JP4048743B2 - Bucket excavator - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバケット式掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より掘削に用いられるバケット式掘削機は、ベースマシン上に水平旋回可能に設けられたブームと、該ブームの上端にワイヤーを介して昇降可能に吊下された掘削バケットとからなり、その掘削バケット下端の一対のシェルを開閉駆動させて掘削溝を掘削している。そして、鉛直に掘削溝を掘るべく、掘削作業を定期的に中断して、掘削バケットの掘削姿勢の鉛直度を測定している。
【0003】
この鉛直度測定は、掘削溝内に掘削バケットを配して掘削姿勢にした状態で運転を停止した後、水糸を垂下して、当該水糸と掘削バケットに罫書かれた基準線とを比較して行っている。
【0004】
この測定結果が公差範囲外の場合には、掘削バケットを地上に吊り出して、掘削バケットの傾斜側の外周面に、掘削溝内壁と当接して傾きを修正する突起物を取り付ける。そして、再度掘削溝内に掘削バケットを配して前記鉛直度測定を行い、公差範囲内であれば掘削作業を再開し、範囲外であれば再び突起物を調整し、これらを繰り返して掘削バケットの鉛直性を確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記鉛直度測定および傾斜の修正は、水糸を垂下したり、突起物を取り付けるべく掘削バケットを地上に出さなければならないため、長時間を要していて、その度に掘削作業が長時間に亘って中断し著しく掘削効率を落としていた。
【0006】
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、前記掘削バケットの掘削姿勢を短時間で計測するとともに、この計測結果に基づいて掘削姿勢を速やかに鉛直に修正することができるバケット式掘削機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、ベースマシン上に水平旋回可能に設けられたブームと、該ブームの上端に、昇降可能にワイヤーを介して吊下された掘削バケットとを備え、該掘削バケットを掘削溝内に配して土砂を掘削するバケット式掘削機において、前記掘削バケットは、上端が前記ワイヤーに吊下され下端に開閉駆動する一対のシェルが設けられた掘削バケット本体と、該掘削バケット本体の両側方に設けられて、前後に傾動可能かつ側方へ突出可能な一対の駆動ガイドと、鉛直に対する、掘削バケット本体の前後方向および側方方向の傾斜角度をそれぞれ計測する傾斜計とを備え、該傾斜計から送信される傾斜角度情報に基づいて、前記駆動ガイドを適宜駆動して掘削溝へ押し付けることにより、掘削バケット本体の傾斜を修正するよう構成されており、前記駆動ガイドは、ボックス形状のガイド本体と、ガイドプレートとを備え、前記ガイド本体には前記ガイドプレートの形状に沿った開口が形成されており、前記ガイドプレートは、前記ガイド本体の側端面から側方へ突出駆動可能に、前記開口に格納されており、前記ガイド本体は、前記掘削バケット本体に対して、相対的に平行移動可能、且つ、相対的に傾動可能に支持されており、前記ガイド本体の上部には、上部油圧シリンダーが設けられており、前記ガイド本体の下部には、下部油圧シリンダーが設けられており、前記上部油圧シリンダーおよび前記下部油圧シリンダーのピストンロッドを、所定の中立位置の状態から同方向に同量だけ移動させることにより、前記ガイド本体が、前記掘削バケット本体に対して、相対的に平行移動され、前記上部油圧シリンダーおよび前記下部油圧シリンダーのピストンロッドを、前記所定の中立位置の状態から互いに逆方向に移動させるか、又は一方のみを移動させることにより、前記ガイド本体が、前記掘削バケット本体に対して、相対的に傾動されるよう構成されており、前記傾斜計から送信される前記前後方向の前記傾斜角度情報に基づいて、前記ガイド本体が前後に傾動され、前記傾斜計から送信される前記側方方向の前記傾斜角度情報に基づいて、左右の前記ガイドプレートが、前記ガイド本体からの突出量に差をつけて突出されるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に示す発明は、請求項1に記載のバケット式掘削機において、前記ガイドプレートの格納状態にて、前記ガイド本体の側端面は掘削溝内壁との間に隙間を有するように、前記一対のガイド本体の側端面間幅は、前記一対のシェルの開口時の側方幅よりも狭くなっていることを特徴とする。
【0010】
上記発明によれば、各ガイド本体の側端面と掘削溝内壁との間には前記隙間が設けられているので、少なくとも一方のガイドプレートを突出してこれを溝内壁に押し付けることによって、シェルを支点にして掘削バケット本体を側方へ傾動させることができる。更には、前記二つのガイドプレートの側方への突出量に差をつけることにより、その差分だけ掘削バケット本体を側方へ傾けることができるので、掘削バケット本体を側方方向の所期の傾斜角度に設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施形態の側面図であって、掘削バケットを掘削溝内に吊り降ろした状態を示す。
【0012】
図1に示すように、本実施形態のバケット式掘削機11は、水平旋回可能な旋回ベース13aを備えるベースマシン13と、前記旋回ベース13a上に傾動可能に軸支されたブーム15と、このブーム15上端15aからワイヤー17を介して昇降可能に吊下された掘削バケット20とから概略構成される。そして、かかる構成のバケット式掘削機11は、▲1▼前記ワイヤー17を巻下げて掘削バケット20を掘削溝3内へ配置し、▲2▼掘削バケット20下端の一対のシェル25a,25bを開閉させて土砂を掘削して掘削土をシェル25a,25b内に収容し、▲3▼前記ワイヤー17を巻上げて掘削バケット20を地上へ吊り出し、▲4▼ブーム旋回および傾動によって掘削バケット20を所期の排土場所へ移動した後、前記一対のシェル25a,25bを開閉させて土砂を排土し、▲5▼ブーム旋回および傾動によって掘削バケット20を前記掘削溝3上へ移動し、これら▲1▼〜▲5▼を繰り返して地盤1に掘削溝3を深く掘っていくものである。
【0013】
ベースマシン13は、走行可能なキャタピラ上に水平旋回可能な旋回ベース13aを備えて構成され、この旋回ベース13a上には運転室や前記ブーム15が設けられている。
【0014】
ブーム15は、その下端15bを旋回ベース13aに傾動可能に軸支され、そして上端15bに、ケーブル16aを介して接続されたリンク部材16を鉛直面内に旋回駆動させることにより起伏自在に駆動される。また、このブーム15の上端15aにはシーブ15c,15dが回転自在に軸支されており、前記掘削バケット20を吊下するワイヤー17は、このシーブ15c,15dをガイドにして、旋回ベース13a上のワイヤーウインチ(不図示)により適宜巻上下げされる。
【0015】
このワイヤー17と掘削バケット20との間には鉛直な鋼製のガイドバー31が両者と同軸に介装されており、前記ワイヤー17には固設される一方、掘削バケット20には、連結部としてのユニバーサルジョイント27を介して連結される。また、前記ブーム15の上端15aには、ユニバーサルジョイント35を介して鋼製のガイドパイプ33が連結されており、このガイドパイプ33は鉛直に吊下されている。そして、このガイドパイプ33は、その下端から前記ガイドバー31を挿抜可能に収容し、当該収容状態にあっては、ガイドバー31の動きを拘束することによって、その下端に連結された掘削バケット20の地上における揺動を抑制する。つまり、これらガイドパイプ33およびガイドバー31は、地上における掘削バケット20の振れ止めとして機能する。
【0016】
図2には前記掘削バケットの正面図を、後記駆動ガイドを取り外して示す。図示の如く掘削バケット20は、上端が前記ガイドバー31を介してワイヤー17に吊下され、下端に開閉駆動する一対のシェル25a,25bが設けられた掘削バケット本体21と、この掘削バケット本体21の左右両側方に対称に設けられて、前後に傾動可能かつ側方へ突出可能な一対の駆動ガイド41と、鉛直に対する、掘削バケット本体21の前後方向および側方方向の傾斜角度を計測する傾斜計71とを備える。そして、この掘削バケット20が掘削溝3内に配されて、前記シェル25a,25bを開口して掘削姿勢をとった際に、この傾斜計71から傾斜角度情報が前記運転室内のCRT等の画面表示手段へ送信されて、運転操作者はこの傾斜角度表示に基づいて、駆動ガイド41を操作して当該駆動ガイド41を掘削溝3内壁に適宜押し付けて、もって掘削バケット本体21の姿勢を鉛直に修正する。尚、掘削バケット本体21と前記一対のシェル25a,25bとは鉛直方向に同軸に設けられており、よって一対のシェル25a,25bの鉛直に対する傾斜角度は前記掘削バケット本体21にて代表される。
【0017】
図3および図4に、前記駆動ガイド41を拡大して示す。尚、図3は図2中のIII部を、後板の一部を破断して示し、図4は図3中のIV-IV線矢視図であって後記軸受け部を破断して示している。図4の如く、駆動ガイド41は、前記一対のシェル25a,25b(不図示)の前後幅分の間隔をもって互いに対向する、上下に長い一対の略矩形板たる前板43および後板45と、これらを繋ぐ一つの側板46とからなる横断面略コ字状のガイド本体47を備える。そして、図2に示すように、ガイド本体47の側方開口部47aが掘削バケット本体21側を向いた状態で、掘削バケット本体21の側端面から側方へ突出するブラケット23に、上下一対の後記軸受け29a,29bを介して連結される。
【0018】
図4に示すように、前記前板43と後板45とは、その上部と下部とにおいて水平な丸棒51a,51bによって、またその中間部において角材52によって連結されており、もって前後板43,45とを一体化させて当該ガイド本体47を堅牢に補強している。図5(a)および図5(b)に図4中のA部およびB部をそれぞれ拡大して示すが、これら丸棒51a,51bの内、上部の丸棒51aの両端は、それぞれ前記前後板43,45にボルト止め固定(不図示)されている。一方、下部の丸棒51bの両端は、前記前後板43,45に球面座53を介して接続されており、下部の丸棒51bは、前後板43,45に対して鉛直面内の相対傾動を許容されつつ、これら前後板43,45の前後間隔を維持するようになっている。
【0019】
一方、図2に示すように、前記ブラケット23は、掘削バケット本体21のほぼ全高に亘って延在している。そして、その上部および下部には、それぞれ前記上下の丸棒51a,51bを前後に相対移動可能に案内する前記軸受け29a,29bが設けられており、前記ブラケット23は、これら軸受け29a,29bを介して前記ガイド本体47を前後に相対移動可能に支持している。
【0020】
図5に示すように、この内の上部の軸受け29aは、前記ブラケット23に、鉛直面内の前後方向に揺動可能に軸支されており、もってブラケット23に対するガイド本体47の前後方向の傾動を何ら規制しない。一方、下部の軸受け29bは前記ブラケット23に固定されているが、前述の如く、この下部の軸受け29bに前後に案内された前記丸棒51bは、その両端の球面座53によって、ガイド本体47に対して相対的に傾動することができて、もってブラケット23に対するガイド本体47の前後方向の傾動を何ら規制しない。したがって、ガイド本体47は、掘削バケット本体21に対して、相対的に前後に平行移動および傾動が可能となっている。
【0021】
これら上部および下部の軸受け29a,29bのそれぞれには、前記ガイド本体47を前後方向に相対移動するための油圧シリンダー55a,55bが設けられており、これら油圧シリンダー55a,55bは、各軸受け29a,29bに、鉛直面内の前後回転可能に軸支されている。そして、これらのピストンロッド56a,56b端は、いずれも前記前板43に水平な連結ピン57a,57bを介して相対回転可能に接続されている。尚、これら油圧シリンダー55a,55bにはピストンロッド位置を認識するためのセンサー58a,58bが設けられており、このセンサー信号に基づいてサーボ弁等により油圧シリンダー55a,55b内へ作動油を適宜出し入れすることで、前記ピストンロッド位置を所期値に設定できるようになっている。
【0022】
このような構成からなるガイド本体47は、上部および下部の油圧シリンダー55a,55bのピストンロッド56a,56bを前後に移動させることによって、前記ガイド本体47を前後に平行移動させたり、前後に傾動させたりすることができる。図7に示す、掘削溝3内に配された掘削バケット20の側面図を用いて説明すると、例えば、図7(a)のような中立位置から、同図(b)に示すように、掘削バケット本体21に対して前記ガイド本体47を前後に平行移動させる場合には、図5に示す中立位置の状態から、前記上部および下部の油圧シリンダー55a,55bのピストンロッド56a,56bを同方向に同量だけ移動させれば良い。また図7(c)に示すように、掘削バケット本体21に対してガイド本体47を前後に傾動させる場合には、図6に示すように、上下部の油圧シリンダー55a,55bのピストンロッド56a,56bを互いに逆方向に移動させるか、若しくは一方のみを移動させれば良い。尚、前述したように、これらピストンロッド56a,56b位置は、所期値に設定できるので、前記平行移動量および傾動量も任意に設定できるのは言うまでもない。
【0023】
図3および図4に示すように、前記駆動ガイド41は、更にこのガイド本体47の側端面47bから側方へ突出駆動可能に格納された略矩形板状のガイドプレート61も備えている。つまり、前記ガイド本体47の側板46には、ガイドプレート61の形状たる前記略矩形形状に沿った開口46aが形成されており、このガイドプレート61はこの開口46aから側方へ出没可能となっている。そして、格納状態にあっては、ガイドプレート61bの側面は側板面47bと面一になる。
【0024】
このガイドプレート61は、その上下に設けられた一対のリンク部材63a,63bを介して、ガイド本体47の上部と下部とに連結されている。これらリンク部材63a,63bは、その一端を前記ガイド本体47に水平な連結ピン64a,64bを介して軸支されていて、下方から側方へ向けての揺動回転をする一方、その他端は、水平な連結ピン65a,65bを介してガイドプレート61を軸支しており、もってガイドプレート61は、図3(a)および(b)に示すように、側方へ出没可能になっている。
【0025】
そして、下のリンク部材63bの中間部には、このリンク部材63bを揺動駆回転駆動するための油圧シリンダー67のピストンロッド67aが連結されていて、当該ピストンロッド67aを伸縮することで、前記ガイドプレート61を出没自在に駆動することができる。尚、この油圧シリンダー67は、前記角材52に支持されている。このピストンロッド67aの位置も、内蔵するセンサーによって認識することができて、前述と同様にサーボ弁等によってピストンロッド67a位置を所期値に設定することが可能であり、もって、ガイドプレート61の側方への突出量を所期値に設定可能となっている。
【0026】
図8(a)に、掘削溝3内に配された掘削バケット20を正面視にて示すが、前記ガイド本体47の側端面47bと掘削溝3内壁との間に隙間5が生じるように、前記一対のガイド本体47の側端面47b間幅は、前記一対のシェル25a,25bの開口時の側方幅より狭くなっている。よって、図8(b)の如く、少なくとも一方のガイドプレート61を突出させて掘削溝3内壁に押し付けることによって、シェル25aを支点に掘削バケット本体21を側方へ回転させて、もって掘削バケット20を側方へ傾動させることができる。そして、図8(c)に示すように、左右のガイドプレート61の側方への突出量に差をつけることにより、その差分だけ掘削バケット本体21を側方へ傾けることができるので、側方へ所期角度だけ傾動させることができる。
【0027】
図2に示すように、傾斜計71は、前記掘削バケット本体21の上部に内蔵されており、鉛直からの掘削バケット本体21の傾斜角度、すなわち前記前後方向たるX方向および前記側方方向たるY方向の傾斜角度を計測することができる。そして、この傾斜角度情報は、前記運転室内のCRTへ送信されて、その画面上に、X方向およびY方向の傾斜角度が、mm/mの単位、すなわち鉛直方向1メートル当たりの水平方向の変位量にて表示されるようになっている。尚、X方向の傾斜角度は、前記ガイド本体47の傾動量によって修正し、またY方向の傾斜角度は、前記ガイドプレート61の突出量によって修正する。この傾斜計は、2軸角度加速度センサーを使用しており、互いに直交する2軸方向の傾斜角度を測定できるものである。尚、二次元の傾斜を計測可能であればこれに限らない。
【0028】
次に、図7および図8用いて、掘削溝3内における掘削バケット20の掘削姿勢の調整手順を説明する。先ず、図8(a)の如く、ワイヤー17(不図示)を巻下げて掘削溝3内に掘削バケット20を降ろし、開口させた一対のシェル25a,25bの刃先が掘削溝3底部に近接するようにする。そして、図7(a)の如く、掘削バケット本体21に対するガイド本体47の傾動角度を0度、つまりガイド本体47を平行にするとともに、左右のガイドプレート61の両方を同量突出させて掘削溝3の内壁に押し付けて、掘削可能な掘削姿勢にする。
【0029】
そして、この状態で傾斜計71を起動して、掘削バケット本体21の、前後方向たるX方向および側方方向たるY方向の傾斜角度をそれぞれ計測し、この傾斜角度情報を運転室のCRTへ表示する。運転操作者は、このX方向およびY方向の傾斜角度に基づいて前記駆動ガイド41を動かして、掘削姿勢を鉛直に調整する。例えば、X方向の傾斜角度がAx、Y方向の傾斜角度がAyである場合には、図7(c)に示すように、前記Axに応じた分だけ前記ガイド本体47を前後に傾動させるとともに、図8(c)に示すように、前記Ayに応じた分だけ左右のガイドプレート61の突出量に差をつけて突出する。そして、かかる姿勢調整後、傾斜計71によって傾斜角度を再計測し、公差範囲内であれば傾斜計71を停止した後、前記シェル25a,25bを閉口させて前記掘削溝3底部の土砂を掘削する。一方、公差範囲外の場合には、再計測した傾斜角度情報に基づいて、再度、ガイド本体47の傾動およびガイドプレート61の突出による姿勢調整を行う。このように、本実施形態によれば、掘削バケット20が掘削溝3内にある状態のまま、その掘削姿勢を計測してその姿勢を修正できるので、掘削作業の中断時間を極短く抑えることができる。
【0030】
尚、本実施形態の掘削バケット20は、掘削溝3内においては完全にワイヤー吊りの状態であるため、掘削溝3に対して鉛直軸周りに掘削バケット20がねじれて配される虞もある。このようなねじれを修正するには、前記一対のガイド本体47を互いに前後の逆側に平行移動させれば良い。また、掘削溝3に対して前後方向に掘削バケット本体21を平行移動させたい場合には、図7(b)の如く一対のガイド本体47の両者を同方向に同量だけ平行移動させれば良い。
【0031】
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
本実施形態においては、傾斜計71にて計測した掘削バケット本体20の傾斜角度情報に基づいて、運転操作者の手動操作にて駆動ガイド41を運転したが、これに限るものではなく、駆動ガイド制御装置等を設けて、前記傾斜角度情報に基づいて駆動ガイド41を自動運転しても良い。例えば、前記駆動ガイド制御装置に、左右のガイドプレート61の突出量とY方向の掘削バケット本体21の傾斜角度との対応関係、およびガイド本体47の傾動量とX方向の掘削バケット本体21の傾斜角度との対応関係を記憶させておく。また、この駆動ガイド制御装置を、前記傾斜計と通信可能に接続しておく。更には、傾斜計から受信した傾斜角度情報の内、X方向の傾斜角度に応じた突出量にガイドプレート61を設定する一方、Y方向の傾斜角度に応じた傾動量にガイド本体47を設定するような制御プログラムを前記駆動ガイド制御装置に格納しておけば良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、掘削バケットを掘削溝内に配したまま、傾斜計によって掘削姿勢を短時間で計測し駆動ガイドにより速やかに掘削姿勢を鉛直に修正できるので、掘削作業の中断を極短時間に抑えることができて、掘削効率を著しく向上することができる。さらに、掘削バケット本体に対して相対的に平行移動可能且つ相対的に傾動可能に支持されたガイド本体と、上部油圧シリンダーと下部油圧シリンダーとを用いて、ガイド本体の掘削バケット本体に対する、相対的平行移動可能、及び、相対的傾動を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の側面図であり、掘削バケットを掘削溝内に吊り降ろした状態を示す。
【図2】駆動ガイドを取り外して示す、掘削バケットの正面図である。
【図3】図2中のIII部を、後板の一部を破断して示す。
【図4】図3中のIV-IV線矢視図であって、軸受け部を破断して示す。
【図5】図4中のA部およびB部を拡大して示す。
【図6】図4中のA部およびB部を拡大して示す図であって、ガイド本体を傾動させた状態を示す。
【図7】掘削溝内に配された掘削バケットの側面図である。
【図8】掘削溝内に配された掘削バケットの正面図である。
【符号の説明】
1 地盤
3 掘削溝
11 バケット式掘削機
13 ベースマシン
15 ブーム
17 ワイヤー
20 掘削バケット
21 掘削バケット本体
25a、25b シェル
41 駆動ガイド
71 傾斜計
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bucket excavator.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a bucket type excavator used for excavation is composed of a boom provided on a base machine so as to be able to turn horizontally, and an excavation bucket suspended from an upper end of the boom via a wire so as to be lifted and lowered. The pair of shells at the lower end of the bucket is driven to open and close to excavate the excavation groove. Then, in order to dig the excavation groove vertically, the excavation work is periodically interrupted to measure the verticality of the excavation posture of the excavation bucket.
[0003]
In this verticality measurement, after stopping operation with the excavation bucket placed in the excavation groove and in the excavation posture, the water string is suspended and the water line and the reference line marked on the excavation bucket are compared. It is done.
[0004]
When the measurement result is out of the tolerance range, the excavation bucket is suspended from the ground, and a protrusion that abuts the inner wall of the excavation groove and corrects the inclination is attached to the outer peripheral surface of the excavation bucket. Then, the excavation bucket is again placed in the excavation groove and the verticality measurement is performed, and if it is within the tolerance range, the excavation work is resumed. If it is out of the range, the protrusion is adjusted again, and the excavation bucket is repeated. The verticality of the is secured.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the verticality measurement and the inclination correction require a long time because the excavation bucket has to be put on the ground in order to hang the water string or to attach the projection, and the excavation work is long each time. It was interrupted over time and the drilling efficiency was significantly reduced.
[0006]
The present invention has been made in view of such a conventional problem, and measures the excavation posture of the excavation bucket in a short time and can quickly correct the excavation posture vertically based on the measurement result. The purpose is to provide an excavator.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention shown in claim 1 includes a boom provided on a base machine so as to be horizontally rotatable, and an excavation bucket suspended at a top end of the boom via a wire so as to be movable up and down. In the bucket type excavator for excavating earth and sand by arranging the excavation bucket in an excavation groove, the excavation bucket is provided with a pair of shells whose upper ends are suspended from the wires and which are opened and closed at the lower ends. A main body, a pair of drive guides provided on both sides of the excavation bucket main body, capable of tilting back and forth and protruding sideways, and an inclination angle of the excavation bucket main body in the front-rear direction and the lateral direction with respect to the vertical, respectively An excavator to measure, and based on the inclination angle information transmitted from the inclinometer, the drive guide is appropriately driven and pressed against the excavation groove to Being configured to correct the tilt, the drive guide includes a guide body of box-shaped, and a guide plate, the guide on the main body are opened along the shape of the guide plate is formed, wherein The guide plate is housed in the opening so as to be able to project laterally from the side end face of the guide main body, and the guide main body can be relatively translated with respect to the excavation bucket main body. And an upper hydraulic cylinder is provided at the upper part of the guide body, and a lower hydraulic cylinder is provided at the lower part of the guide body, and the upper hydraulic cylinder and the By moving the piston rod of the lower hydraulic cylinder from the predetermined neutral position by the same amount in the same direction, the guide body is Translated relative to the bucket body, the piston rods of the upper hydraulic cylinder and the lower hydraulic cylinder are moved in the opposite directions from the predetermined neutral position, or only one of them is moved. The guide body is configured to be tilted relative to the excavation bucket body, and based on the tilt angle information in the front-rear direction transmitted from the inclinometer, the guide body is The left and right guide plates are tilted back and forth and are projected with a difference in the amount of protrusion from the guide body based on the tilt angle information in the lateral direction transmitted from the inclinometer. It is characterized by being.
[0009]
Invention shown in claim 2 is the bucket type excavator according to claim 1, in a storage state of the guide plate, the side end face of the guide body so as to have a gap between the excavation inner wall, said The width between the side end surfaces of the pair of guide bodies is narrower than the lateral width when the pair of shells are opened.
[0010]
According to the above invention, since the gap is provided between the side end surface of each guide body and the inner wall of the excavation groove, the shell is supported as a fulcrum by protruding at least one guide plate and pressing it against the inner wall of the groove. Thus, the excavation bucket body can be tilted sideways. Furthermore, by making a difference in the amount of lateral protrusion of the two guide plates, the excavation bucket body can be inclined to the side by the difference, so that the excavation bucket body can be inclined in the lateral direction. Can be set to angle.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a side view of an embodiment according to the present invention, showing a state in which a excavation bucket is suspended in an excavation groove.
[0012]
As shown in FIG. 1, a bucket excavator 11 of this embodiment includes a base machine 13 including a turning base 13a capable of turning horizontally, a boom 15 pivotally supported on the turning base 13a, The excavating bucket 20 is suspended from the upper end 15a of the boom 15 via a wire 17 so as to be lifted and lowered. Then, the bucket excavator 11 having such a configuration is: (1) lowering the wire 17 and placing the excavation bucket 20 in the excavation groove 3; and (2) opening and closing the pair of shells 25a and 25b at the lower end of the excavation bucket 20. The excavated soil is accommodated in the shells 25a and 25b by excavating the earth and sand. (3) The wire 17 is wound up to suspend the excavating bucket 20 to the ground. Then, the pair of shells 25a and 25b are opened and closed to discharge the earth and sand, and (5) the excavation bucket 20 is moved onto the excavation groove 3 by the boom turning and tilting. By repeating ▼ to ▲ 5, the excavation groove 3 is dug deeply in the ground 1.
[0013]
The base machine 13 includes a turnable base 13a that can turn horizontally on a caterpillar that can travel, and a cab and the boom 15 are provided on the turn base 13a.
[0014]
The boom 15 is pivotably supported at its lower end 15b so as to be tiltable to the swivel base 13a. The link member 16 connected to the upper end 15b via a cable 16a is driven to swivel in a vertical plane so as to be able to move up and down. The Further, sheaves 15c and 15d are rotatably supported on the upper end 15a of the boom 15, and the wire 17 that suspends the excavation bucket 20 uses the sheaves 15c and 15d as a guide on the turning base 13a. The wire winch (not shown) is appropriately wound up and down.
[0015]
A vertical steel guide bar 31 is interposed between the wire 17 and the excavation bucket 20 coaxially with the wire 17 and fixed to the wire 17, while the excavation bucket 20 includes a connecting portion. Are connected through a universal joint 27. A steel guide pipe 33 is connected to the upper end 15a of the boom 15 via a universal joint 35, and the guide pipe 33 is suspended vertically. And this guide pipe 33 accommodates the said guide bar 31 from the lower end so that insertion / extraction is possible, and in the said accommodation state, by restrict | constraining the movement of the guide bar 31, the excavation bucket 20 connected with the lower end is carried out. Suppresses rocking on the ground. That is, the guide pipe 33 and the guide bar 31 function as a steady stop for the excavation bucket 20 on the ground.
[0016]
FIG. 2 shows a front view of the excavation bucket with the drive guide described later removed. As shown in the figure, the excavation bucket 20 has an upper end suspended from the wire 17 via the guide bar 31 and an excavation bucket main body 21 provided with a pair of shells 25a and 25b that are opened and closed at the lower end. A pair of drive guides 41 that are provided symmetrically on both the left and right sides, and that can tilt forward and backward and project laterally, and an inclination that measures the inclination angle of the excavation bucket body 21 in the longitudinal and lateral directions with respect to the vertical. 71 in total. When the excavation bucket 20 is arranged in the excavation groove 3 and the shells 25a and 25b are opened to take an excavation posture, the inclination angle information from the inclinometer 71 is displayed on the screen of the CRT or the like in the cab. Transmitted to the display means, the driver operates the drive guide 41 on the basis of the inclination angle display to appropriately press the drive guide 41 against the inner wall of the excavation groove 3, so that the attitude of the excavation bucket body 21 is made vertical. Correct it. The excavation bucket body 21 and the pair of shells 25a, 25b are provided coaxially in the vertical direction, and therefore, the inclination angle of the pair of shells 25a, 25b with respect to the vertical is represented by the excavation bucket body 21.
[0017]
3 and 4 show the drive guide 41 in an enlarged manner. 3 shows a portion III in FIG. 2 with a part of the rear plate cut away, and FIG. 4 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. Yes. As shown in FIG. 4, the drive guide 41 includes a front plate 43 and a rear plate 45 that are a pair of long rectangular plates that are opposed to each other with an interval corresponding to the front-rear width of the pair of shells 25 a and 25 b (not shown). A guide main body 47 having a substantially U-shaped cross section including a single side plate 46 for connecting them is provided. Then, as shown in FIG. 2, with the side opening 47 a of the guide main body 47 facing the excavation bucket main body 21, a pair of upper and lower parts are mounted on the bracket 23 protruding sideward from the side end surface of the excavation bucket main body 21. It is connected via bearings 29a and 29b described later.
[0018]
As shown in FIG. 4, the front plate 43 and the rear plate 45 are connected to each other at the upper and lower portions thereof by horizontal round bars 51a and 51b, and at the intermediate portion thereof by square members 52. , 45 and the guide main body 47 are firmly reinforced. FIG. 5 (a) and FIG. 5 (b) show the A portion and B portion in FIG. 4 in an enlarged manner. Of these round bars 51a and 51b, both ends of the upper round bar 51a Bolts are fixed to the plates 43 and 45 (not shown). On the other hand, both ends of the lower round bar 51b are connected to the front and rear plates 43 and 45 through a spherical seat 53, and the lower round bar 51b is tilted relative to the front and rear plates 43 and 45 in a vertical plane. The front-rear distance between the front and rear plates 43 and 45 is maintained.
[0019]
On the other hand, as shown in FIG. 2, the bracket 23 extends over almost the entire height of the excavation bucket body 21. The upper and lower portions are provided with the bearings 29a and 29b for guiding the upper and lower round bars 51a and 51b so as to be relatively movable back and forth, and the bracket 23 is interposed via the bearings 29a and 29b. The guide body 47 is supported so as to be relatively movable back and forth.
[0020]
As shown in FIG. 5, the upper bearing 29 a is pivotally supported by the bracket 23 so as to be swingable in the front-rear direction in the vertical plane, so that the guide body 47 tilts in the front-rear direction with respect to the bracket 23. There is no regulation. On the other hand, the lower bearing 29b is fixed to the bracket 23. As described above, the round bar 51b guided back and forth by the lower bearing 29b is attached to the guide body 47 by the spherical seats 53 at both ends thereof. The guide body 47 can be tilted relatively with respect to the bracket 23, and thus the tilt of the guide body 47 in the front-rear direction with respect to the bracket 23 is not restricted at all. Therefore, the guide main body 47 can be translated and tilted relative to the excavation bucket main body 21 in the front-rear direction.
[0021]
The upper and lower bearings 29a and 29b are respectively provided with hydraulic cylinders 55a and 55b for relatively moving the guide body 47 in the front-rear direction. The hydraulic cylinders 55a and 55b are respectively connected to the bearings 29a and 29b. It is pivotally supported by 29b so that it can rotate back and forth in the vertical plane. The ends of the piston rods 56a and 56b are connected to the front plate 43 through the horizontal connecting pins 57a and 57b so as to be relatively rotatable. The hydraulic cylinders 55a and 55b are provided with sensors 58a and 58b for recognizing the position of the piston rod. Based on the sensor signal, hydraulic oil is appropriately transferred into and out of the hydraulic cylinders 55a and 55b by a servo valve or the like. By doing so, the piston rod position can be set to an expected value.
[0022]
The guide main body 47 having such a structure moves the guide main body 47 back and forth in parallel and tilts back and forth by moving the piston rods 56a and 56b of the upper and lower hydraulic cylinders 55a and 55b back and forth. Can be. If it demonstrates using the side view of the excavation bucket 20 arrange | positioned in the excavation groove 3 shown in FIG. 7, it will excavate from a neutral position like FIG. 7 (a), as shown to the same figure (b), for example. When the guide body 47 is translated back and forth with respect to the bucket body 21, the piston rods 56a and 56b of the upper and lower hydraulic cylinders 55a and 55b are moved in the same direction from the neutral position shown in FIG. Just move it by the same amount. As shown in FIG. 7C, when the guide body 47 is tilted back and forth with respect to the excavation bucket body 21, as shown in FIG. 6, the piston rods 56a of the upper and lower hydraulic cylinders 55a and 55b, It is only necessary to move 56b in opposite directions or to move only one of them. As described above, since the positions of the piston rods 56a and 56b can be set to desired values, it is needless to say that the parallel movement amount and the tilting amount can be arbitrarily set.
[0023]
As shown in FIGS. 3 and 4, the drive guide 41 further includes a guide plate 61 having a substantially rectangular plate shape that is stored so as to be able to project from the side end face 47 b of the guide main body 47 so as to be driven sideways. That is, the side plate 46 of the guide body 47 is formed with an opening 46a along the substantially rectangular shape that is the shape of the guide plate 61, and the guide plate 61 can be protruded from the opening 46a to the side. Yes. In the retracted state, the side surface of the guide plate 61b is flush with the side plate surface 47b.
[0024]
The guide plate 61 is connected to the upper and lower portions of the guide main body 47 via a pair of link members 63a and 63b provided on the upper and lower sides of the guide plate 61. One end of each of the link members 63a and 63b is pivotally supported by the guide main body 47 via horizontal connecting pins 64a and 64b, and the other end of the link member 63a and 63b is pivoted from below to the side. The guide plate 61 is pivotally supported via the horizontal connecting pins 65a and 65b, so that the guide plate 61 can be projected and retracted laterally as shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b). .
[0025]
The intermediate portion of the lower link member 63b is connected to a piston rod 67a of a hydraulic cylinder 67 for swinging and driving the link member 63b. By extending and contracting the piston rod 67a, The guide plate 61 can be driven freely. The hydraulic cylinder 67 is supported by the square member 52. The position of the piston rod 67a can also be recognized by a built-in sensor, and the position of the piston rod 67a can be set to a desired value by a servo valve or the like as described above. The amount of protrusion to the side can be set to the expected value.
[0026]
FIG. 8 (a) shows the excavation bucket 20 disposed in the excavation groove 3 in a front view, so that a gap 5 is generated between the side end surface 47b of the guide body 47 and the inner wall of the excavation groove 3. The width between the side end faces 47b of the pair of guide main bodies 47 is narrower than the side width when the pair of shells 25a and 25b are opened. Therefore, as shown in FIG. 8 (b), at least one guide plate 61 is protruded and pressed against the inner wall of the excavation groove 3, thereby rotating the excavation bucket body 21 to the side with the shell 25a as a fulcrum, and thus the excavation bucket 20 Can be tilted sideways. And as shown in FIG.8 (c), by making the difference in the protrusion amount to the side of the left and right guide plates 61, the excavation bucket body 21 can be inclined to the side by the difference. It can be tilted by the desired angle.
[0027]
As shown in FIG. 2, the inclinometer 71 is built in the upper portion of the excavation bucket body 21, and the inclination angle of the excavation bucket body 21 from the vertical, that is, the X direction as the front-rear direction and the Y as the lateral direction. The inclination angle of the direction can be measured. This tilt angle information is transmitted to the CRT in the cab, and the tilt angle in the X direction and the Y direction is the unit of mm / m on the screen, that is, the horizontal displacement per meter in the vertical direction. It is displayed in quantity. The tilt angle in the X direction is corrected by the tilt amount of the guide body 47, and the tilt angle in the Y direction is corrected by the protrusion amount of the guide plate 61. This inclinometer uses a biaxial angular acceleration sensor and can measure the tilt angles in the biaxial directions orthogonal to each other. Note that the present invention is not limited to this as long as a two-dimensional inclination can be measured.
[0028]
Next, a procedure for adjusting the excavation posture of the excavation bucket 20 in the excavation groove 3 will be described with reference to FIGS. 7 and 8. First, as shown in FIG. 8 (a), the wire 17 (not shown) is lowered to lower the excavation bucket 20 into the excavation groove 3, and the cutting edges of a pair of opened shells 25a and 25b are close to the bottom of the excavation groove 3. Like that. 7A, the tilt angle of the guide main body 47 with respect to the excavation bucket main body 21 is 0 degree, that is, the guide main body 47 is made parallel, and both the left and right guide plates 61 are protruded by the same amount to form the excavation groove. 3. Press against the inner wall of No. 3 to make it possible to excavate.
[0029]
In this state, the inclinometer 71 is activated to measure the inclination angles of the excavating bucket body 21 in the X direction which is the front-rear direction and the Y direction which is the lateral direction, and this inclination angle information is displayed on the CRT of the cab. To do. The driver moves the drive guide 41 based on the inclination angles in the X direction and the Y direction to adjust the excavation posture vertically. For example, when the tilt angle in the X direction is Ax and the tilt angle in the Y direction is Ay, as shown in FIG. 7C, the guide body 47 is tilted back and forth by an amount corresponding to the Ax. As shown in FIG. 8C, the protrusions of the left and right guide plates 61 protrude with a difference corresponding to Ay. After the posture adjustment, the inclination angle is re-measured by the inclinometer 71. If the inclination angle is within the tolerance range, the inclinometer 71 is stopped, and then the shells 25a and 25b are closed to excavate the soil at the bottom of the excavation groove 3. To do. On the other hand, if it is out of the tolerance range, the posture adjustment is performed again by tilting the guide body 47 and projecting the guide plate 61 based on the re-measured tilt angle information. As described above, according to the present embodiment, the excavation bucket 20 can be measured while the excavation bucket 20 is in the excavation groove 3, and the attitude can be corrected. it can.
[0030]
In addition, since the excavation bucket 20 of this embodiment is completely wire-suspended in the excavation groove 3, the excavation bucket 20 may be twisted around the vertical axis with respect to the excavation groove 3. In order to correct such a twist, the pair of guide main bodies 47 may be translated in the opposite directions of the front and rear. Further, when it is desired to translate the excavation bucket body 21 in the front-rear direction with respect to the excavation groove 3, if both the pair of guide bodies 47 are translated in the same direction by the same amount as shown in FIG. 7B. good.
[0031]
As mentioned above, although one embodiment concerning the present invention was described, the present invention is not limited to this embodiment, and the following modifications are possible in the range which does not deviate from the gist.
In the present embodiment, the drive guide 41 is driven by the manual operation of the driver based on the tilt angle information of the excavation bucket body 20 measured by the inclinometer 71. However, the present invention is not limited to this. A control device or the like may be provided to automatically drive the drive guide 41 based on the tilt angle information. For example, in the drive guide control device, the correspondence between the protruding amount of the left and right guide plates 61 and the inclination angle of the Y-directional excavation bucket body 21 and the inclination amount of the guide main body 47 and the inclination of the X-excavation bucket main body 21 are shown. The correspondence with the angle is stored. In addition, this drive guide control device is connected so as to be communicable with the inclinometer. Furthermore, among the tilt angle information received from the inclinometer, the guide plate 61 is set to a protrusion amount corresponding to the tilt angle in the X direction, while the guide body 47 is set to a tilt amount corresponding to the tilt angle in the Y direction. Such a control program may be stored in the drive guide control device.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention , the excavation posture can be measured in a short time by the inclinometer while the excavation bucket is placed in the excavation groove, and the excavation posture can be quickly corrected vertically by the drive guide. Can be stopped in a very short time, and excavation efficiency can be significantly improved. In addition, the guide body supported relative to the excavation bucket body and relatively tiltable relative to the excavation bucket body, and the upper hydraulic cylinder and the lower hydraulic cylinder are used to Translational movement and relative tilting can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an embodiment according to the present invention, showing a state in which a digging bucket is suspended in a digging groove.
FIG. 2 is a front view of the excavation bucket with the drive guide removed.
FIG. 3 shows part III in FIG. 2 with a part of the rear plate cut away.
4 is a sectional view taken along the line IV-IV in FIG.
5 is an enlarged view of part A and part B in FIG.
6 is an enlarged view of a part A and a part B in FIG. 4, and shows a state in which the guide body is tilted.
FIG. 7 is a side view of the excavation bucket disposed in the excavation groove.
FIG. 8 is a front view of the excavation bucket disposed in the excavation groove.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ground 3 Excavation groove 11 Bucket-type excavator 13 Base machine 15 Boom 17 Wire 20 Excavation bucket 21 Excavation bucket body 25a, 25b Shell 41 Drive guide 71 Inclinometer

Claims (2)

ベースマシン上に水平旋回可能に設けられたブームと、該ブームの上端に、昇降可能にワイヤーを介して吊下された掘削バケットとを備え、該掘削バケットを掘削溝内に配して土砂を掘削するバケット式掘削機において、
前記掘削バケットは、上端が前記ワイヤーに吊下され下端に開閉駆動する一対のシェルが設けられた掘削バケット本体と、
該掘削バケット本体の両側方に設けられて、前後に傾動可能かつ側方へ突出可能な一対の駆動ガイドと、
鉛直に対する、掘削バケット本体の前後方向および側方方向の傾斜角度をそれぞれ計測する傾斜計とを備え、
該傾斜計から送信される傾斜角度情報に基づいて、前記駆動ガイドを適宜駆動して掘削溝へ押し付けることにより、掘削バケット本体の傾斜を修正するよう構成されており、
前記駆動ガイドは、ボックス形状のガイド本体と、ガイドプレートとを備え、前記ガイド本体には前記ガイドプレートの形状に沿った開口が形成されており、前記ガイドプレートは、前記ガイド本体の側端面から側方へ突出駆動可能に、前記開口に格納されており、
前記ガイド本体は、前記掘削バケット本体に対して、相対的に平行移動可能、且つ、相対的に傾動可能に支持されており、
前記ガイド本体の上部には、上部油圧シリンダーが設けられており、前記ガイド本体の下部には、下部油圧シリンダーが設けられており、
前記上部油圧シリンダーおよび前記下部油圧シリンダーのピストンロッドを、所定の中立位置の状態から同方向に同量だけ移動させることにより、前記ガイド本体が、前記掘削バケット本体に対して、相対的に平行移動され、
前記上部油圧シリンダーおよび前記下部油圧シリンダーのピストンロッドを、前記所定の中立位置の状態から互いに逆方向に移動させるか、又は一方のみを移動させることにより、前記ガイド本体が、前記掘削バケット本体に対して、相対的に傾動されるよう構成されており、
前記傾斜計から送信される前記前後方向の前記傾斜角度情報に基づいて、前記ガイド本体が前後に傾動され、前記傾斜計から送信される前記側方方向の前記傾斜角度情報に基づいて、左右の前記ガイドプレートが、前記ガイド本体からの突出量に差をつけて突出されるように構成されていることを特徴とするバケット式掘削機。
A boom provided on the base machine so as to be horizontally pivotable, and a drilling bucket suspended at the upper end of the boom via a wire so as to be able to move up and down. In the bucket excavator to dig,
The excavation bucket has an excavation bucket body provided with a pair of shells whose upper ends are suspended from the wire and are driven to open and close at the lower ends;
A pair of drive guides provided on both sides of the excavation bucket body, capable of tilting back and forth and protruding sideways;
An inclinometer that measures the inclination angle of the excavation bucket body in the longitudinal direction and the lateral direction with respect to the vertical,
Based on the inclination angle information transmitted from the inclinometer, the drive guide is appropriately driven and pressed against the excavation groove to correct the inclination of the excavation bucket body,
The drive guide includes a box-shaped guide body and a guide plate, and the guide body is formed with an opening along the shape of the guide plate. The guide plate is formed from a side end surface of the guide body. It is stored in the opening so that it can be driven to protrude sideways,
The guide body is supported so as to be relatively parallel and tiltable relative to the excavation bucket body,
An upper hydraulic cylinder is provided at the upper part of the guide body, and a lower hydraulic cylinder is provided at the lower part of the guide body,
By moving the piston rods of the upper hydraulic cylinder and the lower hydraulic cylinder from the predetermined neutral position by the same amount in the same direction, the guide body moves relatively in parallel with the excavation bucket body. And
By moving the piston rods of the upper hydraulic cylinder and the lower hydraulic cylinder in directions opposite to each other from the predetermined neutral position, or by moving only one of them, the guide main body moves relative to the excavation bucket main body. Are configured to be tilted relatively ,
Based on the tilt angle information in the front-rear direction transmitted from the inclinometer, the guide body is tilted back and forth, and based on the tilt angle information in the lateral direction transmitted from the inclinometer, A bucket excavator , wherein the guide plate is configured to protrude with a difference in the amount of protrusion from the guide body .
前記ガイドプレートの格納状態にて、前記ガイド本体の側端面は掘削溝内壁との間に隙間を有するように、前記一対のガイド本体の側端面間幅は、前記一対のシェルの開口時の側方幅よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1に記載のバケット式掘削機。  In the retracted state of the guide plate, the width between the side end surfaces of the pair of guide bodies is the side when the pair of shells are opened so that the side end surface of the guide body has a gap between the inner wall of the excavation groove. The bucket excavator according to claim 1, wherein the bucket excavator is narrower than the lateral width.
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