JP4048814B2 - Intake device for spark ignition engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下流端が燃焼室内に開口する吸気ポートと、この吸気ポートを開閉する吸気弁と、エンジンの低回転領域で吸気ポートの周辺部の一部を閉塞して吸気の流れを偏向するシャッター弁とを有する火花点火式エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平2001−173513号公報に示されるように、吸気ポートの下流側部の開口面積を上流側部に比べて小さくする絞り部を設け、燃焼室内に導入される吸気流によってタンブル流を生成するように構成されたエンジンの吸気装置において、上記吸気ポートの燃焼室入口部に装着されたバルブシートの内周面の中心軸を外周面の中心軸に対して吸気ポートの流路に沿って傾斜させることにより、吸気ポートを介して供給された吸気流を上記バルブシートの案内面に沿って円滑に燃焼室内に流入させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように吸気ポートの下流側部の開口面積を上流側部に比べて小さくする絞り部を設けた場合には、エンジンの低速運転時に、上記絞り部において吸気の流速を増大させることができるため、燃焼室内で生成されるタンブル流を強化して混合気の成層化を促進することにより、燃焼性を向上させることができるという利点がある。この反面、上記絞り部における吸気の通気抵抗が大きいため、要求吸気量および燃料噴射量が多いエンジンの高速運転時等に、吸気量が不足して燃焼性が低下し易いという問題があった。
【0004】
なお、エンジンの低速運転時にタンブル流の強度を増大させるとともに、高速運転時に多量の吸気を燃焼室内に供給することができるようにするため、例えば特開2001−55925号公報に示されるように、吸気ポートを上側ポート部と下側ポート部とに仕切る隔壁と、燃焼室内に生成されるタンブル流動を調節するタンブル制御弁とを設け、エンジン回転数の低い成層燃焼運転時には、上記タンブル制御弁によって下側ポート部を閉止する等により、吸気の流速を速めてタンブル流の強度を増大させ、またエンジン回転数の高い均一燃焼運転時には、上記タンブル制御弁を中立位置に保持させることにより、吸気の通気抵抗を極力小さくすることが行われている。
【0005】
しかし、上記のようにエンジンの高速運転時に、タンブル制御弁を中立位置に保持したとしても、所定の長さを有する上記隔壁によって吸気の流動が妨げられるために、充分な吸気量を確保することが困難であるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、エンジンの低速運転時に吸気の流速を効果的に速めることができるとともに、高速運転時に吸気の通気抵抗を効果的に小さくすることができる火花点火式エンジンの吸気装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、下流端が燃焼室内に開口する吸気ポートと、この吸気ポートを開閉する吸気弁と、エンジンの低回転領域で吸気ポートの周辺部の一部を閉塞して吸気の流れを偏向するシャッター弁とを有し、吸気ポートの燃焼室中心側に位置する上方壁に、上記吸気弁を支持するバルブガイド壁の一部が吸気ポート内に突出するように設けられた火花点火式エンジンにおいて、上記吸気ポートの最下流部に設けられたスロート部よりも上流側に位置する吸気ポートの横断面形状を、その開口部の上下中心線よりも上方壁側または下方壁側のいずれか一方に位置する開口部の開口面積が他方よりも相対的に小さくなるように形成するとともに、開口面積の小さい開口部を、その開口部の重心が吸気ポートの開口部全体の重心位置よりも外側方側に位置する偏心形状とし、かつ開口面積の大きい開口部側に上記シャッター弁を配設して、この部分を開閉するように構成したものである。
【0008】
上記構成によれば、エンジンが高回転の運転領域にある場合に、上記シャッター弁が開放状態とされることにより、多量の吸気が燃焼室内にスムーズに流入し、かつエンジンが低回転の運転領域にある場合に、上記シャッター弁が閉止状態とされることにより、吸気の流れが、上方壁側または下方壁側のいずれか一方側に偏向されて吸気の流速が速められるとともに、上記通路中心側に案内されることにより、上記上方壁側または下方壁側のいずれか一方側から側壁部内面に沿って旋回し、吸気弁の設置部を迂回しつつ燃焼室内に吸気が流入して適正なタンブル流が生成されることになる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の火花点火式エンジンの吸気装置において、シリンダ軸線に沿った吸気ポートの縦断面と直交する方向から見て、バルブガイドの設置部の上流側に位置する吸気ポートの軸線を略ストレート状に形成するとともに、吸気ポートの燃焼室外周側に位置する下方壁側の開口部の開口面積が燃焼室中心側に位置する上方壁側の開口部よりも相対的に小さくなるように吸気ポートの横断面を形成したものである。
【0010】
上記構成によれば、吸気ポートの軸線に沿って吸気がスムーズに流通するとともに、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、上記シャッター弁により下方壁側に偏向された吸気流が、上記通路中心側に案内されることにより、上記下方壁側から側壁部内面に沿って吸気が旋回しつつ、吸気弁の設置部を迂回して燃焼室内に吸気が流入することになる。
【0011】
請求項3に係る発明は、上記請求項2に記載の火花点火式エンジンの吸気装置において、下流端が燃焼室内に開口する一対の吸気ポートを備え、両吸気ポート間の燃焼室外周側にインジェクタを配設するとともに、両吸気ポート間の燃焼室中心側に点火プラグを配設し、吸気ポートの下方壁側の開口部を、その開口部の重心が吸気ポートの開口部全体の重心位置よりも、隣接する吸気ポートの反対側に位置する偏心形状としたものである。
【0012】
上記構成によれば、インジェクタが点火プラグおよび吸気弁の設置部に干渉するのを防止した状態で、両吸気ポート間の下方壁側に形成されたスペースを有効に利用してインジェクタを適正位置に配設することが可能となる。
【0013】
請求項4に係る発明は、上記請求項3記載の火花点火式エンジンの吸気装置において、吸気ポートの上方壁側の開口部を略長方形状に形成するとともに、下方壁側の開口部を下窄まりの略三角形状に形成したものである。
【0014】
上記構成によれば、両吸気ポート間の下方壁側にインジェクタを配設するスペースが形成されるとともに、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、略長方形状に形成された上方壁側の開口部がシャッター弁によって閉止されることにより、吸気の流れが略三角形状に形成された下方壁側の開口部に偏向された後、側壁部内面に沿って吸気が旋回しつつ、吸気弁の設置部を迂回して燃焼室内に流入することになる。
【0015】
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の火花点火式エンジンの吸気装置において、下流端が燃焼室内に開口する一対の吸気ポートと、単一の吸気通路から上記一対の吸気ポートに向けて分岐するコモン部とを備えるとともに、シリンダ軸線に沿った吸気ポートの縦断面と直交する方向から見て、吸気ポートのバルブガイドの設置部から上記コモン部までを略ストレート状に形成したものである。
【0016】
上記構成によれば、吸気がコモン部から吸気ポートを通ってスムーズに流通するとともに、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、上記シャッター弁により下方壁側に偏向された吸気流が、下方壁側の開口部の通路中心側に案内されることにより、上記下方壁側から側壁部内面に沿って吸気が旋回しつつ、吸気弁の設置部を迂回して燃焼室内に流入することになる。
【0017】
請求項6に係る発明は、請求項5記載の火花点火式エンジンの吸気装置において、シャッター弁の設置部とコモン部とを吸気マニホールドに設けるとともに、シリンダ軸線に沿った吸気ポートの縦断面と直交する方向から見て、上記吸気マニホールドと、シリンダヘッドに形成された吸気ポートとを略ストレート状に接続したものである。
【0018】
上記構成によれば、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、上記コモン部等が設けられた吸気マニホールドを有効に利用して、吸気の流速を速めることができるとともに、吸気の旋回を効果的に促進することが可能となる。
【0019】
請求項7に係る発明は、請求項2〜6のいずれかに記載の火花点火式エンジンの吸気装置において、下流端が燃焼室内に開口する一対の吸気ポートと、単一の吸気通路から上記一対の吸気ポートに向けて分岐するコモン部とを備えるとともに、このコモン部の下流端部にシャッター弁を配設し、かつスロート部の直上流部から上記コモン部までの間における吸気通路の上方壁側の開口部を略長方形状に形成するとともに、下方壁側の開口部を下窄まりの略三角形状に形成したものである。
【0020】
上記構成によれば、吸気流が上記単一の吸気通路からコモン部に至る際に発生する外向きのベクトルに応じ、上記吸気流の旋回が効果的に促進されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係るエンジンの吸気装置の実施形態を示している。これらの図において、1はシリンダブロック2およびシリンダヘッド3等により構成されるとともに、複数のシリンダを備えたエンジン本体である。このエンジン本体1の各シリンダには、ピストン4が嵌挿され、このピストン4の頂面とシリンダヘッド3の下面との間に燃焼室5が形成されている。また、上記ピストン4の頂面には、キャビティ6が設けられている。
【0022】
上記シリンダヘッド3には、燃焼室5に開口する二つの吸気ポート7,7と、二つの排気ポート8,8とが相対向して形成されるとともに、上記両吸気ポート7,7および排気ポート8,8をそれぞれ開閉する吸気弁9,9および排気弁10,10と、点火プラグ11と、インジェクタ12とが設けられている。このインジェクタ12は、燃焼室5の周縁部に配設され、この位置から燃焼室5内に燃料を直接噴射するように構成されている。また、点火プラグ11は、上記両吸気ポート7,7間の燃焼室中央側、つまり燃焼室5の上面略中央部に配設されている。
【0023】
上記両吸気ポート7,7は、それぞれ独立して形成され、図3に示すように、吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見た場合、つまり鉛直方向に延びるシリンダ軸線2Aに沿った吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見た場合に、上流側がシリンダヘッド3の上方側部に位置するとともに、下流側が燃焼室5に向かって斜め下方に延びるように形成され、かつ吸気ポート7,7の下流端が燃焼室5の天井部分に開口している。
【0024】
上記吸気ポート7には、吸気弁9の弁軸を摺動自在に支持するバルブガイド13の一部(下端部)が、燃焼室5の中央側に位置する上方壁7aの所定位置に臨むように突出して設けられている。そして、上記縦断面において、吸気ポート7は、バルブガイド13の設置部を境にしてその上流側部71と、下流側部72とに区画されるとともに、吸気ポート7の最下流部、つまり弁座14の直上流側部には、スロート部73が設けられている。上記吸気ポート7の上流側部71には、バルブガイド13の設置部に向けて徐々に突出量が増大するガイド壁13aが、上記上方壁7aに形成されている。
【0025】
吸気ポート7の少なくとも上記上流側部71における軸線7Aは、略ストレート状に形成されている。そして、上記吸気ポート7の上方壁7aは、バルブガイド設置部の下流側部72のシリンダ軸線2Aに対する傾斜角度が、下流側部72の上流部72aにおいて最も大きく(寝ており)、この上流部72aから下流側のスロート部73に向かって徐々に小さくなる(立つ)ように湾曲して形成され、この下流側部72のシリンダ軸線2Aに対する傾斜角度は、バルブガイド設置部の上流側部71の同傾斜角度に対して、上流部72aは大きく、スロート部73に近い下流部72bでは小さくなっている。
【0026】
また、上記吸気ポート7の下方壁7bは、バルブガイド設置部の上流側部71のシリンダ軸線2Aに対する傾斜角度が、下流側部72の下流部よりも大きくなるように略ストレート状に形成されているとともに、この下流側部72と、上記スロート部73との下方壁7bにおける接続部に角部74が形成されている。さらに、上記バルブガイド設置部の下流側部72における下方壁7bの傾斜角度は、その延長線72Bと、最大リフト状態(最大開放状態)の吸気弁9の傘部底面との交点Pが、吸気弁9の軸線9Aよりも燃焼室5の中央側(排気ポート8側)に位置するように設定されている。
【0027】
また、上記スロート部73よりも上流側に位置する吸気ポート7の横断面(吸気ポート7の軸線7Aと直交する断面)の形状は、図4(a),(b)に示すように、横断面の上下中心線(上下方向の最大幅の中心を通る水平方向線)Cよりも下方壁7b側の開口面積が、上方壁7a側の開口面積よりも小さくなるとともに、上記下方壁7b側に位置する開口部の通路中心(下方壁側開口部の重心)Obが上記開口部全体の重心Oよりも外方側、つまり隣接する吸気ポート7の設置部と反対側に位置するように形成されている。
【0028】
具体的には、上記上下中心線Cよりも上方壁7a側の開口部が略長方形に形成されるとともに、上下中心線Cよりも下方壁7b側の開口部が下窄まりの略三角形状に形成されることにより、横断面の上下中心線Cよりも下方壁7b側の開口面積が、上方壁7a側の開口面積よりも小さくなるように構成されている。また、上記上下中心線Cよりも下方壁7b側の開口部が隣接する吸気ポート7側の側辺部を斜辺とする略直角三角形状に形成されることにより、上記下方壁7b側に位置する開口部の通路中心(下方壁側開口部の重心)Obが、隣接する吸気ポート7の設置部と反対側に位置した偏心形状に形成され、これによって吸気ポート7が略五角形の異形断面形状を呈している。
【0029】
また、図4(a)に示す吸気ポート7の有効通路面積、つまりバルブガイド13の設置部の下流側部72における吸気ポート7の通路開口面積から、吸気弁9の軸面積を減算した面積が、図4(b)に示す吸気ポート7の有効通路面積、つまりバルブガイド13の設置部の上流側部71における吸気ポート7の流通開口面積よりも大きくなるように吸気ポート7が形成されている。
【0030】
上記有効通路面積の変化状態を図示すると、図5に示すようになり、吸気ポート7の上流側からガイド壁13aの始端部αまでの間では、上記吸気ポート7の有効通路面積が略一定に形成されている(図例では下流側に至るに従い稍減少するように形成されている)。また、上記ガイド壁13aの始端部αから終端部(バルブガイド13の設置部)βまでの間では、下流側に至るに従い有効通路面積が次第に減少し、上記バルブガイド13の設置部(β)よりも下流側では、その上流側に比べて有効通路面積が増大するようになっている。
【0031】
上記両吸気ポート7,7間の燃焼室外周側には、燃焼室5内の斜め下方に向けて延びるインジェクタ12の取付孔が形成され、この取付孔に取り付けられたインジェクタ12から斜め下方に向けて、つまり後述するエンジンの成層燃焼運転時に、図6に示すように、燃焼室5内で生成されたタンブル流Tに向けて燃料が噴射されるように構成されている。
【0032】
上記エンジン本体1の一側部には、吸気マニホールド15が連結され、この吸気マニホールド15の下流部には、図2に示すように、単一の吸気通路15aを上記両吸気ポート7,7に向けて分岐するコモン部16が設けられている。また、図3に示すように、シリンダ軸線2Aに沿った吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見て、上記吸気マニホールド15と、上記吸気ポート7とが略ストレート状に接続されている。
【0033】
そして、シリンダ軸線2Aに沿った吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見て、少なくとも吸気ポート7の上記バルブガイド13の設置部から上記コモン部16までは、その軸線7Aが略ストレート状に形成されている(図3参照)。さらに、上記コモン部16の横断面形状は、上記吸気ポート7と同様に、図7に示すように、上方壁16a側の開口部が略長方形状に形成されるとともに、下方壁16b側の開口部が先窄まりの略三角形状に形成されることにより、横断面の上下中心線よりも下方壁16b側の開口面積が、上方壁16a側の開口面積よりも小さくなるように構成されている。
【0034】
上記コモン部16の下流端部、つまりシリンダヘッド3に形成された上記吸気ポート7の直上流部には、吸気の流れを開口通路の下方壁16b側に偏向させるシャッター弁17が設けられている。このシャッター弁17は、図7(a)に示すように、コモン部16の上方壁16a側の開口部を閉止可能に設置されるとともに、コモン部16の下方壁16b側の開口部に対応した切欠きを有している。
【0035】
そして、上記シャッター弁17、吸気マニホールド15および吸気ポート7により、燃焼室5内にタンブル流Tを生成するとともに、その強度を調節するタンブル強度調節手段が構成されている。具体的には、上記シャッター弁17の駆動軸17aを図外のアクチュエータにより回転駆動して、上記コモン部16の上方壁16a側の開口部をシャッター弁17で閉止すると、有効通路面積が狭められて吸気の流速が速くなることにより、燃焼室5内において生成されるタンブル流Tの強度が増大される。また、図7(b)に示すように、上記シャッター弁17を開放状態に移行させてコモン部16の有効通路面積を増大させると、吸気の流速が遅くなることにより、タンブル流Tの強度が弱められるようになっている。
【0036】
上記インジェクタ12からの燃料噴射量は、図外のECU(エンジンコントロールユニット)によりエンジンの運転状態に応じて制御される。つまり、エンジン負荷およびエンジン回転数等に応じて燃料噴射量が制御されるとともに、点火プラグ11周りに混合気を偏在させて成層燃焼状態とするために圧縮行程で燃料を噴射する圧縮行程噴射と、燃焼室5内の全体に混合気を拡散させて均一燃焼状態とするために吸気行程で燃料を噴射する吸気行程噴射とにインジェクタ12の燃料噴射形態が変更される。また、上記シャッター弁17および図外のエレキスロットル(電気的なアクチュエータで作動されるスロットル弁)等の吸入空気量調節手段が上記ECUにより運転状態に応じて制御されるようになっている。
【0037】
図8は、横軸をエンジン回転数Ne、縦軸をエンジン負荷に対応した平均有効圧力Peとして設定された燃料の噴射形態および空燃比の制御マップを示している。この図において、所定負荷以下および所定回転数以下の領域が成層燃焼領域Sとされ、この領域Sで圧縮行程噴射が行われるとともに、空燃比が例えばA/F=40程度というように理論空燃比よりも大幅にリーンとされる。一方、所定負荷よりも高負荷側と所定回転数よりも高回転側とに亘る領域が均一燃焼領域Kとされ、この領域Kで吸気行程噴射が行われるとともに、空燃比が略理論空燃比またはこれによりリッチ(λ≦1)とされ、例えばA/F=13〜14.7とされる。
【0038】
上記均一燃焼領域Kでは、吸気の通気抵抗を小さくするために、シャッター弁17を全開状態とし、成層燃焼領域Sでは、エンジン負荷およびエンジン回転数が低下するのに伴いシャッター弁17を閉止状態に移行させて、吸気の流れを吸気ポート7の下方壁7b側に偏向させることにより、次第に吸気の流速を速めてタンブル強度を増大させる制御が実行されるようなっている。
【0039】
上記構成において、低負荷低回転側の成層燃焼領域Sでは、燃焼室5の周縁に配設されたインジェクタ12から圧縮行程で燃料が噴射されて、点火プラグ11の周りに混合気が偏在するように成層化されることにより、空燃比が大幅にリーンな状態で着火、燃焼が可能となる。また、高負荷高回転側の均一燃焼領域Kでは、吸気行程で燃料が噴射されて、燃焼室5内の全体に混合気が拡散されることにより、空燃比が略理論空燃比または稍リッチな値に設定された状態で、混合気の着火および燃焼が行われることになる。
【0040】
このようにエンジンの運転状態に応じて燃料の噴射形態や空燃比が変えられるが、これに対応して上記成層燃焼領域Sでは、エンジン回転数が低いほど、シャッター弁17が閉止方向に駆動されることにより、タンブル流Tの強度が増大されることになる。このため、図6に示すように、インジェクタ12から噴射された燃料噴霧Faのエネルギーと、上記タンブル流Tのエネルギーとが適正にバランスした状態で、燃焼室5内において衝突し、燃料の微粒化が促進されるとともに、上記タンブル流Tにより燃料噴霧Faが減速されつつ、空気と混合されるとともに、この混合気が上方に巻き上げられて点火プラグ11の周りに漂う状態となり、この点火プラグ11の周りに混合気が適正に成層化されることになる。
【0041】
上記のように吸気ポート7の横断面の上下中心線Cよりも上方壁7a側の開口部を略長方形に形成するとともに、上記上下中心線Cよりも下方壁7b側の開口部を下窄まりの略三角形状に形成する等により、上記下方壁側7b側の開口部の開口面積が上方壁7a側よりも相対的に小さくなるように形成したため、低負荷低回転の成層燃焼運転時に、上記シャッター弁17を閉止状態として吸気流Nを下方壁7b側に偏向させることにより、吸気流Nを下方壁側の開口部に集中させてその流速を効果的に速めることができる。したがって、燃焼室5内において生成されるタンブル流Tの強度を効果的に増大させることができるとともに、このタンブル流Tが早期に消滅するのを防止して圧縮行程の後半までタンブル流Tを残存させることができ、上記混合気の成層化を促進して燃焼安定性を効果的に向上させることができる。
【0042】
また、吸気ポート7の開口面積の小さい下方壁7b側の開口部を、その通路中心(下方壁側開口部の重心)Obが、吸気ポート7の開口部全体における重心Oの位置よりも外側方側に位置する偏心形状とし、かつ開口面積の大きい開口部側(上方壁7a側)に上記シャッター弁17を配設して、この部分を開閉するように構成したため、上記シャッター弁17の設置部に到達した吸気流Nを下方壁7b側に偏向させるのと同時に、上記通路中心Ob側に吸気流Nの主流が案内されることにより、図2に示すように、吸気流Nを外向きに変位させるベクトルN1が発生する。そして、図9に示すように、上記ベクトルN1に応じ、吸気流Nが下方壁7b側から側壁部内面に沿って旋回しつつ、上記吸気流Nの主流(N2)が吸気弁9の設置部を迂回して燃焼室5内に流入することになる。したがって、エンジンの成層燃焼運転時に、吸気弁9の弁軸や点火プラグ11等に吸気流Nが衝突することに起因して吸気の流速が弱められることが防止され、燃焼室5内において適正なタンブル流Tが生成されることになる。
【0043】
一方、高負荷高回転の均一燃焼領域Kでは、上記シャッター弁17が開放状態とされることにより、吸気ポート7内における吸気の通気抵抗を小さな値に抑えて吸気をスムーズに流通させ、燃焼室5内に導入される吸気量を充分に確保することができる。
【0044】
また、上記実施形態では、シリンダ軸線2Bに沿った吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見て、上記バルブガイド13の設置部の上流側部71における吸気ポート7の軸線7Aを略ストレート状に形成するとともに、吸気ポート7の燃焼室外周側に位置する下方壁7b側の開口部の開口面積が上方壁7a側の開口部よりも相対的に小さくなるように吸気ポート7の横断面形状を形成したため、エンジンの成層燃焼運転時に、上記上方壁7a側に配設されたシャッター弁17を閉止状態とすることにより、吸気ポート7の下方に偏向された吸気流Nを下方壁部7bに沿ってスムーズに流通させることができる。
【0045】
なお、吸気ポート7内において大きな吸気の乱流が生じない程度に、上記軸線7Aを緩やかに湾曲させた構造としてもよい。また、上記スロート部73の上流側に位置する吸気ポート7の横断面形状を、上記上下中心線Cよりも上方壁7a側に位置する開口部の開口面積が、下方壁7b側よりも相対的に小さくなるように形成するとともに、この下方壁7b側の開口部をシャッター弁17により開閉するように構成してもよい。
【0046】
上記実施形態では、下流端が燃焼室5内に開口する一対の吸気ポート7,7を備えたエンジンにおいて、両吸気ポート7,7間の燃焼室外周側にインジェクタ12を配設するとともに、両吸気ポート7,7間の燃焼室中央側に点火プラグ11を配設し、吸気ポート7の下方壁7b側に位置する開口部を、その通路中心(下方壁側開口部の重心)Obが開口部全体の重心Oの位置よりも隣接する吸気ポート7の反対側に位置する偏心形状としたため、点火プラグ11および吸気弁9の設置部にインジェクタ12が干渉するという問題を生じることなく、両吸気ポート7,7間の下方壁側7bに形成されたスペースを有効に利用して、この部分にインジェクタ12を配設することができる。したがって、成層燃焼運転時に、吸気の流れを下方壁7b側に偏向させてタンブル流Tの強度を増大させるという上記作用効果を損なうことなく、インジェクタ12を適正位置に配設できるという利点がある。
【0047】
特に、上記実施形態に示すように、吸気ポート7の上方壁7a側の開口部を略長方形状に形成するとともに、下方壁7b側の開口部を下窄まりの略三角形状に形成した場合には、簡単な構成で両吸気ポート7,7間の下方壁7b側にインジェクタ12を配設するためのスペースを形成できるため、上記吸気ポート7,7にインジェクタ12を近接させた状態でコンパクトに配設することができる。そして、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、略長方形状に形成された上方壁7a側の開口部をシャッター弁17によって閉止し、吸気の流れを略三角形状に形成された下方壁7b側の開口部に偏向させることにより、吸気の流速を効果的に速めることができるとともに、吸気ポート7の側壁部内面に沿って吸気流を効率よく旋回させることができる。
【0048】
また、上記実施形態に示すように、下流端が燃焼室5内に開口する一対の吸気ポート7,7と、単一の吸気通路15aから上記一対の吸気ポート7,7に向けて分岐するコモン部16とを備えた火花点火式エンジンにおいて、シリンダ軸線2Aに沿った吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見て、吸気ポート7のバルブガイド13の設置部から上記コモン部16までを略ストレート状に形成した場合には、上記コモン部16から吸気ポート7に沿って吸気をスムーズに流通させることができるとともに、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、上記シャッター弁により下方壁7b側に偏向された吸気流を、この下方壁7b側の開口部の通路中心(下方壁側開口部の重心)Ob側に案内することにより、上記下方壁7側から側壁部内面に沿って吸気を効果的に旋回させることができる。
【0049】
しかも、上記実施形態では、シャッター弁17の設置部とコモン部16とを吸気マニホールド15に設けるとともに、この吸気マニホールド15と、シリンダヘッド3に形成された吸気ポート7とを、シリンダ軸線2Aに沿った吸気ポート7の縦断面と直交する方向から見て略ストレート状に接続したため、エンジンが低回転の運転領域にある場合に、上記コモン部16等が設けられた吸気マニホールド15を有効に利用して吸気の流速を増大させることができるとともに、吸気の旋回を効果的に促進することができる。
【0050】
特に、上記実施形態に示すように、下流端が燃焼室内に開口する一対の吸気ポート7,7と、単一の吸気通路15aから上記一対の吸気ポート7,7に向けて分岐するコモン部16とを備えたエンジンにおいて、このコモン部16の下流端部にシャッター弁17を配設し、かつスロート部73の直上流部から上記コモン部16までの間における吸気通路の上方壁7a,16a側の開口部を略長方形状に形成するとともに、下方壁7b,16b側の開口部を下窄まりの略三角形状に形成したため、吸気流が上記単一の吸気通路15aからコモン部16に至る際に発生する外向きのベクトルN1に応じ、上記吸気流の旋回を、さらに効果的に促進することができるため、エンジンの成層燃焼運転時に、上記吸気流Nが吸気弁9の傘部上面に衝突するのを、より効果的に抑制できるという利点がある。
【0051】
また、上記実施形態では、シリンダ軸線2Aに対する吸気ポート7の上方壁7aの傾斜角度を、上記バルブガイド13の設置部の上流側部71に比べて、上記バルブガイド13の下流側部72が、その上流部72aは大きく、その下流部72bは小さくなるように形成するとともに、シリンダ軸線2Aに対する吸気ポートの下方壁7bの傾斜角度を、上記バルブガイド13の設置部の上流側部71に比べて下流側部72が大きくなるように形成したため、低負荷低回転の成層燃焼運転時に、図10に示すように、上記シャッター弁17が閉止されることにより、吸気ポート7の下方壁7b側に偏向した吸気流Nが、上記下流側部72に到達した時点で、その下方壁7bに沿って上方壁7a側(排気ポート8側)に案内されることになる。
【0052】
したがって、吸気流Nの主流が吸気弁9の傘部上面9aの燃焼室外周側部位9bに衝突するのを抑制しつつ、吸気弁9の傘部上面の燃焼室中央側部位9aないし上記上方壁7aに沿って所定角度で燃焼室5内に吸気を流入させることにより適正なタンブル流Tを生成し、このタンブル流Tが早期に消滅するのを防止して圧縮行程の後半までタンブル流Tを残存させることができるため、上記混合気の成層化を促進して燃焼安定性を効果的に向上させることができる。
【0053】
上記のように構成した本発明例と、図11に示すように、シリンダ軸線2Aに対する吸気ポート7の上方壁および下方壁の傾斜角度を略ストレート上に形成した比較例とにおいて、吸気の通気抵抗の変化を測定する実験を行ったところ、図12に示すようなデータが得られた。上記データは、縦軸に通気抵抗を表す流量係数Cfをとるとともに、横軸にタンブル比Trをとったものである。このタンブル比Trとは、吸気流の縦方向の角速度をバルブリフト毎に測定して積分した値を、エンジン角速度で除した値である。
【0054】
上記データから、シャッター弁(S弁)7を全閉状態とした成層燃焼領域において、比較例では、破線で示すように、タンブル比Trをそれ程大きくすることができないのに対し、本発明例では、実線で示すようにタンブル比Trを充分に大きくすることができ、上記比較例に比べてタンブル比Trの最大値がΔTr1だけ大きくなることが確認された。
【0055】
さらに、上記実施形態では、バルブガイド13の設置部の下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積がその上流側部よりも大きくなるように吸気ポート7を形成したため、要求吸気量および燃料噴射量の多い均一燃焼運転時に、吸気の通気抵抗が増大することに起因して吸気量が不足するという事態の発生を効果的に防止できるという利点がある。上記下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積を上流側部71よりも大きくした本発明例と、図11に示すように、下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積を上流側部71よりも小さくした比較例とにおいて、吸気の通気抵抗の変化を測定する実験を行ったところ、図12に示すようなデータが得られた。
【0056】
上記データから、シャッター弁(S弁)7を全開状態とした均一燃焼領域において、比較例では、シャッター弁を破線で示すように、流量係数Crをそれ程小さくすることができないのに対し、本発明例では、実線で示すようにシャッター弁(S弁)7を全開状態とすることにより、流量係数Crを充分に減少させることができ、上記比較例に比べて吸気抵抗の最小値をΔCfだけ小さくできることが確認された。
【0057】
しかも、下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積を上流側部71よりも小さくした上記比較例(図11)では、要求吸気量および燃料噴射量の多い均一燃焼運転時に、シャッター弁(S弁)を最大開放状態としても、上記下流側部72における吸気の流速がある程度高くなることが避けられないので、不必要に大きなタンブル流Tが生成されるオーバタンブル状態となり易い傾向がある。このため、均一燃焼運転時に、インジェクタ12から噴射された燃料の一部が上記タンブル流Tにより運ばれて燃焼室5の天井部、シリンダ内壁面およびピストン上面等に付着して未燃焼状態となり易く、スモークおよびHCの発生量が増大してエミッション性が悪化するとともに、燃焼温度が高いことと相まってノッキング等の異常燃焼が発生し易いという問題がある。
【0058】
これに対して上記実施形態のようにバルブガイド13の設置部の下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積がその上流側部71よりも大きくなるように吸気ポート7を形成した場合には、要求吸気量および燃料噴射量の多い均一燃焼運転時に、上記下流部72における吸気の流速が過度に速くなることがないので、図12に示すように、上記比較例に比べてタンブル比TrをΔTr2だけ小さくすることができる。したがって、上記オーバタンブルの発生を防止することにより、エミッション性を良好状態に維持することができるとともに、ノッキングの発生を効果的に防止できるという利点がある。
【0059】
しかも、図11に示すように、下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積を上流側部71よりも小さくした比較例では、要求吸気量および燃料噴射量の多い均一燃焼運転時に、シャッター弁(S弁)を最大開放状態としても、上記下流部72において吸気の流速を顕著に低下させることができないので、不必要に大きなタンブル流Tが生成されるオーバタンブル状態となり易い傾向がある。このため、均一燃焼運転時に、燃料噴霧が上記タンブル流Tにより運ばれて燃焼室5の天井部、シリンダ内壁面およびピストン上面等に付着し易く、スモークおよびHCの発生量が増大してエミッション性が悪化するとともに、上記オーバタンブルに起因して燃焼性がよくなり過ぎることにより、ノッキングが発生し易いという問題がある。
【0060】
これに対して上記実施形態に示すようにバルブガイド13の設置部の下流側部72における吸気ポート7の有効通路面積がその上流側部71よりも大きくなるように吸気ポート7を形成した場合には、要求吸気量および燃料噴射量の多い均一燃焼運転時に、上記下流部72における吸気の流速が過度に速くなることがないので、上記オーバタンブルの発生を防止して、エミッション性を良好状態に維持することができるとともに、ノッキングの発生を効果的に防止できるという利点がある。
【0061】
さらに、上記実施形態では、吸気弁9の最大リフト時に、バルブガイド13の設置部の下流側部72における下方壁7bの延長線72Bと、上記吸気弁9の底面との交点Pが、吸気弁9の軸線9Aよりも燃焼室5の中央側に位置するように、上記下方壁7bの傾斜角度を設定したため、低負荷低回転の成層燃焼運転時に、上記吸気流Nの主流が吸気弁9の傘部上面に衝突するのを効果的に抑制できるという利点がある。
【0062】
また、上記実施形態に示すように、吸気ポート7の下方壁7b側におけるバルブガイド13の設置部の下流側部72とスロート部73との接続部に角部74を形成した場合には、エンジンの成層燃焼運転時に、上記下方壁7に沿った吸気流Nが乱されて小さな渦流からなる乱流が形成され、この乱流によって上記吸気流Nを上方壁7a側(排気ポート8の設置部側)に案内する作用が促進されることになる。したがって、上記のように下流側部72とスロート部73との接続部に、上記角部74等からなる乱流形成用のガイド部を設けることにより、上記吸気流Nの主流が吸気弁9の傘部上面の燃焼室外周側部位9bに衝突するのを抑制しつつ、吸気弁9の過疎部上面の燃焼し地中が側部位9aないし上記上方壁7aに沿って所定角度で燃焼室5内に吸気を流入させることにより、適正なタンブル流Tを略三角形状するという作用が効果的に得られるという利点がある。
【0063】
なお、上記実施形態では、燃焼室5の周縁部に配設されたインジェクタ12から燃焼室5内に燃料を直接噴射する直憤式のエンジンについて説明したが、吸気ポート7内に燃料を噴射するように構成されたポート噴射式のエンジンについても、本発明を適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、下流端が燃焼室内に開口する吸気ポートと、この吸気ポートを開閉する吸気弁と、エンジンの低回転領域で吸気ポートの周辺部の一部を閉塞して吸気の流れを偏向するシャッター弁とを有し、吸気ポートの燃焼室中心側に位置する上方壁に、上記吸気弁を支持するバルブガイド壁の一部が吸気ポート内に突出するように設けられた火花点火式エンジンにおいて、上記吸気ポートの最下流部に設けられたスロート部よりも上流側に位置する吸気ポートの横断面形状を、その開口部の上下中心線よりも上方壁側または下方壁側のいずれか一方に位置する開口部の開口面積が他方よりも相対的に小さくなるように形成するとともに、開口面積の小さい開口部を、その開口部の重心が上記重心位置よりも外側方側に位置する偏心形状とし、かつ開口面積の大きい開口部側に上記シャッター弁を配設して、この部分を開閉するように構成したため、エンジンの低回転領域において、吸気流の主流が吸気弁の傘部上面に衝突するのを防止しつつ、燃焼室内に吸気を流入させることにより、適正なタンブル流を生成し、燃焼室内における混合気の成層化を促進して燃焼安定性を効果的に向上できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る吸気装置を備えたエンジンの要部構成を示す断面図である。
【図2】エンジンの燃焼室および吸気系の概略平面図である。
【図3】吸気ポートの縦断面形状を示す説明図である。
【図4】吸気ポートの横断面形状を示す説明図である。
【図5】吸気ポートの有効通路面積の変化状態を示すグラフである。
【図6】燃料の噴射状態を示す説明図である。
【図7】シャッター弁の具体的構造を示す説明図である。
【図8】エンジンの燃焼領域を示すマップである。
【図9】吸気の流動状態を示す説明図である。
【図10】吸気の流動状態を示す説明図である。
【図11】本発明に対する比較例の構成を示す説明図である。
【図12】タンブル比と流量抵抗との対応関係を示すデータ図である。
【符号の説明】
2A シリンダ軸線
5 燃焼室
7 吸気ポート
7a 上方壁
7b 下方壁
7A 吸気ポートの軸線
7B 下方壁の延長線
9 吸気弁
11 点火プラグ
12 インジェクタ
13 バルブガイド
17 シャッター弁
C 上下中心線
71 上流側部
72 下流側部
73 スロート部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, an intake port whose downstream end opens into a combustion chamber, an intake valve that opens and closes the intake port, and a portion of the periphery of the intake port is closed in a low rotation region of the engine to deflect the flow of intake air. The present invention relates to an intake device for a spark ignition engine having a shutter valve.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-173513, a throttle portion that makes the opening area of the downstream side portion of the intake port smaller than the upstream side portion has been provided, and tumbled by the intake air flow introduced into the combustion chamber In the intake device of an engine configured to generate a flow, the flow path of the intake port with respect to the central axis of the inner peripheral surface of the valve seat attached to the combustion chamber inlet of the intake port with respect to the central axis of the outer peripheral surface The intake air supplied through the intake port is caused to flow smoothly into the combustion chamber along the guide surface of the valve seat.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when the throttle portion that makes the opening area of the downstream side portion of the intake port smaller than that of the upstream side portion is provided, the flow rate of intake air can be increased in the throttle portion during low-speed operation of the engine. Therefore, there is an advantage that the flammability can be improved by enhancing the tumble flow generated in the combustion chamber and promoting the stratification of the air-fuel mixture. On the other hand, since the ventilation resistance of the intake air at the throttle portion is large, there is a problem that the combustibility tends to decrease due to a shortage of the intake air amount at the time of high speed operation of the engine having a large required intake air amount and fuel injection amount.
[0004]
In order to increase the strength of the tumble flow during low-speed operation of the engine and to supply a large amount of intake air into the combustion chamber during high-speed operation, for example, as disclosed in JP-A-2001-55925, A partition that divides the intake port into an upper port portion and a lower port portion and a tumble control valve that adjusts the tumble flow generated in the combustion chamber are provided. During stratified combustion operation at a low engine speed, the tumble control valve By closing the lower port, etc., the flow speed of the intake air is increased to increase the strength of the tumble flow, and during the uniform combustion operation at a high engine speed, the tumble control valve is held at the neutral position to The air resistance is made as small as possible.
[0005]
However, even when the tumble control valve is held in the neutral position during high-speed operation of the engine as described above, the flow of intake air is hindered by the partition wall having a predetermined length, so that a sufficient intake amount is ensured. There was a problem that was difficult.
[0006]
The present invention has been made in view of the above points, and can effectively increase the flow rate of intake air during low-speed operation of the engine, and can effectively reduce the ventilation resistance of intake air during high-speed operation. An object of the present invention is to provide an intake device for a spark ignition engine.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, an intake port whose downstream end opens into the combustion chamber, an intake valve that opens and closes the intake port, and a part of the periphery of the intake port are closed in a low rotation region of the engine. And a spark valve provided on the upper wall located on the combustion chamber center side of the intake port so that a part of the valve guide wall that supports the intake valve protrudes into the intake port. In an ignition engine, the above Provided at the most downstream part of the intake port The cross-sectional shape of the intake port located on the upstream side of the throat part is such that the opening area of the opening located on either the upper wall side or the lower wall side relative to the vertical center line of the opening is relative to the other. And an opening with a small opening area is formed. Center of gravity of opening Has an eccentric shape that is located on the outer side of the center of gravity of the entire opening of the intake port, and the shutter valve is arranged on the opening side having a large opening area so that this part is opened and closed. It is.
[0008]
According to the above configuration, when the engine is in the high rotation operation region, the shutter valve is opened, so that a large amount of intake air smoothly flows into the combustion chamber and the engine is in the low rotation operation region. When the shutter valve is closed, the flow of the intake air is deflected to either the upper wall side or the lower wall side, and the flow velocity of the intake air is increased. Is guided along the inner wall of the side wall from either the upper wall side or the lower wall side, and the intake air flows into the combustion chamber while bypassing the installation portion of the intake valve. A flow will be generated.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the spark ignition type engine intake device according to the first aspect, wherein the intake device is located upstream of the valve guide installation portion when viewed from a direction orthogonal to the longitudinal section of the intake port along the cylinder axis. And the opening area of the opening on the lower wall located on the outer peripheral side of the combustion chamber of the intake port is relative to that of the opening on the upper wall located on the center side of the combustion chamber. The cross section of the intake port is formed so as to be smaller.
[0010]
According to the above configuration, when the intake air smoothly flows along the axis of the intake port and the engine is in the low rotation operation region, the intake flow deflected to the lower wall side by the shutter valve is By being guided to the center side, the intake air swirls from the lower wall side along the inner surface of the side wall portion, and bypasses the installation portion of the intake valve and flows into the combustion chamber.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a spark ignition type engine intake device according to the second aspect, further comprising a pair of intake ports whose downstream ends open into the combustion chamber, and an injector disposed on the outer peripheral side of the combustion chamber between the two intake ports. And an ignition plug at the center of the combustion chamber between the two intake ports, and the opening on the lower wall side of the intake port Center of gravity of opening Is an eccentric shape located on the opposite side of the adjacent intake port from the center of gravity of the entire opening of the intake port.
[0012]
According to the above configuration, in a state where the injector is prevented from interfering with the installation portion of the spark plug and the intake valve, the space formed on the lower wall side between the two intake ports is effectively used to bring the injector into an appropriate position. It becomes possible to arrange.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in the spark ignition engine intake device of the third aspect, the upper wall side opening of the intake port is formed in a substantially rectangular shape, and the lower wall side opening is constricted. It is formed in a substantially triangular shape.
[0014]
According to the above configuration, the space for arranging the injector is formed on the lower wall side between the two intake ports, and the upper wall side formed in a substantially rectangular shape when the engine is in the low rotation operation region. After the opening is closed by the shutter valve, the flow of the intake air is deflected to the opening on the lower wall side formed in a substantially triangular shape, and then the intake air swirls along the inner surface of the side wall, It bypasses the installation part and flows into the combustion chamber.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the spark ignition type engine intake device according to any one of the first to fourth aspects, wherein the downstream end has a pair of intake ports that open into the combustion chamber and a single intake passage. A common section that branches off toward the pair of intake ports, and is substantially straight from the installation section of the intake port valve guide to the common section as viewed from the direction perpendicular to the longitudinal section of the intake port along the cylinder axis. It is formed in a shape.
[0016]
According to the above configuration, the intake air smoothly flows from the common portion through the intake port, and when the engine is in the low rotation operation region, the intake flow deflected to the lower wall side by the shutter valve is By being guided to the passage center side of the opening on the wall side, the intake air swirls along the inner surface of the side wall from the lower wall side, and flows into the combustion chamber bypassing the installation portion of the intake valve. .
[0017]
According to a sixth aspect of the present invention, in the intake device for the spark ignition engine according to the fifth aspect, the installation portion and the common portion of the shutter valve are provided in the intake manifold and are orthogonal to the longitudinal section of the intake port along the cylinder axis. The intake manifold and the intake port formed in the cylinder head are connected in a substantially straight shape as viewed from the direction in which it is to be performed.
[0018]
According to the above configuration, when the engine is in the low-rotation operation region, the intake manifold provided with the common portion and the like can be effectively used to increase the intake air flow velocity, and intake swirl is effective. Can be promoted.
[0019]
According to a seventh aspect of the present invention, in the spark ignition engine intake device according to any one of the second to sixth aspects, the pair of intake ports whose downstream ends open into the combustion chamber, and the pair of intake ports from a single intake passage. And a common valve branching toward the intake port of the engine, a shutter valve is disposed at the downstream end of the common port, and the upper wall of the intake passage between the portion immediately upstream of the throat portion and the common portion The opening on the side is formed in a substantially rectangular shape, and the opening on the lower wall side is formed in a substantially triangular shape with a narrowed bottom.
[0020]
According to the above configuration, the swirling of the intake flow is effectively promoted in accordance with the outward vector generated when the intake flow reaches the common portion from the single intake passage.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show an embodiment of an intake system for an engine according to the present invention. In these drawings, reference numeral 1 denotes an engine main body that includes a
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
Further, the
[0027]
Further, the shape of the cross section of the
[0028]
Specifically, the opening on the
[0029]
Also, the effective passage area of the
[0030]
The change state of the effective passage area is illustrated in FIG. 5, and the effective passage area of the
[0031]
A mounting hole for an
[0032]
An
[0033]
When viewed from the direction orthogonal to the longitudinal section of the
[0034]
At the downstream end of the
[0035]
The shutter valve 1 7 The
[0036]
The fuel injection amount from the
[0037]
FIG. 8 shows a fuel injection form and air-fuel ratio control map in which the horizontal axis represents the engine speed Ne and the vertical axis represents the average effective pressure Pe corresponding to the engine load. In this figure, a region below a predetermined load and a predetermined number of revolutions is defined as a stratified combustion region S. In this region S, compression stroke injection is performed, and the air / fuel ratio is, for example, about A / F = 40. Is much leaner than. On the other hand, the region extending from the high load side to the predetermined load and from the high rotation side to the predetermined rotational speed is defined as the uniform combustion region K. In this region K, the intake stroke injection is performed and Thereby, it is made rich (λ ≦ 1), for example, A / F = 13 to 14.7.
[0038]
In the uniform combustion region K, the
[0039]
In the above-described configuration, in the stratified combustion region S on the low load and low rotation side, the fuel is injected from the
[0040]
Thus, the fuel injection mode and the air-fuel ratio can be changed according to the operating state of the engine. Correspondingly, in the stratified combustion region S, the lower the engine speed, the more the
[0041]
As described above, the opening on the
[0042]
Further, the opening on the
[0043]
On the other hand, in the uniform combustion region K with high load and high rotation, the
[0044]
In the above embodiment, the
[0045]
Note that the
[0046]
In the above embodiment, in an engine having a pair of
[0047]
In particular, as shown in the above embodiment, when the opening on the
[0048]
Further, as shown in the above embodiment, a pair of
[0049]
Moreover, in the above embodiment, the installation portion of the
[0050]
In particular, as shown in the above embodiment, a pair of
[0051]
Further, in the above-described embodiment, the inclination angle of the
[0052]
Therefore, while suppressing the main flow of the intake flow N from colliding with the combustion chamber outer
[0053]
In the present invention configured as described above, and a comparative example in which the inclination angle of the upper wall and the lower wall of the
[0054]
From the above data, in the stratified combustion region where the shutter valve (S valve) 7 is fully closed, in the comparative example, the tumble ratio Tr cannot be increased as much as shown by the broken line, whereas in the present invention example, As shown by the solid line, it was confirmed that the tumble ratio Tr can be sufficiently increased, and the maximum value of the tumble ratio Tr is increased by ΔTr1 as compared with the comparative example.
[0055]
Furthermore, in the above embodiment, the
[0056]
From the above data, in the uniform combustion region where the shutter valve (S valve) 7 is fully open, in the comparative example, the flow rate coefficient Cr cannot be reduced so much as shown by the broken line in the comparative example. In the example, the flow rate coefficient Cr can be sufficiently reduced by fully opening the shutter valve (S valve) 7 as shown by the solid line, and the minimum value of the intake resistance is reduced by ΔCf compared to the comparative example. It was confirmed that it was possible.
[0057]
In addition, in the comparative example (FIG. 11) in which the effective passage area of the
[0058]
On the other hand, when the
[0059]
Moreover, as shown in FIG. 11, in the comparative example in which the effective passage area of the
[0060]
On the other hand, when the
[0061]
Furthermore, in the above embodiment, when the
[0062]
Further, as shown in the above embodiment, when the
[0063]
In the above-described embodiment, a straight-line engine that directly injects fuel into the
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the intake port whose downstream end opens into the combustion chamber, the intake valve that opens and closes the intake port, and a part of the periphery of the intake port are blocked in the low-speed region of the engine. A shutter valve that deflects the flow of intake air, and is provided on the upper wall located on the combustion chamber center side of the intake port so that a part of the valve guide wall that supports the intake valve protrudes into the intake port. In a spark ignition engine, the above Provided at the most downstream part of the intake port The cross-sectional shape of the intake port located on the upstream side of the throat part is such that the opening area of the opening located on either the upper wall side or the lower wall side relative to the vertical center line of the opening is relative to the other. And an opening with a small opening area is formed. Center of gravity of opening Is arranged in an eccentric shape located on the outer side of the center of gravity position, and the shutter valve is disposed on the opening side having a large opening area so as to open and close this portion. Inflow of intake air into the combustion chamber while preventing the main flow of the intake flow from colliding with the upper surface of the umbrella portion of the intake valve generates an appropriate tumble flow and promotes stratification of the air-fuel mixture in the combustion chamber Therefore, there is an advantage that the combustion stability can be effectively improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main configuration of an engine including an intake device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic plan view of an engine combustion chamber and an intake system.
FIG. 3 is an explanatory view showing a vertical cross-sectional shape of an intake port.
FIG. 4 is an explanatory view showing a cross-sectional shape of an intake port.
FIG. 5 is a graph showing a change state of an effective passage area of the intake port.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a fuel injection state.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a specific structure of a shutter valve.
FIG. 8 is a map showing a combustion region of the engine.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a flow state of intake air.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a flow state of intake air.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a configuration of a comparative example for the present invention.
FIG. 12 is a data diagram showing a correspondence relationship between a tumble ratio and a flow resistance.
[Explanation of symbols]
2A Cylinder axis
5 Combustion chamber
7 Intake port
7a Upper wall
7b Lower wall
7A Axis of intake port
7B Lower wall extension
9 Intake valve
11 Spark plug
12 Injector
13 Valve guide
17 Shutter valve
C Vertical center line
71 Upstream side
72 Downstream side
73 Throat
Claims (7)
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