JP4035775B2 - 自動車の漏電検知システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、定格電圧が例えば50V以上の直流電源を搭載した自動車の車体への漏電を検知するための自動車の漏電検知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、電気自動車やハイブリッド自動車において電気駆動を行う場合の電気システムの基本構成を示したものである。
同図において、1は例えば100V以上の定格電圧を有する第1の車載直流電源としての主電池、2P,2Nはヒューズ、3は直流コンタクタ、4は車両駆動電動機10を駆動する電圧形インバータ、5は交流コンタクタである。また、61P,61N,62P,62N,63P,63N,64a,64b,64cは給電線(主回路ハーネス)であり、末尾記号Pは正極側、Nは負極側給電線を示している。なお、ヒューズ2P,2N、交流コンタクタ5は省略される場合もある。
更に、41はインバータ4の電流平滑用入力コンデンサ、42は半導体スイッチ部である。インバータ4による電動機10の駆動方法は公知であるため、ここではその制御内容の説明を省略する。
【0003】
内燃機関を動力源とするエンジン自動車に搭載される電池は、通常、12Vまたは24Vと電圧が低く、かつ負極側が車体に接続されている。
一方、図13に示した電気システムにおいて、主電池電圧は100V以上であるため、安全上から給電線を含む通電部は車体に対して電気的に絶縁されている。このため、電気自動車等の電気システムにおける重要な解決課題の一つとして、駆動回路から車体への漏電を検知し、人間の感電を防止することが挙げられる。
【0004】
そこで図14は、第1の従来技術として、図13の電気システムに採用されている漏電検知システムの一例を示したものである。
図14において、7は漏電検知装置、71は高周波電源、72はコンデンサ、73は電流検出器としてのCT(変流器)、74はCT73に接続された漏電電流検出回路、8は漏電検知時に所定の保護動作を行うための車両制御装置、9は自動車の車体であり、その他の構成要素は図13と同一の参照符号を付してある。
なお、前記コンデンサ72の一端は正極側の給電線63Pに接続されている。
【0005】
図14の漏電時における動作を、図15、図16を参照しつつ説明する。
まず、図15により、正極側の給電線63Pまたは通電部(図示せず)の絶縁が劣化した場合の漏電検出動作を説明する。図15において、200Pは、正極側の給電線63Pまたは通電部と車体9との間の漏電部を等価的に示した絶縁抵抗である。
図15に矢印で示す漏電電流は、高周波電源71からコンデンサ72、給電線63P、等価絶縁抵抗200Pを流れるため、この電流をCT73により検出することができる。
【0006】
次に、図16により、負極側の給電線63Nまたは通電部の絶縁が劣化した場合の漏電検出動作を説明する。図16において、200Nは、負極側の給電線63Nまたは通電部と車体9との間の漏電部を等価的に示した絶縁抵抗である。図16に矢印で示す漏電電流は、高周波電源71からコンデンサ72、給電線63P、コンデンサ41、給電線63N、等価絶縁抵抗200Nを流れるため、この電流はCT73により検出することができる。
【0007】
図15,図16において、CT73の一次側に流れる電流I(実効値)は、数式1によって表される。
【0008】
[数1]
=E/{(1/2πfC)+R 1/2
ここで
E:高周波電源71の電圧(実効値)〔V〕
f:高周波電源71の周波数〔Hz〕
C:コンデンサ72の容量〔F〕
:等価絶縁抵抗200Pまたは200Nの抵抗値〔Ω〕
【0009】
なお、数式1におけるf,Cは、検知すべき漏電レベルにおける等価絶縁抵抗値Rl0に対して、数式2が成り立つように決められている。
【0010】
[数2]
(1/2πfC)<Rl0
【0011】
次に、図17は、電気自動車やハイブリッド自動車において電気駆動を行う場合の他の電気システムの基本構成を示したものである。
同図において、図13と同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0012】
図17において、90は第2の車載直流電源としての補助電池であり、一般に12Vまたは24Vの定格電圧を有すると共に、その負極は車体9に接続されている。91は主電池1の直流電力を変換して補助電池90を充電するための直流−直流コンバータ、92は直流コンタクタ、93P,93Nは補助ヒューズ、94は補助電池90を電源とする照明装置や音響装置等の車載機器、900P,900Nは直流−直流コンバータ91の給電線である。
なお、ヒューズ93P,93Nは省略される場合もある。
【0013】
図18は、図17における直流−直流コンバータ91の回路構成の一例であり、公知の2石フォワード方式の直流−直流コンバータを用いた例を示している。
図18において、910は入力コンデンサ、911P,911Nは半導体スイッチング素子、912P,912Nはダイオード、913は高周波絶縁変圧器、913Pはその高圧巻線、913Sは低圧巻線、914は整流器、914a,914bはダイオード、915は電流平滑用リアクトル、916は電流平滑用コンデンサである。
【0014】
上記直流−直流コンバータ91では、半導体スイッチング素子911P,911Nを数10kHz以上の高周波でスイッチングすることにより変圧器913の高圧巻線913Pに高周波交流電圧を発生させる。そして、絶縁降圧された高周波交流電圧が低圧巻線913Sに発生し、この電圧が整流器914により直流電圧に変換され、その後、平滑されて補助電池90に供給される。
また、半導体スイッチング素子911P,911Nの通流率を制御することにより直流−直流コンバータ91の出力電圧を変化させ、補助電池90の充電電流を制御している。
この種の2石フォワード方式の直流−直流コンバータの制御方法及び動作は、例えば特開平5−336742号公報「2石フォワード形スイッチング電源装置」等により公知であるため、ここでは詳述を省略する。
【0015】
図17、図18に示した電気システムにおいても、前述した図14のような漏電検知システムが適用されており、その動作は図15,図16と同様である。
【0016】
なお、上記従来技術のように漏電検知機能を有する電気自動車の電源装置が、下記の特許文献1に記載されている。
この電源装置は、走行用モータ等に給電するバッテリーと、このバッテリーから給電されて商用電源負荷に商用交流電圧を供給するインバータと、商用電源負荷とバッテリーとの間に介設された遮断スイッチと、バッテリーから漏出する地絡電流が所定値以上である場合に遮断スイッチを遮断する漏電検出回路とを備えたものであり、前記漏電検出回路は、商用電源負荷への給電回路系及び走行モータ等への給電回路系の漏電を検出するものである。
【0017】
【特許文献1】
特開平10−290529号公報(請求項1、請求項2、図1、図2等)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
定格電圧が50V以上の直流電源を搭載した電気自動車やハイブリッド自動車では、この直流電源からの給電線をはじめとして、すべての通電部を車体に対して電気絶縁すると共に、これらの給電線等から車体への漏電を漏電検出装置により確実に検知し、人体の安全を確保することが必要である。
この場合、漏電検知システムとしては、
(1)装置の構成がシンプルであること
(2)装置が安価であること
(3)作動信頼性が高いこと
等が解決課題として求められている。
【0019】
しかしながら、図14に示した漏電検知装置7では、専用の電源として高周波電源71が必要である。また、特許文献1に記載された漏電検知システムも、矩形波発振器やインピーダンス変換器等を有する発振回路部と、比較器等を有する検出回路とから構成されており、部品点数が多く回路構成も概して複雑である。
【0020】
そこで本発明は、前述した漏電検知システムに要求される種々の課題を解決し、構成が簡単で安価であり、しかも信頼性の高い漏電検知システムを提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1〜に記載した発明は、車両駆動用のインバータから車両駆動電動機に出力される電圧が交流電圧であることに着目してなされたものである。
また、請求項に記載した発明は、第2の車載直流電源である補助電池を充電するための直流−直流コンバータの絶縁変圧器の作動電圧が、高周波の交流電圧であることに着目してなされたものである。
なお、請求項12に記載した発明は、上記各請求項記載の発明を一層具体化したものである。
【0022】
すなわち、請求項1に記載した発明は、車載直流電源の電力によりインバータを介し車両駆動電動機を駆動すると共に、前記電動機への給電線を含む通電部が車体に対して電気的に絶縁されてなる自動車の電気システムにおいて、
前記インバータの交流出力側に発生する交流電圧を電源とする漏電検装置を備え、
この漏電検装置は、
前記インバータの交流出力側と前記車体との間に接続されたコンデンサと電流検出器との直列回路を有し、
前記交流電圧を電源として、前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の前記車体への漏電を検知するものである。
【0024】
請求項に記載した発明は、請求項1に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
前記漏電検装置は、
前記インバータの交流出力側に星形結線されたコンデンサと、その中性点と前記車体との間に接続された電流検出器とからなる直列回路を備え、
前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の漏電を検知するものである。
【0025】
請求項に記載した発明は、請求項1または2に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
自動車を駆動する以前に前記インバータを起動して前記通電部の漏電を検知するものである。
【0026】
請求項4に記載した発明は、第1の車載直流電源の電力を絶縁型の直流−直流コンバータを介して第2の車載直流電源に供給すると共に、第1の車載直流電源からインバータを介し車両駆動電動機を駆動し、この電動機への給電線を含む通電部が車体に対して電気的に接続されてなる自動車の電気システムにおいて、
2石フォワード方式の前記直流−直流コンバータを構成する半導体スイッチング素子をスイッチングすることにより、前記半導体スイッチング素子に直列接続された絶縁変圧器の第1の車載直流電源側の巻線に発生する交流電圧を電源とする漏電検知装置を備え、
前記漏電検知装置は、
前記絶縁変圧器の第1の車載直流電源側の巻線と前記車体との間に接続されたコンデンサと電流検出器との直列回路を備え、
前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の前記車体への漏電を検知するものである。
【0028】
請求項5に記載した発明は、請求項4に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
請求項4に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
前記漏電検知装置は、
前記絶縁変圧器の第1の車載直流電源側の巻線の両端間に互いに直列接続された複数のコンデンサと、これらのコンデンサの相互接続点と前記車体との間に接続された電流検出器とを備え、
前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の漏電を検知するものである。
【0029】
請求項6に記載した発明は、請求項4または5に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
自動車を駆動する以前に前記直流−直流コンバータを起動して前記通電部の漏電を検知するものである。
【0031】
なお、上記各発明において、請求項に記載するように、電流検出器に流れる電流をローパスフィルタを介して検出し、この検出電流値が規定値以上になった時に漏電発生を検知することが望ましい。
また、請求項または10に記載するように、車載直流電源または第1の車載直流電源としては、その定格電圧が50V以上のものが想定される。
更に、請求項または11に記載するように、車載直流電源あるいは第1の車載直流電源としては、二次電池、電解コンデンサ、電気二重層キャパシタ、燃料電池、整流器等の適用が可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す回路構成図である。図13、図17と同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0033】
図1において、100Aは漏電検装置であり、一端が給電線64a,64b,64cにそれぞれ接続され、他端が一括して車体9に接続されたコンデンサ(すなわち星形結線されたコンデンサ)101a,101b,101cと、これらのコンデンサ101a,101b,101cの他端(中性点)と車体9との間に一次側がそれぞれ接続されたCT 102a,102b,102cと、これらの二次側と車両制御装置8との間にそれぞれ接続された漏電検知部110a,110b,110cとから構成されている。
【0034】
漏電検知部110aは、電流検出回路103a、ローパスフィルタ104a、漏電検知回路105aを順次接続して構成され、同様に漏電検知部110bは、電流検出回路103b、ローパスフィルタ104b、漏電検知回路105bにより、漏電検知部110cは、電流検出回路103c、ローパスフィルタ104c、漏電検知回路105cにより、それぞれ構成されている。
なお、この実施形態の漏電検知動作は、後述する如く、第2実施形態の動作とほぼ同様である。
【0035】
図2は、本発明の第2実施形態を示す回路構成図であり、図1と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。
この実施形態に係る漏電検知装置100Bが図1と異なる点は、星形結線されたコンデンサ101a,101b,101cの中性点と車体9との間に共通のCT102を接続し、その二次側に電流検出回路103、ローパスフィルタ104、漏電検知回路105からなる共通の漏電検知部110を接続したことである。
【0036】
次に、図2の実施形態の動作を説明する。
図3は、図2の主要部を示しており、給電線64a,64bからの漏電がない場合の動作説明図である。図2における電圧形インバータ4は三相インバータで示してあるが、図3では、半導体スイッチ部42の三相のうちA相,B相の二アームを示してあり、これらの各アームはIGBTからなる半導体スイッチング素子421〜424により構成されている。なお、半導体スイッチ部42の三相全ての半導体スイッチング素子には、還流ダイオードがそれぞれ逆並列に接続されているが、これらは図示を省略してある。図3において、aはA相出力端子、bはB相出力端子である。
【0037】
いま、給電線64a,64bからの漏電はないので、対車体9の絶縁抵抗は無限大である。従って、半導体スイッチング素子422のオン時にコンデンサ101a,101bを通って矢印の如く電流Iが流れるが、CT102を通る電流Iはゼロである。
【0038】
図4は、図3の動作波形図である。
図4において、Vabは図3の各相出力端子a,b間の電圧波形であり、電圧形インバータ4の直流入力電圧Vを振幅とする矩形波電圧である。
はコンデンサ101a,101bを流れる電流波形であり、電圧Vabの立ち上がり時及び電圧立ち下り時のdv/dtに応じてパルス状の電流が流れる。IはCT102を流れる漏電電流波形であり、前述の如く漏電していないためゼロになっている。
【0039】
図5は、インバータ4の出力側のB相の給電線64bが漏電した場合における図2の主要部を示す図であり、201bは給電線64bの漏電部を示す等価絶縁抵抗である。
半導体スイッチ部42の出力端子a,b間には図4と同じ電圧Vabが発生しており、この電圧Vabにより、半導体スイッチング素子424のオン時にコンデンサ101a及び等価絶縁抵抗201bを通って矢印の電流がCT102に流れる。
【0040】
図6は図5の動作波形図である。電流Iの波形において、電圧Vabの立ち上がり時及び立ち下り時のdv/dtに応じた電流が流れるのは図4と同じであるが、電圧Vabの波形に対応した漏電電流Iが等価絶縁抵抗201bに流れる。この漏電電流Iは、数式3によって表される。
【0041】
[数3]
=V/R〔A〕
ここで、V:インバータ4の直流入力電圧〔V〕
:漏電部の等価絶縁抵抗201bの抵抗値〔Ω〕
である。
【0042】
すなわちCT102には、図6のIで示すように、電圧Vabの立ち上がり時及び立ち下り時のdv/dtに応じた電流(図4におけるIに相当)と、数式3に示したIとの合成電流が流れる。なお、図6における電流IはCT102を流れる電流Iの平均値であり、その大きさをIrmとする。
【0043】
CT102を流れる電流Iは図2の電流検出回路103により検出され、ローパスフィルタ104により高周波成分を除去して平均化され、漏電検知回路105に入力される。
漏電検知回路105では、入力された電流値(図6におけるIrm)が規定値を超えたら漏電発生と判断し、車両制御装置8に信号を送って直流コンタクタ3の開放や警報の発生等の必要な保護処置を行う。
【0044】
なお、上記説明はB相の給電線64bの漏電時における動作であるが、A相の給電線64aや残りの一相(C相)の給電線64cの漏電時も動作はほぼ同様である。
また、図1の第1実施形態において、インバータ4の出力側の給電線64a,64b,64cが漏電した場合の漏電検知部110a,110b,110cの動作も、上記説明と実質的に同一であるため、説明を省略する。
【0045】
ここで、図1の第1実施形態では、インバータ4の給電線64a,64b,64cのうち、どの給電線を含む経路で漏電が発生したかを個別に検出できる利点がある。
【0046】
次に、図7は、第2実施形態において、漏電がインバータ4の入力側で発生した場合の主要部の説明図であり、正極側の給電線63Pにおける漏電を想定したものである。図7において、201Pは漏電部の等価絶縁抵抗である。
【0047】
この場合、インバータ4の出力端子a,b間の電圧Vabにより、半導体スイッチング素子421のオン時に等価絶縁抵抗201P、コンデンサ101a及びCT102を通って流れる電流は、矢印で示す通りとなる。この電流をCT102及び漏電検知部110により検出する動作は、図5、図6の場合と同じであるため、説明を省略する。また、負極側の給電線63Nにおける漏電時の動作も容易に想像されるため、説明を省略する。
更に、第1実施形態において、インバータ4の入力側の給電線63P,63Nが漏電した場合の漏電検知部110a,110b,110cの動作も、図7の場合と実質的に同一である。
【0048】
なお、上記各実施形態では、自動車を駆動する以前に(例えば交流コンタクタ5が開放されているか電動機10の動力を車輪(図示せず)に伝達していない状態で)、電圧形インバータ4を起動することにより、インバータ4の入力側または出力側の給電線等の漏電を予め検知することが可能であり、これによって電気システムの信頼性が大幅に向上する。
【0049】
図8は、本発明の第3実施形態を示す回路構成図である。この実施形態は、図17に示したような補助電池充電用の直流−直流コンバータを有する電気システムにおいて、直流−直流コンバータの直流給電線やインバータの交流給電線の漏電を検出する漏電検知システムに関するものである。
【0050】
図8において、91は図17,図18に示した2石フォワード方式の直流−直流コンバータである。このコンバータ91の正極側の直流給電線901Pはコンデンサ101Pを介して車体9に接続され、負極側の直流給電線901Nはコンデンサ101Nを介して車体9に接続されている。
コンデンサ101P,101Nと車体9との間には、CT 102P,102Nがそれぞれ接続されており、これらの二次側には、電流検出回路103P,103N、ローパスフィルタ104P,104N、漏電検知回路105P,105Nがそれぞれ順次接続され、漏電検知回路105P,105Nの出力側には車両制御装置8が接続されている。
なお、100Cは漏電検知装置、110P,110Nは漏電検知部である。
【0051】
上記直流−直流コンバータ91では、図17,図18と同様に、半導体スイッチング素子911P,911Nを数10kHz以上の高周波でスイッチングすることにより高周波絶縁変圧器913の高圧巻線913Pに高周波交流電圧を発生させる。そして、絶縁降圧された高周波交流電圧が低圧巻線913Sに発生し、この電圧が図18の整流器914により直流電圧に変換され、その後、平滑されて補助電池90に供給される。また、半導体スイッチング素子911P,911Nの通流率を制御することにより直流−直流コンバータ91の出力電圧を変化させ、補助電池90の充電電流を制御している。
上記の直流−直流コンバータ91の動作は、前述した如く周知であるため、詳細な説明を省略する。
なお、この実施形態における漏電検知動作は、後述する如く、第4実施形態の動作とほぼ同様である。
【0052】
図9は、本発明の第4実施形態を示す回路構成図であり、図8と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。
図8の実施形態との相違点は、図9に示した漏電検知装置100Dにおいて、コンデンサ101P,101Nの相互接続点を車体9に接続すると共に、前記相互接続点と車体9との間に接続されたCT 102の二次側に電流検出回路103、ローパスフィルタ104、漏電検知回路105を順次接続し、その出力側に車両制御装置8を接続した点であり、漏電検知部110を共通化した点である。
【0053】
次に、図9の実施形態の動作を説明する。
図10は、図9の主要部を示しており、直流給電線901P,901Nからの漏電がない場合の動作説明図である。なお、高周波絶縁変圧器913の高圧巻線913Pの両端を端子a,bとする。
この場合、直流給電線901P,901Nの車体9に対する絶縁抵抗は無限大であり、コンデンサ101P,101Nを通って電流Iが流れるが、CT102を通る電流Iはゼロである。
この時の電圧Vab、電流I,Iの波形は図4と同様であり、特に電圧Vabの波形は矩形波となっている。
【0054】
図11は、負極側の直流給電線901Nが漏電した場合における図9の主要部を示す図であり、201Nは直流給電線901Nの漏電部を示す等価絶縁抵抗である。
この場合、図4と同じ電圧Vabが高圧巻線913Pの両端に発生していると共に、半導体スイッチング素子911Pがオンすると、コンデンサ101P及び等価絶縁抵抗201Nを通って矢印の電流がCT102に流れる。
【0055】
この電流には、電圧Vabの波形に対応して等価絶縁抵抗201Nを流れる図6の漏電電流Iが含まれており、この漏電電流Iは、前述した数式3によって表される。なお、数式3におけるVは直流−直流コンバータ91の直流入力電圧(インバータ4の直流入力電圧に等しい)であり、数式3のRは漏電部の等価絶縁抵抗201Nの抵抗値と読み替えるものとする。
【0056】
図11のCT102には、前述した第2実施形態と同様に、図6のIで示す如く、電圧Vabの立ち上がり時及び立ち下り時のdv/dtに応じた電流(図4におけるIに相当)と、数式3に示したIとの合成電流が流れる。図6の電流IはCT102を流れる電流Iの平均値であり、その大きさはIrmである。
【0057】
CT102を流れる電流Iは図9の電流検出回路103により検出され、ローパスフィルタ104により高周波成分を除去して平均化され、漏電検知回路105に入力される。
漏電検知回路105では、入力された電流値(図6におけるIrm)が規定値を超えたら漏電発生と判断し、車両制御装置8に信号を送って図17における直流コンタクタ92の開放や警報の発生等の必要な保護処置を行うものである。
【0058】
上記説明は負極側の直流給電線901Nの漏電時における動作であるが、正極側の直流給電線901Pの漏電時も動作は同様である。
また、図8に示した第3実施形態において、直流給電線901P,901Nが漏電した場合のCT 102P,102N及び漏電検知部110P,110Nによる動作も、上記説明と実質的に同一であるため、説明を省略する。
【0059】
次に、図12は、第4実施形態において、インバータ4(半導体スイッチ部42)の出力側のB相の給電線64bが漏電した場合の主要部の説明図である。図12において、201bは漏電部の等価絶縁抵抗である。
図12では、図3と同様に半導体スイッチ部42の三相のうちA相,B相の二アームを示してある。また、半導体スイッチ部42の三相全ての半導体スイッチング素子には、還流ダイオードがそれぞれ逆並列に接続されているが、これらは図示を省略してある。
【0060】
給電線64bで漏電が発生すると、インバータ4の半導体スイッチング素子424及び直流−直流コンバータ91の半導体スイッチング素子911Pがオンすることにより、図12の矢印で示すようにコンデンサ101P及び等価絶縁抵抗201bを通って漏電電流が流れる。この電流はCT 102により検出され、以降の漏電検知部110により前記同様に検知動作が実行される。インバータ4のA相の給電線64aが漏電した場合や残りの一相(C相)の給電線64cが漏電した際の動作も容易に想像されるため、説明を省略する。
更に、第3実施形態において、インバータ4の出力側の給電線64a,64b,64cが漏電した場合には、CT 102P,102N及び漏電検知部110P,110Nが漏電を検知することになり、その動作は図12の場合と実質的に同一である。
【0061】
上記第3,第4実施形態において、自動車を駆動する以前に(例えば交流コンタクタ5が開放されているか電動機10の動力を車輪(図示せず)に伝達していない状態で)、直流−直流コンバータ91、更にはインバータ4を起動することにより、給電線等の通電部の漏電を予め検知することができ、これによって電気システムの信頼性が大幅に向上する。
【0062】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、車両駆動用インバータの交流出力電圧または直流−直流コンバータが有する絶縁変圧器の巻線に発生する交流電圧を漏電検装置の電源として使用するため、次の効果を期待することができる。
(1)漏電検装置の専用電源を不要とし、従来技術に比べて部品点数の減少、回路構成の簡略化、価格の低減が可能になる。
(2)インバータの出力電圧や直流−直流コンバータの絶縁変圧器による発生電圧を電源電圧として使用するため、作動信頼性が高い。
(3)自動車の駆動以前にインバータや直流−直流コンバータを起動することにより漏電検知を前もって実行可能であり、信頼性の高い電気システムを提供することができる。
【0063】
なお、上記説明は車載直流電源として二次電池を使用する場合を想定しているが、二次電池以外の直流電源、例えば、電解コンデンサ、電気二重層キャパシタ、燃料電池、整流器等をもちいる場合にも本発明を適用することができる。
更に、本発明は、高圧の車載直流電源を備えた電気駆動システムを有するハイブリッド自動車にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す回路構成図である。
【図3】非漏電時における図2の主要部を示す図である。
【図4】図3の動作波形図である。
【図5】インバータの出力側の漏電時における図2の主要部を示す図である。
【図6】図5の動作説明図である。
【図7】インバータの入力側の漏電時における図2の主要部を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す回路構成図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示す回路構成図である。
【図10】非漏電時における図9の主要部を示す図である。
【図11】直流−直流コンバータの直流給電線の漏電時における図9の主要部を示す図である。
【図12】本発明の第4実施形態におけるインバータの出力側の漏電時の動作説明図である。
【図13】電気自動車等における電気システムの回路構成図である。
【図14】第1の従来技術としての漏電検知システムの回路構成図である。
【図15】図14における正極側給電線の漏電時の動作説明図である。
【図16】図14における負極側給電線の漏電時の動作説明図である。
【図17】電気自動車等における他の電気システムの回路構成図である。
【図18】図17における直流−直流コンバータの回路構成図である。
【符号の説明】
1:主電池
2P,2N:ヒューズ
3:直流コンタクタ
4:インバータ
41:入力コンデンサ
42:半導体スイッチ部
5:交流コンタクタ
61P,61N,62P,62N,63P,63N,64a,64b,64c,901P,901N:給電線
8:車両制御装置
9:車体
90:補助電池
91:直流−直流コンバータ
910:コンデンサ
911P,911N:半導体スイッチング素子
912P,912N,914a,914b:ダイオード
913:高周波絶縁変圧器
913P:高圧巻線
913S:低圧巻線
914:整流器
915:電流平滑用リアクトル
916:電流平滑用コンデンサ
10:車両駆動電動機
100A,100B,100C,100D:漏電検知装置
101a,101b,101c,101P,101N:コンデンサ
102,102a,102b,102c,102P,102N:CT
103,103a,103b,103c,103P,103N:電流検出器
104,104a,104b,104c,104P,104N:ローパスフィルタ
105,105a,105b,105c,105P,105N:漏電検知回路
110,110a,110b,110c,110P,110N:漏電検知部
201b,201P,201N:等価絶縁抵抗

Claims (11)

  1. 車載直流電源の電力によりインバータを介し車両駆動電動機を駆動すると共に、前記電動機への給電線を含む通電部が車体に対して電気的に絶縁されてなる自動車の電気システムにおいて、
    前記インバータの交流出力側に発生する交流電圧を電源とする漏電検知装置を備え、
    この漏電検知装置は、
    前記インバータの交流出力側と前記車体との間に接続されたコンデンサと電流検出器との直列回路を有し、
    前記交流電圧を電源として、前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の前記車体への漏電を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  2. 請求項1に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    前記漏電検知装置は、
    前記インバータの交流出力側に星形結線されたコンデンサと、その中性点と前記車体との間に接続された電流検出器とからなる直列回路を備え、
    前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の漏電を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  3. 請求項1または2に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    自動車を駆動する以前に前記インバータを起動して前記通電部の漏電を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  4. 第1の車載直流電源の電力を絶縁型の直流−直流コンバータを介して第2の車載直流電源に供給すると共に、第1の車載直流電源からインバータを介し車両駆動電動機を駆動し、この電動機への給電線を含む通電部が車体に対して電気的に接続されてなる自動車の電気システムにおいて、
    2石フォワード方式の前記直流−直流コンバータを構成する半導体スイッチング素子をスイッチングすることにより、前記半導体スイッチング素子に直列接続された絶縁変圧器の第1の車載直流電源側の巻線に発生する交流電圧を電源とする漏電検知装置を備え、
    前記漏電検知装置は、
    前記絶縁変圧器の第1の車載直流電源側の巻線と前記車体との間に接続されたコンデンサと電流検出器との直列回路を備え、
    前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の前記車体への漏電を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  5. 請求項4に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    前記漏電検知装置は、
    前記絶縁変圧器の第1の車載直流電源側の巻線の両端間に互いに直列接続された複数のコンデンサと、これらのコンデンサの相互接続点と前記車体との間に接続された電流検出器とを備え、
    前記電流検出器に流れる電流値から前記通電部の漏電を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  6. 請求項4または5に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    自動車を駆動する以前に前記直流−直流コンバータを起動して前記通電部の漏電を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  7. 請求項〜6の何れか1項に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    前記電流検出器に流れる電流をローパスフィルタを介して検出し、この検出電流値が規 定値以上になった時に漏電発生を検知することを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  8. 請求項1〜3,7の何れか1項に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    車載直流電源の定格電圧が50V以上であることを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  9. 請求項1〜3,7,8の何れか1項に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    車載直流電源が、二次電池、電解コンデンサ、電気二重層キャパシタ、燃料電池、整流器の何れかであることを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  10. 請求項4〜7の何れか1項に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    第1の車載直流電源の定格電圧が50V以上であることを特徴とする自動車の漏電検知システム。
  11. 請求項4〜7,10の何れか1項に記載した自動車の漏電検知システムにおいて、
    第1の車載直流電源が、二次電池、電解コンデンサ、電気二重層キャパシタ、燃料電池、整流器の何れかであることを特徴とする自動車の漏電検知システム。
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