JP4064020B2 - 差動変位検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの自己誘導回路における自己インダクタンスの差動変化に基づいて、この変化を生じさせた透磁率可変体の位置変位を求めるための差動変位検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば自動車の走行制御においては、各種の物理量を実測または検出し、予め設定した基準値と比べた制御偏差を求める。そして、これら実際の走行データに基づいて円滑な、または最適なフィードバック制御を行なう構成にしてある。その際の実測または検出の手段として、機構各部の状態を、それぞれが目的とする状態と比較するため、所定の電気信号に変換するための変位センサが種々知られている。
【0003】
図14は従来例による変位センサの一構成例を原理的に説明する図である。
この変位センサ100は、可変の自己インダクタンスを有する2つの検出コイルL1およびL2と、環境変化に強い2つの基準抵抗器Rf,Rfとからなる。そして、それぞれの検出コイルL1またはL2と基準抵抗器Rfを直列接続して2つの直列回路を形成し、これら直列回路を入力端子SPと接地端子SGで並列接続したブリッジ回路を構成してある。
【0004】
例えば、機構部の機械的な中立点から機構部が2つの反対方向に変位するとき、一方の検出コイルL1の自己インダクタンスが増加すれば、他方が減少する差動関係に構成してある。そして、機械的な中立点では、双方の自己インダクタンスが同一になるよう調整してある。また、入力端子SPと接地端子SGの間には、各検出コイルL1,L2に検出用のパルス電圧を流入させるパルス電源PSを接続してある。
【0005】
この従来例の変位センサ100によれば、パルス電源PSから入力端子SPを介して各検出コイルL1,L2にパルス電圧が流入する。このとき、前述した機構部の変位に伴って各検出コイルL1,L2の自己インダクタンスが変化する。このため、それぞれの時点における自己インダクタンスに従って、各検出コイルL1,L2に過渡応答電圧を生じる。これらの過渡応答電圧は、前述したパルス電圧に同期して得られ、各共通端子S1,S2から各基準抵抗器Rf両端の差動過渡応答電圧VS1,VS2として検出される。
【0006】
図15は変位センサ出力の演算処理後の一検出特性を示すグラフである。
2つの差動検出電圧VT1,VT2は、2つの差動過渡応答電圧VS1,VS2から求めた直流のアナログ値である。つまり、両差動過渡応答電圧VS1,VS2は、各時点の時定数を有する過渡応答電圧であるため、それぞれの時定数の推移に応じた差動検出電圧VT1,VT2が求められる。従って、機構部の変位量が時定数の推移を介して差動検出電圧VT1,VT2に変換される。言い換えると、これら差動検出電圧VT1,VT2から各時点における機構部の変位量を算出できる。なお、Nは、機構部が中立状態(機械的な中立点)に在るときの変位量を示す。
【0007】
前述したように制御偏差を決定するための変位センサは、いわば機構制御の要であるため、例えば、自動車に搭載する変位センサには、自動車の走行に伴う機構部の激しい振動に対しても安全な回路制御を行なう構成が必要になる。そこで、変位センサに検査回路を付設することによって、変位センサが原因となる機構制御の不具合を未然に防止する構成にしてある。この場合、機械的な振動に起因して一般に考えられる現象としては、変位センサの内部配線が振動によって絶縁被覆をすり減らしたり、接続端子から外れかかったりする状態が想定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例による変位センサには次に述べるような問題点があった。前述した付設の検査回路には、検出すべき変位センサの事象に従って種々の方式が有るが、いずれの方式によっても、なかなか全ての事象を識別することは困難であった。
【0009】
図16は変位センサの一検査方式による一検出特性のグラフである。
この検査方式は、両差動検出電圧の平均値VT4を監視させる方式である。両差動検出電圧の偏差電圧VT3は、前述した機構部の変位量に比例して常に線形変化する。しかし、両差動検出電圧の平均値VT4は、両検出コイルが差動特性を有しているため、両差動検出電圧が機構部の変位に伴って変化しても、理論上は常に一定値を保ち続けることになる。前述した例では、絶縁が不十分となって、いずれか一方の差動電圧が例えばケーシングの接地電位や電源電位にわずかでも近付いたとき、直ちに機構部の変位量の算出を打ち切ったり、その他の適切な処置を採ることができる。
【0010】
また、各差動検出電圧自体とその平均値が、接地電位または電源電位を示すことが有り得ないようにオフセット値を設定してある。このため例えば、各差動検出電圧の出力回路にケーシング等との短絡が生じたとき、変位センサ自体が正常であっても直ちに出力回路の異常を識別して直ちに必要な処置を採り得る。あるいは、この出力回路の短絡は、何ら機構部に変位量が存在しない中立状態と紛らわしいが、それぞれにオフセット値を設けることで両者を容易に区別できる。
【0011】
更に、前述した平均値が、機構部の中立状態で検査回路の監視範囲内にあり、一見すると正常なように見える場合がある。この場合であっても、各差動検出電圧が予定した電圧範囲外に逸脱した場合に同様の処置を採らせている。例えば、一方の差動電圧が接地電位に近付いたまま、他方が同じ値だけ電源電位に近付いていたような差動的な変化をしていることもないとは言えない。この差動的な変化は平均値の逸脱を監視するだけでは識別できないが、各差動検出電圧自体の逸脱を監視していれば、直ちに必要な処置を採ることができる。
【0012】
ところが、前述したケーシングや電源線との短絡の他にも、双方の差動検出電圧どうしが、互いの短絡等により干渉し合うことも考えられる。この場合に、いずれか一方の差動検出電圧がわずかな抵抗値を介して接地または電源電圧に接続されていると、結果的に、あたかも双方共に正常であるかのような値をとり続け易い。
【0013】
また、前述した変位センサは、そもそもパルス電圧によって機構部の変位量を計測する構成である。このため、パルス電源の接続が外れる等してパルス電圧が流入できない状態が生じると、両差動過渡応答電圧VS1,VS2は存在せず、両差動検出電圧VT1,VT2が、従って、これらの偏差電圧VT3も中立状態Nにおける各電圧値を示す。これは機構部が中立状態に在るときの変位量に相当するため、この状態を実際に機械的な変位量がないことと区別できないという問題が生じ、これらの問題を一括して事前に解消しておくことが重要な技術上の課題であった。
【0014】
そこで、本発明の目的は、変位量に従った電気信号を形成するための、おおもとのパルス電圧が消失しても機構制御を妨げない安全な差動変位検出装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による差動変位検出装置は、2つの変位方向に向けて機構上の中立位置を挟んで遊動可能な透磁率可変体と、これら2つの変位方向に対象配置され、透磁率可変体の遊動位置に基づいて自己インダクタンスが互いに差動変化する2つの自己誘導手段と、それぞれの自己誘導手段と各別に直列接続した2つの電気抵抗手段と、自己誘導手段および電気抵抗手段からなる双方の回路に、各独立にパルス電圧を供給する2つのパルス電源と、それぞれの電気抵抗手段の両端に生じる2つの電位差どうしの偏差を演算する偏差演算手段とを備え、この偏差演算手段による演算結果に基づいて、透磁率可変体の遊動位置の変位量と変位方向とを検出するものであって、それぞれのパルス電源が、自己誘導手段および電気抵抗手段の接続点にパルス電圧を供給するものである
【0016】
この差動変位検出装置によれば、2つのパルス電源の各々が独立して用いられ、一方のパルス電圧が、自己誘導手段および電気抵抗手段からなる一方の直列回路に流入する。しかし、この直列回路が、その入力端子側で他方の直列回路から電気的に絶縁される。また、他方のパルス電圧も、同様に他方の直列回路に流入し、しかも、前述した一方の直列回路から同様に絶縁される。また、それぞれ独立した2つのパルス電圧に基づいて、各自己誘導手段が、時間的にも回路上でも独立して機構部の変位量を2つの電気信号に変換する。しかも、透磁率可変体の遊動位置に従った変位量と変位方向を差動変化する両電気信号として得られる。また、この差動変位検出装置によれば、自己誘導手段および電気抵抗手段がパルス電源に対して並列に接続される。
【0017】
本発明の請求項2記載の差動変位検出装置は、2つの変位方向に向けて機構上の中立位置を挟んで遊動可能な透磁率可変体と、これら2つの変位方向に対象配置され、透磁率可変体の遊動位置に基づいて自己インダクタンスが互いに差動変化する2つの自己誘導手段と、それぞれの自己誘導手段と各別に直列接続した2つの電気抵抗手段と、自己誘導手段および電気抵抗手段からなる双方の回路に、各独立にパルス電圧を供給する2つのパルス電源と、それぞれの電気抵抗手段の両端に生じる2つの電位差どうしの偏差を演算する偏差演算手段とを備え、この偏差演算手段による演算結果に基づいて、透磁率可変体の遊動位置の変位量と変位方向とを検出するものであって、偏差演算手段が、いずれか一方の自己遊動手段による過渡応答電圧のみに基づいて、透磁率可変体の遊動位置における変位量と変位方向とを検出する
この差動変位検出装置によれば、2つのパルス電源の各々が独立して用いられ、一方のパルス電圧が、自己誘導手段および電気抵抗手段からなる一方の直列回路に流入する。しかし、この直列回路が、その入力端子側で他方の直列回路から電気的に絶縁される。また、他方のパルス電圧も、同様に他方の直列回路に流入し、しかも、前述した一方の直列回路から同様に絶縁される。また、それぞれ独立した2つのパルス電圧に基づいて、各自己誘導手段が、時間的にも回路上でも独立して機構部の変位量を2つの電気信号に変換する。しかも、透磁率可変体の遊動位置に従った変位量と変位方向を差動変化する両電気信号として得られる。また、この差動変位検出装置によれば、他方の自己遊動手段による過渡応答電圧の状態に拘らず、いつでも任意の一方の自己誘導手段のみで透磁率可変体の変位量等が検出できる。
【0018】
本発明の請求項3記載の差動変位検出装置は、それぞれのパルス電源が、自己誘導手段および電気抵抗手段からなるそれぞれの直列回路の一端部にパルス電圧を供給する
この差動変位検出装置によれば、自己誘導手段および電気抵抗手段がパルス電源に対して直列に接続される。
【0019】
本発明の請求項4記載の差動変位検出装置は、偏差演算手段が、いずれか一方の自己誘導手段による過渡応答電圧のみに基づいて、透磁率可変体の遊動位置における変位量と変位方向とを検出することを特徴とした。
この差動変位検出装置によれば、他方の自己遊動手段による過渡応答電圧の状態に拘らず、いつでも任意の前記一方の自己誘導手段のみで透磁率可変体の変位量等が検出できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、従来例で説明した部分と同じ部分については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図1は本発明の第1の実施形態による差動変位検出装置の一構成例を原理的に説明する図である。
第1の実施形態の差動変位検出装置10は、機構部における機械的な変位に従って、その変位量を2つの差動過渡応答電圧VS1またはVS2に変換する第1変位センサ20と、この第1変位センサ20にパルス電圧VP1またはVP2を印加すると共に、第1変位センサ20に与えられた変位に基づく変位信号Xを算出する第1偏差電圧算出部30とから構成される。
【0021】
第1偏差電圧算出部30は、差動過渡応答電圧VS1およびVS2の下限値VD1またはVD2を保持するための第1下限保持回路31Aおよび31Bと、これらの下限値VD1およびVD2から偏差を求めて変位量信号Xとする比較回路36と、両パルス電圧VP1およびVP2を発生する2つの第1パルス電源PS1またはPS2とからなる。
【0022】
この場合、パルス電圧VP1またはVP2は立ち下がり方向のパルスであるが、立ち上がり方向のときは下限値を上限値に置き換える。また、パルス波形としては、それぞれの回路定数を設定し易くするため矩形波が望ましいが、この他、正弦波、三角波その他の一定周期を有する波形であればよい。変位信号Xは、その絶対値により変位量を、また、プラスおよびマイナス符号により変位方向を各々示す信号である。第1偏差電圧算出部30から本発明による偏差演算手段を構成する。
【0023】
図2は図1に示す第1変位センサの一構成例を原理的に説明する図である。
この第1変位センサ20は、前述した従来例の変位センサ100における2つの検出コイルL1,L2において、それぞれの入力端子SP1,SP2を各別に設けて絶縁してある。そして、従来例のパルス電源PSを2つの第1パルス電源PS1,PS2と置き換え、それぞれを各入力端子SP1またはSP2に接続させた他は、従来例と同様である。これら検出コイルL1,L2から本発明による自己誘導手段を、また、前述した基準抵抗器Rf,Rfから同じく電気抵抗手段を構成する。
【0024】
図3は図2に示す変位センサの一実装例を模式的に説明する図である。
2つの検出コイルL1,L2は、ケーシングCにはめ込まれて図の上下2段に積み重ね、機構部内に搭載されたコイルである。そして、両検出コイルL1,L2から等距離の筒内に、非磁性体からなる遊動コアXを収納配置してある(図には中立位置にある場合を示す)。これによって、一つの遊動コアXを両検出コイルL1,L2の中間位置から各検出コイルL1,L2の方向に往復移動させると、そのときの機械的な変位量に対して、各検出コイルL1,L2の自己インダクタンスが互いに差動的に変化する。
【0025】
この第1変位センサ20によれば、各第1パルス電源PS1,PS2から各検出コイルL1またはL2にそれぞれ独立にパルス電圧VP1またはVP2が流入する。このため、各検出コイルL1,L2の自己インダクタンスによる過渡応答が、従って、各基準抵抗器Rf両端の各差動過渡応答電圧VS1またはVS2が、共に別系統の直列回路によって生じることになる。
【0026】
なお、ケーシングCには、両第1パルス電源PS1,PS2の接地端子と、両基準抵抗器Rf,Rfの共通端子とがほぼ共通接地され、更に自動車のフレーム等に接地させる。この他、これら接地端子と共通端子とをケーシングCと導通させず、絶縁したまま外部に取り出すと共に誘導ノイズを排除すれば、機構部等を介した導電性のノイズに対して安定化させ得る。
【0027】
図4は図1に示す第1偏差電圧算出部の一実施例のブロック図である。
この第1偏差電圧算出部30の第1パルス電源PS1,PS2は、所定の過渡応答周期を有するパルス発生器PG1またはPG2、スイッチング用の第1パワートランジスタSW1またはSW2、電源電圧に基づくパルス電圧VP1,VP2の安定化回路REG1,REG2からなる。過渡応答周期は、第1変位センサ20の応答速度、機械的な変位量の検出精度を考慮して予め最適値を設定しておく。
【0028】
第1パワートランジスタSW1,SW2としては、安定な接地電位を得やすいエミッタ接地が好ましいが、この他、コレクタ接地であってもよい。安定化回路REG1,REG2としては、簡易にはパルス電圧を電源電位にホールドするための過電圧の分流用ダイオードを、もしくは、電源電圧自体を安定化させるノイズフィルタ(例えばバイパスコンデンサ)を、またはこれらを組み合わせればよい。
【0029】
第1下限保持回路31A,31Bは、差動過渡応答電圧VS1,VS2から低周波帯域のみを濾波するローパスフィルタLPF1またはLPF2、そして、差動過渡応答電圧VS1,VS2における最低値(以下、ボトム電圧という)を得る演算増幅器A11またはA12、このボトム電圧値を保持するボトムホールド回路BH1またはBH2からなる。
【0030】
ローパスフィルタLPF1,LPF2としては、簡易には接地電位に基づくバイパスコンデンサのCR回路でもよいが、電源電位に基づく抑止インダクタのLR回路を併用することが望ましい。ボトムホールド回路BH1,BH2は、接地電位または電源電位を基準とした回路で、演算増幅器A11,A12と併せてボトム電圧を保持するための積分回路を構成する。
【0031】
比較回路36は、それぞれのボトム電圧を所定のゲインG21またはG22で増幅する反転増幅器A21またはA22、これら増幅したボトム電圧の偏差電圧VT3を演算する差動増幅器A23からなる。その際のゲインG21,G22としては、増幅後に差動検出電圧VT1,VT2が機械的な変位量の基準値となるオフセット値が得られるようなゲインを設定しておく。このため、この基準値に対して変位量に基づく偏差電圧VT3が得られる。
【0032】
図5は図4に示す第1変位センサによるトルクセンサの実施例の断面図である。
このトルクセンサ20は、自動車のステアリングホイールの回転力を先端部の歯車で受けるインプットシャフト21を、図示しないトーションバーを介して、スパイラル状のネジ溝を螺刻したアウトプットシャフト23と一軸上に連接した機構を有している。トーションバーは、捩れ量を非磁性コア22の直線変位量X1,X2に機械的に変換する機構の棒体である。アウトプットシャフト23は、そのスパイラル状のネジ溝を介して図示しない車輪のラック軸に螺合させる。
【0033】
そして、非磁性コアXを収納した各検出コイルL1,L2の配線を、トルクセンサ20の接続コネクタCN1、第1差動電圧算出部30への接続ケーブルCAを介して、第1差動電圧算出部30の接続コネクタCN2に接続してある。このトルクセンサ20によれば、ドライバの操舵力がトルクセンサ20の機械的な変位量X1,X2に変換され、各検出コイルL1,L2の自己インダクタンスを介して更に電気信号に変換され、差動過渡応答電圧VS1,VS2として第1差動電圧算出部30に送出される。なお、前述した2つの基準抵抗Rf,Rfと、接続コネクタCN1のFG端子における各配線については、煩雑となるため図示を省略する。
【0034】
図6は図5に示すトルクセンサを用いた検査手段の一実施例のブロック図である。
この検査手段40は、自動車の電動パワーステアリング制御に用いた一例を示してある。そして、前述した差動検出電圧VT1,VT2を監視しながら、その電圧異常の状態に基づいて後述する故障検出信号41Aを送出する故障検出部41と、その偏差電圧VT3または後述する代替信号43Aのいずれかを選択するトルク信号設定部42と、この代替信号43Aのための代替信号発生部43とを有している。
【0035】
故障検出部41の表示出力端子は、自動車の運転者または保守者に警告するワーニングランプ80に接続してある。例えば、これら各部をマイクロプロセッサシステムのファームウェアとして構成できる。
二つの両差動検出電圧VT1,VT2は、通常の運用時に正常値の範囲内に在るため、故障検出部41から故障検出信号41Aが送出されない。従って、両差動検出電圧VT1,VT2から得られた偏差電圧VT3がトルク信号42Aとして用いられる。
【0036】
トルク信号設定部42からのトルク信号42Aは、これを自動車の車速信号50Aに従って評価し、パワーステアリング制御のための目標駆動量50Bを形成する電動機起動制御部50に導入される。例えば、車速信号50Aの値ごとにトルク信号42Aをアドレスとした目標駆動量50Bのテーブルを設ければよい。そして、このテーブルで検索した目標駆動量50Bに基づいて、電動機駆動部60が、ステアリング機構部に搭載した電動機70の駆動電流60Aを制御する。その結果、電動機70からは、実際の駆動出力70Aが検出され、電動機駆動部60に導入されて駆動電流60Aの制御に供される。
【0037】
図7は図6に示す検査手段の第1自己復旧業務のフローチャートである。
この第1自己復旧業務は、2つの差動検出電圧VT1,VT2による第1故障検出処理(ステップST11)と、正常な差動検出電圧VT1またはVT2を選ぶ第1代替信号発生処理(ステップST12)と、その代替結果によるトルク信号設定処理(ステップST13)と、この代替されたトルク信号42Aに基づく制御回復処理(ステップST14)とから構成される。
【0038】
第1故障検出処理ST11では、故障検出部41によって、前述した監視範囲内に両差動検出電圧VT1,VT2がともに入っていることを常時監視しながら、いずれも正常であれば、以下の各処理を行なわずに監視を続行する。そして、いずれか一方の差動検出電圧VT1またはVT2が監視範囲外に逸脱したことを判定すると、トルク信号設定部42と代替信号発生部43に故障検出信号41Aを送出し、直ちに以下のエラー処理を実行する。この場合、監視範囲としては、例えば主としてTTL回路構成を用いるときは、0.2Vから4.8V程度が好ましい。
【0039】
次に、第1代替信号発生処理ST12では、代替信号発生部43によって、故障検出信号41Aを契機として両差動検出電圧VT1またはVT2の正常性を判定し、未だ正常な他方の差動検出電圧VT2またはVT1に関する代替信号43Aを発生してトルク信号設定部42に送出する。この代替信号43Aのため、両差動検出電圧VT1またはVT2の平均値VT4に経年変化、温度変化の補正をした後、予め正常時に保持しておく。そして、この平均値VT4から正常な他方の差動検出電圧VT2またはVT1を減算し、所定のオフセット値を加算して代替信号43Aに用いればよい。
【0040】
続いて、トルク信号設定処理ST13では、故障検出信号41Aの導入によりトルク信号設定部42によって、トルク信号42Aが偏差電圧VT3から代替信号43Aに切り換えられる。制御回復処理ST14では、トルク信号設定処理ST13からの終了通知または代替信号43Aの導入により異常のエラー処理が完了し、電動機駆動制御部50によって、通常時と同様の電動パワーステアリング制御の継続が行なわれる。
【0041】
また、これにより再び故障検出部41によって、第1故障検出処理ST11が遂行され、その結果、前述した他方の差動検出電圧VT2またはVT1にも異常が検出されたときは、安全のため制御を打ち切る。このため、この場合には、他方の差動検出電圧VT2またはVT1に障害が生じている状態か、または、いずれか一方に障害が生じて制御回復処理ST14が行なわれた状態をフラグなどに記憶しておく必要がある。
【0042】
図8は同じく検査手段の第2自己復旧業務のフローチャートである。
この第2自己復旧業務は、第1自己復旧業務における第1故障検出処理ST11および第1代替信号発生処理ST12に代えて、差動検出電圧VT1,VT2の平均値VT4による第2故障検出処理ST21、または試験用パルス電圧VP1,VP2に基づく第2代替信号発生処理ST22と置き換えた他は、第1自己復旧業務と同様である。
【0043】
第2故障検出処理ST21では、故障検出部41によって、前述した別の監視範囲内に両差動検出電圧VT1,VT2の平均値VT4が入っていることを常時監視しながら、これが正常であれば、以下の各処理を行なわずに監視を続行する。そして、この平均値VT4が別の監視範囲外に逸脱したことを判定すると、トルク信号設定部42と代替信号発生部43に故障検出信号41Aを送出し、直ちに以下のエラー処理を実行する。この場合、別の監視範囲としては、例えば主としてTTL回路構成を用いるときは、機械的な変位量の基準値を2.5Vとすれば、2Vから3V程度が好ましい。
【0044】
次に、第2代替信号発生処理ST22では、代替信号発生部43によって、故障検出信号41Aを契機として2つの試験用パルス電圧VP1,VP2をそれぞれ変位センサ20に送出する。これは、平均値VT4を監視していたが各々の差動検出電圧VT1,VT2までは判定していないからである。そして、両差動検出電圧VT1またはVT2の正常性を判定し、未だ正常な他方の差動検出電圧VT2またはVT1に関する代替信号43Aを同様に発生してトルク信号設定部42に送出する。この第2故障検出処理ST21によれば、第1故障検出処理ST11に比べて微小なトルクであっても検出し易くなる。他方、エラー処理の期間が比較的に長期化する。
【0045】
図9は同じく検査手段における自己休止業務のフローチャートである。
この自己休止業務は、前述した第1自己復旧業務の第1故障検出処理ST11と、いずれか一方の試験用パルス電圧VP1またはVP2に基づく第3代替信号発生処理(ステップST32)と、制御中止を含む注意報告処理(ステップST33)とから構成される。
【0046】
第3代替信号発生処理ST32では、代替信号発生部43によって、故障検出信号41Aを契機として試験用パルス電圧VP1またはVP2を変位センサ20に送出する。この第2故障検出処理ST21によれば、いずれか一方の差動検出電圧VT1,VT2が他方に追従して変化すれば、変位センサ20において差動過渡応答電圧VS1,VS2どうしが短絡していることが分る。なぜなら、正常であれば、それぞれの検出コイルL1,L2がほぼ独立して機能するからである。
【0047】
注意報告処理ST33では、差動過渡応答電圧VS1,VS2どうしが短絡状態であることを、ワーニングランプ80によってドライバ、サービス員に注意表示をする。また、このとき以降はトルク信号を得ることができないため、電動機駆動制御部50が駆動制御を中止する。
【0048】
図10は本発明の第2の実施形態による差動変位検出装置の一構成例を原理的に説明する図である。
第2の実施形態の差動変位検出装置110は、第1の実施形態における、第1変位センサ20および第1偏差電圧算出部30に代えて、2つの入力端子を削除した第2変位センサ120、または、2つのパルス電圧VP1,VP2を内部的に印加する第2偏差電圧算出部130と置き換えた他は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態によれば、第2変位センサ120の端子数が削減されたため、内部配線が簡略化された。
【0049】
第2偏差電圧算出部130は、第1偏差電圧算出部30における両パルス電源PS1,PS2に代えて、電源電位を基準としてパルス電圧VP1,VP2を発生する2つの第2パルス電源PS101またはPS102と置き換え、両差動過渡応答電圧VS1,VS2にパルス電圧VP1またはVP2を印加した他は、第1偏差電圧算出部30と同様である。この第2偏差電圧算出部130から本発明による偏差演算手段を構成する。
【0050】
図11は図10に示す第2変位センサの一構成例を原理的に説明する図である。
この第2変位センサ120は、第1変位センサ20における両入力端子SP1,SP2を削除し、両検出コイルL1,L2の各一端部を共通接地させると共に、両パルス電圧VP1,VP2を各出力端子S1またはS2に入力させた他は、第1変位センサ20と同様である。
【0051】
図12は図11に示す第2変位センサの一実装例を模式的に説明する図である。
両検出コイルL1,L2の各一端部は、第2変位センサ120の内部でケーシングCに共通接地されている。この第2変位センサ120によれば、各パルス電源PS1,PS2から各検出コイルL1またはL2と各基準抵抗器Rfの中間点にそれぞれ独立にパルス電圧VP1またはVP2が流入される。
【0052】
図13は図10に示す第2偏差電圧算出部の一実施例のブロック図である。
この第2偏差電圧算出部130の第2パルス電源PS101,PS102は、第1パルス電源PS1,PS2の第1パワートランジスタSW1,SW2に代えて、電源電圧を基準としたNPN型の第2パワートランジスタSW101,SW102と置き換えた他は、第1偏差電圧算出部30と同様である。第2下限保持回路131A,131Bは、両パルス電圧VP1,VP2を導入して各検出コイルL1またはL2に印加しながら差動過渡応答電圧VS1,VS2とする他は、第1下限保持回路31A,31Bと同様である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2系統のパルス電源を設けたので、変位量に従った電気信号を形成するための、おおもとのパルス電圧が消失しても機構制御を妨げない安全な差動変位検出装置を提供することがきる。
また、本発明の請求項2、請求項3記載の装置によれば、パルス電源のための入力端子を削減でき、本発明の請求項4記載の装置によれば、一方の自己誘導手段のみの変位量等を制御に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による差動変位検出装置の一構成例を原理的に説明する図
【図2】図1に示す第1変位センサの一構成例を原理的に説明する図
【図3】図2に示す変位センサの一実装例を模式的に説明する図
【図4】図1に示す第1偏差電圧算出部の一実施例のブロック図
【図5】図4に示す第1変位センサによるトルクセンサの実施例の断面図
【図6】図5に示すトルクセンサを用いた検査手段の一実施例のブロック図
【図7】図6に示す検査手段の第1自己復旧業務のフローチャート
【図8】同じく検査手段の第2自己復旧業務のフローチャート
【図9】同じく検査手段における自己休止業務のフローチャート
【図10】本発明の第2の実施形態による差動変位検出装置の一構成例を原理的に説明する図
【図11】図10に示す第2変位センサの一構成例を原理的に説明する図
【図12】図11に示す第2変位センサの一実装例を模式的に説明する図
【図13】図10に示す第2偏差電圧算出部の一実施例のブロック図
【図14】従来例による変位センサの一構成例を原理的に説明する図
【図15】変位センサ出力の演算処理後の一検出特性を示すグラフ
【図16】変位センサの一検査方式による一検出特性のグラフ
【符号の説明】
10…第1差動変位検出装置、20…第1変位センサ、30・・・第1偏差電圧算出部、31A,31B・・・第1下限保持回路、36・・・比較回路、PS1,PS2・・・第1パルス電源、VD1,VD2・・・下限値、VP1,VP2・・・パルス電圧、VS1,VS2・・・差動過渡応答電圧、X・・・変位信号。

Claims (4)

  1. 2つの変位方向に向けて機構上の中立位置を挟んで遊動可能な透磁率可変体と、
    これら2つの変位方向に対象配置され、前記透磁率可変体の遊動位置に基づいて自己インダクタンスが互いに差動変化する2つの自己誘導手段と、
    それぞれの前記自己誘導手段と各別に直列接続した2つの電気抵抗手段と、
    前記自己誘導手段および前記電気抵抗手段からなる双方の回路に、各独立にパルス電圧を供給する2つのパルス電源と、
    それぞれの前記電気抵抗手段の両端に生じる2つの電位差どうしの偏差を演算する偏差演算手段とを備え、
    この偏差演算手段による演算結果に基づいて、前記透磁率可変体の遊動位置の変位量と変位方向とを検出するものであって、
    それぞれの前記パルス電源が、前記自己誘導手段および前記電気抵抗手段の接続点に前記パルス電圧を供給することを特徴とする差動変位検出装置。
  2. 2つの変位方向に向けて機構上の中立位置を挟んで遊動可能な透磁率可変体と、
    これら2つの変位方向に対象配置され、前記透磁率可変体の遊動位置に基づいて自己インダクタンスが互いに差動変化する2つの自己誘導手段と、
    それぞれの前記自己誘導手段と各別に直列接続した2つの電気抵抗手段と、
    前記自己誘導手段および前記電気抵抗手段からなる双方の回路に、各独立にパルス電圧を供給する2つのパルス電源と、
    それぞれの前記電気抵抗手段の両端に生じる2つの電位差どうしの偏差を演算する偏差演算手段とを備え、
    この偏差演算手段による演算結果に基づいて、前記透磁率可変体の遊動位置の変位量と変位方向とを検出するものであって、
    前記偏差演算手段が、いずれか一方の前記自己遊動手段による過渡応答電圧のみに基づいて、前記透磁率可変体の遊動位置における前記変位量と前記変位方向とを検出することを特徴とする差動変位検出装置。
  3. それぞれの前記パルス電源が、前記自己誘導手段および前記電気抵抗手段からなるそれぞれの直列回路の一端部に前記パルス電圧を供給することを特徴とする請求項記載の差動変位検出装置。
  4. 前記偏差演算手段が、いずれか一方の前記自己遊動手段による過渡応答電圧のみに基づいて、前記透磁率可変体の遊動位置における前記変位量と前記変位方向とを検出することを特徴とする請求項1記載の差動変位検出装置。
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