JP4044472B2 - 空調システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の所在者の位置を検知して、該所在者の付近を局所的に空調する空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、室内の所在者の位置を検知して、該所在者の付近を局所的に暖房する空気調和機が知られている(特許文献1)。
【0003】
そして、かかる空気調和機においては、人体からの輻射される赤外線を検知する赤外線検知センサが設けられ、送風方向を設定するルーバーと共に該赤外線検知センサの検出角度を方向を変化させて、在室者を検知している。
【0004】
しかし、赤外線検知センサを用いた場合は、照明等の発熱体を人体として誤検知する場合があり、また、赤外線センサと被検出体である在室者との距離の変動範囲が大きい(在室者が空調機のすぐそばにいる場合は短くなり、空調機から離れた部屋の隅にいる場合は長くなる)ため、赤外線センサの感度設定が難しく、在室者の位置を精度良く検知することができないという不都合があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−279737号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記不都合を解消し、在室者の位置を精度良く検知して、在室者の付近を局所的に空調することができる空調システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の空調システムは、入室者に装着された被検出体を検出する検出ユニットを、部屋の床面に所定間隔をもって複数個配置してなる検出手段と、前記各検出ユニットの配置位置のデータを予め記憶した第1の記憶手段と、前記検出ユニットにより前記被検出体が検出されたときに、前記配置位置のデータから該検出ユニットの配置位置を検知する位置検知手段と、前記各検出ユニットの配置位置付近を局所的に空調する機能を有して、前記位置検知手段により被検出体を検出した検出ユニットの配置位置が検知されたときに、該検出ユニットの配置位置付近を局所的に空調する空調手段とを備える。
【0008】
かかる構成によれば、前記検出ユニットにより前記被検出体が検出されたときに、前記位置検知手段は、前記第1の記憶手段に記憶された各配置位置のデータから、該被検出体を検出した検出ユニットの配置位置を精度良く検知することができる。そして、前記空調手段は、前記位置検知手段により検知された前記検出ユニットの配置位置付近を空調することによって、前記被検出体を装着した所在者の付近を精度良く局所的に空調することができる。
【0009】
また、前記被検出体は、固有のIDコードが割当てられた入室者に対して個別に用意されて、該IDコードを含む固有データを記憶し、前記検出ユニットは該固有データの読み出しが可能であって、前記IDコードと該IDコードと関連付けられた空調条件とを含む個人条件データを、複数個記憶して構成された個人条件テーブルを記憶した第2の記憶手段と、前記検出ユニットにより前記固有データが読込まれたときに、該固有データから取得された前記IDコードを前記個人条件テーブルに適用して該IDコードと関連付けられた空調条件を取得し、該空調条件に基づいて前記空調手段の運転条件を決定する運転条件決定手段とを備え、前記空調手段は、前記運転条件に従って空調を行うことを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、前記被検出体に記憶された前記IDコードと関連付けられた空調条件に従って、前記空調手段による空調が実行される。そのため、前記部屋への入室者は、所望する空調条件を自身に設定されたIDコードと関連付けた前記固有データを予め前記個人条件テーブルに記憶し、該IDコードを含む前記固有データを記憶した前記被検出体を装着することによって、前記空調手段に対して該空調条件による空調を実行させることができる。この場合、入室者は、前記空調手段による空調条件を自身の所望する条件に変更する操作を行う必要が無いため、使い勝手が良い。
【0011】
また、前記個人条件データには、優先順位を表す順位コードが含まれ、前記運転条件決定手段は、前記検出ユニットにより複数の異なる固有データが読込まれたときに、各固有データから取得した前記IDコードを前記個人条件テーブルに適用して各IDコードに応じた前記順位コードを取得し、優先順位が最も高い順位コードを含む個人条件データに記憶された空調条件に基づいて前記運転条件を決定することを特徴とする。
【0012】
かかる構成によれば、前記部屋に前記被検出体を装着した者が複数所在する場合に、予め設定された優先順位が最も高い順位コードと関連付けられた空調条件に基づいて、前記空調手段による空調を実行させることができる。そのため、例えば、子供に割当てられたIDコードを含む前記固有データに含まれた順位コードの優先順位を、大人に割当てられたIDコードを含む固有データに含まれた順位コードの優先順位よりも高く設定することによって、子供と大人が同時に前記部屋に在室しているときに、子供に応じた空調条件で前記空調手段による空調を実行させることができる。
【0013】
また、入室者の操作に応じて前記空調条件を設定する空調条件設定手段と、該運転条件決定手段により前記空調手段が設定されたときに、該空調条件設定手段の設置位置付近に配置された前記検出ユニットにより前記被検出体が検出されたときには、該被検出体に記憶された前記固有データから所得されたIDコードを含む個人条件データに、新たに設定された空調条件を追加して記憶する運転条件追加手段とを有し、前記運転条件決定手段は、前記個人条件データに、複数の空調条件が含まれていたときは、該複数の空調条件を平均化した条件に基づいて前記運転条件を決定することが好ましい。
【0014】
この態様によれば、前記運転条件決定手段により、入室者による過去の空調条件の設定傾向を反映して、入室者の好みに応じた運転条件を決定することができる。
【0015】
また、前記空調手段は、温風又は冷風のうちの少なくともいずれか一方を送風する手段と、該送風の方向を変更する手段とを有して、前記被検出体を検出した前記検出ユニットの配置位置を含む所定範囲の周囲に向けて送風することによって、前記検出ユニットの配置位置付近を局所的に空調することが好ましい。
【0016】
この態様によれば、前記空調手段が温風又は冷風の送風によって局所的な空調を行う場合に、前記被検出体を装着した入室者の所在位置である前記検出ユニットの配置位置を含む前記所定範囲への送風を禁止して該所定範囲の周囲に送風することによって、該入室者に直接温風又は冷風が当たって不快感を与えることを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の空調システムの全体構成図、図2は図1に示したタグリータの作動説明図、図3は図1に示した空調システムの制御ブロック図、図4はデータテーブルの構成図である。
【0018】
図1を参照して、本実施の形態の空調システムは、部屋Aの空調を行う空調機1、空調機1による空調条件を設定するリモコン2(本発明の空調条件設定手段に相当する)、複数のタグリーダu(u11〜u17,u21〜u27,u31〜u37,u41〜u47,本発明の検出ユニットに相当する)を所定間隔をおいて配置したマトリックス検出回路3(本発明の検出手段に相当する)、マトリックス検出回路3に電源供給すると共に各タグリーダuにより読込まれたデータを受信する位置検知コントローラ4、及び空調機1(本発明の空調手段に相当する)と位置検知コントローラ4とリモコン2とに通信可能に接続されたホームコントローラ5を備えている。
【0019】
また、空調機1は、温風又は冷風を部屋A内に送風して、部屋A内を目標空調温度に保つ空調運転を実行し、送風方向を変更するためのルーバ6を備えている。
【0020】
図2(a)を参照して、部屋Aへの入室者の靴下20や靴等にIDタグ21(本発明の被検出体に相当する)が装着されていたときに、図2(b)に示したタグリーダuによってIDタグ21からデータが読み出される。
【0021】
ここで、IDタグ21は、各入室者を識別可能とするために各入室者に対して固有に割当てられたIDコードを含む固有データを記憶したICチップ22と、アンテナ23とを備えている。また、タグリーダuは、ループアンテナ24を介して磁力線25を出力し、磁力線25によりIDタグ21に電力を供給する。そして、IDタグ21は、アンテナ23で受信した磁力線により稼動電力を取得して作動し、ICチップ22に記憶された固有データをタグリーダuに対して送信する。
【0022】
なお、IDタグ21は、タグリーダuからの電力供給が可能であって、タグリーダuによる固有データの受信が可能な範囲内で、入室者の脚部に装着されていればよい。
【0023】
次に、図3を参照して、位置検知コントローラ4は、図4(a)に示したように、各タグリーダuのユニット番号(u11,u12,…,u47)と配置位置(Ps11,Ps12,…,Ps47)とが関連付けられた配置位置テーブル41と、位置検知手段42と、通信インターフェース43とを備えている。なお、配置位置テーブル41のデータを記憶したメモリ(図示しない)が、本発明の第1の記憶手段に相当する。
【0024】
位置検知手段42は、マトリックス検出回路3を構成するいずれかのタグリーダuから、固有データ(Un_dat)を受信したときに、該固有データを送信したタグリーダuに割当てられたユニット番号(u11,u12,…,u47のうちのいずれか)を配置位置テーブル41に適用として、該タグリーダuの配置位置(Ps11,Ps12,…,Ps47のうちのいずれか)を検知する。そして、位置検知手段42は、固有データ(Un_dat)から取得したIDコード(ID_c)と、タグリーダuの配置位置(Ps)のデータを、通信インターフェース43を介してホームコントローラ5に送信する。
【0025】
また、ホームコントローラ5は、図4(b)に示したように、IDコードと、IDコードに関連付けられた順位コード及び目標空調温度を表す空調条件1,2,…とを含む個人条件データ(R1,R2,R3,…)を複数個記憶した個人条件テーブル51と、空調条件追加手段52と、運転条件決定手段53と、通信インターフェース54とを備えている。なお、個人条件テーブル51を記憶したメモリ(図示しない)が、本発明の第2の記憶手段に相当する。
【0026】
空調条件追加手段52は、入室者がリモコン2を操作して目標空調温度を変更したときに、位置検知コントローラ4から、リモコン2の設置場所付近に配置されたタグリーダuの位置(Ps)と、該タグリーダuにより読込まれた固有データから取得されたIDコード(ID_c)のデータを受信したときには、該IDコードを含む個人条件データの空調条件に、変更後の新たな目標空調温度を追加する。
【0027】
また、運転条件決定手段53は、位置検知コントローラ4から受信したIDコード(ID_c)を個人条件テーブル51に適用して、該IDコードを含む個人条件データに含まれる空調条件を取得する。例えば、IDコードが「ID-001」であったときは、個人条件データR1に含まれる空調条件「18℃」が所得される。
【0028】
また、IDコードが「ID-002」であったときには、運転条件決定手段53は、「ID-002」を有する個人条件データR2に含まれる複数の空調条件「20℃」、「21℃」、「20℃」を平均した「20℃」に基づいて、空調機1の運転条件を決定する。これにより、IDコード「ID-002」が割当てられた入室者の過去の空調条件の設定実績を反映させて、空調機1の運転条件を決定することができる。
【0029】
また、部屋Aへの入室者が複数であり、位置検知コントローラ4から複数のIDコード(ID_c)を受信したときは、運転条件決定手段53は、個人条件データに含まれる順位コードの設定により、採用する空調条件を選択する。例えば、2つのIDコード「ID-001」,「ID-003」を受信したときは、運転条件決定手段53は、「ID-001」を含む個人条件データR1の順位コード「10」と「ID-003」を含む個人条件データR3の順位コード「2」とを比較し、数値が大きい順位コード「10」を有する個人条件データR1に含まれる空調条件「18℃」を選択する。そして、運転条件決定手段53は、空調条件「18℃」に基づいて運転条件(Es)を決定し、該運転条件(Es)を通信インターフェース54を介して空調機1に送信する。
【0030】
なお、位置検知コントローラ4から、順位コードの設定値が同一である複数のIDコード(ID_c)を受信したときには、運転条件決定手段53は、先に受信したIDコード(ID_c)を有する個人条件データに含まれる空調条件に基づいて運転条件を決定する。
【0031】
このように、個人条件データ(R1,R2,…)の順位コードの設定値によって、各入室者に対して、空調条件の選択順位を設定することができる。そのため、例えば、高齢者や幼児に応じた個人条件データの順位コードの設定値を大きく設定しておくことにより、これらの者の要望を優先して空調を行うことができる。
【0032】
また、空調機1は、図4(c)に示したように、各タグリーダuの配置位置(Ps11,…,Ps47)と、該配置位置に向かって送風するためのルーバ6の設定(St11,…,St47)とを関連付けて記憶したルーバ設定テーブル61と、ホームコントローラ5から受信した運転条件(Es)に従って空調機の作動を制御する空調制御手段62と、ルーバ6の向きを変化させて送風方向を制御する送風方向制御手段63と、通信インターフェース64とを備えている。
【0033】
そして、送風方向制御手段63は、ホームコントローラ5から受信したタグリーダuの配置位置(Ps)を送風方向テーブル61に適用してルーバ6の設定条件(St)を取得し、該設定条件に従ってルーバ6の向きを制御することにより、該位置(Ps)に向かって送風する。これにより、該位置(Ps)付近を局所的に空調することができ、入室者の所在位置付近を集中的に効率良く空調することができる。
【0034】
なお、本実施の形態では、タグリーダuによりIDタグ21から固有データ(Un_dat)を読込むことによって入室者の位置を検知したが、部屋Aの床部に配置された複数の検出ユニットにより入室者の脚部に装着された被検出体を検出する構成を備えて、該被検出体を検出した該検出ユニットの配置位置を検知し、該検出ユニットの検知位置付近を局所的に空調する構成を備えた空調システムであれば、本発明の効果を得ることができる。
【0035】
また、本実施の形態では、個人条件データに順位コードを含ませ、順位コードに基づいて空調条件を選択したが、個人条件データに順位コードを含めない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
【0036】
また、本実施の形態では、図4(b)に示したように、個人条件データ(R1,R2,…)に複数の空調条件(空調条件1,空調条件2,…)を設定し、該複数の空調条件を平均化して空調機1の運転条件を決定する処理を行ったが、かかる処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
【0037】
また、本実施の形態では、本発明の空調手段として、温風又は冷風を送出して室内を空調する空調機1を用いた例を示したが、本発明の空調手段はこれに限られず、例えば、床面の暖房範囲を切換える機能を有する床暖房機を用いてもよい。この場合は、タグリーダuの配置位置に対応して該床暖房機による暖房範囲を切換えることにより、入室者の所在位置付近を局所的に空調することができる。
【0038】
また、空調機1が、冷房運転、暖房運転、除湿運転等の運転モードを使用者の操作に応じて切換えるマニュアル設定タイプの空調機であるときは、図4(b)に示した空調条件1,空調条件2,…を、各運転モードごとに別個に設定して個人条件テーブル51に記憶し、運転条件決定手段53は、空調機1の運転モードに応じて使用する空調条件を選択するようにしてもよい。
【0039】
また、本実施の形態では、IDタグ21を検出したタグリーダuの配置位置(Ps)に向かって送風することにより、IDタグ21を装着した入室者の所在位置付近を局所的に空調したが、この場合は、空調機1からの送風が入室者に直接当たり、入室者によってはこのように送風が当たることに対して不快を感じることが考えられる。
【0040】
そこで、IDタグ21を検出したタグリーダuの配置位置ではなく、該タグリーダに隣接するタグリーダuの配置位置に向けて送風するようにしてもよい。この場合は、IDタグ21を装着した入室者に向けた送風が禁止されるため、風が入室者に直接当たって入室者に不快感を与えることを防止することができる。なお、IDタグ21を検出したタグリーダuの配置位置を中心として、該タグリーダuに隣接するタグリーダまでの範囲内で、本発明の所定範囲が設定される。
【0041】
また、このように、IDタグ21を検出したタグリーダuの配置位置ではなく、該タグリーダに隣接するタグリーダuの配置位置に向けて送風するか、或いはIDタグ21を検出したタグリーダuの配置位置に向けて送風するかを指定するデータを、図4(b)に示した空調条件1,空調条件2,…に含め、該データに従って、空調機1による送風方向を選択できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調システムの全体構成図。
【図2】図1に示したタグリーダの作動説明図。
【図3】図1に示した空調システムの制御ブロック図。
【図4】データテーブルの構成図。
【符号の説明】
1…空調機、2…リモコン、3…マトリックス検出回路、4…位置検知コントローラ、5…ホームコントローラ、6…ルーバ、u…タグリーダ、21…IDタグ、41…配置位置テーブル、42…位置検知手段、51…個人条件テーブル、52…空調条件追加手段、53…運転条件決定手段、61…ルーバ設定テーブル、62…空調制御手段、63…送風方向制御手段
Claims (3)
- 入室者に装着された被検出体を検出する検出ユニットを、部屋の床面に所定間隔をもって複数個配置してなる検出手段と、
前記各検出ユニットの配置位置のデータを予め記憶した第1の記憶手段と、
前記検出ユニットにより前記被検出体が検出されたときに、前記配置位置のデータから該検出ユニットの配置位置を検知する位置検知手段と、
前記各検出ユニットの配置位置付近を局所的に空調する機能を有して、前記位置検知手段により被検出体を検出した検出ユニットの配置位置が検知されたときに、該検出ユニットの配置位置付近を局所的に空調する空調手段とを備え、
前記被検出体は、固有のIDコードが割当てられた入室者に対して個別に用意されて、該IDコードを含む固有データを記憶し、前記検出ユニットは該固有データの読み出しが可能であって、
前記IDコードと該IDコードと関連付けられた空調条件とを含む個人条件データを、複数個記憶して構成された個人条件テーブルを記憶した第2の記憶手段と、
前記検出ユニットにより前記固有データが読込まれたときに、該固有データから取得された前記IDコードを前記個人条件テーブルに適用して該IDコードと関連付けられた空調条件を取得し、該空調条件に基づいて前記空調手段の運転条件を決定する運転条件決定手段とを備え、
前記個人条件データには、優先順位を表す順位コードが含まれ、
前記運転条件決定手段は、前記検出ユニットにより複数の異なる固有データが読込まれたときに、各固有データから取得した前記IDコードを前記個人条件テーブルに適用して各IDコードに応じた前記順位コードを取得し、優先順位が最も高い順位コードを含む個人条件データに記憶された空調条件に基づいて前記運転条件を決定し、
前記空調手段は、前記運転条件に従って空調を行うことを特徴とする空調システム。 - 入室者の操作に応じて前記空調条件を設定する空調条件設定手段と、
該運転条件決定手段により前記空調手段が設定されたときに、該空調条件設定手段の設置位置付近に配置された前記検出ユニットにより前記被検出体が検出されたときには、該被検出体に記憶された前記固有データから所得されたIDコードを含む個人条件データに、新たに設定された空調条件を追加して記憶する空調条件追加手段とを有し、
前記運転条件決定手段は、前記個人条件データに、複数の空調条件が含まれていたときは、該複数の空調条件を平均化した条件に基づいて前記運転条件を決定することを特徴とする請求項1記載の空調システム。 - 前記空調手段は、温風又は冷風のうちの少なくともいずれか一方を送風する手段と、該送風の方向を変更する手段とを有して、
前記被検出体を検出した前記検出ユニットの配置位置を含む所定範囲への送風を禁止して該所定範囲の周囲に向けて送風することによって、前記検出ユニットの配置位置付近を局所的に空調することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空調システム。
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