30: CAD装置、材料選択支援装置
・評価支援装置40: LCA(Life Cycle Assessment)装置、製品使用後(EOL:End Of Life)評価装置、CAE (Computer Aided Engineering)装置、組立性評価装置、LCCA(Life Cycle Cost Assessment)装置
・決定支援装置50: 意思決定支援装置
である。そして、QFD装置10では、VOC(:Voice Of Customer)を起点にユーザが望んでいる機能構成、そして、それを実現する技術的手段へと順次展開していくことを支援する。これにより、設計者は市場競争力のある製品のコンセプトを作成することができる。
【0050】
展開支援装置30のうちのCAD装置では、製品の形状や構造モデル作成を行う。材料選択支援装置では、安全性・資源保全性・環境保全性・処理処分性・リサイクル性などの観点から適した材料選択を支援する。特に安全性と環境保全性の観点から環境関連物質を定め、これらの材料をできるだけ使用しないように代替材料を検索する点に特徴がある。
【0051】
LCA装置20では、製品ライフサイクルにおいて発生する環境負荷を算出し(インベントリ分析)、その環境への影響を評価する(インパクト分析)。したがって、LCA装置20によって設計解(製品と製品ライフサイクルプロセス)を評価し、評価結果をもとに設計解を改善すれば環境影響を低減することができる。また、インベントリ分析の情報を用いれば、資源投入量や廃棄量、エネルギー消費量を算出することもできる。
【0052】
評価支援装置40のうちのEOL評価装置は、製品使用後の各課題についての適合度合いを評価するもので、アップグレード性評価機能、メンテナンス性評価機能、リユース性評価機能、リサイクル性評価機能を有する。アップグレード性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、アップグレードが可能な部品・材料の使用率と交換作業性を算出する。メンテナンス性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、保守・修理可能な部品・材料の使用率と交換作業性を算出する。リユース性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、アップグレードが可能な部品・材料の使用率と解体作業性を算出する。リサイクル性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、マテリアルリサイクル可能な部品・材料の使用率と解体作業性を算出する。
【0053】
評価支援装置40のうちのCAE装置では、性能に関するシミュレーションを行う。そして、評価支援装置40のうちの組立性評価装置では、組立に要する工数を見積り、組立工数が最小になるよう支援する。この支援には、組立手順の最適化も含まれる。
【0054】
また、評価支援装置40のうちのLCCA装置では、材料調達から廃棄に至る製品ライフサイクル全体でかかるコストを見積もる。
【0055】
意思決定支援装置50では、LCP装置で決定した環境戦略およびQFDツールで決定した設計仕様をもとに、複数の設計代替案を総合的に比較評価し、最終的な設計解を決定することを支援する。
【0056】
また、上記の各種支援装置で用いる製品環境情報を統合的に共有・管理する製品環境情報データベースがある。本データベースに格納されている情報としては、例えば“資源消費量”、“エネルギー消費量”、“オゾン層破壊度”、“材料構成情報”などがある。
【0057】
尚、上記の各種支援装置はそれぞれ独立した個別装置であっても良いが、コンピュータは小型で高性能化しているから、上記各種支援装置はアプリケーションソフトウエアにして汎用コンピュータ上で利用する形態を採用する方がコスト的にも安く、使い勝手も良いので現実的である。このような汎用コンピュータ上で実現するようにした本実施例における設計支援装置全体のハードウェア構成を図3に示す。
【0058】
すなわち、図3は本発明システムの概略構成図であり、図に示すように、本システムはツール群(「問題提起・提案支援用のツール(LCP装置20実現アプリケーション、QFD装置10実現アプリケーション」、「展開支援用のツール(CAD装置実現アプリケーション、材料選択支援装置実現アプリケーション」、「評価支援用のツール(LCA装置実現アプリケーション、製品使用後(EOL)評価装置実現アプリケーション、CAE装置実現アプリケーション、組立性評価装置実現アプリケーション、LCCA装置実現アプリケーション)」、決定支援装置用のツール(意思決定支援装置実現アプリケーション)」などのツールアプリケーションプログラム)やその他のプログラムを記憶したメモリ11、プログラムを実行し、演算を行ったり、入出力処理を行ったり、各種制御を行ったりするためのCPU(プロセッサ)12、入力操作を行うためのキーボードやマウスあるいはトラックボールなどの入力装置13、入力内容や処理結果などを出力するディスプレイやプリンタあるいはプロッタ等の出力装置14、入力内容や処理結果などを表示する表示装置(ディスプレイ)18、処理結果や過去のデータの蓄積あるいはデータベース等の保存をする大容量外部記憶装置15、ネットワークなどに繋げて通信するための通信インタフェース16などを備える。また、上述の各種ツールをフロッピや光ディスクあるいはメモリカードなどの各種可搬型の記憶媒体に格納して頒布した場合に、この記憶媒体を読み込んでCPU12に実行させることができるように磁気フロッピドライブや光ディスクドライブあるいはメモリカードドライバなどの可搬型媒体対応の可搬記憶媒体ドライブ装置17が設けてある。
【0059】
このような構成により、上述の処理を行う。すなわち、QFD装置実現用アプリケーションにより、VOCを起点にユーザが望んでいる機能構成、そして、それを実現する技術的手段へと順次展開していくことを支援する。更にLCP装置実現用アプリケーションにより、環境負荷を減らすために、効果的な技術的手段を選択することができる。これにより、設計者は市場競争力のある環境調和型製品のコンセプトを作成することができる。
【0060】
展開支援装置30のうちのCAD装置実現用アプリケーションでは、製品の形状や構造モデル作成を行う。材料選択支援装置実現用アプリケーションでは、安全性・資源保全性・環境保全性・処理処分性・リサイクル性などの観点から適した材料選択を支援する。特に安全性と環境保全性の観点から環境関連物質を定め、これらの材料をできるだけ使用しないように代替材料を検索する。
【0061】
LCA装置実現用アプリケーションでは、製品ライフサイクルにおいて発生する環境負荷を算出し(インベントリ分析)、その環境への影響を評価する(インパクト分析)。したがって、LCA装置実現用アプリケーションによって設計解(製品と製品ライフサイクルプロセス)を評価し、評価結果をもとに設計解を改善すれば環境影響を低減することができる。また、インベントリ分析の情報を用いれば、資源投入量や廃棄量、エネルギー消費量を算出することもできる。
【0062】
EOL評価装置実現用アプリケーションでは、製品使用後の各課題についての適合度合いを評価し、アップグレード性評価機能、メンテナンス性評価機能、リユース性評価機能、リサイクル性評価をする。アップグレード性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、アップグレードが可能な部品・材料の使用率と交換作業性を算出する。メンテナンス性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、保守・修理可能な部品・材料の使用率と交換作業性を算出する。リユース性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、アップグレードが可能な部品・材料の使用率と解体作業性を算出する。リサイクル性評価においては、製品を構成する部品・材料のうち、マテリアルリサイクル可能な部品・材料の使用率と解体作業性を算出する。
【0063】
CAE装置実現用アプリケーションでは、性能に関するシミュレーションを行う。そして、組立性評価装置実現用アプリケーションでは、組立に要する工数を見積り、組立工数が最小になるよう支援する。その際、組立手順の最適化も行う。
【0064】
また、LCCA装置実現用アプリケーションでは、材料調達から廃棄に至る製品ライフサイクル全体でかかるコストを見積もる。
【0065】
意思決定支援装置実現用アプリケーションでは、LCP装置実現用アプリケーションで決定した環境戦略およびQFDツールで決定した設計仕様をもとに、複数の設計代替案を総合的に比較評価し、最終的な設計解を決定することを支援する。
【0066】
このように製品のライフサイクル計画を立て、環境問題を重視して材料選択を行い、製品設計を行い、この設計された製品の評価を行うと共に製品がユーザの手に渡ってから処分に至る間で想定される評価を行うと云ったことを各種パラメータを調整しながら最良解に到達するまで繰り返すことができるものであり、従って、本設計支援装置によれば、設計プロセスの全体を一貫して支援することができる。
【0067】
図4は、設計者の問題解決サイクルと設計プロセスの段階的進行を同時に表現し、その図上に設計支援装置を構成する各種装置の適用時期を示した例である。処理の段階は螺旋に沿って「企画」段階、「概念設計」段階、「基本設計」段階、「詳細設計」段階と進行していく。主に、「企画」段階では“問題提起”を行い、「概念設計」段階では“提案”と“決定”を行い、「基本設計」段階では “展開”と“評価”と“決定”を行い、「詳細設計」段階では“展開”と“評価”と“決定”を行う、と云った順番で処理が進展していくことを視覚的に示した。
【0068】
なお、対象製品が小規模の場合は、基本設計段階と詳細設計段階に明確な区別がない場合がある。
[LCP装置の実施例]
次に、LCP装置の実施例について説明する。ECP設計における課題の構造は環境、コスト、性能である。当然のことながら、ECP設計においては、従来からの性能やコスト関連の設計課題に加えて、環境関連の設計課題も考慮しなければならない。
【0069】
環境に関する設計課題は、「環境課題」と「EOL課題」の二つから成る。
【0070】
まず、ここではライフサイクルプロセスを、“材料調達”、“製造”、“流通”、“使用”、“廃棄処分”という5段階でモデル化する。
【0071】
次に環境課題は、以下の5つの環境課題として設定する。
【0072】
[1]省資源
[2]省エネルギ
[3]廃棄物低減
[4]有害物質低減
[5]地球環境影響低減
ここで、課題[5]の「地球環境影響低減」は、オゾン層保護や温暖化防止など の幾つかのインパクトカテゴリを総称したものである。上記5つの環境課題は、LCA装置によつて評価することができる。
【0073】
製品に関わるEOLは図6のようにモデル化する。このとき、EOL時の選択肢として、
(1)アップグレード、
(2)メンテナンス、
(3)製品リマニュファクチャリング、
(4)部品リユース、
(5)マテリアル(・ケミカル・治金)リサイクル、
(6)サーマルリサイクル、
(7)無害化廃棄、
があり得る。ここで、“(3)製品リマニュファクチャリング”と、“(2)メンテナンスおよび(1)アップグレード”の違いは、製品所有権の所在が異なるだけで、 技術的な実現手段としては(1)及び(2)と(3)と変わらない。すなわち、前者は他 のユーザーに製品所有権が移るだけであるが、後2者は同一ユーザが使い続ける。誰が使うかだけの違いである。
【0074】
したがって、以下では製品リマニュファクチャリングをメンテナンス・アップグレードに含めて考える。また、(6)と(7)は先のライフサイクルプロセスにおける廃棄処分段階の課題として扱うので、EOL課題から除外する。
【0075】
以上から、本発明においてはEOL課題の対象を(1),(2),(4),(5)と設定する。
【0076】
上記のEOL課題に対する適合性は、EOL評価装置によって評価することができる。
【0077】
図7に製品ライフサイクル計画支援装置のシステム構成例を示す。製品ライフサイクル計画支援装置は、製品環境情報データベース装置100と、QFD装置10とLCP装置20からなる。ここで、製品環境情報データベース装置100とQFD装置10は、LCP装置20と別な装置であるから、必要な情報をこれとやり取りする。
【0078】
図8に、ライフサイクルプロセス中の環境課題に対する重要度決定支援フローを示す。図5は製品を冷蔵庫とした場合の例であって、まず、図5に示す如き形式のライフサイクルマトリクスに、それぞれのマトリクス要素に関連する設計項目を企画者あるいは設計者が入力していく(図8のステップS21)。
【0079】
図6は製品使用後(EOL)のマテリアルフローを説明する図である。なお、以降では冷蔵庫を実施例の対象製品として説明する。すなわち、製品のライフサイクルは“材料調達”、“製造”、“流通”、“使用”、“廃棄処分”の各段階があり、“材料調達”したものを用いて“製造”し、それを“流通”させてユーザに渡し、ユーザがその製品を入手して“使用”し、やがてそのユーザがその製品を不要物として処分することになる。この製品を不要物として処分する段階が“使用後”であり、“使用後”の段階でリサイクルや“廃棄処分”が行われる。
【0080】
“使用後”の段階でのリサイクルには、部品を高性能のものあるいは最新式のものに交換するなどして製品を再使用する“アップグレード”、故障部分を修理して製品を再使用する“メンテナンス”、中古市場に流して新たなユーザに製品を使用して貰う“製品リマニュファクチャリング”、使用可能な部品を回収して製造段階に戻す“部品リユース”、使用可能な材料を回収して再度、材料とする“マテリアル(ケミカル)リサイクル”がある。また、廃棄には燃焼させて熱として回収する“サーマルリサイクル”、廃棄物を無害化して廃棄する“無害化廃棄”がある。
【0081】
次に、図32に示すように、入力された設計項目のうち、製品ユーザや自社、ステークホルダーに関連する項目を着眼領域と設定する(図8のステップS22)。図32の例では、節電モードの改善、梱包材削減は製品ユーザに関連し、法規制は自社の企業活動に関連するので、着眼領域とする。着眼領域について、改善対象のターゲット製品であるベンチマーク製品(競合他社製品でも良い)と自社従来製品の製品環境情報を、製品環境情報データベースから読み込む(図33、34)(図8のステップS23)。そして、ベンチマーク製品に対する自社従来製品の製品環境情報を比率として算出し(図35)、ディスプレイに表示する(図8のステップS24)。
【0082】
図35の例では、“1”よりも値が大きい領域では自社従来製品の方がベンチマーク製品よりも劣っており、“1”より小さい値の領域は自社従来製品が優っていることを表している。図35の情報をもとにして、設計者は図36のように着眼領域に設計の重要度を設定していく(図8のステップS25,S26)。
【0083】
図36の例では、図35の値の総和(=5.38)で各領域の値を正規化している。
【0084】
この場合、最も弱い領域で設計の重要度が高く、既にベンチマーク製品よりも優位な領域では重要度を低く設定している。図36の重要度設定は、本例のようにアルゴリズム的に実施することもできるし、設計者の判断を交えて実施することもできる。なお、図36の情報をもとに各着眼領域の定量目標値を設計者が決めても良い。
【0085】
図9は、発明対象となるアプリケーションプログラムとオペレーティングシステム(0S)との動作協調関係を示している。
<EOL課題に対する重要度決定支援>
次に、EOL課題に対する重要度決定支援を説明する。ここでの支援は、図10に示すEOL課題に対する重要度決定支援フローのように、まず、対象製品の市場における価値寿命(value life)lv と耐用寿命(useful life)luの二つを入力する(ステップS31)。
【0086】
ここで価値寿命lv とは、外部要因に依存して製品価値(コスト・性能)が相対的に低下することに起因してEOLを迎えるまでの期間を指す。また、耐用寿命(useful life)luとは、物理的劣化などにより初期性能を発揮できなくなってEOLを迎えるまでの期間を指す。
【0087】
次に、対象製品の市場における価値寿命lvと耐用寿命luの値を用いて、着眼EOL課題を決定する(ステップS32〜S34)。
【0088】
すなわち、図11に示すように、対象製品の市場における価値寿命lvと耐用 寿命luの値を用い、lv >lu であるかを判断し(ステップS41)、lv > lu であるならば、lv <2lu であるかを判断し(ステップS42)、lv <2lu であるならば、“アップグレードor部品リユース”または“マテリアルリサイクル”とする(ステップS44)。ステップS42の判断の結果、lv <2lu でなければ、“部品リユース”または“マテリアルリサイクル”とする (ステップS44)。ステップS41での判断の結果、lv >lu でなければ、lv <2lu であるかを判断し(ステップS43)、lv <2lu であるならば、“メンテナンス”または“マテリアルリサイクル”とする(ステップS44)。ステップS43の判断の結果、lv <2lu でなければ、“マテリアルリサイクル”とする(ステップS44)。
【0089】
この処理フローを分かり易く説明する概念図を図12から図15に示す。
【0090】
本発明では、[lv−lu]平面においてlv=luの線上に製品を位置させる、すなわち、価値を残ったままの廃棄はしない(製品価値を使い切る)ことが重要と考える(図12)。
【0091】
そこで、初期入力時に対象製品の市場における価値寿命lvと耐用寿命luの大小関係がどのようであるかによって、着眼すべきEOL課題は異なってくる。
【0092】
まず、入力時のlv(対象製品の市場における価値寿命)がlu(耐用寿命)と等しい場合(図13)には、従来通りで既に市場で製品価値を使い切ることが可能であるため、マテリアルリサイクルを指向した設計が最重要になる。
【0093】
一方、図14のように対象製品の市場における価値寿命lvが耐用寿命luより小さいときは、さらに以下の条件て着眼すべきEOL課題が決定される。
【0094】
・lu<2lv :アップグレードを重視する。
【0095】
・Iu>21v:部品リユースまたはアップグレードを重視する。
【0096】
また、図15のように対象製品の市場における価値寿命lvが耐用寿命luより大きいときは、さらに以下の条件で着眼すべきEOL課題が決定される。
【0097】
・lv<2lu :メンテナンスを重視する。
【0098】
・lv>2lu :マテリアルリサイクルを重視する。
【0099】
図16は、発明対象となるアプリケーションプログラムとオペレーティングシステム(0S)との動作協調関係を示している。
【0100】
例えば、製品として冷蔵庫を考えた場合、その市場価値寿命をlv =15年、耐用寿命をlu =12年と設定すれば、図11の処理フローにしたがって、“(1)メンテナンス”、“(2)マテリアルリサイクル”という順に着眼すべきことが導かれる。そこで、両者に対して重要度を配分する。
【0101】
図17は、今回の対象製品(冷蔵庫)に関する環境関連の設計課題に対する重要度(=環境戦略)の例である。この重要度情報は、製品環境情報データベースに蓄えられ、以降の設計プロセスで随時利用される。本例では、廃棄処分段階におけるオゾン層保護対策と、EOL後のメンテナンス性向上に高い重要度が付与されている。
【0102】
<ECP設計ノウハウ展開>
次に、上記の重要度を利用したECP設計ノウハウ展開フローを図18を参照して説明する。
【0103】
ステップ(S51): 装置が、先の重要度(環境戦略)を取り込む。
【0104】
ステップ(S52): 装置が、重要度の高い設計課題に対して有効なECP設計指針を、環境QFDデータベースの情報を利用して自動検索する。
【0105】
ステップ(S53): 装置が、検索したECP設計指針を表示する。
【0106】
ステップ(S54): 設計者が、適用できそうなECP設計指針を選択する。
【0107】
ステップ(S55): 装置が、入力されたECP設計指針を実現するための具体的なECP設計ノウハウを、環境QFDデータベースの情報を利用して自動検索する。
【0108】
ステップ(S56): 装置が、検索したECP設計ノウハウを表示する。
【0109】
ステップ(S57): 設計者が、適用できそうなECP設計ノウハウを選択する。
【0110】
ステップ(S58): 適用できる設計ノウハウをすべて選択したら終了。そうでなければステップ(S54)またはステップ(S56)に戻る。
【0111】
以上の手順により、設計者は対象製品で最も効果的で、且つ実際に適用できそうなECP設計ノウハウを選択でき、設計コンセプトもより明確になる。
【0112】
ここで、ステップ(S52)の自動検索処理は以下の手順による。
【0113】
i:環境課題の課題番号(1〜I)、
j:ライフサイクル段階の段階番号(1〜J)、
k:EOL課題の課題番号(1〜K)、
m:ECP設計指針の番号(1〜M)、
Pim:環境課題iに対する設計指針mのポイント、
Pjm:ライフサイクル段階jに対する設計指針mのポイント、
Pkm:EOL課題kに対する設計指針mのポイント
とする。
【0114】
ここで、Wijを「ライフサイクル段階j」における「環境課題i」に対する重要度、Wkを「EOL課題k」に対する重要度、とすると、

Figure 0004064561
すると、ライフサイクル段階jにおける環境課題iに対する設計指針mのトータルポイントPm(ENV)、および、EOL課題kに対する設計指針mのトータルポイントPm(EOL)、は、
Figure 0004064561
と表すことができる。ある重要度Wが与えられた後は、このPm(ENV)とPm(EOL)を計算する。そこで、Pm>0である設計指針が、今回効果を発揮する指針であり、さらにその値の大きい順に有効な設計指針である。従って、この計算結果を用いて、有効な設計指針を自動的に検索することができる。
【0115】
また、ステップ(S55)の自動検索処理は、以下の手順による。
【0116】
まず事前に、ECP設計指針mを“m”という名前のカテゴリと見なした上で、具体例であるECP設計ノウハウnを“m”のどれかに帰属させておく(M≦N)。このようにすることで、設計指針mが指定されれば直ちにそれに属する設計ノウハウnを検索することができるようになる。
【0117】
図19から図21は環境QFDデータベース100の内容例を示している。
【0118】
環境QFDデータベース100は「設計指針」と「環境課題」に関する情報を保持したものであって、設計指針として、例えば、“リサイクルできない希少材料の最小使用”、“リサイクル可能材料の最大使用”、“リサイクル材料の最大使用”、“材料生産のエネルギー消費最小化”、“危険物質の使用最小化”、 “材料使用量の最小化”、“材料種類の最小化”、“代替不可能な材料の最小使用”、“材料色数の最小化”と云った項目が、また、「環境課題」としては“省資源”、“省エネルギー”、“廃棄物低減”、“有害物質低減”、“地球環境影響低減”、“材料調達”、“製造”、“流通”、“使用”、“廃棄処分”、“アップグレード”、“メンテナンス”、“部品リユース”、“マテリアルリサイクル”と云ったような情報がデータベース化されている。
【0119】
すなわち、環境QFDデータベース100に保持されている「設計指針」と 「環境課題」に関する情報は、図19から図21に示す例では設計指針mとして、“リサイクルできない希少材料の最小使用”、“リサイクル可能材料の最大使用”、“リサイクル材料の最大使用”、“材料生産のエネルギー消費最小化”、“危険物質の使用最小化”、“材料使用量の最小化”、“材料種類の最小化”、“代替不可能な材料の最小使用”、“材料色数の最小化”と云った項目をあげ、「環境課題対設計指針」では環境課題iとして、“省資源”、“省エネルギー”、“廃棄物低減”、“有害物質低減”、“地球環境影響低減”と云ったものが関連付けられ(図19)、「ライフサイクル対設計指針」ではライフサイクルプロセスjとして、“材料調達”、“製造”、“流通”、“使用”、“廃棄処分”と云ったものが関連付けられ(図20)、「EOL課題対設計指針」ではEOL課題kとして、“アップグレード”、“メンテナンス”、“部品リユース”、“マテリアルリサイクル”と云ったものが関連付けられていることがわかる(図21)。
【0120】
また図22は、発明対象となるアプリケーションプログラムとオペレーティングシステム(OS)との動作協調関係を示している。
【0121】
図23は、図17の環境戦略を入力値としてECP設計指針を自動検索・表示した例である。この例では、オゾン層保護のためには「代替フロン冷媒の選択」「代替フロン断熱材の選択」などが、またメンテナンス性向上のためには「交換可能部品の最大化」などが、それぞれ表示されている。
【0122】
本発明システムでは、ECP設計ノウハウデータベースを備えており、製品開発時にこのECP設計ノウハウデータベースを用いて過去の設計ノウハウを参照したり、利用できる。すなわち、ECP設計ノウハウデータベースは、本システムを使用して製品開発するユーザ側での過去に蓄積した各種設計事例を図やテキストで纏めたデータベースであり、過去の設計ノウハウを製品開発時に参照して参考にしたり、利用できるようにするデータベースである。
【0123】
図24は、当該ECP設計ノウハウデータベースを用いて「交換可能部品の最大化」というECP設計指針を具体的に実現するECP設計ノウハウの自動検索・表示例である。ここでは、蒸発器を交換可能な設計ノウハウを表示している。設計者は図24の如くディスプレイに表示された表示例を参照して、直接設計コンセプトに取り込んだり、後述するQFDマトリクスでその情報を利用して設計コンセプトに生かすことができる。
【0124】
図25は、LCP装置20が表示するECP設計ノウハウから、設計者が適宜なるものを選択して、それを図1の“QFDマトリクス3”で用いた例である。このQFDマトリクスによって、コスト・性能の観点から展開した技術的手段の中から、環境戦略の観点で最も相応しいものを選択して、それをベースに性能・コスト・環境のすべてをバランス良く考慮した設計コンセプトを作成することができる。
【0125】
このようにして設計コンセプトが明確化された後は、図2のようにそのコンセプトをベースにCAD装置で構造モデルを作成する。その際に、材料選択支援装置を用いて使用材料を選択する。その後、LCA装置、EOL評価装置などの各種評価装置を用いて設計評価を行う。
【0126】
以上の手順で満足のいく設計代替案が作成された後、意思決定支援装置40によつて設計解の最終的な決定を行う。ここでは、LCP装置20およびQFD装置10によって決定された性能・コスト・環境に関する評価項目の重要度を利用して設計代替案の比較する(図26)。
【0127】
図27から図30まではその比較表示例である。ここでは、基準となるベンチマーク製品に対して重要度配分し、それに対する設計代替案の相対値を表示している。本例では、代替案Aが性能・コスト・環境のすべての面でベンチマーク製品および代替案Bより優れていることが明確に表示されているので、設計者は容易に設計コンセプトを最も実現している代替案Aを採用することができる。
<LCPツールの他の実施例>
図31にLCPツールの他の実施例の概略図を示す。QFD装置10とLCP装置20とを備える構成である点は先の実施例と変わりはないが、この実施例ではLCP装置20において、着眼EOL課題決定支援を実施してその結果を環境課題&EOL課題に対する重要度決定支援を行い、環境戦略を実施し、ECP設計指針展開を行い、ECP設計ノウハウ展開を実施すると云った手順を踏む。
【0128】
すなわち、まず図11〜図15を用いて既に説明したように、着眼するEOL課題及びその優先順位を決定する。その後に着眼するEOL課題と環境課題を併せて統合的なライフサイクルマトリックス上に表現し、それぞれに対して重要度を付与する(図37,図38)。
【0129】
その後は、図17〜図25で説明した手順と同様の手順でECPコンセプトを作成することができる。
本発明によれば、性能・コスト・環境間のトレードオフをバランス良く考慮して、環境調和型の製品および製品ライフサイクルプロセスに関する設計コンセプトを作成することができる。また、企画・概念設計段階で明確化された設計コンセプトをベースに設計を進めることで、設計者同志が混乱せずに設計目標を達成することができる。
【0130】
以上、本発明は、設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、過去の製品開発にて得た各種設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、製品ライフサイクルプロセスの各段階における環境課題および製品寿命時に考慮すベき課題に対して付与された重要度をもとに、対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得して提示する第1の支援手段と、この第1の支援手段により提示された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段とを備えたものであり、第1の支援手段において、製品ライフサイクルプロセスの各段階における環境課題および製品寿命時に考慮すベき課題に対して付与された重要度をもとに、対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、環境品質機能展開データベースから検索して設計者に提示し、第2の支援手段は、この提示された設計指針を実現する環境調和型設計ノウハウを製品設計ノウハウデータベースから検索して設計者に提示するようにした。これにより、対象製品に最も相応しい環境調和型製品コンセプトの作成を支援することができるようになるものである。
【0131】
また、更には前記第2の支援手段にて得た設計指針を反映させた製品設計をする設計手段と、この設計結果を評価する評価手段と、評価結果を代替案と比較して意思決定の支援情報を得る意思決定支援手段とを備える構成とすることにより、設計手段により第2の支援手段が提示した環境調和型設計ノウハウを反映させた製品設計を実施し、評価手段によりこの設計結果を評価し、意思決定支援手段によりこの評価手段による評価結果を代替案と比較して意思決定の支援情報を得ることで、環境問題を重視した製品の最適設計を容易に実施できるようになる。
【0132】
尚、本発明は上述した実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施可能である。また、実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0133】
【発明の効果】
本発明によれば、性能・コスト・環境間のトレードオフをバランス良く考慮して、環境調和型の製品および製品ライフサイクルプロセスに関する設計コンセプトを作成することができる。また、企画・概念設計段階で明確化された設計コンセプトをベースに設計を進めることで、設計者同志が混乱せずに設計目標を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における意思決定支援装置の一例としてのシステム概念図である。
【図2】環境重視設計での本発明における設計支援装置の構成例である。
【図3】本発明システムを汎用コンピュータで実現する場合でのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおける設計プロセスと装置の関係を説明するための図である。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるライフサイクルプロセス対環境課題でのマトリックス内容例を示す図である。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおける製品使用後(EOL)の処理を説明するための図である。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおけるLCP装置のシステム構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるライフサイクルプロセス中の環境課題に対する重要度決定支援の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるライフサイクルプロセス中の環境課題に対する着眼環境課題決定支援の処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるEOL課題に対する重要度決定支援処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる着眼EOL課題に対する決定支援処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる着眼EOL課題決定支援処理の概念を説明する図である。
【図13】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる着眼EOL課題決定支援処理の概念を説明する図である。
【図14】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる着眼EOL課題決定支援処理の概念を説明する図である。
【図15】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる着眼EOL課題決定支援処理の概念を説明する図である。
【図16】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるEOL課題に対する重要度決定支援処理のアプリケーションプログラムとオペレーティングシステム(0S)との動作協調関係を示した図である。
【図17】本発明を説明するための図であって、本発明で説明する対象製品(冷蔵庫)に関する環境関連の設計課題に対する重要度(=環境戦略)の例を示す図である。
【図18】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるECP設計ノウハウ展開に対する処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる環境QFDデータベースにおける環境課題対設計指針関連の内容例を説明する図である。
【図20】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる環境QFDデータベースにおけるライフサイクルプロセス対設計指針関連の内容例を説明する図である。
【図21】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる環境QFDデータベースにおけるEOL課題対設計指針関連の内容例を説明する図である。
【図22】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるECP設計ノウハウ展開の処理例を説明するフローチャートである。
【図23】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるECP設計指針の表示例を示す図である。
【図24】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるECP設計指ノウハウの表示例を示す図である。
【図25】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるQFDマトリックスの埋め込み例を示す図である。
【図26】本発明を説明するための図であって、ライフサイクル計画支援ツールの出力譲歩を利用した設計プロセスの処理フローと情報フローを示す図である。
【図27】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおける意思決定支援画面の例を示す図である。
【図28】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおける意思決定支援画面の例を示す図である。
【図29】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおける意思決定支援画面の例を示す図である。
【図30】本発明を説明するための図であって、本発明システムにおける意思決定支援画面の例を示す図である。
【図31】本発明における意思決定支援装置の別の一例としてのシステム概念図である。
【図32】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるライフサイクルプロセス対環境課題でのマトリックスの着眼領域設定内容例を示す図である。
【図33】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるベンチマーク製品についてのライフサイクルプロセス対環境課題のマトリックスの製品環境情報設定内容例を示す図である。
【図34】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いる自社従来製品についてのライフサイクルプロセス対環境課題のマトリックスの製品環境情報設定内容例を示す図である。
【図35】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるライフサイクルプロセス対環境課題のマトリックスの重要度埋め込み例を示す図である。
【図36】本発明を説明するための図であって、本発明システムで用いるライフサイクルプロセス対環境課題のマトリックスの着眼領域に関するベンチマーク比較例を示す図である。
【図37】本発明を説明するための図であって、本発明の他の実施例としてのライフサイクルプロセス対環境課題+EOL課題の例を示す図である。
【図38】本発明を説明するための図であって、本発明の他の実施例としての重要度埋め込み例を示す図である。
【符号の説明】
10…品質機能展開装置(QFD装置)
20…ライフサイクル計画支援装置(LCP装置)
30…展開支援装置
40…評価支援装置
50…意思決定支援装置。
100…製品環境情報データベース装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a product and a product life cycle in which the environmental burden in the entire product life cycle from the material procurement of the product to the manufacture, use of the manufactured product, and disposal of the used product is reduced as compared with the conventional product. The present invention relates to a product life cycle planning support apparatus and method for designing a process.
[0002]
[Prior art]
Due to the greenhouse effect caused by the influence of exhaust gas, which increases with the development of industry and economy, the global warming has become a concern, and natural destruction and harmful substances caused by the disposal of a large amount of discarded waste Due to various problems such as environmental pollution caused by the environment, it is an important issue in the industry to reduce the environmental load on the earth.
[0003]
When considering the environmental impact in the manufacturing industry, it is not sufficient to focus on the range from product procurement to production and shipment of the manufactured product, and the range from recycling to disposal stage is included. In addition, it is necessary to consider the energy consumption in the process of using the product for the user, for example, when the product involves energy consumption in the operation process such as home appliances and automobiles.
[0004]
Therefore, design support technology with an emphasis on the life cycle process will be developed in the future so that the environmental burden in the entire product life cycle from the procurement of the material of the product to the disposal of the used product can be surely reduced compared to the conventional product. It becomes increasingly important.
[0005]
In consideration of conventional design support technology, there are the following disadvantages when designing ECP (Environmental Conscious Products)) and ECP life cycle processes.
(1) With conventional design support technology, the most important environment-related design issues / concepts for each target product are unknown, and a specific structural design is started using the designer's personal approach. From a comprehensive and overall standpoint, there is an unavoidable worry of reaching a design solution that is not very effective for reducing environmental impact.
[0006]
In other words, all of the environmental design issues (energy saving, recyclability improvement, etc.) are satisfied and not inconvenient. However, there is generally no design solution that gives optimum values for all environment-related design issues. Therefore, in reality, an effective environmentally conscious product concept that first focuses on the most important issues in the target product from a comprehensive perspective is necessary.
[0007]
However, with the conventional design support technology, since the most important environment-related design issues / concepts for each target product were unknown, we started the concrete structural design by relying on the designer's personal way of thinking. From an overall and overall point of view, we sometimes arrived at a design solution that was not very effective in reducing environmental impact.
(2) Since the concept regarding the environment is not clear, an environment evaluation device that does not need to be used in the target product is used, or a large amount of time is spent on an evaluation device where the importance of the evaluation result is low. As a result, the design efficiency may be reduced.
(3) Even when making decisions after creating multiple design alternatives, it is not clear how important environmental-related design issues are, so a design solution that is not very effective for reducing environmental impact is determined as before. I had to do it.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In this way, when considering the conventional design support technology, when designing the ECP and the ECP life cycle process,
(1) From the comprehensive and overall point of view, since the most important environment-related design issues / concepts for each target product were not known, concrete structural design was started by relying on the designer's personal way of thinking. There was an unavoidable worry of reaching a design solution that was not very effective in reducing environmental impact.
(2) Since the concept regarding the environment is not clear, an environment evaluation device that does not need to be used in the target product is used, or a large amount of time is spent on an evaluation device where the importance of the evaluation result is low. As a result, the design efficiency may be reduced.
(3) Even when making decisions after creating multiple design alternatives, it is not clear how important environmental-related design issues are, so a design solution that is not very effective for reducing environmental impact is determined as before. May end up.
There was a problem.
[0009]
Therefore, to ensure that new products can be developed so that the environmental impact throughout the product life cycle from the procurement of materials to the disposal of the used products is reduced more reliably than the conventional products, The development of highly reliable design support technology is desired.
[0010]
Accordingly, an object of the present invention is to provide environmentally conscious products (ECP) whose life cycle in the entire product life cycle from product material procurement to disposal is reduced as compared with conventional products, and the life cycle thereof. It is an object of the present invention to provide a product life cycle planning support apparatus method and method capable of supporting concept creation and actual design regarding a process.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
[0012]
In other words, an environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues, a product design know-how database that stores information on environmentally conscious design cases obtained from past product development, and a product life cycle process Based on the importance given to environmental issues and issues to be considered at the time of product life, the most appropriate environmentally harmonious design guidelines for the target product are obtained from the environmental quality function deployment database. First support means for acquiring, and second support means for searching for and presenting design know-how for realizing the design guideline acquired by the first support means from the product design know-how database.
[0013]
The apparatus having such a configuration has the importance given to the problem selected from the environmental problem in the product life cycle process and the problem to be considered at the product lifetime in the first support means. In addition, the most appropriate environmentally conscious design guideline for the target product is retrieved and obtained from the environmental quality function deployment database (presented to the designer if necessary), and the second support means is obtained by this. Search the product design know-how database for environmentally conscious design know-how that realizes the design guidelines and present it to the designer. As a result, it is possible to support creation of an environmentally harmonious product concept most suitable for the target product.
[0014]
Here, the environmental quality function deployment database contains information on the environmentally conscious “design guidelines” “environmental issues”, “lifecycle processes”, “issues to be considered during product life”, and information on effects on “environmental issues” Design guidelines include, for example, “Minimum use of rare materials that cannot be recycled”, “Maximum use of recyclable materials”, “Maximum use of recycled materials”, “Minimizing energy consumption in material production” , “Minimize the use of hazardous substances”, “Minimize the amount of material used”, “Minimize the material type”, “Minimum use of non-substitutable materials”, “Minimize the number of material colors” However, “environmental issues” include “resource saving”, “energy saving”, “waste reduction”, “hazardous substance reduction”, “global environmental impact reduction”, and “life cycle process” “Procurement of materials”, “Manufacturing”, “Distribution”, “Use”, “Disposal”, and “Issues to consider at the end of product life” are “Upgrade”, “Maintenance”, “Reuse of parts”, “Material recycling” Information such as “is made into a database. In addition, the environmentally conscious product design know-how database is a database that summarizes various design examples accumulated in the past by users who develop products using this system, with past design know-how at the time of product development. A database that can be referenced and used.
[0015]
Therefore, in the first support means, the most important in the target product based on the importance given to the environmental issues in the product life cycle process and the issues to be considered at the product lifetime. Appropriate environmentally conscious design guidelines are retrieved and acquired from the environmental quality function deployment database, and the second support means retrieves environmentally conscious design know-how that realizes the acquired design guidelines from the product design know-how database. By presenting it to the designer, it is possible to support creation of an environmentally harmonious product concept that is most suitable for the target product.
[0016]
Furthermore, the present invention provides a design means for designing a product reflecting the design guideline obtained by the second support means, an evaluation means for evaluating the design result, and comparing the evaluation result with an alternative. And a decision support means for obtaining decision support information.
[0017]
The apparatus having such a configuration is configured such that the first support means determines the importance assigned to the problem selected from the environmental problems at each stage of the product life cycle process and the problems to be considered at the product lifetime. Originally, the most appropriate environmentally conscious design guidelines for the target product are retrieved from the environmental quality function deployment database and presented to the designer, and the second support means is environmentally harmonized to realize the acquired design guidelines. Search the mold design know-how from the product design know-how database and present it to the designer to support the creation of an environmentally conscious product concept that best suits the product being developed. Then, the product design reflecting the design guideline obtained by the second support means is performed by the design means, the design result is evaluated by the evaluation means, and the evaluation result by the evaluation means is substituted by the decision support means. By obtaining decision support information in comparison with the proposal, it becomes possible to easily carry out optimal design of products that emphasize environmental issues.
[0018]
According to the present invention, life cycle planning support that supports creation of an ECP concept most suitable for a target product can be implemented, and life cycle planning support can be used at the most appropriate design stage. In addition, decision support using the “importance with respect to design issues” obtained by life cycle planning support is possible.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the present invention will be described below. The present invention provides an ECP with a low environmental impact throughout the product life cycle and a method and apparatus for supporting the creation of a concept of the life cycle process (both are collectively referred to as a design concept) and actual product design. Hereinafter, details will be described with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a system conceptual diagram of a life cycle planning support apparatus of the present invention. As shown in FIG. 1, the system of the present invention relates to a technical implementation means clarified by a quality function deployment (QFD) method for realizing product performance and cost-related design issues in an optimal balance. Quality function deployment device 10 (hereinafter referred to as a QFD device) that obtains information (required technology deployment information), and a life cycle planning support device (LCP: Life Cycle) that is a support device used at the planning stage and conceptual design stage in the design process (Planning, hereinafter referred to as an LCP device) 20.
[0021]
The LCP device 20 is a design support device used at the planning stage and the conceptual design stage in the design process, but this type of support device has not existed in the past. The LCP device 20 calculates the “environmental issue to be focused on most and its importance (= environmental strategy)” in consideration of the characteristics of the target product, and the environmentally conscious product and product life based on the importance. Support the creation of a cycle process concept.
[0022]
At that time, it should be consistent with the information (required technology deployment information) on the technical realization means clarified by the quality function deployment (QFD) method for realizing product performance and cost-related design issues in an optimal balance. This makes it possible to design an optimum product not only for environmental harmony but also for performance and cost.
[0023]
By using this LCP apparatus, it is possible to balance a plurality of design issues related to the environment from an overall and overall viewpoint in the initial design stage.
[0024]
In other words, the QFD device 10 processes the technical problem by the QFD method and realizes the design problem in an optimal balance. For example, the QFD device 10 can solve the technical problem related to the product performance or the product cost by the quality function deployment method. To obtain the optimum design specifications, and to develop the required quality based on the QFD method with the optimum balance based on the user's requirements and impressions (so-called customer feedback) and to apply it to the product The first QFD matrix that determines how to reflect the design characteristics, such as various design standard conditions, and the functional characteristics development that achieves the optimal balance with the QFD method, and business strategy planning (product Strategy and technology strategy) to implement the required technology deployment that achieves the optimal balance with the QFD method. It is intended to obtain how the second QFD matrix decided to reflect the ability deployment.
[0025]
The LCP device 20 has a product environment information database, an environment QFD database, and an ECP design know-how database. Also, the LCP device 20 supports a function element for determining the importance level for the environmental problem and a support for determining the importance level for the EOL problem. Determine the environmental strategy with the functional elements to be performed, develop the ECP design guidelines based on the environmental strategy, further develop the ECP design know-how, and develop the final design concept from the requirement deployment information of the QFD device 10 Get.
[0026]
Here, the focus area is determined by determining the focus area using a matrix having each stage of the product life cycle and each environmental problem in rows and columns, and by embedding the environmental information of existing products in the matrix and comparing them. Is assigned.
[0027]
In this way, the most important design issues and their importance (= environmental strategy) are calculated in consideration of the characteristics of the target product, and environmentally conscious products and product lifecycle processes based on the importance. Support the creation of concepts.
[0028]
The product environment information database is a database of design evaluation information and material composition information of existing products. For example, “resource consumption”, “energy consumption”, “ozone depletion degree”, “Material composition information” and so on.
[0029]
The environmental QFD database (environmental quality function deployment database) holds information on "design guidelines" and "environmental issues". For example, "Minimum use of rare materials that cannot be recycled", "Recyclable" “Maximum use of materials”, “Maximum use of recycled materials”, “Minimization of energy consumption in material production”, “Minimization of use of hazardous substances”, “Minimization of material usage”, “Minimization of material types”, Items such as “minimum use of non-substitutable materials” and “minimization of the number of material colors” and “environmental issues” are “resource saving”, “energy saving”, “waste reduction”, “harmful” Substance reduction, Global environmental impact reduction, Material procurement, Manufacturing, Distribution, Use, Disposal, Upgrade, Maintenance, Parts reuse, Material recycling Information such as “cycle” is stored in a database.
[0030]
In addition, the ECP design know-how database (environmentally conscious product design know-how database) is a database that summarizes various design examples accumulated in the past on the user side who develop products using this system. A database that allows design know-how to be referenced and used during product development.
<Configuration example of design support device for environmentally conscious design>
FIG. 2 is a configuration example of the design support apparatus according to the present invention in the case of environment-oriented design. As shown in FIG. 2, this system is composed of functional elements of a database and a design support tool. The product environment information database apparatus 100 stores product environment information as a database, the life cycle plan support apparatus 20 as a design support tool, and a CAD apparatus. And a development support device 30 such as a material selection support device, an evaluation support device 40 such as an LCA device or an EOL (End Of Life) evaluation device, and a decision support device 50 that supports decision making.
[0031]
These design support tools can refer to the database of the product environment information database apparatus 100 for life cycle planning support, development support, evaluation support, and decision support, and can reflect the results in the database.
[0032]
Then, as a design process, a problem raising / proposing item is generated using the life cycle support device 20 (S1), and the generated problem raising / proposing item is sent to the evaluation supporting device 40 such as a CAD device or a material selection supporting device. Development process (S2), this is evaluated by the evaluation support apparatus 40 such as an LCA apparatus or an EOL evaluation apparatus (S3), and it is determined whether or not the evaluation result is within an allowable range (S4). If so, the process returns to the corresponding process in steps S1 and S2 according to the content, and after adjusting the elements and conditions, the process is executed and evaluated again by the evaluation support apparatus 40 (S3). Is determined to be within the allowable range (S4).
[0033]
As a result of the determination in step S4, it is determined again whether or not the evaluation result is within the allowable range (S4). Then, it is determined whether or not to adopt the current product design (S6). If the determination result is negative, the process returns to steps S1 and S2, the elements and conditions are adjusted, the process is executed, the evaluation is again performed by the evaluation support device 40 (S3), and the evaluation result is within the allowable range. It is determined whether or not (S4).
[0034]
If the evaluation result is within the allowable range as a result of the determination in step S4, the process ends and the current product design is adopted.
[0035]
By using the design support device along the designer's problem-solving cycle in this way, a product that achieves excellent environmental harmony in a way that is most suitable for the target product, which is the original purpose, with efficient design Can be designed.
[0036]
An apparatus (evaluation apparatus) that performs various evaluations / analysis is usable only after a model of an evaluation object (product and product life cycle process) is created. In the past, a product model to be evaluated by a designer was devised directly depending on the ability of each designer, and it was created and used as a structural model on a CAD device.
[0037]
At this stage, the designer has decided part of the product lifecycle process, whether or not he is aware of it. This is because the product life cycle process largely depends on the structure of the product and the materials used.
[0038]
Therefore, the design concept is determined by the LCP device 20 in the first stage of the design process, and then a specific structural model is created by the CAD device of the support device 30 system in order to effectively reduce the environmental load throughout the life cycle. It becomes very important. In addition, it is desirable to evaluate and improve the design object by using various types of evaluation devices of 40 species evaluation devices.
[0039]
This flow conforms to the problem solving cycle of “problem raising” → “proposed” → “deployment” → “evaluation” → “decision” by the designer, and it is a very reasonable support procedure from the viewpoint of design efficiency. is there.
[0040]
In addition, since a clear design concept for environmentally conscious products has been created at the initial stage of design, even if collaborative design work by multiple designers is carried out in the subsequent design process, work is performed based on the clear design concept. It is possible to design a product with a unified design concept.
[0041]
From the above, the use order of each design support apparatus in the design process can be defined as shown in FIG. 2, which is the most reasonable.
[0042]
[Design support example for environmentally conscious product design]
Next, an example of design support for environmentally conscious product design will be specifically described (FIG. 2).
[0043]
[Step (S1)] Using the LCP device 20, a designer determines the concept of an environmentally conscious product. At this time, the LCP apparatus also uses design evaluation information, material composition information, etc. of the existing product stored in the product environment information database.
[0044]
[Step (S2)] A structural model is created by a CAD device of 30 support devices. At this time, a material selection support device is used to select a material that does not use harmful substances and environment-related substances as much as possible.
[0045]
[Step (S3)] The design solution is evaluated using an LCA device and an EOL evaluation device.
[0046]
[Step (S4)] If all the evaluation results by the individual apparatus in step (S3) are acceptable, the process proceeds to the next process. If not acceptable, the process returns to step (S2).
[0047]
[Step (S5)] The decision support device 50 performs comparative evaluation with a design alternative. At this time, the degree of importance with respect to the design problem output from the LCP device 20 is used and the comparison result is processed and used in a form that facilitates decision making.
[0048]
[Step (S6)] The design solution to be adopted is determined using the result of Step (S5). If there is no acceptable solution, the process returns to step (S2) or step (S1).
(Modification)
Next, a design support apparatus will be described as another embodiment of the present invention.
[0049]
The design support apparatus described here is assumed to be composed of the following various design support apparatuses. That is,
・ Problem raising / proposing support device: LCP device 20 and QFD device 10
-Deployment support device 30: CAD device, material selection support device
Evaluation support device 40: LCA (Life Cycle Assessment) device, product after use (EOL: End Of Life) evaluation device, CAE (Computer Aided Engineering) device, assemblyability evaluation device, LCCA (Life Cycle Cost Assessment) device
Decision support device 50: Decision support device
It is. The QFD apparatus 10 supports the functional configuration desired by the user starting from VOC (Voice Of Customer) and the technical means for realizing it sequentially. This allows designers to create product competitive product concepts.
[0050]
The CAD device of the deployment support device 30 creates a product shape and a structural model. The material selection support device supports the selection of suitable materials from the viewpoints of safety, resource conservation, environmental conservation, treatment disposal, recyclability, and the like. In particular, it is characterized in that environment-related substances are determined from the viewpoints of safety and environmental conservation, and alternative materials are searched so that these materials are not used as much as possible.
[0051]
The LCA device 20 calculates the environmental load generated in the product life cycle (inventory analysis), and evaluates the influence on the environment (impact analysis). Accordingly, if the design solution (product and product life cycle process) is evaluated by the LCA device 20 and the design solution is improved based on the evaluation result, the environmental impact can be reduced. In addition, if the information of inventory analysis is used, the amount of resource input, the amount of waste, and the amount of energy consumption can be calculated.
[0052]
The EOL evaluation device of the evaluation support device 40 evaluates the degree of conformity with respect to each problem after using the product, and has an upgradeability evaluation function, a maintenance property evaluation function, a reuse property evaluation function, and a recyclability evaluation function. In the upgradeability evaluation, the usage rate and replacement workability of the parts / materials that can be upgraded among the parts / materials constituting the product are calculated. In the maintainability evaluation, the usage rate and replacement workability of parts / materials that can be maintained / repaired among the parts / materials constituting the product are calculated. In the reusability evaluation, the usage rate and dismantling workability of parts / materials that can be upgraded among the parts / materials constituting the product are calculated. In the evaluation of recyclability, the usage rate and dismantling workability of parts / materials that can be recycled are calculated.
[0053]
The CAE device in the evaluation support device 40 performs a simulation regarding performance. Then, the assemblability evaluation apparatus of the evaluation support apparatus 40 estimates the man-hours required for assembly and assists to minimize the assembly man-hours. This support includes optimization of the assembly procedure.
[0054]
Further, the LCCA device of the evaluation support device 40 estimates the cost of the entire product life cycle from material procurement to disposal.
[0055]
In the decision support device 50, based on the environmental strategy determined by the LCP device and the design specification determined by the QFD tool, a plurality of design alternatives are comprehensively evaluated and a final design solution is determined. Support.
[0056]
In addition, there is a product environment information database for sharing and managing product environment information used in the various support devices. Examples of information stored in the database include “resource consumption”, “energy consumption”, “ozone depletion degree”, and “material composition information”.
[0057]
The various support devices may be independent individual devices. However, since the computer is small and has high performance, the various support devices are configured as application software and used on a general-purpose computer. It is realistic because it is cheaper and easier to use. FIG. 3 shows the hardware configuration of the entire design support apparatus according to this embodiment that is realized on such a general-purpose computer.
[0058]
That is, FIG. 3 is a schematic configuration diagram of the system of the present invention. As shown in FIG. 3, the system includes a tool group (“problem raising / proposing support tool (LCP device 20 implementation application, QFD device 10 implementation application”, “Tools for supporting deployment (CAD device realization application, material selection support device realization application)”, “Evaluation support tools (LCA device realization application, product use (EOL) evaluation device realization application, CAE device realization application, assembly property) Tool application program such as “evaluation device realization application, LCCA device realization application” and “tool for decision support device (decision support device realization application)” and other programs, and executes the program. , CPU (processor) 12 for performing input / output processing, various controls, input device 13 such as a keyboard, mouse or trackball for performing input operations, input contents and processing results, etc. Output device 14 such as a display, printer or plotter for output, display device (display) 18 for displaying input contents and processing results, etc., large capacity external storage device 15 for storing processing results and past data or storing database etc. And a communication interface 16 for communicating with a network, etc. Further, when the above-mentioned various tools are stored and distributed in various portable storage media such as a floppy, an optical disk or a memory card, this storage medium is provided. So that it can be read and executed by the CPU 12. Portable storage medium drive device 17 of the portable media measures such as Ppidoraibu and an optical disk drive or a memory card driver is provided.
[0059]
With such a configuration, the above-described processing is performed. In other words, the application for realizing the QFD device supports the functional configuration desired by the user starting from the VOC and the technical means for realizing it sequentially. Furthermore, an effective technical means can be selected by the application for realizing the LCP device in order to reduce the environmental load. This allows designers to create environmentally conscious product concepts that are competitive in the market.
[0060]
An application for realizing a CAD device in the deployment support device 30 creates a product shape and a structural model. The material selection support device implementation application supports the selection of materials that are suitable from the viewpoints of safety, resource conservation, environmental conservation, disposal, recyclability, etc. In particular, environmentally-related substances are determined from the viewpoint of safety and environmental conservation, and alternative materials are searched so that these materials are not used as much as possible.
[0061]
In the application for realizing the LCA device, the environmental load generated in the product life cycle is calculated (inventory analysis), and the influence on the environment is evaluated (impact analysis). Therefore, if the design solution (product and product life cycle process) is evaluated by the application for realizing the LCA device, and the design solution is improved based on the evaluation result, the environmental impact can be reduced. In addition, if the information of inventory analysis is used, the amount of resource input, the amount of waste, and the amount of energy consumption can be calculated.
[0062]
In the application for realizing the EOL evaluation apparatus, the degree of conformity with respect to each problem after product use is evaluated, and an upgradeability evaluation function, a maintenance performance evaluation function, a reusability evaluation function, and a recyclability evaluation are performed. In the upgradeability evaluation, the usage rate and replacement workability of the parts / materials that can be upgraded among the parts / materials constituting the product are calculated. In the maintainability evaluation, the usage rate and replacement workability of parts / materials that can be maintained / repaired among the parts / materials constituting the product are calculated. In the reusability evaluation, the usage rate and dismantling workability of parts / materials that can be upgraded among the parts / materials constituting the product are calculated. In the evaluation of recyclability, the usage rate and dismantling workability of parts / materials that can be recycled are calculated.
[0063]
In the application for realizing the CAE apparatus, a performance simulation is performed. Then, in the application for realizing the assemblability evaluation apparatus, the man-hour required for the assembly is estimated, and the assembly man-hour is minimized. At that time, the assembly procedure is also optimized.
[0064]
In the LCCA device realization application, the cost of the entire product life cycle from material procurement to disposal is estimated.
[0065]
The decision support device implementation application comprehensively evaluates multiple design alternatives based on the environmental strategy determined by the LCP device implementation application and the design specifications determined by the QFD tool, and the final design solution. To help you decide.
[0066]
In this way, a product life cycle plan is made, materials are selected with an emphasis on environmental issues, product design is performed, evaluation of the designed product is performed, and the product is delivered to the user before it is disposed of. It can be repeated until the best solution is reached while adjusting various parameters. Therefore, according to this design support device, the entire design process is consistently performed. Can help.
[0067]
FIG. 4 is an example in which the designer's problem-solving cycle and the stepwise progress of the design process are expressed simultaneously, and the application timings of various devices constituting the design support apparatus are shown on the diagram. The stages of processing proceed in a spiral manner from a “planning” stage, a “conceptual design” stage, a “basic design” stage, and a “detailed design” stage. Mainly, “Propose a problem” at the “Planning” stage, “Proposal” and “Decision” at the “Conceptual design” stage, “Development”, “Evaluation” and “Decision” at the “Basic design” stage In the “detailed design” stage, it is visually shown that the process progresses in the order of “deployment”, “evaluation”, and “decision”.
[0068]
If the target product is small, there may be no clear distinction between the basic design stage and the detailed design stage.
[Example of LCP apparatus]
Next, an embodiment of the LCP apparatus will be described. The problem structure in ECP design is environment, cost, and performance. Naturally, in ECP design, in addition to conventional performance and cost related design issues, environment related design issues must also be considered.
[0069]
Design issues related to the environment consist of “environmental issues” and “EOL issues”.
[0070]
First, here, the life cycle process is modeled in five stages: “material procurement”, “manufacturing”, “distribution”, “use”, and “disposal”.
[0071]
Next, environmental issues are set as the following five environmental issues.
[0072]
[1] Resource saving
[2] Energy saving
[3] Waste reduction
[4] Reduction of harmful substances
[5] Reduction of global environmental impact
Here, the issue [5] “Reduction of global environmental impact” is a collective term for several impact categories such as ozone layer protection and global warming prevention. The above five environmental issues can be evaluated by the LCA apparatus.
[0073]
The EOL related to the product is modeled as shown in FIG. At this time, as an option at EOL,
(1) Upgrade,
(2) Maintenance,
(3) Product remanufacturing
(4) Parts reuse,
(5) Material (chemical / metallurgical) recycling,
(6) Thermal recycling,
(7) detoxification disposal,
There can be. Here, the difference between “(3) Product remanufacturing” and “(2) Maintenance and (1) Upgrade” is only the location of the product ownership. And (2) and (3) are not different. That is, the former only transfers product ownership to other users, while the latter two continue to be used by the same user. The only difference is who uses it.
[0074]
Therefore, in the following, product remanufacturing will be included in maintenance / upgrade. Also, since (6) and (7) are treated as issues at the disposal stage in the previous life cycle process, they are excluded from the EOL issues.
[0075]
From the above, in the present invention, the target of the EOL task is set as (1), (2), (4), (5).
[0076]
The suitability for the EOL task can be evaluated by an EOL evaluation apparatus.
[0077]
FIG. 7 shows a system configuration example of the product life cycle plan support apparatus. The product life cycle planning support apparatus includes a product environment information database apparatus 100, a QFD apparatus 10, and an LCP apparatus 20. Here, since the product environment information database apparatus 100 and the QFD apparatus 10 are different apparatuses from the LCP apparatus 20, necessary information is exchanged with them.
[0078]
FIG. 8 shows an importance determination support flow for environmental issues in the life cycle process. FIG. 5 shows an example in which the product is a refrigerator. First, a planner or a designer inputs design items related to each matrix element into a life cycle matrix of the form shown in FIG. Step S21 in FIG.
[0079]
FIG. 6 is a diagram for explaining the material flow after product use (EOL). Hereinafter, the refrigerator will be described as a target product of the embodiment. In other words, the life cycle of a product is divided into “material procurement”, “manufacturing”, “distribution”, “use”, and “disposal” stages. The product is “distributed” and delivered to the user, and the user obtains and “uses” the product, and eventually the user disposes of the product as an unnecessary item. The stage of disposing of this product as unnecessary is “after use”, and recycling and “disposal” are performed at the stage of “after use”.
[0080]
For recycling at the “post-use” stage, the product can be reused by upgrading the parts by replacing parts with high-performance parts or the latest ones. “Maintenance”, “Product remanufacturing” to use the product in the second-hand market by using new products, “Reuse parts” to recover usable parts and return them to the manufacturing stage, and recover usable materials Again, there is “material (chemical) recycling” as a material. Disposal includes “thermal recycling” in which it is burned and recovered as heat, and “detoxification disposal” in which waste is rendered harmless and discarded.
[0081]
Next, as shown in FIG. 32, among the inputted design items, items related to the product user, the company, and the stakeholder are set as the focus area (step S22 in FIG. 8). In the example of FIG. 32, the improvement of the power saving mode and the reduction of the packaging material are related to the product user, and the regulation is related to the company's business activities. For the focus area, the product environment information of the benchmark product (which may be a competitor's product) that is the target product to be improved and the company's conventional product is read from the product environment information database (FIGS. 33 and 34) (step S23 in FIG. 8). Then, the product environment information of the company's conventional product with respect to the benchmark product is calculated as a ratio (FIG. 35) and displayed on the display (step S24 in FIG. 8).
[0082]
In the example of FIG. 35, the company's conventional product is inferior to the benchmark product in the region where the value is larger than “1”, and the region having a value smaller than “1” indicates that the company's conventional product is superior. Yes. Based on the information in FIG. 35, the designer sets the importance of the design in the focus area as shown in FIG. 36 (steps S25 and S26 in FIG. 8).
[0083]
In the example of FIG. 36, the value of each region is normalized by the sum of the values of FIG. 35 (= 5.38).
[0084]
In this case, the importance of the design is high in the weakest area, and the importance is set low in the area that is already superior to the benchmark product. The importance setting shown in FIG. 36 can be performed algorithmically as in this example, or can be performed with the judgment of the designer. Note that the designer may determine a quantitative target value for each focus area based on the information in FIG.
[0085]
FIG. 9 shows the cooperative operation relationship between the application program to be invented and the operating system (0S).
<Support for determining importance for EOL issues>
Next, the importance level determination support for the EOL task will be described. As for the support here, first, the value life lv in the market of the target product and the useful life lu are input as in the importance determination support flow for the EOL problem shown in FIG. (Step S31).
[0086]
Here, the value life lv indicates a period until the EOL is reached due to a relative decrease in product value (cost / performance) depending on external factors. Also, the useful life lu refers to the period until the initial performance cannot be achieved due to physical deterioration or the like and the EOL is reached.
[0087]
Next, using the values of the value life lv and the useful life lu in the market of the target product, an eye EOL task is determined (steps S32 to S34).
[0088]
That is, as shown in FIG. 11, the value life lv and the useful life lu of the target product are used to determine whether lv> lu (step S41). If lv> lu, lv < It is determined whether 2lu is satisfied (step S42). If lv <2lu, "upgrade or component reuse" or "material recycling" is set (step S44). If lv <2lu is not satisfied as a result of the determination in step S42, "part reuse" or "material recycling" is set (step S44). If lv> lu is not satisfied as a result of the determination in step S41, it is determined whether lv <2lu (step S43). If lv <2lu, “maintenance” or “material recycling” is determined (step S44). ). If the result of determination in step S43 is not lv <2lu, “material recycling” is set (step S44).
[0089]
Conceptual diagrams explaining the processing flow in an easy-to-understand manner are shown in FIGS.
[0090]
In the present invention, it is important to place the product on the line of lv = lu in the [lv−lu] plane, that is, do not discard the product with the remaining value (use up the product value) (FIG. 12).
[0091]
Therefore, the EOL problem to be noticed differs depending on the magnitude relationship between the value life lv and the useful life lu in the market of the target product at the time of initial input.
[0092]
First, if lv at the time of input (value life in the market of the target product) is equal to lu (service life) (Fig. 13), it is possible to use up the product value in the market as usual, so material recycling Design that is oriented to the most important.
[0093]
On the other hand, when the value life lv in the market of the target product is smaller than the useful life lu as shown in FIG. 14, the EOL problem to be focused on is further determined under the following conditions.
[0094]
・ Lu <2 lv: Focus on upgrades.
[0095]
Iu> 21v: Emphasis on component reuse or upgrade.
[0096]
Further, as shown in FIG. 15, when the value life lv in the market of the target product is larger than the useful life lu, the EOL problem to be focused on is further determined under the following conditions.
[0097]
Lv <2lu: Emphasis on maintenance.
[0098]
-Lv> 2lu: Emphasis on material recycling.
[0099]
FIG. 16 shows the cooperative operation relationship between the application program to be invented and the operating system (0S).
[0100]
For example, when a refrigerator is considered as a product, if the market value life is set to lv = 15 years and the service life is set to lu = 12 years, “(1) maintenance”, “(2 ) Material Recycling ”leads to the focus. Therefore, importance is allocated to both.
[0101]
FIG. 17 shows an example of the importance (= environmental strategy) for the environment-related design problem regarding the current target product (refrigerator). This importance level information is stored in the product environment information database and used as needed in the subsequent design process. In this example, high importance is given to the ozone layer protection measures at the disposal stage and the improvement of maintainability after EOL.
[0102]
<Development of ECP design know-how>
Next, an ECP design know-how development flow using the above-mentioned importance will be described with reference to FIG.
[0103]
Step (S51): The apparatus captures the previous importance (environmental strategy).
[0104]
Step (S52): The apparatus automatically searches for an ECP design guideline that is effective for a design problem having a high degree of importance using information in the environment QFD database.
[0105]
Step (S53): The apparatus displays the searched ECP design guideline.
[0106]
Step (S54): The designer selects an ECP design guideline that can be applied.
[0107]
Step (S55): The apparatus automatically searches for specific ECP design know-how for realizing the input ECP design guideline using information in the environment QFD database.
[0108]
Step (S56): The apparatus displays the searched ECP design know-how.
[0109]
Step (S57): The designer selects ECP design know-how that can be applied.
[0110]
Step (S58): End when all applicable design know-how is selected. Otherwise, the process returns to step (S54) or step (S56).
[0111]
Through the above procedure, the designer can select ECP design know-how that is most effective for the target product and that can be actually applied, and the design concept becomes clearer.
[0112]
Here, the automatic search process in step (S52) is performed according to the following procedure.
[0113]
i: environmental issue issue numbers (1 to I),
j: Stage number of life cycle stage (1 to J),
k: assignment number (1-K) of the EOL assignment,
m: ECP design guideline number (1 to M),
Pim: Point of design guideline m for environmental issue i
Pjm: Point of design guideline m for life cycle stage j,
Pkm: Point of design guideline m for EOL task k
And
[0114]
Here, when Wij is an importance level for “environmental problem i” in “life cycle stage j” and Wk is an importance level for “EOL problem k”,
Figure 0004064561
Then, the total point Pm (ENV) of the design guide m for the environmental issue i in the life cycle stage j and the total point Pm (EOL) of the design guide m for the EOL issue k are:
Figure 0004064561
It can be expressed as. After a certain importance W is given, Pm (ENV) and Pm (EOL) are calculated. Therefore, a design guideline with Pm> 0 is a guideline that exhibits the effect this time, and is a design guideline that is effective in descending order of its value. Therefore, an effective design guideline can be automatically searched using this calculation result.
[0115]
Moreover, the automatic search process of step (S55) is based on the following procedures.
[0116]
First, the ECP design guideline m is regarded as a category named “m”, and an ECP design know-how n, which is a specific example, is assigned to one of “m” (M ≦ N). In this way, if design guideline m is designated, design know-how n belonging to it can be retrieved immediately.
[0117]
FIGS. 19 to 21 show examples of the contents of the environment QFD database 100.
[0118]
The environmental QFD database 100 holds information on “design guidelines” and “environmental issues”. As design guidelines, for example, “minimum use of rare materials that cannot be recycled”, “maximum use of recyclable materials”, “ “Maximum use of recycled materials”, “Minimization of energy consumption in material production”, “Minimization of use of hazardous substances”, “Minimization of material usage”, “Minimization of material types”, “Materials that cannot be replaced” Items such as “minimum use” and “minimization of the number of material colors” are also included. “Environmental issues” include “resource saving”, “energy saving”, “waste reduction”, “hazardous substance reduction”, “global environment” Information such as “impact reduction”, “material procurement”, “manufacturing”, “distribution”, “use”, “disposal”, “upgrade”, “maintenance”, “part reuse”, “material recycling” Is databased.
[0119]
In other words, the information on the “design guidelines” and “environmental issues” held in the environmental QFD database 100 is “minimum use of rare materials that cannot be recycled” and “recycle” as the design guidelines m in the examples shown in FIGS. "Maximum use of possible materials", "Maximum use of recycled materials", "Minimization of energy consumption in material production", "Minimization of use of hazardous substances", "Minimization of material usage", "Minimization of material types" , “Minimum use of non-substitutable materials”, “Minimization of the number of colors of materials”, and “Environmental issues vs. design guidelines” are environmental issues i as “resource saving”, “energy saving”, “ “Reduction of waste”, “Reduction of hazardous substances”, and “Reduction of global environmental impact” are related (FIG. 19). ”,“ Manufacturing ”,“ Distribution ”,“ Use ”,“ Disposal ”are related (FIG. 20), and“ EOL issues vs. design guidelines ”are EOL issues k as“ upgrade ”,“ maintenance ” It can be seen that “reuse of parts”, “material recycling”, and so on are associated (FIG. 21).
[0120]
FIG. 22 shows the cooperative operation relationship between the application program to be invented and the operating system (OS).
[0121]
FIG. 23 shows an example in which an ECP design guideline is automatically retrieved and displayed using the environmental strategy of FIG. 17 as an input value. In this example, “selection of alternative CFC refrigerant” and “selection of alternative CFC insulation” are displayed for protection of the ozone layer, and “maximization of replaceable parts” is displayed for improvement of maintenance. Has been.
[0122]
The system of the present invention has an ECP design know-how database, and the past design know-how can be referred to and used by using the ECP design know-how database at the time of product development. In other words, the ECP design know-how database is a database that summarizes various design cases accumulated in the past by users who develop products using this system in diagrams and texts. This is a database that can be used as a reference.
[0123]
FIG. 24 is an example of automatic search / display of ECP design know-how that specifically realizes the ECP design guideline of “maximizing replaceable parts” using the ECP design know-how database. Here, design know-how that can replace the evaporator is displayed. With reference to the display example displayed on the display as shown in FIG. 24, the designer can directly take in the design concept or use the information in the QFD matrix to be described later.
[0124]
FIG. 25 shows an example in which the designer selects an appropriate one from the ECP design know-how displayed by the LCP device 20 and uses it in the “QFD matrix 3” of FIG. With this QFD matrix, from the technical means developed from the viewpoint of cost and performance, the most appropriate one from the viewpoint of environmental strategy is selected, and based on this, the design considering all of performance, cost and environment in a well-balanced manner You can create a concept.
[0125]
After the design concept is clarified in this way, a structural model is created by a CAD device based on the concept as shown in FIG. At that time, a material to be used is selected using a material selection support device. Thereafter, design evaluation is performed using various evaluation apparatuses such as an LCA apparatus and an EOL evaluation apparatus.
[0126]
After a satisfactory design alternative is created by the above procedure, the decision support device 40 makes a final decision on the design solution. Here, the design alternatives are compared using the importance of the evaluation items regarding the performance, cost, and environment determined by the LCP device 20 and the QFD device 10 (FIG. 26).
[0127]
FIG. 27 to FIG. 30 are comparative display examples. Here, the importance is allocated to the benchmark benchmark product, and the relative value of the design alternative to it is displayed. In this example, it is clearly shown that Alternative A is superior to Benchmark Product and Alternative B in all aspects of performance, cost, and environment, so the designer can easily realize the design concept most easily. Alternative A can be adopted.
<Another embodiment of LCP tool>
FIG. 31 shows a schematic diagram of another embodiment of the LCP tool. The configuration including the QFD device 10 and the LCP device 20 is the same as the previous embodiment, but in this embodiment, the LCP device 20 performs the focused EOL task determination support, and the result is the environmental task & EOL task. The following steps are taken: support for determining the importance of the project, implementing environmental strategies, developing ECP design guidelines, and developing ECP design know-how.
[0128]
That is, first, as already described with reference to FIGS. 11 to 15, the EOL task to be focused on and its priority order are determined. After that, the EOL task and the environmental task to be focused on are expressed on an integrated life cycle matrix, and importance is given to each (FIGS. 37 and 38).
[0129]
Thereafter, the ECP concept can be created in the same procedure as that described with reference to FIGS.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the design concept regarding an environmentally conscious product and a product life cycle process can be created in consideration of the trade-off between performance, cost, and environment in a well-balanced manner. Moreover, by proceeding with the design based on the design concept clarified at the planning and conceptual design stage, the designers can achieve the design goal without confusion.
[0130]
As described above, the present invention includes an environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues, a product design know-how database that accumulates information on various design cases obtained in past product development, and a product life cycle process. Based on the importance given to the environmental issues at each stage and the issues to be considered at the end of product life, the most appropriate environmentally conscious design guidelines for the target product are obtained from the environmental quality function deployment database. A first support means for presenting, and a second support means for retrieving and presenting design know-how for realizing the design guidelines presented by the first support means from the product design know-how database. In the first support means, the environmental issues at each stage of the product life cycle process and the issues to be considered at the product lifetime Based on the importance given in this way, the most appropriate environmentally harmonious design guideline for the target product is retrieved from the environmental quality function development database and presented to the designer. The environmentally conscious design know-how that realizes the design guidelines is retrieved from the product design know-how database and presented to the designer. As a result, it is possible to support the creation of an environmentally harmonious product concept most suitable for the target product.
[0131]
Further, the design means for designing the product reflecting the design guideline obtained by the second support means, the evaluation means for evaluating the design result, and comparing the evaluation result with the alternative plan for decision making. By adopting a configuration comprising a decision support means for obtaining support information, the design means implements the product design reflecting the environmentally conscious design know-how presented by the second support means, and the evaluation means By evaluating and comparing the evaluation result of this evaluation means with the alternative by the decision support means, and obtaining decision support information, it becomes possible to easily carry out the optimum design of the product with an emphasis on environmental problems.
[0132]
In addition, this invention is not limited to the Example mentioned above, It can change suitably within the range which does not change the summary, and can be implemented. The method described in the embodiment is stored in a recording medium such as a magnetic disk (floppy disk, hard disk, etc.), optical disk (CD-ROM, DVD, etc.), semiconductor memory, etc. as a program that can be executed by a computer. It can also be distributed.
[0133]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the design concept regarding an environmentally conscious product and a product life cycle process can be created in consideration of the trade-off between performance, cost, and environment in a well-balanced manner. Moreover, by proceeding with the design based on the design concept clarified at the planning and conceptual design stage, the designers can achieve the design goal without confusion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system conceptual diagram as an example of a decision support apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a configuration example of a design support apparatus according to the present invention in environment-oriented design.
FIG. 3 is a block diagram showing a hardware configuration when the system of the present invention is realized by a general-purpose computer.
FIG. 4 is a diagram for explaining the present invention and a diagram for explaining a relationship between a design process and an apparatus in the system of the present invention.
FIG. 5 is a diagram for explaining the present invention and showing an example of matrix contents in a life cycle process vs. environmental problem used in the system of the present invention.
FIG. 6 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram for explaining a process after product use (EOL) in the system of the present invention.
FIG. 7 is a diagram for explaining the present invention, and is a block diagram showing a system configuration example of an LCP device in the system of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart for explaining the present invention, and is a flowchart showing a flow of processing for supporting importance determination for an environmental problem in a life cycle process used in the system of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart for explaining the present invention, and is a flow chart showing a flow of processing for determining a focused environmental problem for an environmental problem in the life cycle process used in the system of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart for explaining the present invention, and is a flowchart showing a flow of importance determination support processing for an EOL task used in the system of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart for explaining the present invention, and is a flowchart showing a flow of a decision support process for a focused EOL task used in the system of the present invention.
FIG. 12 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram for explaining a concept of a focused EOL task determination support process used in the system of the present invention;
FIG. 13 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram for explaining a concept of a focused EOL task determination support process used in the system of the present invention.
FIG. 14 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram for explaining the concept of a focused EOL task determination support process used in the system of the present invention.
FIG. 15 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram for explaining the concept of a focused EOL task determination support process used in the system of the present invention.
FIG. 16 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram showing an operational cooperative relationship between an application program for importance determination support processing for an EOL task used in the system of the present invention and an operating system (0S).
FIG. 17 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram illustrating an example of importance (= environmental strategy) for an environment-related design problem related to a target product (refrigerator) described in the present invention.
FIG. 18 is a flowchart for explaining the present invention, and is a flowchart showing a flow of processing for developing ECP design know-how used in the system of the present invention.
FIG. 19 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram for explaining an example of contents related to environmental issues versus design guidelines in an environment QFD database used in the system of the present invention;
FIG. 20 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram for explaining a content example related to a life cycle process versus a design guideline in an environment QFD database used in the system of the present invention.
FIG. 21 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram for explaining an example of contents related to an EOL problem versus a design guideline in an environment QFD database used in the system of the present invention;
FIG. 22 is a flowchart for explaining the present invention, and is a flowchart for explaining a processing example of ECP design know-how development used in the system of the present invention.
FIG. 23 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram showing a display example of an ECP design guideline used in the system of the present invention.
FIG. 24 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram showing a display example of ECP design finger know-how used in the system of the present invention.
FIG. 25 is a diagram for explaining the present invention and showing an example of embedding a QFD matrix used in the system of the present invention.
FIG. 26 is a diagram for explaining the present invention, and shows a processing flow and an information flow of a design process using an output concession of a life cycle planning support tool.
FIG. 27 is a diagram for explaining the present invention and showing an example of a decision support screen in the system of the present invention.
FIG. 28 is a diagram for explaining the present invention and showing an example of a decision support screen in the system of the present invention.
FIG. 29 is a diagram for explaining the present invention and showing an example of a decision support screen in the system of the present invention.
FIG. 30 is a diagram for explaining the present invention and showing an example of a decision support screen in the system of the present invention.
FIG. 31 is a system conceptual diagram as another example of a decision support apparatus according to the present invention.
FIG. 32 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram showing an example of setting contents of a focus area of a matrix in a life cycle process versus environment problem used in the system of the present invention.
FIG. 33 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram showing an example of setting contents of product environment information in a matrix of life cycle process vs. environmental problem for a benchmark product used in the system of the present invention.
FIG. 34 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram showing an example of setting contents of product environment information in a matrix of a life cycle process vs. environmental problem for an in-house conventional product used in the system of the present invention.
FIG. 35 is a diagram for explaining the present invention, and shows an example of embedding importance of a matrix of life cycle process vs. environmental problem used in the system of the present invention.
FIG. 36 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram showing a benchmark comparison example regarding a focus area of a matrix of a life cycle process vs. an environmental problem used in the system of the present invention.
FIG. 37 is a diagram for explaining the present invention and is a diagram showing an example of a life cycle process vs. environmental problem + EOL problem as another embodiment of the present invention.
FIG. 38 is a diagram for explaining the present invention, and is a diagram showing an example of embedding importance as another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 ... Quality function deployment device (QFD device)
20 ... Life cycle planning support device (LCP device)
30 ... Deployment support device
40. Evaluation support device
50: A decision support device.
100: Product environment information database device.

Claims (6)

設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、
過去の製品開発にて得た環境調和型設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、
製品ライフサイクルに含まれる複数の段階に対し選択された複数の環境課題のそれぞれについて、対象製品のうちの第1の製品の製品環境情報に対する前記対象製品のうちの第2の製品の製品環境情報の比率を算出し、この比率に基づき、各環境課題に対し重要度を設定する第1の重要度決定手段と、
前記対象製品の価値寿命及び耐用寿命の大小関係に基づき、製品寿命時に考慮すベき課題を選択し、選択された各課題に対し重要度を設定する第2の重要度決定手段と、
前記製品ライフサイクルの段階別に選択された前記複数の環境課題と、各環境課題に対し設定された重要度と、製品寿命時に考慮すベき課題と、該課題に対し設定された重要度とをもとに、前記対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段と、
この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段と、
を備えたことを特徴とする製品ライフサイクル計画支援装置。
An environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues;
A product design know-how database that accumulates information on environmentally conscious design cases obtained from past product development,
For each of a plurality of environmental issues selected for a plurality of stages included in the product life cycle, the product environment information of the second product of the target products with respect to the product environment information of the first product of the target products A first importance determining means for calculating the ratio of the first and setting the importance for each environmental problem based on the ratio;
A second importance determining means for selecting a problem to be considered at the time of product life based on the magnitude relationship between the value life and the useful life of the target product, and setting the importance for each selected problem;
The plurality of environmental issues selected for each stage of the product life cycle, the importance set for each environmental issue, the issues to be considered during the product life, and the importance set for the issues Based on the first support means for obtaining the most suitable environment-friendly design guideline for the target product from the environmental quality function deployment database,
A second support means for searching and presenting design know-how for realizing the design guidelines acquired by the first support means from the product design know-how database;
A product life cycle planning support device characterized by comprising:
設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、
過去の製品開発にて得た設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、
製品ライフサイクルに含まれる複数の段階に対し選択された複数の環境課題のそれぞれについて、対象製品のうちの第1の製品の製品環境情報に対する前記対象製品のうちの第2の製品の製品環境情報の比率を算出し、この比率に基づき、各環境課題に対し重要度を設定する第1の重要度決定手段と、
前記対象製品の価値寿命及び耐用寿命の大小関係に基づき、製品寿命時に考慮すベき課題を選択し、選択された各課題に対し重要度を設定する第2の重要度決定手段と、
前記製品ライフサイクルの段階別に選択された前記複数の環境課題と、各環境課題に対し設定された重要度と、製品寿命時に考慮すベき課題と、該課題に対し設定された重要度とをもとに、前記対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段と、
この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段と、
製品性能やコスト関連の技術的課題を最適バランスで実現するための品質機能展開手法により処理して最適設計仕様を得る品質機能展開手段と、
前記第2の支援手段にて得た設計ノウハウと前記質機能展開手段にて得た最適設計仕様とを反映させた製品設計をする設計手段と、
この設計結果を評価する評価手段と、
を備えたことを特徴とする製品ライフサイクル計画支援装置。
An environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues;
Product design know-how database that accumulates information on design cases obtained in past product development,
For each of a plurality of environmental issues selected for a plurality of stages included in the product life cycle, the product environment information of the second product of the target products with respect to the product environment information of the first product of the target products A first importance determining means for calculating the ratio of the first and setting the importance for each environmental problem based on the ratio;
A second importance determining means for selecting a problem to be considered at the time of product life based on the magnitude relationship between the value life and the useful life of the target product, and setting the importance for each selected problem;
The plurality of environmental issues selected for each stage of the product life cycle, the importance set for each environmental issue, the issues to be considered during the product life, and the importance set for the issues Based on the first support means for obtaining the most suitable environment-friendly design guideline for the target product from the environmental quality function deployment database,
A second support means for searching and presenting design know-how for realizing the design guidelines acquired by the first support means from the product design know-how database;
Quality function deployment means to obtain the optimum design specifications by processing with the quality function deployment method to realize product performance and cost related technical issues in an optimal balance,
A design means for designing a product reflecting the design know-how obtained by the second support means and the optimum design specification obtained by the quality function deployment means;
An evaluation means for evaluating the design result;
A product life cycle planning support device characterized by comprising:
設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、
過去の製品開発にて得た設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、
製品ライフサイクルに含まれる複数の段階に対し選択された複数の環境課題のそれぞれについて、対象製品のうちの第1の製品の製品環境情報に対する前記対象製品のうちの第2の製品の製品環境情報の比率を算出し、この比率に基づき、各環境課題に対し重要度を設定する第1の重要度決定手段と、
前記対象製品の価値寿命及び耐用寿命の大小関係に基づき、製品寿命時に考慮すベき課題を選択し、選択された各課題に対し重要度を設定する第2の重要度決定手段と、
前記製品ライフサイクルの段階別に選択された前記複数の環境課題と、各環境課題に対し設定された重要度と、製品寿命時に考慮すベき課題と、該課題に対し設定された重要度 とをもとに、前記対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段と、
この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段と、
前記第2の支援手段にて得た設計ノウハウを反映させた製品設計をする設計手段と、
この設計結果を評価する評価手段と、
評価結果を代替案と比較して意思決定の支援情報を得る意思決定支援手段と、
を備えたことを特徴とする製品ライフサイクル計画支援装置。
An environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues;
Product design know-how database that accumulates information on design cases obtained in past product development,
For each of a plurality of environmental issues selected for a plurality of stages included in the product life cycle, the product environment information of the second product of the target products with respect to the product environment information of the first product of the target products A first importance determining means for calculating the ratio of the first and setting the importance for each environmental problem based on the ratio;
A second importance determining means for selecting a problem to be considered at the time of product life based on the magnitude relationship between the value life and the useful life of the target product, and setting the importance for each selected problem;
Said plurality of environmental issues that are selected by stage of the product life cycle, the importance level set for each environmental issues, and base-out issues to consider during product life, and a significant level set to the problems Based on the first support means for obtaining the most suitable environment-friendly design guideline for the target product from the environmental quality function deployment database,
A second support means for searching and presenting design know-how for realizing the design guidelines acquired by the first support means from the product design know-how database;
Design means for designing a product reflecting the design know-how obtained by the second support means;
An evaluation means for evaluating the design result;
A decision support means for comparing the evaluation results with alternatives to obtain decision support information;
A product life cycle planning support device characterized by comprising:
設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、
過去の製品開発にて得た設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、
製品ライフサイクルに含まれる複数の段階に対し選択された複数の環境課題のそれぞれについて、対象製品のうちの第1の製品の製品環境情報に対する前記対象製品のうちの第2の製品の製品環境情報の比率を算出し、この比率に基づき、各環境課題に対し重要度を設定する第1の重要度決定手段と、
前記対象製品の価値寿命及び耐用寿命の大小関係に基づき、製品寿命時に考慮すベき課題を選択し、選択された各課題に対し重要度を設定する第2の重要度決定手段と、
前記製品ライフサイクルの段階別に選択された前記複数の環境課題と、各環境課題に対し設定された重要度と、製品寿命時に考慮すベき課題と、該課題に対し設定された重要度とをもとに、前記対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段と、
この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段と、
製品性能やコスト関連の技術的課題を最適バランスで実現するための品質機能展開手法により処理して最適設計仕様を得る品質機能展開手段と、
前記第2の支援手段にて得た設計指針と前記質機能展開手段にて得た最適設計仕様とを反映させた製品設計をする設計手段と、
この設計結果を評価する評価手段と、
評価結果を代替案と比較して意思決定の支援情報を得る意思決定支援手段と、
を備えたことを特徴とする製品ライフサイクル計画支援装置。
An environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues;
Product design know-how database that accumulates information on design cases obtained in past product development,
For each of a plurality of environmental issues selected for a plurality of stages included in the product life cycle, the product environment information of the second product of the target products with respect to the product environment information of the first product of the target products A first importance determining means for calculating the ratio of the first and setting the importance for each environmental problem based on the ratio;
A second importance determining means for selecting a problem to be considered at the time of product life based on the magnitude relationship between the value life and the useful life of the target product, and setting the importance for each selected problem;
The plurality of environmental issues selected for each stage of the product life cycle, the importance set for each environmental issue, the issues to be considered during the product life, and the importance set for the issues Based on the first support means for obtaining the most suitable environment-friendly design guideline for the target product from the environmental quality function deployment database,
A second support means for searching and presenting design know-how for realizing the design guidelines acquired by the first support means from the product design know-how database;
Quality function deployment means to obtain the optimum design specifications by processing with the quality function deployment method to realize product performance and cost related technical issues in an optimal balance,
Design means for designing a product reflecting the design guideline obtained by the second support means and the optimum design specification obtained by the quality function deployment means;
An evaluation means for evaluating the design result;
A decision support means for comparing the evaluation results with alternatives to obtain decision support information;
A product life cycle planning support device characterized by comprising:
設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベースと、
過去の製品開発にて得た環境調和型設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベースと、
製品ライフサイクルに含まれる複数の段階に対し選択された各環境課題に対し重要度を設定する第1の重要度決定手段と、
製品寿命時に考慮すベき課題に対し重要度を設定する第2の重要度決定手段と、
前記対象製品において最も適切な環境調和柄設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段と、
この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段と、
を備えた製品ライフサイクル計画支援装置における製品ライフサイクル計画支援方法であって、
前記第1の重要度決定手段が、前記製品ライフサイクルに含まれる前記複数の段階に対し選択された複数の環境課題のそれぞれについて、対象製品のうちの第1の製品の製品環境情報に対する前記対象製品のうちの第2の製品の製品環境情報の比率を算出し、この比率に基づき、各環境課題に対し重要度を設定する第1のステップと、
前記第2の重要度決定手段が、前記対象製品の価値寿命及び耐用寿命の大小関係に基づき、製品寿命時に考慮すベき課題を選択し、選択された各課題に対し重要度を設定する第2のステップと、
前記第1の支援手段が、前記製品ライフサイクルの段階別に選択された前記複数の環境課題と、各環境課題に対し設定された重要度と、製品寿命時に考慮すベき課題と、該課題に対し設定された重要度とをもとに、前記対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第3のステップと、
前記第2の支援手段が、前記第3のステップで取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第4のステップと、
を含むことを特徴とする製品ライフサイクル計画支援方法。
An environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues;
A product design know-how database that accumulates information on environmentally conscious design cases obtained from past product development,
A first importance determining means for setting importance for each environmental problem selected for a plurality of stages included in the product life cycle;
A second importance determining means for setting the importance for the problem to be considered at the time of product life,
First support means for acquiring the most appropriate environmentally harmonized pattern design guidelines for the target product from the environmental quality function deployment database;
A second support means for searching and presenting design know-how for realizing the design guidelines acquired by the first support means from the product design know-how database;
A product life cycle plan support method in a product life cycle plan support device comprising:
The target for the product environment information of the first product among the target products for each of the plurality of environmental issues selected by the first importance determining means for the plurality of stages included in the product life cycle. A first step of calculating a ratio of product environmental information of the second product of the products, and setting importance for each environmental problem based on the ratio;
The second importance level determining means selects a problem to be considered at the time of product life based on the magnitude relationship between the value life and the useful life of the target product, and sets the importance level for each selected problem. Two steps,
The first support means selects the plurality of environmental issues selected for each stage of the product life cycle, the importance set for each environmental issue, issues to be considered at the time of product life, and the issues A third step of acquiring, from the environmental quality function development database, the most appropriate environmentally conscious design guideline for the target product based on the importance set for the target product;
A fourth step in which the second support means searches the product design know-how database for design know-how for realizing the design guideline acquired in the third step;
A product life cycle planning support method characterized by including :
コンピュータを、  Computer
設計指針と環境課題に関する情報を保持した環境品質機能展開データベース、  Environmental quality function deployment database that holds information on design guidelines and environmental issues,
過去の製品開発にて得た環境調和型設計事例の情報を蓄積した製品設計ノウハウデータベース、  Product design know-how database that accumulates information on environmentally conscious design cases obtained from past product development,
製品ライフサイクルに含まれる複数の段階に対し選択された複数の環境課題のそれぞれについて、対象製品のうちの第1の製品の製品環境情報に対する前記対象製品のうちの第2の製品の製品環境情報の比率を算出し、この比率に基づき、各環境課題に対し重要度を設定する第1の重要度決定手段、  For each of a plurality of environmental issues selected for a plurality of stages included in the product life cycle, product environment information of the second product of the target products with respect to product environment information of the first product of the target products A first importance determining means for calculating the ratio of the first and setting the importance for each environmental problem based on the ratio,
前記対象製品の価値寿命及び耐用寿命の大小関係に基づき、製品寿命時に考慮すベき課題を選択し、選択された各課題に対し重要度を設定する第2の重要度決定手段、  Second importance determining means for selecting a problem to be considered at the time of product life based on the magnitude relationship between the value life and the useful life of the target product, and setting the importance for each selected problem;
前記製品ライフサイクルの段階別に選択された前記複数の環境課題と、各環境課題に対し設定された重要度と、製品寿命時に考慮すベき課題と、該課題に対し設定された重要度とをもとに、前記対象製品において最も適切な環境調和型設計指針を、前記環境品質機能展開データベースから取得する第1の支援手段、  The plurality of environmental issues selected for each stage of the product life cycle, the importance set for each environmental issue, the issues to be considered at the product lifetime, and the importance set for the issues Based on the first support means for acquiring the most appropriate environment-friendly design guideline for the target product from the environmental quality function deployment database,
この第1の支援手段により取得された設計指針を実現する設計ノウハウを前記製品設計ノウハウデータベースから検索して提示する第2の支援手段、  Second support means for retrieving and presenting design know-how for realizing the design guidelines acquired by the first support means from the product design know-how database;
として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。  A computer-readable recording medium in which a program for functioning as a computer is recorded.
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