JP4048479B2 - 同調ストロボシステム及びマスターストロボ装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は同調ストロボシステム及びマスターストロボ装置に係り、特にそれぞれ離間した位置に配置された複数台のストロボ装置の発光制御を行う同調ストロボシステム及びマスターストロボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数台のストロボ装置を配置してストロボ撮影を行う場合、各ストロボ装置の発光量は個々のストロボ装置で設定し、マスターストロボ装置の発光を検知してスレーブストロボ装置が発光しており、各ストロボ装置の発光量は個々のストロボ装置で調整していた。
【0003】
近年、ストロボ光源としてR、G、Bの発光ダイオード(LED)を使用し、ストロボ光の色温度を変更したり、スローシャッタでのストロボ発光が可能なストロボ装置が提案されている(特開2002−116481号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
各ストロボ装置の発光量などの条件を個別に調整する場合、条件を変更するときの作業性が悪いという問題がある。
【0005】
また、ストロボ光源としてキセノン管を使用したストロボ装置の場合、高電圧が必要でかつ発光時間が10マイクロ秒程度であることから、遠隔操作で発光を制御することが困難である。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、各ストロボ装置の発光条件の設定変更をマスターストロボ装置での操作のみで行うことができ、操作性が良く、また、マスターストロボ装置からスレーブストロボ装置の発光及び発光停止の制御が容易な同調ストロボシステム及びマスターストロボ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に係る同調ストロボシステムは、ストロボ光源として使用される第1の発光ダイオードと、ストロボ調光用の受光センサと、前記第1の発光ダイオードに電気エネルギーを供給して該第1の発光ダイオードを発光させる第1の発光制御手段であって、シャッターレリーズに同期させて前記第1の発光ダイオードを発光させるとともに、前記受光センサによって検知された発光量が設定値に達すると該第1の発光ダイオードを発光停止させる第1の発光制御手段と、前記第1の発光ダイオードの発光開始時及び発光停止時にそれぞれ同期して発光ON/OFFの情報を有線又は無線で送信する送信手段とを有するマスターストロボ装置と、前記マスターストロボ装置の送信手段から送信される発光ON/OFFの情報を受信する受信手段と、ストロボ光源として使用される第2の発光ダイオードと、前記第2の発光ダイオードに電気エネルギーを供給して該第2の発光ダイオードを発光させる第2の発光制御手段であって、前記受信手段が受信した発光ON/OFFの情報に基づいて前記第2の発光ダイオードを発光又は発光停止させる第2の発光制御手段とを有する1乃至複数のスレーブストロボ装置と、からなることを特徴としている。
【0008】
即ち、マスターストロボ装置から発光ON/OFFの情報をスレーブストロボ装置に有線又は無線で送信し、スレーブストロボ装置の発光をマスターストロボ装置に同調させるようにしている。尚、ストロボ光源として発光ダイオードを使用しているため、発光時間を例えば1ミリ秒と長くすることができ、これによりマスターストロボ装置からスレーブストロボ装置の発光ON/OFFを容易に制御できる。
【0009】
請求項2に示すように前記第1及び第2の発光ダイオードは、それぞれR、G、Bの3色の発光ダイオードから構成され、前記第1及び第2の発光制御手段は、それぞれ3色の発光ダイオードの発光量の比を制御することを特徴としている。3色の発光ダイオードの発光量の比を制御することで、任意の色温度のストロボ光を発光することができる。
【0010】
請求項3に示すように前記マスターストロボ装置は、ストロボ光の色温度をマニュアルで設定する色温度設定手段を有し、前記送信手段は前記色温度設定手段によって設定された色温度の情報を送信し、前記第1の発光制御手段は、前記色温度設定手段によって設定された色温度となるように第1の発光ダイオードの3色の発光量の比を制御し、前記第2の発光制御手段は、前記受信手段が受信した色温度の情報に基づいて前記色温度設定手段によって設定された色温度となるように第2の発光ダイオードの3色の発光量の比を制御することを特徴としている。
【0011】
請求項4に示すように前記マスターストロボ装置は前記第1の発光ダイオードの発光輝度を設定する発光輝度設定手段を有し、前記送信手段は前記発光輝度設定手段によって設定された発光輝度の情報を送信し、前記第1の発光制御手段は、前記発光輝度設定手段によって設定された発光輝度となるように第1の発光ダイオードの発光輝度を制御し、前記第2の発光制御手段は、前記受信手段が受信した発光輝度の情報に基づいて前記発光輝度設定手段によって設定された発光輝度となるように第2の発光ダイオードの発光輝度を制御することを特徴としている。
【0012】
即ち、請求項3又は4に示すようにマスターストロボ装置によってスレーブストロボ装置の発光条件(色温度や発光輝度)の設定ができ、発光条件を変更する際の操作性がよい。
請求項5に係るマスターストロボ装置は、ストロボ光源として使用される第1の発光ダイオードと、ストロボ調光用の受光センサと、前記第1の発光ダイオードに電気エネルギーを供給して該第1の発光ダイオードを発光させる第1の発光制御手段であって、シャッターレリーズに同期させて前記第1の発光ダイオードを発光させるとともに、前記受光センサによって検知された発光量が設定値に達すると該第1の発光ダイオードを発光停止させる第1の発光制御手段と、前記第1の発光ダイオードの発光開始時及び発光停止時にそれぞれ同期して発光ON/OFFの情報を有線又は無線でスレーブストロボ装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項6に示すように請求項5に記載のマスターストロボ装置において、前記第1の発光ダイオードの発光輝度又は色温度を含む発光条件を設定する発光条件設定手段を有し、前記送信手段は、前記発光ON/OFFの情報の送信前に前記発光条件設定手段で設定された発光条件を前記スレーブストロボ装置に送信することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る同調ストロボシステム及びマスターストロボ装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0014】
図1は本発明に係る同調ストロボシステムの概念図である。
【0015】
同図に示すように、この同調ストロボシステムは、カメラ1に装着されたマスターストロボ装置10Aと、カメラ1と異なる位置に配置されたスレーブストロボ装置10B、10Cとから構成されている。尚、スレーブストロボ装置の台数は、この実施の形態に限らない。
【0016】
マスターストロボ装置10Aとスレーブストロボ装置10B、10Cとは、光、電波、音波などの無線や、通信ケーブルによって通信できるようになっており、マスターストロボ装置10Aからスレーブストロボ装置10B、10Cの発光ON/OFFを制御したり、色温度、発光輝度などの発光条件の設定が行われる。
【0017】
図2は上記マスターストロボ装置10A又はスレーブストロボ装置10Bの実施の形態を示す外観図である。尚、マスターストロボ装置10Aとスレーブストロボ装置10Bとは同一構成のため、以下、単にストロボ装置10という。
【0018】
図2に示すように、このストロボ装置10は、下面にホットシュー31が設けられたストロボ本体部20と、このストロボ本体部20の上部に配設されたストロボ発光部30とから構成されている。
【0019】
図2上で、32はストロボ発光部30の発光窓部に設けられているフレネルレンズであり、34はストロボ調光用の受光センサである。
【0020】
図3は上記ストロボ装置10の背面図である。このストロボ装置10の背面には、発光量設定スイッチ21と、色温度設定スイッチ22と、マスター/スレーブ切替えスイッチ23と、発光輝度設定スイッチ24と、アップ/ダウンスイッチ25と、液晶表示器26とが設けられている。
【0021】
発光量設定スイッチ21は、ストロボ発光量の設定をマニュアル又はオートのいずれかに切り替えるスイッチであり、この発光量設定スイッチ21の操作によってストロボ発光量の設定が可能な状態のときにアップ/ダウンスイッチ25を操作することで任意の発光輝度の設定ができるようになっている。
【0022】
色温度設定スイッチ22は、色温度の設定をデフォルト(例えば、昼白色の色温度)又はマニュアルに切り替えるスイッチであり、この色温度設定スイッチ22の操作によって色温度の設定が可能な状態のときにアップ/ダウンスイッチ25を操作することで任意の色温度の設定ができるようになっている。
【0023】
マスター/スレーブ切替えスイッチ23は、ストロボ装置10をマスターとして機能させるか、スレーブとして機能させるかを選択するためのスイッチである。
【0024】
発光輝度設定スイッチ24は、ストロボ発光部30での発光輝度を設定するためのスイッチであり、この発光輝度設定スイッチ24の操作によって発光輝度の設定が可能な状態のときにアップ/ダウンスイッチ25を操作することで任意の発光輝度の設定ができるようになっている。
【0025】
液晶表示器26は、上記スイッチ21〜25によって設定された発光条件を表示する。従って、液晶表示器26の表示内容を見ながらスイッチ21〜25を操作することで、所望の発光条件を設定することができる。
【0026】
図4は上記ストロボ発光部30内に設けられたストロボ光源部36を示し、図4(A)はストロボ光源部36の断面図であり、図4(B)はストロボ光源部36の正面図である。
【0027】
このストロボ光源部36は、反射傘37と、LED群38(R、G、BのLED38R、38G、38B)と、拡散板39とから構成されている。R、G、BのLED38R、38G、38Bは、図3(B)に示すようにアレー状に多数配設されている。また、拡散板39は、LED群38から出射される指向性の高い光を拡散させ、均一になるようにしている。尚、LED38R、38G、38Bの数はそれぞれ同数でなくてもよく、例えば各LED38R、38G、38Bをフル発光させた時に白色光となるような割合で配設することが好ましい。
【0028】
図5は上記ストロボ装置10の内部構成を示すブロック図である。
【0029】
このストロボ装置10は、図3に示したスイッチ21〜25等の設定操作部27、液晶表示器26、ストロボ調光用の受光センサ34、及びLED群38の他に、電池40、電圧可変回路42、大容量のコンデンサ44、トランジスタ46、48、50、システムコントローラ52、調光回路54、温度センサ56、送受信器58及びROM59が設けられている。尚、ROM59には、シャッタースピードに対応した発光時間や発光量、発光輝度、設定された色温度に対応する発光時間、被写体までの距離に応じた発光量や発光輝度等の情報が記憶されている。
【0030】
システムコントローラ52は、ストロボ装置10を統括制御するもので、電圧可変回路42を制御し、電池40の電圧(例えば6V)を10V程度に昇圧させ、この昇圧させた電圧によりコンデンサ44を充電させる。尚、コンデンサ44は、例えば2〜5秒程度の長い時間で充電されるとともに、1/60秒(約16m秒)以上、LED群38に電流を継続供給できるものとする。
【0031】
このコンデンサ44に蓄積された電気エネルギーは、トランジスタ46、48、50を介してR、G、BのLED38R、38G、38Bに供給されるが、システムコントローラ52は上記トランジスタ46、48、50を制御し、R、G、BのLED38R、38G、38Bの発光時間、発光輝度を制御する。
【0032】
システムコントローラ52は、図示しないカメラからホットシュー31(図1参照)を介してシャッターレリーズに同期した発光信号を入力し、また、シリアル通信でガイドナンバーなどのストロボ発光量を決定するための情報を取り込んでいる。
【0033】
また、システムコントローラ52は、色温度設定スイッチ22で設定した色温度となるようにストロボ光の色温度を制御する。LED群38の全体のストロボ光の色温度の制御方法としては、R、G、Bの各LED38R、38G、38Bの発光輝度の比を色温度に応じた比にする方法や、R、G、Bの各LED38R、38G、38Bの発光時間のデューティ比を色温度に応じたデューティ比にする方法、発光させるR、G、Bの各LED38R、38G、38Bの個数の比を色温度に応じた比にする方法などの種々の方法を適用することができる。
【0034】
尚、LEDは周囲温度によって光量が変動するため、LED群38の周囲温度を検出する温度センサ56が設けられており、システムコントローラ52は、この温度センサ56によって検出されたLED群38の周囲温度に基づいてその周囲温度にかかわらず所要の発光輝度が得られるようにLED群38への電流制御を行っている。
【0035】
送受信器58は、発光輝度、色温度などのストロボの発光条件を示す情報や、LED群38の発光ON/OFFの情報を送受信するもので、ストロボ装置10がマスターに設定されると、上記の情報をスレーブ側に送信し、スレーブに設定されると、上記の情報を受信するように作用する。
【0036】
次に、上記構成の同調ストロボシステムの作用にいて、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0037】
マスターストロボ装置が装着されるカメラは、例えば2段ストロークのシャッターレリーズボタン(半押しでスイッチS1がONし、全押しでスイッチS2がONする)を有しており、シャッターレリーズボタンが半押し(スイッチS1がON)されると(ステップS10)、マスターストロボ装置は設定操作部27で設定されたストロボ発光量、色温度、発光輝度などの発光条件を読み込み(ステップS12)、この発光条件をスレーブストロボ装置に送信する(ステップS14)。尚、マスターストロボ装置は、前記ストロボ発光量を得るための発光量調整用の基準値を調光回路54に出力し、また、色温度に基づいて同じ色温度の光が発光されるようにR、G、BのLED38R、38G、38Bの発光量の比を決定し、この比に対応するR、G、B発光レベルを設定する。
【0038】
スレーブストロボ装置は、受信待ち状態となっており、マスターストロボ装置から発光条件を受信すると(ステップS30)、スレーブストロボ装置での発光条件を受信した発光条件に設定する(ステップS32)。
【0039】
続いて、シャッターレリーズボタンが全押し(スイッチS2がON)されると(ステップS16)、マスターストロボ装置は、設定操作部27で設定された発光条件にしたがってLED群38を発光制御するとともに、発光ONを示す信号をスレーブストロボ装置に送信する(ステップS18)。即ち、マスターストロボ装置のシステムコントローラ52は、カメラのシャッター開に同期した発光信号を入力し、設定された色温度に対応した定電流が各LED38R、38G、38Bに流れるようにトランジスタ46、48、50を制御する。
【0040】
これにより、LED群38からは、全体として設定された色温度と同じ色温度のストロボ光が発光される。
【0041】
スレーブストロボ装置は、マスターストロボ装置から発光ONを示す信号を受信すると(ステップS34)、ステップS32で設定した発光条件にしたがってストロボ発光させる(ステップS36)。
【0042】
マスターストロボ装置において、LED群38からストロボ光が発光されると、調光回路54は、ストロボ調光用の受光センサ34を介して発光量を検知する。そして、この検知した発光量が発光量調整用の設定値と一致すると(ステップS20)、発光を停止させるために発光停止信号をシステムコントローラ52に出力する。システムコントローラ52は、調光回路54から発光停止信号を入力すると、LED群38の発光を停止させる制御信号をトランジスタ46、48、50に出力し、LED群38に流れる電流を遮断してLED群38の発光を停止させるとともに、発光OFFの信号を送受信器58から送信させる(ステップS22)。
【0043】
スレーブストロボ装置は、マスターストロボ装置から発光OFFを示す信号を受信すると(ステップS38)、ストロボ発光を停止させる(ステップS40)。
【0044】
尚、この実施の形態では、ストロボ装置10は、マスター/スレーブ切替えスイッチ23によってマスターとして機能させるか、スレーブとして機能させるかが選択できるようになっているが、本発明に係る同調ストロボシステムは、それぞれ専用のマスターストロボ装置と、専用のスレーブストロボ装置とによって構成してもよい。また、マスターストロボ装置が装着されるカメラ1は、銀塩カメラ及びデジタルカメラのいずれでもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、マスターストロボ装置によってスレーブストロボ装置の発光条件を設定変更することができるため、発光条件の変更時の操作性が良く、また、発光ダイオードの発光輝度を可変することで発光時間を長くすることができるため、マスターストロボ装置からスレーブストロボ装置の発光及び発光停止を容易に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同調ストロボシステムの概念図
【図2】本発明に係る同調ストロボシステムを構成するストロボ装置の実施の形態を示す外観図
【図3】図2に示したストロボ装置の背面図
【図4】図2に示したストロボ発光部内に設けられたストロボ光源の構造を示す図
【図5】図2に示したストロボ装置の内部構成を示すブロック図
【図6】本発明に係る同調ストロボシステムの作用を説明するために用いたフローチャート
【符号の説明】
1…カメラ、10…ストロボ装置、10A…マスターストロボ装置、10B、10C…スレーブストロボ装置、20…ストロボ本体部、21…発光量設定スイッチ、22…色温度設定スイッチ、24…発光輝度設定スイッチ、26…液晶表示器、30…ストロボ発光部、34…ストロボ調光用の受光センサ、36…ストロボ光源部、38…LED群、38R…RのLED、38G…GのLED、38B…BのLED、40…電池、42…電圧可変回路、44…コンデンサ、46、48、50…トランジスタ、52…システムコントローラ、54…調光回路、58…送受信器、59…ROM
Claims (6)
- ストロボ光源として使用される第1の発光ダイオードと、ストロボ調光用の受光センサと、前記第1の発光ダイオードに電気エネルギーを供給して該第1の発光ダイオードを発光させる第1の発光制御手段であって、シャッターレリーズに同期させて前記第1の発光ダイオードを発光させるとともに、前記受光センサによって検知された発光量が設定値に達すると該第1の発光ダイオードを発光停止させる第1の発光制御手段と、前記第1の発光ダイオードの発光開始時及び発光停止時にそれぞれ同期して発光ON/OFFの情報を有線又は無線で送信する送信手段とを有するマスターストロボ装置と、
前記マスターストロボ装置の送信手段から送信される発光ON/OFFの情報を受信する受信手段と、ストロボ光源として使用される第2の発光ダイオードと、前記第2の発光ダイオードに電気エネルギーを供給して該第2の発光ダイオードを発光させる第2の発光制御手段であって、前記受信手段が受信した発光ON/OFFの情報に基づいて前記第2の発光ダイオードを発光又は発光停止させる第2の発光制御手段とを有する1乃至複数のスレーブストロボ装置と、
からなることを特徴とする同調ストロボシステム。 - 前記第1及び第2の発光ダイオードは、それぞれR、G、Bの3色の発光ダイオードから構成され、前記第1及び第2の発光制御手段は、それぞれ3色の発光ダイオードの発光量の比を制御することを特徴とする請求項1の同調ストロボシステム。
- 前記マスターストロボ装置は、ストロボ光の色温度をマニュアルで設定する色温度設定手段を有し、前記送信手段は前記色温度設定手段によって設定された色温度の情報を送信し、前記第1の発光制御手段は、前記色温度設定手段によって設定された色温度となるように第1の発光ダイオードの3色の発光量の比を制御し、前記第2の発光制御手段は、前記受信手段が受信した色温度の情報に基づいて前記色温度設定手段によって設定された色温度となるように第2の発光ダイオードの3色の発光量の比を制御することを特徴とする請求項1又は2の同調ストロボシステム。
- 前記マスターストロボ装置は前記第1の発光ダイオードの発光輝度を設定する発光輝度設定手段を有し、前記送信手段は前記発光輝度設定手段によって設定された発光輝度の情報を送信し、前記第1の発光制御手段は、前記発光輝度設定手段によって設定された発光輝度となるように第1の発光ダイオードの発光輝度を制御し、前記第2の発光制御手段は、前記受信手段が受信した発光輝度の情報に基づいて前記発光輝度設定手段によって設定された発光輝度となるように第2の発光ダイオードの発光輝度を制御することを特徴とする請求項2の同調ストロボシステム。
- ストロボ光源として使用される第1の発光ダイオードと、
ストロボ調光用の受光センサと、
前記第1の発光ダイオードに電気エネルギーを供給して該第1の発光ダイオードを発光させる第1の発光制御手段であって、シャッターレリーズに同期させて前記第1の発光ダイオードを発光させるとともに、前記受光センサによって検知された発光量が設定値に達すると該第1の発光ダイオードを発光停止させる第1の発光制御手段と、
前記第1の発光ダイオードの発光開始時及び発光停止時にそれぞれ同期して発光ON/OFFの情報を有線又は無線でスレーブストロボ装置に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とするマスターストロボ装置。 - 前記第1の発光ダイオードの発光輝度又は色温度を含む発光条件を設定する発光条件設定手段を有し、前記送信手段は、前記発光ON/OFFの情報の送信前に前記発光条件設定手段で設定された発光条件を前記スレーブストロボ装置に送信することを特徴とする請 求項5に記載のマスターストロボ装置。
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