JP4052896B2 - 番組情報提示装置及び番組情報提示機能を有する受信装置 - Google Patents

番組情報提示装置及び番組情報提示機能を有する受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、番組情報提示装置及び番組情報提示機能を有する受信装置に関し、特に、CATVや衛星放送において放送予定の番組情報を通知する電子番組表EPG(Electronic Program Guide)の表示制御を行なう場合に好適な番組情報提示装置及び番組情報提示機能を有する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放送予定の番組情報として電子番組表(EPGデータ)を表示するEPG表示システムが各種開発されてきている。EPG表示システムの代表的な例として、例えば、特開平8−251496号公報「表示制御装置および表示方法」に記載された技術が提案されている。該公報に記載されているEPGデータ表示用の表示制御装置においては、外部(放送局又はインタネット)から送信されてくる番組情報(EPGデータ)を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された番組情報(EPGデータ)の少なくとも一部を読み出して、表形式の番組表を表示手段に表示させる制御を行なう制御手段とを備えており、該制御手段は、更に、前記表示手段に表示される表形式の前記番組表の縦軸又は横軸のいずれか一方に時刻を示す時刻欄を、他方に番組を放送する放送局を示す放送局情報欄を、それぞれ、追加して表示させることとしている。
【0003】
また、特開2000−287144号公報「電子番組ガイド表示制御装置及び電子番組ガイド表示制御方法」に記載された技術においては、前述のごとき通常のEPGデータに基づく番組表の表示以外に、更に、ユーザの趣向情報即ち嗜好情報を用いてお好みの番組表を作成して表示する技術が開示されている。該嗜好情報には、ユーザの視聴番組の履歴やユーザの好みの番組,好きな出演者名などの情報が含まれている。
【0004】
図9を用いて、従来の番組情報提示装置の構成について説明する。ここに、図9は、従来の番組情報提示装置の構成を示すブロック構成図である。図9に示すように、従来の番組情報提示装置10′は、全体を制御する制御部1と、ユーザの嗜好情報を格納する嗜好情報データベース7と、ユーザ個人を識別することができる個人識別部8と、外部から番組情報(EPGデータ)を取得するEPGデータ取得部3と、嗜好情報データベース7と個人識別部8との双方の情報に基づいて取得した番組情報を再配列(再構成)する再配列部2と、再配列された番組情報EPGを表示する表示部4と、表示された番組情報EPGから視聴する番組を選択するための選択情報を入力する選択情報入力部5とを備えている。
【0005】
而して、図9に示す番組情報提示装置10′においては、EPGデータ取得部3と嗜好情報データベース7とを用いて、個人識別部8にて識別された該当するユーザの嗜好情報を反映したお好みの番組表を、再配列部2において再構成して、制御部1の制御に基づいて、表示部4に表示し、選択情報入力部5を介したユーザの選択情報により選択指示された番組を表示するように、受信装置20の出力制御部22を制御して、受信部21からの番組を出力部23から出力表示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、「日本民間放送年鑑」(日本民間放送連盟)によれば、バラエティやニュースなどの非ストーリー系の属性を有する番組を視聴する場合については、番組の放送時間に対して実際に視聴されている視聴時間の割合が少ない傾向にあるが、一方、ドラマなどのストーリー系の属性を有する番組を視聴する場合については、番組の放送時間の大半を実際に視聴している傾向にあることが報告されている。かかる傾向を分析すると、番組の進行時間(残り時間)が、ユーザの番組選択に重要な要素となっていることが明白である。従って、番組の進行度(即ち、番組の放送時間と残り時間との割合)を評価して、番組の推薦を行なうことが、ユーザの嗜好情報と同等以上に重要となる。
【0007】
しかしながら、前述のごとき従来例においては、図9に示したように、外部から取得された番組情報(EPGデータ:視聴可能な番組を示す番組情報)を、嗜好情報データベースに格納されているユーザの嗜好情報に基づいて、再配列(再構成)して表示するに過ぎないものであった。つまり、例えば、現在時刻においては、残り時間が僅か1分しか残っていないような番組であっても、ユーザの嗜好に合致した視聴可能な番組と見なされた場合には、まだ残り時間が60分も残っている番組や放送開始直前にある番組よりも、より優先されて推薦されるように、番組情報即ち電子番組表を再配列して表示してしまう可能性があった。
【0008】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、例えば、CATVや衛星放送、地上波放送などにおいて、多くのチャンネルを用いて放送される番組に関し、各番組の放送予定時間を番組情報として予め通知する電子番組表EPGを、再配列(再構成)して表示する際に、ユーザの嗜好情報のみに依存することなく、番組進行度(即ち、番組の放送時間と残り時間との割合)を考慮して、番組情報の表示順序を再配列して表示する番組情報提示機能を備えた番組情報提示装置及び該番組情報提示機能を有する受信装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、番番組情報を取得する番組情報取得手段と、取得した前記番組情報を予め定められた配列規則に基づいて再配列する再配列手段と、再配列された前記番組情報を表示する表示手段と現在時刻を取得する時刻取得手段を備え、前記配列規則が、取得された現在時刻と番組情報取得手段により取得された前記番組情報に含まれている番組の放送時間帯とを用いて算出される番組進行度に基づいて、前記番組情報の配列順序を決定する番組情報提示装置において、更に、ドラマや映画に代表されるストーリー系番組と、バラエティやニュースに代表される非ストーリー系番組とからなる番組の属性を識別することにより、前記配列規則が、番組の前記属性に応じて、前記番組進行度に基づいて決定される前記番組情報の配列順序を変更する番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0012】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載の番組情報提示装置において、番組の前記属性が前記ストーリー系番組の場合、前記番組進行度に基づいて前記番組情報の配列順序を決定し、番組の前記属性が非ストーリー系番組の場合、前記番組進行度によらず、予め定められた優先度を用いて前記番組情報の配列順序を決定する番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0013】
の技術手段は、前記第1又は2の技術手段のいずれかに記載の番組情報提示装置において、更に、前記表示手段に表示された前記番組情報の中から任意の番組情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段を備え、表示された複数の番組情報の中から、ユーザが任意の番組情報を選択して、選択された番組情報の番組を出力させることができる番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0014】
の技術手段は、前記第1乃至第の技術手段のいずれかに記載の番組情報提示装置において、更に、視聴番組の視聴時間帯を記録する記録手段を備え、前記配列規則が、前記番組進行度のみ、又は、番組の前記属性を含む前記番組進行度に基づくのみならず、更に、前記記録手段に記録されている視聴番組の前記視聴時間帯にも基づいて、前記番組情報の配列順序を決定するものである番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0015】
の技術手段は、前記第1乃至第の技術手段のいずれかに記載の番組情報提示装置において、更に、ユーザの嗜好情報を格納した嗜好情報データベースを備え、前記所定規則が、前記番組進行度のみ、又は、番組の前記属性及び/又は前記記録手段に記録されている視聴番組の前記視聴時間帯を含む前記番組進行度に基づくのみならず、更に、前記嗜好情報データベースに格納されているユーザの嗜好情報を参照することにより、前記番組情報の配列順序を決定するものである番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0016】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載の番組情報提示装置において、前記嗜好情報データベースが、複数ユーザの嗜好情報を含んで構成されており、更に、ユーザ個人を識別することができる個人識別手段を備え、前記嗜好情報データベースに格納されている複数ユーザの嗜好情報の中から、前記個人識別手段により識別されたユーザの嗜好情報を参照することができる番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0017】
の技術手段は、前記第5又は第6の技術手段記載の番組情報提示装置において、前記表示手段に表示された前記番組情報の中から任意の番組情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段を備えている場合、ユーザが前記選択情報入力手段から入力した前記選択情報に基づいて、当該ユーザの嗜好情報が格納されている前記嗜好情報データベースを更新することができる番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0018】
の技術手段は、前記第1乃至第の技術手段のいずれかに記載の番組情報提示装置において、前記表示手段に表示された前記番組情報の中から任意の番組情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段を備えている場合、更に、前記番組情報を再配列するための前記配列規則を修正する規則修正手段を備え、ユーザが前記選択情報入力手段から入力した前記選択情報に基づいて、前記規則修正手段により前記配列規則を修正する番組情報提示装置とすることを特徴とするものである。
【0019】
の技術手段は、放送番組を受信し、表示する手段を備えた受信装置において、前記第1の技術手段乃至第の技術手段のいずれかに記載の番組情報提示装置を備えている受信装置とすることを特徴とするものである。
【0020】
10の技術手段は、前記第の技術手段に記載の受信装置において、電源スイッチを投入した際に、前記番組情報提示装置により再配列された前記番組情報のうち、優先度が最も高い順位にある番組情報の番組を自動的に出力して表示する受信装置とすることを特徴とするものである。
【0021】
而して、本発明においては、前述のごとく、番組の進行度(即ち、番組の放送時間と残り時間との割合)を評価する手段を設け、番組の進行度の評価に基づいて、推薦する番組の優先度を設定する配列規則を設けることにより、たとえ、ユーザの嗜好に完全に合致する番組であっても、残り時間が僅かである番組は優先して推薦せずに、ユーザの嗜好に完全には合致しない番組であっても、残り時間が十分にある番組があれば、残り時間が僅かな番組よりも優先して推薦することが可能である。
【0022】
更には、本発明においては、番組の属性として、前述のごとく、ストーリー系番組と非ストーリー系番組とを定義し、例えば、ドラマや映画などをストーリー系番組に分類し、バラエティやニュースなどを非ストーリー系番組に分類することにより、各番組が、ほぼ番組の当初からしか視聴しないストーリー系の番組と、番組の途中からでも視聴する非ストーリー系番組とのいずれの属性を有しているかを識別して、推薦する番組の優先度を設定する配列順序を変更することを可能としており、例えば、ストーリー系番組であれば、ユーザの嗜好よりも番組の進行度を優先して推薦することとし、一方、非ストーリー系番組であれば、番組の進行度よりもユーザの嗜好をより優先して推薦することが可能である。
【0023】
また、本発明においては、ユーザの過去の視聴履歴(番組の視聴時間帯など)を記録手段に記録することにより、該視聴履歴に基づいて、ユーザの直前の視聴状況を把握することも可能であり、番組の進行度に応じて番組の優先度を設定している配列順序を、ユーザの直前の視聴状況を示す視聴履歴に基づいて更に変更・再配列して、番組情報(EPG)を表示させることにより、例えば、ユーザが、視聴を中断していた番組についても優先して視聴を再開することが可能となる。即ち、ユーザの直前の視聴状況と番組の進行度との双方の情報を加味して推薦する番組の優先順序を決定し、該優先順序に従った配列順として番組情報を表示させることができる。
【0024】
また、本発明においては、任意の時点で、嗜好情報データベースにユーザの嗜好情報を登録することが可能であり、番組の進行度により、番組の前記属性により、あるいは、前記視聴履歴により、番組情報の表示順序を再配列(再構成)するのみならず、ユーザが予め登録している任意の嗜好情報を加味して、番組情報の表示順序を再配列(再構成)することが可能であり、ユーザが要求する嗜好に合致するように、配列順序を変更することができる。
【0025】
また、本発明においては、優先順序に応じて再配列されて表示された番組情報の中から、最優先順位ではない番組をユーザが選択して視聴しようとしている場合、番組情報の再配列に用いられていた配列規則を、ユーザが選択した番組に基づいて修正することが可能であり、前記配列規則を、ユーザの現在の嗜好に合うように修正することができる。
【0026】
更には、本発明においては、番組情報提示装置と受信装置とを一体化しているので、受信装置の電源スイッチを投入した際に、番組の進行度やユーザの嗜好を加味して、ユーザの真の要求に合うように、番組情報の表示順序を再配列(再構成)した結果として、最優先順位にある番組を受信装置に自動的に表示させることが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る番組情報提示装置及び番組情報提示機能を有する受信装置の実施形態の例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第1の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
図1において、本発明に係る番組情報提示装置10は、制御部1、再配列部2、EPGデータ取得部3、表示部4、選択情報入力部5、時刻取得部6を具備している。また、受信装置20は、受信部21、出力制御部22、出力部23を具備している。
時刻取得部6においては、現在時刻Tを取得する。EPGデータ取得部3は、時刻取得部6において取得された現在時刻Tに基づいた番組情報(EPGデータ)を取得する。ここで、取得される番組情報(EPGデータ)には、少なくとも、番組名、放送月日、放送局、開始時刻、終了時刻、番組ジャンル(バラエティ、ドラマ、映画、ニュースなど)の各情報が含まれているものとする。なお、前述のごとく、番組ジャンルがドラマや映画の場合は、番組の放送時間の殆どを視聴するストーリー系の属性を有する番組であり、番組ジャンルがバラエティやニュースの場合は、番組の放送時間が少ない状況にあっても視聴する可能性がある非ストーリー系の属性を有する番組である。
【0029】
再配列部2は、表示部4に表示する番組情報の表示順序を決めるために、予め定められた配列規則に基づいて、番組情報を再配列(再構成)する。該配列規則としては、例えば、前記番組情報(EPGデータ)における各番組の開始時刻と終了時刻との放送時間帯と、現在時刻Tとにより、各番組の番組進行度(即ち、番組の放送時間と残り時間との割合)を評価し、該番組進行度の評価結果、番組進行度が少ない(即ち残り時間の割合が多い)番組ほど上位に位置付け、上位に位置付けられた番組から順番に(即ち、お薦め順に)、取得された前記番組情報(EPGデータ)の並べ替え(再配列)を行ない、再配列された番組情報(EPG)を出力させることとする。なお、以下、EPGデータ取得部3により取得された番組情報(EPGデータ)と区別するために、再配列(再構成)された番組情報を番組情報(EPG)と表記することとする。
【0030】
制御部1は、番組情報提示装置内の各回路部の動作を制御すると共に、再配列部2にて優先度が第1位の番組即ちお薦め番組とされた番組情報に関する選択信号を直ちに生成して、受信装置20の出力制御部22に送出し、受信装置20の出力制御部22の制御により、受信部21にて受信している番組の中から選択された番組を出力部23に出力させる。あるいは、制御部1は、表示部4に表示された番組情報に基づいて、ユーザから視聴希望の番組の番組情報を示す選択情報が選択情報入力部5を介して入力されてくると、該選択情報により選択された番組情報に関する選択信号を生成して、受信装置20の出力制御部22に送出し、受信装置20の出力制御部22の制御により、受信部21にて受信している番組の中から選択された番組を出力部23に出力させる。
【0031】
以下、図1に示す番組情報提示装置10において、配列規則として前述のごとき番組進行度に基づいて番組情報(EPGデータ)を再配列(再構成)する処理の流れを、図6に示したフローチャートを用いて説明する。図6は、図1に示す番組情報提示装置10において、配列規則として番組進行度に基づいて番組情報を再配列する処理の流れを示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、番組進行度がユーザに認識できる時間よりも短い時間として予め定められた所定の時間間隔で定期的に起動されるものである。
【0032】
まず、時刻取得部6により、現在時刻Tを取得する(ステップS1)。次に、EPGデータ取得部3により、電子番組表(EPG)の中から、現在時刻Tに基づいた番組情報(EPGデータ)を取得する(ステップS2)。
次いで、ユーザは、取得された番組情報(EPGデータ)を、通常のEPG表示として、そのまま表示するか、あるいは、番組進行度に応じて再配列(再構成)して表示するかの表示方法の選択を行なう(ステップS3)。ここで、ステップS3に示す選択はユーザの操作によりなされるものであり、ユーザは、本フローチャートが起動される前でも、ステップS1又はステップS2の段階でも、ステップS3に到達する前の段階で操作するようにしても構わない。
【0033】
ここで、EPGデータを、通常のEPG表示として、そのまま表示する場合には(ステップS3における「通常」の場合には)、再配列部2をそのまま素通りさせて、通常EPG表示として、再配列せずに、取得された番組情報(EPGデータ)のまま表示部4に表示させる(ステップS4)。なお、通常EPG表示の場合、前述のごとく、予め定められた所定の時間間隔により、本フローチャートを起動して、表示画面を更新し、取得された番組情報(EPGデータ)のまま表示する動作を繰り返すこととなるが、かかる所定の時間間隔としては、少なくとも、ある番組が別の番組に切り替わるまでの時間よりも短い時間間隔とする必要があり、前述のごとく、番組進行度がユーザに認識できる時間よりも短い時間間隔としている。
【0034】
一方、番組進行度に応じて再配列(再構成)された番組情報(EPG)を表示する場合には(ステップS3の「再構成」の場合には)、再配列部2において、獲得された番組情報(EPGデータ)に含まれている各番組個別のコンテンツ情報(即ち番組ジャンル)を取り出し(ステップS5)、各番組それぞれのコンテンツの属性(即ち、ストーリー系番組か非ストーリー系番組か)をチェックする(ステップS6)。
【0035】
この結果、残り時間即ち番組進行度(番組の放送時間と残り時間との割合)に影響される属性を有する番組ジャンル(例えば、ドラマ,映画などのストーリー系番組)のコンテンツであるならば(ステップS7のYES)、該番組の残り時間を算出し、放送時間との割合を示す番組進行度を求め(ステップS8)、前述した配列規則に従い、残り時間即ち番組進行度に応じて、再配列(再構成)された番組情報(EPG)を生成するように、優先度を変更する(ステップS9)。一方、残り時間即ち番組進行度に影響されない属性を有する番組ジャンル(例えば、バラエティ,ニュースなどの非ストーリー系番組)の場合には(ステップS7のNO)、予め設定されている優先度(番組進行度に関係なく、固定の優先度として予め設定している値)をそのまま用いて番組情報の表示を行なえば良い。
【0036】
次に、現在時刻Tにおける全ての番組のコンテンツに対する属性チェックが完了していなければ(ステップS10のNO)、ステップS5に戻り、次の番組のコンテンツに対する属性チェックを行なう。一方、属性チェックを全て終了している場合には(ステップS10のYES)、ステップS9において優先度が変更されている場合、変更された優先度に基づいた順番に番組情報(EPGデータ)を並べ替えて、表示する番組情報をお薦め番組情報(EPG)として再配列(再構成)する(ステップS11)。最後に、ステップS9において優先度が変更されている場合、再配列(再構成)されたお薦め番組情報(EPG)を表示部4に表示し、優先度が変更されていない場合、取得された番組情報(EPGデータ)をそのままお薦め番組情報(EPG)として表示する(ステップS12)。
【0037】
ここで、再配列(再構成)された、いわゆる、お薦め番組情報(EPG)の表示は、前述のごとく、現在時刻Tと密接な関係がある。即ち、5分前の時刻と現在の時刻とでは、番組の残り時間が変わるため、前述のごとく、番組進行度がユーザに認識できる時間よりも短い所定の時間間隔(例えば、5秒周期など)で、お薦め番組情報(EPG)の表示内容を更新する必要があり、図6のフローチャートは、かかる短い時間間隔で定期的に起動される必要がある。
【0038】
また、残り時間など番組進行度(番組の放送時間と残り時間との割合)に視聴の可否が影響されるストーリー系の属性を有する番組ジャンルとしては、前述のごとく、例えば、ドラマや映画などが設定される。また、残り時間など番組進行度に視聴の有無が影響されない非ストーリー系の属性を有する番組ジャンルとしては、前述のごとく、例えば、バラエティやニュースなどが設定される。ここで、非ストーリー系の属性を有する番組ジャンルにおける優先度を、仮に“0.5”と、優先度変更範囲の中間の値(即ち、優先度変更範囲を“1.0”と“0.0”との範囲とした場合)に予め設定しておき、ユーザの視聴状況に基づいて補正していくこととしても良い。かかる優先度の値としては、中間の値とは異なる別の値であっても勿論構わない。一方、ストーリー系の属性を有する番組ジャンルにおける優先度としては、最大“1.0”とし、残り時間が短くなる即ち番組の放送時間と残り時間との割合が小さくなるにつれて、番組進行度がそれだけ進んでいることとなり、“0.0”になるように減少させていく。
【0039】
ここに、優先度を変化させる(減少させていく)具体的な方法としては、例えば、残り時間と放送時間との比率に比例させて減少させる方法や、あるいは、残り時間と放送時間との比率に対する指数関数などの関数を用いて減少させていく方法や、残り時間の絶対値のみに比例させる方法や、あるいは、残り時間の絶対値に対する指数関数などの関数を使って減少させるなど、如何なる方法を用いても構わない。また、かかる優先度の値としては、最大値“1”、最小値“0”とは異なる別の値を用いても構わないし、非ストーリー系とストーリー系との各属性における優先度の関係を、前述の場合と異なる関係に設定することとしても構わない。
【0040】
再配列(再構成)されたお薦め番組情報(EPG)として、前述のごとく、最も優先度が高い第1位の番組のみをお薦め番組の情報として表示することにしても良いが、図1に示すように、更に、選択情報入力部5を設け、ユーザが、表示された番組情報(EPG)の中から、どの番組を視聴したいかを示す選択情報を入力させるようにしても良い。かかる場合においては、選択情報入力部5から入力された選択情報は、前述のごとく、制御部1より受信装置20側に選択信号として送信される。受信装置20には、少なくとも、受信部21と出力制御部22と出力部23とが備えられており、出力制御部22は、制御部1より送信されてきた選択信号即ちユーザが選択した番組を受信部21にて受信するように制御する。受信部21にて受信された番組は、出力部23から出力されて、ユーザに提示される。
【0041】
次に、図2を用いて、本発明に係る番組情報提示装置の第2の実施形態について説明する。
ここに、図2は、本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第2の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
直前まで、ある番組Aを視聴していて、短時間の間、視聴を中断して(電源スイッチをOFFにして)、再度、番組Aを視聴しようとした(電源スイッチをONにした)場合、視聴再開時においては、中断していた番組Aの残り時間は当然短くなっているので、前述のように、再配列部2における配列規則として、番組進行度のみに基づいて、番組情報(EPGデータ)の再配列(再構成)を行なっている場合、中断した番組Aの優先度が低くなり、再度、番組Aを優先して視聴できるような優先度ではなくなる可能性がある。例えば、視聴中に電話がかかってきたために、電源スイッチをOFFにして、電話の着信に応答し、電話の終話後に、視聴を再開するために、電源スイッチをONにした場合、番組Aの残り時間は短くなってしまって、番組Aは、第1位の順位に推薦されなくなる場合がある。
【0042】
そこで、本実施例2においては、前記配列規則として、番組進行度即ち番組の放送時間と残り時間との割合のみならず、番組の視聴履歴を合わせて適用することにより、直前までの視聴履歴情報と番組進行度との両方を加味して、優先度を変更設定できるようにする。
即ち、図2においては、図1の構成に対して、更に記録部6aを追加して設ける構成としている。記録部6aには、視聴番組と該視聴番組の視聴時間帯とが記録されている。ここで、現在放送されている番組の多くは、最も長い放送時間帯の番組であっても、3時間程度の放送時間であるので、記録部6aの記録容量としては、記録すべき視聴番組と該視聴番組の視聴時間帯とについて、最長の放送時間分例えば過去3時間分の情報を記録することができる容量で十分であり、記録容量が満杯になれば、古い視聴番組に関する情報の上に新しい視聴番組の情報を上書きしていくこととすれば良い。
なお、記録部6aに記録する視聴番組及び該視聴番組の視聴時間帯に関する情報は、制御部1又は出力制御部22から取得する。
【0043】
かくのごとく、ユーザの過去の視聴履歴(番組の視聴時間帯など)を記録部6aに記録することにより、該視聴履歴に基づいて、ユーザの直前の視聴状況を把握することが可能であり、番組の進行度に応じて番組の優先度を設定している配列順序を、ユーザの直前の視聴状況を示す視聴履歴に基づいて更に変更・再配列して、番組情報(EPG)を表示させることにより、例えば、ユーザが、視聴を中断していた番組も視聴を再開することが可能となる。即ち、ユーザの直前の視聴状況と番組の進行度との双方の情報を加味して推薦する番組の優先順序を決定し、該優先順序に従った配列順として番組情報(EPG)を表示させることができると共に、制御部4により受信装置20の出力制御部22を制御して、第1位のお薦め番組を出力部23から出力させることができる。
【0044】
図2に示す構成において、配列規則として前述のごとき番組進行度と視聴履歴とに基づいて番組情報(EPGデータ)を再配列(再構成)する処理の流れを、図7のフローチャートを用いて説明する。図7は、図2に示す番組情報提示装置10において、配列規則として番組進行度と視聴履歴とに基づいて番組情報(EPGデータ)を再配列する処理の流れを示すフローチャートである。
図7において、ステップS28までの各ステップは、図6のフローチャートにおけるステップS8までと全く同様であり、ステップS29以降が、図6のフローチャートと異なる処理となる。
【0045】
即ち、ステップS27において、残り時間により優先度が影響を受ける属性を有する番組ジャンルであると判定された場合、ステップS29において、記録部6aを参照して、記録部6aに過去の視聴番組に関する視聴履歴情報が記録されているか否かをチェックする。視聴履歴情報が記録されていない場合(ステップS29のNO)、直前例えば過去3時間の範囲内では、番組の視聴がなかったことを示しており、図6のステップS9と同様に、残り時間即ち番組進行度に応じて、番組情報の表示に関する優先度を変更する(ステップS32)。
一方、視聴履歴情報が記録されていた場合(ステップS29のYES)、直前例えば過去3時間の範囲内において、番組が視聴されていたことを示しており、記録部6aに記録されている過去の視聴番組の視聴時間帯を取得する(ステップS31)。ステップS31にて取得した視聴時間帯が直近にあるほど、視聴を中断している可能性が高い番組であるとして、中断した視聴番組の優先度が高くなるように、取得した視聴時間帯と、ステップS28にて算出された番組進行度とを用いて、優先度を変更する(ステップS31)。なお、ステップS33以降の処理は、図6のフローチャートのステップS10以降と全く同様である。
【0046】
次に、図3を用いて、本発明に係る番組情報提示装置の第3の実施形態について説明する。
ここに、図3は、本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第3の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。第1の実施形態として示した図1の構成と異なり、ユーザの嗜好情報を格納している嗜好情報データベース7と、該嗜好情報データベース7に嗜好情報を入力するための嗜好情報入力部7aとが追加されて備えられている。前述した第1の実施形態の場合には、配列規則として、ストーリー系や非ストーリー系の属性のいずれかに分類される番組ジャンルのみを用いて、番組進行度に基づく優先度を算出し、お薦め番組を決定していた。
【0047】
しかしながら、ユーザによっては、前記属性毎に分類される番組ジャンルには全く興味がない場合があり、第1の実施形態のごとく、番組ジャンルが有する前記属性のみを用いて番組進行度により、優先付けされた番組を薦められたとしても、全く活用されない場合もあり得る。
そこで、第3の実施形態としては、ユーザの嗜好情報を予め登録することができる嗜好情報データベース7を用いて、番組ジャンルが有する前記属性のみを用いて番組進行度により優先付けされた優先度を変更することを可能としている。
なお、ユーザが任意の時点で任意の内容の嗜好情報を入力することができる嗜好情報入力部7aが設けられており、登録されている嗜好情報の追加/削除/変更が可能である。
【0048】
嗜好情報データベース7には、ユーザの好きなジャンル、好きな出演者などの情報の他に、同じ番組ジャンルに属する番組、あるいは、異なる番組ジャンルに属する番組であっても、ユーザの好みの番組が、同じ時間帯に複数存在している場合に、どの番組を優先するかといった推薦順序に関する情報も格納しておく。かかる推薦順序としては、例えば、ニュース番組においては、放送局Aのニュース番組よりも放送局Bのニュース番組を優先させるなどの情報を含む。あるいは、ドラマ番組やバラエティ番組の中でも、出演者Cが出演している番組を優先させるなどの情報も含む。
【0049】
配列規則として、かかる嗜好情報データベース7を用いて、前述のごとき番組進行度や視聴履歴などに対して更に予め登録したユーザの嗜好情報を加味することにより、番組情報(EPGデータ)を再配列(再構成)する処理の流れを、図8に示したフローチャートを用いて説明する。
図8は、図3に示す番組情報提示装置10において、配列規則としてユーザの嗜好情報を加味した番組進行度に基づいて番組情報を再構成する処理の流れを示すフローチャートである。
図8のフローチャートは、ステップS50とS51との2つのステップが、図6のフローチャートにおけるステップS10の前に挿入されている点が異なるのみであり、その他の各ステップは、図6のフローチャートと全く同様である。
【0050】
即ち、図6の場合と全く同様に、番組ジャンルが有する属性を用いて算出される番組進行度に基づいて、番組情報の配列順序を決定する優先度が算出された後、ステップS50において、まず、嗜好情報データベース7から、ユーザが予め登録している嗜好情報を抽出する(ステップS50)。次いで、抽出したユーザの嗜好情報を用いて、算出されている前記優先度を変更する(ステップS51)。而して、ユーザの嗜好傾向にも合致させるように、番組情報(EPG)の配列順序を変更して表示することが可能となる。
【0051】
なお、ユーザの嗜好情報を用いて、番組情報(EPG)の配列順序を決定する優先度を変更する場合、番組の残り時間に依存するような属性を有する番組ジャンルの番組であるか否かは関係がないので、図6においては、番組の属性には無関係に、全ての番組情報(EPGデータ)に関して、優先度を変更するようにしている。しかしながら、本発明においては、かかる場合のみに限るものではなく、番組の属性に応じて、ユーザの嗜好情報を反映させる程度を変更するようにしても勿論構わない。
【0052】
また、番組進行度が全く同一となる同じ放送時間帯にユーザの嗜好に合う番組が複数存在しているような場合、前述のごとく、嗜好情報データベース7から抽出された嗜好情報に含まれている推薦順序に基づいて、いずれの番組を優先させるかを決定して、番組情報の配列順序を決定する優先度を変動させる。例えば、同じニュース番組のように同じ番組ジャンルに属する番組の場合でも、ドラマ番組とバラエティ番組のように異なる番組ジャンルに属する番組の場合でも、嗜好情報データベース7には、前述のごとく、優先させる順序を示す推薦順序に関する情報が格納されている。
従って、嗜好情報データベース7に格納されるユーザの嗜好情報の内容如何により、番組の残り時間が少ない即ち番組進行度が進んだ状態にある番組であっても、例えば、ユーザの嗜好に完全に合致する特定のドラマ番組については、他の番組よりも優先して推薦させるようにすることも可能になる。
【0053】
以下に、図3の構成に示す第3の実施形態の場合における動作について、第1の実施形態の場合において前述した例と同じ例を用いて説明する。
残り時間に影響されるストーリー系の属性を有する番組ジャンルとして、例えば、ドラマや映画などが設定される。また、残り時間に影響されない非ストーリー系の属性を有する番組ジャンルとして、バラエティやニュースなどが設定される。また、優先度は、前述と同様に、最大“1.0”となるように設定される。
【0054】
ここで、非ストーリー系の属性を有する番組ジャンルの優先度については、前述の場合とは異なり、嗜好情報データベース7に登録されているユーザ個別の嗜好情報によって決定される。但し、登録されている嗜好情報の中に存在していない番組ジャンルについては、前述の場合と同様に、仮に“0.5”としておき、ユーザの視聴状況に基づいて補正していく。
【0055】
一方、ストーリー系の属性を有する番組ジャンルの優先度については、残り時間即ち番組進行度とユーザの嗜好情報との双方の情報を用いて、番組情報(EPG)の配列順序を決定する優先度が決定されるが、番組進行度とユーザの嗜好情報のいずれを先に処理することにしても良い。例えば、まず、残り時間即ち番組進行度から優先度を算出した後、次に、ユーザの嗜好情報を用いて、一旦算出されている優先度を変更するようにしても良いし、あるいは、両者を同時に用いて処理することとしても良い。
即ち、一般的に、優先度の設定方法を、関数を用いて表現すると、優先度Zは、ある時刻における番組進行度Xと該番組に対するユーザの嗜好度Yとから、Z=f(X,Y)により与えられる。ここで、X及びYを時系列的に順番に処理するように関数fを設定しても良いし、X及びYを同時に処理するように関数fを設定しても良い。
【0056】
また、配列規則としてユーザの嗜好情報を反映させる場合、例えば、予め定められた特定の番組であるならば、該特定の番組の残り時間即ち番組進行度には関係なく、番組情報(EPG)の配列順序を決定する優先度を“1.0”(当該番組は絶対に見たい)、又は、“0.0”(当該番組は絶対に見たくない)となるようにルールベースで設定することとしても良い。
更には、前述のごとき関数fを用いて関数ベースで優先度を算出した後、ルールベースを用いて補正するようにしても良い。
【0057】
次に、図4に示すブロック構成図を用いて、本発明に係る番組情報提示装置10の構成に関する第4の実施形態について説明する。
図4に示すように、更に、個人識別部8を設けることにより、複数のユーザに関する嗜好情報を嗜好情報データベース7に登録することができるようになり、例えば、家庭内で、お父さんの好きな番組、お母さんの好きな番組、子供の好きな番組などと、各個人別の嗜好情報を反映させることができる。
なお、嗜好情報を嗜好情報データベース7に登録する前述の嗜好情報入力部7aは、嗜好情報のみならず、ユーザを指定入力することができるものでもあり、任意の時点で、登録ユーザの追加/削除/変更が可能である。
【0058】
次に、図5に示すブロック構成図を用いて、本発明に係る番組情報提示装置10の構成に関する第5の実施形態について説明する。
図5に示すように、更に、ルール修正部9を設けることにより、選択情報入力部5を介して入力されるユーザの番組選択結果を反映して、番組情報(EPG)の配列順序を更に変更させることも可能である。
再配列部2において再配列された番組情報(EPG)は、前述のごとく、表示部4に表示される。表示されている番組情報(EPG)に基づいてユーザにより番組が選択されると、選択情報入力部5から入力されてきた番組の選択情報は、制御部1から受信装置20の出力制御部22に送信され、受信部21が制御されて、ユーザにより選択された番組が出力部23から表示される。
【0059】
このとき、ユーザにより選択された番組の選択情報が、再配列部2により再配列されて表示部4に表示されている番組情報(EPG)の優先順位とは異なる場合には(例えば、再配列された番組情報(EPG)における最優先順位の番組とは異なる下位の番組が選択された場合には)、選択された番組の番組情報が、次回以降には、優先度が上位に位置するように、嗜好情報データベース7に格納されている当該ユーザの嗜好情報の内容を、ルール修正部9により修正する。
【0060】
例えば、嗜好情報データベース7の嗜好情報を参照して、再配列部2において、バラエティ番組が最優先して推薦されていたにも関わらず、ユーザにより、下位に位置しているドラマ番組が選択された場合には、ルール修正部9において、選択されたドラマ番組について、バラエティ番組よりも優先して表示されるように、嗜好情報データベース7の嗜好情報を追加/変更するようにする。
【0061】
更に、ルールベースで配列規則を修正させる場合であれば、ルール修正部9において修正された規則を、図5の破線により示しているように、再配列部2に供給することにより、再配列部2における番組情報(EPGデータ)の配列規則を更新させて、ユーザにより選択された番組の優先度を大きくするように配列規則を変更させれば良い。
【0062】
一般に、従来の受信装置においては、受信装置の電源スイッチを投入した場合に、直前に電源スイッチを切断した際に選択されていたチャンネル情報が保持されていて、該チャンネルの番組が表示されるように制御されている。
しかしながら、受信装置の電源スイッチを投入した時点では、保持されている前回のチャンネルの番組がそのまま表示されるよりも、投入時点でユーザの嗜好に最も合致する優先順序が上位の番組が表示される方が好ましい。
そこで、前述の番組情報提示装置10と受信装置20とを一体化した構成とすることにより、例えば、受信装置20の電源スイッチを投入したときには、投入時点において、再配列部2において再配列された番組情報(EPG)を、表示部4に表示させると共に、制御部1より、出力制御部22に対して、番組情報の配列順序が最上位にある番組を選択する選択信号を送出することにより、出力制御部22にて、配列順序が最上位にある番組情報の番組のチャンネルに自動的に切り替えて、該番組を自動的に表示させることが可能となり、ユーザが好きな番組を探す手間が省け、より使い易い受信装置とすることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る番組情報提示装置及び番組情報提示機能を有する受信装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
現在時刻における放送番組の番組進行度に応じて、更には、番組の属性(ストーリー系と非ストーリー系とを示す情報)を加味して、番組情報(EPG)の配列順序を再構成して表示させることができるので、常に、現在時刻において最も優先度が高いお薦め番組を提供することができる。
【0064】
また、ユーザの嗜好情報に応じて、番組情報(EPG)の配列順序を再構成して表示させることができるので、ユーザの嗜好に合致したお薦め番組を提供することができる。
【0065】
また、ユーザが選択した番組を基にして、次回以降の番組情報(EPG)の配列順序を決定するための配列規則を変更することができるので、ユーザの最新の嗜好を反映したお薦め番組を常に提供することができる。
【0066】
更に、受信装置と番組情報提示装置とを一体化した構成とすることにより、受信装置の電源スイッチを投入した際に、投入時点で最もユーザの嗜好に合致したお薦め番組を直ちに視聴することができ、ユーザが番組の選択をし直す手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第1の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第2の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第3の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第4の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
【図5】本発明に係る番組情報提示装置の構成に関する第5の実施形態の構成例を示すブロック構成図である。
【図6】図1に示す番組情報提示装置において、配列規則として番組進行度に基づいて番組情報を再配列する処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】図2に示す番組情報提示装置において、配列規則として番組進行度と視聴履歴とに基づいて番組情報を再配列する処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図3に示す番組情報提示装置において、配列規則としてユーザの嗜好情報を加味した番組進行度に基づいて番組情報を再構成する処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】従来の番組情報提示装置の構成を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1…制御部、2…再配列部、3…EPGデータ取得部、4…表示部、5…選択情報入力部、6…時刻取得部、6a…記録部、7…嗜好情報データベース、7a…嗜好情報入力部、8…個人識別部、9…ルール修正部、10,10′…番組情報提示装置、20…受信装置、21…受信部、22…出力制御部、23…出力部。

Claims (10)

  1. 番組情報を取得する番組情報取得手段と、
    取得した前記番組情報を予め定められた配列規則に基づいて再配列する再配列手段と、
    再配列された前記番組情報を表示する表示手段と
    現在時刻を取得する時刻取得手段を備え、
    前記配列規則が、取得された現在時刻と番組情報取得手段により取得された前記番組情報に含まれている番組の放送時間帯とを用いて算出される番組進行度に基づいて、前記番組情報の配列順序を決定する番組情報提示装置において、
    更に、ドラマや映画に代表されるストーリー系番組と、バラエティやニュースに代表される非ストーリー系番組とからなる番組の属性を識別することにより、前記配列規則が、番組の前記属性に応じて、前記番組進行度に基づいて決定される前記番組情報の配列順序を変更することを特徴とする番組情報提示装置。
  2. 請求項に記載の番組情報提示装置において、番組の前記属性が前記ストーリー系番組の場合、前記番組進行度に基づいて前記番組情報の配列順序を決定し、番組の前記属性が非ストーリー系番組の場合、前記番組進行度によらず、予め定められた優先度を用いて前記番組情報の配列順序を決定することを特徴とする番組情報提示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の番組情報提示装置において、更に、前記表示手段に表示された前記番組情報の中から任意の番組情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段を備え、表示された複数の番組情報の中から、ユーザが任意の番組情報を選択して、選択された番組情報の番組を出力させることができることを特徴とする番組情報提示装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の番組情報提示装置において、更に、視聴番組の視聴時間帯を記録する記録手段を備え、前記配列規則が、前記番組進行度のみ、又は、番組の前記属性を含む前記番組進行度に基づくのみならず、更に、前記記録手段に記録されている視聴番組の前記視聴時間帯にも基づいて、前記番組情報の配列順序を決定するものであることを特徴とする番組情報提示装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の番組情報提示装置において、更に、ユーザの嗜好情報を格納した嗜好情報データベースを備え、前記所定規則が、前記番組進行度のみ、又は、番組の前記属性及び/又は前記記録手段に記録されている視聴番組の前記視聴時間帯を含む番組進行度に基づくのみならず、更に、前記嗜好情報データベースに格納されているユーザの嗜好情報を参照することにより、前記番組情報の配列順序を決定するものであることを特徴とする番組情報提示装置。
  6. 請求項に記載の番組情報提示装置において、前記嗜好情報データベースが、複数ユーザの嗜好情報を含んで構成されており、更に、ユーザ個人を識別することができる個人識別手段を備え、前記嗜好情報データベースに格納されている複数ユーザの嗜好情報の中から、前記個人識別手段により識別されたユーザの嗜好情報を参照することができることを特徴とする番組情報提示装置。
  7. 請求項5又は6に記載の番組情報提示装置において、前記表示手段に表示された前記番組情報の中から任意の番組情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段を備えている場合、ユーザが前記選択情報入力手段から入力した前記選択情報に基づいて、当該ユーザの嗜好情報が格納されている前記嗜好情報データベースを更新することができることを特徴とする番組情報提示装置。
  8. 請求項1乃至のいずれかに記載の番組情報提示装置において、前記表示手段に表示された前記番組情報の中から任意の番組情報を選択するための選択情報を入力する選択情報入力手段を備えている場合、更に、前記番組情報を再配列するための前記配列規則を修正する規則修正手段を備え、ユーザが前記選択情報入力手段から入力した前記選択情報に基づいて、前記規則修正手段により前記配列規則を修正することを特徴とする番組情報提示装置。
  9. 放送番組を受信し、表示する手段を備えた受信装置において、請求項1乃至のいずれかに記載の番組情報提示装置を備えていることを特徴とする受信装置。
  10. 請求項に記載の受信装置において、電源スイッチを投入した際に、前記番組情報提示装置により再配列された前記番組情報のうち、優先度が最も高い順位にある番組情報の番組を自動的に出力して表示することを特徴とする受信装置。
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