JP4051708B2 - バッテリー異常検出装置 - Google Patents

バッテリー異常検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4051708B2
JP4051708B2 JP2005075756A JP2005075756A JP4051708B2 JP 4051708 B2 JP4051708 B2 JP 4051708B2 JP 2005075756 A JP2005075756 A JP 2005075756A JP 2005075756 A JP2005075756 A JP 2005075756A JP 4051708 B2 JP4051708 B2 JP 4051708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
voltage
abnormality
power supply
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005075756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006262606A (ja
Inventor
勝司 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Lambda Corp
Original Assignee
TDK Lambda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Lambda Corp filed Critical TDK Lambda Corp
Priority to JP2005075756A priority Critical patent/JP4051708B2/ja
Publication of JP2006262606A publication Critical patent/JP2006262606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4051708B2 publication Critical patent/JP4051708B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

例えばリチウムイオン電池などの充放電可能なバッテリー(二次電池)の異常を検出するための二次電池の異常検出装置に関する。
例えばパソコンなどのコンピュータは、停電などの原因により入力電源が遮断されると内部に保存されているデータが破壊,消去される虞があり、このような入力電源遮断時にシステムを安全にシャットダウンするための電力を供給する装置としてUPS(無停電電源装置)がある。このUPSはコンピュータ以外の通信装置や医療機器など瞬間的若しくは短時間の停止において重大な問題となる電子機器に多く使用され、停電時負荷に電力を供給し続けるバックアップ電源として幅広い分野で使用されている。一般に、UPSは、主電源としての商用交流電源からの入力電圧が正常に発生している場合に、電源本体の主電源部から負荷に所要の直流または交流電圧を供給し、かつこの主電源部を介してバッテリーを充電する一方で、前記入力電圧が著しく低下若しくは停電すると、バックアップ電源としてのバッテリーが放電して、主電源部から負荷に引き続き電力を供給するようになっている。ここで使用するバッテリーは、安価で充放電管理が簡単な鉛蓄電池や、小形で高性能なリチウムイオン電池などが使用されている。
しかし、商用電源が停電になり、いざバッテリーを使おうとしたときに、当該バッテリーユニットが故障していると、バックアップ電源としての本来の役割を果たすことができない。そこで、UPSに搭載されているバッテリーユニットが故障していないかどうかを常に監視しておく必要がある。UPSからの信号処理方法は、通信信号方式と接点信号方式とで大きく分かれるが、UPS本体と外部機器とのインターフェースのうちバッテリー不足電圧信号BATT_Low機能は共通している。
図4はUPS本体1の外部機器との入出力を示す概要図である。UPS本体1には、商用交流電源2からの交流入力電力AC_INと、バックアップ電源としてのバッテリーユニット3からのバッテリー電力BATとが入力される。バッテリーユニット3は、図中では外部機器として図示してあるが、通常UPS本体1の外郭部材となるケーシング内に収容される。ここで示されているUPS本体1はDC出力のものである。UPS本体1は、商用交流電源2からの交流入力電力AC_INが正常に供給されている場合は、図示しない負荷に所要の直流出力電力DC_OUTを供給し、同時に、バッテリーユニット3を充電する一方で、交流入力電力AC_INが著しく低下若しくは停電すると、バッテリーユニット3が放電してバッテリー電力BATがUPS本体1に供給され、前記負荷に引き続き直流出力電力DC_OUTを供給する。UPS本体1から出力されるアラーム信号としては、交流入力電力AC_INが著しく低下若しくは停電した場合に出力されるAC給電信号AC_FAILと、後述するバッテリー不足電圧信号BATT_Lowとがあり、これらのアラーム信号をUPS管理ソフト15を搭載した例えばパソコンなどの外部機器へ出力することで、UPS本体1をUPS管理ソフト15により管理することが可能となる。UPS管理ソフト15は、AC給電信号AC_FAILとバッテリー不足電圧信号BATT_Lowを監視して異常を判断したり、UPS本体1にシャットダウン信号shut_downを送出することでUPS本体1を停止することができる。
ここで、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowについて詳述する。バッテリー不足電圧信号BATT_Lowは、バッテリー5の電圧低下時にUPS本体1から出力されるアラーム信号であるが、前述のように、バッテリー不足電圧信号の方式には通信信号方式と接点信号方式がある。
通信信号方式では、UPS本体1に搭載したマイクロコンピュータ(以下、マイコン)でバッテリーユニット3の状態を監視し、シリアル通信やインターネット通信などによりバッテリー不足電圧信号BATT_Lowおよびバッテリーユニット状態をUPS管理ソフト15へ送出している。バッテリー5は劣化してくると、容量が低下してくるので、負荷を繋いで放電させると、正常なものに比較して、電圧の低下が速いことが知られている。例えば特許文献1では、二次電池としての蓄電池が満充電に達すると、当該蓄電池への充電を終了して蓄電池を開放し、そこから一定の待機時間が経過した時点で、この蓄電池の開放電圧や、場合によっては周辺の温度を加味して、蓄電池の容量を算出するようにした二次電池の劣化診断装置が開示されている。このように、通信信号方式においては、バッテリーユニット状態を判断することができる。
一方、接点信号方式ではマイコンによるバッテリーユニット状態の判断は行っておらず、バッテリーユニット3から供給されるバッテリー電力BATの電圧低下を検出してバッテリー不足電圧信号BATT_Lowを送出する。図5は、接点信号方式におけるバッテリー不足電圧信号BATT_Lowの出力回路を示した回路図である。バッテリーユニット3は、例えばリチウムイオン電池などのバッテリー5と、例えばMOSFETなどの保護スイッチ6と、バッテリー5の例えば過充電,過電圧,過電流,過熱などを検出し保護スイッチ6をオン・オフさせる保護回路7とからなる。保護スイッチ6と保護回路7は、バッテリー5を過充電等から保護するために設けられている。通常、例えばリチウムイオン電池などの二次電池には、このような保護回路が設けられており、特許文献2では、電圧検出回路により二次電池の両端間に異常電圧が検出されると、スイッチ素子がオフされ、二次電池の保護が図られている。UPS本体1側には主電源部8があり、保護スイッチ6を介してバッテリー5を充電又は放電する。また、UPS本体1側における主電源部8とバッテリーユニット3との接続ライン間には、抵抗11,12の直列回路からなる電圧検出手段10が接続されており、バッテリー5の両端間に発生するバッテリー電圧Vbが抵抗11,12により分圧されることにより、分圧電圧Vdがコンパレータ13の非反転端子へ入力される。一方コンパレータ13の反転入力端子には基準電源14から所定の基準電圧Vrefが入力されている。
コンパレータ13は、分圧電圧Vdが、閾値としての基準電圧Vrefより高ければHレベルを出力し、基準電圧Vref以下であればLレベルを出力する。すなわち、コンパレータ13は、バッテリー電圧Vbが低下して分圧電圧Vd≦基準電圧Vrefという検出条件が成立した時に、ローアクティブ(負論理)のバッテリー不足電圧信号BATT_Lowを出力する。最終的にバッテリー不足電圧信号BATT_Lowは、UPS管理ソフト15で監視され、バッテリーユニット3の異常が判断される。このように接点信号方式のUPS本体1では、マイコンを搭載していないためバッテリー5の状態を判断することができず、バッテリーユニット3から供給されるバッテリー電力BATに関する検出条件を満たすバッテリー電圧Vbの低下を、直接バッテリー5の不足電圧として判断することにより、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力されている。
特開平8−228441号公報 特開2004−103499号公報
しかし、接点信号方式のUPS本体1及びこれに接続されたUPS管理ソフト15においては、商用交流電源2から交流入力電力AC_INが正常に供給されているAC給電時に、バッテリーユニット3の異常を検出することができないという問題があった。
バッテリー5に過充電や過電圧などが発生すると、保護回路7が保護スイッチ6をオフさせるため、主電源部8とバッテリー5が切り離された状態となる。交流入力電力AC_INが正常に供給されているAC給電時では、バッテリー5の充電が行われることとなるが、バッテリー5に異常が発生し保護回路7が保護動作している場合でも、主電源部8により当該接続ライン間の電圧が高いレベルに保たれるため、電圧検出手段10ではバッテリー5に発生した異常を検出することができない。
バッテリー不足電圧信号BATT_Lowは、バックアップ中にバックアップエネルギーが残り少ないという警報である。そのため、AC給電時は、バッテリー5に対し、充電という正常な動作を行っているため、例えバッテリー5が不足電圧という状態でも、警報を送出しないようUPS管理ソフト15の信号マスク手段16でマスクしている。
図6は、UPS本体1及びUPS管理ソフト15のシーケンスを例示したものであるが、バッテリー電圧Vbの低下に応じてバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力されているが、AC給電信号AC_FAILとバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが共にLレベルとなる条件でしかバッテリー不足電圧と判定しないように動作させている。従って、バッテリーユニット3が故障している場合でも、AC給電時にはバッテリーユニット3の故障が検出されず、いざという時にバックアップ電源としての本来の役割を果たすことができない虞がある。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、バッテリーの状態監視機能を備えなくても、バッテリーの充電時におけるバッテリーの故障を検出することができるバッテリー異常検出装置を提供することを目的とする。
本発明における請求項1のバッテリー異常検出装置では、バッテリーを充電又は放電する主電源部と前記バッテリーとの間の接続ライン間に接続され、前記バッテリーの両端間に発生する電圧を分圧する電圧検出手段を備え、前記電圧検出手段により分圧した電圧が閾値以下になる検出条件の成立から、直接前記バッテリーの異常を判断するバッテリー異常検出装置において、前記バッテリーの充電時にこのバッテリーに異常が発生して、前記バッテリーに取り付けられた保護回路が当該バッテリーを保護するドライブ信号を出力すると、強制的に当該検出条件を成立させるために、前記電圧検出手段により分圧した電圧を閾値以下にする条件発生手段を設けている。
本発明は、バッテリーに取付けられた保護回路が、主電源からの給電時すなわちバッテリーの充電時においてもバッテリーの異常を検出できることに着目してなされたものであり、バッテリーの充電時にこのバッテリーに異常が発生して、バッテリーに取り付けられた保護回路が当該バッテリーを保護するドライブ信号を出力すると、条件発生手段が強制的に検出条件を成立させることにより、既存の検出部をそのまま利用して、バッテリーの異常検出範囲を主電源からの給電時すなわちバッテリーの充電時にまで拡張することができる。
本発明における請求項2のバッテリー異常検出装置では、前記検出条件が所定時間継続して成立した場合に前記バッテリーの異常と判断する異常判定手段を設けている。
このようにすると、バッテリーの異常検出条件の成立が例えば停電による放電などによる一時的なものなのか、条件発生手段による継続的なものなのかどうかを判別して異常を検出することができるため、主電源からの給電時すなわちバッテリーの充電時におけるバッテリーの異常検出を可能とした場合でも、バッテリー異常の誤検出を防止することができる。
本発明の請求項1によると、バッテリーの状態監視機能を備えなくても、主電源からの給電時すなわちバッテリーの充電時におけるバッテリーの異常を検出することができるバッテリー異常検出装置を提供することができる。
本発明の請求項2によると、バッテリーの異常検出範囲を主電源からの給電時すなわちバッテリーの充電時にまで拡張した場合でも、バッテリー異常の誤検出を防止することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明におけるバッテリー異常検出装置の好ましい実施例を説明する。なお、従来例と同一箇所には同一符号を付し、共通する部分の説明は重複するため極力省略する。
図1は、本実施例におけるバッテリー異常検出装置に相当するUPSのバッテリー不足電圧信号BATT_Lowの出力回路を示した回路図である。なお、場合によってはUPS管理ソフト15もバッテリー異常検出装置に含まれる。
本実施例では、UPS本体1側の構成は従来のものと同様である。すなわち、UPS本体1は、バッテリー5を充電又は放電する主電源部8と、主電源部8とバッテリーユニット3との接続ライン間に接続された、抵抗11,12の直列回路からなる電圧検出手段10と、電圧検出手段10の検出対象となる検出電圧Vaを抵抗11,12で分圧した分圧電圧Vdが非反転端子へ入力される一方、基準電源14から所定の基準電圧Vrefが反転入力端子に入力されるコンパレータ13とを備えている。コンパレータ13は、バッテリー電圧Vbが低下して分圧電圧Vd≦基準電圧Vrefという検出条件が満たされた時に、ローアクティブのバッテリー不足電圧信号BATT_Lowを出力する。もちろんコンパレータ13を逆極性に構成してもよい。最終的にバッテリー不足電圧信号BATT_Lowは、例えばパソコンなどの外部機器に搭載されたUPS管理ソフト15で監視され、バッテリーユニット3の異常が判断される。
UPS本体1に接続されたバッテリーユニット3の基本構成は従来と同様であり、例えばリチウムイオン電池などのバッテリー5と、例えばMOSFETなどの保護スイッチ6と、バッテリー5の例えば過充電,過電圧,過電流などを検出し保護スイッチ6をオン・オフさせる保護回路7とを備えている。本実施例におけるバッテリーユニット3は、これら基本構成の他に、条件発生手段としての定電圧ダミー回路20を備えており、バッテリー5及び電圧検出手段10と並列になるよう主電源部8とバッテリーユニット3との接続ライン間に接続されている。定電圧ダミー回路20は保護回路7と接続されており、保護スイッチ6と同じドライブ信号が入力される。
次に、本発明の特徴部である定電圧ダミー回路20のAC給電時における作用について説明する。
交流入力電力AC_INが正常に供給されているAC給電時では、主電源部8によりバッテリー5の充電が行われ、バッテリー電圧Vbが所定値に維持される。バッテリー5に過充電等が発生すると、保護回路7が保護スイッチ6をオフさせるため、主電源部8とバッテリー5とが切り離された状態となる。このとき、検出電圧Vaは、バッテリー5のバッテリー電圧Vbから、主電源部8より出力される所定の充電電圧になる。
本実施例のバッテリーユニット3は、定電圧ダミー回路20を内蔵しているため、過充電時等に保護回路7により保護スイッチ6がオフするのに連動して、定電圧ダミー回路20がオンし、バッテリー不足電圧検出電圧よりも低い所定の電圧になるよう定電圧ダミー回路20が制御する。従って、定電圧ダミー回路20をラッチ動作させることにより、定電圧ダミー回路20のオン時における分圧電圧Vdを強制的に基準電圧Vref以下に低下させることができる。すなわち、定電圧ダミー回路20は、バッテリー5に取り付けられた保護スイッチ6及び保護回路7の動作に連動して強制的に当該検出条件である分圧電圧Vd≦基準電圧Vrefを成立させる作用をする。定電圧ダミー回路20の作用により、分圧電圧Vdが基準電圧Vref以下となると、コンパレータ13からLレベルのバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力される。
バッテリー5に取付けられた保護回路7は、商用交流電源2からのAC給電時になされる充電時に発生する過充電等のバッテリー5の異常を検出し、保護スイッチ6をオフさせてバッテリー5を保護する。これに連動して、バッテリーユニット3に設けられた定電圧ダミー回路20が強制的にバッテリー不足電圧の検出条件を成立させることにより、UPS本体1側にある電圧検出手段10,コンパレータ13等の既存の検出回路をそのまま利用して、バッテリー5の異常検出範囲を商用交流電源2からのAC給電時にまで拡張することができる。バッテリーユニット3に定電圧ダミー回路20を設けることにより、UPS本体1にバッテリー5の状態監視機能を備えなくても、商用交流電源2からのAC給電時におけるバッテリー5ひいてはバッテリーユニット3の異常を検出することができる。
ところで、前述のように、従来のUPS管理ソフト15では、AC給電時にバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力されても、信号マスク手段16によりUPS管理ソフト15側で異常と判断しないようにしている。本実施例のUPS本体1では、AC給電時におけるバッテリー5の不足電圧信号を検出することができるため、AC給電時でも異常を判断するようにUPS管理ソフト15の仕様を変更する必要がある。但し、単にUPS管理ソフト15から信号マスク手段16を除去して、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowの出力から直ちにバッテリー異常と判定するだけでは、前述のように、バッテリー5の停電による放電により出力されるものまでバッテリー異常と判定してしまうため、当該誤検出の防止策を講じる必要がある。停電による放電によるバッテリー電圧Vbの低下は、ある程度時間が経過すれば主電源部8により充電されて復帰する一時的な電圧低下であるため、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowは比較的短い時間しか出力されない。そこに着目し、本実施例のUPS管理ソフト15では、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowにタイマー回路を持たせ、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowの出力が一定時間継続した場合にのみ、バッテリー異常と判定する異常判定手段17を設けている。
図2は、本実施例におけるUPS本体1及びUPS管理ソフト15のシーケンスを例示したものであるが、AC給電信号AC_FAILの出力レベルに関係なくバッテリー電圧Vbの低下に応じてバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力されているが、UPS管理ソフト15側では、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowが所定時間T継続した条件でしかバッテリー異常と判定しないように動作させている。すなわち、UPS管理ソフト15に設けられた異常判定手段17は、バッテリーユニットの状態が正常のときに短時間に出力されるバッテリー不足電圧信号BATT_Lowはバッテリー異常と判断せず、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力される検出条件が所定時間T継続して成立した場合にのみ、バッテリーユニット3の異常と判断している。異常判定手段17がバッテリー不足電圧信号BATT_Lowの処理を行うことにより、バッテリーユニット3の異常検出条件の成立が例えば停電による放電などによる一時的なものなのか、定電圧ダミー回路20による継続的なものなのかどうかを判別して異常を検出することができるため、商用交流電源2からのAC給電時におけるバッテリーユニット3の異常検出を可能とした場合でも、バッテリー異常の誤検出を防止することができる。
図3は、本実施例におけるバッテリー異常検出装置の変形例を示したものであり、図1で示した構成に、充電電流検出手段としてのカレントトランス25を追加した構成になっている。カレントトランス25は、主電源部8からバッテリー5へ供給される充電電流が流れるライン上に挿入され、カレントトランス25で検出した充電電流を抵抗26で電圧に変換し、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowとして出力するようにしている。カレントトランス25を過電流が流れることにより抵抗26にHレベルの電圧が発生するが、バッテリー不足電圧信号BATT_Lowはローアクティブであるため、NOT素子30を出力段に接続することにより出力レベルを反転させている。なお、コンパレータ13を逆極性に構成した場合には、NOT素子30を設ける必要はない。
当該変形例では、主電源部8からの充電電圧より低い電圧に設定されており、過充電・過電圧時などに保護回路7により保護スイッチ6がオフするのに連動して、定電圧ダミー回路20がラッチ動作をすると、電圧検出手段10間が低インピーダンス状態となり、カレントトランス25に強制的に主電源部8の充電出力の定電流が流れる。すなわち、定電圧ダミー回路20は、バッテリー5に取り付けられた保護スイッチ6及び保護回路7の動作に連動して強制的に当該検出条件である定充電電流を成立させる作用をする。定電圧ダミー回路20の作用により、カレントトランス25に定充電電流が流れると抵抗26にHレベルの電圧が発生し、NOT素子30からLレベルのバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力される。なお、電圧検出手段10を設けずに、カレントトランス25による定充電電流検出のみとしてもよい。
以上のように本実施例では、バッテリー5を充電又は放電する主電源部1とバッテリー5との間の接続ライン間に接続され、バッテリー1の両端間に発生する電圧Vbを分圧する電圧検出手段10を備え、この電圧検出手段10により分圧した電圧Vdが閾値である基準電圧Vref以下になる検出条件の成立から直接バッテリー5の異常を判断するバッテリー異常検出装置において、バッテリー5の充電時にこのバッテリー5に異常が発生して、バッテリー5に取り付けられた保護回路7が当該バッテリー5を保護するドライブ信号を出力すると、強制的に当該検出条件を成立させるために、前記電圧検出手段10により分圧した電圧Vdを基準電圧Vref以下にする条件発生手段としての定電圧ダミー回路20を設けている。
本発明は、バッテリー5に取付けられた保護回路7が、主電源としての商用交流電源2からのAC給電時すなわちバッテリー5の充電時におけるバッテリー5の不足電圧を検出できることに着目してなされたものであり、バッテリー5の充電時にこのバッテリー5に異常が発生して、バッテリー5に取り付けられた保護回路7が当該バッテリー5を保護するドライブ信号を出力すると、定電圧ダミー回路20が強制的に検出条件を成立させることにより、電圧検出手段10,コンパレータ13等の既存の検出回路をそのまま利用して、バッテリー5の異常検出範囲を商用交流電源2からのAC給電時すなわちバッテリー5の充電時にまで拡張することができる。従って、バッテリー5の状態監視機能を備えなくても、商用交流電源2からのAC給電時すなわちバッテリー5の充電時におけるバッテリーユニット3の異常を検出することができるバッテリー異常検出装置を提供することができる。
また本実施例のUPS管理ソフト15では、前記検出条件が所定時間T継続して成立した場合にバッテリーユニット3の異常と判断する異常判定手段17を設けている。
このようにすると、バッテリー5の異常検出条件の成立が例えば停電による放電などによる一時的なものなのか、定電圧ダミー回路20による継続的なものなのかどうかを判別して異常を検出することができるため、商用交流電源2からのAC給電時すなわちバッテリー5の充電時におけるバッテリー5の異常検出を可能とした場合でも、バッテリー異常の誤検出を防止することができる。従って、バッテリーユニット3の異常検出範囲を商用交流電源2からのAC給電時すなわちバッテリー5の充電時にまで拡張した場合でも、バッテリー異常の誤検出を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。定電圧ダミー回路20のラッチ動作時に、保護スイッチ6がオフしない、すなわちバッテリー5を切り離さないように構成してもよく、この場合、定電圧ダミー回路20でバッテリー5の放電を行うことにより、バッテリー電圧Vbをバッテリー不足電圧信号BATT_Lowが出力される程度にまで低下させればよい。また、異常判定手段17の機能をUPS本体1側に設けてもよい。
本発明の第1実施例におけるバッテリー異常検出装置の構成を示す回路図である。 同上、バッテリー異常検出装置の各信号の状態を示すタイミング図である。 同上、バッテリー異常検出装置の変形例の構成を示す回路図である。 無停電電源装置の各信号入出力端子を示す概要図である。 従来例におけるバッテリー異常検出装置の構成を示す回路図である。 同上、バッテリー異常検出装置の各信号の状態を示すタイミング図である。
符号の説明
1 主電源部
5 バッテリー
6 保護スイッチ(保護回路)
7 保護回路
10 電圧検出手段
17 異常判定手段
20 ダミー回路(条件発生手段)

Claims (2)

  1. バッテリーを充電又は放電する主電源部と前記バッテリーとの間の接続ライン間に接続され、前記バッテリーの両端間に発生する電圧を分圧する電圧検出手段を備え、
    前記電圧検出手段により分圧した電圧が閾値以下になる検出条件の成立から、直接前記バッテリーの異常を判断するバッテリー異常検出装置において、
    前記バッテリーの充電時にこのバッテリーに異常が発生して、前記バッテリーに取り付けられた保護回路が当該バッテリーを保護するドライブ信号を出力すると、強制的に当該検出条件を成立させるために、前記電圧検出手段により分圧した電圧を閾値以下にする条件発生手段を設けたことを特徴とするバッテリー異常検出装置。
  2. 前記検出条件が所定時間継続して成立した場合に前記バッテリーの異常と判断する異常判定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のバッテリー異常検出装置。
JP2005075756A 2005-03-16 2005-03-16 バッテリー異常検出装置 Active JP4051708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005075756A JP4051708B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 バッテリー異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005075756A JP4051708B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 バッテリー異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006262606A JP2006262606A (ja) 2006-09-28
JP4051708B2 true JP4051708B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=37101220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005075756A Active JP4051708B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 バッテリー異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4051708B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5033665B2 (ja) * 2008-02-08 2012-09-26 株式会社リコー リアルタイムクロック回路のバックアップ電源回路および半導体装置
US10948544B2 (en) 2018-03-08 2021-03-16 Industrial Technology Research Institute Battery safety identifying method and method for setting hazard levels of battery internal short circuit and warning system using the same
CN117388740A (zh) * 2023-10-13 2024-01-12 国科能源(滁州)有限公司 一种电池组的虚焊检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006262606A (ja) 2006-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3749538B2 (ja) 電池ユニット及び電池ユニットを使用する装置
KR100751844B1 (ko) 배터리 동작 장치를 위한 장치 보호를 제공하는 방법 및 장치
EP1788686B1 (en) Rechargeable battery pack for a power tool
EP2605362B1 (en) Power supply device
US6208117B1 (en) Battery pack and electronic apparatus using the same
US7969119B2 (en) Overvoltage protection
TW200818656A (en) Power surge filtering in over-current and short circuit protection
JP2007028746A (ja) パック電池
US8896270B2 (en) Semiconductor integrated circuit, protection circuit, and battery pack
JP2019106870A5 (ja) 二次電池保護集積回路
JP2010231939A (ja) 予備電源システム及び予備電源システム保護方法
JP4051708B2 (ja) バッテリー異常検出装置
JP4811181B2 (ja) 二次電池保護装置
JP3620796B2 (ja) バッテリパック
JP2004146307A (ja) バッテリーユニット
JP2009044923A (ja) 電源システム
JP2011176987A (ja) 電源装置
JP2015173568A (ja) 電池保護回路および電池パック
JP3331200B2 (ja) モジュール電池の保護装置及び蓄電装置
JP4536040B2 (ja) 電気機器
US20230148678A1 (en) Electrical System for an Aerosol Generating Device
JP6947999B1 (ja) 二次電池保護回路、電池パック、電池システム及び二次電池保護方法
JP2000014020A (ja) 安全装置、電池パック及び電子機器
KR100985041B1 (ko) 휴대용 단말의 배터리 보호 장치 및 방법
JP4108307B2 (ja) リチウムイオン二次電池状態検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4051708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6