JP4047242B2 - Continuous casting method - Google Patents
Continuous casting method Download PDFInfo
- Publication number
- JP4047242B2 JP4047242B2 JP2003195716A JP2003195716A JP4047242B2 JP 4047242 B2 JP4047242 B2 JP 4047242B2 JP 2003195716 A JP2003195716 A JP 2003195716A JP 2003195716 A JP2003195716 A JP 2003195716A JP 4047242 B2 JP4047242 B2 JP 4047242B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- radius
- round
- arc
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は連続鋳造機の鋳型から複数のサイズの丸断面鋳片(以下、丸鋳片という)を引き抜くためのピンチロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
丸鋳片の連続鋳造においてはピンチロールによる押し込みにより鋳片が変形し、その形状が真円から大きく外れる場合が少なくない。熱間押出加工に供される素材では特に高い精度の真円度が要求される。そのため、熱間押出工程では真円度の高い素材を得るために鋳片の表面を切削している。
【0003】
このため、ピンチロールのカリバーの形状を適切にすることにより、丸鋳片の変形を極力小さくして、鋳片の表面の切削量を低減し歩留まりおよびコストを改善する必要がある。
【0004】
同じロール押力のもとでの鋳片の変形は鋳片径断面方向における圧下減面積が大なるほど低減できることが知られている。このことは、鋳片の変形を小さくするための丸鋳片用のピンチロールとしては、その軸に垂直な断面の径が一様な平行ロールよりも丸鋳片の半径に略等しい半径のカリバーが形成されたロールが最も望ましいことを示唆している。
【0005】
しかしながら、連続鋳造される丸鋳片のサイズは多種類にわたりそのサイズレンジも広い場合が少なくない。丸鋳片の変形を小さくするためにサイズに応じてピンチロールを交換することは、歩留まりを改善できる反面、生産性を大きく阻害するという問題がある。
【0006】
この対策として、従来の丸鋳片用ピンチロールはV型ロールまたは円弧型ロールが使用されてきたが次の問題点を抱えている。
【0007】
図8に示すV型のカリバーが形成されたロール(以下、V型ロールと称す)3では丸鋳片tの外殻曲面をV型の4箇所のフラット面で加圧し、その加圧面に作用する摩擦力(以下、ピンチ力と称す)で鋳片を支持する。
【0008】
4箇所のフラット面で鋳片を支持するため、フラットロールを用いて鋳造した場合よりも所定のピンチ力を得るために必要な押し付け量は小さくて済むので、丸鋳片の変形も小さく抑えることができる。
【0009】
しかしながら、条件によっては鋳片の変形量を十分に改善できない場合がある。
【0010】
図9に示す単一の円弧のカリバーが形成されたロール(以下、R型ロールと称す)4では、その円弧の半径が丸鋳片tの半径に等しい場合には、各種のカリバー形状のなかで丸鋳片の変形を最小にすることができる。
【0011】
しかしながら、円弧の半径が丸鋳片tの半径よりも小さい場合には、カリバーの端部5が鋳片に深く喰込むため、著しく深い凹みを生じるという問題がある。
【0012】
一方、円弧の半径が丸鋳片tの半径よりも著しく大きい場合には、フラットロールでの加圧特性に近づき図8のV型ロールよりも悪い結果をもたらす。
【0013】
このように、R型ロールでは複数のサイズの丸鋳片にわたってその変形を極力小さくすることはできない。
【0014】
この問題を解決するためのピンチロールとしては特許文献1が知られている。このピンチロールは、軸に垂直な断面の径が一様な平行ロールにカリバーが形成されており、前記カリバーはロール軸を含む断面において複数の円弧が重なった形状をなし、前記複数の円弧の各中心点が前記平行ロールの軸の同一垂線上にあり、最大の円弧C1はその半径r1が前記丸鋳片のうちで最大サイズの鋳片に略等しく円弧の長さが前記最大サイズの鋳片の半径以下であり、最小の円弧C3はその半径r3が前記丸鋳片のうちで最小サイズの半径に略等しいことを特徴とするものである。以下、このピンチロールを従来の多段R型ロールと称す。
【0015】
また、特許文献1には平行ロール面とカリバーとの境界およびカリバー内の各円弧同士の境界に形成される突出部が取り除かれていることを特徴とする従来の多段R型ロールが開示されている。以下、このロールを従来の面取りされた多段R型ロールと称す。
【0016】
これらのピンチロールによれば、生産量が最も多いサイズが最小サイズと最大サイズの中間にある場合、このサイズでの丸鋳片の変形の改善効果を十分に得ることができず、全サイズの生産量の構成を考慮すると大きな歩留まりの改善を得られない場合がある。
【0017】
図10に最大の円弧C1(イ〜ロとニ〜ホ)と最小の円弧C3(ロ〜ハ〜ニ)の2つの円弧からなるカリバーが形成された従来の多段R型ロールを用いて半径r2(r3<r2<r1)の丸鋳片を引き抜いた場合の図を示す。尚、図中の点線で示す円t2は変形前の丸鋳片の断面を示し、実線で示す曲線A〜ロ〜B〜ニ〜Cは変形後の丸鋳片の断面の一部を示す。
【0018】
ピンチロールの間隔を狭くしていくと丸鋳片とピンチロールは最初に点ロおよび点ニで接触する(この状態では力は発生しない)。ピンチロールの間隔を更に狭くすると丸鋳片は点ロおよび点ニの周辺で変形し始め、ピンチロールと丸鋳片の界面に摩擦力が発生するようになる。
【0019】
しかしながら、このピンチロールの円弧C3の半径は丸鋳片の半径よりも小さいために、円弧C3(ロ〜ハ〜ニ)と丸鋳片の一部(ロ〜B〜ニ)とは完全には接触せずにハとBの間に隙間ができる。このため、丸鋳片と同じ半径のカリバーを施した場合よりも摩擦力は弱く、所定のピンチ力を得るためにはピンチロールの間隔を更に狭くする必要がある。
【0020】
ピンチロールの間隔を更に狭くしたとき、丸鋳片の変形はロ〜B〜ニにおける部分よりもA〜ロおよびニ〜Cにおける部分で変形しやすい。これは、鋳片の表層近傍においてロ〜BとB〜ニではお互いに向かい合う力が作用しお互いに力を打ち消し合うために鋳片は変形し難いが、一方、A〜ロおよびニ〜Cにおいてはロールと接していない部分の鋳片は自由に変形できるためである。
【0021】
このことは、丸鋳片の半径よりも小さな半径のカリバーを施した場合は、ピンチ力を得るためには鋳片のA〜ロおよびニ〜Cにおける変形量を大きくしてピンチロールと接触する面積を増加させなければならないことを意味する。
【0022】
このため、丸鋳片と同じ半径のカリバーを施した場合よりも横方向の変形が大きくなる。
【0023】
この対策として特許文献1では最大の円弧C1、最小の円弧C3以外にも、例えば中間サイズの丸鋳片の半径に略等しい円弧を加えた複数の円弧からなるカリバーが形成されたピンチロールを用いることが開示されている。このピンチロールを用いた場合でも丸鋳片の半径に略等しい円弧の長さを十分に確保できないために、その改善効果は十分なものとはいえない。また、最大の円弧C1および最小の円弧C3の長さは短くなるために、これらの半径に略等しい丸鋳片の変形の改善効果が低下するという問題もある。
【0024】
従来の面取りされた多段R型ロールを使用した場合、平行ロール面とカリバーとの境界およびカリバー内の各円弧同士の境界に形成される突出部における鋳片の変形は改善される。しかしながら、このロールにおいても従来の多段R型ロールの場合と同様に最小の円弧と鋳片は接することがないために、鋳片の変形の改善効果は決して十分なものではない。
【0025】
【特許文献1】
特公平2−18185号公報
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、連続鋳造において複数のサイズの丸鋳片を1つのピンチロールで引き抜く際に、ピンチロールの押し込みによる丸鋳片の変形を極力小さくし、特に生産量の最も多いサイズで最大の改善効果を得ることを課題とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明の要旨は、次のとおりである。
(1)連続鋳造機の鋳型から複数のサイズの丸鋳片をピンチロールによって引き抜く連続鋳造方法において、軸に垂直な断面の径が一様な平行ロールにカリバーが形成されており、前記カリバーはV型カリバーとその底部に円弧のカリバーで形成されており、前記円弧の半径が前記丸鋳片のうちで生産量の最も多いサイズのものの半径±5mmの範囲である丸鋳片用ピンチロールを用いることを特徴とする連続鋳造方法。
(2)丸鋳片用ピンチロールの前記円弧の長さLがその半径rとの関係(1)式を満足することを特徴とする上記(1)に記載の連続鋳造方法。
0.7×r ≦ L ≦ 1.2×r・・・(1)式
(3)丸鋳片用ピンチロールの前記V型カリバーの開き角度θが90°〜150°であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の連続鋳造方法。
(4)丸鋳片用ピンチロールの前記V型カリバーの幅Wが前記丸鋳片のうちで最大サイズの丸鋳片の半径r1との関係(2)式を満足することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の連続鋳造方法。
W ≧ 2×r1×cos(θ/2)+0.1×r1・・・(2)式
(5)連続鋳造機の鋳型から複数のサイズの丸鋳片をピンチロールによって引き抜く連続鋳造方法において、軸に垂直な断面の径が一様な平行ロールにカリバーが形成されており、前記カリバーはロール軸を含む断面において複数の円弧が重なった形状をなし、前記複数の円弧の各中心点が前記平行ロールの軸の同一垂線上にあり、最大の円弧C1はその半径r1が前記丸鋳片のうちで最大サイズの鋳片の半径±5mmの範囲内であり、最小の円弧C2はその半径r2が前記丸鋳片のうちで最大サイズを除くもののうちで生産量が最も多いサイズのものの半径±5mmの範囲内である丸鋳片用ピンチロールを用いることを特徴とする連続鋳造方法。
(6)丸鋳片用ピンチロールの半径r1の円弧C1の長さL1および半径r2の円弧C2の長さL2が下記の(3)式および(4)式を満足することを特徴とする上記(5)に記載の連続鋳造方法。
0.8×r1 ≦ L1 ≦ 1.0×r1・・・(3)式
0.7×r2 ≦ L2 ≦ 1.2×r2・・・(4)式
(7)丸鋳片用ピンチロールの平行ロール面とカリバーとの境界およびカリバー内の各円弧同士の境界に形成される突出部が取り除かれていることを特徴とする上記(5)又は(6)に記載の連続鋳造方法。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づき詳細に説明する。
【0029】
本発明の特徴は、図1から図7に示すように、カリバーが形成されたピンチロールを使用して丸鋳片を鋳造することにより、丸鋳片の変形を極力小さくさせることにある。
【0030】
第1の発明は、図1に示すように、ロール軸方向の断面形状がV型のカリバーとその底部に半径rの円弧のカリバーで形成されており、その円弧の半径rが前記丸鋳片のうちで生産量の最も多いサイズの半径±5mmの範囲であることを特徴とする丸鋳片用ピンチロールである。
【0031】
以降、このピンチロールをR付きV型ロールと称す。
【0032】
このR付きV型ロールを用いることにより、従来のピンチロールを使用した場合に比べて、以下に述べるような長所がある。
【0033】
従来のV型ロールではV型カリバーのフラット面の一部が鋳片と接するのみであり、底部が接することはなかった。これに対して、本発明のR付きV型ロールを使用し円弧の半径rに近い生産量の最も多いサイズの丸鋳片を鋳造した場合は、鋳片はフラット面の一部およびカリバーの底部で接する。
【0034】
このため、従来に比べてロールと鋳片の接触面積が増加するため、小さなロールの押し付け量でも所定のピンチ力を得ることができるので、生産量の最も多いサイズの鋳片の変形を小さくすることができる。
【0035】
尚、円弧の半径を生産量の最も多いサイズの半径−5mmよりも小さくした場合、鋳片は円弧の底部とは接触しなくなり、接触面積が小さくなるために、生産量の最も多いサイズの鋳片での十分な改善効果を得ることができない。
【0036】
一方、円弧の半径を生産量の最も多いサイズの半径+5mmよりも大きくした場合、鋳片は円弧の底部としか接触しなくなり、円弧と鋳片の接触面積が小さくなるために、生産量の最も多いサイズの鋳片での十分な改善効果を得ることができない。
【0037】
尚、生産量の最も多いサイズよりも小さいサイズの鋳片は、円弧のみに接するが、この場合でもフラットロールよりも鋳片の変形を小さくすることができる。
【0038】
また、生産量の最も多いサイズよりも大きいサイズの鋳片は、従来のV型ロールと同様にV型カリバーのフラット面と接するので、この場合でもフラットロールよりも鋳片の変形を小さくすることができる。
【0039】
従って、円弧の半径を生産量の最も多いサイズの半径±5mmにすることにより、生産量の最も多いサイズの鋳片での改善効果を最も高めることができ、また他のサイズにおいてもフラットロールよりも鋳片の変形を小さくすることができるために、全生産量に対して最大の歩留り改善効果を得ることができる。
【0040】
第2の発明は、半径rの円弧の長さLを0.7×r ≦ L ≦ 1.2×rとしたR付きV型ロールである。
【0041】
円弧の長さが0.7×rよりも短い場合、鋳片と円弧の接触面積が不十分となるために、半径がrに近い生産量の最も多いサイズの丸鋳片での改善効果が得られ難い。
【0042】
一方、円弧の長さを1.2×rよりも長くしても、半径がrに近い生産量の最も多いサイズの丸鋳片での改善効果はほぼ一定となり大きな改善効果が得られない。
【0043】
また、円弧の長さを長くし過ぎると半径rの単一のガリバーの特性に近づくために、生産量の最も多いサイズよりも大きなサイズの鋳片での改善効果が得られないか、もしくは悪化する場合がある。
【0044】
第3の発明は、V型カリバーの開き角度が90°〜150°とするR付きV型ロールである。
【0045】
V型ロールの開き角度が90°よりも小さい場合、V型カリバーのフラット面と鋳片の界面に作用する摩擦力が小さくなるために、所定のピンチ力を得るためにはロールの押し込みを増やさなければならず、そのために鋳片の変形量が増大する。
【0046】
一方、V型ロールの開き角度が150°よりも大きい場合、フラットロールの特性に近づくために、改善効果が低下する。
【0047】
第4の発明は、V型カリバーの幅Wが最大サイズの丸鋳片の半径r1との関係として、W ≧ 2×r1×cos(θ/2)+0.1×r1 を満足するR付きV型ロールである。
【0048】
V型カリバーの幅WがW ≧ 2×r1×cos(θ/2)+0.1×r1を満足する場合、最大サイズの丸鋳片においても鋳片はV型カリバーのフラット面のみに接するため、V型カリバーと同等の改善効果を得ることができる。
【0049】
一方、V型カリバーの幅WがW < 2×r1×cos(θ/2)+0.1×r1となった場合は、図11に示すように鋳片はV型カリバーのフラット面のみならずカリバーの隅8の近傍でも接するようになり、特に8の近傍で鋳片の形状が悪化する。
【0050】
第5の発明は、カリバーはロール軸を含む断面において複数の円弧が重なった形状をなし、前記複数の円弧の各中心点が前記平行ロールの軸の同一垂線上にあり、最大の円弧C1はその半径r1が前記丸鋳片のうちで最大サイズの鋳片の半径±5mmの範囲であり、最小の円弧C2はその半径r2が前記丸鋳片のうちで最大サイズを除くもののうちで生産量が最も多いサイズの半径±5mmの範囲であるピンチロールである。以下、このピンチロールを多段R型ロールと称す。
【0051】
本発明の特徴を以下に述べる。図3は最小サイズ(半径r3)の丸鋳片t3の場合、図4は生産量が最も多いサイズ(半径r2)の丸鋳片t2の場合、図5は最大サイズ(半径r1)の丸鋳片t1の場合、図6は中間サイズ(半径r4はr2<r4<r1)の丸鋳片t4の場合の本発明に基づく多段R型ロール2の実施例を示す。
【0052】
図3〜図6において、平行ロールの垂線上に最大の円弧C1および最小の円弧C2の中心点O1およびO2がある。円弧C1の半径r1は最大サイズの丸鋳片の半径と略等しく、円弧C2の半径r2は最大サイズを除くもののうちで生産量が最も多いサイズの半径に略等しい。平行ロール面と円弧C1の交点をイ,ホ、円弧C1と円弧C2の交点をロ,ニ、垂線と円弧C2の交点をハとすると、カリバープロファイル(イ,ロ,ハ,ニ,ホ)が得られる。
【0053】
図3に示すように最小サイズ(半径r3)の丸鋳片の場合、丸鋳片t3とピンチロール1は点ハの位置を中心に接する。多段R型ロールの間隔を狭めることにより、丸鋳片t3は円弧C2に沿って変形し、その接触面積が増加するのとにより所定のピンチ力を得ることができる。
【0054】
このときの多段R型ロールによる鋳片の変形は円弧の半径がr3の場合よりは幾分大きいものの、平行ロールを用いた場合よりも大幅に軽減される。
【0055】
図4に示すように生産量が最も多いサイズ(半径r2)の丸鋳片t2の場合、丸鋳片t2と多段R型ロール2は円弧ロ〜ハ〜ニの全長にわたって接する。これにより、このサイズの鋳片で最も大きな改善効果を得ることができる。
【0056】
尚、円弧C2の半径を生産量が最も多いサイズの半径−5mmよりも小さくした場合、鋳片は円弧の底部とは接触しなくなり、接触面積が小さくなるために、このサイズの鋳片での十分な改善効果を得ることができない。
【0057】
一方、円弧C2の半径を生産量が最も多いサイズの半径+5mmよりも大きくした場合、鋳片は円弧の底部としか接触しなくなり、円弧と鋳片の接触面積が小さくなるために、このサイズの鋳片での十分な改善効果を得ることができない。
また、円弧C1の半径を最大サイズの鋳片の半径−5mmよりも小さくした場合、最大サイズの鋳片は円弧C1と接触しなくなり接触面積が小さくなるために、このサイズの鋳片での十分な改善効果を得ることができない。
【0058】
一方、円弧C1の半径を最大サイズの鋳片の半径+5mmよりも大きくした場合、鋳片は円弧C1の一部分としか接触しなくなり、円弧と鋳片の接触面積が小さくなるために、このサイズの鋳片での十分な改善効果を得ることができない。
【0059】
第6の発明は、半径r1の円弧C1の長さL1および半径r2の円弧C2の長さL2が下記の式を満足する多段R型ロールである。
0.8×r1 ≦ L1 ≦ 1.0×r1
0.7×r2 ≦ L2 ≦ 1.2×r2
【0060】
L2<0.7×r2の場合は、所定のピンチ力を得るためには鋳片t2と多段R型ロール2は円弧ロ〜ハ〜ニの全長以外にも円弧C1のうち点ロおよび点ニの近傍で接するようになり、点ロおよび点ニの近傍で鋳片の変形が増大する。
【0061】
しかしながら、円弧C2の長さL2をL2≧0.7×r2とすることにより、点ロおよび点ニの近傍での鋳片の変形が軽減され、所定のピンチ力を得るための鋳片の変形は最小限に抑制される。
【0062】
円弧C2の長さL2を更に長くすれば、半径r2の鋳片の変形は更に軽減されるが、L2=1.2×r2でその効果はほぼ飽和する。
【0063】
以上のことから、半径r2の円弧C2の長さL2を0.7×r2 ≦ L2 ≦ 1.2×r2とすることにより、半径r2の鋳片の変形を極力小さくすることができる。
【0064】
図5に示すように最大サイズ(半径r1)の丸鋳片t1の場合、丸鋳片t1と多段R型ロール2はまずは円弧C1で接する。
【0065】
このとき、円弧C1の長さをL1とすると、L1<0.8×r1の場合は、所定のピンチ量を得るためには円弧C1のみならず円弧C2のうち点ロおよび点ニの近傍で接するようになり、点ロおよび点ニの近傍で鋳片の変形が増大する。
【0066】
しかしながら、円弧C1の長さL1をL1≧0.8×r1とすることにより、点ロおよび点ニの近傍での鋳片の変形が軽減され、所定のピンチ力を得るための鋳片の変形は最小限に抑制される。
【0067】
円弧C1の長さL1を更に長くすれば、半径r1の鋳片の変形は更に軽減されるが、L1=1.0×r1でその効果はほぼ飽和する。
【0068】
以上のことから、半径r1の円弧C1の長さL1を0.8×r1 ≦ L1 ≦ 1.0×r1とすることにより、半径r1の鋳片の変形を極力小さくすることができる。
【0069】
図6に示すように中間のサイズ(半径r4はr2<r4<r1)の丸鋳片t4の場合、丸鋳片t4と多段R型ロール2は点ロおよび点ニを中心に円弧C1および円弧C2の一部で接し、鋳片の変形を最小限に抑制することができる。
【0070】
第7の発明は、平行ロール面とカリバーとの境界およびカリバー内の各円弧同士の境界に形成される突出部が取り除かれている多段R型ロールである。
【0071】
図7に示すように平行ロール面と円弧C1との交点イあるいは隣接円弧C1とC2の交点ロの部分に形成される突出部d(斜線部)が取り除かれて滑らかな曲面に形成されており、突出部dに相当する分だけ変形を更に軽減可能である。
【0072】
【実施例】
表1、表2に実施例を示す。丸ブルーム鋳造用の鋳型のサイズは164、184、220、254および274mmの5種類であり、生産量が最も多いサイズは184mmである。
【0073】
鋳型内で凝固し始めた鋳片は、ピンチロールで所定のピンチ力を付与して保持されながら所定の鋳造速度で引き抜かれる。鋳片は鋳型および鋳型下部の二次冷却帯で水冷され、引き続く放冷帯で輻射により冷却されるため、ピンチロール位置における鋳片のサイズは鋳型サイズよりも小さい(本鋳造条件では約2mm小さい)。このため、本発明によるR付きV型ロールあるいは多段R型ロールの円弧の半径はピンチロール位置での鋳片のサイズを基準に決定している。
【0074】
実施例のうちNo.1は従来のV型ロールを用いて鋳造した例であり、No.2から〜17は本発明のR付きV型ロールの例である。
【0075】
比較例のNo.18は特許文献1に従う従来の多段R型ロールを用いて鋳造した例であり、最大の円弧C1はその半径r1が前記丸鋳片のうちで最大サイズの鋳片に等しい136mmであり、最小の円弧C2の半径r2は最小サイズの半径に等しい81mmである。
【0076】
No.18〜No.37は本発明の多段R型ロールの例である。
【0077】
ピンチロールによる鋳片の変形は真円度で評価した。真円度は、鋳造後に測定した鋳片の最大サイズから最小サイズを差し引いた値のことである。
【0078】
表1、表2においては、2種類の真円度の指標を示している。1つは、生産量が最も多い鋳片サイズの真円度である。もう1つは、真円度の加重平均である。この指標は、各々の鋳片サイズの真円度に各々の生産量を乗じて合計したものを全生産量で割った値である。
【0079】
尚、これらの真円度の値が小さいものほど、鋳片の変形は小さく、好ましい条件であることを意味する。
【0080】
表1、表2から明らかなとおり、従来のV型あるいは多段R型ロールを用いて鋳造した場合よりも本発明のR付きV型ロールあるいは多段R型ロールを用いて鋳造した場合の方が鋳片の真円度は改善されている。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【発明の効果】
本発明のR付きV型ロールあるいは多段R型ロールによれば、連続鋳造において複数のサイズの丸鋳片を1つのピンチロールで引き抜く際に、最小の円弧の半径が前記丸鋳片のうちで最大サイズを除くもののうちで生産量が最も多いサイズの半径±5mmの範囲であるカリバーを形成したピンチロールを用いることにより、ピンチロールの押し込みによる丸鋳片の変形を極力小さくし、特に生産量の最も多いサイズで最大の改善効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のR付きV型ロールで丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図2】本発明のR付きV型ロールで最大サイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図3】本発明の多段R型ロールで最小サイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図4】本発明の多段R型ロールで生産量が最も多いサイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図5】本発明の多段R型ロールで最大サイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図6】本発明の多段R型ロールで中間サイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図7】本発明の多段R型ロールで突出部が取り除かれて滑らかなにしたときの模式図
【図8】従来のV型ロールで丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図9】従来のR型ロールで丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図10】従来のピンチロールで生産量が最も多いサイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【図11】本発明のR付きV型ロールのV型カリバーの幅が狭いピンチロールで最大のサイズの丸鋳片を引き抜いたときの模式図
【符号の説明】
1 本発明のR付きV型ロール
2 本発明の多段R型ロール
3 従来のV型カリバーが形成されたピンチロール
4 従来の単一の円弧のカリバーが形成されたピンチロール
5 カリバーの端部
6 従来の複数の円弧から成るカリバーが形成されたピンチロール
7 本発明のR付きV型ロールのV型カリバーの幅が狭いピンチロール
8 カリバーの端部
C V型カリバーの底部に形成された円弧
C1 最大サイズの丸鋳片の半径に等しい半径r1の円弧
C2 生産量が最も多いサイズの丸鋳片の半径に等しい半径r2の円弧
C3 最小サイズの丸鋳片の半径に略等しい半径r3の円弧
L V型カリバーの底部に形成された円弧の長さ
r V型カリバーの底部に形成された円弧の半径
θ V型カリバーの開き角度
W V型カリバーの幅
W’ V型カリバーの幅
t 鋳片
t1 最大サイズの丸鋳片
t2 生産量が最も多いサイズの丸鋳片
t3 最小サイズの丸鋳片
t4 中間サイズの丸鋳片
r1 最大サイズの丸鋳片の半径
r2 生産量が最も多いサイズの丸鋳片の半径
r3 最小サイズの丸鋳片の半径
r4 中間サイズの丸鋳片の半径[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pinch roll for drawing a plurality of round section slabs (hereinafter referred to as round slabs) from a mold of a continuous casting machine.
[0002]
[Prior art]
In continuous casting of round slabs, the slabs are often deformed by pressing with a pinch roll, and the shape deviates greatly from a perfect circle. A material subjected to hot extrusion requires a particularly high roundness. Therefore, in the hot extrusion process, the surface of the slab is cut to obtain a material with high roundness.
[0003]
For this reason, by making the shape of the caliber of the pinch roll appropriate, it is necessary to reduce the deformation of the round slab as much as possible, to reduce the cutting amount of the surface of the slab, and to improve the yield and cost.
[0004]
It is known that the deformation of a slab under the same roll pressing force can be reduced as the reduction area in the slab diameter cross-section increases. This means that, as a pinch roll for round slabs to reduce the deformation of the slab, a caliber with a radius approximately equal to the radius of the round slab rather than a parallel roll having a uniform cross-sectional diameter perpendicular to the axis. Suggests that the formed roll is most desirable.
[0005]
However, there are many cases in which the size of the round slabs continuously cast is wide and the size range is wide. Replacing the pinch roll according to the size in order to reduce the deformation of the round slab can improve the yield, but has a problem of greatly hindering the productivity.
[0006]
As a countermeasure against this, conventional pinch rolls for round slabs have used V-type rolls or arc-type rolls, but have the following problems.
[0007]
In a roll 3 (hereinafter referred to as a V-type roll) 3 with a V-shaped caliber shown in FIG. 8, the outer shell curved surface of the round cast slab t is pressed with four flat surfaces of the V-type and acts on the pressed surface. The slab is supported by a friction force (hereinafter referred to as a pinch force).
[0008]
Since the slab is supported by four flat surfaces, the amount of pressing required to obtain a predetermined pinch force is smaller than when casting using a flat roll, so the deformation of the round slab should be kept small. Can do.
[0009]
However, depending on conditions, the deformation amount of the slab may not be sufficiently improved.
[0010]
In the roll (hereinafter referred to as R-type roll) 4 in which a single arc caliber shown in FIG. 9 is formed, when the radius of the arc is equal to the radius of the round slab t, there are various caliber shapes. The deformation of the round slab can be minimized.
[0011]
However, when the radius of the arc is smaller than the radius of the round slab t, the
[0012]
On the other hand, when the radius of the arc is remarkably larger than the radius of the round cast slab t, the pressing characteristics of the flat roll are approached and the result is worse than that of the V-shaped roll of FIG.
[0013]
As described above, in the R-type roll, the deformation cannot be minimized as much as possible across the round slabs of a plurality of sizes.
[0014]
[0015]
[0016]
According to these pinch rolls, when the size with the largest production amount is between the minimum size and the maximum size, the effect of improving the deformation of the round slab at this size cannot be obtained sufficiently, Considering the composition of production volume, it may not be possible to obtain a large yield improvement.
[0017]
FIG. 10 shows a radius r2 using a conventional multi-stage R-shaped roll in which a caliber composed of two arcs of the maximum arc C1 (I to B and D to E) and the minimum arc C3 (B to C) is formed. The figure at the time of drawing out the round slab of (r3 <r2 <r1) is shown. In addition, the circle | round | yen t2 shown by the dotted line in a figure shows the cross section of the round cast slab before a deformation | transformation, and the curve A-B-B-D-C shown by a continuous line shows a part of cross section of the round cast slab after a deformation | transformation.
[0018]
When the interval between the pinch rolls is narrowed, the round slab and the pinch roll first contact at point b and point d (no force is generated in this state). When the interval between the pinch rolls is further reduced, the round cast slab begins to deform around the point b and the point d, and a frictional force is generated at the interface between the pinch roll and the round cast slab.
[0019]
However, since the radius of the arc C3 of this pinch roll is smaller than the radius of the round slab, the arc C3 (B) is completely separated from the part of the round slab (B). There is a gap between C and B without contact. For this reason, the frictional force is weaker than when a caliber having the same radius as the round cast slab is applied, and it is necessary to further narrow the interval between the pinch rolls in order to obtain a predetermined pinch force.
[0020]
When the distance between the pinch rolls is further narrowed, the deformation of the round cast slab is more likely to be deformed at the portions A to B and D to C than at the portions B to D. This is because in the vicinity of the surface layer of the slab, the forces facing each other act in B and B to D and cancel each other out, so that the slab is difficult to deform, whereas in A to B and D to C This is because the slab that is not in contact with the roll can be freely deformed.
[0021]
This means that when a caliber having a radius smaller than that of the round slab is applied, in order to obtain a pinch force, the amount of deformation of the slabs A to B and D to C is increased to contact the pinch roll. This means that the area must be increased.
[0022]
For this reason, the deformation in the lateral direction becomes larger than when a caliber having the same radius as the round cast piece is applied.
[0023]
As a countermeasure, in
[0024]
When a conventional chamfered multi-stage R-type roll is used, the deformation of the slab at the protruding portion formed at the boundary between the parallel roll surface and the caliber and between each arc in the caliber is improved. However, even in this roll, as in the case of the conventional multi-stage R-type roll, the minimum arc does not contact the slab, so the effect of improving the deformation of the slab is not sufficient.
[0025]
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 2-18185 [0026]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention minimizes the deformation of the round slab by pushing the pinch roll when pulling out multiple size round slabs with one pinch roll in continuous casting, especially for the largest production size. The task is to obtain an effect.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention for solving the above problems is as follows.
(1) In a continuous casting method in which round slabs of a plurality of sizes are pulled out from a mold of a continuous casting machine by a pinch roll, the caliber is formed on a parallel roll having a uniform cross-sectional diameter perpendicular to the axis. V-type caliber and is formed by an arc of the caliber on its bottom, most often radial ± 5 mm range der Ru round slab pinch the ones size production among the circular arc radius the round billet A continuous casting method using a roll.
(2) The continuous casting method according to (1) above , wherein the length L of the arc of the pinch roll for round slab satisfies the relationship (1) with the radius r.
0.7 × r ≦ L ≦ 1.2 × r (1) Formula (3) The opening angle θ of the V-shaped caliber of the pinch roll for round slab is 90 ° to 150 °. The continuous casting method according to (1) or (2) above .
(4) The width W of the V-caliber round slab pinch rolls and satisfies the relationship (2) between the radius r1 of the maximum size of the round billet in one of the round billet The continuous casting method according to any one of (1) to (3) .
W ≧ 2 × r1 × cos (θ / 2) + 0.1 × r1 (2) Formula (5) In a continuous casting method in which round slabs of a plurality of sizes are drawn out from a mold of a continuous casting machine by a pinch roll. A caliber is formed on a parallel roll having a uniform cross-sectional diameter perpendicular to the axis, and the caliber has a shape in which a plurality of arcs overlap in a section including the roll axis, and each center point of the plurality of arcs is The maximum arc C1 is on the same perpendicular to the axis of the parallel rolls, and the radius r1 is within the range of the radius ± 5 mm of the largest slab of the round slabs, and the minimum arc C2 is the radius r2. continuous casting method but which comprises using the largest size pinch roll range der Ru round billet radius ± 5 mm of that of the production amount of those except the maximum size of the round billet.
(6) The length L2 of the arc C2 length L1 and a radius r2 of the circular arc C1 with a radius r1 of the circular slab pinch rolls and satisfies the equation (3) and (4) below The continuous casting method as described in (5) .
0.8 × r1 ≦ L1 ≦ 1.0 × r1 (3) Equation 0.7 × r2 ≦ L2 ≦ 1.2 × r2 (4) Equation (7) Round Pinch Roll The continuous casting method according to (5) or (6) above, wherein protrusions formed at the boundary between the parallel roll surface and the caliber and at the boundary between the arcs in the caliber are removed.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, it will be described in detail with reference to the drawings.
[0029]
As shown in FIGS. 1 to 7, the present invention is characterized in that the round slab is deformed as much as possible by casting the round slab using a pinch roll formed with a caliber.
[0030]
In the first invention, as shown in FIG. 1, a cross-sectional shape in the roll axis direction is formed of a V-shaped caliber and an arc caliber having a radius r at the bottom, and the radius r of the arc is the round slab. Among these, a pinch roll for round slabs is characterized in that the radius is within a range of ± 5 mm of the size with the largest production amount.
[0031]
Hereinafter, this pinch roll is referred to as a V-shaped roll with R.
[0032]
By using this R-attached V-shaped roll, there are advantages as described below compared to the case of using a conventional pinch roll.
[0033]
In the conventional V-shaped roll, only a part of the flat surface of the V-shaped caliber is in contact with the slab, and the bottom is not in contact. On the other hand, when a round cast slab having the largest production amount close to the radius r of the arc is cast using the R-shaped V-shaped roll of the present invention, the slab is a part of the flat surface and the bottom of the caliber. Contact with.
[0034]
For this reason, since the contact area between the roll and the slab increases as compared to the conventional case, a predetermined pinch force can be obtained even with a small roll pressing amount, so that the deformation of the slab with the largest production volume is reduced. be able to.
[0035]
When the radius of the arc is made smaller than the radius of the largest production volume of -5 mm, the slab does not come into contact with the bottom of the arc and the contact area becomes smaller. A sufficient improvement effect with a piece cannot be obtained.
[0036]
On the other hand, when the radius of the arc is larger than the radius of the largest production size + 5 mm, the slab comes into contact only with the bottom of the arc, and the contact area between the arc and the slab becomes small. A sufficient improvement effect cannot be obtained with many slabs.
[0037]
In addition, although the slab of a size smaller than the size with the largest production amount touches only an arc, even in this case, the deformation of the slab can be made smaller than that of a flat roll.
[0038]
In addition, since the slab of a size larger than the size with the largest production volume is in contact with the flat surface of the V-shaped caliber like the conventional V-shaped roll, the deformation of the slab should be made smaller than that of the flat roll. Can do.
[0039]
Therefore, by setting the radius of the arc to the radius of the largest production size ± 5 mm, the improvement effect in the slab with the largest production amount can be maximized, and also in other sizes than the flat roll Since the deformation of the slab can be reduced, the maximum yield improvement effect can be obtained with respect to the total production.
[0040]
The second invention is a V-shaped roll with R in which the length L of an arc having a radius r is 0.7 × r ≦ L ≦ 1.2 × r.
[0041]
When the length of the arc is shorter than 0.7 × r, the contact area between the slab and the arc becomes insufficient, so that the improvement effect is achieved with the round slab having the largest production volume with a radius close to r. It is difficult to obtain.
[0042]
On the other hand, even if the length of the arc is longer than 1.2 × r, the improvement effect in the round slab having the largest production amount with a radius close to r is almost constant, and a large improvement effect cannot be obtained.
[0043]
Further, if the length of the arc is excessively long, the characteristics of a single gulliver with a radius r are approached, so that the improvement effect cannot be obtained or deteriorated with a slab having a size larger than the size with the largest production volume. There is a case.
[0044]
The third invention is a V-shaped roll with R in which the opening angle of the V-shaped caliber is 90 ° to 150 °.
[0045]
If the opening angle of the V-shaped roll is smaller than 90 °, the frictional force acting on the interface between the flat surface of the V-shaped caliber and the slab becomes small, so that in order to obtain a predetermined pinch force, the pushing of the roll is increased. Therefore, the amount of deformation of the slab increases.
[0046]
On the other hand, when the opening angle of the V-shaped roll is larger than 150 °, the improvement effect decreases because it approaches the characteristics of the flat roll.
[0047]
According to a fourth aspect of the present invention, as a relationship between the width W of the V-shaped caliber and the radius r1 of the round slab of the maximum size, V with R satisfying W ≧ 2 × r1 × cos (θ / 2) + 0.1 × r1 It is a mold roll.
[0048]
When the width W of the V-shaped caliber satisfies W ≧ 2 × r1 × cos (θ / 2) + 0.1 × r1, the slab touches only the flat surface of the V-shaped caliber even in the maximum size round slab. An improvement effect equivalent to that of the V-type caliber can be obtained.
[0049]
On the other hand, when the width W of the V-shaped caliber is W <2 × r1 × cos (θ / 2) + 0.1 × r1, the slab is not only a flat surface of the V-shaped caliber as shown in FIG. In the vicinity of the
[0050]
According to a fifth aspect of the invention, the caliber has a shape in which a plurality of arcs overlap in a cross section including the roll axis, each center point of the plurality of arcs is on the same perpendicular to the axis of the parallel roll, and the maximum arc C1 is The radius r1 is in the range of the radius ± 5 mm of the slab of the maximum size among the round slabs, and the minimum arc C2 is the production amount among the round slabs whose radius r2 excludes the maximum size. Is a pinch roll having a radius of ± 5 mm. Hereinafter, this pinch roll is referred to as a multi-stage R-type roll.
[0051]
The features of the present invention are described below. 3 shows a round slab t3 having a minimum size (radius r3), FIG. 4 shows a round slab t2 having a largest production amount (radius r2), and FIG. 5 shows a round slab having a maximum size (radius r1). In the case of the piece t1, FIG. 6 shows an embodiment of the multi-stage R-
[0052]
3 to 6, there are center points O1 and O2 of the maximum arc C1 and the minimum arc C2 on the perpendicular of the parallel roll. The radius r1 of the arc C1 is substantially equal to the radius of the round slab of the maximum size, and the radius r2 of the arc C2 is substantially equal to the radius of the size with the largest production amount except for the maximum size. If the intersection of the parallel roll surface and the arc C1 is i, e, the intersection of the arc C1 and the arc C2 is b, and the intersection of the perpendicular and the arc C2 is c, then the caliber profile (a, b, c, d) can get.
[0053]
As shown in FIG. 3, in the case of a round slab of the minimum size (radius r3), the round slab t3 and the
[0054]
The deformation of the slab by the multi-stage R-type roll at this time is somewhat larger than the case where the radius of the arc is r3, but is greatly reduced as compared with the case where the parallel roll is used.
[0055]
As shown in FIG. 4, in the case of a round cast slab t2 having the largest production amount (radius r2), the round cast slab t2 and the multi-stage R-shaped
[0056]
When the radius of the arc C2 is made smaller than the radius of the largest production size of −5 mm, the slab is not in contact with the bottom of the arc and the contact area becomes small. A sufficient improvement effect cannot be obtained.
[0057]
On the other hand, when the radius of the arc C2 is larger than the radius of the largest production size +5 mm, the slab comes into contact only with the bottom of the arc, and the contact area between the arc and the slab becomes small. A sufficient improvement effect cannot be obtained with the slab.
Further, when the radius of the arc C1 is made smaller than the radius of the maximum size slab -5 mm, the maximum size slab is not in contact with the arc C1, and the contact area becomes small. The improvement effect cannot be obtained.
[0058]
On the other hand, when the radius of the arc C1 is larger than the radius of the maximum size slab +5 mm, the slab comes into contact with only a part of the arc C1, and the contact area between the arc and the slab becomes small. A sufficient improvement effect cannot be obtained with the slab.
[0059]
The sixth invention is a multi-stage R-type roll in which the length L1 of the arc C1 having the radius r1 and the length L2 of the arc C2 having the radius r2 satisfy the following formula.
0.8 × r1 ≦ L1 ≦ 1.0 × r1
0.7 × r2 ≦ L2 ≦ 1.2 × r2
[0060]
In the case of L2 <0.7 × r2, in order to obtain a predetermined pinch force, the slab t2 and the multi-stage R-
[0061]
However, by setting the length L2 of the arc C2 to L2 ≧ 0.7 × r2, deformation of the slab in the vicinity of point B and point D is reduced, and deformation of the slab to obtain a predetermined pinch force Is minimized.
[0062]
If the length L2 of the arc C2 is further increased, the deformation of the slab having the radius r2 is further reduced, but the effect is almost saturated at L2 = 1.2 × r2.
[0063]
From the above, by setting the length L2 of the arc C2 having the radius r2 to 0.7 × r2 ≦ L2 ≦ 1.2 × r2, the deformation of the slab having the radius r2 can be minimized.
[0064]
As shown in FIG. 5, in the case of the round slab t1 having the maximum size (radius r1), the round slab t1 and the multi-stage R-shaped
[0065]
At this time, assuming that the length of the arc C1 is L1, in the case of L1 <0.8 × r1, in order to obtain a predetermined pinch amount, not only in the arc C1 but also in the vicinity of the point B and the point D in the arc C2. The deformation of the slab increases in the vicinity of point B and point D.
[0066]
However, by setting the length L1 of the arc C1 to L1 ≧ 0.8 × r1, deformation of the slab in the vicinity of point B and point D is reduced, and deformation of the slab to obtain a predetermined pinch force Is minimized.
[0067]
If the length L1 of the arc C1 is further increased, the deformation of the slab having the radius r1 is further reduced, but the effect is almost saturated at L1 = 1.0 × r1.
[0068]
From the above, by setting the length L1 of the arc C1 having the radius r1 to 0.8 × r1 ≦ L1 ≦ 1.0 × r1, the deformation of the slab having the radius r1 can be minimized.
[0069]
As shown in FIG. 6, in the case of a round slab t4 having an intermediate size (radius r4 is r2 <r4 <r1), the round slab t4 and the multi-stage R-shaped
[0070]
7th invention is a multistage R type | mold roll from which the protrusion part formed in the boundary of a parallel roll surface and a caliber and the boundary of each arc in a caliber is removed.
[0071]
As shown in FIG. 7, the protrusion d (shaded portion) formed at the intersection point B between the parallel roll surface and the arc C1 or the intersection point B between the adjacent arcs C1 and C2 is removed to form a smooth curved surface. The deformation can be further reduced by the amount corresponding to the protrusion d.
[0072]
【Example】
Tables 1 and 2 show examples. There are five types of molds for round bloom casting: 164, 184, 220, 254 and 274 mm, and the largest production is 184 mm.
[0073]
The slab that has started to solidify in the mold is pulled out at a predetermined casting speed while being held with a predetermined pinch force applied by a pinch roll. Since the slab is cooled with water in the mold and the secondary cooling zone at the bottom of the mold and is cooled by radiation in the subsequent cooling zone, the size of the slab at the pinch roll position is smaller than the mold size (about 2 mm smaller under the present casting conditions) ). For this reason, the radius of the arc of the V-shaped roll with R or the multi-stage R-shaped roll according to the present invention is determined based on the size of the slab at the pinch roll position.
[0074]
No. of the examples. No. 1 is an example of casting using a conventional V-shaped roll. 2 to 17 are examples of the V-shaped roll with R of the present invention.
[0075]
Comparative Example No. 18 is an example of casting using a conventional multi-stage R-type roll according to
[0076]
No. 18-No. 37 is an example of the multistage R-type roll of the present invention.
[0077]
The deformation of the slab by the pinch roll was evaluated by roundness. The roundness is a value obtained by subtracting the minimum size from the maximum size of the slab measured after casting.
[0078]
Tables 1 and 2 show two types of roundness indices. One is the roundness of the slab size with the highest production volume. The other is a weighted average of roundness. This index is a value obtained by multiplying the roundness of each slab size by each production amount and adding up the total production amount.
[0079]
It should be noted that the smaller the roundness value, the smaller the deformation of the slab, which means that it is a preferable condition.
[0080]
As is apparent from Tables 1 and 2, the casting with the V-shaped roll with R or the multi-stage R-type roll of the present invention is more cast than when casting with the conventional V-type or multi-stage R-type roll. The roundness of the piece is improved.
[0081]
[Table 1]
[0082]
[Table 2]
[0083]
【The invention's effect】
According to the V-shaped roll with R or the multi-stage R-shaped roll of the present invention, when the round cast pieces of a plurality of sizes are pulled out by one pinch roll in continuous casting, the radius of the smallest arc is the above-mentioned round cast piece. By using a pinch roll with a caliber with a radius of ± 5 mm, which is the largest production size, excluding the maximum size, the deformation of the round slab by pushing the pinch roll is minimized. The largest improvement effect can be obtained with the largest size.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram when a round slab is pulled out by a V-shaped roll with R of the present invention. FIG. 2 is a schematic diagram when a maximum size round slab is pulled out by a V-shaped roll with R of the present invention. FIG. 3 is a schematic diagram when a round slab of the minimum size is drawn out by the multi-stage R-type roll of the present invention. FIG. 4 is a drawing of a round slab of the largest production volume by the multi-stage R-type roll of the present invention. Fig. 5 is a schematic diagram of when a round cast piece of the maximum size is drawn with the multistage R-type roll of the present invention. Fig. 6 is a case of drawing a round cast piece of intermediate size with the multistage R-type roll of the invention. [Fig. 7] Schematic diagram when the projecting part is removed and smoothed by the multi-stage R-shaped roll of the present invention. [Fig. 8] Schematic diagram when the round slab is pulled out by the conventional V-shaped roll. FIG. 9 is a schematic diagram when a round slab is pulled out by a conventional R-shaped roll. FIG. 10 is a diagram of a conventional pinch roll. Fig. 11 is a schematic diagram when a round slab having the largest production volume is drawn. Fig. 11 A round slab of the largest size is drawn with a pinch roll having a narrow V-shaped caliber of the V-shaped roll with R of the present invention. Schematic diagram of time [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 V type roll with R of this invention 2 Multistage R type roll of this invention 3 The pinch roll 4 in which the conventional V-shaped caliber was formed The pinch roll 5 in which the conventional single circular caliber was formed 5 The edge part 6 of a caliber Conventional pinch roll 7 formed with a plurality of arcs of calibers 7 A pinch roll 8 having a narrow V-shaped caliber of the V-shaped roll with R of the present invention C Caliber end C C arc C1 formed at the bottom of V-shaped caliber Arc C2 with radius r1 equal to the radius of the largest size round slab Arc C3 with radius r2 equal to the radius of the largest sized round cast slab Arc L with radius r3 approximately equal to the radius of the smallest size round slab The length of the arc formed at the bottom of the V-shaped caliber r The radius of the arc formed at the bottom of the V-shaped caliber θ The opening angle of the V-shaped caliber W The width of the V-shaped caliber W ′ The width of the V-shaped caliber t Most Large size round slab t2 Largest size round slab t3 Smallest size round slab t4 Medium size round slab r1 Maximum size round slab radius r2 Largest size round slab t3 Radius of piece r3 Radius of round slab of minimum size r4 Radius of round slab of medium size
Claims (7)
軸に垂直な断面の径が一様な平行ロールにカリバーが形成されており、前記カリバーはV型カリバーとその底部に円弧のカリバーで形成されており、前記円弧の半径が前記丸鋳片のうちで生産量の最も多いサイズのものの半径±5mmの範囲である丸鋳片用ピンチロールを用いることを特徴とする連続鋳造方法。In a continuous casting method in which round slabs of a plurality of sizes are drawn out from a mold of a continuous casting machine by a pinch roll,
A caliber is formed on a parallel roll having a uniform cross-sectional diameter perpendicular to the axis, and the caliber is formed of a V-shaped caliber and an arc caliber at the bottom thereof, and the radius of the arc is the same as that of the round slab. continuous casting method which comprises using the largest size radius ± 5 mm pinch roll ranges der Ru round slab of ones of production in house.
0.7×r ≦ L ≦ 1.2×r・・・(1)式The continuous casting method according to claim 1, wherein the length L of the arc of the pinch roll for round slabs satisfies the relationship (1) with the radius r.
0.7 × r ≦ L ≦ 1.2 × r (1) formula
W ≧ 2×r1×cos(θ/2)+0.1×r1・・・(2)式The width W of the V-shaped caliber of the pinch roll for round slab satisfies the relationship (2) with the radius r1 of the round slab of the largest size among the round slabs. The continuous casting method according to claim 3.
W ≧ 2 × r1 × cos (θ / 2) + 0.1 × r1 (2) formula
軸に垂直な断面の径が一様な平行ロールにカリバーが形成されており、前記カリバーはロール軸を含む断面において複数の円弧が重なった形状をなし、前記複数の円弧の各中心点が前記平行ロールの軸の同一垂線上にあり、最大の円弧C1はその半径r1が前記丸鋳片のうちで最大サイズの鋳片の半径±5mmの範囲内であり、最小の円弧C2はその半径r2が前記丸鋳片のうちで最大サイズを除くもののうちで生産量が最も多いサイズのものの半径±5mmの範囲である丸鋳片用ピンチロールを用いることを特徴とする連続鋳造方法。In a continuous casting method in which round slabs of a plurality of sizes are drawn out from a mold of a continuous casting machine by a pinch roll,
A caliber is formed on a parallel roll having a uniform cross-sectional diameter perpendicular to the axis, and the caliber has a shape in which a plurality of arcs overlap in a section including the roll axis, and each center point of the plurality of arcs is The maximum arc C1 is on the same perpendicular to the axis of the parallel rolls, and the radius r1 is within the range of the radius ± 5 mm of the largest slab of the round slabs, and the minimum arc C2 is the radius r2. continuous casting method but which comprises using the largest size radius ± 5 mm pinch roll ranges der Ru round slab of ones of production among those except the maximum size among the round billet.
0.8×r1 ≦ L1 ≦ 1.0×r1・・・(3)式
0.7×r2 ≦ L2 ≦ 1.2×r2・・・(4)式 6. The length L1 of an arc C1 having a radius r1 and the length L2 of an arc C2 having a radius r2 of the pinch roll for round slab satisfy the following expressions (3) and (4): The continuous casting method described.
0.8 × r1 ≦ L1 ≦ 1.0 × r1 (3) Equation 0.7 × r2 ≦ L2 ≦ 1.2 × r2 (4) Equation
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003195716A JP4047242B2 (en) | 2003-07-11 | 2003-07-11 | Continuous casting method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003195716A JP4047242B2 (en) | 2003-07-11 | 2003-07-11 | Continuous casting method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005028399A JP2005028399A (en) | 2005-02-03 |
JP4047242B2 true JP4047242B2 (en) | 2008-02-13 |
Family
ID=34206456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003195716A Expired - Lifetime JP4047242B2 (en) | 2003-07-11 | 2003-07-11 | Continuous casting method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4047242B2 (en) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137169A (en) * | 1983-01-25 | 1984-08-07 | Nippon Steel Corp | Pinch roll for round billet |
JPS59191554A (en) * | 1983-04-14 | 1984-10-30 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Pinch roll for continuous casting machine for round billet |
JPS62176651A (en) * | 1986-01-29 | 1987-08-03 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Combined using type dummy bar for continuous casting equipment |
JPS62176654A (en) * | 1986-01-29 | 1987-08-03 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Pass-line for continuous casting equipment in common use as round and square shaped billets |
JP3214377B2 (en) * | 1996-12-12 | 2001-10-02 | 日本鋼管株式会社 | Manufacturing method of continuous cast slab for seamless steel pipe |
JP2004174600A (en) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Nippon Steel Hardfacing Co Ltd | High alloy build-up welding roll grooved for continuous casting |
-
2003
- 2003-07-11 JP JP2003195716A patent/JP4047242B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005028399A (en) | 2005-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5921758B2 (en) | Method for hot rolling Z-section sheet pile | |
JPS5928410B2 (en) | Forming method for thick-walled ERW pipe | |
JP6506062B2 (en) | Method of manufacturing metal element for continuously variable transmission | |
CA2905196C (en) | Formed material manufacturing method and formed material | |
KR100813191B1 (en) | Die cavity of a casting die for continuously casting billets and blooms | |
JP4047242B2 (en) | Continuous casting method | |
JP4923597B2 (en) | Method for forming cylindrical shaft product and mold | |
JPS5835761B2 (en) | Rolling method of section steel | |
JP5641831B2 (en) | Extrusion dies for semi-hollow shape manufacturing | |
JP6799704B1 (en) | Wire rod for piston ring and manufacturing method of piston ring | |
KR102385579B1 (en) | Continuous Casting Method of Steel and Rolling Down Rolls for Continuous Casting | |
JP5876723B2 (en) | Roll forming method | |
JP2003039115A (en) | O press die for uoe tube and method for manufacturing uoe tube | |
JPH07164003A (en) | Manufacture of rough shape slab | |
US20210379850A1 (en) | Vulcanization mold and pneumatic tire manufactured with the mold | |
JP6798567B2 (en) | Steel ingot rolling method | |
JP2539983B2 (en) | Manufacturing method of square steel pipe | |
JPH08164438A (en) | Forcing method of thin disk | |
JPH0138588B2 (en) | ||
CN117803673A (en) | Brake drum | |
JPH07124602A (en) | Rolling method of rough billet for z-shaped steel short pile | |
JPS5933444B2 (en) | Die for extruding finned shapes | |
JP2014518156A (en) | Method for manufacturing a mold tube | |
JPH0218185B2 (en) | ||
JPH11179494A (en) | Cooling roll for continuously casting thin cast slab and thin cast slab using cooling roll |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050216 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050307 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071010 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4047242 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |