JP4062838B2 - 防水シート施工用の座金 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、家屋の屋根下地等に防水シートを敷設する際に用いる樹脂製の座金に関するものであり、特に、防水性を改善した座金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家屋等の屋根の下地に、紙にタールを含浸させた防水シートを敷設して釘止めする際は、防水シートの破断を防いで確実に保持するとともに、水漏れを防止するために釘と防水シートとの間に座金を介装することが指定されている。
【0003】
防水シート施工用の座金は、樹脂射出成形によって製造された直径が数センチメートルの丸皿形座金であって、中心に釘を挿通するための穴を設けたものもあるが、穴の有無に関わらず、敷設した防水シート上に座金を載せて、手持ちハンマーまたは釘打ち機によって座金の中心に釘を打ち込めば、座金の周縁部が防水シートを屋根下地へ押さえつけて固定する。
【0004】
また、座金を用いた釘打ち作業を簡単に行うために、釘送り機構と座金送り機構を備えた防水シート施工用の釘打ち機も知られている。此種の釘打ち機は、連結形釘のマガジンと、テープで連結した座金を収容するマガジンとを備えており、釘打ちと連動して送り機構により釘と座金とが連続的にノーズ部へ供給され、トリガレバーを引けば釘が座金を貫通して屋根下地へ打込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の防水シート施工用の座金は上面が球面であり、釘が上面の中心に打ち込まれた場合は、釘の軸と貫通穴は隙間なく密着し、釘の頭も座金の上面に密着する。しかし、座金の上面の中心以外は傾斜面であるから、釘が座金の中心からずれた位置へ打たれると、座金が釘に押されて凹んだときに釘の貫通穴と釘の軸とに隙間が生じたり、釘の頭と座金とが密着しないことがあって、雨水が釘を伝って屋根下地へ侵入する原因になる。特に、釘打ち機によって座金を取付ける場合は、釘打ち機のノーズの内径が釘の外径よりも大きいので、座金の中心を狙って釘を打っても釘の打込み位置が中心からずれることが多く、水漏れが発生し易いという問題がある。
【0006】
そこで、座金に対する釘の打ち込み位置がある程度ずれても、釘と座金との密着性を確保できるようにして、漏水の発生を防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、防水シート施工用の樹脂製皿形座金において、皿部の上面の中央を平坦に形成するとともに、平坦部の直径が少なくとも釘打ち機のノーズの内径以上であることを特徴とする防水シート施工用の座金を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1は座金の一例として防水シート施工用の釘打ち機に用いる連結形座金1を示し、多数の座金2が直列接続されている。
【0009】
円形の座金2は、皿部3とその外周のフランジ部4とからなり、皿部3の天面中央は平坦部3aとなっている。平坦部3aの直径は、釘打ち機のノーズの内径以上とすることが要点であり、図示例では10mmである。また、フランジ部4を含めた外径は26mm、皿部3の直径は22mmとなっているが、之等の寸法は限定するものではなく、任意に設計することができることはいうまでもない。
【0010】
各座金2は短い連結タブ部5によってつながっていて、釘打ち機により先頭の座金に釘が打込まれたときに連結タブ部5の中間に設けたノッチ5aの部分が裂けて、先頭の座金が次の座金から分離される。
【0011】
連結形座金1は、長尺ベルト状の樹脂シートにプレス及び打抜き加工を施して製造される。樹脂シートの材質としては、ある程度の柔軟性と絞り加工の容易性とを兼備していることが必要であり、具体的には高密度ポリエチレン、又はポリプロピレン、又はポリエチレンとポリプロピレンの混合材料、又はポリプロピレンとエチレンプロピレンラバーの混合材料等が挙げられる。
【0012】
図2は連結形座金1の製造工程を示し、(d)に示す6は絞り成形金型の上型、7は下型、8は抜き金型、9はノッチを成形するためのチゼルである。また、(a)は上型の底面図、(b)は抜き金型の底面図であり、(c)は連結形座金の平面図である。
【0013】
図2において高密度ポリエチレンシート10は左から右へ送られ、絞り成形金型の上型6と下型7によってプレスされる。
【0014】
図3は絞り成形金型の詳細を示し、上型6と下型7の肩部分の間隔は、高密度ポリエチレンシート10の厚さよりも狭く、上型6の肩部分の下には逃げ部6aが設けられており、上型6と下型7の肩部分で高密度ポリエチレンシート10が圧延されて、高密度ポリエチレンシート10に上方へ膨出する皿部3が絞り成形される。図1に示すように、皿部3は中央の平坦部3aから外縁部に向かって緩やかに傾斜して肩部3bに連なっており、皿部3とその周囲のフランジ部4との境界は曲面になっている。
【0015】
皿部3が成形された高密度ポリエチレンシート10は、次に抜き金型8によって打抜き加工される。抜き金型8は皿部3の周囲にフランジ部4と連結タブ部5を残して打抜き、続いてチゼル9が連結タブ部5の中央にノッチ5aを成形する。
【0016】
図4は釘打ち機11と連結形座金1を示し、釘打ち機11のシリンダハウジング12の先端に取付けられているノーズ13と釘マガジン(図示せず)とは釘送りガイド部14によって連結されている。釘マガジンに装填した連結形釘は、釘送りガイド部14に配置した釘送り爪15によってノーズ13内へ供給される。シリンダハウジング12内の空気圧シリンダ(図示せず)が起動すると、空気圧シリンダのピストンに結合したドライバがノーズ13内を高速で下降し、ノーズ13内の釘Nを打撃して射出する。
【0017】
釘打ち作業を行う際は、釘打ち機11のノーズ13を座金2の上面のほぼ中心に押当てると、ノーズ13の内径よりも座金2の平坦部3aの直径が大きいことから、射出される釘Nがノーズ13内で前後左右に変位しても、釘Nは座金2の平坦部3aをほぼ直角に貫通する。したがって、貫通穴と釘Nの軸に隙間が生じることがなく、また、釘Nの頭は平坦部3aの上面に密着して、雨水の侵入を確実に防ぐことができる。
【0018】
尚、上記の実施形態は連結形座金について述べたが、連結されていない単体の座金に関しては、図示は省略するが抜き金型8の変更により容易に対応することができる。また、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の防水シート施工用の座金は、皿部の上面の中央が平坦であり、平坦部の直径が釘打ち機のノーズの内径以上であるので、釘打ち機のノーズを座金の上面のほぼ中心に押当てて釘を打込めば、釘がノーズ内で前後左右にずれても座金の平坦部を直角に貫通するので、貫通穴と釘の軸に隙間が生じることがなく、雨水が釘を伝って屋根下地へ侵入する漏水事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は連結形座金の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は座金の肩部分を拡大した断面図である。
【図2】連結形座金の製造工程を示し、(a)は絞り成形金型の上型の底面図、(b)は打抜き金型の底面図、(c)はチゼルの底面図、(d)は樹脂シートの平面図、(e)は製造工程解説図である。
【図3】絞り成形金型の拡大断面図である。
【図4】釘打ち機と連結形座金の断面図である。
【符号の説明】
1 連結形座金
2 座金
3 皿部
3a 平坦部
3b 肩部
4 フランジ部
5 連結タブ部
5a ノッチ
6 絞り成形金型の上型
7 絞り成形金型の下型
8 抜き金型
9 チゼル
10 高密度ポリエチレンシート
11 釘打ち機
13 ノーズ
N 釘

Claims (3)

  1. 防水シート施工用の樹脂製皿形座金において、皿部の上面の中央を平坦に形成するとともに、平坦部の直径が少なくとも釘打ち機のノーズの内径以上であることを特徴とする防水シート施工用の座金。
  2. プレス金型を用いた絞り成形により樹脂シート材に皿部を形成し、皿部を打抜き加工して形成した請求項1記載の防水シート施工用の座金。
  3. 上記樹脂シート材は、高密度ポリエチレン、又はポリプロピレン、又はポリエチレンとポリプロピレンの混合材料、又はポリプロピレンとエチレンプロピレンラバーの混合材料である請求項2記載の防水シート施工用の座金。
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