JP4063860B1 - 業務イベントデータ補完装置及び業務イベントデータ補完プログラム - Google Patents

業務イベントデータ補完装置及び業務イベントデータ補完プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】業務サーバにより生成された業務イベントデータが業務分析に必要なビジネスプロセス情報を持たない場合でも、ビジネスプロセス情報を補完して業務分析を可能とする装置を提供する。
【解決手段】BAMサーバ(0101)は、各業務サーバから業務イベントデータを入力して格納する収集イベントキュー(0204)と、各業務イベントデータを所定のビジネスプロセスと対応付けできる正規データと対応付けできない非正規データとのいずれかに分類する補完判定部(0205)と、非正規データの補完に使用される補完情報を格納する補完情データマップ報格納部(0210)と、補完情報が非正規データを正規データに補完できる対応補完情報を含むかを判定し、含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完するイベント補完部(0211)とを備えた。
【選択図】図4

Description

この発明は、ビジネスプロセスに関する業務イベントデータを補完する業務イベントデータ補完装置及び業務イベントデータ補完プログラムに関する。
近年、業務システムを監視し業務の分析を行うBAM(Bussiness Activity Monitoring)と呼ばれる技術が注目されている。BAMの実現手法としては、収集した業務イベントに対して、ビジネスプロセスモデルを元にビジネスプロセスインスタンスを構築し、ビジネスプロセスインスタンスを元に業務分析を行うなどの手法が用いられている。従来の業務イベントの収集・分析技術(BAM)において、監視対象システムは、分析に必要な情報であるビジネスプロセス情報を含んだ業務イベントを生成することを前提としていた。ここで、「ビジネスプロセス情報」とは、ビジネスプロセスとして特定するための情報(例えば、プロセス名、プロセスインスタンスID、タスク名、タスクIDの4つの情報)である。例えば類似の技術では、異なる業務システムの業務イベントを統一的に分析する手法として、業務イベント中の一意な属性情報同士を結び、トラッキングすることで、異なる業務システムの業務イベントを一連のビジネスプロセスの処理として関連付ける方式(例えば特許文献1)が提案されている。しかし、上記文献の方式では、ビジネスプロセス情報と対応する一意な属性情報を含まない業務イベントを生成する業務システムを対象とした場合には、業務分析を実施することができなかった。
特開2005−115494号公報
従来の業務システムにおける業務イベントの収集・分析技術は、上記のように「ビジネスプロセス情報」を含んだ業務イベントを前提としており、ビジネスプロセス情報を含まない業務イベントを生成する業務システムを対象とした業務分析を実施できなかった。セキュリティシステムの業務イベントとワークフローといった業務システムの業務イベントを連携して業務分析を行う場合、ビジネスプロセス情報を含まない業務イベントをビジネスプロセスと対応した業務イベントとして関連付ける必要がある。
本発明は、監視対象のシステムにより生成された業務イベントデータが業務分析に必要な「ビジネスプロセス情報」を持たない場合でも、この業務イベントデータに対してビジネスプロセス情報を補完し、対象システムの業務分析を可能とする装置の提供を目的とする。
この発明の業務イベントデータ補完装置は、
それぞれが所定のシステムを実行するとともに前記所定のシステムの実行結果を示す業務イベントデータを出力する複数の業務サーバ装置のそれぞれから業務イベントデータを入力して格納する業務イベントデータ格納部と、
前記業務イベントデータ格納部に格納された業務イベントデータのそれぞれを、予め設定された基準に基づいて、所定のビジネスプロセスと対応付けすることができる正規データと前記所定のビジネスプロセスと対応付けすることができない非正規データとのいずれかに分類する分類部と、
前記分類部により分類された非正規データの補完に使用される補完情報を格納する補完情報格納部と、
前記補完情報格納部が格納している補完情報が前記分類部により分類された非正規データを正規データに補完できる情報である対応補完情報を含むかどうかを判定し、補完情報が対応補完情報を含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完する非正規データ補完部と
を備えたことを特徴とする。
この発明により、監視対象の業務サーバにより生成された業務イベントデータが業務分析に必要な「ビジネスプロセス情報」を持たない場合でも、この業務イベントデータに「ビジネスプロセス情報」を補完することにより業務分析を可能とする装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、コンピュータであるBAMサーバ装置(以下、BAMサーバという)の外観の一例を示す図である。図1において、BAMサーバ(0101)は、システムユニット830、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置813、キーボード814(Key・Board:K/B)、マウス815、FDD817(Flexible・Disk・ Drive)、コンパクトディスク装置818(CDD:Compact Disk Drive)、プリンタ装置819などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット830は、コンピュータであり、また、ネットワーク(例えばLAN:Local Area Network)に接続されている。ネットワークには、業務サーバA〜N、利用者端末A〜M等が接続されている。BAMサーバ(0101)は、ネットワークを介して業務サーバA〜N、利用者端末A〜Mのそれぞれと通信可能である。
図2は、実施の形態1におけるBAMサーバ(0101)のハードウェア資源の一例を示す図である。図2において、BAMサーバ(0101)は、プログラムを実行するCPU810(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU810は、バス825を介してROM(Read Only Memory)811、RAM(Random Access Memory)812、表示装置813、キーボード814、マウス815、通信ボード816、FDD817、CDD818、プリンタ装置819、磁気ディスク装置820と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置820の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置、フラッシュメモリなどの記憶装置でもよい。
RAM812は、揮発性メモリの一例である。ROM811、FDD817、CDD818、磁気ディスク装置820、フラッシュメモリ等の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部、格納部の一例である。通信ボード816、キーボード814、FDD817などは、入力部、入力装置の一例である。また、通信ボード816、表示装置813、プリンタ装置819などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード816は、ネットワークに接続されている。
磁気ディスク装置820には、オペレーティングシステム821(OS)、ウィンドウシステム822、プログラム群823、ファイル群824が記憶されている。プログラム群823のプログラムは、CPU810、オペレーティングシステム821、ウィンドウシステム822により実行される。
上記プログラム群823には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU810により読み出され実行される。
ファイル群824には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の算出結果」、「〜の抽出結果」、「〜の生成結果」、「〜の処理結果」として説明する情報や、データや信号値や変数値やパラメータなどが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU810によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明においては、データや信号値は、RAM812のメモリ、FDD817のフレキシブルディスク、CDD818のコンパクトディスク、磁気ディスク装置820の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス825や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM811に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU810により読み出され、CPU810により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図3は、実施の形態1における業務分析システム100の構成図である。業務分析システム100は、BAMサーバ(0101)(業務イベントデータ補完装置)、監視対象サーバ群(0104)を構成する業務サーバA(0105A)〜業務サーバN(0105N)、利用者端末A(0106A)〜利用者端末N(0106N)を備える。
BAMサーバ(0101)は、監視対象サーバ群(0104)を監視して監視対象サーバ群(0104)から情報(後述の業務イベントデータ)を収集する収集機構部(0102)と、収集した情報から業務分析を行い、業務に影響を与える状況になった場合に、利用者に対して通知を行う分析機構部(0103)とを備える。
監視対象サーバ群(0104)は、業務サーバA(0105A)〜業務サーバN(0105N)から構成される。各業務サーバは、業務を実行するために必要な業務アプリケーションや、業務アプリケーションを連携させるためのプログラム(ワークフローやBPMなど)を実行する。
利用者端末A(0106A)〜利用者端末M(0106M)は、BAMサーバ(0101)で実行した業務分析の結果をメールやWEBブラウザなどから取得することができる。
BAMサーバ(0101)、それぞれの業務サーバ(0105A)〜(0105N)、それぞれの利用者端末(0106A)〜(0106M)は、LAN(0107)で接続され、互いに通信することが可能な構成である。
図3に示した業務分析システム100の特徴を説明する。
(1)BAMサーバ(0101)の分析機構部(0103)は、収集機構部(0102)が収集した複数の業務イベントデータを元に、自己の認識している「所定のビジネスプロセスモデル」と対応したビジネスプロセスインスタンスを構築する。そして、分析機構部(0103)は、作成したビジネスプロセスインスタンス情報を元に業務分析を行う。「所定のビジネスプロセスモデル」を後述する図5の「電子データ持出し業務」(BP0101)とする。
(2)分析機構部(0103)が、収集機構部(0102)の収集した複数の業務イベントデータを元に「電子データ持出し業務」(BP0101)のビジネスプロセスインスタンスを作成するには、業務イベントデータがビジネスプロセス情報を有する必要がある。ビジネスプロセス情報とは、その業務イベントデータがビジネスプロセスインスタンスのどの部分に位置するかを示す情報であり、その業務イベントデータを所定のビジネスプロセスに対応付けすることができる情報である。後述の例ではビジネスプロセス情報を「プロセス名、インスタンスID、タスク名、タスク番号」の4つの値としている。以下では、ビジネスプロセス情報とは、前記の例で言えば、「プロセス名、インスタンスID、タスク名、タスク番号」の4つの情報全体を意味するものとして使用する。4つのうち一つでも欠ける場合、その業務イベントデータはビジネスプロセス情報を持たないこととなる。分析機構部(0103)は、ビジネスプロセス情報を有する業務イベントデータでなければ、ビジネスプロセスインスタンスを生成できない。図3の業務分析システム100では、業務サーバA(0105A)は、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関する業務イベントデータであってビジネスプロセス情報を有する業務イベントデータ(後述の正規業務イベントデータ)を出力するものとする。一方、業務サーバB(0105B)は、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関する業務イベントデータであってビジネスプロセス情報を含まない業務イベントデータ(後述の非正規業務イベントデータ)を出力するものとする。
(3)この場合、BAMサーバ(0101)の収集機構部(0102)は、業務サーバB(0105B)の出力したビジネスプロセス情報を含まない非正規業務イベントデータを、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関するビジネスプロセス情報を含む業務イベントデータ(後述の補完済み正規業務イベントデータ)に補完する。この点が、業務分析システム100の特徴である。
(4)BAMサーバ(0101)の分析機構部(0103)は、補完済み正規業務イベントデータを用いることにより、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関するビジネスプロセスインスタンスを生成し、このビジネスプロセスインスタンスに基づいて「電子データ持出し業務」の業務分析を実行する。
(5)以上が業務分析システム100の特徴及び概要である。
図4は、図3に示したBAMサーバ(0101)(業務イベントデータ補完装置)、業務サーバA(0105A)〜業務サーバN(0105N)のモジュールを表すブロック図である。
以下に、業務サーバA(0105A)を例に、収集エージェント(0201A)、監視対象(0203A)、業務イベント(0202A)を説明する。なお、図4のように業務サーバ(0105A)〜(0105N)の構成は同様であり、業務サーバA(0105A)についての説明は、他の業務サーバにおける収集エージェント(0201B)〜(0201N)、監視対象(0203B)〜(0203N)、業務イベント(0202B)〜(0202N)についも同様である。
(収集エージェント)
業務サーバA(0105A)において、収集エージェント(0201A)は、監視対象(0203A)の業務の実行情報である業務イベント(0202A)を自己の保有する収集設定に基づいて監視し、業務イベントに変化があった場合に業務イベントデータとして収集して収集機構部(0102)へ送信する。
(監視対象)
監視対象(0203A)は、業務サーバ(0105A)上で動作する「業務アプリケーション」や、業務アプリケーションを連携させるための「プログラム」(ワークフローやBPMなど)である。監視対象(0203A)は、ログテキストやDB(Data Base)、画面、HTTPリクエストなどの情報を出力する。
(業務イベント)
業務イベント(0202A)は、監視対象(0203A)が出力する情報(ログテキストやDB、画面、HTTPリクエストなど)に含まれる業務の実行情報であり、業務の開始、終了時刻や業務に関連する属性情報を含んだ情報である。
(正規業務イベントデータと非正規業務イベントデータ)
本実施の形態1では、「ビジネスプロセス情報」を含んだ業務イベントデータを「正規業務イベントデータ」(正規データ)と定義し、「ビジネスプロセス情報」を含まない業務イベントデータを「非正規業務イベントデータ」(非正規データ)と定義する。各収集エージェント(0201A)〜(0201N)は、収集した業務イベントデータを収集機構部(0102)の収集イベントキュー(0204)にキューイングする。このキューには例えば、JMS(Java Message Service(Javaは登録商標))等が利用される。
次に、図4を参照して、BAMサーバ(0101)の構成要素を説明する。BAMサーバ(0101)は、収集イベントキュー(0204)(業務イベントデータ格納部)、補完判定部(0205)(分類部)、正規イベントキュー(0206)、要補完イベントキュー(0207)(非正規データ格納部)、イベント補完データ作成部(0208)(補完データ更新部)、補完データ抽出定義格納部(0209)(更新用データ抽出定義格納部)、補完データマップ格納部(0210)(補完情報格納部)、イベント補完部(0211)(非正規データ補完部)を備える。
(補完データ抽出定義格納部)
補完データ抽出定義格納部(0209)は、正規業務イベントデータから補完情報を抽出するべき規則を示す補完データ抽出定義を格納している。
(補完データマップ格納部)
補完データマップ格納部(0210)は、非正規業務イベントデータの補完に使用される補完データマップを格納している。
(補完判定部)
補完判定部(0205)は、キューイングされた業務イベントデータが、ビジネスプロセス情報を含んでいるかどうかを、自己の備える判定条件に基づき判定し、含んでいれば正規イベントキュー(0206)へキューイングを行い、含んでいなければ要補完イベントキュー(0207)へキューイングを行う。
(イベント補完データ作成部)
イベント補完データ作成部(0208)は、補完データ抽出定義格納部(0209)が格納している補完データ抽出定義に基づき、正規イベントキュー(0206)に入った正規業務イベントデータから、補完が必要な非正規業務イベントデータに対して情報を補うための補完情報を抽出して補完データマップを作成する。イベント補完データ作成部(0208)で補完データマップの作成が完了した場合、補完データマップの作成に用いられた正規業務イベントデータは、分析機構部(0103)へ送られる。
(イベント補完部)
イベント補完部(0211)は、要補完イベントキュー(0207)から非正規業務イベントデータを取得し、作成された補完データマップを用いて、非正規業務イベントデータの補完を行う。イベント補完部(0211)は、補完が完了した補完済み正規業務イベントデータを正規イベントキュー(0206)へキューイングする。一方、イベント補完部(0211)は、補完対象である非正規業務イベントデータに、補完に必要な対応する補完データマップがない場合は、その非正規業務イベントデータを要補完イベントキュー(0207)へ再びキューイングする。
(分析機構部)
分析機構部(0103)は、正規イベントキュー(0206)から送られた正規業務イベントデータを元に、所定のビジネスプロセス(後述の例では「電子データ持出し業務」)に関するビジネスプロセスインスタンスを作成し、業務分析を行う。また、分析機構部(0103)は、業務分析の結果を分析設定を元に利用者端末A(0106A)〜利用者端末M(0106M)に通知する。利用者端末A(0106A)〜利用者端末M(0106M)は、電子メールやWEBブラウザなどを通して、表や一覧で業務分析結果を取得できる。
次に、図5、図6を用いて、実施の形態1でのビジネスプロセスモデルの例、及びそれぞれの業務サーバにおけるシステムの配置例を示す。
図5は、「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスモデル(BP0101)である。電子データの持出しを行うフローとして、持出しの申請を出す「持出し申請」タスク、申請の承認を行う「持出し承認」タスク、そして、電子データに書込みを行う「持出し」タスクがある。
図6は、ビジネスプロセス(BP0101)を業務サーバに配置した例である。業務サーバA(0105A)のWF(Work Flow)システムが、「持出し申請」タスク、「持出し承認」タスクを扱い、業務サーバB(0105B)のセキュリティ監視システムが、「持出し」タスクを扱うものとする。
図7は、業務イベントデータを示す。図7(A)、(B)は業務サーバA(0105A)の出力する業務イベントデータを示し、図7(C)は、業務サーバB(0105B)の出力する業務イベントデータである。業務サーバA(0105A)は正規業務イベントデータを出力し、業務サーバB(0105B)は非正規業務イベントデータを出力する。
業務サーバ(0105A)〜(0105N)で生成された業務イベントは、収集エージェント(0201A)〜(0201N)により収集され、即座に共通の形式に変換され、業務イベントデータとして、収集イベントキュー(0204)へ送信される。共通の形式は、例えば、CBE(Common Base Event)等が利用される。業務サーバA(0105A)のWFシステムの正規業務イベントデータは、図7(A)、(B)のような形式になる。また、業務サーバB(0105B)のセキュリティ監視システムの非正規業務イベントデータは、図7(C)のような形式になる。分析機構部(103)による業務分析に必要となるのは、ビジネスプロセスモデル(BP0101)と業務イベントデータとの対応付けができる情報(すなわちビジネスプロセス情報)である。よって、本来であれば、図7(C)の業務イベントデータにはビジネスプロセス情報が必要である。
(ビジネスプロセス情報)
図8は、「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスに関する「ビジネスプロセス情報」の具体例を示す図である。ここで、「ビジネスプロセス情報」とは、図8に示すように、プロセス名、インスタンスID、タスク名、タスク番号の4つの値の全体を言うものとする。図7(A)、(B)の業務イベントデータは、4つの値を含む(すなわち「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスに関するビジネスプロセス情報を含む)。しかし、図7(C)のセキュリティ監視システムの業務イベントデータは、この4つの値のうちインスタンスID、とタスク番号とを欠いている。すなわち、「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスに関するビジネスプロセス情報を含んでいない。このため、図7(C)の業務イベントデータは「非正規業務イベントデータ」であり、補完を行う必要がある。
図9〜図10に非正規イベントデータの補完に使用する補完データ抽出定義と補完データマップの一例を示す。
(補完データ抽出定義)
図9は、「持出し」タスクイベントの非正規業務イベントデータに対して補完を行う補完情報を抽出する補完データ抽出定義の一例である。抽出された補完情報から、イベント補完データ作成部(0208)により、補完データマップが作成される。補完対象の非正規業務イベントデータを識別するために、補完データ抽出定義にはプロセス名、タスク名が記載されている。また、補完情報の抽出元となる正規業務イベントデータを識別する情報としてプロセス名、タスク名、属性値が記載されている。また、補完に必要となる情報、イベント同士を対応付ける情報を記載する。図9は、「持出し申請」タスクからプロセス番号を抽出する定義(rule0001−1)、「持出し承認」タスクからタスク番号を抽出する定義(rule0001−2)を示している。「rule0001−1」の定義では、イベント同士を対応付ける情報として、「持出し申請」タスクのユーザ名と「持出し」タスクのユーザ名が一致すること、「持出し申請」タスクの持出しファイル名と「持出し」タスクの書込み元ファイルパスが一致することを条件としている。「rule0001−2」の定義では、「持出し承認」タスクのイベント時間、プロセス番号を抽出し、「持出し」タスクのイベント時間が「持出し承認」タスクの後であることやプロセス番号が一致することを条件としている。
(補完データマップ)
図10(A)は、図9の補完データ抽出定義をもとに、図7の業務イベントデータから作成された補完データマップである。プロセス番号を補完する補完データマップの条件式にはユーザ名が一致し、かつ、ファイルパスが一致することを指定している。また、タスク番号を補完する補完データマップにイベント時間範囲として、「持出し」タスクのイベント時間は「持出し承認」タスク以降の時間であることを条件としている。2つの補完データマップは同じプロセス、同じタスクを対象としており、図10(B)のようにまとめることもできる。
(補完済み正規業務イベントデータ)
図11は、補完データマップによって補完された「持出し」タスクイベント(補完済み正規業務イベントデータ)を示す。図10の補完データマップの条件式に一致したイベント(図7(C))に対して、補完データであるプロセス番号、タスク番号が追加されている。このあと、補完済み正規業務イベントデータは分析機構部(0103)へ送られ、業務分析に利用される。
全体の動作の概要について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(S1.検知)
まず、S1ステップにおいて、監視対象サーバ群(0104)のそれぞれの監視対象(0203A)〜(0203N)に対して配置した収集エージェント(0201A)〜(0201N)が、生成されたイベントを検知する。例えば、ログテキストファイルを監視対象とする場合は、収集エージェント(0201A)〜(0201N)が、ログが追記される処理を検知することである。また、DBを監視対象とした場合は、収集エージェント(0201A)〜(0201N)が、DBへのデータ書込み処理を検知することである。
(S2.業務イベントデータの送信)
S2ステップにおいて、収集エージェント(0201A)〜(0201N)は、イベントを検知すると、自己の保有する収集設定条件に従って業務イベントデータを収集し、収集した業務イベントデータをBAMサーバ(0101)の収集イベントキュー(0204)へ送信する。
(S3.業務イベントデータの分類及び補完)
収集イベントキュー(0204)は、業務イベントデータを出力する複数の業務サーバのそれぞれから、業務イベントデータを入力して格納する。そして、S3ステップにおいて、収集機構部(0102)では、収集イベントキュー(0204)にキューイングされた業務イベントデータに対して、補完判定部(0205)が、それぞれの業務イベントデータについて、「ビジネスプロセス情報」を含む正規業務イベントデータか、あるいは「ビジネスプロセス情報」を含まない非正規業務イベントデータかを判断していずれかに分類する。「ビジネスプロセス情報」とは、業務イベントデータを予め設定されている所定のビジネスプロセスと対応付けすることができる情報である。そして、イベント補完部(0211)は、「ビジネスプロセス情報」を含まない非正規業務イベントデータに対してビジネスプロセス情報の補完を行う。このステップについては図13において詳しく後述する。
(S4.分析)
S4ステップにおいて、分析機構部(0103)が、正規業務イベントデータを元にビジネスプロセスモデルと対応したビジネスプロセスインスタンスを構築する。
(S5.利用者端末への通知)
S5ステップにおいて、分析機構部(0103)は、自己の構築したビジネスプロセスインスタンスを元に業務分析を行い、業務の統計情報などを利用者端末(0106A)〜(0106M)へ通知する。
続いて、S3ステップのイベントの補完処理について図13を用いて詳しく説明する。
(S31:補完判定部)
まず、S31ステップにおいて、補完判定部(0205)が、各収集エージェント(0201A)〜(0201N)から送られた業務イベントデータの収集イベントキューへ(0204)へのキューイングを検知する。
(S32:補完判定部)
S32ステップにおいて、補完判定部(0205)は、自己が有する予め設定された分類基準に基づいて、収集イベントキュー(0204)にキューイングされた業務イベントデータを、所定のビジネスプロセス情報を含む「正規業務イベントデータ」と、所定のビジネスプロセス情報のうちの1以上の情報を欠く「非正規業務イベントデータ」とのいずれかに分類する。ここで「分類基準」とは、例えば、「所定のビジネスプロセス情報は、プロセス名、プロセスインスタンスID、タスク名、タスクIDの4つの情報であり、これを一つでも欠くものは正規業務イベントデータではない。」というような基準である。補完判定部(0205)は、正規業務イベントデータを正規イベントキュー(0206)へキューイングし、処理はS36ステップへ進む。また、補完判定部(0205)は、非正規業務イベントデータを要補完イベントキュー(0207)へキューイングし、処理はS33ステップへ進む。
(S33:イベント補完部)
S33ステップにおいて、イベント補完部(0211)(非正規データ補完部)は、補完データマップ格納部(0210)が格納している補完データマップの中に、補完対象である非正規業務イベントデータに対応する対応補完データマップ(対応補完情報)が存在するかを判定する。イベント補完部(0211)が対応補完データマップは存在しないと判定した場合、イベント補完部(0211)は、その非正規業務イベントデータをテップS34の要補完イベントキュー(0207)の最後尾へキューイングする。一方、イベント補完部(0211)が対応補完データマップが存在する判定した場合、S35ステップに進む。
(S35:イベント補完部)
S35ステップにおいて、イベント補完部(0211)は、補完対象である非正規業務イベントデータに対して、対応補完データマップを用いてビジネスプロセス情報の補完を行う。即ち、イベント補完部(0211)は、対応補完データマップを用いた補完により、非正規業務イベントデータを補完済みの正規業務イベントデータである「補完済み正規業務イベントデータ」に補完する。イベント補完部(0211)は、補完が完了した「補完済み正規業務イベントデータ」を正規イベントキュー(0206)へ送信する。
(S36イベント補完データ作成部)
S36ステップにおいて、イベント補完データ作成部(0208)は、正規イベントキューから正規業務イベントデータを取得し、補完データ抽出定義に基づいて、その正規業務イベントが補完情報(更新用データ)を含むかを判定する。もし、イベント補完データ作成部(0208)が、含まないと判定した場合、すなわち、正規業務イベントデータが補完抽出定義格納部(0209)に格納されている補完データ抽出定義に当てはまらないと判定した場合は、処理はS38ステップへ進む。一方、イベント補完データ作成部(0208)が、含むと判定した場合、すなわち、補完データ抽出定義に該当する正規業務イベントデータであると判定した場合は、処理はS37ステップへ進む。
(S37:イベント補完データ作成部)
S37ステップでは、イベント補完データ作成部(0208)は、補完データ抽出定義に基づいて、正規業務イベントデータから補完情報を抽出して補完データマップを作成し、S38ステップへ進む。なお、この正規業務イベントデータには、非正規業務イベントデータから補完により補完済み正規業務イベントデータとなった正規業務イベントデータも含まれることはもちろんである。
(S38:イベント補完データ作成部)
S38ステップでは、イベント補完データ作成部(0208)は、正規業務イベントデータを分析機構部(0103)へ送る。
以上の実施の形態1では装置としてのBAMサーバ(0101)を説明したが、BAMサーバ(0101)の補完判定部等の各構成要素の動作を処理ととらえることにより、BAMサーバ(0101)(業務イベントデータ補完装置)の動作をコンピュータに実行させる業務イベントデータ補完プログラムとして把握することも可能である。
本実施の形態1は、上記のような構成・動作とすることにより、ビジネスプロセス情報を含まないイベントを生成する業務システムに対しても、ビジネスプロセス情報をリアルタイムに補完し、業務分析を実施することができる。また、本実施の形態1では、メールを用いた通知を行っているが、アクションを実行したり、他のシステムへの通知を行っても良い。
実施の形態2.
図14〜図17を参照して実施の形態2を説明する。図14は、実施の形態2におけるBAMサーバ(0101)の構成を示す。図14は、図4に対して、BAMサーバ(0101)が、利用者端末に警告を通知する警告機構部(1201)と、警告設定を格納する警告設定格納部(1202)とを備えた点のみ異なる。警告機構部(1201)は、BAMサーバ(101)に接続する利用者端末と通信することにより、下記の「警告」を通知することが可能である。なお、実施の形態2で扱うビジネスプロセスモデルの例は図5、配置例は図6と同様とする。
警告機構部(1201)は、警告設定格納部(1202)が格納している警告設定を元に要補完イベントキュー(0207)の非正規業務イベントデータを監視し、警告設定に合致する非正規業務イベントに関する警告を利用者に発信する。図14のシステムは、実施の形態1と同様に図12、図13の流れで業務分析を行うことができる。
図15を用いて実施の形態2における警告を通知するフローを示す。図15のフローは、図12、図13の業務分析の処理とは独立した処理フローである。
(1)まずS61ステップにおいて、警告機構部(1201)が、要補完イベントキュー(0207)の非正規業務イベントデータを取得する。ただし、警告機構部(1201)が要補完イベントキュー(0207)から非正規業務イベントデータを取得する際、要補完イベントキュー(0207)からその非正規業務イベントデータを削除しない。
(2)S62ステップにおいて、警告機構部(1201)は、警告設定格納部(1202)が格納する警告設定に基づき、取得した非正規業務イベントデータに関する通知を行うかどうかを判断する。警告機構部(1201)は、通知を行うと判断した場合は、S63ステップへ進み、通知を行わない場合は終了する。
(3)S63ステップにおいて、警告機構部(1201)は、警告設定格納部(1202)が格納する警告設定に基づいた警告を利用者端末(0106A)〜(0106M)に通知する。
このS61〜S63ステップの処理は定期的に実行され、非正規業務イベントデータに関する警告が通知される。
以下に図16、図17を用いて、警告機構部(1201)が非正規業務イベントデータを監視し警告を通知する例を示す。
図16は、非正規業務イベントデータの一例である。図17は、警告設定格納部(1202)に格納されている警告設定の一例である。図16のような非正規業務イベントデータが要補完イベントキュー(0207)に補完されずに残っている場合を想定する。警告機構部(1201)は、この非正規業務イベントデータが補完されずに10分以上経過したとき、
ユーザ:「kojiro」
が電子データ持出し申請を行わずに持出しを行ったとして、警告設定で設定されている
利用者:「ユーザの上長」
に対して、指定した警告を通知する。
警告設定は、要補完イベントキュー(0207)の非正規業務イベントデータに対して、警告する条件式の設定や、警告通知の方式、警告の送り先等が設定される。
警告機構部(1201)が利用者端末に通知する「警告」は、電子メールによる通知、あるいはWEBブラウザからアクセスできるWEBページに記載する情報として発信することができる。
実施の形態2では、上記のような構成、動作とすることにより、実施の形態1の効果に加え、ビジネスプロセスに即していない、意図しない非正規業務イベントデータを監視することが可能となり、より効果のある業務分析を実現できる。また、本実施の形態2の図17では、警告の条件式にイベント時間のみを設定した例を示したが、要補完イベントキュー(0207)中で、補完されないイベント件数がある数値以上といった条件とすることもできる。また、警告方式もメール通知だけでなく、任意のアクションを実行することができるのはもちろんである。
以上の実施の形態では複数のシステムが連携する業務システムにおいて、ビジネスプロセスに沿った業務イベントとビジネスプロセスの情報を含まない業務イベントを収集することにより、既存の業務システムを変更することなく、ビジネスプロセスと対応付けた業務分析を行う業務分析システムを説明した。
以上の実施の形態ではビジネスプロセスの情報を含まない業務イベントを収集した場合に、ビジネスプロセスの情報を含んだ業務イベントから抽出した補完データマップを用いることにより、業務分析に必要な情報をリアルタイムに補完する業務分析システムを説明した。
以上の実施の形態では、業務イベントで見かけ上関係のない情報同士を結びつけた対応付け情報(補完データ抽出定義)を元に、業務イベント情報の補完データマップを自動的に作成する業務分析システムを説明した。
以上の実施の形態では、ビジネスプロセスに対応付けられない業務イベントを抽出することにより、ビジネスプロセスに即していない業務イベントとして通知する業務分析システムを説明した。
実施の形態1におけるBAMサーバの外観を示す図。 実施の形態1におけるBAMサーバのハードウェア構成の一例を示す図。 実施の形態1における業務分析システム100の構成図。 実施の形態1におけるBAMサーバ、業務サーバのモジュールを表すブロック図。 実施の形態1におけるビジネスプロセスモデルを示す図。 実施の形態1における業務サーバに配置するシステムの配置を示す図。 実施の形態1における業務イベントデータを示す図。 実施の形態1におけるビジネスプロセス情報を示す図。 実施の形態1における補完データ抽出定義を示す図。 実施の形態1における補完データマップを示す図。 実施の形態1における補完済み正規業務イベントデータを示す図。 実施の形態1における処理動作のフローチャート。 実施の形態1における補完処理のフローチャート。 実施の形態2におけるBAMサーバ、業務サーバのモジュールを表すブロック図。 実施の形態2における警告通知のフローチャート。 実施の形態2における非正規業務イベントデータを示す図。 実施の形態2における警告設定を示す図。
符号の説明
100 業務分析システム、0101 BAMサーバ、0102 収集機構部、0103 分析機構部、0104 監視対象サーバ群、0105A 業務サーバA、0105B 業務サーバB、0105N 業務サーバN、0106A 利用者端末A、0106M 利用者端末M、0107 LAN、0201A,0201B,0201N 収集エージェント、0202A,0202B,0202N 業務イベント、0203A,0203B,0203N 監視対象、0204 収集イベントキュー、0205 補完判定部、0206 正規イベントキュー、0207 要補完イベントキュー、0208 イベント補完データ作成部、0209 補完データ抽出定義格納部、0210 補完データマップ格納部、0211 イベント補完部、1201 警告機構部、1202 警告設定格納部。

Claims (6)

  1. それぞれが所定のシステムを実行するとともに前記所定のシステムの実行結果を示す業務イベントデータを出力する複数の業務サーバ装置のそれぞれから業務イベントデータを入力して格納する業務イベントデータ格納部と、
    予め設定された判定条件に基づいて、前記業務イベントデータ格納部に格納された業務イベントデータのそれぞれが、いかなるビジネスプロセスインスタンスのいかなる部分に位置するかを示すビジネスプロセス情報を含む正規データと前記ビジネスプロセス情報を含まない非正規データとのいずれに該当するかをCPUを用いることにより判定し、かつ、判定結果に従って前記業務イベントデータを正規データと非正規データとのいずれかに分類する分類部と、
    前記分類部により分類された非正規データの補完に使用される補完情報を格納する補完情報格納部と、
    前記補完情報格納部が格納している補完情報が前記分類部により分類された非正規データを正規データに補完できる情報である対応補完情報を含むかどうかを判定し、補完情報が対応補完情報を含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完する非正規データ補完部と
    を備えたことを特徴とする業務イベントデータ補完装置。
  2. 前記業務イベントデータ補完装置は、さらに、
    前記分類部により分類された正規データから前記補完情報格納部が格納する補完情報の更新に使用する更新用データを抽出し、正規データから抽出した更新用データに基づいて前記補完情報格納部が格納する補完情報を更新する補完データ更新部を備え、
    前記非正規データ補完部は、
    前記補完データ更新部により更新された更新後の補完情報である更新後補完情報が前記対応補完情報を含むかどうかを判定し、前記対応補完情報を含むと判定した場合に、更新後補完情報に含まれる前記対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完することを特徴とする請求項1記載の業務イベントデータ補完装置。
  3. 前記補完データ更新部は、
    前記非正規データ補完部が補完した補完済み正規データから前記補完情報格納部が格納する補完情報の更新に使用する更新用データを抽出し、補完済み正規データから抽出した更新用データに基づいて前記補完情報格納部が格納する補完情報を更新することを特徴とする請求項2記載の業務イベントデータ補完装置。
  4. 前記業務イベントデータ補完装置は、さらに、
    更新用データを抽出するべき規則を示す更新用データ抽出定義を格納する更新用データ抽出定義格納部を備え、
    前記補完データ更新部は、
    前記更新用データ抽出定義格納部が格納する更新用データ抽出定義に基づいて更新用データを抽出することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の業務イベントデータ補完装置。
  5. 前記業務イベントデータ補完装置は、さらに、
    前記分類部により分類された非正規データを格納する非正規データ格納部と、
    所定の装置と通信可能であるとともに、前記非正規データ格納部が格納している非正規データを監視することにより、予め設定されている警告条件に合致している非正規データが存在するかどうかを判定し、存在すると判定した場合には、前記所定の装置に警告情報を送信する警告部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の業務イベントデータ補完装置。
  6. それぞれが所定のシステムを実行するとともに前記所定のシステムの実行結果を示す業務イベントデータを出力する複数の業務サーバ装置のそれぞれから業務イベントデータを入力して格納する処理と、
    予め設定された判定条件に基づいて、格納された業務イベントデータのそれぞれが、いかなるビジネスプロセスインスタンスのいかなる部分に位置するかを示すビジネスプロセス情報を含む正規データと前記ビジネスプロセス情報を含まない非正規データとのいずれに該当するかをCPUを用いることにより判定し、かつ、判定結果に従って前記業務イベントデータを正規データと非正規データとのいずれかに分類する処理と、
    分類された非正規データの補完に使用される補完情報を格納する処理と、
    格納している補完情報が非正規データを正規データに補完できる情報である対応補完情報を含むかどうかを判定し、補完情報が対応補完情報を含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする業務イベントデータ補完プログラム。
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