JP4052464B2

JP4052464B2 - Reinforcement structure of the side wall opening of metal tube strut

Info

Publication number: JP4052464B2
Application number: JP2003187221A
Authority: JP
Inventors: 武稲田
Original assignee: Nipponn Steel and Sumikin Metal Products Co Ltd
Current assignee: Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date: 2003-06-30
Filing date: 2003-06-30
Publication date: 2008-02-27
Anticipated expiration: 2023-06-30
Also published as: JP2005023536A

Description

【発明の属する技術分野】
【０００１】
本発明は、道路照明用ポール、交通信号用ポール、電光式道路標識用ポールなどに用いられる、金属管からなる金属管支柱の側壁に形成される金属管支柱の開口部の補強構造に関する。
【従来の技術】
【０００２】
上記のようなポールなどに用いられる金属管からなる金属管支柱の基部付近には、配電盤や制御盤などの電気機器を取り付ける必要がある。これらを金属管支柱の内部に収納する場合には、金属管支柱の側壁に開口部が形成される。
【０００３】
この開口部から電気機器を金属管内部に装入した後に、開口部は蓋により覆われる。この蓋は、開口部から雨水が金属管内部に浸入することを防止できるようにシール性を備えるとともに、点検等のために容易に開閉できるように設計されている。
【０００４】
しかし、従来はこのような開口部や蓋の剛性について、あまり配慮されることがなかった。金属管支柱の開口部は強度上のウイークポイントとなり易く、風や地震、それに交通振動等によって金属管に曲げ荷重やねじり荷重が繰り返し作用して、振動荷重を受け、開口部に応力集中が起こりやすい。したがって、開口部が破壊起点となって、ポールの折損につながりかねないという問題点があった。
【０００５】
特許文献１では、このような金属管からなる金属管支柱の開口部の剛性の低さに起因する、金属管支柱の側壁に形成される開口部の変形を防止する手段として、次の(1)〜(3)の３つが提案されている。
【０００６】
(1)矩形状の開口部の外周の対角位置に筋交い部材２個を取り付けて、開口部の変形を防止する。そして、開口部の外周の外面には枠体が隅肉溶接され、この枠体に蓋がボルトによって固定される。
【０００７】
(2)矩形状の開口部の外周の外面に、枠体を隅肉溶接し、この枠体の内周に蓋を兼ねる補強板を嵌め込んで、ボルトにより補強板を枠体に固定して、開口部の変形を防止する。
【０００８】
(3)矩形状の開口部の外周の外面に、開口部全体を覆うように、蓋を兼ねる補強板を取り付け、ボルトにより補強板を開口部の外周の外面に固定して、開口部の変形を防止する。
【０００９】
また、非特許文献１には、同様に、金属管支柱の開口部の補強構造として、次の(4)が記載されている。
【００１０】
(4)矩形状の開口部の隅角部にＲ（丸み）を持たせ、その開口部の外周の外面に、断面コの字形の枠体を隅肉溶接し、この枠体の外側に蓋を取り付け、ボルト２個により蓋を枠体に固定して、開口部の変形を防止する。
【００１１】
しかしながら、これらの開口部の補強構造では不十分である。以下に、図面を用いて、説明する。
【００１２】
(1)筋交い部材による補強：
図１０は、筋交い部材による補強を示す従来例の正面図であり、金属管１の開口部２の外周の対角位置に孔３を４個あけ、ここに２個の筋交い部材４が対角線上に取り付けられる。さらに、開口部の外周の金属管外面に枠体５が隅肉溶接されている。この枠体５には蓋取り付け金具６によって、蓋（図示せず）が取り付けられる。この場合は、金属管がねじり荷重を受けたときに開口部の変形を筋交い部材が抑制するものの、開口部が矩形状であるため、繰り返しの振動荷重を受けたときには、その矩形状の開口部２の隅角部７に応力集中が起こりやすい。
【００１３】
(2)蓋を兼ねる補強板による枠体を介しての補強：
図１１は、蓋を兼ねる補強板による枠体を介しての補強を示す従来例の斜視図であり、金属管１の開口部の外周の金属管外面に、枠体５が隅肉溶接され、この枠体の内周に蓋を兼ねる、周壁１０を有する補強板８が嵌め込まれ、８個のボルト９により補強板８がその周壁１において枠体に固定される。この場合には、金属管がねじり荷重を受けたときに開口部の変形を補強板が抑制するが、枠体と補強板の剛性が問題となる。また、繰り返しの振動荷重を受けたときには、開口部及び枠体が矩形状であるため、開口部と枠体の隅角部の両方に、応力集中が起こりやすい。
【００１４】
(3)蓋を兼ねる補強板による補強：
図１２は、蓋を兼ねる補強板による補強を示す従来例の斜視図であり、金属管１の開口部の外周の金属管外面に、開口部全体を覆うように、蓋を兼ねる補強板８が取り付けられ、６個のボルト９により補強板が開口部の外面に固定される。この場合にも、金属管がねじり荷重を受けたときに開口部の変形を補強板が抑制するが、補強板の剛性が問題となる。また、繰り返しの振動荷重を受けたときには、開口部の隅角部に応力集中が起こりやすい。
【００１５】
(4)枠体による補強：
図１３(a)は、枠体による開口部の補強を示す従来例の正面図であり、図１３(b)は、図１３(a)の開口部２のＤ−Ｄ面における断面図である。金属管１の矩形状の開口部２の隅角部７にＲ４０の丸みを持たせ、その開口部の外周の外面に断面コの字形の枠体５を隅肉溶接したものである。この枠体は、ボルト穴１２を有し、枠体の外側に蓋（図示せず）が取り付けられ、ボルト９により蓋を枠体に固定される。この場合には、金属管がねじり荷重を受けたときに開口部の変形を枠体が抑制するが、枠体が隅角をなす支柱側近辺１３に応力集中が起こりやすい。また、金属管の矩形状の開口部の隅角部７にＲ４０が形成されているものの、応力集中を防ぐには不十分であり、この開口部の隅角部にも応力集中が起こりやすい。さらに、金属管と枠体は隅肉溶接されているために、その溶接止端部に応力集中が発生する。したがって、繰り返しの振動荷重を受けたときには、枠体が隅角をなす支柱側近辺１３、金属管の矩形状の開口部の隅角部７及び枠体と金属管の隅肉溶接部１１において、疲労破壊が発生する可能性がある。
【００１６】
【特許文献１】
特開２００２−２７５８４１号公報
【非特許文献１】
「道路・トンネル照明器材仕様書」p.2-10、平成13年4月発行、社団法人建設電気技術協会
【発明が解決しようとする課題】
【００１７】
前述の従来例の金属管支柱の開口部の補強構造は、いずれも、金属管支柱にかかる静的曲げ荷重やねじり荷重には耐えうるが、繰り返しの振動荷重を受けるときには不十分である。なぜならば、道路照明用ポール、交通信号用ポール、電光式道路標識用ポールなどとして用いられる金属管支柱は、単純片持ち梁の形態をなしていて、屋外に設置されるため、全方向からの繰り返しの風荷重を受けるし、地震や交通振動により振動荷重を受けるからである。従来例の金属管支柱の開口部の補強構造は、曲げ剛性が均一でないため、開口部あるいは枠体の隅角部で応力集中が起こり、疲労破壊が発生する恐れがある。
【００１８】
さらに、前述の従来例の補強構造は、枠体や蓋あるいは取り付けボルトが金属管支柱の外面に突出しているため、金属管支柱の近傍を通る歩行者の障害となる恐れがある。
【００１９】
本発明は上記した従来の問題点を解決して、金属管支柱の開口部に繰り返しの振動荷重がかかっても応力集中の起こりにくい、金属管支柱の開口部の補強構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００２０】
本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造は、円形又は長円形の開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって枠状の補強部材が突き合わせ溶接によって接合されるとともに、蓋が枠状の補強部材の内周に嵌め込んであることを特徴とする。
【００２１】
本発明に係る金属管支柱に用いられる金属管としては、特に制約はないが、鋼管、ステンレス鋼管、アルミニウム管などが好ましい。
【００２２】
そして、金属管支柱に用いる金属管の断面形状には、特に制約はなく、円形、四角形、六角形、八角形など、種々の形状の金属管を用いることができる。円形状の金属管が、作業性の点から、好ましい。
【００２３】
本発明にかかる枠状の補強部材は、開口部の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合するので、他の箇所に補強部材を設置するよりも効果的に剛性を上げることができるとともに、方向による剛性の差を少なくすることができる。また、補強部材の枠の厚みを調整することによって、金属管支柱の切り欠き部分と実肉部分の剛性の差を少なくすることができるので、この点からも、方向による剛性と強度の差を少なくすることができる。
【００２４】
この補強構造においては、補強部材が金属管支柱から突出して歩行者のじゃまにならないようにするために、補強部材は外面において曲面形状を有することが好ましい。
【００２５】
また、この補強構造は、点検時を除いて、通常は補強部材に蓋が取り付けてある状態で使用されるものであるが、蓋が金属管支柱から突出して歩行者の障害にならないようにするために、蓋が枠状の補強部材の内周に嵌め込んである。なお、補強部材と蓋の間から雨水が浸入しないように、補強部材の外面にパッキングを介して蓋を取り付けることが好ましい。
【発明の実施の形態】
【００２６】
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
【００２７】
図１は参考図であって、枠状の補強部材が円形の開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合される一例である。ここで、図１(a)は、金属管支柱の側壁に形成される開口部の正面図であり、図１(b)は、図１の開口部２のＡ−Ａ断面図である。ここでは、開口部２が円形であって、その開口部の切り欠き端面２１には、切り欠き端面の内周に全周にわたって、枠状の補強部材２２が突き合わせ溶接によって接合されている。
【００２８】
図２は参考図であって、枠状の補強部材が長円形の開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合される一例を示す正面図である。ここでは、開口部２が長円形であって、その開口部の切り欠き端面２１には、切り欠き端面の内周に全周にわたって、長円形の枠状の補強部材２２が突き合わせ溶接によって接合されている。
【００２９】
図３〜図６は参考図であって、金属管支柱の側壁に形成される開口部の水平断面図の模式図である。図３は金属管支柱となる金属管の断面形状が円形のもの、図４は金属管支柱となる金属管の断面形状が八角形のもの、図５は金属管支柱となる金属管の断面形状が六角形のもの、そして、図６は金属管支柱となる金属管の断面形状が四角形のものの例示である。いずれも、開口部の切り欠き端面２１には、切り欠き端面の内周に全周にわたって、枠状の補強部材２２が突き合わせ溶接によって接合されている。
【００３０】
図７は、本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造の一例である。ここで、図７(a)は、円形断面の金属管からなる金属管支柱に開口部を形成し、その開口部の切り欠き端面２１の内周に全周にわたって、枠状の補強部材２２を突き合わせ溶接によって接合した後に、さらに蓋２３を枠状の補強部材の内周に嵌め込んだものの断面図である。そして、図７(b)は、図７(a)のＢ部の拡大断面図である。ここでは、枠状の補強部材の外面２４において曲面形状となっている。なお、枠状の補強部材の材料としては、金属管の材料と同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
【００３１】
枠状の補強部材は、開口部の切欠き端面の内周に全周にわたって設置した後に、金属管支柱の開口部と突き合わせ溶接する。突き合わせ溶接部では金属管支柱の開口部と補強部材の一体化が図られるからである。したがって、枠状の補強部材は、金属管支柱との開口部において切欠き端面との溶接性に優れた鋼材を用いることが好ましい。なお、本発明の枠状の補強部材は、開口部の切欠き端面の内周に全周にわたって設置されているので、突き合わせ溶接が可能である。突き合わせ溶接によって枠状の補強部材が開口部の切欠き端面の内周に全周にわたって溶接された場合には、従来の補強部材の溶接に用いられていた隅肉溶接とは異なり、一体化溶接が可能となるので、その開口部の枠状の補強構造は、変形の発生を十分に防止できる。
【００３２】
図８は、本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造の他の例である。ここで、図８(a)は、円形断面の金属管１からなる金属管支柱に開口部２を形成し、その開口部の切り欠き端面２１に枠状の補強部材２２を突き合わせ溶接によって接合したものの正面図であり、図８(b)はその側面図である。枠状の補強部材には蓋（図示せず）を取り付けるためのボルト穴２５が設けてある。
【００３３】
図９は、本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造の他の例である。ここで、図９は、円形断面の金属管１からなる金属管支柱に開口部を形成し、その開口部の切り欠き端面２１に枠状の補強部材２２を突き合わせ溶接によって接合した上に、さらにパッキング２６を介して蓋２３を枠状の補強部材の内周に嵌め込んだものの水平断面図である。パッキングは、蓋２３と補強部材２２の間から、雨水が浸入するのを防止するために設けられている。
【００３４】
なお、蓋は、補強部材にボルトにより固定してあるので、電気設備等のメンテナンスの際には容易に取り外すことができる。
【発明の効果】
【００３５】
本発明の金属管支柱の開口部の補強構造によれば、屋外ポールに設けられる開口部に繰り返しの振動荷重がかかっても、応力集中が起こりにくいので、開口部を破壊起点とする破損事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
【図１】参考図であって、枠状の補強部材が円形の開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合される一例である。ここで、図１(a)は、金属管支柱の側壁に形成される開口部の正面図であり、開口部が円形の例を示す。図１(b)は、図１の開口部２のＡ−Ａ断面図である。開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって枠状の補強部材が突き合わせ溶接によって接合されている。
【図２】参考図であって、枠状の補強部材が長円形の開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合される一例である。ここでは、金属管支柱の側壁に形成される開口部の正面図であり、開口部が長円形の例を示す。開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって枠状の補強部材が突き合わせ溶接によって接合されている。
【図３】参考図であって、金属管支柱の側壁に形成される開口部の水平断面図であり、金属管支柱となる金属管の断面形状が円形の例であって、開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合されている枠状の補強部材を模式的に示したものである。
【図４】参考図であって、金属管支柱の側壁に形成される開口部の水平断面図であり、金属管支柱となる金属管の断面形状が八角形の例であって、開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合されている枠状の補強部材を模式的に示したものである。
【図５】参考図であって、金属管支柱の側壁に形成される開口部の水平断面図であり、金属管支柱となる金属管の断面形状が六角形の例であって、開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合されている枠状の補強部材を模式的に示したものである。
【図６】参考図であって、金属管支柱の側壁に形成される開口部の水平断面図であり、金属管支柱となる金属管の形状が四角形の例であって、開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって突き合わせ溶接によって接合されている枠状の補強部材を模式的に示したものである。
【図７】本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造の一例である。ここで、図７(a)は、円形断面の金属管からなる金属管支柱に開口部を形成し、その開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって枠状の補強部材を突き合わせ溶接によって接合した上に、さらに蓋を取り付けたものの断面図である。図７(b)は、図７(a)のＢ部の拡大断面図である。
【図８】本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造の他の例である。ここで、図８(a)は、円形断面の金属管からなる金属管支柱に開口部を形成し、その開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって補強部材を突き合わせ溶接によって接合したものの正面図であり、図８(b)はその側面図である。
【図９】本発明にかかる金属管支柱の開口部の補強構造の他の例である。ここで、円形断面の金属管からなる金属管支柱に開口部を形成し、その開口部の切り欠き端面の内周に全周にわたって補強部材を突き合わせ溶接によって接合した上に、さらにパッキングを介して蓋を取り付けてなるものの断面図である。
【図１０】筋交い部材による補強を示す従来例の正面図である。
【図１１】蓋を兼ねる補強板による枠体を介しての補強を示す従来例の斜視図である。
【図１２】蓋を兼ねる補強板による補強を示す従来例の斜視図の正面図である。
【図１３】図１３(a)は、枠体による開口部の補強を示す従来例の正面図であり、図１３(b)は、図１３(a)の開口部２のＤ−Ｄ面における断面図である。
【符号の説明】
【００３７】
１金属管
２開口部
３孔
４筋交い部材
５枠体
６蓋取り付け金具
７隅角部
８蓋を兼ねる補強板
９ボルト
１０周壁
１１隅肉溶接部
１２ボルト穴
１３枠体が隅角をなす支柱側近辺
２１開口部の切り欠き端面
２２補強部材
２３蓋
２４補強部材の外面
２５ボルト穴
２６パッキング
２７突き合わせ溶接部BACKGROUND OF THE INVENTION
[0001]
The present invention relates to a reinforcing structure for an opening portion of a metal tube strut formed on a side wall of a metal tube strut made of a metal tube, which is used for a road lighting pole, a traffic signal pole, an electric road sign pole, and the like.
[Prior art]
[0002]
It is necessary to attach electrical equipment such as a switchboard or a control panel in the vicinity of the base portion of the metal pipe column made of the metal pipe used for the pole as described above. When these are housed inside the metal tube strut, an opening is formed on the side wall of the metal tube strut.
[0003]
After the electric device is inserted into the metal tube from the opening, the opening is covered with a lid. The lid is designed to have a sealing property so that rainwater can be prevented from entering the inside of the metal tube from the opening, and can be easily opened and closed for inspection or the like.
[0004]
However, conventionally, there has been little consideration on the rigidity of such openings and lids. The opening of the metal tube column tends to be a weak point in strength, and bending stress and torsional load are repeatedly applied to the metal tube due to wind, earthquake, traffic vibration, etc., receiving vibration load and stress concentration occurs in the opening. Cheap. Therefore, there is a problem that the opening may become a starting point of breakage and lead to breakage of the pole.
[0005]
In Patent Document 1, as a means for preventing the deformation of the opening formed on the side wall of the metal tube column due to the low rigidity of the opening of the metal tube column made of such a metal tube, the following (1 Three of (3) to (3) have been proposed.
[0006]
(1) Two bracing members are attached to diagonal positions on the outer periphery of the rectangular opening to prevent the opening from being deformed. The frame body is fillet welded to the outer surface of the outer periphery of the opening, and the lid is fixed to the frame body with bolts.
[0007]
(2) The frame body is fillet welded to the outer surface of the outer periphery of the rectangular opening, and a reinforcing plate that also serves as a lid is fitted into the inner periphery of the frame body, and the reinforcing plate is fixed to the frame body with bolts. , Preventing deformation of the opening.
[0008]
(3) On the outer surface of the outer periphery of the rectangular opening, attach a reinforcing plate that also serves as a lid so as to cover the entire opening, and fix the reinforcing plate to the outer surface of the outer periphery of the opening with bolts to deform the opening To prevent.
[0009]
Similarly, Non-Patent Document 1 describes the following (4) as a reinforcing structure for the opening of the metal tube support column.
[0010]
(4) R (roundness) is given to the corner of the rectangular opening, and a U-shaped frame is welded to the outer surface of the outer periphery of the opening, and a lid is placed outside the frame. And the lid is fixed to the frame with two bolts to prevent deformation of the opening.
[0011]
However, the reinforcing structure of these openings is not sufficient. This will be described below with reference to the drawings.
[0012]
(1) Reinforcement with bracing members:
FIG. 10 is a front view of a conventional example showing reinforcement by a bracing member, in which four holes 3 are formed at diagonal positions on the outer periphery of the opening 2 of the metal tube 1, and the two bracing members 4 are on the diagonal line. Attached to. Furthermore, the frame body 5 is fillet welded to the outer surface of the metal tube on the outer periphery of the opening. A lid (not shown) is attached to the frame body 5 by a lid fitting 6. In this case, the bracing member suppresses the deformation of the opening when the metal tube receives a torsional load, but the opening is rectangular, so when receiving a repeated vibration load, the rectangular opening Stress concentration easily occurs at the corner portions 7 of the two.
[0013]
(2) Reinforcement via a frame with a reinforcing plate that also serves as a lid:
FIG. 11 is a perspective view of a conventional example showing reinforcement through a frame body using a reinforcing plate that also serves as a lid. The frame body 5 is fillet welded to the outer surface of the metal tube on the outer periphery of the opening of the metal tube 1. A reinforcing plate 8 having a peripheral wall 10 that also serves as a lid is fitted into the inner periphery of the frame body, and the reinforcing plate 8 is fixed to the frame body on the peripheral wall 1 by eight bolts 9. In this case, the reinforcing plate suppresses the deformation of the opening when the metal tube receives a torsional load, but the rigidity of the frame and the reinforcing plate becomes a problem. Further, when the vibration load is repeatedly applied, the opening and the frame are rectangular, and stress concentration tends to occur in both the opening and the corner of the frame.
[0014]
(3) Reinforcement with a reinforcing plate that also serves as a lid:
FIG. 12 is a perspective view of a conventional example showing reinforcement by a reinforcing plate that also serves as a lid. A reinforcing plate 8 that also serves as a lid is provided on the outer surface of the metal tube on the outer periphery of the opening of the metal tube 1 so as to cover the entire opening. The reinforcing plate is fixed to the outer surface of the opening by six bolts 9. Also in this case, the reinforcing plate suppresses the deformation of the opening when the metal tube receives a torsional load, but the rigidity of the reinforcing plate becomes a problem. Further, when subjected to repeated vibration loads, stress concentration tends to occur at the corners of the opening.
[0015]
(4) Reinforcement by frame:
FIG. 13A is a front view of a conventional example showing reinforcement of an opening by a frame, and FIG. 13B is a cross-sectional view of the opening 2 in FIG. 13A on the DD plane. . The corner 7 of the rectangular opening 2 of the metal tube 1 is rounded by R40, and a U-shaped frame 5 is fillet welded to the outer surface of the outer periphery of the opening. This frame has bolt holes 12, a lid (not shown) is attached to the outside of the frame, and the lid is fixed to the frame by bolts 9. In this case, the frame suppresses the deformation of the opening when the metal tube receives a torsional load, but stress concentration tends to occur in the column side vicinity 13 where the frame forms a corner. Further, although R40 is formed at the corner 7 of the rectangular opening of the metal tube, it is insufficient to prevent stress concentration, and stress concentration tends to occur at the corner of the opening. Furthermore, since the metal pipe and the frame are welded to the fillet, stress concentration occurs at the weld toe. Therefore, when receiving a repeated vibration load, in the column side vicinity 13 where the frame body forms a corner, the corner portion 7 of the rectangular opening of the metal tube, and the fillet welded portion 11 of the frame body and the metal tube, Fatigue failure can occur.
[0016]
[Patent Document 1]
JP 2002-275841 A [Non-Patent Document 1]
“Road / Tunnel Lighting Equipment Specifications” p.2-10, issued in April 2001, Construction Electrical Engineering Association [Problems to be solved by the invention]
[0017]
Any of the above-described reinforcing structures for the opening of the metal tube strut can withstand a static bending load and a torsional load applied to the metal tube strut, but is insufficient when subjected to repeated vibration loads. Because metal pipe columns used as road lighting poles, traffic signal poles, lightning-type road sign poles, etc. are in the form of simple cantilevers and are installed outdoors, This is because it receives repeated wind loads and vibration loads due to earthquakes and traffic vibrations. Since the reinforcement structure of the opening portion of the metal tube strut of the conventional example is not uniform in bending rigidity, stress concentration occurs in the opening portion or the corner portion of the frame body, and there is a possibility that fatigue failure may occur.
[0018]
Furthermore, in the above-described conventional reinforcing structure, since the frame body, the lid, or the mounting bolt protrudes from the outer surface of the metal tube strut, there is a possibility that it may become an obstacle for pedestrians passing near the metal tube strut.
[0019]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-described conventional problems and to provide a reinforcing structure for an opening of a metal tube strut that is less likely to cause stress concentration even when repeated vibration loads are applied to the opening of the metal tube strut. And
[Means for Solving the Problems]
[0020]
The reinforcing structure of the opening portion of the metal tube strut according to the present invention is such that a frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of the cut-out end surface of the circular or oval opening portion by butt welding and the lid is framed. It is characterized by being fitted in the inner periphery of the shaped reinforcing member .
[0021]
Although there is no restriction | limiting in particular as a metal pipe used for the metal pipe support | pillar which concerns on this invention, A steel pipe, a stainless steel pipe, an aluminum pipe etc. are preferable.
[0022]
The cross-sectional shape of the metal tube used for the metal tube support is not particularly limited, and various shapes of metal tubes such as a circle, a rectangle, a hexagon, and an octagon can be used. A circular metal tube is preferable from the viewpoint of workability.
[0023]
Since the frame-shaped reinforcing member according to the present invention is joined to the inner periphery of the opening by butt welding over the entire periphery, the rigidity can be increased more effectively than installing the reinforcing member at other locations, and the direction The difference in rigidity due to can be reduced. In addition, by adjusting the thickness of the frame of the reinforcing member, the difference in rigidity between the notch portion and the actual meat portion of the metal tube strut can be reduced. From this point also, the difference in rigidity and strength depending on the direction can be reduced. Can be reduced.
[0024]
In this reinforcing structure, it is preferable that the reinforcing member has a curved shape on the outer surface so that the reinforcing member protrudes from the metal pipe column and does not disturb the pedestrian.
[0025]
In addition, this reinforcement structure is normally used with the lid attached to the reinforcement member except during inspection, but the lid does not protrude from the metal tube strut so as not to obstruct the pedestrian. Therefore, the lid is fitted into the inner periphery of the frame-shaped reinforcing member. The lid is preferably attached to the outer surface of the reinforcing member via a packing so that rainwater does not enter between the reinforcing member and the lid.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0026]
Preferred embodiments of the present invention are shown below.
[0027]
FIG. 1 is a reference diagram, and shows an example in which a frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of a cut-out end surface of a circular opening by butt welding over the entire periphery. Here, FIG. 1A is a front view of the opening formed in the side wall of the metal tube column, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line AA of the opening 2 in FIG. Here, the opening 2 is circular, and a frame-shaped reinforcing member 22 is joined to the notch end face 21 of the opening over the entire circumference of the notch end face by butt welding.
[0028]
FIG. 2 is a reference view, and is a front view showing an example in which a frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of the cut-out end face of the oval opening by butt welding over the entire periphery . Here, the opening 2 has an oval shape, and an oval frame-shaped reinforcing member 22 is joined to the notch end surface 21 of the opening over the entire inner periphery of the notch end surface by butt welding. ing.
[0029]
3 to 6 are reference views, and are schematic views of horizontal sectional views of openings formed in the side walls of the metal tube support column. 3 is a cross-sectional shape of a metal tube as a metal tube column, FIG. 4 is an octagonal cross-section of a metal tube as a metal tube column, and FIG. 5 is a cross-sectional shape of a metal tube as a metal tube column. Is an example of a hexagonal shape, and FIG. 6 shows an example in which the cross-sectional shape of a metal tube serving as a metal tube column is square. In any case, a frame-shaped reinforcing member 22 is joined to the notch end surface 21 of the opening part by butt welding over the entire inner periphery of the notch end surface.
[0030]
FIG. 7 is an example of the reinforcing structure of the opening of the metal tube strut according to the present invention. Here, in FIG. 7A, an opening is formed in a metal tube column made of a metal tube having a circular cross section, and a frame-shaped reinforcing member 22 is formed over the entire circumference of the notch end surface 21 of the opening. It is sectional drawing of what inserted the lid | cover 23 in the inner periphery of the frame-shaped reinforcement member after joining by butt welding. FIG. 7B is an enlarged cross-sectional view of a portion B in FIG. Here, the outer surface 24 of the frame-shaped reinforcing member has a curved surface shape. Note that the material of the frame-shaped reinforcing member may be the same as or different from the material of the metal tube.
[0031]
The frame-shaped reinforcing member is installed over the entire inner periphery of the notch end face of the opening, and then butt-welded with the opening of the metal pipe column . The butt welds because is achieved the integration of the opening and the reinforcing member of the metal tube posts. Accordingly, frame-like reinforcing member, it is preferable to use a steel material superior in weldability with notch end surface at the opening of the metal tube posts. In addition, since the frame-shaped reinforcement member of this invention is installed over the perimeter of the notch end surface of an opening part, butt welding is possible. When the frame-shaped reinforcing member is welded to the inner periphery of the notched end face of the opening by butt welding, unlike the fillet welding used for conventional reinforcing member welding, integrated welding Therefore, the frame-shaped reinforcing structure of the opening can sufficiently prevent the occurrence of deformation.
[0032]
FIG. 8 is another example of the reinforcing structure of the opening of the metal tube strut according to the present invention. Here, in FIG. 8 (a), an opening 2 is formed in a metal tube column made of a metal tube 1 having a circular cross section, and a frame-shaped reinforcing member 22 is joined to the cut-out end face 21 of the opening by butt welding. It is a front view of a thing, FIG.8 (b) is the side view. The frame-shaped reinforcing member is provided with a bolt hole 25 for attaching a lid (not shown).
[0033]
FIG. 9 is another example of the reinforcing structure of the opening of the metal tube strut according to the present invention. Here, FIG. 9 shows an example in which an opening is formed in a metal tube column made of a metal tube 1 having a circular cross section, and a frame-shaped reinforcing member 22 is joined to the cut-out end surface 21 of the opening by butt welding. FIG. 6 is a horizontal sectional view of the lid 23 fitted into the inner periphery of the frame-shaped reinforcing member via the packing 26. The packing is provided to prevent rainwater from entering between the lid 23 and the reinforcing member 22.
[0034]
Since the lid is fixed to the reinforcing member with a bolt, it can be easily removed at the time of maintenance of electrical equipment or the like.
【The invention's effect】
[0035]
According to the reinforcing structure of the opening portion of the metal pipe column of the present invention, stress concentration does not easily occur even when repeated vibration load is applied to the opening portion provided on the outdoor pole. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
[0036]
FIG. 1 is a reference diagram showing an example in which a frame-shaped reinforcing member is joined to the inner circumference of a cut-out end face of a circular opening by butt welding over the entire circumference. Here, Fig.1 (a) is a front view of the opening part formed in the side wall of a metal pipe support | pillar, and shows an example with a circular opening part. FIG.1 (b) is AA sectional drawing of the opening part 2 of FIG. A frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of the notch end face of the opening over the entire periphery by butt welding.
FIG. 2 is a reference diagram showing an example in which a frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of a notch end surface of an oval opening by butt welding over the entire periphery. Here, it is a front view of the opening part formed in the side wall of a metal pipe support | pillar, and an opening part shows the example of an oval shape. A frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of the notch end face of the opening over the entire periphery by butt welding.
FIG. 3 is a reference view, which is a horizontal cross-sectional view of an opening formed in a side wall of a metal tube column, and is an example in which the cross-sectional shape of the metal tube that becomes the metal tube column is circular, and the opening is cut; The frame-shaped reinforcement member joined by butt welding to the inner periphery of a notch end surface over the perimeter is shown typically.
FIG. 4 is a reference diagram, which is a horizontal sectional view of an opening formed in a side wall of a metal tube column, and is an example in which the cross-sectional shape of a metal tube to be a metal tube column is an octagon, The frame-shaped reinforcement member joined by butt welding over the inner periphery of the notch end surface over the whole periphery is shown typically.
FIG. 5 is a reference view, which is a horizontal sectional view of an opening formed on a side wall of a metal tube strut, and is an example in which the cross-sectional shape of a metal tube to be a metal tube strut is a hexagon; The frame-shaped reinforcement member joined by butt welding over the inner periphery of the notch end surface over the whole periphery is shown typically.
FIG. 6 is a reference view, and is a horizontal sectional view of an opening formed on the side wall of the metal tube support column, in which the shape of the metal tube to be the metal tube support column is an example of a quadrangle, and the opening cut-out The frame-shaped reinforcement member joined to the inner periphery of an end surface by butt welding over the perimeter is shown typically.
FIG. 7 is an example of a reinforcing structure for an opening of a metal tube strut according to the present invention. Here, in FIG. 7A, an opening is formed in a metal tube column made of a metal tube having a circular cross section, and a frame-shaped reinforcing member is butt welded to the inner periphery of the notched end surface of the opening. It is sectional drawing of what attached the lid | cover further after joining. FIG.7 (b) is an expanded sectional view of the B section of Fig.7 (a).
FIG. 8 is another example of the reinforcing structure of the opening of the metal tube strut according to the present invention. Here, FIG. 8 (a) shows an example in which an opening is formed in a metal tube column made of a metal tube having a circular cross section, and a reinforcing member is joined to the inner periphery of the notched end face of the opening by butt welding over the entire circumference. It is a front view and FIG.8 (b) is the side view.
FIG. 9 is another example of the reinforcing structure of the opening of the metal tube strut according to the present invention. Here, an opening is formed in a metal tube column made of a metal tube having a circular cross section, and a reinforcing member is joined to the inner periphery of the notch end surface of the opening over the entire circumference by butt welding, and further through a packing. It is sectional drawing of what attaches a lid | cover.
FIG. 10 is a front view of a conventional example showing reinforcement by a bracing member.
FIG. 11 is a perspective view of a conventional example showing reinforcement through a frame body using a reinforcing plate that also serves as a lid.
FIG. 12 is a front view of a perspective view of a conventional example showing reinforcement by a reinforcing plate that also serves as a lid.
FIG. 13 (a) is a front view of a conventional example showing reinforcement of an opening by a frame, and FIG. 13 (b) is a cross-sectional view taken along the DD plane of the opening 2 of FIG. 13 (a). It is sectional drawing.
[Explanation of symbols]
[0037]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Metal pipe 2 Opening part 3 Hole 4 Bracing member 5 Frame body 6 Lid attaching bracket 7 Corner part 8 Reinforcing board which serves as a lid 9 Bolt 10 Peripheral wall 11 Fillet weld part 12 Bolt hole 13 The column side in which a frame makes a corner Near 21 Opening end notch 22 Reinforcing member 23 Lid 24 Reinforcing member outer surface 25 Bolt hole 26 Packing 27 Butt weld

Claims

The reinforcing structure of the opening formed on the side wall of the metal tube strut, and a frame-shaped reinforcing member is joined to the inner periphery of the cut-out end face of the circular or oval opening by butt welding , A structure for reinforcing an opening of a metal tube strut, wherein a lid is fitted into an inner periphery of a frame-shaped reinforcing member .

The reinforcing structure of the opening portion of the metal pipe column according to claim 1, wherein the reinforcing member has a curved surface shape on an outer surface.

The reinforcing structure of the opening portion of the metal tube strut according to claim 1 or 2 , wherein the lid is attached to the outer surface of the reinforcing member via a packing.