JP4043136B2 - 油圧式排気弁駆動装置 - Google Patents

油圧式排気弁駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蓄圧器に蓄えられた作動油を排気弁上部の油室に導き、該排気弁を開閉するようにした油圧式排気弁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、本件出願人が特許第2809354号にて提案している油圧式排気弁駆動装置の構成図である。
【0003】
図4において、1はシリンダカバー、2は排気弁、2aは排気通路、3は空気溜め、4は逆止弁である。5は空気ピストンで、前記排気弁2と同時に、空気シリンダ6内を往復動する。7は動弁アクチュエータ本体、8は油圧シリンダ、9は作動ピストン、8aは上部油圧室、8bは下部油圧室である。
10は高圧管、11は開側ロジック弁である。12は開側ロジック弁油路で、蓄圧器16に接続されている。13は開側スプール管制弁で、図示しないコントローラにより、機関のクランク軸の回転と同期して駆動される。14は閉側ロジック弁、16は閉側スプール管制弁で、前記閉側スプール管制弁13と同様に図示しないコントローラにより駆動される管制弁である。
【0004】
16は蓄圧器、また、17は油圧源装置で、高圧油を供給するものであり、ポンプ、フィルタから構成されている。18は低圧の油圧源装置で、管路18aにより前記動弁アクチュエータ7に連通している。19は油タンク、20は開側ロジック弁と閉側ロジック弁とを接続する連通油路、21は開側ロジック弁の大径側と開側スプール管制弁とを接続する油路、22は閉側スプール管制弁13と蓄圧器16とを接続する油路、23は閉側ロジック弁14の大径側と閉側スプール管制弁15とを接続する油路、24は閉側スプール管制弁15と蓄圧器16とを接続する油路である。
【0005】
25は前記閉側ロジック弁14から油タンク19への排油管、26は前記スプール管制弁13、15からの排油管である。
又、前記スプール管制弁13、15は、3口の管制弁で、Pポート、Cポート、Tポートをもつもので電磁駆動により開閉、駆動される。
【0006】
又、前記開側ロジック弁11は、蓄圧器16及び作動ピストン9の上部油圧室8aと接続する接続室11a、蓄圧器16の圧油が給排される圧油室11b、接続室11aと圧油室11bとを区分するとともに、該圧油室11bに圧油が供給されたとき蓄圧器16と圧油室8aとの連通を接続室11a内で遮断する弁体11cよりなる。又前記閉側ロジック弁14は、油タンク19と接続する接続室14a、蓄圧器16の圧油が給排される圧油14b、接続室14aと圧油室14bとを区分する弁体14cよりなる。
【0007】
かかる従来の排気弁駆動装置において、図4は空気溜め3の空気圧が空気ピストン5の下部に作用して排気弁2は閉じている状態である。
このとき、開側及び閉側のスプール管制弁13、15は蓄圧器16からの油圧を開、閉側ロジック弁11、14の大径側に作用させており、これによってロジック弁11、14は閉じている。
【0008】
排気弁2の開弁時期になると、機関と同期して発せられるトリガー信号により、かつ機関の運転状態によりコンピュータにより判断された適当な時期に、開側スプール管制弁13が駆動される。該管制弁13が作動すると、油路22は閉じられ、油路21が排油管26に通じて、ロジック弁大径側の油圧が抜けるため、ロジック弁11が開き、蓄圧器16の油圧は油路12及び高圧管10から動弁アクチュエータ7内の油圧シリンダ8の上部油圧室8aに作用する。この油圧により油圧ピストン9が押し下げられ、排気弁2が開かれる。
このとき空気シリンダ6内の空気は圧縮され、上向きの力として作用するが油圧による力のバランス点まで排気弁2はリフトする。
その後、開側スプール管制弁13が戻され、蓄圧器16の油圧が開側ロジック弁11の大径部に作用し、該開側ロジック弁11は閉じる。
【0009】
機関に必要な排気がなされると、閉側スプール管制弁15が駆動され、油路24が閉じられると同時に、油路23と排油管26とがつながり、ロジック弁14の大径側の油圧が抜けるので、ロジック弁14が開き、上部油圧室8aに作用していた油圧は、高圧管10、連通油路20から排油管25へと抜け、油圧の作用力がなくなる。すると、空気ピストン5へ作用している空気の圧縮によるばね力により、排気弁2が閉じる。このとき下部油圧室8bには低圧油圧源18から油が補給され、空洞の発生もなく安定した状態で作動ピストン9が上昇位置に復帰する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示す従来技術にあっては、上記のように構成されたことにより、最適な排気弁特性が得られることによって燃料消費率が低減され高性能の機関となるとともに、弁駆動のための高圧油の消費量も少なくなるという効果を奏するが、作動ピストン9が単一径のピストンであるため、次のような解決すべき課題がある。
【0011】
即ち、排気弁2は開弁初期における開弁速度を大きくすることにより排気弁2の開時期を遅らせ、シリンダ内でなし得る仕事を多くすることが要求されるが、かかる要求を満足するには、作動ピストン9の径を増大することを要する。
一方、排気弁2開時の中盤以降は、すでに十分な開弁面積であるので、開弁速度を前記開弁初期並みに大きくする必要はない。
【0012】
このため前記従来技術のように、作動ピストン9が単一径であると、前記のように開弁初期における開弁速度を大きくするため作動ピストン9の径を増大させると、中盤以降における該ピストンによる押し退け量即ち作動油の消費量が多くなり、このため、作動油系のポンプ容量が排油系の容量が増大し、装置が大型化するとともに高コストの排気弁駆動装置となる。
【0013】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、作動油の消費量を増大することなく、開弁初期における開弁速度を増大せしめた排気弁駆動装置を得ることにより、装置の大型化及び高コスト化を抑制して、シリンダ内でなし得る仕事を多くすることで、燃料消費率が低減され高性能の機関を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、排気弁の頭部に、油圧シリンダ内に往復動自在に嵌合された作動ピストンを連結し、前記油圧シリンダの油室に導入された作動油の圧力を前記作動ピストンに作用させて、前記排気弁を開弁するように構成された油圧式排気弁駆動装置において、前記作動ピストンは、前記油圧シリンダ内に往復動自在に嵌合された外側ピストンと、該外側ピストンの内周に相対摺動自在に嵌合されるとともに前記排気弁の頭部に固着された前記外側ピストンよりも小径の内側ピストンと、前記外側ピストンの一定量以上の変位を静止するストッパ部とを備え、前記外側ピストンの上面及び内側ピストンの上面は同一の油室に臨んでおり、該油室内の作動油圧の受圧面を形成し、前記排気弁の開弁初期の一定期間には、前記作動油の圧力により前記外側ピストンと内側ピストンとが同時に移動せしめられ、該外側ピストンが前記ストッパ部により制止された後は内側ピストンのみが移動するように構成され、前記外側ピストンと内側ピストンとの円周方向相対移動を係止する係止手段を設けるとともに、前記外側ピストンの上面の周縁部に沿って回転羽根を設け、さらに、前記外側ピストンの上昇位置における前記回転羽根に向けて前記外側ピストンの接線方向に前記作動油を供給する作動油供給口を設け、開弁作動時に作動油が油室に導入される毎に該作動油により該回転羽根、前記外側、内側ピストンを介して前記排気弁を回転せしめるように構成してなることを特徴とする油圧式排気弁駆動装置を提案する。
【0015】
また請求項2記載の発明は、請求項1において、前記外側ピストンの内周には、前記内側ピストンの最大移動量を規制する第2のストッパ部が設けられてなる。
【0016】
かかる発明によれば、油圧シリンダ内に、蓄圧器にて所定圧力に蓄圧されている作動油が管制弁によって制御された開弁時期に導入されると、該作動油圧は大径の外側ピストン及びこれの内周に嵌合された内側ピストンの双方に作用する。これにより外側ピストンと内側ピストンとは、作動油圧によって同時に移動し、内側ピストンに固着されている排気弁は開弁方向に移動する。
【0017】
そして、排気弁の一定ストローク後の中盤において、外側ピストンがストッパ部に当たると、外側ピストンの移動が制止され、作動油圧は小径の内側ピストンのみに作用し、内側ピストンが第2のストッパに当たると、排気弁は最大リフトとなってここでリフトが制止される。
【0018】
従って、かかる発明によれば、排気弁の開弁初期には、作動油圧(P)が面積の大きい外側ピストンの外径(D)に作用して、排気弁を開弁方向に押す力F=(π/4)(D ×P)となって、大きな開弁力となり、
前記外側ピストンがストッパに当たった後は、前記作動油圧(P)は内側ピストンの外径(D)のみに作用して、開弁方向に押す力=(π/4)(D ×P)となって前記Fよりも小さな力となる。
【0019】
これにより、排気弁の開弁初期には作動油圧が外側ピストン及び内側ピストンの双方に作用して大きな開弁力となって開弁速度が増大され、これにより排気弁の開時期が遅れてシリンダ内でなし得る仕事が増大し、機関出力が増大する。
【0020】
また、排気ガスのエネルギが小さくなる中盤以降は外径の小さい内側ピストンのみに作動油を作用させるので、該内側ピストンのストロークによる押し退け量つまり作動油の消費量が少なくて済む。
従って、かかる発明によれば、開弁初期における開弁速度を増大させて排気弁の開時期を遅らせ、シリンダ内でなし得る仕事を増大しつつ排気弁の全ストロークにおける作動油の消費量を低減することができる。
【0021】
また本発明は、前記外側ピストンと内側ピストンとの円周方向相対移動を係止する係止手段を設けるとともに、前記外側ピストンの上面の周縁部に沿って回転羽根を設け、さらに、前記外側ピストンの上昇位置における前記回転羽根に向けて前記外側ピストンの接線方向に前記作動油を供給する作動油供給口を設け、開弁作動時に作動油が油室に導入される毎に該作動油により該回転羽根、前記外側、内側ピストンを介して前記排気弁を回転せしめるように構成してなる。
【0022】
かかる構成によれば、作動油供給口から外側ピストン上部が臨む油室内に接線方向に作動油が供給され、この作動油が外側ピストンに固設された回転羽根に作用し、外側ピストン及びこれに円周方向相対移動が係止された内側ピストンに回転力を与える。そしてこの回転力は該内側ピストンに固定された排気弁に伝達されて該排気弁が前記外側ピストン及び内側ピストンとともに回転せしめられる。
【0023】
これにより、排気弁とバルブシートとの当たりが円周方向において均一化され、該排気弁とバルブシートとの片当たりによる該シート部の損傷の発生やガスの吹き抜けの発生が防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0025】
図1は本発明の実施形態にかかる排気弁油圧駆動装置の要部縦断面図である。この実施形態における排気弁油圧駆動装置は図4における排気弁油圧駆動装置は図4における排気弁駆動装置100を改良したものであり、上記排気弁駆動装置100以外の構成は図4の装置と同様である。
【0026】
図1において、1はシリンダカバー、36は該シリンダカバー1に埋め込まれたバルブシート、2は排気弁であり、該排気弁2の往復動により、該排気弁2とバルブシート36とのシート部37を開閉することによって、シリンダ内の排気ガスの排気ターボ過給機(不図示)への通流を制御している。
【0027】
33は油圧シリンダ、34は該油圧シリンダ33内に形成された油室であり、該油室34には、蓄圧器16から高圧管10(何れも図4参照)を経た作動油を導入するための作動油供給口35が開口している。
31は前記油圧シリンダ33の嵌合孔33b内に往復摺動自在に嵌合された外側ピストン、32は該外側ピストン31の嵌合孔31c内に往復摺動自在に嵌合された内側ピストンである。
該内側ピストン32の下部には前記排気弁2の弁棒2aの上部が固着され、該排気弁2は内側ピストン32と一体となって往復動可能となっている。
【0028】
前記外側ピストン31の上面及び内側ピストン32の上面は前記油室34に臨んでおり、該油室34内の作動油圧の受圧面を形成している。
31aは該外側ピストン31の外周に環状に形成されたストッパ部であり、該ストッパ部31aは前記油圧シリンダ33の大径孔33a内を外側ピストン31の移動に従い上下の段差部33c及び33aの間の範囲で移動するようになっている。
【0029】
また、前記内側ピストン32には環状のストッパ部(第2のストッパ部)32aが設けられ、該ストッパ部32aは外側ピストン31の大径孔31d内を該内側ピストン32の移動に従い上下の段差部31e、31bの間の範囲で移動するようになっている。
33eは外側ピストン31の外周に設けられた油溜め、31fは内側ピストン32の外周に設けられた油溜めである。
【0030】
また、前記外側ピストン31のストッパ部31aが最上部にきたときには、これと段差部33cとの間にクッション室38が形成され、該ストッパ部31aが最下部(図1の鎖線位置)にきたときには、これと段差部33aとの間にクッション室39が形成され、さらに内側ピストン32のストッパ部32aが最上部にきたときには、これと段差部31eとの間にクッション室40が形成され、該ストッパ部32aが最下部(図1の鎖線位置)にきたときには、これと段差部31bとの間にクッション室41が形成されるようになっており、これらストッパ部31a及び32aが最上部及び最下部で係止されるときの衝撃を緩和するようになっている。
【0031】
かかる構成からなる油圧式排気弁駆動装置を備えた内燃機関の運動時において、
排気弁2の閉時には、図1の実線に示すように、図4に示す空気シリンダ6内の空気圧により該気弁2はシート部37にてバルブシート36に着座し、ピストン32及び外側ピストン31は最上位にある。
【0032】
すると、該油室34内の作動油圧Pは外径Dなる外側ピストン31の上面及び内側ピストン32の上面の双方に作用し、該外側ピストン31と内側ピストン32とは該作動油圧Pにより同時に下降せしめられ、該内側ピストン32に固着された排気弁2は前記空気シリンダ6の容積を縮めながら開弁する。
【0033】
そして、該外側ピストン31のストッパ部31aが図1の鎖線に示すように、下側の段差部33aに当たる位置にくると該外側ピストン31の移動は係止され、作動油圧Pは外径Dなる内側ピストン32のみに作用する。これにより、内側ピストン32のみに加わる作動油圧Pによって排気弁2はリフトを増して行き、内側ピストン32のストッパ部32aが外側ピストン31の下側の段差部31hに当たる位置で移動を制止され最大リフトとなる。
【0034】
また、排気弁2の閉弁作動時には、図4に示す 閉側スプール管制弁15により閉側ロジック弁14が開き、油室34内の作動油は油タンク19に戻され、排気弁2は空気シリンダ6内の空気圧によって上動され、シート部37にてバルブシート36に着座する。外側ピストン31及び内側ピストン32も該排気弁2と同期して上動せしめられ図1の実線に示す最上位置で静止される。
【0035】
上記作動の終了時に外側ピストン31及び内側ピストン32のストッパ部31aあるいは32が、油圧シリンダ33の上下の段差部33c、33aあるいは外側ピストン31の上下の段差部31e、31hに当たることとなるが、かかる当たりによる衝撃を緩和するため、上記各ストッパ部31aあるいは32aと段差部33c、33aあるいは31e、31bとの間にはクッション室38、39あるいは40、41が形成されている。
【0036】
かかる実施形態によれば、排気弁2の開弁初期、つまり、外側ピストンのストッパ部31aが油圧シリンダの段差部33aに当たるまでは、作動油圧Pは外側ピストン31及び内側ピストン32の双方に作用し、排気弁2を開弁方向に押す力Fは、外側ピストン31の外径をDとすると、
=(π/4)(D ×P) …(1)
となる。
【0037】
そして、外側ピストン31の移動が上記のようにして制止された後、つまり排気弁リフトの中盤以降においては、作動油圧Pにより排気弁2を押す力Fは、内側ピストン32の外径をDとすると、
=(π/4)(D ×P) …(3)
となる。
【0038】
従って排気弁2の開弁初期には上記F(F>F)なる大きな開弁力となって開弁速度が増大され、該排気弁2の開時期が遅れ、シリンダ内でなし得る仕事が増大する。一方、排気ガスのエネルギが小さく開弁速度の増大を必要としない中盤以降においては、外径(D)の小さい内側ピストン32のみに作動油を作用させるので、該内側ピストン32のストロークによる押し退け量つまり作動油の消費量が少なくて済む。このように、開弁速度を開弁初期にのみ大きく十分な開弁面積が得られている中盤以降に小さくすることにより、作動油の消費量を最小限に抑制できる。
【0039】
(削除)
【0040】
図2〜図3に示すように、排気弁を運転中に微速で回転させて、該排気弁とバルブシートとの当たりを良好に保持するように構成している。
即ち、図2〜図3において、前記外側ピストン31の上部のボス部31gの外周には、前記油室34に臨んで、円周方向に等間隔に回転羽根51が設けられている。
図2は図1に対応する断面図、図3は図2のA−A線断面図である。
【0041】
そして、前記油室34内に作動油を供給するための作動油供給口35は、図3に示すように、これの内側開口部が接線方向に向けられ、作動油が回転羽根51に対して回転力を付与するようになっている。
【0042】
該外側ピストン31の軸線方向に刻設された溝であり、該溝53、53内には前記内側ピストン32に固定されたピン52、52が嵌合されている。
【0043】
かかる構成において、接線方向に開口している作動油供給口35から油室34内に導入される作動油は、該作動油供給口35の開口方向に沿って噴出され、回転羽根51に接線方向に作用して回転力を付与する。
かかる作動油の回転力によって回転羽根51が接線方向力を付与され、これにより外側ピストン31が該接線方向力によって回転し、該外側ピストン31とピン52を介して円周方向に相対回転不能となっている内側ピストン32及び該内側ピストン32に固着された排気弁2も回転せしめられる。
【0044】
即ち、該排気弁2は、開弁作動時に作動油が油室34に導入される毎に前記のようにして生ずる回転力によって微小量回転せしめられ、これによって排気弁2とバルブシート36とのシート部37の片当りが回避され、良好なシート状態となる。
【0045】
【発明の効果】
以上記載のごとく、本発明によれば、排気弁の開弁初期には外側ピストンと内側ピストンとを同時に作用させ、中盤以降は内側ピストンのみを作用させることにより、排気弁の開弁初期における開弁速度を増大させて開時期を遅らせシリンダ内でなし得る仕事の増大を維持しつつ、排気弁の全ストロークにおける作動油消費量を低減することができる。
【0046】
これにより、排気エネルギを高めて機関性能を高く維持しつつ、作動油系のポンプ容量や排油系の容量が従来技術に較べて大幅に低減され、作動油系の装置が小型化されるとともに装置コストが低減される。
【0047】
また、本発明よれば、排気弁を作動中に回転させることができて、排気弁とバルブシートとの当たりが円周方向において均一化され、片当たりによるシート部からの排気ガスの吹き抜けやシート部の損傷の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる内燃機関の油圧式排気弁駆動装置の要部縦断面図である。
【図2】 本発明の実施形態を示す図1対応図である。
【図3】 図1のA−A矢視図である。
【図4】 従来の内燃機関用油圧式排気弁駆動装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 シリンダカバー
2 排気弁
5 空気ピストン
6 空気シリンダ
10 高圧管
16 蓄圧器
31 外側ピストン
31a ストッパ部
31b,31e 段差部
31g ボス部
32 内側ピストン
32a ストッパ部
33 油圧シリンダ
33a,33c 段差部
34 油室
35 作動油供給口
36 バルブシート
37 シート部
38,39,40,41 クッション室
51 回転羽根
52 ピン
53 溝

Claims (2)

  1. 排気弁の頭部に、油圧シリンダ内に往復動自在に嵌合された作動ピストンを連結し、前記油圧シリンダの油室に導入された作動油の圧力を前記作動ピストンに作用させて、前記排気弁を開弁するように構成された油圧式排気弁駆動装置において、
    前記作動ピストンは、前記油圧シリンダ内に往復動自在に嵌合された外側ピストンと、該外側ピストンの内周に相対摺動自在に嵌合されるとともに前記排気弁の頭部に固着された前記外側ピストンよりも小径の内側ピストンと、前記外側ピストンの一定量以上の変位を静止するストッパ部とを備え、
    前記外側ピストンの上面及び内側ピストンの上面は同一の油室に臨んでおり、該油室内の作動油圧の受圧面を形成し、
    前記排気弁の開弁初期の一定期間には、前記作動油の圧力により前記外側ピストンと内側ピストンとが同時に移動せしめられ、該外側ピストンが前記ストッパ部により制止された後は内側ピストンのみが移動するように構成され
    前記外側ピストンと内側ピストンとの円周方向相対移動を係止する係止手段を設けるとともに、
    前記外側ピストンの上面の周縁部に沿って回転羽根を設け、さらに、前記外側ピストンの上昇位置における前記回転羽根に向けて前記外側ピストンの接線方向に前記作動油を供給する作動油供給口を設け、開弁作動時に作動油が油室に導入される毎に該作動油により該回転羽根、前記外側、内側ピストンを介して前記排気弁を回転せしめるように構成してなることを特徴とする油圧式排気弁駆動装置。
  2. 前記外側ピストンの内周には、前記内側ピストンの最大移動量を規制する第2のストッパ部が設けられてなる請求項1記載の油圧式排気弁駆動装置。
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