JP4042392B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポインティングデバイスを用いて表示画面上のスクロールを実行する場合において、スクロール方向ごとにスクロール量を補正する情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報処理装置は、ポインティングデバイスで入力された座標の変位量または装着されたホイールパーツの回転ステップ量をスクロール量としてスクロール処理を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の情報処理装置では、スクロール方向や利き腕を考慮せずにスクロール量を算出しているため、操作者が同じ様にスクロールさせたつもりでもスクロール方向などによってスクロール量に違いが発生するといった問題があった。
【0004】
例えば、ジョグホイール型座標入力装置のホイールを指で回転させてスクロールさせる場合、利き腕が「右」の操作者は反時計回りよりも時計回りの方が、利き腕が「左」の操作者は時計回りよりも反時計回りの方がスクロールさせ易い。
【0005】
本発明は、スクロール方向や利き腕によってスクロール量を補正する情報処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、
座標を入力する座標入力手段と、
前記座標入力手段で入力された座標および直前に入力された座標からの変位量などから成る入力情報を作成する入力情報作成手段と、
前記入力情報作成手段が作成した入力情報に基づき、スクロールする際の一軸上における一方向と当該一方向とは逆方向とのいずれかの方向であるスクロール方向を決定するスクロール方向決定手段と、
操作者にとってスクロール操作し易い方向を基準方向として、スクロールの補正規則を設定するスクロール補正規則設定手段と、
前記入力情報作成手段が作成した入力情報の変位量と
前記スクロール補正規則設定手段で設定されたスクロールの補正規則と
前記スクロール方向決定手段が決定した前記スクロール方向に基づき、
前記スクロールの補正規則で定めた前記基準方向の予め測定によって求めておいたストローク速度と、前記スクロール方向の予め測定によって求めておいたストローク速度との比率をスクロール量補正値として、前記入力情報の変位量に前記スクロール量補正値を乗算してスクロール量を算出するスクロール量算出手段と、
前記スクロール方向決定手段が決定したスクロール方向に前記スクロール量算出手段が算出したスクロール量のスクロールを行なうスクロール手段と、を有することで、
操作者にとって各種の座標入力装置の操作し易いスクロール方向を基準方向として、入力情報の変位量と基準方向のストローク速度に対するスクロール方向のストローク速度の速度比率に基づいて、スクロール量を決定することで、ストローク速度は基準方向でも基準方向とは逆方向でも同一となり、操作感の良いスクロール操作を提供することができる。
【0007】
さらに、スクロール量算出手段では、スクロールの補正規則で定めた基準方向に対して、基準方向とは逆方向であるスクロール方向の前記スクロール量補正値は1より大きい値であるように設定することで、操作感の良いスクロール操作を提供することができる。
【0008】
さらに、スクロール算出手段が複数の連続する入力情報の変位量の平均値に基づきスクロール量を算出することで、スムーズなスクロールを実現することができる。
【0009】
さらに、変位量を連続した2つの入力情報の座標が示す2点間の直線距離とすることで、ストローク速度に比例したスクロール速度を実現することができる。
【0010】
さらに、変位量を連続した2つの入力情報の座標が示す2点と所定の点を結ぶ2つの直線によって形成される角度とすることで、タブレットでジョグホイールのホイール動作のエミュレーションをする(円描画)場合に、円描画する際の円の中心に対する変位角度によってスクロール量が調整できるため、少ない指の動きで所望のスクロールを実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理装置の構成図である。
【0013】
図1において、1は座標や変位量などを入力する座標入力手段、2は座標入力手段1で入力される座標や変位量などの入力情報を作成する入力情報作成手段、3は入力情報作成手段2が取得した入力情報に基づきスクロール方向を決定するスクロール方向決定手段、4はスクロールの補正規則を設定するスクロール補正規則設定手段、5はスクロール方向決定手段3が決定したスクロール方向とスクロール補正規則設定手段4で設定されたスクロールの補正規則に基づきスクロール量を算出するスクロール量算出手段、6はスクロール方向決定手段3で決定したスクロール方向とスクロール量算出手段5が決定したスクロール量に基づいてスクロールさせるスクロール手段である。
【0014】
図2は、各種の座標入力装置におけるスクロール補正の説明図である。
【0015】
図2(A)は、タブレットの場合に、同一スクロール量を発生させるためのスクロール操作の説明図である。
【0016】
図2(A)において、P0は縦スクロールを実行するためのジェスチャー認識領域、P1はスクロール操作の開始点、P2は操作量「2」の下向きスクロール操作、P3は操作量「1」の上向きスクロール操作を示しており、下向きのスクロール操作より上向きのスクロール操作の方がし難いため、「上向きのスクロール操作の場合は、スクロール量をスクロール操作量の2倍にする」というスクロール補正規則を設定しておくと、下向きスクロール操作P2と上向きスクロール操作P3でスクロール方向は異なるがスクロール量は等しくなる。
【0017】
図2(B)は、ジョグホイールの場合に、同一スクロール量を発生させるためのスクロール操作の説明図である。
【0018】
図2(B)において、J0は接触可能なホイールの接触面、J1は回転操作の開始点、J2は操作量「2」の下向き回転操作、J3は操作量「1」の上向き回転操作を示しており、下向きの回転操作より上向きの回転操作の方がし難いため、「上向きの回転操作の場合は、スクロール量を回転操作量の2倍にする」というスクロール補正規則を設定しておくと、下向き回転操作J2と上向き回転操作J3でスクロール方向は異なるがスクロール量は等しくなる。
【0019】
図2(C)は、ホイール付マウスの場合に、同一スクロール量を発生させるためのスクロール操作の説明図である。
【0020】
図2(C)において、M0は接触可能なホイールの接触面、M1は回転操作の開始点、M2は操作量「2」の下向き回転操作、M3は操作量「1」の上向き回転操作を示しており、下向きの回転操作より上向きの回転操作の方がし難いため、「上向きの回転操作の場合は、スクロール量を回転操作量の2倍にする」というスクロール補正規則を設定しておくと、下向き回転操作M2と上向き回転操作M3でスクロール方向は異なるがスクロール量は等しくなる。
【0021】
図2(D)は、トラックボールの場合に、同一スクロール量を発生させるためのスクロール操作の説明図である。
【0022】
図2(D)において、B0は接触可能なトラックボールの接触面、B1は回転操作の開始点、B2は操作量「2」の下向き回転操作、B3は操作量「1」の上向き回転操作を示しており、下向きの回転操作より上向きの回転操作の方がし難いため、「上向きの回転操作の場合は、スクロール量を回転操作量の2倍にする」というスクロール補正規則を設定しておくと、下向き回転操作B2と上向き回転操作B3でスクロール方向は異なるがスクロール量は等しくなる。
【0023】
図3は、本実施の形態におけるタブレットを用いた横スクロール処理の説明図である。
【0024】
座標入力手段100には1024列×768行のセンサーが配置されており、指をセンサー105に接触させると座標入力手段100は入力情報として座標(0,0)、状態(タッチ)を出力し、指を接触させたまま移動してセンサー106の所で接触を解除すると座標入力手段100は入力情報として座標(2,1)、状態(アンタッチ)を出力する。
【0025】
入力情報作成手段110は座標入力手段100から出力された入力情報を作成して、入力情報記憶テーブル111に記憶する。
【0026】
スクロール方向決定手段120は、入力情報記憶テーブル111に記憶された入力情報のパターンがスクロール動作判定条件121として設定された動作122、領域123、サイズ124に適合するか否かをチェックする。
【0027】
入力情報115、116のパターンは、動作122には適合するが領域123とサイズ124には適合しないためにスクロール動作とはみなされない。
【0028】
一方、入力情報117、118のパターンは、スクロール動作判定条件121の動作122、領域123、サイズ124を満たし、さらに、スクロール方向判定条件125と照合して、左方向のスクロール動作とみなされる。
【0029】
スクロール量算出手段130は、スクロール方向決定手段120で決定したスクロール方向に対応したスクロール量補正値132とスクロール量計算式131に基づきスクロール量を計算する。
【0030】
スクロール量補正値132は、操作者の右方向および左方向のストローク速度測定値133とスクロール補正規則設定手段140で設定された補正規則に基づき決定される。
【0031】
例えば、スクロール補正規則設定手段140で「右利き」が設定されれば基準方向134は「右方向」となり、ストローク速度測定値133の右方向が「200」で左方向が「100」なので、スクロール量補正値132の右方向は「1」、左方向は「200÷100=2」と決定される。
【0032】
スクロール手段150は、スクロール方向決定手段120が決定したスクロール方向にスクロール量算出手段130が決定したスクロール量だけスクロールさせる。
【0033】
図8は、本実施の形態における横スクロール処理のフローチャートである。
【0034】
P800で、スクロール補正規則として右利き「0」か左利き「1」を設定する。
【0035】
P801で、右方向および左方向のストローク速度を測定する。
【0036】
P802で、入力情報作成手段110が管理番号0の入力情報を作成する。
【0037】
P803で、P802で取得した入力情報の状態が「タッチ」か否かチェックし、「タッチ」の場合はP804に、「タッチ」でない場合はP802に移る。
【0038】
P804で、管理番号Nの値を1増やす。
【0039】
P805で、管理番号Nの入力情報を作成する。
【0040】
P806で、管理番号(N−1)と管理番号Nの入力情報を比較してスクロール動作判定条件121を満たすか否かチェックし、判定条件を満たせばP807に満たさなければP802に移る。
【0041】
P807で、スクロール方向判定条件125に基づきスクロール方向を決定する。
【0042】
P808で、P800で設定したスクロール補正規則とP801で測定したストローク速度の測定値133とから、スクロール量補正値132を決定する。
【0043】
P809で、スクロール量計算式131とスクロール量補正値132に基づきスクロール量を算出する。
【0044】
P810で、P807で決定したスクロール方向にP809で算出したスクロール量だけスクロールさせる。
【0045】
P811で、管理番号Nの入力情報が「タッチ」か否かをチェックして、「タッチ」の場合にはP804に移り、「タッチ」でない場合にはスクロール処理を終了する。
【0046】
(実施の形態2)
図4は、本実施の形態におけるタブレットに対する入力軌跡の移動線速度の説明図である。
【0047】
図4(A)は、タブレット面を円弧状に擦って座標入力を行なった場合に、一定時間毎に取得された座標の軌跡と座標間の移動線速度(=距離)を示している。
【0048】
P1でタブレット面をタッチ後、タブレット面との接触位置がP0を中心とした円弧状になるようにしてP7でアンタッチした場合、座標としてはP1〜P7が取得され、各座標間の移動線速度はそれぞれL1〜L6となる。
【0049】
図4(B)は、各スクロール平滑化数(S)に対する図4(A)に示した座標間の移動線速度に基づくスクロール量を示したものである。
【0050】
ここで、スクロール平滑化数とは各座標間でのスクロール量を決定するのに使用される引き続く移動線速度の個数であり(例えば、スクロール平滑数が3の場合には座標P3−P4間のスクロール量の決定には移動線速度L1〜L3が使用される)、図4(B)からもスクロール平滑化数が大きいほど移動線速度の変化に対するスクロール量の変化が滑らかになることが分かる。
【0051】
図5は、本実施の形態のタブレットを用いたホイールエミュレーションによるスクロール処理の説明図である。
【0052】
座標入力手段400と入力情報作成手段410については、(実施の形態1)の図3に示した座標入力手段100と入力情報作成手段110と同様のものなので説明は省略する。
【0053】
スクロール方向決定手段420は、入力情報記憶テーブル411に記憶された入力情報のパターンがスクロール動作判定条件421として設定された動作422と領域423に適合するか否かをチェックする。
【0054】
入力情報401〜409のパターンは、スクロール動作判定条件421の動作422と領域423に適合するためスクロール動作とみなされる。
【0055】
また、入力情報401〜409とスクロール方向判定条件425から右方向のスクロール動作と判定される。
【0056】
スクロール量算出手段430は、スクロール方向決定手段420で決定したスクロール方向に対応したスクロール量補正値432とスクロール量計算式431に基づきスクロール量を計算する。
【0057】
本実施の形態では、スクロール補正規則設定手段で右利きが設定されているとして、スクロール量補正値432の右方向が「1」、左方向が「2」に設定されているものとする。
【0058】
さらに、スクロール量履歴テーブル435の項目437の値が項目436に移動して、スクロール量計算式431で計算されたスクロール量が項目437に格納される。
【0059】
その後、スクロール量平滑式438にてスクロール量履歴テーブル435の数値を平滑化してスクロール量が算出される。
【0060】
図9は、本実施の形態における横スクロール処理のフローチャートである。
【0061】
P900で、スクロール補正規則として右利き「0」か左利き「1」を設定する(本実施の形態では右利き「0」が設定される。)。
【0062】
P901で、右方向および左方向のストローク速度を線速度として測定する。
【0063】
P902で、入力情報作成手段410が管理番号0の入力情報を作成する。
【0064】
P903で、P902で取得した入力情報の状態が「タッチ」か否かチェックし、「タッチ」の場合はP904に、「タッチ」でない場合はP902に移る。
【0065】
P904で、管理番号Nの値を1増やす。
【0066】
P905で、管理番号Nの入力情報を作成する。
【0067】
P906で、管理番号(N−1)と管理番号Nの入力情報を比較してスクロール動作判定条件421を満たすか否かチェックし、判定条件を満たせばP907に、満たさなければP902に移る。
【0068】
P907で、取得した入力情報とスクロール方向判定条件425からスクロール方向を判定する。
【0069】
P908で、P900で設定したスクロール補正規則とP901で測定したストローク速度とから、スクロール量補正値432を決定する。
【0070】
P909で、スクロール量計算式431とスクロール量補正値432に基づきスクロール量を算出する。
【0071】
その後、直前までに算出したスクロール量を含むスクロール平滑化数(直前までに算出したスクロール量がない場合には1とする)のスクロール量の平均値をとって平滑化したスクロール量を算出する。
【0072】
P910で、P907で決定したスクロール方向にP909で算出した平滑化したスクロール量だけスクロールさせる。
【0073】
P911で、管理番号Nの入力情報が「タッチ」か否かをチェックして、「タッチ」の場合にはP904に移り、「タッチ」でない場合にはスクロール処理を終了する。
【0074】
(実施の形態3)
図6は、本実施の形態におけるタブレットに対する入力軌跡の移動角速度の説明図である。
【0075】
図6(A)は、タブレット面を円弧状に擦って座標入力を行なった場合に、一定時間毎に取得された座標の軌跡と座標間の移動角速度(=角度)を示している。
【0076】
Q1でタブレット面をタッチ後、タブレット面との接触位置がQ0を中心とした円弧状になるようにしてQ7でアンタッチした場合、座標としてはQ1〜Q7が取得され、各座標間の移動角速度はそれぞれA1〜A6となる。
【0077】
また、R1でタブレット面をタッチ後、タブレット面との接触位置がQ0を中心とした円弧状になるようにしてR7にてアンタッチした場合は座標としてはR1〜R7が取得され、各座標間の移動角速度はそれぞれA1〜A6となる。
【0078】
図6(B)は、各スクロール平滑化数(S)に対する図6(A)に示した座標間の移動角速度に基づくスクロール量を示したものである。
【0079】
ここで、スクロール平滑化数とは各座標間でのスクロール量を決定するのに使用される引き続く移動角速度の個数であり(例えば、スクロール平滑数が3の場合には座標Q3−Q4間のスクロール量の決定には移動角速度A1〜A3が使用される)、図6(B)からもスクロール平滑化数が大きいほど移動角速度の変化に対するスクロール量の変化が滑らかになることが分かる。
【0080】
図7は、本実施の形態のタブレットを用いたホイールエミュレーションによるスクロール処理の説明図である。
【0081】
座標入力手段500と入力情報作成手段510については、(実施の形態1)の図3に示した座標入力手段100と入力情報作成手段110と同様のものなので説明は省略する。
【0082】
スクロール方向決定手段520は、入力情報記憶テーブル511に記憶された入力情報のパターンがスクロール動作判定条件521として設定された動作522と領域523に適合するか否かをチェックする。
【0083】
入力情報501〜509のパターンは、スクロール動作判定条件521の動作522と領域523に適合するためスクロール動作とみなされる。
【0084】
また、入力情報501〜509とスクロール方向判定条件525から右方向のスクロール動作と判定される。
【0085】
スクロール量算出手段530は、スクロール方向決定手段520で決定したスクロール方向に対応したスクロール量補正値532とスクロール量計算式531に基づきスクロール量を計算する。
【0086】
本実施の形態では、スクロール補正規則設定手段で右利きが設定されているとして、スクロール量補正値532の右方向が「1」、左方向が「2」に設定されているものとする。
【0087】
さらに、スクロール量履歴テーブル535の項目537の値が項目536に移動して、スクロール量計算式531で計算されたスクロール量が項目537に格納される。
【0088】
その後、スクロール量平滑式538にてスクロール量履歴テーブル535の数値を平滑化してスクロール量が算出される。
【0089】
図10は、本実施の形態における横スクロール処理のフローチャートである。
【0090】
P1000で、スクロール補正規則として右利き「0」か左利き「1」を設定する(本実施の形態では右利き「0」が設定される。)。
【0091】
P1001で、右方向および左方向のストローク速度を角速度として測定する。
【0092】
P1002で、入力情報作成手段510が管理番号0の入力情報を作成する。
【0093】
P1003で、P1002で取得した入力情報の状態が「タッチ」か否かチェックし、「タッチ」の場合はP1004に、「タッチ」でない場合はP1002に移る。
【0094】
P1004で、管理番号Nの値を1増やす。
【0095】
P1005で、管理番号Nの入力情報を作成する。
【0096】
P1006で、管理番号(N−1)と管理番号Nの入力情報を比較してスクロール動作判定条件521を満たすか否かチェックし、判定条件を満たせばP1007に、満たさなければP1002に移る。
【0097】
P1007で、取得した入力情報とスクロール方向判定条件525からスクロール方向を判定する。
【0098】
P1008で、P1000で設定したスクロール補正規則とP1001で測定したストローク速度とから、スクロール量補正値532を決定する。
【0099】
P1009で、スクロール量計算式531とスクロール量補正値532に基づきスクロール量を算出する。
【0100】
その後、直前までに算出したスクロール量を含むスクロール平滑化数(直前までに算出したスクロール量がない場合には1とする)のスクロール量の平均値をとって平滑化したスクロール量を算出する。
【0101】
P1010で、P1007で決定したスクロール方向にP1009で算出した平滑化したスクロール量だけスクロールさせる。
【0102】
P1011で、管理番号Nの入力情報が「タッチ」か否かをチェックして、「タッチ」の場合にはP1004に移り、「タッチ」でない場合にはスクロール処理を終了する。
【0103】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スクロール方向ごとにスクロール量を補正できるようにすることで、スクロールの操作感の良い情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における情報処理装置の構成図
【図2】各種の座標入力装置におけるスクロール補正の説明図
【図3】本発明の実施の形態1におけるタブレットを用いた横スクロール処理の説明図
【図4】本発明の実施の形態2におけるタブレットに対する入力軌跡の移動線速度の説明図
【図5】本発明の実施の形態2におけるタブレットを用いたホイールエミュレーションによるスクロール処理の説明図
【図6】本発明の実施の形態3におけるタブレットに対する入力軌跡の移動角速度の説明図
【図7】本発明の実施の形態3におけるタブレットを用いたホイールエミュレーションによるスクロール処理の説明図
【図8】本発明の実施の形態1における横スクロール処理のフローチャート
【図9】本発明の実施の形態2における横スクロール処理のフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3における横スクロール処理のフローチャート
【符号の説明】
1 座標入力手段
2 入力情報作成手段
3 スクロール方向決定手段
4 スクロール補正規則設定手段
5 スクロール量算出手段
6 スクロール手段
Claims (7)
- 座標を入力する座標入力手段と、
前記座標入力手段で入力された座標および直前に入力された座標からの変位量などから成る入力情報を作成する入力情報作成手段と、
前記入力情報作成手段が作成した入力情報に基づき、スクロールする際の一軸上における一方向と当該一方向とは逆方向とのいずれかの方向であるスクロール方向を決定するスクロール方向決定手段と、
操作者にとってスクロール操作し易い方向を基準方向として、スクロールの補正規則を設定するスクロール補正規則設定手段と、
前記入力情報作成手段が作成した入力情報の変位量と
前記スクロール補正規則設定手段で設定されたスクロールの補正規則と
前記スクロール方向決定手段が決定した前記スクロール方向に基づき、
前記スクロールの補正規則で定めた、前記基準方向の予め測定によって求めておいたストローク速度と、前記スクロール方向の予め測定によって求めておいたストローク速度との比率をスクロール量補正値として、前記入力情報の変位量に前記スクロール量補正値を乗算してスクロール量を算出するスクロール量算出手段と、
前記スクロール方向決定手段が決定したスクロール方向に前記スクロール量算出手段が算出したスクロール量のスクロールを行なうスクロール手段と、
を有する情報処理装置。 - 前記座標入力手段がタブレットまたはジョグホイールまたはホイール付マウスまたはトラックボールである請求項1記載の情報処理装置。
- 前記スクロール量算出手段では、
前記スクロールの補正規則で定めた基準方向に対して、当該基準方向とは逆方向であるスクロール方向の前記スクロール量補正値は、1より大きい値であるように設定する請求項1記載の情報処理装置。 - 前記スクロールの補正規則が利き腕に基づく請求項1記載の情報処理装置。
- 前記スクロール量算出手段が複数の連続する入力情報の変位量の平均値に基づきスクロール量を算出する請求項1記載の情報処理装置。
- 前記変位量が連続した2つの入力情報の座標が示す2点間の直線距離である請求項5記載の情報処理装置。
- 前記変位量が連続した2つの入力情報の座標が示す2点と所定の点を結ぶ2つの直線によって形成される角度である請求項5記載の情報処理装置。
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