JP4060782B2 - 電池パック及び電気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池パック及び電気装置に関する。
従来、電動工具や電動自転車等の大きな電力を必要とする機器の主要な動力源としてニッケル・カドミウム電池又はニッケル水素電池が用いられてきた。リチウムイオン電池は、単位重量当たりのエネルギー密度がニッケル水素電池の単位重量当たりのエネルギー密度の約2倍に達することから、従来よりはるかに軽量の電池パックを実現できる。リチウムイオン電池を用いた電池パックが、携帯電話やノートパソコン等の電源として、近年、広く利用されている。
電動工具の駆動用電池パックは、30V程度の高い出力電圧の電池パックを必要とする。リチウムイオン電池は1個の電池セルの出力電圧が高い(公称電圧が3.6〜3.7V)故、少数の電池セルを直列接続して電動工具の駆動用電池パックを構成できる。このように、リチウムイオン電池を用いた電池パックは、種々の用途に適し、特に電動工具用の電池パックとして適している。
図8を用いて、従来例におけるリチウムイオン電池を用いた電池パックを説明する。図8は、従来例のリチウムイオン電池を用いた電池パック800と、電池パック800に接続する電気装置801及び充電器802と、の構成を示すブロック図である。従来例の電気装置801はノート型のパーソナルコンピュータである。電池パック800は電気装置801の専用電池パックである。充電器802は電池パック800の専用充電器である。
図8において、電池パック800は、充放電共用端子86、接地端子8、二次電池セル1、保護IC(Integrated Circuit)2、二次電池1と接地端子8との間を接続する第3の電流経路14、二次電池1と充放電共用端子86との間を接続する第4の電流経路84、温度検出部17を有する。第3の電流経路14には、電流検出部15が挿入接続されている。第4の電流経路84には、放電制御用スイッチング素子81、充電制御用スイッチング素子82及びヒューズ83が直列に接続されている。
二次電池1は、複数個のリチウムイオン電池セルを直列に接続したものである。
保護IC2は、個々の電池セルの両端電圧を検出する電池セル電圧検出部16を有する。温度検出部17は二次電池1の表面に取り付けられた正特性サーミスタを有し、その温度を測定する。電流検出部15は第3の電流経路14に流れる電流の極性及びその大きさを検出する。保護IC2は、充電時に、いずれか1つの電池セルの両端電圧が第1の閾値(充電上限値)を超えたことを電池セル電圧検出部16が検出した場合、二次電池1の表面温度が第2の閾値を超えたことを温度検出部17が検出した場合、又は二次電池1に第3の閾値を超える異常な充電電流が流れたことを電流検出部15が検出した場合、充電停止指令信号を充電制御用スイッチング素子82に送り、充電制御用スイッチング素子82を遮断させる。これにより第4の電流経路84が遮断され、充電が停止される。充電制御用スイッチング素子82は、通常は常に導通状態である。
保護IC2は、放電時に、いずれか1つの電池セルの両端電圧が第4の閾値(放電下限値)を下回ったことを電池セル電圧検出部16が検出した場合、二次電池1の表面温度が第2の閾値を超えたことを温度検出部17が検出した場合、又は二次電池1に第5の閾値を超える異常な放電電流が流れたことを電流検出部15が検出した場合、放電停止指令信号を放電制御用スイッチング素子81に送り、放電制御用スイッチング素子81を遮断させる。これにより第4の電流経路84が遮断され、放電が停止される。放電制御用スイッチング素子81は、通常は常に導通状態である。
放電制御用スイッチング素子81及び充電制御用スイッチング素子82は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。ヒューズ83は、電池パック800がノート型のパーソナルコンピュータに供給する瞬時最大放電電流の2倍程度の定格を有するヒューズである。
電気装置801は、電流入力端子36と、接地端子38と、負荷回路39(典型的にはモータとその駆動回路である。)とを有する。電池パック800の接地端子8は、電気装置801の接地端子38と接続される。電池パック800の充放電共用端子86は、電気装置801の電流入力端子36と接続される。電気装置801と電池パック800とを接続すると、二次電池1から第4の電流経路84、負荷回路39、第3の電流経路14を通って放電電流が流れる。
充電器802は、電流出力端子57と、接地端子58と、充電回路59とを有する。電池パック800の接地端子8は、充電器802の接地端子58と接続される。電池パック800の充放電共用端子86は、充電器802の電流出力端子57と接続される。充電器802と電池パック800とを接続すると、充電回路59から第4の電流経路84、二次電池1、第3の電流経路14を通って充電電流が流れる。
リチウムイオンの電池セルは電解質として有機溶媒を用いているため、電池セルを過充電したり、電池セルに過電流が流れたり、又は電池セルの温度が上がり過ぎると、電池セルが物理的に破損する危険性がある。電池パック800は保護IC2を内蔵しており、二次電池1に上記の異常状態が発生した場合、保護IC2が直ちに充放電を停止させる。これにより、電池の破損を防止している。
特開平10−247528号公報 実用新案登録第3060920号公報
しかしながら、電動工具用電池パックにリチウムイオン電池を用いるには、従来以下の問題点があった。
第1に、携帯電話やノートパソコンに比べて大電流を扱う電動工具等では、放電電流が略100Aに達する故に、電動工具用の電池パックにおいては、内蔵する2つのスイッチング素子81、82として、定格が200A程度のFET(Field Effect Transistor:電解効果トランジスタ)を2個使用する必要があり、内蔵ヒューズ83として、定格が200A程度のヒューズを使用する必要がある。しかし、充電電流の最大値は略10Aであり、放電電流の最大値100Aと比較して非常に小さい。そのため、定格が200Aのヒューズ83は、充電時にはほとんど役に立たない。又、定格が200AのIGBTは高価であり、これを2個使用する電池パック800は高価なものになった。
第2に、ユーザが不正な充電器(例えばリチウムイオン電池の性質を十分理解していないユーザが手作りで製作した二次電池の充電器)で電池パックを充電した場合でも、電池パックの充放電共用端子及び接地端子と、充電器の電流出力端子及び接地端子とをそれぞれ接続することにより、ある程度電池パックを充電することが容易に出来ることである。このことは、物理的に破損することも起り得るリチウムイオン電池の性質を考慮すると、非常に危険である。特に大電流を扱う電動工具においては重大な事故となりかねない。
本発明は、上記の課題を解決し、不正な充電器によっては充電が困難であり、安価かつ安全な電池パック及び電気装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。請求項1に記載の発明は、充電端子と、放電端子と、共通端子とを有する着脱可能な第1の接続コネクタと、第1の端子と第2の端子とを有する1又は複数の二次電池セルと、前記二次電池セルの前記第1の端子と、前記充電端子とを接続する第1の経路と、前記二次電池セルの前記第1の端子と、前記放電端子とを接続する第2の経路と、前記二次電池セルの前記第2の端子と、前記共通端子とを接続する第3の経路と、前記第1の接続コネクタに接続される電気装置に電池パックを装着する時、前記電気装置の所定の位置に取り付けられたラックと係合し回転駆動される少なくとも1つの歯車と、前記歯車の回転により駆動されるカム機構と、前記第2の経路の、前記第1の経路と共有しない経路に挿入されるスイッチであって、前記カム機構の駆動によりその2つの接触片の少なくともいずれか一方が動かされ、電池パックを前記電気装置に装着すると接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと接点が開くスイッチと、を有することを特徴とする電池パックである。
本発明の電池パックは、充電経路(第1の経路)と放電経路(第2の経路)とを別個に設け、それぞれの経路で充電及び/又は放電を適切に制御する。電動工具用の電池パック等においては、充電電流は放電電流よりはるかに小さい。本発明においては、充電電流の最大値をわずかに上回る定格のヒューズ及び/又はスイッチング素子を充電経路(第1の経路)に配置することができる。本発明は、安価で安全な電池パックを実現出来るという作用を有する。
スイッチング素子は、充電時及び放電時にある程度電圧を降下させる(電力を消費する)。従来例においては、放電制御用のスイッチング素子と充電制御用のスイッチング素子とを直列に接続していたので、放電時にも充電時にも、スイッチング素子2個分の電圧降下及び電力消費を生じていた。
本発明においては、放電制御用のスイッチング素子及び充電制御用のスイッチング素子をそれぞれ第1の経路及び第2の経路に取り付けることにより、放電時にも充電時にも、スイッチング素子1個分の電圧降下及び電力消費しか生じない。本発明は、電力消費量が小さな電池パックを実現する。
本発明において、電気装置はユーザが手作りで製作することが困難なラックを有する。本発明の電池パックのスイッチは、電気装置のラックにより歯車及びカム機構を駆動することにより導通状態となり(接点が閉じ)、電池パックを装着する装置(例えば手作りの充電器)の所定の位置に所定のラックがなければは開放状態となる。この構成により、ユーザが不正な充電器で本発明の電池パックを放電用端子を通じて充電することは極めて困難である。本発明は、不正な充電器によっては充電が困難な電池パックを実現出来るという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、前記電気装置に電池パックを装着する時、前記電気装置の所定の位置に設けた凸部と嵌め合う凹部であって、前記凸部の側面の少なくとも1つに設けた前記ラックと係合する前記歯車を側面に取り付けた凹部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電池パックである。
本発明において、電気装置はユーザが手作りで製作することが困難なラックを有する凸部を含む。正規の電気装置と電池パックとの組み合わせにおいては、電気装置の凸部と電池パックの凹部とを嵌合させることにより、ラックと歯車との相対的な位置関係が安定し、ラックと歯車とが確実に係合し、スイッチを導通させる。本発明は、不正な充電器によっては充電が困難であり、且つ正規の電気装置と組み合わせて安定に動作する電池パックを実現する。
請求項3に記載の発明は、前記電気装置に電池パックを装着する時、前記電気装置の所定の位置に設けた凸部と嵌め合う凹部であって、前記凸部の2つの側面に設けた互いに異なる形状の2つのラックとそれぞれ係合する2つの歯車を側面に取り付けた凹部と、それぞれの前記歯車の回転により駆動される2つのカム機構と、を有し、前記スイッチは、2つの前記カム機構の駆動によりその2つの接触片が動かされ、前記電池パックを前記電気装置に装着すると接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと接点が開くことを特徴とする請求項1に記載の電池パックである。
本発明において、電気装置はラックを2つの側面に有する凸部を含む。2組のラックと歯車とが共に正確に係合しない限り、スッイチは閉じない。ユーザが手作りで2組のラックと歯車とを共に正確に係合させることは、極めて困難である。
正規の電気装置と電池パックとの組み合わせにおいては、電気装置の凸部と電池パックの凹部とを嵌合させることにより、ラックと歯車との相対的な位置関係が安定し、ラックと歯車とが確実に係合し、スイッチを導通させる。本発明は、不正な充電器によっては更に充電が困難であり、且つ正規の電気装置と組み合わせて安定に動作する電池パックを実現する。
請求項4に記載の発明は、前記二次電池セルがリチウムイオン電池であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の電池パックである。リチウムイオン電池を用いた電池パックは、過充電されること、過電流を流すこと等を絶対に防止する必要がある。本発明は、特にリチウムイオン電池の電池パックに適している。
請求項5に記載の発明は、充電端子と放電端子と共通端子とを有する着脱可能な第1の接続コネクタと、第1の端子と第2の端子とを有する1又は複数の二次電池セルと、前記二次電池セルの前記第1の端子と前記充電端子とを接続する第1の経路と、前記二次電池セルの前記第1の端子と前記放電端子とを接続する第2の経路と、前記二次電池セルの前記第2の端子と前記共通端子とを接続する第3の経路と、少なくとも1つの歯車と、前記歯車の回転により駆動されるカム機構と、前記第2の経路の、前記第1の経路と共有しない経路に挿入されるスイッチであって前記カム機構の駆動によりその2つの接触片の少なくともいずれか一方が動かされ、電池パックを前記電気装置に装着すると接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと接点が開くスイッチと、を有する電池パックの前記第1の接続コネクタと接続される着脱可能な第2の接続コネクタと、前記共通端子と接続される前記第2の接続コネクタの第3の端子と、前記放電端子と接続される前記第2の接続コネクタの第4の端子と、それぞれ両端が接続される負荷回路と、所定の位置に取り付けられ、電池パックを前記電気装置に装着すると前記スイッチの接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと前記スイッチの接点が開くように、前記電池パックを電気装置に装着すると前記歯車と係合して、前記歯車を回転駆動するラックと、を有することを特徴とする電気装置である。本発明は、本発明の電池パックと組み合わせて電力を供給される電気装置を実現する。
請求項6に記載の発明は、前記電気装置が電動工具であることを特徴とする請求項5に記載の電気装置である。電動工具は、高い電圧と大きな電流を必要とする。本発明は、特に電動工具に適している。
本発明によれば、不正な充電器によっては充電が困難であり、安価かつ安全な電池パック及び電気装置を実現できるという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1〜図5を用いて、本発明の実施の形態1のリチウムイオン電池を用いた電池パック及び電気装置を説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるリチウムイオン電池を用いた電池パック100と、電池パック100に接続する電気装置101及び充電器102と、の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1の電気装置101は電動工具である。電池パック100は電気装置101の専用電池パックである。充電器102は電池パック100の専用充電器である。図1において、電池パック100は、放電端子6、充電端子7、接地端子8、二次電池セル1、保護IC2、二次電池1の正極端子と充電端子7との間を接続する第1の電流経路9、二次電池1の正極端子と放電端子6との間を接続する第2の電流経路10、二次電池1の負極端子と接地端子8との間を接続する第3の電流経路14、温度検出部17を有する。第1の電流経路9には、充電制御用スイッチング素子5及びヒューズ4が直列に接続されている。第2の電流経路10には、放電制御用スイッチング素子11及びスイッチ3が直列に接続されている。第3の電流経路14には、電流検出部15が挿入接続されている。
放電端子6、充電端子7、接地端子8は、第1の接続コネクタ22に含まれる。二次電池1は、複数個のリチウムイオン電池セルを直列に接続したものである。保護IC2は、個々の電池セルの両端電圧を検出する電池セル電圧検出部16を有する。温度検出部17は二次電池1の表面に取り付けられた正特性サーミスタを有し、その温度を測定する。電流検出部15は第3の電流経路14に流れる電流の極性及びその大きさを検出する。保護IC2は、充電時に、いずれか1つの電池セルの両端電圧が第1の閾値(充電上限値。例えば10A)を超えたことを電池セル電圧検出部16が検出した場合、二次電池1の表面温度が第2の閾値を超えたことを温度検出部17が検出した場合、又は二次電池1に第3の閾値を超える異常な充電電流が流れたことを電流検出部15が検出した場合、充電停止指令信号を充電制御用スイッチング素子5に送り、充電制御用スイッチング素子5を遮断させる。これにより第1の電流経路9が遮断され、充電が停止される。充電制御用スイッチング素子5は、通常は常に導通状態である。
保護IC2は、放電時に、いずれか1つの電池セルの両端電圧が第4の閾値(放電下限値)を下回ったことを電池セル電圧検出部16が検出した場合、二次電池1の表面温度が第2の閾値を超えたことを温度検出部17が検出した場合、又は二次電池1に第5の閾値を超える異常な放電電流が流れたことを電流検出部15が検出した場合、放電停止指令信号を放電制御用スイッチング素子11に送り、放電制御用スイッチング素子11を遮断させる。これにより第2の電流経路10が遮断され、放電が停止される。放電制御用スイッチング素子11は、通常は常に導通状態である。
放電制御用スイッチング素子11は200Aの電流容量を有するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。充電制御用スイッチング素子5は20Aの電流容量を有するIGBTである。ヒューズ4は、充電電流の最大値(例えば10A)より所定値だけ大きな定格値(例えば20A)のヒューズである。
電気装置101は、電流入力端子36と、接地端子38と、負荷回路39(典型的にはモータとその駆動回路である。)とを有する。電流入力端子36と接地端子38とは、第2の接続コネクタ32に含まれる。電池パック100の接地端子8は、電気装置101の接地端子38と接続される。電池パック100の放電端子6は、電気装置101の電流入力端子36と接続される。電気装置101の所定の位置に、2つの側面にラックを有する凸部33が設けられている。電池パック100の所定の位置に2つの側面に歯車が回転可能に配置された凹部23が設けられている。電気装置101に電池パック100を装着すると、電気装置101の凸部33が電池パック100の凹部23に嵌合する。電気装置101の凸部33を電池パック100の凹部23に挿入する時、電気装置101の凸部33の両側面に設けられたラック45及び46が、電池パック100の凹部23の両側面に設けられた歯車43及び44とそれぞれ係合して、歯車43及び44を回転駆動する。歯車43及び44が回転するにつれて、後述する構造によりスイッチ3の接点が閉じる(詳細な機構は後述)。電気装置101と電池パック100とを接続すると、二次電池1から第2の電流経路10(スイッチ3は導通している。)、負荷回路39、第3の電流経路14を通って放電電流が流れる。スイッチ3は、電池パック100を電気装置101に装着しない状態においては、遮断状態である。電気装置101と電池パック100とを接続した時、充電端子7は使用されない。
充電器102は、電流出力端子57と、接地端子58と、充電回路59とを有する。電流出力端子57と接地端子58とは第3の接続コネクタに含まれる。電池パック100の接地端子8は、充電器102の接地端子58と接続される。電池パック100の充電端子7は、充電器102の電流出力端子57と接続される。充電器102と電池パック100とを接続すると、充電回路59から第1の電流経路9、二次電池1、第3の電流経路14を通って充電電流が流れる。充電器102と電池パック100とを接続した時、放電端子6は使用されない。ヒューズ4は、第1の電流経路9に過剰な充電電流が流れると第1の電流経路9を遮断する。
放電時に電動工具101には、最大で100Aほどの大きな電流が流れるのに対して、充電時に充電器102には最大で10Aほどの電流しか流れない。実施の形態1の電池パック100においては、放電端子6と充電端子7とを別個に設け、それぞれの経路の導通/遮断を別個に制御することで、充電時の過電流防止の為の充電制御用スイッチング素子5として定格が20Aクラスの充電制御用スイッチング素子が使用できる。この充電制御用スイッチング素子は定格が200Aクラスのスイッチング素子に比べて安価である。
従来例(図8)の構成を電動工具に適用した場合、ヒューズ83の定格は最大放電電流において溶断しないように200Aに設定する必要がある。それ故に、ヒューズ83は充電時の過大電流を防止するためにほとんど役立たなかった。実施の形態1においては、定格が20Aのヒューズ4を第1の電流経路(充電経路)に接続することにより、過大な充電電流が流れた場合に、第1の電流経路を素早く遮断することが出来る。
次に、図2〜図5を用いて、電気装置101に電池パック100を装着する時、電気装置101の凸部33の両側面に設けられたラック45及び46が、電池パック100の凹部23の両側面に設けられた歯車43及び44とそれぞれ係合して、歯車43及び44を回転駆動し、それによってスイッチ3の接点が閉じる機構を説明する。図2は、電池パック100と電気装置101の概略的な形状及び接続機構を側面から示した図であり、図3は電池パック100と電気装置101の概略的な形状及び接続機構を上部から示した図である。
図2及び図3において、電池パック100は、電気装置101と分離可能である。電池パック100は、第1の接続コネクタ22と、凹部23とを有する。電気装置101は、第2の接続コネクタ32と、凸部33とを有する。第1の接続コネクタ22は、放電端子6、充電端子7、接地端子8を含む。第2の接続コネクタ32は、電流入力端子36と、接地端子38を含む。第1の接続コネクタ22は、第2の接続コネクタ32と接続される。凹部23は、凸部33と嵌合される。
図4は、電気装置101に電池パック100を装着する直前の状態における、電気装置101の凸部33及び電池パック100の凹部23の近傍を拡大した模式的な水平断面図である。電気装置101の凸部33の両側面には、左右異なる形状の2つのラック(第1のラック45と第2のラック46)が設けられている。電池パック100の凹部23の両側面には2つの歯車(第1の歯車43と第2の歯車44)が設けられている。
第1の歯車43の中心軸には第1のカム41が取り付けられている。第1のカム41は、円を、中心を通らない所定の弦で断ち切った形状を有する。第1の歯車43が回転すると、回転トルクが軸を通じて第1のカム41に伝達され、第1のカム41が回転する。第2の歯車44の中心軸には第2のカム42が取り付けられている。第2のカム42は、楕円形状を有し、その焦点の1つに中心軸を有する。第2の歯車44が回転すると、回転トルクが軸を通じて第2のカム42に伝達され、第2のカム42が回転する。電気装置101の凸部33の両側面に設けられたラックの位置及び長さは、第1のカム41及び第2のカム42の回転角度及び回転するタイミングの設計値に応じて決められる。実施の形態1において、電池パック100を電気装置101に装着することにより、第1のカム41は時計方向に180度回転し、第2のカム42は反時計方向に90度回転する。電池パック100を電気装置101から取り外す時、上記の歯車及びカムは逆方向に動く。
図5は、電池パック100のカムとスイッチ3の2つの接触片の動きを説明するための図である。図5(a)は、電気装置101と電池パック100とが分離している時のカムとスイッチ3の2つの接触片(第1の板ばね47と第2の板ばね48)の状態を示す図であり(スイッチ3はOFF状態である。)、図5(b)は、電池パック100を電気装置101に完全に装着した時のカムとスイッチ3の2つの接触片の状態を示す図である(スイッチ3はON状態である。)。
第1の板ばね47と第2の板ばね48はりん青銅で形成されており、それぞれ図5の上方向(凹部23の奥に向かう方向)に戻るばね力が働くように取り付けられている。第1の板ばね47は図5の右方向にある図示しない支点を中心として時計方向に回転するばね力が働くように取り付けられており、第2の板ばね48は図5の左方向にある図示しない支点を中心として反時計方向に回転するばね力が働くように取り付けられている。
図5(a)において、電気装置101と電池パック100とが分離している時、第1の板ばね47は第1のカム41によって図5の下方に押された状態(凹部23の入口方向に最も変位した状態)であり、第2の板ばね48は第2のカム42によって図5の上方に押された状態(凹部23の奥方向に最も変位した状態)である。電池パック100を電気装置101に装着すると、凸部33が凹部23に嵌合し、第1及び第2のラック45、46によって第1及び第2の歯車43、44がそれぞれ時計方向及び反時計方向に回転駆動され、第1及び第2のカム41、42が回転し、図5(b)の状態になる。図5(b)において、電池パック100を電気装置101に完全に装着した時、第1の板ばね47は第1のカム41の中心に最も近づいた状態(凹部23の奥方向に最も変位した状態)であり、第2の板ばね48は第2のカム42によって図5の下方に押された状態(凹部23の入口方向に最も変位した状態)である。図5(b)において、第1の板ばね47は第1のカム41からわずかに離れており、第1の板ばね47の先端近傍に設けられた接点が、第2の板ばね48の先端に設けられた接点と接触している。スイッチ3は閉じており、第2の電流経路10(図1)が導通する。
一般ユーザは、電気装置101に設けられた2つのラックと完全に同一のラックを、手作りの充電器に設けることが出来ない。一般ユーザが、手作りの(不正規の)充電器を作成し、その充電器が誤って電池パック100の放電端子6から充電電流を供給しようとした場合、スイッチ3が開いているので充電電流は流れない。手作りの充電器が、充電端子7から充電電流を供給しようとした場合、充電制御用スイッチング素子5と、ヒューズ4とが、過大な充電電流が流れること、電池1が過充電されること、電池1が過熱するまで充電することを防止する。上記の構成により、電池パック100が放電端子6から不適切に充電されることを防止できる。
スイッチ3それ自体が第2の電流経路10の一部であっても良いが、スイッチ3を電気装置と電池パックとの結合を検出する検出素子とし、スイッチ3が電気装置と電池パックとの結合を検出した場合は、第2の電流経路10を導通させるスイッチング回路(リレー又は半導体のスイッチング素子)を別個設けても良い。例えば、スイッチ3が電気装置と電池パックとの結合を検出した場合、スイッチング回路は第2の経路10を導通させ、その状態で充電電流が流れた場合(電流検出部15が検出する。)は、保護IC2は異常状態と判断し、スイッチング回路を再び遮断するように構成しても良い。これにより、第2の経路10を通って電池パック100が充電されることを確実に防止できる。電池パック100と、不正な充電器とを分離すると、磁気検知素子がそのことを検知し、保護IC2は異常状態のフラグをリセットする。
ラックと歯車との機構は任意に構成可能である。実施の形態1では、第1の歯車43と第2の歯車44との半径、ピッチ及び歯の形状を同一し、第1のラック45の長さと第2のラック46の長さを異なるものとしたが、第1のラック45の長さと第2のラック46の長さを同一の長さとしても良く、第1の歯車43の半径と第2の歯車44の半径とが異なっても良い。第1の歯車43(及び第1のラック45)と第2の歯車44(及び第2のラック46)との間で、半径、ピッチ及び歯の形状が異なっていても良い。
上記の構造により、正規の凸部及びラックを有する電気装置に電池パックを装着すると、電池パックのスイッチが導通して、電池パックの放電端子から電気装置に電力が供給される。一方、所定の位置に正規の形状の凸部及びラックを持たない充電器又は電気装置(例えばユーザの手作りの充電器又は電気装置)に電池パックを装着した場合は、歯車が適切に所定の角度だけ回転しない故に、スイッチの接点が導通せず、電池パックは放電端子を通じて充電されず又は放電しない。
電池パックの歯車及びカムの機構は不透明な筐体の中に格納されている故に、ユーザはこの機構の存在に気がつきにくい。
《実施の形態2》
図6及び図7を用いて、本発明の実施の形態2のリチウムイオン電池を用いた電池パック及び電気装置を説明する。実施の形態2の電池パック、充電器及び電気装置は、図1に示すブロック図を有する。実施の形態2の電池パック及び電気装置は、図2及び3に示す概略的な形状及び接続機構を有する。図1〜3については実施の形態1と同一であるので説明を省略する。本発明の実施の形態2の電気装置は電動工具である。
実施の形態2の電池パックは、実施の形態1と異なるカム機構及びスイッチの接触片を有する。それ以外の点において、実施の形態2の電池パックは、実施の形態1と同一である。実施の形態2の電気装置及び充電器は、実施の形態1と同一である。以下、実施の形態2の特有の構成を説明する。
図6は、実施の形態2の電気装置101に電池パック100を装着する直前の状態における、電気装置101の凸部33及び電池パック100の凹部23の近傍を拡大した模式的な水平断面図である。電気装置101の凸部33の両側面には、左右異なる形状の2つのラック(第1のラック45と第2のラック46)が設けられている。電池パック100の凹部23の両側面には2つの歯車(第1の歯車43と第2の歯車44)が設けられている。
第1の歯車43の中心軸には第1のカム61が取り付けられている。第1のカム61は、円を、中心を通らない所定の弦で断ち切った形状を有する。第1の歯車43が回転すると、回転トルクが軸を通じて第1のカム61に伝達され、第1のカム61が回転する。第2の歯車44の中心軸には第2のカム62が取り付けられている。第2のカム62は、楕円形状を有し、その焦点の1つに中心軸を有する。第2の歯車44が回転すると、回転トルクが軸を通じて第2のカム62に伝達され、第2のカム62が回転する。電気装置101の凸部33の両側面に設けられたラックの位置及び長さは、第1のカム61及び第2のカム62の回転角度及び回転するタイミングの設計値に応じて決められる。実施の形態2において、電池パック100を電気装置101に装着することにより、第1のカム61は時計方向に180度回転し、第2のカム62は反時計方向に90度回転する。電池パック100を電気装置101から取り外す時、上記の歯車及びカムは逆方向に動く。
図7は、電池パック100のカムとスイッチ3の2つの接触片の動きを説明するための図である。図7(a)は、電気装置101と電池パック100とが分離している時のカムとスイッチ3の2つの接触片(第1の板ばね67と第2の板ばね68)の状態を示す図であり(スイッチ3はOFF状態である。)、図7(b)は、電池パック100を電気装置101に完全に装着した時のカムとスイッチ3の2つの接触片の状態を示す図である(スイッチ3はON状態である。)。
第1の板ばね67と第2の板ばね68はりん青銅で形成されており、第1の板ばね67は図7の左方向(凹部23の奥に向かって左方向)に戻るばね力が働くように取り付けられている。第2の板ばね68は図7の上方向(凹部23の奥に向かう方向)に戻るばね力が働くように取り付けられている。第1の板ばね67は図7の上方向にある図示しない支点を中心として時計方向に回転するばね力が働くように取り付けられており、第2の板ばね68は図7の左方向にある図示しない支点を中心として反時計方向に回転するばね力が働くように取り付けられている。
図7(a)において、電気装置101と電池パック100とが分離している時、第1の板ばね67は第1のカム61によって図7の右方向に押された状態(凹部23の奥に向って右方向に最も変位した状態)であり、第2の板ばね68は第2のカム62によって図7の上方に押された状態(凹部23の奥方向に最も変位した状態)である。電池パック100を電気装置101に装着すると、凸部33が凹部23に嵌合し、第1及び第2のラック45、46によって第1及び第2の歯車43、44がそれぞれ時計方向及び反時計方向に回転駆動され、第1及び第2のカム61、62が回転し、図7(b)の状態になる。図7(b)において、電池パック100を電気装置101に完全に装着した時、第1の板ばね67は第1のカム61の中心に最も近づいた状態(凹部23の奥に向って左方向に最も変位した状態)であり、第2の板ばね68は第2のカム62によって図7の下方に押された状態(凹部23の入口方向に最も変位した状態)である。図7(b)において、第1の板ばね67は第1のカム61からわずかに離れており、第1の板ばね67の先端近傍に設けられた接点が、第2の板ばね68の先端に設けられた接点と接触している。スイッチ3は閉じており、第2の電流経路10(図1)が導通する。
図7(b)において、第1の板ばね67の接点が、第2の板ばね68の接点である窪みにはまり込むようにして接触する。電気装置101の凸部33に、図6に示す位置に正規の形状のラックが形成されていなければ(即ち第1のカム61及び第2のカム62が所定のタイミングで所定の角度回転しなければ)、図7(b)のように第1の板ばね67の接点が、第2の板ばね68の接点である窪みにはまり込むことが出来ない。
上記の構造により、正規の凸部及びラックを有する電気装置に電池パックを装着すると、電池パックのスイッチが導通して、電池パックの放電端子から電気装置に電力が供給される。一方、所定の位置に正規の形状の凸部及びラックを持たない充電器又は電気装置(例えばユーザの手作りの充電器又は電気装置)に電池パックを装着した場合は、歯車が適切に所定の角度だけ回転しない故に、スイッチの接点が導通せず、電池パックは放電端子を通じて充電されず又は放電しない。
電池パックの歯車及びカムの機構は不透明な筐体の中に格納されている故に、ユーザはこの機構の存在に気がつきにくい。
スイッチ3は、実施の形態1及び2と異なる構成であっても良い。例えばスイッチのいずれか一方の接触片のみをカム機構で動かし、他方の接触片を固定としても良い。
実施の形態1及び2では、二次電池1をリチウムイオン電池としたが、これに限らず、他の電池であっても良い。もっとも、リチウムイオン電池は、過充電を絶対に防止する必要がある故、本発明は、リチウムイオン電池を用いた電池パックに適している。スイッチは、放電端子と二次電池との間に設置されているが、これに限らず、充電端子と二次電池との間、もしくは、接地端子と二次電池との間に設置されていても良い。
本発明は、例えば、電動工具の電力供給システムに適用することが出来る。
本発明の実施の形態1の電池パックと電気装置と充電器との構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の電池パックと電気装置の概略的な形状及び接続機構を側面から示した図 本発明の実施の形態1の電池パックと電気装置の概略的な形状及び接続機構を上部から示した図 本発明の実施の形態1における、電気装置の凸部及び電池パックの凹部の近傍を拡大した模式的な水平断面図 図5(a)実施の形態1における、接点が導通していない状態のカムと板ばねの位置を示す図、図5(b)実施の形態1における、接点が導通している状態のカムと板ばねの位置を示す図 本発明の実施の形態2における、電気装置の凸部及び電池パックの凹部の近傍を拡大した模式的な水平断面図 図7(a)は実施の形態2における、接点が導通していない状態のカムと板ばねの位置を示す図、図7(b)は実施の形態2における、接点が導通している状態のカムと板ばねの位置を示す図 従来例の電池パックと電気装置と充電器との構成を示すブロック図
符号の説明
1 二次電池
2 保護IC
3 スイッチ
4、83 ヒューズ
5、82 充電制御用スイッチング素子
6 放電端子
7 充電端子
8、38、58 接地端子
9 第1の電流経路
10 第2の電流経路
11、81 放電制御用スイッチング素子
14 第3の電流経路
15 電流検出部
16 電池セル電圧検出部
17 正特性サーミスタ
22 第1の接続コネクタ
23 凹部
32 第2の接続コネクタ
33 凸部
36 電流入力端子
39 負荷回路
41、61 第1のカム
42、62 第2のカム
43 第1の歯車
44 第2の歯車
45 第1のラック
46 第2のラック
47、67 第1の板ばね
48、68 第2の板ばね
57 電流出力端子
59 充電回路
84 第4の電流経路
86 充放電共用端子
100、800 電池パック
101、801 電気装置
102、802 充電器

Claims (6)

  1. 充電端子と、放電端子と、共通端子とを有する着脱可能な第1の接続コネクタと、
    第1の端子と第2の端子とを有する1又は複数の二次電池セルと、
    前記二次電池セルの前記第1の端子と、前記充電端子とを接続する第1の経路と、
    前記二次電池セルの前記第1の端子と、前記放電端子とを接続する第2の経路と、
    前記二次電池セルの前記第2の端子と、前記共通端子とを接続する第3の経路と、
    前記第1の接続コネクタに接続される電気装置に電池パックを装着する時、前記電気装置の所定の位置に取り付けられたラックと係合し回転駆動される少なくとも1つの歯車と、
    前記歯車の回転により駆動されるカム機構と、
    前記第2の経路の、前記第1の経路と共有しない経路に挿入されるスイッチであって、前記カム機構の駆動によりその2つの接触片の少なくともいずれか一方が動かされ、電池パックを前記電気装置に装着すると接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと接点が開くスイッチと、
    を有することを特徴とする電池パック。
  2. 前記電気装置に電池パックを装着する時、前記電気装置の所定の位置に設けた凸部と嵌め合う凹部であって、前記凸部の側面の少なくとも1つに設けた前記ラックと係合する前記歯車を側面に取り付けた凹部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記電気装置に電池パックを装着する時、前記電気装置の所定の位置に設けた凸部と嵌め合う凹部であって、前記凸部の2つの側面に設けた互いに異なる形状の2つのラックとそれぞれ係合する2つの歯車を側面に取り付けた凹部と、
    それぞれの前記歯車の回転により駆動される2つのカム機構と、
    を有し、
    前記スイッチは、2つの前記カム機構の駆動によりその2つの接触片が動かされ、前記電池パックを前記電気装置に装着すると接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと接点が開くことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  4. 前記二次電池セルがリチウムイオン電池であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の電池パック。
  5. 充電端子と放電端子と共通端子とを有する着脱可能な第1の接続コネクタと、第1の端子と第2の端子とを有する1又は複数の二次電池セルと、前記二次電池セルの前記第1の端子と前記充電端子とを接続する第1の経路と、前記二次電池セルの前記第1の端子と前記放電端子とを接続する第2の経路と、前記二次電池セルの前記第2の端子と前記共通端子とを接続する第3の経路と、少なくとも1つの歯車と、前記歯車の回転により駆動されるカム機構と、前記第2の経路の、前記第1の経路と共有しない経路に挿入されるスイッチであって前記カム機構の駆動によりその2つの接触片の少なくともいずれか一方が動かされ、電池パックを前記電気装置に装着すると接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと接点が開くスイッチと、を有する電池パックの前記第1の接続コネクタと接続される着脱可能な第2の接続コネクタと、
    前記共通端子と接続される前記第2の接続コネクタの第3の端子と、前記放電端子と接続される前記第2の接続コネクタの第4の端子と、それぞれ両端が接続される負荷回路と、
    所定の位置に取り付けられ、電池パックを前記電気装置に装着すると前記スイッチの接点が閉じ、電池パックを前記電気装置から外すと前記スイッチの接点が開くように、前記電池パックを電気装置に装着すると前記歯車と係合し、前記歯車を回転駆動するラックと、
    を有することを特徴とする電気装置。
  6. 前記電気装置が電動工具であることを特徴とする請求項5に記載の電気装置。
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