JP4063065B2 - 放送システム及び受信端末 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＴＶ放送やインターネット放送などの放送システム側から、配信する画像情報の検索用の画像（検索テンプレート）をユーザ（視聴者）の受信端末に供給することにより、ユーザが画像情報を再生する際の利便性を向上させるとともに、低コストでユーザ情報を収集（解析）することができる、放送システム、受信端末、ユーザ情報の収集方法、及びプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のＴＶやインターネット放送などにおいて、放送される内容について、どのようなユーザ層が、どの場面やタレントに注目しているか、特に、ユーザが能動性を持って何を視聴しているかを、的確に把握することが難しかった。また、記録型ＤＶＤやＨＤＤなどの大量の蓄積型記録装置を使用している場合、放送日時と実際の視聴日時は関係がなくなり、従来の視聴率は意味を持たないことになる。また、蓄積型記録装置を用いて再生して、目当てのシーン（ハイライトシーンなど）や番組を探している場合には、再生しているシーンや番組は視聴する対象とは限らない場合もある。
【０００３】
一方、ユーザは、大量の動画を録画した場合、的確に興味を持っているシーンを探し出す方法がなく、ＥＰＧ（Electric Program Guide）のような番組情報を利用するか、早送りするなどの方法しかなかった。このように、ＤＶＤやＨＤＤなどに大量に録画した内容から、必要な部分（自分が見たい場面やシーンなど）を探し出すことは、かなり手間のかかる作業となっていた。
【０００４】
このような問題を解決するための従来例として、動画像から生成したインデックス画像を視聴者が選択して、この選択操作により番組をダウンロードし、記録した番組を再生するものがある。すなわち、視聴者のモニタは、インデックス画像の選択、番組のダウンロードによって行うものがある（例えば、特許文献１）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１０−１３７７４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１の図１で示すＣＡＴＶホームターミナル装置は、予め動画から作成された固定的なインデックス画像を用いて、該インデック画像の元動画像をダウンロードするものであり、インデックとする画像に自由度がない。また、ダウンロード時間と再生時間が同期している点、さらに、インデック画像の選択情報を統計的に分析する手段が開示されていない点で問題がある。
【０００７】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、ＴＶ放送やインターネット放送などの放送システム側から、配信する画像情報の検索用の画像（検索テンプレート）をユーザ（視聴者）の受信端末に供給することにより、ユーザの画像情報の再生の利便性を向上させるとともに、低コストでユーザ情報を収集（解析）することができる、放送システム、受信端末、ユーザ情報の収集方法、及びプログラムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の放送システムは、ユーザの受信端末に画像情報を配信する放送システムであって、配信する画像情報の検索に使用する検索テンプレートを記憶するための検索テンプレート記憶手段と、前記検索テンプレートをユーザの受信端末に配信する検索テンプレート配信手段と、前記検索テンプレートの使用履歴情報を、ユーザの受信端末から受信するための検索テンプレート使用履歴情報受信手段と、前記ユーザの受信端末から受信した検索テンプレートの使用履歴情報を蓄積するための検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段と、前記蓄積されたテンプレートの使用履歴情報を解析するための解析手段とを具備することを特徴とする。
このような構成であれば、本発明の放送システムは、前記検索テンプレート記憶手段により、受信端末に配信する画像情報（動画または静止画）の検索に使用するための検索テンプレートを予め記憶しておく。そして、前記検索テンプレート配信手段により、検索テンプレートをユーザの受信端末に配信する。また、前記検索テンプレート使用履歴情報受信手段により、受信端末における検索テンプレートの使用履歴情報を、ユーザの受信端末から受信する。また、前記検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段により、受信端末から受信した検索テンプレートの使用履歴情報を蓄積する。そして、前記解析手段により、蓄積されたテンプレートの使用履歴情報を解析する。
これにより、放送システム側では、ユーザの検索テンプレートの使用履歴情報を収集（解析）でき、動画などの特定のシーンやタレントを探し出すため、ユーザが能動的に興味を持って検索した情報を収集することができる。また、ユーザの検索テンプレートの使用履歴情報とユーザの個人情報との関係を調べることにより、年齢、性別、地域などのユーザ属性と画像情報（動画または静止画）の利用状況との関連を分析することができる。また、情報収集コストも低コストですむ。
【０００９】
また、本発明の受信端末は、放送システムから画像情報の配信を受けて、再生する受信端末であって、前記画像情報及び画像情報の検索に使用する検索テンプレートの情報を放送システムから受信して記憶するための画像情報保存手段と、前記検索テンプレートを用いて、前記画像情報を検索するための画像情報検索手段と、前記画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報を記録するための検索履歴情報記録手段と、前記画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴の情報と、ユーザ識別情報とを、前記放送システムに送信するための検索履歴情報送信手段とを具備することを特徴とする。
このような構成であれば、本発明の受信端末は、前記画像情報保存手段により、放送システムから配信される画像情報と該画像情報を検索するための検索テンプレートを受信して保存する。そして、前記画像検索手段により、検索テンプレートを用いて、受信した画像情報を検索する。また、前記検索履歴情報記録手段により、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報を記録する。そして、前記検索履歴情報送信手段により、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報と、ユーザの識別情報とを、前記放送システムに送信する。
これにより、ユーザは、録画した動画などの内容から、検索テンプレートを使って、見たい場面、内容を容易に探し出すことができる。また、放送システム側では、ユーザの検索テンプレートの使用履歴情報を収集（解析）し、動画などの特定のシーンやタレントを探し出すため、ユーザが能動的に興味を持って検索した情報を収集することができる。
【００１０】
また、本発明の受信端末は、前記検索テンプレートにより検索した画像情報中のシーンより、該画像情報を再生するための画像情報表示手段を具備することを特徴とする。
このような構成であれば、前記画像情報表示手段により、検索テンプレートを使用して、動画のシーンを検索し、検索したシーンから後の動画を再生することができる。これにより、ユーザが動画中に興味を持つシーンを選択し、そこから動画を再生することができる。
【００１１】
また、本発明の受信端末は、前記検索テンプレートを、画像情報を配信する放送システム側からダウンロードする検索テンプレートダウンロード手段をさらに具備することを特徴とする。
このような構成であれば、放送システム側から検索テンプレートの配信を受ける他、受信端末から検索テンプレートをダウンロードすることができる。
これにより、ユーザは、興味のある動画についての検索テンプレートを、容易に入手することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
【００１７】
図１は、本発明による放送システムの全体構成を説明するための図である。
図１において、放送システム１００は、電波塔１０３によりＴＶ放送を行う放送システム（その他、ＣＡＴＶ（ケーブルＴＶシステム）や衛星ＴＶも含まれる）か、または、インターネット等の通信ネットワークを介して、サーバ１０１によりインターネット放送などを行う放送システムである。また、受信端末２００は、情報処理機能と通信機能を備えたＴＶ受像機や、ＰＣ（パーソナルコンピュータ）や、携帯端末などである。また、放送システム１００内にはデータベース１０２が備えられ、データベース１０２には、検索テンプレート１０６とユーザ情報１０７が記録されている。検索テンプレート１０６は、画像情報の検索に使用するためのものであり、ユーザ情報１０７は、個人に関する属性情報（住所、年齢、氏名、性別等）や、ユーザの識別情報などである。
【００１８】
そして、放送システム１００と受信端末２００との間では、以下のようして情報の送受信が行われる。
（１）放送システム１００から受信端末２００に、動画や静止画の画像情報１０５が送信される（矢付線ａ）。
（２）また、放送システム１００から受信端末２００に、検索テンプレート１０６が送信される（矢付線ｂ）。なお、検索テンプレート１０６は、画像情報１０５中に静止画として含まれて配信される場合もある。
（３）受信端末２００では、放送システム１００から受信した画像情報に対して、ユーザが選択した検索テンプレート１０６により検索を行う。そして、気に入った動画などがあれば再生する。
（４）受信端末２００で使用された検索テンプレートの使用履歴の情報１０８と、ユーザ識別情報１０９とが、放送システム１００に送信される（矢付線ｃ）。
（５）放送システム１００では、受信端末２００から受信した検索テンプレートの使用履歴情報をデータベース１０２に蓄積するとともに、利用者のユーザ情報１０７を参照して、配信した画像情報（動画または静止画）の利用状況を解析する。
【００１９】
また、図２は、本発明の放送システム及び受信端末の備える手段の例を示す図であり、本発明に直接関係するものについて示したものである。
放送システム１００には、以下に示す手段、およびデータベースが設けられる。
・通信手段１１１は、受信端末２００と、インターネットなどの通信網を介して通信を行うための手段である。
・放送手段１１２は、画像情報（動画または静止画）を不特定多数の受信端末２００に、ＴＶ放送や、ＣＡＴＶ放送、衛星ＴＶ放送などで放送（配信）するための手段である。なお、画像情報（動画または静止画）の配信にインターネットなどの通信ネットワークと通信を行う通信手段１１１を用いる場合は、放送手段１１２は必ずしも必要としない場合もある。
・検索テンプレート配信手段１１３は、検索テンプレートを受信端末２００に配信するための手段である。
・検索ログ受信手段１１４は、受信端末２００から検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を、通信手段１１１を介して、受信するための手段（検索テンプレート使用履歴情報受信手段）である。
・検索ログ蓄積手段１１５は、受信端末２００から受信した検索ログ（検索テンプレートの使用履歴情報）を、検索テンプレートデータベース１２０に記録するための手段（検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段）である。
・検索ログ解析手段１１６は、検索テンプレートデータベース１２０に蓄積された検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を、ユーザ情報データベース１３０を参照して、解析するための解析手段である。
・画像情報配信手段１１７は、画像情報（動画または静止画）を受信端末２００に配信するため手段である。
【００２０】
・検索テンプレートデータベース（検索テンプレート記憶手段）１２０は、検索テンプレートの情報、検索テンプレートの使用状況に関する履歴情報（検索ログ）、及び検索ログの解析情報を記録するためのデータベースである。
・ユーザ情報データベース１３０は、個人情報（住所、年齢、氏名、性別等）を格納するためのデータベースである。また、ユーザ識別情報も記録される。
・画像情報データベース１４０は、受信端末２００に配信する画像情報を保存するためのデータベースである。
【００２１】
なお、検索テンプレートについては、放送（配信）する画像情報中の動画などから静止画を切り出して使用することができる。この場合、動画中のシーンの変化の大きい静止画を選択して検索テンプレートとすることができる。また、検索テンプレートとしては、複数の画像情報に共通な事項（例えば、タレントの顔など）を使用することもできる。
【００２２】
また、受信端末２００には、以下の手段が設けられる。
・通信手段２０１は、放送システム１００と、インターネットなどの通信ネットワークを介して通信を行うための手段である。
・放送受信手段２０２は、ＴＶ放送や、ＣＡＴＶ放送、衛星ＴＶ放送などで、放送システム１００から放送される画像情報（動画または静止画）を受信するための手段である。なお、画像情報（動画または静止画）の配信にインターネットなどの通信ネットワークとの通信手段２０１を用いる場合、放送受信手段２０２は必ずしも必要としない場合もある。
・ユーザ情報入力手段２０３は、受信端末２００を使用するユーザの個人情報を入力するための手段である。個人情報には、住所、年齢、氏名、性別などの他に、ユーザ識別情報が含まれる。
・検索テンプレートダウンロード手段２０４は、放送システム１００から画像検索に使用する検索テンプレートをダウンロードするための手段である。
【００２３】
・画像情報保存手段２０５は、動画記録手段２０６と静止画記録手段２０７から構成され、動画記録手段２０６は、通信手段２０１または放送受信手段２０２により受信した画像情報中の動画を記録するための手段である。また、静止画記録手段２０７は、通信手段２０１または放送受信手段２０２により受信した検索テンプレートなどの静止画を記録するための手段である。
・画像情報表示手段２０８は、動画表示手段２０９と静止画表示手段２１０とで構成される。動画表示手段２０９は、検索したシーンから動画を再生表示するための手段であり、静止画表示手段２１０は、検索テンプレートなどの静止画を表示するための手段である。
・静止画生成手段２１１は、動画のフレームを切り出し、静止画を表示するための手段である。
・画像マッチング手段２１２は、検索テンプレートの画面が含まれている動画のフレーム（静止画）と検索テンプレートを比較して検索するための手段（画像検索手段）である。フレーム（静止画）と検索テンプレートが一致するかどうかを検索する方式は種々提案されているが、ここでは式（１）を用い、式（１）の値が閾値以下になれば、画像が一致したと見なす。
【数１】
ここで、
n：検索テンプレートの画素数
Ｘｉ：切り取った静止画の、画素iの輝度
tｍ，i：検索テンプレートの、画素iにおける輝度
【００２４】
・検索ログ記録手段２１３は、検索テンプレートにより検索処理した内容を記録するための手段であり、検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を記録するための手段（検索履歴情報記録手段）である。
・検索ログ送信手段２１４は、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）と、ユーザ識別情報を、放送システム１００に送信するための手段（検索履歴情報送信手段）である。
なお、記憶部２３０には、放送システム１００から受信した画像情報、検索テンプレート、ユーザによる検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）、ユーザ識別情報などが記録される。
【００２５】
また、図３は、画像情報（動画または静止画）の検索に使用する画像である検索テンプレート１１の例を示す図であり、人物１２の例である。検索テンプレート１１は、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０に記憶されており、放送システム１００側から受信端末２００に配信するか、または受信端末２００側からダウンロードする。
【００２６】
また、図４は、画像情報（動画または静止画）検索に使用する画像である検索テンプレート１３の例を示す図であり、ハンドバッグ１４の例である。検索テンプレート１３は、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０に記憶されており、放送システム１００側から受信端末２００に配信するか、または受信端末２００側からダウンロードする。
【００２７】
また、図５は、受信端末２００における検索ログ（検索テンプレートの使用履歴情報）の例を示す図であり、ユーザＩＤ（ユーザ識別記号）と、ユーザが使用した検索テンプレートの使用履歴情報が記録される。また、この検索ログは、検索ログ送信手段２１４及び通信手段２０１により、放送システム１００に送信される。
この検索ログにより、ユーザ１（ユーザＩＤ「０１」）は、タレントＡに興味があり、かつバッグＡに興味があったことが分かる。このような検索ログが多数あれば、放送システム１００側では、タレントＡとバッグＡとの強い相関を発見することができる。即ち、タレントＡの支持層はバッグＡのデザインやブランドを支持している可能性が高いと推測される。
【００２８】
また、図６は、受信端末２００における検索ログの他の例を示す図である。この検索ログにより、ユーザ２（ユーザＩＤ「０２」）は、バッグや洋服などの買い物に大きな興味があることが分かり、ＴＶショッピングやインターネットショッピングの潜在的あるいは顕在化したユーザであることが推測できる。
従って、放送システム１００は、ユーザ２に対しては、ＴＶショッピングやインターネットショッピングに関連する検索テンプレートを選択的に送信すれば、売り上げの増大につながる可能性が高いことが容易に推測できる。
【００２９】
また、図７は、放送システム１００内のユーザ情報データベース１３０に記録されるレコード例を示す図であり、予め登録したユーザ１〜ユーザｎの、氏名や年齢、性別、住所などの個人情報が記録される。
【００３０】
また、図８は、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０のレコードの例を示す図であり、タレントＡについての検索テンプレートの使用状況を、性別、年齢層別に集計したものである。また、図９も、同様に、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０のレコードの例を示す図であり、タレントＢについての検索テンプレートの使用状況を、性別、年齢層別に集計したものである。
これらのレコードの内容から、ユーザ層に対するタレントＡの人気度や、ユーザ層と他の検索テンプレートの関連を解析することができる。また、タレントＢのレコードを解析すると、タレントＡと同じユーザ層から支持されていることが分かる。
従って、前述したユーザ１（図５の検索ログを参照）に対しては、タレントＡと共にタレントＢの検索テンプレートを送信することにより、ユーザの利便性を高めることができ、かつ実際の視聴率の向上につながることが予想される。
【００３１】
また、図１０は、本発明による受信端末２００の処理手順を示すフローチャートである。受信端末２００における処理は以下の手順により行われる。
（１）ステップＳ１：ユーザ情報入力手段２０３によりユーザの個人情報を放送システム１００側に登録する。
（２）ステップＳ２：検索テンプレートダウンロード手段２０４により、放送システム１００から検索テンプレートをダウンロードする。また、検索テンプレートを、静止画記録手段２０７により、受信端末２００内に記憶する。
（３）ステップＳ３：静止画表示手段２１０により検索テンプレートをユーザに表示する。
（４）ステップＳ４：動画記録手段２０６により放送システム１００からの放送内容を記録する。
（５）ステップＳ５：ユーザが必要な動画のシーンを探すために、検索テンプレートを選択する。
（６）ステップＳ６：検索内容を検索ログ記録手段２１３により、検索ログとして記録する。
（７）ステップＳ７：静止画生成手段２１１により、動画から静止画を切り出す。
（８）ステップＳ８：画像マッチング手段２１２により、検索テンプレートが含まれるシーンを検索する。
（９）ステップＳ９：検索ログ送信手段２１４及び通信手段２０１により、検索ログを放送システム１００に送信する。
（１０）ステップＳ１０：動画表示手段２０９により検索したシーンから動画を再生する。
なお、図１０に示した処理手順では、放送システム１００から受信端末２００に、プル型での検索テンプレートの配信を想定しているが、もちろんプッシュ型でもよいことは言うまでもない。
【００３２】
また、図１１は、本発明による放送システム１００の処理手順を示すフローチャートである。放送システム１００における処理は以下のようにして行われる。
（１）ステップＳ２１：通信手段１１１および検索ログ受信手段１１４により、受信端末２００から検索ログを受信する。また、検索ログ蓄積手段１１５により、受信した検索ログを検索テンプレートデータベース１２０に記録する。
（２）ステップＳ２２：検索ログ解析手段１１６により、受信した検索ログを解析し、ユーザ情報データベース１３０を参照し、当該検索ログに関連づけられたのユーザ情報を抽出する。
（３）ステップＳ２３：検索ログの解析結果に応じて、検索テンプレートデータベース１２０の内容を更新する。
（４）ステップＳ２４：ユーザ情報と検索テンプレートデータベース１２０に記録された検索ログから、ユーザの視聴性向を解析し、視聴性向に応じた検索テンプレートを送信する。
【００３３】
また、図１２は、ユーザ２（図６の検索ログを参照）が検索テンプレートをダウンロードするための操作画面の例を示している。既に例示したように、ユーザ２は買物性向が高いと考えられるので、ユーザ２が認識しやすいように、放送内容に連動したバッグや洋服をならべて配置し、ダウンロードさせることも可能である。
【００３４】
また、図１３は、放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００の構成例を示すブロック図であり、本発明に直接関係する部分についてのみ示したものである。図１３において、放送システムのサーバ１０１には、放送システムのサーバ１０１と通信ネットワーク１とを接続する通信用インタフェース１４１、放送システムのサーバ１０１の全体を統括制御する制御部１４２、検索テンプレートデータベース１２０、ユーザ情報データベース１３０、画像情報データベース１４０、処理プログラム部１５０が設けられる。また、放送システムから画像情報（動画または静止画）をＴＶ放送などで送信する放送設備１４３が設けられる。なお、放送設備１４３は、画像情報の配信にインターネットなどの通信ネットワーク１を使用する場合には、必ずしも必要としない場合もある。
【００３５】
また、処理プログラム部１５０は、以下の処理部で構成される。
・通信処理部１５１は、受信端末２００と、インターネットなどの通信ネットワーク１を介して通信を行うための処理部である。
・放送処理部１５２は、画像情報（動画または静止画）を不特定多数の受信端末２００に、ＴＶ放送や、ＣＡＴＶ放送や、衛星ＴＶ放送などで放送（配信）するための処理部である。なお、画像情報（動画または静止画）の配信にインターネットなどの通信ネットワーク１と通信を行う通信処理部１５１を用いる場合は、放送処理部１５２は必ずしも必要としない場合もある。
・画像情報配信処理部１５３は、動画や静止画などの画像情報を、受信端末２００に送信するための処理部である。
・検索テンプレート配信処理部１５４は、検索テンプレートを受信端末２００に配信するための処理部である。
・検索ログ受信処理部１５５は、受信端末２００から検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を受信するための処理部である。
・検索ログ蓄積処理部１５６は、受信端末２００から受信した検索ログを、検索テンプレートデータベース１２０に記録するための処理部である。
・検索ログ解析処理部１５７は、検索テンプレートデータベース１２０に蓄積されたテンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を、ユーザ情報データベース１３０を参照して、解析するための解析処理部である。
・検索テンプレートデータベース１２０は、検索テンプレートの情報、検索テンプレートの使用状況に関する履歴情報（検索ログ）、及び検索ログの解析情報を記録するためのデータベースである。
・ユーザ情報データベース１３０は、個人情報（住所、年齢、氏名、性別等）を格納するためのデータベースである。また、ユーザ識別情報も記録される。
・画像情報データベース１４０は、受信端末２００に放送（配信）する動画や静止画などの画像情報を保存するためのデータベースである。
【００３６】
また、受信端末２００には、受信端末２００と通信ネットワーク１とを接続する通信用インタフェース２２０、放送システムのサーバ１０１から放送される画像情報を受信する放送受信部２２１、受信端末２００の全体を統括制御する制御部２２２、画像情報などを記憶する記憶部２３０、処理プログラム部２４０が設けられる。
【００３７】
また、処理プログラム部２４０は、以下の処理部で構成される。
・通信処理部２４１は、放送システムのサーバ１０１と、インターネットなどの通信ネットワーク１を介して通信を行うための処理部である。
・放送受信処理部２４２は、放送システムから放送された画像情報（動画または静止画）を受信するための処理部である。なお、画像情報（動画または静止画）の受信に、通信用インタフェース２２０と通信処理部２４１を用いる場合は、放送受信部２２１及び放送受信処理部２４２は必ずしも必要としない場合もある。
・ユーザ情報入力処理部２４３は、受信端末２００を使用するユーザの個人情報を入力するための処理部である。個人情報には、住所、年齢、氏名、性別などの他に、ユーザ識別情報も含まれる。
・検索テンプレートダウンロード処理部２４４は、放送システムのサーバ１０１から検索テンプレートをダウンロードするための処理部である。なお、ダウンロードされた検索テンプレートは、記憶部２３０に保存される。
・画像情報保存処理部２４５は、放送システムから送信される画像情報（動画または静止画）を記憶部２３０に記録するための処理部である。
【００３８】
・動画表示処理部２４６は、検索したシーンから動画を再生表示するための処理部である。
・静止画表示処理部２４７は、検索テンプレートなどの静止画を表示するための処理部である。
・静止画生成処理部２４８は、動画のフレームを切り出し、静止画を表示するための処理部である。
・画像マッチング処理部２４９は、検索テンプレートの画面が含まれている動画のフレーム（静止画）と、検索テンプレートを比較して検索するための処理部である。
・検索ログ記録処理部２５０は、検索テンプレートにより検索処理した内容を記録するための処理部であり、検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を記録するための処理部である。
・検索ログ送信処理部２５１は、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）と、ユーザ識別情報とを、放送システムのサーバ１０１に送信するための処理部である。
なお、記憶部２３０には、画像情報、検索テンプレート、検索ログ、ユーザ識別情報などが記録される。
【００３９】
なお、放送システムのサーバ１０１内の処理プログラム部１５０及び受信端末２００内の処理プログラム部２４０は専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、またこの処理プログラム部はメモリおよびＣＰＵ（中央処理装置）等の汎用の情報処理装置により構成され、この処理部の機能を実現するためのプログラム（図示せず）をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。なお、この放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００には、周辺機器として入力装置、表示装置等（いずれも図示せず）が接続され又は内蔵されているものとする。ここで、入力装置としては、キーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とは、ＣＲＴ（Cathode Ray Tube）や液晶表示装置等のことをいう。
【００４０】
また、図１３に示す放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００に必要な処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、ＷＷＷシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境（あるいは表示環境）を含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても良い。
【００４１】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の放送システム１００及び受信端末２００は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 放送システムの全体構成を説明するための図。
【図２】 放送システム及び受信端末の備える手段の例を示す図。
【図３】 検索テンプレートの例を示す図。
【図４】 検索テンプレートの他の例を示す図。
【図５】 受信端末における検索ログの例を示す図。
【図６】 受信端末における検索ログの他の例を示す図。
【図７】 ユーザ情報データベースに記録されるレコードの例を示す図。
【図８】 検索テンプレートデータベースのレコードの例を示す図。
【図９】 検索テンプレートデータベースのレコードの他の例を示す図。
【図１０】 受信端末の処理手順を示す図。
【図１１】 放送システムの処理手順を示す図。
【図１２】 検索テンプレートをダウンロードする操作画面の例を示す図。
【図１３】 放送システム及び受信端末の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
１００ 放送システム、１０５ 画像情報、１０６ 検索テンプレート
１０７ ユーザ情報、１１１ 通信手段、１１２ 放送手段
１１３ 検索テンプレート配信手段
１１４ 検索ログ受信手段（検索テンプレート使用履歴情報受信手段）
１１５ 検索ログ蓄積手段（検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段）
１１６ 検索ログ解析手段（解析手段）、１１７ 画像情報配信手段
１２０ 検索テンプレートデータベース（検索テンプレート記憶手段）
１３０ ユーザ情報データベース、１４０ 画像情報データベース
２００ 受信端末、２０１ 通信手段、２０２ 放送受信手段
２０３ ユーザ情報入力手段、２０４ 検索テンプレートダウンロード手段
２０５ 画像情報保存手段、２０６ 動画記録手段、２０７ 静止画記録手段
２０８ 画像情報表示手段、２０９ 動画表示手段、２１０ 静止画表示手段
２１１ 静止画生成手段、２１２ 画像マッチング手段（画像情報検索手段）
２１３ 検索ログ記録手段（検索履歴情報記録手段）
２１４ 検索ログ送信手段（検索履歴情報送信手段）
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＴＶ放送やインターネット放送などの放送システム側から、配信する画像情報の検索用の画像（検索テンプレート）をユーザ（視聴者）の受信端末に供給することにより、ユーザが画像情報を再生する際の利便性を向上させるとともに、低コストでユーザ情報を収集（解析）することができる、放送システム、受信端末、ユーザ情報の収集方法、及びプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のＴＶやインターネット放送などにおいて、放送される内容について、どのようなユーザ層が、どの場面やタレントに注目しているか、特に、ユーザが能動性を持って何を視聴しているかを、的確に把握することが難しかった。また、記録型ＤＶＤやＨＤＤなどの大量の蓄積型記録装置を使用している場合、放送日時と実際の視聴日時は関係がなくなり、従来の視聴率は意味を持たないことになる。また、蓄積型記録装置を用いて再生して、目当てのシーン（ハイライトシーンなど）や番組を探している場合には、再生しているシーンや番組は視聴する対象とは限らない場合もある。
【０００３】
一方、ユーザは、大量の動画を録画した場合、的確に興味を持っているシーンを探し出す方法がなく、ＥＰＧ（Electric Program Guide）のような番組情報を利用するか、早送りするなどの方法しかなかった。このように、ＤＶＤやＨＤＤなどに大量に録画した内容から、必要な部分（自分が見たい場面やシーンなど）を探し出すことは、かなり手間のかかる作業となっていた。
【０００４】
このような問題を解決するための従来例として、動画像から生成したインデックス画像を視聴者が選択して、この選択操作により番組をダウンロードし、記録した番組を再生するものがある。すなわち、視聴者のモニタは、インデックス画像の選択、番組のダウンロードによって行うものがある（例えば、特許文献１）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１０−１３７７４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１の図１で示すＣＡＴＶホームターミナル装置は、予め動画から作成された固定的なインデックス画像を用いて、該インデック画像の元動画像をダウンロードするものであり、インデックとする画像に自由度がない。また、ダウンロード時間と再生時間が同期している点、さらに、インデック画像の選択情報を統計的に分析する手段が開示されていない点で問題がある。
【０００７】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、ＴＶ放送やインターネット放送などの放送システム側から、配信する画像情報の検索用の画像（検索テンプレート）をユーザ（視聴者）の受信端末に供給することにより、ユーザの画像情報の再生の利便性を向上させるとともに、低コストでユーザ情報を収集（解析）することができる、放送システム、受信端末、ユーザ情報の収集方法、及びプログラムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の放送システムは、ユーザの受信端末に画像情報を配信する放送システムであって、配信する画像情報の検索に使用する検索テンプレートを記憶するための検索テンプレート記憶手段と、前記検索テンプレートをユーザの受信端末に配信する検索テンプレート配信手段と、前記検索テンプレートの使用履歴情報を、ユーザの受信端末から受信するための検索テンプレート使用履歴情報受信手段と、前記ユーザの受信端末から受信した検索テンプレートの使用履歴情報を蓄積するための検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段と、前記蓄積されたテンプレートの使用履歴情報を解析するための解析手段とを具備することを特徴とする。
このような構成であれば、本発明の放送システムは、前記検索テンプレート記憶手段により、受信端末に配信する画像情報（動画または静止画）の検索に使用するための検索テンプレートを予め記憶しておく。そして、前記検索テンプレート配信手段により、検索テンプレートをユーザの受信端末に配信する。また、前記検索テンプレート使用履歴情報受信手段により、受信端末における検索テンプレートの使用履歴情報を、ユーザの受信端末から受信する。また、前記検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段により、受信端末から受信した検索テンプレートの使用履歴情報を蓄積する。そして、前記解析手段により、蓄積されたテンプレートの使用履歴情報を解析する。
これにより、放送システム側では、ユーザの検索テンプレートの使用履歴情報を収集（解析）でき、動画などの特定のシーンやタレントを探し出すため、ユーザが能動的に興味を持って検索した情報を収集することができる。また、ユーザの検索テンプレートの使用履歴情報とユーザの個人情報との関係を調べることにより、年齢、性別、地域などのユーザ属性と画像情報（動画または静止画）の利用状況との関連を分析することができる。また、情報収集コストも低コストですむ。
【０００９】
また、本発明の受信端末は、放送システムから画像情報の配信を受けて、再生する受信端末であって、前記画像情報及び画像情報の検索に使用する検索テンプレートの情報を放送システムから受信して記憶するための画像情報保存手段と、前記検索テンプレートを用いて、前記画像情報を検索するための画像情報検索手段と、前記画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報を記録するための検索履歴情報記録手段と、前記画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴の情報と、ユーザ識別情報とを、前記放送システムに送信するための検索履歴情報送信手段とを具備することを特徴とする。
このような構成であれば、本発明の受信端末は、前記画像情報保存手段により、放送システムから配信される画像情報と該画像情報を検索するための検索テンプレートを受信して保存する。そして、前記画像検索手段により、検索テンプレートを用いて、受信した画像情報を検索する。また、前記検索履歴情報記録手段により、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報を記録する。そして、前記検索履歴情報送信手段により、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報と、ユーザの識別情報とを、前記放送システムに送信する。
これにより、ユーザは、録画した動画などの内容から、検索テンプレートを使って、見たい場面、内容を容易に探し出すことができる。また、放送システム側では、ユーザの検索テンプレートの使用履歴情報を収集（解析）し、動画などの特定のシーンやタレントを探し出すため、ユーザが能動的に興味を持って検索した情報を収集することができる。
【００１０】
また、本発明の受信端末は、前記検索テンプレートにより検索した画像情報中のシーンより、該画像情報を再生するための画像情報表示手段を具備することを特徴とする。
このような構成であれば、前記画像情報表示手段により、検索テンプレートを使用して、動画のシーンを検索し、検索したシーンから後の動画を再生することができる。これにより、ユーザが動画中に興味を持つシーンを選択し、そこから動画を再生することができる。
【００１１】
また、本発明の受信端末は、前記検索テンプレートを、画像情報を配信する放送システム側からダウンロードする検索テンプレートダウンロード手段をさらに具備することを特徴とする。
このような構成であれば、放送システム側から検索テンプレートの配信を受ける他、受信端末から検索テンプレートをダウンロードすることができる。
これにより、ユーザは、興味のある動画についての検索テンプレートを、容易に入手することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
【００１７】
図１は、本発明による放送システムの全体構成を説明するための図である。
図１において、放送システム１００は、電波塔１０３によりＴＶ放送を行う放送システム（その他、ＣＡＴＶ（ケーブルＴＶシステム）や衛星ＴＶも含まれる）か、または、インターネット等の通信ネットワークを介して、サーバ１０１によりインターネット放送などを行う放送システムである。また、受信端末２００は、情報処理機能と通信機能を備えたＴＶ受像機や、ＰＣ（パーソナルコンピュータ）や、携帯端末などである。また、放送システム１００内にはデータベース１０２が備えられ、データベース１０２には、検索テンプレート１０６とユーザ情報１０７が記録されている。検索テンプレート１０６は、画像情報の検索に使用するためのものであり、ユーザ情報１０７は、個人に関する属性情報（住所、年齢、氏名、性別等）や、ユーザの識別情報などである。
【００１８】
そして、放送システム１００と受信端末２００との間では、以下のようして情報の送受信が行われる。
（１）放送システム１００から受信端末２００に、動画や静止画の画像情報１０５が送信される（矢付線ａ）。
（２）また、放送システム１００から受信端末２００に、検索テンプレート１０６が送信される（矢付線ｂ）。なお、検索テンプレート１０６は、画像情報１０５中に静止画として含まれて配信される場合もある。
（３）受信端末２００では、放送システム１００から受信した画像情報に対して、ユーザが選択した検索テンプレート１０６により検索を行う。そして、気に入った動画などがあれば再生する。
（４）受信端末２００で使用された検索テンプレートの使用履歴の情報１０８と、ユーザ識別情報１０９とが、放送システム１００に送信される（矢付線ｃ）。
（５）放送システム１００では、受信端末２００から受信した検索テンプレートの使用履歴情報をデータベース１０２に蓄積するとともに、利用者のユーザ情報１０７を参照して、配信した画像情報（動画または静止画）の利用状況を解析する。
【００１９】
また、図２は、本発明の放送システム及び受信端末の備える手段の例を示す図であり、本発明に直接関係するものについて示したものである。
放送システム１００には、以下に示す手段、およびデータベースが設けられる。
・通信手段１１１は、受信端末２００と、インターネットなどの通信網を介して通信を行うための手段である。
・放送手段１１２は、画像情報（動画または静止画）を不特定多数の受信端末２００に、ＴＶ放送や、ＣＡＴＶ放送、衛星ＴＶ放送などで放送（配信）するための手段である。なお、画像情報（動画または静止画）の配信にインターネットなどの通信ネットワークと通信を行う通信手段１１１を用いる場合は、放送手段１１２は必ずしも必要としない場合もある。
・検索テンプレート配信手段１１３は、検索テンプレートを受信端末２００に配信するための手段である。
・検索ログ受信手段１１４は、受信端末２００から検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を、通信手段１１１を介して、受信するための手段（検索テンプレート使用履歴情報受信手段）である。
・検索ログ蓄積手段１１５は、受信端末２００から受信した検索ログ（検索テンプレートの使用履歴情報）を、検索テンプレートデータベース１２０に記録するための手段（検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段）である。
・検索ログ解析手段１１６は、検索テンプレートデータベース１２０に蓄積された検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を、ユーザ情報データベース１３０を参照して、解析するための解析手段である。
・画像情報配信手段１１７は、画像情報（動画または静止画）を受信端末２００に配信するため手段である。
【００２０】
・検索テンプレートデータベース（検索テンプレート記憶手段）１２０は、検索テンプレートの情報、検索テンプレートの使用状況に関する履歴情報（検索ログ）、及び検索ログの解析情報を記録するためのデータベースである。
・ユーザ情報データベース１３０は、個人情報（住所、年齢、氏名、性別等）を格納するためのデータベースである。また、ユーザ識別情報も記録される。
・画像情報データベース１４０は、受信端末２００に配信する画像情報を保存するためのデータベースである。
【００２１】
なお、検索テンプレートについては、放送（配信）する画像情報中の動画などから静止画を切り出して使用することができる。この場合、動画中のシーンの変化の大きい静止画を選択して検索テンプレートとすることができる。また、検索テンプレートとしては、複数の画像情報に共通な事項（例えば、タレントの顔など）を使用することもできる。
【００２２】
また、受信端末２００には、以下の手段が設けられる。
・通信手段２０１は、放送システム１００と、インターネットなどの通信ネットワークを介して通信を行うための手段である。
・放送受信手段２０２は、ＴＶ放送や、ＣＡＴＶ放送、衛星ＴＶ放送などで、放送システム１００から放送される画像情報（動画または静止画）を受信するための手段である。なお、画像情報（動画または静止画）の配信にインターネットなどの通信ネットワークとの通信手段２０１を用いる場合、放送受信手段２０２は必ずしも必要としない場合もある。
・ユーザ情報入力手段２０３は、受信端末２００を使用するユーザの個人情報を入力するための手段である。個人情報には、住所、年齢、氏名、性別などの他に、ユーザ識別情報が含まれる。
・検索テンプレートダウンロード手段２０４は、放送システム１００から画像検索に使用する検索テンプレートをダウンロードするための手段である。
【００２３】
・画像情報保存手段２０５は、動画記録手段２０６と静止画記録手段２０７から構成され、動画記録手段２０６は、通信手段２０１または放送受信手段２０２により受信した画像情報中の動画を記録するための手段である。また、静止画記録手段２０７は、通信手段２０１または放送受信手段２０２により受信した検索テンプレートなどの静止画を記録するための手段である。
・画像情報表示手段２０８は、動画表示手段２０９と静止画表示手段２１０とで構成される。動画表示手段２０９は、検索したシーンから動画を再生表示するための手段であり、静止画表示手段２１０は、検索テンプレートなどの静止画を表示するための手段である。
・静止画生成手段２１１は、動画のフレームを切り出し、静止画を表示するための手段である。
・画像マッチング手段２１２は、検索テンプレートの画面が含まれている動画のフレーム（静止画）と検索テンプレートを比較して検索するための手段（画像検索手段）である。フレーム（静止画）と検索テンプレートが一致するかどうかを検索する方式は種々提案されているが、ここでは式（１）を用い、式（１）の値が閾値以下になれば、画像が一致したと見なす。
【数１】
n：検索テンプレートの画素数
Ｘｉ：切り取った静止画の、画素iの輝度
tｍ，i：検索テンプレートの、画素iにおける輝度
【００２４】
・検索ログ記録手段２１３は、検索テンプレートにより検索処理した内容を記録するための手段であり、検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を記録するための手段（検索履歴情報記録手段）である。
・検索ログ送信手段２１４は、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）と、ユーザ識別情報を、放送システム１００に送信するための手段（検索履歴情報送信手段）である。
なお、記憶部２３０には、放送システム１００から受信した画像情報、検索テンプレート、ユーザによる検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）、ユーザ識別情報などが記録される。
【００２５】
また、図３は、画像情報（動画または静止画）の検索に使用する画像である検索テンプレート１１の例を示す図であり、人物１２の例である。検索テンプレート１１は、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０に記憶されており、放送システム１００側から受信端末２００に配信するか、または受信端末２００側からダウンロードする。
【００２６】
また、図４は、画像情報（動画または静止画）検索に使用する画像である検索テンプレート１３の例を示す図であり、ハンドバッグ１４の例である。検索テンプレート１３は、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０に記憶されており、放送システム１００側から受信端末２００に配信するか、または受信端末２００側からダウンロードする。
【００２７】
また、図５は、受信端末２００における検索ログ（検索テンプレートの使用履歴情報）の例を示す図であり、ユーザＩＤ（ユーザ識別記号）と、ユーザが使用した検索テンプレートの使用履歴情報が記録される。また、この検索ログは、検索ログ送信手段２１４及び通信手段２０１により、放送システム１００に送信される。
この検索ログにより、ユーザ１（ユーザＩＤ「０１」）は、タレントＡに興味があり、かつバッグＡに興味があったことが分かる。このような検索ログが多数あれば、放送システム１００側では、タレントＡとバッグＡとの強い相関を発見することができる。即ち、タレントＡの支持層はバッグＡのデザインやブランドを支持している可能性が高いと推測される。
【００２８】
また、図６は、受信端末２００における検索ログの他の例を示す図である。この検索ログにより、ユーザ２（ユーザＩＤ「０２」）は、バッグや洋服などの買い物に大きな興味があることが分かり、ＴＶショッピングやインターネットショッピングの潜在的あるいは顕在化したユーザであることが推測できる。
従って、放送システム１００は、ユーザ２に対しては、ＴＶショッピングやインターネットショッピングに関連する検索テンプレートを選択的に送信すれば、売り上げの増大につながる可能性が高いことが容易に推測できる。
【００２９】
また、図７は、放送システム１００内のユーザ情報データベース１３０に記録されるレコード例を示す図であり、予め登録したユーザ１〜ユーザｎの、氏名や年齢、性別、住所などの個人情報が記録される。
【００３０】
また、図８は、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０のレコードの例を示す図であり、タレントＡについての検索テンプレートの使用状況を、性別、年齢層別に集計したものである。また、図９も、同様に、放送システム１００内の検索テンプレートデータベース１２０のレコードの例を示す図であり、タレントＢについての検索テンプレートの使用状況を、性別、年齢層別に集計したものである。
これらのレコードの内容から、ユーザ層に対するタレントＡの人気度や、ユーザ層と他の検索テンプレートの関連を解析することができる。また、タレントＢのレコードを解析すると、タレントＡと同じユーザ層から支持されていることが分かる。
従って、前述したユーザ１（図５の検索ログを参照）に対しては、タレントＡと共にタレントＢの検索テンプレートを送信することにより、ユーザの利便性を高めることができ、かつ実際の視聴率の向上につながることが予想される。
【００３１】
また、図１０は、本発明による受信端末２００の処理手順を示すフローチャートである。受信端末２００における処理は以下の手順により行われる。
（１）ステップＳ１：ユーザ情報入力手段２０３によりユーザの個人情報を放送システム１００側に登録する。
（２）ステップＳ２：検索テンプレートダウンロード手段２０４により、放送システム１００から検索テンプレートをダウンロードする。また、検索テンプレートを、静止画記録手段２０７により、受信端末２００内に記憶する。
（３）ステップＳ３：静止画表示手段２１０により検索テンプレートをユーザに表示する。
（４）ステップＳ４：動画記録手段２０６により放送システム１００からの放送内容を記録する。
（５）ステップＳ５：ユーザが必要な動画のシーンを探すために、検索テンプレートを選択する。
（６）ステップＳ６：検索内容を検索ログ記録手段２１３により、検索ログとして記録する。
（７）ステップＳ７：静止画生成手段２１１により、動画から静止画を切り出す。
（８）ステップＳ８：画像マッチング手段２１２により、検索テンプレートが含まれるシーンを検索する。
（９）ステップＳ９：検索ログ送信手段２１４及び通信手段２０１により、検索ログを放送システム１００に送信する。
（１０）ステップＳ１０：動画表示手段２０９により検索したシーンから動画を再生する。
なお、図１０に示した処理手順では、放送システム１００から受信端末２００に、プル型での検索テンプレートの配信を想定しているが、もちろんプッシュ型でもよいことは言うまでもない。
【００３２】
また、図１１は、本発明による放送システム１００の処理手順を示すフローチャートである。放送システム１００における処理は以下のようにして行われる。
（１）ステップＳ２１：通信手段１１１および検索ログ受信手段１１４により、受信端末２００から検索ログを受信する。また、検索ログ蓄積手段１１５により、受信した検索ログを検索テンプレートデータベース１２０に記録する。
（２）ステップＳ２２：検索ログ解析手段１１６により、受信した検索ログを解析し、ユーザ情報データベース１３０を参照し、当該検索ログに関連づけられたのユーザ情報を抽出する。
（３）ステップＳ２３：検索ログの解析結果に応じて、検索テンプレートデータベース１２０の内容を更新する。
（４）ステップＳ２４：ユーザ情報と検索テンプレートデータベース１２０に記録された検索ログから、ユーザの視聴性向を解析し、視聴性向に応じた検索テンプレートを送信する。
【００３３】
また、図１２は、ユーザ２（図６の検索ログを参照）が検索テンプレートをダウンロードするための操作画面の例を示している。既に例示したように、ユーザ２は買物性向が高いと考えられるので、ユーザ２が認識しやすいように、放送内容に連動したバッグや洋服をならべて配置し、ダウンロードさせることも可能である。
【００３４】
また、図１３は、放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００の構成例を示すブロック図であり、本発明に直接関係する部分についてのみ示したものである。図１３において、放送システムのサーバ１０１には、放送システムのサーバ１０１と通信ネットワーク１とを接続する通信用インタフェース１４１、放送システムのサーバ１０１の全体を統括制御する制御部１４２、検索テンプレートデータベース１２０、ユーザ情報データベース１３０、画像情報データベース１４０、処理プログラム部１５０が設けられる。また、放送システムから画像情報（動画または静止画）をＴＶ放送などで送信する放送設備１４３が設けられる。なお、放送設備１４３は、画像情報の配信にインターネットなどの通信ネットワーク１を使用する場合には、必ずしも必要としない場合もある。
【００３５】
また、処理プログラム部１５０は、以下の処理部で構成される。
・通信処理部１５１は、受信端末２００と、インターネットなどの通信ネットワーク１を介して通信を行うための処理部である。
・放送処理部１５２は、画像情報（動画または静止画）を不特定多数の受信端末２００に、ＴＶ放送や、ＣＡＴＶ放送や、衛星ＴＶ放送などで放送（配信）するための処理部である。なお、画像情報（動画または静止画）の配信にインターネットなどの通信ネットワーク１と通信を行う通信処理部１５１を用いる場合は、放送処理部１５２は必ずしも必要としない場合もある。
・画像情報配信処理部１５３は、動画や静止画などの画像情報を、受信端末２００に送信するための処理部である。
・検索テンプレート配信処理部１５４は、検索テンプレートを受信端末２００に配信するための処理部である。
・検索ログ受信処理部１５５は、受信端末２００から検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を受信するための処理部である。
・検索ログ蓄積処理部１５６は、受信端末２００から受信した検索ログを、検索テンプレートデータベース１２０に記録するための処理部である。
・検索ログ解析処理部１５７は、検索テンプレートデータベース１２０に蓄積されたテンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を、ユーザ情報データベース１３０を参照して、解析するための解析処理部である。
・検索テンプレートデータベース１２０は、検索テンプレートの情報、検索テンプレートの使用状況に関する履歴情報（検索ログ）、及び検索ログの解析情報を記録するためのデータベースである。
・ユーザ情報データベース１３０は、個人情報（住所、年齢、氏名、性別等）を格納するためのデータベースである。また、ユーザ識別情報も記録される。
・画像情報データベース１４０は、受信端末２００に放送（配信）する動画や静止画などの画像情報を保存するためのデータベースである。
【００３６】
また、受信端末２００には、受信端末２００と通信ネットワーク１とを接続する通信用インタフェース２２０、放送システムのサーバ１０１から放送される画像情報を受信する放送受信部２２１、受信端末２００の全体を統括制御する制御部２２２、画像情報などを記憶する記憶部２３０、処理プログラム部２４０が設けられる。
【００３７】
また、処理プログラム部２４０は、以下の処理部で構成される。
・通信処理部２４１は、放送システムのサーバ１０１と、インターネットなどの通信ネットワーク１を介して通信を行うための処理部である。
・放送受信処理部２４２は、放送システムから放送された画像情報（動画または静止画）を受信するための処理部である。なお、画像情報（動画または静止画）の受信に、通信用インタフェース２２０と通信処理部２４１を用いる場合は、放送受信部２２１及び放送受信処理部２４２は必ずしも必要としない場合もある。
・ユーザ情報入力処理部２４３は、受信端末２００を使用するユーザの個人情報を入力するための処理部である。個人情報には、住所、年齢、氏名、性別などの他に、ユーザ識別情報も含まれる。
・検索テンプレートダウンロード処理部２４４は、放送システムのサーバ１０１から検索テンプレートをダウンロードするための処理部である。なお、ダウンロードされた検索テンプレートは、記憶部２３０に保存される。
・画像情報保存処理部２４５は、放送システムから送信される画像情報（動画または静止画）を記憶部２３０に記録するための処理部である。
【００３８】
・動画表示処理部２４６は、検索したシーンから動画を再生表示するための処理部である。
・静止画表示処理部２４７は、検索テンプレートなどの静止画を表示するための処理部である。
・静止画生成処理部２４８は、動画のフレームを切り出し、静止画を表示するための処理部である。
・画像マッチング処理部２４９は、検索テンプレートの画面が含まれている動画のフレーム（静止画）と、検索テンプレートを比較して検索するための処理部である。
・検索ログ記録処理部２５０は、検索テンプレートにより検索処理した内容を記録するための処理部であり、検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）を記録するための処理部である。
・検索ログ送信処理部２５１は、画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報（検索ログ）と、ユーザ識別情報とを、放送システムのサーバ１０１に送信するための処理部である。
なお、記憶部２３０には、画像情報、検索テンプレート、検索ログ、ユーザ識別情報などが記録される。
【００３９】
なお、放送システムのサーバ１０１内の処理プログラム部１５０及び受信端末２００内の処理プログラム部２４０は専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、またこの処理プログラム部はメモリおよびＣＰＵ（中央処理装置）等の汎用の情報処理装置により構成され、この処理部の機能を実現するためのプログラム（図示せず）をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。なお、この放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００には、周辺機器として入力装置、表示装置等（いずれも図示せず）が接続され又は内蔵されているものとする。ここで、入力装置としては、キーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とは、ＣＲＴ（Cathode Ray Tube）や液晶表示装置等のことをいう。
【００４０】
また、図１３に示す放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の放送システムのサーバ１０１及び受信端末２００に必要な処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、ＷＷＷシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境（あるいは表示環境）を含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても良い。
【００４１】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の放送システム１００及び受信端末２００は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 放送システムの全体構成を説明するための図。
【図２】 放送システム及び受信端末の備える手段の例を示す図。
【図３】 検索テンプレートの例を示す図。
【図４】 検索テンプレートの他の例を示す図。
【図５】 受信端末における検索ログの例を示す図。
【図６】 受信端末における検索ログの他の例を示す図。
【図７】 ユーザ情報データベースに記録されるレコードの例を示す図。
【図８】 検索テンプレートデータベースのレコードの例を示す図。
【図９】 検索テンプレートデータベースのレコードの他の例を示す図。
【図１０】 受信端末の処理手順を示す図。
【図１１】 放送システムの処理手順を示す図。
【図１２】 検索テンプレートをダウンロードする操作画面の例を示す図。
【図１３】 放送システム及び受信端末の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
１００ 放送システム、１０５ 画像情報、１０６ 検索テンプレート
１０７ ユーザ情報、１１１ 通信手段、１１２ 放送手段
１１３ 検索テンプレート配信手段
１１４ 検索ログ受信手段（検索テンプレート使用履歴情報受信手段）
１１５ 検索ログ蓄積手段（検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段）
１１６ 検索ログ解析手段（解析手段）、１１７ 画像情報配信手段
１２０ 検索テンプレートデータベース（検索テンプレート記憶手段）
１３０ ユーザ情報データベース、１４０ 画像情報データベース
２００ 受信端末、２０１ 通信手段、２０２ 放送受信手段
２０３ ユーザ情報入力手段、２０４ 検索テンプレートダウンロード手段
２０５ 画像情報保存手段、２０６ 動画記録手段、２０７ 静止画記録手段
２０８ 画像情報表示手段、２０９ 動画表示手段、２１０ 静止画表示手段
２１１ 静止画生成手段、２１２ 画像マッチング手段（画像情報検索手段）
２１３ 検索ログ記録手段（検索履歴情報記録手段）
２１４ 検索ログ送信手段（検索履歴情報送信手段）
Claims (4)
- ユーザの受信端末に画像情報を配信する放送システムであって、
配信する画像情報の検索に使用する検索テンプレートを記憶するための検索テンプレート記憶手段と、
前記検索テンプレートをユーザの受信端末に配信する検索テンプレート配信手段と、
前記検索テンプレートの使用履歴情報を、ユーザの受信端末から受信するための検索テンプレート使用履歴情報受信手段と、
前記ユーザの受信端末から受信した検索テンプレートの使用履歴情報を蓄積するための検索テンプレート使用履歴情報蓄積手段と、
前記蓄積されたテンプレートの使用履歴情報を解析するための解析手段と
を具備することを特徴とする放送システム。 - 放送システムから画像情報の配信を受けて、再生する受信端末であって、
前記画像情報及び画像情報の検索に使用する検索テンプレートの情報を放送システムから受信して記憶するための画像情報保存手段と、
前記検索テンプレートを用いて、前記画像情報を検索するための画像情報検索手段と、
前記画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴情報を記録するための検索履歴情報記録手段と、
前記画像情報の検索に使用した検索テンプレートの使用履歴の情報と、ユーザ識別情報とを、前記放送システムに送信するための検索履歴情報送信手段と
を具備することを特徴とする受信端末。 - 前記検索テンプレートにより検索した画像情報中のシーンより、該画像情報を再生するための画像情報表示手段を
具備することを特徴とする請求項２に記載の受信端末。 - 前記検索テンプレートを、画像情報を配信する放送システム側からダウンロードする検索テンプレートダウンロード手段をさらに具備することを特徴とする請求項２または請求項３に記載の受信端末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002362385A JP4063065B2 (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 放送システム及び受信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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