JP4062792B2 - Organic waste treatment method and apparatus - Google Patents
Organic waste treatment method and apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP4062792B2 JP4062792B2 JP29883798A JP29883798A JP4062792B2 JP 4062792 B2 JP4062792 B2 JP 4062792B2 JP 29883798 A JP29883798 A JP 29883798A JP 29883798 A JP29883798 A JP 29883798A JP 4062792 B2 JP4062792 B2 JP 4062792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrothermal reaction
- water
- suspension
- liquefied
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機性廃棄物の処理方法及び装置に係わり、特に超臨界水・水熱反応を用いた有機性廃棄物の処理に関する。
【０００２】
【従来の技術】
特開平９−２７６９００号公報には、有機性廃棄物（有機物を含む廃棄物）の１つである下水汚泥を超臨界水・水熱反応を用いて分解処理する技術が開示されている。超臨界水・水熱反応とは、適量の水が添加された有機物を水の臨界条件下で組成分解するものである。このような超臨界水・水熱反応を用いた下水汚泥の分解処理技術は、従来から行われている焼却処理に比べて、対環境的に種々の利点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、超臨界水・水熱反応を用いた有機性廃棄物の処理方法としては、以下の２つの方法がある。
▲１▼有機性廃棄物を二酸化炭素あるいは水を含有する無機固形物まで完全に分解する方法。
▲２▼有機性廃棄物の分解反応を途中で止め、有機性廃棄物を燃料化する方法。
【０００４】
ここで、後者の方法により有機性廃棄物を燃料化する場合、有機性廃棄物に含まれる無機性の固体（無機固形物）によって処理装置の配管が閉塞するという問題点がある。この問題に対して、周知の懸濁物分離装置を用いて無機固形物を処理系外に排出することが考えられるが、この排出物の中には有機固形物も含まれるため、燃料として回収できる量が目減りするという新たな問題点が生じる。
【０００５】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、以下の点を目的とするものである。
（１）有機性廃棄物からの燃料の回収率を向上させる。
（２）有機性廃棄物の処理における配管の閉塞を防止する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、有機性廃棄物の処理方法に係わる第１の手段として、有機性廃棄物に含まれる有機物を超臨界水・水熱反応により液状化有機物とした後に超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物を分離かつ液状化有機物を燃料として回収する前段の分離回収処理を、前記懸濁物について後段の分離回収処理として繰り返すことにより、前記有機性廃棄物及び懸濁物に含まれる有機物を燃料として回収するという手段を採用する。
【０００７】
有機性廃棄物の処理方法に係わる第２の手段として、上記第１の手段において、超臨界水・水熱反応の生成物から液状化有機物と水蒸気とを分離し、該水蒸気を懸濁物についての超臨界水・水熱反応における水分として利用するという手段を採用する。
【０００８】
有機性廃棄物の処理方法に係わる第３の手段として、上記各手段において、後段の分離回収処理における超臨界水・水熱反応の処理温度及び処理圧力を前段の分離回収処理よりも高く設定するという手段を採用する。
【０００９】
一方、本発明では、有機性廃棄物の処理装置に係わる第１の手段として、有機性廃棄物に含まれる有機物を超臨界水・水熱反応により液状化有機物とした後に超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物を分離かつ燃料としての液状化有機物を送出する前段燃料分離装置と、懸濁物に水分を添加する混合装置と、懸濁物について超臨界水・水熱反応により液状化有機物とした後に超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物を分離かつ液状化有機物を送出する後段燃料分離装置とを具備するという手段を採用する。
【００１０】
有機性廃棄物の処理装置に係わる第２の手段として、上記第１の手段において、前段燃料分離装置は超臨界水・水熱反応の生成物から水蒸気を分離する気液分離装置を備えると共に、後段燃料分離装置は超臨界水・水熱反応の生成物から水蒸気を分離する気液分離装置を備え、かつ、前記各々の水蒸気を冷却し混合装置に水分として供給する冷却装置を備えるという手段を採用する。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係わる有機性廃棄物の処理方法及び装置の一実施形態について説明する。
【００１２】
図１は、本実施形態における有機性廃棄物の処理装置の機能構成を示す系統図である。この図において、符号１は廃棄物貯留槽、２Ａ，２Ｂはポンプ、３Ａ，３Ｂは水熱反応装置、４Ａ，４Ｂは懸濁物分離装置、５Ａ，５Ｂは気液分離装置、６は冷却装置、７は混合装置、８は燃料回収槽である。これらも構成要素のうち、ポンプ２Ａと水熱反応装置３Ａと懸濁物分離装置４Ａと気液分離装置５Ａとは前段燃料分離装置Ａを構成し、ポンプ２Ｂと水熱反応装置３Ｂと懸濁物分離装置４Ｂと気液分離装置５Ｂとは、後段燃料分離装置Ｂを構成するものである。
【００１３】
廃棄物貯留槽１は、処置対象物である有機性廃棄物Ｘを貯留するものである。この有機性廃棄物Ｘは、例えば水分を含んだ下水汚泥である。ポンプ２Ａは、廃棄物貯留槽１から有機性廃棄物Ｘを汲み出して水熱反応装置３Ａに供給するものである。このポンプ２Ａは、有機性廃棄物Ｘを加圧状態にして水熱反応装置３Ａに送り込む。
【００１４】
水熱反応装置３Ａは、ポンプ２Ａから送り込まれた有機性廃棄物Ｘを超臨界水・水熱反応を用いて組成分解するものである。すなわち、水熱反応装置３Ａは、水分を含んだ有機性廃棄物Ｘを水の臨界条件下、例えば温度２５０〜３００゜Ｃ、圧力５０〜１００ｋｇ/ｃｍ2において有機性廃棄物Ｘに含まれている有機物を組成分解して液状化させるものである。
【００１５】
懸濁物分離装置４Ａは、水熱反応装置３Ａの処理生成物から懸濁物を分離するものである。水熱反応装置３Ａの処理生成物には、液状化された有機物（液状化有機物）の他に、無機固形物や液状化し得なかった有機固形物が懸濁物Ｋaとして含まれる。懸濁物分離装置４Ａは、このような水熱反応装置３Ａの処理生成物から懸濁物Ｋaを分離し、液状化有機物及び気体成分（水蒸気）のみを気液分離装置５Ａに供給するものである。
【００１６】
気液分離装置５Ａは、懸濁物分離装置４Ａから供給された液状化有機物及び気体成分について、液体成分と気体成分を分離するものである。すなわち、気液分離装置５Ａは、液状化有機物を前段燃料分離装置Ａの成果物（すなわち燃料Ｙ）として燃料回収槽８に送り、気体成分つまり水蒸気を冷却装置６に送るものである。
【００１７】
冷却装置６は、気液分離装置５Ａから供給される水蒸気を冷却して水として混合装置７に供給するものである。混合装置７は、懸濁物分離装置４Ａ（すなわち前段燃料分離装置Ａ）から供給された上記懸濁物Ｋa（無機固形物や有機固形物）に冷却装置６から供給された水を混合するものである。懸濁物Ｋaには水分が殆ど含まれていないので、混合装置７によって適度の水を混合することによって後段燃料分離装置Ｂにおける超臨界水・水熱反応を可能ならしめる。
【００１８】
ポンプ２Ｂは、このようにして水分が添加された懸濁物Ｋbを加圧して水熱反応装置３Ｂに供給するものである。水熱反応装置３Ｂは、ポンプ２Ｂから送り込まれた懸濁物Ｋbを、上記水熱反応装置３Ａと同様に超臨界水・水熱反応を用いて組成分解するものである。ここで、本実施形態では、水熱反応装置３Ｂにおける処理温度は、水熱反応装置３Ａよりも１０〜５０゜Ｃ高く設定すると共に処理圧力についても１０〜５０ｋｇ/ｃｍ2高く設定する。
【００１９】
この水熱反応装置３Ｂの処理生成物は、水熱反応装置３Ａ（すなわち前段燃料分離装置Ａ）において液状化し得なかった有機固形物の液状化物（液状化有機物）、水蒸気及び超臨界水・水熱反応によって液状化しない無機固形物からなる。懸濁物分離装置４Ｂは、このような水熱反応装置３Ｂの処理生成物から懸濁物Ｋcつまり無機固形物のみを分離し、液状化有機物及び水蒸気を気液分離装置５Ｂに供給するものである。
【００２０】
気液分離装置５Ｂは、液状化有機物及び水蒸気のうち、気体成分である水蒸気を分離して上記冷却装置６に送出し、液状化有機物を後段燃料分離装置Ｂの成果物（燃料Ｙ）として燃料回収槽８に送出するものである。燃料回収槽８は、上記各気液分離装置５Ａ，５Ｂから出力された液状化有機物を燃料Ｙとして回収するものである。なお、冷却装置６は、気液分離装置５Ａから供給された水蒸気と共に気液分離装置５Ｂから供給された水蒸気を冷却して混合装置７に供給するようになっている。
【００２１】
次に、このように構成された有機性廃棄物の処理装置の作用について詳しく説明する。
このような処理装置によれば、前段燃料分離装置Ａによって行われる前段の分離回収処理によって有機性廃棄物Ｘから液状化有機物が燃料Ｙとして回収されると共に、懸濁物Ｋaが分離される。そして、この前段燃料分離装置Ａの分離物である懸濁物Ｋaに含まれる有機固形物は、後段燃料分離装置Ｂによる後段の分離回収処理によって液状化されて燃料Ｙとして回収されると共に、無機固形物が懸濁物Ｋcとして分離排出される。
【００２２】
すなわち、前段の分離回収処理において液状化し得なかった有機固形物は、この前段の分離回収処理に対して、処理温度が１０〜５０゜Ｃかつ処理圧力が１０〜５０ｋｇ/ｃｍ2高めに設定された後段の分離回収処理によって再処理されることにより燃料Ｙとして回収される。この結果、最終的に後段燃料分離装置Ｂから排出される懸濁物Ｋcは、殆ど無機固形物となる。したがって、有機性廃棄物Ｘから得られる燃料Ｙの量は、後段燃料分離装置Ｂを設けることなく前段燃料分離装置Ａのみを備えた有機性廃棄物の処理装置と比較して多くなるので、燃料Ｙの回収率が向上する。
【００２３】
また、懸濁物Ｋa，Ｋcは、懸濁物分離装置４Ａ，４Ｂによって液状化有機物から分離されて処理されるので、液状化有機物の配管系が閉塞するような事態を防ぐことができる。
【００２４】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような変形が考えられる。
（１）上記実施形態では、２段の燃料分離装置（前段燃料分離装置Ａと後段燃料分離装置Ｂ）から有機性廃棄物の処理装置を構成したが、これは燃料回収率と処理装置の経済性との関係を考慮した結果である。すなわち、燃料回収率と有機性廃棄物の処理装置のコスト（初期投資や保守点検費用）との兼ね合いで、２段とすることが最も経済性が良いと判断したからである。しかし、必要に応じて燃料分離装置をさらに多段とすることにより、燃料Ｙの回収率をさらに向上させることも考えられる。
【００２５】
（２）上記実施形態では、有機性廃棄物Ｘの１つである下水汚泥から燃料Ｙを回収する場合について説明したが、この他の有機性廃棄物Ｘから燃料Ｙを回収する場合についても本発明を適用することができる。例えば、パルプスラッジ等を燃料化する場合にも適用することができる。
【００２６】
（３）上記実施形態では、水熱反応装置３Ｂにおける処理温度を水熱反応装置３Ａよりも１０〜５０゜Ｃ高く設定すると共に処理圧力についても１０〜５０ｋｇ/ｃｍ2高く設定している。しかし、この処理温度及び処理圧力については、水熱反応装置３Ａと同等であっても良い。この場合、２段つまり水熱反応装置３Ａと水熱反応装置３Ｂとによって処理されるので、１段の場合に比較して処理時間が長くなり、よって燃料Ｙの回収率が向上する。
【００２７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わる有機性廃棄物の処理方法及び装置によれば、以下のような効果を奏する。
（１）有機性廃棄物に含まれる有機物を超臨界水・水熱反応により液状化有機物とした後に超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物を分離かつ液状化有機物を燃料として回収する前段の分離回収処理を、前記懸濁物について後段の分離回収処理として繰り返すことにより、前記有機性廃棄物及び懸濁物に含まれる有機物を燃料として回収するので、前段の分離回収処理において液状化し得なかった有機固形物を後段の分離回収処理において燃料として回収することができる。したがって、有機性廃棄物からの燃料の回収率を向上させることができる。また、超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物が分離されるので、液状化有機物の配管系が閉塞することを防止することができる。
（２）超臨界水・水熱反応の生成物から液状化有機物と水蒸気とを分離し、該水蒸気を懸濁物についての超臨界水・水熱反応における水分として利用するので、超臨界水・水熱反応の生成物に含まれる水分を有効利用することができる。したがって、後段の分離回収処理用に外部から水を供給する必要がなく、処理装置のコストを低減することが可能となる。
（３）後段の分離回収処理における超臨界水・水熱反応の処理温度及び処理圧力を前段の分離回収処理よりも高く設定するので、後段の分離回収処理において懸濁物に含まれる有機固形物をより確実に液状化して燃料として回収することができ、燃料の回収率をさらに向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施形態に係わる有機性廃棄物の処理装置の機能系統図である。
【符号の説明】
１……廃棄物貯留槽
２Ａ，２Ｂ……ポンプ
３Ａ，３Ｂ……水熱反応装置
４Ａ，４Ｂ……懸濁物分離装置
５Ａ，５Ｂ……気液分離装置
６……冷却装置
７……混合装置
８……燃料回収槽
Ａ……前段燃料分離装置
Ｂ……後段燃料分離装置
Ｋa，Ｋb，Ｋc……懸濁物
Ｘ……有機性廃棄物
Ｙ……燃料[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for treating organic waste, and more particularly, to treatment of organic waste using supercritical water / hydrothermal reaction.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-276900 discloses a technique for decomposing sewage sludge, which is one of organic waste (waste containing organic matter), using supercritical water / hydrothermal reaction. Supercritical water / hydrothermal reaction is a compositional decomposition of an organic substance to which an appropriate amount of water is added under the critical condition of water. Such a sewage sludge decomposition technology using supercritical water / hydrothermal reaction has various environmental advantages over conventional incineration treatment.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, there are the following two methods for treating organic waste using supercritical water / hydrothermal reaction.
(1) A method in which organic waste is completely decomposed into inorganic solids containing carbon dioxide or water.
(2) A method of stopping the decomposition reaction of organic waste halfway and turning it into fuel.
[0004]
Here, when organic waste is made into fuel by the latter method, there is a problem that the piping of the processing apparatus is blocked by inorganic solid (inorganic solid) contained in the organic waste. In order to solve this problem, it is conceivable to discharge inorganic solids out of the processing system using a well-known suspension separation device. However, since these discharges include organic solids, they are recovered as fuel. A new problem arises that the amount that can be reduced.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and has the following objects.
(1) Improve the recovery rate of fuel from organic waste.
(2) Prevent blockage of piping in the treatment of organic waste.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, as a first means relating to a method for treating organic waste, after the organic matter contained in the organic waste is liquefied by supercritical water / hydrothermal reaction, By separating the suspension from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction and collecting the liquefied organic matter as fuel, the previous separation and collection process is repeated as the subsequent separation and collection process for the suspension, thereby A means of recovering organic matter contained in waste and suspension as fuel is adopted.
[0007]
As a second means related to the method for treating organic waste, in the first means, the liquefied organic substance and water vapor are separated from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction, and the water vapor is used as a suspension. Adopting means to use as water in supercritical water / hydrothermal reaction.
[0008]
As a third means related to the organic waste processing method, in each of the above-mentioned means, the processing temperature and processing pressure of the supercritical water / hydrothermal reaction in the subsequent separation / recovery processing are set higher than those in the preceding separation / recovery processing. Adopt the means.
[0009]
On the other hand, in the present invention, as a first means related to the organic waste treatment apparatus, the organic matter contained in the organic waste is converted into a liquefied organic matter by supercritical water / hydrothermal reaction and then supercritical water / hydrothermal. A pre-stage fuel separator that separates the suspension from the reaction product and delivers liquefied organic matter as fuel, a mixing device that adds water to the suspension, and a supercritical water / hydrothermal reaction for the suspension. A means for separating the suspension from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction and converting the suspension into a liquefied organic substance and sending out the liquefied organic substance is adopted.
[0010]
As a second means related to the organic waste treatment apparatus, in the first means, the pre-stage fuel separation device includes a gas-liquid separation device for separating water vapor from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction, The latter-stage fuel separation device includes a gas-liquid separation device that separates water vapor from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction, and a cooling device that cools each of the water vapor and supplies it to the mixing device as moisture. adopt.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an organic waste processing method and apparatus according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
FIG. 1 is a system diagram showing a functional configuration of an organic waste processing apparatus in the present embodiment. In this figure, reference numeral 1 is a waste storage tank, 2A and 2B are pumps, 3A and 3B are hydrothermal reactors, 4A and 4B are suspension separators, 5A and 5B are gas-liquid separators, and 6 is a cooling device. , 7 is a mixing device, and 8 is a fuel recovery tank. Among these components, the pump 2A, the hydrothermal reactor 3A, the suspension separator 4A, and the gas-liquid separator 5A constitute the pre-stage fuel separator A, and the pump 2B and the hydrothermal reactor 3B are suspended. The material separation device 4B and the gas-liquid separation device 5B constitute the rear fuel separation device B.
[0013]
The waste storage tank 1 stores the organic waste X which is a treatment target. This organic waste X is, for example, sewage sludge containing moisture. The pump 2A pumps out the organic waste X from the waste storage tank 1 and supplies it to the hydrothermal reactor 3A. This pump 2A puts the organic waste X in a pressurized state and feeds it into the hydrothermal reactor 3A.
[0014]
The hydrothermal reactor 3A is for decomposing the organic waste X fed from the pump 2A using supercritical water / hydrothermal reaction. Namely, hydrothermal reaction apparatus 3A includes organic waste X containing water under critical conditions of water, for example a temperature between 250 and 300 ° C, the organic waste at a pressure 50 to 100 / cm 2 X The organic matter is decomposed and liquefied.
[0015]
The suspension separator 4A separates the suspension from the treated product of the hydrothermal reactor 3A. In addition to the liquefied organic matter (liquefied organic matter), the treatment product of the hydrothermal reactor 3A includes an inorganic solid matter and an organic solid matter that could not be liquefied as the suspension Ka. The suspension separator 4A separates the suspension Ka from the treated product of the hydrothermal reactor 3A and supplies only the liquefied organic substance and the gas component (water vapor) to the gas-liquid separator 5A. is there.
[0016]
The gas-liquid separator 5A separates a liquid component and a gas component from the liquefied organic substance and the gas component supplied from the suspension separator 4A. That is, the gas-liquid separator 5 </ b> A sends the liquefied organic matter as a product (that is, fuel Y) of the preceding fuel separator A to the fuel recovery tank 8 and sends a gas component, that is, water vapor to the cooling device 6.
[0017]
The cooling device 6 cools the water vapor supplied from the gas-liquid separation device 5A and supplies it to the mixing device 7 as water. The mixing device 7 mixes the water supplied from the cooling device 6 with the suspension Ka (inorganic solid or organic solid) supplied from the suspension separating device 4A (that is, the preceding fuel separation device A). It is. Since the suspension Ka contains almost no moisture, the supercritical water / hydrothermal reaction in the post-stage fuel separator B is made possible by mixing moderate water with the mixing device 7.
[0018]
The pump 2B pressurizes the suspension Kb to which moisture has been added in this way and supplies it to the hydrothermal reactor 3B. The hydrothermal reactor 3B decomposes the composition of the suspension Kb fed from the pump 2B by using supercritical water / hydrothermal reaction in the same manner as the hydrothermal reactor 3A. Here, in this embodiment, the treatment temperature in the hydrothermal reactor 3B is set 10-50 ° C. higher than the hydrothermal reactor 3A, and the treatment pressure is set 10-50 kg / cm 2 higher.
[0019]
The treated product of the hydrothermal reactor 3B is liquefied organic solids (liquefied organic matter), water vapor, supercritical water / water, which could not be liquefied in the hydrothermal reactor 3A (ie, the pre-stage fuel separator A). It consists of an inorganic solid that does not liquefy by thermal reaction. The suspension separator 4B separates only the suspension Kc, that is, the inorganic solid from the treated product of the hydrothermal reactor 3B, and supplies the liquefied organic substance and water vapor to the gas-liquid separator 5B. is there.
[0020]
The gas-liquid separator 5B separates the water vapor, which is a gaseous component, from the liquefied organic matter and the water vapor, and sends the vapor to the cooling device 6, and uses the liquefied organic matter as a product (fuel Y) of the subsequent fuel separator B This is sent to the collection tank 8. The fuel recovery tank 8 recovers the liquefied organic matter output from the gas-liquid separators 5A and 5B as the fuel Y. The cooling device 6 cools the water vapor supplied from the gas-liquid separator 5B together with the water vapor supplied from the gas-liquid separator 5A, and supplies the water vapor to the mixing device 7.
[0021]
Next, the operation of the organic waste processing apparatus configured as described above will be described in detail.
According to such a processing apparatus, the liquefied organic matter is recovered as the fuel Y from the organic waste X by the preceding separation and recovery process performed by the preceding fuel separation apparatus A, and the suspended matter Ka is separated. The organic solids contained in the suspension Ka, which is the separated product of the upstream fuel separator A, are liquefied and recovered as fuel Y by the downstream separation and recovery process by the downstream fuel separator B, and are also inorganic. Solid matter is separated and discharged as a suspension Kc.
[0022]
That is, the organic solids that could not be liquefied in the preceding separation / recovery process are set to a processing temperature of 10-50 ° C. and a processing pressure higher by 10-50 kg / cm 2 than the previous separation / recovery process. Further, the fuel Y is recovered by being reprocessed by the subsequent separation and recovery process. As a result, the suspension Kc finally discharged from the post-stage fuel separator B is almost an inorganic solid. Accordingly, the amount of the fuel Y obtained from the organic waste X is larger than that of the organic waste processing apparatus provided with only the front-stage fuel separator A without providing the rear-stage fuel separator B. Y recovery rate is improved.
[0023]
In addition, since the suspensions Ka and Kc are separated from the liquefied organic material and processed by the suspension separators 4A and 4B, it is possible to prevent a situation where the piping system of the liquefied organic material is blocked.
[0024]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, The following modifications can be considered.
(1) In the above embodiment, the organic waste processing apparatus is composed of the two-stage fuel separators (the front-stage fuel separator A and the rear-stage fuel separator B). This is a result of considering the relationship with sex. That is, it is determined that it is most economical to use two stages in consideration of the fuel recovery rate and the cost of the organic waste processing apparatus (initial investment and maintenance / inspection costs). However, it is also conceivable to further improve the recovery rate of the fuel Y by making the fuel separator further multistage as necessary.
[0025]
(2) In the above embodiment, the case where the fuel Y is recovered from the sewage sludge, which is one of the organic wastes X, has been described. However, the case where the fuel Y is recovered from other organic wastes X is also described. The invention can be applied. For example, the present invention can also be applied when pulp sludge or the like is made into fuel.
[0026]
(3) In the above embodiment, the treatment temperature in the hydrothermal reactor 3B is set 10-50 ° C higher than the hydrothermal reactor 3A, and the treatment pressure is set 10-50 kg / cm 2 higher. However, this processing temperature and processing pressure may be equivalent to the hydrothermal reactor 3A. In this case, since the treatment is performed by two stages, that is, by the hydrothermal reaction apparatus 3A and the hydrothermal reaction apparatus 3B, the processing time is longer than that in the case of the first stage, and the recovery rate of the fuel Y is improved.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, the organic waste processing method and apparatus according to the present invention have the following effects.
(1) The organic matter contained in organic waste is liquefied by supercritical water / hydrothermal reaction, then the suspension is separated from the product of supercritical water / hydrothermal reaction, and the liquefied organic matter is recovered as fuel. The organic separation contained in the organic waste and the suspension is recovered as fuel by repeating the previous separation and recovery process for the suspension as the subsequent separation and recovery process. The organic solids that could not be converted can be recovered as fuel in the subsequent separation and recovery process. Therefore, the fuel recovery rate from the organic waste can be improved. Further, since the suspension is separated from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction, it is possible to prevent the piping system of the liquefied organic matter from being blocked.
(2) Since the liquefied organic substance and water vapor are separated from the product of the supercritical water / hydrothermal reaction, and the water vapor is used as water in the supercritical water / hydrothermal reaction of the suspension, The water contained in the product of the hydrothermal reaction can be used effectively. Accordingly, it is not necessary to supply water from the outside for the subsequent separation and recovery process, and the cost of the processing apparatus can be reduced.
(3) Since the processing temperature and pressure of the supercritical water / hydrothermal reaction in the subsequent separation / recovery process are set higher than those in the preceding separation / recovery process, the organic solids contained in the suspension in the subsequent separation / recovery process Can be liquefied more reliably and recovered as fuel, and the fuel recovery rate can be further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional system diagram of an organic waste processing apparatus according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Waste storage tank 2A, 2B ... Pump 3A, 3B ... Hydrothermal reaction device 4A, 4B ... Suspension separation device 5A, 5B ... Gas-liquid separation device 6 ... Cooling device 7 ... Mixing Device 8 ... Fuel recovery tank A ... Pre-stage fuel separator B ... Post-stage fuel separator Ka, Kb, Kc ... Suspension X ... Organic waste Y ... Fuel
Claims (5)
前記懸濁物に水分を添加する混合処理と、
該混合処理によって水分が添加された懸濁物（Ｋ b ）を超臨界水・水熱反応により液状化有機物とした後に超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物（Ｋ c ）を分離かつ液状化有機物を燃料（Ｙ）として回収する後段の分離回収処理と
を含むことを特徴とする有機性廃棄物の処理方法。The organic matter contained in the organic waste (X) is liquefied by supercritical water / hydrothermal reaction, then the suspension (Ka) is separated from the product of supercritical water / hydrothermal reaction and the liquefied organic matter is separated. and preceding separation and recovery process for recovering as fuel (Y),
A mixing process of adding water to the suspension;
The suspension (K b ) to which moisture is added by the mixing treatment is liquefied by supercritical water / hydrothermal reaction, and then the suspension (K c ) is obtained from the product of supercritical water / hydrothermal reaction. Separation and recovery process for separating and recovering liquefied organic matter as fuel (Y)
A method for treating organic waste , comprising :
前記懸濁物に水分を添加する混合装置（７）と、
該混合装置（７）によって水分が添加された懸濁物について超臨界水・水熱反応により液状化有機物とした後に超臨界水・水熱反応の生成物から懸濁物（Ｋc）を分離かつ液状化有機物を燃料（Ｙ）として回収する後段燃料分離装置（Ｂ）と
を具備することを特徴とする有機性廃棄物の処理装置。The organic matter contained in the organic waste (X) is liquefied by supercritical water / hydrothermal reaction, then the suspension (Ka) is separated from the product of supercritical water / hydrothermal reaction and the liquefied organic matter is separated. A pre-stage fuel separator (A) to be recovered as fuel (Y) ;
A mixing device (7) for adding water to the suspension;
The mixing device (7) suspended from the product of supercritical water-hydrothermal reaction after the liquefied organic matter supercritical water-hydrothermal reaction for suspension water is added by the product (Kc) separating and the An organic waste processing apparatus comprising: a post-stage fuel separator (B) that recovers liquefied organic matter as fuel (Y) .
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29883798A JP4062792B2 (en) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | Organic waste treatment method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29883798A JP4062792B2 (en) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | Organic waste treatment method and apparatus |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000126713A JP2000126713A (en) | 2000-05-09 |
| JP4062792B2 true JP4062792B2 (en) | 2008-03-19 |
Family
ID=17864872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29883798A Expired - Fee Related JP4062792B2 (en) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | Organic waste treatment method and apparatus |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4062792B2 (en) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3805963B2 (en) * | 2000-09-12 | 2006-08-09 | 定瞭 村上 | Biological organic waste treatment method and apparatus |
| JP6640268B2 (en) * | 2018-04-13 | 2020-02-05 | 三菱重工業株式会社 | Waste treatment system and waste treatment method |
| CN116286115A (en) * | 2023-03-01 | 2023-06-23 | 江西科润新材料科技有限公司 | Continuous collection equipment and continuous collection method for chemical raw materials |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP29883798A patent/JP4062792B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000126713A (en) | 2000-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4054934B2 (en) | Method for producing fuel gas | |
| JP2000290670A (en) | Production of fuel gas | |
| JP2002105466A (en) | Manufacturing method of fuel gas | |
| JP5150757B2 (en) | Carbon dioxide recovery | |
| US5425883A (en) | Method for separation and removal of impurities from liquids | |
| JP3367822B2 (en) | Method and apparatus for liquefying plastic waste | |
| JP2007061710A (en) | Organic sludge treatment method and apparatus | |
| JP4062792B2 (en) | Organic waste treatment method and apparatus | |
| JP5020490B2 (en) | Organic sludge treatment method and organic sludge treatment equipment | |
| JP2006281074A (en) | Organic sludge treatment method | |
| JP2003311141A (en) | Method and apparatus for treating organic matter | |
| JP3318483B2 (en) | Supercritical water oxidation method of organic sludge and organic sludge supply device used for the method | |
| JPH09136100A (en) | Method for reducing organic sludge | |
| JPH11244833A (en) | Treatment of jellyfish | |
| JP3887941B2 (en) | Method for supercritical and hydrothermal reaction treatment of organic matter and treatment plant | |
| JP3528023B2 (en) | How to treat wet waste | |
| JP2002308688A (en) | Method for preparing fertilizer from organic waste as raw material and apparatus therefor | |
| JP2002126794A (en) | Processing method and processing device of pulp organic waste | |
| JP3887942B2 (en) | Method for supercritical and hydrothermal reaction treatment of organic matter and treatment plant | |
| JPH01218699A (en) | Treatment of excessive activated sludge | |
| JP2004016969A (en) | Sewage treatment equipment | |
| JP2003245628A (en) | Treatment method for waste generated in food material processing process and treatment apparatus using the same | |
| JPH0154113B2 (en) | ||
| JP3778674B2 (en) | Method and apparatus for liquefaction separation of carbon dioxide contained in high temperature and high pressure fluid | |
| JP2005246347A (en) | Method and apparatus for treating sewage |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050921 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070830 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070911 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071105 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071211 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071224 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 4 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |