JP4041207B2 - 脳室ドレナージ回路固定装置 - Google Patents

脳室ドレナージ回路固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4041207B2
JP4041207B2 JP10111498A JP10111498A JP4041207B2 JP 4041207 B2 JP4041207 B2 JP 4041207B2 JP 10111498 A JP10111498 A JP 10111498A JP 10111498 A JP10111498 A JP 10111498A JP 4041207 B2 JP4041207 B2 JP 4041207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
drainage circuit
ventricular drainage
movable plate
ventricular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10111498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11290450A (ja
Inventor
弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Medix Corp
Original Assignee
Kaneka Medix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Medix Corp filed Critical Kaneka Medix Corp
Priority to JP10111498A priority Critical patent/JP4041207B2/ja
Publication of JPH11290450A publication Critical patent/JPH11290450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4041207B2 publication Critical patent/JP4041207B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脳室ドレナージ回路固定装置に関し、詳しくは、脳室、脳槽、脊髄腔(スパイナル)などのための持続ドレナージに用いられる脳室ドレナージ回路を固定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
脳神経外科領域の医療においては、例えば脳腫瘍、脳浮腫、頭部外傷、脳室内出血、クモ膜下出血などによる病態、例えば髄液循環障害、頭蓋内圧亢進、脳血管攣縮などを改善する目的で、脳室、脳槽、脊髄腔(スパイナル)に持続ドレナージが使用される。このような脳室ドレナージの適用においては、脳室圧が適正に調節された状態とするために、脳室ドレナージ回路における液滴吐出口の高さレベルを調節することが必要である。
【0003】
具体的に説明すると、図6は、脳室ドレナージが適用されている状態の説明図であって、脳室ドレナージチューブ80はその一端が患者Pの脳室内の目的個所に挿入されると共に、他端は脳室ドレナージ回路82に接続される。この脳室ドレナージ回路82は、通常、透明な材質よりなる円筒状容器83と、脳室ドレナージチューブ80に連結された吐出チューブ84と、排出チューブ86とを有しており、容器83内において、吐出チューブ84の先端は反転して下方を向いた液滴吐出口85が形成されており、容器83から下方に伸びる排出チューブ86は、適宜の手段によって保持された排液バッグ90に接続される。87は脳室ドレナージ回路82の吊下用紐、88はフィルター、89はチューブ用クランプである。
【0004】
ここに、脳室ドレナージ回路82の容器83内における液滴吐出口85はサイフォン構造を構成するものとされており、脳室からの液体が滴状に連続的に吐出されるが、患者Pの脳室のレベルBと、当該容器83内における液滴吐出口85のレベルLとの間の高さHが調節されることにより、患者Pの脳室圧が適正に保たれる。従って、安定した脳室圧を確保するためには、当該脳室ドレナージ回路82を患者Pに対して所望のレベルに固定的に保持することが必要であり、また脳室圧を変更するためには、脳室ドレナージ回路82ののレベルを適宜調整し得ることが必要である。
【0005】
以上のような脳室ドレナージ回路固定装置としては、従来、実公平3−47654号公報および実公平3−47655号公報に開示されているように、キャスターを有するスタンドに、メジャーが表示されたベースプレートを固定し、このベースプレート上を移動する可動プレートに、脳室ドレナージ回路をフックによって吊り下げる構成のものが提案されている。
【0006】
しかしながら、このような構成の装置では、脳室ドレナージ回路が単にフックから吊り下げられているのみであるために不安定で揺動してフックから外れるおそれがある。そして、そのような事態が生じた場合には、脳室圧の急激な変化を生ずるために患者に大きな危険を招くこととなる。
また、上記の構成による装置は、スタンドを具えるものであるために全体が相当に大きなものとなり、非使用時の保管に大きな占有面積が必要であるうえ、病院内における使用上の便宜が十分に好適なものではなく、他の治療行為に邪魔になることも少なくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の脳室ドレナージ回路固定装置においては、脳室ドレナージ回路を安定に保持することができず、また非使用時にもコンパクトに収納することができず、従って病院内での使用に十分便利なものではない、という問題点がある。
本発明は、以上のような事情に基いてなされたものであって、その目的は、脳室ドレナージ回路を安定に保持することのできる機能を有し、非使用時にはコンパクトに収納され、しかも病院内での使用に十分便利な脳室ドレナージ回路固定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る脳室ドレナージ回路固定装置は、細長いベースプレートと、このベースプレートの表面に長さ方向に沿って表示されたメジャーと、前記ベースプレートを上下方向に伸びる状態で点滴用スタンドのポールに固定するためのポールクランプと、前記ベースプレートの長さ方向に沿って移動可能に配置された可動プレートと、この可動プレートを選定された位置において前記ベースプレートに対して固定するための固定手段と、前記可動プレートに設けられた、円筒状の容器を有する脳室ドレナージ回路を吊下するフックおよび当該脳室ドレナージ回路の胴部を保持する保持部材と、前記ベースプレートに設けられた、前記メジャーの零点レベルの位置から伸びる零点合わせ用基準バーとを備えてなり、
前記ベースプレートには、前記点滴用スタンドの上部ハンガー部に懸けられる、長さ調整が可能な安全ストラップが設けられていることを特徴とする。
【0009】
以上において、零点合わせ用基準バーは、水平方向に伸びる基準表示状態と上下方向に伸びる収納状態との間で回動可能に支持されており、ベースプレートには、収納状態にある当該基準バーを係脱自在に保持する係止部が設けられていることが好ましい。
【0010】
また、ベースプレートにおいて、その幅方向の中央部分にメジャー表示領域が形成され、このメジャー表示領域の両側に、それぞれ、可動プレート移動支持領域および基準バー収納領域が設けられていることが好ましい。
そして、少なくとも、ベースプレート、可動プレートおよび零点合わせ用基準バーが合成樹脂により形成されていることが好ましく、更に、ベースプレートを形成する合成樹脂が透明なものであることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の脳室ドレナージ回路固定装置について具体的に説明する。
図1は、本発明の脳室ドレナージ回路固定装置の一例の正面図、図2は、同装置の右側面図、図3は、同装置に、鎖線で示す脳室ドレナージ回路が装着された状態を示す正面図、図4は、同装置に、鎖線で示す脳室ドレナージ回路が装着され、かつ鎖線で示す点滴用スタンドのポールに固定された状態を示す右側面図、図5は、同装置の平面図である。
【0012】
図において、10は細長いベースプレートであって、その長さ方向中央の裏面側には、ポールクランプ12が突出する状態で設けられている。このポールクランプ12は、図4および図5に詳細に示されているように、点滴用スタンドのポール70を受容する凹部14が形成されたブロック16と、当該凹部14内に受容されたポール70の外周を凹部14の内壁面との間に押圧するクランプボルト17とを有し、このクランプボルト17により、当該ベースプレート10が上下方向に伸びる状態でポール70に固定される。
【0013】
ベースプレート10の表面側には、その幅方向の中央にメジャー表示領域20が形成されており、このメジャー表示領域20には、下端に零点Zを有し、圧力を例えば水柱長さで示すメジャー22が表示されている。また、このメジャー表示領域20の一側(図1で右側)は、後述する可動プレート30を移動可能に支持する可動プレート移動支持領域24とされ、これには上下方向に伸びるスリット26が形成されている。また、メジャー表示領域20の反対側(図1で左側)は、後述する零点合わせ用基準バー50の収納領域52とされている。
【0014】
ベースプレート10には、その表面に沿ってその長さ方向に移動可能な可動プレート30が配設されている。この可動プレート30は、メジャー表示領域20上に位置されることとなるよう脳室ドレナージ回路82を装着するための脳室ドレナージ回路装着用部分(以下、単に「装着用部分」という。)30Aと、この装着用部分30Aより移動支持領域24上に突出する固定用部分30Bとを有する。
この固定用部分30Bには、上下方向に並ぶよう2つの固定ボルト32が設けられており、スリット26に挿通されたボルト軸には、ベースプレート10の裏面側にナット33(図5参照)が回転が禁止された状態で螺合されている。従って、これらの固定ボルト32を緩めることにより、可動プレート30は、スリット26により上下方向に移動可能となり、固定ボルト32を締めることにより、可動プレート30は、任意のレベル位置でベースプレート10に対して固定された状態となる。
【0015】
可動プレート30の装着用部分30Aには、その上端部に、脳室ドレナージ回路(図3および図4参照)82の吊下用紐87を懸けるためのフック35が一体に設けられており、また下端部には、各々前方に突出して互いに幅方向に対向する一対の舌片からなり、脳室ドレナージ回路82の胴部をその両側から挟持する脳室ドレナージ回路保持部材(以下、単に「保持部材」という。)36が設けられている。
【0016】
ベースプレート10における収納領域52には、その下端にブラケット40が設けられており、このブラケット40により、直線状に伸びる零点合わせ用基準バー50の一端が、ベースプレート10の厚み方向に伸びる回動軸Xの周りに回動自在に支持されており、これにより、当該基準バー50は、上下方向に伸びて収納領域52に位置された垂直状態(図に示されている状態)と、この垂直状態から矢印Aで示すように外方(図1で左方)に90度変位した水平状態との間で回動可能とされている。ここに、基準バー50の回動軸Xは、メジャー22の零点Zの位置と同一の高さレベルに位置される。
【0017】
そして、図5に示すように、ベースプレート10には、更に、横断面がJ字状であって垂直状態の基準バー50が自らの弾性によって係止される基準バーレスト54が形成されると共に、ブラケット40には、水平状態の基準バー50を当該水平状態で支持するストッパー部55が形成されている。
【0018】
一方、図2に示すように、ベースプレート10の上部には、これに形成された貫通孔に安全ストラップ60が挿通されて設けられており、この安全ストラップ60の先端には、当該安全ストラップ60によるリングの長さを調整するためのストラップクリップ62が設けられている。この安全ストラップ60は、図4に示すように、点滴用スタンドの上部ハンガー部72に懸けられるものである。
【0019】
以上において、少なくとも、ベースプレート10、可動プレート30および基準バー50はいずれも合成樹脂により形成されることが好ましく、これにより、全体が軽量となるので、収納、持ち運びが容易となる。また、特にベースプレート10は透明な合成樹脂によって形成されることが好ましい。他の部材、例えばクランプボルト17、固定ボルト32なども合成樹脂により形成することができる。ここに、材料の合成樹脂としては、例えばアクリロニトリル−スチレン−スチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、その他の適宜のものを用いることができる。ただし、上記の各部材の材質が合成樹脂に限られるものではなく、例えば金属を用いることも可能である。
【0020】
以上の脳室ドレナージ回路固定装置は、次のようにして用いられる。
図4および図5に示すように、ベースプレート10のポールクランプ12を、点滴用スタンドのポール70にクランプボルト17により固定する。ここに固定されるベースプレート10の高さレベルは、メジャー22の零点Zがベッド上の患者の外耳孔に一致したレベルBとされることが必要である。
【0021】
具体的に説明すると、ポールクランプ12をポール70に仮固定し、基準バーレスト54に自らの弾性で係止している基準バー50を基準バーレスト54から外して回動させ、垂直状態からストッパー部55によって停止された水平状態、すなわち基準表示状態とする。そして、この基準バー50の先端が患者の外耳孔に一致したレベルとなるよう、仮固定されているポールクランプ12をポール70に沿って上下方向に移動させてレベル調整を行い、クランプボルト17を締めてポールクランプ12を固定する。
【0022】
このようにしてベースプレート10の固定が達成された後は、基準バー50によるベースプレート10のレベル調節は基本的に不要であり、従って、基準バー50は水平状態から収納領域52における垂直状態に戻され、基準バーレスト54に係止されて収納される。
【0023】
以上のように、ベースプレート10が、メジャー22の零点Zの位置が設定された状態でポール70に固定される。そして、この状態で、安全ストラップ60を当該点滴用スタンドの上部ハンガー部72に懸け、ストラップクリップ62により安全ストラップ60の長さを弛みのない状態に調節する。
このように、安全ストラップ60が上部ハンガー部72に懸けられることにより、ポールクランプ12による固定が万一緩んだ場合にも、ベースプレート10が点滴用スタンドから落下するおそれがなくなり、また上下方向における大きな変位を防止することができる。
【0024】
この状態のベースプレート10に対して、脳室ドレナージ回路82が装着される。具体的には、脳室ドレナージ回路82の吊下用紐87がフック35に懸けられると共に、脳室ドレナージ回路82の円筒状容器83の胴部がベースプレート10の保持部材36に係止保持された状態とされる。
その結果、脳室ドレナージ回路82は、その吊下用紐87による懸架と、保持部材36による胴部の保持とにより、実際上、ベースプレート10に一体的に固定された状態となり、従って安定に装着され、揺動することがなく、またベースプレート10から脱落するおそれが皆無となる。
なお、以上のように脳室ドレナージ回路82が装着された状態において、液滴吐出口85は、例えば保持部材36より下方に位置されて直視可能とされることが必要である。
【0025】
次に、可動プレート30を上下方向に移動させることにより、脳室ドレナージ回路82の内部における液滴吐出口85のレベルLが、医師により選定された適正な高さの脳室圧が得られる高さに調節される。具体的には、2つの固定ボルト32を緩めると、可動プレート30は、当該固定ボルト32の軸が上下方向に伸びるスリット26内を案内されて移動することにより、上下方向に移動可能となる。
【0026】
而して、可動プレート30を図1に示された状態から下降させて、通常透明な脳室ドレナージ回路82の容器壁を通して、液滴吐出口85の背面にあるメジャー22の目盛りを直接的に視認することができる。従って、この脳室圧の調節のための脳室ドレナージ回路82のレベル合わせの操作を、特に熟練を要することなしに、容易に、かつ確実に、そして正確に行うことができる。
【0027】
このように、脳室ドレナージ回路82についての所期のレベル合わせが達成された状態で、2つの固定ボルト32を締めると、可動プレート30がベースプレート10に対して固定された状態となり、従って、脳室ドレナージ回路82が所期のレベルに固定された状態が得られる。
これらの操作の間にも、脳室ドレナージ回路82は、フック35による吊下と保持部材36による保持とによりベースプレート10に固定的に装着されているので、揺動したり、上下方向に変位したりすることがなく、この点からも、所期のレベル合わせを確実に実行することができる。
【0028】
以上のように、本発明の脳室ドレナージ回路固定装置は、病院において多数使用されている点滴用スタンドによって使用することができ、専用のスタンド部分を有していない上、基準バー50をその収納領域52に位置させることにより基本的にベースプレート10の面積内にコンパクトに収納することができるので、全体が小型であり、従って非使用時の保管にきわめて便利であり、しかもベッドサイドでの使用においても邪魔になることがない。
そして、このような脳室ドレナージ回路固定装置が適用される患者には、ほとんど例外なしに点滴用スタンドが使用されているので、それを利用することにより、追加のスタンドが不要である。
【0029】
また、長さ調整が可能な安全ストラップ60がベースプレート10に設けられている場合には、当該安全ストラップ60を点滴用スタンドの上部ハンガー部72の上部ハンガー部72に懸けておくことにより、ベースプレート10の保持が確実となり、点滴用スタンドから脱落するおそれがなくなる。
【0030】
また、基準バー50は、水平方向に伸びる基準表示状態と上下方向に伸びる収納状態との間で回動可能に支持されており、収納状態にある当該基準バー50を係脱自在に保持する係止部である基準バーレスト54がベースプレート10に設けられていることにより、当該基準バー50をその非使用時に邪魔にならない状態に保持することができる。基準バーの設置位置は、図示の例のように、メジャー表示領域20の左側でなくて右側であってもよく、更に2つの基準バーを両側に設置し、左右両方向においてレベル調節を行うことができるようにすることができる。
更に、上記の例では、ベースプレート10の幅方向の中央部分にメジャー表示領域20が形成され、このメジャー表示領域20の一側および他側に、それぞれ移動支持領域24および収納領域52が配置されているので、無駄なスペースがなく、きわめてコンパクトなものとなる。
【0031】
上記の脳室ドレナージ回路固定装置は、少なくともベースプレート10、可動プレート30および基準バー50を含む構成部材を合成樹脂により形成することにより、軽量なものとすることができ、ベースプレート10および可動プレート30のレベル調節の操作が容易となる。そして、フック35および保持部材36などをベースプレート10と一体に形成することも可能である。また、基準バー50を合成樹脂製とすることにより、適度の可撓性が容易に得られるので、これを利用して基準バーレスト54への係止およびその解除を容易に行うことができる。
【0032】
更に、実用上、ベースプレート10を透明な合成樹脂により形成することが好ましい。この場合には、当該ベースプレート10の背後の状態を正面側から見ることができるので、視野を大きく遮ることがなく、当該点滴用スタンドに共通に懸けられている点滴の状況を容易に確認することができるので、看護上もきわめて便利である。
【0033】
【発明の効果】
本願発明によれば、全体が小型で、病院において多数使用されている点滴用スタンドにより使用することができ、非使用時に保管に便利であり、使用時においても邪魔になることがなく、またベースプレートに設けられた長さ調整が可能な安全ストラップを点滴用スタンドの上部ハンガー部に懸けておくことにより、ベースプレートの保持が確実となり、脱落するおそれがなくなる。
【0034】
本願発明によれば、基準バーを、ベースプレートの係止部に係脱自在に保持させることにより、非使用時に邪魔にならない状態とすることができる。
【0035】
本願発明によれば、ベースプレートの幅方向の中央部分にメジャー表示領域が形成され、このメジャー表示領域の両側に、可動プレート移動支持機構および基準バー収納領域が設けられている構成とすることにより、無駄なスペースがなく、きわめてコンパクトなものとなる。
【0036】
本願発明によれば、主要な構成部分が合成樹脂製とされることにより、全体が軽量なものとすることができ、所期のレベル調節の操作を容易に実行することができる。
更に、ベースプレートを透明な合成樹脂により形成することにより、ベースプレートの背後の状態を正面側から見ることができるので、視野を大きく遮ることがなく、看護上もきわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脳室ドレナージ回路固定装置の一例の正面図である。
【図2】図1の装置の右側面図である。
【図3】図1の装置に、鎖線で示す脳室ドレナージ回路が装着された状態を示す正面図である。
【図4】図1の装置に、鎖線で示す脳室ドレナージ回路が装着され、かつ鎖線で示す点滴用スタンドのポールに固定された状態を示す右側面図である。
【図5】図1の装置の説明用平面図である。
【図6】脳室ドレナージが適用されている状態の説明図である。
【符号の説明】
10 ベースプレート
12 ポールクランプ
14 凹部
16 ブロック
17 クランプボルト
20 メジャー表示領域
Z 零点
22 メジャー
24 可動プレート移動支持領域
26 スリット
30 可動プレート
30A 脳室ドレナージ回路装着用部分
30B 固定用部分
32 固定ボルト
33 ナット
35 フック
36 脳室ドレナージ回路保持部材
38 メジャー透視窓
40 ブラケット
50 基準バー
52 収納領域
54 基準バーレスト
55 ストッパー部
60 安全ストラップ
62 ストラップクリップ
70 点滴用スタンドのポール
72 点滴用スタンドの上部ハンガー部
80 脳室ドレナージチューブ
P 患者
82 脳室ドレナージ回路
83 円筒状容器
84 吐出チューブ
85 液滴吐出口
86 排出チューブ
90 排液バッグ
87 吊下用紐
88 フィルター
89 チューブ用クランプ
90 排液バッグ

Claims (5)

  1. 細長いベースプレートと、このベースプレートの表面に長さ方向に沿って表示されたメジャーと、前記ベースプレートを上下方向に伸びる状態で点滴用スタンドのポールに固定するためのポールクランプと、前記ベースプレートの長さ方向に沿って移動可能に配置された可動プレートと、この可動プレートを選定された位置において前記ベースプレートに対して固定するための固定手段と、前記可動プレートに設けられた、円筒状の容器を有する脳室ドレナージ回路を吊下するフックおよび当該脳室ドレナージ回路の胴部を保持する保持部材と、前記ベースプレートに設けられた、前記メジャーの零点レベルの位置から伸びる零点合わせ用基準バーとを備えてなり、
    前記ベースプレートには、前記点滴用スタンドの上部ハンガー部に懸けられる、長さ調整が可能な安全ストラップが設けられていることを特徴とする脳室ドレナージ回路固定装置。
  2. 零点合わせ用基準バーは、水平方向に伸びる基準表示状態と上下方向に伸びる収納状態との間で回動可能に支持されており、ベースプレートには、収納状態にある当該基準バーを係脱自在に保持する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の脳室ドレナージ回路固定装置。
  3. ベースプレートにおいて、その幅方向の中央部分にメジャー表示領域が形成され、このメジャー表示領域の両側に、それぞれ、可動プレート移動支持領域および基準バー収納領域が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脳室ドレナージ回路固定装置。
  4. 少なくとも、ベースプレート、可動プレートおよび零点合わせ用基準バーが合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の脳室ドレナージ回路固定装置。
  5. ベースプレートを形成する合成樹脂が透明なものであることを特徴とする請求項4に記載の脳室ドレナージ回路固定装置。
JP10111498A 1998-04-13 1998-04-13 脳室ドレナージ回路固定装置 Expired - Fee Related JP4041207B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10111498A JP4041207B2 (ja) 1998-04-13 1998-04-13 脳室ドレナージ回路固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10111498A JP4041207B2 (ja) 1998-04-13 1998-04-13 脳室ドレナージ回路固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11290450A JPH11290450A (ja) 1999-10-26
JP4041207B2 true JP4041207B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=14292057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10111498A Expired - Fee Related JP4041207B2 (ja) 1998-04-13 1998-04-13 脳室ドレナージ回路固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4041207B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103505797A (zh) * 2012-06-15 2014-01-15 曹军容 医用脑室外引流管固定支架
CN108627066A (zh) * 2017-03-20 2018-10-09 宜兴市人民医院 一种测量脑室外引流管放置高度的工具
CN107693859A (zh) * 2017-10-24 2018-02-16 刘永红 一种脑室引流固定装置
CN108714254A (zh) * 2018-06-27 2018-10-30 北京大学深圳医院 脑室引流定位支架
CN111529765A (zh) * 2020-04-20 2020-08-14 郑友亮 颅脑引流调节器
CN111671592B (zh) * 2020-07-21 2022-02-11 首都医科大学附属北京天坛医院 一种多功能引流架
CN112642042B (zh) * 2021-01-22 2022-07-29 李峰 一种神经外科颅内引流固定器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11290450A (ja) 1999-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4702448A (en) Support bracket
US3337880A (en) Support for an intravenous bottle
US4489454A (en) Portable hinged transducer carrier
JP4041207B2 (ja) 脳室ドレナージ回路固定装置
CN208492553U (zh) 一种脑室引流架
US4367859A (en) Ceiling-mounted holder for intravenous fluid receptacles
CN210991293U (zh) 一种便于静脉滴注的病床
CN213667422U (zh) 一种挂脑室引流管辅助支架
CN110974428B (zh) 胸外科辅助护理支架
CN106256385B (zh) 一种脑室引流瓶悬挂装置及其使用方法
CN205359904U (zh) 一种翻身扣背辅助装置
CN208492838U (zh) 病人转移用便携式输液架
CN112336944A (zh) 一种移动升降一体式输液杆
CN111110946A (zh) 一种消化科用输液架
CN215537256U (zh) 一种重症护理用输液装置
CN215460595U (zh) 一种外科护理用术后引流装置
CN216258448U (zh) 一种神经外科可调节头部引流管固定挂杆装置
CN212817398U (zh) 一种腰大池引流袋悬挂装置
CN214713616U (zh) 一种红外线调节脑室引流固定装置
CN215426566U (zh) 一种血管外科护理支架
CN219814935U (zh) 一种手术台麻醉屏架
CN217886643U (zh) 一种用于icu重症医学科的临床用引流装置
CN219743452U (zh) 神经外科护理用头部引流固定装置
KR200224976Y1 (ko) 링거 수액량 감지 장치가 구비된 링거병 거치대
CN212699017U (zh) 一种三腔二囊管牵引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees