JP4041939B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びに通信システム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びに通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びに通信システムに関し、特に、各通信端末が、相手側の通信アドレスを知らなくても、通信ができるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びに通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
わが国においては、電話機が普及し、ほとんど各家庭毎に電話機が設置されるようになってきた。したがって、ユーザは各家庭から所定の相手に通話することができる。
【0003】
このように各家庭毎に配置された電話機(以下、固定電話機と称する)に加えて、最近、携帯電話機(PHS(Personal Handy-Phone System)を含む)が急速に普及しつつある。この携帯電話機は、移動先において所定の相手と通信することができるという利便性を有するだけでなく、固定電話機のように、固定された位置に設置されるものではないため、いたずら電話などのような弊害がもたらされる恐れが少ないという利点も有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯電話機は、いたずら電話などの弊害が少ないものの、一度その電話番号を相手側に知らせてしまうと、しつこく勧誘を受けるなどの弊害がもたらされる恐れがある。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、直接相手側の電話番号などを知らなくても通信することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、第1の通信端末から入力された第1の識別情報と、第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得手段と、第1の取得手段により取得された第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御手段と、第2の通信端末から入力された第2の識別情報と、第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得手段と、第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、第2の取得手段により取得された第2の通信アドレス情報が、第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御手段と、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得手段と、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、第2の記憶制御手段に記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
前記通信制御手段は、第1の通信端末または第2の通信端末から通信要求があった場合、第3の記憶制御手段の制御による記憶に基づいて、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御するようにすることができる。
【0010】
前記第1の通信端末と第2の通信端末の通信の度数が、第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第3の記憶制御手段をさらに設けることができる。
【0011】
前記第1の通信端末と第2の通信端末の通信に関する料金の負担の割合が、第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第3の記憶制御手段をさらに設けることができる。
【0012】
1つの前記第1の識別情報に対応して、複数の第1の通信アドレス情報と第2の通信アドレス情報情報が記憶されるように、その記憶を制御する第3の記憶制御手段をさらに設けることができる。
【0013】
請求項に記載の情報処理方法は、第1の通信端末から入力された第1の識別情報と、第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得ステップと、第1の取得ステップの処理により取得された第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御ステップと、第2の通信端末から入力された第2の識別情報と、第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得ステップと、第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、第2の取得ステップの処理により取得された第2の通信アドレス情報が、第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御ステップと、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得ステップと、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、第2の記憶制御ステップの処理で記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
請求項に記載の記録媒体のプログラムは、第1の通信端末から入力された第1の識別情報と、第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得ステップと、第1の取得ステップの処理により取得された第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御ステップと、第2の通信端末から入力される第2の識別情報と、第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得ステップと、第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、第2の取得ステップの処理により取得された第2の通信アドレス情報が、第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御ステップと、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得ステップと、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、第2の記憶制御ステップの処理で記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
請求項に記載の通信システムの情報処理装置は、第1の通信端末から入力される第1の識別情報と、第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得手段と、第1の取得手段により取得された第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御手段と、第2の通信端末から入力される第2の識別情報と、第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得手段と、第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、第2の取得手段により取得された第2の通信アドレス情報が、第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御手段と、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得手段と、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、第2の記憶制御手段に記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御手段とを備え、通信端末は、情報処理装置の通信アドレス情報を記憶する記憶手段と、識別情報を取得する第の取得手段と、第の取得手段により識別情報が取得された場合、記憶手段により記憶されている通信アドレス情報を読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された通信アドレス情報に基づいて情報処理装置と通信し、識別情報を情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
請求項1に記載の情報処理装置、請求項に記載の情報処理方法、および請求項に記載の記録媒体においては、第1の識別情報と第2の識別情報との比較結果に対応して、第2の通信アドレス情報が第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶が制御され、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求が取得され、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報が特定され、第1の通信端末と第2の通信端末との通信が制御される。
【0022】
請求項に記載の通信システムにおいては、情報処理装置で、第1の識別情報と第2の識別情報との比較結果に対応して、第2の通信アドレス情報が、第1の識別情報に対応して、記憶され、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求が取得され、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報が特定され、第1の通信端末と第2の通信端末との通信が制御される。通信端末では、通信アドレス情報が記録され、識別情報が取得された場合、その通信アドレス情報に基づいて情報処理装置と通信が行われ、識別情報が送信される。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した、通信システムの構成例を表している。この構成例においては、カード購入者3は、カード供給者1から、カード2を購入する。カード2の表面には、例えば図2(A)に示すように、「電話を下さい」のようなメッセージが予め印刷されており、このカード2を購入したカード購入者3は、カード2に自分自身の氏名を、例えば「特許太郎」のように記載する。また、カード2には、カードIDが予め印刷されている。図2(A)の例においては、カードIDとして「01329」が印刷されている。
【0024】
このカード2の裏面には、例えば図2(B)に示すように、「S社の電話機でカードIDとあなたの電話番号を入力して下さい」のようなメッセージがさらに印刷されている。
【0025】
カード購入者3は、このようなカード2をカード供給者1から購入すると、そのカードIDを通信端末4−1に入力する。この例の場合、通信端末4−1は、S社の通信端末で構成されており、通信端末4−1からネットワーク6を介して、ネットワーク制御装置7に通信が行われ、通信端末4−1の電話番号と、カードIDが対応して、データベース8に登録される。
【0026】
一方、カード購入者3は、カード2を、連絡をしてもらいたいと思う第3者に、名刺のようにして、手渡す(提供する)。カード2を手渡されたカード受領者5は、自分自身の通信端末4−2(この例の場合、この通信端末も、S社の通信端末で構成されている)を利用してカード2のIDを入力すると、そのIDと通信端末4−2の電話番号が、ネットワーク6を介してネットワーク制御装置7に送信され、データベース8に登録される。
【0027】
このようにして、ネットワーク制御装置7のデータベース8に、カード2のIDと、通信端末4−1,4−2の電話番号が登録されると、カード購入者3、またはカード受領者5が、それぞれ通信端末4−1または通信端末4−2を利用して、一方から他方に通話を行うことができるようになる。
【0028】
図3はこのような制御を行うネットワーク制御装置7の構成例を表している。CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なプログラムやデータなどが適宜記憶される。
【0029】
CPU21には、バス24を介して入出力インタフェース25が接続されている。入出力インタフェース25には、キーボードやマウスなどよりなる入力部26や、ディスプレイ、スピーカなどより構成される出力部27が接続されている。入出力インタフェース25は、入力部26からの入力をCPU21に出力するとともに、CPU21からの処理に対応して出力部27に音声データや画像データを出力する。
【0030】
記憶部28は、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、光磁気ディスクドライブなどにより構成され、それぞれのディスクに対して、データやプログラムなどを記録または再生する。この記憶部28は、図1に示すデータベース8を構成する。通信部29は、ネットワーク6を介して通信端末4−1,4−2などと通信する。
【0031】
図4は、記憶部28により構成されるデータベース8の記憶内容の例を表している。この例においては、カードID(例えば、01329)に対応して、カード提供者(カード購入者)の通信アドレス(具体的には電話番号)(例えば、1234−5678)、およびカード受領者の通信アドレス(例えば、3456−7890)が記憶されている。また、そのカード提供者とカード受領者の間で通信を行った場合における、その通信に関する料金のカード提供者の負担割合(例えば、0.7)と、カード受領者の負担割合(例えば、0.3)が、カードIDに対応して記録されている。さらにこのカードIDに対応して、そのカードIDに対応して通信を行うことが可能な回数(度数)(例えば、50回)がさらに記録されている。また、この例においては、カードIDに対応して、発信可能者がカード提供者であるのか、カード受領者であるのか、またはそのいずれでもよいのかが記録されている。
【0032】
図5は通信端末4−1,4−2(以下、これらを個々に区別する必要がない場合、単に通信端末4と記載する)の構成例を表している。CPU41は、ROM42に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。RAM43には、CPU41が、各種の処理を実行する上において必要なプログラムやデータなどが適宜記録される。CPU41には、バス44を介して、入出力インタフェース45が接続されている。入出力インタフェース45には、プッシュボタンなどにより構成されるダイヤル入力部46、ユーザの音声信号を取り込むマイクロフォン47、相手側からの音声を出力するスピーカ48、文字や画像などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)49が接続されている。通信部50は、ネットワーク6を介して、他の通信端末やネットワーク制御装置7と通信する。
【0033】
次に図6乃至図8のタイムチャート、並びに図9乃至図16のフローチャートを参照して、その動作について説明する。なお図9乃至図16は、図6乃至図8のタイムチャートにおけるカード供給者1(図9)、カード購入者3(図10)、通信端末4−1(図11、図12)、ネットワーク制御装置7(図13、図14)、通信端末4−2(図15)、またはカード受領者5(図16)の、ぞれぞれの動作を示すフローチャートである。これらのフローチャートに示す各ステップの番号は、図6乃至図8に記載した各ステップの番号に対応している。
【0034】
最初にステップS11において、カード供給者1は、カード2を発行し、カード購入者3に引き渡す。カード購入者3は、ステップS21において、このカード2を購入し、ステップS22において、このカード2の代金を支払う。ステップS12において、カード供給者1は、カード購入者3の支払った料金を受領する。
【0035】
なお、このように、料金の支払いと受領は、カード購入時に行うようにしてもよいが、クレジットカードなどにより、後で決済するようにしてもよいのはもちろんである。
【0036】
このように、カード2を購入すると、カード購入者3は、ステップS23において、通信端末4−1のダイヤル入力部46を操作し、カード2に印刷されているID(例えば、「01329」)を入力する。CPU41は、入出力インタフェース45を介してこのIDの入力を受けると、ステップS41において、今、取り込まれたカードIDに対応する発呼先の電話番号をROM42から読み出す。さらにまた、CPU41は、ROM42に記憶されている自分自身の(通信端末4−1の)電話番号を読み出す。通信端末4−1が、S社の通信端末である場合、S社、カード供給者1,およびネットワーク制御装置7の管理者は、予め契約しているので、ROM42には、ネットワーク制御装置7の電話番号と通信端末4−1の電話番号が予め記憶されている。
【0037】
ステップS42において、CPU41は、通信部50を制御し、ステップS41で読み出された発呼先の電話番号に発呼させる。この発呼先の電話番号としては、ネットワーク制御装置7の電話番号を予めROM42に記録されている。したがって、この発呼動作により、通信端末4−1からネットワーク制御装置7に対して発呼動作が行われる。さらにCPU41は、通信部50に、ステップS41で取得されたカードIDと自分自身の電話番号を、ネットワーク制御装置7に送信させる。
【0038】
ネットワーク制御装置7の通信部29は、ステップS71において、通信端末4−1から送信されてきたカードIDと電話番号を受信すると、これを入出力インタフェース25を介してCPU21に出力する。CPU21は、取得されたカードIDが記録部28のデータベース8に記録されているか否かを検索する。カード供給者1は、カード2を発行したとき、そのカードIDと、そのカード2を用いて利用可能な度数、通信料金の負担割合、発信可能者などの情報を、ネットワーク制御装置7に通知する。ネットワーク制御装置7のCPU21は、この通知を受けると、カードIDに対応して、これらの情報をデータベース8に予め登録しておく。そこでCPU21は、データベース8を検索することで、カードIDの度数を確認することができる。
【0039】
次にステップS72(図13のステップS72−1)において、CPU21は、カードIDが無効であるか(データベース8に登録されていないか)、または、登録されていたとしても、残度数がないか(残っている度数が0であるか)を判定する。データベース8にステップS71で取得されたカードIDが登録されていない場合、または登録されていたとしても、その度数が0である場合、ステップS72−2に進み、CPU21は、通信部29を制御し、通信端末4−1にその旨を通知させる。
【0040】
この通知が行われたとき、通信端末4−1のCPU41は、ステップS43において、通信部50を介して、この通知を受信すると、ステップS44において、この通知をLCD49に出力し、表示させる。カード購入者3は、ステップS24において、このLCD49の表示を見て、その通知の内容を確認する。すなわち、これによりカード購入者3は、そのカードIDは、使用することができないものであることを知ることができる。
【0041】
ステップS72−1において、カードIDが、データベース8に登録されており、且つ、その度数がまだ残っていると判定された場合、ステップS72−2の通知処理はスキップされる。
【0042】
なお、カードIDを度数毎に設定させるようにするなどして、カードIDが判った場合には、対応する度数も判るようにしておくようにすることも可能である。
【0043】
次にステップS73に進み、ネットワーク制御装置7のCPU21は、カードIDに対応して、通信端末4−1から送信されてきた電話番号をデータベース8に登録させるとともに、そのその度数を所定の値(例えば1)だけ、デクリメントさせる。
【0044】
次にステップS74において、CPU21は通信部29を制御し、カード購入者3の情報(通信端末4−1の電話番号)が登録されたことを表すメッセージ の通知を送信させる。通信端末4−1のCPU41は、ステップS45において、通信部50を介して、このメッセージを受信すると、ステップS46において、そのメッセージをLCD49に出力し、表示させる。カード購入者3はステップS25において、LCD49に表示されたメッセージ(通知)を確認する。すなわちこれにより、カード購入者3は、自分自身の電話番号がデータベース8に登録されたことを知ることができる。
【0045】
そこでステップS26において、カード購入者3は、カード2を電話をしてもらいたい相手に配布する。カード購入者3が、例えば学生であれば、このカード2は、カード購入者3が、友人になりたいと思っている相手に配布される。また、カード購入者3が営業マンであれば、カード2は、自分自身が取り扱う商品について説明をした顧客に対して配布される。
【0046】
カード2を受領したカード受領者5は、カード購入者3と特に連絡をとりたいと思わないときは、何もしない。これに対して、カード購入者3と連絡をとってみたいと思う場合には、ステップS132において、カード受領者5は、通信端末4−2のダイヤル入力部46を操作し、受領したカード2に印刷されているカードIDを入力する。通信端末4−2のCPU41は、ダイヤル入力部46から入力されたカードIDを取り込むと、ステップS101において、そのカードIDに対応する発呼先電話番号と自分自身の電話番号をROM42から読み出す。すなわち通信端末4−2も、S社の通信端末であるため、そのROM42には、ネットワーク制御装置7の電話番号と自分自身(通信端末4−2)の電話番号が予め登録されている。ステップS102において、通信端末4−2のCPU41は、通信部50を制御し、ネットワーク制御装置7に発呼動作を行わせる。そして、ネットワーク制御装置7との間において回線が接続されたとき、CPU41は、ステップS101で取得されたカードIDと自分自身の電話番号を、ネットワーク制御装置7に送信させる。
【0047】
ネットワーク制御装置7のCPU21は、ステップS75(図13のステップS75−1)において、通信端末4−2から送信されてきたカードIDに対応するカードIDを、データベース8上で検索する。そしてステップS75−2において、CPU21は、検索結果に基づいて、対応するカードIDがデータベース8に登録されており、かつ、他のカード受領者が未登録であるか否かを判定する。カードIDが登録されていないか、または登録されていたとしても、既に、他のカード受領者5の電話番号が登録されている場合には、ステップS76において、CPU21は、通信部29を制御し、カードIDがデータベース8に登録されていないか、または、既に他のカード受領者が登録されているので、相手側に連絡をすることができない旨のメッセージを出力させる。通信端末4−2のCPU41は、ステップS103において、このメッセージの通知を受信すると、ステップS104において、このメッセージをLCD49に出力し、表示させる。カード受領者5は、ステップS133において、LCD49のメッセージを見て、この通知の内容を確認する。
【0048】
このように、例えば、カード受領者5が、カード2を受領したとしても、カード購入者3が予め自分自身の電話番号などをデータベース8に登録していないか、または登録されていたとしても、他のカード受領者5の電話番号が先に登録されていれば、カード受領者5がカード購入者3と連絡することができないことになる。すなわち、この例では、最初にデータベース8に登録されたカード受領者のみがカード配布者(カード購入者3)と通話を行うことが可能となる。
【0049】
ステップS75−2において、ネットワーク制御装置7のCPU21は、データベース8からカードIDが検索され、かつ、他のカード受領者の電話番号が登録されていないと判定した場合、ステップS77(図13のステップS77−1)に進み、そのカードIDに対応するカード受領者5の通信料金の負担割合を読み取る。ステップS77−2において、CPU21は、カード受領者5の負担割合が有料であるか否かを判定し、有料である場合にはステップS77−3において、通信部29を制御し、カード受領者5の通信に対する負担割合を表すメッセージを送信させる。例えばカードIDが「01329」である場合、図4に示すように、カード受領者5の負担割合は、「0.3」とされているので、これを表すメッセージが通知される。
【0050】
通信端末4−2のCPU41は、ステップS105において、このメッセージを通信部50を介して受信すると、ステップS106において、このメッセージをLCD49に出力し、表示させる。カード受領者5は、ステップS134において、この通知を確認する。そしてカード受領者5は、ステップS135(図16のステップS135−1)において、通知を受けた割合を負担する意志があるか否かを判定し、意志がない場合には、ステップS135−2に進み、通話を終了させる。すなわちカード受領者5は、ダイヤル入力部46を制御し、通話の処理を終了する。CPU41はこの指令を受けたとき、通信部50を制御し、通話の処理を終了させる。
【0051】
一方、通知された割合を負担する意志がある場合には、ステップS136において、カード受領者5は、ダイヤル入力部46の所定のボタンを操作し、負担数る意志がある旨を入力する。CPU41は、ステップS107において、カード受領者5からの入力を受け付けると、ステップS108において、通信部50を制御し、対応する通知を出力させる。ステップS77−2において、カード受領者5の負担割合が有用ではないと判定された場合には、ステップS77−3の通知処理はスキップされる。
【0052】
そしてステップS78において、CPU21は、ステップS108において、通信端末4−2のCPU41がROM42から読み出して送信してきた通信端末4−2の電話番号を、同時に送信されてきたカードIDに対応して登録する。このようにして、例えば、図4に示すように、カードID「01329」に対応して、カード購入者3の電話番号「1234−5678」と、カード受領者5の電話番号「3456−7890」が、登録された状態となる。
【0053】
ステップS79において、ネットワーク制御装置7のCPU21は、データベース8に登録されているカード受領者5の負担割合の分をカード受領者5に対して請求する。ステップS137において、カード受領者5は、この請求を受け取ると、ステップS138において、その請求に対応する支払いを行う。ステップS80において、ネットワーク制御装置7はカード受領者5からの支払いを受け取ると、ステップS81において、その受け取った分をカード購入者3に対して支払う。カード購入者3はステップS27において、その支払いを受け取る。
【0054】
すなわちカード購入者3は、カード2をカード供給者1から購入する段階において、カード受領者5が負担すべき割合を含めて、カード供給者1に支払いを行っているので、カード受領者5の負担の割合分の支払いをこの時受け取るのである。
【0055】
もちろんこのようなカード受領者5の負担分の支払いは、このようなタイミングで行われなくてもよい。クレジットカードなどで、後に相殺したり、カード購入時には、カード購入者3には、自分自身の負担割合の分だけを支払わせ、カード受領者5の負担割合については、カード受領者5からネットワーク制御装置7の管理者に対して、支払わせるようにすることも可能である。この場合、ステップS81とステップS27の処理は省略される。
【0056】
以上のようにして、カード購入者(カード提供者)3とカード受領者5の両方の電話番号がデータベース8に登録されると、カード購入者3からカード購入者5を、または、カード受領者5からカード購入者3を、それぞれ呼び出すことが可能となる。
【0057】
図8は、カード購入者3からカード受領者5を呼び出す場合の処理例を表している。この場合、ステップS28において、カード購入者3は通信端末4−1のダイヤル入力部46を操作し、カードIDを入力する。CPU41は、ステップS47において、カードIDを取り込むと、ROM42に記憶されているカードIDに対応する発呼先の電話番号を読み出し(ネットワーク制御装置7の電話番号を読み出し)、さらに自分自身の電話番号を読み出す。そしてステップS48において、CPU41は、通信部50を制御し、ネットワーク制御装置7に対して発呼動作を行わせ、ステップS47で取り込んだカードIDと自分自身の電話番号をネットワーク制御装置7に送信させる。
【0058】
ネットワーク制御装置7のCPU21は、ステップS82(図14のステップS82−1)において、カードIDを取り込むと、データベース8上で、対応するカードIDを検索する。ステップS82−2において、CPU21は、検索の結果、カードIDが登録されているか否かを判定し、登録されていない場合はステップS83に進み、通信部29を制御し、カードIDが登録されていない旨のメッセージを送信させる。通信端末4−1のCPU41は、ステップS49において、この通知を受信すると、ステップS50においてこの通知をLCD49に出力し、表示させる。カード購入者3はステップS29において、この通知を確認する。
【0059】
ステップS82−2において、カードIDがデータベース8に登録されていると判定された場合、ステップS84(図14のステップS84−1)に進み、ネットワーク制御装置7のCPU21は、相手側の電話番号と、発信可能者を調べる。すなわち今の場合、カード購入者3側から発呼動作が行われたので、相手側としてのカード受領者5側の電話番号が登録されているか否かが調べられるとともに、発信可能者として登録されているのが、発呼動作を行ったカード購入者3であるか否かが調べられる。
【0060】
ステップS84−2において、CPU21は、ステップS84−1における検索の結果に基づいて、相手側の電話番号が登録されており、且つ、発呼者が発信可能者であるか否かをを判定する。相手側の電話番号が登録されていないか、または発呼者(今の場合、カード購入者3)が発信可能者でない場合には、ステップS85に進み、CPU21は、通信部29を制御し、相手側に通信できない旨のメッセージを発生させる。このメッセージはステップS51において、通信端末4−1の通信部50により受信される。この時、通信端末4−1のCPU41は、ステップS52において、通信部50で受信したメッセージをLCD49に出力し、表示させる。カード購入者3は、ステップS30において、この通知の内容を確認する。これによりカード購入者3は、例えば、カード2をカード受領者5に配布したが、カード受領者5が自分自身の電話番号をデータベース8に登録しなかったので、通話することができないことを知ることができる。
【0061】
これに対してステップS84−2において、相手側の電話番号がデータベース8に登録されており、且つ発呼者が発信可能者としてデータベース8に登録されていると判定された場合、ステップS86に進み、ネットワーク制御装置7のCPU21は、通信部29を制御し、データベース8に登録されている相手側の電話番号に対する発呼動作を行わせる。通信端末4−2の通信部50は、ステップS109において、ネットワーク制御装置7からの発呼信号を検知すると、CPU41は、スピーカ48とLCD49を制御し、通信端末4−1からの呼び出しがあったことを出力させる。カード受領者5はステップS139において、この通知を確認するとダイヤル入力部46を操作して、CPU41に通話の開始を指令する。これにより、以後、カード購入者3とカード受領者5が、お互いの通信端末4−1と通信端末4−2を介して通話することが可能となる。
【0062】
図17は以上の動作を模式的に表している。すなわちこの例においては、カード購入者3がカード供給者1からカード2を購入し、その購入したカード2をカード受領者5に配布する。そしてカード購入者3とカード受領者5の両方がネットワーク制御装置7のデータベース8に通信端末4−1または通信端末4−2の電話番号を登録すると、カード購入者3から発呼動作を行い、カード受領者5と通話を行うことができことになる。
【0063】
一方、図6と図7に示す処理が完了した状態において、すなわちカード購入者3とカード受領者5の両方の電話番号がデータベース8に登録された状態において、カード受領者5側からカード購入者3側に発呼動作をを行うことも可能である。図18は、この場合の処理例を表している。
【0064】
図18のカード購入者3(図19)、通信端末4−1(図20)、ネットワーク制御装置7(図21)、通信端末4−2(図22)、およびカード受領者5(図23)の各処理は、図19乃至図23のフローチャートにもそれぞれ個別に示されている。
【0065】
ステップS140において、カード受領者5が通信端末4−2のダイヤル入力部46を操作してカードIDを入力すると、CPU41は、ステップS111において、取り込まれたカードIDに対応する発呼先の電話番号(ネットワーク制御装置7の電話番号)と自分自身の電話番号をROM42から読みだす。そしてステップS112において、CPU41は、通信部50を制御し、ROM42から読み出されたネットワーク制御装置7の電話番号に対する発呼動作を実行させ、ネットワーク制御装置7と回線が接続されたとき、取り込まれたカードIDと自分自身の電話番号をネットワーク制御装置7に送信させる。
【0066】
ネットワーク制御装置7においてCPU21は、ステップS87(図21のステップS87−1)において、通信部29で通信端末4−2からのカードIDと電話番号を受信すると、カードIDに対応するIDをデータベース8上で検索する。CPU21は、ステップS87−2において、カードIDが検索されたか否かを判定し、検索されない場合には、ステップS88に進み、通信部29を制御し、カードIDが登録されていない旨を表すメッセージを発生させ、通信端末4−2に送信させる。通信端末4−2のCPU41は、ステップS113において、ネットワーク制御装置7からのメッセージを受信すると、ステップS114において、これをLCD49に出力し、表示させる。ステップS141において、カード受領者5は、このメッセージを確認する。これによりカード受領者5は、カードIDがデータベース8に登録されておらず、相手側と連絡することができないことを知ることができる。
【0067】
ただし、いまの場合、上述したように、カード受領者5の電話番号がデータベース8に登録された後に、カード受領者5からカード購入者3に対してアクセスが行われるので、何等かのエラーが発生しない限り、対応するカードIDが登録されていないというようなことはあり得ない。
【0068】
ステップS87−2において、カードIDがデータベース8に登録されていると判定された場合、ステップS89(図21のステップS89−1)に進み、ネットワーク制御装置7のCPU21は、データベース8に相手側の電話番号と発信可能者がカード購入者とカード利用者のいずれであるのかを調べる。ステップS89−2において、CPU21は、データベース8に相手側の電話番号が登録されており、且つ発呼者が発信可能者であるか否かを判定する。相手側(いまの場合、カード購入者3)の電話番号が登録されていないか、または登録されていたとしても、発信可能者がカード受領者ではない場合には(カード購入者である場合には)、ステップS90に進み、CPU21は、通信部29を制御し、その旨を表すメッセージを送信させる。ステップS115において、通信端末4−2のCPU41は、このメッセージを受信すると、そのメッセージをステップS116において、LCD49に出力し、表示させる。カード受領者5は、ステップS142において、その通知の内容を確認する。
【0069】
ステップS89−2において、データベース8に相手側の電話番号が登録されており、且つカード受領者が発信可能者として登録されていると判定された場合、ステップS91に進み、CPU21は、通信部29を制御し、データベース8に登録されている相手側を呼び出す処理を実行させる。通信端末4−1のCPU41は、ステップS53において、この発呼動作を検知すると、ステップS54において、スピーカ48とLCD49を制御し、呼び出しをカード購入者3に通知させる。ステップS31において、カード購入者3は、この呼び出しの通知を確認すると、ダイヤル入力部46を操作して、CPU41に通話の開始を指令する。CPU41は、この指令に対応して、通信部50を制御し、通信端末4−2との通話を開始させる。
【0070】
図24は、以上の動作を模式的に表している。すなわちこの例においては、図17と比較して明らかなように、カード購入者3がカード受領者5に発呼動作を行うのではなく、カード受領者5がカード購入者3に対して発呼動作を行っている。
【0071】
カードIDが、例えば、図4に示す「01329」であり、カード購入者3(カード提供者)の電話番号が「1234−5678」であり、カード受領者の電話番号が「3456−7890」である場合には、発信可能者がカード提供者とされているので、図17に示すように、カード購入者3がカード受領者5を呼び出すことが許容される。これに対して、図24に示すように、カード受領者5側からカード購入者3側を呼び出すことは許容されない。
【0072】
これに対して、図4に示すように、カードIDが「01925」である場合、発信可能者がカード受領者であるとされているので、図24に示すように、カード受領者5がカード購入者3を呼び出すことが許容され、図17に示すように、カード購入者3が、カード受領者5を呼び出すことは許容されない。
【0073】
一方、図4に示すように、カードIDが「01329」であり、カード購入者3(カード提供者)の電話番号(ファックス番号)が「1234−5679」である場合、発信可能者として、カード提供者とカード受領者のいずれもが登録されているので、図17に示すように、カード購入者3からカード購入者5を呼び出すことが許容されるとともに、図24に示すように、カード受領者5からカード購入者3を呼び出すことも許容される。
【0074】
なお、通信端末4がS社(契約者)の通信端末ではない場合、ROM42にはネットワーク制御装置7の電話番号は記憶されていない。この場合、カード購入者3およびカード受領者5は、ダイヤル入力部46を直接操作して、電話番号を入力する。従って、この場合、カード2に、ネットワーク制御装置7の電話番号が印刷される。
【0075】
上記の例においては、1人のカード受領者のみが、カード購入者と通話できるようにしたが、任意の数の複数のカード受領者がカード購入者と通話できるようにしてもよいのはもとよりである。
【0076】
図25は、通信端末4を、携帯電話機4−1A,4−2Aで構成した場合のネットワークの構成例を表している。この例においては、携帯電話機4−1Aが、無線基地局6A−1と移動電話網6Aを介してデータベース8Aを有する回線制御装置7Aに接続されている。また携帯電話機4−2Aは、無線基地局6A−2を介して移動電話6Aに接続されている。このシステムにおいても、上述した場合と同様の処理を実行することが可能である。
【0077】
図26は、他の通信システムの構成例を示している。この例においては、通信端末が、例えばパーソナルコンピュータなどにより構成される電子メールチャット装置4−1B,4−2Bで構成されている。これらは、インターネット6Bを介してデータベース8Bを有するアドレス変換サーバ7Bに接続されている。アドレス変換サーバ7Bは、上述したネットワーク制御装置7に対応する。この通信システムにおいては、授受される情報がテキストデータとなる。この場合においても、上述した場合と同様の処理を実行することが可能である。
【0078】
図27は、さらに他の通信システムの例を表している。このシステムにおいては、通信端末として固定電話機4−1C,4−2Cと、ファクシミリ装置4−1D,4−2Dが用いられている。これらは固定電話網6Cを介してサービス制御局7Cに接続されている。サービス制御局7Cは、データベース8Cを有している。このサービス制御局7Cが、上述したネットワーク制御装置7に対応する。
【0079】
この例においては、授受されるデータは音声データまたはファクシミリ装置4−1D,4−2Dで取り込んだ原稿の画像データとなる。
【0080】
このようにカード購入者3側、およびカード受領者5側に、それぞれ複数の通信端末が存在する場合、1つのカードIDを、複数の通信端末に対応させるようにすることもできる。
【0081】
例えば、図4に示す例においては、カードID「01329」が、固定電話機4−1C,4−2Cに対応して登録されている(固定電話機4−1Cの電話番号は「1234−5678」とされ、固定電話機4−2Cの電話番号は、「3456−7890」とされている)だけでなく、ファクシミリ装置4−1D,4−2Dにも適用されている。但し、図4の例は、ファクシミリ装置4−1Dのファクシミリ番号が「1234−5679」として登録されているが、ファクシミリ装置4−2Dのファクシミリ番号はまだ登録されていない状態とされている。
【0082】
図28は、カード2の他の構成例を表している。この構成例においては、カード2はICカードとして構成されている。この場合、通信端末4は、ICカードに対するリーダーライタとして構成される。通信機器インタフェース71は、電波、赤外線などを利用して、リーダライタとして構成される通信端末4と通信する。ID記憶メモリ72には、カードIDと、ネットワーク制御装置7の電話番号が記録される。データメモリ73には、授受されるデータが記憶される。
【0083】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、記録媒体からコンピュータにインストールされ、実行される。例えば、図3に示すネットワーク制御装置7の場合、記憶部28を構成するハードディスクに記録されているプログラムが、RAM23にインストールされ、CPU21により実行される。この記録媒体が、図29に示すように、磁気ディスク71、光ディスク72、光磁気ディスク73、半導体メモリ74などのいわゆるパッケージメディアである場合、そのドライブ30から読み出されたプログラムが、RAM23にインストールされ、CPU21により実行される。
【0084】
本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0085】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の情報処理装置、請求項に記載の情報処理方法、および請求項に記載の記録媒体によれば、第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、第2の通信アドレス情報第1の識別情報に対応して記憶し、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求を取得し、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、記憶された第1の識別情報に対応して記憶した第2の通信アドレス情報を特定し、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御するようにしたので、通信端末がそれぞれ相手側の通信アドレス情報を知らずとも、通信することが可能となる。従って、希望しない相手から、必要以上にアクセスされるようなことが防止される。
【0087】
請求項に記載の通信システムによれば、情報処理装置において、第1の識別情報と第2の識別情報との比較結果に対応して、第2の通信アドレス情報第1の識別情報に対応して記憶し、第1の通信端末から第1の識別情報を含む通信要求を取得し、第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、記憶された第1の識別情報に対応して記憶した第2の通信アドレス情報を特定し、第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御するようにし、通信端末において、識別情報が取得された場合、記憶されている通信アドレス情報を情報処理装置に送信するようにしたので、通信端末相互において、相手側の通信アドレス情報を知らない状態で、簡単に、通信が可能なシステムを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のカード2に印刷されている情報を説明する図である。
【図3】図1のネットワーク制御装置7の構成例をブロック図である。
【図4】図1のデータベース8の登録例を示す図である。
【図5】図1の通信端末4の構成例を示すブロック図である。
【図6】図1の通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】図1の通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】図1の通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】図1のカード供給者1の動作を説明するフローチャートである。
【図10】図1のカード購入者3の動作を説明するフローチャートである。
【図11】図1の通信端末4−1の処理を説明するフローチャートである。
【図12】図1の通信端末4−1の処理を説明するフローチャートである。
【図13】図1のネットワーク制御装置7の処理を説明するフローチャートである。
【図14】図1のネットワーク制御装置7の処理を説明するフローチャートである。
【図15】図1の通信端末4−2の処理を説明するフローチャートである。
【図16】図1のカード受領者5の処理を説明するフローチャートである。
【図17】図1の通信システムの処理を説明する図である。
【図18】図1の通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。
【図19】図18のタイミングチャートに対応するカード購入者3の処理を説明するフローチャートである。
【図20】図18のタイミングチャートに対応する通信端末4−1の処理を説明するフローチャートである。
【図21】図18のタイミングチャートに対応するネットワーク制御装置7の処理を説明するフローチャートである。
【図22】図18のタイミングチャートに対応する通信端末4−2の処理を説明するフローチャートである。
【図23】図18のタイミングチャートに対応するカード受領者5の処理を説明するフローチャートである。
【図24】図1の通信システムにおける処理を説明する図である。
【図25】本発明を適用した他の通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図26】本発明を適用した他の通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図27】本発明を適用した他の通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図28】図1のカード2の他の構成例を示すブロック図である。
【図29】図1のネットワーク制御装置7の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カード供給者, 2 カード, 3 カード購入者, 4,4−1,4−2 通信端末, 5 カード受領者, 6 ネットワーク, 7 ネットワーク制御装置, 8 データベース, 21 CPU, 23 RAM, 26 入力部,28 記憶部, 29 通信部, 41 CPU, 43 RAM, 46 ダイヤル入力部, 47 マイクロフォン, 48 スピーカ, 49 LCD, 50通信部

Claims (7)

  1. 第1の通信端末から入力された第1の識別情報と、前記第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御手段と、
    第2の通信端末から入力された第2の識別情報と、前記第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、前記第2の取得手段により取得された前記第2の通信アドレス情報が、前記第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御手段と
    前記第1の通信端末から前記第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得手段と、
    前記第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、前記第2の記憶制御手段に記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、前記第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の通信端末と第2の通信端末の通信の度数が、前記第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第3の記憶制御手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の通信端末と第2の通信端末の通信に関する料金の負担の割合が、前記第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第3の記憶制御手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 1つの前記第1の識別情報に対応して、複数の前記第1の通信アドレス情報と第2の通信アドレス情報が記憶されるように、その記憶を制御する第3の記憶制御手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 第1の通信端末から入力された第1の識別情報と、前記第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御ステップと、
    第2の通信端末から入力された第2の識別情報と、前記第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得ステップと、
    前記第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、前記第2の取得ステップの処理により取得された前記第2の通信アドレス情報が、前記第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御ステップと
    前記第1の通信端末から前記第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得ステップと、
    前記第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、前記第2の記憶制御ステップの処理で記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、前記第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 第1の通信端末から入力された第1の識別情報と、前記第1の通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御ステップと、
    第2の通信端末から入力される第2の識別情報と、前記第2の通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得ステップと、
    前記第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、前記第2の取得ステップの処理により取得された前記第2の通信アドレス情報が、前記第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御ステップと
    前記第1の通信端末から前記第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得ステップと、
    前記第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、前記第2の記憶制御ステップの処理で記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、前記第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  7. ネットワークに接続される情報処理装置と、前記情報処理装置を介して他の通信端末と通信する通信端末とからなる通信システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    第1の前記通信端末から入力される第1の識別情報と、第1の前記通信端末の第1の通信アドレス情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記第1の識別情報と第1の通信アドレス情報が対応して記憶されるように、その記憶を制御する第1の記憶制御手段と、
    第2の前記通信端末から入力される第2の識別情報と、第2の前記通信端末の第2の通信アドレス情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の識別情報と第2の識別情報とを比較し、その比較結果に対応して、前記第2の取得手段により取得された前記第2の通信アドレス情報が、前記第1の識別情報に対応して記憶されるように、その記憶を制御する第2の記憶制御手段と
    前記第1の通信端末から前記第1の識別情報を含む通信要求を取得する第3の取得手段と、
    前記第1の通信端末から通信要求があった場合、通信要求に含まれる第1の識別情報に基づいて、前記第2の記憶制御手段に記憶された第1の識別情報に対応して記憶された第2の通信アドレス情報を特定し、前記第1の通信端末と第2の通信端末との通信を制御する通信制御手段と
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記情報処理装置の通信アドレス情報を記憶する記憶手段と、
    前記識別情報を取得する第4の取得手段と、
    前記第4の取得手段により前記識別情報が取得された場合、前記記憶手段により記憶されている前記通信アドレス情報を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記通信アドレス情報に基づいて前記情報処理装置と通信し、前記識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
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