JP4049032B2

JP4049032B2 - Head protection airbag device

Info

Publication number: JP4049032B2
Application number: JP2003178078A
Authority: JP
Inventors: 光博苗代; 千春戸谷; 雅康岡田; 利則棚瀬
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2003-06-23
Filing date: 2003-06-23
Publication date: 2008-02-20
Anticipated expiration: 2023-06-23
Also published as: JP2005014629A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれるとともに、車内側をエアバッグカバーに覆われて収納されるエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグカバーが、車両のルーフサイドレール部における車内側を覆うルーフヘッドライニングと別体とされて、前後方向に沿った略帯状に配設されていた（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−３３４９０２公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
また、頭部保護エアバッグ装置が搭載される車両において、窓の上縁付近に、室内ランプや、エアコンのレジスタ等の機能部品が、配設される場合がある。そのため、上記のような構成の場合、エアバッグカバーと機能部品とをボディ側に組み付ける際の組付工数を低減することに課題があった。
【０００５】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグカバーと機能部品とのボディ側への組付工数を低減できて、タクトタイムの増加を抑えた頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車両の車内側における窓の上縁側に折り畳まれるとともに、車内側をエアバッグカバーに覆われて収納されるエアバッグを備え、
エアバッグカバーが、ルーフヘッドライニングと別体とされて、車両のルーフサイドレール部における窓とルーフヘッドライニングとの間で、前後方向に沿った略帯状に配設される構成とされ、
車両の車内側における窓の上縁付近に、機能部品が配設される構成の頭部保護エアバッグ装置において、
エアバッグカバーが、機能部品をアッセンブリー化した状態で、車両のボディ側に固定されることを特徴とする。
【０００７】
本発明の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグカバーと機能部品とがアッセンブリー化されていることから、機能部品をアッセンブリー化したエアバッグカバーを車両のボディ側に固定させるだけで、機能部品も車両のボディ側に固定することができる。そのため、機能部品を別途車両のボディ側に固定させる必要がない。
【０００８】
したがって、本発明の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグカバーと機能部品とのボディ側への組付工数を低減できて、タクトタイムの増加を抑えることができる。
【０００９】
また、上記構成の頭部保護エアバッグ装置において、機能部品を、エアバッグカバーの裏面側から、エアバッグカバーに、組み付ける構成とすることが好ましい。
【００１０】
頭部保護エアバッグ装置を上記のような構成とすれば、機能部品をエアバッグカバーに組み付けるための組付部材を車内側に露出させることなく、機能部品をエアバッグカバーに取り付けることができて、車内側の意匠性を良好とすることができる。
【００１１】
さらに、上記構成の頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグカバーにおける機能部品の周囲となる部位に機能部品における車内側端の縁部を係止可能な係止部を、配設させる構成とすることが好ましい。
【００１２】
頭部保護エアバッグ装置を上記のような構成とすれば、エアバッグの作動時に、仮に、機能部品が展開膨張するエアバッグにより車内側に押圧されるような態様となっても、機能部品における車内側端の縁部が係止部により係止されることから、機能部品が車内側に突出するように移動することを防ぐことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍは、図１に示すように、車両Ｖの窓（サイドウィンド）Ｗ１・Ｗ２及びリヤピラー部ＲＰの上縁側におけるフロントピラー部ＦＰやルーフサイドレール部ＲＲに、搭載されている。
【００１４】
なお、本明細書での上下・前後・左右の関係は、頭部保護エアバッグ装置Ｍが車両に搭載された状態を基準とするもので、搭載時の車両の上下・前後・左右の関係と一致するものである。
【００１５】
頭部保護エアバッグ装置Ｍは、図１〜６に示すように、エアバッグ４０、エアバッグカバー２５、取付ブラケット４１・４３、インフレーター４２、及び、機能部品としてのレジスタモジュール１０、を備えて構成されている。
【００１６】
エアバッグ４０は、センターピラー部ＣＰの上方を跨いで、窓Ｗ１・Ｗ２の上縁側やリヤピラー部ＲＰの上部側で、車内側Ｉをエアバッグカバー２５に覆われて、折り畳まれて収納されている。そして、エアバッグ４０は、展開膨張時、図１の二点鎖線に示すように、窓Ｗ１・Ｗ２やセンターピラー部ＣＰの車内側を覆い可能な略長方形の板状とされている。このエアバッグ４０は、図１・５・６に示すように、上縁側から突出するように複数個配設される取付部４０ａを、取付ブラケット４１と、後述する係止片２１・３６又は図示しないボルトと、を利用して、ルーフサイドレール部ＲＲ、フロントピラー部ＦＰ、及び、リヤピラー部ＲＰにおけるボディ１側のインナパネル２に、固定させている。また、エアバッグ４０は、図４〜６に示すように、下縁側を上縁側に接近させるように、蛇腹折りして折り畳まれている。
【００１７】
エアバッグ４０の取付部４０ａをボディ１側に取付固定する取付ブラケット４１（４１Ａ・４１Ｂ・４１Ｃ・４１Ｄ）は、図１・５・６に示すように、それぞれ板金製として、取付部４０ａの車内側Ｉを覆う内プレート４１ａと、取付部４０ａの車外側Ｏを覆う外プレート４１ｂと、から、構成されている。そして、取付部４０ａ及び取付ブラケット４１には、後述する係止片２１・３６や図示しないボルトを挿通可能な取付孔４０ｂ・４１ｃが、それぞれ、形成されている。そして、エアバッグカバー２５の後述する分割体２６Ｂの領域内に配設される取付ブラケット４１Ｃ・４１Ｄの外プレート４１ｂの所定箇所には、エアバッグ４０のインナパネル２への取付固定時に、インナパネル２の図示しない係止孔に係止されて、位置決めとなる図示しない係止爪部が、車外側に突出するように、形成されている。
【００１８】
インフレーター４２には、図１に示すように、クランプ４５を利用して、エアバッグ４０の流入口部４０ｃが、連結されている。インフレーター４２は、取付ブラケット４３とボルト４４とを利用して、窓Ｗ２の上方におけるルーフサイドレール部ＲＲのインナパネル２に、取付固定されている。
【００１９】
機能部品としてのレジスタモジュール１０は、図１〜３に示すように、窓Ｗ２の上縁側におけるルーフサイドレール部ＲＲの車内側Ｉにおいて、エアバッグカバー２５の領域内に、配設されている。実施形態の場合、レジスタモジュール１０は、センターピラー部ＣＰの後縁近傍であって、後方側のアシストグリップ１７Ｂの前方となる位置に、アシストグリップ１７Ｂと略直列に配設されている。レジスタモジュール１０は、長手方向を車両の前後方向に沿わせて配設される略直方体形状とされており、車内側Ｉを開口させた箱形状の枠体１１内に、エアコンのレジスタ部１４を、収納させて、構成されている。
【００２０】
枠体１１には、エアバッグカバー２５の開口３０周縁における車外側面と当接するように形成されるフランジ部１２が、全周にわたって突設されている（図２・３参照）。そして、実施形態の場合、レジスタモジュール１０は、フランジ部１２における下部側の部位１２ｂをエアバッグカバー２５の開口３０周縁に形成される嵌合凹部３０ｂに嵌合させ、上部側の部位１２ａをエアバッグカバー２５の裏面側（車外側Ｏ）からねじ１５止めさせることにより、エアバッグカバー２５にアッセンブリー化されている。嵌合凹部３０ｂは、フランジ部１２における下部側の部位１２ｂの車内側Ｉや車外側Ｏへの移動を抑えるように、下部側の部位１２ｂを嵌合可能とされている。実施形態の場合、ねじ１５は、複数個配設されている。また、実施形態の場合、レジスタモジュール１０は、車内側Ｉの面を、周囲のエアバッグカバー２５表面と略面一とするように、配設されている。
【００２１】
窓Ｗ１・Ｗ２の上縁側におけるルーフサイドレール部ＲＲの車内側Ｉ、すなわち、エアバッグカバー２５の配置領域には、図１・６に示すように、アシストグリップ１７（１７Ｆ・１７Ｂ）が、配置されている。このアシストグリップ１７は、乗員が把持するためのＵ字状の把持部１８と、把持部１８の前後方向の両端に配置される固定部１９・１９と、を備えて構成されている。各固定部１９は、ヒンジ機構２３を介在させて、把持部１８の端部と回動可能に連結されるベース２０と、ベース２０に連結される係止片２１と、ベース２０の車内側Ｉを覆うキャップ２２と、を備えて構成されている。そして、把持部１８は、使用時に、図６の二点鎖線に示すように、ヒンジ機構２３の部位を回転中心として回転させて、車内側Ｉに引き出して使用する。
【００２２】
係止片２１は、ベース２０に形成される貫通孔２０ａに貫通されて車外側Ｏに突出するように、配設されている。係止片２１は、板ばねを曲げて断面略Ｕ字形となるように、先端部２１ａを丸くし、かつ、先端部２１ａから二又状に分岐するように、側壁部２１ｂ・２１ｂを設けて、構成されている。各側壁部２１ｂには、外側に切り起して突出させた係止突起２１ｃと、係止突起２１ｃの車内側端と対向するように外側に切り起して形成した押え突起２１ｄと、が、形成されている。この係止片２１は、エアバッグ４０の取付部４０ａをボディ１側に取付固定する取付ブラケット４１Ｂ・４１Ｃとともに、インナパネル２に共締めされるもので、取付部４０ａ及び取付ブラケット４１Ｂ・４１Ｃの取付孔４０ｂ・４１ｃを介して、ボディ１のインナパネル２に設けられた取付孔２ａに挿入された際、係止突起２１ｃが、取付孔２ａを撓んで通過した後に復元することにより、取付孔２ａの周縁を、係止突起２１ｃと押え突起２１ｄとの間に配置させて、インナパネル２に対して車内側Ｉへの移動や車外側Ｏへの移動を規制されて、固定されることとなる。なお、キャップ２２には、係止片２１における側壁部２１ｂ・２１ｂ間に挿入されるスペーサ部２２ａが、配設されている。
【００２３】
エアバッグカバー２５は、ルーフサイドレール部ＲＲの車内側Ｉを覆うルーフヘッドライニング５と別体としたルーフサイドレールガーニッシュとしての役目を果たすものであり、ルーフサイドレール部ＲＲにおける窓Ｗ１・Ｗ２とルーフヘッドライニング５との間で、前後方向に沿った略帯状に配設されている。実施形態の場合、エアバッグカバー２５は、ＰＣ（ポリカーボネート）／ＡＢＳ、フィラー入りポリプロピレン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製とされている。なお、実施形態の場合には、エアバッグカバー２５の表面に表皮を配設させているが、この表皮は設けなくともよい。そして、エアバッグカバー２５は、フロントピラー部ＦＰからリヤピラー部ＲＰ付近における窓Ｗ１・Ｗ２の上縁を覆うように、配設されている。なお、リヤピラー部ＲＰの部位では、エアバッグカバー２５は、リヤピラー部ＲＰにおける上部側を覆うように、配設されている。そして、エアバッグカバー２５の下部側には、リヤピラー部ＲＰの車内側Ｉを覆うように、リヤピラーガーニッシュ６が、配設されている。
【００２４】
エアバッグカバー２５における下縁側の全域には、エアバッグ４０の展開膨張時にエアバッグ４０に押されて開く扉部２７が、配設されている。そして、扉部２７の上縁側には、扉部２７が円滑に開くように、薄肉のヒンジ部２８が、形成されている。エアバッグカバー２５には、３種類の取付部３３・３５・３８が、配設されている。また、実施形態の場合、エアバッグカバー２５は、センターピラー部ＣＰの上部側で２つに分割された分割体２６Ａ・２６Ｂから、構成されている。
【００２５】
後部側に配設される分割体２６Ｂには、レジスタモジュール１０を配設させるための略長方形状の開口３０が、形成されている。そして、エアバッグカバー２５における開口３０周縁の部位３０ａが、レジスタモジュール１０におけるフランジ部１２の車内側面と当接して、係止可能とする係止部とされることとなる。また、開口３０周縁における下部側の部位には、フランジ部１２における下部側の部位１２ｂを嵌合可能な、嵌合凹部３０ｂが、形成されている。さらに、エアバッグカバー２５には、エアバッグ４０が収納される部位とレジスタモジュール１０とを区画するように、車外側Ｏに突出する立壁部３１が、形成されている。この立壁部３１は、エアバッグ４０の展開膨張時に、展開するエアバッグ４０が、レジスタモジュール１０と干渉するのを防ぐために、配設されている。
【００２６】
取付部３３は、図４に示すように、エアバッグカバー２５に埋設される金属製の係止軸３３ａと、係止軸３３ａに係止させるゴム若しくは軟質合成樹脂からなる係止キャップ３３ｄと、から構成されている。係止軸３３ａは、首部３３ｃの先端に半径方向に膨出した頭部３３ｂを備えて構成されている。係止キャップ３３ｄは、頭部３３ｂに係止可能な略円筒状として、先端側の厚肉の係止部３３ｅと、係止部３３ｅの元部側外周の係止溝３３ｆと、係止キャップ３３ｄの元部側外周に配置される凹溝３３ｇと、を備えて構成されている。この取付部３３は、係止軸３３ａに係止キャップ３３ｄを外装させた状態で、係止溝３３ｆの位置まで、インナパネル２に設けられた取付孔２ｂに挿入させて、取付孔２ｂの車外側Ｏの周縁に、係止軸３３ａの頭部３３ｂに係止された状態の係止キャップ３３ｄの係止部３３ｅを係止させて、インナパネル２に取り付けられることとなる。この取付状態では、エアバッグカバー２５が車内側Ｉに強く引っ張られても、係止キャップ３３ｄにおける係止部３３ｅの弾性変形分、エアバッグカバー２５が車内側Ｉに移動するだけで、頭部３３ｂと係止部３３ｅとが、取付孔２ｂから抜けず、強固に取付部３３をインナパネル２に取り付けることができる。
【００２７】
取付部３５は、図１に示すように、エアバッグカバー２５における分割体２６Ａの前端側の２箇所に配設されている。この取付部３５は、図５に示すように、分割体２６Ａに係止される取付座３５ａと、取付座３５ａから車外側Ｏに突出するように配設される係止片３６と、から構成されている。係止片３６は、前述のアシストグリップ１７を取り付けるための係止片２１と、同様の構成である。すなわち、この係止片３６も、板ばねから形成されて、先端部３６ａを丸くした側壁部３６ｂ・３６ｂと、各側壁部３６ｂに形成される係止突起３６ｃ、及び、押え突起３６ｄと、を備えている。また、係止片３６における各側壁部３６ａ間には、取付座３５ａから突設されるスペーサ部３５ｂが、配設されている。さらに、取付座３５ａには、取付孔４１ｃに係止片３６を挿通させた状態の取付ブラケット４１Ａにおける周縁付近を係止可能な図示しない係止爪部が、配設されている。そして、この係止片３６は、側壁部３６ｂ・３６ｂ間にスペーサ部３５ｂを配設させ、各側壁部３６ｂの車内側端部３６ｅと押え突起３６ｄとの間に、エアバッグ４０の取付部４０ａ及び取付ブラケット４１Ａを配設させた状態で、取付座３５ａに固定されることとなる。このとき、取付ブラケット４１Ａは、図示しない係止爪部により、取付座３５ａに係止されている。そして、この取付部３５は、係止片３６をインナパネル２の取付孔２ｃ周縁に係止させて、エアバッグ４０の取付部４０ａを取付固定する取付ブラケット４１Ａとともに、インナパネル２に共締めされることとなる。なお、取付座３５ａは、分割体２６Ａと別体とされて、分割体２６Ａに係止される構成であるが、メンテナンス等を考慮して、取付座３５ａの分割体２６Ａの係止状態は、分割体２６Ａを強く車内側Ｉに引っ張れば、係止片３６の側壁部３６ｂ・３６ｂ間にスペーサ部３５Ｂを配置させた状態で、取付座３５ａを分割体２６Ａから外すことが可能なように、設定されている。
【００２８】
取付部３８は、図６に示すように、アシストグリップ１７の固定部１９に配設される係止片２１を利用して、インナパネル２に共締めされる部位となり、係止片２１を挿通可能な取付孔３８ａが、形成されている。また、この取付部３８の部位では、アシストグリップ１７の係止片２１を利用して、エアバッグ４０の取付部４０ａを取付固定する取付ブラケット４１Ｂ・４１Ｃも、インナパネル２に共締めされることとなる。分割体２６Ａの領域内に配設される取付部３８には、エアバッグ４０の取付部４０ａを取付固定する取付ブラケット４１Ｂの周縁付近を係止可能な図示しない係止爪部が、配設されている。
【００２９】
次に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍの車両Ｖへの搭載について述べる。なお、予め、エアバッグカバー２５を構成する分割体２６Ｂに、フランジ部１２における下部側の部位１２ｂをエアバッグカバー２５の開口３０周縁に形成される嵌合凹部３０ｂに嵌合させ、上部側の部位１２ａをエアバッグカバー２５の裏面側（車外側Ｏ）からねじ１５止めさせるようにして、レジスタモジュール１０を分割体２６Ｂに組み付けておく。
【００３０】
そして、まず、エアバッグ４０を折り畳む。具体的には、平らに展開した状態のエアバッグ４０を、前後方向に沿った折目をつけて、下縁側を上縁側に接近させるように、蛇腹折りする。そして、折り畳まれたエアバッグ４０の所定箇所に、折り崩れ防止用の破断可能なラッピング材を巻き付けておく。また、取付部４０ａに、取付ブラケット４１（４１Ａ・４１Ｂ・４１Ｃ・４１Ｄ）を取り付けておく。さらに、取付ブラケット４１Ａの取付孔４１ｃに係止片３６を挿入させるとともに、エアバッグカバー２５の分割体２６Ａに形成される図示しない係止爪部を利用して、取付ブラケット４１Ａ・４１Ｂを、取付部３５・３８に係止させて、エアバッグカバー２５の分割体２６Ａを組み付けておく。
【００３１】
そして、エアバッグ４０の流入口部４０ｃに、クランプ４５を利用してインフレーター４２を連結し、インフレーター４２の周囲に取付ブラケット４３を取り付け、インフレーター４２をエアバッグ４０に組み付けて、エアバッグ組付体を形成する。
【００３２】
その後、分割体２６Ａを各取付ブラケット４１・４３とともに、インナパネル２の所定位置に配置させて、取付部３３を取付孔２ｂに挿入係止させ、取付部３５の係止片３６を取付孔２ｃに挿入係止させるようにして、ボディ１側に取付固定させる。このとき、分割体２６Ｂの領域内に配設される取付ブラケット４１Ｃ・４１Ｄの図示しない係止爪部を、インナパネル２の図示しない係止孔に係止させておく。また、取付ブラケット４３をボルト４４止めするとともに、エアバッグ４０の後端側に配設される取付ブラケット４１Ｄをインナパネル２にボルト止め（図示せず）して、エアバッグ組付体をボディ１に固定させる。次いで、インフレーター４２に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線させる。
【００３３】
その後、取付部３３を取付孔２ｂに挿入係止させるようにして、エアバッグカバー２５における分割体２６Ｂを、ボディ１側に取付固定させる。このとき、レジスタモジュール１０のレジスタ部１４に連結されるエアコンのダクトを、レジスタ部１４に連結させる。
【００３４】
次いで、アシストグリップ１７Ｆ・１７Ｂの各係止片２１を、それぞれ、エアバッグカバー２５における取付部３８の取付孔３８ａ、及び、各取付ブラケット４１Ｂ・４１Ｃの取付孔４１ｃ（取付部４０ａの取付孔４０ｂ）を介して、インナパネル２の取付孔２ａに挿入係止させて、アシストグリップ１７Ｆ・１７Ｂをボディ１側に固定させる。このとき、各係止片２１により、アシストグリップ１７の部位に配設される取付ブラケット４１Ｂ・４１Ｃが共締めされて、ボディ１側に固定されることとなる。上記のようにして、アシストグリップ１７を固定させれば、頭部保護エアバッグ装置Ｍを車両Ｖに搭載することができる。
【００３５】
なお、エアバッグ組付体の車両Ｖへの搭載前には、センターピラーガーニッシュ７、リヤピラーガーニッシュ６、及び、ルーフヘッドライニング５を、それぞれ、インナパネル２に取付固定させておく。
【００３６】
頭部保護エアバッグ装置Ｍの車両Ｖへの搭載後、インフレーター４２が作動されれば、インフレーター４２から吐出される膨張用ガスが、流入口部４０ｃを経て、エアバッグ４０内に流入することとなる。そして、エアバッグ４０が、折りを解消させつつ膨張し、図示しないラッピング材を破断させるとともに、エアバッグカバー２５の扉部２７を押し開いて、下方へ突出し、図１の二点鎖線に示すごとく、窓Ｗ１・Ｗ２やセンターピラー部ＣＰ及びリヤピラー部ＲＰの車内側Ｉを覆うように、展開膨脹することとなる。
【００３７】
そして、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、エアバッグカバー２５を構成する分割体２６Ｂと、機能部品としてのレジスタモジュール１０と、がアッセンブリー化されていることから、レジスタモジュール１０をアッセンブリー化した分割体２６Ｂを車両Ｖのボディ１側に固定させるだけで、レジスタモジュール１０も車両Ｖのボディ１側に固定することができる。そのため、レジスタモジュール１０を別途車両Ｖのボディ１側に固定させる必要がない。
【００３８】
したがって、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、エアバッグカバー２５とレジスタモジュール１０とのボディ１側への組付工数を低減できて、タクトタイムの増加を抑えることができる。
【００３９】
また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、レジスタモジュール１０を、エアバッグカバー２５の裏面側から、エアバッグカバー２５に、組み付ける構成である。そのため、レジスタモジュール１０をエアバッグカバー２５に組み付けるための組付部材としてのねじ１５を車内側Ｉに露出させることなく、レジスタモジュール１０をエアバッグカバー２５に取り付けることができて、車内側Ｉの意匠性を良好とすることができる。
【００４０】
さらに、実施形態の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグカバー２５において、レジスタモジュール１０を配設させるための開口３０周縁の部位３０ａを、レジスタモジュール１０の枠体１１におけるフランジ部１２の車内側Ｉを係止させる係止部としている。そのため、エアバッグ４０の作動時に、仮に、レジスタモジュール１０が、展開膨張するエアバッグ４０により、立壁部３１を介在させて、車内側Ｉに押圧されるような態様となっても、レジスタモジュール１０における枠体１１のフランジ部１２が、車内側Ｉの面を係止部３０ａにより係止されることから、レジスタモジュール１０が車内側Ｉに突出するように移動することを防ぐことができる。
【００４１】
なお、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Ｍでは、機能部品として、レジスタ部１３を備えて、窓Ｗ２の上縁側に露出するように配設されるレジスタモジュール１０を例に採り説明しているが、本発明を適用可能な機能部品はこれに限られるものではない。例えば、図７に示すように、機能部品として、空気清浄機１０Ａを配設させる構成としてもよい。このような構成では、空気清浄機１０Ａは、エアバッグカバー２５Ａの上端付近において、車内側Ｉをエアバッグカバー２５Ａに覆われて配設されることとなる。そして、エアバッグカバー２５Ａは、上縁付近において、空気清浄機１０Ａを配設させる部位付近のみを、車内側Ｉに突出させるように湾曲させて構成されている。そして、この突出部付近において、エアバッグカバー２５Ａとルーフヘッドライニング５との間を塞ぐように配設される連結壁部２５ａに、空気清浄機１０Ａが、ねじ１５を利用して、車外側Ｏからアッセンブリー化されている。
【００４２】
上記のような構成の空気清浄機１０Ａを配設させる場合にも、エアバッグカバー２５Ａと空気清浄機１０Ａとがアッセンブリー化されていることから、空気清浄機１０Ａをアッセンブリー化したエアバッグカバー２５Ａを車両のボディ１側に固定させるだけで、空気清浄機１０Ａも車両のボディ１側に固定することができる。そのため、上記構成のエアバッグカバー２５Ａでも、空気清浄機１０Ａを別途車両Ｖのボディ１側に固定させる必要がなく、エアバッグカバー２５Ａと空気清浄機１０Ａとのボディ１側への組付工数を低減できて、タクトタイムの増加を抑えることができる。
【００４３】
勿論、本発明の頭部保護エアバッグ装置Ｍに適用可能な機能部品は、レジスタモジュール１０及び空気清浄機１０Ａに限られるものではない。例えば、室内ランプや、ランプ部とレジスタ部とを一体的に配設させたモジュール等も、搭載可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置の車両搭載状態を示す車内側から見た正面図である。
【図２】図１のII−II部位の概略拡大縦断面図である。
【図３】図２のIII−III部位の概略断面図である。
【図４】図１のIV−IV部位の概略拡大縦断面図である。
【図５】図１のＶ−Ｖ部位の概略拡大縦断面図である。
【図６】図１のVI−VI部位の概略拡大縦断面図である。
【図７】本発明の他の実施形態である機能部品を示す概略拡大縦断面図である。
【符号の説明】
１…ボディ、
５…ルーフヘッドライニング、
１０…レジスタモジュール（機能部品）、
１０Ａ…空気清浄機（機能部品）、
１２…フランジ部、
１５…ねじ、
２５…エアバッグカバー、
３０…開口、
３０ａ…係止部、
４０…エアバッグ、
４２…インフレーター、
Ｖ…車両、
Ｗ１・Ｗ２…窓、
Ｍ…頭部保護エアバッグ装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a head protection airbag device including an airbag that is folded to an upper edge side of a window on the vehicle inner side of a vehicle and that is covered with an airbag cover to be stored.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the head protection airbag device, the airbag cover is separated from the roof head lining that covers the inside of the vehicle in the roof side rail portion of the vehicle, and is disposed in a substantially band shape along the front-rear direction ( For example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-334902
[Problems to be solved by the invention]
Further, in a vehicle on which the head protection airbag device is mounted, functional parts such as an indoor lamp and an air conditioner register may be disposed near the upper edge of the window. Therefore, in the case of the above structure, there existed a subject in reducing the assembly man-hour at the time of assembling | attaching an airbag cover and a functional component to a body side.
[0005]
The present invention solves the above-described problems, and provides a head protection airbag device that can reduce the number of steps for assembling the airbag cover and functional parts on the body side and suppress an increase in tact time. For the purpose.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A head protection airbag device according to the present invention includes an airbag that is folded to the upper edge side of a window on the vehicle interior side of the vehicle and that is covered with an airbag cover and stored.
The airbag cover is separated from the roof head lining, and is configured to be disposed in a substantially band shape along the front-rear direction between the window and the roof head lining in the roof side rail portion of the vehicle.
In the head protection airbag device configured to have functional parts disposed near the upper edge of the window inside the vehicle,
The airbag cover is fixed to the vehicle body side in a state where the functional parts are assembled.
[0007]
In the head protection airbag device of the present invention, since the airbag cover and the functional parts are assembled, the functional parts are also simply fixed by fixing the airbag cover assembled with the functional parts to the vehicle body side. It can be fixed to the body side of the vehicle. Therefore, it is not necessary to fix the functional component separately to the vehicle body side.
[0008]
Therefore, in the head protection airbag device of the present invention, the number of steps for assembling the airbag cover and the functional parts on the body side can be reduced, and an increase in tact time can be suppressed.
[0009]
In the head protection airbag device having the above-described configuration, it is preferable that the functional component is assembled to the airbag cover from the back side of the airbag cover.
[0010]
If the head protection airbag device is configured as described above, the functional component can be attached to the airbag cover without exposing the assembly member for assembling the functional component to the airbag cover inside the vehicle. In addition, the design inside the vehicle can be made favorable.
[0011]
Furthermore, in the head protection airbag device having the above-described configuration, a locking portion capable of locking the edge of the vehicle inner end of the functional component is disposed at a portion around the functional component in the airbag cover. It is preferable.
[0012]
If the head protection airbag device is configured as described above, even if the functional component is pressed toward the inside of the vehicle by the airbag that is deployed and inflated when the airbag is activated, Since the edge of the inner end of the vehicle is locked by the locking portion, it is possible to prevent the functional component from moving so as to protrude toward the inner side of the vehicle.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the head protection airbag device M according to the embodiment includes windows (side windows) W1 and W2 of the vehicle V and a front pillar portion FP and a roof side rail portion RR on the upper edge side of the rear pillar portion RP. It is installed.
[0014]
The vertical / front / rear / left / right relationship in this specification is based on the state in which the head protection airbag device M is mounted on the vehicle. It matches.
[0015]
As shown in FIGS. 1 to 6, the head protecting airbag device M includes an airbag 40, an airbag cover 25, mounting brackets 41 and 43, an inflator 42, and a register module 10 as a functional component. Has been.
[0016]
The airbag 40 straddles above the center pillar portion CP, is covered with the airbag cover 25 on the upper edge side of the windows W1 and W2 and the upper side of the rear pillar portion RP, and is folded and stored. Yes. And the airbag 40 is made into the substantially rectangular plate shape which can cover the window W1 * W2 and the vehicle inner side of the center pillar part CP at the time of expansion | deployment, as shown by the dashed-two dotted line of FIG. As shown in FIGS. 1, 5, and 6, the airbag 40 has a plurality of mounting portions 40 a disposed so as to protrude from the upper edge side, a mounting bracket 41, and locking pieces 21, 36, which will be described later. The bolts are not fixed to the inner panel 2 on the body 1 side of the roof side rail portion RR, the front pillar portion FP, and the rear pillar portion RP. As shown in FIGS. 4 to 6, the airbag 40 is folded with a bellows so that the lower edge side approaches the upper edge side.
[0017]
The mounting bracket 41 (41A, 41B, 41C, 41D) for mounting and fixing the mounting portion 40a of the airbag 40 to the body 1 side is made of sheet metal as shown in FIGS. The inner plate 41a covers the inner side I, and the outer plate 41b covers the vehicle outer side O of the mounting portion 40a. The mounting portion 40a and the mounting bracket 41 are respectively formed with mounting holes 40b and 41c into which locking pieces 21 and 36 described later and bolts (not shown) can be inserted. When the airbag 40 is fixed to the inner panel 2 at a predetermined position of the outer plate 41b of the mounting brackets 41C and 41D disposed in the region of the divided body 26B described later of the airbag cover 25, the inner panel A locking claw portion (not shown) that is locked to the locking hole 2 (not shown) for positioning is formed so as to protrude to the vehicle exterior side.
[0018]
As shown in FIG. 1, an inflow port 40 c of an airbag 40 is connected to the inflator 42 using a clamp 45. The inflator 42 is mounted and fixed to the inner panel 2 of the roof side rail portion RR above the window W2 using the mounting bracket 43 and the bolt 44.
[0019]
As shown in FIGS. 1 to 3, the register module 10 as a functional component is disposed in the region of the airbag cover 25 on the vehicle inner side I of the roof side rail portion RR on the upper edge side of the window W 2. In the case of the embodiment, the register module 10 is disposed substantially in series with the assist grip 17B at a position near the rear edge of the center pillar portion CP and in front of the assist grip 17B on the rear side. The register module 10 has a substantially rectangular parallelepiped shape whose longitudinal direction is arranged along the front-rear direction of the vehicle. The register module 14 of the air conditioner is placed in a box-shaped frame body 11 with the vehicle interior I opened. , Housed and configured.
[0020]
A flange portion 12 is formed on the frame body 11 so as to abut on the vehicle outer surface at the periphery of the opening 30 of the airbag cover 25 (see FIGS. 2 and 3). In the case of the embodiment, the register module 10 causes the lower portion 12b of the flange portion 12 to be fitted into the fitting recess 30b formed on the periphery of the opening 30 of the airbag cover 25, and the upper portion 12a is The airbag cover 25 is assembled by fixing the screw 15 from the back side (the vehicle outer side O) of the bag cover 25. The fitting recess 30b can be fitted to the lower portion 12b so as to suppress the movement of the lower portion 12b of the flange portion 12 to the vehicle inner side I or the vehicle outer side O. In the case of the embodiment, a plurality of screws 15 are provided. In the case of the embodiment, the register module 10 is arranged so that the surface of the vehicle interior I is substantially flush with the surface of the surrounding airbag cover 25.
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 6, assist grips 17 (17F and 17B) are arranged in the vehicle inner side I of the roof side rail portion RR on the upper edge side of the windows W1 and W2, that is, in the arrangement region of the airbag cover 25. Has been. The assist grip 17 includes a U-shaped grip portion 18 for a passenger to grip, and fixing portions 19 and 19 disposed at both ends of the grip portion 18 in the front-rear direction. Each fixing portion 19 has a base 20 that is rotatably connected to an end portion of the gripping portion 18 with a hinge mechanism 23 interposed therebetween, a locking piece 21 that is connected to the base 20, and an inner side I of the base 20. And a cap 22 for covering. In use, the gripping part 18 is rotated around the part of the hinge mechanism 23 as shown by the two-dot chain line in FIG.
[0022]
The locking piece 21 is disposed so as to penetrate through a through hole 20 a formed in the base 20 and protrude to the vehicle outer side O. The locking piece 21 is provided with side walls 21b and 21b so that the distal end portion 21a is rounded and bent into a bifurcated shape from the distal end portion 21a so that the leaf spring is bent to have a substantially U-shaped cross section. ,It is configured. Each side wall portion 21b has a locking projection 21c that is cut and raised outward and a presser projection 21d that is cut and raised outward so as to face the vehicle inner end of the locking projection 21c. Is formed. The locking piece 21 is fastened together with the inner panel 2 together with the mounting brackets 41B and 41C for mounting and fixing the mounting portion 40a of the airbag 40 to the body 1, and the mounting pieces 40a and the mounting brackets 41B and 41C. When inserted into the mounting hole 2a provided in the inner panel 2 of the body 1 through the mounting holes 40b and 41c, the locking projection 21c is bent and passes through the mounting hole 2a to restore the mounting hole. The peripheral edge of 2a is disposed between the locking projection 21c and the pressing projection 21d, and the inner panel 2 is restricted from being moved toward the vehicle inner side I or moved toward the vehicle outer side O and fixed. Become. The cap 22 is provided with a spacer portion 22 a that is inserted between the side wall portions 21 b and 21 b of the locking piece 21.
[0023]
The airbag cover 25 serves as a roof side rail garnish that is separate from the roof head lining 5 that covers the inside I of the roof side rail portion RR, and includes windows W1 and W2 in the roof side rail portion RR. Between the roof head lining 5 and the roof head lining 5, it is arrange | positioned in the substantially strip | belt shape along the front-back direction. In the case of the embodiment, the airbag cover 25 is made of a synthetic resin such as PC (polycarbonate) / ABS, polypropylene with filler, and olefinic thermoplastic elastomer. In the case of the embodiment, a skin is provided on the surface of the airbag cover 25, but this skin may not be provided. The airbag cover 25 is disposed so as to cover the upper edges of the windows W1 and W2 in the vicinity of the rear pillar portion RP from the front pillar portion FP. Note that the airbag cover 25 is disposed at the rear pillar portion RP so as to cover the upper side of the rear pillar portion RP. A rear pillar garnish 6 is disposed on the lower side of the airbag cover 25 so as to cover the inside I of the rear pillar portion RP.
[0024]
A door portion 27 that is pushed and opened by the airbag 40 when the airbag 40 is deployed and inflated is disposed on the entire region of the airbag cover 25 on the lower edge side. A thin hinge portion 28 is formed on the upper edge side of the door portion 27 so that the door portion 27 opens smoothly. Three types of attachment portions 33, 35, and 38 are disposed on the airbag cover 25. In the case of the embodiment, the airbag cover 25 is composed of divided bodies 26A and 26B that are divided into two on the upper side of the center pillar portion CP.
[0025]
A substantially rectangular opening 30 for disposing the register module 10 is formed in the divided body 26B disposed on the rear side. Then, the portion 30a at the periphery of the opening 30 in the airbag cover 25 is brought into contact with the inner side surface of the flange portion 12 in the register module 10 to be a locking portion that can be locked. In addition, a fitting recess 30b that can fit the lower portion 12b of the flange portion 12 is formed in the lower portion of the periphery of the opening 30. Further, the airbag cover 25 is formed with a standing wall portion 31 that protrudes toward the vehicle exterior O so as to partition a portion in which the airbag 40 is stored and the register module 10. The standing wall portion 31 is disposed in order to prevent the airbag 40 that is deployed from interfering with the register module 10 when the airbag 40 is deployed and inflated.
[0026]
As shown in FIG. 4, the mounting portion 33 includes a metal locking shaft 33a embedded in the airbag cover 25, a locking cap 33d made of rubber or soft synthetic resin to be locked to the locking shaft 33a, It is composed of The locking shaft 33a includes a head 33b bulging in the radial direction at the tip of the neck 33c. The locking cap 33d has a substantially cylindrical shape that can be locked to the head 33b, a thick locking portion 33e on the tip side, a locking groove 33f on the outer periphery of the locking portion 33e, and a locking cap. And a concave groove 33g disposed on the outer periphery of the base portion side of 33d. The mounting portion 33 is inserted into the mounting hole 2b provided in the inner panel 2 up to the position of the locking groove 33f in a state where the locking cap 33d is externally mounted on the locking shaft 33a, so that the vehicle of the mounting hole 2b is inserted. The locking portion 33e of the locking cap 33d that is locked to the head 33b of the locking shaft 33a is locked to the periphery of the outer side O, and is attached to the inner panel 2. In this attached state, even if the airbag cover 25 is strongly pulled toward the vehicle inner side I, the airbag cover 25 only moves to the vehicle inner side I due to the elastic deformation of the locking portion 33e in the locking cap 33d. The mounting part 33 can be firmly attached to the inner panel 2 without the 33b and the locking part 33e coming out of the mounting hole 2b.
[0027]
As shown in FIG. 1, the attachment portions 35 are disposed at two locations on the front end side of the divided body 26 A in the airbag cover 25. As shown in FIG. 5, the mounting portion 35 includes a mounting seat 35 a that is locked to the divided body 26 A, and a locking piece 36 that is disposed so as to protrude from the mounting seat 35 a to the vehicle outer side O. Has been. The locking piece 36 has the same configuration as the locking piece 21 for attaching the assist grip 17 described above. That is, the locking piece 36 is also formed of a leaf spring, and includes side wall portions 36b and 36b having rounded tip portions 36a, locking protrusions 36c formed on the side wall portions 36b, and pressing protrusions 36d. I have. In addition, a spacer portion 35 b that protrudes from the mounting seat 35 a is disposed between the side wall portions 36 a of the locking piece 36. Further, the mounting seat 35a is provided with a locking claw portion (not shown) capable of locking the vicinity of the periphery of the mounting bracket 41A in a state where the locking piece 36 is inserted through the mounting hole 41c. The locking piece 36 is provided with a spacer portion 35b between the side wall portions 36b and 36b, and an attachment portion 40a of the airbag 40 is provided between the inner side end portion 36e of each side wall portion 36b and the pressing projection 36d. And it will be fixed to the attachment seat 35a in the state which has arrange | positioned the attachment bracket 41A. At this time, the mounting bracket 41A is locked to the mounting seat 35a by a locking claw portion (not shown). The mounting portion 35 is fastened together with the inner panel 2 together with a mounting bracket 41A that locks the mounting portion 40a of the airbag 40 by locking the locking piece 36 to the periphery of the mounting hole 2c of the inner panel 2. The Rukoto. The mounting seat 35a is configured separately from the divided body 26A and locked to the divided body 26A. However, in consideration of maintenance and the like, the locking state of the divided body 26A of the mounting seat 35a is as follows. If the divided body 26A is strongly pulled toward the vehicle inner side I, the mounting seat 35a can be removed from the divided body 26A in a state where the spacer portion 35B is disposed between the side wall portions 36b and 36b of the locking piece 36. Is set.
[0028]
As shown in FIG. 6, the mounting portion 38 is a portion that is fastened to the inner panel 2 by using the locking piece 21 disposed on the fixing portion 19 of the assist grip 17, and is inserted through the locking piece 21. Possible mounting holes 38a are formed. In addition, at the portion of the attachment portion 38, the attachment brackets 41 B and 41 C for attaching and fixing the attachment portion 40 a of the airbag 40 are also fastened to the inner panel 2 using the locking piece 21 of the assist grip 17. It becomes. The mounting portion 38 disposed in the region of the divided body 26A is provided with a locking claw portion (not shown) that can lock the vicinity of the periphery of the mounting bracket 41B that mounts and fixes the mounting portion 40a of the airbag 40. ing.
[0029]
Next, mounting of the head protection airbag device M of the embodiment on the vehicle V will be described. It should be noted that the lower portion 12b of the flange portion 12 is fitted in advance into the fitting recess 30b formed on the periphery of the opening 30 of the airbag cover 25 to the divided body 26B constituting the airbag cover 25, and The register module 10 is assembled to the divided body 26 B so that the portion 12 a is fixed to the screw 15 from the back surface side (vehicle outer side O) of the airbag cover 25.
[0030]
First, the airbag 40 is folded. Specifically, the airbag 40 in a flatly deployed state is folded in a bellows so that the lower edge side approaches the upper edge side with a crease along the front-rear direction. Then, a breakable wrapping material for preventing collapse is wound around a predetermined portion of the folded airbag 40. Further, the mounting bracket 41 (41A / 41B / 41C / 41D) is mounted on the mounting portion 40a. Further, the locking pieces 36 are inserted into the mounting holes 41c of the mounting bracket 41A, and the mounting brackets 41A and 41B are mounted by using locking claws (not shown) formed in the divided body 26A of the airbag cover 25. The division body 26A of the airbag cover 25 is assembled by being engaged with the portions 35 and 38.
[0031]
Then, the inflator 42 is connected to the inlet 40c of the airbag 40 using the clamp 45, the mounting bracket 43 is attached around the inflator 42, the inflator 42 is assembled to the airbag 40, and the airbag assembly is assembled. Form.
[0032]
Thereafter, the divided body 26A is disposed at a predetermined position of the inner panel 2 together with the mounting brackets 41 and 43, the mounting portion 33 is inserted and locked into the mounting hole 2b, and the locking piece 36 of the mounting portion 35 is fixed to the mounting hole 2c. Is attached and fixed to the body 1 side. At this time, locking claws (not shown) of the mounting brackets 41C and 41D disposed in the region of the divided body 26B are locked in locking holes (not shown) of the inner panel 2. Further, the mounting bracket 43 is fastened with bolts 44, and the mounting bracket 41D disposed on the rear end side of the airbag 40 is bolted (not shown) to the inner panel 2 so that the airbag assembly is attached to the body 1. To fix. Next, a lead wire (not shown) extending from a predetermined control device for operating the inflator is connected to the inflator 42.
[0033]
Thereafter, the divided portion 26B in the airbag cover 25 is fixedly attached to the body 1 side so that the mounting portion 33 is inserted and locked into the mounting hole 2b. At this time, the duct of the air conditioner connected to the register unit 14 of the register module 10 is connected to the register unit 14.
[0034]
Next, the locking pieces 21 of the assist grips 17F and 17B are respectively attached to the mounting holes 38a of the mounting portions 38 and the mounting holes 41c of the mounting brackets 41B and 41C (the mounting holes 40b of the mounting portions 40a). ), The assist grips 17F and 17B are fixed to the body 1 side by being inserted and locked into the mounting hole 2a of the inner panel 2. At this time, the mounting brackets 41 B and 41 C disposed at the part of the assist grip 17 are fastened together by the locking pieces 21 and fixed to the body 1 side. If the assist grip 17 is fixed as described above, the head protection airbag device M can be mounted on the vehicle V.
[0035]
Before the airbag assembly is mounted on the vehicle V, the center pillar garnish 7, the rear pillar garnish 6, and the roof head lining 5 are each attached and fixed to the inner panel 2.
[0036]
If the inflator 42 is operated after the head protection airbag device M is mounted on the vehicle V, the inflation gas discharged from the inflator 42 flows into the airbag 40 through the inlet 40c. Become. Then, the airbag 40 is inflated while eliminating the folding to break a wrapping material (not shown), pushes the door portion 27 of the airbag cover 25 and projects downward, as shown by a two-dot chain line in FIG. The windows W1 and W2, the center pillar portion CP, and the rear pillar portion RP are expanded and inflated so as to cover the inside I of the vehicle.
[0037]
And in the head protection airbag apparatus M of embodiment, since the division body 26B which comprises the airbag cover 25, and the register module 10 as a functional component are assembled, the register module 10 is assembled. The register module 10 can also be fixed to the body 1 side of the vehicle V simply by fixing the divided body 26 B to the body 1 side of the vehicle V. Therefore, it is not necessary to fix the register module 10 to the body 1 side of the vehicle V separately.
[0038]
Therefore, in the head protection airbag device M of the embodiment, the number of steps for assembling the airbag cover 25 and the register module 10 to the body 1 side can be reduced, and an increase in tact time can be suppressed.
[0039]
In the head protection airbag device M of the embodiment, the register module 10 is assembled to the airbag cover 25 from the back side of the airbag cover 25. Therefore, the register module 10 can be attached to the airbag cover 25 without exposing the screw 15 as an assembly member for assembling the register module 10 to the airbag cover 25 to the vehicle interior I. Designability can be made favorable.
[0040]
Furthermore, in the head protection airbag device of the embodiment, the airbag cover 25 has a portion 30a at the periphery of the opening 30 for disposing the register module 10 on the vehicle interior side of the flange portion 12 in the frame 11 of the register module 10. A locking portion for locking I is used. For this reason, even if the register module 10 is pressed against the vehicle inner side I with the standing wall 31 interposed by the airbag 40 that is deployed and inflated when the airbag 40 is activated, the register module 10 Since the flange portion 12 of the frame body 11 is locked on the surface on the vehicle inner side I by the locking portion 30a, the register module 10 can be prevented from moving so as to protrude toward the vehicle inner side I.
[0041]
In the head protection airbag device M of the embodiment, the register module 10 including the register unit 13 as a functional component and disposed so as to be exposed on the upper edge side of the window W2 is described as an example. However, the functional component to which the present invention is applicable is not limited to this. For example, as shown in FIG. 7, it is good also as a structure which arrange | positions 10 A of air cleaners as a functional component. In such a configuration, the air purifier 10A is disposed with the vehicle interior I covered with the airbag cover 25A in the vicinity of the upper end of the airbag cover 25A. The airbag cover 25A is configured to bend so that only the vicinity of the portion where the air purifier 10A is disposed is protruded toward the vehicle interior I in the vicinity of the upper edge. Then, in the vicinity of the protruding portion, the air purifier 10A uses a screw 15 on the connection wall portion 25a disposed so as to close the space between the airbag cover 25A and the roof head lining 5. It has been assembled from.
[0042]
Even when the air purifier 10A having the above-described configuration is provided, since the air bag cover 25A and the air purifier 10A are assembled, the air bag cover 25A in which the air purifier 10A is assembled is provided. The air cleaner 10A can also be fixed to the body 1 side of the vehicle simply by fixing it to the body 1 side of the vehicle. Therefore, even in the airbag cover 25A having the above-described configuration, it is not necessary to separately fix the air cleaner 10A to the body 1 side of the vehicle V. This can reduce the increase in tact time.
[0043]
Of course, the functional components applicable to the head protecting airbag device M of the present invention are not limited to the register module 10 and the air purifier 10A. For example, an indoor lamp or a module in which a lamp part and a register part are integrally arranged can be mounted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a head protection airbag device according to an embodiment of the present invention, as viewed from the vehicle inner side, showing a vehicle-mounted state.
FIG. 2 is a schematic enlarged longitudinal sectional view of the II-II site in FIG.
3 is a schematic cross-sectional view taken along the line III-III in FIG.
4 is a schematic enlarged longitudinal sectional view of the IV-IV part of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a schematic enlarged longitudinal sectional view of a VV part in FIG. 1;
6 is a schematic enlarged longitudinal sectional view of a VI-VI part in FIG. 1. FIG.
FIG. 7 is a schematic enlarged longitudinal sectional view showing a functional component according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Body
5 ... Roof head lining,
10: Register module (functional component),
10A ... Air purifier (functional parts),
12 ... flange part,
15 ... Screw,
25 ... Airbag cover,
30 ... Opening,
30a ... locking part,
40 ... Airbag,
42 ... Inflator,
V ... Vehicle,
W1, W2 ... windows,
M: Head protection airbag device.

Claims

The airbag is folded to the upper edge side of the window inside the vehicle, and includes an airbag that is covered with the airbag cover and stored.
The airbag cover is separated from the roof head lining, and is disposed in a substantially belt shape along the front-rear direction between the window and the roof head lining in the roof side rail portion of the vehicle. And
In the head protection airbag device having a configuration in which a functional component is disposed near the upper edge of the window on the inner side of the vehicle,
The head protection airbag device, wherein the airbag cover is fixed to a body side of the vehicle in a state where the functional parts are assembled.

The head protection airbag device according to claim 1, wherein the functional component is assembled to the airbag cover from the back side of the airbag cover.

The locking part which can lock the edge part of the vehicle inner side end in the functional part is disposed in a portion of the airbag cover which is around the functional part. Head protection airbag device.