JP4063181B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、活線挿抜型(hot plug)の光モジュールに関する。
従来から、ホストボードに設けられたケージに挿入し、抜き取ることが可能な活線挿抜型の光モジュールが知られている。この光モジュールは、後端に開口を有している。この光モジュールはケージに挿入されると、挿入方向に位置する端部において露出された回路基板とホストボードに設けられたコネクタ部とが接触して導通が図られ、ホストボードからの信号に従って、光信号を送受信させることが可能となる。
米国特許6335869号明細書
上記光モジュールは、ノイズに対する耐性や放熱性を高めるために金属製のハウジングで覆われており、これにより次のような問題が生じる場合があった。
光モジュールは略直方体形状をしており、ケージに挿入する際に上下を反対にしても入れることができる。作業者が間違えて上下反対に光モジュールを挿入すると、光モジュールのハウジングとホストボードに形成されたコネクタ部のリードとが接触してリードがショートし、ホストボードの故障の原因となる場合があった。
本発明は上記課題を解決し、光モジュールを挿入する際に向きを間違えても故障しない安全性を高めた光モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、光モジュールは、ホストボード上に設けられたホストコネクタに接続される光モジュールであって、前記ホストボードは、所定の軸の方向に沿って順に配置された第1〜第3のエリアを有する主面と、前記第2のエリア上に設けられ前記ホストに接続された導体パターンとを有しており、前記第1および第2のエリアは、前記光モジュールを搭載するために設けられており、前記ホストコネクタは、前記第3のエリア上に設けられており、当該光モジュールは、(a)所定の軸の方向に伸びる天井を含む導電性のカバーと前記カバーの後端において前記カバーに支持された導電性のストッパを含むハウジングと、(b)前記所定の軸の方向に伸びており前記ハウジング内に設けられ前記ホストコネクタを接続するためのカードエッジを有する回路基板とを備え、前記ハウジングの後端は、前記ホストコネクタを受け入れるための開口を有しており、前記ストッパは前記天井と前記回路基板との間であり、前記回路基板の後端および前記天井の後端よりも後方に突き出た後端を有する
この光モジュールが上下反対にしてホストボード上をホストコネクタに向けて進むとき、天井の外表面の後端が基板の導体パターンに接触する前にストッパがホストコネクタに到達する。ストッパによって、カバーの天井が基板上の導体パターンに接触することを防ぐことができる。
光モジュールは、ホストボード上に設けられたホストコネクタに接続される光モジュールであって、前記ホストボードは、第1〜第3のエリアを有する主面と、前記第2のエリア上に設けられた導体パターンとを有しており、前記第2のエリアは前記第1のエリアと前記第3のエリアとの間に設けられており、前記第1 および第2のエリアは、前記光モジュールを搭載するために設けられており、前記ホストコネクタは、前記第3のエリア上に設けられており、前記ホストコネクタは、前記ホストボードの前記導体パターンに接続されており、(a)カバーおよびストッパを含むハウジングを備え、前記ハウジングの後端は、前記ホストコネクタを受け入れるための開口を有しており、前記カバーは、導電性の天井を有しており、前記ストッパは、前記カバーに支持されており、(b)前記ハウジング内に設けられた回路基板を備え、前記回路基板は、前記ホストコネクタを接続するためのカードエッジを有しており、前記回路基板および前記天井は所定の軸の方向に伸びており、前記ストッパの後端は、前記回路基板の後端および前記天井の後端よりも後方にある。この光モジュールでは、前記回路基板は所定の面に沿って伸びており、前記天井は別の所定の面に沿って伸びており、前記ストッパは前記所定の面と前記別の所定の面との間に設けられているようにしてもよい。
このストッパは、光モジュールが上下反対にしてホストコネクタに向けて進むとき、ホストコネクタに到達する。光モジュールが正しいに向きでホストコネクタに差し込まれたとき、ストッパがホストコネクタに到達すること無く、回路基板がホストコネクタに接続される。
本発明の光モジュールでは、前記カバーは、該カバーの後端から前記所定の軸の方向に突出する第1および第2の突起を有しており、前記ストッパは、前記第1 の突起に繋がった一端および前記第2の突起に繋がった他端を有し、前記カバーの後端と前記ストッパとの間には段差があるようにしてもよい。
ストッパが一方の突起と他方の突起とに繋がれているので、ストッパは側壁および天井よりも後方へ突出している。これ故に、光モジュールが上下反対にして光コネクタに差し込まれたとき、天井の後端がホストコネクタに到達すること無く、ホストコネクタにストッパが到達する。
本発明の別の側面によれば、光モジュールは、ホストボード上に設けられたホストコネクタに接続される光モジュールであって、前記ホストボードは、所定の軸の方向に沿って順に配置された第1〜第3のエリアを有する主面と、前記第2のエリア上に設けられ前記ホストコネクタに接続された導体パターンとを有しており、前記第1および第2のエリアは、前記光モジュールを搭載するために設けられており、前記ホストコネクタは、前記第3のエリア上に設けられており、当該光モジュールは、(a)所定の軸の方向に伸びた天井を有する導電性のカバーと当該光モジュールの後端に設けられ前記所定の軸の方向に伸びた絶縁性部材を含むハウジング、(b)前記ホストコネクタを接続するためのカードエッジを有し前記ハウジング内に設けられた回路基板とを備え、前記ハウジングの後端は、前記ホストコネクタを受け入れるための開口を含んでおり、前記絶縁性部材の後端は、前記回路基板の後端および前記天井の後端よりも後方に突き出している
光モジュールが上下反対にしてホストボード上をホストコネクタに向けて進むとき、カバーの天井の後端が基板の導体パターンに接触することがなく絶縁性部材の後端がホストコネクタに到達する。絶縁性部材によれば、カバーの天井が基板上の導体パターンに接触することを防ぐことができる。
光モジュールは、ホストボード上に設けられたホストコネクタに接続される光モジュールであって、前記ホストボードは、第1〜第3のエリアを有する主面と、前記第2のエリア上に設けられた導体パターンとを有しており、前記第2のエリアは前記第1のエリアと前記第3 のエリアとの間に設けられており、前記第1および第2のエリアは、前記光モジュールを搭載するために設けられており、前記ホストコネクタは、前記主面の前記第3のエリア上に設けられており、前記ホストコネクタは、前記ホストボードの前記導体パターンに接続されており、(a)導電性のカバーおよび絶縁性部材を含むハウジングを備え、前記ハウジングの後端は、前記ホストコネクタを受け入れるための開口を含んでおり、前記カバーは、天井を有しており、前記絶縁性部材は所定の面に沿って伸びており、(b)前記ハウジング内に設けられた回路基板を備え、前記回路基板は、前記ホストコネクタを接続するためのカードエッジを有しており、前記回路基板および前記天井は所定の軸の方向に伸びており、前記絶縁部材の後端は、前記回路基板の後端および前記天井の後端よりも後方に位置している。この光モジュールでは、前記絶縁性部材は開口を有しており、前記開口には金属部材が現れているようにしてもよい。
本発明の光モジュールでは、前記絶縁性部材は、前記ハウジングの後端を構成する別のカバーを構成している。また、前記別のカバーは前記カバーに取り付けられていてもよい。或いは、本発明の光モジュールでは、前記絶縁性部材は、前記カバー上に設けられた絶縁膜を含むようにしてもよい。
上記の光モジュールでは、前記ホストコネクタは、前記ホストボードの前記主面に交差する軸の方向に配置された支持部および接続部を有しており、前記接続部は、前記回路基板に電気的に接続される電極を有しており、前記支持部は、前端面上に設けられた導電体と、前記前端面上に設けられた複数の溝とを有しており、前記導電体は、前記コネクタ部の前記電極と前記ホストコネクタの前記導体パターンとを繋いでいるようにしてもよい。
支持部の前端面が溝を有しているので、前端面上に設けられた導電体にストッパが接触することが防止される。
本発明の光モジュールでは、前記ホストコネクタは、前記複数の溝の間に設けられた突起を有しており、前記突起は前記回路基板の後端が突き当たる絶縁面を有する。この光モジュールによれば、導電性のカバーとホストコネクタとの電気的な導通が生じない。
本発明に係る光モジュールは、一方側の端部に光コネクタを挿入する挿入口を有し、ホストボードに設けられたケージに他方側の端部から挿入されると、他方側の端部において露出された回路基板とホストボードに設けられたコネクタ部とが接触して動作可能とされる光モジュールであって、他方側の端部は、上下を反対にして挿入されたときにコネクタ部のリードと対向する縁部が凹設されていることを特徴とする。
このように他方側の端部において、光モジュールが上下を反対にして挿入されたときにコネクタ部のリードと対向する縁部が凹設されていることにより、もし、光モジュールを上下反対にしてケージに挿入した場合であっても、ホストボードに設けられたコネクタ部のリードと光モジュールとの端部が接触してショートすることがなく、安全性を高めることができる。また、本発明では、他方側の端部を凹設することによって、リードとの接触を回避できるので、部品点数が増加することがなく、好ましい。なお、縁部を凹設する程度は、ホストボードに設けられたコネクタのリード高さとリードをホストボードに固定するためのハンダが隆起されうる高さとによって決まる。すなわち、光モジュールを反対にしてケージに挿入した場合にリード及びハンダと接触し得る部分が凹設されるべき部分である。
このように他方側の端部において、光モジュールが上下を反対にして挿入されたときにコネクタ部のリードとの接触を回避するように、回路基板が露出された側と反対の縁部が凹設されていることにより、ホストボードに設けられたコネクタ部のリードと光モジュールとの端部が接触してショートすることがなく、安全性を高めることができる。また、本発明では、他方側の端部を凹設することによって、リードとの接触を回避できるので、部品点数が増加することがなく、好ましい。
上記光モジュールにおいて、他方側の端部は、縁部が全体にわたって凹設されていることを特徴としても良い。
縁部を全体にわたって凹設した形状とする構成を採用すれば、光モジュールを容易に製造することができる。
上記光モジュールにおいて、他方側の端部は、縁部の所定の部分が凹設されていることを特徴としても良い。
上下を反対にしてケージに挿入されたときに、コネクタ部のリードを接触しうる部分だけを凹設すれば、端面とケージとの接触面積を広くすることができ、光モジュールの強度を保つことができる。
上記光モジュールにおいて、縁部は、挿入方向に垂直でかつホストボードに平行な方向に、直角断面、傾斜断面、又は湾曲断面が連続する形状に凹設されていることを特徴としても良い。光モジュールの縁部は、光モジュールの使用態様などに応じて、様々な形状に凹設することができる。
本発明に係る光モジュールは、一方側の端部に光コネクタを挿入する挿入口を有し、ホストボードに設けられたケージに挿入されると、他方側の端部において露出された回路基板とホストボードに設けられたコネクタ部とが接触して動作可能とされる光モジュールであって、他方側の端部の回路基板が露出された側と反対の対応する側面は絶縁されていることを特徴とする。
このように他方側の端部において、回路基板が露出された側と反対の対応する側面が絶縁されていることにより、もし、光モジュールを上下反対にしてケージに挿入した場合であっても、ホストボードに設けられたコネクタ部のリードがショートすることがなく、安全性を高めることができる。
上記光モジュールは、他方側の端面のうち、回路基板が露出された側と反対の縁部付近は絶縁されていることを特徴としても良い。
回路基板の露出された側と反対の縁部付近の端面を絶縁することによって、コネクタ部のリードを固定するハンダが隆起している場合であっても、コネクタ部のリードが光モジュール端面に接触することによってショートすることがなく、より安全性を高めることができる。なお、端面において絶縁される「縁部付近」がどの範囲であるかは、リードをホストボードに固定するハンダが隆起されうる高さによって決まる。すなわち、光モジュールを反対にしてケージに挿入した場合にリードと接触し得る端面の部分が絶縁されるべき範囲である。
上記光モジュールは、他方側の端部の金属を覆う樹脂材料のキャップを有し、このキャップによって他方側の端部が絶縁されていることを特徴としても良い。
このように、樹脂材料で構成されるキャップによって端部を覆うことにより、端部を絶縁することができる。また、端部を樹脂材料からなるキャップで覆うことにより端部における摩擦を低減し、光モジュールの挿抜をより円滑に行うことが可能となる。
上記光モジュールは、キャップから他方側の端面の金属が露出していることを特徴としても良い。
光モジュールを反対に入れた場合にコネクタ部のリードと接触する部分以外の部分から金属を露出させる構成を採用すれば、光モジュールをケージに正しく挿入したときに、露出された金属と金属製のケージとが接触することによりノイズを低減させることができる。通常、ケージには、光モジュールを容易に抜き取ることができるようにするために、金属の復元力によって光モジュールの端面を押す屈曲部が形成されており、光モジュールがケージに正しく挿入されたときに、その屈曲部と接触する部分において金属が露出されていることが好ましい。
上記光モジュールにおいて、キャップは色分け可能であることを特徴としても良い。
樹脂材料によってキャップを構成することにより、キャップを色分けすることができ、これにより、容易に光モジュールを識別することができる。
上記光モジュールは、他方側の端部に絶縁塗料が塗布されていることを特徴としても良い。
このように絶縁塗料を塗布することによって他方側の端部の回路基板と反対側の対応する側面を絶縁することとしても良い。この場合、部品点数を増加することなく、ホストボードに設けられたコネクタ部のリードとのショートを防止することができる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明の光モジュールによれば、光モジュールを挿入する際に向きを間違えても故障しない。
以下、図面と共に本発明に係る光モジュールの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は、光モジュール10を示す斜視図であり、それぞれ反対の方向から見た図である。図1及び図2に示されるように、光モジュール10は略直方体形状をしており、一方側の端部に光コネクタを挿入する挿入口11を有している。本実施形態に係る光モジュール10は、光送信用のコネクタと光受信用のコネクタとを挿入する2つの挿入口11を有する光トランシーバであるが、光送信モジュールや光受信モジュールに本発明を適用できることは言うまでもない。また、光コネクタを挿入する挿入口11の数も2つに限定されない。光モジュール10は、発光素子、受光素子、及び各光素子を駆動するための駆動回路が形成された回路基板14が内蔵され、金属製のハウジング12によって覆われている。この光モジュール10は、ハウジング12が金属製であるため、ノイズに対する耐性や放熱性が高いという利点がある。また、図2に示されるように、挿入口11を有する端部と反対の端部(以下、「挿入方向端部」という)において、回路基板14の一部が露出されている。本実施形態に係る光モジュール10は、図2に示されるように、挿入方向端部において、回路基板14が露出された側と反対に位置する縁部15が凹設されている。
次に、光モジュール10が装着されるホストボード20について説明する。図3は本実施形態に係る光モジュール10が挿入されるホストボード20を示す斜視図、図4はケージ25の一部を切り欠いて内部が見えるようにした図である。図3に示されるように、ホストボード20には、光モジュール10を収容するケージ25が設けられている。図4に示されるように、ケージ25の最奥部には、コネクタ部21が設けられている。そして、コネクタ部21は、一端がホストボード20にハンダ付けされたリード22によって、ホストボード20と電気的に接続されている。
図5はケージ25に光モジュール10が挿入された状態を示す斜視図、図9は光モジュール10がホストボード20に正しく装着された状態を示す断面図である。光モジュール10がケージ25に挿入されてホストボード20に装着されると、回路基板14の露出部分がコネクタ部21に嵌合し、これによって、光モジュール10はコネクタ部21から電気信号を供給されて動作可能となる。
次に、本実施形態に係る光モジュール10の効果について説明する。
光モジュール10は、略直方体形状であるため、図10に示されるように、上下を反対にしてもケージ25に挿入することが可能である。本実施形態に係る光モジュール10の効果の説明の先立って、従来の光モジュール30の問題点について説明する。図11は、従来の光モジュール30の構成を示す図である。図11に示されるように、従来の光モジュール30は、挿入側端部が凹設されておらず、その縁部31は光モジュール30の上方に向かって隆起していた。図12(A)は従来の光モジュール30を上下反対にして挿入した様子を示す図、図12(B)は図12(A)における領域B1の部分拡大図である。図12(A)及び図12(B)に示されるように、作業者が、誤って従来の光モジュール30を上下反対にケージ25に挿入し、ホストボード20に装着しようとすると、次のような問題が生じる。すなわち、光モジュール30の金属製の端部がコネクタ部21のリード22に接触するため、リード22がショートしてホストボード20が故障する恐れがあった。なお、挿入側端部が隆起しておらず平面である場合にも、リード22に対して光モジュール30の端部が接触する可能性があった。
図13(A)は本実施形態に係る光モジュール10を上下反対にして挿入した様子を示す図、図13(B)は図13(A)における領域B2の部分拡大図である。本実施形態に係る光モジュール10は、図13(A)及び図13(B)に示されるように、挿入側端部の縁部が凹設されているため、光モジュール10を上下反対にして挿入した場合にも、光モジュール10の端部とコネクタ部21のリード22とが接触しない。従って、光モジュール10を誤った向きで装着しようとしても、リード22が接触してショートして故障するという不都合が生じることがなく、安全性を高めることができる。
次に、本発明の第1の実施形態の変形例の光モジュール9aについて説明する。図14は、この実施形態の光モジュール9aを示す斜視図である。この実施形態に係る光モジュール9aは、第1実施形態に係る光モジュール10と基本的な構成は同じであるが、挿入側端部の縁部の全体が凹設されているのではなく、縁部にスリットが設けられ、所定の部分が凹設されている点が異なる。凹設部が設けられる所定の部分は、光モジュール9aが上下反対にして挿入された場合に、コネクタ部21のリード22と対向し、凹設されていなければリード22と接触するであろう部分である。このような構成により、第2実施形態に係る光モジュール9aも、上下を誤ってホストボード20に光モジュール9aを装着しようとした場合でも、光モジュール9aの金属製の端部がリード22に接触してショートしてホストボード20が故障するという不都合が生じることがなく、安全性を高めることができる。また、縁部15aは、所定の部分以外の部分は凹設されていないので、光モジュール9aの挿入方向端面の面積を広くすることができ、光モジュール10の機械的な強度を高めることができる。
以上、本発明の光モジュールについて実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、図15(A)に示されるように縁部15を直角に凹設した場合について説明した。なお、図15は、光モジュールの挿入方向端部を示す側面図であり、図15(A)は本実施形態に係る光モジュール、図15(B)及び図15(C)は変形例に係る光モジュールをそれぞれ示す。本発明に係る光モジュールは、上下を反対にして光モジュールが挿入された場合に、リードとの接触を回避するような態様で縁部が凹設されていればよく、例えば、図15(B)に縁部15bで示されるように斜めに切り欠いたような(縁部が延びる方向に連続する傾斜断面を有する)形状や、図15(C)に縁部15cで示されるように湾曲面によって切り欠いたような(縁部が延びる方向に連続する湾曲断面を有する)形状であっても良い。
第1の実施の形態によれば、光モジュール挿入方向側の端部において、光モジュールが上下を反対にして挿入されたときにコネクタ部のリードと対向する縁部が凹設されていることにより、もし、光モジュールを上下反対にしてケージに挿入した場合であっても、ホストボードに設けられたコネクタ部のリードと光モジュールとの端部が接触してショートすることがなく、安全性を高めることができる。
図16は、第2の実施形態に係る光モジュール9dと光モジュール9dが挿入されるホストボード20を示す斜視図である。図16に示されるように、光モジュール9dは略直方体形状をしており、一方側の端部に光コネクタを挿入する挿入口11を有している。本実施形態に係る光モジュール9dは、光送信用のコネクタと光受信用のコネクタとを挿入する2つの挿入口11を有する光トランシーバであるが、光送信モジュールや光受信モジュールに本発明を適用できることは言うまでもない。また、光コネクタを挿入する挿入口11の数も2つに限定されない。光モジュール9dは、発光素子、受光素子、及び各光素子を駆動するための駆動回路が形成された回路基板14が内蔵され、金属製のハウジング12によって覆われている。この光モジュール9dは、ハウジング12が金属製であるため、ノイズに対する耐性や放熱性が高いという利点がある。
図17は、図16に示す光モジュール9dを下方向から見た図である。図17に示されるように、挿入口11を有する端部と反対の端部(以下、「挿入方向端部」という)において、回路基板14の一部が露出されている。このように回路基板14の一部が露出されているのは、後述するようにホストボード20のコネクタ部21に回路基板14を嵌合させるためである。
図18は、光モジュール9dの挿入方向端部を部分的に示す斜視図である。図18に示されるように、挿入方向端部には、回路基板14が露出された側と反対の側面及び反対の縁部付近の端面を覆うプラスチック製のキャップ34が取り付けられている。キャップ34は、端面の一部と側面の一部とが露出されるように切り欠かれており、この切欠部から金属製の放熱ブロック38が露出されている。端面において放熱ブロック38が露出される範囲については後述する。
次に、この光モジュール9dがホストボード20のケージ25に挿入された状態について説明する。図19(A)は、ケージ25に光モジュール9dが正しく挿入された状態を示す図、図19(B)は図19(A)の断面図である。なお、図19(A)において、ケージ25の側面部分は省略している。図19(B)に示されるように、光モジュール9dがケージ25に正しく挿入された状態では、挿入方向端部において露出された基板がケージ25内に設けられたコネクタ部21に嵌合される。コネクタ部21は、コネクタリード22によってホストボード20と接続されている。このような構成により、光モジュール9dは、ホストボード20からの信号を受けて駆動されることとなる。
本実施形態に係る光モジュール9dは、光モジュール9dを上下反対にしてケージ25に挿入した場合にも、コネクタ部21のリード22がショートして故障することがないという効果を有する。図20(A)及び図20(B)は、光モジュール9dを上下反対にしてケージ25に挿入したときの状態を示す図である。なお、図20(A)において、ケージ25の側面部分は省略している。図20(A)に示されるように、光モジュール9dの挿入方向端部に取り付けられたキャップ34がホストボード20のコネクタ部21に当接するために光モジュール9dはケージ25内に完全には挿入されない。この際、図20(A)に示されるように、キャップ34とコネクタ部21のリード22とが接触するが、キャップ34はプラスチックによって構成されているために、リード22がショートして故障することがなく、安全性を高めることができる。なお、光モジュール9dが正しく挿入された場合には、回路基板14が露出された側がリード22と対向することとなるが、リード22の近傍にクリアランスを保つことが規格によって定められており、リード22がショートするというような問題は生じない。
また、キャップ34は挿入方向端部の端面をも覆っているので、リード22を固定するハンダが隆起していて端面と接触する場合にも、これによってリード22がショートすることはない。
また、プラスチック製のキャップ34で端部を覆うことにより、摩擦を減少させて光モジュール9dの円滑な着脱を可能にしている。
また、ケージ25の最奥部には図21に示されるような屈曲部28が形成されており、光モジュール9dを抜き取りやすくするために、屈曲部28の復元力によって光モジュール9dを挿入方向と反対に押す構造となっている。なお、図21では、ケージの内部が明らかになるようにケージの上面は省略している。本実施形態に係る光モジュール9dでは、キャップ34の一部から金属性のブロック38が露出されており、正しく光モジュール9dがケージ25に挿入されたときは、この屈曲部28と接触してノイズに対する耐性をより高めることができる。すなわち、端面において放熱ブロック38が露出される範囲は、少なくとも屈曲部28と接触可能となる範囲であることが好ましい。
以上、本発明に係る光モジュールについて実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、挿入方向端部にプラスチック製のキャップ34を取り付けることとしたが、挿入方向端部の側面及び端面に絶縁塗料を塗布することとしても良い。
本発明によれば、作業者が誤って光モジュールを上下反対にしてホストボードのケージに挿入したときにも、コネクタ部(以下、ホストコネクタとして参照する)のリードがショートして故障するという事態を防止した安全性を高めた光モジュールを実現することができる。
引き続いて、第1および第2の実施の形態について更に説明する。まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る光モジュールを示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る光モジュールを示す斜視図である。図3は、ホストボードを示す斜視図である。図4は、ホストボードを示す斜視図である。図5は、ケージ内においてホストコネクタに接続されようとしている光モジュールを示す斜視図である。図5においては光モジュール10を示すために、ケージ25が部分的に取り除かれている。
図3および図4に示されるように、ホストボード20上には、ホストコネクタ21および導電性のケージ25が設けられており、ケージ25がホストコネクタ21を覆っている。ケージ25は、側壁25aおよび25b、天井25c、後壁25d、並びに底部25eを有している。ケージ25は、光モジュール10を挿入するための開口25fを有している。図4に示されるように、ケージ25内には、ホストコネクタ21が設けられている。ケージ25の底部25eは開口を有しており、ホストボード20上のホストコネクタ21は該開口に位置している。ホストコネクタ21は、ホストボード20にハンダ付けされたリード22を有しており、リード22を介してホストボード20と電気的に接続されている。ケージ25は、光モジュール10を受け入れる開口25fを有している。図5を参照すると、光モジュール10は、ホストボート20といった基板上に設けられたホストコネクタ21に接続される。光接続装置(光集線装置)40は、光モジュール10と、ホストボード20と、ホストコネクタ21と、ケージ25とを備えている。
図1および図2を参照すると、光モジュール10は、ハウジング12と回路基板14とを含んでいる。ハウジング12は、導電性のカバー16を含む。カバー16は、一対の導電性の側壁16aおよび16b並びに導電性の天井16cを含む。ハウジング12の後端は、ホストコネクタ21を受け入れるための開口16dを有している。回路基板14は、ホストコネクタ21を接続するためのカードエッジ14aを有している。光モジュール10は、所定の軸に沿って配置された一端部10a、主要部10b、他端部10cを有している。光モジュール10は、カバー16と一体に構成されたストッパ18を有している。ストッパ18は、光モジュール10の他端部10cに設けられている。回路基板14、側壁16aおよび16b並びに天井16cは、所定の軸Axの方向に伸びている。
図2に示されるように、光モジュール10の前端11aは、所定の軸Axに交差する第1の基準面R1上に位置している。回路基板14の後端面14bは、所定の軸Axに交差する第2の基準面R2上に位置している。天井16cの外表面の後端16eは、所定の軸Axに交差する第3の基準面R3上に位置している。ストッパ18は、所定の軸Axに交差する第4の基準面R4上に位置している。基準面R1、R2、R3、R4は、所定の軸Axに沿って順に配列されている。第2および第3の基準面R2、R3は、第1の基準面R1と第4の基準面R4の間にある。好ましくは、第2の基準面R2は、第1の基準面R1と第3の基準面R3との間にある。
この光モジュール10が上下反対にしてホストコネクタ21に向けて進むとき、天井16cの外表面の後端16eがホストボード20の導体パターンに接触する前にストッパ18がホストコネクタ21に到達する。ストッパ18によって、カバー16の天井16cがホストボード20上の導体パターンに接触することを防ぐことができる。
図6(A)は、ホストボード上の部品を示す図面である。図6(B)は、図6(A)のII−II線に沿ってとられホストコネクタの前端面を示す断面図である。図7は、図4におけるI−I線に沿ってとられたホストボードを示す図面である。
ホストボード20は、絶縁性の基板20aを有している。基板20aの主面20bは、第1〜第3のエリア20c、20d、20eを有している。第2のエリア20dは第1のエリア20cと第3のエリア20eとの間に設けられている。第2のエリア20d上には、導体パターン20fが設けられている。ホストコネクタ21は、第3のエリア20e上に設けられている。ホストコネクタ21のリード22は、導体パターン20fに接続されている。
光モジュール10は、開口25fから挿入された後にケージ25の底面25eに沿って進み、その後に、ホストコネクタ21に接続される。これによって、光モジュール10は、ホストコネクタ21から電力を受けて動作可能となる。この接続に際して、光モジュール10の導電性カバー16は、ホストコネクタ21のリード22およびホストボード20の導電パターン20fに接触しない。これ故に、本光モジュール10は、活線挿抜型光モジュールとして使用できる。
接続部21bは、回路基板14のカードエッジ14aと接続するコネクタを含む。接続部21bは、回路基板14に電気的に接続される電極23を有している。
支持部21aは、絶縁性の前端面21cに設けられた複数の溝21eと、溝21e内に設けられたリード22とを有している。リード22は、接続部21bの電極23と導体パターン20fとを繋いでいる。溝21eの間には、ホストボード20の主面20bに交差する軸の方向に伸びる複数の突起21dが設けられている。
支持部21aが、前端面21c上に設けられた突起21dを有しているので、光モジュール10が上下逆にケージ25に差し込まれてホストコネクタ21に到達する場合でも、ストッパ18が、ホストコネクタ21の前端面21c上に設けられたリード22に接触しない。
図8(A)は、光モジュールを示す平面図である。図8(B)は、図8(A)に示されたIII−III線に沿ってとられた断面図である。図8(C)は、光モジュールを示す底面図である。
図8(A)および図8(C)を参照すると、カバー16は、所定の軸Axの方向に突出する一対の突起19aおよび19bを有している。突起19aおよび19bは、側壁16aおよび16bにそれぞれ設けられている。ストッパ18の一端は一方の突起19aに繋がっており、またストッパ18の他端は他方の突起19bに繋がっている。ストッパ18は側壁16aおよび16bの後端よりも後方に位置している。カバー16およびストッパ18は、一体に構成されている。
光モジュール10が上下反対にしてケージ25に差し込まれたとき、天井16cの後端16eがホストコネクタ21に接触すること無く、ストッパ18がホストコネクタ21に接触する。光モジュール10が正しいに向きでケージ25に差し込まれたとき、ストッパ18がホストコネクタ21に到達すること無く、回路基板14がホストコネクタ21に接続される。
図8(B)を参照すると、光モジュール10では、天井16cの内側面は所定の面R5に沿って伸びている。回路基板14は所定の面R6に沿って伸びている。ストッパ18は、所定の面R5と別の所定の面R6との間に設けられている。カバー16の後端は、ホストコネクタ21を受け入れるための開口16dを有している。
図8(C)に示されるように、カバー16は、底部16fを有している。底部16fは、ハウジング12がホストコネクタ21を受け入れできるように設けられており開口16dに繋がる開口16dを有している。カバー16が開口16gを有しているので、光モジュール10がホストコネクタ21に接続されるに際して、導電性のカバー16がホストボード20上の導電パターン20fに接触することがない。
図9は、ホストコネクタに接続された光モジュールを示す断面図である。好適な実施例では、光モジュール10は、光送信および光受信用の光コネクタ8を挿入する2つの挿入口11を有している光トランシーバであることができる。しかしながら、本発明は、光トランシーバに限定されること無く、光モジュールは、複数の光送信サブアセンブリを含む光送信モジュールや複数の光受信サブアセンブリを含む光受信モジュールであることができる。
光モジュール10は、図10に示されるように、上下を反対にしてもケージ25に挿入することが可能である。図11は、光モジュール10と異なる構造を有する光モジュール30を示す図である。図12(A)は、上下反対にしてケージに挿入された光モジュール30を示す図面である。図12(B)は、図12(A)における領域B1を示す拡大図である。図13(A)は、上下反対にしてケージに挿入された光モジュール10を示す図面である。図13(B)は図13(A)における領域B2を示す拡大図である。
図11に示されるように、光モジュール30の導電性カバーはストッパを有していないので、導電性のカバーの天井の縁部31が、光モジュール30の後端に位置している。この縁部31は、光モジュール30の後端において上方に隆起している。
光モジュール30が上下反対にケージ25に挿入される場合、図12(B)に示されるように、光モジュール30の金属製の縁部31がホストボード20の導体パターン20fに接触する。ホストボード20には電力が供給されているので、光モジュール30の金属製の端部31と導体パターン20fとの間にショートが生じる。
しかしながら、光モジュール10は、図13(B)に示されるように、導電性のカバー16に設けられたストッパ18を有している。このストッパ18によれば、光モジュール10を上下反対向きにケージ25に挿入する場合でも、導体パターン20fは導電性のカバー16に接触することがない。また、光モジュール10を正しい向きにして挿入した場合に、ストッパ18に妨げられること無く回路基板14がホストコネクタ21に接続される。
図14は、第1の実施形態に係る光モジュールの変形例を示す図面である。光モジュール9aは、導電性のカバー16に替えて導電性のカバー26を有している。カバー26では、天井26cは、所定の軸Axの方向に突出する一対の突起29aおよび29bを有している。突起29aおよび29bは、側壁26aおよび26bではなく天井26cの縁26eに設けられている。ストッパ18は、天井26cの後端26eから後方へ突出している。光モジュール10が上下反対にしてケージ25に差し込まれたとき、天井26cの後縁26eがホストコネクタ21に到達するに先立って、ストッパ18がホストコネクタ21に到達する。
図14に示されるように、ストッパ18の端面18aは、所定の軸Axに交差する所定の面に沿って伸びている。光モジュール9aでは、縁部15aによる段差は、突起29aと突起29bとの間に設けられており、縁部15aは、上記の所定の面から離れている。
図15(A)は、第1の実施の形態の光モジュールの後端を示す側面図である。光モジュール10は、突起19aの上辺は、端面15に交差する軸の方向に伸びている。突起の長さD1は、例えば、1.5ミリメートル以上であることが好ましい。ストッパ18と天井16cとの段差の大きさD2は、例えば、0.5ミリメートル以上であることが好ましい。図15(B)及び図15(C)は、第1の実施の形態の変形例の光モジュールを示す側面図である。光モジュール9bでは、突起19cは、カバー16の天井16cおよびストッパ18の端面18aに対して傾斜している。カバー16は一対の突起を繋ぐ縁部(傾斜面)15bを有することができる。図15(C)に示されるように、光モジュール9cでは、突起19dは、カバー16の天井16cの縁からストッパ18の端面18aの縁まで伸びる曲線ある。
引き続いて、第2の実施の形態について説明する。図17は、光モジュール10の底面を示す斜視図である。図18は、光モジュールの後端部を示す斜視図である。
光モジュール9dは、所定の軸に沿って配置された一端部10a、主要部10b、他端部10cを有している。光モジュール9dは、ハウジング12および回路基板14を備える。ハウジング12は、絶縁性部材34および導電性のカバー36を含む。絶縁性部材34は、ハウジング12の後端を構成している。絶縁性部材34は、第1の部分34aを有している。天井36cおよび第1の部分34aは、所定の面に沿って伸びている。
ハウジング12の前端は、所定の軸Axに交差する第1の基準面S1上に位置している。回路基板14の後端は、所定の軸Axに交差する第2の基準面S2上に位置している。天井36cの外表面の後端は、所定の軸Axに交差する第3の基準面S3上に位置している。第1の部分34aの後端は、所定の軸Axに交差する第4の基準面S4上に位置している。第2の基準面S2および第3の基準面S3は、第1の基準面S1と第4の基準面S4との間にある。また、好適な実施例では、第2の基準面S2は、第1の基準面S1と第3の基準面S3との間にある。
光モジュール9dが上下反対にしてホストコネクタ21に向けて進むとき、カバー36の天井36cの後端がホストボード20の導体パターン20fに接触することがなく絶縁性部材34の後端がホストコネクタ21に到達する。
光モジュール9dでは、第1の部分34aの長さD3は、例えば、1.5ミリメートル以上であることが好ましく、また8.0ミリメートル以下であることが好ましい。また、絶縁性部材34は、所定の面に交差する別の所定の面に沿って伸びる第2の部分34bを有している。第2の部分34bの長さD4は、例えば、3.3ミリメートル以上であることが好ましく、また0.5ミリメートル以下であることが好ましい。さらに、絶縁性部材34は、側壁34cおよび34dを有している。絶縁性部材34は、カバー36に取り付けられていてもよい。
第1の部分34aは開口34eを有しており、この開口34eには、放熱ブロック38といった金属部材が現れているようにしてもよい。光モジュール9d内で発生された熱は、この開口34eに設けられた金属部材を介してカバー36に伝わる。また、第2の部分34bは開口34fを有しており、この開口34fにも、放熱ブロック38といった金属部材が現れているようにしてもよい。
放熱ブロック38は、導電性のカバー36によって実現されることができる。天井36cが開口34eに現れているようにしてもよい。天井36が開口34fに現れるようにしてもよい。
天井36cがその外表面に突起(参照番号18によって指示される部分)を有する場合、この突起は、第1の部分34aの開口34eに填め合わされる。
絶縁性部材34として、テールキャップといった絶縁性のカバーを用いることができる。絶縁性カバーは、導電性のカバー36と組み合わされる。絶縁性のカバーは、例えば、プラスチックといった合成樹脂から形成されていてもよい。また、絶縁性部材34は、カバー36上に設けられた絶縁膜であることができる。絶縁膜は、カバー36上に塗布された絶縁塗料の膜であってもよい。
図19(A)は、ホストコネクタに接続された光モジュールを示す破断図である。図19(A)において、ケージ25の側面は取り除かれて、光モジュール9dの側面が現れている。図19(B)は、図9の断面図に示された線と等価な線に沿ってとられておりホストコネクタおよび光モジュールを示す断面図である。図20(A)は、上下反対にしてケージに挿入された光モジュールを示す破断図である。図20(A)において、ケージ25の側面は取り除かれて、光モジュール9dの側面が現れている。図20(B)は、図19(A)の断面に対応する線に沿ってとられており上下反対にしてケージに挿入された光モジュール示す断面図である。
図19(B)を参照すると、光モジュール9dがケージ25に正しく挿入されると、回路基板14のカードエッジ14aがケージ25内においてホストコネクタ21に接続される。光モジュール9dは、ホストコネクタ21のコネクタリード22を介してホストボード20に接続されている。
図20(A)を参照すると、光モジュール9dの後端に設けられた絶縁性部材34がホストコネクタ21に到達するので、光モジュール9dはケージ25内に完全には挿入されない。図20(B)を参照すると、絶縁性部材34がホストコネクタ21に接触しており、導体パターン20fが導電性のカバー36に接触することはない。また、絶縁性部材34が、後壁面を構成する第2の部分34bを有しているので、導電性のカバー36が、ホストボード20上にリード22を接続するハンダに接触しない。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることができることは、当業者によって認識される。本発明は、実施の形態に記載された特定の形状に限定されることはない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての変形および変更に権利を請求する。
図1は、実施形態に係る光モジュールを示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る光モジュールを示す斜視図である。 図3は、ホストボードを示す斜視図である。 図4は、ホストボードを示す斜視図である。 図5は、ケージに挿入した光モジュールを示す斜視図である。 図6(A)は、ホストボードおよびホストコネクタを示す図面である。図6(B)は、図6(A)のII−II線に沿ってとられたホストコネクタの前端面を示す断面図である。 図7は、ホストボードおよびホストコネクタを示す断面図である。 図8(A)は、光モジュールを示す平面図である。図8(B)は、図8(A)のIII−III線に沿ってとられた光モジュールを示す断面図である。図8(C)は、光モジュールを示す底面図である。 図9は、ホストボードに接続された光モジュールを示す断面図である。 図10は、上下を反対にしてケージに挿入した光モジュールを示す斜視図である。 図11は、光モジュールを示す斜視図である。 図12(A)は、上下を逆さにしてケージに挿入された光モジュールを示す図面である。図12(B)は、図12(A)を部分的に拡大して示す図面である。 図13(A)は、上下反対にしてケージに挿入された光モジュールを示す図面である。図13(B)は、図13(A)を部分的に拡大して示す図面である。 図14は、光モジュールの背面を示す斜視図である。 図15(A)は、第1の実施の形態に係る光モジュールの後部を示す図面である。図15(B)および図15(C)は、光モジュールの変形例を示す図面である。 図16は、光モジュールと、光モジュールが挿入されるホストボード装置とを示す斜視図である。 図17は、第2の実施の形態に係る光モジュールを示す斜視図である。 図18は、光モジュールの後端を示す斜視図である。 図19(A)は、ホストボードに接続された光モジュールを示す図面である。図19(B)は、ホストボードに接続された光モジュールを示す断面図である。 図20(A)は、上下反対にケージに挿入された光モジュールを示す図面である。図20(B)は、上下反対にケージに挿入された光モジュールを示す断面図である。 図21は、ケージに設けられた屈曲部を示す図面である。
符号の説明
10、9a、9b、9c、9d…光モジュール、11…挿入口、12…ハウジング、14…回路基板、15…縁部、16、36…カバー、18…ストッパ、19a、19b、29a、29b…支持突起、20…ホストボード、21…ホストコネクタ、22…リード、25…ケージ、28…屈曲部、34…キャップ(絶縁性部材)、38…放熱ブロック、40…光接続装置。

Claims (2)

  1. ホストボード上に設けられたホストコネクタに接続される光モジュールであって、前記ホストボードは、所定の軸の方向に沿って順に配置された第1〜第3のエリアを有する主面と、前記第2のエリア上に設けられ前記ホストに接続された導体パターンとを有しており、前記第1および第2のエリアは、前記光モジュールを搭載するために設けられており、前記ホストコネクタは、前記第3のエリア上に設けられており、
    当該光モジュールは、所定の軸の方向に伸びる天井を含む導電性のカバーと前記カバーの後端において前記カバーに支持された導電性のストッパとを含むハウジングと、前記所定の軸の方向に伸びており前記ハウジング内に設けられ前記ホストコネクタを接続するためのカードエッジを有する回路基板とを備え、前記ハウジングの後端は、前記ホストコネクタを受け入れるための開口を有しており、
    前記ストッパは、前記天井と前記回路基板との間であり、前記回路基板の後端および前記天井の後端よりも後方に突き出た後端を有する、光モジュール。
  2. 前記カバーは、該カバーの後端から前記所定の軸の方向に突出する第1および第2の突起を有しており、
    前記ストッパは、前記第1の突起に繋がった一端および前記第2の突起に繋がった他端を有し、前記カバーの後端と前記ストッパとの間には段差がある、ことを特徴とする請求項1に記載された光モジュール。

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