JP4043160B2 - Multistage telescopic work machine safety device - Google Patents
Multistage telescopic work machine safety device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4043160B2 JP4043160B2 JP30984499A JP30984499A JP4043160B2 JP 4043160 B2 JP4043160 B2 JP 4043160B2 JP 30984499 A JP30984499 A JP 30984499A JP 30984499 A JP30984499 A JP 30984499A JP 4043160 B2 JP4043160 B2 JP 4043160B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire rope
- spring
- alarm
- abnormality
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/24—Safety devices, e.g. for preventing overload
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/28—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
- E02F3/30—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom
- E02F3/306—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom with telescopic dipper-arm or boom
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段伸縮アームを備える建設機械の作業機に関するものであって、詳しくは多段伸縮アームの先端に付設されるバケットによる掘削作業を安全に行わせる機能を備えた多段伸縮式作業機の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、伸縮可能な多段の作業アームを持つ油圧ショベルにおいて、その作業アームを伸縮操作するのに油圧シリンダとワイヤロープとの組合せからなる伸縮手段によって、多段に形成された伸縮式の作業アームを伸ばして先端に付設されるクラムシェルバケットによって深堀作業を行っている。この作業に際して、オペレータが作業アーム先端のクラムシェルが接地したことを気付かずに、その作業アームを伸ばしたり、また他動作を行うと、効率の悪い無駄作業を行うことになり、また、作業アームあるいはその取付け支持部などに過負荷を与え損傷することなる。
【0003】
このような不都合を防止する方策として、例えば実用新案登録第2567611号公報によって、伸縮アーム下端に取付くクラムシェルが接地すると作動するリミットスイッチを設け、リモコンバルブを作動させて行うアーム抱え込み操作時に、パイロット回路に接続された圧力スイッチが作動し,同時にアーム作動用リレーが作動して、電磁油圧切換弁を切り換えリリーフバルブを作動させてブーム先端部に設けられるアームシリンダに加わる力を減殺するようにされたものが記載されている。また、特許第2728309号公報にも同様にクラムシェルの接地を検出してアームシリンダの保持圧を一時的に下降させるようにする構成が記載されている。そして、クラムシェルの接地を検知するリミットスイッチは伸縮アームを作動させる油圧シリンダと関連して伸縮操作に携わるワイヤロープの変位によって操作されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの先行技術では、いずれもブーム先端部に付設されたアームシリンダにおける保持圧を低減させて伸縮する作業アームへの横荷重を下げる手段によって安全を保てるようにされている。一般に、この伸縮式の作業アームは、油圧シリンダによる伸縮動作を、併設されるワイヤロープの掛けまわしによって、多段に組合された伸縮アームの各アーム部材に伝達して相対的に伸縮動作できる構造である。したがって、そのワイヤロープは全般に緊張状態に保たれるようにされている。
【0005】
そのために、長期使用によってワイヤロープが伸び、そのワイヤロープの伸びが大きくなると破断事故に到る危険がある。また、この種ワイヤロープは、前述のような伸縮アームに過負荷が及ぶ事態を起こすとバランスを崩し、損傷することになる。そのために整備や点検を十分に行えるようにすることが重要である。しかしながら、前記先行技術やその他現状では、未だワイヤロープの伸びなどに対する状態を把握することについて満足できる状況にはない、という問題点がある。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、多段伸縮式の作業アームを伸縮操作するワイヤロープの変化を検知して、作業アーム先端部の着地の報知やワイヤロープの設定値以上の伸びを警告するとともに、検知部の点検も容易にして、安全を確保できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前述された目的を達成するために、本発明による多段伸縮式作業機の安全装置は、
多段伸縮式作業機の伸縮アームにおける伸縮駆動手段のワイヤロープの端末部にスプリングによる緊張力を付勢し、そのスプリングの撓み量が初期設定値を外れたことが異常検知手段により検知されると、警報手段によりオペレータに異常の状況に対応する警報を発するようにした多段伸縮式作業機の安全装置であって、
前記異常検知手段は、伸ばし側ワイヤロープまたは縮み側ワイヤロープの一方の端末部にロッドが接続され、そのロッド端に設けられたスプリング調節手段により撓み量設定可能なスプリングをロープ装着支持フレーム側との間に保持させて配置され、前記ワイヤロープ端末部の装着支持フレーム側に非接触センサを配設して、その非接触センサにより前記スプリングに取付荷重を加えるスプリング調節手段の押え部材の移動で前記スプリングの撓み量を検知するように構成されることを特徴とするものである。
【0008】
本発明は、このようにされることにより、作業時に伸縮アームに設定値以上の負荷が作用すると、伸縮駆動手段のワイヤロープの端末部に緊張力を付勢しているスプリングの撓みが大きくなり、またスプリングの撓み量が設定値以下になると、緊張状態で巻掛け架設されているワイヤロープに緩みが生じていることになるので、そのスプリングの撓みを異常検知手段によって検知させて、それぞれの異常に対応する状況をオペレータに警報で知らせて作業の異常を認識させることができ、その異常に対応させて危険を未然に防止することができる。したがって、過度な負荷が作用している場合、例えば伸縮アームの先端が着地している状態では、オペレータに、その状況を警報で報知して直ちに伸ばし操作を停止して次の操作に移行することを喚起する。また、ワイヤロープに緩みが生じている警報を発した状態では、オペレータに正常な過負荷検知ができなくなる旨を警報によって報知して作業を中止させ、検知部での再セットを促すことを喚起し、正常に戻すことで安全性を確保できるようにすることができる。
【0009】
また、本発明では、伸ばし側または縮み側ワイヤロープに接続するロッドを介してスプリング調節手段によってスプリングを撓ませて所要の張力を付与させるようにし、その撓み量を初期値設定しておいて、ワイヤロープに作用する負荷で接続されるロッドが移動するのに伴ない、スプリングに当接する押え部材がスプリングの変位とともに設定位置から移動するのを、装着支持フレーム側に配設されている非接触センサによって検知して、予め設定されている条件から外れた状態、言い換えると伸縮アームの動作に異常が発生したことをその検知信号で制御電気回路に発信して、設定されている機器を動作させてオペレータに異常を報知することができる。
【0010】
前記異常検知手段は、伸ばし側ワイヤロープまたは縮み側ワイヤロープに作用する負荷で前記スプリングを圧縮する方向に作動するのを検知する過剰動作検知用の非接触センサと、スプリングが設定値以下の撓みに変位したのを検知するワイヤロープの緩み検知用の非接触センサとよりなるのがよい。こうすると、各異常検知をそれぞれに対応するセンサによって確実に検知させ、所定の機器を作動させて異常の伝達が行えるという利点がある。
【0011】
前記異常検知手段の非接触センサは、異なる異常検知に対応するものを、前記スプリングに取付荷重を加えるスプリング調節手段の押え部材に対して、異なる位置に配置されているのがよい。こうすると、1本のワイヤロープに作用する異なる条件の異常を分担して検知させることができ、合理的に処置することができる。また、前記異常検知手段は、平行して架設される二本の伸ばし側ワイヤロープの端末部に各々設けられ、それら異常検知手段の一方が過負荷異常の検知用とされ、他方がワイヤロープの緩み検知用とされるのがよい。こうすると、両方のワイヤロープ端末部を有効に活用して設置にゆとりのある検知手段とすることができる。
【0012】
また、本発明において、前記警報手段は、前記異常検知手段における過負荷異常の検知用センサと結ぶ電気回路中に、トランジスタとリレーを配置して、前記過負荷異常の検知用センサに常時電圧を付加した状態で前記リレーがオンに設定された構成とされるのがよい。こうしておくと、過負荷異常が検知されると警報が発せられる安全対策の他に、電気回路の断線などの異常に対しても警報が発せられ、回路異常などを検知して対応可能となり、安全対策をより確実にすることができる。なお、回路異常の場合は作業中に発生したとしても、その作業状況でオペレータは区別可能であるからその状況に応じて対処することができる。
【0013】
前記警報手段は、過負荷異常の検知用センサもしくは緩み検知用センサと結ぶ制御電気回路により操作される複数のブザーおよびランプを備えるのがよい。こうすると、過負荷異常あるいはワイヤロープの緩み異常が検知されると、それら異常に応じたブザーの吹鳴やランプの点灯でオペレータに、どの異常が発生しているかを区別して報知することができる。
【0014】
本発明では、縮み側ワイヤロープの端末部にワイヤロープの異常の検知手段を設け、この検知手段のセンサを前記警報手段に接続して縮み側ワイヤロープの異常をオペレータに報知させるようにするのがよい。こうすると、前記伸ばし側ワイヤロープにおける緩み異常の場合と同様に、縮み側でも緩みを調整することで、そのワイヤロープの伸びによる影響を排除して安全運転できることになる。
【0015】
また、前記縮み側ワイヤロープの異常を検知する検知手段のセンサによる信号を受けて作動する前記警報手段には、検知用センサと警報ブザーを結ぶ電気回路中に、ダイオードとリレーを配置して、伸ばし側ワイヤロープと縮み側ワイヤロープとの異常警報ブザーを共用できる構成とされるのがよい。こうしておくと、ワイヤロープの緩み異常を伸ばし側と縮み側とでダイオードの働きで選択させ、報知する警報ブザーを共用することができ、器具を省略できでコストダウンを図ることができる利点がある。
【0016】
さらに、前記警報手段における報知用の各ランプ,ブザーおよび警報解除スイッチを纏めたパネルもしくは警報ボックスが、運転席の前方位置に配設されるのがよい。こうすると、それら異常発生部位の識別が明瞭となり、オペレータの対応を容易にすることができるという利点がある。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による多段伸縮式作業機の安全装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
図1に本実施例の多段伸縮式作業機を付設された建設機械の斜視図が示されている。図2に多段伸縮式作業機の伸縮アームにおける伸縮駆動機構の概要図が示され、図3に安全装置の配置を表わす平面図が、図4に伸ばし側ワイヤロープに付された安全装置の詳細図が、それぞれ示されている。
【0019】
本実施例の多段伸縮式作業機10は、履帯走行式のベースマシン1(この例では油圧ショベル)のブーム2先端に伸縮するアーム(以下、伸縮アーム11という)のベースアーム12背後部をピン連結されて装着され、そのブーム2上部に取付けられたアームシリンダ3のロッド先端が前記ベースアーム12の上端背後部で連結されてブーム2の先端にて起伏回動できるようにされている。なお、下端にはクラムシェルバケット15が付設されて深堀作業に用いられるものである。ブーム2はブームシリンダ4によって起伏され、上部旋回体5上に搭載の運転室6内で運転操作される。
【0020】
多段伸縮式作業機10の伸縮アーム11は、図2に示されるように、前記ベースマシン1のブーム2に支持されるベースアーム12と、このベースアーム12内にて多段に組み合わせされて伸縮するトップアーム13とセカンドアーム14および内部に組み込まれている伸縮駆動機構16(本発明の伸縮駆動手段に相当)とで構成されている。そして、伸縮駆動機構16の駆動器である油圧シリンダ17およびクラムシェルバケット15(図1参照)を作動させる油圧作動機構が組み込まれ、それら油圧機器にはベースマシン1側から周知の手段で油圧配管されている。また、伸縮アーム11の各部位は周知の手段で摺動自在に支持されている。なお、伸縮アーム11の各部位の支持構造ならびに油圧配管については、本実施例で直接対象としないので図示並びに説明を省略している。
【0021】
前記伸縮駆動機構16は、トップアーム13に後端並びに先端部を支持固定されて取付けられた所要作動ストロークを有する油圧シリンダ(駆動シリンダ)17と、その油圧シリンダ17の伸縮動作に連動して全体を伸縮させる伸ばし側ワイヤロープ18と縮み側ワイヤロープ19とで構成されている。
【0022】
前記油圧シリンダ17のピストンロッド17aは、先端をセカンドアーム14の後端部(先端後端の表現は、伸縮アーム11を起立させた状態での方向性を表わしている。)に接続されている。そして、伸ばし側ワイヤロープ18は、一端をベースアーム12の背後面における先端部寄り位置Aに支持されて、他端をセカンドアーム14の後端付設のシーブ21を巡らせてトップアーム13の後端位置Bに固着されている。また、縮み側ワイヤロープ19は、一端をベースアーム12の背後面における先端部寄りに前記伸ばし側ワイヤロープ18の端部支持位置Aから離れた支持位置Cに取付けられ、他端をセカンドアーム14先端に付設のシーブ22を巡らせてトップアーム13の後端部位置Dに固着されている。なお、この実施例では伸ばし側および縮み側両ワイヤロープ18,19を二本ずつ巻掛け配設されている。
【0023】
このように構成される伸縮アーム11の伸縮駆動機構16には、その伸縮アーム11の伸縮動作に伴なう事故の発生を防止するための安全装置30が設けられている。この安全装置30としては、伸縮アーム11が過負荷になるのを予防するための過負荷異常の検知手段31と、ワイヤロープの緩みの発生によって前記過負荷異常の検知が不正確になるのを防止するワイヤロープの緩み検知手段32とが設けられている。
【0024】
前記安全装置30は、ベースアーム12の伸ばし側ワイヤロープ端部支持位置Aに設けられ、二本巻掛け架設されている伸ばし側ワイヤロープ18,18の一方の装着部に過負荷異常の検知手段31が、他方の装着部に緩み検知手段32がそれぞれ配設されている。
【0025】
前記過負荷異常の検知手段31は、伸ばし側ワイヤロープ18(以下、断りがない限り単にワイヤロープ18という)の端部をソケット33bに嵌め込んでカシメられ一体に直結される所要長さのロッド33と、このロッド33の支持構造部34と、ロッド33を介してワイヤロープ18に緊張力(取付荷重)を付勢するスプリング36と、そのスプリング36に取付荷重を設定するスプリング調節手段37および非接触センサ41とを含んで構成されている。
【0026】
前記ロッド33は、ワイヤロープ接続側と反対側にネジ部33aが形成され、支持構造部34として、ベースアーム12の背後側の外面に直交して設けられた所要高さの支持リブ34a(本発明の装着支持フレームに相当する)の後方側面(ロッド挿入側)に固着突設されるボス34bの中心を貫通する支持穴34cに基部35aを前部から挿入貫通されたリテーナ35の軸支持穴35bで、その中間部を軸方向に摺動自在に支持されている。そして、このロッド33の前半部にはネジ33aが刻設され、前記スプリング調節手段37がそのネジ33a部によって前後移動調節できるように付されている。そのスプリング調節手段37は、後述するスプリング36の前端面に押し当てる適宜厚みの鍔部37a′を備える押え片37a(本発明の押え部材に相当)と前記ロッド33のネジ33a部に螺合するナット37b,37bからなる。
【0027】
前記スプリング調節手段37の押え片37aと前記支持リブ34aの前側面との間には、ロッド33を軸支持穴35bで摺動自在に支持して前記ボス34bに基部35aを保持されるリテーナ35を介しスプリング36が配置される。このスプリング36は前記スプリング調節手段37のナット37b,37bによって押え片37aを移動させて所定の取付荷重になるよう撓み量を設定され、その取付荷重がスプリング調節手段37からロッド33を介してワイヤロープ18に付加されるようになっている。なお、前記リテーナ35の軸支持穴35bには、ボス34bの外部からグリースを供給されてロッド33の摺動を容易にするようにグリスニップル34dと給油路34eが設けられている。
【0028】
前記のようなロッド33の配置部の側方位置には、前記ボス34bに基部35aを保持されたリテーナ35で支持されるロッド33の軸線に平行するように前記支持リブ34aと直交してベースアーム12の背後側外面に固着されたリブ38に、取付具39を介して過負荷異常検知の非接触センサ41が前記ロッド33の軸線に交差する向きで設置されている。そして、その非接触センサ41による過負荷異常の検知は、図4に示されるように、スプリング調節手段37の押え片37aの鍔部37a′側面に対向するようにされて、センサ41の検知領域(図4に符号Kで表わす)から前記押え片37aの鍔部37a′が離れる方向に移動すると異常を検知するように、そのセンサ41の取付位置が設定されている。なお、このセンサ取付部では軸線方向に位置調節ができるように設けるのが好ましい。
【0029】
このようにされる過負荷異常検知手段31に対して緩み検知手段32は、その構成について前記過負荷異常検知手段31と同様の構成とされる。したがって、緩み検知手段32における同一構造部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。そして、センサ42の取付位置は、図4に示されるように、スプリング36の取付荷重設定位置でスプリング調節手段37の押え片鍔部37a′がセンサ42の検知領域(図4に符号K′で表わす)から所定寸法離れた位置になるように関係付けて配置されている。また、このセンサ42の取付部でも軸線方向に位置調節ができるように設けるのが好ましい。
【0030】
また、縮み側ワイヤロープ19の取付端部においても、図3に示されるように、二本のワイヤロープ19,19端が固着されて平衡するようにベースアーム12に中心を枢支されて付設されるイコライザバー45の一方の端部に対向して非接触型の緩みを検知するセンサ43が、イコライザバー45の側部位置にブラケット46に支持されて設けられ、そのイコライザバー45の端部に付される検知片45aの移動をセンサ43が検知して信号を発するようにされている。
【0031】
これら伸ばし側ワイヤロープ18,18に対する過負荷異常検知手段31のセンサ41および緩み検知手段32のセンサ42と、縮み側ワイヤロープ19,19の緩み検知のセンサ43とは、図5に警報手段を操作する電気回路図で示されるように、ベースマシン1の運転室6内に設けられる警報の報知部に電気的に繋がれている。各センサ41,42,43と警報ランプ51,52,53および警報ブザー54,54′を結ぶ回路中には、トランジスタT1,T2,T3,およびリレーR1,R2,R3が設けられ、縮み側ワイヤロープの緩み検知のセンサ43の信号回路中には、ダイオードD,D′を介在させて緩み検知の警報ブザー54′を伸ばし側ワイヤロープのものと共用できるようにされている。図中符号55は電源、56はブザーの作動をオン・オフできる切換スイッチである。
【0032】
警報手段50としては、前記のように伸ばし側ワイヤロープ18における過負荷異常,緩み異常と縮み側ワイヤロープ19における緩み異常がそれぞれ検知されると点灯する警報ランプ51,52,53および、過負荷異常,緩み異常を報知する警報ブザー54,54′とがそれぞれ設けられる。これら警報ランプ51,52,53および警報ブザー54,54′は、例えば図6にランプによるモニタの正面図(a)およびブザーボックスの正面図(b)によって示されるように、モニタボックス57に纏められて運転室6内のフロント部で運転者が認識し易い位置に配置される。そして、それら警報ランプは、例えば過負荷異常の警報ランプ51を黄色に、各緩み異常(ワイヤーロープ異常)の警報ランプ52,53をいずれも赤色にして識別容易にされている。また、警報ブザー54,54′は、ブザーボックス58に纏められて、それぞれの異常に対応してブザー音が異なるようにされ、判別できるようにされている。なお、ブザーボックス58にはブザーの作動をオン・オフできる切換スイッチ56が設けられ、異常確認後はブザー音を止めることができるようにされている。
【0033】
以上のように構成される安全装置30の作用について説明する。
まず、伸縮アーム11の動作から説明すると、伸縮駆動機構16が運転室6でオペレータによって伸長操作の指示を与えられると、油圧シリンダ17のボトム側に圧油が送られてピストンロッド17aが作動する。すると、セカンドアーム14とピストンロッド17a先端との連結部Eを基点にして油圧シリンダ17の取付くトップアーム13がセカンドアーム14内を前方へ移動される。この際、前記安全装置30を設けられてベースアーム12に端部を支持された伸ばし側ワイヤロープ18は、その途中をセカンドアーム14の端部付設のシーブ21に巻掛けられているから、トップアーム13の前進によってそのワイヤロープ18が引かれ、トップアーム13の前進に応じてワイヤロープ18によってセカンドアーム14がベースアーム12内を前進し、伸縮アーム11は伸長する。
【0034】
こうして伸縮アーム11が伸長されるので、例えば図1に示されるように、その先端にクラムシェルバケット15を装着して深掘り作業を行う場合、通常は運転室6でオペレータがその伸縮アーム11を伸長させる際にクラムシェルバケット15が着地するのを目測して、あるいは感覚的に伸長量を知って伸長動作を停止させて次の掘削動作に移行させるのである。しかしながら、オペレータが誤って、あるいは着地を見過ごして伸縮アーム11を過剰に伸長させると、先端のクラムシェルバケット15が着地後さらに強く押し付けられることになって、伸縮アーム11に過剰な負荷が作用する。こうして過剰な負荷が伸縮アーム11に推力として作用すると、ベースアーム12を介してブーム2の先端部あるいはアームシリンダ3に変則的な外力が作用し、伸縮アームが損傷を起こすことになる。
【0035】
しかしながら、本実施例では、このような事態となる前に、伸縮アーム11の先端(クラムシェルバケット15)が着地して、掘削に要する押し力以上に伸長する力が生じると、トップアーム13が押し戻される働きをして、このトップアーム13とボトム側に油圧力が作用する状態の油圧シリンダ17で繋がるセカンドアーム14がトップアームとともに押し戻されるように作動する。したがって、伸ばし側ワイヤロープ18は、トップアーム13と相対位置関係を保たれたまま押上げられる方向に作用するセカンドアーム14端のシーブ21位置と端末部が装着されているベースアーム12に対する支持位置との距離が正常時に比べて長くなるので、端末部に繋がるロッド33が後退方向(上方)へ引かれる。すると、ベースアーム12上で支持される安全装置30が作用して警報手段50が作動してオペレータに着地異常(過負荷異常)を起こしていることが報知される。
【0036】
次に、安全装置30の作動について説明する。
【0037】
上述のようにしてワイヤロープ18にかかる張力が変化すると、ベースアーム12に支持構造部34によって取付支持されているワイヤロープ18の端末部直結のロッド33は、図4において矢印Pの方向に引かれてスプリング調節手段37を介して取付荷重を付勢しているスプリング36をさらに圧縮することになる。このスプリング調節手段37の移動によって押え片鍔部37a′が過負荷異常検知のセンサ41の検知領域(図4に符号Kで示す)外に移動すると、そのセンサ41が検知信号を発する。
【0038】
過負荷異常検知のセンサ41が検知信号を発すると、図7に示される電気回路において電源オンでの作動状態(a)でリレーR1,R2,R3がいずれもオンであったのが、トランジスタT1の作動でリレーR1がオフになり、警報ランプ51が点灯し、警報ブザー54が吹鳴する(図7(b)の過負荷異常検知時の状態)。このとき黄色の警報ランプ51でオペレータに報知する。また、警報ブザー54は例えば“ピッピッピィ”というような音を発する。したがって、オペレータは、その警報によって伸縮アーム11の伸長動作を停止させれば、過剰な負荷が伸縮アーム11に作用するのを未然に防止できて損傷を回避できるのである。
【0039】
また、長期あるいは頻繁な運転によってワイヤロープが伸び、ワイヤロープ18に一定以上の緩みが生じると、その端末部に連結されるロッド33に作用している取付荷重が初期設定値以下になってスプリング36の撓み量が減少し、ロッド33が戻されることになる。すると、前記安全装置30におけるスプリング36端に当接のスプリング調節手段37が押し戻されて、その押え片37aの鍔部37a′が緩み検知のセンサ42の検知領域(図4に符号K′で表わしている)に進入して、そのセンサ42が検知信号を発する。
【0040】
ワイヤロープ緩み検知のセンサ42が検知信号を発すると、図7に示される電気回路において電源オンでの作動状態(a)でリレーR1,R2,R3がいずれもオンであったのが、前記過負荷異常の検知時と同様に、トランジスタT2の作動でリレーR2がオフになり、警報ランプ52が点灯し、警報ブザー54′が吹鳴する。このときの赤色の警報ランプ52でオペレータに報知する。また、警報ブザー54′は例えば“ピィー”というような連続音を発する。したがって、オペレータは、その警報によってワイヤロープに過剰な緩みが生じていることを知ることになる。
【0041】
このような状態で作業を継続していると、前述の過負荷異常が発生していても、ワイヤロープに所定の取付荷重が付勢されていないので、正常にその過負荷異常を検知できず、事故を起こす危険がある。したがって、緩み発生の警報を受ければ、運転を停止して前記安全装置30におけるスプリング調節手段37のナット37b,37bを締める方向に操作して初期設定値に再セットして安全に作業ができるのである。
【0042】
また、前記過負荷異常を検知して警報を発する回路a(センサ41回路やリレーR1回路)が断線した場合にも、前記過負荷異常時と同様になる。その場合、過負荷異常による警報か、断線によるものであるかは、作業状況から区別することができる。すなわち、特定の作業(掘削作業時の着地)での警報か、それ以外での警報かによって区別できる。
【0043】
次に、前記安全装置におけるスプリング36の作用について説明すると、図8にスプリングの荷重線図で示されるように、スプリング36は、初期設定時に予めそのセット荷重を定めてスプリング調節手段37によりその設定荷重(取付荷重)をF0まで撓ませてセットしておく。そして、セット時の取付荷重を超えてさらに圧縮(撓み量が増加)されF1まで撓む(ワイヤロープにこのスプリング圧縮荷重が作用する)とセンサ41で検知させて警報手段50を作動させる。
【0044】
また、スプリング36によりワイヤロープ18にプリテンションF0が与えられるので、ワイヤロープ18が10mm伸びた場合でも、ワイヤロープにF0/2の張力が残っているので、ワイヤロープ18が踊る(左右に振り出す現象)ようなことがない。(従来は、ワイヤロープが1〜2mm伸びるとワイヤロープに掛けていた張力が一気に消滅して緩み、ワイヤロープが踊るので、頻繁にワイヤロープの締め付け調整を行う必要があった。)したがって、本実施例によれば、ワイヤロープの張力調整は、前述のように、スプリング36によるバネ力がF0/2になった時点で、ワイヤロープの伸び(緩み)検知を行い、張力調整することで、バネ力F0に再セットすれば、常時バネ力F0を確保でき、ワイヤロープの踊りに伴なう損傷を防止できて安全である。なお、前記荷重線図で表わすF2の状態までスプリングが圧縮(撓む)と破損するので、図示省略するがストッパを設けて過剰に撓むのを阻止するようにされる。
【0045】
以上は伸び側ワイヤロープ18に関連する安全装置について説明したが、縮み側ワイヤロープ19は、二本のワイヤロープの端部をベースアーム12に取り付くイコライザバー45に接続して張架され、そのイコライザバー45の可動端に取付く検知片45aに対向する位置の緩み検知用の非接触センサ43によって、緩みを検知できるようにする。
【0046】
こうすると、二本の縮み側ワイヤロープ19,19の張力均衡が崩れると、イコライザバー45の端部位置が正常位置から前後にずれることになり、そのずれによる変位をセンサ43によって検知して警報手段50を作動させ、オペレータに異常を報知することができる。そのセンサ43による異常検知は、センサ43が前述の電気回路(図5参照)によって示されるように、警報手段50に繋がれて、前記伸び側ワイヤロープ18における緩み検知時と同様にトランジスタT3を作動させると、リレーR3がオフになってこのセンサ43と警報手段50を繋ぐ回路中に設けられたダイオードD,D′の作動で、前記警報ランプ52と警報ブザー54′が作動して伸ばし側ワイヤロープ18の緩み警報と同様の警報を発することができる。
【0047】
なお、伸縮アーム11が収縮する場合は、油圧シリンダ17のピストンロッド17a側に圧油の供給が切換えられて、そのピストンロッド17aが引き込まれると、油圧シリンダ17が取付くトップアーム13がそのピストンロッド17a先端と連結されるセカンドアーム14の後端側に移動される。このとき、ベースアーム12に一端を支持されて他端をトップアーム13の後端に繋がれた縮み側ワイヤロープ19は、セカンドアーム14の先端に取付くシーブ22を介してそのセカンドアーム14を積極的に後退させ、伸縮アーム11は収縮されてトップアーム13先端のクラムシェルバケット15が引上げられる。その後は、クラムシェルバケット15を地上に引上げて掘削された土砂を排出するにはブーム2を起すとともにアームシリンダ3を作動させて伸縮アーム11の姿勢を変えて処理される。
【0048】
次に、図9に安全装置の他の実施例図が示されている。この実施例における安全装置30Aは、伸縮アームの伸縮駆動機構において1本の伸ばし側ワイヤロープを用いられる場合であって、その構成は基本的に前記実施例と同様である。したがって、前記実施例と同一もしくは同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0049】
この安全装置30では、ワイヤロープ18A端に直結されるロッド33を、ベースアームもしくは他の可動アームに設けられた支持構造部34のボス34の支持穴34cに基部35aを嵌合支持されるリテーナ35の軸穴35bに摺動自在に挿通して支持され、そのロッド33の前半部に設けられたネジ33a部に付されたスプリング調節手段37と前記支持構造部34で支持されるリテーナ35の鍔部35c前面との間にスプリング36を介在させて、前記スプリング調節手段37を介してロッド33にスプリング36による取付荷重が作用するようにされている。そして、スプリング調節手段37の押え片37aにおける鍔部37a′に対向するようにして、そのスプリング調節手段37によるスプリング36の取付荷重設定位置で検知領域K内に位置するようにして過負荷異常検知のセンサ41が、またその位置から所要寸法S離れた位置にワイヤロープの緩み検知のセンサ42を配置して、前述のようにワイヤロープ18Aに作用する張力が大きくなってセンサ41の検知領域Kから押え片37aの鍔部37a′が外れると過負荷異常が検知される。また、押え片37aの鍔部37a′がセンサ42の検知領域K′に移行するとワイヤロープの緩み異常が検知されるようにされている。それぞれの異常検知によるオペレータへ警報する作動については、前記実施例と同一であるので省略する。
【0050】
このように、この実施例では一本のワイヤロープの変位を二種類のセンサで検知させて、過負荷異常とワイヤロープの緩みをオペレータに警告することができるのである。
【0051】
図10に、さらに安全装置の他の実施例図が示されている。この実施例における安全装置30Bは、伸縮アームの伸縮駆動機構において1本の伸ばし側ワイヤロープを用いられる場合の他の実施例であって、その構成は基本的に前記実施例と同様である。したがって、前記実施例と同一もしくは同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0052】
この安全装置30Bは、ワイヤロープ18Aの端部にソケット33aでカシメて直結されるロッド33が、ベースアームもしくは可動アームの支持構造部34でボス34bに基部35aを嵌合して保持されるリテーナ35Aの軸穴35bに挿通して前後摺動自在に支持されており、このロッド33の前半部にネジ33b部が形成されていて、このネジ33b部にナット37b,37bを介して付されたスプリング調節手段37が設けられていることは前記実施例と同様である。
【0053】
この安全装置30Bの構成で異なる部分は、前記リテーナ35Aにはスプリング36を内部に収納できるシリンダ状のケース38が一体に設けられ、またスプリング調節手段37の押え片37cが前記スプリングのケース38の開口部に嵌り合うような形状にされて、スプリング36とその撓み量が設定される部分を囲う構造とされている。このような構造とされることにより、調節要部での錆の発生や異物の噛み込みなどが発生しなくなり、信頼性を高めることができる。
【0054】
この安全装置30Bにおいての検知手段は、図によって示されるように、ロッド33の軸線を挟んで両側に過負荷異常検知のセンサ41と、ワイヤロープの緩み検知のセンサ42が、前記スプリング調節手段37における押え片37cの周縁部37c′の移動によってそれぞれ前記要領で検知されるように交差対向して設けられる。
【0055】
本実施例の安全装置を多段伸縮式作業機に付設されることにより、先に説明された伸縮アーム11の先端にクラムシェルバケット15を備えた作業機の場合、深堀作業を行って掘削された土砂をそのままダンプトラックに積み込む作業を行うのに、従来に較べてより安全で無駄な操作を行わずに効果的に積み込み作業を実施できるようになる。
【0056】
すなわち、図11に多段伸縮式作業機におけるバケットの排土態様を表わす図によって示されるように、伸縮アーム11を引上げて収縮させた後、ベースマシン1においてブーム2を起立させるとともに、アームシリンダ3のロッドを収縮させて伸縮アーム11先端のクラムシェルバケット15を掘削部の開口穴から地上部に引上げ、待機しているダンプトラック60の荷台上に移動させて排土(積み込む)する。
【0057】
このような掘削排土のダンプ積込み時、伸縮アーム11の水平線に対する傾斜角度βがある設定値以下になると、積荷の掘削土の放出高さが高くなり、ダンプトラック60の積込みショックが大きくなり、ダンプトラック60の寿命を短くしたり、ダンプトラック60の運転者に与えるショックによる影響が大になるなどの問題がある。また、必要以上に積荷を上げることになり、積込み作業上効率が悪くなる。
【0058】
そして、伸縮アーム11の掘削土のダンプ積込み時における傾斜角度βがある一定角度以下になると、伸縮アーム11を伸縮させるときの摩擦抵抗により伸ばし負荷が大きくなり、伸ばし側ワイヤロープ18の負荷が大となる。そこで、本実施例の安全装置30(30A,30B)を備えていると、ワイヤロープ18(18A)端部に関連させているスプリング36が撓み量を増し、非接触センサ(41)がその過負荷を検知して警報手段50の警報ランプ51や警報ブザー54によってオペレータに異常(過負荷)を知らせることになるので、オペレータはこのような無駄で不安全な作業を防止することができるのである。要するに、ダンプ積込み作業時の作業性の向上を図ることができる。
【0059】
以上の説明では、伸ばし側ワイヤロープの過負荷検出のセンサを一つで代表させるために、着地時の負荷と積込み時の伸ばし負荷を同一荷重でセットしてもよいし、また異なる荷重にセットしてもよい。ただし、異なる荷重にセットする場合は、負荷検知センサをもう一つ追加すればよい。
【0060】
上述の伸縮アームに付設される安全装置は、伸ばし側ワイヤロープ端の支持部に設ける実施例について説明したが、必要に応じて縮み側ワイヤロープ端の支持部においても同様の構成で設けることができる。また、前記の実施例では伸縮に際して定置状態にあるベースアーム上に設ける例を記載しているが、場合によってはセカンドアームのように可動部アームとなる部分に設けることも可能である。ただしこの場合は、ワイヤロープの巻掛け手段において一部を変更することにより実施可能である。また、作業機としては、深堀作業用のみならず他の作業に使用される伸縮アームであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例の多段伸縮式作業機を付設された建設機械の斜視図である。
【図2】図2は、多段伸縮式作業機の伸縮アームにおける伸縮駆動機構の概要図である。
【図3】図3は、安全装置の配置を表わす平面図である。
【図4】図4は、伸ばし側ワイヤロープに付された安全装置の詳細図である。
【図5】図5は、警報手段の作動電気回路図である。
【図6】図6は、ランプによるモニタの正面図(a),ブザーボックスの正面図(b)である。
【図7】図7は、警報手段の作動電気回路における作動態様を示す図で、(a)は電源オンでの作動状態を示し、(b)は過負荷異常検知時の作動状態を示している。
【図8】図8は、スプリングの荷重線図である。
【図9】図9は、安全装置の他の実施例図である。
【図10】図10は、安全装置の他の実施例図である。
【図11】図11は、多段伸縮式作業機におけるバケットの排土態様を表わす図である。
【符号の説明】
1 ベースマシン
2 ブーム
3 アームシリンダ
6 運転室
10 多段伸縮式作業機
11 伸縮アーム
12 ベースアーム
13 トップアーム
14 セカンドアーム
15 クラムシェルバケット
16 伸縮駆動機構(伸縮駆動手段)
17 油圧シリンダ
17a ピストンロッド
18,18A 伸ばし側ワイヤロープ
19 縮み側ワイヤロープ
21,22 シーブ
30,30A,30B 安全装置
31 過負荷異常の検知手段
32 ワイヤロープの緩み検知手段
33 ロッド
34 支持構造部
34a 支持リブ
34b ボス
35 リテーナ
36 スプリング
37 スプリング調節手段
37a 押え片
38 ケース
41 過負荷異常検知のセンサ
42 ワイヤロープの緩み検知のセンサ
43 縮み側ワイヤロープ端での異常検知のセンサ
45 イコライザバー
50 警報手段
51,52,53 警報ランプ
54,54′ 警報ブザー
60 ダンプトラック
T1,T2,T3 トランジスタ
R1,R2,R3 リレー
D,D′ ダイオード[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a working machine for a construction machine including a multistage telescopic arm, and more particularly, to a multistage telescopic working machine having a function of safely performing excavation work by a bucket attached to the tip of the multistage telescopic arm. It relates to safety devices.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a hydraulic excavator having a multi-stage work arm that can be extended and retracted, a multi-stage telescopic work arm is extended by an extension means comprising a combination of a hydraulic cylinder and a wire rope to operate the work arm. Deep-drilling work is performed by a clamshell bucket attached to the tip. In doing this work, if the operator does not notice that the clamshell at the tip of the work arm is grounded, and if the work arm is extended or otherwise operated, it will result in inefficient useless work. Alternatively, the mounting support portion is overloaded and damaged.
[0003]
As a measure to prevent such inconvenience, for example, according to Utility Model Registration No. 2567611, a limit switch that operates when the clam shell attached to the lower end of the telescopic arm is grounded is provided, and at the time of arm holding operation performed by operating the remote control valve, The pressure switch connected to the pilot circuit is activated, and at the same time, the arm actuation relay is activated, the electromagnetic hydraulic switching valve is switched, the relief valve is activated, and the force applied to the arm cylinder provided at the boom tip is reduced. It has been described. Similarly, Japanese Patent No. 2728309 also describes a configuration in which the ground pressure of the clam shell is detected and the holding pressure of the arm cylinder is temporarily lowered. The limit switch for detecting the ground contact of the clamshell is operated by the displacement of the wire rope engaged in the expansion / contraction operation in association with the hydraulic cylinder that operates the expansion / contraction arm.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In each of these prior arts, safety is maintained by means for reducing the lateral load on the work arm that expands and contracts by reducing the holding pressure in the arm cylinder attached to the tip of the boom. In general, this telescopic work arm has a structure that allows expansion and contraction operation by a hydraulic cylinder to be transmitted to each arm member of the expansion and contraction arm combined in multiple stages by a wire rope hung together. is there. Therefore, the wire rope is generally kept in tension.
[0005]
For this reason, there is a risk of a breakage accident when the wire rope is stretched by long-term use and the elongation of the wire rope is increased. Also, this kind of wire rope loses its balance and is damaged when an overload occurs on the telescopic arm as described above. Therefore, it is important to be able to perform maintenance and inspection sufficiently. However, in the prior art and other current situations, there is still a problem that it is not a satisfactory situation for grasping the state with respect to the elongation of the wire rope.
[0006]
The present invention has been made in view of such a situation, and detects a change in a wire rope for extending / contracting a multi-stage telescopic work arm to notify the landing of the tip of the work arm and a set value of the wire rope or more. The purpose of this is to make it easier to check the detector and to ensure safety.
[0007]
[Means for solving the problems and actions / effects]
In order to achieve the above-described object, a safety device for a multistage telescopic work machine according to the present invention includes:
The tension of the spring is applied to the end of the wire rope of the telescopic drive means in the telescopic arm of the multi-stage telescopic work machine.Deflection amountIs the default valueIt is abnormal to come offDetected by detection meansIsThenBy alarm meansAlert the operator in response to abnormal conditionsA safety device for a multistage telescopic work machine,
The abnormality detection means includes a rod connected to one end portion of the extension side wire rope or the contraction side wire rope, and a spring whose deflection amount can be set by a spring adjustment means provided at the end of the rod. The non-contact sensor is arranged on the mounting support frame side of the wire rope end portion, and the holding member of the spring adjusting means that applies a mounting load to the spring by the non-contact sensor Configured to detect the amount of deflection of the spring.It is characterized by this.
[0008]
In the present invention, when a load greater than the set value is applied to the telescopic arm during work, the spring that biases the tension force on the end portion of the wire rope of the telescopic drive means increases. If the amount of bending of the spring falls below the set value, the wire rope that is installed in tension will be loosened.AbnormalIt is possible to detect by the detecting means and notify the operator of the situation corresponding to each abnormality by an alarm so as to recognize the abnormality of the work, and it is possible to prevent danger in advance by corresponding to the abnormality. Therefore, when an excessive load is applied, for example, when the tip of the telescopic arm is landing, the operator is notified of the situation by an alarm, and the extension operation is immediately stopped and the next operation is started. Arouse. In addition, in the state where a warning that the wire rope is loose is issued, the operator is informed by the alarm that normal overload detection cannot be performed, and the work is stopped and the detection unit is urged to be reset. However, safety can be ensured by returning to normal.
[0009]
In the present invention,A load that acts on the wire rope after the spring is bent by the spring adjustment means via the rod connected to the wire rope on the extension side or the contraction side, and the required tension is applied. The non-contact sensor arranged on the mounting support frame side detects that the holding member that contacts the spring moves from the set position along with the displacement of the spring as the rod connected by A state that deviates from the preset condition, in other words, that an abnormality has occurred in the operation of the telescopic arm is transmitted to the control electrical circuit with the detection signal, and the set device is operated to notify the operator of the abnormality. can do.
[0010]
AbnormalitiesInspectionThe detecting means includes a non-contact sensor for detecting an excessive operation that detects that the spring is operated in a compressing direction by a load acting on the stretching side wire rope or the contracting side wire rope, and the spring is displaced to bend below a set value. Non-contact sensor for detecting looseness of wire ropeConsist ofIt is good. In this way, there is an advantage that each abnormality detection can be reliably detected by the corresponding sensor, and the abnormality can be transmitted by operating a predetermined device.
[0011]
AbnormalitiesInspectionThe non-contact sensors of the knowledge means are preferably arranged at different positions with respect to the pressing member of the spring adjusting means for applying an attachment load to the spring, corresponding to different abnormality detections. This way, one wire ropeInAbnormalities under different conditions that act can be shared and detected, and can be treated reasonably. Also, the abnormalityInspectionKnowledge means are provided at the ends of the two stretched wire ropes installed in parallel,AbnormalOne of the detection meansButFor detecting overload abnormalitiesIsThe otherButIt is good for detecting the looseness of the wire rope. If it carries out like this, it can be set as the detection means with a sufficient installation, utilizing both wire rope terminal parts effectively.
[0012]
Also, in the present inventionLeaveThe alarm means is the abnormalityInspectionA configuration in which a transistor and a relay are arranged in an electric circuit connected to an overload abnormality detection sensor in the knowledge means, and the relay is set to ON with a voltage being constantly applied to the overload abnormality detection sensor. It is good to be taken. In this way, in addition to safety measures that an alarm is issued when an overload abnormality is detected, an alarm is also issued for an abnormality such as an electric circuit disconnection, and it becomes possible to detect and respond to a circuit abnormality, etc. Countermeasures can be made more reliable. In the case of a circuit abnormality, even if it occurs during the work, the operator can be distinguished according to the work situation, and can be dealt with according to the situation.
[0013]
Said alarm meansIs,Overload abnormalSensor for detectionOr sensor for detecting loosenessMultiple buzzers operated by a control electrical circuit linking withandWith lampRuIt is good. In this way, when an overload abnormality or a wire rope loosening abnormality is detected, it is possible to notify the operator of which abnormality has occurred by distinguishing between the buzzer sounding and the lamp lighting corresponding to the abnormality.
[0014]
In the present invention, a wire rope abnormality detection means is provided at the terminal portion of the contraction side wire rope, and a sensor of this detection means is connected to the alarm means so as to notify the operator of the contraction side wire rope abnormality. Is good. In this way, as in the case of the slack abnormality in the stretched wire rope, by adjusting the slack on the shrunk side, the influence of the stretch of the wire rope can be eliminated and safe driving can be performed.
[0015]
Also,The alarm means that operates in response to a signal from a sensor of a detection means that detects an abnormality in the contraction-side wire rope is provided with a diode and a relay in an electric circuit connecting the detection sensor and the alarm buzzer, It is preferable that the abnormality alarm buzzer for the wire rope and the contraction side wire rope can be shared. In this way, it is possible to select a wire rope loosening abnormality by the function of the diode on the extending side and the contracting side, and to share the alarm buzzer to notify, and there is an advantage that the cost can be reduced by omitting the instrument. .
[0016]
Further, a panel or alarm box in which the alarm lamps, buzzer, and alarm release switch in the alarm means are combined.ButIt is preferable to be disposed in front of the driver's seat. In this way, there is an advantage that identification of these abnormality occurrence parts becomes clear and the operator can easily deal with them.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a specific embodiment of a safety device for a multistage telescopic work machine according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 is a perspective view of a construction machine provided with the multistage telescopic working machine of the present embodiment. FIG. 2 shows a schematic diagram of the telescopic drive mechanism in the telescopic arm of the multistage telescopic work machine, FIG. 3 is a plan view showing the arrangement of the safety device, and FIG. 4 shows the details of the safety device attached to the stretched wire rope. Each figure is shown.
[0019]
A multistage
[0020]
As shown in FIG. 2, the
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The overload abnormality detection means 31 is a rod of a required length that is crimped by fitting the end portion of the stretched wire rope 18 (hereinafter simply referred to as the
[0026]
The
[0027]
A
[0028]
At a side position of the arrangement portion of the
[0029]
With respect to the overload abnormality detection means 31 thus configured, the looseness detection means 32 has the same configuration as the overload abnormality detection means 31 in terms of its configuration. Therefore, the same structural parts in the looseness detection means 32 are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted. As shown in FIG. 4, the attachment position of the
[0030]
Further, as shown in FIG. 3, the attachment end portion of the contraction
[0031]
The
[0032]
As the alarm means 50, as described above, the
[0033]
The operation of the
First, the operation of the
[0034]
Since the
[0035]
However, in this embodiment, before such a situation occurs, if the tip of the telescopic arm 11 (clamshell bucket 15) lands and a force that extends beyond the pressing force required for excavation occurs, the
[0036]
Next, the operation of the
[0037]
When the tension applied to the
[0038]
When the overload
[0039]
Further, when the wire rope is extended due to long-term or frequent operation and the
[0040]
When the wire rope
[0041]
If the work is continued in such a state, even if the above-mentioned overload abnormality has occurred, the predetermined load is not urged on the wire rope, so the overload abnormality cannot be detected normally. Risk of accidents. Therefore, if an alarm for the occurrence of looseness is received, operation can be stopped and the nuts 37b and 37b of the spring adjusting means 37 in the
[0042]
In addition, even when the circuit a (
[0043]
Next, the action of the
[0044]
In addition, a pre-tension F is applied to the
[0045]
The safety device related to the extension
[0046]
In this way, when the tension balance between the two contraction-
[0047]
When the
[0048]
Next, FIG. 9 shows another embodiment of the safety device. The safety device 30A in this embodiment is a case where one stretch-side wire rope is used in the telescopic drive mechanism of the telescopic arm, and its configuration is basically the same as that in the above-described embodiment. Accordingly, the same or similar parts as those in the above embodiment are designated by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted.
[0049]
In this
[0050]
Thus, in this embodiment, oneWire ropeTherefore, the operator can warn the operator of overload abnormalities and loosening of the wire rope.
[0051]
FIG. 10 further shows another embodiment of the safety device. The safety device 30B in this embodiment is another embodiment in which one stretch-side wire rope is used in the telescopic drive mechanism of the telescopic arm, and its configuration is basically the same as that of the above-described embodiment. Accordingly, the same or similar parts as those in the above embodiment are designated by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted.
[0052]
This safety device 30B is a retainer in which a
[0053]
The difference in the configuration of the safety device 30B is that the retainer 35A is integrally provided with a
[0054]
As shown in the figure, the safety device 30B includes detection means including an overload
[0055]
By attaching the safety device of the present embodiment to the multistage telescopic work machine, in the case of the work machine provided with the
[0056]
That is, as shown in FIG. 11, which shows a bucket discharging mode in a multistage telescopic working machine, after the
[0057]
When dumping excavated soil such as this, if the inclination angle β with respect to the horizontal line of the
[0058]
When the inclination angle β of the
[0059]
In the above description, the load on landing and the stretching load on loading may be set with the same load or set to different loads in order to represent a single sensor for overload detection of the stretching side wire rope. May be. However, when setting a different load, another load detection sensor may be added.
[0060]
The safety device attached to the telescopic arm mentioned above isWire ropeAlthough the embodiment provided in the end support portion has been described, the same configuration can be provided in the support portion at the contraction side wire rope end as required. In the above-described embodiment, an example is described in which the base arm is provided on the base arm in a stationary state when extending and contracting. However, in some cases, the base arm may be provided on a portion that becomes a movable part arm such as a second arm. However, in this case, it can be implemented by changing a part of the wire rope winding means. The working machine may be a telescopic arm used for other work as well as deep work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a construction machine provided with a multistage telescopic working machine according to the present embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram of an extension drive mechanism in an extension arm of a multistage extension work machine.
FIG. 3 is a plan view showing the arrangement of the safety device.
FIG. 4 is a detailed view of the safety device attached to the stretcher-side wire rope.
FIG. 5 is an operational electric circuit diagram of an alarm means.
FIG. 6 is a front view of a lamp monitor (a) and a front view of a buzzer box (b).
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing an operation mode in the operating electric circuit of the alarm means, in which FIG. 7A shows an operation state when the power is turned on, and FIG. Yes.
FIG. 8 is a load diagram of a spring.
FIG. 9 is another embodiment of the safety device.
FIG. 10 is another embodiment of the safety device.
FIG. 11 is a diagram illustrating a bucket discharging mode in a multistage telescopic working machine.
[Explanation of symbols]
1 Base machine
2 Boom
3 Arm cylinder
6 cab
10 Multi-stage telescopic work machine
11 Telescopic arm
12 Base arm
13 Top arm
14 Second arm
15 clamshell bucket
16 Extension drive mechanism (Extension drive means)
17 Hydraulic cylinder
17a Piston rod
18, 18A Stretch side wire rope
19 Shrinking wire rope
21, 22 Sieve
30, 30A, 30B Safety device
31 Overload abnormality detection means
32 Wire rope slack detection means
33 Rod
34 Support structure
34a Support rib
34b boss
35 Retainer
36 Spring
37 Spring adjustment means
37a Presser piece
38 cases
41 Sensor for overload abnormality detection
42 Sensor for detecting looseness of wire rope
43 Sensor for detecting abnormalities at the end of the wire rope
45 Equalizer bar
50 Alarm means
51, 52, 53 Alarm lamp
54, 54 'Alarm buzzer
60 dump truck
T1, T2, T3 Transistor
R1, R2, R3 relay
D, D 'diode
Claims (9)
前記異常検知手段は、伸ばし側ワイヤロープまたは縮み側ワイヤロープの一方の端末部にロッドが接続され、そのロッド端に設けられたスプリング調節手段により撓み量設定可能なスプリングをロープ装着支持フレーム側との間に保持させて配置され、前記ワイヤロープ端末部の装着支持フレーム側に非接触センサを配設して、その非接触センサにより前記スプリングに取付荷重を加えるスプリング調節手段の押え部材の移動で前記スプリングの撓み量を検知するように構成されることを特徴とする多段伸縮式作業機の安全装置。Urges the tensioning force of the spring to the terminal portion of the wire rope of the telescopic driving means in the telescopic arm of the multi-stage telescopic working machine, when the deflection amount of the spring is out of the default values Ru is detected by the abnormality detection means , A safety device for a multi-stage telescopic work machine that issues an alarm corresponding to an abnormal situation to an operator by an alarm means ,
The abnormality detection means includes a rod connected to one end portion of the extension side wire rope or the contraction side wire rope, and a spring whose deflection amount can be set by a spring adjustment means provided at the end of the rod. The non-contact sensor is arranged on the mounting support frame side of the wire rope end portion, and the holding member of the spring adjusting means that applies a mounting load to the spring by the non-contact sensor A safety device for a multistage telescopic work machine, wherein the safety device is configured to detect the amount of bending of the spring .
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30984499A JP4043160B2 (en) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | Multistage telescopic work machine safety device |
KR1020000063268A KR100769417B1 (en) | 1999-10-29 | 2000-10-26 | Safety equipment for working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30984499A JP4043160B2 (en) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | Multistage telescopic work machine safety device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001132008A JP2001132008A (en) | 2001-05-15 |
JP4043160B2 true JP4043160B2 (en) | 2008-02-06 |
Family
ID=17997972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30984499A Expired - Fee Related JP4043160B2 (en) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | Multistage telescopic work machine safety device |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4043160B2 (en) |
KR (1) | KR100769417B1 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4044426B2 (en) * | 2002-11-27 | 2008-02-06 | 日立建機株式会社 | Multistage telescopic arm work machine |
CN109457747B (en) * | 2018-12-12 | 2023-09-01 | 江苏徐工工程机械研究院有限公司 | Multi-layer steel wire rope winch automatic calibration device of double-wheel slot milling machine |
JP7166308B2 (en) * | 2020-03-31 | 2022-11-07 | 日立建機株式会社 | deep foundation excavator |
WO2023145819A1 (en) * | 2022-01-27 | 2023-08-03 | 日立建機株式会社 | Deep foundation excavator |
WO2024154599A1 (en) * | 2023-01-20 | 2024-07-25 | 日立建機株式会社 | Deep foundation excavator |
CN117299589B (en) * | 2023-11-30 | 2024-02-06 | 常州金纬片板设备制造有限公司 | Edge cutter detection device |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2642299B2 (en) * | 1993-06-10 | 1997-08-20 | 住友建機株式会社 | Multi-stage telescopic arm mechanism |
JP3002075B2 (en) * | 1993-07-15 | 2000-01-24 | 日立建機株式会社 | Excavator rope replacement alarm |
JPH08269956A (en) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | Elevation device for working platform for pile constructing machine |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30984499A patent/JP4043160B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-10-26 KR KR1020000063268A patent/KR100769417B1/en not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001132008A (en) | 2001-05-15 |
KR20010051267A (en) | 2001-06-25 |
KR100769417B1 (en) | 2007-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3683571B2 (en) | Crane overturn prevention device | |
RU2517141C2 (en) | Method of working machine operation | |
US10920402B2 (en) | Emergency stop apparatus and method for working machine | |
JP4043160B2 (en) | Multistage telescopic work machine safety device | |
JP4829763B2 (en) | Crane safety equipment | |
AU2016330336B9 (en) | Drum-type conveying installation with cable-monitoring device | |
US4027772A (en) | Protective circuit for overload sensor | |
US20150176254A1 (en) | Disarm device | |
US4219121A (en) | Safety system for use in association with material handling equipment | |
JP2001139280A (en) | Overload preventing device for construction machine | |
KR101809618B1 (en) | Crane with overload prevention system | |
KR100795612B1 (en) | Boom down control apparatus for a hydraulic heavy equipments | |
JP4073074B2 (en) | Mobile crane and supporting method thereof | |
JP4044426B2 (en) | Multistage telescopic arm work machine | |
JP2019156579A (en) | Loading-type truck crane | |
JP2001241404A (en) | Telescopic arm safty device for multistage telescopic type working machine | |
JP3724980B2 (en) | Leader pile driver | |
JP7342548B2 (en) | Loading truck crane | |
JP5384813B2 (en) | Safety equipment for work equipment | |
KR102049810B1 (en) | Crane with overload prevention system | |
JP2010150029A (en) | Abnormality detection device for vehicle body supporting device | |
JP7088418B2 (en) | Overload prevention device | |
JP4806881B2 (en) | Chain slack detection device for cargo handling vehicles | |
JP4991132B2 (en) | Work vehicle safety device | |
KR100506682B1 (en) | over load protector for crane |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070619 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |